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技術 集中制御装置

出願人 オリンパス株式会社
発明者 前田頼人
出願日 2016年9月21日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2016-184488
公開日 2018年3月29日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2018-047025
状態 特許登録済
技術分野 内視鏡 手術・診断のための補助具
主要キーワード 表示画面装置 集中コントロール 集中表示 ルームライト 書き取り 環境輝度 タッチ操作信号 各被制御装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月29日)のものです。
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図面 (12)

課題

手術室において、照明環境が変化しても良好な視認性を確保した状態で集中操作画面表示を行い得る。

解決手段

手術室内の被制御機器パラメータ集中表示するタッチパネル21,22を制御し、手術室の部屋灯5、無影灯6の色設定値情報を取得する制御部51と、手術室の部屋灯5、無影灯6の色設定値に対応したタッチパネル21,22に係る色情報を設定する表示画面色テーブルを記録した記録部54と、を備え、制御部51は、部屋灯5、無影灯6の色設定値が変化した際に、記録部54に記憶した表示画面色テーブルに基づいて当該色設定値に対応した前記タッチパネル21、22に係る色情報を選択し、表示画面の色を切り替える。

概要

背景

従来、内視鏡等の手術において使用される医療機器を制御するシステムコントローラを採用した医療システムが提案されている。手術室には、医療機器(または手術装置)である例えば、内視鏡、ビデオプロセッサ電気メス気腹装置記録装置ディスプレイ等の種々の機器が存在する。

これら医療機器は、個々に操作可能であるが、手術中に術者ナースが各機器の位置まで移動して操作するのでは煩わしい。そこで、手術室内のこれら医療機器を一括して集中コントロールし、また、設定値等を集中的に表示するシステムコントローラ(集中制御装置)を備えた手術環境統合システムが知られるようになっている。

上述した手術環境統合システムは、複数の医療機器と通信可能であるとともに、各医療機器を集中操作するための操作パネルを備えている。この操作パネルの操作画面には、各医療機器の個別の操作画面、または複数の医療機器を統括して操作する操作画面等を表示させることができる。そしてユーザはシステムコントローラに接続された当該操作パネルを用いて、手術室内の各医療機器に対する操作および設定が可能となる(例えば、特開閉6−114065号公報(特許文献1))。

また、この種の操作パネルとしては、近年、いわゆるタッチパネル機能を有したものが知られており、このタッチパネルを用いて複数の医療機器を集中コントロールし、または、設定値を集中表示するようになっている。

一方、手術室には、手術室内を照らす照明(部屋灯)および、手術の術野を照らすための影ができないライト無影灯)等の照明装置が配設されている。この手術室においては、従来、手術シーン(手術進行にともなった場面)の変更に伴い、これら手術室の照明(部屋灯もしくは無影灯)の点灯消灯の制御、または、これら照明の明るさもしくは色合いを変更することが行われている。

特に近年の手術室においては、白色光だけでなく青、緑、または橙色等様々な色の部屋灯が用いられ、適材適所で明るさまたは色合いの設定値が変更されるようになっている。

ところで、上述したように、システムコントローラ(集中コントローラ)による集中コントロールおよび設定値の集中表示には、タッチパネル等の表示画面が用いられるようになっている。

ここで、上述したように、手術室の照明(前記部屋灯または無影灯)の明るさまたは色合いが変更され照明環境が変化すると、当該タッチパネル等の表示画面の視認性が悪くなる虞がある。術者が必要とする機器の設定値はあらゆるシーンにおいて、特に緊迫した手術シーンの中では、即座に認識する必要があるため、当該タッチパネル等の表示画面の視認性の悪化は避けることが望ましい。

この課題に対応するため、例えば、周囲照明環境の状況を検出し、この検出結果に応じて表示画面を制御することが考えられる。

例えば、特開2012−162126号公報(特許文献2)等においては、自動車運転時カメラを使って周囲の環境輝度を検出し、また運転者注視箇所にみることによって、その状況で補助画面輝度を変更可能な輝度制御装置が提案されている。

概要

手術室において、照明環境が変化しても良好な視認性を確保した状態で集中操作画面表示を行い得る。手術室内の被制御機器パラメータを集中表示するタッチパネル21,22を制御し、手術室の部屋灯5、無影灯6の色設定値情報を取得する制御部51と、手術室の部屋灯5、無影灯6の色設定値に対応したタッチパネル21,22に係る色情報を設定する表示画面色テーブルを記録した記録部54と、を備え、制御部51は、部屋灯5、無影灯6の色設定値が変化した際に、記録部54に記憶した表示画面色テーブルに基づいて当該色設定値に対応した前記タッチパネル21、22に係る色情報を選択し、表示画面の色を切り替える。

目的

本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、手術室において、照明環境が変化しても良好な視認性を確保した状態で集中操作画面表示を行い得る集中制御装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

手術で使用する少なくとも一つ以上の被制御機器集中制御する集中制御装置において、前記被制御機器に係る各パラメータ集中表示する表示画面装置を制御する表示制御部と、手術室内に配設された前記被制御機器を構成する照明機器であって設定された設定値に応じて選択的に遷移する照明特性に基づく照明光照射可能な照明機器における当該設定された設定値の情報を取得する設定値情報取得部と、前記設定値情報取得部において取得した前記設定値に対応した、前記表示画面装置の表示画面に係る色情報を設定するための表示画面色テーブルを記録した記録部と、を備え、前記表示制御部は、前記設定値情報取得部において取得した前記設定値が変化した際に、前記記録部に記憶した前記表示画面色テーブルに基づいて当該設定値に対応した前記表示画面に係る色情報を選択し、前記表示画面装置の前記表示画面を切り替え制御することを特徴とする集中制御装置。

請求項2

前記表示画面色テーブルにおける前記色情報は、前記設定値の情報に対応する前記表示画面の背景色およびフォントの色を含むことを特徴とする請求項1に記載の集中制御装置。

請求項3

前記照明機器は、手術室内を照明する部屋灯および無影灯を含むことを特徴とする請求項1に記載の集中制御装置。

請求項4

内視鏡信号処理装置からの映像信号により内視鏡モニタ背景色情報を取得する背景色情報取得部をさらに備え、前記記録部は、前記設定値に加えて前記背景色に対応した、前記表示画面装置の表示画面に係る色情報を設定するための表示画面色テーブルを記憶することを特徴とする請求項1記載の集中制御装置。

請求項5

前記記録部は、前記照明機器を含む少なくとも一つ以上の前記被操作機器に係る設定内容を記憶可能とし、前記表示制御部は、前記設定内容の変更に応じて、前記表示画面色テーブルに基づいて前記設定値に対応した前記表示画面に係る色情報を選択し、前記表示画面装置の前記表示画面を切り替え可能とすることを特徴とした請求項1−3のいずれか一項に記載の集中制御装置。

技術分野

0001

本発明は、集中制御装置、特に、複数の医療機器を集中的に遠隔制御することを可能とする集中制御装置に関する。

背景技術

0002

従来、内視鏡等の手術において使用される医療機器を制御するシステムコントローラを採用した医療システムが提案されている。手術室には、医療機器(または手術装置)である例えば、内視鏡、ビデオプロセッサ電気メス気腹装置記録装置ディスプレイ等の種々の機器が存在する。

0003

これら医療機器は、個々に操作可能であるが、手術中に術者ナースが各機器の位置まで移動して操作するのでは煩わしい。そこで、手術室内のこれら医療機器を一括して集中コントロールし、また、設定値等を集中的に表示するシステムコントローラ(集中制御装置)を備えた手術環境統合システムが知られるようになっている。

0004

上述した手術環境統合システムは、複数の医療機器と通信可能であるとともに、各医療機器を集中操作するための操作パネルを備えている。この操作パネルの操作画面には、各医療機器の個別の操作画面、または複数の医療機器を統括して操作する操作画面等を表示させることができる。そしてユーザはシステムコントローラに接続された当該操作パネルを用いて、手術室内の各医療機器に対する操作および設定が可能となる(例えば、特開閉6−114065号公報(特許文献1))。

0005

また、この種の操作パネルとしては、近年、いわゆるタッチパネル機能を有したものが知られており、このタッチパネルを用いて複数の医療機器を集中コントロールし、または、設定値を集中表示するようになっている。

0006

一方、手術室には、手術室内を照らす照明(部屋灯)および、手術の術野を照らすための影ができないライト無影灯)等の照明装置が配設されている。この手術室においては、従来、手術シーン(手術進行にともなった場面)の変更に伴い、これら手術室の照明(部屋灯もしくは無影灯)の点灯消灯の制御、または、これら照明の明るさもしくは色合いを変更することが行われている。

0007

特に近年の手術室においては、白色光だけでなく青、緑、または橙色等様々な色の部屋灯が用いられ、適材適所で明るさまたは色合いの設定値が変更されるようになっている。

0008

ところで、上述したように、システムコントローラ(集中コントローラ)による集中コントロールおよび設定値の集中表示には、タッチパネル等の表示画面が用いられるようになっている。

0009

ここで、上述したように、手術室の照明(前記部屋灯または無影灯)の明るさまたは色合いが変更され照明環境が変化すると、当該タッチパネル等の表示画面の視認性が悪くなる虞がある。術者が必要とする機器の設定値はあらゆるシーンにおいて、特に緊迫した手術シーンの中では、即座に認識する必要があるため、当該タッチパネル等の表示画面の視認性の悪化は避けることが望ましい。

0010

この課題に対応するため、例えば、周囲照明環境の状況を検出し、この検出結果に応じて表示画面を制御することが考えられる。

0011

例えば、特開2012−162126号公報(特許文献2)等においては、自動車運転時カメラを使って周囲の環境輝度を検出し、また運転者注視箇所にみることによって、その状況で補助画面輝度を変更可能な輝度制御装置が提案されている。

先行技術

0012

特開閉6−114065号公報
特開2012−162126号公報

発明が解決しようとする課題

0013

しかしながら、上述した特許文献2(特開2012−162126号公報)に記載された技術は、周囲環境として明るさ(輝度)のみの情報を用いるものであり、色合いを考慮するものではない。したがって、係る特許文献2の記載の技術を上述した手術環境統合システム、すなわち、手術室の照明の明るさおよび色合いが変化する照明環境の中でタッチパネルによる集中操作および集中表示を行い得る手術環境統合システムに適用した場合、以下に示す不都合が生じる虞がある。

0014

つまり、上述の如き手術室における照明環境においては、タッチパネルの表示画面上において、たとえ輝度の差が大きくても周囲の色と表示色が重なることで視認性が悪くなる虞があるが、特許文献2の記載の技術は周囲照明の「色合い」の変化については考慮するものではないため、色合いに係る視認性の悪化については対応することができない。

0015

また、特許文献2の如き技術においては、周囲照明環境の検出手段としてカメラを用いて輝度分布を取得するようにしているため、当該カメラ等のセンサを新たに構成要素とする必要がある。

0016

本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、手術室において、照明環境が変化しても良好な視認性を確保した状態で集中操作画面表示を行い得る集中制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0017

本発明の一態様の集中制御装置は、手術で使用する少なくとも一つ以上の被制御機器集中制御する集中制御装置において、前記被制御機器に係る各パラメータを集中表示する表示画面装置を制御する表示制御部と、手術室内に配設された前記被制御機器を構成する照明機器であって設定された設定値に応じて選択的に遷移する照明特性に基づく照明光照射可能な照明機器における当該設定された設定値の情報を取得する設定値情報取得部と、前記設定値情報取得部において取得した前記設定値に対応した、前記表示画面装置の表示画面に係る色情報を設定するための表示画面色テーブルを記録した記録部と、を備え、前記表示制御部は、前記設定値情報取得部において取得した前記設定値が変化した際に、前記記録部に記憶した前記表示画面色テーブルに基づいて当該設定値に対応した前記表示画面に係る色情報を選択し、前記表示画面装置の前記表示画面を切り替え制御する。

発明の効果

0018

本発明によれば、手術室において、照明環境が変化しても良好な視認性を確保した状態で集中操作画面表示を行い得る集中制御装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0019

図1は、本発明の第1の実施形態の集中制御装置を用いた医療システムの構成を示す図である。
図2は、第1の実施形態の集中制御装置およびその周辺部を示すブロック図である。
図3は、第1の実施形態の集中制御装置に接続されるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。
図4は、第1の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、タッチパネル表示画面用の表示画面色テーブルの一例を示す表図である。
図5は、本発明の第2の実施形態の集中制御装置に接続されるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。
図6は、第2の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、タッチパネル表示画面用の表示画面色テーブルの一例を示す表図である。
図7は、本発明の第3の実施形態の集中制御装置におけるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。
図8は、本発明の第4の実施形態の集中制御装置を用いた医療システムの構成を示す図である。
図9は、第4の実施形態の集中制御装置およびその周辺部を示すブロック図である。
図10は、第4の実施形態の集中制御装置におけるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。
図11は、第4の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、モニタ表示画面用の表示画面色テーブルの一例を示す表図である。

実施例

0020

以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。

0021

<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の集中制御装置(後述するシステムコントローラ3)を有する医療システム1の構成を示す図である。

0022

まず、図1を用いて手術室2に配置される医療システム1の全体構成を説明する。
図1に示すように、手術室2内には、患者48が横たわる患者ベッド10、部屋灯5、無影灯6および医療システム1等が配置される。また、医療システム1は、第1カート11および第2カート12を有している。

0023

第1カート11には、被制御装置である医療機器として例えば電気メス装置13、気腹装置14、内視鏡用カメラ装置15、光源装置16およびビデオプロセッサ17等の装置類と、二酸化炭素充填したガスボンベ18が載置されている。内視鏡用カメラ装置15は、カメラケーブル31aを介して第1の内視鏡31に接続される。

0024

なお、本実施形態においては被操作機器としてこれら各医療機器を例示してあるが、手術室2に配置可能な他の種々の機器を採用することができる。

0025

光源装置16は、ライトガイドケーブル31bを介して第1の内視鏡31に接続される。また、第1カート11には、モニタ19、第1タッチパネル21等が載置されている。モニタ19は、内視鏡画像等を表示する、例えばTVモニタである。

0026

第1タッチパネル21は、液晶ディスプレイ等の表示部とこの表示部上に一体的に設けられたタッチセンサにより構成され、非滅菌域にいる看護師等が操作するようになっている。

0027

また、第1タッチパネル21は、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な集中表示パネルとしての機能を有すると共に、システムコントローラ3に接続された複数の医療機器を集中コントロールし、集中操作装置としての機能を有する(第1タッチパネル21については後に詳述する)。

0028

さらに、第1カート11には、本第1の実施形態である集中制御装置であるシステムコントローラ3が載置されている。

0029

このシステムコントローラ3には、上述の部屋灯5、無影灯6、電気メス装置13、気腹装置14、内視鏡用カメラ装置15、光源装置16およびビデオプロセッサ17が、通信I/F53(図2参照)を介して所定の通信線により接続されている。

0030

またシステムコントローラ3には、ヘッドセット型マイク33が接続できるようになっており、システムコントローラ3はマイク33から入力された音声を認識し、術者の音声により各機器を制御できるようになっている。

0031

また、第1カート11には、第1の内視鏡31、電気メス装置13の処置具などに埋め込まれているIDタグにより、物の個別ID情報無線にて読み取り書き取りできるRFID(Radio Frequency Identification)端末35が設けられている。

0032

一方、第2カート12には、被制御装置である内視鏡用カメラ装置23、光源装置24、ビデオプロセッサ25、モニタ26および第2タッチパネル22等が載置されている。

0033

内視鏡用カメラ装置23は、カメラケーブル32aを介して第2の内視鏡32に接続される。また、光源装置24はライトガイドケーブル32bを介して第2の内視鏡32に接続される。さらにモニタ26は、内視鏡用カメラ装置23で取得した内視鏡画像等を表示する。

0034

第2タッチパネル22は、第1タッチパネル21同様に、液晶ディスプレイ等の表示部とこの表示部上に一体的に設けられたタッチセンサにより構成され、非滅菌域にいる看護師等が操作するようになっている。

0035

また、第2タッチパネル22は、第1タッチパネル21同様に、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な集中表示パネルとしての機能を有すると共に、システムコントローラ3に接続された複数の医療機器を集中コントロールし、集中操作装置としての機能を有する(第1タッチパネル22についても後に詳述する)。

0036

また、これら内視鏡用カメラ装置23、光源装置24およびビデオプロセッサ25は、第2カート12に載置された中継ユニット28に図示しない通信線を介して接続されている。

0037

ここでシステムコントローラ3は、第1カート11に搭載されている電気メス装置13、気腹装置14、カメラ装置15、光源装置16及びビデオプロセッサ17に加え、第2カート12に搭載されているカメラ装置23、光源装置24およびビデオプロセッサ25を集中制御することができるようになっている。

0038

そしてシステムコントローラ3とこれらの装置との間で通信が行われている場合、システムコントローラ3は、上述の第1タッチパネル21または第2タッチパネル22の液晶ディスプレイ上に、接続されている装置の設定状態または操作スイッチ等の設定画面を表示できるようになっている。

0039

さらに、システムコントローラ3は、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22における所定の操作スイッチが触れられて所定領域のタッチセンサが操作されることによって、所定の設定値等の変更の操作入力が行えるようになっている。

0040

リモートコントローラ30は、滅菌域にいる執刀医等が操作する第2集中操作装置であり、通信が成立している他の装置を、システムコントローラ3を介して操作することができるようになっている。

0041

またシステムコントローラ3は、ケーブル9により患者モニタシステム4に接続されている。この患者モニタシステム4は生体情報解析し、この解析結果を所要表示装置に表示させることができる。

0042

また、システムコントローラ3には、通信手段である赤外線通信ポート(図示せず)
が取り付けられている。この赤外線通信ポートは、モニタ19の近傍等の赤外線が照射しやすい位置に設けられ、システムコントローラ3との間がケーブルで接続されている。

0043

次に、上述したシステムコントローラ3、当該システムコントローラ3に接続される第1タッチパネル21、第2タッチパネル22および被操作機器である医療機器、特に、部屋灯5および無影灯6の構成について説明する。

0044

図2は、第1の実施形態の集中制御装置(システムコントローラ3)およびその周辺部を示すブロック図である。

0045

<システムコントローラ3の構成>
図2に示すようにシステムコントローラ3は、本発明の第1の実施形態の集中制御装置を構成し、手術室に配置された各種医療機器(被操作機器)と通信手段を介して接続され、これら各医療機器を集中操作するようになっている。

0046

具体的にシステムコントローラ3は、システムコントローラ全体を制御するCPU等のプロセッサによって構成された制御部51と、制御部51に接続され、集中制御操作画面を表示する前記第1タッチパネル21(第1カート11側)または第2タッチパネル22(第2カート12側)との間で通信を行うための表示I/F52と、被制御装置である上述した医療機器と通信を行うための通信I/F53と、制御部51に接続され所定情報(詳しくは後述する)を記憶するための記録部54と、を備える。

0047

なお、図2においては、システムコントローラ3に接続される被制御装置である医療機器として、無影灯6(無影灯制御部6a)、部屋灯5(部屋灯制御部5a)、電気メス装置13、光源装置16およびビデオプロセッサ17を挙げたが、通信I/F53を介してシステムコントローラ3に接続される被制御装置の種類はこれに限定されるものではない。

0048

制御部51は、システムコントローラ全体の動作を制御すると共に、通信1/F53を介して取得した機器のパラメータを表示1/F52を介して第1タッチパネル21等に与えて表示させることができる。また、制御部51は、表示1/F52を介して第1タッチパネル21から受信したタッチ操作信号に基づき、通信1/F53を介して上述した各被制御装置(医療機器)を集中操作することができるようになっている。

0049

ここでシステムコントローラ3は、ログオンすることによって各医療機器に対する集中操作を可能とし、ログオフすることで各医療機器に対する集中操作を終了するようになっている。

0050

また、本実施形態においては、制御部51は通信I/F53を介して、無影灯6または部屋灯5に設定された照明特性に係る設定値を取得することができるようになっている(詳しくは、後述する)。

0051

通信I/F53は、例えば、RS−232C等のシリアル通信によって信号の伝送を可能とし、制御部51から被制御装置を操作するための信号を前記被制御装置(医療機器)に送信することができる。

0052

表示I/F52は、GUIのための操作表示信号を生成して第1タッチパネル21、第2タッチパネル22に与えるようになっている。

0053

また表示I/F52は、第1タッチパネル21および第2タッチパネル22におけるタッチパネル画面背景画面)の色調およびフォント等の画面表示内容を変更することができる。

0054

すなわち表示I/F52は、無影灯6または部屋灯5の照明特性に係る設定値が変化し、制御部51が当該「設定値」の情報を取得し、かつ、制御部51が記録部54に記憶した表示画面色テーブルに基づいて当該設定値に対応した色情報を取得した際、当該色情報に基づいて第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の画面表示およびフォント色を変更するようになっている。

0055

記録部54は、制御部51に接続され、第1タッチパネル21、第2タッチパネル22等の操作表示を表示するための各種表示データが格納されている。制御部51の制御により読み出された表示データは、表示I/F52により第1タッチパネル21または第2タッチパネル22に与えられるようになっている。

0056

また、本実施形態においては、記録部54は、上述した無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る設定値に対応した、前記第1タッチパネル21、第2タッチパネル22等の表示画面装置の表示画面に係る色情報を設定するための表示画面色テーブル(図4参照)を記憶するようになっている。

0057

<第1タッチパネル21および第2タッチパネル22の構成>
図1図2に示すように第1タッチパネル21は第1カート11に配設され、一方、第2タッチパネル22は第2カート12に配設され、いずれも上述したように、液晶ディスプレイ等の表示部とこの表示部上に一体的に設けられたタッチセンサにより構成され、非滅菌域にいる看護師等が操作するようになっている。

0058

これら第1タッチパネル21、第2タッチパネル22は、制御部51の制御下に表示I/F52からの操作表示を表示画面上に表示するようになっている。そして第1タッチパネル21および第2タッチパネル22は、操作者がタッチパネルを介して操作表示の各表示部分をタッチ操作等することで、各表示部分へのGUI操作に対応した操作信号を発生して制御部51に出力するようになっている。

0059

このとき制御部51は、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22からの操作信号に基づいて、対応する被操作機器(医療機器)を制御するための制御信号を発生して、通信I/F53を介して対応する被操作機器(医療機器)に向けて出力するようになっている。

0060

また、制御部51は、通信I/F53を介して各被操作機器の動作状態を示す動作情報を取得し、第1タッチパネル21上または第2タッチパネル22上の操作表示を動作情報を反映させた表示に変更して表示させることもできる。

0061

例えば、制御部51は、操作表示として、被操作機器としていずれの医療機器を操作するかを選択するための機器選択表示、または、選択した被操作機器を操作するための表示等を第1タッチパネル21または第2タッチパネル22の表示画面に表示させることができるようになっている。さらに制御部51は、操作表示として、手技の終了を指示するための終了表示を表示させることができるようになっている。

0062

このように第1タッチパネル21および第2タッチパネル22は、手術中のあらゆるデータを選択的に表示させることが可能な集中表示パネルとしての機能を有すると共に、システムコントローラ3に接続された複数の医療機器を集中コントロールし、集中操作装置としての機能を有する。

0063

また第1タッチパネル21および第2タッチパネル22は、いずれも制御部51の制御下に表示I/F52に制御され、タッチパネル画面(背景画面)の色調およびフォント等の画面表示内容が変更可能となっている。

0064

また本実施形態においては、第1タッチパネル21および第2タッチパネル22は、制御部51および表示I/F52に制御され、制御部51において取得した前記設定値(無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る設定値)が変化した際に、前記記録部54に記憶した前記表示画面色テーブルに基づいて当該設定値に対応した色情報により表示画面が切り替えられるようになっている。

0065

<部屋灯5および無影灯6の構成>
上述したように、本実施形態のシステムコントローラ3を有する医療システム1が配設される手術室2には、無影灯6および部屋灯5が配設される。

0066

無影灯6は、被操作機器(医療機器)の一つであって手術室内に配設された照明機器であり、手術の術野を照らすための影ができないライト部を有している。この無影灯6は、無影灯制御部6aにより設定された設定値に応じて照明光の照明状態(照明特性)が制御されるようになっている。なお、本実施形態において、無影灯6はそのオンオフが制御されるようになっている。

0067

また、無影灯6に係る照明状態(照明特性)を決める前記設定値は、無影灯制御部6aに接続された無影灯コントローラ6b、または、システムコントローラ3における制御部51に接続された前記第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により設定されるようになっている。

0068

なお本実施形態において無影灯6はそのオン・オフのみが制御されるようになっているが、例えば、色温度が調整できるようなものであってもよい。

0069

一方、部屋灯5は、前記被操作機器(医療機器)の一つであって手術室内に配設された照明機器であり、手術室内を照らすルームライトである。この部屋灯5は、部屋灯制御部5aにより設定された設定値に応じて照明光の照明状態(照明特性)が制御されるようになっている。

0070

また、部屋灯5に係る照明状態(照明特性)を決める前記設定値は、部屋灯制御部5aに接続された部屋灯コントローラ5b、または、システムコントローラ3における制御部51に接続された前記第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により設定されるようになっている。

0071

本実施形態において部屋灯5は、複数種類の色(例えば、白色光、青色光緑色光橙色光等)による照明光のオン・オフが制御されるようになっている。すなわち、本実施形態において部屋灯5に係る照明特性は、複数種類の色特性およびそのオン・オフを含む。

0072

なお、本実施形態において部屋灯5は明るさ(この場合、照明光の明るさ(輝度))に関してはオン・オフのみの制御であるが、これに限らず、調光制御により明るさが制御されるものであってもよい。

0073

<第1の実施形態における表示画面色テーブル>
上述したように本実施形態においては、無影灯6および部屋灯5に係る照明状態(照明特性)を設定することができ、そして記録部54は、これら無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る設定値に対応した、前記第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の表示画面に係る色情報を設定するための「表示画面色テーブル」を格納するようになっている。

0074

図4は、第1の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、タッチパネル表示画面用の表示画面色テーブルの一例を示す表図である。

0075

図4に示すように本第1の本実施形態においては、無影灯6のオン・オフと、部屋灯5の複数種類の色(例えば、白色光、青色光、緑色光、橙色光等)による照明光のオン・オフとのそれぞれの組み合わせに対応して、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22に係る「画面の色」と「フォントの色」とが適宜対応付けられている。

0076

本実施形態においてこの「対応付け」は、手術室2内の照明環境(部屋灯5および無影灯6の照明特性に依存する)と、集中表示操作装置である第1タッチパネル21、第2タッチパネル22に係る視認性との関係を考慮して求められている。

0077

具体的には、いわゆる「色の三要素」、「補色関係」等の知見により得られる手法に基づいて、使用者にとって最も良好な視認性が得られる関係を導き出し、最適な関係を「表示画面色テーブル」として記録部54に格納する。

0078

例えば、無影灯6が「オン」状態であって、かつ、部屋灯5が「青色光のオン」状態であるとする。このとき手術室2における照明環境は「青色」であると考えられる。このとき、すなわち手術室2における照明環境が「青色」であるときに、集中表示操作装置である第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の「画面の色(背景色)」が「青色」に設定されてしまうと、手術室の照明環境「青色」に紛れてしまい、第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の視認性は悪化してしまう虞がある。

0079

この場合は、第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の「画面の色(背景色)」を、「青色」と補色関係(反対色関係)にある「橙色」に設定すると視認性が向上することが知られている。

0080

また、「画面の色(背景色)」が「橙色」に設定されている場合、「フォントの色」が「橙色」に設定されていると、当然に、文字判別することが困難になるため、この場合、「フォントの色」を別の色に設定することが望ましい。

0081

ここで、「画面の色(背景色)」が「橙色」に設定される場合、「フォントの色」を「白色」に設定したとすると、「橙色」の背景に対して「白色」の文字となるため、必ずしも視認性が良好であると言えない。このような場合、すなわち、「画面の色(背景色)」が「橙色」に設定されるような場合は、「フォントの色」を「黒色」に設定するとフォント(文字)の視認性が向上することが知られている。

0082

本実施形態の集中制御装置においては、上述した色の関係に鑑み、手術室2の照明状況(無影灯6および部屋灯5の照明特性)と、第1タッチパネル21、第2タッチパネル22における「画面の色」、「フォントの色」とを対応付け、予め「表示画面色テーブル」として記録部54に格納するようにしている。

0083

以上説明したように、本実施形態において制御部51は、表示I/F52と相俟って、上述した各被制御機器に係る各パラメータを集中表示する第1タッチパネル21、第2タッチパネル22等の表示画面装置を制御する表示制御部としての役目を果たす。

0084

また、本実施形態において制御部51は、通信I/F53と相俟って、手術室内に配設された医療機器特に、後述する部屋灯5、無影灯6等の照明機器において設定された設定値に応じて選択的に遷移する照明特性に基づく照明光を照射可能な照明機器における当該設定された設定値の情報を取得する設定値情報取得部としての役目を果たす。

0085

また本実施形態において記録部54には、前記制御部51において取得した前記設定値に対応した、前記第1タッチパネル21、第2タッチパネル22等の表示画面装置の表示画面に係る色情報を設定するための表示画面色テーブルを記録した記録部としての役目を果たす。

0086

さらに本実施形態において制御部51および表示I/F52は、制御部51において取得した前記「設定値」が変化した際に、記録部64に記憶した前記表示画面色テーブルに基づいて当該設定値に対応した色情報を選択し、第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の表示画面を切り替え制御する機能を果たす。

0087

<第1実施形態の作用>
次に、本第1の実施形態の集中制御装置の作用について説明する。

0088

図3は、第1の実施形態の集中制御装置に接続されるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートであり、図4は、第1の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、タッチパネル表示画面用の表示画面色テーブルの一例を示す表図である。

0089

まず、システムコントローラ3の電源をオンすると、制御部51の制御下にシステムコントローラ3における各回路稼働する。具体的に制御部51は、記録部54から操作表示の表示データを読出し、表示I/F52に与える。表示I/F52は、当該表示データに基づいて操作表示信号を生成して第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の表示画面に所定の初期画面を表示させる。

0090

例えば、初期画面では、システムコントローラ30にログオンするための術者選択画面および手技選択画面が表示される。そしてナース等は、システムコントローラ3による被操作機器の集中操作のために、術者および手技の選択操作を行ってログオンする。

0091

一方、無影灯コントローラ6b、または、前記第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により、無影灯制御部6aの制御下に無影灯6がオンされる。さらに、部屋灯コントローラ5b、または、前記第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により、部屋灯制御部5aの制御下に部屋灯5がオンされる。

0092

この状態において、無影灯コントローラ6b、部屋灯コントローラ5b、または、第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により、無影灯6または部屋灯5の設定に変更があったとする(ステップS1)。

0093

このとき制御部51は、通信I/F53を介して当該変更された「設定値」の情報を取得する(ステップS2)。そして制御部51は、記録部54に格納された前記「表示画面色テーブル(図4参照)」を読み出し、当該テーブルデータに基づいて、前記「設定値」に対応した色情報(「画面の色」および「フォントの色」)を取得する(ステップS3)。

0094

その後制御部51は、表示I/F52を制御して、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22の「画面の色」および「フォントの色」を当該取得した色情報に応じた色に変更する(ステップS4)。

0095

その後システムコントローラ3の電源がオフするまで前記ステップS1〜ステップS4を繰り返す(ステップS5)。

0096

以上説明したように本実施形態によると、システムコントローラ3において、無影灯および部屋灯の照明特性に係る「設定値」を取得し、システムコントローラ3の記録部54に予め記憶された「表示画面色テーブル」に基づいて当該「設定値」に対応した色情報(「画面の色」および「フォントの色」)を取得し、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22の背景色およびフォントの色を当該色情報に応じた色に変更するので、使用者にとって良好な視認性を得ることができ、即座に表示内容を認識することができるという効果を奏する。

0097

<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。

0098

本第2の実施形態の集中制御装置は、その基本的な構成は第1の実施形態と同様であり、システムコントローラ3の記録部54に格納する「表示画面色テーブル」の内容を異にするものである。したがって、ここでは第1の実施形態との差異のみの説明にとどめ、共通する部分の説明については省略する。

0099

<第2の実施形態における表示画面色テーブル>
図5は、本発明の第2の実施形態の集中制御装置に接続されるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートであり、図6は、第2の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、タッチパネル表示画面用の設定情報(表示画面色テーブル)の一例を示す表図である。

0100

本第2の実施形態の集中制御装置においても第1の実施形態と同様に、無影灯6および部屋灯5に係る照明状態(照明特性)を設定することができる。そして記録部54は、これら無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る設定値に対応した、前記第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の表示画面に係る色情報を設定するための「表示画面色テーブル」を格納するようになっている。

0101

図6に示すように本第2の本実施形態においては、「無影灯6のオン・オフ」、「部屋灯5の複数種類の色(例えば、白色光、青色光、緑色光、橙色光等)による照明光のオン・オフ」の設定値情報に加え、「部屋灯5の明るさ(輝度)」の設定値情報をそれぞれ組み合わせ、この組み合わせと、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22に係る「画面の色」、「画面の輝度レベル」および「フォントの色」とが適宜対応付けられている。

0102

本第2の実施形態においてもこの「対応付け」は、手術室内の照明環境(部屋灯5および無影灯6の照明特性に依存する)と、集中表示操作装置である第1タッチパネル21、第2タッチパネル22に係る視認性との関係を考慮して求められている。

0103

すなわち、第2の実施形態においてもいわゆる「色の三要素」、「補色関係」等の知見により得られる手法に基づいて、使用者にとって最も良好な視認性が得られる関係を導き出し、最適な関係を「表示画面色テーブル」として記録部54に格納するようになっている。

0104

<第2の実施形態の作用>
次に、本第2の実施形態の集中制御装置の作用について説明する。

0105

図5は、第2の実施形態の集中制御装置に接続されるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。

0106

まず、システムコントローラ3の電源をオンすると、第1の実施形態と同様に制御部51の制御下にシステムコントローラ3における各回路が稼働し、表示I/F52は第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の表示画面に所定の初期画面を表示させる。

0107

一方、無影灯6および部屋灯5がオンされた状態において、無影灯コントローラ6b、部屋灯コントローラ5b、または、第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により、無影灯6または部屋灯5の設定に変更があったとする(ステップS1)。

0108

なお、本第2の実施形態においては、部屋灯5の明るさ(輝度)の変化も設定値の変化情報となる。

0109

このとき制御部51は、通信I/F53を介して当該変更された「設定値」の情報を取得する(ステップS2)。そして制御部51は、記録部54に格納された前記「表示画面色テーブル(図6参照)」を読み出し、当該テーブルデータに基づいて、前記「設定値」に対応した色情報(「画面の色」、「画面の輝度」および「フォントの色」)を取得する(ステップS3A)。

0110

その後制御部51は、表示I/F52を制御して、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22の「画面の色」、「画面の輝度」および「フォントの色」を当該取得した色情報に応じた色に変更する(ステップS4A)。

0111

その後システムコントローラ3の電源がオフするまで前記ステップS1〜ステップS4Aを繰り返す(ステップS5)。

0112

以上説明したように本第2の実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果を奏すると共に、照明特性に係る「設定値」および「色情報」のパラメータを増やしたので、より良好な視認性を得ることが期待できる。

0113

<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。

0114

本第3の実施形態の集中制御装置は、その基本的な構成は第1の実施形態と同様であるが、本第3の実施形態の集中制御装置を有する医療システムは、手術の進行状況に応じて、無影灯6、部屋灯5などを含めた手術で使用する複数の機器の機能をワンタッチ設定変更一括設定)することを可能とする。

0115

そして、この一括設定の実行に応じて切り替えられる無影灯6、部屋灯5の設定に応じて、第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の「画面の色」、「フォントの色」等の画面表示内容を変更することを特徴とする。

0116

したがって、ここでは第1の実施形態との差異のみの説明にとどめ、共通する部分の説明については省略する。

0117

上述したように本第3の実施形態のシステムコントローラ3は、無影灯6および部屋灯5を含む複数の被操作機器(医療機器)の機能を、手術の進行状況に応じてワンタッチで一括設定することを可能とする。

0118

また、本第3の実施形態のシステムコントローラ3における記録部54には、これら無影灯6および部屋灯5を含む複数の被操作機器(医療機器)の機能を一括で設定するための種々の情報が格納されるようになっている。

0119

ここで、前記記録部54には、上述した種々の一括設定にそれぞれ応じた表示画面色テーブル(図4参照)を記憶するようになっている。具体的には、本第3の実施形態における記録部54には、一括設定の種別毎に、無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る設定値に対応した色情報、すなわち、前記第1タッチパネル21、第2タッチパネル22等の表示画面装置の表示画面に係る色情報を設定するための表示画面色テーブルを記憶するようになっている。

0120

そして本第3の実施形態のシステムコントローラ3における制御部51は、いずれかの一括設定の実行によって切り替えられる無影灯6および部屋灯5における設定状況に応じて、記録部54に格納した前記「表示画面用テーブル(第1、第2の実施形態における図4または図6に示すテーブルと同等のテーブル)から画面情報(色情報)を呼び出すようになっている。

0121

そして制御部51は表示I/F52を制御して、ワンタッチ操作(一括設定)をトリガに、複数の機器の設定だけでなく第1タッチパネル21、第2タッチパネル22に係る例えば、「画面の色」、「フォントの色」等の画面表示内容を変更するようになっている。

0122

<第3の実施形態の作用>
次に、本第3の実施形態の集中制御装置の作用について説明する。

0123

図7は、第3の実施形態の集中制御装置に接続されるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。

0124

まず、システムコントローラ3の電源をオンすると、第1の実施形態と同様に制御部51の制御下にシステムコントローラ3における各回路が稼働し、表示I/F52は第1タッチパネル21、第2タッチパネル22の表示画面に所定の初期画面を表示させる。

0125

一方、無影灯6および部屋灯5がオンされた状態において、上述の如き一括設定が実行されたとする(ステップS11)。ここで第3の実施形態における制御部51は、この一括設定の実行の際における無影灯6および部屋灯5の設定状況に変化が生じたとして(ステップS12)、記録部54に格納された前記「表示画面色テーブル(図4または図6参照)」からを当該一括設定の種別にそれぞれ対応した色情報を読み出す(ステップS13)。

0126

より具体的に前記制御部51は、当該一括設定の種別にそれぞれ対応した、無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る前記「設定値」に応じた色情報(「画面の色」および「フォントの色」等)を取得する(ステップS13)。

0127

その後制御部51は、表示I/F52を制御して、第1タッチパネル21または第2タッチパネル22の「画面の色」および「フォントの色」等を当該取得した色情報に応じた色に変更する(ステップS14)。

0128

その後システムコントローラ3の電源がオフするまで前記ステップS11〜ステップS14を繰り返す(ステップS15)。

0129

以上説明したように本第3の実施形態によると、複数機器の機能をワンタッチで設定変更(一括設定)する作用を実行し得る場合であっても、この一括設定の実行の際における無影灯6および部屋灯5の設定状況を取得することで、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。

0130

<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。

0131

本第4の実施形態の集中制御装置は、その基本的な構成は第1の実施形態と同様であるが、内視鏡画像を表示する内視鏡モニタの画面の色、フォントの色を考慮したことを特徴とする。したがって、ここでは第1の実施形態との差異のみの説明にとどめ、共通する部分の説明については省略する。

0132

図8は、本発明の第4の実施形態の集中制御装置を用いた医療システムの構成を示す図であり、図9は、第4の実施形態の集中制御装置およびその周辺部を示すブロック図である。

0133

図8図9に示すように、第4の実施形態のシステムコントローラ3Aは、第1の実施形態におけるシステムコントローラ3に対して、画像処理部55を備えることを特徴とする。

0134

また、図8図9に示すように、第4の実施形態においてビデオプロセッサ17には内視鏡が接続され、内視鏡において撮像した内視鏡画像を入力するようになっている。このビデオプロセッサ17には所定の画像処理回路(図示せず)が配設され、入力した前記内視鏡画像に対して所定の画像処理を施し出力するようになっている。

0135

前記ビデオプロセッサ17にはモニタ19が接続され、このモニタ19は、前記画像処理回路において画像処理された内視鏡画像を表示するようになっている。さらに当該モニタ19は、その表示画面の一部領域に被操作機器である各医療機器に係るパラメータを集中表示することを可能としている。

0136

ここで、例えば、手術室2における照明状況(主として部屋灯5および無影灯6における照明特性に依存する)が「青色」であって、モニタ19の表示画面における背景色が「橙色」の場合を考える。このとき、上述したパラメータの集中表示部分の色も「橙色」であると、使用者にとって視認性に問題が生じ、当該集中表示の内容を即座に判別することができない虞がある。

0137

本第4の実施形態の集中制御装置を備える医療システムは係る事情に鑑み、内視鏡画像を表示するモニタ上の背景色に対しても配慮することで、良好な視認性を確保するものである。

0138

具体的に第4の実施形態の集中制御装置におけるシステムコントローラ3Aは、前記画像処理部55を設ける。当該画像処理部55は、ビデオプロセッサ17からモニタ19に対して出力する撮像信号と同じ撮像信号を入力し、所定の画像処理を施すようになっている。

0139

すなわち画像処理部55は、入力した前記撮像信号に基づいて、各被操作機器(医療機器)のパラメータを集中表示する「集中表示部」の周辺部分における「背景色」を抽出する。また画像処理部55は抽出した「背景色」の情報を制御部51に伝達する。

0140

また第4の実施形態において制御部51は、第1の実施形態と同様に無影灯6および部屋灯5における照明特性に係る「設定値」の情報を取得すると共に前記画像処理部55からの「背景色」の情報を得るようになっている。

0141

さらに制御部51は、これら「照明特性に係る設定値の情報」および「集中表示部における背景色の情報」を取得し、システムコントローラ3Aの記録部54に予め記憶された「表示画面色テーブル」に基づいて当該「設定値」および「集中表示部における背景色」に対応した色情報(「表示の色」、「表示の輝度」および「フォントの色」)を取得し、モニタ19における「集中表示部」の表示色およびフォントの色を当該色情報に応じた色に変更するようになっている。

0142

<第4の実施形態における表示画面色テーブル>
図10は、第4の実施形態の集中制御装置におけるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートであり、図11は、第4の実施形態の集中制御装置における記録部に記憶する、モニタ表示画面用の表示画面色テーブルの一例を示す表図である。

0143

本第4の実施形態の集中制御装置においても第1の実施形態と同様に、無影灯6および部屋灯5に係る照明状態(照明特性)を設定することができる。そして記録部54は、これら無影灯6または部屋灯5における照明特性に係る「設定値」および上述した「集中表示部における背景色」に対応した、モニタ19の集中表示部に係る色情報を設定するための「表示画面色テーブル」を格納するようになっている。

0144

図11に示すように本第4の本実施形態においては、「無影灯6のオン・オフ」、「部屋灯5の複数種類の色(例えば、白色光、青色光、緑色光、橙色光等)による照明光のオン・オフ」の「設定値」の情報に、「部屋灯5の明るさ(輝度)」の「設定値」の情報を加え、さらに、上述した画像処理部55において取得した「集中表示部における背景色」の情報をそれぞれ組み合わせ、この組み合わせと、モニタ19に係る「表示の色」、「表示の輝度レベル」および「フォントの色」とが適宜対応付けられている。

0145

本第4の実施形態においてもこの「対応付け」は、手術室内の照明環境(部屋灯5および無影灯6の照明特性に依存する)と、集中表示装置であるモニタ19に係る視認性との関係を考慮して求められている。

0146

すなわち、第4の実施形態においてもいわゆる「色の三要素」、「補色関係」等の知見により得られる手法に基づいて、使用者にとって最も良好な視認性が得られる関係を導き出し、最適な関係を「表示画面色テーブル」として記録部54に格納するようになっている。

0147

<第4の実施形態の作用>
次に、本第4の実施形態の集中制御装置の作用について説明する。

0148

図10は、第4の実施形態の集中制御装置におけるタッチパネルの表示画面制御を示すフローチャートである。

0149

まず、システムコントローラ3Aの電源をオンすると、第1の実施形態と同様に制御部51の制御下にシステムコントローラ3Aにおける各回路が稼働する。ここで、画像処理部55は、入力した前記撮像信号に基づいて、各被操作機器(医療機器)のパラメータを集中表示する「集中表示部」の周辺部分における「背景色」を抽出する。また画像処理部55は抽出した「背景色」の情報を制御部51に伝達する。

0150

一方、無影灯6および部屋灯5がオンされた状態において、無影灯コントローラ6b、部屋灯コントローラ5b、または、第1タッチパネル21もしくは第2タッチパネル22等の操作により、無影灯6または部屋灯5の「設定値」の変更があった、または、「集中表示部」の周辺部分における「背景色」の変更があったとする(ステップS21)。

0151

このとき制御部51は、通信I/F53を介して当該変更された「設定値」の情報を取得するか、または、画像処理部55から「集中表示部」における「背景色」の情報を受信する(ステップS22)。

0152

そして制御部51は、記録部54に格納された前記「表示画面色テーブル(図11参照)」を読み出し、当該テーブルデータに基づいて、前記「設定値」または「背景色」に対応した色情報(「表示の色」、「表示の輝度レベル」および「フォントの色」)を取得する(ステップS23)。

0153

その後制御部51は、モニタ19の「表示の色」、「表示の輝度レベル」および「フォントの色」を当該取得した色情報に応じた色に変更する(ステップS24)。

0154

その後システムコントローラ3Aの電源がオフするまで前記ステップS21〜ステップS24を繰り返す(ステップS25)。

0155

以上説明したように本第4の実施形態によると、システムコントローラ3Aにおいて、無影灯および部屋灯の照明特性に係る「設定値」の情報、および、モニタ19における集中表示部の「背景色」の情報を取得し、システムコントローラ3Aの記録部54に予め記憶された「表示画面色テーブル」に基づいて当該「設定値」または「背景色」に対応した色情報(「表示の色」、「表示の輝度レベル」および「フォントの色」)を取得し、モニタ19の集中表示部の背景色およびフォントの色等を当該色情報に応じた色に変更するので、使用者にとって良好な視認性を得ることができ、即座に表示内容を認識することができるという効果を奏する。

0156

本発明は、上記各実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

0157

1…医用システム
2…手術室
3…システムコントローラ
5…部屋灯
5a…部屋灯制御部
5b…部屋灯コントローラ
6…無影灯
6a…無影灯制御部
6b…無影灯コントローラ
10…手術台
11…第1カート
12…第2カート
13…電気メス装置
14…気腹装置
15…内視鏡用カメラ装置
16…光源装置
17…ビデオプロセッサ
19…モニタ
21…第1タッチパネル
22…第2タッチパネル
51…制御部
52…表示I/F
53…通信I/F
54…記録部

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