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技術 実験動物用装置

出願人 株式会社日本医化器械製作所
発明者 雉鼻一郎
出願日 2016年9月23日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-185580
公開日 2018年3月29日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-046793
状態 特許登録済
技術分野 家畜,動物の飼育(1)(畜舎,鳥舎)
主要キーワード ダクト室 移送口 後部ダクト サランネット 密閉装置 差圧室 床下チャンバー 天井チャンバー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

専用の大がかりな施設を必要とせず、実験動物飼育装置から実験ブースへ移す際の実験者の負担を軽減するとともに実験動物の移送時の暴露・感染事故を抑制可能な実験動物用装置を提供する。

解決手段

本発明の実験動物用装置100は、実験動物の操作を行う実験ブース1と、一又は複数の飼育室20を有し実験ブース1に隣接して設けられる飼育ユニット2とを備えている。飼育室20は、実験ブース1の内部に開口する開口部21と、開口部21を開閉する扉23とを有する。

概要

背景

従来、実験動物を用いて実験を行う際には、実験動物を飼育装置から移送用ケージ移し換えて実験ブースに移動するようにしている。ところが、複数の実験動物に繰り返し同じ処理を施す場合など、飼育装置から移送用ケージへの移し換えや、飼育装置から実験ブースまでの移動の繰り返しが、実験者にとって大きな負担となる。また、実験者の集中力の低下により実験者が細菌やウイルスに感染する暴露事故や、SPF動物の感染が問題となる。

そこで、特許文献1では、複数の飼育ケージを備えた飼育装置を、飼育ケージの換気洗浄を行うジョイントから一体的に取外し、飼育装置ごとキャスターで移動する実験動物飼育装置が提案されている。

また、特許文献2では、中央に設けた動物実験室を取り囲むように多数の動物飼育室を配設することで、実験者の移動距離を短くする動物実験用施設が提案されている。

概要

専用の大がかりな施設を必要とせず、実験動物を飼育装置から実験ブースへ移す際の実験者の負担を軽減するとともに実験動物の移送時の暴露・感染事故を抑制可能な実験動物用装置を提供する。本発明の実験動物用装置100は、実験動物の操作を行う実験ブース1と、一又は複数の飼育室20を有し実験ブース1に隣接して設けられる飼育ユニット2とを備えている。飼育室20は、実験ブース1の内部に開口する開口部21と、開口部21を開閉する扉23とを有する。

目的

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、専用の大がかりな施設を必要とせず、実験動物を飼育装置から実験ブースへ移す際の実験者の負担を軽減するとともに、移送時の暴露・感染事故を抑制可能な実験動物用装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

実験動物の操作を行う実験ブースと、一又は複数の飼育室を有し前記実験ブースに隣接して設けられる飼育ユニットとを備え、前記飼育室は、前記実験ブースの内部に開口する開口部と、当該開口部を開閉する扉とを有する実験動物用装置。

請求項2

前記飼育室に収納される飼育ケージ床敷交換する床敷交換ブースを備え、前記床敷交換ブースは、前記実験ブースに隣接して設けられ、前記実験ブースの内部に開口して前記実験ブースから前記飼育ケージを受け入れ移送口を有する請求項1に記載の実験動物用装置。

請求項3

前記実験ブースは、上方から給気を行う給気ファンを備え、前記扉は、鉛直姿勢から下端側を跳ね上げるよう回動して開いたのち、前記飼育室の上壁に沿って前記飼育室の内部へスライドして収納される請求項1、又は請求項2に記載の実験動物用装置。

技術分野

0001

本発明は、実験動物飼育を行う飼育ユニットと、実験動物の解剖等を行う実験ブースの両方を備えた実験動物用装置に関する。

背景技術

0002

従来、実験動物を用いて実験を行う際には、実験動物を飼育装置から移送用ケージ移し換えて実験ブースに移動するようにしている。ところが、複数の実験動物に繰り返し同じ処理を施す場合など、飼育装置から移送用ケージへの移し換えや、飼育装置から実験ブースまでの移動の繰り返しが、実験者にとって大きな負担となる。また、実験者の集中力の低下により実験者が細菌やウイルスに感染する暴露事故や、SPF動物の感染が問題となる。

0003

そこで、特許文献1では、複数の飼育ケージを備えた飼育装置を、飼育ケージの換気洗浄を行うジョイントから一体的に取外し、飼育装置ごとキャスターで移動する実験動物飼育装置が提案されている。

0004

また、特許文献2では、中央に設けた動物実験室を取り囲むように多数の動物飼育室を配設することで、実験者の移動距離を短くする動物実験用施設が提案されている。

先行技術

0005

特開平6−276876号公報
特開平7−107873号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、特許文献1の装置や特許文献2の施設では、実験動物を実験ブースへ移す際の人や動物の感染を避けるため、実験者が移動する通路差圧室、実験ブースを設置した部屋等を全て空調する必要があるため、専用の大がかりな施設が必要になるという問題が有る。

0007

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、専用の大がかりな施設を必要とせず、実験動物を飼育装置から実験ブースへ移す際の実験者の負担を軽減するとともに、移送時の暴露・感染事故を抑制可能な実験動物用装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するためになされた発明は、実験動物の操作を行う実験ブースと、一又は複数の飼育室を有し前記実験ブースに隣接して設けられる飼育ユニットとを備え、前記飼育室は、前記実験ブースの内部に開口する開口部と、当該開口部を開閉する扉とを有する実験動物用装置である。

0009

このように、本発明の実験動物用装置は、実験ブースに隣接して飼育ユニットが設けられ、飼育室の開口部が実験ブースの内部に開口しているので、飼育室の扉を開放することで、実験動物を飼育室から外部空間を通すことなく実験ブースの内部へ直接移動させることができる。これにより、飼育装置から実験ブースへ実験動物を移動させる際の実験者の移動をなくすことができ、かつ、実験者の暴露事故や実験動物の感染を抑制することができる。

0010

本発明の実験動物用装置は、前記飼育室に収納される飼育ケージの床敷交換する床敷交換ブースを備え、前記床敷交換ブースは、前記実験ブースに隣接して設けられ、前記実験ブースの内部に開口して前記実験ブースから前記飼育ケージを受け入れ移送口を有することが好ましい。こうすることで、飼育ケージを実験ブースから床敷き交換ブースへ外部空間を通さず直接移送することができるため、飼育ケージを移送する際の実験者の移動を大幅に減らすことができ、かつ、飼育ケージの移動に伴う実験者の暴露事故を抑制することができる。

0011

前記実験ブースは、上方から給気を行う給気ファンを備え、前記扉は、鉛直姿勢から下端側を跳ね上げるよう回動して開いたのち、前記飼育室の上壁に沿って前記飼育室の内部へスライドして収納されることが好ましい。このように、跳ね上げた扉を飼育室内部へスライドさせて収納することで、扉が実験ブース内下降する空気の流れを遮断することを回避できる。

発明の効果

0012

以上説明したように、本発明の実験動物用装置によれば、大がかりな専用の施設を設けることなく、飼育装置から実験ブースまで飼育ケージを移送する際の実験者の移動を大幅に減らすことができ、かつ、飼育ケージの移動に伴う実験者の暴露事故や、実験動物の感染を抑制ができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の一の実施形態に係る実験動物用装置を示す正面図である。
図1の実験動物用装置の内部を透過して示した左側面図である。
図1の実験動物用装置の内部を透過して示した右側面図である。
図1の実験動物用装置の内部を示した平面図である。
図1の実験動物用装置の内部を示した左側面図である。
図1に示した飼育ユニットを示した部分正面図である。
図1の飼育室の内部を示した右側面図である。
図1の実験動物用装置の空調フロー図である。

実施例

0014

以下、適宜図面を用いながら、本発明の一の実施形態に係る実験動物用装置100について詳述する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限られるものではない。
実験動物用装置100は、塗装鋼板製の直方体箱体からなる躯体90の内部にステンレス鋼板で適宜に内装を施して形成され、実験動物の解剖等、実験操作を行う実験ブース1と、実験動物を飼育する飼育ユニット2と、実験動物を収容する飼育ケージ24,25の床敷(不図示)を交換するための床敷交換ブース3を備えている。実験ブース1、及び飼育ユニット2の上方、及び下方には、それぞれ、第1天井チャンバー4、及び第1床下チャンバー6が設けられ、床敷交換ブース3の上方、及び下方には、それぞれ、第2天井チャンバー5、及び第2床下チャンバー7が設けられている。また、図3に示すように、床敷交換ブース3の背後には、後部チャンバー8が設けられている。

0015

実験ブース1は、天壁11と、左壁12と、底壁をなす実験台13により囲まれ、前方(図1紙面手前側)、後方図1の紙面奥側)、及び右方図1の右側)に開口した略直方体の部屋からなる。実験ブース1の手前側の開口14は、図1に示すように、正面視矩形をなし、上縁から垂下する矩形の透明ビニール製のスライドカーテン15により開閉される。開口14の上側3分の1ほどは、スライドカーテン15とカーテンレールの間の隙間を塞ぐため、外側から透明ビニール16により覆われている。スライドカーテン15の下縁と実験台13の間は、飼育室20と略同じ高さの隙間17が設けられている。

0016

実験ブース1の天壁11には、図5に示すように、実験ブース1内を照らす蛍光灯11aと、第1天井チャンバー4から実験ブース1内へ給気を行う給気口11bが設けられている。

0017

実験ブース1の左壁12には、図2に示すように、動物用実験装置各部の温湿度照明の操作を行う操作部12aと、殺菌灯18とが設けられている。

0018

実験台13は、図4に示すように、前後方向(図4の上下方向)を短手とする長方形をなし、手前側(図4の下側)と、右側(図4の右側)の端縁に沿って設けられた側溝状の開口部13a,13bを有し、開口部13a,13bを塞ぐグレーチング13c,13dの長手方向に沿って並べられた多数のスリット13e,13e,…から実験ブース1内部の空気を排気する。グレーチング13c,13dの下面側にはサランネットフィルタが貼設されている。

0019

実験ブース3の右方の開口は、床敷交換ブース3の移送口31を構成する。移送口31には、スライドカーテン31aが設けられている。

0020

飼育ユニット2は、実験ブース1の後方に隣接して設けられ、実験ブース1の後方を塞いでいる。飼育ユニット2は、図6に示すように、左右2列、上下3段の計6室からなる飼育室20を有している。

0021

飼育室20は、図6に示したように、ステンレス鋼板製の箱体からなり、前方の開口部21を開閉する観音開き式外扉22と、跳ね上げ式内扉23とを備える。内扉23は中央に透明アクリル製の透視窓23aを有している。内扉23は、図7に示すように、跳ね上げたのち、ベアリング付の回動軸23bを飼育室20の左右の側壁の上部に設けられたレール23cに沿って走行させることによりスライドして、飼育室20の上壁に沿って収容される。
飼育室20の内部には、図4に示すように、飼育ケージ24,25が収納されている。飼育ケージ24は、ラット等の中型の実験動物を収容するもので、飼育室20に1個が収容される。飼育ケージ25は、マウス等の小型の実験動物を収容するもので、飼育室20に2個が収容可能である。飼育ケージ24,25は、半透明樹脂製の容器からなるケース本体24a,25aと、その上部開口を塞ぐ金網24b,25bとを備えている。
また、飼育室20は、図2に示すように、後部上方から室内を照らす昼夜切替用のLED照明20cが設けられている。

0022

飼育室20は、図4に示すように、左右の側壁のうち一方の側面に給気口20aを、他方の側壁に排気口20bを有し、側壁の外側に設けられたダクト室26,28を介して給排気が行われる。また、飼育室20の背後、及び上下の飼育室20,20の間(図5参照)には、飼育室20の保温を行うための空気を循環するダクト室27が設けられている。飼育室20に対し下流側となるダクト室28の前面には、図6に示すように、実験ブース1内から吸気を行う吸気孔28aが設けられている。

0023

床敷交換ブース3は、図4に示すように、ステンレス鋼板により形成された前方に開口する直方体状の部屋からなり、実験ブース1、及び飼育ユニット2の右方に隣接して設けられている。床敷交換ブース3は、実験ブース1から飼育ケージ24,25を受け入れる移送口31と、移送された飼育ケージ24,25を載置して床敷の交換作業を行う作業台32と、前方の開口34と、開口34を塞ぐスライドカーテン15とを備えている。作業台32は、床敷交換ブース3の底壁をなすとともに、上面が実験ブース1の実験台13の上面と面一に設けられている。スライドカーテン15と作業台32の間には、飼育室20と略同じ高さの隙間37が設けられている。

0024

図4に示すように、飼育ユニット2と、床敷交換ブース3の間には、隔壁19が設けられる一方で、実験ブース1と床敷交換ブース3は、移送口31により連通している。図3に示すように、床敷交換ブース3の右壁33には、殺菌灯38が設けられ、後壁35の35aには、加湿器66に純水を供給する給水タンク36が載置されている。

0025

作業台32は、図3に示すように、前縁に沿って、側溝状の開口部32aを有し、図4に示すように、開口部32aを塞ぐグレーチング32cの長手方向に沿って並列された多数のスリット32eから床敷交換ブース3内部の空気を排気する。また、作業台32は、後方へ跳ね上げることで、その下方の第2床下チャンバー7を上方の床敷交換ブース3に対し開放する大蓋32fと、中央の小蓋32gとを有している。

0026

第1天井チャンバー4は、図2に示すように、直方体の箱状をなし実験ブース1と飼育ユニット2の上に載置されている。第1天井チャンバー4は、前壁ナイロン不織布製のプレフィルタを設けた吸気口43を備え、内部に給気ファン41と、HEPAフィルタ42とを備えている。

0027

第2天井チャンバー5は、図3に示すように、直方体の箱状をなし、床敷交換ブース3の上に載置されている。第2天井チャンバー5は、前側(図3の左側)の給気室54と、後側(図3の右側)の排気室55の2室に区切られており、給気室54は、内部に給気ファン51と、HEPAフィルタ52とを備え、前壁に設けられた吸気口53(図1参照)から空気を吸引する。排気室55は、側面に排気口56を有し、後部チャンバー8から流送された空気を排気する。

0028

第1床下チャンバー6には、図1に示すように、飼育室20内に給気を行う飼育室内給気ファン61と、飼育室20から排気を行う飼育室内排気ファン62と、ダクト室27へ空気を循環させる循環ファン63(図8参照)と、飼育室20、及びダクト室27へ供給する空気の冷却、加熱、加湿を行う冷却ユニット64、ヒータ65、加湿器66が設けられている。飼育室内給気ファン61から飼育室20へは、HEPAフィルタ67を介して空気が供給される。

0029

第2床下チャンバー7には、図3に示すように、廃棄密閉装置71と、密閉した廃棄物を収容する廃棄物用ストッカー72が備えられている。廃棄物密閉装置71は、小蓋32gを(図4参照)介して、第2床下チャンバー7に投入された使い古しの床敷等の廃棄物をヒートシーラー71bにより樹脂製チューブ71aに封入する。

0030

後部チャンバー8は、図3に示すように、排気プレフィルタ81aと、光触媒ユニット81と、排気ファン82とが設けられ、後部ダクト室69を介して、第1床下チャンバー6、及び第2床下チャンバー7から流入した空気を脱臭滅菌処理し、排気室55を介して排気口56から排出する。

0031

次に、実験動物用装置100の使用方法、及び各部の構成による作用・効果について説明する。まず、飼育ユニット2で実験動物を飼育する際には、操作部12aを操作して、飼育室20の温湿度や照明の点消灯時刻照度等を設定したのち、飼育ユニット2の運転を開始する。飼育ユニット2の運転を開始すると、第1天井チャンバー4の給気ファン41と、第1床下チャンバー6の飼育室内給気ファン61、飼育室内排気ファン62、及び循環ファン63と、後部チャンバー8の排気ファン82が起動して、第1天井チャンバー4の吸気口43から給気ファン41、HEPAフィルタ42、給気口11bを介して、実験ブース1に空気が供給される。併せて、スライドカーテン15と実験台13の間の隙間17からも実験ブース1内に空気が吸引される。

0032

実験ブース1内へ供給された空気は、一部が吸気孔28a(図6参照)からダクト室28に吸引され、他の一部は、実験台13の開口部13a,13b(スリット13e)から第1床下チャンバー内へ排出される。
ダクト室28に吸引された空気は、図8に示すように、冷却ユニット64、ヒータ65により温度調節された後、その一部が、循環ファン63を介してダクト室27へ流送され、飼育室20の保温を行う。また、この温度調節された空気の他の一部は、加湿器66で加湿され、飼育室内給気ファン61、HEPAフィルタ67、ダクト室26を経て、給気口20aから飼育室20内へ供給されたのち、排気口20bからダクト室28に排出される。ダクト室28に排出された空気は、一部がプレフィルタ62aを介して飼育室内排気ファン62により、第1床下チャンバー6に排出され、実験ブース1から開口部13a,13bを経て第1床下チャンバー6に流入した空気と共に、排気プレフィルタ81a、光触媒ユニット81による処理を経て、排気ファン82により、実験動物用装置100の外部へ排出される。
そして、飼育室20の室内環境が所定の温湿度に達したら、飼育ケージ24,25に入れた実験動物を、スライドカーテン15の隙間17を介して、実験ブース1に搬入したのち、外扉22、内扉23を開放して、飼育室20に収容する。内扉23を開放する際は、跳ね上げて開放した後、飼育室20内へスライドさせて収容する。こうすることで、内扉23が、実験ブース1内を下降する空気を妨げることを回避できる。

0033

次に、実験動物を用いて実験を行う際には、外扉22、及び内扉23を開放し、実験動物の入った飼育ケージ24,25を取り出して、実験台13に載置する。
このように、飼育室20が実験ブース1に隣接しているので、実験者は移動することなく、実験動物を飼育室20から実験ブース1へ移すことができる。
また、飼育室20の内部と実験ブース1の内部が連通しているので、実験動物を飼育室20から実験ブース1へ外部空間を通すことなく移動させることができ、実験者や実験動物が感染することを抑制できる。

0034

飼育ケージ24,25の床敷きを交換する際には、給気ファン51を起動して、吸気口53から第2天井チャンバー5へ空気を取り込み、この空気をHEPAフィルタ52を介して床敷交換ブース3へ供給する。床敷交換ブース3へ供給された空気は、開口部32a(スリット32e)から、第2床下チャンバー7内に排出され、排気ファン82により、後部チャンバー8を介して、実験動物用装置100の外部へ排出される。
給気ファン51を起動したら、実験動物の入った古い飼育ケージ24,25を上記の要領で実験ブース1へ取り出し、並行して、洗浄・消毒を済ませて新しい床敷きを敷いた新しい飼育ケージ24,25を隙間17から実験ブース1内へ搬入する。続けて、古い飼育ケージ24,25から実験動物を取り出し、新しい飼育ケージ24,25に移し替える。実験動物を収容した新しい飼育ケージ24,25は、飼育室20へ戻し、実験動物を取り出した古い飼育ケージ24,25は、移送口31を通して床敷交換ブース3へ搬入する。
この際、実験台13と作業台32は、上面が面一に設けられているので、実験台13から作業台32へ飼育ケージ24,25を滑らせて移動させることができる。
飼育ケージ24,25を床敷交換ブース3に搬入すると、飼育ケージ24,25内部の床敷きや動物の毛、などの廃棄物を取り出し、作業台32の小蓋32gを開放して、床敷きを樹脂製チューブ71a内に投入する。そして、廃棄物密閉装置71のヒートシーラー72bをフットスイッチ71cにより操作して、廃棄物をシールする。廃棄物を処理して空になった飼育ケージ24,25は、隙間37から床敷交換ブース3の外側へ取り出し、洗浄・殺菌処理を行うための設備に移送する。

0035

このように、床敷交換ブース3は、実験ブース1と隣接して設けられているので、実験者がほとんど移動することなく床敷きの交換作業を行うことができる。また、床敷交換ブース3は、移送口31を介して実験ブース1と内部が連通しているので、飼育ケージ24,25を、実験ブース1から床敷交換ブース3まで外部を通すことなく移送できる。

0036

本発明の実験動物用装置は、上記の実施形態に限らず、例えば、実験ブース、動物飼育ユニット、及び床敷交換ブースを互いに着脱自在に設け、予算に応じ順次に買い揃えられるようにしてもよい。また、本発明の実験動物用装置は、床敷交換ブースを備えなくともよいし、飼育室の内扉は、跳ね上げ式でなくともよい。

0037

実験動物用装置100
実験ブース1
飼育ユニット2
飼育室20
開口部21
内扉(扉)23
床敷交換ブース3
移送口31
給気ファン41

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