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技術 NC加工用データ作成支援装置、作成支援方法、及び作成支援プログラム

出願人 株式会社神崎高級工機製作所
発明者 相良侑典永射淳一田中尚
出願日 2016年9月15日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-180596
公開日 2018年3月22日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2018-045504
状態 特許登録済
技術分野 数値制御 工作機械の自動制御
主要キーワード 円形筒 最小移動距離 半径減少量 入力パラメータデータ 落込み量 各角度位置 データ作成支援装置 パラメータ設定モード
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

NC加工データ作成支援装置において、データ作成作業の工数低減入力間違いの低減及びその特定の容易化を図ることである。

解決手段

NC加工用データ作成支援装置は、筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援する。NC加工用データ作成支援装置は、ユーザによるNC加工用データの数値の入力を受け付ける入力部と、入力部により入力されたNC加工用データの数値と、NC加工用データから作成されたワークのワーク画像51とを同時または同時的にディスプレイ20に表示させる制御装置とを含む。

概要

背景

ワークからエンジン用ピストン等の非円形または円形の筒状外形を有する製品を作るために、NC加工装置を用いて、非円形または円形の筒状外形を有するようにワークを加工する場合がある。この場合、ワークの加工後の筒状外形を特定する形状データを、データ作成支援装置で作成することが知られている。

例えば、データ作成支援装置を用いて、ユーザがディスプレイに表示された表に筒状外形を表す数値マトリクスデータの形状データとして入力することが考えられる。このとき、その入力の完了後にユーザが表の表示を終了させた後に、形状データに基づいて作成された筒状外形を表す画像がグラフィック表示される。

特許文献1には、NCデータ生成プログラムを記憶したデータ生成装置が記載されている。この装置では、表計算ソフトウエアで作成された加工データシート記憶装置に読み込まれる。加工データシートには、ピストンの非円形部の形状データが記述されている。データ演算手段では、NCデータ変換プログラムに、データシートで与えられた数値を適用し、形状データに基づいてNC加工装置に与えるデータを演算する。形状データの検討処理では、データシートで与えられた非円形形状のマトリクスデータが画面にグラフィック表示される。

概要

NC加工用データ作成支援装置において、データ作成作業の工数低減入力間違いの低減及びその特定の容易化をることである。NC加工用データ作成支援装置は、筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援する。NC加工用データ作成支援装置は、ユーザによるNC加工用データの数値の入力を受け付ける入力部と、入力部により入力されたNC加工用データの数値と、NC加工用データから作成されたワークのワーク画像51とを同時または同時的にディスプレイ20に表示させる制御装置とを含む。

目的

形状ファイルの保存は、入力された形状データのまとまりを1つのファイル名が付されたファイルに保存することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、前記ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援装置であって、ユーザによる前記NC加工用データの数値の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された前記NC加工用データの数値と、前記NC加工用データから作成された前記ワークのワーク画像とを同時または同時的にディスプレイに表示させる制御装置とを備える、NC加工用データ作成支援装置。

請求項2

請求項1に記載のNC加工用データ作成支援装置において、前記制御装置は、前記入力部の操作によって、前記ディスプレイに表示された前記NC加工用データの数値が修正され、修正後の前記NC加工用データで前記ワーク画像を更新する更新指示の入力があったときに、前記ディスプレイにおける前記ワーク画像について、修正後の前記NC加工用データにより修正された前記ワーク画像を表示させる、NC加工用データ作成支援装置。

請求項3

請求項1または請求項2に記載のNC加工用データ作成支援装置において、前記制御装置は、前記NC加工用データとともに前記NC加工装置に送信するためのNC加工用パラメータを示す特定入力パラメータデータと、前記NC加工装置で設定された対応するパラメータデータである特定加工パラメータデータとを取得し、前記入力部によって前記NC加工装置へ前記NC加工用データを送信する指示があったときに、全部の前記特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が対応する前記特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と一致する場合には前記NC加工装置に対する前記NC加工用データの送信を実行し、少なくとも一部の前記特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が対応する前記特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と不一致である場合には前記NC加工装置に対する前記NC加工用データの送信を禁止する、NC加工用データ作成支援装置。

請求項4

筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、前記ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援方法であって、コンピュータの入力部によって、ユーザによる前記NC加工用データの数値の入力を受け付けるステップと、前記入力部により入力された前記NC加工用データの数値と、前記NC加工用データから作成された前記ワークのワーク画像とを、前記コンピュータにより同時または同時的にディスプレイに表示させるステップとを含む、NC加工用データ作成支援方法。

請求項5

請求項4に記載のNC加工用データ作成支援方法において、ユーザによる前記入力部の操作によって、前記ディスプレイに表示された前記NC加工用データの数値が修正され、修正後の前記NC加工用データで前記ワーク画像を更新する更新指示の入力があったときに、前記コンピュータにより、前記ディスプレイにおける前記ワーク画像について、修正後の前記NC加工用データにより修正された前記ワーク画像を表示させるステップとを含む、NC加工用データ作成支援方法。

請求項6

請求項4または請求項5に記載のNC加工用データ作成支援方法において、前記NC加工用データとともに前記NC加工装置に送信するためのNC加工用パラメータを示す特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容と、前記NC加工装置で設定された対応するパラメータデータである特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容とを、前記コンピュータにより取得するステップと、前記入力部によって前記NC加工装置へ前記NC加工用データを送信する指示があったときに、全部の前記特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が対応する前記特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と一致する場合には前記コンピュータにより前記NC加工装置に対する前記NC加工用データの送信を実行し、少なくとも一部の前記特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が対応する前記特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と不一致である場合には前記コンピュータにより前記NC加工装置に対する前記NC加工用データの送信を禁止するステップとを含む、NC加工用データ作成支援方法。

請求項7

筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、前記ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援プログラムであって、入力部によって、ユーザによる前記NC加工用データの数値の入力を受け付けるステップと、前記入力部により入力された前記NC加工用データの数値と、前記NC加工用データから作成された前記ワークのワーク画像とを、同時または同時的にディスプレイに表示させるステップとを、コンピュータに実行させるための、NC加工用データ作成支援プログラム。

請求項8

請求項7に記載のNC加工用データ作成支援プログラムにおいて、ユーザによる前記入力部の操作によって、前記ディスプレイに表示された前記NC加工用データの数値が修正され、修正後の前記NC加工用データで前記ワーク画像を更新する更新指示の入力があったときに、前記ディスプレイにおける前記ワーク画像について、修正後の前記NC加工用データにより修正された前記ワーク画像を表示させるステップとを、前記コンピュータに実行させるための、NC加工用データ作成支援プログラム。

請求項9

請求項7または請求項8に記載のNC加工用データ作成支援プログラムにおいて、前記NC加工用データとともに前記NC加工装置に送信するためのNC加工用パラメータを示す特定入力パラメータデータと、前記NC加工装置で設定された対応するパラメータデータである特定加工パラメータデータとを取得するステップと、前記入力部によって前記NC加工装置へ前記NC加工用データを送信する指示があったときに、全部の前記特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が対応する前記特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と一致する場合には前記NC加工装置に対する前記NC加工用データの送信を実行し、少なくとも一部の前記特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が対応する前記特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と不一致である場合には前記NC加工装置に対する前記NC加工用データの送信を禁止するステップとを、前記コンピュータに実行させるための、NC加工用データ作成支援プログラム。

技術分野

0001

本発明は、筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援装置、作成支援方法及び作成支援プログラムに関する。

背景技術

0002

ワークからエンジン用ピストン等の非円形または円形の筒状外形を有する製品を作るために、NC加工装置を用いて、非円形または円形の筒状外形を有するようにワークを加工する場合がある。この場合、ワークの加工後の筒状外形を特定する形状データを、データ作成支援装置で作成することが知られている。

0003

例えば、データ作成支援装置を用いて、ユーザがディスプレイに表示された表に筒状外形を表す数値マトリクスデータの形状データとして入力することが考えられる。このとき、その入力の完了後にユーザが表の表示を終了させた後に、形状データに基づいて作成された筒状外形を表す画像がグラフィック表示される。

0004

特許文献1には、NCデータ生成プログラムを記憶したデータ生成装置が記載されている。この装置では、表計算ソフトウエアで作成された加工データシート記憶装置に読み込まれる。加工データシートには、ピストンの非円形部の形状データが記述されている。データ演算手段では、NCデータ変換プログラムに、データシートで与えられた数値を適用し、形状データに基づいてNC加工装置に与えるデータを演算する。形状データの検討処理では、データシートで与えられた非円形形状のマトリクスデータが画面にグラフィック表示される。

先行技術

0005

特許第4284491号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記のように、ディスプレイにおける表の表示が終了した後に、形状データに基づいて作成された外形を表す画像がグラフィック表示される場合には、ユーザが数値に基づく形状を確認する度に、数値が示される表の表示を終了させる必要がある。この場合には、データの作成作業が煩雑になる。また、数値の入力間違い発見しにくく、かつ、入力間違いがある数値の特定が困難である。特許文献1にはデータシートで与えられるマトリクスデータを画面にグラフィック表示させることが記載されているだけであり、同様の不都合が生じる。

0007

本発明の目的は、NC加工用データ作成支援装置、作成支援方法、及び作成支援プログラムにおいて、データ作成作業の工数低減、入力間違いの低減及びその特定の容易化を図ることである。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係るNC加工用データ作成支援装置は、筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、前記ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援装置であって、ユーザによる前記NC加工用データの数値の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力された前記NC加工用データの数値と、前記NC加工用データから作成された前記ワークのワーク画像とを同時または同時的にディスプレイに表示させる制御装置とを備える。

0009

本発明に係るNC加工用データ作成支援方法は、筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、前記ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援方法であって、コンピュータの入力部によって、ユーザによる前記NC加工用データの数値の入力を受け付けるステップと、前記入力部により入力された前記NC加工用データの数値と、前記NC加工用データから作成された前記ワークのワーク画像とを、前記コンピュータにより同時または同時的にディスプレイに表示させるステップとを含む。

0010

本発明に係るNC加工用データ作成支援プログラムは、筒状外形を有するようにワークを加工するための、NC加工装置に送信するデータであり、前記ワークの外形を特定するNC加工用データの作成を支援するNC加工用データ作成支援プログラムであって、入力部によって、ユーザによる前記NC加工用データの数値の入力を受け付けるステップと、前記入力部により入力された前記NC加工用データの数値と、前記NC加工用データから作成された前記ワークのワーク画像とを、同時または同時的にディスプレイに表示させるステップとを、コンピュータに実行させるための、NC加工用データ作成支援プログラムである。

発明の効果

0011

本発明に係るNC加工用データ作成支援装置、作成支援方法、及び作成支援プログラムによれば、入力部により入力されたNC加工用データの数値と、NC加工用データから作成されたワーク画像とが同時または同時的にディスプレイに表示される。これにより、データ作成作業の工数低減、入力間違いの低減及びその特定の容易化を図れる。

図面の簡単な説明

0012

本発明に係る実施形態のNC加工用データ作成支援装置の構成図である。
NC加工用データ作成支援装置で作成支援プログラムを実行させた場合におけるディスプレイでのトップページの表示を示す図である。
実施形態において、形状データの数値の入力と、形状データに基づくワークの半径方向外側から見た形状とが、ディスプレイに表示された状態を示す図である。
実施形態において、形状データの数値の入力と、形状データに基づくワークの断面形状とが、ディスプレイに表示された状態を示す図である。
実施形態のNC加工用データ作成支援方法におけるモード変更方法を説明するためのフローチャートである。
図5において形状入力モードに移行した場合における、形状データの入力に基づくワーク画像の表示方法を説明するためのフローチャートである。
実施形態の別例のNC加工用データ作成支援方法において、プログラム送信モードを説明するためのフローチャートである。

実施例

0013

以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。以下において、複数の実施形態または変形例などが含まれる場合、複数の実施形態または変形例における各構成要素の特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。以下で説明する形状、数量、数値などは、説明のための例示であって、被加工物であるワーク及びNC加工用データ作成支援装置の仕様により適宜変更が可能である。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。

0014

図1は、実施形態のNC加工用データ作成支援装置10の構成図である。図2は、NC加工用データ作成支援装置10で作成支援プログラムを実行させた場合におけるディスプレイ20でのトップページの表示を示す図である。図3は、形状データの数値の入力と、形状データに基づくワークの半径方向外側から見た形状とが、ディスプレイ20に表示された状態を示す図である。図4は、形状データの数値の入力と、形状データに基づくワークの断面形状とが、ディスプレイ20に表示された状態を示す図である。

0015

NC加工用データ作成支援装置10は、コンピュータにより構成される。NC加工用データ作成支援装置10は、非円形の筒状外形を有するようにワークを加工するためのNC加工装置30に送信するNC加工用データの作成を支援する。コンピュータは、デスクトップ型ラップトップ型等のパーソナルコンピュータである。コンピュータの種類は限定されないが、NC加工装置30から離れた位置でデータを作成した後に、NC加工装置30の付近持ち運びケーブル線でNC加工装置30に接続してデータを送信することが容易に行えることが好ましい。この面から、コンピュータは、ラップトップ型等の軽量で小型な構造とすることが好ましい。以下、NC加工用データ作成支援装置10は「支援装置10」と記載する場合がある。

0016

支援装置10は、入力部11、制御装置12、及びディスプレイ20を含んで構成される。入力部11は、キーボード及びマウス等のポインティングデバイスを含む。入力部11は、キーボードだけでもよい。入力部11は、ユーザによるNC加工用データの数値の入力を受け付ける。入力部11で受け付けた数値は、制御装置12に送信される。

0017

制御装置12は、CPU(図示せず)、記憶部13等を含んで構成される。記憶部13は、メモリ等の内部記憶部及び外部記憶装置の一方または両方を含む。記憶部13には、NC加工用データ作成支援プログラムが記憶される。以下、NC加工用データ作成支援プログラムは、「支援プログラム」と記載する場合がある。支援プログラムは、例えばWindows(登録商標形式のOSソフトが稼働するパーソナルコンピュータにおいて、実行可能な実行ファイルに含まれる。例えば、Windows(登録商標)上で実行ファイルを開くことにより、支援プログラムが実行される。これにより、図2に示すように、「NC加工プログラム作成支援システム」のトップページがディスプレイ20の画面上に表示される。

0018

このトップページでは、ディスプレイ20の画面上でユーザが、マウスカーソルまたはキーボード等で、複数の枠部21,22,23,24,25の内から1つを選択して指示することを可能とする。例えば、複数の枠部21,22,23,24,25には、「形状入力」「形状ファイル保存」「NC加工用パラメータ設定」「プログラム作成」「プログラム送信」がそれぞれ示される。そして、「形状入力」の枠部21の内側をユーザが選択して指示することで、データ作成の入力が指示され、画面が切り替わって、後述の図3図4に示すように、ワークの形状データの数値の入力が可能となる。

0019

また、支援装置10は、NC加工装置30で読み取り可能なNC読み取りプログラムの作成を支援する。「NC読み取りプログラム」は、NC加工用データを含むプログラムである。NC読み取りプログラムは、支援装置10で作成された後に、NC加工装置30に支援装置10をケーブル線31で接続した状態で、NC加工装置30の制御装置に送信することが可能である。NC加工装置30の制御装置がNC読み取りプログラムを読み取ることにより、NC加工装置30において、NC加工用データに基づいてワークの切削加工を行うことが可能である。

0020

NC加工用データは、ピストン等の非円形の断面形状の筒状外形を有するように加工後のワークの外形を特定する形状データである。例えば、加工後のワークの外形のうち、少なくとも軸方向一部の範囲である非円形筒部では、軸方向における任意の複数位置である複数の高さ位置において断面が規定される。このとき、各断面は楕円形状である。なお、加工後のワークにおいて、一部またはすべての断面は楕円でなく真円となるようにしてもよい。以下では各断面が楕円形状であるワークを加工する場合を説明するが、ワークを断面円形に加工することもできる。ワークの非円形筒部の外形は、各断面において中心軸周りの一定角度間隔各角度位置における半径方向についての真円である基準円からの減少量、すなわち落込み量で規定される。

0021

後述する図3図4では、ワークの非円形筒部50の外形が、原点Oからの高さ(図3上下方向位置)がA1からA13で規定された13個の断面1〜13によって規定される。そして、各断面において、中心軸周りの一定角度間隔(例えば20度)の各角度位置における半径方向についての真円である基準円からの減少量、すなわち落込み量で、非円形筒部50が規定される。図3は、図4において0度の角度での直径である長手方向寸法が左右方向長さとなるように、ワークの非円形筒部50の半径方向外側から見た形状を示している。図3では、基準円の半径がB0であり、例えば高さA1で設定される断面1における半径方向についての落込み量はB1である。図4は、断面1を軸方向一方側から見た形状を実線αで示しており、中心軸C周りの角度に応じて、断面1の長径を直径とする真円を基準円(図4二点鎖線Dで示す円)とした場合にその基準円からの半径方向の減少量が変化して楕円状となっている。図4では、断面1における図3の半径B0の基準円を二点鎖線Eで示しているが、この二点鎖線Eは省略してもよい。図4では、図3に示す落込み量B1も示している。また、図4では、参考として、260度における半径減少量C14を示しているが、このC14を示す矢印は実際の画面では表示しない。なお、図3では、形状データが高さA1からA13までと、非円形筒部50の一部の高さについてのデータだけが入力されており、それに伴って、非円形筒部の外形の一部だけが示されている。

0022

図1に戻って、支援装置10の制御装置12は、画像作成部14、表示制御部15、プログラム作成部16、プログラム送信部17を有する。画像作成部14は、入力部11により入力されたNC加工用データの数値から、例えば図3図4に示すような非円形筒部50のワーク画像51,52を作成する。例えば、図3図4の左側の表では、表示の初期状態で高さ、落込み量、半径減少量が空欄となっており、入力部11であるキーボードを使ってそれぞれの欄に数値が入力される。

0023

画像作成部14は、図3図4の表53,54において、それぞれの欄に入力された数値に基づいて各断面の外周端を接続するように半径方向外側から見たワーク画像51(図3)と、軸方向一方側から見た各断面のワーク画像52(図4)とを作成する。

0024

表示制御部15は、画像作成部14によって作成されたワーク画像51,52と、入力部11により入力されたNC加工用データの数値とを、同時または同時的にディスプレイ20に表示させるように、ディスプレイ20を制御する。このとき、図3図4に示すように、入力部11により入力された数値は、図3図4の各表53,54の対応する欄に表示される。図3では、ワーク画像51の左側に各断面1〜20に応じた高さ、落込み量を表示させるための表53が示される。また、ワーク画像51は枠55内に表示されており、その枠55内には、ディスプレイ20で表示させる中心軸C周りの角度を選択するための角度選択部56と、更新ボタンに相当する更新指示部57とが表示される。ディスプレイの表示部は、例えば液晶表示部である。

0025

角度選択部56の角度は、キーボードを用いて変更することが可能である。そして、角度選択部56の角度を変更した後、更新指示部57をポインティングデバイス等の入力部11により指示することで、表示制御部15(図1)は、その変更後の角度に応じたワーク画像に表示を変更する。

0026

また、図3の表示において、高さ及び落込み量の数値を入力した後、高さ及び落込み量のいずれか1つ以上の数値を、入力部11を用いて変更可能とする。その後、更新指示部57が入力部11によって指示されたときに、画像作成部14(図1)はその変更後の数値に応じた画像を作成し、表示制御部15はその画像をディスプレイ20に表示させる。

0027

具体的には、制御装置12の記憶部13は、入力部11によって入力されたNC加工用データと、画像作成部14で作成されたワーク画像のデータとを記憶する。そして、入力部11の操作によって、ディスプレイ20に表示されたNC加工用データの数値が修正され、更新指示部57が指示されたときに、ディスプレイ20におけるワーク画像について、修正後のNC加工用データで修正されたワーク画像を表示させる。このとき、更新指示部57を指示することは、修正後のNC加工用データでワーク画像を更新する更新指示の入力があったことに相当する。

0028

また、図4では、ワーク画像52の左側に各角度に応じた半径減少量を表示させるための表54が示される。また、ワーク画像52は枠58内に表示されており、その枠58内には、ディスプレイ20で表示させる断面の断面番号を選択するための断面選択部59と、更新指示部60とが表示される。断面選択部59の断面番号は、キーボードを用いて変更することが可能である。断面選択部59の断面番号を変更した後、更新指示部60をポインティングデバイス等の入力部11で指示することで、表示制御部15(図1)は、その変更後の断面に応じた断面形状に、ワーク画像の表示を変更する。また、図4の表示において、表54に半径減少量の数値を入力した後、半径減少量の数値を、入力部11(図1)を用いて変更可能とする。その後、更新指示部60が入力部11で指示されたときに、画像作成部14はその変更後の数値に応じた画像を作成し、表示制御部15はその画像をディスプレイ20に表示させる。

0029

このように実施形態では入力部11の入力によってディスプレイ20において、入力した数値と、ワーク画像51,52とを同時または同時的に表示させることができる。これにより、入力した数値と、ワーク画像とが異なる時期でディスプレイに表示される場合と異なり、データ作成作業の工数低減と入力間違いの低減とを図れる。また、入力間違いがあった場合に、ワーク画像がユーザの期待した形状から大きく外れることをすぐに目視で確認できるので、入力間違いのある数値の特定の容易化を図れる。

0030

なお、図3図4では、説明を分かりやすくするために、枠55,58の内側において、矢印、破線、符号を示しているが、実際の表示ではこれらの矢印、破線、符号は省略される。また、図3図4において、ワーク画像51,52を含む枠55,58を表示させる第1ファイルと、入力された数値を表示可能な表53,54を表示させる第2ファイルとが異なる実行ファイルであってもよい。そして、入力部11によって形状入力が指示されることに伴って、図3または図4に対応する第1ファイル及び第2ファイルが自動的に同時または同時的に開くことで、ディスプレイ20にワーク画像と表とが同時または同時的に表示されてもよい。

0031

また、制御装置12のプログラム作成部16(図1)は、NC加工装置30で読み取り可能なプログラムであって、NC加工用データと入力パラメータデータとを含むプログラムであるNC読み取りプログラムを作成する。このとき、NC加工用データは、入力部11により入力されたワーク外形を示す形状データに基づいて演算、すなわち変換されたデータであってもよい。

0032

また、入力パラメータデータは、入力部により入力されるデータであり、NC加工用データとともに、NC加工装置30に送信するためのNC加工用パラメータを示すデータである。入力パラメータデータには、各種の加工条件のデータが含まれる。例えば、入力パラメータデータは、X,Y,Z、C軸について設定される最小移動距離を含むことができる。X軸及びY軸は、ワークの軸方向に対し直交する平面において直交する2軸方向の軸である。Z軸は、ワークの軸方向と一致する軸であり、C軸は、ワークの回転軸であり、ワークの回転角度を示す軸である。また、入力パラメータデータは、入力部によりユーザに入力されるデータには限定しない。入力パラメータデータは、NC読み取りプログラムを作成する際に用いるパラメータを示すものであればよく、予め支援プログラムにおいて設定されていてもよい。

0033

制御装置12(図1)は、ユーザの入力部11の操作によって図2の形状ファイル保存が指示されることで、ワークの形状データを特定のファイル名のファイルに保存する。また、制御装置12は、図2のNC加工用パラメータ設定が指示されることで、入力パラメータデータの入力画面(図示せず)をディスプレイ20に表示させる。そして、その入力画面で必要な入力パラメータデータの値等の内容を、キーボード等を用いて入力可能とする。また、プログラム作成部16は、図2のプログラム作成が指示されることにより、形状定義ファイルにおけるデータと、入力パラメータデータとから、NC読み取りプログラムを作成する。

0034

また、プログラム送信部17は、図2のプログラム送信が指示されたときに、支援装置10とNC加工装置30の制御装置とがケーブル線で接続されたことを条件に、NC読み取りプログラムをNC加工装置30の制御装置に送信する。これにより、NC加工装置30がNC読み取りプログラムを読み込むことができる。送信終了後には、支援装置10とNC加工装置30との接続を切り離すことができる。NC加工装置30は、その後、ユーザの所定の操作に応じて、読み込んだNC読み取りプログラムのNC加工用データ及び入力パラメータデータに基づいてワークの加工を行う。

0035

次に、図5図6を用いてNC加工用データ作成支援方法を説明する。図5は、実施形態のNC加工用データ作成支援方法におけるモード変更方法を説明するためのフローチャートである。図6は、図5において形状入力モードに移行した場合における、形状データの入力に基づくワーク画像の表示方法を説明するためのフローチャートである。以下、NC加工用データ作成支援方法は、「データ作成支援方法」と記載する場合がある。

0036

データ作成支援方法は、NC加工用データの作成を支援する方法であり、入力受付ステップと、表示ステップとを含む。「入力受付ステップ」は、支援装置10の入力部11によって、ユーザによるNC加工用データの数値の入力を受け付ける。また、「表示ステップ」は、入力部11により入力されたNC加工用データの数値と、NC加工用データから作成されたワーク画像とを、支援装置10により同時または同時的にディスプレイ20に表示させる。また、データ作成支援方法は、第2表示ステップを含む。「第2表示ステップ」は、ユーザによる入力部の操作によって、ディスプレイ20に表示されたNC加工用データの数値が修正され、更新指示部57,60の指示によって更新が指示されたときに、支援装置10により修正ワーク画像を表示させる。このとき、支援装置10は、ディスプレイ20におけるワーク画像について、修正後のNC加工用データによって修正された修正ワーク画像を表示させる。

0037

具体的には、図5に示すステップS11で、図2に示すトップページに対応して形状入力の指示があるか否かを判定する。このとき、トップページに表示されたメニューリストにより新規作成モード修正モードとが選択可能であってもよい。新規作成モードは形状データを新規で入力することが可能なモードである。修正モードは、既に入力済みの形状データを持って保存されたファイルを読み出して、そのファイルにおける形状データの修正を行うことが可能なモードである。以下では、ステップSはSと記載する。S11の判定結果がYESである場合には、S12で形状入力モードへ移行する。

0038

図6に示すように、形状入力モードに移行すると、S21において、入力受付ステップとして、入力部11によって複数種類の形状データの入力を受け付ける。このとき、図3図4への移行前の画面として、図3に示す第1入力画面と、図4に示す第2入力画面とのいずれかの表示を選択可能な画面が表示されてもよい。そして、第1入力画面または第2入力画面で、一部または全部の空欄への数値の入力後において、更新指示部57,60が指示されることにより、S22(図6)に移行する。

0039

S22では、記憶ステップとして、第1入力画面及び第2入力画面の一方または両方に入力されたNC加工用データである形状データを、画像作成用データとして記憶部13(図1)に記憶する。例えば、記憶部13に画像作成用記憶領域が設定され、その領域に形状データが記憶されてもよい。

0040

次いで、S23では、画像作成部14で画像作成用データとしての形状データに基づいてワーク画像を作成する。その後、表示ステップとして、第1入力画面または第2入力画面において、入力部により入力された形状データの数値と、形状データから作成されたワーク画像とを、同時または同時的にディスプレイ20に表示させる。このとき、ワーク画像はグラフィック表示される。これにより、ユーザが入力された数値に応じたワーク画像の形状を容易に確認できる。

0041

次いで、S24では、入力画面において、データの数値が修正され、更新が指示されたか否かを判定する。S24の判定結果がYESの場合には、S25で記憶部13に記憶された画像生成用データとしての形状データを、修正された数値のデータによって修正する。このとき、更新が指示されたときに入力画面に入力されている数値のデータの全部を、画像生成用データとして記憶部に記憶されている数値のデータの全部と置き換えるようにしてもよい。また、S24では、制御装置12は、データの数値の修正の有無を判断せず、更新の指示によって入力画面に入力されている数値のデータの全部を、画像生成用データとして記憶部に記憶されている、対応する数値のデータと置き換えるようにしてもよい。

0042

そして、S26において、記憶部に画像生成用データとして記憶されている形状データによって、修正ワーク画像を作成する。その後、第2表示ステップとして、第1入力画面または第2入力画面において、入力部により入力された形状データの数値と、修正ワーク画像とを、同時または同時的にディスプレイ20に表示する。これにより、ユーザは、修正した数値に応じたワーク画像を、その数値と同時または同時的に確認できるので、入力間違いを低減できるとともに、データの修正作業の効率化を図れる。S26の処理の後はS24に戻る。

0043

一方、S24において判定結果がNOの場合には、S27で形状入力モードの終了が入力部によって指示されたか否かを判定する。例えば、図3または図4の入力画面でファイルを閉じる、またはメニューバー等に表示されたメニューリスト(図示せず)から終了の指示を選択することにより、形状入力モードの終了を指示可能な構成とすることができる。なお、図3及び図4のそれぞれの入力画面では、メニューリストにおける所定の指示によって、互いに別の画面へ切り替え可能としてもよい。

0044

S27の判定結果がYESの場合には、図5のS11の処理に移行する。S27の判定結果がNOの場合にはS24に戻って処理を繰り返す。

0045

一方、図5のS11の判定結果がNOの場合には、S13で形状ファイルの保存の指示があるか否かを判定する。このとき、図2に示すトップページに対応して形状ファイルの保存の指示があるか否かを判定する。形状ファイルの保存は、入力された形状データのまとまりを1つのファイル名が付されたファイルに保存することである。図2の画面で上部にメニューリストを表示してそのメニューリストから形状ファイルの保存を指示可能な構成としてもよい。

0046

S13の判定結果がYESの場合には形状ファイルが、特定のファイル名で保存される(S14)。形状ファイルは、後述する読み取りプログラムの作成で使用される。S14の処理後は、S11に戻る。なお、図5図6の処理において、NC加工プログラム作成システムの処理の終了がいずれかの段階で指示された場合には、データ作成の処理が終了される。例えば、図2の画面において実行ファイルが閉じられる、またはシステムの終了が指示されることで処理が終了される。

0047

また、図5のS13の判定結果がNOの場合には、S15でNC加工用パラメータの設定の指示があるか否かを判定する。このとき、図2に示すトップページに対応してNC加工用パラメータの設定の指示があるか否かを判定する。図2の画面で上部にメニューリストを表示してそのメニューリストからNC加工用パラメータの設定を指示可能な構成としてもよい。

0048

S15の判定結果がYESの場合には、S16でNC加工用パラメータ設定モードへ移行して、NC加工用パラメータの設定画面がディスプレイに表示され、各種の加工条件等の入力パラメータデータにおける数値の入力が可能となる。S16の処理後は、S11に戻る。

0049

また、S15の判定結果がNOの場合には、S17でNC読み取りプログラムの作成の指示があるか否かを判定する。このとき、図2に示すトップページに対応してプログラム作成の指示があるか否かを判定する。S17の判定結果がYESの場合には、S18でプログラム作成モードへ移行する。プログラム作成モードでは、形状ファイルに保存された形状データと、NC加工用パラメータ設定モードで設定された入力パラメータデータとを合わせて、NC加工装置30で読み取り可能なプログラムを作成する。このとき、プログラム作成部16は、入力された形状データから外形の情報を細かく設定するようにNC加工用データを演算し、その演算したNC加工用データをNC読み取りプログラムに組み合わせてもよい。

0050

S17の判定結果がNOの場合には、S19でプログラム送信の指示があるか否かを判定する。このとき、図2に示すトップページに対応してプログラム送信の指示があるか否かを判定する。S19の判定結果がYESの場合には、S20でプログラム送信モードへ移行する。プログラム送信モードでは、プログラム作成モードで作成されたNC読み取りプログラムをNC加工装置30の制御装置に送信する。S19の判定結果がNOの場合にはS11に戻る。S16,S18,S20の処理後でもS11に戻る。

0051

また、図6におけるS21の入力受付ステップと、S23の表示ステップとは、支援プログラムを実行することにより行うことができる。支援プログラムは、入力受付ステップと表示ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。

0052

また、支援プログラムの実行により、図6におけるS26の第2表示ステップをコンピュータにより実行させることもできる。

0053

上記の構成によれば、入力部11により入力されたNC加工用データの数値と、NC加工用データから作成されたワーク画像とが同時または同時的にディスプレイ20に表示される。これにより、データ作成作業の工数低減、入力間違いの低減及びその特定の容易化を図れる。

0054

図7は、実施形態の別例のNC加工用データ作成支援方法において、プログラム送信モードを説明するためのフローチャートである。本例の支援装置10(図1)では、図1から図6の構成において、制御装置12が、特定入力パラメータデータ及びNC加工装置で設定されたパラメータデータのパラメータの内容が一致するか否かを判定する。具体的には制御装置は、特定入力パラメータデータのある項目を示すパラメータの内容が、NC加工装置30において設定された、対応するパラメータデータである特定加工パラメータデータの同じ項目を表すパラメータの内容と一致するか否かを判定する。特定入力パラメータデータは、NC読み取りプログラムの作成に用いられる入力パラメータデータに含まれる。そして、特定入力パラメータデータの表すパラメータの内容が、特定加工パラメータデータの表すパラメータの内容と不一致である場合には、NC読み取りプログラムの送信を禁止する。これにより、NC加工装置30の不具合を防止でき、かつ、その不具合防止のためのユーザによる確認作業の負担を軽減できる。

0055

具体的には、制御装置12には、予めユーザの入力作業によって、またはプログラムのメーカーで予め設定されることにより、特定入力パラメータデータが記憶部13に記憶される。例えば、特定入力パラメータデータは、X軸番号、Y軸番号、Z軸番号、C軸番号である各項目の内容を示す。X軸番号、Y軸番号、Z軸番号、C軸番号には、異なる内容として番号が割り当てられる。例えば、X軸番号、Y軸番号、Z軸番号、C軸番号にそれぞれ1,2,3,4が割り当てられる。この番号等の内容は、例えばユーザのキーボードを用いた入力作業によって支援装置10に入力され、記憶される。この内容は、特定入力パラメータデータのそれぞれの値等の内容として、NC読み取りプログラムの作成の演算に用いられる。

0056

一方、NC加工装置30には、予め特定加工パラメータデータとして、X軸番号、Y軸番号、Z軸番号、C軸番号に所定の番号を表す内容が割り当てられている。この内容は、10進数2進数16進数等、いずれの形式で表されるものであってもよい。ワークが加工される際には、その内容に応じて、切削工具等の工具が移動され、ワークが回転する。このとき、特定入力パラメータデータのX軸番号、Y軸番号、Z軸番号、C軸番号と、特定加工パラメータデータのX軸番号、Y軸番号、Z軸番号、C軸番号との内容が不一致であると、NC加工装置30で所望の加工作業を行えないという不具合が発生する。このようにプログラム作成時の演算に用いられる入力パラメータデータの一部には、プログラム送信時にNC加工装置30側の対応する特定加工パラメータデータと一致させておかなければならないものがある。特定入力パラメータデータの内容は、ユーザの入力作業により変更される場合があり、また、特定加工パラメータデータの内容は、NC加工装置側でユーザの入力作業により変更される場合もある。図7を用いて説明する本例の装置、方法及びプログラムは、このような不都合を解消すべく発明したものである。

0057

具体的には、支援装置10の制御装置12は、パラメータ取得ステップとして、特定入力パラメータデータを記憶部または入力部11から取得し、かつ、NC加工装置30で設定された特定加工パラメータデータを支援装置10の制御装置12で取得する。この際、支援装置10の制御装置12が、NC加工装置30の制御装置とケーブル線31を介して通信する。また、支援装置10の制御装置12は、送信判定ステップとして、入力部11によって、NC加工装置30へNC加工用データを含むNC読み取りプログラム送信する指示があったときに、データ一致判定を行う。このデータ一致判定では、特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が、NC加工装置に設定された対応する特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と一致するか否かを判定する。すなわち、特定入力パラメータデータが表わすパラメータの内容が、NC加工装置に設定されたパラメータデータであって、特定入力パラメータデータと同じ項目を表す特定加工パラメータデータが表わすパラメータの内容と一致するか否かを判定する。そして、制御装置12は、送信判定ステップにおいて、全部の特定入力パラメータデータのパラメータの内容がそれぞれ対応する特定加工パラメータデータのパラメータの内容と一致する場合にはNC加工装置30に対するNC読み取りプログラムの送信を実行する。一方、制御装置12は、送信判定ステップにおいて、少なくとも一部の特定入力パラメータデータのパラメータの内容が、対応する特定加工パラメータデータのパラメータの内容と不一致である場合には、上記のNC読み取りプログラムの送信を禁止する。

0058

本例のNC加工用データ作成支援方法は、上記のパラメータ取得ステップと、上記の送信判定ステップとを有する。パラメータ取得ステップと、送信判定ステップとは、支援プログラムを実行することによりコンピュータに実行させることができる。

0059

プログラム送信モードへの移行が入力部11によって指示されたときに、図7のS30において、制御装置12によって、特定入力パラメータデータと対応する特定加工パラメータデータとのパラメータの内容を比較する。次いで、制御装置12は、S31で、NC読み取りプログラムで設定された全部の特定入力パラメータデータのパラメータの内容が、対応する特定加工用パラメータデータのパラメータの内容と一致するか否かを判定する。S31の判定結果がYESの場合には、S32でNC読み取りプログラムの送信を実行し、ユーザに点灯部、表示部、音声発生部等の報知部により送信実行を報知し、処理を終了する。一方、S31の判定結果がNOの場合には、S33でNC読み取りプログラムの送信を禁止し、ユーザに対し報知部により送信禁止を報知し、処理を終了する。その他の構成及び作用は、図1から図6に示した構成と同様である。

0060

以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、上記では、支援装置10からNC加工装置30にNC読み取りプログラムを送信する場合を説明した。一方、NC読み取りプログラムの代わりにNC加工用データに基づくデータのみを、支援装置10からNC加工装置30に送信する構成としてもよい。

0061

10NC加工用データ作成支援装置、11 入力部、12制御装置、13 記憶部、14画像作成部、15表示制御部、16プログラム作成部、17プログラム送信部、20ディスプレイ、21,22,23,24,25 枠部、30NC加工装置、31ケーブル線、50 非円形筒部、51,52ワーク画像、53,54 表、55 枠、56 角度選択部、57更新指示部、58 枠、59 断面選択部、60 更新指示部。

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