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技術 ストランド及びロープ

出願人 芦森工業株式会社
発明者 中塚宏文森本崇介小阪俊之
出願日 2016年9月12日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2016-177225
公開日 2018年3月22日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2018-044250
状態 特許登録済
技術分野 ロープ又はケーブル一般
主要キーワード 往復速度 海上構造物 筒状織物 往復ストローク 綾織組織 たて糸とよこ糸 往復回数 たて糸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

たて糸とよこ糸とを筒状に織成した筒状織物内に、複数の繊維を引き揃えた芯材挿通したストランド又はロープは、芯材を筒状織物で纏めているため、筒状織物が相互に擦れ合って摩耗し、筒状織物がバラけてしまい、芯材の平行度を保つことができず、高い強度の利用率を維持できないので、筒状織物の耐摩耗性を向上させ、高い強度の利用率を向上させたロープの提供。

解決手段

たて糸3とよこ糸4とを筒状に織成した筒状織物5と、筒状織物5内にその長さ方向に対して平行に集束された芯材6とよりなるストランド2において、筒状織物5のたて糸3の全部又は一部が合成繊維モノフィラメント糸よりなるストランド2であり、ストランド2を、複数本撚り合わせ又は組み合わせてなるロープ。

概要

背景

一般にロープは、複数の原糸撚り合わせてヤーンを形成し、当該ヤーンをさらに複数本撚り合わせてストランドとし、さらに当該ストランドを複数本撚り合わせ又は組み合わせてロープとしている。

三本のストランドを撚り合わせたものを三つ撚りロープ又は三つ打ちロープと称し、八本のストランドを組み合わせたものをクロスロープ又は八つ打ちロープと称している。さらに四本のストランドを撚り合わせた四つ撚りロープや、十二本または十六本組み合わせたロープも使用されている。

而してこれらのロープにおけるストランドとして、特開2014−111851号公報に見られるように、たて糸とよこ糸とを筒状に織成した筒状織物内に、複数の繊維を引き揃えた芯材挿通したものが知られている。

概要

たて糸とよこ糸とを筒状に織成した筒状織物内に、複数の繊維を引き揃えた芯材を挿通したストランド又はロープは、芯材を筒状織物で纏めているため、筒状織物が相互に擦れ合って摩耗し、筒状織物がバラけてしまい、芯材の平行度を保つことができず、高い強度の利用率を維持できないので、筒状織物の耐摩耗性を向上させ、高い強度の利用率を向上させたロープの提供。たて糸3とよこ糸4とを筒状に織成した筒状織物5と、筒状織物5内にその長さ方向に対して平行に集束された芯材6とよりなるストランド2において、筒状織物5のたて糸3の全部又は一部が合成繊維モノフィラメント糸よりなるストランド2であり、ストランド2を、複数本撚り合わせ又は組み合わせてなるロープ。

目的

本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、前記公報に記載された構造のロープにおいて、筒状織物の耐摩耗性を向上せしめ、高い強度の利用率を維持することのできるロープを得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

たて糸(3)とよこ糸(4)とを筒状に織成した筒状織物(5)と、当該筒状織物(5)内にその長さ方向に対して平行に集束された芯材(6)とよりなるストランド(2)において、前記筒状織物(5)のたて糸(3)の全部又は一部が合成繊維モノフィラメント糸よりなることを特徴とする、ストランド

請求項2

前記筒状織物(5)のたて糸(3)の、1/3以上が合成繊維のモノフィラメント糸であることを特徴とする、請求項1に記載のストランド

請求項3

前記筒状織物(5)が、その表面にたて糸(3)が多く露出する綾織組織により織成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のストランド

請求項4

前記請求項1、2又は3に記載のストランドを、複数本撚り合わせ又は組み合わせてなることを特徴とする、ロープ

技術分野

0001

本発明は、ストランド及び当該ストランドを使用したロープに関するものであって、特に船舶係留したり、海上構造物海底から係留するための海洋リグ固定用のロープに関するものである。

背景技術

0002

一般にロープは、複数の原糸撚り合わせてヤーンを形成し、当該ヤーンをさらに複数本撚り合わせてストランドとし、さらに当該ストランドを複数本撚り合わせ又は組み合わせてロープとしている。

0003

三本のストランドを撚り合わせたものを三つ撚りロープ又は三つ打ちロープと称し、八本のストランドを組み合わせたものをクロスロープ又は八つ打ちロープと称している。さらに四本のストランドを撚り合わせた四つ撚りロープや、十二本または十六本組み合わせたロープも使用されている。

0004

而してこれらのロープにおけるストランドとして、特開2014−111851号公報に見られるように、たて糸とよこ糸とを筒状に織成した筒状織物内に、複数の繊維を引き揃えた芯材挿通したものが知られている。

先行技術

0005

特開2014−111851号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、前述の三つ撚りロープやクロスロープにおいては、ヤーンを形成するために原糸を二度・三度と繰り返して撚り合わせなければならず、さらにそのヤーンを撚り合わせてストランドとし、さらに当該ストランドを複数本撚り合わせ又は組み合わせることによりロープを形成している。

0007

そのため最終的なストランド又はロープにおいては、元になる個々の原糸が繰り返して撚られることにより、ロープの長さに対して原糸の長さが長くなり、ロープにテンションがかかったときの伸び率が大きいものとなると共に、繊維が本来有する引っ張り強さを十分に活かすことができなかった。

0008

またロープの太さが大きくなるにつれて、ストランドを構成するヤーンの本数が増加し、ストランドの中心部と周辺部とでヤーンの長さが異なり、複数のヤーンの張力を合わせることが困難であり、繊維の強度の利用率が低下していた。

0009

また前記特許文献1に記載されたストランド又はロープにおいては、ストランドの芯材が略平行に延びているため、比較的強度の利用率が高いロープが得られているが、その芯材を筒状織物で纏めているため、その筒状織物が相互に擦れ合って摩耗し、筒状織物がバラけてしまい、芯材の平行度を保つことができず、高い強度の利用率を維持することができなかった。

0010

本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、前記公報に記載された構造のロープにおいて、筒状織物の耐摩耗性を向上せしめ、高い強度の利用率を維持することのできるロープを得ることを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0011

而して本発明のストランドは、たて糸とよこ糸とを筒状に織成した筒状織物と、当該筒状織物内にその長さ方向に対して平行に集束された芯材とよりなるストランドにおいて、前記筒状織物のたて糸の全部又は一部が、合成繊維モノフィラメント糸よりなることを特徴とするものである。

0012

本発明のストランドにおいては、前記筒状織物のたて糸の、1/3以上が合成繊維のモノフィラメント糸であることが好ましい。また前記筒状織物が、その表面にたて糸が多く露出する綾織組織により織成されていることが好ましい。

0013

また本発明のロープは、前記ストランドを、複数本撚り合わせ又は組み合わせてなることを特徴とするものである。

発明の効果

0014

本発明によれば、前記構造のロープにおいて、ストランドを構成する筒状織物のたて糸として合成繊維のモノフィラメント糸を使用しているので、ストランド同士が擦れ合うときにモノフィラメント糸が互いに当接して摩擦し、モノフィラメント糸は剛直であって滑り易く且つ耐摩耗性に優れているため、筒状織物がバラけることがなく、ロープとしての高い強度の利用率を維持することができるのである。

0015

また前記ストランドを使用してロープとした場合、当該ロープの取り扱いに際してロープが地面に擦れることが多々あるが、この場合においてもモノフィラメント糸が剛直であって滑り易いため、耐摩耗性が向上するのである。

0016

また筒状織物のたて糸として、モノフィラメント糸と合成繊維のマルチフィラメント糸スパン糸などとを混合して使用することもできるが、その場合にはたて糸の1/3以上がモノフィラメント糸であることが好ましい。

0017

モノフィラメント糸はマルチフィラメント糸やスパン糸に比べると剛直であるため、前述のように混合して使用した場合、モノフィラメント糸が筒状織物の表面に浮き気味となり、たて糸の1/3であっても主としてモノフィラメント糸が摩擦を受けることとなり、十分に前記本発明の効果を維持することができる。

0018

また筒状織物をその表面にたて糸が多く露出する綾織組織により織成することにより、ストランドの表面に多数のモノフィラメント糸が露出することとなり、前記本発明の効果を十分に維持することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明のロープを示すものであって、(a)は平面図であり、(b)は横断面図である。
本発明のロープにおけるストランドを示すものであって、(a)は中央縦断面図であり、(b)は横断面図である。
ストランドの耐摩耗性試験機。

0020

以下本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明のロープ1を示すものであって、ストランド2を十二本組み合わせて、十二打ちのクロスロープとしたものである。なおこのロープ1は八つ打ちなどのクロスロープであっても良く、また三つ撚り、四つ撚りなどの撚りロープとすることも可能である。

0021

図1は本発明におけるストランド2を示すものであって、たて糸3とよこ糸4とを筒状に織成した筒状織布5内に、その長さ方向に延びる芯材6が平行に挿通されている。そして図面の例においては、前記筒状織布5の織り組織を3/1綾織り組織としたものである。

0022

そして本発明においては、前記筒状織布5のたて糸3に、合成繊維のモノフィラメント糸を使用している。モノフィラメント糸の素材としてはポリプロピレンが適当であり、繊度としては1000〜10000T(デシテックス)程度のものが適当である。なおモノフィラメント糸としては、ポリプロピレンの外、ポリエチレンポリエステルナイロンなどの合成繊維を使用することもできる。

0023

また前記筒状織布5のたて糸3として、すべてが合成繊維のモノフィラメント糸であってもよいが、他の合成繊維のマルチフィラメント糸やスパン糸と撚り合せ、又は引き揃えた糸条を使用することもできる。この場合には、モノフィラメント糸は、たて糸3の1/3以上使用するのが好ましい。

0024

[実施例]
本発明の実施例として、3300Tのポリプロピレンのモノフィラメント糸1本と、1670Tのポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸2本とを引き揃えた糸条を、6本撚り合わせた糸条(合計繊度39840T)をたて糸3として14本使用し、1670Tのポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸を2本撚り合わせた糸条をよこ糸4として、10cm間に28本打ち込んで、3/1綾織組織にて直径22mmの筒状織物5を織成し、当該筒状織物5内に、1670Tのポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸を6本撚り合わせた糸条を、163本引き揃えて挿通して芯材6とし、ストランド2を形成した。

0025

[比較例]
比較例として、2200Tのポリプロピレンのマルチフィラメント糸3本と、1670Tのポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸4本とを撚り合わせた糸条を、3本撚り合わせた糸条(合計繊度39840T)をたて糸として14本使用し、1670Tのポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸を2本撚り合わせた糸条をよこ糸として、10cm間に28本打ち込んで、3/1綾織組織にて直径22mmの筒状織物を織成し、当該筒状織物内に、1670Tのポリエチレンテレフタレートのマルチフィラメント糸を6本撚り合わせた糸条を、163本引き揃えて挿通して芯材とし、ストランドを形成した。

0026

なお以上の実施例と比較例とはいずれも、筒状織物のたて糸として、ポリプロピレン繊維を19800Tと、ポリエチレンテレフタレート繊維を20040Tとを撚り合わせ、合計繊度39840Tとした糸条を使用しており、ポリプロピレン繊維が実施例においてはモノフィラメントであり、比較例においてはマルチフィラメントであることを除けば、各糸条の全体の使用量は全く同じである。またよこ糸の構成も芯材の構成も、実施例においても比較例においても、全く同じである。

0027

試験方法
上記各例のストランドを、図3に示すロープ摩耗試験機にかけて耐摩耗性を調べた。この摩耗試験機は、ローラー7の表面にサンドペーパー8を貼り付け、その表面にストランド9を掛けて前記ローラー7を矢印の方向に回転させると共に、ストランド9を矢印のように往復させて、ストランド9から芯材が露出するまでの往復回数を測定した、

0028

なお条件は次のとおりである。
ストランドに掛けた荷重10kgw
ストランドの往復ストローク250mm
ストランドの往復速度50回/分
サンドペーパー粒度#400
ローラーの回転速度 50r.p.m

実施例

0029

試験結果]
上記試験を行ったところ、比較例のものにおいてはストランドを2000回往復摩耗した程度で芯材が露出したが、実施例のものにおいては、ストランドを5000回往復摩耗しても芯材が露出することはなかった。

0030

1ロープ
2ストランド
3たて糸
4よこ糸
5筒状織物
6 芯材

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