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技術 噴出器

出願人 ライオン株式会社
発明者 小磯晶子田代齢広
出願日 2016年9月15日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-180704
公開日 2018年3月22日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2018-043208
状態 特許登録済
技術分野 手動噴霧装置 容器の蓋
主要キーワード 力点側 接続リブ 液体ガイド 延在方向中央 合成樹脂成型 指当て面 ハンドリング位置 指がかり
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

本発明は、噴出操作時におけるレバーの撓みを防ぎ、レバー操作性の良い噴出器を提供する。

解決手段

本発明の噴出器は、液体組成物を収容する容器と当該容器に装着されるディスペンサーとを備える噴出器において、前記ディスペンサーは、支点を中心に搖動するトリガー操作部と、前記トリガー操作部の操作に応じて前記容器内に収容された前記液体組成物を移送する往復ポンプと、前記往復ポンプにより移送された前記液体組成物を噴出するノズル部と、を備え、前記トリガー操作部には、前記往復ポンプとの接続位置を作用点としてその近傍に撓み防止機能を有した誘導部が設けられている。

概要

背景

従来、台所風呂場ガラス等を清掃する場合などに、洗剤等の液体組成物を定量的に噴出するピストン機構を有するトリガータイプ液体噴出器が多用されている。
このようなトリガー式噴出器においては、トリガーを繰り返し牽曳することによって容器内に収容された液体組成物を噴出器本体に設けたピストン機構(ポンプ)により吸引・圧送し、噴出器本体のノズルを通じて噴出させる構造が多く用いられている。ピストン機構は、シリンダー及びピストンを有してなり、トリガーに連動してピストンがシリンダー内を往復移動する。

このような噴出器は、容器の上端側に噴出器本体を装着して構成される。使用の際には、容器の首部側を握って全体を持ち、人差し指1本、あるいは人差し指と中指の2本の指でトリガー操作を行う。また、トリガーの長さは、トリガー操作時に掛ける1本あるいは2本の指の幅等を考慮して、一般に50mm前後が採用されている。

従来の構成において液体組成物の噴出量を増やした場合、例えば1ccから2ccへ増量すると、シリンダー径が大きくなるか、ピストンのストロークが長くなる。すると、トリガーの引き圧が大きくなり、操作性が低下してしまう。そこで、大容量噴出によるトリガーの引き圧の増大を軽減するために、一般的なトリガーの長さよりも長いロングレバーが採用されている(例えば、特許文献1〜3)。

概要

本発明は、噴出操作時におけるレバーの撓みを防ぎ、レバー操作性の良い噴出器を提供する。本発明の噴出器は、液体組成物を収容する容器と当該容器に装着されるディスペンサーとを備える噴出器において、前記ディスペンサーは、支点を中心に搖動するトリガー操作部と、前記トリガー操作部の操作に応じて前記容器内に収容された前記液体組成物を移送する往復ポンプと、前記往復ポンプにより移送された前記液体組成物を噴出するノズル部と、を備え、前記トリガー操作部には、前記往復ポンプとの接続位置を作用点としてその近傍に撓み防止機能を有した誘導部が設けられている。

目的

本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、噴出操作時におけるレバーの撓みを防ぎ、レバー操作性の良い噴出器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

液体組成物を収容する容器と当該容器に装着されるディスペンサーとを備える噴出器において、前記ディスペンサーは、支点を中心に搖動するトリガー操作部と、前記トリガー操作部の操作に応じて前記容器内に収容された前記液体組成物を移送する往復ポンプと、前記往復ポンプにより移送された前記液体組成物を噴出するノズル部と、を備え、前記トリガー操作部には、前記往復ポンプとの接続位置を作用点としてその近傍に撓み防止機能を有した誘導部が設けられている、噴出器。

請求項2

前記トリガー操作部は、一方向に長さを有するトリガー本体部と、トリガー本体部の延在方向に交差する幅方向の両側に設けられた一対のサイド突部によりハンドリングの位置を誘導する誘導部と、を有している、請求項1に記載の噴出器。

請求項3

前記トリガー本体部には、当該トリガー本体部の延在方向に沿う縦リブが設けられている、請求項2に記載の噴出器。

請求項4

前記トリガー本体部は、前記液体組成物の噴出方向とは交差する第1方向において第1幅を有し、前記誘導部は、前記第1幅よりも広い第2幅を有している、請求項2または3に記載の噴出器。

請求項5

前記トリガー本体部は、前記ノズル部側において前記液体組成物の噴出方向とは交差する第1方向に平行な前壁と、前壁の第1方向両側から前記噴出方向の後方側に延出し且つ前記トリガー本体部の延在方向に平行する一対の側壁と、を有し、前記一対の側壁の厚さが他の部位の厚さよりも肉厚になっている、請求項2から4のいずれか一項に記載の噴出器。

請求項6

前記トリガー操作部の全体の長さが65mm以上90mm以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載の噴出器。

技術分野

0001

本発明は、噴出器に関する。

背景技術

0002

従来、台所風呂場ガラス等を清掃する場合などに、洗剤等の液体組成物を定量的に噴出するピストン機構を有するトリガータイプ液体噴出器が多用されている。
このようなトリガー式の噴出器においては、トリガーを繰り返し牽曳することによって容器内に収容された液体組成物を噴出器本体に設けたピストン機構(ポンプ)により吸引・圧送し、噴出器本体のノズルを通じて噴出させる構造が多く用いられている。ピストン機構は、シリンダー及びピストンを有してなり、トリガーに連動してピストンがシリンダー内を往復移動する。

0003

このような噴出器は、容器の上端側に噴出器本体を装着して構成される。使用の際には、容器の首部側を握って全体を持ち、人差し指1本、あるいは人差し指と中指の2本の指でトリガー操作を行う。また、トリガーの長さは、トリガー操作時に掛ける1本あるいは2本の指の幅等を考慮して、一般に50mm前後が採用されている。

0004

従来の構成において液体組成物の噴出量を増やした場合、例えば1ccから2ccへ増量すると、シリンダー径が大きくなるか、ピストンのストロークが長くなる。すると、トリガーの引き圧が大きくなり、操作性が低下してしまう。そこで、大容量噴出によるトリガーの引き圧の増大を軽減するために、一般的なトリガーの長さよりも長いロングレバーが採用されている(例えば、特許文献1〜3)。

先行技術

0005

特開2014−233679号公報
特開2007−186242号公報
特開2006−130416号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、従来のロングレバータイプの構成においては、ロングレバーを指で引く部位(力点)と、ピストンとを往復させる部位(作用点)との距離が長くなっているため、レバー操作を通常の速度で行うとロングレバーが撓み、ピストンの移動が遅れて規定量の液体組成物を噴出できないことがあった。また、良好な噴霧ができず、ノズル部に残った液体組成物が内部に溜まり、使用後にノズル部から自重により垂れ落ちる、いわゆるアフタードローにより周囲を汚してしまうといった問題があった。

0007

本発明の一つの態様は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、噴出操作時におけるレバーの撓みを防ぎ、レバー操作性の良い噴出器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一形態における噴出器は、液体組成物を収容する容器と当該容器に装着されるディスペンサーとを備える噴出器において、前記ディスペンサーは、支点を中心に搖動するトリガー操作部と、前記トリガー操作部の操作に応じて前記容器内に収容された前記液体組成物を移送する往復ポンプと、前記往復ポンプにより移送された前記液体組成物を噴出するノズル部と、を備え、前記トリガー操作部には、前記往復ポンプとの接続位置を作用点としてその近傍に撓み防止機能を有した誘導部が設けられている。

0009

本発明の一形態における噴出器において、前記トリガー操作部は、一方向に長さを有するトリガー本体部と、トリガー本体部の幅方向の両側に設けられた一対のサイド突部によりハンドリングの位置を誘導する誘導部と、を有している構成としてもよい。

0010

本発明の一形態における噴出器において、前記トリガー本体部には、当該トリガー本体部の延在方向に沿う縦リブが設けられている構成としてもよい。

0011

本発明の一形態における噴出器において、前記トリガー本体部は、前記液体組成物の噴出方向とは交差する第1方向において第1幅を有し、前記誘導部は、前記第1幅よりも広い第2幅を有している構成としてもよい。

0012

本発明の一形態における噴出器において、前記トリガー本体部は、前記ノズル部側において前記液体組成物の噴出方向とは交差する第1方向に平行な前壁と、前壁の第1方向両側から前記噴出方向の後方側に延出し且つ前記トリガー本体部の延在方向に平行する一対の側壁と、を有し、前記一対の側壁の厚さが他の部位の厚さよりも肉厚になっている構成としてもよい。

0013

本発明の一形態における噴出器において、前記トリガー操作部の全体の長さが65mm以上90mm以下である構成としてもよい。

発明の効果

0014

本発明によれば、噴出操作時におけるレバーの撓みを防ぎ、レバー操作性の良い噴出器を提供することができる。

図面の簡単な説明

0015

第1実施形態における噴出器の構成を示す斜視図。
第1実施形態の噴出器における噴出装置の構成を示す分解図。
第1実施形態におけるトリガー操作部の構成を示す側面図。
(a)は、第1実施形態におけるトリガー操作部の構成を示す正面図であって、(b)は、第1実施形態におけるトリガー操作部の構成を示す背面図。
第1実施形態における噴出器のハンドリング位置を説明するための図。
(a)は、一般的なトリガー操作部の大きさを示す図であって、(b)は、本発明においてトリガー操作部として用いられるロングレバーの大きさを示す図。
(a)、(b)は、トリガー操作時におけるたわみ状態を示す図である。
第2実施形態の噴出器の構成を示す側面図。
第2実施形態の噴出器におけるハンドリング位置を説明するための図。

実施例

0016

以下、図面を参照しながら、本発明の各実施形態に係る噴出器について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成を分かりやすくするために、実際の構造とかく構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
なお、説明においてはXYZ座標系を設定し、このXYZ座標系を参照しつつ各部材の位置関係を説明する。この際、鉛直方向をZ方向、液体組成物が噴出する噴出方向をY方向(+Y方向)、Y方向とZ方向の両方を直交する方向をX方向とする。

0017

[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態の噴出器について説明する。
図1は、第1実施形態における噴出器の構成を示す斜視図である。図2は、第1実施形態の噴出器における噴出装置の構成を示す分解図である。図3は、第1実施形態におけるトリガー操作部の構成を示す側面図である。図4(a)は、第1実施形態におけるトリガー操作部の構成を示す正面図であって、図4(b)は、第1実施形態におけるトリガー操作部の構成を示す背面図である。図5は、第1実施形態における噴出器のハンドリング位置を説明するための図である。

0018

本実施形態の噴出器10は、図1に示すように、容器3と、この容器3の上位に取り付けられ、容器3に収容された液体組成物を噴出するためのトリガー式の噴出装置(ディスペンサー)11と、を備えている。噴出装置11は、噴出器本体12と、噴出器本体12に外装されるシュラウド13と、容器3に装着するための装着キャップ8と、を備えている。

0019

噴出器10は、図2に示すように、噴出装置11を構成する噴出器本体12の内部にトリガー操作部14によって作動される往復ポンプ15を内蔵しており、トリガー操作部14の操作に連動して往復ポンプ15を作動させることにより、容器3内の液体組成物を吸引して噴出させる。
容器3(図1)の形状は液体組成物を収容できる範囲内において、特に限定されず、どのような形状であってもよい。

0020

噴出器本体12は、ボディ4、送液チューブ16、バルブ(不図示)、トリガー操作部14、往復ポンプ15、通液部18、液体ガイド栓体19及びノズル部20を備えている。

0021

送液チューブ16は、一端側がバルブを介して往復ポンプ15に接続され、他端側が容器3内に挿入されている。
往復ポンプ15は、バルブに接続されたシリンダー21と、シリンダー21内を摺動するピストン22とを有し、ボディ4に接続されている。往復ポンプ15は、トリガー操作部14が操作されることによって容器3内から液体組成物を吸引し、バルブを介してボディ4側へ加圧、圧送する。

0022

トリガー操作部14は、往復ポンプ15に隣接して設けられている。図2に示すように、トリガー操作部14は、その上端側が復帰バネ6を介してボディ4に連結され、回転軸7を支点Aとして搖動可能に設けられている。トリガー操作部14は、操作されていない状態において、噴出方向(+Y方向)に向かうに従って、鉛直方向下方側(−Z側)に向かって延びている。トリガー操作部14の引き動作により復帰バネ6が変形し、トリガー操作部14の引き動作が解除されると同時に復帰バネ6の弾発力によってトリガー操作部14が元の位置に復帰する。

0023

また、トリガー操作部14は、背面側の一部が往復ポンプ15のピストン22に接続され、この接続部分が作用点Bになり、支点Aからほど遠くない位置に存在している。また、トリガー操作部14において、上述した支点Aとなる上端側とは反対の下端側が力点Cとなり、往復ポンプ15に接続された作用点Bを中心に、支点Aと力点Cが外側になる梃子原理を有している。

0024

ボディ4は、合成樹脂(例えば、PP、PE、Ny、PET、PS、POM、PAN、ABS等)により成形されたもので、内部にバルブと往復ポンプ15とを有する。ボディ4の上部には、バルブ内とシリンダー21内とを連通させる通液部18を有する。ボディ4には、通液部18の先端に液体ガイド栓体19が嵌着されており、液体ガイド栓体19の先端にノズル部20が装着されている。また、ボディ4の外側には、合成樹脂成型されたシュラウド13が被着されている。

0025

シュラウド13は、噴出器本体12に対して、その後方から前方に向けてスライドさせることで装着される。シュラウド13は、上壁13aと、上壁13aの短手方向両側からそれぞれ垂下する側壁13b,13bと、を有している。

0026

<トリガー操作部>
図3及び図4(a),(b)に示すように、本実施形態のトリガー操作部14は、一方向(Z方向)に長さを有するトリガー本体部14Aと、トリガー本体部14Aの延在方向(Z方向)の中央部分に位置する誘導部14Bと、を有して構成されている。

0027

トリガー操作部14の全体の長さL14は、65mm以上90mm以下の範囲内で設定されている。
また、トリガー操作部14は、図4(a)に示すように、トリガー本体部14Aが液体組成物の噴出方向(Y方向)に交差するX方向に第1幅W1を有し、誘導部14Bが第1幅W1よりも広い第2幅W2を有しており(W1<W2)、延在方向の略中央部分が幅広となるように構成されている。

0028

トリガー本体部14Aは、その上端側に、ボディ4に対してトリガー操作部14を搖動可能に接続するための一対のボディ側接続部14a,14a(図3図4(a))と、往復ポンプ15のシリンダー21に接続されるポンプ側接続部14b(図3図4(b))と、を有している。

0029

ボディ側接続部14a,14aは、図4(b)に示すように両側の側壁104b,104bの外側に位置し、互いに同軸をなす筒形状である。トリガー操作部14は、ボディ側接続部14a,14aの内側にボディ4側に設けられた一対の回転軸7(図2)がそれぞれ挿入されることで、ボディ4に対して搖動可能に取り付けられている。

0030

ポンプ側接続部14bは、図3図4(b)に示すように、前壁104aの背面側であって、前壁104aと一対の側壁104b,104bとによって囲まれた領域に設けられている。ポンプ側接続部14bは、往復ポンプ15側に開口する凹部142を有しており、この凹部142に往復ポンプ15のピストン22の底部から延出された軸部22B(図2)が係合する。これにより、トリガー操作部14の動きに連動してピストン22が往復移動することになる。

0031

本実施形態のトリガー本体部14Aは、図4(b)に示すように、前壁104a、一対の側壁104b、104b及び下端壁104cのうち、一対の側壁104b,104bの厚さが他の部位(例えば前壁104a及び下端壁104c)の厚さよりも肉厚になっている。

0032

トリガー本体部14Aには、前壁104aの背面側であって、前壁104aと一対の側壁104b,104bとによって囲まれた領域に、複数の縦リブ143(本実施形態では3本)が設けられている。これら複数の縦リブ143…は、一端側が横リブ144に接続され、他端側が下端壁104cに接続されている。横リブ144は、一対の接続リブ145、145を介してポンプ側接続部14bと接続されている。

0033

誘導部14Bは、トリガー本体部14Aの延在方向に直交する幅方向(X方向)の両側に設けられた一対のサイド突部141,141を有している。誘導部14Bは、これら一対のサイド突部141,141により、ハンドリングの位置を誘導する機能を担う。

0034

誘導部14Bは、図3及び図4(a)に示すように、ノズル部20側において液体組成物の噴出方向(Y方向)とは交差する第1方向(X方向)に平行な指当て面146を有している。指当て面146は、トリガー本体部14Aの延在方向中央部分と、その両側に位置するサイド突部141,141とに亘って形成され、図5に示すように、トリガー操作部14を握った際にユーザーの指が当たる面である。トリガー操作部14における誘導部14Bの長さLBは、全体の長さL14の1/2以上の長さである。

0035

このようなトリガー操作部14を握って噴出器10を使用する場合は、図5に示すように、噴出操作を行う際に、手の位置が誘導部14Bにより誘導されて自ずと下方(図3に示す力点C側)へ移動することになり、ユーザーは、支点Aから離れた、往復ポンプ15に対する接続位置(作用点Bよりも下位側)を握ることになる。この場合、トリガー操作部14を握っている人差し指が誘導部14Bの指当て面146に位置し、少なくとも中指が誘導部14Bより下方に延出するトリガー本体部14Aの下端側にかかるように握ることになる。

0036

次に、ロングレバーと一般レバーとの寸法の違いについて述べる。
図6(a)は、一般的なトリガー操作部の大きさを示す図であって、図6(b)は、本発明においてトリガー操作部として用いられるロングレバーの大きさを示す図である。

0037

ロングレバータイプの噴出器は、図6(a)に示す一般的に用いられている一般レバー90よりも、長さを有するロングレバー100(図6(b))を採用している。表1に示すように、一般レバー90の延在方向長さ(全長)Lが63mm程度であるのに対し、ロングレバー100の延在方向長さLは84mmとされている。

0038

0039

表1に示すように、支点Aから作用点Bまでの距離L1は、一般レバー90が16.1mmであるのに対し、ロングレバー100では18.7mmとなっている。また、作用点Bから力点Cまでの距離L2は、一般レバー90が39.2mmであるのに対し、ロングレバー100では56.5mmとなっている。

0040

トリガー操作部14として採用するロングレバー100は、作用点Bから力点Cまでの距離L2が支点Aから作用点Bまでの距離L1の3倍以上の寸法設定となっている。支点Aを作用点Bのなるべく近くに設定することで、小さな力でレバーを引くことができる。

0041

しかしながら、ロングレバー100を大容量(2cc)噴出の噴出器に用いた場合、図7(a),(b)に示すように、使用時に通常の速度でロングレバー100を引くと、ロングレバー100がピストンを押す力に負けてレバー100の曲り現象が発生して作用点Bに加えられる力が分散してしまい、ピストンへの強度伝達が遅延してしまう。そのため、通常(大容量)の噴射ができず、アフタードロー現象に繋がっていた。

0042

そこで、本実施形態では、トリガー操作部14における作用点Bの近傍に幅広の誘導部14Bを設けるとともに補強用の複数の縦リブ143を設け、さらにトリガー本体部14Aの両側壁104b、104bを他の部位よりも肉厚にして、トリガー操作部14におけるレバー強度を補強し、トリガー操作部14の曲り現象(撓み)を抑制する構成とした。

0043

このように、トリガー操作部14の操作方向(Y方向)への弾性変形量を抑えることで、トリガー操作部14を引いたときの力が作用点Bに随時加えられるので、大容量の噴射が可能となり、アフタードローの現象も抑制される。このように、トリガー操作部14の引き操作に応じて往復ポンプ15のピストン22への力が追従して伝わるため、ノズル部20からの安定した噴霧が可能になる。

0044

また、一対のサイド突部141,141を有する誘導部14Bにより、レバーへの指がかりフィット感を向上することができる。さらには、ロングレバータイプのトリガー操作部14に対するユーザーの指かけ位置(ハンドリング位置)を下端側へ誘導することができ、梃子の原理により、噴出操作時におけるレバーの引き圧を重く感じさせることがなく、ロングレバーの効果を発揮した操作性の良い噴出器10が得られる。

0045

[第2実施形態]
図8は、第2実施形態の噴出器の構成を示す側面図である。図9は、第2実施形態の噴出器におけるハンドリング位置を説明するための図である。
図8に示す噴出器30のように、誘導部32Bの大きさを小さくしたタイプのトリガー操作部32を備える構成としてもよい。トリガー操作部32の延在方向における誘導部32Bの長さは、トリガー操作部32の全体の長さの1/3程度であり、指当て面32aの面積は、上述した実施形態における指当て面146の面積よりも小さく、1/2程度の大きさとなっている。

0046

このような誘導部32Bは、トリガー操作部32の延在方向中央部よりも上端側に設けられている。具体的に誘導部32Bは、装着キャップ8及びシュラウド13の下辺13cよりも上位であって、底壁13fと略同じ位置に設けられている。

0047

そのため、トリガー操作部32を握って噴出器30を使用する際は、噴出操作を行う際に、手の位置が誘導部32Bにより誘導されて自ずと誘導部32Bの下位側へ移動することになる。ユーザーは、装着キャップ8に親指と人差し指との間を係止させた状態でトリガー操作部32を握るため、装着キャップ8よりも上方に存在する誘導部32Bによって指の位置が下位側へ誘導されて、人差し指及び中指が、誘導部32Bよりも下方へ延出するトリガー本体部32Aの下端側に掛かることになる。

0048

本実施形態では、トリガー操作部32を握った際の人差し指及び親指の位置、つまりハンドリングの位置をより下方へ誘導させることができる。力点側を握ることでレバーの引き圧をより軽く感じさせることができ、ロングレバーの効果を発揮することができる。

0049

以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

0050

例えば、誘導部及び補強用のリブ構造は上述した各実施形態の構成に限られることなく、適宜変更が可能である。

0051

3…容器、10,30…噴出器、11…噴出装置(ディスペンサー)、104b…側壁、14,32…トリガー操作部、14A,32A…トリガー本体部、14B,32B…誘導部、15…往復ポンプ、20…ノズル部、104a…前壁、141…サイド突部、143…縦リブ、A…支点、B…作用点、L14…全長、W1…第1幅、W2…第2幅

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