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技術 車両用クッションパッド及びその製造方法

出願人 株式会社イノアックコーポレーション
発明者 犬飼佳宏
出願日 2016年9月14日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-179431
公開日 2018年3月22日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2018-042716
状態 特許登録済
技術分野 マットレス,及びいす,ベッドに関するその他 椅子の脚、座部、背もたれ及び付属物
主要キーワード 製造型 側方面 座面部分 認識記号 本クッション 矩形面 形成用キャビティ 形状判別
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月22日)のものです。
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図面 (14)

課題

意匠面側から芯パッドの見分けが簡単につくようにして、ひっくり返して裏側を確認する作業をなくし、さらに別部材に頼ることなく低コストで製造でき、さらにいえば、芯パッドの形状が違っていても一つの発泡成形型共用可能な車両用クッションパッド及びその製造方法を提供する。

解決手段

ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体の芯パッド2の表面2a側を、軟質ポリウレタン発泡体からなる表層パッド5が覆う車両用クッションパッド1において、芯パッド2の表面2aで、識別マーク4がこれをしるす識別マーク域面32に対し隆起又は沈降して形成され、且つ表層パッド5には識別マーク域面32と対向する部位に欠落部53が形成され、欠落部53を介して識別マーク4が表層パッド5の意匠面5a側に露出するようにした。

概要

背景

自動車等の車両に搭載される座席シートで、その座部を構成するクッションパッドは、従来、快適なクッション性が得られるよう軟質ポリウレタン発泡体で造られてきた。ただ、近年になり、一部をビーズ発泡成形体に担わせて、車両の軽量化に応え動きがある。ビーズ発泡成形体の芯パッドインサート品にして軟質ポリウレタン発泡成形体表層パッド一体発泡成形したクッションパッドとする。
ところで、クッションパッドは、図13(イ),(ロ)のように表層パッドn側の意匠面形状が同じでも、芯パッドmの形状が異なるケースが存在する。ハイブリッド適用の有無や仕様違い等によってボディ側が変わってくるため、裏面側に配される芯パッドmの形状が変化するためである。芯パッドmの裏面mYには、芯パッド形状を示す識別マークmKがマーキングされており、クッションパッドは、該識別マークmKを確認しながら車両に組付けられていく。
しかし、例えば、組み立てラインではクッションパッドの意匠面側が現れる状態で置かれており、見分けがつかない。表層パッドn側の外観からは、芯パッドmの形状判別がつかない。芯パッドmの形状,識別マークmKがどのようになっているか判らず、作業者はクッションパッドをひっくり返して、その裏側を確認する作業を強いられている。特に、図13のような後部座席の大きなクッションパッドでは重労働となる。同様の問題は、製品出荷や在庫管理等でも発生する。
こうした労力の負担改善に関係して、芯パッド用識別マークを表層パッドの意匠面に形成適用できる発明がいくつか提案されている(例えば特許文献1、2)。

概要

意匠面側から芯パッドの見分けが簡単につくようにして、ひっくり返して裏側を確認する作業をなくし、さらに別部材に頼ることなく低コストで製造でき、さらにいえば、芯パッドの形状が違っていても一つの発泡成形型共用可能な車両用クッションパッド及びその製造方法を提供する。ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体の芯パッド2の表面2a側を、軟質ポリウレタン発泡体からなる表層パッド5が覆う車両用クッションパッド1において、芯パッド2の表面2aで、識別マーク4がこれをしるす識別マーク域面32に対し隆起又は沈降して形成され、且つ表層パッド5には識別マーク域面32と対向する部位に欠落部53が形成され、欠落部53を介して識別マーク4が表層パッド5の意匠面5a側に露出するようにした。

目的

本発明は、上記問題を解決するもので、意匠面側から芯パッドの見分けが簡単につくようにして、ひっくり返して裏側を確認する作業をなくし、さらに別部材に頼ることなく低コストで製造でき、さらにいえば、芯パッドの形状が違っていても一つの発泡成形型で共用可能な車両用クッションパッド及びその製造方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体芯パッドの表面側を、軟質ポリウレタン発泡体からなる表層パッドが覆う車両用クッションパッドにおいて、前記芯パッドの表面で、識別マークがこれをしるす識別マーク域面に対し隆起又は沈降して形成され、且つ前記表層パッドには該識別マーク域面と対向する部位に欠落部が形成され、該欠落部を介して前記識別マークが前記表層パッドの意匠面側露出するようにしたことを特徴とする車両用クッションパッド。

請求項2

前記芯パッドの表面で且つバックパッドとの合わせ部側の上方面に、前記表層パッドの軟質ポリウレタン発泡成形部が積層形成されると共に前記識別マーク域面が形成され、且つ前記欠落部が、該識別マーク域面と対向する該軟質ポリウレタン発泡成形部の部位を貫通形成した通孔からなる請求項1記載の車両用クッションパッド。

請求項3

前記識別マークをしるす前記識別マーク域面が、これを囲う前記上方面の主部面よりも低い段差面に形成され、且つ前記通孔の孔口が、平面視で該段差面に該主部面のうちで段差面沿いの環状面部分が加わる大きさになっている請求項2記載の車両用クッションパッド。

請求項4

ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体の芯パッドを発泡成形型にセットした後、型閉じし、その後、該芯パッドをインサート品にして、その表面側を覆う軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形する車両用クッションパッドの製造方法において、バックパッドとの合わせ部側の上方面で、識別マークがこれをしるす識別マーク域面に対し隆起又は沈降して形成された芯パッドを、前記発泡成形型の一の分割型にセットし、次いで、発泡原料注入と共に型閉じし、該型閉じに伴い、前記識別マーク域面を囲う前記上方面の主部面と、他の分割型のキャビティ面の一部にして該主部面と対向する当たり部と、で当接シールし、その後、該当接シールにより前記識別マークが意匠面側に露出するように欠落部を形成して、該芯パッドの表面側を覆う軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形することを特徴とする車両用クッションパッドの製造方法。

請求項5

前記他の分割型のキャビティ面に前記当たり部用の柱状隆起部が形成されると共に、前記識別マーク域面がこれを囲む前記主部面よりも低い段差面に形成されて、前記型閉じに伴い、該段差面を封じるように、前記隆起部の頂面と前記主部面とが当接シールし、その後の表層パッドの発泡成形で、通孔からなる前記欠落部を形成する請求項請求項4記載の車両用クッションパッドの製造方法。

請求項6

前記他の分割型のキャビティ面に前記当たり部用の柱状隆起部が形成されると共に、前記識別マーク域面を取り囲むように前記主部面に突状枠部が形成されて、前記型閉じに伴い、前記隆起部と前記突状枠部とで当接シールし、その後の表層パッドの発泡成形で、通孔からなる前記欠落部を形成する請求項4又は5に記載の車両用クッションパッドの製造方法。

請求項7

前記他の分割型のキャビティ面に頂部を筒状にしてその頂面が環状面になる前記当たり部用隆起部が形成され、前記型閉じに伴い、平面視で前記頂部の筒状内に前記識別マーク域面が収められるようにして、該頂部の筒状頂面と前記主部面とで当接シールし、その後の表層パッドの発泡成形で、通孔からなる前記欠落部を形成する請求項4乃至6のいずれか1項に記載の車両用クッションパッドの製造方法。

請求項8

前記発泡成形型の一の分割型のキャビティ面を、裏面形状数種類在る各芯パッドのいずれも一の分割型にセットできる最大公約数キャビティ面形状とし、数種類のうちの一つの芯パッドを前記発泡成形型の一の分割型にセットし、次いで、発泡原料の注入と共に型閉じする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の車両用クッションパッドの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、車両用座席シートを構成する車両用クッションパッド及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

自動車等の車両に搭載される座席シートで、その座部を構成するクッションパッドは、従来、快適なクッション性が得られるよう軟質ポリウレタン発泡体で造られてきた。ただ、近年になり、一部をビーズ発泡成形体に担わせて、車両の軽量化に応え動きがある。ビーズ発泡成形体の芯パッドインサート品にして軟質ポリウレタン発泡成形体表層パッド一体発泡成形したクッションパッドとする。
ところで、クッションパッドは、図13(イ),(ロ)のように表層パッドn側の意匠面形状が同じでも、芯パッドmの形状が異なるケースが存在する。ハイブリッド適用の有無や仕様違い等によってボディ側が変わってくるため、裏面側に配される芯パッドmの形状が変化するためである。芯パッドmの裏面mYには、芯パッド形状を示す識別マークmKがマーキングされており、クッションパッドは、該識別マークmKを確認しながら車両に組付けられていく。
しかし、例えば、組み立てラインではクッションパッドの意匠面側が現れる状態で置かれており、見分けがつかない。表層パッドn側の外観からは、芯パッドmの形状判別がつかない。芯パッドmの形状,識別マークmKがどのようになっているか判らず、作業者はクッションパッドをひっくり返して、その裏側を確認する作業を強いられている。特に、図13のような後部座席の大きなクッションパッドでは重労働となる。同様の問題は、製品出荷や在庫管理等でも発生する。
こうした労力の負担改善に関係して、芯パッド用識別マークを表層パッドの意匠面に形成適用できる発明がいくつか提案されている(例えば特許文献1、2)。

先行技術

0003

特開2013−240967号公報
特開2015−84967号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかるに、特許文献1は、表層パッドに識別マークを形成する別部材の不織布を被着一体化するもので、コストアップにつながる。
特許文献2は、表層パッドの表面にディンプルによる芯パッドの識別マークを形成して、クッションパッドの意匠面側から芯パッド仕様を確認できる発明である。しかし、クッションパッドには、表層パッド用認識記号が付されており、さらに芯パッドのスペックを明らかにする識別マークをディンプルで表現しようとするとスペースが足らなくなる虞がある。スペースに見合うようにディンプルを小さくすればよいが、今度は識別マークが小さくなって判り難くなる。さらに、芯パッド用識別マークが表層パッドの発泡成形型に刻まれてしまうので、意匠面形状が同じの表層パッドであっても、芯パッドの形状,識別マークが違うケースごとに、専用の発泡成形型を用意しなければならない問題もある。

0005

本発明は、上記問題を解決するもので、意匠面側から芯パッドの見分けが簡単につくようにして、ひっくり返して裏側を確認する作業をなくし、さらに別部材に頼ることなく低コストで製造でき、さらにいえば、芯パッドの形状が違っていても一つの発泡成形型で共用可能な車両用クッションパッド及びその製造方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体の芯パッドの表面側を、軟質ポリウレタン発泡体からなる表層パッドが覆う車両用クッションパッドにおいて、前記芯パッドの表面で、識別マークがこれをしるす識別マーク域面に対し隆起又は沈降して形成され、且つ前記表層パッドには該識別マーク域面と対向する部位に欠落部が形成され、該欠落部を介して前記識別マークが前記表層パッドの意匠面側に露出するようにしたことを特徴とする車両用クッションパッドにある。請求項2の発明たるクッションパッドは、請求項1で、芯パッドの表面で且つバックパッドとの合わせ部側の上方面に、前記表層パッドの軟質ポリウレタン発泡成形部が積層形成されると共に前記識別マーク域面が形成され、且つ前記欠落部が、該識別マーク域面と対向する該軟質ポリウレタン発泡成形部の部位を貫通形成した通孔からなることを特徴とする。請求項3の発明たるクッションパッドは、請求項2で、識別マークをしるす前記識別マーク域面が、これを囲う前記上方面の主部面よりも低い段差面に形成され、且つ前記通孔の孔口が、平面視で該段差面に該主部面のうちで段差面沿いの環状面部分が加わる大きさになっていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の要旨は、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体の芯パッドを発泡成形型にセットした後、型閉じし、その後、該芯パッドをインサート品にして、その表面側を覆う軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形する車両用クッションパッドの製造方法において、バックパッドとの合わせ部側の上方面で、識別マークがこれをしるす識別マーク域面に対し隆起又は沈降して形成された芯パッドを、前記発泡成形型の一の分割型にセットし、次いで、発泡原料注入と共に型閉じし、該型閉じに伴い、前記識別マーク域面を囲う前記上方面の主部面と、他の分割型のキャビティ面の一部にして該主部面と対向する当たり部と、で当接シールし、その後、該当接シールにより前記識別マークが意匠面側に露出するように欠落部を形成して、該芯パッドの表面側を覆う軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形することを特徴とする車両用クッションパッドの製造方法にある。請求項5の発明たるクッションパッドは、請求項4で、他の分割型のキャビティ面に前記当たり部用の柱状隆起部が形成されると共に、前記識別マーク域面がこれを囲む前記主部面よりも低い段差面に形成されて、前記型閉じに伴い、該段差面を封じるように、前記隆起部の頂面と前記主部面とが当接シールし、その後の表層パッドの発泡成形で、通孔からなる前記欠落部を形成することを特徴とする。請求項6の発明たるクッションパッドは、請求項4又は5で、他の分割型のキャビティ面に前記当たり部用の柱状隆起部が形成されると共に、前記識別マーク域面を取り囲むように前記主部面に突状枠部が形成されて、前記型閉じに伴い、前記隆起部と前記突状枠部とで当接シールし、その後の表層パッドの発泡成形で、通孔からなる前記欠落部を形成することを特徴とする。請求項7の発明たるクッションパッドは、請求項4〜6で、他の分割型のキャビティ面に頂部を筒状にしてその頂面が環状面になる前記当たり部用隆起部が形成され、前記型閉じに伴い、平面視で前記頂部の筒状内に前記識別マーク域面が収められるようにして、該頂部の筒状頂面と前記主部面とで当接シールし、その後の表層パッドの発泡成形で、通孔からなる前記欠落部を形成することを特徴とする。請求項8の発明たるクッションパッドは、請求項4〜7で、発泡成形型の一の分割型のキャビティ面を、裏面形状数種類在る各芯パッドのいずれも一の分割型にセットできる最大公約数キャビティ面形状とし、数種類のうちの一つの芯パッドを前記発泡成形型の一の分割型にセットし、次いで、発泡原料の注入と共に型閉じすることを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明の車両用クッションパッド及びその製造方法は、ひっくり返して裏面側を確認する作業から解放され、組立てラインでの作業負担の軽減のみならず、保管,ハンドリング等でも作業性向上につながり、さらに芯パッドの形状が違っていても一つの発泡成形型でクッションパッドの打ち分けができる可能性も広がるなど優れた効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0008

本発明のクッションパッドの一形態で、その斜視図である。
図1のII-II線矢視図である。
図2部分拡大図である。
図3代わる他態様の部分拡大図である。
開状態上型に芯パッドをセットする説明断面図である。
型開状態の下型に発泡原料を注入する断面図型。
型閉じした断面図である。
芯パッドと一体の表層パッドを発泡成形した断面図である。
図7の部分拡大図である。
図9に代わる別態様の部分拡大図である。
図7に代わる他態様の芯パッドを用いて型閉じした断面図である。
図11の状態から芯パッドと一体の表層パッドを発泡成形した断面図である。
従来技術の説明斜視図である。

実施例

0009

以下、本発明に係る車両用クッションパッド(以下、単に「クッションパッド」ともいう。)及びその製造方法について詳述する。図1図12は本発明のクッションパッド及びその製造方法の一形態で、図1はクッションパッドの斜視図、図2図1のII-II線矢視図、図3図2の部分拡大図、図4図3に代わる他態様の部分拡大図、図5は上型に芯パッドをセットする説明断面図、図6は下型に発泡原料を注入する断面図、図7は型閉じした断面図、図8は芯パッドと一体の表層パッドを発泡成形した断面図、図9図7の部分拡大図、図10図9に代わる別態様の部分拡大図、図11図7に代わる他態様の芯パッドを用いて型閉じした断面図、図12図11の状態から芯パッドと一体の表層パッドを発泡成形した断面図を示す。各図は図面を判り易くするため発明要部の合わせ部3,識別マーク域面32,識別マーク4,段差面32a,隆起部812を強調図示し、また本発明と直接関係しない部分を省略する。芯パッドは断面表示ハッチングを省く。

0010

(1)クッションパッドの製造方法
車両用クッションパッドの製造方法は、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体の芯パッド2を発泡成形型7にセットした後、型閉じし、その後、該芯パッド2をインサート品にして、その表面2a側を覆う軟質ポリウレタン発泡体の表層パッド5を発泡成形する製法である。少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分511を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成し、表層パッド5の発泡成形で、インサート品の芯パッド2を一体発泡成形する。クッションパッド1は、車両用座席シートの座部に使用される。ここでは、図1に示す後部座席の座部用クッションパッド1に適用する。図2の車両設置状態にあるクッションパッド1は紙面右方車両前方、左方が車両後方紙面上方が上方、紙面下方が下方である。本発明でいう上方、下方もこれにならう。
表層パッド5の発泡成形に先立ち、芯パッド2と発泡成形型7が用意される。

0011

芯パッド2は、図2のようにブロック状に成形されたビーズ発泡成形体で、車両後部座席用クッションパッド1の略下半部を占める大きなサイズになっている。芯パッド2の表面2aには、識別マーク4がこれをしるす識別マーク域面32に対し隆起又は沈降して形成される(図1,図3)。ここでは、バックパッドとの合わせ部3側の平坦な上方面3aで、識別マーク4が識別マーク域面32に対し沈降(凹状に窪んで)して形成される。上方面3aで、車両前後方向の中央部にして車幅方向の一側寄りに、略方形の識別マーク域面32がこれを囲む前記主部面31よりも一段低い段差面32aに形成されている。識別マーク4には図1に示す「RC−1」の文字だけでなく、〇や△などの記号、さらに図形を含む。

0012

芯パッド2は、見掛け密度が前記軟質ポリウレタン発泡成形体よりも小のビーズ発泡成形体である。表層パッド5を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも見掛け密度が小のビーズ発泡成形体で構成し、クッションパッド1の裏面側に配される芯部材である。芯パッド2と表層パッド5との密度比較は、発泡前の素材密度でなく、発泡後の見掛け密度で比較する。
ここで、本発明でいう「ビーズ発泡成形体」とは、いわゆるビーズ発泡法(特許第4855138号,特開2015-101620号,特開2013-22911号,特開2011-105879号等)によって得られた発泡成形体で、ペレット発泡剤含浸したビーズ予備発泡成形し、その後の型内発泡成形によって成形されている発泡成形体をいう。ビーズ発泡法は単にビーズ法もいう。芯パッド2のビーズ発泡成形体は、見掛け密度が表層パッド5を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さければ充足するが、発泡ポリプロピレン発泡スチロール発泡ポリエチレン、又はこれらのうち一つを少なくとも含む成形体であるのがより好ましい。例えばビーズ法発泡スチロールの発泡スチロールの成形体は、気泡が内部に密閉されたビーズ発泡成形体となっており、且つ体積の大部分が気体で軽量にして、その見掛け密度を軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さくできる。

0013

ところで、車種が同じで表層パッド5がつくる意匠面側形状を同じにしながら、仕様違いにより芯パッド2がつくる裏面2bの形状を異にするクッションパッド1が数種類存在する場合がある。本実施形態は、表層パッド5がつくる意匠面側形状を同じにする二種類の芯パッド2を用意する。図2図8に示す第一芯パッド2A(以下、単に「芯パッド2」ともいう。)以外に、図11図12に示す第二芯パッド2Bが用意される。尚、第一芯パッド2Aは図13(イ)の芯パッドmA、第二芯パッド2Bは図13(ロ)の第二芯パッドmBに相当する。

0014

発泡成形型7は、図6,図7のごとくの分割型で、上型9(一の分割型)と下型8(他の分割型)は開閉可能に接続されている。図7のごとく型閉じすると、全体が椀状にへこんで着座乗員の当たり面部分511を形成する下型キャビティ面81と、全体がほぼ平坦な芯パッド2の裏面2bに合わせた上型キャビティ面91とで、クッションパッド1のキャビティCをつくる。芯パッド2がセットされた上型9と下型8とが型閉じすると、前記識別マーク域面32を囲う主部面31と、下型キャビティ面81の一部にして該主部面31と対向する当たり部811とが当接シールする(図9)。本実施形態は下型キャビティ面81に当たり部811用の柱状隆起部812が形成される。前述のごとく識別マーク域面32を段差面32aにしているので、型閉じで、該段差面32aを封じるように、識別マーク域面32を囲む主部面31と隆起部812の頂面812bとで当接シールする(図9)。隆起部812の頂面812bが識別マーク域面32を塞ぐことのできる矩形面を形成する。

0015

さらに、本実施形態は上型キャビティ面91を、裏面2bの形状が数種類在る各芯パッド2(ここでは前記第一芯パッド2Aと第二芯パッド2Bの二種類)のいずれも上型9にセットできる最大公約数のキャビティ面形状とする。第一芯パッド2Aと第二芯パッド2Bについて、それぞれ上型9にセットし、次いで、発泡原料gの注入と共に型閉じし、芯パッド2の裏面形状が異なっても意匠面側が同一の表層パッド5を発泡成形するのを可能にしている(図7,図11)。第二芯パッド2Bも、上方面3aの第一芯パッド2Aと同等部位に、識別マーク4がこれをしるす識別マーク域面32に対し隆起又は沈降して形成され、且つ識別マーク域面32がこれを囲む主部面31よりも低い段差面32aに形成されている。
尚、図5図12の発泡成形型7は、車両設置状態にある図2のクッションパッド1と上下が逆の姿態で、芯パッド2と一体の表層パッド5を発泡成形するクッションパッド製造型になっている。これに伴い、発泡成形型7にセットする芯パッド2も、車両設置状態にある図2のクッションパッド1に組み込まれた芯パッド2と上下が逆になる。

0016

前記発泡成形型7と芯パッド2(第一芯パッド2A)とを用いて、クッションパッド1が例えば次のように製造される。
まず、発泡成形型7を型開状態とする。この型開状態下、芯パッド2を上型9にセットする(図5)。バックパッドとの合わせ部3側の上方面3aの識別マーク域面32に、識別マーク4が凹み形成された芯パッド2を、上型9にセットする。芯パッド裏面2bの方を上型キャビティ面91に当接させて、識別マーク4,識別マーク域面32側が下型キャビティ面81へ向くようにする。

0017

次に、下型キャビティ面81上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じする。椀状にへこむ下型キャビティ面81上に、注入ノズルNL等を使用して表層パッド5用発泡原料g(軟質ポリウレタン発泡成形体用原料)を所定量注入する(図6)。続いて、上型9を作動させ型閉じする(図7)。上型9と下型8との型閉じで、芯パッド2がインサートセットされたクッションパッド用キャビティCができる。尚、本実施形態は発泡原料gの注入後に型閉じしたが、型閉じした後、発泡原料gを注入することもできる。

0018

前記発泡原料gの注入で、発泡原料gが合わせ部3の識別マーク域面32に達するには、表層パッド5のメイン部5Aから斜面5Dへ向かう境界部の山状キャビティ面部分85を乗り越えねばならず(図1,図7)、乗り越えても、さらに当たり部811たる隆起部812を越える高さに行きつかねばならない。したがって、型閉じ前に、識別マーク域面32に発泡原料gが触れ、汚すことはない(図9)。

0019

前記型閉じに伴い、識別マーク域面32がある段差面32aへの発泡原料gを封じるように、隆起部812の頂面812bと前記主部面31とが当接シールする。隆起部812と主部面31,識別マーク域面32とで囲われた段差面32a上へ、発泡成形過程で発泡原料gが流れ込むのを防ぐ。図9のように、隆起部812の頂面812bと段差面32aの周縁を囲う主部面31の環状面部分31aとが当接して、続く発泡成形で、段差面32aへの発泡原料gの浸入を阻止する。そうして、表層パッド5の発泡成形で、通孔54からなる欠落部53を形成する。
本発明の段差面32aを形成する芯パッド2は、弾性変形可能なビーズ発泡成形体からなる。型閉じで、主部面31の環状面部分31aに荷重が集中して、該環状面部分31aと隆起部812の頂面812bとがより効果的な圧接状態になる当接でシールするので、段差面32aをつくる識別マーク域面32への発泡原料gの浸入阻止が一層有効になる。ちなみに、型閉じ下、環状面部分31aの外方を取り巻く主部面31と下型キャビティ面81との間には、軟質ポリウレタン発泡成形部52の形成用キャビティC空間が設けられる。

0020

ここで、型閉じ後の発泡成形で、識別マーク域面32に発泡原料gが入り込まぬようにするには、型閉じ時に、図9に代えて、例えば図10のような構造を採用することもできる。
図10(イ)は、下型キャビティ面81に当たり部811用の柱状隆起部812が形成されると共に、識別マーク域面32を取り囲むように主部面31に突状枠部31bが形成される。型閉じに伴い、隆起部812と突状枠部31bとで当接シールする。型閉じで、芯パッド2が本体を含めて突状枠部31bも弾性変形可能なビーズ発泡成形体からなるので、突状枠部31bがガスケットのような役割を果たして、隆起部812に対し効果的な圧接状態の当接でシールする。続く発泡成形で、識別マーク域面32への発泡原料gの流入を阻止できる。
また、図10(ロ)は、下型キャビティ面81に頂部812aを筒状にしてその頂面812bが環状面になる当たり部用隆起部812が形成されている。型閉じに伴い、平面視で頂部812aの筒状内812cに識別マーク域面32が収められるようにして、頂部812aの頂面812bとこれに対向する主部面31とで当接シールする。隆起部812の頂部812aを筒状にすることによって、環状頂面812cが、識別マーク域面32を取り囲む主部面31で、その接する環状対向面31cに限定させて、効果的な圧接状態の当接シールを導いている。図10(ロ)で、表層パッド5が発泡成形されたクッションパッド1を図4に示す。

0021

型閉じ後、表層パッド5の発泡成形に移る。意匠面5a側に着座乗員の当たり面部分511(ここでは「座面部分」)を有する、軟質ポリウレタン発泡成形体からなる表層パッド5を発泡成形する。
型閉じ状態を所定時間維持し(図7)、発泡原料gが、当たり面部分511を形成すると共に、合わせ部3の側方面3bを表層パッド5の軟質ポリウレタン発泡成形補部55で覆って、内面5bが芯パッド表面2aに当接する表層パッド5の軟質ポリウレタン発泡成形主部51を形成する。また、合わせ部3の上方面3aでは、識別マーク域面32内へ発泡原料gが入り込まぬよう隆起部812に環状面部分31aが当接シールして欠落部53を形成し、さらに該環状面部分31aの外方にある上方面3aを覆って、主部面31に接合した表層パッド5の軟質ポリウレタン発泡成形部52を形成する。隆起部812が通孔54からなる欠落部53を形成し、且つ前記当接シールにより識別マーク4が意匠面側に露出するようにして、芯パッド2の表面2a側を覆う表層パッド5を発泡成形する。隆起部812の頂面812bと主部面31とが当接シールする領域に通孔54が形成される。通孔54の孔口541は、平面視で段差面32aに、隆起部頂面812bに当接した段差面32a沿いの環状面部分31aが加わる大きさになっている(図3,図9)。図10(イ),(ロ)の他態様の当接シールする構造の場合も、表層パッド5の発泡成形で、上方面3a上の軟質ポリウレタン発泡成形部52に同じような通孔54が形成される。

0022

前記軟質ポリウレタン発泡成形主部51,軟質ポリウレタン発泡成形補部55と共に、隆起部812と当接する環状面部分31a及びこれらによって塞がれた識別マーク域面32を除く上方面3a上に軟質ポリウレタン発泡成形部52を有する表層パッド5の発泡成形を終えた後、脱型移行する。脱型すれば、芯パッド2をインサート品にして表層パッド5を一体発泡成形し、図1のごとく意匠面5a側から芯パッド2の識別マーク4を容易に視認できる所望のクッションパッド1を得る。

0023

また第二芯パッド2Bを用いても、第一芯パッド2Aと同様、上型9への第二芯パッド2Bのセット後、発泡原料gの注入と共に型閉じし、主部面31と当たり部811とで当接シールし、その後、識別マーク4を意匠面側に露出させる通孔54を形成して、芯パッド表面2a側を覆う表層パッド5の発泡成形を可能にしている。図8と比較すると、芯パッド2の裏面形状を違えて、意匠面5a側を同じにする図12ごとくの所望のクッションパッド1を得る。
図中、符号84は吊溝59の横溝形成用の盛り上がり部、符号89,符号99は型合せ面を示す。

0024

(2)クッションパッド
図1図8図11,図12の上記製造方法等で得られるクッションパッド1は、芯パッド2の表面2a側を、軟質ポリウレタン発泡体からなる表層パッド5が覆う車両用クッションパッド1である。乗員が当接する側の当たり面部分511を軟質ポリウレタン発泡体で形成して、芯パッド2と表層パッド5とを具備するクッションパッド1になっている。

0025

芯パッド2は、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、図2のごとくクッションパッド1の下半部を占める大きさである。且つ、その表面2aで、識別マーク4がこれをしるす識別マーク域面32に対し隆起又は沈降して形成される。芯パッド2の表面2aにしてバックパッドとの合わせ部3側の上方面3aに、識別マーク4をしるす識別マーク域面32が、これを囲う前記上方面3aの主部面31よりも一段低い平坦な段差面32aに形成されている。ここでの識別マーク域面32は、合わせ部3の上方面3aで、図1図3のごとく車幅方向の一側寄りで且つ車両前後方向の中央部に設けられる。

0026

前記識別マーク4は、これが付された芯パッド2の仕様を他のものと見分けることのできる印をいう。識別マーク4は、既述のごとく文字に限らず、芯パッド2のスペックを特定できる記号や図形等の印であってもよい。識別マーク4は図3,図9,図10(イ)のように識別マーク域面32に対し凹状に沈降させる他、図4,図10(ロ)のように識別マーク域面32に対し凸状に隆起させることもできる。

0027

表層パッド5はクッションパッド1の意匠面5a側を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体である。表層パッド5の意匠面5a側に着座乗員の当たり面部分511が形成されると共に、合わせ部3の側方面3bに積層される軟質ポリウレタン発泡成形補部55とを含めて、芯パッド2の表面2a側を覆う軟質ポリウレタン発泡成形主部51が形成される。且つ合わせ部3の上方面3aに、内面5b側を接合させた軟質ポリウレタン発泡成形部52が形成された発泡成形体になっている。

0028

前記合わせ部3の上方面3aには、表層パッド5の前記軟質ポリウレタン発泡成形部52が積層形成されるが、識別マーク4が表層パッド5の意匠面5a側に露出するように該識別マーク域面32と対向する部位に欠落部53が設けられる。図1のごとく、芯パッド2の表面2aで且つバックパッドとの合わせ部3側の上方面3aに、表層パッド5の軟質ポリウレタン発泡成形部52を積層形成するが、識別マーク域面32と対向する該軟質ポリウレタン発泡成形部52の部位を貫通する通孔54からなる欠落部53が設けられる。

0029

本クッションパッド1は、図1図3のように識別マーク域面32がこれを囲う上方面3aの主部面31よりも一段低い段差面32aに形成され、且つ通孔54の孔口541が、平面視で段差面32aに主部面31のうちで段差面32a沿いの環状面部分31aが加わる大きさになっている。クッションパッド1の前記製法で、隆起部812が段差面32aの周囲を囲う主部面31の環状面部分31aに当接した跡が、通孔54の一部を形成する。
図4,図10(ロ)のクッションパッド1は、通孔54の孔口541が、平面視で識別マーク域面32に主部面31のうちで環状対向面部分31cが加わる大きさになっている。クッションパッド1の前記製法で、隆起部812の環状頂面812bが主部面31の環状対向面部分31cに当接した跡が、通孔54の一部を形成する。

0030

こうして、バックレストの合わせ部上方面3aを覆う表層パッド5の軟質ポリウレタン発泡成形部52で、識別マーク域面32と対向する部位に、孔口541が識別マーク域面32と同等またはそれ以上の大きさがある通孔54を形成して、意匠面5a側から識別マーク4を容易に視認でき、芯パッド2の見分けがつく所望のクッションパッド1に仕上がっている。斯かるクッションパッド1に表皮を被せれば、車両用後部座席の座部側クッションパッド1が完成する。
ここまで、第一芯パッド2Aを用いたクッションパッド1について説明したが、第二芯パッド2Bを用いたクッションパッド1も同様であり、その説明を省く。符号5Bはサイド部、符号5Cは補助席部、符号5Eはバックレストとの合わせ接触部を示す。他の構成は(1)クッションパッドの製造方法で述べた構成と同様で、その説明を省く。(1)で述べた符号と同一符号は同一又は相当部分を示す。

0031

(3)効果
このように構成した車両用クッションパッド及びその製造方法は、芯パッド2と表層パッド5とを備えて、芯パッド2が軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも見掛け密度が小のビーズ発泡成形体で形成されるので、軽量化が進む。それでいて、軟質ポリウレタン発泡成形体で構成された表層パッド5の意匠面5a側に、着座乗員との当たり面部分511が設けられているので、クッション性等の快適性は確保される。

0032

そして、表層パッド5には該識別マーク域面32と対向する部位に欠落部53が形成されるので、該欠落部53を介して識別マーク4が表層パッド5の意匠面5a側に露出するクッションパッド1になっている。組み立てライン等で意匠面5a側が現れる状態でクッションパッド1が置かれていても、識別マーク4を視認できるので、簡単に芯パッド2の仕様の見分けがつく。作業者はクッションパッド1をひっくり返して、その裏側を確認しなくて済む。
また、芯パッド2の表面2aで且つバックパッドとの合わせ部3側の上方面3aに、識別マーク4が形成されると、芯パッド2の一部として、識別マーク4がしるされた識別マーク域面32が意匠面5a側に露出しても、合わせ部3にバックレストが接続し車両への組付けで隠れてしまうので、何ら問題ない。
加えて、合わせ部3の上方面3aに表層パッド5の軟質ポリウレタン発泡成形部52が積層形成され、且つ欠落部53が、識別マーク域面32と対向する該軟質ポリウレタン発泡成形部52の部位を貫通形成した通孔54からなると、通孔54の周囲を軟質ポリウレタン発泡成形部52で取り囲むことになるので、表皮を被せてシートクッションにした時に通孔54の存在が判らず、外観品質を維持できる。

0033

また、意匠面5a側から芯パッド2を見分ける手段として、識別マーク4を芯パッド2の上方面3aへ移動させ、且つ表層パッド5の発泡成形で通孔54からなる欠落部53を形成するだけで対応できるので、特許文献1のように別部材を用いることなく、低コストで製造できる。
そして、型費を大幅削減できる。芯パッド2側にその仕様をしるす識別マーク4を付して、該識別マーク4が表層パッド5の意匠面5a側に露出するようにしているので、一つの発泡成形型7で、複数タイプのクッションパッド1を打ち分けられる。特許文献2のようにクッションパッド用発泡成形型7に芯パッド2の識別マークを刻印すると、そのクッションパッド1の専用型になってしまう。これに対し、本発明のように芯パッド2に識別マーク4が付されると、上型キャビティ面91を、裏面2bの形状が数種類在る各芯パッド2のいずれも一の分割型にセットできる最大公約数のキャビティ面形状にすることによって(図7,図11)、意匠面側が同じで芯パッド2の形状が異なるクッションパッド用の発泡成形型7を一つの型に共通化できる。型費の大幅削減が可能になる。

0034

さらに、識別マーク域面32が、これを囲う前記上方面3aの主部面31よりも低い段差面32aに形成されると、型閉じに伴い、該段差面32aを封じるように隆起部812の頂面812bが識別マーク域面32を囲む主部面31の環状面部分31aに集中して当接シールするので(図9)、発泡成形で該識別マーク域面32への発泡原料gの浸入を効果的に防止できる。
さらにいえば、通孔54の孔口541が、平面視で該段差面32aに該主部面31のうちで段差面32a沿いの環状面部分31aが加わる大きさになるので、図1のように大きな孔口541を介して、斜め上方からでも識別マーク4を確認できるようになる。意匠面側から芯パッド2の見分けが簡単につくより扱いやすいクッションパッド1になる。
かくのごとく、本車両用クッションパッド及びその製造方法は、上述した種々の優れた効果を発揮し極めて有益である。

0035

尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。芯パッド2,合わせ部3,識別マーク4,表層パッド5,発泡成形型7等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。

0036

1クッションパッド
2芯パッド
2a 表面
3 合わせ部
3a 上方面
31主部面
31a環状面部分
31b 突状枠部
32識別マーク域面
32a段差面
4 識別マーク
5表層パッド
53欠落部
54通孔
8下型(他の分割型)
81下型キャビティ面(他の分割型のキャビティ面)
812隆起部
9上型(一の分割型)
g 発泡原料

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