図面 (/)

技術 記録装置および記録方法

出願人 キヤノンファインテックニスカ株式会社
発明者 山口顕郎太田雅規
出願日 2016年9月6日 (3年6ヶ月経過) 出願番号 2016-174015
公開日 2018年3月15日 (2年0ヶ月経過) 公開番号 2018-041221
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) マーク記録・解読・検査
主要キーワード 下端ライン 最小情報 バーコード位置 読み取り性 位置検出パターン 濃度コントラスト バーコード内 分離方向
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (19)

課題

画像の記録位置のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を提供すること。

解決手段

複数回の走査でバーコードを記録する場合、画像領域繋ぎ目が、バーコードのセル横断する場合に、バーコードの記録位置を補正して、画像領域の繋ぎ目がセルの端部となるようにする。

概要

背景

移動する記録ヘッドからインク吐出することで記録を行う記録装置は、広い分野における記録で用いられている。また、近年、そのような記録装置を用いて、メディアに1次元、または2次元のバーコードを記録することが行われている。

バーコードの記録では、読み取り機に正確に迅速に認識され、読み取り機に誤読されない記録品質であることが必要である。具体的には(1)白部(非記録部)と黒部(記録部)との濃度コントラストが高いこと、(2)白部と黒部との境界濃度変化シャープであることが必要である。更に、(3)各要素、エレメントセルの配置が正確であること、(4)バーコードの位置検出パターン欠損無く記録されていることが必要である。

しかし、記録ヘッドが移動しながらインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録では、吐出されるインクは、主滴と副滴とに分かれて吐出される。バーコードを記録する際に、副滴が白部に多く付着すると、読み取り機で、白部の領域が狭いと認識され、読み取りの正確性が低下することがあった。また、インクジェット記録装置では、1つのバーコードを複数回の走査によって記録する場合、記録ヘッドが移動する際の移動量のばらつきやメディアの搬送量のばらつきによって、走査ごとの記録の繋ぎ目で、ずれが生じ、読み取りの正確性が低下することがあった。

特許文献1では、バーコードを記録する際には、記録ヘッドの走査方向を一方向とし、副滴の着弾位置の広がりを抑制することで、バーコードの読取性を上げる方法が開示されている。

概要

画像の記録位置のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を提供すること。複数回の走査でバーコードを記録する場合、画像領域の繋ぎ目が、バーコードのセルを横断する場合に、バーコードの記録位置を補正して、画像領域の繋ぎ目がセルの端部となるようにする。

目的

本発明は、画像の記録位置のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

複数回の走査によって記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段によるバーコードの記録において、前記記録手段の複数回の走査の境界がバーコードの構成要素を跨いでいるかを判定するバーコード位置判定手段と、前記バーコード位置判定手段の判定結果に基づいて前記記録手段の走査の境界が前記バーコードの構成要素を跨がないようにするする制御手段と、を有することを特徴とする記録装置

請求項2

前記制御手段は、前記バーコードの構成要素の端部と前記記録手段の走査の境界とが一致するようにバーコードの記録位置を移動することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。

請求項3

前記制御手段は、バーコードの移動距離最短になるようにバーコードの記録位置を移動することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。

請求項4

前記制御手段は、バーコードの記録位置の移動先に他の画像要素がある場合には、逆の方向にバーコードの記録位置を移動することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。

請求項5

前記制御手段は、バーコードの記録位置の移動先に他の画像要素がある場合には、記録する画像全体の記録位置を移動することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。

請求項6

前記記録手段は、記録ヘッド吐出口からインクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の記録装置。

請求項7

複数回の走査によって記録媒体に記録を行う記録工程と、前記記録工程でのバーコードの記録において、前記記録工程における複数回の走査の境界がバーコードの構成要素を跨いでいるかを判定するバーコード位置判定工程と、前記バーコード位置判定工程における判定結果に基づいて前記記録工程での走査の境界が前記バーコードの構成要素を跨がないようにするする制御工程と、を有することを特徴とする記録方法

技術分野

0001

本発明は、メディアバーコードを記録する記録装置、例えば、インク吐出して記録を行うインクジェット記録装置などに適用可能な記録装置および記録方法に関する。

背景技術

0002

移動する記録ヘッドからインクを吐出することで記録を行う記録装置は、広い分野における記録で用いられている。また、近年、そのような記録装置を用いて、メディアに1次元、または2次元のバーコードを記録することが行われている。

0003

バーコードの記録では、読み取り機に正確に迅速に認識され、読み取り機に誤読されない記録品質であることが必要である。具体的には(1)白部(非記録部)と黒部(記録部)との濃度コントラストが高いこと、(2)白部と黒部との境界濃度変化シャープであることが必要である。更に、(3)各要素、エレメントセルの配置が正確であること、(4)バーコードの位置検出パターン欠損無く記録されていることが必要である。

0004

しかし、記録ヘッドが移動しながらインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録では、吐出されるインクは、主滴と副滴とに分かれて吐出される。バーコードを記録する際に、副滴が白部に多く付着すると、読み取り機で、白部の領域が狭いと認識され、読み取りの正確性が低下することがあった。また、インクジェット記録装置では、1つのバーコードを複数回の走査によって記録する場合、記録ヘッドが移動する際の移動量のばらつきやメディアの搬送量のばらつきによって、走査ごとの記録の繋ぎ目で、ずれが生じ、読み取りの正確性が低下することがあった。

0005

特許文献1では、バーコードを記録する際には、記録ヘッドの走査方向を一方向とし、副滴の着弾位置の広がりを抑制することで、バーコードの読取性を上げる方法が開示されている。

先行技術

0006

特開2005−47168号公報

発明が解決しようとする課題

0007

特許文献1の方法で、副滴による読取精度の低下は抑制することができるが、画像の記録位置のずれによるバーコードの読取精度の低下は、抑制することができず課題が残る。

0008

よって本発明は、画像の記録位置のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

そのため本発明の記録装置は、複数回の走査によって記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段によるバーコードの記録において、前記記録手段の複数回の走査の境界がバーコードの構成要素を跨いでいるかを判定するバーコード位置判定手段と、前記バーコード位置判定手段の判定結果に基づいて前記記録手段の走査の境界が前記バーコードの構成要素を跨がないようにするする制御手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、画像の記録位置のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を実現することができる。

図面の簡単な説明

0011

記録装置の概略図である。
記録装置の制御系を示したブロック図である。
記録時における記録ヘッドの移動経路を示した図である。
バーコードを含む画像のずれが無い場合とずれた場合の例を示した図である。
繋ぎ目におけるバーコードのセルを示した図である。
繋ぎ目におけるセルがずれのない場合と、ずれた場合を示した図である。
セルの端部に画像の繋ぎ目がある場合を示した図である。
セルの端部に画像の繋ぎ目がある場合を示した図である。
記録装置における記録時の制御を示したフローチャートである。
記録画像における走査ごとの記録領域と画像の繋ぎ目を示した図である。
バーコードにおける繋ぎ目の位置を検出する様子を示した図である。
画像の繋ぎ目がセルを横断するかの判定方法を示した図である。
画像補正の方法を示した図である。
記録制御を示したフローチャートである。
本実施形態における画像補正の方法を示した図である。
本実施形態における画像補正の方法を示した図である。
効果を従来との比較で示した図である。
グレードと対応した白部と黒部の濃度変化の数値を示した図である。

実施例

0012

(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態を適用可能なインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)1の概略図である。記録装置1は、ラベルインク滴を吐出してバーコードを含む画像を記録する記録装置である。記録装置1の主要な構成は、ロール状に巻かれたラベル(記録媒体)7を引き出しながら搬送する搬送部2と、搬送されてきたラベルに記録を行う、エンジン部3である。エンジン部3は、インクを吐出する記録ヘッド4と、記録ヘッド4を保持しながら移動するキャリッジ5と、を備えている。

0013

図2は、記録装置1の制御系を示したブロック図である。制御部6は、エンジン部3内に搭載されており、制御部6によって記録装置1の動作を制御している。また、モータドライバは、キャリッジモータ搬送モータポンプモータと接続されており、駆動信号を受けて各モータを動作させる。画像情報は、ホストコンピュータ(外部PC)からインターフェースを通じてプリンタ本体の制御部6に送信され、制御部6内のCPUにて処理される。そして制御部6は、プログラムメモリを使用して画像処理を行い、記録ヘッドのインク吐出制御を行い、記録を実行する。

0014

図3は、記録時における記録ヘッド4の移動経路を示した図である。以下、記録装置1における記録動作について説明する。本実施形態ではラベル7に2次元バーコードを記録する。搬送部2によって、エンジン部3にラベルが搬送されるとラベル7の搬送は停止する。その後、制御部6からの画像情報に基づいて記録ヘッド4を移動させる。記録ヘッド4はキャリッジ5に搭載されて搬送され、ガイドレールに固定されたキャリッジ5が、モータ駆動する搬送ベルトにより搬送される。また、記録ヘッド4はキャリッジ5内で搬送ベルトの搬送方向と垂直の方向にも移動可能に構成されている。本実施形態では2回の記録ヘッド4の走査でラベル上に画像を完成させる。

0015

Step1では、バーコードの下半分の記録を行う。Step1−1で初期位置Aにある記録ヘッド4は、Step1−2のように矢印C方向に移動を開始し、画像領域8における所定位置でインクを吐出してバーコード(下半分)の記録を行い、Step1−3で、位置Bで停止する。その後、Step2で経路の変更を行う。Step2−1で位置Bの記録ヘッド4は、矢印D方向に移動し、Step2−2のように、画像領域9の記録が可能な位置に移動する。そして、Step3で、バーコードの上半分の記録を行う。Step3−1で、位置Bにある記録ヘッド4は、移動開始と共にStep3−2のように矢印E方向に移動を開始し、画像領域9における所定位置でインクを吐出してバーコード(上半分)の記録を行い、Step3−3で、初期位置Aで停止する。その後、Step4で再度経路の変更を行う。Step4−1で初期位置Aの記録ヘッド4は、矢印F方向に移動し、Step4−2のように、画像領域8の記録が可能な位置に移動する。このように記録ヘッド4が、上半分の画像形成の走査と下半分の画像形成の走査とに分けて走査することで1つの画像(バーコード)を完成させる。

0016

このように上半分の画像と下半分の画像とに分けて記録を行う場合、上半分と下半分との繋ぎ目において画像がずれることがある。

0017

図4(a)から(d)は、バーコードを含む画像のずれが無い場合とずれた場合との例を示した図である。図4(a)は、ずれが生じていない場合の画像である。記録の際に記録ヘッド4の搬送の誤差によってずれが生じると、繋ぎ目Cにおいて画像がずれる。図4(b)は、記録ヘッド4の搬送量のばらつきによって横方向にずれた場合の画像である。図4(c)は、記録ヘッド4の搬送ベルトの搬送方向と垂直方向の移動時にずれが生じて、縦方向で上側と下側の画像領域が分離する方向にずれた画像である。また図4(d)は、図4(c)とは逆の方向にずれた場合で、縦方向で上側の画像と下側の画像とが重なっている画像である。

0018

図5は、繋ぎ目におけるバーコードの正方形最小情報要素(以下、セルともいう)を示した図である。図5(a)は、ずれのないセルを示しており。図5(b)は、図4(b)のように横方向にずれたセルを示している。対応したグラフは、セルの配置に対応して読み取り機が検知する濃度分布を示している。ここでは、画像領域の繋ぎ目がバーコード内のセルの中心を横切る場合を示している。ずれが発生していない場合は、図5(a)のようにセルの形状が保たれているが、図5(b)のように横ずれが生じると、セルに段差が生じたようになる。このような状態になった場合、その段差部は読み取り機には中間濃度と認識され、境界部における濃度変化が緩やかになる。これによって、バーコード読み取り時の正確性が低下しやすくなる。

0019

図6は、繋ぎ目におけるセルがずれのない場合と、ずれた場合を示した図である。図6(a)は、ずれのないセルを示しており。図6(b)は、縦方向にずれて分離したセルを示している。対応したグラフは、セルの配置に対応して読み取り機が検知する濃度分布を示している。ずれが発生していない場合は、図6(a)のようにセルの形状が保たれているが、図6(b)のように縦方向のずれが生じると、図6(b)のようにセルが分断されてしまう。このようにセルが分断されると、読み取り機は、セル幅が小さいと認識してしまい、セルが存在しないと認識され、読み取り不可能になることがある。

0020

このように、セル内で画像のずれが起こると、読み取りの正確性を大きく損なうことになる。なお本実施形態では、2次元バーコードを例としたが、1次元バーコードのバーの直線方向と記録ヘッドの走査方向が平行する方向の場合、縦方向のずれにより読み取り性が損なわれることが考えられる。

0021

図7は、セルの端部に上半分の画像と下半分の画像の繋ぎ目がある場合を示しており、図7(a)は、ずれのない場合を示しており、図7(b)は、点線で示した実際の位置に対して横方向にずれが生じた場合を示している。また、図8も、セルの端部に上半分の画像と下半分の画像の繋ぎ目がある場合を示しており、図8(a)は、ずれのない場合を示しており、図8(b)は、縦方向にずれが生じた場合を示している。

0022

図7(b)に示すように、セルの端部と上半分の画像と下半分の画像の繋ぎ目が一致する関係であれば、横ずれが生じた場合でも読み取り機にはセルの境界の濃度変化が急峻であると認識され、バーコードの読み取りの正確性が損なわれることはない。また、縦方向(分離方向)のずれに対しても、図8(b)に示すように、セルの端部と上半分の画像と下半分の画像の繋ぎ目が一致する関係であれば、セルが分断されず読み取り不能となることはない。

0023

そこで、本実施形態では、上半分の画像と下半分の画像との繋ぎ目がセルを横断する場合、繋ぎ目がセルの端部となるように画像補正を行う。

0024

図9は、本実施形態の記録装置1における記録時の制御を示したフローチャートであり、図10は、記録画像における走査ごとの記録領域と画像の繋ぎ目を示した図であり、図11は、バーコードにおける繋ぎ目の位置を検出する様子を示した図である。以下、図9のフローチャートと図10図11とを用いて記録時の制御を説明する。記録制御が開始されると、ステップS1で、ホストPCから画像情報が送信される。この時、画像情報内のバーコードの位置と種類、セルのサイズ情報を含めてプリンタに送信される。

0025

その後、ステップS2で、画像の下側を記録する第1の走査で記録する領域A(図10参照)と、画像の上側を記録する第2の走査で記録する画像の領域B(図10参照)と、の仮の決定を行う。そして、ステップS3で、上側の画像領域Bと下側の画像領域Aの繋ぎ目Cがバーコードを横断するか判定を行う。バーコードの上端部が上側の画像領域に存在し、かつ下端部が下側の画像領域に存在していた場合、繋ぎ目Cがバーコードを横断していると判定する。それ以外の場合は、画像領域の繋ぎ目がバーコードを横断していないと判定する。ステップS3で、横断していないと判定した場合は、ステップS6に移行して、画像の補正処理を行わず、元の画像をそのまま記録画像とする決定を行う。また、横断していると判定した場合には、ステップS4に移行する。

0026

ステップS4では、図11に示すように第1の走査で記録する画像領域Aと、バーコードDの位置関係の検出を行う。第1の走査の画像領域Aの上側の端部である画像の繋ぎ目のラインCにおける走査方向と直交する方向の画素座標と、バーコードの下端のラインEにおける走査方向と直交する方向の画素の座標との、距離(画素数)を計算する。その後、ステップS5で、第1の走査における画像領域Aと第2の走査における画像領域Bとの繋ぎ目Cが、バーコード内のセルを横断するか判定を行う。ここで、図12を用いて説明を行う。

0027

図12は、画像の繋ぎ目がセルを横断するかの判定方法を示した図である。この判定では、ステップS4で計算された繋ぎ目Cと、バーコードの下端ラインEと、の距離が、走査方向と直交する方向のセルの幅の整数倍であるか否かを照合する。整数倍なら、図12(b)のように繋ぎ目Cがバーコード内のセルを横断せず、整数倍でないなら、図12(a)のように繋ぎ目Cがセルを横断する。セルを横断しない場合、ステップS6に移行して画像の補正処理を行わず、元の画像を記録画像として決定する。セルが横断する場合、ステップS7に移行して、画像の補正処理を行う。

0028

図13は、本実施形態における画像補正の方法を示した図である。ステップS7では、ステップS4で計算した画像領域の端部と、セルの幅の最も近い整数倍の数値の差分の画素数を補正値とし、バーコードの位置を補正値分、走査方向と垂直方向に移動する。このように補正して移動することで、補正した位置はバーコードを最短移動距離で移動した位置となる。図13(a)の場合、4dot分バーコードを図中上側に移動させることで、画像領域の端部のラインとセルの端部のラインとが一致するようになる。このように補正した画像を記録画像と決定する。図13(b)が補正前の画像であり、図13(c)が補正後の画像を示している。このような制御を行うことで画像領域の端部がセルを横断することがなくなり、記録におけるずれが生じた場合も、バーコードの読み取りの正確性を損なうことを抑制することができる。

0029

なお、ステップS4においてバーコードの位置を検出するための基準位置は、バーコードとは別の記録部に存在することが望ましく、バーコードの種類ごとに固有の位置検出パターンを基準位置とすることが好ましい。また、ステップS7における画像の補正処理のやり方画像全体を動かす方法でもよい。

0030

図17は、本実施形態における効果を従来との比較で示した図であり、図17(a)は従来技術であり、図17(b)は本実施形態における効果を示した図である。また図18は、読み取り性のグレードと対応した白部と黒部の濃度変化の急峻さの数値を示した図である。図17(a)、(b)は、2次元バーコード内をヘッドの繋ぎ目が横断する形態において、グラフの横軸は横ずれのずれ量、縦軸正方向は分離方向の縦ずれ量、縦軸の負方向は重なり方向の縦ずれ量を示す。ずれ量ごとに読み取りの正確性を記載している。

0031

ここで、横ずれ方向における読み取り性の変化は、黒部と白部の境界の濃度変化の急峻さに依存している。白部と黒部の濃度変化の急峻さは次のように定義される。黒部と白部の境界の濃度変化をEC、黒部の最も高い濃度と白部の最も低い濃度の差分をSCとすると、急峻さをMとすると、
M=EC/SC
と定義される。

0032

読み取り性のグレードは、グレードCまでが実用に耐えられるレベルであり、グレードDであれば誤読の可能性が高くなる。グレードFは読み取り不能である。

0033

また、本実施形態の縦ずれ方向の影響はセルの認識ができなくなることであり、分離方向に離れると前述のようにセル幅が不足していると認識され、バーコードとして認識されなくなる。

0034

図17(a)のように従来技術では、横ずれによって読み取りの正確性が大きく低下しているが、図17(b)のように、本発明の制御を用いると、横ずれをしても、従来の制御よりも読み取りの正確性を維持できるようになることがわかる。また、縦ずれにおいても、本発明の制御の方が分離方向にずれた場合に読み取りの正確性が維持できるようになることがわかる。

0035

なお、本実施形態ではインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を例に説明したが、これに限定するものでなく、複数回の走査でバーコードを含む画像を記録する記録装置であればよい。

0036

また、本実施例では画像領域の繋ぎ目がセルの端部となるように画像データ上でバーコードの位置を移動したが、画像データ上のバーコードを移動させずに記録媒体の位置を移動させて画像領域の繋ぎ目がセルの端部となるようにしてもよい。

0037

このように、複数回の走査でバーコードを記録する場合、画像領域の繋ぎ目が、バーコードの正方形の最小情報要素(セル)を横断する場合に、バーコードの記録位置を移動して、画像領域の繋ぎ目がセルの端部となるようにする。これによって、画像のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を実現することができた。

0038

(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。本実施形態では、バーコードの移動先に他の画像要素がある場合の対応について説明する。

0039

図14は、本実施形態における記録制御を示したフローチャートであり、図15図16は、本実施形態における画像補正の方法を示した図である。以下、図14のフローチャートを用いて本実施形態の記録制御を説明する。なお、ステップS101からステップS106までは第1の実施形態(図9のフローチャートのS1からS6)と同様であるため説明を省略する。

0040

ステップS105で、繋ぎ目がセルを横断すると判断したら、ステップS107に移行する。ステップS107で、最短の移動でセルの端部と画像の繋ぎ目Cが一致する移動方向と移動量を計算して(図15(a)参照)、それを第1の補正値とし、第1の補正値分移動した先に画像要素があるか判定を行う。移動した先に画像要素がなければステップS109で先に決めた補正値分移動を行い、ステップS111で記録画像を決定する。ステップS107で移動先に画像要素がある場合(図15(b)参照)、ステップS108に移行して反対方向に移動してセルの端部と画像の繋ぎ目Cが一致する移動量を計算し、それを第2の補正値として第2の補正値分移動した先に画像要素があるか判定を行う。

0041

移動した先に画像要素がなければ(図15(c)参照)、ステップS109で先に決めた補正値分移動を行い、ステップS111で記録画像を決定する。ステップS108で移動先に画像要素がある場合(図16(b)参照)、ステップS110に移行して、画像全体を第1の補正値分移動させる処理を行い(図16(c)参照)、ステップS111で記録画像を決定する。

0042

以上のような処理を行うことで、バーコードの移動先に画像要素が存在する場合も、画像領域の繋ぎ目がセルの内部を横断することを防止し、バーコードの読み取りの正確性を損なうことを抑制することができる。

0043

このように、複数回の走査でバーコードを記録する場合、画像領域の繋ぎ目が、バーコードの正方形の最小情報要素(セル)を横断する場合に、バーコードの記録位置を補正して、画像領域の繋ぎ目がセルの端部となるようにする。また、補正した移動先に画像要素がある場合には、逆方向への移動を検討し、逆方向の移動でも移動先に画像要素がある場合には、画像要素と共にバーコードを移動する。これによって、画像のずれによるバーコードの読取精度の低下を抑制することができる記録装置および記録方法を実現することができた。

0044

1記録装置
3エンジン部
4記録ヘッド
5キャリッジ
6 制御部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • キヤノン株式会社の「 インクジェット記録装置および制御方法」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 記録媒体の幅方向に沿って吐出口が配列されたラインヘッドの温度上昇を抑制しつつ、良好な記録を行う。【解決手段】 記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される記録媒体に対してイン... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 インクジェット用記録媒体」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 優れた色再現性、インク吸収性、及びインク受容層の強度を有するインクジェット用記録媒体を提供する。【解決手段】 本発明のインクジェット用記録媒体は、基材と、第一のインク受容層と、第二のイン... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 記録装置」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 簡易な構成により、使用者に不快感を与えることなく、効率的に排気を行うことができる技術を提供する。【解決手段】 本発明に係る記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録手段と、記録手段により画... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ