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技術 液晶表示装置

出願人 アルパイン株式会社
発明者 北村一博
出願日 2016年9月7日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-174818
公開日 2018年3月15日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-040942
状態 特許登録済
技術分野 陰極線管以外の表示装置の制御 液晶6(駆動) 液晶表示装置の制御
主要キーワード FMラジオチューナ 電圧応答 駆動電圧生成 入力画 再生チャンネル 操作つまみ 低温環境 抵抗分圧回路
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図面 (8)

課題

低温時の応答速度を迅速に改善することができる液晶表示装置を提供すること。

解決手段

液晶表示装置30は、LCDパネル200と、LCDパネル200の温度を測定する温度測定部140と、周期的に極性反転する駆動電圧をLCDパネル200に印加することによりLCDパネル200を駆動する共通電圧生成部110、駆動電圧生成部120、駆動電圧切替部130と、温度測定部140によって測定された温度が所定の温度よりも高いときに、駆動電圧切替部130において駆動電圧の極性が反転する周波数が低い第1の駆動方式を設定し、反対に、温度測定部140によって測定された温度が所定の温度よりも低いときに、駆動電圧切替部130において駆動電圧の極性が反転する周波数が高い第2の駆動方式を設定する駆動方式設定部150とを備えている。

概要

背景

従来から、液晶封入された一対の基板の内表面の電極間に、液晶駆動電圧印加して所望の画像表示を行う液晶パネルを有し、測定した液晶パネルの温度または周囲の温度に基づいて液晶駆動電圧のレベル自動補正するようにした液晶駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このように、温度によって液晶駆動電圧を自動補正することにより、低温時の液晶の電圧応答性を改善することができるとともに、使用者が液晶駆動電圧を調整しなくても温度変化によって表示品質が低下することがなく常に良好な表示品質を維持することができる。

概要

低温時の応答速度を迅速に改善することができる液晶表示装置を提供すること。液晶表示装置30は、LCDパネル200と、LCDパネル200の温度を測定する温度測定部140と、周期的に極性反転する駆動電圧をLCDパネル200に印加することによりLCDパネル200を駆動する共通電圧生成部110、駆動電圧生成部120、駆動電圧切替部130と、温度測定部140によって測定された温度が所定の温度よりも高いときに、駆動電圧切替部130において駆動電圧の極性が反転する周波数が低い第1の駆動方式を設定し、反対に、温度測定部140によって測定された温度が所定の温度よりも低いときに、駆動電圧切替部130において駆動電圧の極性が反転する周波数が高い第2の駆動方式を設定する駆動方式設定部150とを備えている。

目的

本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、低温時の応答速度を迅速に改善することができる液晶表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

液晶パネルと、前記液晶パネルの温度を測定する温度測定手段と、周期的に極性反転する駆動電圧を前記液晶パネルに印加することにより、前記液晶パネルを駆動する液晶駆動手段と、前記温度測定手段によって測定された所定の温度よりも温度が高いときに、前記液晶駆動手段において前記駆動電圧の極性が反転する周波数が低い第1の駆動方式を設定し、反対に、前記温度測定手段によって測定された温度が所定の温度よりも低いときに、前記液晶駆動手段において前記第1の駆動方式よりも前記駆動電圧の極性が反転する周波数が高い第2の駆動方式を設定する駆動方式設定手段と、を備えることを特徴とする液晶表示装置

請求項2

前記第1の駆動方式は、フレームごとに前記駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であり、前記第2の駆動方式は、所定数ラインごとに前記駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。

請求項3

前記第1の駆動方式は、複数ラインごとに前記駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であり、前記第2の駆動方式は、前記複数ラインよりも少ない数のラインごとに前記駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。

請求項4

前記液晶パネルの近傍に配置されたAMラジオ受信機動作状態を検出するAMラジオ検出手段をさらに備え、前記駆動方式設定手段は、前記AMラジオ検出手段によって前記AMラジオ受信機が動作中であることが検出されたときに、前記温度測定手段によって測定された温度が所定の温度よりも低いときであっても、前記第2の駆動方式ではなく前記第1の駆動方式を設定することにより、前記AMラジオ受信機の受信周波数帯域内へのノイズ混入を防止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。

請求項5

前記液晶パネルを前記AMラジオ受信機の表示部として用いることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。

請求項6

前記液晶パネルと前記AMラジオ受信機は、同じ筐体収納されていることを特徴とする請求項4または5に記載の液晶表示装置。

請求項7

車両に搭載されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液晶表示装置。

技術分野

0001

本発明は、液晶表示素子を含む液晶パネルを駆動することにより表示を行う液晶表示装置に関する。

背景技術

0002

従来から、液晶封入された一対の基板の内表面の電極間に、液晶駆動電圧印加して所望の画像表示を行う液晶パネルを有し、測定した液晶パネルの温度または周囲の温度に基づいて液晶駆動電圧のレベル自動補正するようにした液晶駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このように、温度によって液晶駆動電圧を自動補正することにより、低温時の液晶の電圧応答性を改善することができるとともに、使用者が液晶駆動電圧を調整しなくても温度変化によって表示品質が低下することがなく常に良好な表示品質を維持することができる。

先行技術

0003

特開平7−191608号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上述した特許文献1に開示された液晶駆動装置では、低温時の液晶の電圧応答性に着目して液晶駆動電圧を変更しており、低温状態を改善する効果は小さく、車載用の液晶表示装置のように厳時に使用する場合には液晶表示装置の温度が上昇するまで長時間かかることになり、液晶の応答速度が遅く表示品質が低下した状態が長時間続くという問題があった。なお、特許文献1の液晶駆動装置では、低温時に駆動電圧を高くしているため、その分だけ消費電力が増加し、自己発熱による温度上昇が生じるが、駆動電圧と液晶パネルの表示内容(液晶の透過率)との間には密接な関係があるため、自己発熱による温度上昇を目的としてむやみに駆動電圧を高くすることはできず、駆動電圧を高くすることによる温度上昇にはそれほど期待できない。

0005

本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、低温時の応答速度を迅速に改善することができる液晶表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

上述した課題を解決するために、本発明の液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルの温度を測定する温度測定手段と、周期的に極性反転する駆動電圧を液晶パネルに印加することにより、液晶パネルを駆動する液晶駆動手段と、温度測定手段によって測定された温度が所定の温度よりも高いときに、液晶駆動手段において駆動電圧の極性が反転する周波数が低い第1の駆動方式を設定し、反対に、温度測定手段によって測定された所定の温度よりも温度が低いときに、液晶駆動手段において第1の駆動方式よりも駆動電圧の極性が反転する周波数が高い第2の駆動方式を設定する駆動方式設定手段とを備えている。

0007

駆動方式を変更して液晶パネルを駆動する駆動電圧の周波数を可変設定することにより、低温時に高い周波数で液晶パネルを駆動して自己発熱を増加させることができるため、低温時の応答速度を迅速に改善することが可能となる。

0008

また、上述した第1の駆動方式は、フレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であり、第2の駆動方式は、所定数ラインごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であることが望ましい。フレームごとに駆動電圧の極性を反転させる周波数に対して、所定数のラインごとに駆動電圧の極性が反転する周波数を非常に高く設定することができるため、低温時の液晶パネルの自己発熱を大幅に増やすことができ、応答速度の改善の程度をさらに高めることが可能となる。

0009

また、上述した第1の駆動方式は、複数ラインごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であり、第2の駆動方式は、複数ラインよりも少ない数のラインごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動方式であることが望ましい。周期的に駆動電圧の極性を反転させるライン数を変更することにより、駆動電圧の極性が反転する周波数を高く設定することができるため、低温時の液晶パネルの自己発熱を確実に増やすことができ、応答速度を確実に改善することが可能となる。

0010

また、上述した液晶パネルの近傍に配置されたAMラジオ受信機動作状態を検出するAMラジオ検出手段をさらに備え、駆動方式設定手段は、AMラジオ検出手段によってAMラジオ受信機が動作中であることが検出されたときに、温度測定手段によって測定された温度が低いときであっても、第2の駆動方式ではなく第1の駆動方式を設定することにより、AMラジオ受信機の受信周波数帯域内へのノイズ混入を防止することが望ましい。これにより、第2の駆動方式によって液晶パネルを駆動中に、動作中のAMラジオ受信機の出力音声にノイズが混入することを防止することができる。

0011

また、上述した液晶パネルをAMラジオ受信機の表示部として用いることが望ましい。AMラジオ受信機の動作内容を液晶パネルを用いて表示する場合には、速い応答速度が要求される内容の表示を行う必要はほとんどないため、低温時の応答速度の改善がその分遅くなることによる影響を少なくすることができる。

0012

また、上述した液晶パネルとAMラジオ受信機は、同じ筐体収納されていることが望ましい。同じ筐体に収納することにより、液晶パネルとAMラジオ受信機とを接近した状態で組み付けた場合であっても、AMラジオ受信機の動作時に出力音声の混入するノイズを確実に低減することができる。

0013

また、本発明の液晶表示装置は車両に搭載されていることが望ましい。使用環境の温度変化が大きい車両に搭載される場合であって、特に冬期の深夜や早朝に使用される場合には、防眩のために輝度が低く設定されたバックライトによる発熱もあまり期待できないが、駆動方式変更による自己発熱の増加による応答速度の改善は、このような場合に特に有効となる。

図面の簡単な説明

0014

一実施形態の液晶表示装置を含む車載装置の全体構成を示す図である。
液晶表示装置の構成を示す図である。
駆動電圧生成部および駆動電圧切替部の具体的な構成を示す図である。
入力信号によって指示される階調と駆動電圧生成部によって生成される電圧V1〜V18との関係を示す図である。
表示フレームと印加されるLCDパネルに印加される電圧との関係を示す図である。
表示ラインと印加されるLCDパネルに印加される電圧との関係を示す図である。
液晶表示装置の変形例を示す図である。

実施例

0015

以下、本発明を適用した一実施形態の液晶表示装置について、図面を参照しながら説明する。

0016

図1は、一実施形態の液晶表示装置を含む車載装置の全体構成を示す図である。図1に示すように、車載装置1は、AMラジオチューナ10、FMラジオチューナ12、表示処理部20、液晶表示装置30、操作部34、入力処理部36、デジタルアナログ変換器(D/A)40、スピーカ42、制御部50を備えている。

0017

AMラジオチューナ10は、AM放送番組を受信し、番組内容に対応する音声再生する処理を行う。FMラジオチューナ12は、FM放送の番組を受信し、番組内容に対応する音声を再生する処理を行う。

0018

表示処理部20は、AMラジオチューナ10やFMラジオチューナ12に関する各種の操作画面や入力画面、動作状態を表す画面等を表示する表示信号を出力して液晶表示装置30にこれらの画面を表示する。液晶表示装置30は、運転席助手席の中央前方に配置されており、表示処理部20から出力される表示信号に対応して生成される駆動電圧をLCDパネルに印加することにより、表示信号に対応する表示を行う。本実施形態では、この液晶表示装置30は、AMラジオチューナ10やFMラジオチューナ12の表示部として用いられている。液晶表示装置30の詳細については後述する。

0019

操作部34は、車載装置1に対する利用者による操作を受け付けるためのものであり、液晶表示装置30の周囲に配置された各種の操作キー、操作スイッチ、操作つまみ等を含んで構成されている。入力処理部36は、操作部34を監視しており、その操作内容を決定する。

0020

デジタル−アナログ変換器40は、AMラジオチューナ10、FMラジオチューナ12のそれぞれの処理によって生成される音声データをアナログ音声信号に変換してスピーカ42から出力する。なお、実際には、デジタル−アナログ変換器40とスピーカ42の間には信号を増幅する増幅器が接続されているが、図1ではこの増幅器は省略されている。また、デジタル−アナログ変換器40とスピーカ42との組合せは再生チャンネル数分備わっているが、図1では一組のみが図示されている。

0021

制御部50は、車載装置1の全体を制御するためのものであり、ROMやRAMなどに格納された所定のプログラムをCPUで実行することにより実現される。上述した車載装置1の各構成は、スピーカ42を除いて同じ筐体に収納されている。

0022

図2は、液晶表示装置30の構成を示す図である。図2に示すように、液晶表示装置30は、液晶パネルとしてのLCDパネル200と、このLCDパネル200を駆動する液晶駆動回路100を含んで構成されている。

0023

液晶駆動回路100は、LCDパネル200の液晶を挟んで配置された一対の電極に駆動電圧を印加するためのものであり、共通電圧生成部110、駆動電圧生成部120、駆動電圧切替部130、温度測定部140、駆動方式設定部150を備えている。上述した温度測定部140が温度測定手段に、共通電圧生成部110、駆動電圧生成部120、駆動電圧切替部130が液晶駆動手段に、駆動方式設定部150が駆動方式設定手段にそれぞれ対応する。

0024

共通電圧生成部110は、LCDパネル200の一対の電極の一方に印加する共通電圧Vcomを生成する。

0025

駆動電圧生成部120は、共通電圧Vcom との電位差が、入力信号(表示信号)によって指示される階調に対応する電圧値となるように、互いに極性が異なる第1の電圧Vaおよび第2の電圧Vbを、LCDパネル200の一対の電極の他方に印加する駆動電圧として生成する。この駆動電圧生成部20は、抵抗分圧回路によって構成されている。この抵抗分圧回路は、一方端が高電位側電源端子(例えば、動作電圧DDを印加する電源回路(図示せず)の正極端子)に、他方端低電位側電源端子(例えば、グランド端子)にそれぞれ接続されている。

0026

駆動電圧切替部130は、駆動電圧生成部120によって生成される第1の電圧Vaおよび第2の電圧Vbが、設定された駆動方式に対応する所定周期所定周波数)でLCDパネル200の一対の電極の他方に交互に印加されるように駆動電圧の極性を反転させる。

0027

温度測定部140は、LCDパネル200の近傍に設けられた温度センサ142の出力に基づいて、LCDパネル200の温度(特に、LCDパネル200に封入された液晶の温度)を測定する。この温度センサ142は、LCDパネル200の表面に取り付けることが望ましいが、LCDパネル200の温度と連動して温度が変化する周囲の部材に取り付けるようにしてもよい。

0028

駆動方式設定部150は、温度測定部140によって測定されたLCDパネル200の温度が予め定められた所定の温度よりも高いときに、駆動電圧切替部130において駆動電圧の極性を反転させる周波数が低い第1の駆動方式を設定し、反対に、温度測定部140によって測定されたLCD200の温度が予め定められた所定の温度よりも低いときに、駆動電圧切替部130において第1の駆動方式よりも駆動電圧の極性を反転させる周波数が高い第2の駆動方式を設定する。本実施形態では、例えば、第1の駆動方式として、フレームごとに駆動電圧の極性を反転させるカラム反転駆動方式を用い、第2の駆動方式として、1ラインごとに駆動電圧の極性を反転させるドット反転駆動方式を用いるものとする。また、ごく低温環境下(例えば、温度がT°C以下)のときに第2の駆動方式が用いられ、それ以外の通常時には第1の駆動方式が用いられる。このT°Cを何度に設定するかは、応答速度の改善が必要か否か(利用者がLCDパネル200に表示された内容を見たときに違和感を生じるか否か)の閾値を設計時に決定すればよい。

0029

図3は、駆動電圧生成部120および駆動電圧切替部130の具体的な構成を示す図である。

0030

図3に示すように、駆動電圧生成部120は、例えば19個の抵抗R1〜R19が直列接続された抵抗分圧回路120Aによって構成されている。この抵抗分圧回路120Aは、中央に配置された抵抗R10を挟んで左右対称に9対の抵抗が配置されている。これら各対を構成する2つの抵抗は同じ抵抗値を有している。具体的には、抵抗R1と抵抗R19が同じ抵抗値を有する。抵抗R2と抵抗R18が同じ抵抗値を有する。抵抗R3と抵抗R17が同じ抵抗値を有する。抵抗R4と抵抗R16が同じ抵抗値を有する。抵抗R5と抵抗R15が同じ抵抗値を有する。抵抗R6と抵抗R14が同じ抵抗値を有する。抵抗R7と抵抗R13が同じ抵抗値を有する。抵抗R8と抵抗R12が同じ抵抗値を有する。抵抗R9と抵抗R11が同じ抵抗値を有する。このような構成を有する抵抗分圧回路20Aにおいて、19個の抵抗R1〜R19のそれぞれの接続点から18種類の電圧V1〜V18が出力される。

0031

駆動電圧切替部130は、駆動電圧生成部120から出力される18種類の電圧V1〜V18の中から一対の電圧を選択し、さらにこの一対の電圧(第1および第2の電圧)を所定間隔切り替えてLCDパネル200の一対の電極の他方に印加する。

0032

次に、駆動電圧生成部120によって生成する18種類の電圧V1〜V18について説明する。

0033

図4は、入力信号によって指示される階調と駆動電圧生成部120によって生成される電圧V1〜V18との関係を示す図である。図4において、横軸は階調を示しており、黒から白までの9階調が入力信号によって指定される場合を想定している。また、縦軸ガンマ特性再現するように各階調に対応する駆動電圧を示しており、電圧V1〜V9が第1の電圧Vaに、電圧V18〜V10が第2の電圧Vbにそれぞれ対応している。

0034

黒(最も暗い輝度を示す階調)に対応する電圧V9、V10は、共通電圧Vcom との電位差がΔV9、ΔV10であり、これらの各電位差は理想的には絶対値が同じであって極性のみが異なっている。また、白(最も明るい輝度を示す階調)に対応する電圧V1、V18は、共通電圧Vcom との電位差がΔV1、ΔV18であり、これらの各電位差は理想的には絶対値が同じであって極性のみが異なっている。白と黒の間の中間調に対応する他の対となる2つの電圧について同様であり、理想的には共通電圧Vcom との電位差の絶対値が同じで、極性のみが異なっている。

0035

駆動方式設定部150によって第1の駆動方式(カラム反転駆動方式)が設定されている場合の駆動電圧切替部130の動作は以下のようになる。

0036

入力信号によって、ある階調が指定されたときに、駆動電圧切替部130は、この階調に対応する一対の電圧を決定し、表示フレームが切り替わる毎に、印加するこれらの電圧を切り替える。例えば、一対の電圧として、第1の電圧Vaとしての電圧V4と第2の電圧Vbとしての電圧V15を考えた場合に、nフレームを表示する際の駆動電圧として第1の電圧Vaとしての電圧V4が使用され、n+1フレームを表示する際の駆動電圧として第2の電圧Vbとしての電圧V15が使用される。これらの電圧V4、V15は、共通電圧Vcom との電位差がΔV4、Δ15であり、理想的にはこれらの電位差の絶対値は同じであって、連続するフレームにおいて同じ階調が維持される。

0037

図5は、各表示フレームと印加されるLCDパネル200に印加される電圧との関係を示す図である。nフレーム(奇数フレーム)を表示する場合には、LCDパネル200の一対の電極の一方に共通電圧Vcom が印加され、一対の電極の他方に駆動電圧切替部130から出力される電圧V4が印加される。また、n+1フレーム(偶数フレーム)を表示する場合には、LCDパネル200の一対の電極の一方に共通電圧Vcom が印加され、一対の電極の他方に駆動電圧切替部130から出力される電圧V15が印加される。

0038

一方、駆動方式設定部150によって第2の駆動方式(ドット反転駆動方式)が設定されている場合の駆動電圧切替部130の動作は以下のようになる。

0039

入力信号によって、ある階調が指定されたときに、駆動電圧切替部130は、この階調に対応する一対の電圧を決定し、表示ラインが切り替わる毎に、印加するこれらの電圧を切り替える。例えば、一対の電圧として、第1の電圧Vaとしての電圧V4と第2の電圧Vbとしての電圧V15を考えた場合に、nラインを表示する際の駆動電圧として第1の電圧Vaとしての電圧V4が使用され、n+1ラインを表示する際の駆動電圧として第2の電圧Vbとしての電圧V15が使用される。これらの電圧V4、V15は、共通電圧Vcom との電位差がΔV4、Δ15であり、理想的にはこれらの電位差の絶対値は同じであって、連続するラインにおいて同じ階調が維持される。

0040

図6は、各表示ラインと印加されるLCDパネル200に印加される電圧との関係を示す図である。nラインを表示する場合には、LCDパネル200の一対の電極の一方に共通電圧Vcom が印加され、一対の電極の他方に駆動電圧切替部130から出力される電圧V4が印加される。また、n+1ラインを表示する場合には、LCDパネル200の一対の電極の一方に共通電圧Vcom が印加され、一対の電極の他方に駆動電圧切替部130から出力される電圧V15が印加される。

0041

このように、本実施形態の液晶表示装置30では、駆動方式を変更してLCDパネル200を駆動する駆動電圧の周波数を可変設定することにより、低温時に高い周波数でLCDパネル200を駆動して自己発熱を増加させることができるため、低温時の応答速度を迅速に改善することが可能となる。

0042

特に、フレームごとに極性を反転させるカラム反転駆動方式において駆動電圧の極性を反転させる周波数に対して、ラインごとに極性を反転させるドット反転駆動方式において駆動電圧の極性が反転する周波数を非常に高く設定することができるため、低温時の液晶パネルの自己発熱を大幅に増やすことができ、応答速度の改善の程度をさらに高めることが可能となる。

0043

また、使用環境の温度変化が大きい車両に搭載される場合であって、特に冬期の深夜や早朝に使用される場合には、防眩のために輝度が低く設定されたバックライト(図示せず)による発熱もあまり期待できないが、駆動方式変更による自己発熱の増加による応答速度の改善は、このような場合に特に有効となる。

0044

図7は、液晶表示装置の変形例を示す図である。図7に示す液晶表示装置30Aは、図2に示した液晶表示装置30に対して、液晶駆動回路100を液晶駆動回路100Aに置き換えた点が異なっている。また、この液晶駆動回路100Aは、図2に示した液晶駆動回路100に対して、駆動方式設定部150を駆動方式設定部150Aに置き換えた点が異なっている。車載装置の全体構成については、図1に示したものをそのまま用いることができる。

0045

駆動方式設定部150Aは、AMラジオチューナ10が動作中であってAM放送を聴取中の場合には、温度測定部140によって測定された温度が所定の温度よりも低いときであっても、第2の駆動方式(ドット反転駆動方式)ではなく第1の駆動方式(カラム反転駆動方式)を設定する。これにより、AMラジオチューナ10の受信周波数帯域内へのノイズの混入(出力音声へのノイズの混入)を防止することができる。AMラジオチューナ10が動作中であるか否かは、例えば制御部50によって検出することができ、動作中のときに制御部50から駆動方式設定部150Aに向けてAMラジオ検出信号が出力される。駆動方式設定部150Aは、この信号を受け取ることにより、AMラジオチューナ10が動作中であってAM放送を聴取中であることを知ることができる。この例では、AMラジオチューナ部10がAMラジオ受信機に、制御部50がAMラジオ検出手段にそれぞれ対応する。

0046

また、AMラジオチューナ10の動作内容を液晶パネルを用いて表示する場合には、速い応答速度が要求される内容の表示を行う必要はほとんどないため、低温時の応答速度の改善がその分遅くなることによる影響を少なくすることができる。

0047

また、LCDパネル200とAMラジオチューナ10を同じ筐体に収納することにより、LCDパネル200とAMラジオチューナ10とを接近した状態で組み付けた場合であっても、AMラジオチューナ10の動作時に出力音声の混入するノイズを確実に低減することができる。

0048

なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、第1の駆動方式としてフレームごとに駆動電圧の極性を反転させるカラム反転駆動方式を用い、第2の駆動方式としてラインごとに駆動電圧の極性を反転させるドット反転駆動方式を用いたが、それ以外の組み合わせを採用してもよい。

0049

例えば、第1の駆動方式として、複数ライン(例えば4ライン)ごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動方式を用い、第2の駆動方式として、この複数ラインよりも少ない数のライン(例えば1ライン)ごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動方式を用いるようにしてもよい。周期的に駆動電圧の極性を反転させるライン数を変更することにより、駆動電圧の極性が反転する周波数を高く設定することができるため、低温時の液晶パネルの自己発熱を確実に増やすことができ、応答速度を確実に改善することが可能となる。

0050

また、上述した実施形態では、車載装置に用いられる液晶表示装置30について説明したが、車載装置以外に用いられる液晶表示装置について、本発明を適用するようにしてもよい。また、図3に示した駆動電圧生成部120や駆動電圧切替部130の構成は一例であって、他の構成を用いるようにしてもよい。

0051

上述したように、本発明によれば、駆動方式を変更して液晶パネルを駆動する駆動電圧の周波数を可変設定することにより、低温時に高い周波数で液晶パネルを駆動して自己発熱を増加させることができるため、低温時の応答速度を迅速に改善することが可能となる。

0052

30、30A液晶表示装置
100、100A液晶駆動回路
110共通電圧生成部
120駆動電圧生成部
130駆動電圧切替部
140温度測定部
150駆動方式設定部
200 LCDパネル

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  • TianmaJapan株式会社の「 表示装置及びその制御方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】表示装置におけるデータ信号の伝送における障害に対する耐性を高める。【解決手段】表示装置は、基板上の画素回路と、基板上で画素回路へのデータ信号を伝送するデータ線と、データ線と異なる基板上のモニタ... 詳細

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