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技術 橋梁ジョイント部の充填吸音具及びそれを用いた橋梁ジョイント部の止水構造

出願人 大東金属株式会社
発明者 古賀敬司佐藤安広駒井崇原理加杉岡恵美子
出願日 2016年9月7日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-174232
公開日 2018年3月15日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2018-040145
状態 特許登録済
技術分野 道路の舗装構造 橋または陸橋
主要キーワード ハトメ金具 弾性充填材 高架高速道路 サポート板 係留部材 押しつけ圧 エアーバルブ 巻き始端
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月15日)のものです。
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図面 (9)

課題

角柱状充填吸音具縦列配置にして装填される橋梁ジョイント部の遊間部の雨漏りをなくすることを目的とする。

解決手段

橋梁ジョイント部の遊間に装填する充填吸音具1の長手方向の端部に、包皮3の下面に対して一端側の縁が水密接合された遮水シート6を備えさせ、この遮水シート6を有する充填吸音具1を縦列配置にして複数個遊間22に装填し、隣り合う充填吸音具1の遮水シート6を重ねて巻回し、その遮水シート6の巻回部の両端を下向きに曲げ橋梁20の端部に設けられている排水溝13に入り込ませ、排水溝13を排水管15に繋ぐ構造にした。

概要

背景

高架高速道路は、一定長さの橋梁を一列に並べて路面が形成されている。その高架高速道路の各橋梁のジョイント部には、寒暖の差による熱伸縮を吸収するための遊間(隙間)が設けられている。

その遊間は、車両が橋梁のジョイント部を通過する際の騒音を外部に漏れ出させ、大きな異音を発生させる。

そこで、その遊間にサイレンサーボックスと称される充填吸音具装填することが行われている。その充填吸音具は、包皮となる非通気性の袋に通気性伸縮性を有する角柱状弾性充填材密封したものであって、下記特許文献1〜3などに開示されている。

この充填吸音具は、橋梁のジョイント部の遊間幅よりも横幅を大きくしてあり、前記非通気性の袋に設けた栓付き吸排気口から脱気して横幅を縮小させ、この状態で遊間部に挿入し、吸排気口から空気を吸入して弾性復元させる。

これにより、充填吸音具の両側面が遊間を間にして対向した橋梁の端部に押し付けられ、圧縮された状態でジョイント部に保持されるようになっている。

なお、この充填吸音具は、最大長さが1200mm程度、最小長さが100mm程度のものが用いられており、その充填吸音具が橋梁の幅方向複数個に並べて遊間部に装填される。

概要

角柱状の充填吸音具が縦列配置にして装填される橋梁ジョイント部の遊間部の雨漏りをなくすることを目的とする。橋梁ジョイント部の遊間に装填する充填吸音具1の長手方向の端部に、包皮3の下面に対して一端側の縁が水密接合された遮水シート6を備えさせ、この遮水シート6を有する充填吸音具1を縦列配置にして複数個遊間22に装填し、隣り合う充填吸音具1の遮水シート6を重ねて巻回し、その遮水シート6の巻回部の両端を下向きに曲げて橋梁20の端部に設けられている排水溝13に入り込ませ、排水溝13を排水管15に繋ぐ構造にした。

目的

この発明の課題は、角柱状の充填吸音具が縦列配置にして装填される橋梁ジョイント部の遊間部の雨漏りをなくすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

通気性伸縮性を有する弾性充填材(2)を気密性のある包皮(3)によって密封した角柱状をなす橋梁ジョイント部の充填吸音具であって、長手方向の端部に、前記包皮(3)の下面に対して一端側の縁が水密接合された、幅Wが充填吸音具の幅wよりも大きくて両側縁が充填吸音具の両側部から所定量側方に突出する遮水シート(6)を備える橋梁ジョイント部の充填吸音具。

請求項2

前記遮水シート(6)を長手方向の両端部に備える請求項1に記載の橋梁ジョイント部の充填吸音具。

請求項3

前記遮水シート(6)を長手方向の一端部に備える請求項1に記載の橋梁ジョイント部の充填吸音具。

請求項4

上部と下部の端部近傍ハトメ金具(7)を取付け係留部材(8)を備える請求項1〜3のいずれかに記載の橋梁ジョイント部の充填吸音具。

請求項5

橋梁(20)のジョイント部(21)の遊間(22)に、請求項1〜4のいずれかに記載の充填吸音具(1)を縦列に並べ、自己弾性復元力で前記遊間(22)を間にして対向した橋梁(20)の端部に押し付けて複数装填し、さらに、隣り合う位置の充填吸音具(1)の各々が互いの突き合わせ部に備える前記遮水シート(6)を互いに重ねて包皮(3)に対する接合側とは反対側の縁を巻き始端にして巻回し、その遮水シート(6)の巻回部の両端を下向きに曲げて前記遊間(22)を間にして対向した橋梁(20)の端部に設けられている排水溝(13)に入り込ませ、前記排水溝(13)を排水管(15)に繋いで構成される橋梁ジョイント部の止水構造

請求項6

前記充填吸音具(1)の横幅方向の両側面を接着剤で橋梁(20)の端部に接着した請求項5に記載の橋梁ジョイント部の止水構造。

請求項7

ジョイント部(21)を介してつながれる2つの橋梁(20,20)の接続側の端部に、サポート板(12,12)を対向させて取り付け、その2枚のサポート板(12,12)間に前記遊間(22)を作り出し、さらに、前記排水溝(13)を、その2枚のサポート板(12,12)の下部にそれぞれ設けた請求項5又は6に記載の橋梁ジョイント部の止水構造。

技術分野

0001

この発明は、高架高速道路橋梁ジョイント部に用いる充填吸音具とそれを用いた橋梁ジョイント部の信頼性の高い止水構造に関する。

背景技術

0002

高架高速道路は、一定長さの橋梁を一列に並べて路面が形成されている。その高架高速道路の各橋梁のジョイント部には、寒暖の差による熱伸縮を吸収するための遊間(隙間)が設けられている。

0003

その遊間は、車両が橋梁のジョイント部を通過する際の騒音を外部に漏れ出させ、大きな異音を発生させる。

0004

そこで、その遊間にサイレンサーボックスと称される充填吸音具を装填することが行われている。その充填吸音具は、包皮となる非通気性の袋に通気性伸縮性を有する角柱状弾性充填材密封したものであって、下記特許文献1〜3などに開示されている。

0005

この充填吸音具は、橋梁のジョイント部の遊間幅よりも横幅を大きくしてあり、前記非通気性の袋に設けた栓付き吸排気口から脱気して横幅を縮小させ、この状態で遊間部に挿入し、吸排気口から空気を吸入して弾性復元させる。

0006

これにより、充填吸音具の両側面が遊間を間にして対向した橋梁の端部に押し付けられ、圧縮された状態でジョイント部に保持されるようになっている。

0007

なお、この充填吸音具は、最大長さが1200mm程度、最小長さが100mm程度のものが用いられており、その充填吸音具が橋梁の幅方向複数個に並べて遊間部に装填される。

先行技術

0008

実公昭64−53205号公報
実開平2−148005号公報
特開2015−194045号公報

発明が解決しようとする課題

0009

前記充填吸音具は、横幅方向の両側面が遊間を間にして対向した橋梁の端部に押し付けられる。また、その両側面は、橋梁の遊間に面した端面に接着剤を用いて接着することが行われている。そのため、橋梁と充填吸音具の両側面との間は水の通り道となる隙間がなく、良好な止水がなされる。

0010

ところが、遊間の橋梁幅方向の両端には縦列配置の充填吸音具群の両端を突き当てる支圧部が存在しない。そのため、各充填吸音具の長手方向端部の突き合わせ面には押しつけ圧が加わらない。

0011

それが原因で、高速道路の路面から遊間部に流入した雨水が遊間に装填されている充填吸音具の上に溜り、その雨水が各充填吸音具の長手方向端部の突き合わせ面間の隙間を通って橋梁の下に滴り落ちる(雨漏りする)状況が生じている。

0012

その雨漏りは、橋梁の支承などを錆びつかせるなどの原因となり、橋梁の保全に支障を来たす。

0013

そこで、この発明の課題は、角柱状の充填吸音具が縦列配置にして装填される橋梁ジョイント部の遊間部の雨漏りをなくすることである。

課題を解決するための手段

0014

上記の課題を解決するため、この発明においては、下記する橋梁ジョイント部の充填吸音具と、それを用いた橋梁ジョイント部の止水構造を提供する。

0015

この発明の橋梁ジョイント部の充填吸音具は、通気性、伸縮性を有する角柱状弾性充填材を気密性のある柔軟な包皮によって密封したものであって、長手方向の端部に、前記包皮の下面に対して一端側の縁が水密接合された下記の遮水シート、即ち、横幅が充填吸音具の横幅よりも大きくて両側縁が充填吸音具の横幅方向両側部から所定長側方に突出する遮水シートを備えるものである。

0016

前記遮水シートは、橋梁の幅方向両端部に配置される充填吸音具については、その充填吸音具の長手方向の一端部にあればよい。

0017

また、橋梁の幅方向両端を除く部分(中間部)に配置される充填吸音具については、その充填吸音具の長手方向の両端部にその遮水シートを設ける。

0018

なお、この充填吸音具には、隣り合う充填吸音具の吊り下げ相互連結を可能となすために、吊下用のワイヤー結束バンドを通すハトメ金具取付け係留部材を、上部と下部の端部近傍に設けておくのがよい。

0019

この発明の橋梁ジョイント部の止水構造は、橋梁のジョイント部の遊間に遮水シートを設けた前記充填吸音具を橋梁の横幅方向に複数個縦列配置にして装填する。

0020

その装填は、充填吸音具が圧縮された状態でジョイント部に保持され、その充填吸音具の横幅方向の両側面が遊間を間にして対向した橋梁の端部に押し付けられて橋梁と充填吸音具の両側面との間は水の通り道となる隙間ができないように行い、必要に応じて、橋梁の端部に対する両側面の接着を併用する。

0021

一方、前記遊間を間にして対向した橋梁の長手方向端部には、排水管に接続された排水溝を橋梁の幅方向に延ばして設ける。この排水溝は、充填吸音具を遊間に挿入した後に設置すると遊間に対する充填吸音具の挿入を支障なく行えて好ましい。

0022

次に、遊間に縦列配置にして装填した充填吸音具は、隣り合う充填吸音具の互いの突き合わせ部にそれぞれ設けた2枚の前記遮水シートが並んで垂れ下がった状態になっている。

0023

そこで、その2枚の遮水シートを重ね、包皮に対する接合側とは反対側の縁を巻き始端にして包皮との接合部近くまで数回巻く。そして、遮水シートの巻回部の両端(充填吸音具横幅方向の両端)を下向きに屈曲させ、前記排水溝に入り込ませる。

0024

このようにして構築する止水部(止水構造)は、ジョイント部を介してつながれる2つの橋梁の接続側の端部に、対向配置されるサポート板を取り付け、そのサポート板間にジョイント部の遊間を作り出し、さらに、前記排水溝を、その2枚のサポート板の下部にそれぞれ設けると好ましい。

発明の効果

0025

この発明の橋梁ジョイント部の充填吸音具は、長手方向の端部に包皮の下面に対して水密に接合された遮水シートを備えており、隣り合う充填吸音具に設けられた遮水シートを互いに重ねて巻くことが可能であり、その巻回により隣り合う充填吸音具間の隙間を封鎖することができる。

0026

互いに重ねて巻回する2枚の遮水シート間には雨水が流入する隙間ができるが、その隙間に流入した雨水は、遮水シートを巻回したことによって巻回した遮水シートの両端から外部に流出する。

0027

従って、巻回した遮水シートの両端を排水溝に入れることで、遊間に流入した雨水を、巻回した遮水シート間の隙間から排水溝に排出し、排水溝から排水管に流すことができる。これにより、橋梁ジョイント部での雨漏りを無くすことが可能になる。

0028

なお、上部と下部に前記係留部材を設けた充填吸音具は、上部の係留部材を利用して遊間の上部に架線する吊下用ワイヤーに吊り下げることができる。また、下部の係留部材を利用して隣り合う充填吸音具を結束バンドで互いに連結することができ、その方法を採ることで遊間に装填した充填吸音具の保持安定性を高めることができる。

0029

また、1箇所の遊間に装填する充填吸音具を吊下用ワイヤーで1つにまとめて遊間に装填する方法を採って、装填の作業性を高めることもできる。

図面の簡単な説明

0030

この発明の充填吸音具の一例を下面側から見て示す斜視図である。
図1の充填吸音具を上面側から見て示す斜視図である。
図1の充填吸音具を長手直角に切った断面図である。
この発明の充填吸音具の橋梁ジョイント部に対する設置状態概要を示す断面図である。
図1の充填吸音具を橋梁ジョイント部の遊間の一部に挿入して吊下ワイヤーで吊下げた状態を示す側面図である。
図5の吊下げ状態で隣り合う充填吸音具の遮水シートを重ねて巻き取った状態を示す側面図である。
隣り合う遮水シートを重ねて巻き取った後に隣り合う充填吸音具の下部を結束バンドで連結した状態を示す側面図である。
巻き取った遮水シートの両端を下向きに折り曲げて排水溝に挿入し、橋梁ジョイント部の止水処理を完了した状態を示す断面図である。

実施例

0031

以下、この発明の橋梁ジョイント部の吸音性を備えた充填吸音具とそれを用いた橋梁ジョイント部の止水構造の実施の形態を添付図面の図1図8に基づいて説明する。

0032

図1図3に示すように、例示の橋梁ジョイント部の充填吸音具1は、通気性、伸縮性を有する弾性充填材2を気密性のある包皮3によって密封したものであって、全体が所定長さの角柱状をなしている。

0033

この充填吸音具1は、長さの異なるものが数種類準備されており、それらを適宜に組み合わせて高架高速道路の橋梁ジョイント部の遊間の全域カバーするようにしている。

0034

各充填吸音具1は、包皮3の内部に空気を出入りさせるエアーバルブ4(図1図3参照)を下面に備えている。エアーバルブ4は、吸排気口を栓5で開閉するバルブであって、長さの長い充填吸音具については、1個の充填吸音具に対して複数個設けることがある。

0035

弾性充填材2は、通気性があり、しかも伸縮弾性に優れた材料、例えば、発泡ウレタン樹脂などで形成されている。この弾性充填材2は、単一の材料で形成されたものを例示したが、複数の材料を積層したものなども用いられる。

0036

複数の材料の積層構造については、前記特許文献2,3などに示されているので、ここでの詳細説明は省く。

0037

単一の材料で形成された弾性充填材、複数の材料を積層した弾性充填材のどちらも全体が角柱状をなすように構成され、その角柱状弾性充填材の全面が包皮3によって覆われる。

0038

包皮3は、耐候性耐衝撃性耐水性などに優れた通気性の無い可撓性シート、例えば、帆布軟質合成樹脂コーティングしたシート(樹脂引布)などが用いられている。

0039

図示の充填吸音具1の長手方向の両端部には、遮水シート6が設けられている。この遮水シート6は、耐候性、耐衝撃性、耐水性などに優れた通気性の無い可撓性シート、即ち、包皮3と同様の樹脂引布などが用いられている。

0040

この遮水シート6は、横幅が充填吸音具1の横幅よりも大きい。この遮水シート6の一端側の縁の、充填吸音具1の両側部からのはみ出し部を除いた箇所が、包皮3の下面に熱融着するなどして水密に接合されている。

0041

遮水シート6の両側縁部は、充填吸音具1の横幅方向両側部から所定長さ側方に突出している。その突出長さは任意に設定できる。後述する排水溝13(図8参照)までの距離が近ければその突出長さは5cm程度でも足りる。

0042

なお、橋梁ジョイント部の両端に配置される充填吸音具については、遮水シート6は、片端に設ければよい。

0043

図示の充填吸音具1の長手方向の両端部には、ハトメ金具7を取付けた係留部材8も設けられている。

0044

この係留部材8は、遊間に縦列配置にして装填される充填吸音具1をワイヤーに吊下げて保持する目的と、隣り合う充填吸音具を互い連結する目的で設けられたものであって、充填吸音具1の上面と下面の双方に存在する。

0045

なお、充填吸音具1の下面の係留部材8は、遮水シート6を避けた位置に設置されている。

0046

前記係留部材8があると、図5図7に示すように、各充填吸音具1を吊下用ワイヤー9に吊下げて保持し、さらに、隣り合う充填吸音具1を、図7に示すように結束バンド10で互いに連結することができる。結束バンド10は、隣り合う充填吸音具1が突き合わされた箇所の係留部材8に設けられているハトメ金具7に通して締付けられる。

0047

以上のように構成した充填吸音具1は、適切な長さを有するものが必要個数組み合わされ、それらが図4に示すように道路幅方向に並べられ、各充填吸音具1の上部に設けられた係留部材8のハトメ金具7に図5図7に示すように、吊下用ワイヤー9が引き通される。

0048

また、図7に示すように、道路幅方向に並べた複数の充填吸音具1のうち、隣り合う位置にあるもの同士が充填吸音具1の下部に設けられた係留部材8のハトメ金具7に結束バンド10を通してその結束バンド10によって連結される。

0049

縦列つなぐ充填吸音具1の各々は、エアーバルブ4を排気口にして内部が脱気され、脱気後に吸排気口を栓5で閉じることにより、脱気によって収縮した状態が保持される。

0050

この脱気による収縮の作業と、吊下用ワイヤー9を通す作業、結束バンド10による連結作業はいずれを先に行うかを問わない。

0051

次に、吊下用ワイヤー9と結束バンド10でつながれた充填吸音具1の群れを、各充填吸音具1の収縮状態が保持されている状況下で橋梁ジョイント部の遊間22(図8参照)に引き入れ、必要な張力を加えた吊下用ワイヤー9の両端を、図5に示すように橋梁20の両側部(図5は一側部のみを開示)に設けるアイボルトなどのアンカー部材11につなぐ。

0052

例示のケースでは、図8に示すように、ジョイント部21を介してつながれる橋梁20の接続側の端部に、予め鋼板製のサポート板12を継ぎ目における漏水防止のためのシール処理を行って取り付け、対向配置されたそのサポート板12,12間にジョイント部の遊間22を作り出している。

0053

また、各サポート板12の、遊間22を間にして互いに向き合った面の下部に、橋梁20の幅方向に延びる排水溝13をそれぞれ設ける。その排水溝13は、連結管14を介して排水管15につなぐ。なお、図示の排水溝13は、充填吸音具1の群れを遊間22に引き入れた後に、サポート板12に金具を取り付けてその金具で構成した。

0054

上記のようにして、1つにまとめた充填吸音具1の群れを遊間22に引き入れて吊下用ワイヤー9による吊下げを完了したら、エアーバルブ4を開いて収縮している充填吸音具1を吸排気口からの吸気により弾性復元させて膨張させる。

0055

これにより、充填吸音具1の両側面が遊間22を間にして対向したサポート板12に押し付けられ、サポート板12と充填吸音具1の側面との間の隙間が封鎖される。

0056

必要に応じて、1つにまとめた充填吸音具1の群れを遊間22に引き入れる前に、充填吸音具1の両側面とサポート板12の充填吸音具をはさみつける面のどちらかに接着剤が塗布され、この場合には、充填吸音具1の側面側の止水がより確実になされる。

0057

以上の作業を終えたら、隣り合う充填吸音具1の突き合わせ部に垂れ下がっている遮水シート6の処理を行う。その遮水シート6は、隣り合う充填吸音具1に設けた2枚を重ね、包皮3に対する接合側とは反対側の縁を巻き始端にして図6に示すように、包皮3との接合部近くまで数回巻く。

0058

その後、この遮水シート6の巻回部の両端(充填吸音具横幅方向の両端E)を図8に示すよう下向きに屈曲させ、各サポート板12に設ける排水溝13に入り込ませる。

0059

以上で、橋梁ジョイント部の止水処理が完了する。

0060

以上のようにして構築されるこの発明の止水構造によれば、高架高速道路の路面から橋梁ジョイント部の遊間22に流入した雨水が、互いに重ねて巻回した隣り合う充填吸音具の遮水シート6,6間の隙間にしみいるように流入する。

0061

遮水シート6,6間の隙間に流入した雨水は、巻回した遮水シートの両端しか出口がないためその両端から外部に流出する。

0062

巻回した遮水シートの両端は、排水溝13に入り込んでおり、そのため、遮水シート間の隙間に流入して遮水シート巻回部の両端から流出した雨水は排水溝13に取り込まれ、排水溝13から連結管14を経由して排水管15に排水される。

0063

このように、この発明の止水構造によれば、橋梁ジョイント部に流入した雨水は流出先コントロールされて排水管に流れ、これにより、橋梁ジョイント部での雨漏りを無くすことが可能になる。

0064

1充填吸音具
2弾性充填材
3包皮
4エアーバルブ
5 栓
6遮水シート
7ハトメ金具
8係留部材
9 吊下用ワイヤー
10結束バンド
11アンカー部材
12サポート板
13排水溝
14連結管
15排水管
20橋梁
21ジョイント部
22 遊間

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