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技術 画像形成装置および画像形成装置の制御プログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 西川英史横谷高広小島清仁
出願日 2016年9月5日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2016-172920
公開日 2018年3月15日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2018-039585
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 電子写真における制御・管理・保安 シート,ウェブの制御
主要キーワード 各検知位置 追加判定 表裏状態 平均反射 エッジライン プロファイル化 サブルーチンフローチャート エッジ判定処理
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月15日)のものです。
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図面 (14)

課題

フラップを開いた状態の封筒表裏を判定し、セット間違いを防止する画像形成装置を提供する。

解決手段

画像形成装置10は、搬送路161と、検知部18、28、38と、制御部11とを有する。搬送路161は、袋状の本体部21の封を閉じるためのフラップ22を有する封筒20を搬送する。検知部18、28、38は、封筒20の搬送方向に沿って、封筒20の少なくとも一部の範囲に光を照射し、封筒20からの反射光量を検知する。制御部11は、封筒20上に光を照射した位置と、当該位置において検知した反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、封筒20の表裏を判定する。

概要

背景

近年、複写機プリンター等の画像形成装置の用途が拡大し、普通紙だけなく、封筒等の多様なメディアに対する印刷の対応が求められている。

封筒は、普通紙と異なり、封を閉じるためのフラップを有する。従来から、封筒のフラップを検知して、封筒に対して適切な処理を行う種々の技術が提案されてきた。たとえば、特許文献1に記載の発明では、フラップを閉じた状態の封筒において、フラップの封筒面内位置センサー等により検知して、封筒の表裏等のセット間違いを防止する技術が提案されている。また、特許文献2に記載の発明では、封筒の厚さをセンサーにより検知して、フラップの開閉状態を判断し、フラップの状態に合わせた搬送制御印字制御を行う技術が提案されている。

概要

フラップを開いた状態の封筒の表裏を判定し、セット間違いを防止する画像形成装置を提供する。画像形成装置10は、搬送路161と、検知部18、28、38と、制御部11とを有する。搬送路161は、袋状の本体部21の封を閉じるためのフラップ22を有する封筒20を搬送する。検知部18、28、38は、封筒20の搬送方向に沿って、封筒20の少なくとも一部の範囲に光を照射し、封筒20からの反射光量を検知する。制御部11は、封筒20上に光を照射した位置と、当該位置において検知した反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、封筒20の表裏を判定する。

目的

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、フラップを開いた状態の封筒の表裏を判定し、セット間違いを防止する画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

袋状の本体部の封を閉じるためのフラップを有する封筒を搬送する搬送路と、前記封筒の搬送方向に沿って、当該封筒の少なくとも一部の範囲に光を照射し、当該封筒からの反射光量を検知する検知部と、前記封筒上に光を照射した位置と、当該位置において検知した前記反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定する制御部と、を有する画像形成装置

請求項2

前記検知部は、前記搬送方向に沿って前記封筒の前端から後端にわたる前記反射光量を検知し、前記制御部は、前記前端から前記後端にわたる前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定する請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記制御部は、前記プロファイルを参照し、前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定し、前記段差がない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定し、前記段差がある場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定する請求項1または2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記制御部は、前記プロファイルに前記段差がある場合、当該段差が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定する請求項3に記載の画像形成装置。

請求項5

前記制御部は、前記プロファイルに前記段差がない場合、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定し、前記傾斜がある場合、当該傾斜が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定する請求項3または4に記載の画像形成装置。

請求項6

前記検知部は、前記搬送方向に直交する方向に並ぶ複数のセンサーを有し、前記制御部は、前記複数のセンサーに含まれる一つのセンサーにより得られる前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定し、前記一つのセンサーにより得られる前記プロファイルを参照し、前記プロファイルに前記段差も前記傾斜もない場合、前記複数のセンサーが検知した前記反射光量に基づいて前記封筒の平面形状を特定し、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定する請求項5に記載の画像形成装置。

請求項7

前記検知部は、前記搬送路上に設けられる請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項8

前記封筒を収容する収容部をさらに有し、前記検知部は、前記収容部内に設けられる請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。

請求項9

前記収容部は、前記検知部を前記封筒に対して相対的に上昇させる移動手段をさらに有し、前記制御部は、前記プロファイルの精度が低い場合において、前記プロファイルを参照しても前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定できない場合には、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定し、前記傾斜がある場合には、前記移動手段により前記検知部を相対的に上昇させ、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加しない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定し、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加する場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定する請求項8に記載の画像形成装置。

請求項10

袋状の本体部の封を閉じるためのフラップを有する封筒を搬送する搬送路と、前記封筒の搬送方向に沿って、当該封筒の少なくとも一部の範囲に光を照射し、当該封筒からの反射光量を検知する検知部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、前記封筒上に光を照射した位置と、当該位置において検知した前記反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定するステップ(a)をコンピューターに実行させるための制御プログラム。

請求項11

前記ステップ(a)においては、前記搬送方向に沿って前記封筒の前端から後端にわたる前記反射光量についての前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定する請求項10に記載の制御プログラム。

請求項12

前記ステップ(a)は、前記プロファイルを参照し、前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定するステップ(b)と、前記ステップ(b)において前記段差がない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定するステップ(c)と、前記ステップ(b)において前記段差がある場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定するステップ(d)と、を含む請求項10または11に記載の制御プログラム。

請求項13

前記ステップ(b)において前記プロファイルに前記段差がある場合、当該段差が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定するステップ(e)をさらに含む請求項12に記載の制御プログラム。

請求項14

前記ステップ(b)において前記プロファイルに前記段差がない場合、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定するステップ(f)と、前記ステップ(f)において前記傾斜がある場合、当該傾斜が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定するステップ(g)と、をさらに含む請求項12または13に記載の制御プログラム。

請求項15

前記ステップ(a)においては、前記搬送方向に直交する方向に並ぶ複数のセンサーである前記検知部に含まれる一つのセンサーにより得られる前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定し、前記一つのセンサーにより得られる前記プロファイルを参照し、前記プロファイルに前記段差も前記傾斜もない場合、前記複数のセンサーが検知した前記反射光量に基づいて前記封筒の平面形状を特定し、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定するステップ(h)をさらに含む請求項14に記載の制御プログラム。

請求項16

前記プロファイルの精度が低い場合において、前記プロファイルを参照しても前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定できない場合には、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定するステップ(i)と、前記傾斜がある場合には、移動手段により前記検知部を相対的に上昇させるステップ(j)と、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加しない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定するステップ(k)と、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加する場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定するステップ(l)と、をさらに含む請求項10〜15のいずれか一項に記載の制御プログラム。

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、封筒画像形成する画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムに関する。

背景技術

0002

近年、複写機プリンター等の画像形成装置の用途が拡大し、普通紙だけなく、封筒等の多様なメディアに対する印刷の対応が求められている。

0003

封筒は、普通紙と異なり、封を閉じるためのフラップを有する。従来から、封筒のフラップを検知して、封筒に対して適切な処理を行う種々の技術が提案されてきた。たとえば、特許文献1に記載の発明では、フラップを閉じた状態の封筒において、フラップの封筒面内位置センサー等により検知して、封筒の表裏等のセット間違いを防止する技術が提案されている。また、特許文献2に記載の発明では、封筒の厚さをセンサーにより検知して、フラップの開閉状態を判断し、フラップの状態に合わせた搬送制御印字制御を行う技術が提案されている。

先行技術

0004

特開平5−92841号公報
特開2007−152644号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、上記特許文献1に記載の発明は、フラップの封筒面内位置によって封筒の表裏を判断するため、フラップを開いた状態の封筒の表裏を判定できないという問題があった。また、特許文献2に記載の発明は、フラップを開いた状態の封筒に合わせた制御を行うが、当該封筒の表裏については判定できないという問題があった。

0006

本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、フラップを開いた状態の封筒の表裏を判定し、セット間違いを防止する画像形成装置および画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の上記の目的は、下記の手段によって達成される。

0008

(1)袋状の本体部の封を閉じるためのフラップを有する封筒を搬送する搬送路と、前記封筒の搬送方向に沿って、当該封筒の少なくとも一部の範囲に光を照射し、当該封筒からの反射光量を検知する検知部と、前記封筒上に光を照射した位置と、当該位置において検知した前記反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定する制御部と、を有する画像形成装置。

0009

(2)前記検知部は、前記搬送方向に沿って前記封筒の前端から後端にわたる前記反射光量を検知し、前記制御部は、前記前端から前記後端にわたる前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定する上記(1)に記載の画像形成装置。

0010

(3)前記制御部は、前記プロファイルを参照し、前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定し、前記段差がない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定し、前記段差がある場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定する上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。

0011

(4)前記制御部は、前記プロファイルに前記段差がある場合、当該段差が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定する上記(3)に記載の画像形成装置。

0012

(5)前記制御部は、前記プロファイルに前記段差がない場合、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定し、前記傾斜がある場合、当該傾斜が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定する上記(3)または(4)に記載の画像形成装置。

0013

(6)前記検知部は、前記搬送方向に直交する方向に並ぶ複数のセンサーを有し、前記制御部は、前記複数のセンサーに含まれる一つのセンサーにより得られる前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定し、前記一つのセンサーにより得られる前記プロファイルを参照し、前記プロファイルに前記段差も前記傾斜もない場合、前記複数のセンサーが検知した前記反射光量に基づいて前記封筒の平面形状を特定し、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定する上記(5)に記載の画像形成装置。

0014

(7)前記検知部は、前記搬送路上に設けられる上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の画像形成装置。

0015

(8)前記封筒を収容する収容部をさらに有し、前記検知部は、前記収容部内に設けられる上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の画像形成装置。

0016

(9)前記収容部は、前記検知部を前記封筒に対して相対的に上昇させる移動手段をさらに有し、前記制御部は、前記プロファイルの精度が低い場合において、前記プロファイルを参照しても前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定できない場合には、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定し、前記傾斜がある場合には、前記移動手段により前記検知部を相対的に上昇させ、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加しない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定し、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加する場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定する上記(8)に記載の画像形成装置。

0017

(10)袋状の本体部の封を閉じるためのフラップを有する封筒を搬送する搬送路と、前記封筒の搬送方向に沿って、当該封筒の少なくとも一部の範囲に光を照射し、当該封筒からの反射光量を検知する検知部と、を有する画像形成装置の制御プログラムであって、前記封筒上に光を照射した位置と、当該位置において検知した前記反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定するステップ(a)をコンピューターに実行させるための制御プログラム。

0018

(11)前記ステップ(a)においては、前記搬送方向に沿って前記封筒の前端から後端にわたる前記反射光量についての前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定する上記(10)に記載の制御プログラム。

0019

(12)前記ステップ(a)は、前記プロファイルを参照し、前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定するステップ(b)と、前記ステップ(b)において前記段差がない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定するステップ(c)と、前記ステップ(b)において前記段差がある場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定するステップ(d)と、を含む上記(10)または(11)に記載の制御プログラム。

0020

(13)前記ステップ(b)において前記プロファイルに前記段差がある場合、当該段差が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定するステップ(e)をさらに含む上記(12)に記載の制御プログラム。

0021

(14)前記ステップ(b)において前記プロファイルに前記段差がない場合、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定するステップ(f)と、前記ステップ(f)において前記傾斜がある場合、当該傾斜が表れる位置に基づいて、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定するステップ(g)と、をさらに含む上記(12)または(13)に記載の制御プログラム。

0022

(15)前記ステップ(a)においては、前記搬送方向に直交する方向に並ぶ複数のセンサーである前記検知部に含まれる一つのセンサーにより得られる前記プロファイルに基づいて、前記封筒の表裏を判定し、前記一つのセンサーにより得られる前記プロファイルを参照し、前記プロファイルに前記段差も前記傾斜もない場合、前記複数のセンサーが検知した前記反射光量に基づいて前記封筒の平面形状を特定し、前記封筒の前記本体部に対する前記フラップの位置を判定するステップ(h)をさらに含む上記(14)に記載の制御プログラム。

0023

(16)前記プロファイルの精度が低い場合において、前記プロファイルを参照しても前記反射光量の変化による段差があるか否かを判定できない場合には、前記反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定するステップ(i)と、前記傾斜がある場合には、移動手段により前記検知部を相対的に上昇させるステップ(j)と、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加しない場合、前記封筒が前記検知部に表面を向けていると判定するステップ(k)と、前記検知部の上昇により前記反射光量が増加する場合、前記封筒が前記検知部に裏面を向けていると判定するステップ(l)と、をさらに含む上記(10)〜(15)のいずれか一つに記載の制御プログラム。

発明の効果

0024

画像形成装置によれば、封筒の搬送方向に沿って、封筒からの反射光量を検知し、検知位置と反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、封筒の表裏を判定する。画像形成装置は、プロファイルに基づいて判定することにより、フラップの折れ曲がり状態に関わらず、封筒の表裏のセット間違いを防止できる。

図面の簡単な説明

0025

本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
封筒の各部の構成と封筒上の検知位置とを説明するための図である。
封筒上の検知位置と反射光量との関係を説明するための図である。
画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。
変形例1の収容部の概略構成を示す図である。
変形例2の画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。
変形例3の封筒上の検知位置を説明するための図である。
変形例3の画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。
図9のステップS309に示す、封筒向き追加判定の処理を説明するための図である。
図9のステップS309に示す、封筒向き追加判定の処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
変形例4の画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。
フラップが幅方向に向いている封筒の反射光量を説明するための図である。

実施例

0026

以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合誇張され、実際の比率とは異なる場合がある。

0027

まず、画像形成装置の概略構成について説明する。

0028

図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。

0029

図1および図2に示すように、画像形成装置10は、ハードウェア構成として、制御部11、記憶部12、通信部13、操作パネル14、給紙部15、搬送部16、画像形成部17および検知部18を有する。これらは、信号をやり取りするためのバス等の信号線を介して、相互に接続されている。また、図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体部10aと、画像形成装置本体部10aに記録媒体を給紙する給紙装置10bとから構成されてもよい。

0030

制御部11は、CPU(Central Processing Unit)であり、プログラムに従い、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。

0031

記憶部12は、予め各種プログラムや各種データを格納するROM(Read Only Memory)、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等から構成される。

0032

通信部13は、LAN等のネットワークを介して、PC(Personal Computer)等と通信するためのインターフェースであり、たとえば、ユーザーが操作するPCから印刷ジョブを受信する。

0033

操作パネル14は、タッチパネルテンキースタートタンストップボタン等を有し、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。

0034

給紙部15は、収容部(給紙トレイ)151および給紙ローラー152を有する。収容部151は、封筒20等の複数枚の記録媒体を収容する。給紙ローラー152は、記録媒体を1枚ずつ、後述する下流側の搬送路161に給紙する。給紙部15は、図1に示すように、複数の収容部151を有してもよい。

0035

搬送部16は、搬送路161、搬送路161に沿って配置された複数の搬送ローラー対、および、搬送ローラー対を駆動する駆動モーター(図示なし)を有する。搬送部16は、給紙部15から1枚ずつ給紙された記録媒体を、搬送路161に沿って、後述する画像形成部17に搬送する。

0036

画像形成部17は、帯電露光現像転写および定着の各工程を含む電子写真方式等の周知の作像プロセスを用いて、封筒20等の記録媒体上に画像を形成する。

0037

検知部18は、CIS(Contact Image Sensor)等のセンサーであり、発光素子受光素子およびレンズアレイ等の光学エレメントを有する。検知部18は、図1に示すように、搬送路161上に設けられる。検知部18は、封筒20が検知部18の位置を搬送部16により搬送されるときに、発光素子により、封筒20の少なくとも一部の範囲に光を照射し、受光素子により、当該封筒20から反射される光の量(以下「反射光量」と呼ぶ)を検知する。

0038

図1に示す例では、検知部18は、各収容部151からの搬送路が合流する合流地点よりも下流側に一つ設けられているが、当該合流地点よりも上流側に、各収容部151に対して一つずつ設けられてもよい。すなわち、検知部18は、給紙部15から給紙される封筒20が、検知部18を少なくとも一回通過するように設けられればよい。

0039

また、検知部18は、最大長さの封筒20の後端が検知部18の検知領域を抜けるときに、当該封筒20の前端が未だ画像形成部17に到達しないような位置に設けられることが望ましい。

0040

(封筒の表裏の判定方法
次に、本実施形態に係る封筒20の表裏の判定方法について説明する。

0041

図3は、封筒の各部の構成と封筒上の検知位置とを説明するための図である。図4は、封筒上の検知位置と反射光量との関係を説明するための図である。

0042

以下の図面では、封筒20の搬送方向をX方向、搬送方向に直交する封筒20の幅方向をY方向とする。

0043

図3の(a)に示すように、封筒20は、袋状の本体部21と、本体部21の封を閉じるためのフラップ22とを有する。また、封筒20は、フラップ22を折り曲げできるように、本体部21とフラップ22との間に折り筋を有する。フラップ22は、当該折り筋に沿って折り曲げられることによって、本体部21の封を閉じる。

0044

封筒20には、様々なサイズが想定される。そのため、本実施形態の検知部18は、様々な幅の封筒20に対応するために、たとえば図3の(a)に示すように、封筒20の幅方向(Y方向)の中心付近の位置を検知するように設けられる。ただし、封筒20の裏面の幅方向の中心付近には、封筒20の貼り合わせ部(図示なし)が存在する場合もある。したがって、検知部18は、当該貼り合わせ部の段差における反射光量を検知して検知結果を不安定にしないように、適切な位置に設けられることが望ましい。

0045

また、図3の(b)に示すように、フラップ22が、封筒20を構成する紙1枚分の厚さを有する一方で、本体部21は、少なくとも紙2枚分の厚さを有する。したがって、本体部21およびフラップ22の厚さは異なる。

0046

さらに、図3の(b)に示すように、検知部18は、本体部21上に焦点を合わせるように予め調整され、本体部21に光を照射した場合に、最大の反射光量(以下「最大反射光量」と呼ぶ)を検知するように構成される。なお、以下では、フラップ22が、封筒20の搬送方向(X方向)の前端または後端にある状態で、封筒20が搬送される状況を前提とする。

0047

図3に示す封筒20は、図4に示すように、封筒20の表裏状態と、フラップ22の折り曲げの有無との組み合わせにより、(a)〜(d)のいずれかに示す状態で搬送されうる。(a)および(b)は、封筒20が検知部18に表面を向けている状態を示し、(c)および(d)は、封筒20が検知部18に裏面を向けている状態を示す。また、(a)および(c)は、フラップ22を開いた状態で、かつ、フラップ22を折り筋に沿って折り曲げていない場合を示す。(b)および(d)は、フラップ22を開いた状態で、かつ、フラップ22を折り筋に沿って折り曲げている状態を示す。

0048

以下では、(a)〜(d)のそれぞれの場合における、封筒20上の検知部18の検知位置(すなわち、封筒20上に光を照射する位置)と、検知される反射光量との関係を説明する。なお、以下では、検知部18と本体部21との間の距離を「第1距離」と呼び、検知部18とフラップ22との間の距離を「第2距離」と呼ぶ。本体部21上では、第1距離は一定である。また、上述したように、検知部18は、本体部21上に焦点を合わせるように予め調整されているため、検知部18の焦点距離は、第1距離と等しくなる。

0049

(a)の場合、第1距離と同様に、第2距離も一定であり、第1距離と第2距離とは等しい。したがって、反射光量は、封筒20上の検知位置によらず最大反射光量になる。

0050

(b)の場合、第2距離は、検知部18が折り筋から遠ざかるにつれて(図4における右方向に向かうにつれて)増加する。第2距離が増加すると、焦点距離からのずれも増加するため、反射光量は減少する。したがって、反射光量は、本体部21上では、検知位置によらず最大反射光量になり、フラップ22上では、検知位置が折り筋から遠ざかるにつれて減少する。この場合、図4の(b)に示すように、反射光量の変化として、フラップ22の折れ曲がりに対応する傾斜が表れる。

0051

(c)の場合、上述したように、フラップ22が本体部21よりも通常薄いため、第2距離は、焦点距離である第1距離よりも一定量増加する。したがって、反射光量は、本体部21上では、検知位置によらず最大反射光量になり、フラップ22上では、検知位置によらず、最大反射光量よりも一定量減少した反射光量になる。この場合、図4の(c)に示すように、反射光量の変化として、本体部21とフラップ22との厚さの違いに対応する段差が表れる。

0052

(d)の場合、反射光量は、上記(b)および(c)を組み合わせたように、複雑に変化する。まず、第2距離は、(c)と同様に、本体部21とフラップ22との厚さの違いにより、焦点距離である第1距離よりも一定量増加するため、反射光量は一旦減少する。しかし、第2距離は、検知部18が折り筋から遠ざかるにつれて減少し、図4に示す位置p1では、焦点距離である第1距離と等しくなる。そのため、検知部18が折り筋からp1までにある間、反射光量は増加し、検知部18がp1からp2に向かうにつれて、反射光量は減少する。したがって、反射光量は、本体部21上では、検知位置によらず最大反射光量になり、フラップ22上では、検知位置が折り筋から遠ざかるにつれて複雑に変化し、最終的には減少する。この場合、図4の(d)に示すように、反射光量の変化として、本体部21とフラップ22との厚さの違いに対応する段差と、フラップ22の折れ曲がりに対応する傾斜との両方が表れる。なお、図4の(d)に示す例では、p1における反射光量が、最大反射光量まで戻っているが、フラップ22の折れ曲がりの傾斜により反射光が影響を受けて、実際には最大反射光量までは戻らない場合もある。

0053

本実施形態では、画像形成装置10は、検知部18が検知した封筒20からの反射光量が、上記(a)〜(d)のいずれの特徴を有するかに基づいて、封筒20の表裏を判定する。たとえば、画像形成装置10は、図4の(a)および(b)に示すように、プロファイルに段差が表れない場合、封筒20が検知部18に表面を向けていると判定する。一方で、制御部11は、図4の(c)および(d)に示すように、プロファイルに段差が表れる場合、封筒20が検知部18に裏面を向けていると判定する。画像形成装置10は、たとえば、封筒20の搬送方向に沿って隣接する検知位置における反射光量の差が、所定の量以上である場合に、段差があると判定してもよい。

0054

(本実施形態に係る制御方法
続いて、上述したような封筒20の表裏の判定の処理を実行する、画像形成装置10の制御方法について説明する。

0055

図5は、画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。

0056

図5のフローチャートに示されるアルゴリズムは、記憶部12にプログラムとして記憶されており、制御部11によって実行される。

0057

図5に示すように、まず、印刷ジョブの印刷設定に対応する封筒20が、検知部18の位置を搬送されるときに、検知部18により、封筒20の搬送方向に沿って、一定の間隔で、封筒20の前端から後端にわたる反射光量を検知する(ステップS101)。

0058

続いて、制御部11は、ステップS101で検知した反射光量の情報を取得し、検知部18の検知位置と、各検知位置において検知した反射光量とに基づいて、プロファイルを取得する(ステップS102)。すなわち、制御部11は、封筒20の前端から後端にわたる反射光量のプロファイルを取得する。制御部11は、ステップS101で検知した反射光量の情報を記憶部12に記憶させ、封筒20の検知が終了した後に、反射光量のプロファイルを作成してもよい。あるいは、制御部11は、反射光量の情報を取得しながら、プロファイルを作成してもよい。

0059

続いて、制御部11は、ステップS102で取得したプロファイルを参照し、反射光量の変化による段差があるか否かを判定する(ステップS103)。すなわち、制御部11は、上述したような、本体部21とフラップ22との厚さの違いによって生じる反射光量の変化が、段差としてプロファイルに表れているか否かを判定する。

0060

プロファイルに段差がない場合(ステップS103:NO)、制御部11は、封筒20が検知部18に表面を向けていると判定する(ステップS104)。
プロファイルに段差がある場合(ステップS103:YES)、制御部11は、封筒20が検知部18に裏面を向けていると判定する(ステップS105)。

0061

続いて、制御部11は、封筒20の表裏の判定結果と、印刷ジョブの印刷設定における画像の形成面とが一致するか否かを判定する(ステップS106)。

0062

一致する場合(ステップS106:YES)、制御部11は、処理を終了する。この場合、制御部11は、封筒20の表裏のセット間違いがないと判定したことになる。

0063

一致しない場合(ステップS106:NO)、制御部11は、搬送部16に封筒20の搬送を停止させて、ユーザーに警告する(ステップS107)。制御部11は、操作パネル14に警告を表示させたり、通信部13を介してユーザーのPC等に警告を送信したりして、ユーザーに警告する。そして、制御部11は、処理を終了する。この場合、制御部11は、封筒20の表裏のセット間違いがあると判定したことになる。

0064

以上のように、画像形成装置10によれば、封筒20の搬送方向に沿って、封筒20からの反射光量を検知し、検知位置と反射光量との対応を示すプロファイルに基づいて、封筒20の表裏を判定する。画像形成装置10は、プロファイルに基づいて判定することにより、フラップ22の折れ曲がり状態に関わらず、封筒20の表裏のセット間違いを防止できる。

0065

また、画像形成装置10は、封筒20の搬送方向に沿って、封筒20の前端から後端にわたる反射光量を検知する。そして、画像形成装置10は、封筒20の前端から後端にわたるプロファイルに基づいて、封筒20の表裏を判定する。したがって、画像形成装置10は、封筒20の全体について判定するため、フラップ22が封筒20の搬送方向の前端および後端のいずれにある場合でも、封筒20の表裏を判定できる。

0066

また、画像形成装置10は、プロファイルを参照し、反射光量の変化に段差があるか否かに基づいて、封筒20の表裏を判定する。封筒20が検知部18に裏面を向けている場合、フラップ22の折れ曲がり状態によらず、反射光量の変化には段差が表れるため、画像形成装置10は、この部分の特徴を捉えて封筒20の表裏を判定できる。

0067

また、検知部18は、搬送路161上に設けられる。画像形成装置10は、封筒20が検知部18の位置を搬送されるときに反射光量を検知すればよいため、検知部18を移動させる必要がない。また、画像形成装置10は、検知部18に相当するセンサーを既に有している場合には、当該センサーを検知部18としても使用できる場合がある。したがって、画像形成装置10は、複雑な構成を準備することなく、本実施形態を実現できる。

0068

なお、上記実施形態では、画像形成装置10の処理の手順の一例を説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。以下のような、種々の変更や改良等が可能である。

0069

画像形成装置10は、封筒20の搬送方向に沿って、封筒20の前端から後端にわたる反射光量を検知する。しかし、本実施形態はこれに限定されない。画像形成装置10は、反射光量を検知しつつプロファイルを作成してもよいため、封筒20の前端から反射光量の検知を開始し、プロファイルの段差を確認した時点で、ステップS101およびステップS102の処理を終了してもよい。これにより、画像形成装置10は、プロファイルの段差を検知しつつ、処理負荷を適切に軽減できる。

0070

また、画像形成装置10は、封筒20の表裏のセット間違いがあると判定した場合、ユーザーに警告する。しかし、本実施形態はこれに限定されない。画像形成装置10は、封筒20の表裏のセット間違いがあると判定した場合、画像データのページ設定等を変更して表裏のデータを入れ替えることにより、画像の形成面を変更してもよい。これにより、画像形成装置10は、ユーザーに封筒20を再セットさせることなく、正しい印刷面に印刷した封筒20を出力できるため、ユーザーの利便性を向上できる。

0071

また、画像形成装置10は、封筒20の表裏のセット間違いがあると判定した場合、ユーザーに警告するとともに、画像を形成しないで、封筒20をパージトレイ(図示なし)等に排紙してもよい。これにより、ユーザーは、封筒20を再利用できる。

0072

また、画像形成装置10の検知部18は、本体部21上に焦点を合わせるように予め調整される。しかし、本実施形態はこれに限定されない。検知部18は、たとえば、図4の(c)の状態における、フラップ22上に焦点を合わせてもよい。すると、(c)の場合、反射光量は、フラップ22上で最大反射光量になり、本体部21上で、最大反射光量よりも一定量減少した反射光量になるが、反射光量の変化による段差が表れる点は共通する。このように、画像形成装置10は、本体部21上に焦点を合わせない場合でも、封筒20の表裏を判定できる。

0073

また、画像形成装置10は、フラップ22を閉じた状態の封筒20に対しても、本実施形態の表裏の判定を適用してもよい。封筒20がフラップ22を閉じた状態で、検知部18に表面を向けている場合、プロファイルには変化が表れない。一方で、封筒20がフラップ22を閉じた状態で、検知部18に裏面を向けている場合、フラップ22が本体部21に重なるため、プロファイルに段差が表れる。この結果は、フラップ22を開いた状態で、かつ、フラップ22を折り筋に沿って折り曲げていない場合のプロファイルと同様の結果になる。したがって、画像形成装置10は、フラップ22を閉じた状態の封筒20の表裏についても判定できる。

0074

また、封筒20の形状により、封筒20の裏面の下部(底部)付近に、封筒20の幅方向に沿って形成された貼り合わせ部が存在する場合がある。検知部18は、貼り合わせ部を横切って反射光量を検知しうるため、制御部11が、反射光量のプロファイルに基づいて、貼り合わせ部を段差として判定する可能性がある。しかし、当該貼り合わせ部は、通常、封筒20の裏面にしか存在せず、封筒の裏面の上部付近には、本体部21とフラップ22との厚さの違いに対応する段差も存在する。したがって、画像形成装置10が、貼り合わせ部を段差として判定した場合でも、封筒20の表裏の判定結果には影響しない。これにより、画像形成装置10は、貼り合わせ部の有無に関わらず、封筒20の表裏を正しく判定できる。

0075

また、図1には示していないが、画像形成装置10は、手差しトレイを有する場合には、手差しトレイから給紙される封筒20の表裏についても判定してもよい。

0076

(変形例1)
以下、図面を参照して、本実施形態の変形例を説明する。

0077

上記実施形態では、検知部は、搬送路161上に設けられると説明した。変形例1では、検知部は、収容部251内に設けられる。

0078

図6は、変形例1の収容部の概略構成を示す図である。

0079

図6に示すように、変形例1の検知部28は、収容部251内に設けられる。画像形成装置10が複数の収容部251を有する場合には、検知部28は、各収容部251内に一つずつ設けられる。検知部28は、検知部18と同様の構成を有し、積層された最上部に位置する封筒20について、反射光量を検知する。また、画像形成装置10は、検知部28を収容部251内で移動させる移動手段252をさらに有する。

0080

封筒20は、図4の(a)〜(d)のいずれかに示す上記実施形態と同様の状態で、収容部251に収容されうる。画像形成装置10は、検知部28が収容部251内に設けられた場合でも、図5と同様の処理を実行する。しかし、変形例1では、上記実施形態のように、封筒20が搬送されることにより、検知部28が封筒20に対して相対的に移動することがない。そこで、検知部28は、図5のステップS101の処理を実行する場合には、封筒20の搬送方向に沿って、移動手段252により封筒20上を移動しながら、反射光量を検知する必要がある。この場合、制御部11は、移動手段252を制御する移動手段制御部として機能してもよい。

0081

なお、上記実施形態と同様に、画像形成装置10は、反射光量の検知と同時にプロファイルを作成してもよい。この場合、画像形成装置10は、封筒20の一端から反射光量の検知を開始し、当該一端付近にプロファイルの段差を確認した時点で、反射光量の検知およびプロファイルの取得を終了できる。

0082

また、検知部28は、封筒20の搬送方向に沿って、封筒20の前端から後端までを覆うように並ぶ、複数のセンサーから構成されてもよい。この場合、検知部28は、封筒20の前端から後端にわたる反射光量を一度に検知できる。したがって、画像形成装置10は、移動手段252を有しない場合でも、反射光量を検知できる。

0083

(変形例2)
上記実施形態では、画像形成装置10が、反射光量のプロファイルを参照して、封筒20の表裏を判定することについて説明した。変形例2では、画像形成装置10は、反射光量のプロファイルに他の手段を組み合わせて、封筒20の表裏を判定する。

0084

画像形成装置10が、反射光量のプロファイルのみを参照する場合、反射光量のプロファイルは、高精度であることが望まれる。たとえば、図4の(d)は、折り筋からp1までの間の反射光量の小さな変化により、(b)と区別される。しかし、画像形成装置10は、精度の問題により、このような反射光量の小さな変化を検知できない、あるいは、小さな変化をプロファイル化できない場合には、(b)と(d)とを区別できなくなってしまう。そこで、変形例2の画像形成装置10は、検知またはプロファイルの精度が低い場合でも、封筒20の表裏を判定できるように構成される。変形例2は、変形例1と同様に、検知部28が収容部251内に設けられた場合に適用される。

0085

図7は、変形例2の画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。

0086

図7のフローチャートに示されるアルゴリズムは、記憶部12にプログラムとして記憶されており、制御部11によって実行される。なお、図7のステップS101、S102およびS104〜S107は、図5の同ステップ番号と同様の処理であるため、説明を省略する。

0087

制御部11は、ステップS102で取得したプロファイルを参照し、反射光量の変化があるか否かを判定する(ステップS201)。制御部11は、上記実施形態では、プロファイルに段差があるか否かを高精度に判定するが、変形例2では、より簡易に、プロファイルに何らかの変化があるか否かのみを判定する。

0088

プロファイルに変化がない場合(ステップS201:NO)、制御部11は、ステップS104の処理に進む。この場合、制御部11は、封筒20が、図4の(a)に示す状態で収容部251に収容されており、検知部28に表面を向けていると判定する。

0089

プロファイルに変化がある場合(ステップS201:YES)、制御部11は、プロファイルに、反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定する(ステップS202)。

0090

プロファイルに傾斜がない場合(ステップS202:NO)、制御部11は、ステップS105の処理に進む。この場合、制御部11は、封筒20が、図4の(c)に示す状態で収容部251に収容されており、検知部28に裏面を向けていると判定する。

0091

プロファイルに傾斜がある場合(ステップS202:YES)、制御部11は、ステップS203の処理に進む。この場合、制御部11は、封筒20が、図4の(b)および(d)のいずれかに示す状態で収容部251に収容されていると判定するが、この時点では、封筒20の表裏を判定できない。

0092

続いて、制御部11は、変形例1で説明した移動手段252により、検知部28をプロファイルの傾斜部分に対応する位置(すなわち、フラップ22上)に移動させる(ステップS203)。制御部11は、検知部28を、封筒20の折り筋からできるだけ遠い位置に移動させることが望ましい。

0093

続いて、制御部11は、ステップS203で移動させた位置において、移動手段252により検知部28を上昇させる(ステップS204)。そして、制御部11は、検知部28が検知する反射光量が増加するか否かを判定する(ステップS205)。すなわち、制御部11は、検知部28とフラップ22との間の距離である第2距離を増加させ、反射光量の変化を確認する。

0094

反射光量が増加しない場合(ステップS205:NO)、制御部11は、ステップS104の処理に進む。この場合、制御部11は、封筒20が、図4の(b)に示す状態で収容部251に収容されており、検知部28に表面を向けていると判定する。

0095

反射光量が増加する場合(ステップS205:YES)、制御部11は、ステップS105の処理に進む。この場合、制御部11は、封筒20が、図4の(d)に示す状態で収容部251に収容されており、検知部28に裏面を向けていると判定する。

0096

図4に示すように、(b)および(d)は、第2距離の変化の様子において異なる。(b)の場合、第2距離は、検知部28が折り筋から遠ざかるにつれて増加する。したがって、ステップS204で検知部28を上昇させると、第2距離がさらに増加し、焦点距離からのずれもさらに増加するため、反射光量が減少する。

0097

一方で、(d)の場合、第2距離は、検知部28がp1から遠ざかるにつれて減少する。したがって、ステップS204で、p1とp2との間の位置において検知部28を上昇させると、減少した第2距離が増加し、焦点距離からのずれが減少するため、反射光量が増加する。変形例2では、このように、第2距離を増加させた場合の反射光量の変化に基づいて、(b)および(d)が明確に区別される。

0098

以上のように、画像形成装置10は、検知またはプロファイルの精度が低い場合でも、第2距離を増加させて反射光量の変化を確認することにより、封筒20の表裏を判定できる。

0099

なお、変形例2では、画像形成装置10は、検知部28を上昇させることにより、反射光量の変化を確認すると説明したが、検知部28を下降させることにより、反射光量の変化を確認してもよい。画像形成装置10は、検知部28を下降させることにより、反射光量が増加する場合、封筒20が検知部28に表面を向けており、反射光量が増加しない場合、封筒20が検知部28に裏面を向けていると判定できる。

0100

また、変形例2では、画像形成装置10は、収容部251内での封筒20の位置を昇降させる昇降板を上昇または下降させることにより、反射光量の変化を確認してもよい。たとえば、昇降板を下降させると、検知部28を封筒20に対して相対的に上昇させられるため、画像形成装置10は、ステップS204と同様に、第2距離を増加して反射光量の変化を確認できる。

0101

(変形例3)
上記実施形態では、画像形成装置10が、封筒20の表裏を判定することについて説明した。変形例3では、画像形成装置10は、封筒20の表裏だけでなく、封筒20の向きについても判定する。

0102

図8は、変形例3の封筒上の検知位置を説明するための図である。

0103

図8に示すように、変形例3の検知部38は、封筒20の搬送方向(X方向)に直交する幅方向(Y方向)に並ぶ複数のセンサーを有するラインセンサーである。検知部38は、発光素子により、封筒20の幅方向に均一な光を照射する。そして、検知部38は、受光素子により、封筒20からの幅方向の反射光量を検知する。検知部38は、封筒20の搬送方向(X方向)に沿って、たとえば封筒20の前端から後端にわたって、反射光量を検知する。変形例3は、検知部38が搬送路161上に設けられた場合、および、収容部251内に設けられた場合のいずれにも適用できるが、以下では、搬送路161上に設けられた場合について説明する。また、以下では、理解を容易にするため、図8に示すように、ラインセンサーの中心位置をs50、最も手前側の位置をs0、最も奥側の位置をs100とし、その間には位置に応じた数値を付して説明する。

0104

図9は、変形例3の画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。

0105

図9のフローチャートに示されるアルゴリズムは、記憶部12にプログラムとして記憶されており、制御部11によって実行される。

0106

図9に示すように、まず、印刷ジョブの印刷設定に対応する封筒20が、検知部38の位置を搬送されるときに、検知部38により、封筒20の搬送方向に沿って、一定の間隔で、封筒20の前端から後端にわたる反射光量を検知する(ステップS301)。制御部11は、検知位置と、検知部38が有する複数のセンサーが検知した複数の反射光量との情報を、記憶部12に記憶させる。

0107

続いて、制御部11は、検知部38の検知位置と、検知部38の複数のセンサーに含まれる一つのセンサー(以下「代表センサー」と呼ぶ)が検知した反射光量とに基づいて、プロファイルを取得する(ステップS302)。制御部11は、ステップS301で検知した反射光量のうち、代表センサーが検知した反射光量の情報を取得し、プロファイルを取得する。様々な幅の封筒20に対応するために、代表センサーとしては、図8に示すs50付近に位置するセンサーが選択されることが望ましい。

0108

続いて、制御部11は、ステップS302で取得したプロファイルを参照し、反射光量の変化による段差があるか否かを判定する(ステップS303)。

0109

プロファイルに段差がある場合(ステップS303:YES)、制御部11は、封筒20が検知部38に裏面を向けていると判定する(ステップS304)。さらに、制御部11は、プロファイルに段差が表れる位置に基づいて、封筒20の向きを判定する(ステップS305)。上述したように、プロファイルの段差は、本体部21とフラップ22との厚さの違いにより表れる。したがって、封筒20が、図4の(c)および(d)のいずれかに示す状態で搬送されている場合には、制御部11は、段差の位置を特定することによって、本体部21に対するフラップ22の位置を特定し、封筒20の向きを判定できる。

0110

プロファイルに段差がない場合(ステップS303:NO)、制御部11は、封筒20が検知部38に表面を向けていると判定する(ステップS306)。さらに、制御部11は、プロファイルに、反射光量の変化による傾斜があるか否かを判定する(ステップS307)。

0111

プロファイルに傾斜がある場合(ステップS307:YES)、制御部11は、プロファイルに傾斜が表れる位置に基づいて、封筒20の向きを判定する(ステップS308)。上述したように、プロファイルの傾斜は、フラップ22の折れ曲がりにより表れる。したがって、封筒20が、図4の(b)に示す状態で搬送されている場合には、制御部11は、傾斜の位置を特定することによって、本体部21に対するフラップ22の位置を特定し、封筒20の向きを判定できる。

0112

一方で、プロファイルに段差も傾斜もない場合(ステップS307:NO)、制御部11は、封筒向き追加判定の処理に進む(ステップS309)。画像形成装置10は、代表センサーにより得られるプロファイルに段差または傾斜がない場合には、段差または傾斜が表れる位置に基づいて封筒20の向きを判定できないため、追加の処理を実行して、封筒20の向きを判定する。封筒向き追加判定の処理の詳細については、後述する。

0113

上記の各ステップにより、封筒20の表裏および向きが判定できた後、制御部11は、封筒20の表裏および向きの判定結果と、印刷ジョブの印刷設定における画像の形成面および向きとが一致するか否かを判定する(ステップS310)。

0114

一致する場合(ステップS310:YES)、制御部11は、処理を終了する。この場合、制御部11は、封筒20の表裏および向きのセット間違いがないと判定したことになる。

0115

一致しない場合(ステップS310:NO)、制御部11は、搬送部16に封筒20の搬送を停止させて、ユーザーに警告する(ステップS311)。そして、制御部11は、処理を終了する。この場合、制御部11は、封筒20の表裏または向きのセット間違いがあると判定したことになる。

0116

続いて、図9のステップS309の封筒向き追加判定の処理の詳細について説明する。

0117

図10は、図9のステップS309に示す、封筒向き追加判定の処理を説明するための図である。

0118

封筒向き追加判定の処理は、上述したように、封筒20が検知部38に表面を向けている場合にのみ実行される。検知部38のs0からs100までの範囲に並ぶ複数のセンサーは、図10の(a)に例示する封筒20について、それぞれ異なる反射光量を検知する。図10の(b)は、検知部38の複数のセンサーのうち、代表して、s50、s85、s90、s95およびs100に位置するセンサーが検知する反射光量を示す。s85に位置するセンサーは、s50に位置するセンサーと同様に、封筒20上の検知位置によらず最大反射光量を検知する(以下「Hレベルを示す」とも言う)。一方で、s90に位置するセンサーは、検知位置がp3からp5までの範囲にある場合、Hレベルを示し、検知位置が当該範囲外にある場合、封筒20からの反射を検知できないため、反射光量を検知しない(以下「Lレベルを示す」とも言う)。また、s95に位置するセンサーは、検知位置がp3からp4までの範囲にある場合、Hレベルを示し、検知位置が当該範囲外にある場合、Lレベルを示す。さらに、s100に位置するセンサーは、封筒20の幅方向の端部よりも外側に位置するため、Lレベルを示す。

0119

変形例3の制御部11は、図10の(b)に示すような反射光量の変化に基づいて、封筒20の端部位置を特定して、図10の(c)に示すような封筒20の平面形状を特定し、封筒20の向きを判定する。具体的には、制御部11は、閾値処理等の公知のエッジ判定処理により、封筒20の端部位置を特定し、封筒20の平面形状を特定する。そして、制御部11は、封筒20の端部位置に対応するエッジラインの傾向が変わる変化点を検出する。さらに、制御部11は、図10の(c)に示すように、エッジラインe1と、これに隣接するエッジラインe2との間の角度が変化する、変化点c1を検出する。同様にして、制御部11は、各エッジラインe1〜e6から、変化点c2〜c6を検出する。そして、制御部11は、これらの変化点が表れる位置に基づいて、封筒20の向きを判定する。制御部11は、たとえば、c1およびc2間の距離と、c2およびc3間の距離とを比較して、封筒20の向きを判定してもよい。

0120

図11は、図9のステップS309に示す、封筒向き追加判定の処理の手順を示すサブルーチンフローチャートである。

0121

図11に示すように、まず、制御部11は、記憶部12に記憶させた、検知部38の複数のセンサーが検知した反射光量の情報を確認する(ステップS401)。制御部11は、検知位置毎に、検知部38のs0からs100までの範囲に並ぶ複数のセンサーが検知した、反射光量を確認する。

0122

続いて、制御部11は、ステップS401で確認した反射光量に基づいて、封筒20の端部位置を特定する(ステップS402)。すなわち、制御部11は、封筒20の平面形状を特定する。そして、制御部11は、上述したように、ステップS402で特定した封筒20の端部位置に対応する、エッジラインの変化点を検出する(ステップS403)。さらに、制御部11は、ステップS403で検出した変化点が表れる位置に基づいて、本体部21に対するフラップ22の位置を特定し、封筒20の向きを判定する(ステップS404)。そして、制御部11は、図9の処理に戻る。

0123

以上のように、画像形成装置10は、代表センサーにより得られるプロファイルに段差または傾斜がある場合、当該プロファイルに基づいて、封筒20の向きを判定する。一方で、画像形成装置10は、プロファイルに段差または傾斜がない場合、複数のセンサーが検知した反射光量に基づいて、封筒20の平面形状を特定し、封筒20の向きを判定する。画像形成装置10は、封筒20の状態に合わせて適切な処理を選択することによって、徒に処理負荷を増加させずに、封筒20の表裏および向きを判定できる。

0124

なお、画像形成装置10は、上記実施形態と同様に、封筒20の表裏または向きのセット間違いがあると判定した場合、ユーザーに警告する。しかし、本実施形態はこれに限定されない。画像形成装置10は、封筒20のセット間違いがあると判定した場合、画像データのページ設定等を変更して表裏のデータを入れ替えることにより、画像の形成面を変更してもよく、画像データを回転させることにより、画像の向きを変更してもよい。これにより、画像形成装置10は、ユーザーに封筒20を再セットさせることなく、正しい印刷面および向きに印刷した封筒20を出力できるため、ユーザーの利便性を向上できる。

0125

また、封筒向き追加判定の処理において、画像形成装置10は、検知部38のs0からs100までの範囲に並ぶ複数のセンサーが検知した反射光量に基づいて、封筒20の平面形状を特定する。しかし、変形例3はこれに限定されない。画像形成装置10は、検知部38のs0からs50まで、または、s50からs100までの範囲に並ぶセンサーが検知した反射光量に基づいて、封筒20の平面形状を特定してもよい。図10の(a)に示すように、封筒20は、幅方向に対称な形状を有するため、対称な形状のうち片側の形状を特定できれば、封筒20の向きを判定できるからである。これにより、画像形成装置10は、処理負荷を削減できる。

0126

また、封筒向き追加判定の処理において、画像形成装置10は、印刷設定等から封筒20のサイズを予め認識している場合には、封筒20の平面形状を特定することなく、より効率的に、フラップ22の位置を特定できる場合がある。たとえば、ステップS401において、画像形成装置10は、複数のセンサーが検知した反射光量の情報を確認する代わりに、図10の(a)に示すs90付近(封筒20の幅方向の端部位置付近)に位置する一つのセンサーが検知した反射光量を確認する。そして、s90付近に位置するセンサーの反射光量に基づいて、プロファイルを作成する。さらに、画像形成装置10は、当該プロファイルと、ステップS302で取得したプロファイルを比較する。すると、二つのプロファイルは、p5から右側の領域において、反射光量を検知したか否かにより異なることがわかる。画像形成装置10は、このような差分に基づいて、フラップ22の位置を特定してもよい。画像形成装置10は、処理負荷をさらに削減できる。

0127

また、封筒向き追加判定の処理において、画像形成装置10は、検知位置毎に、検知部38の複数のセンサーが検知した反射光量の平均値(以下「平均反射光量」と呼ぶ)を算出して、封筒20の向きを判定してもよい。具体的には、画像形成装置10は、s0からs100まで(または、s0からs50まで、もしくは、s50からs100まで)の範囲に並ぶ複数のセンサーが検知した平均反射光量に基づいて、平均反射光量のプロファイルを作成する。ここで、フラップ22上では、検知部38の複数のセンサーのうち、反射光量を検知できないセンサーが存在するため、平均反射光量の変化が生じる。そこで、画像形成装置10は、平均反射光量の変化が表れる位置に基づいて、封筒20の向きを判定できる。

0128

また、封筒20の形状により、封筒20の裏面の下部(底部)付近に、封筒20の幅方向に沿って形成された貼り合わせ部が存在する場合がある。そのため、ステップS305において、画像形成装置10は、プロファイルの両端に段差があると判定してしまい、段差の位置に基づいて、封筒20の向きを判定できない可能性がある。このような場合、画像形成装置10は、ステップS305に代えてステップS309を実行し、封筒20の平面形状を特定して、封筒20の向きを判定すればよい。

0129

(変形例4)
上記実施形態では、フラップ22が、封筒20の搬送方向の前端または後端にある場合を前提として、画像形成装置10の処理を説明した。変形例4では、画像形成装置10は、フラップ22が封筒20の幅方向に向いている場合でも、封筒20の表裏および向きを判定できるように構成される。

0130

図12は、変形例4の画像形成装置の処理の手順を示すフローチャートである。図13は、フラップが幅方向に向いている封筒の反射光量を説明するための図である。

0131

図12のフローチャートに示されるアルゴリズムは、記憶部12にプログラムとして記憶されており、制御部11によって実行される。図12に示す変形例4のフローチャートは、図9に示す変形例3のフローチャートに処理を追加して取得できる。なお、図12のステップS301〜S305およびS307〜S311は、図9の同ステップ番号と同様の処理であるため、詳細な説明を省略する。

0132

図12のステップS303に示すように、プロファイルに段差がある場合(ステップS303:YES)の処理は、変形例3と同様になる。

0133

一方で、プロファイルに段差がない場合(ステップS303:NO)、制御部11は、変形例3のステップS306とは異なり、封筒20が検知部38に表面を向けているとはただちに判定しない。図13に示すように、封筒20がフラップ22を幅方向(Y方向)に向けている場合にも、s50付近に位置する代表センサーのプロファイルには変化が表れない。そのため、制御部11は、ステップS303の時点では、プロファイルに段差がない理由が、フラップ22が幅方向に向いていることに起因するのか、封筒20が検知部38に表面を向けていることに起因するのかを判定できない。したがって、制御部11は、ステップS303の時点では、封筒の20の表裏について判定せずに、ステップS307の処理に進む。

0134

そして、ステップS307において、プロファイルに傾斜がある場合(ステップS307:YES)、制御部11は、封筒20の向きを判定する(ステップS308)。さらに制御部11は、封筒20が検知部38に表面を向けていると判定する(ステップS501)。制御部11は、プロファイルに傾斜がある場合、変形例3と同様に、封筒20の表裏および向きを判定できる。

0135

一方で、プロファイルに段差も傾斜もない場合(ステップS307:NO)、制御部11は、変形例3と同様に、封筒向き追加判定の処理に進む(ステップS309)。制御部11は、図11に示す封筒向き追加判定の処理を、図10の(a)に示すように、封筒20がフラップ22を搬送方向に向けている場合だけでなく、図13に示すように、封筒20がフラップ22を幅方向に向けている場合にも実行する。制御部11は、変形例3と同様に、封筒20の平面形状を特定し、封筒20の向きを判定する。

0136

図12に戻って、制御部11は、ステップS309の結果、封筒20がフラップ22を搬送方向に向けていたか否かを確認する(ステップS502)。

0137

搬送方向に向けていた場合(ステップS502:YES)、制御部11は、封筒20が検知部38に表面を向けていると判定する(ステップS501)。そして、制御部11は、ステップS310の処理に進む。

0138

搬送方向に向けていなかった場合(ステップS502:NO)、すなわち、封筒20がフラップ22を幅方向に向けていた場合、制御部11は、ステップS503の処理に進む。そして、制御部11は、搬送方向の任意の検知位置(たとえば、図13に示すp7付近の位置)における、検知部38の幅方向のプロファイルを取得する(ステップS503)。より具体的には、制御部11は、p7付近の検知位置において、検知部38のs0からs100までの範囲に並ぶ各センサーが検知した反射光量の情報を取得する。そして、制御部11は、s0からs100までの範囲に並ぶ各センサーの位置と、各位置における反射光量とに基づいて、幅方向のプロファイルを取得する。

0139

続いて、制御部11は、ステップS503で取得したプロファイルを参照し、反射光量の変化による段差があるか否かを判定する(ステップS504)。

0140

プロファイルに段差がある場合(ステップS504:YES)、制御部11は、封筒20が検知部38に裏面を向けていると判定する(ステップS505)。一方で、プロファイルに段差がない場合(ステップS504:NO)、制御部11は、封筒20が検知部38に表面を向けていると判定する(ステップS501)。そして、制御部11は、ステップS310の処理に進む。

0141

このように、制御部11は、搬送方向のプロファイルに段差も傾斜もない場合(ステップS307:NO)、封筒20の平面形状を特定し、封筒20の向きを判定する(ステップS309)。しかし、制御部11は、封筒20がフラップ22を幅方向に向けている場合には、ステップS309の時点では、封筒20の表裏を判定できない。したがって、制御部11は、封筒20がフラップ22を幅方向に向けている場合、幅方向のプロファイルを追加で取得し(ステップS503)、封筒20の表裏を判定することとした。

0142

以上のように、画像形成装置10は、フラップ22が封筒20の幅方向に向いている場合でも、封筒20の状態に合わせて適切な処理を選択することによって、徒に処理負荷を増加させずに、封筒20の表裏および向きを判定できる。画像形成装置10は、様々な種類の封筒20に対応できる。

0143

本発明による画像形成装置10による処理は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現できる。後者により本発明を実現する場合、画像形成装置10を動作させる上記プログラムは、USBメモリフロッピー登録商標ディスクCD−ROMなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネットなどのネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリやハードディスクなどに転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置10の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。

0144

10画像形成装置、
11 制御部、
12 記憶部、
13通信部、
14操作パネル、
15 給紙部、
151、251 収容部、
252 移動手段、
16 搬送部、
161搬送路、
17画像形成部、
18、28、38 検知部。

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