図面 (/)

技術 水処理装置、紫外線照射装置及びLED実装部材

出願人 国立大学法人埼玉大学前澤工業株式会社ユメックス株式会社
発明者 鎌田憲彦松本公寿岡田享生
出願日 2016年9月6日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-173366
公開日 2018年3月15日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2018-038946
状態 特許登録済
技術分野 物理的水処理
主要キーワード 非実装領域 光沢材料 回回転対称 多角柱形状 実装部材 超音波印加 三角柱形状 各超音波振動子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

複数の紫外線LEDを用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LEDで発生する熱を効率的に逃がすことができる水処理装置を提供する。

解決手段

水処理装置10はベース基板21及びベース基板21に支持されるLED実装部材23を有する紫外線照射装置12を備え、LED実装部材23は複数の紫外線LED25を実装する実装面23a,23bを有し、実装面23a,23bは複数の紫外線LED25を実装する実装領域E1と、実装領域E1を除く露出面領域E2を含み、複数の紫外線LED25が紫外線を発する際に発生した熱は実装領域E1、並びに、LED実装部材23の内部及び露出面領域E2を経てベース基板21に移動する。

概要

背景

従来、浄水を格納する処理槽と、処理槽に格納される浄水に紫外線照射する紫外線ランプとを備える水処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の水処理装置において、紫外線ランプが発した紫外線が浄水に照射されると、浄水に含まれる細菌やウイルス等を死滅させ又は不活性化させる殺菌処理が実行される。また、近年の水処理装置では、紫外線ランプに代えて複数の紫外線LED(Light Emitting Diode)を有する紫外線照射装置が使用されている(例えば、特許文献2)。紫外線LEDは、通常、紫外線ランプに比べて長寿命であるとともに、電気エネルギーを効率的に光エネルギーに変換して紫外線を発する。
ところで、紫外線LEDは、電気エネルギーを光エネルギーに変換するLED素子を有する。

概要

複数の紫外線LEDを用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LEDで発生する熱を効率的に逃がすことができる水処理装置を提供する。水処理装置10はベース基板21及びベース基板21に支持されるLED実装部材23を有する紫外線照射装置12を備え、LED実装部材23は複数の紫外線LED25を実装する実装面23a,23bを有し、実装面23a,23bは複数の紫外線LED25を実装する実装領域E1と、実装領域E1を除く露出面領域E2を含み、複数の紫外線LED25が紫外線を発する際に発生した熱は実装領域E1、並びに、LED実装部材23の内部及び露出面領域E2を経てベース基板21に移動する。

目的

本発明の目的は、複数の紫外線LEDを用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LEDから熱が発生しても発生した熱を効率的に逃がすことができる水処理装置、紫外線照射装置及びLED実装部材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

紫外線を発する複数の紫外線LEDを備える水処理装置であって、前記複数の紫外線LEDが実装される実装領域及び前記実装領域以外の非実装領域を有するLED実装部材と、前記LED実装部材を支持する支持部材とを備えることを特徴とする水処理装置。

請求項2

前記LED実装部材は前記支持部材に支持される支持面と、前記実装領域を含む実装面とを有し、前記支持面に対して前記実装面が所定の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。

請求項3

前記LED実装部材は複数の前記実装面を有することを特徴とする請求項2に記載の水処理装置。

請求項4

前記支持部材は複数の前記LED実装部材を支持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水処理装置。

請求項5

紫外線を発する複数の紫外線LEDを備える紫外線照射装置であって、前記複数の紫外線LEDが実装される実装領域及び前記実装領域以外の非実装領域を有するLED実装部材と、前記LED実装部材を支持する支持部材とを備えることを特徴とする紫外線照射装置。

請求項6

紫外線を発する複数の紫外線LEDが実装される実装領域及び前記実装領域以外の非実装領域を有することを特徴とするLED実装部材。

技術分野

0001

本発明は、水処理装置紫外線照射装置及びLE実装部材に関する。

背景技術

0002

従来、浄水を格納する処理槽と、処理槽に格納される浄水に紫外線照射する紫外線ランプとを備える水処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の水処理装置において、紫外線ランプが発した紫外線が浄水に照射されると、浄水に含まれる細菌やウイルス等を死滅させ又は不活性化させる殺菌処理が実行される。また、近年の水処理装置では、紫外線ランプに代えて複数の紫外線LED(Light Emitting Diode)を有する紫外線照射装置が使用されている(例えば、特許文献2)。紫外線LEDは、通常、紫外線ランプに比べて長寿命であるとともに、電気エネルギーを効率的に光エネルギーに変換して紫外線を発する。
ところで、紫外線LEDは、電気エネルギーを光エネルギーに変換するLED素子を有する。

先行技術

0003

特開平11−262758号公報
特表2009−532200号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、LED素子は紫外線LEDが紫外線を発するときに発熱し、その結果、紫外線LEDの内部に熱が蓄積される。紫外線LEDの内部に熱が蓄積されると、例えば、電気エネルギーから光エネルギーへの変換率を示すエネルギー変換効率が低下し、紫外線を発しなくなり、又は寿命が短くなる等の不具合(以下、「紫外線LEDの不具合」という。)が紫外線LEDに生じるおそれがある。

0005

また、紫外線LEDが発する紫外線の光量は、通常、紫外線ランプが発する紫外線の光量よりも少ない。したがって、紫外線LEDを使用して殺菌処理を実行するには、複数の紫外線LEDを有する紫外線照射装置を使用し、殺菌処理を実行するために必要な紫外線の光量を確保する必要があるが、各紫外線LEDが紫外線を発するとき、各紫外線LEDのLED素子は発熱し、紫外線LEDの不具合が生じるおそれがある。すなわち、複数の紫外線LEDを用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LEDから熱が発生しても発生した熱を効率的に逃がすことができず、紫外線LEDの不具合が生じるのを回避できないという問題がある。

0006

本発明の目的は、複数の紫外線LEDを用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LEDから熱が発生しても発生した熱を効率的に逃がすことができる水処理装置、紫外線照射装置及びLED実装部材を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明の水処理装置は、紫外線を発する複数の紫外線LEDを備える水処理装置であって、前記複数の紫外線LEDが実装される実装領域及び前記実装領域以外の非実装領域を有するLED実装部材と、前記LED実装部材を支持する支持部材とを備えることを特徴とする。

0008

上記目的を達成するために、本発明の紫外線照射装置は、紫外線を発する複数の紫外線LEDを備える紫外線照射装置であって、前記複数の紫外線LEDが実装される実装領域及び前記実装領域以外の非実装領域を有するLED実装部材と、前記LED実装部材を支持する支持部材とを備えることを特徴とする。

0009

上記目的を達成するために、本発明のLED実装部材は、紫外線を発する複数の紫外線LEDが実装される実装領域及び前記実装領域以外の非実装領域を有することを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、複数の紫外線LEDを用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LEDから熱が発生しても発生した熱を効率的に逃がすことができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施の形態に係る水処理装置を概略的に示す斜視図である。
図1におけるD−D線に沿う断面図であってLED支持基板を説明するための図である。
図2におけるLED実装部材を説明するための斜視図である。
図3における実装面を説明するための図である。
図1における紫外線照射装置のV−V線に沿う断面図である。
図3のLED実装部材の変形例を説明するための図である。
図2のLED支持基板の変形例を説明するための図である。

実施例

0012

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。

0013

<水処理装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る水処理装置10を概略的に示す斜視図である。図1の水処理装置10は、処理槽11と、処理槽11に格納される紫外線照射装置12とを備える。

0014

(処理槽)
処理槽11は中心軸Oを有する円筒形であって、その両端はそれぞれ端板11aで閉塞されている。処理槽11の外周壁には、処理の対象となる水(以下、「被処理水」という。)を処理槽11に供給する供給管13aと、処理された被処理水を処理槽11から排出する排出管13bとが接続され、供給管13aは処理槽11の中心軸Oの方向に関して一方側に配置され、排出管13bは処理槽11の中心軸Oの方向に関して他方側に配置されている。そのため、被処理水は供給管13aから処理槽11に供給された後、排出管13bを介して処理槽11から排出される。なお、本実施の形態では、処理前の被処理水が供給管13aを介して処理槽11に供給され、処理後の被処理水が排出管13bを介して処理槽11から排出されることを前提としているが、処理前の被処理水が排出管13bを介して処理槽11に供給され、処理後の被処理水が供給管13aを介して処理槽11から排出されてもよい。

0015

(紫外線照射装置)
紫外線照射装置12は長尺状の軸部材14、複数(本実施の形態では4つ)のLED支持基板15、電源部16、回転駆動部17、及び超音波を発生する超音波印加部18を備え、紫外線を被処理水に照射する。

0016

(軸部材)
軸部材14は、処理槽11の中心軸Oに重畳する中心軸O´を有し、中心軸O´に直交する方向の断面形状が角形(本実施の形態では正方形)の角軸部14aと、中心軸O´に直交する方向の断面形状が丸形(本実施の形態では円形)の丸軸部14bとから構成される。また、角軸部14aは軸部材14の中央に位置し、丸軸部14bは軸部材14aの両端部に位置している。本実施の形態では、4つのLED支持基板15が角軸部14aの4つの面の各々に固定され、中心軸O´を対称軸とする4回回転対称になるように固定されている。

0017

(LED支持基板)
図2は、図1におけるD−D線に沿う断面図であってLED支持基板15を説明するための図である。

0018

図2のLED支持基板15は、底面部21a、底面部21aのエッジから起立する側壁部21d、及び軸部材14に固定される軸部材固定面21cを有するベース基板21(支持部材)を備える。また、LED支持基板15は、ベース基板21を覆い且つ底面部21aと対向するように固定されたカバー22、少なくとも1つ(本実施の形態では3つ)のLED実装部材23、及びカバー22をベース基板21に固定する固定部材24を備える。カバー22がベース基板21に固定されると、ベース基板21及びカバー22に囲まれた中空部21eが形成され、LED実装部材23は中空部21eに格納される。

0019

(ベース基板)
ベース基板21は、高い熱伝導性放熱性を有する材料であるアルミニウムや、耐腐食性を有する材料であるステンレス等の金属材料で形成され、中空部21eに格納されるLED実装部材23は底面部21aに固定されている。側壁部21dの一端側の内縁にはカバー22を載置するためのカバー載置部21bが形成され、カバー載置部21bの厚み方向(図2中の矢印Xの方向)のサイズはカバー22の厚みに対応している。

0020

(カバー)
カバー22は、平板状であって、底面部21aよりも大きく、軸部材固定面21cよりも小さい。また、カバー22は、高い紫外線透過率、例えば、90%以上の紫外線透過率を有する石英ガラス板アクリル板等で形成され、水圧等によって過度に変形しない程度の剛性を有する。

0021

(LED実装部材)
LED実装部材23は、ベース基板21と同様に高い熱伝導性と放熱性を有する材料であるアルミニウムや、耐腐食性を有する材料であるステンレス等を用いて長尺状に形成され、その内部は洞ろでない。LED実装部材23には紫外線LED25が実装され、紫外線LED25が実装されたLED実装部材23は中空部21eに格納される。本実施の形態では3つのLED実装部材23が底面部21aに固定され、各LED実装部材23は互いに平行且つ等間隔に配置されている。

0022

図3は、図2におけるLED実装部材23を説明するための斜視図である。

0023

図3のLED実装部材23は三角柱形状であって実装面23a,23b、取付面23c(支持面)、及び端面23d,23eを備える。実装面23a,23bには複数の紫外線LED25が実装されている。また、取付面23cは底面部21aに固定されている。すなわち、ベース基板21はLED実装部材23を支持している。

0024

実装面23a,23b及び取付面23cは三角柱形状であるLED実装部材23の側面を構成し、実装面23a,23bは取付面23cに対してそれぞれ傾斜角度θ1,θ2で傾斜している。本実施の形態では、傾斜角度θ1,θ2は互いに等しい角度であり、端面23d,23eの形状は二等辺三角形となる。

0025

LED実装部材23は三角柱形状であり、取付面23cに対する実装面23a及び実装面23bの傾斜方向は異なるため、実装面23a,23bのそれぞれに紫外線LED25が実装されたとき、実装面23aに実装された紫外線LED25から発せられる紫外線の照射方向と、実装面23bに実装された紫外線LED25から発せられる紫外線の照射方向とは異なる。具体的に、実装面23aに実装された紫外線LED25は実装面23aに直交する方向に関してカバー22側に紫外線を照射し、実装面23bに実装された紫外線LED25は実装面23bに直交する方向に関してカバー22側に紫外線を照射する。その後、実装面23a,23bに実装された紫外線LED25から発せられる紫外線はカバー22を透過して被処理水に接触する。

0026

実装面23a,23bのそれぞれには、複数の紫外線LED25がLED実装部材23の長手方向に関して所定の間隔毎に実装され、例えば、6個又は7個の紫外線LED25が実装面23a,23bのそれぞれに実装されている(図1)。本実施の形態では、LED支持基板15をカバー22から底面部21aの方向に眺めたときに紫外線LED25は千鳥状に配置されている。すなわち、複数の紫外線LED25が底面部21a上に千鳥状に配置されている。これにより、各々の紫外線LED25から発せられる紫外線をできるだけ重畳させず、効率的に被処理水に照射することができる。

0027

ところで、LED実装部材23に実装される紫外線LED25は、電極等を格納し且つLED素子を取り付けるための筐体部25aと、筐体部25aに取り付けられるガラス等のカバー部25bとから構成され、紫外線LED25が発した紫外線はカバー部25bを透過する。そのため、カバー部25bを透過した紫外線は筐体部25aの周辺には照射されない。すなわち、紫外線LED25が紫外線を照射する範囲は限られる。

0028

具体的に、実装面23a,23bに実装された一の紫外線LED25の筐体部25aの周辺には一の紫外線LED25が発した紫外線は照射されない。しかしながら、実装面23a,23bが取付面23cに対して傾斜し且つ後述の反射面が処理槽11や紫外線照射装置12、LED実装部材23(筐体部25aの周辺を含む。)に配置されるとき、他の紫外線LEDが発した紫外線は一の紫外線LED25の筐体部25aの周辺に照射される。その後、当該紫外線は一の紫外線LED25の筐体部25aの周辺で反射し、再度、被処理水の殺菌処理に活用される。したがって、一の紫外線LED25が取付面23cに対して傾斜され且つ処理槽11等に後述の反射面が配置されることにより、一の紫外線LED25から照射される紫外線の見かけ上の範囲は拡大される。

0029

図4は、図3における実装面23a,23bを説明するための図である。

0030

図4において、複数の紫外線LED25が実装された実装面23a,23bは複数の紫外線LED25が実装されている実装領域E1と、実装領域E1を除く露出面領域E2とを含む。実装面23a,23bに実装された複数の紫外線LED25が熱を発すると、複数の紫外線LED25から発生した熱は実装領域E1、並びに、実装領域E1以外の領域であるLED実装部材23の内部及び露出面領域E2(非実装領域)に順次移動し、次いで、LED実装部材23の取付面23cを経てベース基板21に移動し、その後、ベース基板21(例えば、軸部材固定面21c、及び側壁部21d)から放出される。ベース基板21から放出された熱は被処理水によって冷却される。

0031

ところで、実装面23a,23bの総面積Stは実装領域E1の面積S1及び露出面領域E2の面積S2の和であり、実装領域E1の面積S1は、実装面23aに実装される紫外線LED25の外形サイズ個数によって決まる。そのため、例えば、被処理水の殺菌処理に使用される紫外線の強度を増加するために多数の紫外線LED25が実装面23a,23bに実装され、実装領域E1の面積S1が露出面領域E2の面積S2よりも大きくなる場合があるが、被処理水の殺菌処理に過剰な紫外線が供給される恐れがある。その結果、実装面23a,23bに実装される紫外線LED25の費用や紫外線LED25の消費電力が増加し、非効率な被処理水の殺菌処理が実行される。これに対応して、被処理水の殺菌処理を効率的に実行するために、露出面領域E2の面積S2が実装領域E1の面積S1よりも大きくなるように紫外線LED25が実装面23a,23bに実装されるのがよい。

0032

(固定部材)
図2戻り、固定部材24は側壁部21dの一端(カバー載置部21b側)とカバー載置部21bに載置されたカバー22の一部を覆う枠体である。固定部材24の幅はカバー22をベース基板21に確実に固定し且つ紫外線LED25が発した紫外線を効率的に被処理水に照射するために、側壁部21dの最大の厚さ(図2中の矢印Y)に対応している。また、固定部材24は、例えば、図示しないネジ等を用いて、ベース基板21に固定されるとともに、ベース基板21に設けられた貫通孔を通して軸部材14に固定され、カバー22はカバー載置部21bと固定部材24との間で固定される。なお、カバー22の外周部と、ベース基板21又は固定部材24との間には中空部21eへの水の浸入を防止するためにシール部材が介在してもよい。

0033

(電源部)
図1に戻り、電源部16は処理槽11の一端側に設けられ、不図示の電源スイッチを有する。電源スイッチがONにされると、電源部16は各紫外線LED25、回転駆動部17、又は超音波印加部18に電力を供給し、各紫外線LED25は紫外線を発し、回転駆動部17は軸部材14及び軸部材14が有する4つのLED支持基板15を回転し、超音波印加部18は超音波を発生する。一方、電源スイッチがOFFにされると、電源部16は紫外線LED25、回転駆動部17、又は超音波印加部18に電力を供給しない。

0034

(回転駆動部)
回転駆動部17は処理槽11の他端側に設けられ、超音波印加部18が超音波を発生する場合に、軸部材14及び軸部材14が有する4つのLED支持基板15を所定の方向(例えば、図1中の矢印Zの方向)に回転する。軸部材14及び各LED支持基板15が回転すると、超音波印加部18から発生した超音波が均一に各LED支持基板15に伝達される。

0035

(超音波印加部)
超音波印加部18は、振動板18aと、複数の超音波振動子18bとを備え、振動板18aは処理槽11の外周面近接又は接触して配設され、複数の超音波振動子18bは振動板18aに等間隔で配設されている。各超音波振動子18bは所定の周波数、例えば、20kHz以上120kHz以下の周波数の超音波を発生させる。

0036

LED支持基板15のカバー22が被処理水に接触すると、カバー22に、例えば、被処理水に含まれるカルシウムマグネシウム等のミネラル成分が付着する。ミネラル成分がカバー22に付着し、蓄積すると、カバー22を透過する紫外線の量が低下し、その結果、被処理水の殺菌処理が十分に実行されない。これに対応して、超音波印加部18が超音波を発生すると、超音波がカバー22に衝突してカバー22に付着したミネラル成分を剥離し、カバー22にミネラル成分等が蓄積するのを防止する。その結果、カバー22を透過する紫外線の量は低下しないため、被処理水の殺菌処理は十分に実行される。

0037

<水処理装置の動作>
次に、本発明の実施の形態に係る水処理装置10の動作について説明する。

0038

図5は、図1における処理槽11及び紫外線照射装置12のV−V線に沿う断面図であって、被処理水の殺菌処理を説明するための図である。

0039

図5の紫外線照射装置12は、4つのLED支持基板15としてLED支持基板15a,15b,15c,15dを備える。これに対応して、まず、供給管13aから処理槽11に供給された被処理水は流域F1,F2,F3,F4に区分される。LED支持基板15a,15b,15c,15dはそれぞれ流域F1,F2,F3,F4を流れる被処理水に紫外線を照射する。

0040

ところで、処理槽11と紫外線照射装置12に適宜紫外線を反射させる反射面を配置してもよい。具体的に、処理槽11の内周面、各端板11aの内面、軸部材14の外面、ベース基板21の底面部21a、軸部材固定面21c、LED実装部材23、又は固定部材24等の処理槽11と紫外線照射装置12の構成部分に反射面を配置してもよく、各紫外線LED25が発する紫外線の進行方向や配置される反射面の面積等から、特に、処理槽11の内周面、又は底面部21aや軸部材固定面21cに反射面を配置するのがよい。反射面は各構成部分を鏡面加工等の機械加工によって形成してもよく、各構成部分に反射膜光沢材料成膜・塗布することによって形成してもよい。これにより、LED支持基板15a,15b,15c,15dから流域F1,F2,F3,F4を流れる被処理水に照射された紫外線は反射面で反射するので、再度、反射面で反射した紫外線を被処理水の殺菌処理に活用することができ、もって、各紫外線LED25が発する紫外線を効率的に被処理水の殺菌処理に活用することができる。その後、紫外線が照射され且つ殺菌処理が終了した被処理水は排出管13bを介して処理槽11から排出される。

0041

被処理水の殺菌処理が継続して実行されると、LED支持基板15のカバー22にミネラル成分等が付着して蓄積する。そのため、カバー22を透過する紫外線の量が低下し、被処理水の殺菌処理が十分に実行されない。したがって、カバー22にミネラル成分等が蓄積する前に、超音波印加部18は、例えば、定期的に超音波を発生する。このとき、超音波印加部18から発生した超音波が均一に各LED支持基板15に伝達されるように、回転駆動部17はLED支持基板15a,15b,15c,15dを回転する。

0042

<実施の形態の効果>
本実施の形態において、ベース基板21に支持されるLED実装部材23は複数の紫外線LED25が実装される実装面23a,23bを有し、実装面23a,23bは複数の紫外線LED25が実装される実装領域E1と、実装領域E1を除く露出面領域E2を含む。すなわち、LED実装部材23は複数の紫外線LED25が実装される実装領域E1と、LED実装部材23の内部及び露出面領域E2からなる非実装領域とを有する。これにより、各紫外線LED25のLED素子から発生した熱は実装領域E1、並びに、実装領域E1以外の領域である非実装領域に順次移動し、次いで、LED実装部材23の取付面23cを経てベース基板21に移動し、その後、ベース基板21(例えば、軸部材固定面21c、及び側壁部21d)から放出される。ベース基板21から放出された熱は被処理水によって冷却される。したがって、複数の紫外線LED25を用いて紫外線照射を行う場合に、各紫外線LED25から熱が発生しても発生した熱を効率的に逃がすことができる。その結果、紫外線LED25の内部で熱が発生することに起因して紫外線LEDの不具合が生じるのを回避することができる。

0043

また、実装面23a,23bは取付面23cに対して傾斜しているので、紫外線LED25毎に傾斜させることなく、簡単に複数の紫外線LED25を取付面23c(ベース基板21)に対して傾斜させることができる。

0044

さらに、LED実装部材23はベース基板21に対して傾斜する実装面23a,23bを有し、実装面23a,23bは、ベース基板21に対してそれぞれ傾斜角度θ1,θ2で傾斜している。このとき、実装面23aに実装された紫外線LED25から発せられる紫外線の照射方向と、実装面23bに実装された紫外線LED25から発せられる紫外線の照射方向とは異なる。したがって、一のLED実装部材23から複数の方向に紫外線を照射することができる。

0045

また、複数のLED実装部材23がベース基板21の底面部21aに固定されている。これにより、紫外線LED25の数はLED実装部材23の増減によって調節されるので、被処理水の量に応じて殺菌処理に必要な紫外線LED25を簡単に増減することができる。

0046

<変形例等>
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。

0047

本実施の形態において、LED実装部材23は三角柱形状であることを前提としたが、その他の多角柱形状であってもよい。具体的に、紫外線LED25が実装される実装面61a,61b,61c、ベース基板21の底面部21aに固定される取付面62、及び台形の端面63a,63bを備えるLED実装部材60がLED実装部材23に代えてベース基板21に固定されてもよい(図6)。これにより、実装面61a,61b,61cのそれぞれに実装された紫外線LED25は紫外線を発するので、LED実装部材23を用いたときよりも多方向且つ広範囲に被処理水に紫外線を照射することができる。

0048

また、本実施の形態において、ベース基板21とLED実装部材23とが別個であることを前提に説明したが、それぞれが一体であってもよい(図7)。さらに、本実施の形態において、紫外線LED25、回転駆動部17、又は超音波印加部18は同一の電源部16から電力を供給されていることを説明したが、それぞれは別個の電源部から電力を供給されてもよい。

0049

10水処理装置
12紫外線照射装置
21ベース基板
23LED実装部材
23a,23b実装面
25紫外線LED
E1実装領域
E2露出面領域

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 清水建設株式会社の「 水処理装置および水処理方法」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】冷却器の閉塞防止と空気溶解効率の向上の両立を図ることができる水処理装置および水処理方法を提供する。【解決手段】高温の被処理水を加圧浮上法で処理する加圧浮上手段12と、加圧浮上手段12で処理した... 詳細

  • 豊田合成株式会社の「 流体殺菌装置」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】内部を流れる水などの液体に紫外光を照射して殺菌を行う流体殺菌装置であって、紫外光源である発光素子において生じる熱を殺菌対象である流体に効率的に逃がすことができる構造を有する流体殺菌装置を提供す... 詳細

  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所の「 水中の物質の酸化方法、及び物質酸化用の光触媒体」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】水中の物質の酸化方法であって、光触媒体を容易に固液分離することができる、水中の物質の酸化方法の提供。【解決手段】水中に含まれる物質の酸化方法であって、溶存酸素の存在下、物質を含む水中において、... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ