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課題
解決手段
概要
背景
従来、免許証やパスポート、履歴書等に貼付するための写真等を撮影するためのボックス型の写真撮影装置が知られている。この写真撮影装置においては、ユーザー、すなわち被写体が撮影されるとともに、得られた被写体画像がプリントされる。
そして、例えば、プリクラや証明写真ボックスなどのセルフポートレイト撮影機として、カメラの周辺に、撮影画像をプレビューさせ、撮影前後のガイダンス用にLCD等の画面表示部を有する写真撮影装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の写真撮影装置においては、当該LCDが発する光がユーザーの眼鏡に反射してカメラにより撮影され、この光が映り込むことで当該写真の仕上がりを悪くし、また、LCDが発する光の色味で写真のカラーバランスが崩れたりすることで、再撮影になる問題があった。
概要
撮影した写真の仕上がりを向上させて、再撮影の確率を低減することが可能な写真撮影装置を提供する。写真撮影装置において、撮影部がユーザーを撮影するときに、ストロボユニットからユーザーの頭部に光を照射させるとともに、ユーザーの頭部の前方下方から光が照射されるように表示部からユーザーの頭部に光を照射させる。
目的
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る写真撮影装置および写真撮影装置の制御方法を提供する
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 0件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
撮影室内に位置する被写体であるユーザーの写真を撮影する写真撮影装置において、前記撮影室に設けられた内壁と、前記内壁に設けられ、前記撮影室内に位置する前記ユーザーを撮影して画像情報を得る撮影部と、前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、前記ユーザーが撮影に関する操作入力をするための操作部と、前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、撮影に関する所定の情報を表示するための表示部と、前記撮影部よりも上方に位置するように前記内壁に設けられ、少なくとも前記ユーザーの頭部に、前方上方から、光を照射するためのストロボユニットと、画像情報に対応する被写体画像をプリントするプリンタと、を備え、前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記ストロボユニットから前記ユーザーの頭部に光を照射させるとともに、前記ユーザーの頭部の前方下方から光が照射されるように前記表示部から前記ユーザーの頭部に光を照射させることを特徴とする写真撮影装置。
請求項2
前記表示部の画面は、LCD(Liquid Crystal Display)であることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。
請求項3
前記表示部は、前記操作部と併用されたタッチパネルであることを特徴とする請求項2に記載の写真撮影装置。
請求項4
請求項5
前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記表示部の画面の色味を変更することを特徴とする請求項4に記載の写真撮影装置。
請求項6
前記表示部の画面の色味は、グレーであることを特徴とする請求項5に記載の写真撮影装置。
請求項7
撮影前に、前記表示部の画面の輝度を下げて輝度を予め測定をし、前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記表示部の画面の輝度を、前記測定した輝度に下げることを特徴とする請求項4に記載の写真撮影装置。
請求項8
前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記表示部の画面に所定の形状を表示させ、前記所定の形状の輝度を、前記表示部の画面に表示する背景の輝度よりも高くすることを特徴とする請求項4に記載の写真撮影装置。
請求項9
撮影室に設けられた内壁と、前記内壁に設けられ、前記撮影室内に位置するユーザーを撮影して画像情報を得る撮影部と、前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、前記ユーザーが撮影に関する操作入力をするための操作部と、前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、撮影に関する所定の情報を表示するための表示部と、前記撮影部よりも上方に位置するように前記内壁に設けられ、少なくとも前記ユーザーの頭部に、前方上方から、光を照射するためのストロボユニットと、画像情報に対応する被写体画像をプリントするプリンタと、を備えた写真撮影装置の制御方法であって、前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記ストロボユニットから前記ユーザーの頭部に光を照射させるとともに、前記ユーザーの頭部の前方下方から光が照射されるように前記表示部から前記ユーザーの頭部に光を照射させることを特徴とする写真撮影装置の制御方法。
技術分野
背景技術
0002
従来、免許証やパスポート、履歴書等に貼付するための写真等を撮影するためのボックス型の写真撮影装置が知られている。この写真撮影装置においては、ユーザー、すなわち被写体が撮影されるとともに、得られた被写体画像がプリントされる。
0003
そして、例えば、プリクラや証明写真ボックスなどのセルフポートレイト撮影機として、カメラの周辺に、撮影画像をプレビューさせ、撮影前後のガイダンス用にLCD等の画面表示部を有する写真撮影装置がある(例えば、特許文献1参照)。
0004
このような従来の写真撮影装置においては、当該LCDが発する光がユーザーの眼鏡に反射してカメラにより撮影され、この光が映り込むことで当該写真の仕上がりを悪くし、また、LCDが発する光の色味で写真のカラーバランスが崩れたりすることで、再撮影になる問題があった。
先行技術
0005
特許第4650671号
発明が解決しようとする課題
0006
ところで、既述の眼鏡に対する光の映り込みに関しては、カメラから見て眼鏡反射の範囲の外にLCDの画面表示部を配置するなどの対策が考えられる。しかし、当該LCDの画面表示部をカメラから見て眼鏡反射の範囲の外に配置すると、タッチパネルの場合はユーザー操作性に影響が出ることとなる。
0007
また、撮影前には、ユーザーは、LCDの画面表示部に写るライブビュー動画を見ながら立ち位置や身体の向きを調整い、撮影カウントダウンのタイミングで視線をカメラ側へ移す必要がある。このため、カメラとLCDの画面表示部の距離はなるべく近い方が好ましい。
0008
そこで、本発明は、このような課題を効果的に解決し得る写真撮影装置および写真撮影装置の制御方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
0009
本発明の一態様に係る写真撮影装置は、
撮影室内に位置する被写体であるユーザーの写真を撮影する写真撮影装置において、
前記撮影室に設けられた内壁と、
前記内壁に設けられ、前記撮影室内に位置する前記ユーザーを撮影して画像情報を得る撮影部と、
前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、前記ユーザーが撮影に関する操作入力をするための操作部と、
前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、撮影に関する所定の情報を表示するための表示部と、
前記撮影部よりも上方に位置するように前記内壁に設けられ、少なくとも前記ユーザーの頭部に、前方上方から、光を照射するためのストロボユニットと、
画像情報に対応する被写体画像をプリントするプリンタと、を備え、
前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記ストロボユニットから前記ユーザーの頭部に光を照射させるとともに、前記ユーザーの頭部の前方下方から光が照射されるように前記表示部から前記ユーザーの頭部に光を照射させる
ことを特徴とする。
0010
前記写真撮影装置において、
前記表示部の画面は、LCD(Liquid Crystal Display)であることを特徴とする。
0011
前記写真撮影装置において、
前記表示部は、前記操作部と併用されたタッチパネルであることを特徴とする。
0013
前記写真撮影装置において、
前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記表示部の画面の色味を変更することを特徴とする。
前記写真撮影装置において、
前記表示部の画面の色味は、グレーであることを特徴とする。
0014
前記写真撮影装置において、
撮影前に、前記表示部の画面の輝度を下げて輝度を予め測定をし、前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記表示部の画面の輝度を、前記測定した輝度に下げる
ことを特徴とする。
0015
前記写真撮影装置において、
前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記表示部の画面に所定の形状を表示させ、前記所定の形状の輝度を、前記表示部の画面に表示する背景の輝度よりも高くすることを特徴とする。
0016
本発明の一態様に係る写真撮影装置の制御方法は、
撮影室に設けられた内壁と、前記内壁に設けられ、前記撮影室内に位置するユーザーを撮影して画像情報を得る撮影部と、前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、前記ユーザーが撮影に関する操作入力をするための操作部と、前記撮影部よりも下方に位置するように前記内壁に設けられ、撮影に関する所定の情報を表示するための表示部と、前記撮影部よりも上方に位置するように前記内壁に設けられ、少なくとも前記ユーザーの頭部に、前方上方から、光を照射するためのストロボユニットと、画像情報に対応する被写体画像をプリントするプリンタと、を備えた写真撮影装置の制御方法であって、
前記撮影部が前記ユーザーを撮影するときに、前記ストロボユニットから前記ユーザーの頭部に光を照射させるとともに、前記ユーザーの頭部の前方下方から光が照射されるように前記表示部から前記ユーザーの頭部に光を照射させる
ことを特徴とする。
発明の効果
0017
本発明は、撮影した写真の仕上がりを向上させて、再撮影の確率を低減することが可能な写真撮影装置、及び、写真撮影装置の制御方法を提供することができる。
図面の簡単な説明
0018
図1は、本実施形態に係る写真撮影装置100のシステム構成の一例を示す図である。
図2は、図1に示す写真撮影装置100にユーザーが位置した場合の各構成の配置の一例を示す図である。
図3は、図2に示す写真撮影装置100のストロボユニットS及びLCD画像表示部Mの光と、ユーザーXとに注目した模式図である。
図4は、図1、図2に示す写真撮影装置100の外観の一例を示す図である。
図5は、LCD表示部Mの画面の表示例を示す図である。
図6は、図1ないし図4に示す写真撮影装置100におけるユーザーXの写真撮影の制御フローの一例を示す図である。
図7は、図6に示す写真撮影装置100の動作フローを実行するときのLCD表示部Mの画面遷移の一例を示す図である。
図8は、図6に示す写真撮影装置100の動作フローを実行するときのLCD表示部Mの画面遷移の他の例を示す図である。
図9は、ユーザーXを撮影した写真の表示例を示す図である。
実施例
0019
図1は、本実施形態に係る写真撮影装置100のシステム構成の一例を示す図である。また、図2は、図1に示す写真撮影装置100にユーザーが位置した場合の各構成の配置の一例を示す図である。また、図3は、図2に示す写真撮影装置100のストロボユニットS及びLCD画像表示部Mの光と、ユーザーXとに注目した模式図である。また、図4は、図1、図2に示す写真撮影装置100の外観の一例を示す図である。また、図5は、LCD表示部Mの画面の表示例を示す図である。
0021
例えば、図1、図2に示すように、写真撮影装置100は、制御部11と、カメラ(撮影装置)Cと、検知センサ13と、入力装置(操作部)14と、LCD表示部(表示装置)Mと、記憶部16と、プリンタ17と、I/O(Input/Output)ユニット31と、スピーカ22と、キャッシャー23と、ストロボユニットSと、を備える。
0022
そして、図2、図4に示すように、ボックス形状を有する写真撮影装置100は、ボックス本体100aと、ボックス本体100a内に収納空間100fと撮影空間(撮影室)100gとを形成するよう設けられた内壁100dと、を備えている。なお、このボックス本体100a内の撮影空間100gの天井の高さHaは、例えば、床から180cm程度である(図2)。
0023
また、図4に示すように、ボックス本体100aの外面には、プリンタ17によりプリントされた写真を取り取出口100c、および、ユーザーXがボックス本体100a内部に出入する出入口100eが設けられている。
0026
また、図2に示すように、収納空間100f内には、内壁100dに設けられた撮影窓21(後述)を介して被写体(ユーザーX)を撮影して画像情報を得るカメラ(撮影装置)Cと、画像情報に対応する被写体画像をプリントしてユーザーXに証明写真を提供するプリンタ17と、が配置されている。
0027
なお「画像情報」とは、撮影により得られた被写体画像の電子情報のことである。
0028
また、内壁100dには、撮影窓21およびLCD表示部Mが設けられている。
0029
また、撮影窓21は、収納空間100f内に設置されたカメラ(撮影部)Cによって撮影空間100g内のユーザーXを撮影する際の窓となる部分であり、椅子Yに腰掛けているユーザーXの顔の高さ(Hb)に対応する高さに設けられている。
0030
なお、椅子Yは、椅子Yに腰掛けているユーザーXの顔の位置(内壁100dからの距離)Daが、例えば、内壁100dから55cm程度になるように設定されている(図2)。なお、既述のように、ユーザーXの頭部の高さは、撮影時に椅子Yを昇降することにより調整される。
0031
また、撮影窓21の近傍には、ユーザーXが撮影空間100g内に入ってきたことを検知する検知センサ13が設けられている。
0032
そして、ユーザーXの入室が検知センサ13により検知されると、LCD表示部Mおよびスピーカ22によるガイダンスを開始するようになっている。
0033
ここで、図1に示す制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成される。
0034
この制御部11は、記憶部16に格納されているシステムプログラムや、画像撮影処理プログラム、画像処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムに従って各部の動作を集中制御するようになっている。
0036
このカメラCは、撮影時には光学レンズを介して入力される被写体像を光学センサにより光電変換して画像信号(アナログ)を生成する。そして、当該A/D変換部によりアナログ画像信号からデジタル画像データを得て、当該デジタル画像データを制御部11に出力するようになっている。
0037
なお、このカメラCの撮影の方向Zcの中心の高さHbは、ユーザーXの頭部(眼鏡G)の位置程度の高さであり、例えば、床から120cm程度である(図2)。なお、既述のように、ユーザーXの頭部の高さは、撮影時に椅子Yを昇降することにより調整される。
0038
このように、撮影部であるカメラCは、内壁100dに設けられ、撮影空間(撮影室)100g内に位置するユーザーXを撮影して画像情報を得るようになっている。
0040
また、操作部である入力装置14は、カメラ(撮影部)Cよりも下方に位置するように内壁100dに設けられ、ユーザーXが撮影に関する操作入力をするためのものである。
0042
この入力装置14は、例えば、後述のようにLCD表示部Mと一体に構成されるタッチパネルである。この入力装置14は、操作されたキーに対応する操作信号を制御部11に出力するようになっている。
0044
そして、プリンタ17は、制御部11から入力された画像データに基づいてプリント出力を行う(すなわち、カメラ(撮影部)Cが取得した画像情報に対応する被写体画像をプリントする)ようになっている。
0046
このI/Oユニット31は、制御部11からの制御信号をスピーカ22、キャッシャー23、ストロボユニットSに送信するとともに、スピーカ22、キャッシャー23、ストロボユニットSからのステータス信号等を制御部11に出力するようになっている。
0048
また、図2に示すように、内壁100dには、カメラC(撮影窓21)よりも上方に位置するように、撮影用のストロボユニットSが設けられている。このストロボユニットSは、椅子Yに座っているユーザーXの頭部に、ユーザーXの前方上方から、光を照射するようになっている。
0050
ここで、図2に示すように、ストロボユニットSの高さHeは、カメラCが配置される位置よりも上の高さであり、例えば、床から145cm程度である(図2)。そして、このストロボユニットSの縦幅Hdは、例えば、20cm程度である。
0051
このようにストロボユニットSは、カメラ(撮影部)Cよりも上方に位置するように内壁100dに設けられ、少なくともユーザーXの頭部に、前方上方から、光を照射するためのものである。
0053
このキャッシャー23は、硬貨や紙幣の入金口、釣銭の返金口等(図示せず)を備えた金銭登録機である。このキャッシャー23は、入金口から入金された金額を検出して釣銭の金額を算出し、算出された釣銭金額分の硬貨又は紙幣を返金口に排出して料金精算を行うようになっている。
0055
このLCD表示部Mは、LCD(Liquid Crystal Display)の画面を備える。
0056
このLCD表示部Mは、制御部11からの制御信号に従って、撮影手順を説明するガイド画面、写真種類を選択するための選択画面等の各種操作画面や、カメラ(撮像装置)Cにより撮影されたユーザーXの顔画像等を表示するようになっている。
0057
また、LCD表示部Mは、既述のように、入力装置14と併用されており、撮影に関する情報をユーザーXに向けて表示するとともに、ユーザーXが撮影に関する操作入力を行うようになっている。このLCD表示部Mは、例えば、入力装置(操作部)14と併用された操作用タッチパネルである。
0058
このように、LCD表示部Mは、カメラ(撮影部)Cよりも下方に位置するように内壁100dに設けられ、撮影に関する所定の情報を表示するためのものである。
0059
なお、撮影に関する情報は、LCD表示部Mに表示されるとともに、LCD表示部Mの下方に設けられたスピーカ22を介して音声でユーザーXに提供されてもよい。
0060
なお、このLCD表示部Mの画面(LCD)は、例えば、横幅が240mm、縦幅が200mmの大きさを有する。そして、このLCD表示部Mの画面の中心の高さHcは、ユーザーXの腹部Xbの位置程度の高さであり、例えば、床から80cm程度である(図2)。そして、このLCD表示部Mの画面の垂線ZLは、例えば、水平方向(床面と平行な方向)に対して20度傾いている。
0062
しかし、図3に示すように、ユーザーXの頭部の高さに位置するカメラCよりも下にLCD表示部Mが配置されており、撮影時にはこのLCD表示部Mか出射した光MLにより、ユーザーXの首下Xaが照らされる。
0064
これにより、ユーザーXの首下Xaの影を消して、撮影した写真の仕上がりを向上させて、再撮影の確率を低減することができる。
0065
次に、以上のような構成を有する写真撮影装置100の動作フローの一例について説明する。
0066
ここで、図6は、図1ないし図4に示す写真撮影装置100におけるユーザーXの写真撮影の制御フローの一例を示す図である。また、図7は、図6に示す写真撮影装置100の動作フローを実行するときのLCD表示部Mの画面遷移の一例を示す図である。また、図8は、図6に示す写真撮影装置100の動作フローを実行するときのLCD表示部Mの画面遷移の他の例を示す図である。また、図9は、ユーザーXを撮影した写真の表示例を示す図である。
0068
そして、検知センサ13はユーザーXが入室したことを検知すると検知信号を制御部11に出力する(ステップS2)。
0070
さらに、制御部11は、LCD表示部の画面に、撮影に関する情報をユーザーXに向けて表示し、同時にスピーカ22から撮影ガイドに係るアナウンス音声が出力される。このように、LCD表示部Mおよびスピーカ22によるガイダンスが開始される。
0071
そして、ユーザーXは、LCD表示部Mの画面に表示されたガイダンスを確認して、ユーザーXは、撮影に関する所定の操作入力を行う。そして、さらに、ユーザーXは、ユーザーXの頭部(眼鏡G)の位置程度の高さが、カメラCの撮影の方向Zcの中心の高さHbになるように、椅子Yの高さを所定の高さに調整する。その後、ユーザーXは、撮像したい体勢にポージングする(ステップS4)。
0073
これにより、ユーザーXは、LCD表示部Mの画面P4、P4aを見て、ポージングを確認することができる。
0074
その後、ユーザーXがLCD表示部Mの画面に表示される撮影開始ボタン(タッチパネルである入力装置14の撮影開始ボタン)を操作する(ステップS5)。
0076
この撮影開始ボタンの操作により、制御部11は、カメラCによる写真の撮影までの時間のカウントダウンを実行するとともに、LCD表示部Mの画面にカウントダウンの数字Nを表示させる(ステップS6)。
0077
このステップS6において、制御部11は、例えば、図7、図8に示すように、LCD表示部Mの画面P6、P6aには、例えば、ユーザーXのカメラCにより撮影されている撮影動画(ライブビュー)PXを表示させるとともに、カウントダウンの数字Nを動画PXにオーバレイさせ又は余白部分に表示させる。
0078
そして、制御部11は、LCD表示部Mの画面の表示内容を変更する(ステップS7)。
0079
このステップS7において、制御部11は、図7に示すように、LCD表示部Mの画面P7には、既述のように、黒色の背景に白色の星のマークPSを表示させる。
0080
これにより、このLCD表示部Mか出射した光MLにより、ユーザーXの首下Xaが照らされることとなる。
0081
また、このステップS7において、図8に示すように、LCD表示部Mの画面P7aには、ユーザーXのカメラCにより撮影されている撮影動画(ライブビュー)PXの輝度を下げて表示させるようにしてもよい。この場合、撮影前(ライブビュー表示時)に、LCD表示部Mの画面の輝度を下げて、撮影された写真のカラーバランスが崩れない輝度レベルを予め測定をして記憶部16に記憶しておく。そして、カメラCがユーザーXを撮影するときに、LCD表示部Mの画面の輝度を、記憶部16に記憶されている測定した輝度に下げるよう設定する。
0082
そして、制御部11は、撮影までのカウントダウンの終了後、カメラCによる写真の撮影を実行する(ステップS8)。制御部11は、カメラC及びストロボユニットSを制御して、被写体であるユーザーXの撮影が実行される。
0083
撮影後、記憶部16に記憶されている画像処理プログラムが読み出され、撮影によりカメラ12から入力された画像データに画像処理が施される。
0084
このステップS8においても、制御部11は、図7に示すように、LCD表示部Mの画面P8には、継続して黒色の背景に白色の星PSを表示させる。
0085
このように、カメラCがユーザーXを撮影するときに、LCD表示部Mの画面に所定の形状(矩形、円形等)を表示させ、当該所定の形状の輝度を、LCD表示部Mの画面に表示する背景の輝度よりも高くする。
0086
これにより、例えば、図9に示すように、写真の撮影時に、ユーザーXの眼鏡Gに、矩形の像A1や星形の像A2を映り込ませることができる。すなわち、LCD表示部Mの画面に表示される像をユーザーXの眼鏡Gに調整可能な像を映り込ませて、撮影される写真の仕上がりの嗜好性を向上することができる。
0088
なお、図8に示すように、LCD表示部Mの画面P8aには、ユーザーXのカメラCにより撮影されている撮影動画(ライブビュー)PXの輝度を下げて表示させるようにしてもよい。すなわち、カメラ(撮影部)CがユーザーXを撮影するときに、LCD表示部Mの画面の輝度を下げるようにする。
0090
特に、カメラCがユーザーXを撮影するときに、LCD表示部Mの画面の色味を変更する(このときのLCD表示部Mの画面の色味は、例えば、グレーである)。
既述のステップS8においてカメラCにより写真を撮影した後、制御部11は、再撮影(撮り直し)が必要であるか否かを選択するためのボタンを表示させるように、LCD表示部の画面の表示を変更する(ステップS9)。
0091
そして、ユーザーXが、LCD表示部Mの画面に表示される再撮影(撮り直し)を選択するボタンを操作した場合には、制御部11は、既述のステップS4に戻り、再撮影を実行する(ステップS10)。
0092
一方、ユーザーXが、LCD表示部Mの画面に表示される再撮影(撮り直し)を選択するボタンを操作しない(言い換えれば、撮影した写真で承諾する旨のボタンを操作した)場合には、制御部11は、例えば、LCD表示部Mの画面に、ユーザーXにキャッシャー23への料金を入金することを案内する旨の表示をさせる。
0093
次いで、が投入されると、制御部11は、キャッシャー23において入金された金額のチェックを実行する。そして、キャッシャー23において選択された写真サイズ、種類に応じた料金の精算を実行し、釣銭を返金口に排出することで、入金処理が完了する(ステップS11)。
0094
そして、ステップS11において、入金処理が完了すると、制御部11は、画像処理済みの画像データをプリンタ17に出力し、プリンタ17により写真のプリント出力を実行し、写真プリントが取出口100cに排出されると(ステップS12)と、本処理は終了する。
0095
ここで、上述のように、ステップS7、S8により、カメラ(撮影部)CがユーザーXを撮影するときに、ストロボユニットSからユーザーXの頭部に光を照射させるとともに、ユーザーXの頭部の前方下方から光が照射されるようにLCD表示部MからユーザーXの頭部に光を照射させる。
0096
これにより、写真撮影時に、LCD表示部Mか出射した光MLにより、ユーザーXの首下Xaが照らして、ユーザーXの首下Xaの影を消して、撮影した写真の仕上がりを向上させ、さらには眼鏡反射やカラーバランスの崩れを抑えることができる。
0097
このため、ユーザーXは、写真の再撮影を選択する必要性が低下し、再撮影の確率が低減することとなる。
0098
以上のように、本実施形態に係る写真撮影装置および写真撮影装置の制御方法によれば、撮影した写真の仕上がりを向上させて、再撮影の確率を低減することができる。
0099
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
0100
100写真撮影装置
11 制御部
Cカメラ(撮影装置)
13検知センサ
14入力装置
MLCD表示部(表示装置)
16 記憶部
17プリンタ
21撮影窓
31 I/O(Input/Output)ユニット
22スピーカ
23キャッシャー
S ストロボユニット
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