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技術 載置台

出願人 大和ハウス工業株式会社株式会社オーテック
発明者 仁部数典佐々木良彰南野貴洋西村康治
出願日 2016年9月1日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-171088
公開日 2018年3月8日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2018-035618
状態 特許登録済
技術分野 はしご
主要キーワード 矩形状空間 滑り止め構造 上階フロア フロアレベル 固定ワイヤ 両貫通孔 スライダ間 上段位置
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図面 (11)

課題

昇降用具を適切に嵩上げすることが可能な載置台を提供する。

解決手段

本発明の載置台1は、梯子20を載置するための載置台であって、梯子20の支柱部21の下部に設けられた足部22を上面に載せる台本体2と、台本体2において上面の外縁に沿って形成された溝3と、を有する。梯子20を載置台1に載置させる際には溝3内に足部22が入り込む。また、台本体2のうち、溝3の底部3aには、溝3内に入り込んだ状態の足部22を固定しておくための台側貫通孔4が設けられている。

概要

背景

建物建設工事において上階へ移動するために梯子等の昇降用具を仮設することは、既に周知である(例えば、特許文献1参照)。昇降用具を仮設する際には、通常、上階のフロアレベルに合わせて昇降用具の最上段位置(例えば、最も上方に位置する踏板の高さ)を調整する必要がある。また、一つの昇降用具だけで上階フロアに到達することができない場合には、複数の昇降用具を連結する等して昇降用具を嵩上げすることが考えられる。

概要

昇降用具を適切に嵩上げすることが可能な載置台を提供する。本発明の載置台1は、梯子20を載置するための載置台であって、梯子20の支柱部21の下部に設けられた足部22を上面に載せる台本体2と、台本体2において上面の外縁に沿って形成された溝3と、を有する。梯子20を載置台1に載置させる際には溝3内に足部22が入り込む。また、台本体2のうち、溝3の底部3aには、溝3内に入り込んだ状態の足部22を固定しておくための台側貫通孔4が設けられている。

目的

本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

支柱部を有する昇降用具を載置するための載置台であって、前記支柱部の下部に設けられた足部を上面に載せる台本体と、該台本体において前記上面の外縁に沿って形成された窪みと、を有し、前記昇降用具を前記載置台に載置させる際には前記窪み内に前記足部が入り込み、前記台本体のうち、前記窪みの底部には、前記窪み内に入り込んだ状態の前記足部を固定しておくための固定部が設けられていることを特徴とする載置台。

請求項2

前記台本体の前記上面は、正方形状の面であり、前記窪みは、前記上面の外縁全体に亘って形成された正方形状の溝であることを特徴とする請求項1に記載の載置台。

請求項3

前記溝の各部は、前記溝内に入り込んだ前記足部が前記溝に嵌まり込むだけの幅を有することを特徴とする請求項2に記載の載置台。

請求項4

前記固定部は、前記窪みの底部に形成された台側貫通孔を備え、前記昇降用具を前記載置台に載置させる際には前記足部に形成された足側貫通孔が前記台側貫通孔と連通し、連通した前記足側貫通孔及び前記台側貫通孔の双方に固定ピンが挿入されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の載置台。

請求項5

前記窪みの底部には、前記上面の外縁に沿って所定間隔毎に前記台側貫通孔が複数形成されていることを特徴とする請求項4に記載の載置台。

請求項6

連通した前記足側貫通孔及び前記台側貫通孔の双方に前記固定ピンが挿入された状態では、前記固定ピンの一端部に設けられた押圧部が前記窪みの底部に向けて付勢されて前記窪みの底部を押圧しており、前記固定ピンにおいて前記一端部とは反対側の他端部に設けられた当接部と前記押圧部との間に前記窪みの底部と前記足部とが挟み込まれていることを特徴とする請求項4又は5に記載の載置台。

請求項7

前記固定部は、前記上面に外縁に沿って延出したガイドレールと、該ガイドレールに沿って前記窪み内を移動することが可能な第一スライダと、該第一スライダと分離した状態で前記ガイドレールに沿って前記窪み内を移動することが可能な第二スライダと、を有し、前記昇降用具を前記載置台に載置させる際に、前記第一スライダ及び前記第二スライダの双方が当該双方の間に前記足部を挟み込む位置まで移動し、前記双方の間に前記足部を挟み込んだ状態で前記第一スライダに対する前記第二スライダの相対位置が固定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の載置台。

技術分野

0001

本発明は、載置台係り、特に、支柱部を有する昇降用具を載置するための載置台に関する。

背景技術

0002

建物建設工事において上階へ移動するために梯子等の昇降用具を仮設することは、既に周知である(例えば、特許文献1参照)。昇降用具を仮設する際には、通常、上階のフロアレベルに合わせて昇降用具の最上段位置(例えば、最も上方に位置する踏板の高さ)を調整する必要がある。また、一つの昇降用具だけで上階フロアに到達することができない場合には、複数の昇降用具を連結する等して昇降用具を嵩上げすることが考えられる。

先行技術

0003

特開2014−114642号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、昇降用具を連結することは、法律等によって禁止されている場合がある。また、作業当初の時点には昇降用具を嵩上げ必要がある場合であっても、作業の進行具合に応じて、昇降用具の嵩上げが不要となることがある。具体的に説明すると、昇降用具の足部下階のフロアレベルに載置された状態で昇降用具が仮設された後に、作業の進行に伴って下階のフロアレベルが上がることがある。このように昇降用具を嵩上げしたままの状態で下階のフロアレベルが上昇すると、昇降用具の上方部分が上階のフロアから過度に突き出てしまい、その突き出た部分が上階での作業に支障をきたす虞がある。

0005

そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、昇降用具を仮設する際に用いる装置として、昇降用具を適切に嵩上げすることが可能な載置台を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

前記課題は、本発明の載置台によれば、支柱部を有する昇降用具を載置するための載置台であって、前記支柱部の下部に設けられた足部を上面に載せる台本体と、該台本体において前記上面の外縁に沿って形成された窪みと、を有し、前記昇降用具を前記載置台に載置させる際には前記窪み内に前記足部が入り込み、前記台本体のうち、前記窪みの底部には、前記窪み内に入り込んだ状態の前記足部を固定しておくための固定部が設けられていることにより解決される。

0007

上記のように構成された本発明の載置台では、昇降用具の支柱部の下部(具体的には、足部)を台本体の上面に載せる際、台本体の上面に外縁に沿って形成された窪み内に足部を入れ込む。そして、窪み内の底部に設けられた固定部により、窪み内に入り込んだ状態の足部を固定しておくことが可能となる。このような載置台であれば、昇降用具を嵩上げする場合には当該昇降用具を載置し、その状態を安定させることが可能となる。また、昇降用具の嵩上げが不要となった場合には、昇降用具を載置台から取り外すことで対応可能である。以上のように本発明の載置台であれば、昇降用具の嵩上げを自在に行えるので、昇降用具を適切に仮設することが可能となる。

0008

また、上記の構成において、前記台本体の前記上面は、正方形状の面であり、前記窪みは、前記上面の外縁全体に亘って形成された正方形状の溝であると好適である。
上記の構成では、窪みが台本体の上面の外縁全体に亘って形成された正方形状の溝となっている。このような構成であれば、昇降用具の支柱部の足部を入れ込む箇所について自由度が増すため、本発明の載置台の利便性が向上する。

0009

また、上記の構成において、前記溝の各部は、前記溝内に入り込んだ前記足部が前記溝に嵌まり込むだけの幅を有すると更に好適である。
上記の構成では、溝の各部の幅が、溝内に入り込んだ足部が溝に嵌まり込むだけの長さとなっているので、窪み内に入り込んだ状態の足部が位置ずれしてしまうのを抑制し、当該足部の固定状態をより安定させることが可能となる。

0010

また、上記の構成において、前記固定部は、前記窪みの底部に形成された台側貫通孔を備え、前記昇降用具を前記載置台に載置させる際には前記足部に形成された足側貫通孔が前記台側貫通孔と連通し、連通した前記足側貫通孔及び前記台側貫通孔の双方に固定ピンが挿入されると尚一層好適である。
上記の構成では、台本体に形成された貫通孔(台側貫通孔)と、昇降用具の足部に形成された貫通孔(足側貫通孔)とに固定ピンを挿入して足部を固定する。これにより、比較的簡単な構成にて、窪み内に入り込んだ足部を固定しておくことが可能となる。

0011

また、上記の構成において、前記窪みの底部には、前記上面の外縁に沿って所定間隔毎に前記台側貫通孔が複数形成されていると益々好適である。
上記の構成では、台側貫通孔が台本体の上面の外縁に沿って所定間隔毎に形成されているため、足部の固定箇所について自由度が増す。この結果、本発明の載置台の利便性がより向上することになる。

0012

また、上記の構成において、連通した前記足側貫通孔及び前記台側貫通孔の双方に前記固定ピンが挿入された状態では、前記固定ピンの一端部に設けられた押圧部が前記窪みの底部に向けて付勢されて前記窪みの底部を押圧しており、前記固定ピンにおいて前記一端部とは反対側の他端部に設けられた当接部と前記押圧部との間に前記窪みの底部と前記足部とが挟み込まれていると一段と好適である。
上記の構成では、固定ピンの一端部に設けられた押圧部と、固定ピンの他端部に設けられた当接部と、の間に窪みの底部及び昇降用具の足部が挟み込まれることで、窪み内に入り込んだ足部が固定されている。これにより、窪み内に入り込んだ足部を固定した状態をより安定させることが可能となる。

0013

また、上記の構成において、前記固定部は、前記上面に外縁に沿って延出したガイドレールと、該ガイドレールに沿って前記窪み内を移動することが可能な第一スライダと、該第一スライダと分離した状態で前記ガイドレールに沿って前記窪み内を移動することが可能な第二スライダと、を有し、前記昇降用具を前記載置台に載置させる際に、前記第一スライダ及び前記第二スライダの双方が当該双方の間に前記足部を挟み込む位置まで移動し、前記双方の間に前記足部を挟み込んだ状態で前記第一スライダに対する前記第二スライダの相対位置が固定されることとしてもよい。
上記の構成では、窪み内に昇降用具の足部が入り込むと、窪み内に設けられたガイドレールに沿って2つのスライダ(第一スライダ及び第二スライダ)が移動して足部を挟み込む。そして、スライダ間に足部が挟み込まれた状態で第一スライダに対する第二スライダの位置(相対位置)を固定する。これにより、溝内の任意の箇所で足部を固定しておくことが可能となる。

0014

さらに、本発明の載置台については、作業者によって持ち運び可能なステップによって構成されていてもよい。
上記の構成に係る載置台であれば、作業者にとって扱い易くなるため、昇降用具の嵩上げをより容易に行うことが可能となる。

発明の効果

0015

本発明の載置台によれば、昇降用具の嵩上げを自在に行えるため、建物の建設現場等において昇降用具を適切に仮設することが可能となる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施形態に係る載置台の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る載置台を利用している様子を示す図である。
本発明の一実施形態に係る載置台の溝に梯子の足部を固定する方法についての説明図である。
本発明の一実施形態に係る載置台の上面図である。
溝内に入り込んだ梯子の足部が固定されている状態を示す模式断面図である。
第一の変形例において溝内に入り込んだ梯子の足部を固定している状態を側方から見た模式図である。
第二の変形例に係る固定部を構成する部品を示す図である。
第二の変形例において溝内に入り込んだ梯子の足部を固定する様子を上方から見た模式図である。
第二の変形例において溝内に入り込んだ梯子の足部を固定する様子を示す側方から見た模式図である。
第二の変形例に係る固定部のバリエーションを示す図である。

実施例

0017

以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。

0018

本実施形態に係る載置台(以下、載置台1)は、例えば建物の建設工事において用いられ、厳密には建物内部での作業を行う際に用いられる。なお、建物としては、戸建住宅マンション等の集合住宅ビル工場建屋公共施設商業施設等が該当する。

0019

載置台1の用途について詳しく説明すると、載置台1は、昇降用具としての梯子20を嵩上げするために用いられる。具体的に説明すると、建物の建設工事において作業者が下階から上階へ上るために梯子20を使用する際、梯子20のみの高さでは上階へ到達できない場合、作業者は、載置台1上に梯子20を載置して梯子20を嵩上げする。つまり、載置台1は、下階フロアの所定箇所に配置された状態で利用される。そして、載置台1上に梯子20を載置し、梯子20の上方部分を上階フロアの開口部(不図示)に立て掛ける。

0020

載置台1の構成について概説すると、図1に示すように、載置台1は、作業者によって持ち運び可能なステップによって構成されている。つまり、載置台1は、梯子20の嵩上げ用に用いられる他、一般的な踏み台作業台)としても利用可能である。なお、本実施形態では、図1に図示したように多段式図1では二段式)のステップによって載置台1が構成されていることとしたが、これに限定されるものではなく、単段式のステップによって載置台1が構成されてもよい。

0021

そして、図2に示すように、載置台1の上面(厳密には、後述する台本体2の上面)には、梯子20を載置することが可能である。ここで、梯子20について説明すると、一般的な可搬式梯子と同じであり、左右一対の支柱部21と、各支柱部21の下部に設けられた足部22と、支柱部21間に架設された踏桟23とを有する。足部22は、金属板によって構成されており、図3に示すように、平面視で矩形状の底板部22aと、側面視で略三角形状側板部22bとを有する。

0022

側板部22bは、底板部22aの両脇において底板部22aに対して立設しており、支柱部21の本体部分(足部22以外の部分)の下部にネジ等にて締結されている。底板部22aは、前後方向に幾分広がっている。また、底板部22aの前端部及び後端部には、図3に示すように、円穴状の貫通孔(以下、足側貫通孔24)が形成されている。

0023

次に、載置台1の構成について図1〜5を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る載置台1は、前述したように二段式のステップによって構成されている。すなわち、本実施形態に係る載置台1は、図1に示すように高段部1aと、低段部1bと、を有する。低段部1bの構成(形状や寸法等)については、特に限定されるものではなく任意に設計してもよい。また、本実施形態では、高段部1aと低段部1bとが分離不能な状態で一体化されているが、高段部1aと低段部1bとが分離可能であってもよい。

0024

高段部1aは、図1に示すように、台本体2と、支持脚部10と、を有する。台本体2は、載置台1の主要部分であり、その上面に梯子20や作業者の足が載る。支持脚部10は、台本体2の角部の直下に設けられおり、その最下部接地部)には滑り止め構造が採用されている。

0025

台本体2について詳しく説明すると、台本体2は、金属板(例えば、アルミ板材)からなり、図4に示すように平面視で正方形状の外観形状を有している。すなわち、台本体2の上面は、正方形状の面となっている。

0026

また、図1図3及び図4に示すように、台本体2の外縁部には溝3が形成されている。この溝3は、台本体2において当該台本体2の上面の外縁に沿って形成された窪みであり、本実施形態では、図4に示すように台本体2の上面の外縁全体に亘って形成されて正方形状をなしている。なお、溝3の各部は、均一な幅(開口幅)を有している。つまり、台本体2の上面において、溝3の各部は、底部3aと、底部3aの側方に位置する側壁部3bと、を有し、側壁部3b間の距離(幅)が一定となっている。

0027

そして、載置台1に梯子20を載せる際には、図3及び図5に示すように、梯子20の足部22を溝3内に入れ込む。より具体的に説明すると、梯子20において一方の支柱部21の下部に設けられた足部22は、正方形状の溝3のうち、当該足部22と沿う部分(以下、第一係合部分)内に入れ込まれる。もう一方の支柱部21の下部に設けられた足部22は、正方形状の溝3のうち、第一係合部分と平行で、かつ、第一係合部分とは反対側に位置する部分(以下、第二係合部分)内に入れ込まれる。なお、本実施形態では、第一係合部分と第二係合部分との間隔が足部22同士の間隔(換言すると、支柱部21同士の間隔)と等しくなるように正方形状の溝3が形成されている。

0028

また、本実施形態において、溝3の各部は、溝3内に入り込んだ足部22が溝3に嵌まり込むだけの幅(開口幅)を有しており、厳密には、足部22における側板部22b同士の間隔よりも僅かに広くなっている。これにより、足部22を溝3内(具体的には、第一係合部分や第二係合部分)に入れ込むと、足部22が溝3に嵌まり込んで係合するようになる。この結果、載置台1上に梯子20を載せた際に足部22の横ずれ(踏桟23に沿う方向での位置ずれ)を抑制することが可能となる。

0029

なお、本実施形態では、前述したように、台本体2の上面の外縁全体に亘って正方形状の溝3が形成されている。これにより、例えば、ある向きでセットされた載置台1を90度(あるいは270度)回転させるように向きを変えてセットし直したときにも、梯子20の足部22を溝3内に適切に入れ込むことが可能となる。

0030

さらに、図4に示すように、溝3の底部3aには円穴状の貫通孔(以下、台側貫通孔4)が形成されている。この台側貫通孔4は、溝3内に入り込んだ状態の足部22を固定しておくために溝3の底部3aに設けられた固定部に相当するものである。また、図4に示すように、溝3の底部3aにおいて、台側貫通孔4は、台本体2の上面の外縁に沿って所定間隔毎に複数形成されている。

0031

そして、梯子20を載置台1に載置させるために各足部22を溝3内(具体的には、第一係合部分や第二係合部分)に入れ込んだ後、各足部22の底板部22aに形成された足側貫通孔24と、その最寄りに位置する台側貫通孔4とが連通するように各足部22の位置を溝3内で調整する。その上で、図3に示すように、連通した足側貫通孔24及び台側貫通孔4の双方に固定ピンPが挿入される。厳密には、足部22の底板部22aの上方から固定ピンPが挿入される。これにより、各足部22は、溝3内に入り込んだ状態で固定されるようになる。この結果、梯子20は、載置台1上に載置された状態を保持するようになる。すなわち、足部22が溝3から抜け出てしまうのを抑制し、以て梯子20を安定的に載置台1上に載置し続けることが可能となる。

0032

なお、本実施形態では、上述したように、溝3の底部3aにおいて台側貫通孔4が台本体2の上面の外縁に沿って所定間隔毎に形成されている。具体的には、足部22の底板部22aの前端部及び後端部の各々に形成された足側貫通孔24同士の間隔と等しいピッチにて台側貫通孔4が形成されている。これにより、足部22の固定箇所についての自由度が増し、載置台1の利便性がより向上することになる。

0033

以上までに説明してきたように、本実施形態に係る載置台1であれば、梯子20を載置させる際に比較的簡易な構成にて梯子20を適切に(安定的に)載置し続けることが可能となる。つまり、梯子20を嵩上げして仮設する場合には、梯子20を載置台1に載置した状態を安定させて適切に嵩上げすることが可能となる。また、工事の進行に伴って(具体的には、下階の床レベルが上昇することに伴って)梯子20の嵩上げが不要となった場合には、梯子20を載置台1から容易に取り外せる。以上のような載置台1を用いることで、梯子20の嵩上げを自在に行えるようになり、結果として梯子20を適切に仮設することが可能となる。

0034

また、梯子20を嵩上げして仮設する従来の方法では、梯子20の上段の踏桟を外す等して高さ調整を行うことになっていた。これに対して、本実施形態では載置台1を用いて梯子20の嵩上げを行うため、上記の高さ調整が不要となり、より容易に梯子20を仮設することができる。

0035

以上までに本発明の載置台の構成について説明してきたが、上記の実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の例も考えられる。以下、本発明の載置台に関する変形例について説明する。

0036

(第一の変形例について)
上述した実施形態(以下、本件例)では、溝3内に入り込んだ足部22を固定するために、足側貫通孔24と台側貫通孔4とを連通させた上で両貫通孔に固定ピンPを単に挿入することとした。

0037

一方、第一の変形例では、より強固に足部22を固定するための構成を採用している。本構成について図6を参照しながら説明すると、第一の変形例に係る固定ピンPxは、ピン先端部(一端部に相当)に設けられた押圧部Paと、ピン先端部とは反対側に位置するピン根元部(他端部に相当)に設けられた当接部Pbとを有する。押圧部Paは、ピン本体(固定ピンPxのうち、先端部以外の部分)とは別体をなしており、ピン本体に対して回動可能な状態でピン本体に連結されている。また、押圧部Paは、不図示の付勢手段からピン本体に対して屈曲する向きへの付勢力を受けている。このため、通常時、固定ピンPxは、図6に示すようにL字状に屈曲した姿勢となっている。

0038

当接部Pbは、ワッシャ等の環状部材によって構成されており、図6に示すように固定ピンPxの頂部に係止されることで固定ピンPxからの脱落(厳密には、ピン頂部をすり抜ける向きへの移動)が規制されている。

0039

そして、第一の変形例においても、本件例と同様、溝3内に足部22を入れ込んだ上で足側貫通孔24と台側貫通孔4とを連通させ、双方の貫通孔に固定ピンPxを挿入する。この際、作業者は、押圧部Paに作用する付勢力に抗して押圧部Paの姿勢をピン本体に沿わせるように規制し、固定ピンPxの形状を直線形状とする。また、作業者は、固定ピンPxが双方の貫通孔に挿入された時点で固定ピンPxから手を放す。これにより、押圧部Paは、上記の付勢力により再びピン本体に対して折れ曲った位置に戻る。この際、押圧部Paは、図6に示すように、溝3の底部3a(厳密には、底部3aの下面)に向けて付勢されて当該底部3aを下方から押圧するようになる。

0040

また、溝3の底部3a及び足部22の底板部22aを介して押圧部Paとは反対側に当接部Pbが位置している。つまり、第一の変形例では、連通した足側貫通孔24及び台側貫通孔4の双方に固定ピンPxが挿入されることで、当接部Pbと押圧部Paとの間に溝3の底部3aと足部22の底板部22a(厳密には、底板部22aの前端部や後端部)とが挟み込まれている。このような構成により、第一の変形例では、溝3内に入り込んだ足部22を固定した状態をより安定させることが可能となる。

0041

(第二の変形例について)
本件例では、載置台1の台本体2に固定部としての台側貫通孔4が設けられていることとした。具体的には、溝3内に足部22を入れ込んだ上で足側貫通孔24と台側貫通孔4とを連通させ、双方の貫通孔に固定ピンPを挿入することで足部22を溝3内で固定することとした。

0042

一方、第二の変形例では、上述した方法以外の方法にて足部22を溝3内で固定している。すなわち、第二の変形例に係る固定部は、本件例に係る固定部とは異なっている。以下、第二の変形例に係る固定部について図7乃至図9を参照しながら説明する。なお、図8A及び図8Bでは、図示の都合上、梯子20の支柱部21が省略されている。

0043

第二の変形例に係る固定部は、図7に図示したガイドレール5、第一スライダ6及び第二スライダ7によって構成されている。ガイドレール5は、溝3内に配置されたレール部材であり、台本体2の上面の外縁に沿って延出している。なお、第二の変形例では、リップ型溝形鋼によってガイドレール5が構成されており、リップ(開口)が上方を向いた状態で溝3内に配置されている。

0044

第一スライダ6及び第二スライダ7は、ガイドレール5に沿って溝3内を移動することが可能な部材である。第一スライダ6及び第二スライダ7の各々は、互いに分離した状態でガイドレール5に沿って移動する。ここで、各スライダの形状について一例を挙げて説明すると、第一スライダ6は、ガイドレール5の内部に収容される被収容部6aと、ガイドレール5のリップ(開口)からレール外に突出した突出部6bとを有する。被収容部6aは、ガイドレール5の底壁等に規制されながらガイドレール5内をスライド移動する。突出部6bは、図7に示すように、第二スライダ7が位置する向きに向かって延出している延出部6cを有している。

0045

さらに、延出部6cの上部にはレバー部6dと、レバー部6dと連動する固定ワイヤ6eが設置されている。レバー部6dは、作業者によって操作され、延出部6cに対して起立した状態(起立状態)と、延出部6cに対して倒伏した状態(倒伏状態)との間で切り替え自在になっている。固定ワイヤ6eは、平面視で矩形状をなしており、その一辺が延出部6cに対して回動可能な状態で延出部6cに取り付けられている。そして、固定ワイヤ6eは、レバー部dが起立状態となっている間には回動自在な状態となり、レバー部6dが倒伏状態となっている間には回動不能な状態(すなわち、位置が保持された状態)となる。また、固定ワイヤ6eが囲む矩形状空間は、その内側に梯子20の足部22を通過させるのに十分なサイズとなっている。

0046

第二スライダ7は、ガイドレール5の内部に収容される被収容部7aと、ガイドレール5のリップ(開口)からレール外に突出した突出部7bとを有する。被収容部7aは、ガイドレール5の底壁等に規制されながらガイドレール5内をスライド移動する。突出部7bは、図7に示すように、第一スライダ6が位置する向きに向かって延出している延出部7cを有している。

0047

次に、以上のような構成の固定部によって、溝3内に入り込んだ足部22を固定する方法について説明する。第二の変形例では、梯子20の足部22が溝3内に入り込むと、当該足部22がガイドレール5を介して台本体2の上面に載るようになる。これに際して、作業者は、第一スライダ6のレバー部6dを操作して起立状態にして固定ワイヤ6eを回動自在な状態にさせる。そして、溝3内に入り込んだ足部22を、固定ワイヤ6eが囲む矩形状空間の内側に通す。これにより、足部22の上方に位置する部分(具体的には、支柱部21の本体部分)が固定ワイヤ6eによって囲まれた状態となる。

0048

足部22が溝3内に入り込んだ時点では、第一スライダ6及び第二スライダ7は、足部22から見て互いに反対側に位置している。その後、第一スライダ6及び第二スライダ7は、足部22に近付くようにガイドレール5に沿って移動し、最終的には、図8A及び8Bに示すようにスライダ間に足部22を挟み込む位置に到達する。なお、スライダ間に足部22が挟み込まれた状態では、各スライダの延出部6c、7cが足部22の底板部22aの端部(厳密には、前後方向における端部)と係合し、より詳しくは、図8Bに示すように底板部22aの端部の上に載るようになる。

0049

そして、スライダ間に足部22を挟み込んだ状態で固定ワイヤ6eを第二スライダ7に向かって倒れる向きに回動させると、図8A及び図8Bに示すように固定ワイヤ6e(厳密には、第二スライダ7側に位置した部分)が第二スライダ7の延出部7cに引っ掛かるようになる。固定ワイヤ6eが第二スライダ7の延出部7cに引っ掛かった後、作業者がレバー部6dを操作して倒伏状態にすると、固定ワイヤ6eの動きが固定されるようになる。この結果、第一スライダ6及び第二スライダ7は、固定ワイヤ6eによって締結されるようになる。換言すると、固定ワイヤ6eによって、スライダ間に足部22を挟み込んだ状態で第一スライダ6に対する第二スライダ7の相対位置が固定されるようになる。

0050

以上までに説明した方法により、第二の変形例では、第一スライダ6及び第二スライダ7の間に足部22を挟み込むことで、溝3内に入り込んだ足部22を固定する。このような方法であれば、第一スライダ6及び第二スライダ7の各々の位置を自由に変更することが可能であるので、溝3内の任意の箇所で足部22を固定することが可能となる。

0051

なお、上述した実施形態では、スライダ間に足部22を挟み込んだ状態で第一スライダ6に対する第二スライダ7の相対位置を固定するにあたり、矩形状の固定ワイヤ6eを第二スライダ7の延出部7cに引っ掛けることとした。ただし、これに限定されるものではなく、図9に示すようなバリエーションも利用可能である。図9に図示の構成について説明すると、当該構成においては、略直線状の固定ワイヤ6fと、第二スライダ7が位置する側に固定ワイヤ6fを付勢するバネ部6gと、が設けられている。また、固定ワイヤ6fは、第一スライダ6の延出部6cに対して回動可能な状態で取り付けられており、また、固定ワイヤ6fの先端部は、L字状に屈曲している。

0052

一方、第二スライダ7の延出部7cには、固定ワイヤ6fの先端部が係合する係合孔7dが形成されている。そして、第一スライダ6及び第二スライダ7の間に足部22が挟み込まれた状態にあるときに、L字状に屈曲した固定ワイヤ6fの先端部を係合孔7dに差し込むと、バネ部6gの付勢力によって固定ワイヤ6fの先端部が係合孔7dに差し込まれたままの状態で保持されるようになる。これにより、スライダ間に足部22を挟み込んだ状態で第一スライダ6に対する第二スライダ7の相対位置が固定されるようになる。

0053

1 載置台
1a 高段部
1b 低段部
2台本体
3 溝(窪み)
3a 底部
3b側壁部
4台側貫通孔(固定部)
5ガイドレール(固定部)
6 第一スライダ(固定部)
6a 被収容部
6b 突出部
6c延出部
6dレバー部
6e,6f固定ワイヤ
6gバネ部
7 第二スライダ(固定部)
7a 被収容部
7b 突出部
7c 延出部
7d係合孔
10支持脚部
20梯子(昇降用具)
21支柱部
22足部
22a底板部
22b側板部
23踏桟
24足側貫通孔
P,Px固定ピン
Pa押圧部
Pb 当接部

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