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技術 装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法

出願人 ニチレイマグネット株式会社
発明者 阿部雅治前橋清前橋義幸秡川祥子川松淳子津田恵里
出願日 2016年9月2日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2016-171626
公開日 2018年3月8日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2018-034479
状態 特許登録済
技術分野 装飾技術 ショーケース・商品小出し用棚
主要キーワード 最大開口率 外側歯車 直線運動装置 面積重心位置 無限平面 原動歯車 相対直線移動 シャットアウト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月8日)のものです。
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図面 (20)

課題

視線や光を遮ったり、光が透過する光量を調整したりするという機能を果たすことが出来るだけでなく、千変万化する幾何学的な装飾模様を醸し出すことが出来るようにした装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法を提供する。

解決手段

本装飾調光装置は、重ね合わされた状態で相対的に変位可能な複数枚シートを備えている。シートは透光部分遮光部分とを有している。シートの少なくとも1組2枚は、長方形全角部とその中心との合計5箇所を基本ユニットとし、基本ユニットの隣り合う2つの辺の長さを2次元に繰り返すか、若しくは一辺の長さとその辺の端部から対角線をなす線との角とでもって規定できる長方形を2次元に繰り返すことで規定されるような規則性をもった位置を共通にしている。

概要

背景

重なり合った2枚の遮光板の相対位置を変化させることで、文字や図形などの表示内容切り替えたり、明暗模様が目障りにならないようにした調光装置などが提供されている。

例えば、特許文献1に記載された調光装置は、2枚の遮光板のそれぞれに複数の遮光部と透光部とが施され、2枚の遮光板を重ね合わせ、相対位置を変化させることで、所定の図柄や文字を表示/非表示にする。この調光装置は、例えば、一方の遮光板に“OPEN!”と“CLOSED”といった文字が施され、2枚の遮光板の重なり状態によって、いずれかの文字が見えるようにされている。

また、特許文献2に記載された調光装置は、遮光部と透光部とを併せ持つ2枚の調光板を平行に対向配置して、その相対位置を変化させ、単純な模様出現させ調光する。この調光装置は、異なる調光板を組み合わせると、異なる模様を得ることが出来る。

また、特許文献3に記載された光透過スクリーンは、線画若しくは絵画を構成するモチーフを有する2枚のスクリーンを備え、この2枚のスクリーンを重ね合わせて移動させることで、色や形状を変えることを可能にしている。

また、特許文献4に記載されたモアレを用いたディスプレイは、複数のモアレシートを備え、このモアレシートが角度変化を伴わない回転又は揺動運動することで、装飾効果を高めるようにしている。

概要

視線や光を遮ったり、光が透過する光量を調整したりするという機能を果たすことが出来るだけでなく、千変万化する幾何学的な装飾模様を醸し出すことが出来るようにした装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法を提供する。本装飾調光装置は、重ね合わされた状態で相対的に変位可能な複数枚シートを備えている。シートは透光部分遮光部分とを有している。シートの少なくとも1組2枚は、長方形全角部とその中心との合計5箇所を基本ユニットとし、基本ユニットの隣り合う2つの辺の長さを2次元に繰り返すか、若しくは一辺の長さとその辺の端部から対角線をなす線との角とでもって規定できる長方形を2次元に繰り返すことで規定されるような規則性をもった位置を共通にしている。

目的

本発明は、視線や光を遮ったり、光が透過する光量を調整したりするという機能を果たすことが出来るだけでなく、千変万化する幾何学的な装飾模様を醸し出すことが出来るようにした装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

重ね合わされた状態で相対的に変位可能な複数枚シートを備えた装飾調光装置において、前記シートは透光部分遮光部分とを有し、前記シートの少なくとも1組2枚は、長方形の角部の4箇所とその中心との合計5箇所を基本ユニットとして備えており、該基本ユニットの隣り合う2つの辺の長さを2次元に繰り返すか、若しくは、一辺の長さと、その辺の一端から特定の角度を成す直線を引き、前記一辺の他端から垂直線を立てた線との交点を第3の点とする長方形を2次元に繰り返すことで規定されるような規則性をもった位置を共通にし、内1枚のシートは前記規則性の各位置に透光部分が在り、他の1枚のシートは前記規則性の各位置に遮光部分が在るのみならず、前記シートの少なくとも1組2枚において、少なくとも1枚は面内で回転可能であることを特徴とする装飾調光装置。

請求項2

前記シートの少なくとも1組2枚において、少なくとも1枚は面内で一定方向に直線状に前進、及び/又は後退可能である事を特徴とする請求項1に記載の装飾調光装置。

請求項3

前記シートは、透明シートによって成形され、前記遮光部分が印刷法でもって透明シートに形成されてなる事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装飾調光装置。

請求項4

請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の装飾調光装置を使用する装飾兼調光変容方法であって、前記いずれかのシートを他のシートに対して相対的に回転運動させ、及び/又は前記いずれかのシートを他のシートに対して相対的に直進運動させることを特徴とする装飾模様の変容兼光量の調整方法

請求項5

前記シートの回転運動及び/又は直進運動の速度が可変であり、及び/又は一時停止が可能とされていることを特徴とする請求項4に記載の装飾模様の変容兼光量の調整方法。

請求項6

前記回転運動及び直進運動がそれぞれ、独立して運動できるとともに、独立して停止することができ、更に連動した運動が自在とされていることを特徴とする請求項5に記載の装飾模様の変容兼光量の調整方法。

技術分野

0001

本発明は、ショーウインドウや窓、或いはパーテーションなどにおいて、光や視線遮断又は調整することにより、視線を引き付けるような幾何学的な装飾模様出現し、その装飾模様が千変万化できるようにするとともに、光が透過する光量を調整できるようにした装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法に関する。

背景技術

0002

重なり合った2枚の遮光板の相対位置を変化させることで、文字や図形などの表示内容切り替えたり、明暗模様が目障りにならないようにした調光装置などが提供されている。

0003

例えば、特許文献1に記載された調光装置は、2枚の遮光板のそれぞれに複数の遮光部と透光部とが施され、2枚の遮光板を重ね合わせ、相対位置を変化させることで、所定の図柄や文字を表示/非表示にする。この調光装置は、例えば、一方の遮光板に“OPEN!”と“CLOSED”といった文字が施され、2枚の遮光板の重なり状態によって、いずれかの文字が見えるようにされている。

0004

また、特許文献2に記載された調光装置は、遮光部と透光部とを併せ持つ2枚の調光板を平行に対向配置して、その相対位置を変化させ、単純な模様を出現させ調光する。この調光装置は、異なる調光板を組み合わせると、異なる模様を得ることが出来る。

0005

また、特許文献3に記載された光透過スクリーンは、線画若しくは絵画を構成するモチーフを有する2枚のスクリーンを備え、この2枚のスクリーンを重ね合わせて移動させることで、色や形状を変えることを可能にしている。

0006

また、特許文献4に記載されたモアレを用いたディスプレイは、複数のモアレシートを備え、このモアレシートが角度変化を伴わない回転又は揺動運動することで、装飾効果を高めるようにしている。

先行技術

0007

特開平9−67984号公報
特開平11−34662号公報
特表平8−505194号公報
登録実用新案第3064178号公報

発明が解決しようとする課題

0008

特許文献1や特許文献2に記載された調光装置は、人目太陽光を遮るためのものであるが2種類の簡単な幾何学模様を重ねて相対的に運動させることで、簡単な図柄が現れ、或いは、図柄が簡単に変化する装飾機能を備えている。

0009

しかし、このような装飾機能は、図柄の原型が予め準備されているため、図柄が十分に予想される範囲で小さく変化するにしか過ぎず、人目を引きつけるように千変万化することもない。

0010

他方、特許文献3に記載された光透過スクリーンや、特許文献4に記載されたモアレを用いたディスプレイは、視線や光を遮ったり、光が透過する光量を調整したりすることができない。

0011

そこで、本発明は、視線や光を遮ったり、光が透過する光量を調整したりするという機能を果たすことが出来るだけでなく、千変万化する幾何学的な装飾模様を醸し出すことが出来るようにした装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明に係る装飾調光装置は、重ね合わされた状態で相対的に変位可能な複数枚シートを備えた装飾調光装置において、前記シートは透光部分遮光部分とを有し、前記シートの少なくとも1組2枚は、長方形の角部の4箇所とその中心との合計5箇所を基本ユニットとして備えており、該基本ユニットの隣り合う2つの辺の長さを2次元に繰り返すか、若しくは、一辺の長さと、その辺の一端から特定の角度を成す直線を引き、前記一辺の他端から垂直線を立てた線との交点を第3の点とする長方形を2次元に繰り返すことで規定されるような規則性をもった位置を共通にし、内1枚のシートは前記規則性の各位置に透光部分が在り、他の1枚のシートは前記規則性の各位置に遮光部分が在るのみならず、前記シートの少なくとも1組2枚において、少なくとも1枚は面内で回転可能であることを特徴としている。

0013

この装飾調光装置によれば、1組2枚の各シートに透光部分と遮光部分とが在り、2枚のシートが相対的に変位すると、透光部分と遮光部分とが同じ基本ユニットを繰り返すことで規定されているため、透光部分と遮光部分との重なった状態が変更され、複数枚のシートを貫く透光部の面積増減することにより、視線や光量を調整したり遮ったりするという調光装置としての機能を果たすことが出来るだけでなく、透光部と遮光部とが織り成す模様そのものやその変容振りが、予想を遥かに超えて千変万化するので、人の目を惹き付け、その変容に見入らせてしまう。

0014

そして、この装飾調光装置がショーウインドウに適用された場合にあっては、光を遮る部分が減少してゆき、調光装置の模様の向こう側からやってくる店舗室内からの光が溢れるとき、模様に惹き付けられた人の興味は模様の向こう側の光の空間へと移り、店舗室内の様子や室内の展示物へと興味の対象が移る。

0015

また、前記本発明に係る装飾調光装置の一態様は、前記シートの少なくとも1組2枚において、少なくとも1枚は面内で一定方向に直線状に前進、及び/又は後退可能であってもよい。

0016

また、前記本発明に係る装飾調光装置の他態様として、前記シートは、透明シートによって成形され、前記遮光部分は印刷法でもって形成されていてもよい。

0017

本発明に係る装飾模様の変容兼光量の調整の方法は、前記本発明に係る装飾調光装置を使用し、前記いずれかのシートを他のシートに対して相対的に回転運動させ、及び/又は前記いずれかのシートを他のシートに対して相対的に直進運動させる。

0018

前記本発明に係る装飾模様の変容兼光量の調整の方法の一態様は、前記シートの回転運動及び/又は直進運動の速度が可変であり、及び/又は一時停止が可能とされていることが好ましい。

0019

この場合は、前記回転運動及び直進運動がそれぞれ、独立して運動できるとともに、独立して停止することができ、更に連動した運動が自在とされていることが好ましい。

発明の効果

0020

本発明によれば、視線や光を遮ったり、光が透過する光量を調整したりするという機能を果たすことが出来るだけでなく、千変万化する模様を醸し出すことが出来るようにした装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

本発明に係る装飾調光装置の一実施形態を示す概略図である。
(a)〜(e)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられた透光部又は遮光部の位置を規定する基本ユニットの例であって、それぞれ異なる例を示す概略図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートの一例を示す概略図である。
(a)〜(h)は、図3に示したシートを相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートの他例を示す概略図である。
(a)〜(h)は、図5に示したシートを相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートの異なる他例を示す概略図である。
(a)〜(h)は、図7に示したシートを相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートの異なる他例を示す概略図である。
(a)〜(h)は、図9に示したシートを相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートの異なる他例を示す概略図である。
(a)〜(h)は、図11に示したシートを相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートの異なる他例を示す概略図である。
(a)〜(h)は、図13に示したシートを相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
本発明に係る装飾調光装置に備えられた回転駆動装置の一実施形態を示す要部概略斜視図である。
本発明に係る装飾調光装置に備えられた回転駆動装置と直線運動装置の一実施形態を示す概略正面図である。
(a)(b)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられた3枚のシートを重ねて相対的に回転運動させることによって創り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。
本発明に係る装飾調光装置の他の実施態様を示す概略正面図である。
(a)〜(f)は、本発明に係る装飾調光装置に備えられたシートを横方向に相対的に直線移動させることによって作り出された幾何学的な装飾模様を示す概略図である。

実施例

0022

本発明に係る装飾調光装置及び装飾模様の変容兼光量の調整方法の一実施形態について図に沿って説明する。図1は、本発明に係る装飾調光装置を備えたショーウインドウ1を示している。ショーウインドウ1は、下部の目隠し部2と装飾部3、及び上部の日差し防止部4とを備えている。装飾部3には、本発明の装飾調光装置からなる装飾調光部5,6,7が備えられている。

0023

装飾部3は、装飾調光部5,6,7と、装飾調光装置の枠や本発明のシート101,102(図3図17参照)を把持したり運動を行う為の装置などやそれらを固定する部分などを隠した部分とから成る。

0024

本発明は幾何学的な装飾模様の変容と光量の調整とを可能とする。これは、複数枚のシート101,102のそれぞれが、その平面内の規則性をもった位置に、遮光部分と透光部分とを有し、且つそれぞれのシート101,102が面内で相対的に変位することにより、重なった複数枚のシート101,102を貫く透光部のそれぞれの面積が増減すると共に、透光部分が遮光部分との対比で幾何学的な装飾模様を成すためである。

0025

なお、複数枚のシート101,102のいずれかは、磁性体によって形成され、他のいずれかは、マグネットによって形成されている。こうすることで、複数枚のシート101,102が重なり合った所定の相対位置の状態を維持することができる。

0026

前記透光部分の規則性を持った位置は、例えば図2に示すような基本ユニットA−2.2,B−1.5,C−1.7,D−1.4,E−1.4によって構成されている。

0027

図2(a)に示す基本ユニットA−2.2は、シート101に直径2.2mmの円形透明部分を設け、透明部分の周囲を遮光部分としている。そして、基本ユニットA−2.2は、縦方向が2.5mm、横方向が4.34mmの長方形の4箇所の頂点とその中心の計5箇所の位置を特定している。

0028

この基本ユニットA−2.2は、縦方向に2.5mmピッチで繰り返し、横方向に4.34mmピッチで繰り返すと共に、前記中心位置も同様に繰り返してゆくことにより、2次元のシートに規則性のある位置の遮光部分と透光部分が決まる。

0029

あるいは、基本ユニットAは図示しないが、一辺4.34mmの一端から30度の角度を成す直線を引き、前記一辺の他の端から垂線を引いた直線との交点を第3の頂点とする長方形、及びその中心の計5点を基本ユニットとする事が出来る。前記長方形で、長さ4.34mmと30度の角度成す直線は対角線である。該ユニットは、図2の基本ユニット(a)とは異なるが近似しているので、説明を簡略にするため、本発明は図2の基本ユニットでもって説明する。

0030

図2(b)(c)(d)(e)は、基本ユニットB−1.5、C−1.7、D−1.4、E−1.4を示している。因みに、図2(e)に示すE−1.4は、一辺の長さが2.5mmの正方形とその中心の計5箇所が2次元に繰り返されており、前記箇所に直径1.4mmの透光部分がある事を示している。つまり、本発明において正方形は長方形の一形態であるとしている。尚、図2の基本ユニットで、長方形の長辺と対角線が成す角度を、(b)(c)(d)(e)それぞれ33°、27.5°、51°、及び45°とした、別の基本ユニットを設定することは可能ではあるが、前述の理由で省略する。

0031

任意の形状(例えば円形)の遮光部分は、例えば印刷法でもって透明なシート101の前記規則性のある位置に施せば完成する。

0032

前記規則性A−2.2を基本ユニットとする透光部分を設けたシート101と対をなすシート102は、図2(a)に示す基本ユニットA−2.2の各位置に直径2.0mmの遮光部分を設け、他の部分を透光部分としている。この遮光部分を設けた基本ユニットをA’−2.0と定義する。他の基本ユニットB,C,D,Eと対をなす基本ユニットB’,C’,D’,E’も同様とする。

0033

本発明において、透光部分及び遮光部分の形状は、円形に限らず楕円形多角形星形など任意である。透明シートに遮光部分を印刷する場合は、透光部分の大きさやその形状に制限は無い。但し、不透明なシートから透光部分の形状を加工して取り除く場合は、シートとしての機械強度が必要なので、形状・大きさに制限がある。

0034

尚、透光部分及び遮光部分が円以外の形状の場合の直径の定義は、その面積を円換算した場合の直径とするとともに、その面積重心位置を規則性の在る位置に一致させるものとする。

0035

そして、シート101,102は、基本ユニットA−2.2において説明したように、基本ユニットA〜E,A’〜E’ の隣り合う2つの辺の長さを2次元に繰り返すか、若しくは、一辺の長さとその辺の端部から対角線をなす線との角度とでもって規定できる長方形を2次元に繰り返すことで規定されるような規則性をもった位置を共通にしている。

0036

図3(a)は、基本ユニットA−2.0を繰り返し設けた第1シート101である。図3(b)は、基本ユニットA’−2.0を繰り返し設けた第2シート102である。

0037

図4(a)に示すように、第1シート101の上に第2シート102を重ね、第1シート101を停止したまま、第2シート102を回転させると、図4(b)〜(h)(図中の3°,6°…は第2シート102の回転角度)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。

0038

図は、それぞれ特定の角度で出現する図柄を示しているが、実際は、2枚のシートの相対的角度が連続的に変化するため、図柄も連続的に変容する(以下同じ。)。

0039

図4では、透光部分(白い部分)が視覚的には後退し、遮光部分(黒い部分)が幾何学的な装飾模様を構成している印象の図柄となっている。

0040

基本ユニットA−2.0の開口率(光を通す透明な部分の面積割合)は0.579であり、基本ユニットA’−2.0の開口率は0.421である。図4(a)に示すように、第1シート101だけでなく、第2シート102も相対的に回転させる事無く重ねた状態では、理論上の開口率は0になるが、現実には、透明なシートの厚み部分を通じてわずかな光が漏れる。

0041

この漏れた光は、日常生活の調光やショーウインドウへ適用したときに差し障りがなく、視線が完全にシャットアウトされる。このように、光の透過率を変化・調整することで、ショーウインドウの向こう側からこちら側に来る光量を調整することができる(以下に説明する図5図14も同じ)。

0042

基本ユニットA’−2.0に限らず、規則性のある位置に遮光部分を設ける場合、不透明なシートに透光部分を加工するという方法を採用することは困難である。遮光部分の形状が円形や多角形、ハート型などで遮光率が低い形状では、遮光部分の面積割合が小さいので遮光部同士が繋がることが無く、遮光部分を規則性のある位置に固定出来ないからである。

0043

この場合は、透明なシートに遮光部を印刷する(印刷法)。印刷法に拠れば、遮光部分の形状は任意であり、バリエーション飛躍的に増えるため、装飾性、或いはショーウインドウで採用するには好適となる。

0044

図5(a)(b)は、ともに基本ユニットA’−2.0を繰り返し設けたシート102(図4(b)の第2シート102と同じであるため、「第2シート102」という。)である。

0045

2枚の第2シート102を図6(a)に示すように重ねて相対的に回転させると、図6(b)〜(h)に(図中の3°,6°…は第2シート102の回転角度)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。基本ユニットA’−2.0の最大開口率透光率)は0.421で、幾何学的な装飾模様は、図4とは異なり、開口部(光透過部分)が主役となって幾何学的な装飾模様を構成した特徴のある図柄となっている。

0046

図7(a)(b)は、ともに基本ユニットA−2.0を繰り返し設けたシート101(図4(a)の第1シート101と同じであるため、「第1シート101」という。)である。

0047

2枚の第1シート101を図8(a)に示すように重ねて相対的に回転させると、図8(b)〜(h)(図中の3°,6°…は第2シート102の回転角度)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。基本ユニットA−2.0の最大開口率が0.579なので随分明るく、光が六角形を構成する幾何学的な装飾模様となっている。

0048

基本ユニットA2.0に替えて基本ユニットA2.2を採用すると、最大開口率が0.700となって更に明るくなる。

0049

図9(a)は、基本ユニットA−2.2を繰り返し設けた第1シート101である。図9(b)は、基本ユニットA’−1.8を繰り返し設けた第2シート102である。

0050

図10(a)に示すように、第1シート101の上に第2シート102を重ね、第1シート101を停止したまま、第2シート102を回転させると、図10(b)〜(h)(図中の3°,6°…は第2シート102の回転角度)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。図10の幾何学的な装飾模様は、図4の幾何学的な装飾模様に比べて開口率が大きいので明るい印象となっている。

0051

図10(a)に示す相対的に回転させない(0°)場合は、遮光率が最大であるが、開口率(透光率)は0.2316もあるので、完全に遮断されていない。

0052

図11(a)は、基本ユニットA−2.2の遮光部分の最も狭い部分を中心に長さ方向に0.4mmカットしてその部分を透光部に組み込んだ第1シート101である。前記カットを「あき0.4mm」と表記している。図11(b)は、基本ユニットA’−1.8を繰り返し設けた第2シート102である。

0053

図12(a)に示すように、第1シート101の上に第2シート102を重ね、第1シート101を停止したまま、第2シート102を回転させると、図12(b)〜(h)(図中の3°,6°…は第2シート102の回転角度)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。図12の幾何学的な装飾模様は、図10の幾何学的な装飾模様に比べて少し明るくなっている。

0054

但し、この基本ユニットA−2.2の遮光部分及び基本ユニットA’−1.8の遮光部分は、共に印刷法で作成する。

0055

図13(a)は、基本ユニットA−2.2を繰り返し設けた第1シート101である。図13(b)は、基本ユニットA’−1.2を繰り返し設けた第2シート102である。

0056

図14(a)に示すように、第1シート101の上に第2シート102を重ね、第1シート101を停止したまま、第2シート102を回転させると、図14(b)〜(h)(図中の3°,6°…は第2シート102の回転角度)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。開口率は最も小さくても0.4915と大きいので、透光率が大きく明るい模様、及び調光となる。模様は上品さを漂わせているが、細部を見ると複雑である。

0057

上述の様に、本発明に係る装飾調光装置におけるショーウインドウおいては様々な幾何学的な装飾模様の変容と調光とを実現できる。図2(b)〜(c)に示した基本ユニットB〜Eにおいても、幾何学的な装飾模様が出現し光量を調整することができる。そしてその変化は図4図6図8図10図12図14とは異なるが、類似のバリエーションの幾何学的な装飾模様の変容と調光とを実現することが可能である。

0058

図15は、本発明に係る装飾調光装置に備えられた駆動機構を示している。この駆動機構は、円状のシート102の外周部を装着し、外歯車を形成した従動歯車8と、この従動歯車に噛み合う原動歯車10と、この原動歯車10を駆動させるステッピングモーター9と、このステッピングモーター9を制御するコントローラ(図示せず)を備えている。なお、駆動機構は、必要に応じて図示しない減速機を備える。

0059

そして、ステッピングモーター9は、コントローラの操作により、回転、変速、停止、逆転する。これらの動作によってシート15が回転、変速、停止、逆転する。

0060

この従動歯車8に装着されたシート15には、回転しないシート(図15において図示せず)が重ね合わされ、従動歯車8が回転、逆転することで、幾何学的な装飾模様が出現する。

0061

図16は、シートを3枚使用する場合の装飾調光装置に備えられた駆動機構を示している。この駆動機構は、帯状の1枚のシート12を左右方向に往復動させるために、間隔を空けて鉛直姿勢に配置された一対の駆動ローラー11,11と、この一対の駆動ローラー11,11の間に配置され、第1円状のシート15の外周部を装着し、外歯車を形成した従動歯車16と、この従動歯車16に噛み合う原動歯車13と、図示しない第2円状のシート17の外周部を装着し、外側歯車を形成した従動歯車18と、この従動歯車18に噛み合う原動歯車14とを備えている。

0062

図示しないが、駆動機構は、さらに、一対の駆動ローラー11,11と一対の原動歯車13,14とをそれぞれ駆動させるステッピングモーターを備えている。一対の駆動ローラー11,11を駆動させる一対のステッピングモーターは、同一方向に同一速度で回転する。各原動歯車13,14を駆動させる一対のステッピングモーターは、同一方向に異なる速度で回転してもよいし、反対方向に任意の速度で回転してもよい。

0063

一対の駆動ローラー11,11が周方向に回転することで、帯状のシート12が、一方の駆動ローラー11から繰り出され、他方の駆動ローラー11に巻き取られるようにして直線移動する。一方、円状のシート15、17が従動歯車16,18によってそれぞれ回転することで、図17(a)(b)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。尚、図17(a)、(b)は、3枚のシート12,15,17の基本ユニットがいづれもC−1.0である。

0064

円状のシート15,17の基本ユニットは、2枚とも同一であっても良く、異なっていても良い。また、帯状のシート12は、円状のシート15、17の基本ユニットのいずれかと同一であっても良く、異なっていても良い。尚、図15図16の円内の模様は、説明の為の嵌め込み図である。

0065

図17(a)は、帯状のシート12に対して1枚の円状のシート15を帯状のシート12に対して3°時計方向に傾け、更に他の1枚の円状のシート17を帯状のシート12に対して10°時計方向に傾けた場合に出現する幾何学的な装飾模様である。(回転角が判る様に四辺形で図示)

0066

図17(b)は、帯状のシート12に対して1枚の円状のシート15(回転角が判る様に四辺形で図示)を3°時計方向に傾け、更に他の1枚の円状のシート17(回転角が判る様に四辺形で図示)を30°時計方向に傾けた場合に現れる幾何学的な装飾模様である。

0067

3枚のシート12,15,17を組み合わせ場合には、2枚のシート101,102を組み合わせた場合と異なる特徴的な幾何学的な装飾模様が出現する。この幾何学的な装飾模様は、各シート12,15,17の相対回転及び/又は相対直線移動によって、連続的に変化する。

0068

図17に示す模様は、駆動装置を制御することで、或る模様で留まっていたり、ゆっくり変化したり、或いはスピード感のある変化を見せることが出来る。更に、図16の場合、シート12,15,17が3枚、或いは2枚として振舞うことが可能である。

0069

装飾調光装置は、シート12が、基本ユニットC−1.0以外に基本ユニットC’−1.0の部分を備えておれば、基本ユニットC−1.0を有する円状のシート15との組み合わせによって、完全遮閉が実現するので、店舗の営業が終了した時点で視線を遮断するブラインドとして機能する。

0070

本発明において、図2に5例を示した基本ユニットA〜Eは、相似形に拡大又は縮小することは差し支えない。人が近くで見る場合は、図2に示した繰り返し寸法が見易いが、大きな面積の模様を比較的離なれて見る場合は、例えば2.5倍、或いは更に拡大することは視認性を高めるためには有効である。

0071

但し、例えば図2に示した原型と、前記原型の縮小又は拡大との組み合わせにおいては、必ずしも視覚的に興趣が湧く模様が得られないので、大型のショーウインドウ等を製作する場合は予め確認が必要である。

0072

図18は、本発明に係る装飾調光装置の実施形態である日差し防止装置4を示している。日差し防止装置4は、ショーウインドウの上部に設置されており、店舗内への太陽光の入射を調光する事が目的である。

0073

日差し防止装置4は、帯状の第1シート17を左右方向に往復動させるために、間隔を空けて鉛直姿勢に配置された一対の駆動ローラー16,16と、このシートと直交する帯状の第2シート19を上下方向に往復動させるために、間隔を空けて水平姿勢で第1シート17の上縁よりも上側に配置された駆動ローラー18とを備えている。なお、水平姿勢の駆動ローラー18は、第1シート17の下縁よりも下側にも追加して備えてもよい。

0074

それぞれの駆動ローラー16,18には、駆動装置(図示せず)や制御信号電力の供給のためのケーブル(図示せず)が繋がれていて、水平方向及び垂直方向の移動及び位置制御が可能となっている。

0075

鉛直姿勢の駆動ローラー16にセットされた長尺な第1シート17の所定の部分が、前記制御信号と駆動装置によって図18の正面に来ると、水平姿勢の駆動ローラー18によって繰り出された第2シート19と重なり、2枚のシート17,19それぞれの基本ユニットなどの組み合わせに特有な幾何学的な装飾模様が現れる。

0076

第2シート19が基本ユニットA−2.0を繰り返し設けたものとし、第1シート17が基本ユニットA’−2.0を繰り返し設けたものとすると、第1シート17が初期状態(0mm)において図10(a)に示すように、光線を遮断することが出来る。

0077

鉛直姿勢の駆動ローラー16によって第1シート17が繰り出され、基本ユニットA’−2.0が6°傾いた状態の第1シート17が正面に来ると、図4の(c)の6°の模様が現れる。同様に、A’2.0が90°傾いた状態のシートが正面に来た場合、図4の(h)の模様が現れるのである。

0078

第1シート17及び第2シート19の基本ユニットは任意である。また、第2シート19を長尺にする事も可能である。

0079

図19は基本ユニットA−2.0の第2シート19と基本ユニットA‘−2.0の第1シート17との組み合わせで、図19(a)に示す初期状態から、シート17(基本ユニットA’−2.0)を0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.5mm、4.0mmと向って右側へ移動させた場合に図19(b)〜(f)に示すような幾何学的な装飾模様が出現する。

0080

図19(b)(c)に示す幾何学的な装飾模様では細い三日月が現れている。図19(d)に示す幾何学的な装飾模様では鼓状が現れている。図19(e)(f)に示す幾何学的な装飾模様では左右が逆転した三日月が現れる。基本ユニットAは、横方向の繰り返し寸法が4.34mmなので(図2(a)参照)、移動量が4.34mmで再び光が遮断される最初の状態となる。

0081

尚、第1シート17(基本ユニットA’−2.0)が右側へ0.5mm移動した場合の開口率は大略0.18である。

0082

更に、日差し防止装置4は、第1シート17を動かさずに、第2シート19を上下(垂直)方向に移動させると、幾何学的な装飾模様は肉眼ではその模様を変化させずに、左右へ移動する様に見えるのである。更に、第1シート17と第2シート19をともに移動させることで、幾何学的な装飾模様を変容させることもできる。

0083

尚、本発明で回転運動とは、一定方向への回転だけでなく逆方向への回転を含むのは当然である。更に前記回転の中心は任意である。回転運動中、同様に直線運動は、逆方向への運動を含むと共に、運動の方向が幾つかあり、或いは連続的に方向が変化しても良い。

0084

本発明では、相対的に変位する2枚のシートの仮想無限平面内で相対的に変位しない点が1箇所あり、他は相対的に変位する運動を回転運動と定義する。回転運動でない相対的変位を直線運動とする。回転しながら直線運動をする相対的変位は、回転運動と直線運動に分離することが出来る。

0085

本発明において、透光部分及び不透明部分を半透明又は着色された半透明とすることは排除されない。本発明に係る装飾調光装置及び装飾模様兼調光の変容方法は、光線や視線を緩和した和らげる目的だけであれば、十分役割を果たすことが出来、そして装飾目的、人目を惹くという目的に対しては有効である。

0086

本発明において透光部は、不透明又は半透明なシートに、ドリルなどで孔を明けるか、若しくはパンチングで加工しても良い。勿論、透明シートの所定の部分に不透明又は半透明なインクを印刷しても良い。

0087

1ショーウインドウ
2 目隠し部
3 装飾部
4日差し防止装置
5 装飾調光装置部
6 装飾調光装置部
7 装飾調光装置部
8従動歯車
9ステッピングモーター
10原動歯車
11シート巻き出し・巻取り
12シート
13駆動装置
14 駆動装置
15 シート
16駆動ローラー
17 シート
18 駆動ローラー
19 シート

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