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技術 印刷装置

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 長島祐己稲葉武彦
出願日 2016年8月30日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2016-167828
公開日 2018年3月8日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2018-034357
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御
主要キーワード レバー穴 各突出板 非制限状態 ベルトクリップ 対称関係 斜め前側 面取り部分 突出板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月8日)のものです。
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図面 (15)

課題

下等の衝撃でカバーが変形することを抑制する印刷装置を提供する。

解決手段

印刷装置1は、筐体10の内部のうち印刷媒体巻回されたロールを収容する収容部40、印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを有する。筐体10は、収容部40を開放する開口部2Aを有する第1カバー2、第1カバー2の開口部2Aを開閉可能に覆う第2カバー3、第1カバー2の開口部2Aの少なくとも一部に設けられ、第2カバー3が閉じた閉塞状態で第2カバー3の内壁に当接可能な第1当接部5を備える。閉塞状態で、前側に向かう方向の力が第1カバー2に作用したときに、第1カバー2の開口部2Aが左右方向の外側に変形することを、第1当接部5が第2カバー3の内壁に当接することによって抑制する。

概要

背景

携帯可能な印刷装置が提案されている。特許文献1は、ベルトクリップを備えた印刷装置を開示する。例えばユーザは、ベルトクリップを腰ベルトに装着することによって、印刷装置を携帯して使用できる。

概要

下等の衝撃でカバーが変形することを抑制する印刷装置を提供する。印刷装置1は、筐体10の内部のうち印刷媒体巻回されたロールを収容する収容部40、印刷媒体に印刷を行うサーマルヘッドを有する。筐体10は、収容部40を開放する開口部2Aを有する第1カバー2、第1カバー2の開口部2Aを開閉可能に覆う第2カバー3、第1カバー2の開口部2Aの少なくとも一部に設けられ、第2カバー3が閉じた閉塞状態で第2カバー3の内壁に当接可能な第1当接部5を備える。閉塞状態で、前側に向かう方向の力が第1カバー2に作用したときに、第1カバー2の開口部2Aが左右方向の外側に変形することを、第1当接部5が第2カバー3の内壁に当接することによって抑制する。

目的

本発明の目的は、落下等の衝撃でカバーが変形することを抑制する印刷装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
0件

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請求項1

箱状の筐体と、前記筐体の内部のうち、第1方向略中央から前記第1方向の一方側の端部に亘って形成され、印刷媒体巻回されたロールを収容する収容部と、前記印刷媒体に印刷を行う印刷機構とを有する印刷装置であって、前記筐体は、前記収容部を開放する開口部を有する第1カバーと、前記第1カバーの前記開口部を開閉可能に覆う第2カバーと、前記第1カバーの前記開口部の少なくとも一部に設けられ、前記第2カバーが閉じた閉塞状態で前記第2カバーの内壁に当接可能な第1当接部とを備え、前記閉塞状態で、前記第1方向の他方側に向かう方向の力が前記第1カバーに作用したときに、前記第1カバーの前記開口部が前記第1方向と直交する第2方向の外側に変形することを、前記第1当接部が前記第2カバーの内壁に当接することによって抑制することを特徴とする印刷装置。

請求項2

前記第1当接部は、前記開口部のうち、前記第1方向略中央よりも、前記第1方向の一方側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。

請求項3

前記開口部は、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向から見たときに略矩形状であり、前記第1当接部は、前記開口部のうち前記第2方向の一方側及び他方側にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。

請求項4

前記第2カバーは、板状の蓋板部と、前記蓋板部のうち前記第2方向の両側に接続し、前記蓋板部と交差する方向に延びる側板部とを有し、前記第1当接部は、前記閉塞状態において、前記第1カバーから前記第2カバー側に第1長さ分突出し、前記第2カバーの前記側板部は、前記閉塞状態において、前記蓋板部から前記第1カバー側に第2長さ分延び、前記第1長さは、前記第2長さの略半分であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の印刷装置。

請求項5

前記第1当接部のうち、前記第1カバー側と反対側が面取りされたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の印刷装置。

請求項6

前記印刷機構は、感熱ヘッドと、前記感熱ヘッドに前記印刷媒体を押し付けプラテンと、前記プラテンを回転可能に支持するプラテン軸受と、前記第2カバーに設けられ、前記プラテン軸受を保持するプラテンホルダと、前記第2カバーに設けられ、前記第1カバーに設けられた被当接部に対して前記第1方向の他方側から当接可能な第2当接部とを更に備え、前記閉塞状態で、前記第2カバーに前記第1方向の前記一方側に向かう方向の力が作用したときに、前記第2カバー及び前記プラテンホルダが前記第1方向の前記一方側に移動することを、前記第2当接部が前記被当接部に対して前記第1方向の前記他方側から当接することによって抑制することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の印刷装置。

請求項7

前記被当接部が前記第1当接部であることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。

請求項8

前記第2当接部は、前記第2カバーの前記第2方向の両側に設けられたことを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷装置。

技術分野

0001

本発明は、印刷装置に関する。

背景技術

0002

携帯可能な印刷装置が提案されている。特許文献1は、ベルトクリップを備えた印刷装置を開示する。例えばユーザは、ベルトクリップを腰ベルトに装着することによって、印刷装置を携帯して使用できる。

先行技術

0003

特開2015−160427号公報

発明が解決しようとする課題

0004

印刷装置が着脱される際、ユーザが誤って印刷装置を落下させてしまう場合がある。この場合、落下時の印刷装置の高さによっては、落下の衝撃で、印刷装置のカバーが変形する可能性がある。カバーが変形した場合、例えば、カバーの開閉を行う操作部材の操作等に問題が生じる可能性があり、好ましくない。

0005

本発明の目的は、落下等の衝撃でカバーが変形することを抑制する印刷装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る印刷装置は、箱状の筐体と、前記筐体の内部のうち、第1方向略中央から前記第1方向の一方側の端部に亘って形成され、印刷媒体巻回されたロールを収容する収容部と、前記印刷媒体に印刷を行う印刷機構とを有する印刷装置であって、前記筐体は、前記収容部を開放する開口部を有する第1カバーと、前記第1カバーの前記開口部を開閉可能に覆う第2カバーと、前記第1カバーの前記開口部の少なくとも一部に設けられ、前記第2カバーが閉じた閉塞状態で前記第2カバーの内壁に当接可能な第1当接部とを備え、前記閉塞状態で、前記第1方向の他方側に向かう方向の力が前記第1カバーに作用したときに、前記第1カバーの前記開口部が前記第1方向と直交する第2方向の外側に変形することを、前記第1当接部が前記第2カバーの内壁に当接することによって抑制することを特徴とする。

0007

印刷装置では、第1カバーに第1当接部が設けられる。第1当接部は、閉塞状態で第2カバーの内壁に当接可能である。ここで、印刷装置が第1方向の一方側を下側に向けた状態で落下した場合、落下の衝撃で、第1方向の他方側に向かう方向の力が第1カバーに作用する場合がある。この場合、第1カバーの開口部は、第2方向の外側に変形しようとする。これに対し、印刷装置では、第1当接部が第2カバーの内壁に当接することによって、第1カバーの開口部の変形が抑制される。従って、印刷装置は、落下の衝撃で第1カバーが変形することを、第1当接部によって抑制できる。

0008

本発明において、前記第1当接部は、前記開口部のうち、前記第1方向略中央よりも、前記第1方向の一方側に設けられてもよい。第1方向の他方側に向かう方向の力が第1カバーに作用した場合、開口部のうち第1方向の一方側の方が、強度が弱く変形しやすい。これに対し、第1当接部は、開口部のうち第1方向の略中央よりも第1方向の一方側に設けられる。このため、印刷装置は、より変形しやすい開口部の部位が変形することを、第1当接部によって抑制できる。

0009

本発明において、前記開口部は、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向から見たときに略矩形状であり、前記第1当接部は、前記開口部のうち前記第2方向の一方側及び他方側にそれぞれ設けられてもよい。この場合、第1当接部は、開口部のうち第2方向の両側に設けられる。従って、印刷装置は、第1方向の他方側に向かう方向の力が第1カバーに作用した場合において、第1カバーの開口部の第2方向の両側が外側に変形することを、2つの第1当接部によって効果的に抑制できる。

0010

本発明において、前記第2カバーは、板状の蓋板部と、前記蓋板部のうち前記第2方向の両側に接続し、前記蓋板部と交差する方向に延びる側板部とを有し、前記第1当接部は、前記閉塞状態において、前記第1カバーから前記第2カバー側に第1長さ分突出し、前記第2カバーの前記側板部は、前記閉塞状態において、前記蓋板部から前記第1カバー側に第2長さ分延び、前記第1長さは、前記第2長さの略半分であってもよい。この場合、印刷装置は、第2カバーの側板部の第2長さの略半分の部分に、第1当接部を当接させることができる。このため、側板部において第1当接部が当接する部分の面積を大きくできる。従って、印刷装置は、第1方向の他方側に向かう方向の力が第1カバーに作用した場合において、第1カバーの開口部が第2方向の外側に変形することを、第1当接部と側板部との当接部分によって効果的に抑制できる。

0011

本発明において、前記第1当接部のうち、前記第1カバー側と反対側が面取りされてもよい。この場合、開放状態にある第2カバーを閉じるときに、第2カバーは、第1当接部の面取り部分によって案内される。従って、印刷装置は、開放状態にある第2カバーを、第1当接部に引っ掛かることなくスムーズに閉じることができる。

0012

本発明において、前記印刷機構は、感熱ヘッドと、前記感熱ヘッドに前記印刷媒体を押し付けプラテンと、前記プラテンを回転可能に支持するプラテン軸受と、前記第2カバーに設けられ、前記プラテン軸受を保持するプラテンホルダと、前記第2カバーに設けられ、前記第1カバーに設けられた被当接部に対して前記第1方向の他方側から当接可能な第2当接部とを更に備え、前記閉塞状態で、前記第2カバーに前記第1方向の前記一方側に向かう方向の力が作用したときに、前記第2カバー及び前記プラテンホルダが前記第1方向の前記一方側に移動することを、前記第2当接部が前記被当接部に対して前記第1方向の前記他方側から当接することによって抑制してもよい。印刷装置において、プラテンホルダが第1方向の一方側に移動した場合、プラテンホルダからプラテンが脱離する可能性がある。これに対し、印刷装置では、第2当接部が被当接部に対して第1方向の他方側から当接することによって、第2カバー及びプラテンホルダが第1方向の一方側に移動することを抑制できる。従って、印刷装置は、プラテンホルダからプラテンが外れることを、第2当接部及び被当接部によって抑制できる。

0013

本発明において、前記被当接部が前記第1当接部であってもよい。この場合、印刷装置は、第2当接部が当接する対象として、第1当接部を利用できる。従って、印刷装置は、被当接部に相当する部材を新たに設ける必要が無いので、構成を単純化できる。

0014

本発明において、前記第2当接部は、前記第2カバーの前記第2方向の両側に設けられてもよい。この場合、印刷装置は、第2カバー及びプラテンホルダが第1方向の一方側に移動することを、第2方向の両側で抑制できる。従って、印刷装置は、第2カバー及びプラテンホルダが第1方向の一方側に移動することを適切に抑制することによって、プラテンホルダがプラテンから外れることを効果的に抑制できる。

図面の簡単な説明

0015

印刷装置1(閉塞状態)の斜視図である。
印刷装置1(開放状態)の斜視図である。
印刷装置1(開放状態)を上側から見た図である。
印刷装置1の斜視図(第2カバー3を除く)である。
図1のA−A線を矢印方向から見た断面図(第2カバー3を除く)である。
第2カバー3の斜視図である。
第2カバー3を右斜め前側から見た図である。
第2カバー3を下側から見た図である。
図7の一部を拡大した図である。
印刷装置1(第2カバー3を省略した状態)の斜視図である。
図1のA−A線を矢印方向から見た断面図である。
図1のB−B線を矢印方向から見た断面図である。
印刷装置1の落下時に作用する力F11、F12、F21を示す図である。
第1当接部5が設けられない場合において、印刷装置1の右壁部23が変形する様子を示す図である。

実施例

0016

<印刷装置1>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。印刷装置1は、印刷媒体(感熱紙)に印刷を行うことが可能な感熱式の印刷装置である。印刷装置1は、電池駆動が可能である。例えば印刷装置1は、非図示のベルトクリップを介してベルトに装着されることによって、作業中のユーザに携帯されて使用される。印刷装置1は、USB(登録商標ケーブルを介して外部端末(図示外)に接続可能である。印刷装置1は、外部端末から受信した印刷データに基づいて、印刷媒体に文字や図形等を印刷できる。外部端末は汎用パーソナルコンピュータ(PC)である。図1の右下側、左上側、右上側、左下側、上側、及び下側を、それぞれ、印刷装置1の右側、左側、後側、前側、上側、及び下側と定義する。

0017

図1から図3に示すように、印刷装置1は筐体10を備える。筐体10は、前後方向に長い略直方体の箱状を有する。筐体10は、第1カバー2及び第2カバー3を有する。

0018

<第1カバー2>
第1カバー2は、筐体10の前側、後側、左側、右側、下側、及び、上側のうち前後方向略中央から前側の各壁部を有する。図1図2に示すように、前側の壁部(以下、「前壁部22」という。)に、表示部22D及びスイッチ22Bが設けられる。表示部22Dは、印刷媒体に印刷されるキャラクタ設定情報等を表示可能である。スイッチ22Bは、印刷装置1の各種動作の指示を入力可能である。右側の壁部(以下、「右壁部23」という。)に、レバー穴23H及び電池保持部23Bが設けられる。レバー穴23Hは、上下方向に延びる矩形状の貫通穴である。レバー23Lは、レバー穴23Hから右側に突出する。レバー23Lは、レバー穴23Hに沿って上下方向に移動可能である。レバー23Lは、後述する第2カバー3の開閉を切り替える。電池保持部23Bは、印刷装置1の電源となる電池を収容し、且つ、収容された電池を保持する。

0019

上側の壁部(以下、「上壁部21」という。)の後側の端部21Aの下側に、非図示のメインシャーシが配置される。メインシャーシは、非図示のモータ等を支持する。又、メインシャーシは、レバー23Lを上下移動可能に支持する。図4に示すように、メインシャーシは、上壁部21の端部21Aから下側に向けて延びる内壁部27を有する。内壁部27のうち、端部21Aの下側に、切断部21Cが設けられる。切断部21Cは、印刷媒体のうち印刷された部分を切り離すことが可能な刃である。切断部21Cの下側に、サーマルヘッド21Pが設けられる。サーマルヘッド21Pは、印刷媒体を加熱することによってキャラクタ等を印刷する。切断部21C及びサーマルヘッド21Pは、左右方向に延びる。

0020

メインシャーシは、支持部7を更に有する。支持部7は、内壁部27の右側の端部から後側に向けて延びる支持部7A、及び、内壁部27の左側の端部から後側に向けて延びる支持部7Bを有する。支持部7は、後述する規制機構9を支持する。支持部7の詳細は後述する。図3に示すように、メインシャーシは、支持部7Bの前側にギア70を回転可能に支持する。ギア70は平歯車である。ギア70の回転軸は左右方向に延びる。ギア70は、メインシャーシに支持されたモータによって回転する。

0021

図4に示すように、右壁部23の上側の端部のうち、上壁部21よりも後側の部分を、「端部23A」という。端部23Aは、上壁部21の端部21Aの右側の端部から後側に直線状に延び、下側に湾曲して下側に延びる。以下、端部23Aのうち湾曲する部分を「湾曲部231」という。端部23Aは、湾曲部231の下側の端部で後側に曲折し、後側に向けて延びる。湾曲部231は、端部23Aの前後方向略中央よりも後側に配置される。筐体10の左側の壁部(以下、「左壁部24」という。)の上側の端部のうち、上壁部21よりも後側の部分を、「端部24A」という。端部24Aは、端部23Aと同一形状を有する。端部24Aは、湾曲部231に対応する湾曲部241を有する。

0022

筐体10の後側の壁部(以下、「後壁部25」という。)の上側の端部25Aは、端部23A、24Aのそれぞれの後側の端部の間に亘って、左右方向に直線状に延びる。壁部25には、端部25Aよりも上側に突出する2つの支持部251が設けられる。一方側の支持部251は、端部25Aの右側の端部近傍から上側に突出し、他方側の支持部251は、端部25Aの左側の端部近傍から上側に突出する。各支持部251は、左右方向に延びる軸部252を支持する。各軸部252は、対応する支持部251から内側に向けて延びる。各軸部252にはばね253が装着される。

0023

端部21A、23A、24A、25Aによって囲まれる部分は、開口部2Aを形成する。開口部2Aは、第1カバー2の前後方向略中央から後側の端部までの上側の部分に形成される。図3に示すように、開口部2Aを上側から見たときの形状は、端部21A、23A、24A、25Aを各辺として有する略矩形状である。開口部2Aは、第1カバー2内の収容部40を開放する。収容部40は、筐体10の内部のうち、前後方向略中央から後側の端部に亘って形成される。収容部40は、内壁部27、右壁部23、左壁部24、後壁部25、及び、筐体10の下側の壁部で囲まれた空間である。収容部40にはホルダ4が固定される。ホルダ4は、印刷媒体が巻回された非図示のロールを、左右方向の両側から回転可能に保持する。

0024

<第1当接部5>
図4に示すように、第1当接部51は、開口部2Aを形成する各端部のうち、右壁部23の端部23Aの湾曲部231近傍に設けられる。第1当接部51は、右壁部23の内壁に接続し、端部23Aよりも上側に突出する。第1当接部51は板状である。第1当接部51の各面は左右方向を向く。第1当接部51のうち右壁部23側と反対側の端部、言い換えれば、第1当接部51の上端部51Aは、湾曲部231と平行に延びるように湾曲する。以下、右壁部23の端部23Aと第1当接部51の上端部51Aとの間の長さを、「第1長さL1」という。上端部51Aの右上の角の稜線は、C面取りされている(図12参照)。第1当接部51の前側の端部は、端部23Aの前後方向略中央よりも僅かに後側に配置される。第1当接部51の後側の端部は、端部23Aの後側の端部よりも僅かに前側に配置される。

0025

第1当接部52は、開口部2Aを形成する各端部のうち、左壁部24の端部24Aの湾曲部241近傍に設けられる。第1当接部52は、左壁部24の内壁に接続し、端部24Aよりも上側に突出する。第1当接部52は、第1当接部51と対称関係を有する。第1当接部52の上端部52Aは、第1当接部51の上端部51Aに対応する。以下、第1当接部51、52を総称して、「第1当接部5」という。第1当接部5は、開口部2Aを挟んで左右両側に設けられる。第1当接部5は、開口部2Aの前後方向略中央よりも後側に設けられ、前後方向に延びる。

0026

<規制機構9>
メインシャーシの支持部7は、規制機構9を支持する。規制機構9は、規制部材91、92を有する。規制部材91、92は、板状の部材である。規制部材91、92の各面は、左右方向を向く。規制部材91は、内壁部27の右側の端部近傍に配置され、規制部材92は、内壁部27の左側の端部近傍に配置される。規制部材91、92は、左右方向に離隔する。規制部材91の上側の端部に、前側に突出する突出部91Aが設けられる。規制部材92の上側の端部に、前側に突出する突出部92Aが設けられる。突出部91A、92Aの上側の端部は、後側から前側に向かって斜め下方向に傾斜する。規制部材91、92は、下側の端部に設けられた非図示の連結部によって連結する。

0027

図5に示すように、規制部材91の下側の端部は、支持部7Aに保持された軸部70Aに回転可能に支持される。軸部70Aは左右方向に延びる。レバー23L(図1参照)の左側面に設けられた突出部230Lは、レバー23Lに対する操作に応じて上下動する。突出部230Lの上下動に応じ、左右方向に延びる軸部70Bは上下動する。軸部70Bの左側の端部は、規制部材91の後側の端部に設けられた非図示の穴に挿通する。軸部70Bが上下動することに応じ、規制部材91は、軸部70Aを中心として回転する。なお、規制部材91の回転に応じ、規制部材92も同じ方向に回転する。規制部材91、92は、非図示のばねによって、右側から見た状態で反時計回りの方向に付勢されている。

0028

なお、以下で説明する回転方向は、特段限定のない限り、右側から見た状態での方向(時計回り又は反時計回り)を示すものとする。規制部材91、92がばねの付勢力に応じて反時計回り方向に回転した状態を、「制限状態」(図4図5参照)という。規制部材91、92がばねの付勢力に反して時計回り方向に回転した状態を、「非制限状態」という。

0029

レバー23Lが上側に移動した場合、規制部材91、92は反時計回り方向に回転し、突出部91A、92Aは前側に移動する。レバー23Lが最上位まで移動した状態で、規制部材91、92は制限状態になる。図4に示すように、制限状態において、突出部91Aは、支持部7Aの上側の端部に設けられた凹部71Aの上側に配置される。突出部92Aは、支持部7Bの上側の端部に設けられた凹部72Aの上側に配置される。一方、レバー23Lが下側に移動した場合、規制部材91、92は時計回り方向に回転し、突出部91A、92Bは後側に移動する。レバー23Lが最下位まで移動した状態で、規制部材91、92は非制限状態になる。突出部91Aは、支持部7Aの凹部71Aに対して後側に配置される。突出部91Bは、支持部7Bの凹部72Aに対して後側に配置される。

0030

<第2カバー3>
図1及び図2に示すように、第2カバー3は、開口部2Aを上側から覆う位置と覆わない位置との間で開閉可能である。以下、第2カバー3が開口部2Aを覆った状態(図1参照)を、「第2カバー3が閉じた状態」又は「閉塞状態」という。第2カバー3が開口部2Aを覆わない状態(図2参照)を、「第2カバー3が開いた状態」又は「開放状態」という。以下の説明では、第2カバー3が閉じた状態(図1参照)を前提とし、印刷装置1の各方向を第2カバー3に適用して説明する。又、第2カバー3の下側を「第2カバー3の内側」ともいい、第2カバー3の上側を「第2カバー3の外側」ともいう。図6に示すように、第2カバー3は、蓋板部31、及び、側板部33、34を有する。

0031

蓋板部31は、第1部分31A及び第2部分31Bを有する。第1部分31Aは湾曲した板状であり、第2部分31Bは平板状である。第1部分31Aは、第1カバー2の2つの軸部252(図4参照)がそれぞれ挿通される穴を含む突出部311を、後側の端部に有する。第2部分31Bは、第1部分31Aの前側の端部から前側に向けて延びる。

0032

図1に示すように、蓋板部31は、第1部分31A及び第2部分31Bに亘る部分に、矩形状の開口穴312を有する。図6に示すように、蓋板部31の内壁、且つ、開口穴312の周囲の部分に、透明板313が設けられる。透明板313は、四隅螺子313Aで固定されている。透明板313は、開口穴312を内側から覆う。透明板313は、下側に突出する4つの突出板313Bを有する。各突出板313Bの下側の端部は、円弧状に湾曲する。

0033

第2部分31Bの内壁の前側の端部近傍に、プラテンホルダ68が設けられる。プラテンホルダ68は、左右両側を螺子681Aで固定されている。プラテンホルダ68は、前側の端部の左右両側に軸保持部68Aを有する。図7に示すように、各軸保持部68Aは、後側に向けて凹んだ凹部68Bを有する。プラテンホルダ68は、後述するプラテン体60を回転可能に保持する。

0034

図6に示すように、側板部33は、蓋板部31の右側に接続する。側板部33は、第1部分33A及び第2部分33Bを有する。第1部分33Aは、蓋板部31の右側の端部から下側に湾曲しながら延びる。第2部分33Bは、第1部分33Aの下側の端部から、蓋板部31と直交する方向に延びる。側板部34は、蓋板部31の左側に接続する。側板部34は、第1部分34A及び第2部分34Bを有する。第1部分34Aは、蓋板部31の左側の端部から下側に湾曲しながら延びる。第2部分34Bは、第1部分34Aの下側の端部から、蓋板部31と直交する方向に延びる。

0035

以下、図7に示すように、側板部33、34のそれぞれの上下方向の長さを、「第2長さL2」という。第2長さL2は、蓋板部31から、側板部33、34の第2部分33B、34Bのそれぞれの先端までの上下方向の長さに対応する。第1部分33A、34Aのそれぞれの上下方向の長さを、「部分長さL21」という。第2部分33B、34Bのそれぞれの上下方向の長さを、「部分長さL22」という。部分長さL22は、部分長さL21よりも僅かに長い。部分長さL21、L22を加算した値は、第2長さL2と等しい。第2長さL2は、第1長さL1(図2参照)の略2倍である。

0036

<第2当接部8>
図6図8に示すように、側板部33の第2部分33Bに第2当接部81が設けられる。第2当接部81は、第2部分33Bの左側面(以下、「第2部分33Bの内壁」という。)のうち、前後方向中央よりも前側の部分から、左側に向けて突出する。第2当接部81は、第2部分33Bの内壁から左側に向けて延び且つ前後方向に離隔する2つの第1板状部、及び、2つの板状部のそれぞれの左側の端部の間に亘って前後方向に延びる第2板状部を有する。側板部33の第2部分34Bに第2当接部82が設けられる。第2当接部82は、第2部分34Bの右側面(以下、「第2部分34Bの内壁」という。)のうち、前後方向中央よりも前側の部分から、右側に向けて突出する。第2当接部82は、第2当接部81と対称関係を有する。以下、第2当接部81、82を総称して、「第2当接部8」という。第2当接部8は、第2カバー3の左右両側に設けられる。

0037

<プラテン体60>
図7に示すように、プラテン体60は、プラテン61、プラテン軸62、プラテン軸受63、64、及び、ギア65を有する。プラテン61は、左右方向に延びる円柱状の部材である。プラテン軸62は、プラテン61よりも径の小さい円柱状の部材である。プラテン軸62は左右方向に延び、プラテン61の中心を左右方向に貫通する。プラテン軸62の左右両端は、プラテン61の左右両端から外側に向けて突出する。プラテン61はプラテン軸62に固定される、

0038

図9に示すように、プラテン軸受63は、プラテン軸62のうち、プラテン61から右側に突出する部分に設けられる。プラテン軸受63は、プラテン軸62よりも径の大きい円柱状の部材である。プラテン軸62は、プラテン軸受63の中心を左右方向に貫通する貫通穴に、左側から挿通する。プラテン軸受63は、プラテン軸62に対して回転可能である。プラテン軸62の右側の端部に係止される止め輪62Aは、プラテン軸62からプラテン軸受63が外れることを防止する。

0039

図7に示すように、プラテン軸受64は、プラテン軸62のうち、プラテン61から左側に突出する部分に設けられる。プラテン軸受64は、プラテン軸受63と同一形状を有する。ギア65は、プラテン軸受64の左側に設けられる。ギア65は、プラテン軸受64よりも径の大きい平歯車である。ギア65は、プラテン軸62の左側の端部に固定される。

0040

図9に示すように、プラテン軸受63の左側略半分の部分は、プラテンホルダ68の右側の軸保持部68Aの凹部68Bに係合する。図7に示すように、プラテン軸受64の右側略半分の部分は、プラテンホルダ68の左側の軸保持部68Aの凹部68Bに係合する。プラテン軸受63、64は、軸保持部68Aの凹部68Bに係合した状態で、プラテン61を回転可能に保持する。

0041

<第2カバー3の開閉動作
図2に示すように、第2カバー3は、突出部311の穴に挿通された軸部252を中心として、第1カバー2に回転可能に支持される。軸部252に装着されたばね253(図4参照)は、閉塞状態(図1参照)から開放状態(図2参照)に向けて第2カバー3を付勢する。ばね253の付勢力に逆らって第2カバー3が反時計回り方向に回転した場合、第2カバー3は第1カバー2の開口部2Aを上側から覆い、閉塞状態(図1参照)になる。図1に示すように、閉塞状態において、第1カバー2の上壁部21の端部21Aと第2カバー3の蓋板部31の第2部分31Bの前側の端部とは近接する。それぞれの間に排出口20が形成される。印刷装置1の内部で印刷された印刷媒体は、排出口20を介して外部に排出される。

0042

図10に示すように、閉塞状態において、第2カバー3(図6参照)のプラテン61は、収容部40の内壁部27(図4参照)に設けられたサーマルヘッド21P(図4参照)の後側に近接する。プラテン61は、サーマルヘッド21Pとの間に印刷媒体が配置された場合、サーマルヘッド21Pに印刷媒体を押し付けることが可能となる。プラテン61の左側のギア65は、第1カバー2のメインシャーシに設けられたギア70(図3参照)に噛み合う。非図示のモータの回転に応じてギア70が回転した場合、ギア65及びプラテン61は連動して回転する。この場合、プラテン61は、サーマルヘッド21Pに印刷媒体を押し付けながら、排出口20に向けて印刷媒体を搬送することが可能となる。

0043

図11に示すように、プラテン61(図10参照)の右側のプラテン軸受63は、メインシャーシの支持部7Aの凹部71Aに上側から係合する。制限状態の規制部材91の突出部91Aは、プラテン軸受63に上側から接触する。図10に示すように、プラテン61の左側のプラテン軸受64は、メインシャーシの支持部7Bの凹部72A(図4参照)に上側から係合する。制限状態の規制部材92の突出部92Aは、プラテン軸受64に上側から接触する。これらによって、プラテン体60の上側に向かう移動は規制機構9によって制限される。規制機構9は、第2カバー3を閉塞状態で維持し、ばね253の付勢力によって第2カバー3が開放状態に向けて回転することを制限する。

0044

図12に示すように、閉塞状態において、第1カバー2の第1当接部5は第2カバー3側に突出する。第2カバー3の側板部33の第2部分33B、及び、側板部34の第2部分34Bは、それぞれ、蓋板部31側から第1カバー2側に突出する。第1カバー2の右壁部23の端部23Aと、第2カバー3の側板部33の第2部分33Bの下側の端部とは、近接する。第1カバー2の第1当接部51は、第2カバー3の側板部33の第2部分33Bの内壁の左側に配置される。同様に、第1カバー2の左壁部24の端部24Aと第2カバー3の側板部34の第2部分34Bの下側の端部とは、近接する。第1カバー2の第1当接部52は、第2カバー3の側板部34の第2部分34Bの内壁の右側に配置される。

0045

図11に示すように、閉塞状態において、第2カバー3の第2当接部81は、第1カバー2の第1当接部51の前側の端部の前側、且つ、第1カバー2の右壁部23の端部23Aの上側に配置される。図示されていないが、第2カバー3の第2当接部82(図6参照)は、第1カバー2の第1当接部52(図10参照)の前側の端部の前側、且つ、第1カバー2の左壁部24の端部24A(図10参照)の上側に配置される。

0046

一方、閉塞状態において、レバー23L(図1参照)を下側に移動させる操作が行われ、規制部材91、92が非制限状態となった場合を例示する。この場合、規制部材91の突出部91Aは、支持部7Aの凹部71Aに対して後側に配置され、規制部材92の突出部92Aは、支持部7Bの凹部72Aに対して後側に配置される。プラテン軸受63、64の上側に向かう方向は、規制機構9によって制限されない状態になる。第2カバー3は、ばね253の付勢力によって時計回り方向に回転する。第2カバー3が時計回り方向に回転した場合、第1カバー2は開放状態(図2参照)になる。

0047

<本実施形態の主たる作用、効果>
使用者が印刷装置1の後壁部25を下側に向けた状態で使用している最中に、印刷装置1を落下させた場合を例示する。この場合、落下の衝撃が第1カバー2の後壁部25に直接作用する。具体的には、図13に示すように、第1カバー2に対し、後壁部25から前壁部22に向かう方向の力F11が作用する。力F11を受けた後壁部25が前方向に変形することにより、第1カバー2の開口部2A(図2参照)の左右両側の端部23A、24A(図2参照)に対して、外側に変形しようとする力F12が作用する。

0048

例えば、第1当接部5(図2参照)が設けられない従来の印刷装置において、上記の力F12が第1カバー2に作用した場合、図14に示すように、右壁部23は外側に変形する可能性がある。図示されていないが、左壁部24についても同様である。特に、右壁部23にはレバー穴23Hが設けられているので、その分、右壁部23の強度は弱くなっている。このため、右壁部23が変形した場合、レバー穴23Hから、メインシャーシに支持されたレバー23Lが内側に外れる可能性がある。更に、レバー23Lに対して右壁部23が、力F11の方向に沿って相対移動した場合、右壁部23の内側にレバー23Lが入り込んでしまう可能性がある。

0049

これに対し、本実施形態の印刷装置1では、第1カバー2の右壁部23に第1当接部51が設けられ、左壁部24に第1当接部52が設けられる。閉塞状態において、第1当接部51は、第2カバー3の側板部33の第2部分33Bの内壁の左側に配置され、第1当接部52は、第2カバー3の側板部34の第2部分34Bの内壁の右側に配置される。この場合、上記のように第1カバー2の開口部2Aに力F12が作用した場合、第1カバー2の第1当接部51は、第2カバー3の側板部33の第2部分33Bの内壁に左側から当接し、第1カバー2の第1当接部52は、第2カバー3の側板部34の第2部分34Bの内壁に右側から当接する。この場合、図13に示すように、F12が作用した場合でも第1カバー2の端部23A、24Aの外側への移動が規制されるので、開口部2Aの変形は抑制される。このように、印刷装置1は、落下の衝撃で第1カバー2が変形することを、第1当接部5によって抑制できる。

0050

第1カバー2に力F11が作用した場合、開口部2Aの後側即ち端部25A側の方が、前側即ち端部22A側よりも、強度が弱く変形しやすい。これに対し、印刷装置1において、第1当接部5は、開口部2Aの前後方向略中央よりも後側、言い換えれば、開口部2Aのうち端部23A、24Aの延びる方向の略中央よりも端部25A側に設けられる。つまり、第1当接部5は、開口部2Aのうち強度が弱く変形しやすい部分に設けられていることになる。このため、印刷装置1は、より変形しやすい開口部2Aの部位が変形することを、第1当接部5によって抑制できる。

0051

第1当接部51、52は、それぞれ、開口部2Aの左右両側に設けられる。従って、印刷装置1は、第1カバーに力F11が作用した場合において、第1カバー2の開口部2Aの左右両側に力F12が作用することに応じて、開口部2Aの左右両側が外側に変形することを、第1当接部51、52によって効果的に抑制できる。

0052

印刷装置1において、第1長さL1は、第2長さL2の略半部である。第1長さL1は、右壁部23の端部23Aと第1当接部51の上端部51Aとの間、及び、左壁部24の端部24Aと第1当接部52の上端部52Aとの間のそれぞれの長さに対応する。第2長さL2は、蓋板部31から、側板部33、34の第2部分33B、34Bのそれぞれの先端までの長さに対応する。この場合、印刷装置1は、第2カバー3の側板部33、34のうち第1当接部5と前後方向において重複する部分において、側板部33、34の内壁の略半分の領域に、第1当接部51、52を当接させることができる。つまり、印刷装置1は、側板部33、34のうち第1当接部5と前後方向において重複する部分において、第1当接部51、52が当接する部分の面積を、全体面積の略半分とすることができる。従って、印刷装置1は、第1カバー2の開口部2Aに力F12が作用することに応じて、開口部2Aが左右方向の外側に変形することを、第1当接部51、52と側板部33、34との当接部分によって効果的に抑制できる。

0053

第1当接部51の上端部51Aの右上の角の稜線、及び、第1当接部52の上端部52Aの左上の角の稜線は、C面取りされている。この場合、開放状態にある第2カバー3を閉塞状態とするときに、第2カバー3は、第1当接部5の面取り部分によって案内される。従って、印刷装置1は、開放状態にある第2カバー3を、第1当接部5に引っ掛けることなくスムーズに閉塞状態とすることができる。

0054

使用者が印刷装置1の後壁部25を下側に向けた状態で落下させた場合、図13に示すように、第2カバー3に作用する重力は、蓋板部31の第2部分31Bから第1部分31Aに向かう方向の力F21として第2カバー3に作用する。一方、上記のように、第1カバー2に対して力F11が第1カバー2に作用する。この場合、第2カバー3は第1カバー2に対し、力F21の方向に沿って相対移動しようとする。しかし、プラテンホルダ68に保持されたプラテン体60の、力F21の方向への相対移動は、規制部材91、92、及び、メインシャーシの支持部7の凹部71A、71B(図11等参照)によって規制される。このため、第2カバー3の力F21の方向への相対移動に応じ、プラテンホルダ68の凹部68B(図7参照)からプラテン軸受63、64が前側に外れ、プラテンホルダ68からプラテン体60が脱離する可能性がある。

0055

これに対し、印刷装置1では、図11に示すように、第2当接部8が第1当接部5に対して前側に配置される。第2カバー3が第1カバー2に対して力F21の方向に相対移動した場合、第2当接部8は、第1当接部5の前側の端部に前側から当接する。このため、第2カバー3が力F21の方向に沿って移動することは抑制される。従って、印刷装置1は、プラテンホルダ68からプラテン体60が外れることを、第1当接部5及び第2当接部8によって抑制できる。

0056

第1当接部5は、第1カバー2の開口部2Aの変形を抑制すると同時に、第2当接部8に接触することによってプラテンホルダ68からプラテン体60が脱離することを抑制する。印刷装置1は、第2当接部8が当接する対象として、第1カバー2の開口部2Aの変形を抑制する第1当接部5を利用する。これによって、印刷装置1は、第2当接部8が当接する対象を新たに設ける必要が無いので、構成を単純化できる。

0057

第2当接部8は、第2カバー3の左右両側に設けられる。この場合、印刷装置1は、第2カバー3が力F21の方向に相対移動することを、第2カバー3の左右両側で抑制できる。従って、印刷装置1は、第2カバー3が相対移動することを適切に抑制することによって、プラテンホルダ68からプラテン体60から外れることを効果的に抑制できる。

0058

<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。印刷装置1の印刷方式は感熱方式に限定されず、他の方式(例えば、熱転写式、インクジェット方式等)であってもよい。閉塞状態において、第1カバー2の第1当接部51と、第2カバー3の側板部33の第2部分33Bとは、互いに接触してもよいし、双方の間に僅かな隙間が形成されてもよい。同様に、閉塞状態において、第1カバー2の第1当接部52と、第2カバー3の側板部34の第2部分34Bとは、互いに接触してもよいし、双方の間に僅かな隙間が形成されてもよい。又、閉塞状態において、第1カバー2の第1当接部51と第2カバー3の第2当接部81とは、互いに接触してもよいし、双方の間に僅かな隙間が形成されてもよい。同様に、閉塞状態において、第1カバー2の第1当接部52と第2カバー3の第2当接部82とは、互いに接触してもよいし、双方の間に僅かな隙間が形成されてもよい。

0059

第1当接部51は、開口部2Aの右側の端部23Aの全域に亘って設けられてもよいし、端部23Aのうち前後方向中央よりも前側にのみ設けられてもよい。更に、複数の第1当接部51が端部23Aに設けられてもよい。複数の第1当接部51は、前後方向に間隔を空けて配列してもよい。なお、第1当接部52についても同様である。

0060

開口部2Aを上側から見たときの形状は、略矩形状に限定されず、他の任意の形状であってもよい。例えば、開口部2Aを形成する端部21A、23A、24A、25Aの少なくとも何れかは湾曲してもよい。第1当接部5は、第1当接部51、52の何れか一方のみであってもよい。例えば、印刷装置1は、レバー穴23Hが形成された右壁部23にのみ、第1当接部51を有し、左壁部24に第1当接部52は設けられなくてもよい。

0061

印刷装置1において、第1カバー2の第1当接部5の第1長さL1は、第2カバー3の側板部33、34の第2長さL2の略半部でなくてもよい。例えば、第1長さL1を、側板部33、34の第2部分33B、34Bのそれぞれの上下方向の部分長さL22と略同一としてもよい。又、第1カバー2の第1当接部51の形状を、第2カバー3の第1部分33A及び第2部分33Bを含む側板部33の内壁と略同一形状としてもよい。この場合、閉塞状態において、第1当接部51は、側板部33の内壁の上下方向全域に亘って当接可能となる。この場合、第1長さL1と第2長さL2とは略同一となる。なお、第1当接部52についても同様である。

0062

第1当接部5の上側の面取り形状は、C面取りに限定されずR面取りでもよい。又、例えば第1当接部5の先端が内側に曲折してもよい。この場合、第1当接部5の上側が面取りされていなくても、第2カバー3を閉じる場合において第1当接部5が第2カバー3に引っ掛かることを抑制できる。

0063

プラテンホルダ68は、軸保持部68Aの凹部68Bにプラテン軸62を係合させることによって、プラテン体60を回転可能に保持してもよい。この場合、プラテン体60にプラテン軸受63、64は設けられていなくてもよい。第2カバー3の第2当接部8は、第1カバー2のうち第1当接部5と異なる部位に当接可能であってもよい。例えばメインシャーシの支持部7に、第2当接部8に当接する部位が新たに設けられてもよい。第2当接部8は、第2当接部81、82の何れか一方のみであってもよい。第2当接部8は設けられなくてもよい。

0064

<その他>
印刷装置1の前後方向は、本発明の「第1方向」の一例である。印刷装置1の下側は、本発明の「第1方向の一方側」の一例である。印刷装置1の上側は、本発明の「第1方向の他方側」の一例である。印刷装置1の左右方向は、本発明の「第2方向」の一例である。印刷装置1の上下方向は、本発明の「第3方向」の一例である。サーマルヘッド21Pは、本発明の「感熱ヘッド」の一例である。

0065

1 :印刷装置
2 :第1カバー
2A :開口部
3 :第2カバー
5、51、52 :第1当接部
8、81、82 :第2当接部
10 :筐体
20 :排出口
21 :上壁部
31 :蓋板部
33、34 :側板部
40 :収容部

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