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技術 読取装置および画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 菅野明子関哲志
出願日 2016年8月25日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2016-165073
公開日 2018年3月1日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2018-033045
状態 特許登録済
技術分野 FAX原画の編集 投影型複写機の光学系 イメージ入力 FAXの走査装置 感材、原版の支持 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 動作チャート 入力倍率 集光部品 OFFセンサ 倍率パラメータ 間引率 BWモード 引抜ローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月1日)のものです。
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図面 (17)

課題

サイズの異なる複数の原稿を読み取るジョブに対して変倍処理を行う場合において、スループットが低下することを抑制すること。

解決手段

原稿の実サイズが判明するまで読取装置での読取倍率(読取解像度)が確定しないジョブが投入されたかが判定される。このようなジョブが投入されると、原稿の推定サイズに応じた大きな入力倍率で原稿が読み取られ、画像データが画像メモリに格納される。実サイズが判明すると、当該実サイズにしたがった読取倍率で画像メモリから画像データが出力される。入力倍率はセンサに供給されるクロック信号周期と原稿を搬送するモータの回転速度により決定される。

概要

背景

複写機等の画像読取装置は自動原稿給装装置(ADF:Automatic Document Feeder)により読み取り対象となる原稿を1枚ずつ搬送しながら読み取る。複写機は、指定されたサイズのシートに原稿を複写するために、原稿から取得された画像のサイズを、シートのサイズに整合させる変倍処理を実行する。そのため、画像読取装置は原稿のサイズを検知しなければならない。また、画像読取装置は、変倍処理の倍率に応じて出力する画像のサイズを決定する。画像読取装置は、原稿を搬送しながら原稿のサイズを検知するため、原稿の読取を開始したときには倍率に応じた出力画像のサイズを確定できない。A4サイズとA3サイズといったサイズの異なる複数の原稿がADFに混載されたときにも、自動的にそれぞれの倍率が決定されることがある。特許文献1によれば、原稿のサイズと、原稿を複写されるシートのサイズとが確定すると、これらから画像の倍率を決定することが記載されている。

概要

サイズの異なる複数の原稿を読み取るジョブに対して変倍処理を行う場合において、スループットが低下することを抑制すること。原稿の実サイズが判明するまで読取装置での読取倍率(読取解像度)が確定しないジョブが投入されたかが判定される。このようなジョブが投入されると、原稿の推定サイズに応じた大きな入力倍率で原稿が読み取られ、画像データが画像メモリに格納される。実サイズが判明すると、当該実サイズにしたがった読取倍率で画像メモリから画像データが出力される。入力倍率はセンサに供給されるクロック信号周期と原稿を搬送するモータの回転速度により決定される。

目的

本発明は、サイズの異なる複数の原稿を読み取るジョブに対して変倍処理を行う場合において、スループットが低下することを抑制することを目的とする

効果

実績

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請求項1

原稿が載置されるトレイと、前記トレイに載置かれた原稿を読取位置に搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動するモータと、前記読取位置を通過する前記原稿を読み取るセンサと、前記センサが前記原稿を読み取る読取間隔を制御するクロック信号を生成する生成手段と、前記搬送手段によって搬送される前記原稿のサイズを決定するサイズ決定手段と、前記センサが前記原稿を読み始める前に、前記原稿の読取解像度確定した場合、前記確定した読取解像度に応じて前記モータの回転速度および前記クロック信号の周期を制御し、前記センサが前記原稿を読み始める前に、前記原稿の読取解像度が確定しない場合、前記原稿の幅に応じた複数の読取解像度のうちで最大の解像度に応じて前記クロック信号の周期を制御するとともに、前記サイズ決定手段により決定された前記原稿のサイズに応じた読取解像度で前記モータの回転速度を制御する制御手段とを有することを特徴とする読取装置

請求項2

前記センサにより読み取られた前記原稿の画像データを記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている前記画像データを出力倍率に従って画像形成手段に出力する出力手段と、をさらに有し、前記制御手段は、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定した場合は、前記クロック信号の周期と前記モータの回転速度とに応じた原稿の入力倍率と前記原稿の読取解像度に対応した出力倍率とを一致させ、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定しない場合、前記センサが対応可能な複数の入力倍率のうち前記最大の解像度に対応した入力倍率で前記センサに前記原稿を読み取らせ、前記センサが前記原稿を読み取っている間に前記原稿の読取解像度が確定すると、当該確定した読取解像度に対応した出力倍率で前記出力手段に前記原稿の画像データを出力させることを特徴とする請求項1に記載の読取装置。

請求項3

前記搬送手段により搬送される前記原稿の幅を検知する幅検知手段と、前記幅検知手段により検知された幅に基づき前記原稿の推定サイズを決定する推定手段と、前記画像形成手段により前記原稿の画像が形成されるシートのサイズと前記原稿の推定サイズとに応じて前記原稿の入力倍率を決定する入力倍率決定手段と、前記搬送手段により搬送される前記原稿の長さを検知する長さ検知手段と、前記幅検知手段により検知された幅と前記長さ検知手段により検知された前記原稿の長さに応じて前記原稿の実サイズを決定するサイズ決定手段と、前記実サイズに応じて前記出力倍率を決定する出力倍率決定手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載の読取装置。

請求項4

前記トレイに載置された複数の原稿の幅のうちで最大の幅を測定する測定手段をさらに有し、前記推定手段は、前記幅検知手段により検知された幅と前記測定手段により測定された幅との組み合わせに応じて前記推定サイズを示す幅グループを特定し、前記サイズ決定手段は、前記推定手段により特定された幅グループに属する複数の原稿サイズのうち、前記長さ検知手段により検知された前記原稿の長さに応じた原稿サイズを前記実サイズに決定することを特徴とする請求項3に記載の読取装置。

請求項5

前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定している場合は前記原稿の入力倍率は前記原稿の出力倍率と一致し、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定していない場合、前記センサが対応可能な複数の入力倍率のうち最大の入力倍率で前記センサが前記原稿を読み取っておき、前記出力手段は、前記原稿の読取解像度が確定すると、当該確定した読取解像度に対応した出力倍率で前記原稿の画像データを出力することを特徴とする請求項3または4に記載の読取装置。

請求項6

前記出力手段は、前記確定した読取解像度に対応した出力倍率が前記入倍率よりも小さければ、前記画像データを間引きながら出力することを特徴とする請求項5に記載の読取装置。

請求項7

前記制御手段は、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定している場合、当該読取解像度に対応した出力倍率を実現可能な原稿の搬送速度と前記クロック信号の周期との複数の組み合わせのうちで、前記原稿の読取に関するスループットが最大となる組み合わせで前記モータと前記生成手段とを制御し、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定してない場合、前記最大の入力倍率を実現する前記搬送速度と前記クロック信号の周期との組み合わせで前記モータと前記生成手段とを制御することを特徴とする請求項6に記載の読取装置。

請求項8

前記入力倍率、前記出力倍率、前記搬送速度、前記クロック信号の周期、前記画像記憶手段に入力される画像データの間引きの設定、前記画像記憶手段から出力される画像データの間引きの設定との組み合わせを保持する複数のテーブルを記憶するテーブル記憶手段をさらに有し、前記制御手段は、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定しているかどうかに応じて、前記複数のテーブルから一つのテーブルを選択することを特徴とする請求項7に記載の読取装置。

請求項9

前記クロック信号の周期は読取ジョブごとに変更可能な制御パラメータであり、前記原稿の搬送速度は、読取ジョブ内の原稿ごとに変更可能な制御パラメータであることを特徴とする請求項7または8に記載の読取装置。

請求項10

前記トレイにサイズの異なる複数の原稿が載置され、かつ、前記シートに対する前記複数の原稿の変倍率操作者により指定されている場合に、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定し、前記トレイにサイズの異なる複数の原稿が載置され、かつ、前記シートに対する前記複数の原稿の変倍率が操作者により指定されない場合に、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定しないことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の読取装置。

請求項11

前記シートに対する前記原稿の変倍率が操作者により指定されている場合に、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定し、前記トレイにサイズの異なる複数の原稿が載置される混載機能が設定され、かつ、前記シートに対する前記複数の原稿の変倍率が前記実サイズと前記シートのサイズとに従って決定されるオート倍機能が設定されている場合に、前記センサが前記原稿を読み取る前に前記原稿の読取解像度が確定しないことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の読取装置。

請求項12

前記画像形成手段は、前記出力手段から出力された前記画像データを変倍する変倍手段を有し、前記出力倍率と前記変倍手段の変倍率との組み合わせにより、前記原稿の画像が前記シートに収められることを特徴とする請求項10または11に記載の読取装置。

請求項13

前記制御手段は、前記センサが前記原稿を白黒読みモードで読み取るか、前記原稿をカラー読みモードで読み取るかに応じて前記クロック信号の周期を変更することを特徴とする請求項7ないし12のいずれか一項に記載の読取装置。

請求項14

原稿が載置されるトレイと、前記トレイに載置かれた原稿を読取位置に搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動するモータと、前記読取位置を通過する前記原稿を読み取るセンサと、前記センサが前記原稿を読み取る読取間隔を制御するクロック信号を生成する生成手段と、前記搬送手段によって搬送される前記原稿のサイズを決定するサイズ決定手段と、前記モータの回転速度と前記クロック信号の周期との組み合わせを定義する複数のテーブルを記憶する記憶手段と、前記センサが前記原稿を読み始める前に前記原稿の読取解像度が確定した場合、前記記憶手段に記憶されている第1テーブルにしたがって前記モータの回転速度および前記クロック信号の周期を制御し、前記センサが前記原稿を読み始める前に前記原稿の読取解像度が確定しない場合、前記記憶手段に記憶されている第2テーブルにしたがって前記モータの回転速度および前記クロック信号の周期を制御する制御手段とを有することを特徴とする読取装置。

請求項15

原稿が載置されるトレイと、前記トレイに載置かれた原稿を読取位置に搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動するモータと、前記読取位置を通過する前記原稿を読み取るセンサと、前記センサが前記原稿を読み取る読取間隔を制御するクロック信号を生成する生成手段と、前記搬送手段によって搬送される前記原稿のサイズを決定するサイズ決定手段と、前記センサが前記原稿を読み始める前に、前記原稿の読取解像度が確定した場合、前記確定した読取解像度に応じて前記モータの回転速度および前記クロック信号の周期を制御し、前記センサが前記原稿を読み始める前に、前記原稿の読取解像度が確定しない場合、前記原稿の幅に応じた複数の読取解像度のうちで最大の解像度に応じて前記クロック信号の周期を制御するとともに、前記サイズ決定手段により決定された前記原稿のサイズに応じた読取解像度で前記モータの回転速度を制御する制御手段と、前記センサによる読み取り結果から生成された画像データに応じた画像をシートに形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形成装置

請求項16

原稿が載置される載置手段と、前記原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する駆動手段と、前記読取位置を通過する前記原稿を入力倍率に従って読み取る読取手段と、前記読取手段が前記原稿を読み取る読取間隔を制御するクロック信号を生成する生成手段と、前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像データを記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶されている前記画像データを出力倍率に従って出力する出力手段と、前記搬送手段、前記読取手段および前記出力手段を制御する制御手段と、前記出力手段から出力された画像データに応じた画像をシートに形成する画像形成手段と、を有し前記制御手段は、前記読取手段が前記原稿を読み取る前に前記原稿の出力倍率が確定した場合は前記原稿の入力倍率と前記原稿の出力倍率とを一致するように前記クロック信号の周期と前記駆動手段の回転速度を制御し、前記読取手段が前記原稿を読み取る前に前記原稿の出力倍率が確定しない場合、前記読取手段が対応可能な複数の入力倍率のうち相対的に大きな入力倍率で前記読取手段に前記原稿を読み取らせように前記クロック信号の周期と前記駆動手段の回転速度を制御し、前記読取手段が前記原稿を読み取っている間に前記原稿の出力倍率が確定すると、当該確定した出力倍率で前記出力手段に前記原稿の画像データを出力させることを特徴とする画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、読取装置および画像形成装置に関する。

背景技術

0002

複写機等の画像読取装置は自動原稿給装装置(ADF:Automatic Document Feeder)により読み取り対象となる原稿を1枚ずつ搬送しながら読み取る。複写機は、指定されたサイズのシートに原稿を複写するために、原稿から取得された画像のサイズを、シートのサイズに整合させる変倍処理を実行する。そのため、画像読取装置は原稿のサイズを検知しなければならない。また、画像読取装置は、変倍処理の倍率に応じて出力する画像のサイズを決定する。画像読取装置は、原稿を搬送しながら原稿のサイズを検知するため、原稿の読取を開始したときには倍率に応じた出力画像のサイズを確定できない。A4サイズとA3サイズといったサイズの異なる複数の原稿がADFに混載されたときにも、自動的にそれぞれの倍率が決定されることがある。特許文献1によれば、原稿のサイズと、原稿を複写されるシートのサイズとが確定すると、これらから画像の倍率を決定することが記載されている。

先行技術

0003

特開2004−104187号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで原稿のサイズをA4と推定したにもかかわらず、実際の原稿サイズがA3と判明することがある。これはA4原稿の長辺とA3原稿の短辺とが一致しているためである。このような場合に、推定サイズに基づいて決定された倍率は、判明したサイズに応じた倍率に変更されなければならない。

0005

画像の変倍(解像度変換)はイメージリーダで実現されてもよいし、イメージリーダから出力された画像を受け取って所定の画像処理を実行する画像処理部で実行されてもよい。前者では、画像読取装置が、原稿の搬送速度や画像センサを駆動するクロック周波数を変更したり、原稿から取得された画像のライン間引いたりすることで、変倍処理を実現する。ただし、原稿混載における各原稿の倍率が100%や50%などのように、倍率の違いが整数倍であれば、画像のラインを間引くことで変倍処理が実現可能である。クロックの周波数を変更するには画像センサをリセットしなければならない。そのため、ジョブ間ではクロックの周波数を変更することは可能であるが、一つのジョブ内の原稿間でクロックの周波数を変更することは生産性スループット)の低下を招く。そこで、本発明は、サイズの異なる複数の原稿を読み取るジョブに対して変倍処理を行う場合において、スループットが低下することを抑制することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明によれば、
原稿が載置されるトレイと、
前記トレイに載置かれた原稿を読取位置に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を駆動するモータと、
前記読取位置を通過する前記原稿を読み取るセンサと、
前記センサが前記原稿を読み取る読取間隔を制御するクロック信号を生成する生成手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記原稿のサイズを決定するサイズ決定手段と、
前記センサが前記原稿を読み始める前に、前記原稿の読取解像度が確定した場合、前記確定した読取解像度に応じて前記モータの回転速度および前記クロック信号の周期を制御し、前記センサが前記原稿を読み始める前に、前記原稿の読取解像度が確定しない場合、前記原稿の幅に応じた複数の読取解像度のうちで最大の解像度に応じて前記クロック信号の周期を制御するとともに、前記サイズ決定手段により決定された前記原稿のサイズに応じた読取解像度で前記モータの回転速度を制御する制御手段と
を有することを特徴とする読取装置が提供される。

0007

また、本発明によれば、
原稿が載置される載置手段と、
前記原稿を読取位置へ搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を駆動する駆動手段と、
前記読取位置を通過する前記原稿を入力倍率に従って読み取る読取手段と、
前記読取手段が前記原稿を読み取る読取間隔を制御するクロック信号を生成する生成手段と、
前記読取手段により読み取られた前記原稿の画像データを記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶されている前記画像データを出力倍率に従って出力する出力手段と、
前記搬送手段、前記読取手段および前記出力手段を制御する制御手段と、
前記出力手段から出力された画像データに応じた画像をシートに形成する画像形成手段と、を有し
前記制御手段は、前記読取手段が前記原稿を読み取る前に前記原稿の出力倍率が確定した場合は前記原稿の入力倍率と前記原稿の出力倍率とを一致するように前記クロック信号の周期と前記駆動手段の回転速度を制御し、前記読取手段が前記原稿を読み取る前に前記原稿の出力倍率が確定しない場合、前記読取手段が対応可能な複数の入力倍率のうち相対的に大きな入力倍率で前記読取手段に前記原稿を読み取らせように前記クロック信号の周期と前記駆動手段の回転速度を制御し、前記読取手段が前記原稿を読み取っている間に前記原稿の出力倍率が確定すると、当該確定した出力倍率で前記出力手段に前記原稿の画像データを出力させる
ことを特徴とする画像形成装置が提供される。

発明の効果

0008

本発明によれば、サイズの異なる複数の原稿を読み取るジョブに対して変倍処理を行う場合において、スループットが低下することを抑制することが可能となる。

図面の簡単な説明

0009

画像読取装置の一例を示す断面図
画像形成装置を示す図
ADFの平面透視
グループの一例を示す図
各幅グループに所属するサイズの一例を示す図
原稿サイズの推定が当たりであった例を示す図
原稿サイズの推定が当たりではなかた例を示す図
原稿サイズの確定手順を示すフローチャート
ジョブを設定するためのUIの一例を示す図
原稿サイズ、シートサイズおよび倍率の一例を示す図
コマンドの一例を示す図
速度テーブルの一例を示す図
読取処理を示すフローチャート
速度テーブルの一例を示す図
CPUなどの機能の一例を示す図
CPUなどの機能の一例を示す図

実施例

0010

図1に示された読取装置100は、原稿Sを搬送するADF110と原稿を読み取るイメージリーダ120とを有している。読取装置100は、たとえば、複写機や複合機など、画像形成装置の読取装置であってもよい。読取装置100はドキュメントリーダーイメージスキャナ、画像読取装置、原稿読取装置と呼ばれてもよい。

0011

<イメージリーダ>
イメージリーダ120は、プラテンガラス126に載置された原稿Sをスキャナユニット122により読み取る固定読みモードを有している。イメージリーダ120は、ADF110により搬送される原稿Sをスキャナユニット122により読み取る流し読みモードも有している。固定読みモードでスキャナユニット122は副走査方向に移動するが、原稿Sは移動しない。一方、流し読みモードではスキャナユニット122はリードローラ6の直下に静止し、原稿Sが副走査方向に搬送される。また、スキャナユニット122は流し読みガラス121を介して原稿Sを読み取る。原稿Sは読取位置127を通過する際に読み取られる。

0012

スキャナユニット122は原稿Sの表面を照明する光源である複数のLED123を有している。ミラー124は原稿Sからの反射光を画像センサ125まで導く光学系を構成している。光学系にはレンズなどの集光部品が含まれてもよい。画像センサ125は原稿の表面を1ラインずつ読み取る。

0013

<ADF>
ADF110は、1枚以上の原稿Sを積載する原稿トレイ30を有している。原稿トレイ30には原稿Sの副走査方向の長さを検知する長さセンサ22、23が設けられていてもよい。なお、副走査方向は原稿トレイ30に載置かれた原稿が搬送される搬送方向に対応する。給紙ローラ1は原稿Sを給紙するローラである。分離ローラ2と分離パッド21は、給紙ローラ1により給紙された複数の原稿Sのうち、最も上に位置する原稿Sのみを分離して搬送する。トレイセンサ14は、原稿トレイ30に原稿Sが載置されているかどうかを検知する。引抜ローラ3は、分離ローラ2よりも原稿Sの搬送方向で下流に配置され、原稿Sを搬送する搬送ローラである。レジストローラ4は引抜ローラ3よりもさらに下流に配置され、原稿Sを搬送する搬送ローラである。なお、レジストローラ4は原稿Sの斜行補正する。上流ローラ5はレジストローラ4のさらに下流に配置され、原稿Sを搬送する搬送ローラである。リードローラ6は上流ローラ5よりもさらに下流に配置され、原稿Sを搬送する搬送ローラである。原稿Sは、流し読みガラス121とリードローラ6との間(読取位置127)を通過する際に、画像センサ125によって読み取られる。下流ローラ7は流し読みガラス121よりも下流に配置され、原稿Sを排紙ローラ12に搬送する。排紙ローラ12は原稿Sを排紙トレイ13に排出する。

0014

原稿Sの搬送路には様々なシートセンサが配置されている。シートセンサ15は原稿Sの先端や後端を検知する。なお、原稿Sの先端が検知された時刻から後端が検知された時刻までの時間差に原稿Sの搬送速度を乗算することで、原稿Sの副走査方向(搬送方向)の長さが求められる。幅センサ16は、ADF110によって搬送されている原稿Sの幅を検知するシートセンサである。原稿Sの幅は、原稿Sの主走査方向の長さである。主走査方向とは、原稿Sの副走査方向(搬送方向)と直交した方向である。レジセンサ17は原稿Sの先端や後端を検知するシートセンサである。レジセンサ17の検知結果は各種の制御タイミングとして利用される。

0015

<制御システム
図2によれば画像形成装置200は、読取装置100、コントローラ210および出力ユニット220を備えている。CPU201は中央演算処理装置であり、メモリ202のリードオンリーメモリ(ROM)に記憶されている制御プログラムを実行することにより、読取装置100を制御する。メモリ202には、ランダムアクセスメモリ(RAM)や画像メモリが含まれている。

0016

CPU201は原稿搬送機能を実現するためにモータ、ソレノイドおよびクラッチなどを制御する。分離モータ204は、給紙ローラ1、分離ローラ2、引抜ローラ3およびレジストローラ4を駆動する駆動源である。読取モータ203は、上流ローラ5、リードローラ6、下流ローラ7および排紙ローラ12を駆動する駆動源である。CPU201には上述したトレイセンサ14、シートセンサ15、レジセンサ17、幅センサ16、24が接続されている。幅センサ16は、搬送されている原稿Sの幅を検知するが、幅センサ24は原稿トレイ30に載置されている原稿Sの幅を検知する。CPU201は、原稿Sの搬送中にシートセンサ15がONしてからOFFするまでの分離モータ204の駆動パルス数カウントすることで、原稿Sの搬送方向における長さを検知してもよい。CPU201は幅センサ16、24により原稿Sの幅を推定し、シートセンサ15や長さセンサ22、23により原稿Sの長さを推定する。また、CPU201は、原稿Sの幅と長さから、原稿Sのサイズ(例:A4、A3など)を判定する。

0017

CPU201には、画像読取機能を実現するために、LED123、画像センサ125などが接続されている。CPU201はクロック生成部205に所定の周波数のクロックを生成させて画像センサ125に供給する。画像センサ125は供給されたクロックにしたがって原稿Sからの反射光を光電変換して画像信号を生成して画像処理部206に出力する。画像処理部206は、画像信号に対してシェーディング補正を実行したり、各種のフィルタ処理を実行したりして、画像データを生成し、画像メモリに格納する。コントローラ210から画像データの送信指示を受信すると、CPU201は、画像メモリに格納されている画像データをコントローラ210へ送信する。

0018

コントローラ210は、CPU211、メモリ212、画像処理部213を備えている。CPU211はCPU201と画像読取制御に関するデータやコマンドを送受信する。メモリ212には、RAMや画像メモリが含まれている。CPU211は、読取装置100から受信した画像データを画像処理部213に渡す。画像処理部213は画像データに所定の画像処理(例:色空間の変換やガンマ補正)を施してから、メモリ212内の画像メモリに格納する。操作部214は操作者に対するメッセージを表示するディスプレイと、操作者からの指示を受け付けタッチパネルやボタンなどの入力装置を備えている。

0019

コントローラ210のCPU211は、出力ユニット220のCPU221を介して用紙選択部223に保持されているシートのサイズ情報を取得する。CPU211は、原稿Sのサイズと、シートサイズとに応じて変倍率を決定し、読取装置100に変倍率に応じた読取倍率(出力倍率)を指定する。これにより、オート倍機能が実現される。読取倍率は読取解像度に比例しているため、読取解像度と呼ばれてもよい。オート変倍機能とは、原稿Sのサイズと、シートサイズとに応じて画像がシート内に収まるように、画像の倍率を決定することである。このシートは原稿Sが複写されるシートである。出力ユニット220のCPU221は、コントローラ210から受信した画像信号に応じてプリンタ224を制御し、シートに画像を形成させる。メモリ222には、CPU221によって実行される、プリンタ224を制御するための制御プログラムが格納されている。

0020

<サイズの異なる複数の原稿が混載されているときのサイズ判定
図3はADF110を上から見た平面透視図である。操作者は原稿Sを原稿トレイ30に載置し、ガイド板25A、25Bを原稿Sの幅に合わせてセットする。この例のガイド板25A、25Bは原稿Sを中央に寄せ、かつ、原稿Sの搬送方向に沿った両辺を搬送方向に対して平行に揃える。幅センサ24(図3では不図示)はガイド板25A、25Bの間の幅を検知する。長さセンサ22は、長さセンサ22の上方に原稿Sがある場合はONとなり、無い場合はOFFとなる。同様に、長さセンサ23は、長さセンサ23の上方に原稿Sがある場合はONとなり、無い場合はOFFとなる。たとえば、搬送方向の長さが短い原稿Sが原稿トレイ30に載置されると、長さセンサ22がONとなり、長さセンサ23はOFFとなる。搬送方向の長さが長い原稿Sが原稿トレイ30に載置されると、長さセンサ22がONとなり、長さセンサ23もONとなる。CPU201またはCPU211はこれらのセンサの検知結果と、メモリ202またはメモリ212のROMに記憶されたているサイズ判定情報とをもとに、原稿トレイ30に載置された原稿Sのサイズを判定する。幅が同じ複数の原稿のみを混載できる混載機能(同幅混載と称す)では、CPU201は、幅センサ24により検知された幅を原稿Sの幅と決定して原稿Sのサイズ推定を行う。混載機能が有効にされている場合、長さセンサ22、23の検知結果は、サイズが異なる複数の原稿Sのうち副走査方向に最も長い原稿の長さを示すにすぎない。よって、各原稿Sの長さは、原稿Sを搬送することで検知される。

0021

一方、図3に示した幅センサ16は、4つのON/OFFセンサで構成され、搬送されている原稿Sの幅を検知するセンサである。原稿Sが4つのON/OFFセンサうちどのセンサを通過するかに応じて原稿Sの幅が検知される。幅が異なる複数の原稿Sを混載する混載機能では(異幅混載と称す)、CPU201は、原稿Sを幅センサ16の位置まで搬送した段階で、幅センサ24の検知結果と幅センサ16の検知結果とからCPU201は、原稿幅を決定し、サイズ推定を行う。

0022

図4は幅センサ24と幅センサ16の出力から推定される原稿幅(幅グループ)の一例を示す。たとえば、幅センサ24の検知結果がA4であり、幅センサ16の検知結果がすべてONであれば、CPU201はこの検知結果を、A4を意味する幅グループ1に分類する。図4においてかっこ内の数字はグループ番号を示している。

0023

図5は、図4で推定された原稿幅から予測される原稿サイズの一例を示している。この例において、様々な定型サイズの原稿Sは、原稿幅に応じた9つの幅グループのいずれかに分類されている。各幅グループに所属する原稿サイズのほとんどはLARGE、SMLLのいずれかに分けられる。ただし、STMTの幅グループ(幅グループ8)には、3種類の原稿サイズが所属している。

0024

図6(A)ないし図6(C)はA3サイズの原稿SとA4サイズの原稿Sとが原稿トレイ30に混載されており、A4サイズの原稿Sが搬送されるケースを示している。図7(A)ないし図7(D)はA3サイズの原稿SとA4サイズの原稿Sとが原稿トレイ30に混載されており、A3サイズの原稿Sが搬送されるケースを示している。

0025

図6(A)で、搬送中の原稿Sが幅センサ16に到達すると、CPU201は幅センサ16から取得した幅情報に基づき現在搬送中の原稿SのサイズをA4と推定(予想または予測)する。図6(B)で、原稿Sの先端がレジセンサ17に検知されると、CPU201は、推定されたサイズの原稿Sの後端がシートセンサ15を通過するタイミングを演算する。たとえば、原稿Sの先端が図中の矢印の位置に到達したときに、原稿Sの後端がシートセンサ15を通過すると仮定される。あるいは、CPU201は、推定された原稿Sの搬送方向の長さから、シートセンサ15とレジセンサ17との間の距離を減算して差を求め、この差を原稿Sの搬送速度で除算することでタイマー値が求められる。このタイマー値には多少のマージン加算される。このタイマー値は、原稿Sの先端がレジセンサ17に検知されたタイミングから、原稿Sの後端がシートセンサ15を通過するタイミングまでの時間である。なお、原稿Sの先端がシートセンサ15に到達したときにタイマースタートさせる場合、原稿Sの搬送方向の長さからシートセンサ15とレジセンサ17との間の距離を減算する必要はない。なお、タイマーに代えて、モータに供給される駆動パルスパルス数をカウントするカウンタが採用されてもよい。

0026

図6(B)では原稿サイズがA4と推定され、かつ、実際にA4サイズの原稿Sが搬送されている。したがって、図6(C)が示すように、タイマーがタイマー値をカウントし終える前に、原稿Sの後端がシートセンサ15の位置を通過し、シートセンサ15の検知結果がOFFに変化する。これにより、CPU201は、原稿サイズの推定が正しかったと判定する。

0027

図7(A)でも、原稿Sが幅センサ16に到達すると、CPU201は幅センサ16から取得した幅情報に基づき原稿のサイズをA4と推定する。図7(B)で、原稿Sの先端がレジセンサ17に到達すると、CPU201は、推定されたサイズに基づきタイマー値を決定する。このタイマー値は、同一の幅情報、つまり、推定サイズに基づいて決定されているため、A4とA3とでは同じ値となる。図7では原稿サイズがA4と推定されてA3サイズの原稿Sが搬送されている。そのため、図7(C)のように、原稿Sの後端がシートセンサ15に到達する前にタイマーはタイマー値のカウントを終了する。つまり、タイマーが終了したときにシートセンサ15がまだONであるため、CPU201は、原稿サイズの推定が外れた(間違っていた)と判定する。

0028

<フローチャート>
図8は原稿サイズの確定手順を示すフローチャートである。ここではすでに原稿Sの搬送は開始されているものとする。また、CPU201は幅センサ24の検知結果を取得済みであるものとする。

0029

S801でCPU201は原稿Sの先端がシートセンサ15に到達したかどうかを判定する。原稿Sの先端が到達したことでシートセンサ15の検知結果がOFFからONに切り替わると、CPU201はS802に進む。S802でCPU201はタイマーをスタートさせる。

0030

S803でCPU201は幅センサ16の検知結果と幅センサ24の検知結果とに基づき、原稿Sのサイズを推定する。たとえば、CPU201は、幅センサ16の検知結果と幅センサ24の検知結果とに基づき、原稿Sの幅(幅グループ)を推定する。具体的には、幅センサ16の検知結果と幅センサ24の検知結果とに基づき図4に例示された幅グループテーブルを参照することで、幅グループが決定される。また、CPU201は、図5に示したサイズテーブルを参照し、推定した幅グループに対応する推定サイズを決定する。たとえば、CPU201は、SMALLに分類されているサイズを推定サイズに決定する。

0031

S804でCPU201は、推定されたサイズの原稿Sの後端がシートセンサ15を抜けるタイミングより少し後のタイミングを、判定タイミングTとして設定する。これは上述したタイマー値を設定することに相当する。判定タイミングTはタイマーのカウント値と比較される。

0032

S805でCPU201は原稿Sの後端がシートセンサ15を抜けたかどうかを判定する。まだ後端がシートセンサ15を抜けていない場合、CPU201はS806に進む。後端がシートセンサ15を抜けている場合、CPU201はS807へ進む。

0033

S806でCPU201はタイマーのカウント値に基づき判定タイミングTが到来したかどうかを判定する。たとえば、CPU201は、カウント値が判定タイミングTを超えたかどうかを判定する。まだ判定タイミングTが到来していなければ、CPU201は、S805に戻る。判定タイミングTが到来していれば、CPU201は807に進む。

0034

S807でCPU201は、原稿Sのサイズの推定が外れたと判定する。つまり、原稿Sの後端がシートセンサ15を抜ける前に推定判定タイミングTが経過したため、CPU201は、実サイズは推定サイズより大きいと判定する。これは、原稿Sの幅は正しいものの、副走査方向の長さが、より長いことを意味する。S811でCPU201は原稿Sのサイズを確定する。S807でサイズの推定が間違っていたため、CPU201は、サイズテーブルを参照し、同一の幅グループ内でより大きなサイズを、原稿Sのサイズとして確定する。たとえば、推定サイズがSMALL(A4)であった場合、実サイズはLARGE(A3)に確定される。

0035

S805で判定タイミングTが到来する前に後端がシートセンサ15を抜けると、CPU201は、S808に進む。S808でCPU201はタイマーのカウント値を距離(長さ)に換算し、推定長とほぼ一致しているかどうかを判定する。推定長とは、推定サイズの原稿Sの副走査方向の長さである。たとえば、CPU201は、カウント値と推定長との差分が一定誤差の範囲内かどうかを判定する。カウント値と推定長との差分が誤差の範囲内であれば、カウント値と推定長とがほぼ一致しているため、CPU201はS809に進む。S809でCPU201は、推定されたサイズが正しかったと判定する。S811でCPU201は推定サイズを実サイズに確定する。

0036

S808でカウント値と推定長との差分が誤差の範囲内でなければCPU201はS810に進む。S810でCPU201は推定が外れたと判定する。つまり、CPU201は、実際の原稿Sのサイズは推定サイズより小さいと判定する。S811で、CPU201は、S807でサイズの推定が間違っていたため、CPU201は、サイズテーブルを参照し、同一の幅グループ内でより小さなサイズを、原稿Sのサイズとして確定する。

0037

ここで、図5のサイズテーブルにおいて幅グループ8だけが3つのサイズ(STMT、LTRR、LGL)を含んでいる。仮に原稿Sのサイズを、長さが一番短いSTMTと推定すると、CPU201は、S806で後端がシートセンサ15を抜ける前に判定タイミングTが到来したときに、原稿SのサイズがLTRRとLGLのいずれが正しいサイズかを判定できない。したがって、S803でCPU201は、推定された幅が幅グループ8であれば、推定サイズをLTPRに決定する。S804でCPU201はLTPRの長さに応じて判定タイミングTを決定する。S806で後端がシートセンサ15を抜ける前に判定タイミングTが到来すると、CPU201は、原稿SのサイズをLGLに確定できる。S809で推定あたりと判定すると、S811でCPU201は原稿SのサイズをLTPRに確定する。S810で原稿Sのサイズをもっと小さいと判定すると、S811でCPU201は原稿SのサイズをSTMTに確定する。このように幅グループに属するサイズが3つあれば、CPU201は、真ん中(MID)のサイズを推定サイズに決定する。

0038

<オート変倍機能>
図9は原稿混載とオート変倍の設定に関するユーザインタフェース(UI)の一例を示している。UI901aないしUI901eは操作部214に表示される。画像形成も画像読取も実行していないスタンバイ時にCPU211は操作部214にUI901aを表示する。

0039

UI901aには設定状態を示す状態表示部940と、倍率の設定を指示するボタン943、用紙の選択を指示するボタン942、混載を指示するボタン941が設けられている。CPU211は混載を指示するボタン941が操作者により操作されたことを検知すると、操作部214にUI901bを表示する。UI901bは混載設定画面である。ボタン944は、すべての原稿Sの幅が同じである同幅混載を設定するボタンである。ボタン945は、幅の異なる複数の原稿Sを混載する異幅混載を設定するボタンである。操作者はどちらかのボタンを押した後で、設定を確定するためのOKボタン946を操作する。

0040

UI901aにおいて操作者が用紙を選択するためのボタン942を押下すると、CPU211は、操作部214にUI901cを表示する。UI901cは用紙選択画面である。CPU211は、用紙選択部223が保持する用紙のサイズ情報にしたがってサイズを選択するボタン947をUI901cに配置する。操作者はUI901cで、原稿Sを複写されるシートのサイズを選択し、OKボタン946により選択を確定する。OKボタン946が押されると、CPU211はUI901aを操作部214に表示する。

0041

UI901aにおいて倍率を設定するためのボタン943が押下されると、CPU211は操作部214にUI901dを表示する。UI901dは倍率設定画面である。UI901dには倍率を指定するボタン948に加え、倍率の自動選択を指定するボタン950などが設けられている。ボタン948により、倍率が指定されている場合、原稿Sのサイズやシートのサイズに関わらず倍率は指定倍率となる。たとえば、原稿サイズが出力サイズ以下であれば、原稿の全体が指定倍率でシートに形成される。原稿サイズが出力サイズを超えていれば、原稿の一部が指定倍率でシートに形成される。操作者がボタン950を押下すると、CPU221は倍率の設定を自動選択(オート変倍)に設定する。自動選択とは、入力された原稿Sのサイズを、操作者により指定されたシートのサイズに合わせて自動的に原稿Sの画像を拡大または縮小することである。UI901eは、一連の設定が完了した状態のUIを示している。混載を示すボタン941は、操作者により選択されていることを強調するために、強調表示されている。この例では、プリンタ224により画像を形成されるシートのサイズはA4であり、倍率は「自動」に設定されている。

0042

図10(A)ないし図10(C)は混載機能とオート変倍とが設定された場合の倍率変化の例を示している。図10(A)が示すように、この例は、B5Rサイズの原稿とB6サイズの原稿とが原稿トレイ30に混載されている。UI901cで出力サイズはA4に設定されている。UI901dでオート変倍機能が有効にされている。図10(B)が示すように、B5Rの原稿をA4のシートに回転せずに出力する場合、画像が欠けることなく原稿の画像の全面をシートに形成するための倍率は81%である。図10(C)が示すように、B6の原稿をA4のシートの前面に出力する場合の倍率は162%である。

0043

本実施例では、操作者などにより指定された倍率を達成するために、読取装置100とコントローラ210とがそれぞれ変倍処理を実行する。倍率設定のうち50%、100%、200%の3種類の倍率は「読取倍率」として読取装置100で実現される。また、コントローラ210における変倍処理の倍率は「変倍率」である。たとえば、図10(B)の例では、読取装置100は読取倍率を100%に設定してB5Rの原稿を読み取り、コントローラ210が原稿の画像を変倍率81%で変倍することで、トータルで81%の倍率が達成される。また、読取装置100が読取倍率を200%でB6の原稿を読み取り、コントローラ210が81%の変倍率で画像を変倍することで、トータルで162%の倍率が達成される。

0044

コントローラ210のCPU211はジョブ開始コマンドの後に送信される、各ページごとの読取要求コマンドに読取倍率を設定して、読取装置100に通知してもよい。この読取倍率はページごとに以下のように決定される。コントローラ210が読取装置100に給紙要求コマンド発行すると、読取装置100が給紙応答コマンドを返す。給紙応答コマンドには、S803で推定された原稿Sのサイズ(推定サイズ)が含まれている。コントローラ210は、出力サイズと通知された推定サイズとからトータル倍率、読取倍率および変倍率を演算する。図10(A)が示すようなケースで、読取装置100が給紙応答で推定サイズを[B5R]と返したとする。コントローラ210はシートサイズがA4であるため、トータル倍率を81%と求める。さらに、コントローラ210は、読取装置100の読取倍率を100%に決定し、コントローラ210の変倍率を81%に決定する。コントローラ210は読取要求コマンドに読取倍率として100%を設定し、読取要求コマンドを読取装置100に送信する。

0045

ここで、原稿Sの読取中に原稿Sのサイズが推定サイズと異なるB6と確定した場合を考える。この場合、画像のデータを画像メモリに格納しているときに、実際に必要な読取倍率が200%であったことが判明する。読取装置100により原稿Sから生成された画像を画像処理により拡大出力すると、初めから拡大して読みとった場合と比較して、画質劣化する。そのため、オート変倍が指定されると、原稿Sのサイズの推定結果に応じて倍率が変化する可能性がある場合、コントローラ210は読取倍率に実現可能な最大の読取倍率を設定する。この例で、読取装置100は最大の読取倍率(入力倍率)である200%で原稿を読み取る。推定サイズがB6であったにもかかわらず、確定サイズがB5Rに決定されると、読取装置100は、確定サイズに応じた読取倍率(出力倍率)となるように、画像を間引きながらコントローラ210に出力する。

0046

コントローラ210が読取倍率を最大倍率に設定するためには、読取装置100が、サイズテーブルにおいて、同一の幅グループに属している複数のサイズのうち、より小さいサイズを推定サイズとしてコントローラ210に通知すればよい。たとえば、幅センサ16、24により推定された原稿の幅がB6であれば、幅グループは幅グループ4に決定される。サイズテーブルによれば、幅グループ4にはB6とB5Rとが含まれるため、推定サイズはより小さいB6に決定される。シートサイズがA4であれば、出力倍率は162%に決定されるため、読取倍率が200%に設定される。画像の縮小処理は画像の拡大処理と比較して画質の劣化が少ないからである。

0047

図11はコントローラ210と読取装置100との間で送受信されるコマンドを示している。コントローラ210はジョブの開始を通知するために読取装置100にジョブ開始コマンドを送信する。ジョブ開始コマンドには、様々なパラメータが含まれる。「倍率確定」は、ページごとに倍率が変わるジョブの時にOFFとなり、変わらないときONとなるパラメータである。「倍率」は、ジョブ全体に指定される単一の読取倍率である。倍率確定がONであるときに、すべての原稿が「倍率」パラメータにより指定された同一の読取倍率で読み取られる。オート変倍のように、ページごとに読取倍率が変わる可能性があるジョブでは、「倍率」には0%が設定される。「混載モード」は、原稿の混載が実行されるか否かを示すパラメータである。1は原稿が混載されることを意味し、0は同一サイズの原稿が載置されることを意味する。「混載モード」が1に設定されていても、オート変倍が有効でなければ、ジョブ中に読取倍率が変わらない。このケースでは「倍率確定」がONに設定される。さらに、混載とオート変倍とが組み合わされたジョブであっても、出力サイズによってはあらかじめ読取倍率が確定されてもよい。

0048

ジョブ開始コマンドを受信した読取装置100はジョブ応答コマンドを送信する。ジョブ応答コマンドには、画像読取の実行可否を示す「準備完了」パラメータなどが含まれる。

0049

読取可能なこと(準備完了)を示すジョブ応答コマンドを受信したコントローラ210は給紙要求コマンドを読取装置100に送信する。給紙要求コマンドを受信した読取装置100は給紙を実行し、給紙応答コマンドを送信する。給紙応答コマンドには、給紙が完了したことを示すパラメータなどが含まれる。また、給紙応答コマンドには、上述した推定サイズを示すパラメータが含まれている。

0050

給紙応答コマンドを受信したコントローラ210は、推定サイズに基づき読取倍率を演算し、読取倍率を示すパラメータを含む読取要求コマンドを送信する。読取要求コマンドを受信した読取装置100は読取倍率で原稿を読み取って画像データを生成し、画像メモリに格納する。このとき、読取装置100が読み取る原稿の長さは、幅グループに属する複数のサイズのうち最大サイズ(LARGE)に相当する副走査長である。これは、サイズの推定が外れても、画像の欠損をなくすためである。推定サイズがA4であってもA3サイズの画像を生成することで、確定サイズがA3のときにも画像の欠損が発生しない。また、確定サイズがA4であれば、読取装置100はA4相当の画像をコントローラ210に出力すればよい。

0051

このように、画像を読み取っている最中に、図8に示した手順により原稿サイズが確定する。読取装置100は、確定サイズ(実サイズ)が推定サイズに等しかった場合、画像メモリから画像データを読み出してコントローラ210への出力を開始する。実サイズに応じた画像データの出力が完了すると、読取装置100は読取応答コマンドをコントローラ210に送信する。読取応答コマンドには、「終了状態」を示すパラメータが含まれている。このパラメータは、読取終了や原稿のジャムが発生したことなどを示すパラメータである。なお、実サイズが推定サイズと違っていた場合、読取装置100は画像データの出力を開始せず、すぐに、読取応答コマンドで「終了状態」としてサイズ違いを通知してもよい。

0052

<速度テーブルの切替
図12(A)、図12(B)は読取装置100における倍率ごとの搬送速度、画像センサ125の読取速度、および倍率の組み合わせを示す速度テーブルを示している。とりわけ、図12(A)はジョブ開始時に読取倍率が確定する場合の設定例を示している。ここでは入力倍率は推定サイズに基づき決定された読取倍率である。出力倍率は実サイズに基づき決定された読取倍率である。搬送速度は原稿Sの搬送速度である。読取速度は画像センサ125に供給される1ラインごとの水平同期信号(以下Hsync)の周期を所望の解像度で換算された値である。たとえば、Hsyncの周期が100usecであり、解像度が600dpiならば、読取速度は以下のように求められる。

0053

(25.4[mm/inch]/600[line/inch])÷(0.0001[sec/line])=423.3[mm/sec]・・・・・(1)
入力間引きとは、画像センサ125が出力する1ラインごとの画像データを所定の間引率で間引いてから画像メモリに格納することをいう。出力間引きとは、画像メモリから1ラインずつ画像データ出力するときに所定の間引率で画像データを間引くことをいう。

0054

読取装置100からコントローラ210に出力される画像の倍率(出力倍率)は、搬送速度と読取速度の組み合わせにより求められる。

0055

出力倍率= (搬送速度÷読取速度)×入力間引き率×出力間引き率×100[%]・・・・・(2)
図12(A)が示す倍率の考え方を説明する。V1は読取速度の最速値である。V2は搬送速度の最速値である。V3は読取装置100からコントローラ210への画像データの転送速度の最速値である。一例として、各速度は比例関係になく、各速度の大小関係がV1>V2>V3であるものとする。また、V3>(V1/2)と仮定する。

0056

<100%>:このケースで律速となるのは最も遅い転送速度V3である。よって、搬送速度、読取速度ともV3に設定することで、変倍なしの画像が生成される。

0057

<50%>:画像データの転送量が1/2になるため、搬送速度V2が律速となる。この例では読取速度がV2に設定され、生成された画像データについて入力間引きが実行される。つまり、2ラインのうち1ラインだけが画像メモリに格納される。これにより50%の変倍画像が生成される。

0058

<200%>:画像を拡大するためには、読取速度を搬送速度の2倍に設定する必要がある。したがって、読取速度V1が律速となる。搬送速度が読取速度の1/2である「V1/2」に設定されると、200%の画像が生成される。

0059

図12(A)によれば、倍率が50%であるときの読取速度はV2に設定される。倍率が100%のときの読取速度がV3に設定される。倍率が200%のときの読取速度がV1に設定される。コントローラ210により「倍率確定=OFF」が通知されると、ページ毎に倍率が異なる可能性がある。この場合、図12(A)に示された速度テーブルでは、読取装置100において倍率が変わるたびに読取速度も変更しなければならない。

0060

搬送速度は原稿1枚ごとに変更可能であるが、読取速度の変更を原稿1枚ごとに行うことは困難である。読取速度を変更するには、一度、画像センサ125をリセット(再起動)しなければならい。つまり、CPU201は画像センサ125へのクロックの供給を停止し、さらに画像センサ125へ電源から供給されている電力を停止しなければならない。その後、読取速度が設定されると、CPU201は画像センサ125に電源からの電力の供給を再開し、クロックの供給も再開しなければならない。このため読取速度の変更にはかなりの待ち時間が発生する。さらに、読取速度の変更に起因してページ間での画像の濃度が一様にならないこともある。したがって、同一のジョブ内では、読取速度をジョブ開始時に指定した速度に維持し、その代わりに搬送速度を1枚ごとに切り替えることで、所望のオート変倍を実現することが有利であろう。

0061

図12(B)は改良された速度テーブルを示している。コントローラ210がジョブ開始コマンドで「倍率確定=OFF」を指示した場合、読取装置100はこの速度テーブルを採用する。たとえば、混載とオート変倍とを組み合わせたジョブではこの速度テーブルが選択される。

0062

図12(B)の速度テーブルでは読取速度は、倍率に依存せずに、最も遅い速度V3に設定される。これによりジョブ内での画像センサ125のリセットが不要となる。

0063

<100%>:搬送速度、読取速度ともV3に設定される。これにより変倍なしの画像が生成される。推定が外れて読取倍率が50%に変更された場合、画像メモリからの出力される画像データについて2ラインのうち1ラインを間引く、出力間引きを適用することで、倍率が50%の画像データが生成される。

0064

<50%>:搬送速度、読取速度ともV3に設定される。画像センサ125により生成された画像データに入力間引きを適用することで、50%の倍率の画像データが生成される。50%の倍率の画像データがコントローラ210において縮小されることはない。

0065

<200%>:搬送速度は読取速度の1/2である「V3/2」に設定される。これにより。200%の倍率の画像データが生成される。サイズ推定が外れて読取倍率が200%から100%に変更されても、出力間引きにより、100%の倍率の画像データが生成される。

0066

このように、ジョブ開始コマンドにより通知される「倍率確定=ON」のジョブと「倍率確定=OFF」のジョブとで、読取装置100は、変倍機能を実現するための速度テーブルを切り替える。すなわち、通常ジョブでは、図12(A)に示したように、読取装置100が最速で動作できるパラメータの組み合わせ選択可能な第1テーブルが採用される。つまり、コントローラ210により指示されたた倍率に基づき、ジョブ開始時に搬送速度および読取速度(Hsyncの周期など)が設定される。一方、オート変倍等の「倍率確定=OFF」が指示されると、図12(B)が示すような第2テーブルが採用される。混載とオート変倍が組み合わせられたときに、サイズの推定がはずれても、効率よく、画像データを生成することが可能となる。

0067

<混載+オート変倍時動作チャート
図13は画像読取処理をフローチャートである。この処理は、操作部214により混載機能が選択され、コントローラ210からジョブ開始コマンドを受信すると、CPU201により実行される。また、CPU201は、図8に示した原稿サイズの確定手順を図13に示したフローチャートと並列に実行する。

0068

S1301でCPU201はジョブ開始コマンドに含まれている倍率確定のパラメータがオンであるかを判定する。倍率確定がオンであれば、CPU201はS1302に進む。S1302でCPU201は通常の速度テーブル(第1テーブル)を選択する。CPU201は、図12(A)に示した通常の速度テーブルから取得した読取速度で画像センサ125およびLED123の初期化処理を実行し、ジョブ応答コマンドを送信する。上述したように、ジョブ開始コマンドに含まれている倍率パラメータにより指定された倍率に対応した読取速度が通常の速度テーブルから決定される。たとえば、倍率が100%であれば、読取速度はV3に決定される。その後、CPU201はS1304に進む。一方で、オート変倍機能が選択された結果として倍率確定がオフであれば、CPU201はS1303に進む。S1303でCPU201は混載用の速度テーブル(第2テーブル)を選択する。CPU201は、図12(B)に示した混載用の速度テーブルから取得した読取速度で画像センサ125およびLED123の初期化処理を実行し、ジョブ応答コマンドを送信する。この時点では倍率が未確定であるため、読取速度はV3に設定される。その後、CPU201はS1304に進む。

0069

S1304でCPU201はコントローラ210から給紙指示があったかどうかを判定する。たとえば、CPU201は、給紙要求コマンドを受信したかどうかを判定する。給紙要求コマンドを受信すると、CPU201はS1305に進む。S1305でCPU201は分離モータ204と読取モータ203の回転を開始することで、原稿Sの搬送を開始する。また、CPU201は原稿Sの長さ検知を実行する。CPU201は選択した速度テーブルから取得した搬送速度となるように分離モータ204と読取モータ203を駆動する。

0070

S1306でCPU201は幅センサ24の検知結果と幅センサ16の検知結果とに基づき原稿Sの幅を検知する。S1307で原稿Sの幅に基づき原稿Sのサイズを推定し、推定サイズを通知する。たとえば、CPU201は、推定サイズを給紙応答コマンドに搭載してコントローラ210に送信する。

0071

S1308でCPU201はコントローラ210から読取要求コマンドを受信したかどうかを判定する。読取要求コマンドを受信するとCPU201はS1309に進む。なお、読取要求コマンドを受信する前に原稿Sの先端が読取位置127に到達しそうであれば、CPU201は、原稿Sの搬送を一時的に停止してもよい。

0072

S1309でCPU201は読取要求コマンドにより指定されたページごとの倍率に基づいて搬送速度を設定し、原稿Sの読み取りを開始する。たとえば、推定サイズがA4であれば、実際のサイズはA3である可能性がある。そのため、指定倍率が100%であれば、入力倍率を100%に設定する。搬送速度はV3に設定される。CPU201は読み取った画像を画像メモリに入力して行く。S1310でCPU201は、原稿Sの実サイズ(確定サイズ)を、図8に示した原稿サイズの確定手順から取得する。

0073

S1311でCPU201は、推定サイズと実サイズとが一致しているかどうかを判定する。推定サイズと実サイズが一致していなければ、CPU201はS1302に進む。S1320でCPU201は、読取動作を継続しながら、推定が外れたことをコントローラ210に通知する。たとえば、CPU201は、推定がはずれたことを示すパラメータを搭載した読取応答コマンドをコントローラ210に送信する。S1321でCPU201はコントローラ210からの給紙要求コマンドを再び受信するまで待機する。給紙要求コマンドを再度受信すると、CPU201はS1322に進む。S1322でCPU201は実サイズをコントローラ210に通知する。たとえば、CPU201は、実サイズを示すパラメータを搭載した給紙応答コマンドをコントローラ210に送信する。S1323でCPU201は、再度の読取要求コマンドを受信するのを待つ。読取要求コマンドを受信すると、CPU201はS1324に進む。S1324でCPU201は実サイズと読取要求コマンドにより指定されたページごとの倍率に基づき、画像の出力設定修正する。たとえば、推定サイズがA4であり、実サイズがA3であれば、CPU201は、出力間引きを適用する。その後、CPU201は、S1313に進む。なお、S1311でサイズの推定が正解であったと判定すると、CPU201は、S1312に進む。S1312でCPU201は推定サイズとページごとの倍率に基づき、画像の出力設定を実行する。たとえば、推定サイズがA4であり、かつ、実サイズもA4であり、かつ、倍率が100%であれば、出力間引きを適用しない出力設定を実行する。

0074

S1313でCPU201は、出力設定に基づいて画像メモリからコントローラ210への画像の出力を開始する。S1314でCPU201は、1ページ分の画像を出力すると、コントローラ210に読取応答コマンドを送信する。S1315でCPU201は、トレイセンサ14の検知結果に基づき次原稿が原稿トレイ30にあるかどうかを判定する。CPU201は、次原稿なければジョブを完了し、次原稿があればS1301以降の処理を次原稿について繰り返す。

0075

本実施例によれば、混載された複数の原稿を読み取る画像読取装置において、読取開始前に読取倍率が確定する場合、確定した読取倍率について最もスループットが高くなる搬送速度と読取速度の組み合わせが採用される。一方、読取開始前に読取倍率が確定しない場合、ジョブ開始時に最大の読取倍率が実現可能なように読取速度が設定される。さらに、1ページごとに実際の読取倍率に応じた搬送速度と間引きが設定される。これにより、画像品質の低下を抑えつつ、高いスループットが実現される。

0076

[実施例2]
実施例1では、読取速度が倍率に応じて切り替えられていた。実施例2では、さらに、画像センサ125が倍率と読取モード(カラー読みモードと白黒読みモード)に応じて読取速度が決定される。カラー読みモードはCLモード、白黒読みモードはBWモードと呼ばれてもよい。

0077

図14(A)はカラー読みモードと白黒読みモードとで異なる読取速度を適用するための速度テーブルの一例を示す。この速度テーブルはジョブの開始時に倍率が確定されるときに使用される第1テーブルである。白黒読みモードだけでなく、カラー読みモードでも読取倍率ごとに最も高いスループットが達成されるように、搬送速度と読取倍率が決定される。カラー読みモードで、読取倍率が50%であれば、この速度テーブルにしたがって、CPU201は搬送速度をV2に設定し、読取速度をV2/2に設定する。カラー読みモードで、読取倍率が100%であれば、この速度テーブルにしたがって、CPU201は搬送速度をV4に設定し、読取速度をV4に設定する。白黒読みモードの速度テーブルは図12(A)に示した速度テーブルと同じである。

0078

図14(B)はカラー読みモードと白黒読みモードとで異なる読取速度を適用するための速度テーブルの一例を示す。この速度テーブルはジョブの開始時に倍率が確定されないときに使用される第2テーブルである。ここで、V1>V2>V3>V4が成り立っている。白黒読みモードの速度テーブルは図12(B)に示した速度テーブルと同じである。

0079

読取装置100の搬送速度の最大値V2は読取モードによる違いはない。しかし、画像センサ125の読取速度は読取モードよる差がある。この例ではカラー読みモードでの読取速度の最大値はV4[mm/sec]である。白黒読みモードでの読取速度の最大値はV2[mm/sec]である。

0080

CPU201はジョブ開始コマンドに含まれる読取モードを指定するパラメータに応じて速度テーブルを選択し、選択した速度テーブルに従って搬送速度、読取速度、間引きの有無を決定する。とりわけ、ジョブの開始時に倍率が確定されないときは、CPU201は、推定サイズに基づく最大倍率を設定する。上述したように推定サイズがA4であれば、実サイズはA3の可能性があるため、入力倍率が100%に設定される。また、倍率にかかわらず読取速度はV4に設定される。実サイズがA4に確定すると、CPU201は出力倍率を50%に決定し、出力間引きを適用する。また、実サイズがA3に確定すると、CPU201は出力倍率を100%に決定し、出力間引きを適用しない。

0081

<まとめ>
図15は読取装置100のCPU201の機能などを示している。これらの機能の一部またはすべてはASICFPGAなどのハードウエアにより実現されてもよい。コマンド処理部1501は、上述したジョブ開始コマンド、給紙要求コマンドおよび読取要求コマンドの受信と解析を実行する。また、コマンド処理部1501は、上述したジョブ応答コマンド、給紙応答コマンドおよび読取応答コマンドの作成と送信を実行する。選択部1502は、ジョブ開始コマンドにより指定されたジョブの内容に応じて速度テーブルの選択を実行する。搬送制御部1503は、パラメータ制御部1509により指定された搬送速度で原稿Sが搬送されるよう読取モータ203や分離モータ204を制御する。読取制御部1504はパラメータ制御部1509により指定された読取速度(読取解像度)で画像を取得するようにクロック生成部205、画像センサ125およびLED123を制御する。読取解像度と出力倍率とは対応している。推定部1505は幅センサ16の検知結果や幅センサ24の検知結果に基づき原稿Sのサイズを推定する。特定部1506は、推定部1505に含まれる機能であり、推定部1505は幅センサ16の検知結果や幅センサ24の検知結果に基づき、原稿Sが所属しうる幅グループを特定する。実サイズ決定部1507は、幅センサ16の検知結果とタイマー1508により測定された原稿Sの長さに基づき原稿Sの実サイズを決定する。パラメータ制御部1509は、コマンド処理部1501によりコマンドから取得されたパラメータや、選択部1502により選択された速度テーブルなどにしたがって、搬送制御部1503に搬送速度を指定したり、読取制御部1504に読取速度を指定したりする。また、パラメータ制御部1509は、コマンド処理部1501によりコマンドから取得されたパラメータや、選択部1502により選択された速度テーブルなどにしたがって、画像処理部206に入力間引きの有無や出力間引きの有無を設定する。画像処理部206の入力間引部1511は、入力間引きを実行するように設定されると、画像センサ125の読取結果から生成される画像データに対して、指定された間引き率で画像データを間引きながら画像メモリ1521に格納する。画像処理部206の出力間引部1512は、出力間引きを実行するように設定されると、画像メモリ1521から画像データを読み出して出力する際に、指定された間引き率で画像データを間引きながら出力する。テーブルメモリ1522は、図12図14に示したような、選択部1502によって選択可能な複数の速度テーブルを保持している。

0082

図16はコントローラ210に搭載されるCPU211の機能などを示している。コマンド処理部1601は、UI部1602を通じて入力された指示情報に応じてジョブ内容を決定し、ジョブ内容に応じたジョブ開始コマンドを作成して送信する。コマンド処理部1601は、UI部1602を通じて入力された指示情報に応じてジョブ内容を決定し、ジョブ内容に応じたジョブ開始コマンドを作成して送信する。コマンド処理部1601は、ジョブ応答コマンドを受信すると給紙要求コマンドを作成して送信する。コマンド処理部1601は、給紙応答コマンドを受信すると、当該コマンドに含まれている推定サイズや実サイズを倍率決定部1603に出力する。コマンド処理部1601は、倍率決定部1603から指定された読取倍率(入力倍率や出力倍率)を含む読取要求コマンドを作成して送信する。また、コマンド処理部1601は、読取応答コマンドを受信し、読取が正常終了したのか、ジャムが発生したのかを判定したり、推定サイズの間違いが発生したのかを判定したりする。推定サイズの間違い(不正解)が発生すると、コマンド処理部1601は、倍率決定部1603から指定された実サイズに応じた読取倍率(出力倍率)を含む読取要求コマンドを作成して送信する。UI部1602は、操作部214のディスプレイにジョブを設定するためのUIを表示したり、操作部214のタッチパネルからの入力信号(指示情報)をコマンド処理部1601に出力したりする。倍率決定部1603は、シートのサイズと原稿Sの推定サイズとに応じて原稿Sの入力倍率を決定する入力倍率決定手段として機能する。また、倍率決定部1603は、シートのサイズと原稿Sの実サイズに応じて出力倍率を決定する出力倍率決定手段として機能する。また、倍率決定部1603は、読取装置100の読取倍率と、変倍部1611で実行される変倍処理の変倍率とを決定する。上述したようにオート変倍における最終的な倍率(トータル倍率)は、読取装置100の読取率と変倍部1611の変倍率との組み合わせにより実現される。そのため、倍率決定部1603は、シートのサイズと原稿Sの実サイズに応じてトータル倍率を決定し、さらに、トータル倍率に応じて出力倍率と変倍部1611の倍率とを決定する。倍率決定部1603は、変倍部1611では縮小処理が実行されるように読取装置100の出力倍率と変倍部1611の変倍率とを決定する。

0083

さらに、実施例1、2と図15図16との関係も以下のように要約される。原稿トレイ30は原稿Sが載置される載置手段の一例である。給紙ローラ1、分離ローラ2、リードローラ6などの搬送機構は、原稿Sを読取位置127へ搬送する搬送手段の一例である。スキャナユニット122は読取位置127を通過する原稿Sを入力倍率に従って読み取る読取手段の一例である。

0084

図15が示すように、画像メモリ1521は、スキャナユニット122により読み取られた原稿Sの画像データを記憶する画像記憶手段の一例である。画像処理部206は画像メモリ1521に記憶されている画像データを出力倍率に従って出力する出力手段の一例である。CPU201は搬送機構、スキャナユニット122および画像処理部206を制御する制御手段の一例である。出力ユニット220は画像処理部206から出力された画像データに応じた画像をシートに形成する画像形成手段の一例である。

0085

CPU201は、スキャナユニット122が原稿Sを読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定した場合は原稿Sの入力倍率と原稿Sの出力倍率とを一致させる。これは、コマンド処理部1501が、倍率が確定していることを示すジョブ開始コマンドを受信したケースである。CPU201は、スキャナユニット122が原稿Sを読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定しない場合、スキャナユニット122が対応可能な複数の入力倍率のうち相対的に大きな入力倍率でスキャナユニット122に原稿Sを読み取らせる。これは、コマンド処理部1501が、倍率が確定していないことを示すジョブ開始コマンドを受信したケースである。さらに、CPU201は、スキャナユニット122が原稿Sを読み取っている間に原稿Sの出力倍率(読取倍率)が確定すると、当該確定した出力倍率で画像処理部206に原稿Sの画像データを出力させる。これにより、一つのジョブ内で入力倍率を一定に維持することが可能となるため、スキャナユニット122を再起動する必要がない。また、実サイズに応じて出力倍率が入力倍率よりも小さくなるように制御されるため、画像品質の低下が生じにくい。

0086

幅センサ16は搬送機構により搬送される原稿Sの幅を検知する幅検知手段の一例である。推定部1505は、幅センサ16や幅センサ24により検知された幅に基づき原稿の推定サイズを決定する推定手段の一例である。倍率決定部1603は、シートのサイズと原稿の推定サイズとに応じて原稿の入力倍率を決定する入力倍率決定手段の一例である。タイマー1508は搬送機構により搬送される原稿Sの長さを検知する長さ検知手段の一例である。実サイズ決定部1507は、幅センサ16などにより検知された幅とタイマー1508により検知された原稿Sの長さに応じて原稿Sの実サイズを決定するサイズ決定手段の一例である。倍率決定部1603は、実サイズに応じて出力倍率を決定する出力倍率決定手段の一例である。なお、倍率決定部1603は、入力倍率の偶数分の1となるように出力倍率を決定してもよい。この場合、ある入力倍率にしたがって生成された画像データからライン単位でデータを間引くことで、実サイズに応じた出力倍率の画像データが生成される。よって、画質の劣化が少ない。

0087

幅センサ24は、原稿トレイ30に載置された複数の原稿Sの幅のうちで最大の幅を測定する測定手段の一例である。推定部1505は、幅センサ16により検知された幅と幅センサ24により測定された幅との組み合わせに応じて推定サイズを示す幅グループを特定してもよい。実サイズ決定部1507は、推定部1505により特定された幅グループに属する複数の原稿サイズのうち、タイマー1508により検知された原稿Sの長さに応じた原稿サイズを実サイズに決定してもよい。これにより、様々なサイズの原稿Sが混載されていても、各原稿Sの実際のサイズを正確に特定することが可能となる。

0088

操作者が変倍率を直接指定した場合など、スキャナユニット122が原稿Sを読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定している場合(確定ケース)は、原稿Sの入力倍率は原稿Sの出力倍率と一致する。これは原稿Sのサイズにかかわらず、出力倍率が一定に維持されるからである。一方で、オート変倍機能が有効にされた場合など、スキャナユニット122が原稿を読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定していない場合(未確定ケース)がある。この場合、スキャナユニット122が対応可能な複数の入力倍率のうち相対的に大きな入力倍率でスキャナユニット122が原稿Sを読み取っておく。画像処理部206は、原稿Sの出力倍率が確定すると、当該確定した出力倍率で原稿Sの画像データを出力する。これにより、原稿の読み取りや複写に関するスループットが低下しにくくなる。

0089

画像処理部206は、確定した出力倍率が入力倍率よりも小さければ、画像データを間引きながら出力する。これにより画質の劣化を少なくしつつ、高速に画像の縮小を実現できる。

0090

読取モータ203や分離モータ204は搬送機構を駆動するモータの一例である。クロック生成部205は、スキャナユニット122による原稿Sの読取間隔(サンプリング間隔)を制御するクロック信号を生成し、スキャナユニット122に供給する生成手段の一例である。なお、クロック信号は同期信号(Hsync)や基準信号と呼ばれてもよい。

0091

CPU201は確定ケースでは確定出力倍率を実現可能な原稿Sの搬送速度とクロック信号の周期との複数の組み合わせのうちで原稿Sの読取に関するスループットが最大となる組み合わせで読取モータ203や分離モータ204、幅センサ16を制御する。これにより、ADF110の搬送能力とイメージリーダ120の読取能力とを生かしてより高いスループットが実現される。CPU201は、未確定ケースでは、相対的に大きな入力倍率を実現する搬送速度とクロック信号の周期との組み合わせで読取モータ203や分離モータ204とクロック生成部205とを制御する。これにより、実サイズに応じて出力倍率が変更されても、搬送速度とクロック信号の周期を変更せずに済むため、読み取りに関するスループットの低下が小さくなる。

0092

テーブルメモリ1522は複数のテーブルを記憶するテーブル記憶手段の一例である。図12図14に示したように、これらのテーブルは、入力倍率、出力倍率、搬送速度、クロック信号の周期、画像メモリ1521に入力される画像データの間引きの設定、画像メモリ1521から出力される画像データの間引きの設定との組み合わせを保持する。CPU201(選択部1502)は、スキャナユニット122が原稿Sを読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定しているかどうかに応じて、複数のテーブルから一つのテーブルを選択する。予め制御パラメータをテーブルかしておくことで演算量が削減され、CPU201の負荷が減少する。上述したように、クロック信号の周期(周波数)は読取ジョブごとに変更可能な制御パラメータである。これは、クロック信号の周期を変更するには、画像センサ125の再起動が必要になることが原因である。また、原稿Sの搬送速度は、読取ジョブ内の原稿ごとに変更可能な制御パラメータである。原稿Sを読み取っている途中で搬送速度を変更すると、副走査方向(搬送方向)において画像が伸縮してしまうことがあるからである。

0093

上述したように、シートに対する原稿Sの変倍率が操作者により指定されている場合に、スキャナユニット122が原稿Sを読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定する。たとえば、原稿トレイ30にサイズの異なる複数の原稿Sが載置され、かつ、シートに対する複数の原稿Sの変倍率が操作者により指定されている場合に、スキャナユニット122が原稿を読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定する。一方、原稿トレイ30にサイズの異なる複数の原稿が載置され、かつ、シートに対する複数の原稿Sの変倍率が操作者により指定されない場合に、スキャナユニット122が原稿Sを読み取る前に原稿Sの出力倍率が確定しない。このようなケースは、原稿トレイ30にサイズの異なる複数の原稿Sが載置される混載機能が設定され、かつ、シートに対する複数の原稿Sの倍率が実サイズとシートのサイズとに従って決定されるオート変倍機能が設定されている場合である。これは、オート変倍が指定されると、原稿Sの実サイズが確定しない限り、原稿Sの出力倍率が確定しないからである。

0094

変倍部1611は画像処理部206から出力された画像データを変倍する変倍手段の一例である。画像形成装置200は、出力倍率と変倍部1611の倍率との組み合わせにより、原稿Sの画像がシートに収められる。

0095

実施例2に関して説明したように、CPU201は、スキャナユニット122が原稿Sを白黒読みモードで読み取るか、原稿Sをカラー読みモードで読み取るかに応じてクロック信号の周期を変更してもよい。

0096

なお、上述した説明において出力倍率は原稿の読取解像度に置換されてもよい用語である。CPU201は、画像センサ125が原稿Sを読み始める前に、原稿Sの読取解像度が確定した場合、確定した読取解像度に応じてモータの回転速度およびクロック信号の周期を制御する。また、CPU201は、画像センサ125が原稿Sを読み始める前に、原稿Sの読取解像度が確定しない場合、原稿Sの幅に応じた複数の読取解像度のうちで最大の解像度に応じてクロック信号の周期を制御する。さらに、CPU201は、原稿の推定サイズに応じた読取解像度となるようにモータの回転速度を制御する。

0097

また、テーブルメモリ1522は、モータの回転速度とクロック信号の周期との組み合わせを定義する複数のテーブルを記憶する記憶手段の一例である。CPU201は、画像センサ125が原稿Sを読み始める前に原稿Sの読取解像度が確定した場合、テーブルメモリ1522に記憶されている第1テーブルにしたがってモータの回転速度およびクロック信号の周期を制御する。一方、CPU201は、画像センサ125が原稿Sを読み始める前に原稿Sの読取解像度が確定しない場合、テーブルメモリ1522に記憶されている第2テーブルにしたがってモータの回転速度およびクロック信号の周期を制御する。第1テーブルは、たとえば、図12(A)や図14(A)に示したような速度テーブルである。第2テーブルは、たとえば、図12(B)や図14(B)に示したような速度テーブルである。

0098

以上のように、本発明の原稿の読取方法によれば、原稿Sの実サイズが判明するまで読取装置での読取倍率が確定しないジョブが投入されたかどうかが判定される。当該ジョブが投入された判定されると、原稿Sの推定サイズに応じた最大の入力倍率で読み取って取得した画像データが画像メモリ1521に格納される。実サイズが判明すると、当該実サイズにしたがった読取倍率で画像メモリ1521から画像データが出力される。

0099

このように、CPU201は、センサが原稿を読み取る前に原稿の読取解像度が確定した場合は、クロック信号の周期とモータの回転速度とに応じた原稿の入力倍率と原稿の読取解像度に対応した出力倍率とを一致させる。CPU201は、センサが原稿を読み取る前に原稿の読取解像度が確定しない場合、センサが対応可能な複数の入力倍率のうち最大の解像度に対応した入力倍率でセンサに原稿を読み取らせる。さらに、CPU201は、センサが原稿を読み取っている間に原稿の読取解像度が確定すると、当該確定した読取解像度に対応した出力倍率で出力手段に原稿の画像データを出力させる。換言すれば、CPU201は、センサが原稿を読み始める前に、原稿の読取解像度が確定した場合、確定した読取解像度に応じてモータの回転速度およびクロック信号の周期を制御する。CPU201は、センサが原稿を読み始める前に、原稿の読取解像度が確定しない場合、原稿の幅に応じた複数の読取解像度のうちで最大の解像度に応じてクロック信号の周期を制御する。さらに、CPU201は、サイズ決定手段により決定された原稿のサイズに応じた読取解像度でモータの回転速度を制御する。

0100

30…原稿トレイ、110…ADF、122…スキャナユニット、1521…画像メモリ、201…CPU、224…プリンタ、200…画像形成装置

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