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技術 空気調和機

出願人 TOTO株式会社
発明者 肖為民山田聖
出願日 2016年8月26日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-165331
公開日 2018年3月1日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2018-031554
状態 特許登録済
技術分野 空気流制御部材 ユニットのエアフィルタ・熱交換器・箱体
主要キーワード 係合用開口 外方側部分 係止形態 上昇傾斜 屈曲度 吸排気装置 係止作業 被覆板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月1日)のものです。
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図面 (11)

課題

室内側に露出する化粧部材係止によって固定されている場合でも、化粧部材のがたつきによる騒音の発生を抑制可能な空気調和機を提供することを目的とする。

解決手段

本発明に係る空気調和機は、天井に設置され、ファンを回転させるモーターを内蔵する空気調和機において、空気調和機本体と、室内側に露出する化粧部材であって、前記化粧部材の裏面側から上方に突出する係止部を有する化粧部材と、前記天井に取り付けられると共に前記化粧部材が係止固定される被取付部材であって、前記化粧部材の前記係止部が係止される開口部を有する被取付部材と、を備え、前記係止部は、上方側の先端部に、外方に向かって膨出する複数の膨出部を有し、前記天井および前記被取付部材は、前記膨出部および前記化粧部材の周縁部によって挟持されるよう構成され、さらに、前記膨出部の下面は前記外方に向かって下降傾斜していることを特徴とする。

概要

背景

従来から、特許文献1のように、室内に露出する部材を係合によって他の部材に取り付けている空気調和機が知られている。

特許文献1には、室内側に露出する吸込口構造体の裏面から突出した弾性部材を、化粧パネルに設けられた係合用開口部である弾性部材係合穴に係合させることにより、吸込口構造体を化粧パネルに固定している。

概要

室内側に露出する化粧部材係止によって固定されている場合でも、化粧部材のがたつきによる騒音の発生を抑制可能な空気調和機を提供することを目的とする。本発明に係る空気調和機は、天井に設置され、ファンを回転させるモーターを内蔵する空気調和機において、空気調和機本体と、室内側に露出する化粧部材であって、前記化粧部材の裏面側から上方に突出する係止部を有する化粧部材と、前記天井に取り付けられると共に前記化粧部材が係止固定される被取付部材であって、前記化粧部材の前記係止部が係止される開口部を有する被取付部材と、を備え、前記係止部は、上方側の先端部に、外方に向かって膨出する複数の膨出部を有し、前記天井および前記被取付部材は、前記膨出部および前記化粧部材の周縁部によって挟持されるよう構成され、さらに、前記膨出部の下面は前記外方に向かって下降傾斜していることを特徴とする。

目的

本発明は、室内側に露出する化粧部材が係止によって固定されている場合でも、化粧部材のがたつきによる騒音の発生を抑制可能な空気調和機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

天井に設置され、ファンを回転させるモーターを内蔵する空気調和機において、空気調和機本体と、室内側に露出する化粧部材であって、前記化粧部材の裏面側から上方に突出する係止部を有する化粧部材と、前記天井に取り付けられると共に前記化粧部材が係止固定される被取付部材であって、前記化粧部材の前記係止部が係止される開口部を有する被取付部材と、を備え、前記係止部は、上方側の先端部に、外方に向かって膨出する複数の膨出部を有し、前記天井および前記被取付部材は、前記膨出部および前記化粧部材の周縁部によって挟持されるよう構成され、さらに、前記膨出部の下面は前記外方に向かって下降傾斜していることを特徴とする空気調和機。

請求項2

前記係止部は、前記膨出部と前記化粧部材の裏面とを繋ぐとともに、その一部に屈曲部を有する脚部を有していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。

請求項3

前記係止部は、前記化粧部材の前記周縁部よりも内方側かつ前記周縁部寄りに設けられ、前記複数の膨出部は、前記化粧部材の外周方向に沿って相対するよう設けられ、前記係止部は、前記膨出部と前記化粧部材の裏面とを繋ぐ脚部を有し、前記膨出部の下面は、前記化粧部材の外方側よりも内方側の方が下方に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。

請求項4

前記複数の膨出部が前記開口部に係止されている状態において、前記複数の膨出部同士の離間距離が小さくならないよう、前記複数の膨出部同士の離間距離を所定距離以上に維持する離間距離規制部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の空気調和機。

技術分野

0001

本発明は、空気調和機に関する。

背景技術

0002

従来から、特許文献1のように、室内に露出する部材を係合によって他の部材に取り付けている空気調和機が知られている。

0003

特許文献1には、室内側に露出する吸込口構造体の裏面から突出した弾性部材を、化粧パネルに設けられた係合用開口部である弾性部材係合穴に係合させることにより、吸込口構造体を化粧パネルに固定している。

先行技術

0004

特開2000−104944号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1の吸込口構造体は、リールやワイヤー等の吊り下げ構造体を使用しているが、コストダウン施工の手間を軽減させるためには、そのような吊り下げ構造体を使用せず、係止のみによって吸込口構造体を固定することが好ましい。しかし、特許文献1のように、弾性部材凸部を弾性部材係合穴に引っ掛け、吸込口構造体が化粧パネルにぶら下がるような係止形態では、寸法公差等の影響により発生する吸込口構造体と化粧パネルとの間の上下方向における隙間が生じるため、空気調和機のファンを回転させるモーター振動等により、吸込口構造体が上下に震動してしまい、騒音が発生してしまう恐れがある。

0006

本発明は、室内側に露出する化粧部材が係止によって固定されている場合でも、化粧部材のがたつきによる騒音の発生を抑制可能な空気調和機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明に係る空気調和機は、天井に設置され、ファンを回転させるモーターを内蔵する空気調和機において、空気調和機本体と、室内側に露出する化粧部材であって、前記化粧部材の裏面側から上方に突出する係止部を有する化粧部材と、前記天井に取り付けられると共に前記化粧部材が係止固定される被取付部材であって、前記化粧部材の前記係止部が係止される開口部を有する被取付部材と、を備え、前記係止部は、上方側の先端部に、外方に向かって膨出する複数の膨出部を有し、前記天井および前記被取付部材は、前記膨出部および前記化粧部材の周縁部によって挟持されるよう構成され、さらに、前記膨出部の下面は前記外方に向かって下降傾斜していることを特徴とする。

0008

本発明に係る空気調和機においては、膨出部の下面は外方に向かって下降傾斜しているため、膨出部の下面が開口部の外方に向かって下降傾斜していない場合に比べ、膨出部の下端と化粧部材の周縁部との上下方向の最短距離を小さく抑えることができる。これにより、膨出部と化粧部材とによって被取付部材および天井を挟み込むことが可能となる。このように挟み込んだ状態を作り出すことによって、ファンのモーター等により振動が生じたとしても、化粧部材の上下方向へのがたつきを抑制できるため、騒音の発生を抑制することができる。

0009

また、本発明に係る空気調和機では、前記係止部は、前記膨出部と前記化粧部材の裏面とを繋ぐとともに、その一部に屈曲部を有する脚部を有していることも好ましい。

0010

この好ましい態様では、係止部において、膨出部と化粧部材の裏面との間に屈曲部が形成されるため、開口部へ膨出部を挿入する際、屈曲部を中心として脚部に変形を生じさせることができる。したがって、脚部の根元ではなく、脚部の中でもより膨出部に近い位置で変形を生じさせることができる。これにより、開口部へ係止部の膨出部を挿入する際に、一時的に膨出部の下面を外方へ向かって上昇傾斜させた状態にしやすくなる。よって、開口部へ膨出部を挿入する際により少ない挿入量で係止部を開口部に係止させることが可能となり、係止作業性を向上させることができる。

0011

また、本発明に係る空気調和機では、前記係止部は、前記化粧部材の前記周縁部よりも内方側かつ前記周縁部寄りに設けられ、前記複数の膨出部は、前記化粧部材の外周方向に沿って相対するよう設けられ、前記係止部は、前記膨出部と前記化粧部材の裏面とを繋ぐ脚部を有し、前記膨出部の下面は、前記化粧部材の外方側よりも内方側の方が下方に位置することも好ましい。

0012

この好ましい態様では、膨出部の下面における、化粧部材の周縁部により近い外方側部分への応力集中を緩和し、脚部にかかる応力を均等化することができる。

0013

また、本発明に係る空気調和機では、前記複数の膨出部が前記開口部に係止されている状態において、前記複数の膨出部同士の離間距離が小さくならないよう、前記複数の膨出部同士の離間距離を所定距離以上に維持する離間距離規制部材を設けたことも好ましい。

0014

この好ましい態様では、離間距離規制部材によって、開口部に係止されている複数の膨出部の先端側が内方へ変位してしまうことが防止されるため、膨出部の下端と化粧部材の周縁部との間の上下方向の距離が大きくなってしまうことを防止できる。そのため、長期に亘って化粧部材の上下方向へのがたつきを抑制することができる。

発明の効果

0015

本発明の空気調和機によれば、室内側に露出する化粧部材が係止によって固定されている場合でも、化粧部材のがたつきによる騒音の発生を抑制することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の実施形態に係る空気調和機を設置した浴室の斜視図。
図1に示した空気調和機の表側の斜視図。
図1に示した空気調和機の裏側の斜視図
本発明の実施形態に係る空気調和機の化粧部材および被取付部材の分解斜視図。
本発明の実施形態に係る空気調和機の係止部の拡大斜視図。
図5に示す係止部の右側の側面図。
本発明の実施形態に係る空気調和機の係止部を被取付部材の開口部に係止する方法を説明するための模式図。
本発明の実施形態に係る空気調和機の化粧部材を被取付部材に取り付ける方法を説明するための模式図。
図8(c)における破線で囲まれたB部の拡大図。
本発明の実施形態の空気調和機を天井に取り付けた後の側断面図。

実施例

0017

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。

0018

本発明の実施形態である空気調和機5について図1図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態である空気調和機5を設置した浴室1の斜視図である。図2および図3はそれぞれ、図1に示した空気調和機5を表側から見た斜視図と、裏側から見た斜視図である。

0019

図1に示すように、空気調和機5は、浴室1の天井3に取り付けられる。図2図3に示すように、空気調和機5は、空気調和機本体7、化粧部材9、および被取付部材11を有している。

0020

空気調和機本体7は、吸排気装置13および吸排気装置13が浴室1内に露出するのを防ぐための被覆板15から構成されている。吸排気装置13は浴室内の空気吸引および浴室内への空気排出を行うためのファン(図示省略)と、ファンを回転させるためのモーター(図示省略)を備えている。

0021

図4は、化粧部材9および被取付部材11の分解斜視図である。また、図4には、天井3の一部(空気調和機5が取り付けられる部分)も示している。

0022

化粧部材9は四角形(例えば矩形)の枠状に構成され、浴室1の室内側から見て、天井3の開口29の周縁部31を隠蔽する。したがって、図2に示すように、化粧部材9の一部は浴室1の室内側に露出している。

0023

被取付部材11も四角形(例えば矩形)の枠状に構成され、図示しないネジ等よって天井3の裏側に固定されている。図3に示す空気調和機本体7は、被取付部材11に図示しないネジによって固定されている。化粧部材9は、後述するように、被取付部材11に係止固定されている。

0024

化粧部材9の裏面側には複数の係止部17が設けられ、これら複数の係止部17も含めた化粧部材9は樹脂(例えばポリプロピレン)で一体的に成形されている。係止部17は、化粧部材9の裏面側から上方に突出するように設けられている。

0025

化粧部材9には、8個の係止部17が設けられている。具体的には、四角い枠状の化粧部材9が有する4つの辺部において、各辺部の中央に1個の係止部が設けられ、化粧部材9が有する4つの角部のそれぞれにおいて、1個の係止部17が設けられている。すなわち、各辺部の中央および各辺部の延在方向の両端に係止部17が設けられている。

0026

被取付部材11は、化粧部材9の係止部17が係止される開口部19を有している。具体的には、各係止部17を係止可能なように、8個の開口部19を有しており、それぞれの開口部19は、各係止部17の位置に対応して形成されている。

0027

天井3には開口29が設けられており、被取付部材11は、この開口29の周縁部31に沿うようにして図示しないネジ等によって天井3の裏面側に固定される。そして、このようにして固定された被取付部材11に対し、天井3の開口29を介して、化粧部材9を係止させる。

0028

続いて、係止部17の構造について詳細に説明する。図5は、係止部17の拡大斜視図である。

0029

1つの係止部17は、一対の脚部23と、一対の膨出部21とを有する。これら脚部23および膨出部21は、樹脂で一体に成形されている。一対の脚部23は、枠状の化粧部材9の外周方向(1つの辺部の延在方向)に沿って離間して相対している(向き合っている)。一対の膨出部21も同様に、化粧部材9の外周方向に沿って離間して相対している(向き合っている)。

0030

脚部23は化粧部材9の裏面から上方に延びている。膨出部21は、係止部17の上方側の先端部に設けられている。脚部23は、膨出部21と化粧部材9の裏面との間に設けられ、膨出部21と化粧部材9の裏面とを一体に繋いでいる。

0031

膨出部21は脚部23よりも外方に膨出している。ここで、外方は、一対の膨出部21(一対の脚部23)が互いに向き合う側の反対側を表す。また、2つの膨出部21は、対応する1つの開口部19に係止されるものであって、膨出部21は、係止部17を開口部19に係止させた状態において、開口部19の外方に向かって膨出するよう構成されている。このように互いに外方に膨出している膨出部21の外面212は、脚部23の外面よりも外方に位置する。また、膨出部21の下面211は、外方に向かって下降傾斜するよう構成されている。

0032

脚部23は、高さ方向の略中央に屈曲部25を有している。一対の脚部23において、屈曲部25よりも下方(根元側)の下部の間隔は、屈曲部よりも上方の上部の間隔よりも小さい。脚部23の上部が、下部から外方に向けて折れ曲がっている。

0033

膨出部21の下面と、脚部23の外面との間に、コーナーが形成されている。

0034

脚部23は弾性を有しており、膨出部21に外力が加わったときに弾性変形する板ばねのように機能する。

0035

図5に示すように、係止部17には、離間距離規制部材として、連結具27が設けられている。連結具27は、開口部19に係止されている一対の膨出部21の離間距離が変わらないように一対の膨出部21を連結する。ここで、離間距離は、一対の膨出部21の内面または外面における同じ高さに位置する任意の箇所の間の距離を表す。

0036

連結具27は、一対の膨出部21のうちいずれか一方の膨出部21と一体に成形されている。すなわち、連結具27は、係止部17と同じ樹脂材料で一体に成形されている。なお、連結具27は、係止部17とは別体に構成してもよい。

0037

図5に示す例では、連結具27は一方(右方)の膨出部21の上端部(先端部)に対して薄肉部を介して一体に設けられ、その薄肉部を支点中心軸)にして、一対の膨出部21を連結する第1の状態と、一対の膨出部21を連結していない第2の状態とを選択可能に可動する。

0038

一対の膨出部21のうち、連結部27と一体結合していない方の膨出部21の上端部(先端部)には、嵌合凸部22が設けられている。一方、連結部27の先端部には、嵌合凸部22と嵌合可能な嵌合凹部28が設けられている。

0039

後述する図7(c)に示すように、連結部27の嵌合凹部28と、膨出部21の嵌合凸部22とが嵌合することで、連結部27は、一対の膨出部21どうしを連結する第1の状態をとる。

0040

図6は、図5に示す係止部17の右側の側面図である。

0041

係止部17が被取付部材11の開口部19に係止された状態で、膨出部21の下面211は、被取付部材11における開口部19周縁の上面に当接する。図6に示す破線は、その被取付部材11の上面の位置を表す。

0042

図6において、係止部17の右側が枠状の被取付部材11および同じく枠状の化粧部材9の内方側であり、左側が被取付部材11および化粧部材9の外方側である。膨出部21をその外面側から見た側面視において、膨出部21の下面211は被取付部材11の上面(破線)に対して傾斜しており、膨出部21の下面211における内方側の部分211bは、外方側の部分211aよりも下方に位置する。被取付部材11の上面に対する、膨出部21の下面211の傾斜角度は、例えば1°以下である。この下面211の傾斜は、化粧部材9を射出成形で一体的に成型する場合などに必ず発生する抜き勾配によって形成すると、成型後に傾斜を設けるための後加工を施す必要がなくなるため、製造コストを抑えることができる。また、このような方法で下面211に傾斜を形成する場合、金型から成型品を抜く際の抜きやすさを踏まえ、下面211の傾斜角度を0.5°以上に設定することが好ましい。

0043

続いて、係止部17を開口部19に係止する方法について説明する。

0044

図7(a)〜(c)は、化粧部材9の係止部17を、被取付部材11の開口部19に係止する方法を説明するための模式図である。図7(a)は、膨出部21を開口部19に挿入する前の状態を示す。図7(b)は、膨出部21を開口部19に挿入した後の状態を示す。図7(c)は、開口部19に係止した2つの膨出部21が連結具27で連結された状態を示す。

0045

図7(a)に示すように、係止部17を開口部19に挿入する前は、2つの膨出部21は連結具27によって連結されていない第2の状態にする。

0046

続いて、2つの膨出部21が開口部19へ入り込むように、係止部17を開口部19に挿入していく。その際、図7(b)の破線で示すように、2つの膨出部21の外面212が開口部19の周縁20と当接し、挿入するにしたがって2つの膨出部21の離間距離が小さくなっていくことで、2つの膨出部21は開口部19に挿入されていく。なお、2つの膨出部21の離間距離の変化は、弾性変形によって屈曲部25の屈曲度が小さくなる(屈曲が緩くなる)ことによって生じる。

0047

図7(b)の実線で示すように、2つの膨出部21が開口部19へ入り込んだ後は、弾性変形していた屈曲部25がもとの屈曲度に復元し、2つの膨出部21の下面211が被取付部材11の上面に乗り上がることで、膨出部21の下面211が開口部19の周縁20に引っ掛かり、係止部17が開口部19に係止した状態となる。

0048

そして、図7(c)に示すように、連結具27を回動させ、連結具27の嵌合凹部28と膨出部21の上端に設けられた嵌合凸部22とを嵌合させ、2つの膨出部21を連結した状態(第1の状態)にすることで、係止部17の開口部19への係止作業が完了する。

0049

図8(a)〜(c)は、化粧部材9を被取付部材11に取り付ける方法を説明するための模式図である。図8(a)は、係止部17を開口部19に挿入する前の状態を示しており、図8(b)は、全ての係止部17を対応する開口部19に挿入した後の様子を示しており、図8(c)は、連結具27によって、それぞれの係止部17における2つの膨出部21を連結した後の様子を示している。

0050

図8に示す順序によって、全ての係止部17をそれぞれに対応する開口部19に係止することで、予め開口29の周縁部31にネジ等によって固定された被取付部材11に化粧部材9を係止固定することができる。

0051

なお、被取付部材11の天井3への固定作業図7(a)〜(c)および図8(a)〜(c)に示す作業は、天井3を浴室1の上部に組み付ける前に行われる。したがって、膨出部21の開口部19への挿入作業、および連結具27による2つの膨出部21の連結作業を、作業者手元で行うことができる。

0052

図9は、図8(c)における破線で囲まれたB部の拡大図である。また、図10は、空気調和機5を天井3に取り付けた状態における、図8(c)の係止部17を右側から見た側断面図である。図9および図10に示すように、枠状の化粧部材9の周縁部であるフランジ部12の外方側端部は、天井開口29の周縁における天井3の表面に押し当たっている。そのフランジ部12の下面は、天井開口29の縁を隠す化粧面として機能する。

0053

また、1つの係止部17は、化粧部材9のフランジ部12よりも内方側であって、かつフランジ部12寄りの位置(フランジ部12の近傍)に設けられており、図9に示すように、膨出部21の下面211の外方側の端部が、被取付部材11の上面に押し当たっている。

0054

したがって、化粧部材9のフランジ部12と、膨出部21の下面211とで、天井3および被取付部材11を挟み込んでいる。フランジ部12の弾性変形による復元力が、膨出部21とフランジ部12との間で天井3および被取付部材11を挟み込む力を与える。

0055

本実施形態では、このように、下面211が外方に向かって傾斜している膨出部21と化粧部材9のフランジ部によって天井3および被取付部材11を挟持する構造となるため、ファンの回転や、ファンを回転させるモーターの駆動等により空気調和機本体7が振動しても、化粧部材9のフランジ部12の上下方向のがたつきを抑え、騒音の発生を抑制することができる。

0056

また、本実施形態では、係止部17において、膨出部21と化粧部材9の裏面との間に屈曲部25が形成されるため、開口部19へ膨出部21を挿入する際、屈曲部25を中心として脚部23に変形を生じさせることができる。したがって、脚部23の根元ではなく、脚部23の中でもより膨出部21に近い位置で変形を生じさせることができる。これにより、開口部19へ係止部17の膨出部21を挿入する際に、図7(b)の破線で示すように、一時的に膨出部21の下面を外方へ向かって上昇傾斜させた状態にしやすくなる。よって、開口部19へ膨出部21を挿入する際により少ない挿入量で係止部17を開口部19に係止させることが可能となり、係止作業性を向上させることができる。

0057

また、本実施形態では、複数の膨出部21が開口部19に係止されている状態において、複数の膨出部21同士の離間距離が小さくならないよう、複数の膨出部21同士の離間距離を所定距離以上に維持する連結具27を設けている。このように簡単な構成によって、複数の膨出部21が開口部19に係止されている状態において、開口部19に係止されている複数の膨出部21が内方へ変位してしまうことが防止されるため、化粧部材の落下を防止することができる。また、膨出部21の下端と、化粧部材9における天井開口29の周縁部31を覆っているフランジ部12との間の上下方向の最短距離Lが係止部17の変形等により経年的に大きくなってしまうことがなく、長期間に亘り化粧部材9の上下方向へのがたつきを抑制することができる。

0058

また、本実施形態では、連結具27は、2つの膨出部21のうち、いずれか一方の膨出部21と一体に成形されており、連結具27は、2つの膨出部21を連結する第1の状態と2つの膨出部21を連結していない第2の状態とを選択可能に回動するよう構成されている。したがって、2つの膨出部21を連結する際に、連結具27が落下したり、連結具27を紛失する恐れがないため、化粧部材9を被取付部材11に取り付ける際の作業性を向上させることができる。また、複数の膨出部21を開口部19に挿入する際には第2の状態にすることで挿入が容易となり、連結具27が膨出部21と一体に成形されていている場合でも、化粧部材9を係合する際の作業性が低下することもない。

0059

また、本実施形態では、図10に示すように、膨出部21の下面211における化粧部材9の内方側の部分211bを、化粧部材9の外方側の部分211aよりも下方に位置させている。より具体的には、膨出部21の下面211を、化粧部材9の外周方向に対して直交する方向において、化粧部材9の外方側から内方側へ下降傾斜するよう構成している。したがって、内方側の部分211bの方が、外方側の部分211aよりも被取付部材11の上面に対する押圧力が高くなる。外方側の部分211aは、被取付部材11の上面から浮いている、または、内方側の部分211bよりも弱い力で接している。

0060

以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。例えば、1つの係止部17あたりに複数設けられる膨出部21は2つに限らない。1つの係止部17あたり、複数の膨出部を周方向に所定間隔で設けてもよい。この場合、離間距離規制部材は、複数の膨出部同士が互いに内方に変位しないよう、複数の膨出部の離間距離を所定距離以上に維持するよう構成すれば良い。

0061

1:浴室
3:天井
5:空気調和機
7:空気調和機本体
9:化粧部材
11:被取付部材
12:フランジ部
13:吸排気装置
15:被覆板
17:係止部
19:開口部
20:周縁
21:膨出部
211:下面
212:外面
22:嵌合凸部
23:脚部
25:屈曲部
27:連結具(離間距離規制部材)
28:嵌合凹部
29:開口
31:周縁部

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  • 三菱電機株式会社の「 空気調和機の室内機」が 公開されました。( 2021/03/18)

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  • シャープ株式会社の「 空気調和機」が 公開されました。( 2021/03/18)

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