図面 (/)

技術 フロートを備えた吸泥口装置

出願人 井上虎男
発明者 井上虎男井上晃一
出願日 2016年8月22日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-161771
公開日 2018年3月1日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-031117
状態 特許登録済
技術分野 ショベル系を除いた土砂堀削機及び施工法
主要キーワード 吸水機構 着底状態 開口外周縁 釣り針状 開放連通 空気抜きバルブ 吸水筒 作業水
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

水中沈殿物回収除去作業を容易にするための装置を提供する。

解決手段

サクションホース先端に接続して、水底沈澱物吸入する吸口装置に、吸泥口が埋没閉塞しても吸泥を継続できる補吸水機構を備えると共に、該吸泥口装置を浮上させることのない浮力フロートを、該吸泥口装置に載置又は係留して、該装置が浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では所定の方向に着底起立して吸泥できるようにする。

概要

背景

水中沈澱物は、自然現象により発生し水中に堆積する沈澱物から、社会活動で発生する沈澱物まで、水のある所すべてに、それぞれに特徴のある沈殿物が存在し、回収や除去を必要とされる場合も多く、これ等沈殿物の回収除去には実に多くの種類の装置が提供されてはいるが、すべてを満足させるものではなく、直視できにくい水中で行われる作業では、現在においても経験やに頼る作業が多い。

概要

水中沈殿物の回収除去作業を容易にするための装置を提供する。サクションホース先端に接続して、水底沈澱物を吸入する吸口装置に、吸泥口が埋没閉塞しても吸泥を継続できる補吸水機構を備えると共に、該吸泥口装置を浮上させることのない浮力フロートを、該吸泥口装置に載置又は係留して、該装置が浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では所定の方向に着底起立して吸泥できるようにする。

目的

更に、沈澱物の回収や除去作業では、溜まり過ぎた沈殿物を処理することも多く、堆積で浅くなった水深から作業を開始できやすくした装置が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

揚送手段に接続連通した大略水平なサクションホースに接続する吸口管を、大略水平から下方に向け屈曲させた下方端に吸泥口を開口させ、該吸泥口管の水平部下辺と吸泥口開口端高低差を、該吸泥口開口外周縁から取扱沈澱物安息角度で延長した線が、該吸泥口管に接続するサクションホースの屈曲自在な位置の下縁に至る高さとし、併せて、該吸泥口管の垂直部と併設する形で、沈殿物の上方水を吸入できる補吸水筒を立設し、該補吸水筒の下方端は前記吸泥口内に開放連通させると共に、該吸泥口管及び補吸水筒の重心位置より上位には、該吸泥口管及び補吸水筒を浮上させることのない浮力フロートを載置又は係留して、該吸泥口管及び補吸水筒が、浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では所定の方向に着底起立して吸泥できるようにした吸泥口装置

請求項2

揚送手段に接続連通して垂下したサクションホースの下方端部に接続する吸泥口管を、下方に一定長さ延伸して吸泥口を開口させ、該吸泥口管と併設する形で、上方端に沈殿物の上方水を吸入できる補吸水筒を立設し、下方端は前記吸泥口内に開放連通させると共に、該吸泥口管及び補吸水筒の重心位置より高い位置には、該吸泥口管及び補吸水筒を浮上させることのない浮力のフロートを載置又は係留して、該吸泥口管及び補吸水筒が、浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では所定の方向に着底起立して吸泥できるようにした吸泥口装置。

請求項3

揚送手段に接続連通したサクションホースの先端部に接続する吸泥口管装置の上下方向吸泥口管部と、沈澱物の上方水を吸入する補吸水筒を間隔を離して立設し、該吸泥口管下方端と該補吸水筒の下方端間を、下辺にスリット状の吸泥口を長さ方向に開窄した集砂管で接続連通した吸泥口管装置に形成し、該吸泥口管装置の重心位置よりも高い位置に、該吸泥口管装置を浮上させることのない浮力のフロートを載置又は係留し、該吸泥口管装置が水中において所定の方向に着底起立して吸泥できるようにした吸泥口装置。

請求項4

揚送手段に接続連通した大略水平なサクションホースの先端に吸泥口管を接続し、該吸泥口管を下方に屈曲させて下方端に吸泥口を開口させ、該吸泥口管の水平部管下辺と吸泥口開口端の高低差を、該吸泥口開口端外周縁から取扱沈澱物の安息角度で延長した線が、該吸泥口管に接続するサクションホースの屈曲自在な位置の下縁に至る高さとし、該吸泥口管の重心位置よりも高い位置には、該吸泥口管を浮上させることのない浮力のフロートを載置又は係留して、該吸泥口管が、浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では所定の方向に着底起立して吸泥できるようにした吸泥口装置。

請求項5

サクションホースと吸泥口装置の接続部分を、管継手通水方向を軸に回動自在にして接続した、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかの吸泥口装置。

技術分野

0001

本発明は、ダム湖沼河川産業用施設水槽水処理装置等の水底沈殿物回収又は除去するための装置に関するものである。

背景技術

0002

水中沈澱物は、自然現象により発生し水中に堆積する沈澱物から、社会活動で発生する沈澱物まで、水のある所すべてに、それぞれに特徴のある沈殿物が存在し、回収や除去を必要とされる場合も多く、これ等沈殿物の回収除去には実に多くの種類の装置が提供されてはいるが、すべてを満足させるものではなく、直視できにくい水中で行われる作業では、現在においても経験やに頼る作業が多い。

先行技術

0003

特許3895505
特開2004−522877
特願2016−011674
特開2009−174196
特開平1−295926

発明が解決しようとする課題

0004

水中沈澱物の水力輸送方式による回収除去作業で使用される揚送手段には、落差排水、サイフォン排水遠心ポンプピストンポンプジェットポンプエアーリフトポンプ真空装置等があり、これ等を総称する場合には「ポンプ等」と称呼する。

0005

水中沈澱物のポンプ等による回収除去作業では、吸水管端吸口を沈澱物に近接させた適切な距離と吸水方向持続させることが最も重要であるけれども、小規模施設水槽でのポンプ等の吸泥口では定位置に開口させることが一般的であり、非常に狭い範囲の吸泥となり、撹拌羽根付き水中ポンプを使用する設備においても吸泥できる範囲は限られ、水槽の大部分は沈殿物が堆積したままとなりやすい課題がある。

0006

ポンプ等の吸泥口を沈澱物上に垂下して吸泥作業を行う場合においては、吸泥の進行に合わせて追従降下させるか、平面移動させて吸泥させる必要があるけれども、追従降下させることや、走行移動させることはそれなりの設備と熟練した操作、管理が必要であり、ダムにおける堆砂の排除や、海における海砂採取では、浚渫船作業船でのクレーンラダー操作に依り行う、追従降下や移動作業であり、波の影響もあり不安定な作業になりやすく、又、目視できない水底作業でもあり、タイムラグを伴う計器だよりの作業は、勘に頼る熟練を要する作業となる問題がある。

0007

更に、沈澱物の回収や除去作業では、溜まり過ぎた沈殿物を処理することも多く、堆積で浅くなった水深から作業を開始できやすくした装置が望まれている。

課題を解決するための手段

0008

本発明では、大量の沈殿物が深く堆積した状態においては、ポンプ等の吸水口管端から延伸し、沈澱物上を這う形のサクションホース屈曲可能な可撓管を指す言葉として使用する)先端に吸泥口管を接続し、該吸泥口管を水平から下向きに、取扱沈澱物の安息角度を考慮した一定長さ屈曲下降させた後、反転上昇させたU字管状にして、該U字管状の反転部下辺には吸泥口を下方に向け開口させ、反転上昇させた管の上方端には上方水を吸入する補吸水口を開口させた補吸水筒を形成し、該吸泥口管とサクションホースを接続する部分には、該吸泥口管水平部流線方向を軸に回動自在にした回動管継手を介在させて接続すると共に、該吸泥管水平部上位には、該吸泥口管及び補吸水筒を浮上させることなく、着底した水中で所定の方向に起立させるフロートを載置又は係留し、浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では垂下することなく着底起立し、自重沈下する形で追従吸泥する吸泥口装置とする。

0009

前段落で記載した「取扱沈澱物の安息角度を考慮した一定長さ」とは、該吸泥口管の反転部下辺に開口させた吸泥口の外周縁から、該吸泥口管に接続するサクションホースに向けて、取扱沈澱物の安息角度で延長した線が、該吸泥口管の接続部から離れたサクションホースの屈曲自在な位置の下縁に至る高さとなる高低差を指すものである。

0010

水深の深いダムや海での吸泥作業では、浚渫船や作業台船のポンプ等に接続垂下したサクションホース下方端に、吸泥口管をフランジで上下方向に接続し、該フランジから下方の吸泥口管を釣り針状に屈曲させて、最下位屈曲部下辺に吸泥口を開口させ、反転上昇する管部を崩落する沈澱物に埋没しない高さまで延伸して、沈澱物上方水を吸入できる補吸水口を開口させた補吸水筒とすると共に、該吸泥口管及び補吸水筒の重心位置より上位には、該吸泥口管及び補吸水筒を浮上させることなく水中で着底起立させるフロートを装着又は係留して、浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では、垂下することなく着底起立して、自重沈下する形で下方へ追従吸泥できる吸泥口装置とする。

0011

沈澱物の堆積で浅い水深となりやすい小規模施設用ポンプ等の場合では、ポンプ等から延伸し、水底沈澱物上を這う形のサクションホース先端に吸泥口管を接続し、該吸泥口管を水平から下向きに、取扱沈澱物の安息角度を考慮した一定長さ屈曲下降させ、下方端に吸泥口を開口させたL字形の吸泥口管を形成し、該吸泥口管とサクションホースを接続する管継手部分には、接続部の流線方向を軸に回動自在にした回動管継手を介在させて接続すると共に、該吸泥口管の重心位置より上位には、該吸泥口管を浮上させることなく起立させる浮力のフロートを装着又は係留して、該吸泥口管の吸泥口ガードの下方端が着底した水中で所定の方向に起立できるようにして、浅い水深では倒伏傾斜して吸泥でき、深い水深では着底起立して水底沈澱物を吸入できるようにした吸泥口装置とし、ワイヤー又はロープを該吸泥口装置に締結して、槽外からも容易に移動できるようにする。

発明の効果

0012

前述するような本発明装置は、ダムの流入口や砂防堰、或いは、沈澱物の発生量の多い産業施設水槽において、水深の浅い時から、該装置を倒伏傾斜させて投入放置する形で設置し、必要に応じて適時移動させる程度の作業で、沈澱物の堆積抑制や回収除去作業を行うことができ、作業中の操作を大幅に軽減できる。

0013

ダム湖や海のように水深の深いところで行なう浚渫作業や砂採取作業、特にポイント浚渫や採砂作業では、吸泥の進行と共に周辺沈澱物が崩れ込みやすくなり、吸泥口は埋没閉塞、吸泥を繰り返しながら作業することになるけれども、前述するような補吸水機能を備えた本発明装置では、埋没時においても最低限の通水路を維持し、補吸水口からの上方水を一連の管内通水状態で直接的に吸泥口に吸入させることで、埋没、閉塞、吸泥、開放が円滑に続行でき、自重沈下しながらの吸泥作業がスムースに進行できる。

0014

このことは、沈澱物堆積深さが深い所の作業では、吸泥口装置を着底させた後は、垂下するワイヤーを緩めて、自重と吸入圧により追従降下させて吸泥させることができ、作業船の揺れ水位変化の影響も受け難くなり、作業船のワイヤー操作は著しく軽減される。

0015

小規模施設における水槽等では、幾分の浮力を備えた本発明吸泥口装置は、槽外からのロープによる移動取り扱いが容易となり、沈澱物の堆積しやすい所に人力で移動できるケースも多くなり、堆積深さが深い所では移動し放置吸泥させることや、堆積深さの浅い水槽では、人力でスイング移動させての清掃的吸泥作業を、フロッグ状沈澱物から砂、砂利に至るまでの沈澱物で行いやすくなる等の経済的効果は大きい。

図面の簡単な説明

0016

第1実施例装置の砂防堰での使用状況を示す図である。
第1実施例装置を示す図であり、図中の(イ)図は接続面から見た正面図であり、図中の(ロ)図は側面を示す図である。
図中の(ハ)図は第1実施例装置の倒伏状態を示す図であり、図中の(二)図は第1実施例装置と沈澱物安息角度との関係を示す図である。
第2実施例装置を示す図であり、図中の(ホ)図は側面図を示し、(へ)図は(ホ)図のA−A上視図である。
第3実施例装置の側面図である。
第4実施例装置を示す図であり、図中(ト)図は側面図であり、(チ)図は(ト)図のB−B部断面を示す。
第5実施例装置を示す図であり、図中の(リ)図は接続側正面図を示し、(ヌ)図は側面図である。
第5実施例装置を水槽に使用する状態を示す図である。

0017

以下、本発明の実施形態を図1図8に基づいて説明する。

0018

本発明の第1実施例装置である吸泥口装置1は、図2の(イ)に接続側から見た正面図を示し、(ロ)に側面図を示し、該装置を満砂した砂防堰に使用する形態を図1に示すように、沈殿物上のサクションホースに接続しやすく流線方向を水平にしたホースニップル16を、回動自在に保持する回動フランジ15Bにより吸泥口管11のフランジ15と接続した後、該吸泥口管11を下方に屈曲させ、一定長さ降下させて反転上昇させたU字管状に形成し、最下位反転部の吸水管13下方に吸泥口cを開口させると共に、先端側上昇管部である補吸水筒12の上位にはフロート14を備えて、上方端を開口させ補吸水口dとしたものである。

0019

フロート14に必要な浮力は、図3(ハ)に図示すように、吸泥口装置1が倒伏した状態において、該吸泥口装置1の質量が該装置の重心位置に加わり、該装置の下方端が吸泥口cの下辺gで接地する時、該装置重心位置接地位置g間で生じる該装置を倒伏させようとするトルクよりも、載置するフロート14の浮力の重心位置と接地位置g間で生じる、該装置を起立させようとするトルクの方を大きく選定して、該吸泥口装置1が着底した水中で起立できる浮力に設定する。

0020

又、フロート14の浮力は、該吸泥口装置1が沈澱物中に自重で押し込まれる形で得られる吸泥効果を増減させることもあり、対象沈澱物の性状作業方法等も考慮して決めるものである。

0021

更に、図3(二)に図示するように、サクションホース65下辺と最下位の吸泥ガード17間の高さhは、該吸泥口装置1の吸泥作業が進行し、当該沈澱物の安息角度θに応じた窪みができた時に、該窪みの上端縁iがフランジ15Bで保持するホースニップル16から十分に離れ、屈曲容易なサクションホース65下辺部分に接する高さとしたものである。

0022

以上のような吸泥口装置1を図1に示すように、満砂した砂防堰60の堆砂63を下流に流下させる作業に使用する場合では、揚送手段に落差及びサイホン排水を使用し、堰堤61の通水口62部分には、サイホン管66の管上辺以上の高さまで水位を上げられるように、土のう又は仮堰板を用いて嵩上げを行い、又、堆砂63上に、図3(ハ)図に示す該吸泥口装置1が倒伏した状態で没水できる窪みを掘削する等して該吸泥口装置1を投入没水させ、堰堤61の下流側壁に垂下したサイホン管66との間をサクションホース65で接続連通したものである。

0023

上流からの流入水に依って、砂防堰60が満水し、落差排水に依って吸泥口装置1が通水を開始すれば、吸泥口cからの吸入水に周辺の堆砂が混合吸入されるようになり、吸砂の進行にともなう窪みの深まりに依って吸泥口装置1は、回動フランジ15B部で回動起立しながら吸泥し、下向きになった吸泥口cは更に吸砂しやすくなる。

0024

吸砂が進行し、窪みが深くなってもフランジ15に接続するサクションホース65と吸泥口c間には高さhの高低差があるために、該窪みの周縁部iの堆砂に支障されること無く、サクションホース65は容易に屈曲し、フロート14で起立し、常に着底状態の吸泥口cは、沈澱物上の窪みの深まりに追従して吸砂ができ、図1のaの初期窪みの状態からbの進行した窪みの状態へと、外部の操作をほとんど要せず進行する。

0025

この間、幾度かの水位低下があり、吸気し、通水稼働が停止すことがあっても、上流からの流入水がある限り、満水、通水、再稼働を繰り返し、堆砂の排除は自然に進行する。

0026

実施例2の吸泥口装置2は、図4に図示するように、サクションホースとの接続フランジ25を上下方向で接続するようにした装置であり、フランジ25から下方の吸泥口管21を釣り針状に屈曲させ、最下位屈曲部分の下辺には吸泥口cを開口させ、反転し上昇する管部である補吸水筒22の上方端には、上方水を吸入できるように補吸水口dを開口させると共に、吸泥口管21の上位、接続フランジ25の下辺外周には、本吸泥口装置2を着底した水中で起立させるためのフロート24を装着したものである。

0027

吸泥口装置2は、主にダムにおける堆砂除去や、海砂採取に用いるものであり、台船からワイヤーで垂下する形で使用し、着底後はワイヤーを緩めても着底起立した状態で、直下方向に吸砂吸泥を行なうものであるが、作業初期においては、浅い水深での倒伏に近い状態での吸泥作業も行える。

0028

大水深で作業を行う場合は、作業の都合トラブルで装置の引揚げや降下を頻繁に繰り返す必要が生じることもあり、又、装着したフロート24が降下上昇速度を遅滞させることもあり、該フロート24を機体に固定した装着とせずに、作業水深より少し浅い水深から浮力が作用するように、フロート24を吸泥口装置2の上位に、チェーンやワイヤーを使用して係留する形で連結することにより、引き上げ降下の作業性ばかりでなく、該フロート24を取り外ししやすい締結にして、必要に応じて取り外し、例えば、硬い粘土層の破砕昇降速度を維持改善することができる。

0029

又、従来から海砂採取やダムの堆砂除去等で使用されてきた吸砂口装置のように、単純に下方端をラッパ状に拡管開口させた吸砂口の一般的吸砂口装置にあっても、補吸水機能は、大量のフラッシング水や、併設する別体の補給水管で上方水を吸泥口に吸入させるようにして、本実施例の吸泥口装置2と同様のフロートを載置して、同様の効果を発揮させることができる。

0030

図5に図示する実施例3の吸泥口装置3は、図2に図示する吸泥口装置1のフロート14を球形のフロート34に替え、鎖でフランジ35近くのフックfに係留したものであり、取り扱い時に該装置を完全に倒伏できること、フロート34を取外しやすくして別体に扱える特徴がある。

0031

図6(ト)に図示する実施例4の吸泥口装置4は、並立する縦方向の吸泥口管41と補吸水筒42の間を間隔を設けて立設し、双方の下方端を集砂管43により接続連通させると共に、該集砂管43の下辺には、図6(チ)に図6(ト)図のB−B断面を図示するように、全長にわたって、スリット状の吸泥口cを開窄した装置であり、該装置中央上方には、該装置を水中で着底起立させるためのフロート44を鎖48で係留したものである。

0032

吸泥口装置4は、なるべく広い範囲の沈澱物を排除しようとする装置であり、沈澱物上に垂下着底させることで、直下方向に沈澱物を排除しながら沈下させて定置することや、水槽等においては、水槽底に着底した状態で、集砂管43と直交する方向に移動させることで、広い範囲の沈澱物を除去する装置とすることもできる。

0033

又、接続部フランジ45に回動フランジ45Bを用いて上下方向に接続することにより、該吸泥口装置4を水平に旋回、或いは、扇形搖動させて広い範囲の吸泥作業を可能にする。

0034

図7及び図8に図示する実施例5の吸泥口装置5は、サクションホース75にホースニップル56、回動フランジ55B、フランジ55を介在させて接続し、該フランジ55から先端側の吸泥口管51を水平から下方にL字形に曲げ、実施例1同様の取扱沈澱物の安息角度θを考慮した高さを確保して、下方端にラッパ状吸水口53を形成し、吸泥口cを開口させると共に、吸泥口管51のフランジ55近くにはポール58を立設し、フロート54を該ポール58に装着した吸泥口装置であり、補吸水口は備えない吸水口装置である。

0035

図8には吸泥口装置5を使用した吸泥作業状態を示す水槽の断面図を示すように、水槽70内に垂下した水中ポンプ71の吸込口から延伸したサクションホース75に接続連通した吸泥口装置5は、吸水口53の下方吸泥口c前面に設けたガード57を着底させた状態で移動させながら吸泥させることや、沈澱物の堆積している所に適宜移動させて直下方向に吸泥させることができる。

0036

補吸水機能を備えない吸泥口装置5は、沈澱物堆積深さの浅い水槽や、凝集剤を使用して沈降させた沈澱物のように、吸泥口閉塞の恐れの少ない水槽、或いは、濃度の薄まりを嫌う施設の沈澱物回収に役立つ。

0037

又、図8に示すような水槽では、吸泥口装置5を図6の吸泥口装置4に取替使用することや、沈降性の大きい沈澱物、或いは、堆積量の多い沈澱物を取り扱う場合にあっては、図2の吸泥口装置1や,図5の吸泥口装置3に取替え使用して対処することができる。

実施例

0038

尚、吸泥口装置1の補吸水筒12、吸泥口装置2の補吸水筒22,吸泥口装置3の補吸水筒32、吸泥口装置4の補吸水筒42には、図6(チ)に図示する集砂管43のスリット状の吸泥口cと同様のスリット状吸泥口を縦方向管体に添わせて開窄し、装置埋没時の補吸水筒周辺の吸泥を促進させることができる。

0039

本発明装置はダム湖における堆砂の定点排砂や浚渫排砂、海域における海砂採取や浚渫、発電所潅漑上水道の用水取水口廻りでの沈澱物回収除去、産業プラントにおける洗浄冷却水関連水槽施設での沈澱物の堆積防止や除去作業を簡易化し、除砂除泥作業を著しく改善できる効果は大きく、大きな経済効果を発揮する。

0040

1 実施例1の吸泥口装置1
2 実施例2の吸泥口装置2
3 実施例3の吸泥口装置3
4 実施例4の吸泥口装置4
5 実施例5の吸泥口装置5
11、21、31,41、51 装置それぞれの吸泥口管
12、22、32、42 装置それぞれの補吸水筒
13吸水管
14、24、34、44、54 装置それぞれのフロート
15、25、35、45、55 装置それぞれの装置側フランジ
15B、35B、45B、55B 装置それぞれの回動フランジ
16、36、46、56 装置それぞれのホースニップル
17、47、57 装置それぞれの吸泥口ガード(丸鉄
38、48 鎖(チェーン)
43 集砂管
53吸水口
58 フロート装着用ポール
60砂防堰
61堰堤
62通水口
63 砂防堰の堆砂
64ワイヤー
65サクションホース
66サイホン管
67空気抜きバルブ
70水槽
71水中ポンプ
72 送泥管
73沈澱物
75 サクションホース
78ロープ
79 ロープ
a 吸砂初期の状態を示す窪み
b 吸砂が進行した状態を示す窪み
c 吸泥口
d 上方水の補吸水口
e ロープ用横フック
f ロープ用上フック
g 装置倒伏時の下方吸泥口側の接地位置
h サクションホース下辺から吸泥口ガード下方端までの高さ
i掘削された窪みの周縁
θ 沈澱物の安息角度

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日立建機株式会社の「 建設機械アタッチメントの管理システム及び管理サーバ」が 公開されました。( 2020/10/01)

    【課題】各建設機械に装着されたアタッチメントの識別情報を過度な労力を費やすことなく収集してアタッチメントの各種情報をメーカ側で管理可能なデータベースを構築することができる建設機械アタッチメントの管理シ... 詳細

  • 山さき建設株式会社の「 削土運搬用装軌車両」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】歯車などの伝達要素をできるだけ少なくしてエンジン出力が効率よく伝達され、しかも、曲線路をスムーズな走行ができ、騒音の少ない削土運搬用装軌車両を提供する。【解決手段】運転室15およびエンジン、ク... 詳細

  • ヤンマー株式会社の「 建設機械」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】装置の破損を回避できるとともに、作業者の負担を軽減することができる建設機械を提供する。【解決手段】旋回作業車は、下部走行体と、上部旋回体と、作業装置と、回転体113と、支柱55と、を備える。下... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ