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技術 遊技機

出願人 株式会社ソフイア
発明者 園田欽章
出願日 2017年9月22日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2017-182785
公開日 2018年3月1日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2018-029977
状態 特許登録済
技術分野 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 中間設定 所定電圧範囲外 経過タイマ モード切替設定 共通入口 低速カウンタ VOUT端子 N端子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月1日)のものです。
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図面 (20)

課題

遊技機において、遊技の興趣を向上させる。

解決手段

始動条件成立に基づき、複数の識別情報をそれぞれ複数列変動表示させる変動表示ゲーム表示可能な表示手段と、演出制御手段と、を備える遊技機において、演出制御手段は、変動表示中の所定の識別情報を停止状態とさせる停止制御を実行可能であり、停止状態と異なる仮停止状態とさせる仮停止制御を実行する前に、変動表示中の所定の識別情報と同列に表示され、当該所定の識別情報に対する変動表示方向の前または後に表示される識別情報を、当該所定の識別情報よりも視認し難い状態となるように変化させる。

概要

背景

従来の遊技機においては、遊技領域に配設された始動入賞口の入賞に基づいてゲームを
実行し、そのゲームの結果が特定の結果態様となると、遊技者遊技価値を付与する特別
遊技状態が発生するものが一般的である。

そして、このような遊技機として、液晶表示装置等の表示装置によって様々な演出を実
行可能な遊技機が提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。

概要

遊技機において、遊技の興趣を向上させる。始動条件成立に基づき、複数の識別情報をそれぞれ複数列変動表示させる変動表示ゲーム表示可能な表示手段と、演出制御手段と、を備える遊技機において、演出制御手段は、変動表示中の所定の識別情報を停止状態とさせる停止制御を実行可能であり、停止状態と異なる仮停止状態とさせる仮停止制御を実行する前に、変動表示中の所定の識別情報と同列に表示され、当該所定の識別情報に対する変動表示方向の前または後に表示される識別情報を、当該所定の識別情報よりも視認し難い状態となるように変化させる。

目的

主制御用マイコン311には、CPUが実行するプログラムや各種データを格納したP
ROM(プログラマブルリードオンリメモリ)からなるプログラムROM321、作業領
域を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
10件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

始動条件成立に基づき、複数の識別情報をそれぞれ複数列変動表示させる変動表示ゲーム表示可能な表示手段と、前記変動表示ゲームに関連する演出を実行可能な演出制御手段と、を備える遊技機において、前記演出制御手段は、変動表示中の所定の識別情報を停止状態とさせる停止制御を実行可能であり、前記停止状態と異なる仮停止状態とさせる仮停止制御を実行する前に、変動表示中の前記所定の識別情報と同列に表示され、当該所定の識別情報に対する変動表示方向の前または後に表示される識別情報を、当該所定の識別情報よりも視認し難い状態となるように変化させることを特徴とする遊技機。

技術分野

0001

本発明は、始動条件成立に基づき、複数の識別情報変動表示させる変動表示ゲーム
表示可能な表示手段と、前記変動表示ゲームに関連する演出を実行可能な演出制御手段
と、を備える遊技機に関する。

背景技術

0002

従来の遊技機においては、遊技領域に配設された始動入賞口の入賞に基づいてゲームを
実行し、そのゲームの結果が特定の結果態様となると、遊技者遊技価値を付与する特別
遊技状態が発生するものが一般的である。

0003

そして、このような遊技機として、液晶表示装置等の表示装置によって様々な演出を実
行可能な遊技機が提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。

先行技術

0004

特開2013−183871号公報
特開2001−149576号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記の遊技機では、表示画面上で、保留表示演出画像等が識別情報と
重なった状態で変動表示ゲームが実行されるので、保留表示や演出画像等による演出表示
を目立たせて遊技者の注意を引きつけることが難く、遊技の興趣を向上させる余地があっ
た。

0006

そこで、本発明は、遊技の興趣を向上させることを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の代表的な一形態では、始動条件の成立に基づき、複数の識別情報をそれぞれ複
数列で変動表示させる変動表示ゲームを表示可能な表示手段と、前記変動表示ゲームに関
連する演出を実行可能な演出制御手段と、を備える遊技機において、前記演出制御手段は
、変動表示中の所定の識別情報を停止状態とさせる停止制御を実行可能であり、前記停止
状態と異なる仮停止状態とさせる仮停止制御を実行する前に、変動表示中の前記所定の識
別情報と同列に表示され、当該所定の識別情報に対する変動表示方向の前または後に表示
される識別情報を、当該所定の識別情報よりも視認し難い状態となるように変化させるこ
とを特徴とする。

発明の効果

0008

上記の本発明の一形態によれば、遊技機において、遊技の興趣を向上させることができ
る。

図面の簡単な説明

0009

遊技機を前面側から見た斜視図である。
遊技盤の正面図である。
遊技機の遊技制御系の構成例を示すブロック図である。
遊技機の演出制御系の構成例を示すブロック図である。
メイン処理の前半部分の手順を示すフローチャートである。
メイン処理の後半部分の手順を示すフローチャートである。
初期値乱数更新処理の手順を示すフローチャートである。
タイマ割込み処理の手順を示すフローチャートである。
払出コマンド送信処理の手順を示すフローチャートである。
入賞口スイッチ/状態監視処理の手順を示すフローチャートである。
特図ゲーム処理の手順を示すフローチャートである。
始動口スイッチ監視処理の手順を示すフローチャートである。
ハード乱数取得処理の手順を示すフローチャートである。
特図始動口スイッチ共通処理の手順を示すフローチャートである。
特図保留情報判定処理の手順を示すフローチャートである。
特図普段処理の手順を示すフローチャートである。
図1変動開始処理の手順を示すフローチャートである。
図2変動開始処理の手順を示すフローチャートである。
大当りフラグ1設定処理の手順を示すフローチャートである。
大当りフラグ2設定処理の手順を示すフローチャートである。
大当り判定処理の手順を示すフローチャートである。
設定に応じた大当り確率を示す図である。
特図変動中処理の手順を示すフローチャートである。
特図表示中処理の手順を示すフローチャートである。
ファンファーレ/インターバル中処理の手順を示すフローチャートである。
大入賞口開放中処理の手順を示すフローチャートである。
普図ゲーム処理の手順を示すフローチャートである。
普図普段処理の手順を示すフローチャートである。
普図変動中処理の手順を示すフローチャートである。
普図表示中処理の手順を示すフローチャートである。
普図当り中処理の手順を示すフローチャートである。
外部情報編集処理の前半部分の手順を示すフローチャートである。
外部情報編集処理の後半部分の手順を示すフローチャートである。
演出制御装置のメイン処理を示すフローチャートである。
受信コマンドチェック処理を示すフローチャートである。
受信コマンド解析処理を示すフローチャートである。
単発コマンド処理を示すフローチャートである。
図1保留情報設定処理を示すフローチャートである。
図2保留情報設定処理を示すフローチャートである。
先読み図柄系コマンド処理を示すフローチャートである。
先読み変動系コマンド処理を示すフローチャートである。
図柄系コマンド処理を示すフローチャートである。
変動系コマンド処理を示すフローチャートである。
変動演出設定処理を示すフローチャートである。
大当り系コマンド処理を示すフローチャートである。
変動パターン変動態様)の設定例について説明する図である。
変動パターン(変動態様)の他の設定例について説明する図である。
前兆演出が実行されるタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
前兆演出における可動役物の動作及び表示装置の表示の一例(前半)を示す図である。
前兆演出における可動役物の動作及び表示装置の表示の一例(後半)を示す図である。
前兆演出における表示装置の表示の他の例を示す図である。
前兆演出における可動役物の動作の他の例を示す図である。
擬似連変動態様(いわゆる擬似連続演出)と共に実行する前兆演出を説明する図である。
キャラクタ画像特定保留表示に作用する様子を示す図である。
作用可否抽選テーブルと変動中保留変化演出抽選テーブルの一例を示す図である。
第2タイプ前兆演出(前兆演出の変形例)の一例を示す図である。
第2タイプの前兆演出の他の例を示す図である。
保留変化回数抽選とキャラクタ抽選と作用回数抽選の抽選テーブルを示す図である。
保留変化演出の一例を示す図である。
保留変化演出の他の例を示す図である。
保留変化演出のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
保留発生時の保留数コマンドに異常がある場合に先読み演出中止される状況について説明する図である。
保留発生時の保留数コマンドに異常がある場合に先読み演出が中止されない状況について説明する図である。
保留発生時の保留数コマンドに異常がある場合に先読み演出が中止される他の状況について説明する図である。
保留シフト時の保留数コマンドに異常がある場合に先読み演出が中止される状況について説明する図である。
保留シフト時の保留数コマンドに異常がある場合に先読み演出が中止されない状況について説明する図である。
第2実施形態において、保留表示と、飾り特別図柄及び飾り縮小図柄と、の時間経過による表示態様の変化を示すタイミングチャートである。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、通常遊技状態において保留数が上限に達していない場合における遊技全体の画面遷移の一例である。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、通常遊技状態において保留数が上限に達している場合における遊技全体の画面遷移の一例である。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、通常遊技状態においてリーチ状態が発生するときの遊技全体の画面遷移の一例である。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、擬似連続演出が発生するときの遊技全体の画面遷移の一例である。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、擬似連続演出が発生するときの遊技全体の画面遷移の別の一例である。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、擬似連続演出が発生するときの遊技全体の画面遷移の第2の別の一例である。
第2実施形態において、表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図であり、演出表示が発生するときの遊技全体の画面遷移の一例である。
第2実施形態の変形例において、複数行で飾り第1図柄が表示される場合の表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図である。
第3実施形態に係る単発系コマンド処理の手順を示すフローチャートである。
第3実施形態に係る停止中演出設定処理の手順を示すフローチャートである。
第3実施形態の表示装置の表示画面において、大当りになった際の時間経過による表示態様の変化を説明するタイミングチャートである。
第3実施形態において、大当りになった際の表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図である。
第3実施形態の変形例の表示装置の表示画面において、大当りになった際の時間経過による表示態様の変化を説明するタイミングチャートである。
、第3実施形態の変形例において、大当りの種類に応じてファンファーレ背景及び「大当り」文字が異なる表示態様で表示される表示装置の表示画面を時系列で示した画面遷移図である。
第4実施形態の演出制御装置とこれに接続する基板等を表すブロック図である。
第4実施形態において、演出制御装置を構成する電圧生成部における複数の電圧生成回路接続形態を示すブロック図である。
演出制御装置を構成する電圧生成部における複数の電圧生成回路の接続形態の変形例を示すブロック図である。
第4実施形態に係る電圧生成回路とその周辺素子との接続形態を表すブロック図である。
第4実施形態に係る電圧生成回路の内部ブロック図である。
図74の接続形態によるコア電圧生成回路、第1周辺電圧生成回路、第2周辺電圧生成回路の出力電圧電源投入時及び電源遮断時のタイムチャートである。
図75の接続形態によるコア電圧生成回路、第1周辺電圧生成回路、第2周辺電圧生成回路の出力電圧の電源投入時及び電源遮断時のタイムチャートである。
第4実施形態において、演出制御装置、及びLVDS基板の外形を表す図である。

実施例

0010

以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、遊技機の説明にお
ける前後左右とは、遊技中の遊技者から見た方向を指すものとする。

0011

[第1実施形態]
遊技機全体図〕
図1は、遊技機を説明する図である。

0012

遊技機10は島設備に固定される枠11に、ヒンジを介して開閉回動自在に取り付けら
れる開閉枠を備える。開閉枠は、前面枠12(本体枠)及びガラス枠15によって構成さ
れている。

0013

前面枠12には、遊技盤30(図2参照)が配設されるとともに、遊技盤30の前面を
覆うカバーガラス14を有するガラス枠15が取り付けられる。カバーガラス14は、遊
技盤30に形成される遊技領域32(図2参照)を視認可能とする遊技視認領域として機
能する。

0014

前面枠12及びガラス枠15は、それぞれ個別に開放することが可能となっている。例
えば、ガラス枠15のみを開放することで、遊技盤30の遊技領域32にアクセスするこ
とができる。また、前面枠12をガラス枠15が開放されていない状態で開放することで
、遊技盤30の裏面側に配設された遊技制御装置主基板)100(図3参照)等にアク
セスすることができる。

0015

ガラス枠15のカバーガラス14周囲の縁部分には、種々の枠構成部材が配設されてい
る。

0016

ガラス枠15の上部中央及び左側部には、遊技状態に応じて発光演出可能な装飾装置
8a、18bが配設されている。装飾装置18a,18bは、内部にLED等の照明部材
を収容しており、遊技状態に応じた発光演出を行う。これら装飾装置18a、18bの内
部に配設される照明部材は、枠装飾装置18(図4参照)の一部を構成している。

0017

ガラス枠15の上右角部分及び上左角部分には、上スピーカ19aがそれぞれ配設され
る。これら上スピーカ19aとは別に遊技機10の下部には、2つの下スピーカ19bが
設けられている。下スピーカ19bは、ガラス枠15の下左角部分及び前面枠12の下右
角部分に配設されている。これら上スピーカ19a及び下スピーカ19bは、効果音や警
報音報知音等を発するものである。

0018

ガラス枠15の右側部には、遊技機10の上下方向に延設されるとともに、前方(遊技
者側)に向かって突出する突出演出ユニット13が配設されている。突出演出ユニット1
3は、遊技の進行状態に応じて発光演出等を行う演出装置である。突出演出ユニット13
の内部に配設される照明部材も枠装飾装置18(図4参照)の一部を構成している。

0019

ガラス枠15の下部には、遊技球貯留可能な上皿21を有する上皿ユニットが取り付
けられている。上皿21は、上面が開口した箱状に形成されている。上皿21に貯留され
ている遊技球は、一球ずつ球発射装置(図示省略)に供給される。

0020

上皿ユニットは、遊技者からの入力操作受け付け演出操作装置と、遊技者からの入
力操作を受け付ける球貸操作装置と、遊技状態に応じて発光演出等を行う装飾装置22と
、をさらに備える。

0021

演出操作装置は、演出ボタン25にタッチパネル25bを組み込んだ操作装置であり、
遊技者が操作しやすいように上皿ユニットの上部中央に設けられている。

0022

遊技者が演出操作装置を操作することによって、表示装置41(図2参照)に表示され
特図変動表示ゲーム等において遊技者の操作を介入させた演出を行うことができる。例
えば、演出パターン演出態様)を選択したり、始動記憶に対応する変動表示ゲームの結
果を事前予告する予告演出を実行したりすることができる。なお、変動表示ゲームには
特図変動表示ゲームが含まれ、単に変動表示ゲームとした場合には、本明細書では特図変
表示ゲームを指すものとする。

0023

また、変動表示ゲームの実行中だけでなく、非実行中に遊技者が演出操作装置を操作す
ることによっても演出パターンを変更するようにしてもよい。

0024

なお、変動表示ゲームが実行される際の遊技状態は、複数の遊技状態からなる。通常遊
技状態(通常状態)とは、特別な遊技状態が発生していない遊技状態である。また、特別
な遊技状態とは、例えば、特定遊技状態としての時短状態や変動表示ゲームにおいて特別
結果(例えば大当り)の発生確率が高い状態(確変状態、確率変動状態)、大当り状態
別遊技状態)である。

0025

ここで、確変状態(特定遊技状態)は、次の大当りが発生するまで継続するもの(ルー
プタイプ)、所定回数の変動表示ゲームが実行されるまで継続するもの(回数切りタイプ
、ST)、及び所定の確率転落抽選当選するまで継続するもの(転落抽選タイプ)等が
ある。

0026

さらに、確変状態を発生させるか否かを大当り図柄乱数によって決定せずに、大当りが
発生した場合に必ず確変状態を発生させるようにしてもよいし、特定領域を備える入賞装
置等を設け、特定領域を遊技球が通過した場合に確変状態を発生させるようにしてもよい

0027

球貸操作装置は、遊技者が遊技球を借りる場合に操作する操作装置であって、上皿ユニ
ットの上部右側に設けられている。球貸操作装置は、球貸ボタン27と、返却ボタン28
と、残高表示部26と、を備えている。球貸ボタン27は遊技球を借りる場合に遊技者が
操作するボタンであり、返却ボタン28は遊技機10に隣接するように配置されるカード
ユニット(図示省略)からプリペイドカード等を排出させる場合に遊技者が操作するボタ
ンである。残高表示部26は、プリペイドカード等の残高が表示される表示領域である。

0028

装飾装置22は、内部にLED等の照明部材を収容しており、遊技状態に応じて発光
出等を行う装置であって、上皿ユニットの前側部分に設けられている。装飾装置22の内
部に配設される照明部材は、枠装飾装置18(図4参照)の一部を構成している。

0029

上記した上皿ユニット等を備えるガラス枠15の下方であって、前面枠12の下部には
、球発射装置(図示省略)の動作を制御するための操作ハンドル24と、遊技球を貯留可
能な下皿23とが設けられている。

0030

操作ハンドル24は、前面枠12の右下部であって、右側の下スピーカ19bの下方に
配置されている。遊技者が操作ハンドル24を回動操作することによって、球発射装置は
上皿21から供給された遊技球を遊技盤30の遊技領域32に発射する。球発射装置から
発射される遊技球の発射速度は、操作ハンドル24の回動操作量が大きくなるほど速くな
るように設定されている。即ち、球発射装置は、遊技領域に遊技球を発射する勢(速度)
である発射勢を、遊技者による操作ハンドル24の操作に対応して変更でき、発射勢の異
なる種々の発射態様で遊技球を発射できる。発射態様には、遊技領域32の左側において
遊技球を流下させる左打ち(通常打ち)と、遊技領域32の右側において遊技球を流下さ
せる右打ちが含まれる。

0031

下皿23は、上皿ユニットに対して所定の間隔をあけて、上皿ユニットの下方に配置さ
れている。下皿23は、当該下皿23の底面を上下方向に貫通する球抜き穴23aと、球
抜き穴23aを開閉するための開閉操作部23bと、を有している。遊技者が開閉操作部
23bを操作して、球抜き穴23aを開くことによって、下皿23に貯留されていた遊技
球を球抜き穴23aを通じて外部に排出することができる。

0032

〔遊技盤〕
続いて、図2を参照して、遊技機10の遊技盤30について説明する。図2は、遊技機
10に備えられる遊技盤30の正面図である。

0033

図2に示すように、遊技盤30は、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体3
0aを備える。遊技盤本体30aは木製又は合成樹脂製であって、当該遊技盤本体30a
の前面にはガイドレール31で囲まれた遊技領域32が設けられている。遊技機10は、
ガイドレール31で囲まれた遊技領域32内に球発射装置から遊技球を発射して遊技を行
うように構成されている。遊技領域32には遊技球の流下方向を変換する部材として風車
障害釘等が配設されており、発射された遊技球はこれら部材により転動方向を変えなが
ら遊技領域32を流下する。

0034

遊技領域32の略中央には、変動表示ゲームの表示領域となる窓部を形成するセンター
ケース前面構成体)40が取り付けられている。センターケース40に形成された窓部
後方には、複数の識別情報を変動表示(可変表示)する演出表示装置変動表示装置
としての表示装置41が配置されている。表示装置41は、例えば、液晶ディスプレイ
備え、センターケース40の窓部を介して遊技盤30の前面側から表示内容が視認可能と
なるように配置される。なお、表示装置41は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず
、ELやCRT等のディスプレイを備えるものであってもよい。

0035

表示装置41の表示画面(表示部)には、複数の変動表示領域が設けられており、各変
動表示領域に識別情報(特別図柄)や変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される
。その他、表示画面には遊技の進行に基づく画像(大当り表示やファンファーレ表示、エ
ディング表示等)が表示される。

0036

また、センターケース40には、遊技領域32を流下する遊技球をセンターケース40
の内側に導くためのワープ通路40eへの流入口40aと、ワープ通路40eを通過した
遊技球が転動可能なステージ部40bとが設けられている。センターケース40のステー
ジ部40bは、第1始動入賞口36と第3始動入賞口42を備える始動入賞口ユニット
01の上方に配置されているため、ステージ部40b上で転動した遊技球は第1始動入賞
口36と第3始動入賞口42に入賞しやすくなっている。

0037

センターケース40の上部及び右側部には、それぞれ上部演出ユニット40c及び側部
演出ユニット40dが設けられる。上部演出ユニット40c(可動役物でもよい)及び側
部演出ユニット40d(可動役物でもよい)は、盤装飾装置46(図4参照)及び盤演出
装置44(図4参照)の一部を構成している。

0038

センターケース40の右方の遊技領域32には、普通図柄始動ゲート(普図始動ゲート
)34が設けられている。普図始動ゲート34の内部には、当該普図始動ゲート34を通
過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(SW)34a(図3参照)が設けられて
いる。遊技領域32内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート34を通過すると、普図変
動表示ゲームが実行される。

0039

センターケース40の左下方の遊技領域32には一般入賞口35が配置されており、セ
ンターケース40の右下方の遊技領域32にも一般入賞口35が配置されている。これら
一般入賞口35への遊技球の入賞は、一般入賞口35に備えられた入賞口スイッチ(SW
)35a〜35n(図3参照)によって検出される。

0040

センターケース40の下方の遊技領域32には、始動入賞口ユニット101が設けられ
る。始動入賞口ユニット101の下部には、遊技球が入賞した場合に特図1変動表示ゲー
ムの開始条件(始動条件)を付与する第1始動入賞口36(第1始動入賞領域、始動口1
)と、遊技球が入賞した場合に特図2変動表示ゲームの開始条件(始動条件)を付与する
第3始動入賞口42(第3始動入賞領域、始動口3)とを備える。

0041

始動入賞口ユニット101は、共通入口103から入った遊技球を入賞切替機構105
によって振分けて、第1始動入賞口36と第3始動入賞口42に交互に入賞させ得るよう
に構成されている。なお、入賞切替機構105として、公知の機構(例えば、特開201
5−36026号公報、特開2015−77230号公報に記載)が使用可能である。入
賞切替機構105は、入賞領域を変更する領域変更手段を構成する。

0042

入賞切替機構105は、始動入賞口ユニット101の共通入口103から入った遊技球
を左側(第1始動入賞口36側)と右側(第3始動入賞口42側)に振分けて、始動入賞
口ユニット101内を流下させる。始動入賞口ユニット101の共通入口103には、遊
技領域32の左側において遊技球を流下させる左打ち時において、右打ち時より遊技球は
流入し易くなる。

0043

入賞切替機構105は、始動入賞口ユニット101本体に対して回転軸を中心として回
動する回転部材と、回転部材の回転を止めるストッパ部材を有する。回転部材は、回転軸
から三方に延びる三つの延在部を有する。三つの延在部によって、第1始動入賞口36へ
流下させる遊技球を収容するL字状の収容部と、第3始動入賞口42へ流下させる遊技球
を収容するL字状の収容部が形成される。

0044

入賞切替機構105は、回転部材を左側と右側とに交互に回転させ、遊技球が入賞する
始動入賞口を、第1始動入賞口36と第3始動入賞口42に交互に切り替える。始動入賞
口ユニット101の共通入口103に入球した遊技球は、エラーがない限り、入賞切替機
構105によって左側(第1始動入賞口36側)と右側(第3始動入賞口42側)に交互
に振分けられて、第1始動入賞口36と第3始動入賞口42に交互に入賞(入球)するこ
とになる。

0045

センターケース40の右方の遊技領域32には、普図始動ゲート34に下方において、
遊技球の入賞に基づき特図2変動表示ゲームの開始条件(始動条件)を付与する第2始動
入賞口(第2始動入賞領域)を備えた普通変動入賞装置37が設けられる。普通変動入賞
装置37は、上端側が右側に倒れる方向に回動することで、遊技球が流入し易い状態に変
換する可動部材可動片)37bを備える。可動部材37bが閉状態である場合には遊技
球が普通変動入賞装置37に入賞できないようになっている。遊技球が第1始動入賞口3
6、第2始動入賞口(普通変動入賞装置37)、又は、第3始動入賞口42に入賞した場
合には、補助遊技として特図変動表示ゲームが実行される。

0046

可動部材37bは、所謂電チュー型の普通電動役物であり、普図変動表示ゲームの結果
が所定の停止表示態様となった場合に、普電ソレノイド37c(図3参照)を介して回動
して開いて、遊技球が普通変動入賞装置37に流入しやすい開状態(遊技者にとって有利
な入賞容易状態)に変化する。

0047

なお、可動部材37bは、後述する遊技制御装置100によって制御される。遊技制御
装置100は、普図変動表示ゲームの変動時間を短縮したり普図変動表示ゲームの当り
率を通常よりも高確率としたりすることで入賞容易状態の発生頻度を高めたり、通常遊技
状態で発生する入賞容易状態よりも入賞容易状態の発生時間を長くしたりすることで、前
述の特定遊技状態として時短状態(普電サポート状態)を発生させる。なお、特定遊技
態としての確変状態(潜伏確変状態を除く)においても、重複して時短状態(普電サポ
ト状態)が発生する。

0048

普通変動入賞装置37の左下方の遊技領域32には、大入賞口ソレノイド39b(図3
参照)によって、前方から奥側に引っ込むことで大入賞口を開放するアタッカ形式の開閉
扉39cを有する特別変動入賞装置39が設けられている。特別変動入賞装置39は、特
図変動表示ゲームの結果によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な閉塞状態
)から開放状態(遊技者にとって有利な特別遊技状態)に変換し、大入賞口内への遊技球
の流入を容易にさせることで、遊技者に所定の遊技価値(賞球)を付与するようになって
いる。なお、大入賞口内には、当該大入賞口に入った遊技球を検出する検出手段としてカ
ウントスイッチ39a(図3参照)が配設されている。

0049

変動入賞装置ユニット107には、特別変動入賞装置39の大入賞口の他に、右下方の
遊技領域32における一般入賞口35が設けられる。

0050

一般入賞口35、第1始動入賞口36、第3始動入賞口42、普通変動入賞装置37、
及び特別変動入賞装置39の大入賞口に遊技球が入賞すると、払出制御装置200(図3
参照)は、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球を払出装置から上皿21に排出する。
また、始動入賞口ユニット101の下方の遊技領域32には、入賞口等に入賞しなかった
遊技球を回収するアウト口30bが設けられている。

0051

また、遊技領域32の外側であって遊技盤本体30aの右下角部には、特図変動表示ゲ
ーム(特図1変動表示ゲーム、特図2変動表示ゲーム)及び普図変動表示ゲームを実行す
一括表示装置50が設けられている。一括表示装置50は、現在の遊技状態等の情報を
表示する表示部51〜60(LEDランプ)を備える。

0052

一括表示装置50は、7セグメント型表示器(LEDランプ)等で構成された変動表
示ゲーム用の第1特図変動表示部51(特図1表示器)及び第2特図変動表示部52(特
図2表示器)と、普図変動表示ゲーム用の変動表示部53(普図表示器)と、各変動表示
ゲームの始動(保留)記憶数報知用記憶表示部(特図1保留表示器54、特図2保留表
示器55、普図保留表示器56)と、を有している。

0053

また、一括表示装置50には、右打ち時(右打ちすべき時)又は左打ち時(通常打ち時
)であることを報知する第1遊技状態表示部57(第1遊技状態表示器)、時短状態が発
生すると点灯して時短状態発生を報知する第2遊技状態表示部58(第2遊技状態表示器
)、遊技機10の電源投入時に大当りの確率状態高確率状態となっていることを表示す
る第3遊技状態表示部59(第3遊技状態表示器、高確率報知LED、確率状態表示部)
、大当り時のラウンド数(特別変動入賞装置39の開閉回数)を表示するラウンド表示
60が設けられている。

0054

図1表示器51と特図2表示器52において、変動表示ゲームは、識別情報(例えば
、中央のセグメント)の点灯消灯(点滅)を繰り返す変動表示によって実行される。なお
、特図1表示器51、特図2表示器52は、このようなセグメント型の表示部に限らず、
複数のLEDの集合体により構成されていてもよいし、変動表示を実行する場合に、表示
器として設けられるすべてのLEDにより全点灯全消灯(全LEDの同時点滅)や、循環
点灯(何れか1のLEDから所定時間毎に所定の順序で点灯し、消灯する)、または複数
のLEDのうちの所定数のLEDによる点灯消灯(点滅)や循環点灯によって行ってもよ
い。普図表示器53においても、変動表示ゲームは、LEDランプの点灯消灯を繰り返す
変動表示(点滅)によって実行される。また、普図表示器53も特図1表示器51、特図
2表示器52と同様に適宜構成することが可能である。

0055

ランプ表示装置80は、図柄(後述の第四特別図柄)として点灯表示消灯表示を繰り
返す変動表示(点滅)を実行するランプ表示部1、2(LED)と、各特図変動表示ゲー
ムの始動記憶数(保留数)報知用のランプ表示部3−6(LED)を有する。なお、ラン
プ表示装置80は、演出制御装置300(後述)で制御される。

0056

ランプ表示部1、2は、変動表示として所定の点滅周期で点滅する。一括表示装置50
の特図1表示器51、特図2表示器52、普図表示器53における変動表示の変動時間が
遊技制御装置100で計測されるのに対して、ランプ表示装置80のランプ表示部1、2
の変動時間は演出制御装置300(後述)で計測される。

0057

ランプ表示部3、4(飾り特図1保留LED1、飾り特図1保留LED2)は、消灯状
態、点灯状態点滅状態によって、飾り特図1保留数(第1始動記憶数)を表示する。同
様に、ランプ表示部5、6(飾り特図2保留LED1、飾り特図2保留LED2)は、消
灯状態、点灯状態、点滅状態によって、飾り特図2保留数(第2始動記憶数)を表示する

0058

ランプ表示部1、2(後述の第四特別図柄)の点滅周期と、ランプ表示部3−6(飾り
特図保留)の点滅周期は、いずれも同じ200msec(100msecオン、100m
secオフ)でよいが、飾り特図保留と第四特別図柄を区別し易いように点滅周期を異な
らせてもよい。また、ランプ表示部1−6のオン/オフ(表示/非表示)の時間を異なら
せてもよい。

0059

次に、遊技機10における遊技の流れ、普図変動表示ゲーム及び特図変動表示ゲームの
詳細について説明する。

0060

遊技機10では、図示しない球発射装置から遊技領域32に向けて遊技球が打ち出され
ることによって遊技が行われる。打ち出された遊技球は、遊技領域32内の各所に配置さ
れた障害釘や風車等によって転動方向を変えながら遊技領域32を流下し、普図始動ゲー
ト34、一般入賞口35、第1始動入賞口36、第3始動入賞口42、普通変動入賞装置
37、又は特別変動入賞装置39に入賞するか、遊技領域32の最下部に設けられたアウ
ト口30bへ流入し、遊技領域32から排出される。そして、一般入賞口35、第1始動
入賞口36、第3始動入賞口42、普通変動入賞装置37、又は特別変動入賞装置39に
遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が払出装置を介して上皿2
1に排出される。

0061

普図始動ゲート34には、当該普図始動ゲート34を通過した遊技球を検出するゲート
スイッチ34a(図3参照)が設けられている。遊技球が普図始動ゲート34を通過する
と、ゲートスイッチ34aによって検出され、このときに抽出された当り判定乱数値
判定結果に基づき普図変動表示ゲームが実行される。

0062

普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われて
おり当該普図変動表示ゲームが終了していない場合や、普図変動表示ゲームの結果が当り
となって普通変動入賞装置37が開放状態に変換されている場合に、遊技球が普図始動ゲ
ート34を通過すると、普図始動記憶数が上限数未満ならば当該記憶数が加算(+1)さ
れる。

0063

普図始動記憶には普図変動表示ゲームの当りはずれを決定するための当り判定用乱数値
が記憶されており、この当り判定用乱数値が判定値と一致した場合に、当該普図変動表示
ゲームが当りとなって特定の結果態様(特定結果)が導出される。

0064

普図変動表示ゲームは、一括表示装置50に設けられた普図表示器53で実行されるよ
うになっている。普図表示器53は、普通識別情報(普図)として点灯状態の場合に当り
を示し、消灯状態の場合にはずれを示すLEDから構成され、このLEDを点滅表示する
ことで普通識別情報の変動表示を行い、所定の変動表示時間の経過後、LEDを点灯又は
消灯することで結果を表示するようになっている。

0065

普図始動ゲート34通過時に抽出された普図乱数値当り値である場合には、普図表示
器53に表示される普通図柄が当り状態で停止し、当り状態となる。このとき、普電ソレ
ノイド37c(図3参照)が駆動されることにより、可動部材37bが所定の時間(例え
ば0.3秒間)だけ開状態に変換され、普通変動入賞装置37への遊技球の入賞が許容
れる。

0066

遊技球の第1始動入賞口36への入賞、普通変動入賞装置37への入賞、及び第3始動
入賞口42への入賞は、始動口1スイッチ36a(図3参照)、始動口2スイッチ37a
図3参照)及び始動口3スイッチ42a(図3参照)によって検出される。第1始動入
賞口36に入賞した遊技球は特図1変動表示ゲームの始動入賞球として検出され、所定の
上限数(本実施形態では4)を限度に記憶されるとともに、普通変動入賞装置37及び第
3始動入賞口42に入賞した遊技球は特図2変動表示ゲームの始動入賞球として検出され
、所定の上限数(本実施形態では4)を限度に記憶される。

0067

特図変動表示ゲームの始動入賞球の検出時には、大当り乱数値や大当り図柄乱数値、各
変動パターン乱数値等が抽出される。これら乱数値は、遊技制御装置100の特図保留記
憶領域(RAMの一部)に特図始動入賞記憶として各々所定回数分(例えば最大で8回分
)を限度に記憶される。特図1始動入賞記憶(特図1始動記憶、第1始動記憶)の記憶数
は、一括表示装置50の始動入賞数報知用の特図1保留表示器54に表示されるとともに
、表示装置41の表示画面にも表示される。特図2始動入賞記憶(特図2始動記憶、第2
始動記憶)の記憶数は、一括表示装置50の始動入賞数報知用の特図2保留表示器55に
表示されるとともに、表示装置41の表示画面にも表示される。

0068

遊技制御装置100は、始動入賞口36への入賞若しくは第1始動記憶に基づいて、特
図1表示器51で特図1変動表示ゲームを実行する。また、遊技制御装置100は、普通
変動入賞装置37又は第3始動入賞口42への入賞若しくは第2始動記憶に基づいて、特
図2表示器52で特図2変動表示ゲームを実行する。

0069

図1変動表示ゲーム(第1特図変動表示ゲーム)及び特図2変動表示ゲーム(第2特
図変動表示ゲーム)は、特図1表示器51及び特図2表示器52において識別情報(特別
図柄、特図)を変動表示した後に所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、
表示装置41では、各特図変動表示ゲームに対応して複数種類の識別情報(例えば、数字
記号キャラクタ図柄など)を変動表示させる飾り特図変動表示ゲームが実行される。

0070

表示装置41における飾り特図変動表示ゲームは、前述した数字等で構成される飾り特
別図柄(識別情報)が左(第一特別図柄)、右(第二特別図柄)、中(第三特別図柄)の
順に変動表示(スクロール表示)を開始して、所定時間後に変動している図柄を順次停止
させて、特図変動表示ゲームの結果を表示することで行われる。また、表示装置41では
、興趣向上のためにキャラクタの出現等の多様な演出表示が行われる。さらに、飾り特図
変動表示ゲームでは、他の飾り特別図柄(識別情報)として、点灯表示と消灯表示の繰り
返し(点滅)などによって第四特別図柄(第4図柄)が変動して、特図変動表示ゲームの
実行中であることを示す。第四特別図柄の変動表示は、開始から所定時間後に、はずれの
場合は「消灯」、大当りの場合は「点灯」で停止する。第四特別図柄の変動表示は、ラン
プ表示装置80のランプ表示部1、2(LED)で表示されるが、それ以外の表示装置4
1、サブ表示装置で表示されてもよい。

0071

第1始動入賞口36、第3始動入賞口42又は普通変動入賞装置37への遊技球の入賞
が所定のタイミングでなされた場合(入賞検出時の大当り乱数値が大当り値である場合)
には、特図変動表示ゲームの結果として表示図柄により特定の結果態様(特別結果態様)
が導出され、大当り状態(特別遊技状態)となる。これに対応して、表示装置41の表示
態様は特別結果態様(例えば「7,7,7」等の数字が揃った状態)となる。

0072

このとき、特別変動入賞装置39は、大入賞口ソレノイド(39b)(図3参照)への
通電によって、大入賞口が所定の時間(例えば30秒)だけ閉状態から開状態に変換され
る。すなわち、特別変動入賞装置39に備えられた大入賞口が所定の時間又は所定数の遊
技球が入賞するまで大きく開き、この間遊技者は多くの遊技球を獲得することができると
いう特典が付与される。

0073

このとき、特別変動入賞装置39は、大入賞口ソレノイド39b(図3参照)への通電
によって、大入賞口が所定の短時間だけ閉状態から開状態に変換される。

0074

なお、特図1表示器51及び特図2表示器52は、別々の表示器として構成してもよい
し同一の表示器として構成してもよいが、各特図変動表示ゲームが同時に実行されないよ
うに設定される。

0075

表示装置41における飾り特図変動表示ゲームについては、特図1変動表示ゲームと特
図2変動表示ゲームとを別々の表示装置や別々の表示領域で実行するようにしてもよいし
、同一の表示装置や表示領域で実行するようにしてもよい。この場合、特図1変動表示ゲ
ーム及び特図2変動表示ゲームに対応する飾り特図変動表示ゲームが同時に実行されない
ようにする。なお、特図1変動表示ゲームと特図2変動表示ゲームは、入賞(即ち始動記
憶)の発生した順に実行されるようになっており(入賞順消化)、特図1変動表示ゲーム
及び/又は特図2変動表示ゲームの始動記憶が生じて特図変動表示ゲームの実行が可能な
状態になった場合は、最も古くに発生した始動記憶に基づく変動表示ゲームが実行される

0076

なお、以下の説明において、特図1変動表示ゲームと特図2変動表示ゲームを区別しな
い場合は、単に特図変動表示ゲームと称する。

0077

また、特に限定されるわけではないが、上記第1始動入賞口36内の始動口1スイッチ
36a、普通変動入賞装置37内の始動口2スイッチ37a、第3始動入賞口42内の始
動口3スイッチ42a、ゲートスイッチ34a、入賞口スイッチ35a、カウントスイッ
チ(39a)には、磁気検出用コイルを備え該コイルに金属が近接すると磁界が変化す
現象を利用して遊技球を検出する非接触型磁気近接センサ(以下、近接スイッチと称
する)が使用されている。また、遊技機10のガラス枠15等に設けられたガラス枠開放
検出スイッチ63や前面枠(遊技枠)12等に設けられた前面枠開放検出スイッチ64(
本体枠開放検出スイッチ)には、機械的な接点を有するマイクロスイッチを用いることが
できる。

0078

〔遊技制御装置〕
図3は、遊技機10の遊技制御系のブロック図である。遊技機10は遊技制御装置10
0を備え、遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置(主基板)であっ
て、遊技用マイクロコンピュータ(以下、遊技用マイコンと称する)111を有するCP
U部110と、入力ポートを有する入力部120と、出力ポートドライバなどを有する
出力部130、CPU部110と入力部120と出力部130との間を接続するデータバ
ス140などからなる。

0079

CPU部110は、アミューズメントチップ(IC)と呼ばれる遊技用マイコン(CP
U)111と、水晶振動子のような発振子を備え、CPUの動作クロックタイマ割込み
乱数生成回路の基準となるクロックを生成する発振回路水晶発振器)113などを有
する。遊技制御装置100及び該遊技制御装置100によって駆動されるソレノイドやモ
ータなどの電子部品には、電源装置400で生成されたDC32V,DC12V,DC5
Vなど所定のレベル直流電圧が供給されて動作可能にされる。

0080

電源装置400は、24Vの交流電源からDC32Vの直流電圧を生成するACDCコ
ンバータやDC32Vの電圧からDC12V,DC5Vなどのより低いレベルの直流電圧
を生成するDC−DCコンバータなどを有する通常電源部410と、遊技用マイコン11
1の内部のRAMに対して停電時に電源電圧を供給するバックアップ電源部420と、停
監視回路を有し、遊技制御装置100に停電の発生、回復を知らせる停電監視信号やリ
セット信号などの制御信号を生成して出力する制御信号生成部430などを備える。

0081

本実施形態では、電源装置400は、遊技制御装置100と別個に構成されているが、
バックアップ電源部420及び制御信号生成部430は、別個の基板上あるいは遊技制御
装置100と一体、すなわち、主基板上に設けるように構成してもよい。遊技盤30及び
遊技制御装置100は機種変更の際に交換の対象となるので、実施例のように、電源装置
400若しくは主基板とは別の基板にバックアップ電源部420及び制御信号生成部43
0を設けることにより、交換の対象から外しコストダウンを図ることができる。

0082

バックアップ電源部420は、電解コンデンサのような大容量のコンデンサ1つで構成
することができる。バックアップ電源は、遊技制御装置100の遊技用マイコン111(
特に内蔵RAM)に供給され、停電中あるいは電源遮断後もRAMに記憶されたデータが
保持されるようになっている。制御信号生成部430は、例えば通常電源部410で生成
された32Vの電圧を監視してそれが例えば17V以下に下がると停電発生を検出して停
電監視信号を変化させるとともに、所定時間後にリセット信号を出力する。また、電源
入時や停電回復時にもその時点から所定時間経過後にリセット信号を出力する。

0083

また、遊技制御装置100には初期化スイッチ112が設けられている。初期化スイッ
チ112が操作されると初期化スイッチ信号が生成され、これに基づき遊技用マイコン1
11内のRAM111c及び払出制御装置200内のRAMに記憶されている情報を強制
的に初期化する処理が行われる。特に限定されるわけではないが初期化スイッチ信号は電
投入時に読み込まれ、停電監視信号は遊技用マイコン111が実行するメインログ
ムのメインループの中で繰り返し読み込まれる。リセット信号は強制割込み信号一種
あり、制御システム全体をリセットさせる。

0084

遊技用マイコン111は、CPU(中央処理ユニットマイクロプロセッサ)111a
読出し専用のROM(リードオンリメモリ)111b及び随時読出し書込み可能なRA
M(ランダムアクセスメモリ)111cを備える。

0085

ROM111bは、遊技制御のための不変の情報(プログラム、固定データ、各種乱数
の判定値等)を不揮発的に記憶し、RAM111cは、遊技制御時にCPU111aの作
業領域や各種信号や乱数値の記憶領域として利用される。ROM111b又はRAM11
1cとして、EEPROMのような電気的に書換え可能な不揮発性メモリを用いてもよい

0086

また、ROM111bは、例えば、特図変動表示ゲームの実行時間、演出内容リーチ
状態の発生の有無などを規定する変動パターン(変動態様)を決定するための変動パター
ンテーブルを記憶している。変動パターンテーブルとは、始動記憶として記憶されている
変動パターン乱数1〜3をCPU111aが参照して変動パターンを決定するためのテー
ブルである。また、変動パターンテーブルには、結果がはずれとなる場合に選択されるは
ずれ変動パターンテーブル、結果が大当りとなる場合に選択される大当り変動パターン
ーブル等が含まれる。変動パターン(変動態様)には、リーチを生じさせるパターンが含
まれることがある。

0087

ここでリーチ(リーチ状態)とは、表示状態が変化可能な表示装置を有し、該表示装置
が時期を異ならせて複数の表示結果導出表示し、該複数の表示結果が予め定められた特
別結果態様となった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態(特別遊技状態)
となる遊技機10において、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、
既に導出表示されている表示結果が特別結果態様となる条件を満たしている表示状態をい
う。また、別の表現をすれば、リーチ状態とは、表示装置の変動表示制御が進行して表示
結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特別結果態様となる表示条件からは
ずれていない表示態様をいう。そして、例えば、特別結果態様が揃った状態を維持しなが
ら複数の変動表示領域による変動表示を行う状態(いわゆる全回転リーチ)もリーチ状態
に含まれる。また、リーチ状態とは、表示装置の表示制御が進行して表示結果が導出表示
される前段階にまで達した時点での表示状態であって、表示結果が導出表示される以前に
決定されている複数の変動表示領域の表示結果の少なくとも一部が特別結果態様となる条
件を満たしている場合の表示状態をいう。

0088

よって、例えば、特図変動表示ゲームに対応して表示装置に表示される飾り特図変動表
示ゲームが、表示装置における左、中、右の変動表示領域の各々で所定時間複数の識別
報を変動表示した後、左、右、中の順で変動表示を停止して結果態様を表示するものであ
る場合、左、右の変動表示領域で、特別結果態様となる条件を満たした状態(例えば、同
一の識別情報)で変動表示が停止した状態がリーチ状態となる。他に、すべての変動表示
領域の変動表示を一旦停止した時点で、左、中、右のうちいずれか二つの変動表示領域で
特別結果態様となる条件を満たした状態(例えば、同一の識別情報となった状態、ただし
特別結果態様は除く)をリーチ状態とし、リーチ状態から残りの一つの変動表示領域を変
動表示するようにしてもよい。

0089

そして、リーチ状態には複数のリーチ演出が含まれ、特別結果態様が導出される可能性
が異なる(期待値が異なる)リーチ演出の系統(リーチの種類、種別)として、ノーマル
リーチ(Nリーチ)、スペシャル0リーチ(SP0リーチ)、スペシャル1リーチ(SP
1リーチ)、スペシャル2リーチ(SP2リーチ)、スペシャル3リーチ(SP3リーチ
)、プレミアリーチが設定されている。なお、期待値(期待度信頼度)は、リーチなし
ノーマルリーチ<スペシャル0リーチ<スペシャル1リーチ<スペシャル2リーチ<ス
シャル3リーチ<プレミアリーチ(全回転リーチ)の順に高くなるようになっている。
また、リーチ状態は、少なくとも特図変動表示ゲームで特別結果態様が導出される場合(
大当りとなる場合)における変動表示態様に含まれるようになっている。すなわち、特図
変動表示ゲームで特別結果態様が導出されないと判定する場合(はずれとなる場合)にお
ける変動表示態様に含まれることもある。よって、リーチ状態が発生した状態は、リーチ
状態が発生しない場合と比較して大当りとなる可能性の高い状態である。

0090

CPU111aは、ROM111b内の遊技制御用プログラムを実行して、払出制御
置200や演出制御装置300に対する制御信号(コマンド)を生成したりソレノイドや
表示装置の駆動信号を生成して出力して遊技機10全体の制御を行う。また、図示しない
が、遊技用マイコン111は、特図変動表示ゲームの大当りを判定するための大当り乱数
や大当りの図柄を決定するための大当り図柄乱数、特図変動表示ゲームでの変動パターン
(各種リーチやリーチなしの変動表示における変動表示ゲームの実行時間等を含む)を決
定するための変動パターン乱数等を生成するための乱数生成回路と、発振回路113から
発振信号原クロック信号)に基づいてCPU111aに対する所定周期(例えば、4
msec(ミリ秒))のタイマ割込み信号や乱数生成回路の更新タイミングを与えるクロ
ックを生成するクロックジェネレータを備えている。

0091

また、CPU111aは、特図変動表示ゲームに関する処理において、ROM111b
に記憶されている複数の変動パターンテーブルの中から、いずれか一の変動パターンテー
ブルを取得する。具体的には、CPU111aは、特図変動表示ゲームの遊技結果(大当
りあるいははずれ)や、現在の遊技状態としての特図変動表示ゲームの確率状態(通常確
率状態あるいは高確率状態)、始動記憶数などに基づいて、複数の変動パターンテーブル
の中から、いずれか一の変動パターンテーブルを選択して取得する。ここで、CPU11
1aは、特図変動表示ゲームを実行する場合に、ROM111bに記憶された複数の変動
パターンテーブルのうち、いずれか一の変動パターンテーブルを取得する変動振り分け
報取得手段をなす。

0092

払出制御装置200は、CPU、ROM、RAM、入力インタフェース、出力インタ
ェース等を備え、遊技制御装置100からの賞球払出指令(コマンドやデータ)に従っ
て、払出ユニット払出モータ91を駆動させ、賞球を払い出させるための制御を行う。
また、払出制御装置200は、カードユニット600からの貸球要求信号に基づいて払出
ユニットの払出モータ91を駆動させ、貸球を払い出させるための制御を行う。

0093

遊技用マイコン111の入力部120には、遊技機に対する電波の発射を検出する電波
センサ62(盤電波センサ)、普図始動ゲート34のゲートスイッチ34a、第1始動入
賞口36内の始動口1スイッチ36a、第2始動入賞口37内の始動口2スイッチ37a
、第3始動入賞口42内の始動口3スイッチ42a、入賞口スイッチ35a、特別変動入
賞装置39の大入賞口スイッチ39aに接続され、これらのスイッチから供給されるハイ
レベルが11Vでロウレベルが7Vのような負論理の信号が入力され、0V−5Vの正論
理の信号に変換するインタフェースチップ(近接I/F)121が設けられている。

0094

近接I/F121の出力は、第2入力ポート123又は第3入力ポート124に供給さ
データバス140を介して遊技用マイコン111に読み込まれる。なお、近接I/F1
21の出力のうち、ゲートスイッチ34a、始動口1スイッチ36a、始動口2スイッチ
37a、始動口3スイッチ42a、入賞口スイッチ35a、大入賞口スイッチ39aの検
出信号は第3入力ポート124に入力される。

0095

また、近接I/F121の出力のうち、電波センサ62の検出信号及びセンサやスイッ
チの異常を検出した際に出力される異常検知信号は第2入力ポート123に入力される。

0096

また、遊技機10は、遊技条件に関する設定を変更可能な設定変更装置43(設定変更
手段)を有しており、第2入力ポート123は設定変更装置43に接続されて設定変更装
置43からの信号が入力される。例えば、設定変更装置43は、通常スロットマシンに設
けられる設定変更装置でよく、キースイッチ、ボタンスイッチ、7セグメント型の表示器
(LEDランプ)等で構成されるものでよい。設定変更装置43は、遊技機10内部に設
けられ、例えば前面枠12を開けなければ操作できない位置(アクセスできない位置)に
設けられる。即ち、一般の遊技者は、設定変更装置43にアクセスして操作することがで
きない。なお、設定変更装置43を遊技制御装置100上(主基板上)に組み付けるよう
にして設けてもよい。

0097

設定変更装置43によって、大当りの確率や確変突入率などの遊技条件に関する設定を
変更することができる。本実施形態において、遊技条件に関する設定は、設定1、設定2
、設定3があり、設定1が遊技者に最も不利な設定(低設定)であり、設定2が中間の設
定(中間設定)であり、設定3が遊技者に最も有利な設定(高設定)である。

0098

また、第2入力ポート123には、遊技機10の前面枠12等に設けられた不正検出用
磁気センサスイッチ61の検出信号、払出制御装置200から出力される枠電波不正信
号、払出ビジー信号が入力される。なお、振動を検出する振動センサスイッチを遊技機に
設け、検出信号が第2入力ポート123に入力されるようにしてもよい。枠電波不正信号
は前面枠12(本体枠)に設けられた枠電波センサが電波を検出することに基づき出力さ
れる信号であり、払出ビジー信号は払出制御装置200がコマンドを受付可能な状態か否
かを示す信号である。

0099

また、近接I/F121の出力のうち、第3入力ポート124への出力は、遊技制御装
置100から中継基板70を介して図示しない試射試験装置へも供給されるようになって
いる。さらに、近接I/F121の出力のうち始動口1スイッチ36aと始動口2スイッ
チ37aと始動口3スイッチ42aの検出信号は、第3入力ポート124の他、遊技用
コン111に入力されるように構成されている。

0100

前述のように近接I/F121は、信号のレベル変換機能を有する。このようなレベル
変換機能を可能にするため、近接I/F121には、電源装置400から通常のICの動
作に必要な例えば5Vのような電圧の他に、12Vの電圧が供給されるようになっている

0101

第3入力ポート124が保持しているデータは、遊技用マイコン111が第3入力ポー
ト124に割り当てられているアドレスデコードすることによってイネーブル信号CE
2をアサート(有効レベルに変化)することよって、読み出すことができる。第2入力ポ
ート123や後述の第1入力ポート122も同様である。

0102

また、入力部120には、遊技機10のガラス枠15等に設けられたガラス枠開放検出
スイッチ63、前面枠12等に設けられた前面枠開放検出スイッチ64からの信号、払出
異常を示すステータス信号、払出前の遊技球の不足を示すシュート球切れスイッチ信号、
オーバーフローを示すオーバーフロースイッチ信号、操作ハンドル24に設けられたタッ
チスイッチの入力に基づくタッチスイッチ信号を取り込んでデータバス140を介して遊
技用マイコン111に供給する第1入力ポート122が設けられている。オーバーフロー
スイッチ信号は、下皿23に遊技球が所定量以上貯留されていること(満杯になったこと
)を検出したときに出力される信号である。

0103

また、入力部120には、電源装置400からの停電監視信号やリセット信号などの信
号を遊技用マイコン111等に入力するためのシュミットバッファ125が設けられてお
り、シュミットバッファ125はこれらの入力信号からノイズを除去する機能を有する。
電源装置400からの停電監視信号や、初期化スイッチ112からの初期化スイッチ信号
は、一旦第1入力ポート122に入力され、データバス140を介して遊技用マイコン1
11に取り込まれる。つまり、前述の各種スイッチからの信号と同等の信号として扱われ
る。遊技用マイコン111に設けられている外部からの信号を受ける端子の数には制約
あるためである。

0104

一方、シュミットバッファ125によりノイズ除去されたリセット信号RSTは、遊技
用マイコン111に設けられているリセット端子直接入力されるとともに、出力部13
0の各ポートに供給される。また、リセット信号RSTは出力部130を介さずに直接中
継基板70に出力することで、試射試験装置に出力するために中継基板70のポート(図
示省略)に保持される試射試験信号をオフするように構成されている。

0105

また、リセット信号RSTを中継基板70を介して試射試験装置に出力可能に構成する
ようにしてもよい。なお、リセット信号RSTは入力部120の各ポート122,123
,124には供給されない。リセット信号RSTが入る直前に遊技用マイコン111によ
って出力部130の各ポートに設定されたデータはシステムの誤動作を防止するためリセ
ットする必要があるが、リセット信号RSTが入る直前に入力部120の各ポートから遊
技用マイコン111が読み込んだデータは、遊技用マイコン111のリセットによって廃
棄されるためである。

0106

出力部130には、遊技用マイコン111から演出制御装置300への通信経路及び遊
技用マイコン111から払出制御装置200への通信経路に配されるシュミットバッファ
132が設けられている。遊技制御装置100から演出制御装置300及び払出制御装置
200へは、シリアル通信でデータが送信される。なお、演出制御装置300の側から遊
制御装置100へ信号を入力できないようにした片方向通信とされている。

0107

さらに、出力部130には、データバス140に接続され図示しない認定機関の試射試
験装置へ変動表示ゲームの特図図柄情報を知らせるデータや大当りの確率状態を示す信号
などを中継基板70を介して出力するバッファ133が実装可能に構成されている。バッ
ファ133は遊技店に設置される実機(量産販売品)としてのパチンコ遊技機の遊技制御
装置(主基板)には実装されない部品である。なお、前記近接I/F121から出力され
る始動口スイッチなど加工の必要のないスイッチの検出信号は、バッファ133を通さず
に中継基板70を介して試射試験装置に供給される。

0108

一方、磁気センサスイッチ61や電波センサ62のようにそのままでは試射試験装置に
供給できない検出信号は、一旦遊技用マイコン111に取り込まれて他の信号若しくは情
報に加工されて、例えば遊技機が遊技制御できない状態であることを示すエラー信号とし
てデータバス140からバッファ133、中継基板70を介して試射試験装置に供給され
る。

0109

なお、中継基板70には、バッファ133から出力された信号を取り込んで試射試験
置に供給するポートや、バッファを介さないスイッチの検出信号の信号線中継して伝達
するコネクタなどが設けられている。中継基板70上のポートには、遊技用マイコン11
1から出力されるチップイネーブル信号CEも供給され、該信号CEにより選択制御され
たポートの信号が試射試験装置に供給されるようになっている。

0110

また、出力部130には、データバス140に接続され普通変動入賞装置37を開放さ
せるソレノイド(普電ソレノイド)37c、特別変動入賞装置39を開放させるソレノ
ド(大入賞口ソレノイド)39bの開閉データを出力するための第2出力ポート134が
設けられている。

0111

また、出力部130には、一括表示装置50に表示する内容に応じてLEDのアノード
端子が接続されているセグメント線のオン/オフデータを出力するための第3出力ポート
135、一括表示装置50のLEDのカソード端子が接続されているデジット線のオン/
オフデータを出力するための第4出力ポート136が設けられている。

0112

また、出力部130には、大当り情報など遊技機10に関する情報を外部情報端子71
に出力するための第5出力ポート137が設けられている。外部情報端子71にはフォト
リレーが備えられ、例えば遊技店に設置された外部装置情報収集端末遊技場内部管理
装置(ホールコンピュータ)など)に接続可能であり、遊技機10に関する情報を外部装
置に供給することができるようになっている。また、第5出力ポート137からはシュミ
ットバッファ132を介して払出制御装置200に発射許可信号も出力される。

0113

さらに、出力部130には、第2出力ポート134から出力される普電ソレノイド37
cや大入賞口ソレノイド39bの開閉データ信号を受けてソレノイド駆動信号を生成し出
力する第1ドライバ(駆動回路)138a、第3出力ポート135から出力される一括
示装置50の電流供給側のセグメント線のオン/オフ駆動信号を出力する第2ドライバ1
38b、第4出力ポート136から出力される一括表示装置50の電流引き込み側のデジ
ット線のオン/オフ駆動信号を出力する第3ドライバ138c、第5出力ポート137か
管理装置等の外部装置に供給する外部情報信号を外部情報端子71に出力する第4ドラ
イバ138dが設けられている。

0114

第1ドライバ138aには、32Vで動作するソレノイドを駆動できるようにするため
、電源電圧としてDC32Vが電源装置400から供給される。また、一括表示装置50
のセグメント線を駆動する第2ドライバ138bには、DC12Vが供給される。デジッ
ト線を駆動する第3ドライバ138cは、表示データに応じたデジット線を電流で引き抜
くためのものであるため、電源電圧は12V又は5Vのいずれであってもよい。

0115

12Vを出力する第2ドライバ138bによりセグメント線を介してLEDのアノード
端子に電流を流し込み、接地電位を出力する第3ドライバ138cによりカソード端子よ
りセグメント線を介して電流を引き抜くことで、ダイナミック駆動方式で順次選択された
LEDに電源電圧が流れて点灯される。外部情報信号を外部情報端子71に出力する第4
ドライバ138dは、外部情報信号に12Vのレベルを与えるため、DC12Vが供給さ
れる。なお、バッファ133や第2出力ポート134、第1ドライバ138a等は、遊技
制御装置100の出力部130、すなわち、主基板ではなく、中継基板70側に設けるよ
うにしてもよい。

0116

さらに、出力部130には、外部の検査装置250へ各遊技機の識別コードやプログラ
ムなどの情報を送信するためのフォトカプラ139が設けられている。フォトカプラ13
9は、遊技用マイコン111が検査装置250との間でシリアル通信によってデータの送
受信を行えるように双方通信可能に構成されている。なお、かかるデータの送受信は、通
常の汎用マイクロプロセッサと同様に遊技用マイコン111が有するシリアル通信端子
利用して行われるため、入力ポート122,123,124のようなポートは設けられて
いない。

0117

〔演出制御装置〕
次に、図4を用いて、演出制御装置300(サブ基板)の構成について説明する。図4
は、遊技機10の演出制御系のブロック図である。

0118

演出制御装置300は、遊技用マイコン111と同様にアミューズメントチップ(IC
)からなる主制御用マイコン(CPU)311と、主制御用マイコン311からのコマン
ドやデータに従って表示装置41への映像表示のための画像処理を行うグラフィックプロ
セッサとしてのVDP(Video Display Processor)312と、各種のメロディや効果音
などをスピーカ19から再生させるため音の出力を制御する音源LSI314を備えてい
る。

0119

主制御用マイコン311には、CPUが実行するプログラムや各種データを格納したP
ROM(プログラマブルリードオンリメモリ)からなるプログラムROM321、作業領
域を提供するRAM322、停電時に電力が供給されなくとも記憶内容保持可能なFe
RAM323、現在の日時(年月日曜日時刻など)を示す情報を生成する計時手段を
なすRTC(リアルタイムクロック)338が接続されている。なお、主制御用マイコン
311の内部にも作業領域を提供するRAMが設けられている。

0120

また、主制御用マイコン311にはWDT(ウォッチドッグタイマ回路324が接続
されている。主制御用マイコン311は、遊技用マイコン111からのコマンドを解析
、演出内容を決定してVDP312に出力映像の内容を指示したり、音源LSI314へ
再生音の指示、装飾ランプの点灯、モータやソレノイドの駆動制御、演出時間の管理な
どの処理を実行する。

0121

VDP312には、作業領域を提供するRAM312aや、画像を拡大、縮小処理する
ためのスケーラ312bが設けられている。また、VDP312にはキャラクタ画像や映
像データが記憶された画像ROM325や、画像ROM325から読み出されたキャラ
タなどの画像データを展開したり加工したりするのに使用される超高速VRAMビデ
オRAM)326が接続されている。

0122

特に限定されるわけではないが、主制御用マイコン311とVDP312との間は、パ
ラレル方式でデータの送受信が行われるように構成されている。パラレル方式でデータを
送受信することで、シリアルの場合よりも短時間にコマンドやデータを送信することがで
きる。

0123

VDP312から主制御用マイコン311へは、表示装置41の映像とガラス枠15や
遊技盤30に設けられている装飾ランプの点灯を同期させるための垂直同期信号SYN
C、データの送信タイミングを与える同期信号STSが入力される。なお、VDP312
から主制御用マイコン311へは、VRAMへの描画の終了等処理状況を知らせるため割
込み信号INT0〜n及び主制御用マイコン311からのコマンドやデータの受信待ち
状態にあることを知らせるためのウェイト信号AITなども入力される。

0124

演出制御装置300には、LVDS(小振幅信号伝送)方式で表示装置41に送信する
映像信号を生成する信号変換回路313が設けられている。VDP312から信号変換
路313へは、映像データ、水平同期信号HSYNC及び垂直同期信号VSYNCが入力
されるようになっており、VDP312で生成された映像は、信号変換回路313を介し
て表示装置41に表示される。

0125

音源LSI314には音声データが記憶された音ROM327が接続されている。主制
御用マイコン311と音源LSI314は、アドレス/データバス340を介して接続さ
れている。また、音源LSI314から主制御用マイコン311へは割込み信号INTが
入力されるようになっている。演出制御装置に300には、ガラス枠15に設けられた上
スピーカ19a及び前面枠12に設けられた下スピーカ19bを駆動するオーディオパワ
アンプなどからなるアンプ回路337が設けられており、音源LSI314で生成され
た音声はアンプ回路337を介して上スピーカ19a及び下スピーカ19bから出力され
る。

0126

また、演出制御装置300には、遊技制御装置100から送信されるコマンドを受信す
るインタフェースチップ(コマンドI/F)331が設けられている。コマンドI/F3
31を介して、遊技制御装置100から演出制御装置300に送信された飾り特図保留数
コマンド、飾り特図コマンド変動コマンド停止情報コマンド等を、演出制御指令信号
(演出コマンド)として受信する。遊技制御装置100の遊技用マイコン111はDC5
Vで動作し、演出制御装置300の主制御用マイコン311はDC3.3Vで動作するた
め、コマンドI/F331には信号のレベル変換の機能が設けられている。

0127

また、演出制御装置300には、遊技盤30(センターケース40を含む)に設けられ
ているLED(発光ダイオード)を有する盤装飾装置46を駆動制御する盤装飾LED制
御回路332、ガラス枠15に設けられているLED(発光ダイオード)を有する枠装飾
装置(例えば枠装飾装置18等)を駆動制御する枠装飾LED制御回路333、遊技盤3
0(センターケース40を含む)に設けられている盤演出装置44(例えば表示装置41
における演出表示と協働して演出効果を高める可動役物等)を駆動制御する盤演出可動体
制御回路334が設けられている。

0128

ランプやモータ及びソレノイドなどを駆動制御するこれらの制御回路332〜334は
、アドレス/データバス340を介して主制御用マイコン311と接続されている。なお
、ガラス枠15に設けられているモータ等の枠演出装置を駆動制御する枠演出可動体制御
回路を備えていてもよい。

0129

さらに、演出制御装置300には、ガラス枠15に設けられた演出ボタン25に内蔵さ
れている演出ボタンスイッチ25a、演出ボタン25の表面に設けられているタッチパネ
ル25b、盤演出装置44内のモータの初期位置等を検出する演出役物スイッチ47(演
モータスイッチ)のオン/オフ状態を検出して主制御用マイコン311に検出信号を入
力する機能や、演出制御装置300に設けられた音量調節スイッチ335の状態を検出し
て主制御用マイコン311に検出信号を入力するスイッチ入力回路336が設けられてい
る。

0130

電源装置400の通常電源部410は、前述のような構成を有する演出制御装置300
やそれによって制御される電子部品に対して所望のレベルの直流電圧を供給するため、モ
ータやソレノイドを駆動するためのDC32V、液晶パネルからなる表示装置41、モー
タやLEDを駆動するためのDC12V、コマンドI/F331の電源電圧となるDC5
Vの他に、モータやLED、スピーカを駆動するためのDC15Vの電圧を生成するよう
に構成されている。

0131

さらに、主制御用マイコン311として、3.3Vあるいは1.2Vのような低電圧
動作するLSIを使用する場合には、DC5Vに基づいてDC3.3VやDC1.2Vを
生成するためのDC−DCコンバータが演出制御装置300に設けられる。なお、DC−
DCコンバータは通常電源部410に設けるようにしてもよい。

0132

電源装置400の制御信号生成部430により生成されたリセット信号は、主制御用
イコン311に供給され、当該デバイスリセット状態にする。また、主制御用マイコン
311から出力される形で、VDP312(VDPRESET信号)、音源LSI314
、スピーカを駆動するアンプ回路337(SNDRESET信号)、ランプやモータなど
を駆動制御する制御回路332〜334(IORESET信号)に供給され、これらをリ
セット状態にする。また、演出制御装置300には遊技機10の各所を冷却する冷却FA
N45が接続され、演出制御装置300の電源が投入された状態では冷却FAN45が駆
動するようにされている。

0133

次に、これらの制御回路において行われる遊技制御について説明する。遊技制御装置1
00の遊技用マイコン111のCPU111aでは、普図始動ゲート34に備えられたゲ
ートスイッチ34aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当り判定用乱数値を
抽出してROM111bに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当り外
れを判定する。

0134

そして、普図表示器に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表
示ゲームを表示する。普図変動表示ゲームの結果が当りの場合は、普図表示器に特別の結
果態様を表示するとともに、普電ソレノイド37cを動作させ、普通変動入賞装置37の
可動部材37bを所定時間(例えば、0.3秒間)前述のように開放する制御を行う。す
なわち、遊技制御装置100が、変換部材(可動部材37b)の変換制御を行う変換制御
実行手段をなす。なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器にはず
れの結果態様を表示する制御を行う。

0135

また、第1始動入賞口36に備えられた始動口1スイッチ36aからの遊技球の検出信
号の入力に基づき始動入賞(始動記憶)を記憶し、始動記憶に基づき、特図1変動表示ゲ
ームの大当り判定用乱数値を抽出してROM111bに記憶されている判定値と比較し、
図1変動表示ゲームの当り外れを判定する。

0136

また、普通変動入賞装置37に備えられた始動口2スイッチ37a、第3始動入賞口4
2に備えられた始動口3スイッチ42aからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動記憶
を記憶し、始動記憶に基づき、特図2変動表示ゲームの大当り判定用乱数値を抽出してR
OM111bに記憶されている判定値と比較し、特図2変動表示ゲームの当り外れを判定
する。

0137

そして、遊技制御装置100のCPU111aは、特図1変動表示ゲームや特図2変動
表示ゲームの判定結果を含む制御信号(演出制御コマンド)を、演出制御装置300に出
力する。そして、特図1表示器51や特図2表示器52に、識別図柄を所定時間変動表示
した後、停止表示する特図変動表示ゲームを表示する。すなわち、遊技制御装置100が
、遊技領域32を流下する遊技球の始動入賞領域(第1始動入賞口36、普通変動入賞装
置37、第3始動入賞口42)への入賞に基づき変動表示ゲームの進行制御を行う遊技制
御手段をなす。

0138

また、演出制御装置300では、遊技制御装置100からの制御信号に基づき、表示装
置41で特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームを表示する。さらに、演
出制御装置300では、遊技制御装置100からの制御信号に基づき、演出状態の設定や
、スピーカ19a,19bからの音の出力、各種LEDの発光を制御する処理等を行う。
すなわち、演出制御装置300が、遊技(変動表示ゲーム等)に関する演出を制御する演
出制御手段をなす。

0139

そして、遊技制御装置100のCPU111aは、特図変動表示ゲームの結果が当りの
場合は、特図1表示器51や特図2表示器52に特別結果態様を表示するとともに、特別
遊技状態を発生させる。特別遊技状態を発生させる処理においては、CPU111aは、
例えば、大入賞口ソレノイド39bにより特別変動入賞装置39の開閉扉39cを開放さ
せ、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。

0140

そして、大入賞口に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開
放から所定の開放可能時間(例えば、27秒又は0.05秒)が経過するかのいずれかの
条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンド(R)とし、これを所定ラウ
ンド回数(例えば、16回、6回など)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行
う。すなわち、遊技制御装置100が、停止結果態様が特別結果態様となった場合に、大
入賞口を開閉する制御を行う大入賞口開閉制御手段をなす。また、特図変動表示ゲームの
結果がはずれの場合は、特図1表示器51や特図2表示器52にはずれの結果態様を表示
する制御を行う。

0141

また、遊技制御装置100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、特別遊技状態
の終了後に、遊技状態として高確率状態を発生可能となっている。高確率状態(確変状態
)は、特図変動表示ゲームにて当り結果となる確率が、通常確率状態と比較して高い状態
である。また、特図1変動表示ゲーム及び特図2変動表示ゲームのどちらの特図変動表示
ゲームの結果態様に基づき高確率状態となっても、特図1変動表示ゲーム及び特図2変動
表示ゲームの両方が高確率状態となる。

0142

また、遊技制御装置100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、特別遊技状態
の終了後に、遊技状態として時短状態(特定遊技状態)を発生可能となっている。時短
態においては、普図変動表示ゲーム及び普通変動入賞装置37を時短動作状態とする制御
を行い、普通変動入賞装置37が通常動作状態である場合よりも、単位時間当りの普通変
入賞装置37の開放時間が実質的に多くなるように制御するため、普電サポート状態(
電サポ状態)となる。なお、潜伏確変状態を除く高確率状態(通常の確変状態)でも、重
複して時短状態にして普電サポート電サポ)を実行する。

0143

例えば、時短状態においては、前述の普図変動表示ゲームの実行時間(普図変動時間)
を通常の第1変動表示時間よりも短い第2変動表示時間にする時間短縮変動が可能である
(例えば、10000msecが1000msec)。なお、時短状態においては、特図
変動表示ゲームの実行時間(特図変動時間)も通常より短縮され、特図変動表示ゲームの
時間短縮変動も実行する。

0144

また、時短状態においては、普図変動表示ゲームの結果を表示する普図停止時間を第1
停止時間(例えば1604msec)よりも短い第2停止時間(例えば704msec)
となるように制御することが可能である。

0145

また、時短状態においては、普図変動表示ゲームが当り結果となって普通変動入賞装置
37が開放される場合に、開放時間(普電開放時間)が通常状態の第1開放時間(例えば
100msec)よりも長い第2開放時間(例えば1352msec)となるように制御
することが可能である。

0146

また、時短状態においては、普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対して、普通変動
入賞装置37の開放回数(普電開放回数)を第1開放回数(例えば2回)よりも多い回数
(例えば、4回)の第2開放回数に設定することが可能である。また、時短状態において
は、普図変動表示ゲームの当り結果となる確率(普図確率)を通常動作状態である場合の
通常確率(低確率)よりも高い高確率とすることが可能である。

0147

時短状態においては、普図変動時間、普図停止時間、普電開放回数、普電開放時間、普
図確率のいずれか一つ又は複数を変化させることで普通変動入賞装置37を開状態に状態
変換する時間を通常よりも延長するようにする。これにより、時短状態では、通常遊技状
態よりも普通変動入賞装置37への入賞が容易化して、単位時間当たりの特図変動表示ゲ
ームの実行回数が通常遊技状態よりも増加可能である。また、変化させるものが異なる複
数種類の時短状態を設定することも可能である。また、通常動作状態において可動部材3
7bを開放しないように設定(普図確率が0)してもよい。また、当りとなった場合に第
開放態様と第2開放態様のいずれかを選択するようにしてもよい。この場合、第1開放
態様と第2開放態様の選択確率を異ならせてもよい。また、高確率状態と時短状態は、そ
れぞれ独立して発生可能であり、両方を同時に発生することも可能であるし一方のみを発
生させることも可能である。

0148

[遊技制御装置の制御]
以下、このような遊技を行う遊技機の制御について説明する。まず、上記遊技制御装置
100の遊技用マイクロコンピュータ(遊技用マイコン)111によって実行される制御
について説明する。遊技用マイコン111による制御処理は、主に図5A及び図5Bに示
すメイン処理と、所定時間周期(例えば4msec)で行われる図7に示すタイマ割込み
処理とからなる。

0149

〔メイン処理(遊技制御装置)〕
まず、メイン処理について説明する。図5A及び図5Bは、遊技制御装置100による
メイン処理の手順を示すフローチャートである。メイン処理は、電源が投入されることで
開始される。なお、遊技制御装置100が実行する処理のフローチャートにおいて、ステ
ップの符号(番号)は「A****」と表されている。

0150

図5Aに示すように、遊技制御装置100は、メイン処理を開始すると、まず、割込
禁止する処理を実行する(A1001)。さらに、割込み発生時にレジスタ等の値を退
避する領域の先頭アドレスであるスタックポインタを設定するスタックポインタ設定処理
を実行する(A1002)。

0151

続いて、使用するレジスタバンクとしてレジスタバンク0を指定し(A1003)、所
定のレジスタにRAM先頭アドレスの上位アドレスをセットする(A1004)。例えば
、RAMのアドレスが0000h〜01FFhの範囲である場合に、上位アドレスとして
00hをセットする。

0152

次に、遊技制御装置100は、発射禁止の信号を出力して発射許可信号を禁止状態に設
定する(A1005)。発射許可信号は遊技制御装置100と払出制御装置200の少な
くとも一方が発射禁止の信号を出力している場合に禁止状態に設定され、遊技球の発射が
禁止されるようになっている。その後、遊技制御装置100は、入力ポート1(第1入力
ポート122)の状態を読み込む(A1006)。

0153

さらに、遊技制御装置100は、電源ディレイタイマを設定する(A1007)。電源
ディレイタイマに所定の初期値を設定することにより、主制御手段をなす遊技制御装置1
00からの指示に従い種々の制御を行う従制御手段(例えば、払出制御装置200や演出
制御装置300)のプログラムが正常に起動するまで待機するための待機時間(例えば3
秒)が設定される。これにより、電源投入の際に仮に遊技制御装置100が先に立ち上が
って従制御装置(例えば払出制御装置200や演出制御装置300)が立ち上がる前にコ
マンドを従制御装置に送ってしまい、従制御装置がコマンドを取りこぼすことを回避する
ことができる。すなわち、遊技制御装置100が、電源投入時において、主制御手段(遊
技制御装置100)の起動を遅らせて従制御装置(払出制御装置200、演出制御装置3
00等)の起動を待つための所定の待機時間を設定する待機手段をなす。

0154

また、電源ディレイタイマの計時は、RAMの正当性判定(チェックサム算出)の対象
とならない記憶領域(正当性判定対象外のRAM領域又はレジスタ等)を用いて行われる
。これにより、RAM領域のチェックサム等のチェックデータを算出する際に、一部のR
AM領域を除外して算出する必要がないため電源投入時の制御が複雑になることを防止す
ることができる。

0155

なお、第1入力ポート122には初期化スイッチ信号が入力されるようになっており、
待機時間の開始前に第1入力ポート122の状態を読み込むことで、初期化スイッチ11
2の操作を確実に検出できる。すなわち、待機時間の経過後に初期化スイッチ112の状
態を読み込むようにすると、待機時間の経過を待ってから初期化スイッチ112を操作し
たり、電源投入から待機時間の経過まで初期化スイッチ112を操作し続けたりする必要
がある。しかし、待機時間の開始前に状態を読み込むことで、このような煩わしい操作を
行わなくても電源投入後すぐに操作を行うことで検出されるようになり、電源投入時に行
った初期化の操作が受け付けられないような事態を防止できる。

0156

電源ディレイタイマを設定すると(A1007)、遊技制御装置100は、待機時間の
計時と、待機時間中における停電の発生を監視する処理とを実行する(A1008からA
1012)。

0157

停電監視処理が開始されると、遊技制御装置100は、まず、電源装置400から入力
されている停電監視信号をポート及びデータバスを介して読み込んでチェックする回数(
例えば2回)を設定し(A1008)、停電監視信号がオンである否かを判定する(A1
009)。

0158

遊技制御装置100は、停電監視信号がオンである場合には(A1009の結果が「Y
」)、ステップA1008の処理で設定したチェック回数分停電監視信号のオン状態が継
続しているか否かを判定する(A1010)。そして、チェック回数分停電監視信号のオ
ン状態が継続していない場合には(A1010の結果が「N」)、ステップA1009の
停電監視信号がオンであるか否かを判定する処理に戻る。

0159

また、遊技制御装置100は、チェック回数分停電監視信号のオン状態が継続している
場合(A1010の結果が「Y」)、すなわち、停電が発生していると判定した場合には
、遊技機の電源が遮断されるまで待機する。このように、所定期間に亘り停電監視信号を
受信し続けた場合に停電が発生したと判定することで、ノイズなどにより停電を誤検知す
ることを防止でき、電源投入時における不具合に適切に対処することができる。

0160

すなわち、遊技制御装置100が、所定の待機時間において停電の発生を監視する停電
監視手段をなす。これにより、主制御手段をなす遊技制御装置100の起動を遅らせてい
る期間において発生した停電に対応することが可能となり、電源投入時における不具合に
適切に対処することができる。なお、待機時間の終了まではRAMへのアクセスが許可
れておらず、前回の電源遮断時の記憶内容が保持されたままとなっているため、ここでの
停電発生時にはバックアップの処理等は行う必要がない。したがって、待機時間中に停電
が発生してもRAMのバックアップを取る必要がなく、制御の負担を軽減することができ
る。

0161

一方、遊技制御装置100は、停電監視信号がオンでない場合(A1009の結果が「
N」)、すなわち、停電が発生していない場合には、電源投入ディレイタイマを−1更新
し(A1011)、タイマの値が0であるか否かを判定する(A1012)。タイマの値
が0でない場合(A1012の結果が「N」)、すなわち、待機時間が終了していない場
合には、ステップA1008の停電監視信号のチェック回数を設定する処理に戻る。

0162

また、遊技制御装置100は、タイマの値が0である場合(A1012の結果が「Y」
)、すなわち、待機時間が終了した場合には、RAMやEEPROM等の読出し書込み可
能なRWM(リードライトメモリ)のアクセスを許可し(A1013)、全出力ポートに
オフデータを出力(出力が無い状態に設定)する(A1014)。

0163

次に、遊技制御装置100は、シリアルポート(遊技用マイコン111に予め搭載され
ているポートで、本実施形態では、演出制御装置300や払出制御装置200との通信に
使用)を設定する(A1015)。

0164

続いて、遊技制御装置100は、設定変更装置43がオンであるか否か、即ち、設定変
更装置43が設定を変更可能な状態となっているか否かを判定する(A1016)。例え
ば、キーが差し込まれるなどして設定変更装置43のキースイッチがオンしている場合に
、設定変更装置43がオンであると判定できる。

0165

遊技制御装置100は、設定変更装置43がオンである場合に(A1016の結果が「
Y」)、設定変更を行う設定変更処理を実行する(A1017)。設定変更処理では、操
作者によって設定変更装置43のボタンスイッチが押される度に、遊技機10の設定を設
定1→設定2→設定3→設定1・・・のように変更して選択する。なお、ボタンスイッチ
の操作ではなく、キーを所定の位置に回転操作して設定を変更する構成としてもよい。そ
して、選択されている1〜3の設定値が、設定変更装置43の7セグメント型の表示器に
表示される。キーが抜かれるなどして設定変更装置43のキースイッチがオフした際に、
設定(即ち設定値)が確定してRWM(記憶手段)内の設定情報記憶領域に記憶され、設
変更処理は終了する。設定変更装置43の7セグメント型の表示器は、電気回路を介し
てボタンスイッチの操作に直接連動して変化させてよいし、遊技用マイコン111を介し
て変化させてもよい。

0166

遊技制御装置100は、設定変更装置43がオンでない場合に(A1016の結果が「
N」)、先に読み込んだ第1入力ポート122の状態から初期化スイッチ112がオンに
されたか否かを判定する(A1018)。ここでは、RAM領域をクリアする初期化を実
行するか否かを判定している。

0167

遊技制御装置100は、初期化スイッチ112がオフである場合には(A1018の結
果が「N」)、RWM内の停電検査領域1の値が正常な停電検査領域チェックデータであ
るか否かを判定する(A1019)。そして、正常であれば(A1019の結果が「Y」
)、RWM内の停電検査領域2の値が正常な停電検査領域チェックデータであるか否かを
判定する(A1020)。

0168

さらに、遊技制御装置100は、停電検査領域2の値が正常であれば(A1020の結
果が「Y」)、RWM内の所定領域のチェックサムを算出するチェックサム算出処理(正
性判定手段)を実行し(A1021)、算出されたチェックサムと電源断時のチェック
サムが一致するか否かを判定する(A1022)。チェックサムが一致する場合には(A
1022の結果が「Y」)、図5BのステップA1023の処理に移行し、停電から正常
復旧した場合の処理を実行する。

0169

なお、ステップA1021とA1022の処理を、RWM内の設定情報記憶領域と遊技
情報記憶領域とで別々で行うようにした場合は、後のステップA1028−A1032に
おいて、不一致が検出された方の領域のみを、初期化(遊技情報記憶領域に対して)する
か又はデフォルト設定(設定情報記憶領域に対して)にするようにしてもよいし、一方の
領域で不一致が検出された場合でも、両方の領域を初期化(遊技情報記憶領域に対して)
及びデフォルト設定(設定情報記憶領域に対して)にするようにしてもよい。例えば、設
定情報記憶領域の異常(チェックサムの不一致)を検出した場合、後のステップA103
1において、誤った設定情報が設定情報記憶領域にセーブされているとして、設定情報記
憶領域にデフォルト設定として所定の設定情報(例えば設定1)を初期値としてセーブで
きる。なお、遊技情報記憶領域は、遊技(変動表示ゲーム)に関する遊技情報(例えば乱
数、客待ちデモの情報、演出モードの設定など)を記憶する領域である。

0170

また、遊技制御装置100は、設定変更処理が行われる場合(A1016の結果が「Y
」)、初期化スイッチ112がオンである場合(A1018の結果が「Y」)、停電検査
領域のチェックデータが正常なデータでないと判定された場合(A1019の結果が「N
」、又は、A1020の結果が「N」)、チェックサムが正常でない場合には(A102
2の結果が「N」)、図5BのステップA1028の処理に移行して初期化処理を実行す
る。すなわち、設定変更装置43や初期化スイッチ112が外部からの操作が可能な初期
化操作部をなし、遊技制御装置100が、初期化操作部が操作されたことに基づきRAM
に記憶されたデータを初期化する初期化手段をなす。なお、設定変更する場合には、初期
化スイッチ112がオンにされたか否かを判定する前に設定変更処理後の初期化が行われ
るため、設定変更による初期化とスイッチ112がオンにされたことによる初期化を重複
して行わない構成も可能である。

0171

遊技制御装置100は、初期化すべき領域に停電復旧時の初期値をセーブする(A10
23)。初期化すべき領域とは、停電検査領域、チェックサム領域及びエラー不正監視に
係る領域である。設定情報記憶領域は、初期化すべき領域から除かれている。なお、払出
制御装置200がコマンドを受付可能な状態か否かを示す信号である払出ビジー信号の状
態を記憶するビジー信号ステータス領域もクリアされ、払出ビジー信号の状態を確定して
いないことを示す不定状態とされる。その後、遊技制御装置100は、RWM内の遊技状
態を記憶する領域を調べて遊技状態が高確率状態であるか否かを判定する(A1024)

0172

ここで、遊技制御装置100は、遊技状態が高確率状態でない場合には(A1024の
結果が「N」)、ステップA1025及びステップA1026の処理をスキップして、ス
テップA1027の処理に移行する。また、遊技状態が高確率状態である場合には(A1
024の結果が「Y」)、高確率報知フラグ領域にオン情報をセーブし(A1025)、
例えば一括表示装置50に設けられる高確率報知LED(エラー表示器)のオン(点灯)
データをセグメント領域にセーブする(A1026)。そして、後述の特図ゲーム処理を
合理的に実行するために用意されている処理番号に対応する停電復旧時のコマンドを演出
制御基板(演出制御装置300)に送信し(A1027)、ステップA1033の処理を
実行する。

0173

一方、ステップA1018,A1019,A1020,A1022の実行後にステップ
A1028の処理を実行する場合には、遊技制御装置100は、RAMアクセス禁止領域
アクセス許可に設定する(A1028)。さらに、設定情報記憶領域を除くすべてのR
AM領域(ビジー信号ステータス領域を含む)を0クリアし(A1029)、RAMアク
セス禁止領域アクセス禁止に設定する(A1030)。ステップA1029の処理は、
記憶手段(RAM)における設定情報記憶領域以外の領域を初期化(クリア)する初期化
手段を構成する。

0174

そして、遊技制御装置100は、初期化すべき領域にRAM初期化時の初期値をセーブ
する(A1031)。ここでの初期化すべき領域とは、例えば、遊技情報記憶領域の一部
の領域(客待ちデモの情報に係る領域及び演出モードの設定に係る領域など)である。な
お、基本的に設定情報記憶領域は初期化すべき領域ではないが、例外的にチェックサムが
正常でない場合には(A1022の結果が「N」)、誤った設定情報が設定情報記憶領域
にセーブされている可能性もあるため、初期値として、設定情報記憶領域に規定の設定情
報(例えばデフォルト設定である設定1)をセーブしてもよい。なお、前述のようにRW
M内の設定情報記憶領域と遊技情報記憶領域とでチェックサムを別々で計算してもよく、
設定情報記憶領域と遊技情報記憶領域のいずれかのチェックサムが正常でない場合には、
正常でない領域のみに値や情報をセーブしてよいし、或は両方の領域に値や情報をセーブ
してもよい。さらに、遊技制御装置100は、RAM初期化時のコマンドを演出制御基板
(演出制御装置300)に送信し(A1032)、ステップA1033の処理を実行する

0175

なお、ステップA1027の処理で送信される停電復旧時のコマンド及びステップA1
032の処理で送信されるRAM初期化時のコマンドには、遊技機の種類を示す機種指定
コマンド、特図1,2の保留数を示す飾り特図1保留数コマンド及び飾り特図2保留数コ
マンド、確率の状態を示す確率情報コマンドが含まれる。さらに、停電復旧時のコマンド
及びRAM初期化時のコマンドには、遊技機10の設定の情報(設定値、設定情報)を示
設定情報コマンド、及び、電源の復旧(投入)があったことを示す復旧画面コマンドが
含まれる。また、電源遮断時や電源投入時の状態に応じて、電源遮断時に客待ち中であっ
た場合は客待ちデモコマンドが含まれる。さらに、機種によって演出モードの状態を示す
演出モード情報コマンド、時短状態での残りゲーム数を示す時短回数情報コマンドが含ま
れる。なお、RAMの初期化は電源の復旧(投入)の際に行われるため、RAM初期化時
のコマンドには、停電復旧時のコマンドに加えて、RAMが初期化(クリア)したことを
示すRAM初期化コマンドも含まれる。遊技制御装置100は、電源の復旧(投入)時に
、一度だけ設定情報コマンドを演出制御装置300に送信するだけでよく、演出制御装置
300は以降自身が記憶した設定情報を参照して演出制御を行う。

0176

遊技制御装置100は、遊技用マイコン111(クロックジェネレータ)内のタイマ割
込み信号及び乱数更新トリガ信号(CTC)を発生するCTC(Counter/TimerCircuit
)回路を起動する(A1033)。なお、CTC回路は、遊技用マイコン111内のクロ
クジェネレータに設けられている。クロックジェネレータは、発振回路113からの発
振信号(原クロック信号)を分周する分周回路と、分周された信号に基づいてCPU11
1aに対して所定周期(例えば、4ミリ秒)のタイマ割込み信号及び乱数生成回路に供給
する乱数更新のトリガを与える信号CTCを発生するCTC回路とを備えている。

0177

ステップA1033のCTC起動処理の実行後、遊技制御装置100は、乱数生成回路
起動設定する(A1034)。具体的には、乱数生成回路内の所定のレジスタ(CTC
更新許可レジスタ)に乱数生成回路を起動させるためのコード(指定値)の設定などがC
PU111aによって行われる。また、乱数生成回路のハードウェアで生成されるハード
乱数(ここでは大当り乱数)のビット転置パターンの設定も行われる。

0178

ビット転置パターンとは、抽出した乱数のビット配置上段のビット転置前の配置)を
、予め定められた順で入れ替えて異なるビット配置(下段のビット転置後の配置)として
格納する際の入れ替え方を定めるパターンである。

0179

本実施形態では、ビット転置パターンに従い乱数のビットを入れ替えることで、乱数の
規則性を崩すことができるとともに、乱数の秘匿性を高めることができる。なお、ビット
転置パターンは、固定された単一のパターンであってもよいし、予め用意された複数のパ
ターンから選択するようにしてもよい。また、ユーザーが任意に設定できるようにしても
よい。

0180

その後、遊技制御装置100は、電源投入時の乱数生成回路内の所定のレジスタ(ソフ
乱数レジスタ1〜n)の値を抽出し、対応する各種初期値乱数(大当り図柄を決定する
乱数(大当り図柄乱数1、大当り図柄乱数2)、普図の当りを決定する乱数(当り乱数
、普図の当り図柄を決定する乱数(当り図柄乱数)等)の初期値(スタート値)としてR
WMの所定領域にセーブし(A1035)、割込みを許可する(A1036)。本実施形
態で使用するCPU111a内の乱数生成回路においては、電源投入ごとソフト乱数
スタの初期値が変わるように構成されているため、この値を各種初期値乱数の初期値(
スタート値)とすることで、ソフトウェアで生成される乱数の規則性を崩すことができ、
遊技者による不正な乱数の取得を困難にすることができる。

0181

続いて、遊技制御装置100は、各種初期値乱数の値を更新して乱数の規則性を崩すた
めの初期値乱数更新処理を実行する(A1037)。なお、特に限定されるわけではない
が、本実施形態においては、大当り乱数、大当り図柄乱数、当り乱数は乱数生成回路にお
いて生成される乱数を使用して生成するように構成されている。ただし、大当り乱数はC
PUの動作クロックと同等以上の速度のクロックを基にして更新される所謂「高速カウ
タ」であり、大当り図柄乱数、当り乱数はプログラムの処理単位であるタイマ割込み処理
と同周期となるCTC出力(タイマ割込み処理のCTC(CTC0)とは別のCTC(C
TC2))を基にして更新される「低速カウンタ」である。

0182

また、大当り図柄乱数、当り図柄乱数においては、乱数が一巡するごとに各々の初期値
乱数(ソフトウェアで生成)を用いてスタート値を変更する所謂「初期値変更方式」を採
用している。なお、前記各乱数は、+1あるいは1によるカウンタ式更新でもよいし、一
巡するまで範囲内のすべての値が重複なくバラバラに出現するランダム式更新でもよい。
つまり、大当り乱数はハードウェアのみで更新される乱数であり、大当り図柄乱数、当り
乱数はハードウェア及びソフトウェアで更新される乱数である。

0183

ステップA1037の初期値乱数更新処理の後、遊技制御装置100は、電源装置40
0から入力されている停電監視信号をポート及びデータバスを介して読み込んでチェック
する回数を設定し(A1038)、停電監視信号がオンであるか否かを判定する(A10
39)。停電監視信号がオンでない場合には(A1039の結果が「N」)、ステップA
1037の初期値乱数更新処理に戻る。すなわち、停電が発生していない場合には、初期
値乱数更新処理と停電監視信号のチェック(ループ処理)を繰り返し行う。初期値乱数更
新処理(A1037)の前に割込みを許可する(A1036)ことによって、初期値乱数
更新処理中にタイマ割込みが発生すると割込み処理優先して実行されるようになり、タ
イマ割込みが初期値乱数更新処理によって待機させられることで割込み処理が圧迫される
ことを回避することができる。

0184

なお、ステップA1037の初期値乱数更新処理は、メイン処理のほか、タイマ割込み
処理の中においても初期値乱数更新処理を行う方法もあり、そのような方法を採用した場
合には両方で初期値乱数更新処理が実行されることを回避するため、メイン処理で初期値
乱数更新処理を行う場合には割込みを禁止してから更新して割込みを解除する必要がある
。一方、本実施形態のようにタイマ割込み処理の中での初期値乱数更新処理はせず、メイ
ン処理内のみにした場合には初期値乱数更新処理の前に割込みを解除しても何ら問題はな
く、それによってメイン処理が簡素化されるという利点がある。

0185

停電監視信号がオンである場合には(A1039の結果が「Y」)、遊技制御装置10
0は、ステップA1038の処理で設定したチェック回数分停電監視信号のオン状態が継
続しているか否かを判定する(A1040)。そして、チェック回数分停電監視信号のオ
ン状態が継続していない場合には(A1040の結果が「N」)、ステップA1039に
戻り、停電監視信号がオンであるか否かを判定する。

0186

また、遊技制御装置100は、チェック回数分停電監視信号のオン状態が継続している
場合(A1040の結果が「Y」)、すなわち、停電が発生していると判定した場合には
、一旦割込みを禁止し(A1041)、全出力ポートにオフデータを出力する(A104
2)。

0187

その後、遊技制御装置100は、停電検査領域1に停電検査領域チェックデータ1をセ
ーブし(A1043)、停電検査領域2に停電検査領域チェックデータ2をセーブする(
A1044)。さらに、RWMの電源遮断時のチェックサムを算出するチェックサム算出
処理を実行し(A1045)、さらに、算出したチェックサムをセーブする(A1046
)。最後に、RWMへのアクセスを禁止する処理を実行し(A1047)、遊技機の電源
が遮断されるまで待機する。

0188

このように、停電検査領域にチェックデータをセーブするとともに、電源遮断時のチェ
ックサムを算出することで、電源の遮断の前にRWMに記憶されていた情報が正しくバッ
アップされているか否かを電源再投入時に判断することができる。

0189

以上のことから、遊技を統括的に制御する主制御手段(遊技制御装置100)と、該主
制御手段からの指示に従い種々の制御を行う従制御手段(払出制御装置200、演出制御
装置300等)と、を備える遊技機において、主制御手段は、電源投入時において、当該
主制御手段の起動を遅らせて従制御装置の起動を待つための所定の待機時間を設定する待
機手段(遊技制御装置100)と、当該所定の待機時間において停電の発生を監視する停
電監視手段(遊技制御装置100)と、を備えていることとなる。

0190

また、各種装置に電力を供給する電源装置400を備え、当該電源装置400は、停電
の発生を検出した際に停電監視信号を出力するように構成され、停電監視手段(遊技制御
装置100)は、所定期間に亘り停電監視信号を受信し続けた場合に停電が発生したと判
定するようにしていることとなる。

0191

また、主制御手段(遊技制御装置100)は、データを記憶可能なRAM111cと、
外部からの操作が可能な初期化操作部(初期化スイッチ)と、初期化操作部が操作された
ことに基づきRAM111cに記憶されたデータを初期化する初期化手段(遊技制御装置
100)と、を備え、当該初期化手段の操作状態を待機時間の開始前に読み込むようにし
ていることとなる。

0192

また、主制御手段(遊技制御装置100)は、待機時間の経過後にRAM111cへの
アクセスを許可するようにしていることとなる。

0193

〔初期値乱数更新処理〕
図6は、初期値乱数更新処理の手順を示すフローチャートである。初期値乱数更新処理
は、図5A及び図5Bに示したメイン処理のステップA1035にて実行される。

0194

遊技制御装置100は、まず、大当り図柄初期値乱数を+1更新(1だけ増加)する(
A1201)。続いて、当り初期値乱数を+1更新し(A1202)、当り図柄初期値乱
数を+1更新し(A1203)、初期値乱数更新処理を終了する。

0195

ここで、「大当り図柄初期値乱数」は特図の大当り停止図柄を決定する乱数の初期値と
なる乱数のことである。また、「当り初期値乱数」は、普図変動ゲームの当りを決定する
乱数の初期値となる乱数のことであり、「当り図柄初期値乱数」は普図の当り停止図柄を
決定する乱数の初期値となる乱数のことである。

0196

以上のように、メイン処理において時間が許す限り初期値乱数をインクリメントし続け
ることによって、乱数のランダム性を高めることができるようにしている。

0197

〔タイマ割込み処理〕
次に、タイマ割込み処理について説明する。図7は、タイマ割込み処理の手順を示すフ
ローチャートである。タイマ割込み処理は、クロックジェネレータ内のCTC回路で生成
される周期的なタイマ割込み信号がCPU111aに入力されることで開始される。遊技
用マイコン111においてタイマ割込みが発生すると、タイマ割込み処理が開始される。

0198

タイマ割込み処理が開始されると、遊技制御装置100は、まず、使用するレジスタバ
ンクとしてレジスタバンク1を指定し(A1301)、所定のレジスタにRAM先頭アド
レスの上位アドレスをセットする(A1302)。タイマ割込み処理の開始時にメイン処
理で使用するレジスタバンク0からレジスタバンク1に切り替えることで、メイン処理で
使っているレジスタを退避したのと同等になる。なお、タイマ割込み処理が開始されると
、自動的に割込み禁止状態になる。

0199

次に、遊技制御装置100は、各種センサやスイッチからの入力や、信号の取り込み、
すなわち、各入力ポートの状態を読み込む入力処理を実行する(A1303)。さらに、
各種処理でセットされた出力データに基づき、ソレノイド(大入賞口ソレノイド39b)
等のアクチュエータの駆動制御などを行うための出力処理を実行する(A1304)。な
お、メイン処理におけるステップA1005の処理で発射禁止の信号を出力した場合は、
この出力処理が行われることで発射許可の信号が出力され、発射許可信号を許可状態に設
定可能な状態とされる。

0200

次に、遊技制御装置100は、各種処理で送信バッファにセットされたコマンドを払出
制御装置200に出力する払出コマンド送信処理を実行し(A1305)、さらに、乱数
更新処理1(A1306)、乱数更新処理2(A1307)を実行する。その後、始動口
1スイッチ36a、始動口2スイッチ37a、始動口3スイッチ42a、ゲートスイッチ
34a、入賞口スイッチ35a、大入賞口スイッチ39aから正常な信号の入力があるか
否かの監視や、エラーの監視(前面枠やガラス枠が開放されていないかなど)を行う入賞
口スイッチ/状態監視処理を実行する(A1308)。

0201

さらに、特図変動表示ゲームに関する処理を行う特図ゲーム処理を実行し(A1309
)、次に、普図変動表示ゲームに関する処理を行う普図ゲーム処理を実行する(A131
0)。

0202

次に、遊技制御装置100は、遊技機10に設けられ、特図変動ゲームの表示や遊技に
関する各種情報を表示するセグメントLEDを所望の内容を表示するように駆動するセグ
メントLED編集処理を実行する(A1311)。

0203

さらに、遊技制御装置100は、磁気センサスイッチ61からの検出信号をチェックし
て異常がないか否かを判定する磁石不正監視処理を実行する(A1312)。さらに、遊
技盤の電波センサ62からの検出信号をチェックして異常がないか否かを判定する電波不
正監視処理(盤電波不正監視処理)を実行する(A1313)。

0204

その後、遊技制御装置100は、外部の各種装置に出力する信号を出力バッファにセッ
トする外部情報編集処理を実行する(A1314)。その後、タイマ割込み処理を終了す
る。なお、タイマ割込み処理のリターンの際、割込み禁止状態の復元やレジスタバンクの
指定の復元は、自動的に行われる構成とするが、使用するCPUによっては、外部情報編
集処理の後に、割込みを許可する処理やレジスタバンクの指定をレジスタバンク0に戻す
処理を行ってもよい。

0205

〔払出コマンド送信処理〕
次に、前述のタイマ割込み処理における払出コマンド送信処理(A1305)の詳細に
ついて説明する。図8は、払出コマンド送信処理の手順を示すフローチャートである。

0206

遊技制御装置100は、まず、入賞数カウンタ領域2にカウントがあるか否かをチェッ
クする(A1701)。入賞数カウンタ領域は遊技制御装置100のRAM111cに設
けられ、入賞数カウンタ領域1と入賞数カウンタ領域2が設けられている。入賞数カウン
タ領域1は、払出制御装置200に対して賞球の払い出しを指示するための払出コマンド
(賞球指令)を送信するために用いる領域であって、払出コマンドを未だ送信していない
賞球に対応する入賞のデータが記憶される。すなわち、入賞数カウンタ領域1が、賞球指
令に関する情報を記憶可能な賞球指令カウンタをなす。

0207

入賞数カウンタ領域2は、入賞口への入賞により発生した賞球数払出予定数)が所定
数(ここでは10個)になる毎に外部装置に出力するメイン賞球信号を送信するために用
いる領域であって、メイン賞球信号の生成処理を行っていない賞球に対応する入賞のデー
タが記憶される。すなわち、入賞数カウンタ領域2が、メイン賞球信号に関する情報を記
憶可能なメイン賞球信号カウンタをなす。なお、外部装置には、このメイン賞球信号の他
に、払出制御装置200からも実際に払い出した賞球数が所定数(ここでは10個)にな
る毎に払出賞球信号が出力されるようになっており、この二つの信号を照合することで、
不正な払い出しを監視することが可能となっている。

0208

これらの入賞数カウンタ領域にはそれぞれ、各入賞口に対して設定された賞球数別(例
えば、3個賞球、10個賞球、14個賞球)に入賞数カウンタ領域が設けられており、入
賞口への入賞に基づき対応する入賞数カウンタ領域のカウント数が1加算されるようにな
っている。つまり、入賞領域への一の入賞を単位として当該入賞の情報を記憶可能とされ
ている。なお、入賞数カウンタ領域1は入賞数カウンタ領域2よりも広い領域が割り当て
られ、より多くの入賞のデータを記憶できるようにされている。これは、メイン賞球信号
送信先の状態に関係なく送信可能であることに対し、払出コマンドが送信先である払出
制御装置200の状態により送信を保留する場合もあり、より多くの未送信データ蓄積
される可能性があるためである。

0209

遊技制御装置100は、ステップA1701の入賞数カウンタ領域2にカウントがある
か否かをチェックする処理においては、賞球数別に設けられた複数の入賞数カウンタ領域
のうち、チェック対象とされた入賞数カウンタ領域に「0」でないカウント数があるか否
かを判定する。

0210

遊技制御装置100は、入賞数カウンタ領域2にカウント数がない場合には(A170
1の結果が「N」)、チェック対象となる入賞数カウンタ領域2のアドレスを更新する(
A1702)。さらに、すべての入賞数カウンタ領域のカウント数のチェックが終了した
か否かを判定する(A1703)。

0211

遊技制御装置100は、すべてのチェックが終了した場合には(A1703の結果が「
Y」)、ステップA1712の処理に移行する。一方、すべてのチェックが終了していな
い場合には(A1703の結果が「N」)、ステップA1701の処理に戻り、ステップ
A1701からステップA1703までの処理を繰り返す。

0212

また、遊技制御装置100は、カウント数がある場合には(A1701の結果が「Y」
)、対象の入賞数カウンタ領域のカウント数を減算(−1)し(A1704)、入賞数カ
ウンタ領域2のアドレスに対応する払出数を取得する(A1705)。そして、賞球残数
領域の値と払出数を加算して(A1706)、加算結果を新たな賞球残数として賞球残数
領域にセーブする(A1707)。なお、ステップA1707の処理の前における賞球残
数領域の値としては、メイン賞球信号の出力の基準となる所定数に満たなかった端数が記
憶されている。

0213

その後、遊技制御装置100は、加算結果から10を減算し(A1708)、減算結果
が0以上か否かを判定する(A1709)。そして、0以上でない場合には(A1709
の結果が「N」)、ステップA1712の処理に移行する。一方、0以上である場合には
(A1709の結果が「Y」)、メイン賞球信号出力回数領域の値を+1更新し(A17
10)、減算結果を賞球残数領域にセーブし(A1711)、さらに、ステップA170
8の処理に戻る。

0214

以上の処理により、ホールコンピュータなどの外部の装置にメイン賞球信号が出力され
るようになる。すなわち、遊技制御装置100が、所定の入賞領域への遊技球の入賞に伴
い払い出しが決定された賞球数に関する情報を含むメイン賞球信号を遊技機の外部に出力
する外部情報出力手段をなす。なお、メイン賞球信号を出力するようにすることで、大当
り中などの遊技球の払い出しが集中する場合に、遊技球の払い出しとともに賞球信号の出
力が遅延して、大当り中に発生した正確な賞球数が計数することができないといった不具
合を防止することができる。

0215

遊技制御装置100は、払出コマンド送信タイマが0でなければ−1更新し(A171
2)、払出コマンド送信タイマが0になったか否かを判定する(A1713)。払出コマ
ンド送信タイマが0でない場合には(A1713の結果が「N」)、払出コマンド送信処
理を終了する。また、払出コマンド送信タイマが0である場合には(A1713の結果が
「Y」)、払出ビジー信号ステータス(フラグ)がビジー状態(ビジー状態フラグ)であ
るか否かを判定する(A1714)。

0216

払出ビジー信号は、払出制御装置200が払出制御を即座に開始可能な状態か否かを示
す信号であって、払出制御を即座に開始可能でない場合には払出ビジー信号がオン状態(
ビジー状態)とされる。つまり、払出ビジー信号は、払出コマンド(賞球指令)を受付可
能な状態であるか否かを示す信号ともいえる。すなわち、払出ビジー信号が、払出制御手
段(払出制御装置200)が払出制御を開始可能であるか否を示す状態信号をなす。払出
ビジー信号ステータス(フラグ)は、払出ビジー信号の状態に基づき払出制御装置200
が払出制御を即座に開始可能な状態か否かを設定した情報であって、払出制御を即座に開
始可能なアイドル状態、払出制御を即座に開始可能でないビジー状態、状態が不定である
不定状態のいずれかが設定される。

0217

遊技制御装置100は、払出ビジー信号ステータスがビジー状態である場合には(A1
714の結果が「Y」)、払出コマンド送信処理を終了する。ビジー状態でない場合には
、アイドル状態である場合と不定状態である場合が含まれる。このように払出制御装置2
00が払出制御を即座に開始可能でなく、払出コマンドを送信しない場合は、払出コマン
ドの送信に関する以降の処理を行わないようにすることで、無駄な処理を行うことを防止
し制御の負担を軽減するようにしている。

0218

なお、不定状態は、例えば電源投入時の処理でビジー信号ステータス領域がクリアされ
ることで設定される。この不定状態は、払出ビジー信号の状態が、払出制御を即座に開始
可能なこと又は不能なことを示す状態に所定期間に亘り維持されることに基づき、アイ
ル状態又はビジー状態が設定されることで解消する。つまり、停電が発生し該停電から復
帰した場合には、払出制御装置200から払出制御を開始可能であることを示す状態信号
が出力されていたとしても、直ちに賞球指令を払出制御装置200に送信せず、払出制御
装置200から払出制御を開始可能であることを示す状態信号が所定期間に亘って継続し
て出力されたことに対応して賞球指令を払出制御装置200に送信する。これにより、払
出制御装置200が賞球指令を受信して即座に払出処理が可能なことを確実に把握してか
ら賞球指令を送信するようになり、賞球指令に対応する払出制御が行われないことを防止
できる。

0219

遊技制御装置100は、払出ビジー信号ステータスがビジー状態でない場合には(A1
714の結果が「N」)、入賞数カウンタ領域1にカウントがあるか否かをチェックする
(A1715)。入賞数カウンタ領域1にカウントがあるかをチェックする処理において
は、賞球数別に設けられた複数の入賞数カウンタ領域のうち、チェック対象とされた入賞
数カウンタ領域に「0」でないカウント数があるか否かを判定する。

0220

そして、遊技制御装置100は、カウント数がない場合には(A1715の結果が「N
」)、チェック対象となる入賞数カウンタ領域1のアドレスを更新し(A1716)、す
べての入賞数カウンタ領域のカウント数のチェックが終了したか否かを判定する(A17
17)。すべてのチェックが終了した場合には(A1717の結果が「Y」)、払出コマ
ンド送信処理を終了する。一方、すべてのチェックが終了していない場合には(A171
7の結果が「N」)、ステップA1715の処理に戻り、ステップA1715からA17
17までの処理を繰り返す。

0221

また、遊技制御装置100は、カウント数がある場合には(A1715の結果が「Y」
)、対象の入賞数カウンタ領域のカウント数を減算(−1)し(A1718)、対象の入
賞数カウンタ領域に対応する払出コマンドを取得する(A1719)。そして、払出コマ
ンド(払出数コマンド)を払出用シリアル送信バッファに格納し(A1720)、払出コ
マンド送信タイマに初期値を設定し(A1721)、その後、払出コマンド送信処理を終
了する。払出コマンド送信タイマは送信間隔を管理するためのもので、初期値として例え
ば200msが設定される。

0222

これにより、入賞領域への一の入賞を単位とした払出コマンド(賞球指令)が生成され
、払出制御装置200に送信されるようになる。払出制御装置200はこの払出コマンド
に基づき所定数の賞球を払い出す制御を行う。すなわち、遊技制御装置100が、払出制
御手段(払出制御装置200)から出力される当該払出制御手段が払出制御を開始可能で
あるか否かを示す状態信号が払出制御を開始可能であることを示している場合に賞球指令
を払出制御手段に送信する賞球指令送信手段をなす。

0223

このように遊技制御装置100が、払出制御装置200から出力される状態信号に基づ
いて賞球指令を送信する制御を行うので、払出制御装置200が即座に払出制御を実行可
能な場合にのみ賞球指令が送信されることとなる。これにより、未だ払い出しが行われて
いない入賞に対応するデータは遊技制御装置100側で保持されるようになるので停電発
生時には遊技制御装置100でバックアップされるようになり、払出制御装置200にバ
ックアップするための機能を備えなくとも正確な払出制御を実現できる。

0224

従来の遊技機(例えば、特開2000−312759号公報の遊技機)では、何らかの
原因により電源の遮断状態が発生した場合、払出制御装置200は自身の記憶手段にデー
タをバックアップし、電源遮断直前のデータによる払出制御状態を維持するようにしてい
る。しかしながら、従来の遊技機では、バックアップするための機能が必要となるため、
コストアップにつながるという問題があった。本実施形態によれば、払出制御装置200
にバックアップするための機能を備えなくとも正確な払出制御を実現できるようにするこ
とができる。

0225

また、外部の装置に送信されるメイン賞球信号は払出ビジー信号の状態に関係なく出力
されるので、遅滞なくメイン賞球信号を出力でき、ホールコンピュータなどの外部の装置
では賞球の払い出しの時期を正確に把握でき、例えばベース値を正確に把握できるように
なる。また、賞球指令に関する情報を記憶可能な賞球指令カウンタと、メイン賞球信号に
関する情報を記憶可能なメイン賞球信号カウンタとを別々に備えるので、送信タイミング
が異なる賞球指令とメイン賞球信号の情報を別々に管理でき、情報を確実に管理すること
ができる。

0226

以上のことから、統括的に遊技制御を行うとともに、遊技領域32に設けられた入賞領
域(第1始動入賞口36、第2始動入賞口37、第3始動入賞口42、一般入賞口35、
特別変動入賞装置39)への遊技球の入賞に基づいて賞球指令を送信する遊技制御手段(
遊技制御装置100)と、遊技制御手段から送信される賞球指令に基づいて、遊技球の払
出制御を行う払出制御手段(払出制御装置200)と、を備え、遊技制御手段は、払出制
御手段から出力される当該払出制御手段が払出制御を開始可能であるか否を示す状態信号
(ビジー信号)に基づいて賞球指令を払出制御手段に送信する制御を行い、停電が発生し
該停電から復帰した場合には、払出制御手段から払出制御を開始可能であることを示す状
態信号が出力されていたとしても、直ちに賞球指令を払出制御手段に送信せず、払出制御
手段から払出制御を開始可能であることを示す状態信号が所定期間に亘って継続して出力
されたことに対応して賞球指令を払出制御手段に送信するようにしていることとなる。

0227

また、遊技領域32に賞球数の異なる入賞領域(第1始動入賞口36、第2始動入賞口
37、第3始動入賞口42、一般入賞口35、特別変動入賞装置39)を複数設け、遊技
制御手段(遊技制御装置100)は、賞球数毎に、遊技球の払出制御を指示する賞球指令
の未送信の有無を特定可能な賞球指令カウンタ(遊技制御装置100)を備え、状態信号
が払出制御を開始可能であることを示し、かつ、各賞球指令カウンタに未送信の賞球指令
がある場合に、賞球指令を払出制御手段(払出制御装置200)に送信するようにし、状
態信号が当該払出制御手段が払出制御を開始可能であるか否かの特定を、各賞球指令カウ
ンタに未送信の賞球指令があるか否かの特定よりも先に行うようにしていることとなる。

0228

また、統括的に遊技制御を行うとともに、所定の入賞領域(第1始動入賞口36、第2
始動入賞口37、第3始動入賞口42、一般入賞口35、特別変動入賞装置39)への遊
技球の入賞に基づいて賞球指令を送信する遊技制御手段(遊技制御装置100)と、遊技
制御手段から送信される賞球指令に基づいて、遊技球の払出制御を行う払出制御手段(払
出制御装置200)と、を備え、遊技制御手段は、払出制御手段から出力される当該払出
制御手段が払出制御を開始可能であるか否を示す状態信号が払出制御を開始可能であるこ
とを示している場合に賞球指令を払出制御手段に送信する賞球指令送信手段(遊技制御装
置100)と、所定の入賞領域への遊技球の入賞に伴い払い出しが決定された賞球数に関
する情報を含む賞球信号(メイン賞球信号)を遊技機の外部に出力する外部情報出力手段
(遊技制御装置100)と、を備え、外部情報出力手段は、払出制御手段から出力される
状態信号が、払出制御手段が払出制御を開始可能であるか否かに関係なく賞球信号の出力
を行うようにしたこととなる。

0229

また、賞球指令送信手段(遊技制御装置100)は、停電が発生し該停電から復帰した
場合には、状態信号が払出制御を開始可能であることを示していたとしても、直ちに賞球
指令を払出制御手段(払出制御装置200)に送信せず、状態信号が払出制御を開始可能
であることを示している状態が所定期間に亘って継続していることに対応して賞球指令を
払出制御手段に送信するようにしたこととなる。

0230

また、遊技制御手段(遊技制御装置100)は、賞球指令に関する情報を記憶可能な賞
球指令カウンタ(遊技制御装置100)と、賞球信号(メイン賞球信号)に関する情報を
記憶可能な賞球信号カウンタ(遊技制御装置100)と、を備え、賞球指令送信手段(遊
技制御装置100)は、所定の入賞領域(第1始動入賞口36、第2始動入賞口37、第
3始動入賞口42、一般入賞口35、特別変動入賞装置39)への一の入賞を単位として
賞球指令を生成し、状態信号が払出制御を開始可能であることを示している場合に一の賞
球指令を払出制御手段(払出制御装置200)に送信するように構成され、賞球指令カウ
ンタ(遊技制御装置100)は、所定の入賞領域への一の入賞を単位として当該入賞の情
報を記憶可能であり、所定の入賞領域への遊技球の入賞時に更新を行うとともに、払出制
御手段への賞球指令への送信に対応させて更新を行うことで、送信していない賞球指令の
数を記憶可能とし、外部情報出力手段は、所定の入賞領域への遊技球の入賞に伴い払い出
しが決定された賞球数を累積し、累積値が所定数に達する毎に賞球信号を遊技機の外部に
出力するように構成され、賞球信号カウンタは、所定の入賞領域への一の入賞を単位とし
て当該入賞の情報を記憶可能であり、所定の入賞領域への遊技球の入賞時に更新を行うと
ともに、外部情報出力手段による賞球数の累積処理に対応させて更新を行うことで、未だ
累積処理を行っていない賞球数を記憶可能であることとなる。

0231

〔入賞口スイッチ/状態監視処理〕
図9は、入賞口スイッチ/状態監視処理の手順を示すフローチャートである。入賞口ス
イッチ/状態監視処理は、タイマ割込み処理におけるステップA1308にて実行される

0232

遊技制御装置100は、まず、大入賞口(特別変動入賞装置39)内の大入賞口スイッ
チ39a(2個)の一方に対応する入賞口監視テーブル1を準備する(A2001)。そ
して、大入賞口が開いていないにもかかわらず大入賞口に不正な入賞がないかを監視する
とともに正常な入賞を検出する不正&入賞監視処理を実行する(A2002)。

0233

その後、遊技制御装置100は、大入賞口(特別変動入賞装置39)内の大入賞口スイ
ッチ39a(2個)の他方に対応する入賞口監視テーブル2を準備する(A2003)。
そして、不正入賞を監視するとともに正常な入賞を検出する不正&入賞監視処理を実行す
る(A2004)。

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