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技術 個包装餅及び包装餅

出願人 越後製菓株式会社
発明者 星野一郎
出願日 2016年8月26日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-165477
公開日 2018年3月1日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2018-029558
状態 特許登録済
技術分野 包装体 穀類誘導製品
主要キーワード 周方向スリット 側周表面 外包装体 急冷時間 焼き餅 積層構造フィルム 面部同士 全面接触
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年3月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

側面周方向スリット切餅と同等、若しくはそれ以上の噴き出し制御効果を発揮するとともに、更に切餅を美味しく食することができるように構成された画期的な個包装餅、及びこの個包装餅を複数個封入して成る包装餅を提供する。

解決手段

焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形広大面部3と、この方形状広大面部3間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部4とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅1が、個包装袋2内に二枚若しくは三枚封入されて成り、前記個包装袋2内に封入されている前記切餅1は、前記方形状広大面部3が上下に配され、互いの前記方形状広大面部3同士が全面接触するようにして分離自在に積み重ねられている構成とする。

概要

背景

従来、切餅オーブントースターで焼き加熱調理して焼き餅にして食する場合、加熱によって膨化が生じて餅の中身が外部に噴き出てしまい、この噴き出た餅がオーブントースターの焼き網上に垂れ落ちてくっつき、焼き網を汚してしまうばかりか、中身が噴き出てしまうことで餅が均一に焼けず、餅自体の食感旨みが損なわれてしまう問題があった。

本出願人は、このような従来の切餅が抱えていた問題を解決すべく鋭意検討した末、特許文献1(特許第4111382号公報)に開示される、切餅の四辺の立直側面である側周表面の少なくとも対向二側面の長辺部側の二側面の双方に、夫々周方向に長さを有する直線状の切り込み部(以下、側面周方向切り込み部という。)を設けた餅(以下、側面周方向スリット切餅という)を発明している。

この側面周方向スリット切餅は、前述のような側面周方向切り込み部を設けることで、焼き加熱調理時の膨化による噴き出し位置がこの切り込み部にほぼ特定されるとともに、噴き出し力(噴き出し量)も抑えられて、噴き出しによる餅の焼き網への付着が殆ど無くなり、しかも、この側面周方向切り込み部を設けることで、この側面周方向切り込み部を基端として最中やサンドウィッチのような上下の焼板状部の間に膨化した中身がサンドされているかのように真上にふっくらと持ち上がった焼きムラが殆ど無いほぼ均一に焼き上げられ、食しておいしく、見た目にも美しい焼き餅になるとともに、食べやすい焼き上がり形状となって、食べる人の食欲を一層そそるとともに、実際に食した際に餅本来の旨みが伝わってくる従来にない画期的な発明であった。

概要

側面周方向スリット切餅と同等、若しくはそれ以上の噴き出し制御効果を発揮するとともに、更に切餅を美味しく食することができるように構成された画期的な個包装餅、及びこの個包装餅を複数個封入して成る包装餅を提供する。焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形広大面部3と、この方形状広大面部3間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部4とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅1が、個包装袋2内に二枚若しくは三枚封入されて成り、前記個包装袋2内に封入されている前記切餅1は、前記方形状広大面部3が上下に配され、互いの前記方形状広大面部3同士が全面接触するようにして分離自在に積み重ねられている構成とする。

目的

本発明は、切餅自体に側面周方向切り込み部を設けなくても、この側面周方向切り込み部を設けた場合と同等、若しくはそれ以上の噴き出し制御(抑制)効果を発揮するように構成された画期的な個包装餅、及びこの個包装餅を複数個封入して成る包装餅を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形広大面部と、この方形状広大面部間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅が、個包装袋内に二枚若しくは三枚封入されて成る個包装餅であって、前記個包装袋内に封入されている前記切餅は、前記方形状広大面部が上下に配され、互いの前記方形状広大面部同士全面接触するようにして分離自在に積み重ねられていることを特徴とする個包装餅。

請求項2

前記切餅は、薄く伸された伸し餅を方形状に切断して得られるものであり、前記方形状広大面部は、前記伸し餅を切断する際の切断面でない前記伸し餅の伸し面であり、この伸し餅の伸し面である前記方形状広大面部が上下に配され、互いの前記方形状広大面部同士が全面接触するようにして分離自在に上下に積み重ねられた状態で前記個包装袋内に封入されていることを特徴とする請求項1記載の個包装餅。

請求項3

前記切餅は、前記立直側面部の高さが4mm〜10mmとして厚みが薄めに設定されていて、且つ、該切餅を上下に二枚若しくは三枚積み重ねた状態にした際の上下方向の高さが12mm〜20mmとなるように設定されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の個包装餅。

請求項4

焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形状広大面部と、この方形状広大面部間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅が個包装袋内に封入されて成るとともに、前記切餅は、二枚若しくは三枚の切餅の互いの前記方形状広大面部同士が全面接触するようにして上下に積み重ねた状態で二枚若しくは三枚一緒に焼き加熱調理して一体の焼き餅とすることができるように、前記立直側面部の高さが4mm〜10mmとして厚みが薄めに設定されていて、且つ、該切餅を上下に二枚若しくは三枚積み重ねた状態にした際の上下方向の高さが12mm〜20mmとなるように設定されていることを特徴とする個包装餅。

請求項5

前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の個包装餅が複数個外包装体に収容されて成ることを特徴とする包装餅。

請求項6

前記個包装餅の個包装袋若しくは前記外包装体のいずれかに、前記切餅を二枚若しくは三枚、上下に積み重ねた状態で焼き網に載置し焼き加熱調理して焼き餅にして食することを消費者示唆する重ね焼き示唆表示部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の包装餅。

技術分野

0001

本発明は、焼き餅にする際に、焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの方形広大面部と、この方形状広大面部間に形成される四つの立直側面部とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅が、個包装袋内に二枚若しくは三枚封入されて成る個包装餅、及びこの個包装餅が複数個外包装体に収容されて成る包装餅に関するものである。

背景技術

0002

従来、切餅はオーブントースターで焼き加熱調理して焼き餅にして食する場合、加熱によって膨化が生じて餅の中身が外部に噴き出てしまい、この噴き出た餅がオーブントースターの焼き網上に垂れ落ちてくっつき、焼き網を汚してしまうばかりか、中身が噴き出てしまうことで餅が均一に焼けず、餅自体の食感旨みが損なわれてしまう問題があった。

0003

本出願人は、このような従来の切餅が抱えていた問題を解決すべく鋭意検討した末、特許文献1(特許第4111382号公報)に開示される、切餅の四辺の立直側面である側周表面の少なくとも対向二側面の長辺部側の二側面の双方に、夫々周方向に長さを有する直線状の切り込み部(以下、側面周方向切り込み部という。)を設けた餅(以下、側面周方向スリット切餅という)を発明している。

0004

この側面周方向スリット切餅は、前述のような側面周方向切り込み部を設けることで、焼き加熱調理時の膨化による噴き出し位置がこの切り込み部にほぼ特定されるとともに、噴き出し力(噴き出し量)も抑えられて、噴き出しによる餅の焼き網への付着が殆ど無くなり、しかも、この側面周方向切り込み部を設けることで、この側面周方向切り込み部を基端として最中やサンドウィッチのような上下の焼板状部の間に膨化した中身がサンドされているかのように真上にふっくらと持ち上がった焼きムラが殆ど無いほぼ均一に焼き上げられ、食しておいしく、見た目にも美しい焼き餅になるとともに、食べやすい焼き上がり形状となって、食べる人の食欲を一層そそるとともに、実際に食した際に餅本来の旨みが伝わってくる従来にない画期的な発明であった。

先行技術

0005

特許第411382号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、この切餅に側面周方向切り込み部を設けることで、生産面において、その設備投資メンテナンスにかかる費用工数が発生し、更に、検査工程においても側面周方向切り込み部が正常に形成されているか否かの検査が追加されるなど、費用、工数(労力)の面で負荷が増加してしまう。

0007

また、この側面周方向スリット切餅においては、側面周方向切り込み部は、切餅の内側へより深く切り込まれている方が噴き出し抑制効果が向上するため、側面周方向切り込み部の深さを少しでも深いものとする対応が成されているが、この側面周方向切り込み部の深さを深くするほど切り込み時の切断抵抗が大きくなってしまうことから容易に側面周方向切り込み部を形成することができなくなり、スムーズな側面周方向切り込み部の形成のための設備改良や検査の強化など更に費用と労力が費やされている。

0008

本発明者は、このような現状に鑑み、この側面周方向スリット切餅について更なる研究開発を進めた結果、切餅自体に側面周方向切り込み部を設けなくても、この側面周方向切り込み部を設けた場合と同等、若しくはそれ以上の噴き出し制御(抑制)効果を発揮し、従来の側面周方向スリット切餅と同様、若しくはそれ以上に食しておいしく、見た目にも美しい焼き餅になるとともに、食べやすい焼き上がり形状となる画期的な個包装餅を見出した。

0009

本発明は、切餅自体に側面周方向切り込み部を設けなくても、この側面周方向切り込み部を設けた場合と同等、若しくはそれ以上の噴き出し制御(抑制)効果を発揮するように構成された画期的な個包装餅、及びこの個包装餅を複数個封入して成る包装餅を提供するものである。

課題を解決するための手段

0010

添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。

0011

焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形状広大面部3と、この方形状広大面部3間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部4とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅1が、個包装袋2内に二枚若しくは三枚封入されて成る個包装餅であって、前記個包装袋2内に封入されている前記切餅1は、前記方形状広大面部3が上下に配され、互いの前記方形状広大面部3同士が全面接触するようにして分離自在に積み重ねられていることを特徴とする個包装餅に係るものである。

0012

また、前記切餅1は、薄く伸された伸し餅を方形状に切断して得られるものであり、前記方形状広大面部3は、前記伸し餅を切断する際の切断面でない前記伸し餅の伸し面であり、この伸し餅の伸し面である前記方形状広大面部3が上下に配され、互いの前記方形状広大面部3同士が全面接触するようにして分離自在に上下に積み重ねられた状態で前記個包装袋2内に封入されていることを特徴とする請求項1記載の個包装餅に係るものである。

0013

また、前記切餅1は、前記立直側面部4の高さが4mm〜10mmとして厚みが薄めに設定されていて、且つ、該切餅1を上下に二枚若しくは三枚積み重ねた状態にした際の上下方向の高さが12mm〜20mmとなるように設定されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の個包装餅に係るものである。

0014

また、焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形状広大面部3と、この方形状広大面部3間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部4とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅1が個包装袋2内に封入されて成るとともに、前記切餅1は、二枚若しくは三枚の切餅1の互いの前記方形状広大面部3同士が全面接触するようにして上下に積み重ねた状態で二枚若しくは三枚一緒に焼き加熱調理して一体の焼き餅とすることができるように、前記立直側面部4の高さが4mm〜10mmとして厚みが薄めに設定されていて、且つ、該切餅1を上下に二枚若しくは三枚積み重ねた状態にした際の上下方向の高さが12mm〜20mmとなるように設定されていることを特徴とする個包装餅に係るものである。

0015

また、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の個包装餅5が複数個、外包装体6に収容されて成ることを特徴とする包装餅に係るものである。

0016

また、前記個包装餅5の個包装袋2若しくは前記外包装体6のいずれかに、前記切餅1を二枚若しくは三枚、上下に積み重ねた状態で焼き網に載置し焼き加熱調理して焼き餅にして食することを消費者示唆する重ね焼き示唆表示部7が設けられていることを特徴とする請求項5記載の包装餅に係るものである。

発明の効果

0017

消費者に対して、個包装袋内の封入状態と同様、切餅を積み重ねた状態のまま焼き加熱調理することを容易に想像させることができ、しかも、積み重ねた状態で焼き加熱調理した場合、切餅自体に切り込み部が形成されていなくても深い側面周方向切り込み部を形成した場合と同様の効果が発揮され、膨化による噴き出しが抑制されて、噴き出しによる焼き網の汚れ(餅のくっつき)が抑制されるとともに、食しておいしく、見た目にも美しい焼き餅になるとともに、食べやすい焼き上がり形状の焼き餅となる。

0018

更に、本発明は、従来の側面周方向スリット切餅のような側面周方向切り込み部を形成する必要が無いので、側面周方向切り込み部の形成工程を省くことができ、これにより、設備投資やその設備にかかるメンテナンス費用と工数の削減や検査の簡略化が実現可能となり、製造コストを大きく下げることができる従来にない極めて実用性に優れた画期的な個包装餅となる。

図面の簡単な説明

0019

本実施例の個包装餅を示す分解斜視図である。
本実施例の個包装餅を示す斜視図である。
本実施例の包装餅を示す斜視図である。
本実施例の切餅を焼き加熱調理する前の状態を示す斜視図である。
本実施例の切餅を焼き加熱調理した後の状態を示す斜視図である。

0020

好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。

0021

本発明の個包装餅は、二枚若しくは三枚の切餅1を一組として個包装袋2に封入されて成り、更に、この個包装袋2内に封入されている二枚若しくは三枚の切餅1が、夫々、切餅1の方形状広大面部3が上下に向けられた状態で配されるとともに、互いの方形状広大面部3同士が全面接触するように重ね合わせた状態で上下に積み重ねられていることで、これらの切餅1が個包装袋2内であたかも一体の小片餅体のごとくその態様を呈する。

0022

例えば、この個包装袋2内に封入される切餅1の厚さ(立直側面部4の高さ)を、従来市場流通している一般的な切餅(以下、従来品)の厚さ(約13mm〜18mm)よりも薄め(例えば二枚ならば従来品の半分の厚さ)に設定すれば、その態様はほとんど従来品と遜色ない態様(大きさ、形状)を呈する。

0023

これにより、消費者が個包装袋2内の切餅1を焼き餅にして食する際に、この消費者に個包装袋2から取り出した積み重ね状態の切餅1をそのまま焼き網の上に載置して重ね焼き餅にして食することに何ら違和感を与えないないどころか、この積み重ね状態で焼き加熱調理して重ね焼き餅として食する方がむしろ普通の食べ方であると思わせることができる。

0024

また、この切餅1を積み重ね状態で焼き加熱調理した場合、積み重ねた切餅1の境界部、即ち、上側の切餅1の方形状広大面部3と下側の切餅1の方形状広大面部3とがほぼ全面接触している接触界面において、上側の切餅1と下側の切餅1との夫々の熱により軟化した餅同士がくっついて上側の切餅1と下側の切餅1とが一体化するので、その焼き上がり状態は一個の焼き餅となる。

0025

しかも、この切餅1同士の境界部(方形状広大面部3同士の接触界面)は、まさに従来品における側面周方向切り込み部を内側方向に深く形成した状態そのものであり、ゆえに、この切餅1を積み重ねて焼き加熱調理した際、この境界部が側面周方向切り込み部と同じ、若しくはそれ以上の噴き出し抑制効果を発揮することとなり、これにより、その重ね焼き餅の焼き上がり状態は、境界部を基端として最中やサンドウィッチのような上下の切餅1の間に膨化した中身がサンドされているような状態で焼きあがり、まさに従来の側面周方向スリット切餅を一枚焼き餅にした場合と何ら変わりない焼き上がり形状、或いは、従来品以上に食欲をそそり美味しく食することができる画期的な焼き上がり形状となる。

0026

更に、本発明は、切餅1を積み重ねずに、一枚だけで焼き加熱調理しても美味しく焼き餅として食することができるので、たくさん食べることができない人でも、一々、加熱調理する前の硬い切餅を半分に切って小さくする必要が無く、簡単に半分の量の切餅1を食することができ、また更に、積み重ねた切餅1の間に具材を挟んで焼き加熱調理してサンドウィッチ状にして食することもできるなど、食し方(調理仕方)も多様になる。

0027

また、本発明は、上述したように積み重ねた切餅1の境界部が深い側面周方向切り込み部の効果を発揮することから、切餅1自体に側面周方向切り込み部を形成する必要が無くなる。したがって、製造工程において側面周方向切り込み部を形成する工数を削減することができ、コストの削減が図れる。

0028

このように、本発明は、消費者に対して、個包装袋2内の封入状態と同様、切餅1を積み重ねた状態のまま焼き加熱調理することを容易に想像させることができ、しかも、積み重ねた状態で焼き加熱調理した場合、側面周方向切り込み部を形成しなくても、膨化による噴き出しが抑制されて美味しく食せる焼き上がり形状の焼き餅となり、更に、多くの量を食べられない人は、一枚だけ個包装袋2から切餅1を取り出して調理して食することができるので、硬い切餅1を半分に切る難儀な作業をしなくても簡単に少量の餅を食することができ、また更に、側面周方向切り込み部の形成工程を省くことができるので、製造工程における工数の削減が実施でき、製造コストを下げることができる従来にない極めて実用性に優れた画期的な個包装餅となる。

0029

本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。

0030

本実施例は、本発明の個包装餅5を複数個、外包装体6に封入して包装餅として構成した場合である。

0031

具体的には、本実施例の包装餅は、複数の個包装餅5が脱酸素剤8と共に外包装袋6に封入されて成るものであり、この外包装袋6に封入される個包装餅5は、焼き餅にする際に焼き網に載置する載置面と該載置面と対向する上面との二つの切餅形成時の非切断面である方形状広大面部3と、この方形状広大面部3間に形成される四つの切餅形成時の切断面である立直側面部4とを有する扁平方形状の小片餅体である切餅1が、個包装袋2内に二枚若しくは三枚封入されて成るものである。

0032

より具体的には、本実施例の個包装餅5は、個包装袋2内に封入されている切餅1が、方形状広大面部3が上下に配され、互いの方形状広大面部3同士が全面接触するようにして分離自在に積み重ねられた状態で封入された構成とされている。

0033

以下、本実施例の個包装餅5について詳述する。

0034

本実施例の個包装餅5は、図示するように、二枚の切餅1と、この切餅1を収容する個包装袋2と、切餅1と共に個包装袋2内に封入される個包装用脱酸素剤9で構成されている。

0035

切餅1を封入する個包装袋2は、従来の個包装餅と同様、ガスバリア性を有する合成樹脂フィルム(本実施例では、ポリエチレンナイロン積層構造フィルム)から成り、表面には封入した切餅1の賞味期限を示す賞味期限情報10が付記されている。

0036

また、切餅1と共にこの個包装袋2内に封入する個包装用脱酸素剤9は、個包装袋2内の酸素を吸収し、この個包装袋2内の酸素濃度を可及的に低減するものであれば特に限定されるものでは無く、本実施例では、鉄または酸化鉄若しくはゼオライト沸石)を反応主剤としたものが採用されている。尚、この個包装用脱酸素剤9を個包装袋2に封入する代わりに、個包装袋2を酸素吸収性を有するものとした構成としても良い。

0037

また、本実施例の切餅1は、搗いた餅を薄く伸し、これを急冷して固めることで得られる伸し餅を方形状に切断して複数の小片餅体に切り分けして得られるものである。即ち、本実施例の切餅1は、搗き餅を塊状(例えば横長角棒状)にしたものを厚さ方向に薄く切断して得るスライス餅やかき餅とは異なるものである。

0038

即ち、このスライス餅やかき餅は、広大面部が切断時の切断面となり、この対向広大面側の間の側面部が非切断面となるものであるが、本実施例の切餅1は、方形状広大面部3が伸し餅から切餅1を形成するためにこの伸し餅を切断する際(切餅形成時)の切断面ではない伸し餅の伸し面(非切断面)、言い換えると、伸し餅の表裏面に相当する面となり、また、立直側面部4が切餅形成時の切断面に相当する面となるものである。

0039

具体的には、本実施例の切餅1は、その平面視形状、即ち方形状広大面部3の形状が従来の一般的な切餅(以下、従来切餅という。)とほぼ同形状(短辺約40mm、長辺約65mmの方形状)を呈するように形成(切断形成)され、立直側面部4の高さ、即ち切餅1の厚さが4mm〜10mmと従来の一般的な切餅(以下、従来切餅という。)に比べて薄めの厚さに設定されている。

0040

より具体的には、本実施例の切餅1の立直側面部4の高さ(切餅1の厚さ)は、この切餅1を個包装袋2内での封入状態と同様、互いの方形状広大面部3同士を合わせて上下に二枚若しくは三枚積み重ねた状態にした際の上下方向の高さが12mm〜20mmとなる高さ(厚さ)に設定されており、具体的には、本実施例の切餅1は、この立直側面部4の高さが、従来切餅の厚さ(約15mm)の半分となる7mm〜8mm程度に設定されており、二枚上下に積み重ねた状態となった際に、従来切餅と同程度の厚さ(約15mm)となるように構成されている。

0041

即ち、本実施例の個包装餅5は、切餅1の立直側面部4の高さが従来切餅の半分の厚さに設定されることで、個包装袋2内に封入される二枚の切餅1の総量が従来切餅一個分とほぼ同量となるように構成されており、更に、この従来切餅の半分の厚さの切餅1が二枚、互いの方形状広大面部3同士が全面接触するようにして積み重ねられた状態で封入される構成とすることで、その積み重ね状態の二枚の切餅1の上側の切餅1と下側の切餅1との境界線が従来切餅の切り込み部のような外観を呈し、個包装袋2内に封入されている積み重ね状態の二枚の切餅1が従来切餅と同様の外観を呈するように構成されている。

0042

即ち、本実施例の個包装餅5は、二枚の切餅1を一組として個包装袋2に封入されて成り、更に、この個包装袋2内に封入されている二枚の切餅1が、夫々、切餅1の方形状広大面部3が上下に向けられた状態で配されるとともに、互いの方形状広大面部3同士が全面接触するように重ね合わせた状態で上下に積み重ねられていることで、これらの切餅1が個包装袋2内であたかも一体の小片餅体のごとくその態様を呈する構成、言い換えると、個包装袋2に封入されている二枚の切餅1がほぼ従来切餅と遜色ない態様(大きさ、形状)を呈する構成とされている。

0043

更に言えば、本実施例の個包装餅5は、この個包装袋2の二枚の切餅1を互いの方形状広大面部3同士が全面接触するようにして上下に積み重ねた状態で封入する構成とすることで、消費者が個包装袋2内の切餅1を焼き餅にして食する際に、この消費者に個包装袋2から取り出した積み重ね状態の切餅1をそのまま焼き網の上に載置して重ね焼き餅にして食することに何ら違和感を与えないどころか、この積み重ね状態で焼き加熱調理して重ね焼き餅として食する方がむしろ普通の食べ方であると思わせることができるように構成している。

0044

即ち、本実施例の個包装餅5は、この個包装袋2に封入されている二枚の切餅1をそのまま積み重ね状態で個包装袋2から取り出して焼き網上に載置して焼き加熱調理すると、積み重ねた切餅1の境界部、即ち、上側の切餅1の方形状広大面部3と下側の切餅1の方形状広大面部3とがほぼ全面接触している接触界面において、上側の切餅1と下側の切餅1との夫々の熱により軟化した餅同士がくっついて上側の切餅1と下側の切餅1とが一体化するので、その焼き上がり状態が一個の焼き餅となるように構成されている。

0045

更に、本実施例の個包装餅5は、この積み重ねた切餅1同士の境界部(方形状広大面部3同士の接触界面)が、従来切餅の側面周方向切り込み部を内側方向により深く形成した状態に相当するもとなり、この切餅1を積み重ねて焼き加熱調理した際、この境界部が従来切餅の側面周方向切り込み部と同じ、若しくはそれ以上の噴き出し抑制効果を発揮して、その重ね焼き餅の焼き上がり状態が、境界部を基端として最中やサンドウィッチのような上下の切餅1の間に膨化した中身がサンドされているような状態で焼きあがり、まさに従来切餅(側面周方向スリット切餅)を一枚焼き餅にした場合と何ら変わりない焼き上がり形状、或いは、それ以上に食欲をそそり美味しく食することができる焼き餅となるように構成されている。

0046

そして、本実施例の個包装餅5(切餅1)は、このように従来切餅よりも厚さが薄く設定されることで、伸し餅を急冷する際の冷却時間が従来の急冷時間に比べて大幅に時間短縮され、これにより、焼き餅にした際に、この焼き餅が搗きたての餅を焼いたかのようなおいしい焼き餅になる。

0047

尚、本実施例の個包装餅5は、前述したように個包装袋2内に二枚の切餅1が封入されて成る構成とされているが、三枚の切餅1が封入される構成としても良い。この切餅1を三枚封入する構成とする場合は、切餅1の立直側面部4の高さを、二枚の場合によりも更に薄めに設定(5〜6mm)すれば良い。これにより、切餅1を三枚積み重ねた状態の高さが、従来切餅と同じような厚さとなり、個包装袋2内の積み重ね状態の切餅1が従来切餅とほぼ同様の外形状を呈することとなる。

0048

また、この個包装餅5を複数収容する本実施例の外包装体6は、外包装袋6として構成されている。

0049

具体的には、本実施例の外包装袋6は、個包装餅5の個包装袋2と同様、ガスバリア性を有する合成樹脂フィルム(本実施例では、ポリエチレンとナイロンの積層構造フィルム)製のものである。

0050

また、本実施例の外包装袋6は、個包装餅5の個包装袋2に封入されている二枚の切餅1を、そのまま個包装袋2から取出し上下に積み重ねた状態のまま焼き網上に載置し焼き加熱調理して焼き餅にして食することを消費者に示唆する重ね焼き示唆表示部7が設けられている。

0051

具体的には、この重ね焼き示唆表示部7は、切餅1を上下に積み重ねた状態で焼き網上に載置し焼き加熱調理した焼き餅状態を図示した図柄と、焼き餅として食する際は、個包装袋2内の切餅1を上下に積み重ねた状態で焼き網上に載置し焼き加熱調理することを示唆する文章とで構成されており、この重ね焼き示唆表示部7を視認することで、消費者が個包装袋2から取り出した積み重ね状態の切餅1をそのまま焼き網の上に載置して重ね焼き餅にして食することを助長する効果を発揮するように構成されている。

0052

また、個包装餅5と共にこの外包装袋6に封入される脱酸素剤8は、前述した個包装用脱酸素剤9と同様、鉄または酸化鉄若しくはゼオライト(沸石)を反応主剤としたものである。尚、個包装餅5と同様、この脱酸素剤8を外包装袋6に封入する代わりに、外包装袋6を酸素吸収性を有するものとした構成としても良い。

実施例

0053

尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。

0054

1切餅
2個包装袋
3方形状広大面部
4 立直側面部
5個包装餅
6外包装体
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