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技術 解析装置、解析方法及びプログラム

出願人 日本電気株式会社
発明者 香月正宏志村典孝
出願日 2016年8月18日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-160391
公開日 2018年2月22日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2018-028797
状態 特許登録済
技術分野 イメージ分析
主要キーワード 単位時間帯毎 参考形態 映像パラメータ VBR方式 パーン サスペンス ズーム倍率変更 外部センサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

本発明は、映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標を提供することを課題とする。

解決手段

本発明によれば、映像コンテンツのデータを取得する取得部11と、データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、映像コンテンツのテンポを算出する算出部12と、算出部12が算出したテンポを出力する出力部13と、を有する解析装置10が提供される。算出部12は、例えば、映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、これらグループ毎にテンポを算出することで、映像コンテンツのテンポの時間変化を算出する。

概要

背景

関連する技術が、特許文献1乃至3に開示されている。

特許文献1には、TV(television)番組映画などのコンテンツを入力とし、コンテンツに登場する人物等による発話の速度(話速)を求め、求めた話速を表す情報を外部に出力する装置が開示されている。

特許文献2には、入力された音楽信号解析し、当該音楽信号のテンポ(1分間あたりの4分音符数)を算出する装置が開示されている。

特許文献3には、映像信号を解析してシーン切り替わりカットの切り替わりを検出し、これらのインデックスを作成する装置が開示されている。

概要

本発明は、映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標を提供することを課題とする。本発明によれば、映像コンテンツのデータを取得する取得部11と、データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、映像コンテンツのテンポを算出する算出部12と、算出部12が算出したテンポを出力する出力部13と、を有する解析装置10が提供される。算出部12は、例えば、映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、これらグループ毎にテンポを算出することで、映像コンテンツのテンポの時間変化を算出する。

目的

特開2007−213176号公報
特開2002−116754号公報
特開平9−161455号公報






テレビ番組や映画などの映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標が望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

映像コンテンツのデータを取得する取得手段と、前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した前記テンポを出力する出力手段と、を有する解析装置

請求項2

請求項1に記載の解析装置において、前記算出手段は、前記映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、前記グループ毎に前記テンポを算出することで、前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を算出する解析装置。

請求項3

請求項2に記載の解析装置において、前記単位時間を変更する入力を受付ける受付手段をさらに有する解析装置。

請求項4

請求項1から3のいずれか1項に記載の解析装置において、前記算出手段は、シーンチェンジ回数に基づき、前記テンポを算出する解析装置。

請求項5

請求項4に記載の解析装置において、前記算出手段は、シーンチェンジの回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項6

請求項1から5のいずれか1項に記載の解析装置において、前記算出手段は、パーンの回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出する解析装置。

請求項7

請求項6に記載の解析装置において、前記算出手段は、パーンの速さが速い程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項8

請求項6又は7に記載の解析装置において、前記算出手段は、パーンの回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項9

請求項1から8のいずれか1項に記載の解析装置において、前記算出手段は、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出する解析装置。

請求項10

請求項9に記載の解析装置において、前記算出手段は、ズーム倍率変更の速さが速い程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項11

請求項9又は10に記載の解析装置において、前記算出手段は、ズーム倍率変更の回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項12

請求項1から11のいずれか1項に記載の解析装置において、前記算出手段は、発話された音の数に基づき、前記テンポを算出する解析装置。

請求項13

請求項12に記載の解析装置において、前記算出手段は、発話された音が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項14

請求項1から13のいずれか1項に記載の解析装置において、前記動画データは、VBR(variable bit rate)方式で圧縮されており、前記算出手段は、ビットレートに基づき、前記テンポを算出する解析装置。

請求項15

請求項14に記載の解析装置において、前記算出手段は、前記ビットレートの統計値が大きい程、速い前記テンポを算出する解析装置。

請求項16

請求項1から15のいずれか1項に記載の解析装置において、前記算出手段は、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合して、前記テンポを算出し、前記パラメータ各々には重み付け値が設定されており、前記算出手段は、前記重み付け値を用いて、複数の前記パラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合する解析装置。

請求項17

請求項16に記載の解析装置において、前記パラメータ各々の重み付け値は、前記映像コンテンツの属性に応じて異なり、前記算出手段は、前記映像コンテンツの属性に応じた前記重み付け値を用いて、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合する解析装置。

請求項18

請求項17に記載の解析装置において、前記映像コンテンツの属性は、ジャンル及び放送時間帯の少なくとも一方を含む解析装置。

請求項19

請求項1から18のいずれか1項に記載の解析装置において、前記出力手段は、複数の放送チャンネル各々で放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を並べて表示する解析装置。

請求項20

請求項1から19のいずれか1項に記載の解析装置において、前記出力手段は、ある放送チャンネルで放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化と、前記映像コンテンツの視聴率の時間変化とを並べて表示する解析装置。

請求項21

コンピュータが、映像コンテンツのデータを取得する取得工程と、前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出工程と、前記算出工程で算出された前記テンポを出力する出力工程と、を実行する解析方法

請求項22

コンピュータを、映像コンテンツのデータを取得する取得手段、前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出手段、前記算出手段が算出した前記テンポを出力する出力手段、として機能させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、解析装置解析方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

関連する技術が、特許文献1乃至3に開示されている。

0003

特許文献1には、TV(television)番組映画などのコンテンツを入力とし、コンテンツに登場する人物等による発話の速度(話速)を求め、求めた話速を表す情報を外部に出力する装置が開示されている。

0004

特許文献2には、入力された音楽信号解析し、当該音楽信号のテンポ(1分間あたりの4分音符数)を算出する装置が開示されている。

0005

特許文献3には、映像信号を解析してシーン切り替わりカットの切り替わりを検出し、これらのインデックスを作成する装置が開示されている。

先行技術

0006

特開2007−213176号公報
特開2002−116754号公報
特開平9−161455号公報

発明が解決しようとする課題

0007

テレビ番組や映画などの映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標が望まれている。当該指標が得られれば、論理的な思考に基づき、映像コンテンツを作成することが可能となる。結果、良質な映像コンテンツをコンスタントに作成すること等が期待される。特許文献1乃至3はいずれも、このような指標を提供するものでない。

0008

本発明は、映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明によれば、
映像コンテンツのデータを取得する取得手段と、
前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記テンポを出力する出力手段と、
を有する解析装置が提供される。

0010

また、本発明によれば、
コンピュータが、
映像コンテンツのデータを取得する取得工程と、
前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出工程と、
前記算出工程で算出された前記テンポを出力する出力工程と、
を実行する解析方法が提供される。

0011

また、本発明によれば、
コンピュータを、
映像コンテンツのデータを取得する取得手段、
前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出手段、
前記算出手段が算出した前記テンポを出力する出力手段、
として機能させるプログラムが提供される。

発明の効果

0012

本発明によれば、映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標を提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。
本実施形態の解析装置の機能ブロック図の一例である。
本実施形態の解析装置の機能ブロック図の一例である。
本実施形態の算出部の処理の一例を説明するための図である。
本実施形態の算出部の処理の一例を説明するための図である。
本実施形態の算出部の処理の一例を説明するための図である。
本実施形態の算出部が処理に用いる情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の算出部が処理に用いる情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の出力部が出力する情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の出力部が出力する情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の出力部が出力する情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の出力部が出力する情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の出力部が出力する情報の一例を模式的に示す図である。
本実施形態の解析装置の処理の流れの一例を示すフローチャートである。

実施例

0014

まず、本実施形態の概要を説明する。本実施形態の解析装置は、映像コンテンツのデータを取得すると、当該データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、映像コンテンツのテンポを算出する。

0015

例えば、シーンチェンジ頻度パーンの頻度、パーンの速さ、ズーム倍率変更の頻度、ズーム倍率変更の速さ、発せられた音の数、VBR(variable bit rate)方式で圧縮されている動画データのビットレート等の中の少なくとも1つに基づき、映像コンテンツのテンポを算出する。そして、算出したテンポを出力する。

0016

本実施形態によれば、映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標として、映像コンテンツのテンポを提供することができる。

0017

次に、本実施形態の解析装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の解析装置が備える各機能部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体インターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。

0018

図1は、本実施形態の解析装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。図1に示すように、解析装置は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路4Aには、様々なモジュールが含まれる。なお、周辺回路4Aを有さなくてもよい。

0019

バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、入力装置(例:キーボードマウスマイク等)、外部装置外部サーバ外部センサ等から情報を取得するためのインターフェイスや、出力装置(例:ディスプレイスピーカプリンターメーラ等)、外部装置、外部サーバ等に情報を出力するためのインターフェイスなどを含む。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行うことができる。

0020

次に、本実施形態の解析装置の機能について詳細に説明する。図2に、本実施形態の解析装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、解析装置10は、取得部11と、算出部12と、出力部13とを有する。図3に、本実施形態の解析装置10の機能ブロック図の他の一例を示す。図示する例では、解析装置10は、取得部11と、算出部12と、出力部13と、受付部14とを有する。

0021

なお、機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。当該図において、解析装置10は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。以下、各機能部について詳細に説明する。

0022

受付部14は、各種入力装置を介して、オペレータからの各種入力を受付ける。入力装置は、キーボード、マウス、タッチパネルディスプレイキーボタンタッチパッドカメラ、マイク等が例示されるが、これらに限定されない。

0023

取得部11は、映像コンテンツのデータを取得する。映像コンテンツのデータは、動画データと音声データとを含む。映像コンテンツの詳細は特段制限されず、例えば、TV放送されるTV番組インターネット放送されるネット番組、映画、ユーザが自作した映像コンテンツ等が例示される。

0024

取得部11は、オペレータが指定した映像コンテンツを取得することができる。オペレータは、解析装置10を操作して、所定の記憶装置に記憶されている所定の映像コンテンツを指定する。そして、取得部11は、指定された映像コンテンツのデータを上記記憶装置から取得する。上記記憶装置は、解析装置10内に備えられてもよいし、解析装置10と通信可能に構成された外部装置内に備えられてもよい。

0025

算出部12は、映像コンテンツのデータに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、当該映像コンテンツのテンポを算出する。

0026

算出部12は、映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、グループ毎にテンポを算出することができる。これにより、映像コンテンツのテンポの時間変化が算出される。単位時間は固定値(設計的事項)であり、予め算出部12に与えられていてもよい。その他、単位時間は可変値であってもよい。この場合、受付部14は、単位時間を変更する入力をオペレータから受付けてもよい。グループ分けの手法は設計的事項である。

0027

その他、算出部12は、映像コンテンツ全体のテンポ(平均テンポ)を算出することもできる。

0028

ここで、算出部12がテンポを算出する処理例を説明する。

0029

(処理例1)算出部12は、シーンチェンジの回数(頻度)に基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0030

ここで、上記グループ各々におけるシーンチェンジの回数をNm(mはグループ番号)、映像コンテンツのテンポをT1mとする。T1mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。

0031

処理例1では、Nm及びT1mの関係が、「Nmが大きい程T1mが大きくなる」を満たす。T1mの算出式としては、例えば、T1m=Nm、T1m=Nm/t等が例示されるが、これらに限定されない(tは上記単位時間より小さい値。例:10秒、15秒、30秒、1分、3分、5分等)。

0032

算出部12は、動画データを解析し、上記グループ毎にシーンチェンジの回数をカウントすることで、Nmを得る。そして、算出部12は、予め定められた算出式に基づき、T1mを算出する。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。動画データを解析してシーンチェンジを検出する手法は特段制限されず、あらゆる技術を採用できる。

0033

(処理例2)算出部12は、パーンの回数及び/又は速さに基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0034

パーンは、撮影技法の1つであり、カメラの向きを左右や上下に振ることである。パーンの速さは、カメラの向きを振る速さである。

0035

ここで、上記グループ各々におけるパーンの回数をLm(mはグループ番号)、パーンの速さをPm、映像コンテンツのテンポをT2mとする。T2mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。Lmが1の場合は、その1回のパーンの速さをPmとすることができる。Lmが2以上の場合は、複数回のパーンの速さの統計値(例:平均値最大値最小値中央値最頻値等)をPmとすることができる。

0036

処理例2では、Lm、Pm及びT2mの関係が、「Lmが大きい程T2mが大きくなる」及び「Pmが大きい程T2mが大きくなる」の少なくとも一方を満たす。T2mの算出式としては、例えば、T2m=Lm、T2m=Pm、T2m=α1・Lm+α2・Pm、T2m=Lm×Pm等が例示されるが、これらに限定されない(α1及びα2は、各々、Lm及びPmの重み付け値。いずれも、0より大きい値。)。

0037

算出部12は、動画データを解析し、Lm及び/又はPmを得る。そして、算出部12は、予め定められた算出式に基づき、T2mを算出する。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。

0038

動画データを解析してLmやPmを得る手法は特段制限されず、あらゆる技術を採用できる。以下、一例を説明する。

0039

例えば、算出部12は、図4に示すように、第1のフレームF1内の予め定められた位置の複数の点(図の場合、点A乃至Dの4点)各々の画素データ(色、輝度情報等)を取得する。各点は1つの画素に対応してもよいし、複数の画素に対応してもよい。後者の場合、複数の画素の画素データの統計値(例:平均値等)が、各点の画素データとして取得される。

0040

そして、算出部12は、図5に示すように、第1のフレームF1の次のフレームである第2のフレームF2内における「点A乃至Dの相対的な位置関係を満たす4つの点群(当該4つの点群を結ぶ四角形は、点A乃至Dを結ぶ四角形と同じ形状及び大きさ)」の中から、各点の画素データが第1のフレームF1から取得した点A乃至Dの画素データと一致する点A´乃至D´を探す

0041

点A´乃至D´が存在しない場合、算出部12は当該フレーム間でパーンは存在しないと判断する。一方、点A´乃至D´が存在する場合、算出部12は当該フレーム間でパーンが存在すると判断する。そして、算出部12は、対応する点間の距離(例:点Aと点A´との間の距離)を、当該フレーム間でのパーン距離として算出する。

0042

その後、算出部12は、処理対象のフレームをずらして、同様の処理を行う。すなわち、算出部12は、第2のフレームF2内の予め定められた位置の複数の点(ここでは、点A乃至Dの4点)各々の画素データ(色、輝度情報等)を取得する。そして、第2のフレームF2の次のフレームである第3のフレームF3から、上記と同様にして、点A´乃至D´を探す。

0043

算出部12は、上記処理を繰り返すことで、パーン開始フレームFsp及びパーン終了フレームFfpを特定する。そして、算出部12は、FspからFfpまでを1回のパーンとして、Lmをカウントすることができる。また、算出部12は、「FspからFfpまでにおけるパーン距離の合計」を「FspからFfpまでの時間」で割った値を、1回のパーンの速さとして算出することができる。

0044

(処理例3)算出部12は、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0045

ここでのズーム倍率変更は、「ズーム倍率大から小への変更」であってもよいし、「ズーム倍率小から大への変更」であってもよいし、これら両方を含む概念であってもよい。

0046

ここで、上記グループ各々におけるズーム倍率変更の回数をQm(mはグループ番号)、ズーム倍率変更の速さをRm、映像コンテンツのテンポをT3mとする。T3mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。Qmが1の場合は、その1回のズーム倍率変更の速さをRmとすることができる。Qmが2以上の場合は、複数回のズーム倍率変更の速さの統計値(例:平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値等)をRmとすることができる。

0047

処理例3では、Qm、Rm及びT3mの関係が、「Qmが大きい程T3mが大きくなる」及び「Rmが大きい程T3mが大きくなる」の少なくとも一方を満たす。T3mの算出式としては、例えば、T3m=Qm、T3m=Rm、T3m=α3・Qm+α4・Rm、T3m=Qm×Rm等が例示されるが、これらに限定されない(α3及びα4は、各々、Qm及びRmの重み付け値。いずれも、0より大きい値。)

0048

算出部12は、動画データを解析し、Qm及び/又はRmを得る。そして、算出部12は、予め定められた算出式に基づき、T3mを算出する。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。

0049

動画データを解析してQmやRmを得る手法は特段制限されず、あらゆる技術を採用できる。以下、一例を説明する。

0050

例えば、算出部12は、図4に示すように、第1のフレームF1内の予め定められた位置の複数の点(図の場合、点A乃至Dの4点)各々の画素データ(色、輝度情報等)を取得する。各点は1つの画素に対応してもよいし、複数の画素に対応してもよい。後者の場合、複数の画素の画素データの統計値(例:平均値等)が、各点の画素データとして取得される。

0051

そして、算出部12は、図6に示すように、第1のフレームF1の次のフレームである第2のフレームF2内における「点A乃至Dを結ぶ四角形と相似な四角形の4つの頂点」の中から、各点の画素データが第1のフレームF1から取得した点A乃至Dの画素データと一致する点A´乃至D´を探す。

0052

点A´乃至D´が存在しない場合、算出部12は当該フレーム間でズーム倍率変更は存在しないと判断する。一方、点A´乃至D´が存在する場合、算出部12は当該フレーム間でズーム倍率変更が存在すると判断する。そして、算出部12は、対応する点間の距離(例:点Aと点A´との間の距離)を、当該フレーム間でのズーム倍率変更量として算出する。

0053

その後、算出部12は、処理対象のフレームをずらして、同様の処理を行う。すなわち、算出部12は、第2のフレームF2内の予め定められた位置の複数の点(ここでは、点A乃至Dの4点)各々の画素データ(色、輝度情報等)を取得する。そして、第2のフレームF2の次のフレームである第3のフレームF3から、上記と同様にして、点A´乃至D´を探す。

0054

算出部12は、上記処理を繰り返すことで、ズーム倍率変更開始フレームFsz及びズーム倍率変更終了フレームFfzを特定する。そして、算出部12は、FszからFfzまでを1回のズーム倍率変更として、Qmをカウントすることができる。また、算出部12は、「FszからFfzまでにおけるズーム倍率変更量の合計」を「FszからFfzまでの時間」で割った値を、1回のズーム倍率変更の速さとして算出することができる。

0055

(処理例4)算出部12は、パーンの回数及び/又は速さと、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さとに基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0056

ここで、上記グループ各々における映像コンテンツのテンポをT4m(mはグループ番号)とする。T4mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。

0057

算出部12は、処理例2で説明した手法で、パーンの回数及び/又は速さに基づいた映像コンテンツのテンポT2mを算出する。また、算出部12は、処理例3で説明した手法で、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づいた映像コンテンツのテンポT3mを算出する。そして、算出部12は、テンポT2m及びテンポT3mに基づき、テンポT4mを算出する。

0058

T2m、T3m及びT4mの関係は、「T2mが大きい程T4mが大きくなる」及び「T3mが大きい程T4mが大きくなる」を満たす。T4mの算出式としては、例えば、T4m=β1・T2m+β2・T3m、T4m=T2m×T3m等が例示されるが、これらに限定されない(β1及びβ2は、各々、T2m及びT3mの重み付け値。いずれも、0より大きい値。)。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。

0059

(処理例5)算出部12は、シーンチェンジの回数(頻度)と、パーンの回数及び/又は速さと、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さとに基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0060

ここで、上記グループ各々における映像コンテンツのテンポをT5m(mはグループ番号)とする。T5mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。

0061

算出部12は、処理例1で説明した手法で、シーンチェンジの回数に基づいた映像コンテンツのテンポT1mを算出する。また、算出部12は、処理例2で説明した手法で、パーンの回数及び/又は速さに基づいた映像コンテンツのテンポT2mを算出する。また、算出部12は、処理例3で説明した手法で、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づいた映像コンテンツのテンポT3mを算出する。そして、算出部12は、テンポT1m、テンポT2m及びテンポT3mに基づき、テンポT5mを算出する。

0062

T1m、T2m、T3m及びT5mの関係は、「T1mが大きい程T5mが大きくなる」、「T2mが大きい程T5mが大きくなる」及び「T3mが大きい程T5mが大きくなる」を満たす。T5mの算出式としては、例えば、T5m=β3・T1m+β4・T2m+β5・T3m、T5m=T1m×T2m×T3m等が例示されるが、これらに限定されない(β3乃至β5は、各々、T1m乃至T3mの重み付け値。いずれも、0より大きい値。)。
また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。

0063

(処理例6)算出部12は、発話された音の数に基づき、テンポを算出することができる。

0064

ここで、上記グループ各々における音の数をSm(mはグループ番号)、映像コンテンツのテンポをT6mとする。T6mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。

0065

処理例6では、Sm及びT6mの関係が、「Smが大きい程T6mが大きくなる」を満たす。T6mの算出式としては、例えば、T6m=Sm、T6m=Sm/t等が例示されるが、これらに限定されない(tは上記単位時間。)。

0066

算出部12は、動画データを解析し、上記グループ毎に発話された音の数をカウントすることで、Smを得る。発話内容が「なんてことだ!」である場合、音の数は「6」となる。そして、算出部12は、予め定められた算出式に基づき、T6mを算出する。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。動画データを解析して発話された音の数を算出する手法は特段制限されず、あらゆる技術を採用できる。

0067

例えば、音声認識技術で発話内容を文字列に変換した後、文字列に含まれる文字の数をカウントすることで、発話された音の数を算出してもよい。なお、当該処理例では音の数を得られれば良く、発話内容の特定は不要である。このため、例えば、音声認識技術で発話内容を母音の文字列に変換した後、文字列に含まれる文字の数をカウントすることで、発話された音の数を算出してもよい。

0068

なお、T6m=Sm/tの式で算出されるテンポと、特許文献1に開示の技術で算出される話速とは、異なる概念である。特許文献1の場合、発話された音の数を発話開始時点から発話終了時点までの時間で割ることで、話速を算出する。一方、当該算出式によれば、テンポT6mは、一定の単位時間毎の音の数を当該単位時間で割ることで算出される。単位時間を1分と定めた場合、1分毎の音の数をカウントし、音の数を1分で割ることでテンポT6mが算出されることとなる。

0069

例えば、単位時間1分の間に発話時間2秒で「なんてことだ!」という発話内容のみが発話された場合、T6m=6/1分=6/60秒となる。一方、特許文献1の場合、話速=6/2秒となる。これらの結果から、これらの概念が異なることは明らかである。

0070

(処理例7)算出部12は、VBR方式で圧縮されている動画データのビットレートに基づき、テンポを算出することができる。

0071

ここで、上記グループ各々における映像コンテンツのテンポをT7m(mはグループ番号)とする。T7mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。

0072

算出部12は、各フレームのビットレートを得る。そして、上記グループ毎に、各グループに含まれる複数のフレームのビットレート(bps)の統計値Vm(例:平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値等)を算出する。

0073

処理例7では、Vm及びT7mの関係が、「Vmが大きい程T7mが大きくなる」を満たす。T7mの算出式としては、例えば、T7m=Vm等が例示されるが、これらに限定されない。

0074

算出部12は、動画データを解析し、各フレームのビットレートを取得してもよい。その他、算出部12は、外部装置が動画データを解析して算出した各フレームのビットレートを取得してもよい。そして、算出部12は、取得した各フレームのビットレートに基づきVmを算出した後、予め定められた算出式に基づきT7mを算出することができる。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。動画データを解析して各フレームのビットレートを算出する手法は特段制限されず、あらゆる技術を採用できる。

0075

(処理例8)算出部12は、処理例1乃至7で算出したテンポT1m乃至T7mの中の少なくとも2つに基づき、テンポT8mを算出することができる。すなわち、算出部12は、複数のパラメータ(シーンチェンジの回数、パーンの回数及び/又は速さ、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さ、発話された音の数、ビットレート等)各々に基づき算出したテンポを統合して、テンポを算出することができる。以下、テンポT1m乃至T7mの中の、当該処理例のテンポの算出に利用されるものを、処理対象テンポという場合がある。T8mの値が大きい程、速いテンポを表すものとする。

0076

T8m及び処理対象テンポの関係は、「処理対象テンポが大きい程T8mが大きくなる」満たす。例えば、「処理対象テンポに含まれる少なくとも2つのテンポに、各々に対応した所定の係数γh(hは処理対象テンポの通番。γhは重み付け値。0より大きい値。)を掛けた値を足し合わせた値」を、T8としてもよい。その他、「処理対象テンポに含まれる少なくとも2つのテンポを互いに掛け合わせた値」を、T8mとしてもよい。また、複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。

0077

(処理例9)算出部12は、処理例8で説明した手法で、テンポT8mを算出する。

0078

当該処理例では、所定の係数γhが可変であり、映像コンテンツの属性に応じてその値が定まる。すなわち、算出部12は、映像コンテンツの属性に応じて、所定の係数γhを決定する。そして、算出部12は、決定した係数γhに基づき、テンポT8mを算出する。映像コンテンツの属性は、ジャンル及び放送時間帯の少なくとも一方を含む。ジャンルは、スポーツドラマニュース等であるが、さらに細分化してもよい。例えば、スポーツは、野球サッカーボクシング等のように種類で細分化してもよい。また、ドラマは、アクションドラマ、サスペンス等のように内容に応じて細分化してもよい。

0079

例えば、算出部12は、図7に示すような対応情報を用いて、係数γhを決定してもよい。図7に示す例は、テンポT5m乃至T7mに基づきテンポT8mを算出する場合の対応情報である。映像コンテンツのジャンルごとに、テンポT5m乃至T7m各々の係数γが定められている。

0080

図8に、対応情報の他の例を示す。算出部12は、図8に示すような対応情報を用いて、係数γhを決定してもよい。図8に示す例は、テンポT5m乃至T7mに基づきテンポT8mを算出する場合の対応情報である。映像コンテンツの放送時間帯ごとに、テンポT5m乃至T7m各々の係数γhが定められている。

0081

なお、図示しないが、算出部12は、同様の対応情報を用いて、ジャンル及び放送時間帯の両方に基づき係数γhを決定してもよい。

0082

複数のグループのテンポの平均を求めることで、映像コンテンツ全体のテンポを算出することができる。

0083

映像コンテンツのジャンル及び放送時間帯を示す情報は、例えば、映像コンテンツのデータに含まれていても(例:メタデータ等)。その他、オペレータがこれらの情報を解析装置10に入力してもよい。例えば、受付部14が当該情報の入力を受付けてもよい。

0084

図2及び図3戻り、出力部13は、算出部12が算出したテンポを出力する。出力部13は、ディスプレイ、プリンター、メーラ、投影装置等のあらゆる出力装置を介して、上記テンポの出力を実現することができる。

0085

図9に、出力部13が出力する情報の一例を示す。図示する例では、縦軸にテンポを取り、横軸に時間を取ったグラフで、映像コンテンツのテンポ(上述したテンポT1m乃至T7mの中のいずれか)の時間変化を示している。

0086

図10に、出力部13が出力する情報の他の一例を示す。図示する例では、エリア131に表示される情報と、エリア132に表示される情報とに分かれている。

0087

エリア131には、エリア132における表示に関する各種設定を受付けるための情報が表示されている。なお、図では、設定された値の記載は省略している。

0088

エリア132には、縦軸にテンポを取り、横軸に時間を取ったグラフで、上述したテンポT1m乃至T7mの中のいずれか2つ以上(図示する例では3つ)の時間変化を示している。図示する映像に対応するテンポは、上記テンポT5mに対応する。図示する音声に対応するテンポは、上記テンポT6mに対応する。図示する圧縮レートに対応するテンポは、上記テンポT7mに対応する。

0089

エリア131に表示される「時間間隔」は、上述した「単位時間」を示す。エリア131の当該欄に所望の時間間隔を入力することで、上記単位時間を所望の値にすることができる。エリア132に表示されるテンポは、ここで指定された単位時間毎の時間変化を示す。

0090

エリア131に表示される「映像パラメータ」は、テンポT5mを算出するための係数を指定する欄である。ここでは、T5mは、T5m=β3・T1m+β4・T2m+β5・T3mに基づき算出される。

0091

エリア131に表示される「基準値」は、エリア132に表示されるグラフの縦軸の真ん中(基準)の値を示す。テンポ毎に指定することができる。エリア131に表示される「縮尺」は、エリア132に表示されるグラフの縦方向の縮尺を示す。これも、テンポ毎に指定することができる。

0092

図11に、出力部13が出力する情報の他の一例を示す。図示する例では、エリア133に表示される情報と、エリア134に表示される情報とに分かれている。

0093

エリア133には、エリア134における表示に関する各種設定を受付けるための情報が表示されている。

0094

エリア134には、縦軸にテンポを取り、横軸に時間を取ったグラフで、上述したテンポT8mの時間変化を示している。

0095

エリア133に表示される「重み付け」は、テンポT8mを算出するための係数を指定する欄である。ここでは、T8mは、T8m=γ1・T5m+γ2・T6m+γ3・T7mに基づき算出される。映像の重み付け値がγ1であり、音声の重み付け値がγ2であり、圧縮レートの重み付け値がγ3である。

0096

図12に、出力部13が出力する情報の他の一例を示す。図示する例では、出力部13は、縦軸にテンポを取り、横軸に時刻を取ったグラフで、複数の放送チャンネル各々で放送された映像コンテンツのテンポの時間変化を並べて表示している。また、各映像コンテンツ属性情報(番組名、属性)を表示している。

0097

図13に、出力部13が出力する情報の他の一例を示す。図示する例では、出力部13は、ある放送チャンネルで放送された映像コンテンツのテンポの時間変化と、映像コンテンツの視聴率の時間変化とを並べて表示している。図中上側は、縦軸にテンポを取り、横軸に時刻を取ったグラフで、ある放送チャンネルで放送された映像コンテンツのテンポの時間変化を表示している。図中下側は、縦軸に視聴率を取り、横軸に時刻を取ったグラフで、ある放送チャンネルで放送された映像コンテンツの視聴率の時間変化を表示している。

0098

なお、出力部13は、図9乃至図13に示すようなテンポの時間変化を示すグラフにおいて、テンポの変化が所定レベルより大きい部分(傾きの絶対値が所定値以上)を強調表示してもよい。例えば、算出部12が強調する部分を算出する。そして、出力部13は算出部12の算出結果に基づき、所定部分を強調表示する。

0099

また、図13の例の場合、出力部13は、視聴率の変化が所定レベルより大きい部分(傾きの絶対値が所定値以上)をさらに強調表示してもよい。例えば、算出部12が強調する部分を算出する。そして、出力部13は算出部12の算出結果に基づき、所定部分を強調表示する。

0100

また、受付部14は、図9乃至図13に示すようなテンポの時間変化を示すグラフ上で、所定位置を指定する入力を受付けてもよい。そして、出力部13は、指定された位置から映像コンテンツを再生してもよい。

0101

次に、図14のフローチャートを用いて解析装置10の処理の流れの一例を説明する。

0102

取得工程S11では、取得部11が、映像コンテンツのデータを取得する。算出工程S12では、算出部12が、データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、映像コンテンツのテンポを算出する。出力工程S13では、出力部13が、算出工程S12で算出されたテンポを出力する。

0103

次に、本実施形態の解析装置10の作用効果について説明する。

0104

本実施形態の解析装置10によれば、映像コンテンツのテンポを算出し、出力することができる。このような本実施形態の解析装置10によれば、映像コンテンツの質を定量的に示す新たな指標として、映像コンテンツのテンポを提供することができる。

0105

また、本実施形態の解析装置10によれば、シーンチェンジの頻度、パーンの頻度、パーンの速さ、ズーム倍率変更の頻度、ズーム倍率変更の速さ、発せられた音の数、VBR方式で圧縮されている動画データのビットレート等に基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。このような本実施形態の解析装置10によれば、信頼度の高い映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0106

また、本実施形態の解析装置10によれば、映像の解析結果(シーンチェンジの頻度、パーンの頻度、パーンの速さ、ズーム倍率変更の頻度、ズーム倍率変更の速さ、VBR方式で圧縮されている動画データのビットレート等)、及び、音声の解析結果(発せられた音の数)の両方に基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。このように、様々な側面からテンポを算出する本実施形態の解析装置10によれば、信頼度の高い映像コンテンツのテンポを算出することができる。

0107

また、本実施形態の解析装置10によれば、シーンチェンジの頻度、パーンの頻度、パーンの速さ、ズーム倍率変更の頻度、ズーム倍率変更の速さ、発せられた音の数、VBR方式で圧縮されている動画データのビットレートの中の複数のパラメータに基づき、映像コンテンツのテンポを算出することができる。そして、複数のパラメータ各々の重み付け値を、映像コンテンツの属性に応じて決定することができる。

0108

例えば、アクションが中心の映像コンテンツの場合、発話された音が少なくても、パーンの頻度が多かったり、パーンの速さが速かったり、ズーム倍率変更の頻度が多かったり、また、ズーム倍率変更の速さが速かったりすると、視聴者はテンポが速いと感じる。このような映像コンテンツのテンポを算出する場合、発せられた音の数の重みは小さくし、映像に特化したパラメータの重みを大きくすることが好ましい。

0109

一方で、トークが中心の映像コンテンツの場合、映像コンテンツのテンポを算出する上で発話された音の数は重要である。このため、発せられた音の数の重みは大きくすることが好ましい。

0110

このように、映像コンテンツの属性に応じて、好ましい算出方法が異なる。本実施形態の解析装置10によれば、複数のパラメータ各々の重み付け値を、映像コンテンツの属性に応じて決定することができるので、各映像コンテンツに適した算出方法で、テンポを算出することができる。結果、得られるテンポの信頼度が高くなる。

0111

また、本実施形態の解析装置10によれば、複数の放送チャンネル各々で放送された映像コンテンツのテンポの時間変化を並べて表示することができる。このため、複数の放送チャンネル間におけるテンポの違いが一目瞭然となる。

0112

また、本実施形態の解析装置10によれば、ある放送チャンネルで放送された映像コンテンツのテンポの時間変化と、映像コンテンツの視聴率の時間変化とを並べて表示することができる。これらを並行して視認することで、テンポの変化が視聴率に及ぼす影響を確認することができる。

0113

以下、参考形態の例を付記する。
(付記1)
映像コンテンツのデータを取得する取得手段と、
前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記テンポを出力する出力手段と、
を有する解析装置。
(付記2)
付記1に記載の解析装置において、
前記算出手段は、前記映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、前記グループ毎に前記テンポを算出することで、前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を算出する解析装置。
(付記3)
付記2に記載の解析装置において、
前記単位時間を変更する入力を受付ける受付手段をさらに有する解析装置。
(付記4)
付記1から3のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記算出手段は、シーンチェンジの回数に基づき、前記テンポを算出する解析装置。
(付記5)
付記4に記載の解析装置において、
前記算出手段は、シーンチェンジの回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記6)
付記1から5のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記算出手段は、パーンの回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出する解析装置。
(付記7)
付記6に記載の解析装置において、
前記算出手段は、パーンの速さが速い程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記8)
付記6又は7に記載の解析装置において、
前記算出手段は、パーンの回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記9)
付記1から8のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記算出手段は、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出する解析装置。
(付記10)
付記9に記載の解析装置において、
前記算出手段は、ズーム倍率変更の速さが速い程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記11)
付記9又は10に記載の解析装置において、
前記算出手段は、ズーム倍率変更の回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記12)
付記1から11のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記算出手段は、発話された音の数に基づき、前記テンポを算出する解析装置。
(付記13)
付記12に記載の解析装置において、
前記算出手段は、発話された音が多い程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記14)
付記1から13のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記動画データは、VBR(variable bit rate)方式で圧縮されており、
前記算出手段は、ビットレートに基づき、前記テンポを算出する解析装置。
(付記15)
付記14に記載の解析装置において、
前記算出手段は、前記ビットレートの統計値が大きい程、速い前記テンポを算出する解析装置。
(付記16)
付記1から15のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記算出手段は、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合して、前記テンポを算出し、
前記パラメータ各々には重み付け値が設定されており、
前記算出手段は、前記重み付け値を用いて、複数の前記パラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合する解析装置。
(付記17)
付記16に記載の解析装置において、
前記パラメータ各々の重み付け値は、前記映像コンテンツの属性に応じて異なり、
前記算出手段は、前記映像コンテンツの属性に応じた前記重み付け値を用いて、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合する解析装置。
(付記18)
付記17に記載の解析装置において、
前記映像コンテンツの属性は、ジャンル及び放送時間帯の少なくとも一方を含む解析装置。
(付記19)
付記1から18のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記出力手段は、複数の放送チャンネル各々で放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を並べて表示する解析装置。
(付記20)
付記1から19のいずれか1つに記載の解析装置において、
前記出力手段は、ある放送チャンネルで放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化と、前記映像コンテンツの視聴率の時間変化とを並べて表示する解析装置。
(付記21)
コンピュータが、
映像コンテンツのデータを取得する取得工程と、
前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出工程と、
前記算出工程で算出された前記テンポを出力する出力工程と、
を実行する解析方法。
(付記22)
付記21に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、前記映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、前記グループ毎に前記テンポを算出することで、前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を算出する解析方法。
(付記23)
付記22に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、前記単位時間を変更する入力を受付ける解析方法。
(付記24)
付記21か2ら23のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、シーンチェンジの回数に基づき、前記テンポを算出する解析方法。
(付記25)
付記24に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、シーンチェンジの回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記26)
付記21から25のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、パーンの回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出する解析方法。
(付記27)
付記26に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、パーンの速さが速い程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記28)
付記26又は27に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、パーンの回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記29)
付記21から28のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出する解析方法。
(付記30)
付記29に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、ズーム倍率変更の速さが速い程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記31)
付記29又は30に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、ズーム倍率変更の回数が多い程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記32)
付記21から31のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、発話された音の数に基づき、前記テンポを算出する解析方法。
(付記33)
付記32に記載の解析方法において、
前記算出手段は、発話された音が多い程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記34)
付記21から33のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記動画データは、VBR(variable bit rate)方式で圧縮されており、
前記コンピュータは、ビットレートに基づき、前記テンポを算出する解析方法。
(付記35)
付記34に記載の解析方法において、
前記コンピュータは、前記ビットレートの統計値が大きい程、速い前記テンポを算出する解析方法。
(付記36)
付記21から35のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合して、前記テンポを算出し、
前記パラメータ各々には重み付け値が設定されており、
前記コンピュータは、前記重み付け値を用いて、複数の前記パラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合する解析方法。
(付記37)
付記36に記載の解析方法において、
前記パラメータ各々の重み付け値は、前記映像コンテンツの属性に応じて異なり、
前記コンピュータは、前記映像コンテンツの属性に応じた前記重み付け値を用いて、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合する解析方法。
(付記38)
付記37に記載の解析方法において、
前記映像コンテンツの属性は、ジャンル及び放送時間帯の少なくとも一方を含む解析方法。
(付記39)
付記21から38のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、複数の放送チャンネル各々で放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を並べて表示手段に表示させる解析方法。
(付記40)
付記21から39のいずれか1つに記載の解析方法において、
前記コンピュータは、ある放送チャンネルで放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化と、前記映像コンテンツの視聴率の時間変化とを並べて表示手段に表示させる解析方法。
(付記41)
コンピュータを、
映像コンテンツのデータを取得する取得手段、
前記データに含まれる動画データ及び音声データの少なくとも一方に基づき、前記映像コンテンツのテンポを算出する算出手段、
前記算出手段が算出した前記テンポを出力する出力手段、
として機能させるプログラム。
(付記42)
付記41に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、前記映像コンテンツを単位時間帯毎の複数のグループに分割し、前記グループ毎に前記テンポを算出することで、前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を算出するプログラム。
(付記43)
付記42に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、さらに、前記単位時間を変更する入力を受付ける受付手段として機能させるプログラム。
(付記44)
付記41から43のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、シーンチェンジの回数に基づき、前記テンポを算出するプログラム。
(付記45)
付記44に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、シーンチェンジの回数が多い程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記46)
付記41から45のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、パーンの回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出するプログラム。
(付記47)
付記46に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、パーンの速さが速い程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記48)
付記46又は47に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、パーンの回数が多い程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記49)
付記41から48のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、ズーム倍率変更の回数及び/又は速さに基づき、前記テンポを算出するプログラム。
(付記50)
付記49に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、ズーム倍率変更の速さが速い程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記51)
付記49又は50に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、ズーム倍率変更の回数が多い程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記52)
付記41から51のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、発話された音の数に基づき、前記テンポを算出するプログラム。
(付記53)
付記52に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、発話された音が多い程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記54)
付記41から53のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記動画データは、VBR(variable bit rate)方式で圧縮されており、
前記算出手段は、ビットレートに基づき、前記テンポを算出するプログラム。
(付記55)
付記54に記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、前記ビットレートの統計値が大きい程、速い前記テンポを算出するプログラム。
(付記56)
付記41から55のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記算出手段は、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合して、前記テンポを算出し、
前記パラメータ各々には重み付け値が設定されており、
前記算出手段は、前記重み付け値を用いて、複数の前記パラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合するプログラム。
(付記57)
付記56に記載のプログラムにおいて、
前記パラメータ各々の重み付け値は、前記映像コンテンツの属性に応じて異なり、
前記算出手段は、前記映像コンテンツの属性に応じた前記重み付け値を用いて、複数のパラメータ各々に基づき算出した前記テンポを統合するプログラム。
(付記58)
付記57に記載のプログラムにおいて、
前記映像コンテンツの属性は、ジャンル及び放送時間帯の少なくとも一方を含むプログラム。
(付記59)
付記41から58のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記出力手段は、複数の放送チャンネル各々で放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化を並べて表示するプログラム。
(付記60)
付記41から59のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
前記出力手段は、ある放送チャンネルで放送された前記映像コンテンツの前記テンポの時間変化と、前記映像コンテンツの視聴率の時間変化とを並べて表示するプログラム。

0114

1Aプロセッサ
2Aメモリ
3A入出力I/F
4A周辺回路
5Aバス
10解析装置
11 取得部
12 算出部
13 出力部
14 受付部
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