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技術 自転車用フレームおよび電動アシスト自転車

出願人 ブリヂストンサイクル株式会社
発明者 竹井俊輔
出願日 2016年8月17日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-159900
公開日 2018年2月22日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-027738
状態 特許登録済
技術分野 車両の乗手推進、伝動装置
主要キーワード 挿入スリット 挿通筒 下端開口縁 四角筒 収容作業 アウターワイヤ 自転車用フレーム 横リブ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月22日)のものです。
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図面 (6)

課題

ワイヤ自転車用フレームの外側に露出するのを防ぐとともに、ワイヤを自転車用フレームに容易に配設することができる自転車用フレームを提供する。

解決手段

一方向Xに延びる第1フレーム部10と、第1フレーム部10に接続されるとともに、一方向Xに交差する他方向Yに延びる第2フレーム部20と、を備える自転車用フレーム1であって、第1フレーム部10には、内側にワイヤ4aが収容される第1ワイヤ収容部が形成され、第2フレーム部20には、内側が第1ワイヤ収容部に連通するとともに、内側にワイヤ4aが収容される第2ワイヤ収容部が形成され、第1フレーム部10と第2フレーム部20との接続部分における外面には、第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部の双方に連通する連通孔が形成されている。

概要

背景

従来から、一方向に延びるメインパイプと、メインパイプに接続されるとともに、一方向に交差する他方向に延びるチェーンステーと、を備え、メインパイプおよびチェーンステーに一体にブレーキ用等のアウターワイヤが配設される自転車用フレームが知られている。

概要

ワイヤが自転車用フレームの外側に露出するのを防ぐとともに、ワイヤを自転車用フレームに容易に配設することができる自転車用フレームを提供する。一方向Xに延びる第1フレーム部10と、第1フレーム部10に接続されるとともに、一方向Xに交差する他方向Yに延びる第2フレーム部20と、を備える自転車用フレーム1であって、第1フレーム部10には、内側にワイヤ4aが収容される第1ワイヤ収容部が形成され、第2フレーム部20には、内側が第1ワイヤ収容部に連通するとともに、内側にワイヤ4aが収容される第2ワイヤ収容部が形成され、第1フレーム部10と第2フレーム部20との接続部分における外面には、第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部の双方に連通する連通孔が形成されている。

目的

本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、ワイヤを自転車用フレームに容易に配設することができる自転車用フレームを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

一方向に延びる第1フレーム部と、前記第1フレーム部に接続されるとともに、前記一方向に交差する他方向に延びる第2フレーム部と、を備える自転車用フレームであって、前記第1フレーム部には、内側にワイヤが収容される第1ワイヤ収容部が形成され、前記第2フレーム部には、内側が前記第1ワイヤ収容部に連通するとともに、内側にワイヤが収容される第2ワイヤ収容部が形成され、前記第1フレーム部と前記第2フレーム部との接続部分における外面には、前記第1ワイヤ収容部および前記第2ワイヤ収容部の双方に連通する連通孔が形成されていることを特徴とする自転車用フレーム。

請求項2

前記連通孔は、前記他方向に開口して前記第2ワイヤ収容部に対向していることを特徴とする請求項1に記載の自転車用フレーム。

請求項3

前記第1ワイヤ収容部は、前記第1フレーム部の外面に形成されるとともに、前記一方向に延びる溝状に形成され、前記連通孔は、前記第1ワイヤ収容部の溝底部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の自転車用フレーム。

請求項4

前記第2フレーム部は、上端部にサドルが取り付けられるシートチューブ下端部から前方に向けて延び、前記第1フレーム部は、上端部にハンドルステムが取り付けられるヘッドパイプから後方に向かうに従い漸次、下方に向けて延びていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の自転車用フレーム。

請求項5

前記連通孔に挿入され、かつ内側にワイヤが挿通される挿通筒を備える補助具が配設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の自転車用フレーム。

請求項6

前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部における前記一方向の一端部に接続され、前記連通孔は、前記第1ワイヤ収容部の内面に形成されるとともに前記他方向に開口して前記第2ワイヤ収容部に対向し、前記挿通筒の開口端部には、前記第1ワイヤ収容部の内面における前記連通孔の開口周縁部の前記一方向の両端部のうち、前記一方向の他端側の端部を覆い、かつ前記連通孔の内側に向けて突の曲面状に形成された湾曲部が形成されている請求項5に記載の自転車用フレーム。

請求項7

前記挿通筒は、前記連通孔および前記第2ワイヤ収容部に跨って挿入されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の自転車用フレーム。

請求項8

請求項1から7のいずれか1項に記載の自転車用フレームと、電動モータからの補助動力を、チェーンを介して車輪に加えて車輪を駆動させるドライブユニットを有するとともに、乗員によるペダル踏み込み力を車輪に伝達する伝達機構と、を備えていることを特徴とする電動アシスト自転車

技術分野

0001

本発明は、自転車用フレームおよび電動アシスト自転車に関する。

背景技術

0002

従来から、一方向に延びるメインパイプと、メインパイプに接続されるとともに、一方向に交差する他方向に延びるチェーンステーと、を備え、メインパイプおよびチェーンステーに一体にブレーキ用等のアウターワイヤが配設される自転車用フレームが知られている。

先行技術

0003

実用新案登録第3115714号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記従来の自転車用フレームでは、例えば駐輪する際等に、ワイヤが他の自転車に引っ掛かるおそれがあった。

0005

本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、ワイヤを自転車用フレームに容易に配設することができる自転車用フレームを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を解決するために、本発明に係る自転車用フレームは、一方向に延びる第1フレーム部と、前記第1フレーム部に接続されるとともに、前記一方向に交差する他方向に延びる第2フレーム部と、を備える自転車用フレームであって、前記第1フレーム部には、内側にワイヤが収容される第1ワイヤ収容部が形成され、前記第2フレーム部には、内側が前記第1ワイヤ収容部に連通するとともに、内側にワイヤが収容される第2ワイヤ収容部が形成され、前記第1フレーム部と前記第2フレーム部との接続部分における外面には、前記第1ワイヤ収容部および前記第2ワイヤ収容部の双方に連通する連通孔が形成されていることを特徴とする。

0007

この発明によれば、互いに連通する第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部が、第1フレーム部および第2フレーム部に各別に形成されているので、ワイヤを、第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部に一体に収容することにより、ワイヤが自転車用フレームの外側に露出するのを防ぐことができる。これにより、例えば駐輪する際等に、ワイヤが他の自転車に引っ掛かるのを防ぐとともに、自転車用フレームの見映えを向上することができる。

0008

また、第1フレーム部と第2フレーム部との接続部分における外面に、第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部の双方に連通する連通孔が形成されているので、例えば第1ワイヤ収容部に収容したワイヤを、自転車用フレーム1の外側から連通孔を通して第2ワイヤ収容部に通すこと等ができる。これにより、ワイヤを自転車用フレームに容易に配設することができる。

0009

また、前記連通孔は、前記他方向に開口して前記第2ワイヤ収容部に対向していてもよい。
この場合には、第1ワイヤ収容部のワイヤを、連通孔を通して第2ワイヤ収容部に収容する過程において、連通孔から第2ワイヤ収容部に進入させた後には、このワイヤを屈曲させずに真っ直ぐ、第2ワイヤ収容部内に進入させることができる。

0010

また、前記第1ワイヤ収容部は、前記第1フレーム部の外面に形成されるとともに、前記一方向に延びる溝状に形成され、前記連通孔は、前記第1ワイヤ収容部の溝底部に形成されてもよい。
この場合には、ワイヤを前記一方向に延ばした状態で、第1フレーム部の外側から、第1ワイヤ収容部に収容することができ、例えば第1ワイヤ収容部が、第1フレーム部の内部に中空状に形成されているような構成と比べて、ワイヤの収容作業を容易に行うことができる。

0011

また、前記第2フレーム部は、上端部にサドルが取り付けられるシートチューブ下端部から前方に向けて延び、前記第1フレーム部は、上端部にハンドルステムが取り付けられるヘッドパイプから後方に向かうに従い漸次、下方に向けて延びていてもよい。
この場合には、ワイヤが、前述のように第2ワイヤ収容部に収容されていて、第2フレーム部から下方に突出した状態で露出するのを防ぐことができる。したがって、ワイヤが、第2フレーム部から下方に突出した状態で露出している場合と比べて、第2フレーム部に位置するワイヤの上下方向の位置を高く維持しやすくなり、第2フレーム部に位置するワイヤと、第2フレーム部の後端部に下方に突出した状態で配設された伝達機構の上部と、の上下方向の距離を短く抑えることができる。これにより、ワイヤを、第2フレーム部の後端部からさらに後方に延在させ、伝達機構の上方を通過させるときの、ワイヤの上方に向けた屈曲が急峻になるのを抑制することができる。
さらにこのように、ワイヤの上方に向けた屈曲が急峻になるのを抑えることが可能になることから、第2フレーム部の上下方向の位置を低くしても、前述の屈曲によるワイヤの負荷が抑えられる。したがって、乗員が自転車に乗る際に第2フレーム部を容易に跨がせることが可能な自転車を容易に提供することができる。

0012

また、前記連通孔に挿入され、かつ内側にワイヤが挿通される挿通筒を備える補助具が配設されていてもよい。
この場合には、連通孔に、内側にワイヤが挿通される挿通筒を備える補助具が挿入されているので、ワイヤと、連通孔の開口周縁部に形成されるエッジ部と、の間に挿通筒を介在させることが可能になり、ワイヤとこのエッジ部との接触を抑えることができる。これによりワイヤの損傷を防止することができる。

0013

また、前記第2フレーム部は、前記第1フレーム部における前記一方向の一端部に接続され、前記連通孔は、前記第1ワイヤ収容部の内面に形成されるとともに前記他方向に開口して前記第2ワイヤ収容部に対向し、前記挿通筒の開口端部には、前記第1ワイヤ収容部の内面における前記連通孔の開口周縁部の前記一方向の両端部のうち、前記一方向の他端側の端部を覆い、かつ前記連通孔の内側に向けて突の曲面状に形成された湾曲部が形成されてもよい。
この場合には、第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部に一体に収容されるワイヤの屈曲部分が、挿通筒の湾曲部上に位置することになるので、連通孔の開口周縁部のうち、前記一方向の他端側に形成されるエッジ部を湾曲部により覆うことが可能になる。これにより、連通孔の開口周縁部上を通過するワイヤが、このエッジ部と接触するのを抑えることができ、ワイヤの損傷を防止することができる。

0014

また、前記挿通筒は、前記連通孔および前記第2ワイヤ収容部に跨って挿入されてもよい。
この場合には、挿通筒が連通孔および第2ワイヤ収容部に跨って挿入されているので、仮に第2ワイヤ収容部と連通孔の開口周縁部との接続部分にエッジ部が形成されたとしても、ワイヤとこの接続部分との間に挿通筒を介在させることが可能になる。これにより、ワイヤがこの接続部分に形成されたエッジ部に接触するのを抑制することができ、ワイヤの損傷を防止することができる。

0015

また、本発明に係る電動アシスト自転車は、本発明の自転車用フレームと、電動モータからの補助動力を、チェーンを介して車輪に加えて車輪を駆動させるドライブユニットを有するとともに、乗員によるペダル踏み込み力を車輪に伝達する伝達機構と、を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、電動アシスト自転車の各種の電装ハーネス等も第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部に収容することができるので、電動アシスト自転車においても、前述の各作用効果奏功させることができる。

発明の効果

0016

本発明によれば、ワイヤが自転車用フレームの外側に露出するのを防ぐとともに、ワイヤを自転車用フレームに容易に配設することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の一実施形態に係る電動アシスト自転車の一部を示す側面図である。
図1に示す自転車用フレームの前後方向に沿う縦断面の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る挿通筒の斜視図である。
図1に示す自転車用フレームの要部の拡大断面図である。
図4におけるA−A線矢視断面図である。

実施例

0018

以下、本実施形態に係る自転車用フレーム1および電動アシスト自転車50について図面を参照して説明する。
電動アシスト自転車50は、自転車用フレーム1と、乗員によるペダルの踏み込み力を車輪に伝達する伝達機構30と、を備えている。
自転車用フレーム1は、上端部にハンドルステムが取り付けられたヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後方に向かうに従い漸次、下方に向けて延びる第1フレーム部10と、上端部にサドル5が取り付けられたシートチューブ6と、シートチューブ6の下端部から前方に向けて延びる第2フレーム部20と、を備えている。

0019

第1フレーム部10の下端部と、第2フレーム部20の前端部と、が互いに接続されている。図示の例では、第2フレーム部20は、前方に向かうに従い漸次、僅かに下方に向けて延びている。以下、自転車用フレーム1を左右方向Cから見た側面視において、第1フレーム部10が延びる方向を一方向Xといい、第2フレーム部20が延びる方向を他方向Yという。
なお、これらの前記一方向Xおよび前記他方向Yとしては、本実施形態に限られず、互いに交差する方向であれば、適宜変更してもよい。

0020

図2に示されるように、第1フレーム部10は、例えばアルミニウム合金等により筒状に形成されている。第1フレーム部10内には、その全長にわたって縦リブ11が配設されている。縦リブ11は、表裏面が前後方向Aを向く板状に形成されている。なお、第1フレーム部は、アルミニウム合金以外の他の金属材料、若しくは樹脂材料等で形成されてもよい。

0021

第1フレーム部10には、内側にワイヤ4aが収容される第1ワイヤ収容部12が形成されている。第1ワイヤ収容部12は、第1フレーム部10の外面に形成されるとともに、前記一方向Xに延びる溝状に形成されている。図示の例では、第1ワイヤ収容部12は、第1フレーム部10の外面のうち、第2フレーム部20が接続された後方を向く後面の反対側の前面に形成されている。第1ワイヤ収容部12は、全域にわたって前方に向けて開口している。第1ワイヤ収容部12は、下方に向けて開口している。

0022

第1ワイヤ収容部12の溝底部12aには、固定具13が前記一方向Xに間隔を空けて複数配設されている。図示の例では、固定具13は3つ配設されている。固定具13は、前記一方向Xに延びる四角筒状に形成されて、この四角形をなす4辺のうちの一辺が溝底部12aに固定されるとともに、この辺に対向する他の一辺に、前方に向けて開口する開口部が形成されている。
固定具13には、前方から樹脂材料で形成された図示しないキャップが取り付けられる。ワイヤ4aが固定具13内に挿通された状態で、固定具13にキャップが取り付けられることで、ワイヤ4aが第1ワイヤ収容部12に収容される。

0023

図4に示すように、第1フレーム部の下端開口部10aは、溶接により接合された蓋板14により閉塞されている。蓋板14の上面は、第1フレーム部10の下端開口縁、および縦リブ11の下端縁に一体に連結されている。
図2に示すように、蓋板14は上下方向Bから見て前方に向けて開口する開口部14aを有する状を呈する。開口部14aは、第1ワイヤ収容部12、および第1フレーム部10の内部空間のうち、縦リブ11より前方に位置する部分に、前記一方向Xに対向し連通している。なお、第1フレーム部10は、下方に向けて開口していなくてもよいし、第1フレーム部10の下端開口部10aに、蓋板14が接合されていなくてもよい。

0024

図1に示すように、第2フレーム部20は、例えばアルミニウム合金等により筒状に形成されている。第1フレーム部10および第2フレーム部20は、溶接により互いに接続されている。
図2に示すように、第2フレーム部20内には、その全長にわたって、第1横リブ21aおよび第1横リブ21aの下方に位置する第2横リブ21bが配設されている。

0025

第2フレーム部20には、内側が第1ワイヤ収容部12に連通するとともに、内側にワイヤ4aが収容される第2ワイヤ収容部23が形成されている。図示の例では、第2ワイヤ収容部23は、第2フレーム部20内のうち、第2横リブ21bの下方に位置する部分となっている。第2フレーム部20の後部には、後方および下方の両方向に開口するワイヤ取出口22が形成されている。なお、ワイヤ取出口22は、後方および下方のうち、いずれか一方にのみ開口していてもよい。

0026

第2ワイヤ収容部23は、ワイヤ取出口22を通して後方および下方に向けて外部と連通している。
なお、第2ワイヤ収容部23としては、このような構成に限られず、例えば第2フレーム部20内のうち、第1横リブ21aと、第2横リブ21bと、の間に位置する部分を第2ワイヤ収容部としてもよい。また、第2フレーム部20内に横リブ21a、21bを設けることなく、第2フレーム部20内の中空部全体を、第2ワイヤ収容部としてもよい。

0027

図1に示すように、シートチューブ6の下端部には、乗員によるペダルの踏み込む力を車輪に伝達する伝達機構30が下方に向けて突出した状態で取付けられている。
伝達機構30は、乗員が踏み込む図示しないペダルと、ペダルからの踏み込み力が伝達される図示しないクランクと、クランクからの回転力が伝達されるスプロケット7と、スプロケットからの回転力を車輪に伝達する図示しないチェーンと、を有している。また、本実施形態では、伝達機構30は、電動モータからの補助動力を、チェーンを介して車輪に加えて車輪を駆動させるドライブユニット9を有している。

0028

そして本実施形態では、図2に示すように、第1フレーム部10と第2フレーム部20との接続部分における外面に、第1ワイヤ収容部12および第2ワイヤ収容部23の双方に連通する連通孔15が形成されている。
連通孔15は、第1ワイヤ収容部12の下端部の内面に形成されている。連通孔15は、前記他方向Yに開口し、第2ワイヤ収容部23に前記他方向Yに対向している。図示の例では、連通孔15は、図2および図4に示すように、第1フレーム部10の下端部において、第1フレーム部10の後方の外周面を前後方向Aに貫く第1貫通孔15aと、縦リブ11を前後方向Aに貫く第2貫通孔15bと、第1ワイヤ収容部12の溝底部12aを前後方向Aに貫く第3貫通孔15cと、を備えている。なお、連通孔15は、例えば第3貫通孔15cを備えることなく、第1フレーム部10と第2フレーム部20との接続部分のうち、外面以外の部分に形成されていてもよい。

0029

また本実施形態では、図4に示すように、自転車用フレーム1には、連通孔15に挿入され、かつ内側にワイヤ4aが挿通される挿通筒41を備える補助具40が配設されている。以下、自転車用フレーム1に組み付けた状態での補助具40を説明する。
補助具40は、図3および図4に示すように、前後方向Aから見て矩形状をなす挿通筒41と、挿通筒41の前端開口部における上端縁から上方に向けて延びる取付け部42と、を備えている。

0030

取付け部42は、表裏面が前後方向Aを向く板状に形成されている。取付け部42の上部には、上下方向Bに長い長穴が形成されている。取付け部42の上部は、取付け部42の下部より左右方向Cの長さが短くなっている。挿通筒41の周壁のうち、上部に位置する上壁部、および取付け部42の下部それぞれの左右方向Cの長さは互いに同等となっている。図示の例では、挿通筒41および取付け部42は、板金へのプレス加工により、一体に形成されている。
補助具40において、挿通筒41の前端開口部と取付け部42との接続部分には、下方に向けて突の曲面状に形成された湾曲部43が形成されている。

0031

挿通筒41の周壁のうち、湾曲部43が接続された上壁部と対向する下壁部には、挿通筒41の前後方向Aの全域にわたって延びる縦穴44が形成されている。また、挿通筒41の前記上壁部において、湾曲部43を左右方向Cに挟む両端部には、切欠き部45が各別に形成されている。切欠き部45は、前記上壁部の前端縁から後方に延びるとともに後端部が左右方向Cの内側に張り出している。切欠き部45を形成することで、プレス加工により湾曲部43を形成する際に、応力集中が生じるのを抑制することができる。

0032

また、挿通筒41の前記上壁部における左右方向Cの両端部には、後端縁から前方に延びる挿入スリット46が各別に形成されている。
挿入スリット46の前後方向Aの大きさは、切欠き部45の前後方向Aの大きさよりも大きくなっている。挿入スリット46、および切欠き部45の後端部それぞれの左右方向Cの大きさは、互いに同等となっている。

0033

補助具40の取付け部42の表裏面は、溝底部12aとほぼ平行になっている。取付け部42は、溝底部12aに配設された固定具13内に配設され、第1ワイヤ収容部12のワイヤ4aとともに、不図示のキャップにより前方から覆われる。
ここで、本実施形態では、挿通筒41は、連通孔15および第2ワイヤ収容部23に跨って挿入されている。

0034

挿通筒41の後端部は、第2ワイヤ収容部23の前端部内に挿入されている。そして、挿通筒41の挿入スリット46内に、この挿入スリット46の後方から第2フレーム部20内の第2横リブ21bが挿入されている。
挿通筒41の前端部は、第1フレーム部10の溝底部12aから前方に突出している。図示の例では、挿通筒41の前端部における下端は、蓋板14の開口部14a内に位置している。

0035

補助具40の湾曲部43は、溝底部12aにおける連通孔15における第3貫通孔15cの開口周縁部のうちの上端部15dを前方から覆っている。
図5に示すように、補助具40は、第2ワイヤ収容部23の左右方向Cの中央部に配設され、第2フレーム部20の内周面との間には、上下方向Bおよび左右方向Cの隙間が設けられている。

0036

以上説明したように、本実施形態の自転車用フレーム1によれば、互いに連通する第1ワイヤ収容部12および第2ワイヤ収容部23が、第1フレーム部10および第2フレーム部20に各別に形成されているので、ワイヤ4aを、第1ワイヤ収容部12および第2ワイヤ収容部23に一体に収容することにより、ワイヤ4aが自転車用フレーム1の外側に露出するのを防ぐことができる。これにより、例えば駐輪する際等に、ワイヤ4aが他の自転車に引っ掛かるのを防ぐとともに、自転車用フレーム1の見映えを向上することができる。

0037

また、第1フレーム部10と第2フレーム部20との接続部分における外面に、第1ワイヤ収容部12および第2ワイヤ収容部23の双方に連通する連通孔15が形成されているので、例えば第1ワイヤ収容部12に収容したワイヤ4aを、自転車用フレーム1の外側から連通孔15を通して第2ワイヤ収容部23に通すこと等ができる。これにより、ワイヤ4aを自転車用フレーム1に容易に配設することができる。なお、第1収容部および第2収容部の双方が中空状に形成されてもよい。この場合においても、例えば第1ワイヤ収容部に通したワイヤ4aを、連通孔を通して一旦会部に引き出した後に、再びこの連通孔を通して第2ワイヤ収容部に通すこと等ができる。

0038

また、連通孔15が前記他方向Yに開口して第2ワイヤ収容部23に対向しているので、第1ワイヤ収容部12のワイヤ4aを、連通孔15を通して第2ワイヤ収容部23に収容する過程において、連通孔15から第2ワイヤ収容部23に進入させた後には、このワイヤ4aを屈曲させずに真っ直ぐ、第2ワイヤ収容部23内に進入させることができる。

0039

また、第1ワイヤ収容部12が、第1フレーム部10の外面に形成されるとともに、前記一方向Xに延びる溝状に形成され、連通孔15が、第1ワイヤ収容部12の溝底部12aに形成されている。このため、ワイヤ4aを前記一方向Xに延ばした状態で、第1フレーム部10の外側から、第1ワイヤ収容部12に収容することができ、例えば第1ワイヤ収容部12が、第1フレーム部10の内部に中空状に形成されているような構成と比べて、ワイヤ4aの収容作業を容易に行うことができる。

0040

また、第2フレーム部20が、シートチューブ6の下端部から前方に向けて延び、第1フレーム部10が、ヘッドパイプ3から後方に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている。このため、ワイヤ4aが、前述のように第2ワイヤ収容部23に収容されていて、第2フレーム部20から下方に突出した状態で露出するのを防ぐことができる。したがって、例えば図1の2点鎖線で示されるように、ワイヤ4bが第2フレーム部20から下方に突出した状態で露出しているような場合と比べて、第2フレーム部20に位置するワイヤ4aの上下方向Bの位置を高く維持しやすくなり、第2フレーム部20に位置するワイヤ4aと、第2フレーム部20の後端部に下方に突出した状態で配設された伝達機構30の上部と、の上下方向Bの距離を短く抑えることができる。これにより、ワイヤ4aを、第2フレーム部20の後端部からさらに後方に延在させ、伝達機構30の上方を通過させるときの、ワイヤ4aの上方に向けた屈曲が急峻になるのを抑制することができる。

0041

さらにこのように、ワイヤ4aの上方に向けた屈曲が急峻になるのを抑えることが可能になることから、第2フレーム部20の上下方向Bの位置を低くしても、前述の屈曲によるワイヤ4aの負荷が抑えられる。したがって、乗員が電動アシスト自転車50に乗る際に第2フレーム部20を容易に跨がせることが可能な電動アシスト自転車50を容易に提供することができる。

0042

また、連通孔15に、内側にワイヤ4aが挿通される挿通筒41を備える補助具40が挿入されているので、ワイヤ4aと、連通孔15の開口周縁部に形成されるエッジ部と、の間に挿通筒41を介在させることが可能になり、ワイヤ4aとこのエッジ部との接触を抑えることができる。これによりワイヤ4aの損傷を防止することができる。
また、第1ワイヤ収容部12および第2ワイヤ収容部23に一体に収容されるワイヤ4aの屈曲部分が、挿通筒41の湾曲部43上に位置することになるので、連通孔15における第3貫通孔15cの開口周縁部のうち、前側の上端部15dに形成されるエッジ部を湾曲部43により覆うことが可能になる。これにより、連通孔15の開口周縁部上を通過するワイヤ4aが、このエッジ部と接触するのを抑えることができ、ワイヤ4aの損傷を防止することができる。

0043

また、挿通筒41が、連通孔15および第2ワイヤ収容部23に跨って挿入されているので、仮に第2ワイヤ収容部23と連通孔15の開口周縁部との接続部分にエッジ部が形成されたとしても、ワイヤ4aとこの接続部分との間に挿通筒41を介在させることが可能になる。これにより、ワイヤ4aがこの接続部分に形成されたエッジ部に接触するのを抑制することができ、ワイヤ4aの損傷を防止することができる。

0044

また、電動アシスト自転車50が、自転車用フレーム1と、電動モータからの補助動力を、チェーンを介して車輪に加えて車輪を駆動させるドライブユニット9を有する伝達機構30と、を備えているので、電動アシスト自転車50の各種の電装ハーネスも第1ワイヤ収容部12および第2ワイヤ収容部23に収容することができ、電動アシスト自転車50においても、前述の各作用効果を奏功させることができる。

0045

なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。

0046

例えば、上記実施形態においては、連通孔15が前記他方向Yに開口して第2ワイヤ収容部23に対向している構成を示したが、このような態様に限られない。連通孔は、前記一方向Xおよび前記他方向Yと異なる方向に開口していてもよいし、第1ワイヤ収容部および第2ワイヤ収容部のいずれとも対向することなく、第1フレーム部と第2フレーム部との接続部分における外面に形成されていてもよい。

0047

また、上記実施形態においては、第1ワイヤ収容部12は、第1フレーム部10の外面に前記一方向Xに延びる溝状に形成され、連通孔15が第1ワイヤ収容部12の溝底部12aに形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。第1ワイヤ収容部は例えば第1フレーム部の中空部に形成されていてもよい。その場合には、連通孔は、第1ワイヤ収容部を画成する周壁に形成されていてもよい。

0048

また、上記実施形態においては、第1フレーム部10および第2フレーム部20が、シートチューブ6の下端部から、ヘッドパイプ3にかけて延びるダウンチューブである構成を示したが、このような態様に限られない。例えば第1フレーム部がダウンチューブであり、第2フレーム部が、ダウンチューブの後端部から下方に向けて延びるチェーンステーであってもよいし、その他の自転車のフレームの一部であってもよい。

0049

また、上記実施形態においては、連通孔15に挿入され、かつ内側にワイヤ4aが挿通される挿通筒41を備える補助具40が配設されている構成を示したが、このような態様に限られない。補助具は配設されていなくてもよい。
また、上記実施形態においては、挿通筒41は連通孔15および第2ワイヤ収容部23に跨って挿入されており、挿通筒41の内側に向けて突の曲面状に形成された湾曲部43が形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。挿通筒は、連通孔および第2ワイヤ収容部に跨って挿入されていなくてもよいし、挿通筒には、湾曲部が形成されていなくてもよい。

0050

また、上記実施形態においては、自転車用フレーム1が電動アシスト自転車50に用いられる構成について示したが、このような態様に限られない。自転車用フレームは電動アシスト自転車でない自転車に用いられてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。

0051

1自転車用フレーム
3ヘッドパイプ
4aワイヤ
5サドル
6シートチューブ
9ドライブユニット
10 第1フレーム部
12 第1ワイヤ収容部
12a溝底部
15連通孔
20 第2フレーム部
23 第2ワイヤ収容部
30伝達機構
40補助具
41挿通筒
43湾曲部
50 電動アシスト自転車

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