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技術 電子機器の外装構造体

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 宮瀬悟吏大濱貴志
出願日 2016年8月12日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-158746
公開日 2018年2月15日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-026502
状態 特許登録済
技術分野 電子写真一般。全体構成、要素 電気装置のための箱体
主要キーワード 外装構造体 突条部分 付加部品 ベース部品 係合能力 前後方向中央付近 挿し込まれた 装飾片
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

部品間の遊びを削減したり他の固定手段を併用したりしなくても、付加部品にがたつきが発生するのを抑制可能な電子機器外装構造体を提供すること。

解決手段

電子機器の外装構造体は、ベース部品及び付加部品を含む。付加部品に設けられた挿し込み部がベース部品に設けられた被挿し込み部に挿し込まれることにより、付加部品がベース部品に取り付けられる。挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれた際には弾性押圧部が弾性変形した状態で被押圧部を押圧し、挿し込み部が被挿し込み部への挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となる。

概要

背景

電子機器外装構造体として、ベース部品と、ベース部品に取り付けられる付加部品とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載のノートブック型コンピュータの場合、ベース部品に相当する本体と、付加部品に相当する装飾片を備えている。

装飾片は、本体に対して固定可能、かつ本体から取り外し可能に構成されている。例えば、装飾片に設けられた凸部を本体に設けられた凹部に嵌め込むことにより、装飾片を本体に対して固定する例や、装飾片に設けられた爪を本体に設けられた孔に引っ掛けることにより、装飾片を本体に対して固定する例が開示されている。

概要

部品間の遊びを削減したり他の固定手段を併用したりしなくても、付加部品にがたつきが発生するのを抑制可能な電子機器の外装構造体を提供すること。電子機器の外装構造体は、ベース部品及び付加部品を含む。付加部品に設けられた挿し込み部がベース部品に設けられた被挿し込み部に挿し込まれることにより、付加部品がベース部品に取り付けられる。挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれた際には弾性押圧部が弾性変形した状態で被押圧部を押圧し、挿し込み部が被挿し込み部への挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となる。

目的

本開示の一局面では、部品間の遊びを削減したり他の固定手段を併用したりしなくても、付加部品にがたつきが発生するのを抑制可能な電子機器の外装構造体を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

ベース部品と、前記ベース部品に取り付けられる付加部品とを含み、前記付加部品が前記ベース部品に取り付けられることによって前記ベース部品の少なくとも一部及び前記付加部品の少なくとも一部によって電子機器の外側に露出する外装面の一部が構成され、前記付加部品は、前記電子機器の外側に露出する位置に配置されて前記外装面の一部を構成する露出部と、前記露出部から突出する少なくとも一つの挿し込み部とを有し、前記ベース部品は、前記挿し込み部が挿し込まれる少なくとも一つの被挿し込み部を有し、前記挿し込み部が前記被挿し込み部に挿し込まれることによって前記付加部品が前記ベース部品に取り付けられ、前記挿し込み部及び前記被挿し込み部のうち、いずれか一方は少なくとも一つの弾性押圧部を有し、他方は前記弾性押圧部によって押圧される少なくとも一つの被押圧部を有し、前記挿し込み部が前記被挿し込み部に挿し込まれた際に前記弾性押圧部が弾性変形した状態で前記被押圧部を押圧することにより、前記挿し込み部が前記被挿し込み部への挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となるように構成されている電子機器の外装構造体

請求項2

請求項1に記載の電子機器の外装構造体であって、前記挿し込み部及び前記被挿し込み部のうち、いずれか一方は少なくとも一つの係止部を有し、他方は前記係止部が引っ掛かる被係止部を有し、前記挿し込み部が前記被挿し込み部に挿し込まれた際に前記係止部が前記被係止部に引っ掛かることによって前記挿し込み部が前記被挿し込み部から引き抜かれる方向へ変位するのを前記係止部が規制する状態となるように構成されている電子機器の外装構造体。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の電子機器の外装構造体であって、前記弾性押圧部は、前記挿し込み部の挿し込み方向の両端間の中央よりも前記露出部に近い位置において、前記被押圧部を押圧する状態となるように構成されている電子機器の外装構造体。

請求項4

請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電子機器の外装構造体であって、前記挿し込み部は、板厚方向が上下方向に向けられて、前記板厚方向に直交する方向が前記挿し込み方向とされた板状部を有し、前記板状部における前記板厚方向及び前記挿し込み方向の双方に直交する幅方向の中央に前記弾性押圧部が設けられ、前記被挿し込み部は、下方に向けられた箇所で前記板状部の上面に対向する被接触部を有し、前記挿し込み部が前記被挿し込み部に挿し込まれた際に前記弾性押圧部が弾性変形した状態で前記被押圧部を押圧し、前記挿し込み部が前記挿し込み方向に交差する方向である上方へ付勢されて、前記板状部が前記被接触部に対して加圧接触する状態となるように構成されている電子機器の外装構造体。

請求項5

請求項4に記載の電子機器の外装構造体であって、前記弾性押圧部は、前記被接触部の前記挿し込み方向の両端間となる位置において、前記被押圧部を押圧する状態となるように構成されている電子機器の外装構造体。

請求項6

請求項4又は請求項5に記載の電子機器の外装構造体であって、前記少なくとも一つの挿し込み部は複数の挿し込み部であり、前記少なくとも一つの被挿し込み部は複数の被挿し込み部であり、前記複数の挿し込み部が単一の前記露出部から突出している電子機器の外装構造体。

請求項7

請求項6に記載の電子機器の外装構造体であって、前記複数の挿し込み部は、前記幅方向に間隔を空けて並ぶ位置に設けられ、前記複数の被挿し込み部は、前記幅方向に間隔を空けて並ぶ位置に設けられ、前記複数の被挿し込み部のうち、前記幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部は、当該一つの被挿し込み部以外の被挿し込み部に比べ、前記挿し込み部との間に生じる遊びが少ない形状とされている電子機器の外装構造体。

請求項8

請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の電子機器の外装構造体であって、前記露出部の下端は、前記電子機器の一部を上方へと変位させる際に利用者が下側から指先掛け手掛け部の一部を構成している電子機器の外装構造体。

請求項9

請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の電子機器の外装構造体であって、前記少なくとも一つの弾性押圧部は単一の弾性押圧部であり、前記少なくとも一つの被押圧部は単一の被押圧部であり、前記単一の弾性押圧部が弾性変形した状態で前記単一の被押圧部を押圧することにより、前記挿し込み部が前記挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となるように構成されている電子機器の外装構造体。

請求項10

請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の電子機器の外装構造体であって、前記少なくとも一つの弾性押圧部は、少なくとも第一弾性押圧部及び第二弾性押圧部を含む複数の弾性押圧部であり、前記少なくとも一つの被押圧部は、少なくとも前記第一弾性押圧部に対応する第一被押圧部及び前記第二弾性押圧部に対応する第二被押圧部を含む複数の被押圧部であり、前記第一弾性押圧部が弾性変形した状態で前記第一被押圧部を押圧することにより、前記挿し込み部が前記挿し込み方向へ付勢される状態となるように構成され、かつ、前記第二弾性押圧部が弾性変形した状態で前記第二被押圧部を押圧することにより、前記挿し込み部が前記挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となるように構成されている電子機器の外装構造体。

技術分野

0001

本開示は、電子機器外装構造体に関する。

背景技術

0002

電子機器の外装構造体として、ベース部品と、ベース部品に取り付けられる付加部品とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載のノートブック型コンピュータの場合、ベース部品に相当する本体と、付加部品に相当する装飾片を備えている。

0003

装飾片は、本体に対して固定可能、かつ本体から取り外し可能に構成されている。例えば、装飾片に設けられた凸部を本体に設けられた凹部に嵌め込むことにより、装飾片を本体に対して固定する例や、装飾片に設けられた爪を本体に設けられた孔に引っ掛けることにより、装飾片を本体に対して固定する例が開示されている。

先行技術

0004

登録実用新案第3118873号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述のような付加部品は、利用者が触れ得る箇所に露出している。そのため、利用者が付加部品に触れたときに付加部品ががたつくと、利用者に対して質感が低いという印象を与えてしまうおそれがある。

0006

ここで、部品間の遊びが少なくなるような設計をすれば、がたつきを抑制できる可能性はある。しかし、その場合は、付加部品をベース部品に取り付ける作業や付加部品をベース部品から取り外す作業がやりにくくなり、付加部品の装脱着作業における作業効率が低下するという別の問題を招く。また、ねじ止め、両面テープでの接着、あるいは部品の潰れを伴う圧入等、他の手段を併用すれば、がたつきを抑制できる可能性はある。

0007

しかし、ねじ止めの場合は、ねじが必要な分だけコストが増大する上に、ねじを締める作業やねじを緩める作業が必要になるので、付加部品の装脱着作業における作業効率は低下する。また、両面テープの場合も、両面テープが必要な分だけコストが増大する上に、信頼性が低く、経年劣化等によって粘着力が弱まるおそれがある。部品の潰れを伴う圧入の場合は、部品の組み付け作業に労力を要し、可逆的に部品の取り外し、再取り付けを行うことは難しいという問題がある。

0008

本開示の一局面では、部品間の遊びを削減したり他の固定手段を併用したりしなくても、付加部品にがたつきが発生するのを抑制可能な電子機器の外装構造体を提供することが望ましい。

課題を解決するための手段

0009

本開示の一態様は、電子機器の外装構造体であって、ベース部品と、ベース部品に取り付けられる付加部品とを含み、付加部品がベース部品に取り付けられることによってベース部品の少なくとも一部及び付加部品の少なくとも一部によって電子機器の外側に露出する外装面の一部が構成され、付加部品は、電子機器の外側に露出する位置に配置されて外装面の一部を構成する露出部と、露出部から突出する少なくとも一つの挿し込み部とを有し、ベース部品は、挿し込み部が挿し込まれる少なくとも一つの被挿し込み部を有し、挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれることによって付加部品がベース部品に取り付けられ、挿し込み部及び被挿し込み部のうち、いずれか一方は少なくとも一つの弾性押圧部を有し、他方は弾性押圧部によって押圧される少なくとも一つの被押圧部を有し、挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれた際に弾性押圧部が弾性変形した状態で被押圧部を押圧することにより、挿し込み部が被挿し込み部への挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となるように構成されている。

0010

このように構成された外装構造体によれば、挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれた際には、弾性押圧部が弾性変形した状態で被押圧部を押圧する。これにより、挿し込み部が被挿し込み部への挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となる。したがって、付加部品に外力が作用した際に挿し込み部が挿し込み方向へ更に変位することや、挿し込み部が挿し込み方向に交差する方向へ更に変位することを抑制できる。よって、付加部品がベース部品に対してがたつくのを抑制でき、製品の質感を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0011

図1複合機を示す斜視図である。
図2Aは外装構造体を右前上方から見た斜視図である。図2Bは外装構造体を右後上方から見た斜視図である。図2Cは図2B中に示すIIC部の拡大図である。
図3Aはベース部品及び付加部品を右前上方から見た斜視図である。図3Bはベース部品及び付加部品を右後上方から見た斜視図である。
図4Aは図3B中に示すIVA部の拡大図である。図4Bは図3B中に示すIVB部の拡大図である。
図5Aはベース部品を示す正面図である。図5Bは図5A中に示すVB部の拡大図である。
図6Aはベース部品を示す背面図である。図6Bは図6A中にVIB−VIB線で示す切断箇所を拡大して示す縦断面図である。図6Cは図5B中に示すVIC部の拡大図である。
図7Aは挿し込み部が上方から見える切断箇所における外装構造体の横断面図である。図7Bは図7A中に示すVIIB部の拡大図である。図7Cは図7A中に示すVIIC部の拡大図である。図7Dは図7A中に示すVIID部の拡大図である。図7Eは図7A中に示すVIIE部の拡大図である。図7Fは図7A中に示すVIIF部の拡大図である。
図8はベース部品から付加部品を取り外す途中の様子を示す説明図である。
図9Aは第一変形例の挿し込み部を右後上方から見た斜視図である。図9Bは第一変形例の挿し込み部を左後下方から見た斜視図である。図9Cは第一変形例の挿し込み部の右側面図である。図9Dは第一変形例の挿し込み部及び被挿し込み部を示す縦断面図である。
図10Aは第二変形例の挿し込み部を右後上方から見た斜視図である。図10Bは第二変形例の挿し込み部を右後下方から見た斜視図である。図10Cは第二変形例の挿し込み部及び被挿し込み部を右方から見た説明図である。図10Dは図10C中にXD−XD線で示した切断箇所における外装構造体の縦断面図である。

実施例

0012

次に、上述の電子機器の外装構造体について、例示的な実施形態を挙げて説明する。
[複合機の構成]
図1に示す複合機1は、上述の電子機器の外装構造体の一例に相当する構成を備える装置である。なお、以下の説明においては、複合機1の各部の相対的な位置関係簡潔に説明するため、複合機1を水平面上に設置した場合における水平面に直交する方向を上下方向、後述する操作パネル7の操作面が向けられる方向を前方、前方の反対方向を後方と規定する。左右方向は、上記前方から複合機1を見た場合における左右方向である。

0013

複合機1は、図1に示すように、本体ユニット2と、本体ユニット2の上側に配設された読取ユニット3とを備える。本体ユニット2には、複合機1の各部を制御可能に構成された制御部、被記録媒体に対して画像を記録可能に構成された画像形成部、他の機器との通信を行う通信部等が設けられている。

0014

読取ユニット3は、ヒンジを介して本体ユニット2に連結されることにより、読取ユニット3の後端付近において左右方向に延びる軸線を中心に、本体ユニット2に対して相対的に回動可能に構成されている。これにより、読取ユニット3は、本体ユニット2の上面にある開口を閉鎖する閉位置と前記開口を開放する開位置との間で変位可能となっている。本体ユニット2の上面にある開口を開放した場合には、当該開口を通じて本体ユニット2に内蔵された各部のメンテナンス(例えば、画像形成部で発生したペーパージャムに対する処置等。)を実施することができる。

0015

読取ユニット3は、フラットベッド部5(以下、FB部5と略称する。)と、FB部5の上側に配設された自動原稿送り装置部6(以下、ADF部6と略称する。)とを備える。FB部5の上面には、画像の読み取り対象となる原稿が載置される原稿台が設けられ、FB部5の内部には、原稿台に載置された原稿の画像を読み取る読取部が設けられている。

0016

ADF部6には、所定の搬送経路に沿って原稿を搬送可能に構成された原稿搬送部が設けられている。FB部5に設けられた読取部は、ADF部6において搬送される原稿の画像についても読み取り可能に構成されている。ADF部6は、ヒンジを介してFB部5に連結されることにより、ADF部6の後端付近において左右方向に延びる軸線を中心に回動可能に構成されている。これにより、ADF部6は、上述の原稿台を覆う位置と前記原稿台を露出させる位置との間で変位可能となっている。

0017

本体ユニット2の前面側には、操作パネル7が設けられている。操作パネル7の下方には、画像形成部へと供給される被記録媒体が収容される媒体供給カセット8が取り付けられている。媒体供給カセット8の上面側には、画像形成部において画像が形成された被記録媒体が排出される排出トレイ9が構成されている。

0018

ADF部6の前部には、図1に示すように、ADF部6の前端付近における外装面を構成する外装構造体10(本開示でいう電子機器の外装構造体の一例に相当。)が設けられている。本実施形態の場合、外装構造体10は、ADF部6を回動させる際に使用される手掛け部10Aを構成している。手掛け部10Aは、外装構造体10の最前面に対して、後方に向かって凹む形状であり、操作パネル7の上端との間で隙間を形成する。ADF部6を回動させる際には、利用者が手掛け部10Aに下側から指先を掛けて、ADF部6の前端を上方へと持ち上げることができる。

0019

本実施形態における外装構造体10は、図2A,図2B,及び図2Cに示すように、ベース部品11と、ベース部品11に対して取り付けられた付加部品13とを有する。付加部品13は、図3A及び図3Bに示すように、ベース部品11から取り外し可能に構成されている。付加部品13は、図3A及び図3Bに示すように、一つの露出部15と、五つの挿し込み部17A,17B,17C,17D,17Eとを有する(ただし、図2Cには挿し込み部17Cのみを図示。)。ベース部品11には、五つの被挿し込み部19A,19B,19C,19D,19Eが設けられている(ただし、図2Cには被挿し込み部19Cのみを図示。)。なお、挿し込み部、及びそれに対応する被挿し込み部の数は、付加部品のサイズ等によって増減可能である。

0020

露出部15は、複合機1の外側に露出する位置に配置されることにより、複合機1の外装面の一部を構成する部分である。本実施形態の場合、露出部15は、左右方向に長細い形状に構成されている。挿し込み部17A〜17Eは、露出部15から後方に向かって突出する形状とされている。五つの挿し込み部17A〜17Eは、幅方向(左右方向。)に間隔を空けて並ぶ位置に設けられている。付加部品13がベース部品11に取り付けられる際には、五つの挿し込み部17A〜17Eがそれぞれに対応する被挿し込み部19A〜19Eに挿し込まれる。付加部品13がベース部品11に取り付けられた状態で、ベース部品11の露出部15の表面は、ベース部品11の最前面とほぼ同一面を形成する。

0021

挿し込み部17A〜17Eは、図4Aに示すように、板状部21と、弾性押圧部23と、係止部25を有する(ただし、図4Aには挿し込み部17Cのみを図示。)。板状部21は、平板状に形成され、その板厚方向が上下方向に向けられた状態で、露出部15の後面15Aから後方へ向かって片持ち梁状に延び出ている。板状部21は、弾性変形可能に構成され、これにより、板状部21の前端が露出部15に固定された固定端、板状部21の後端が板状部21の弾性変形に伴って変位する自由端となっている。露出部15の後面15Aと板状部21の前後方向中央付近との間、かつ板状部21の左右方向中央付近となる箇所には、板状部21を上下方向に貫通する貫通孔27が形成されている。

0022

弾性押圧部23は、上述の貫通孔27を挟んで露出部15とは反対側にある箇所から前方へ向かって片持ち梁状に延び出ている。弾性押圧部23は、弾性変形可能に構成され、これにより、弾性押圧部23の後端が板状部21に対して固定された固定端、弾性押圧部23の前端が弾性押圧部23の弾性変形に伴って変位する自由端となっている。弾性押圧部23の延出方向先端(前端)は、貫通孔27の中央付近に達している。係止部25は、板状部21の後端に設けられた爪状の部分であり、板状部21の後端から下方へ向かって突出している。

0023

被挿し込み部19A〜19Eには、図4Bに示すように、ベース部品11を前後方向に貫通する挿通孔31が形成されている(ただし、図4Bには被挿し込み部19Cのみを図示。)。また、被挿し込み部19A〜19Eにおいて、挿通孔31よりも後方となる箇所には、被押圧部33と、被係止部35と、保持部37が設けられている。挿通孔31の形状は、前方から見ると、図5A及び図5Bに示すように、挿通孔31の左右方向両端付近における上下方向寸法が、挿通孔31の左右方向中央付近における上下方向寸法よりも小となる形状にされている。

0024

これにより、挿し込み部17A〜17Eを被挿し込み部19A〜19Eに挿し込む際、挿通孔31の左右方向中央付近では、板状部21よりも上下方向寸法が大となる弾性押圧部23や係止部25を通過させることができる。また、挿通孔31の左右方向両端付近における上下方向寸法は、板状部21の板厚にほぼ等しい寸法とされている。つまり、板状部21の左右方向の両端部分は、挿通孔31の左右方向の両端部分を規定する上壁、及び下壁によって上下方向から挟まれる。これにより、挿通孔31の左右方向両端付近では、板状部21の上下方向のがたつきが抑制される。

0025

被押圧部33は、被挿し込み部19A〜19Eの左右方向中央付近、かつ、挿通孔31よりも僅かに後方となる位置に設けられた傾斜面33Aを利用して構成されている。被押圧部33となる傾斜面33Aの傾きは、前方から後方に向かって下り勾配となる傾きとされている。挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eに挿し込まれた際には、図6A,図6B,及び図6Cに示すように、弾性押圧部23は、弾性変形した状態で弾性押圧部23の前端で被押圧部33に接触し、被押圧部33を押圧する。

0026

このとき、弾性押圧部23は、前方から後方に向かって下り勾配となる傾きの傾斜面23Aで被押圧部33に接触する。これにより、弾性押圧部23と被押圧部33は、互いの傾斜面23A,33A同士で接触するか、一方の傾斜面23Aの端縁と他方の傾斜面33Aで接触するか、一方の傾斜面23Aと他方の傾斜面33Aの端縁で接触する。このような接触状態で、弾性押圧部23が、図6Cに示すように、被押圧部33に対して押圧力F1を作用させると、その押圧力F1に対する反作用として、被押圧部33から弾性押圧部23に対し、斜め後上方に向かって抗力F2が作用する。

0027

この抗力F2は、前後方向に平行な分力と、上下方向に平行な分力に分けて考えることができる。前後方向に平行な分力は、挿し込み部17A〜17Eを後方(すなわち、被挿し込み部19A〜19Eへの挿し込み方向。)へと付勢する後方付勢力F3として作用する。上下方向に平行な分力は、挿し込み部17A〜17Eを上方(すなわち、被挿し込み部19A〜19Eへの挿し込み方向に交差する方向。)へと付勢する上方付勢力F4として作用する。

0028

つまり、本実施形態の場合は、挿し込み部17A〜17Eそれぞれにおいて、単一の弾性押圧部23が弾性変形した状態で単一の被押圧部33を押圧することにより、挿し込み部17A〜17Eが後方及び上方へ付勢される状態となるように構成されている。このような後方付勢力F3及び上方付勢力F4が付加部品13に作用すると、ベース部品11と付加部品13との間に遊びとなる隙間があっても、その隙間内で特定方向に付加部品13が付勢される。よって、付加部品13に対して同様な付勢力が作用しない場合に比べ、付加部品13が前後方向及び上下方向へがたつきにくくなる。

0029

被係止部35は、図4Bに示すように、被押圧部33を挟んで左右方向両側となる位置から、後方に向かって延びる突条部分35Aの後端面35Bを利用して構成されている。挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eに挿し込まれた際、係止部25は、図6Bに示すように、被係止部35に引っ掛かる。これにより、挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eから引き抜かれる方向へ変位するのを、係止部25が規制する状態となる。上述の通り、本実施形態の場合、挿し込み部17A〜17Eには上述の後方付勢力F3が作用する。そのため、これだけでも付加部品13はベース部品11から外れにくい状態にある。ただし、更に上述のような係止部25及び被係止部35が設けられていれば、付加部品13がベース部品11から外れるのを抑制する効果が高くなる。

0030

保持部37は、図2C,図6B,及び図6Cに示すように、ベース部材11の各被挿し込み部19A〜19Eが形成されている位置で、各挿通孔31の左右方向の両端部分周縁から後方に延出する部分である。保持部37は、板状部21の左右方向両端付近を保持して、板状部21が上下方向及び左右方向へ変位するのを規制する部分である。保持部37及び挿通孔31において、板状部21が通される箇所の上下方向は、図6Cに示すように、板状部21の板厚とほぼ同一寸法とされ、遊びとなる隙間が極めて小さい形状になっている。

0031

しかも、保持部37及び挿通孔31が形成された箇所の内周面には、下方に向けられた箇所で板状部21の上面に対向する被接触部39が構成されている。挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eに挿し込まれた際、弾性押圧部23が弾性変形した状態で被押圧部33を押圧すると、挿し込み部17A〜17Eが上方付勢力F4によって上方へ付勢され、板状部21は被接触部39に対して加圧接触する状態となる。

0032

また、上述の弾性押圧部23は、係止部25と被係止部35との係合能力強化する部材としても機能する。より詳しくは、弾性押圧部23は、図6Bに示すように、挿し込み部17A〜17Eの挿し込み方向の両端間の中央P1よりも露出部15に近い位置P2において、被押圧部33を押圧する状態となる。また、弾性押圧部23が被押圧部33を押圧する位置P2は、保持部37の後端P3よりも露出部15に近い位置になっている。

0033

このような位置P2ないしは位置P3よりも前方において、弾性押圧部23が被押圧部33から上方に向かって押圧されると、弾性押圧部23の固定端(後端)付近よりも後方では、板状部21を下向きに変位させる力が作用し、係止部25は下向きに付勢される。そのため、弾性押圧部23が弾性変形していない場合よりも、係止部25は上方へ変位しにくくなり、係止部25と被係止部35との係合能力が高まることになる。よって、このような係合状態になれば、例えば製品の輸送時に振動した場合等、不測の事態が生じたとしても、係止部25が被係止部35から外れるのを抑制する効果が高くなり、より信頼性の高い製品となる。

0034

なお、露出部15の下面15Bは、図6Cに示すように、ベース部11が有する手掛け面11Aよりも僅かに上方に設けられている。このような構成を採用することにより、利用者が手掛け部10Aに指先を掛けた際に、指先が露出部15に引っ掛かるのを抑制することができる。よって、このような構成も付加部品13のがたつき抑制に寄与する。

0035

また、五つの挿し込み部17A〜17Eそれぞれが有する板状部21は、図7Aから図7Fまでの各図に示すように、挿通孔31及び保持部37によって左右方向への変位が規制されている。ただし、五つの被挿し込み部19A〜19Eのうち、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19Cは、その一つの被挿し込み部19C以外の被挿し込み部19A,19B,19D,19Eに比べ、挿し込み部17A〜17Eとの間に生じる遊びが少ない形状とされている。

0036

具体的には、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19Cでは、挿通孔31及び保持部37と板状部21との間において左右方向に遊びとなる隙間がない。これに対し、他の被挿し込み部19A〜19Eでは、挿通孔31及び保持部37と板状部21との間において左右方向に遊びとなる空隙部41がある。このような空隙部41は、挿通孔31及び保持部37の左右方向寸法に対して板状部21の左右方向寸法を小さくすることによって形成可能である。あるいは、板状部21の左右方向寸法に対して挿通孔31及び保持部37の左右方向寸法を大きくすることによって空隙部41を形成してもよいし、これら二つの手法を併用して空隙部41を形成してもよい。

0037

このような空隙部41が設けられている場合、個々の挿し込み部17A,17B,17D,17Eについては被挿し込み部19A〜19Eにおいて左右方向へ僅かに(空隙部41の左右方向寸法部だけ)変位可能となる。ただし、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19Cにおいて隙間がない構造になっていれば、付加部品13全体としては、左右方向への変位が規制され、左右方向へのがたつきが抑制される。また、このように幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19Cにおいて、付加部品13の左右方向へのがたつきを抑制できれば、他の被挿し込み部19A,19B,19D,19Eには空隙部41を設けたことにより、付加部品13をベース部品11から取り外す作業を実施しやすくなるという利点がある。

0038

より詳しくは、付加部品13をベース部品11から取り外す際には、図8に示すように、五つの挿し込み部17A〜17Eのうち、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの挿し込み部17Cについて、最初に被挿し込み部19Cとの係合解除し、挿し込み部17Cを被挿し込み部19Cから引き抜く作業を開始する。このとき、上述の空隙部41が設けられている被挿し込み部19A,19B,19D,19Eでは、空隙部41がある分だけ挿し込み部17A,17B,17D,17Eが傾くことができる。そのため、露出部15を撓ませつつ、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの挿し込み部17Cの引き抜きを開始することができ、その後は、順に他の挿し込み部17A,17B,17D,17Eにおいても被挿し込み部19A,19B,19D,19Eとの係合を解除しながら、付加部品13の取り外しを進めることができる。

0039

この点、仮に上述のような空隙部41が設けられていなければ、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの挿し込み部17Cについて、挿し込み部17Cを被挿し込み部19Cから引き抜く作業を開始しようとしても、その両隣にある挿し込み部17A,17B,17D,17Eが傾かないため、露出部15を撓ませることが難しくなる。よって、この場合は、五つの挿し込み部17A〜17E全てを対象に並行して被挿し込み部19A〜19Eとの係合を解除し、五つの挿し込み部17A〜17E全てを同時に被挿し込み部19A〜19Eから引き抜くような作業を強いられ、作業性が低下するおそれがある。これに対し、上述のような空隙部41が設けられていれば、露出部15が撓むのを利用して、五つの挿し込み部17A〜17Eそれぞれを順に被挿し込み部19A〜19Eから引き抜くことができるので、付加部品13を取り外す際の作業性が向上する。

0040

[効果]
以上説明した通り、上記複合機1が備える外装構造体10によれば、挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eに挿し込まれた際には、弾性押圧部23が弾性変形した状態で被押圧部33を押圧する。これにより、挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eへの挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となる。したがって、付加部品13に外力が作用した際に挿し込み部17A〜17Eが挿し込み方向へ更に変位することや、挿し込み部17A〜17Eが挿し込み方向に交差する方向へ更に変位することを抑制できる。よって、付加部品13がベース部品11に対してがたつくのを抑制でき、製品の質感を向上させることができる。また、付加部品13には、複合機の外側に露出する露出部15が設けられており、付加部品13のがたつきが抑制されることで、露出部15のがたつきも抑制され、外観を良好に保つことができる。

0041

また、上記外装構造体10の場合、挿し込み部17A〜17Eが被挿し込み部19A〜19Eから引き抜かれる方向へ変位するのを係止部25が規制する。したがって、例えば、付加部品13がベース部品11から外れるといったトラブルが発生するのを係止部25によって抑制することができる。

0042

また、上記外装構造体10の場合、弾性押圧部23は、挿し込み部17A〜17Eの挿し込み方向の両端間の中央P1よりも露出部15に近い位置P2において、被押圧部33を押圧する。したがって、露出部15から離れた位置に弾性押圧部23が設けられる場合よりも、露出部15付近においてがたつきが発生するのを効果的に抑制できる。

0043

また、上記外装構造体10の場合、挿し込み部17A〜17Eが挿し込み方向に交差する方向である上方へ付勢されて、板状部21が被接触部39に対して加圧接触する状態となる。したがって、板状部21が更に上方へ変位するのを抑制でき、板状部21付近でがたつきが発生するのを抑制できる。

0044

また、上記外装構造体10の場合、弾性押圧部23は、被接触部39の挿し込み方向の両端間となる位置(すなわち、位置P3よりも露出部15に近い位置P2。)において、被押圧部33を押圧する状態となる。したがって、被接触部39から離れた位置に弾性押圧部23が設けられる場合よりも、効率的に弾性押圧部23による付勢力を被接触部39に作用させることができる。

0045

また、上記外装構造体10の場合、単一の露出部15を有する付加部品13を複数の挿し込み部17A〜17Eによってベース部品11に取り付けることができる。よって、ベース部品11に対して単一の挿し込み部によって取り付けられる付加部品に比べ、取り付け箇所の強度を高めることができ、また、がたつき抑制効果を高めることができる。

0046

また、上記外装構造体10の場合、複数の被挿し込み部19A〜19Eのうち、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19Cは、当該一つの被挿し込み部19C以外の被挿し込み部19A,19B,19D,19Eに比べ、挿し込み部19Cとの間に生じる遊びが少ない形状とされている。したがって、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19Cを利用して、付加部品13とベース部品11とを精度良く位置決めできる。また、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部19C以外の被挿し込み部19A,19B,19D,19Eでは、中央の被挿し込み部19Cよりも遊びが多いので、挿し込み部17A〜17Eを被挿し込み部19A〜19Eへ挿し込む操作や被挿し込み部19A〜19Eから引き抜く操作を容易に実施でき、付加部品13をベース部品11に対して着脱する作業の効率を高めることができる。

0047

また、上記外装構造体10の場合、露出部15の下端は、複合機1の一部を上方へと変位させる際に利用者が下側から指先を掛ける手掛け部10Aの一部を構成している。よって、このような構成になっていれば、手掛け部10Aにがたつきが発生するのを抑制できるので、利用者が手掛け部10Aに指先を掛けたときの質感を向上させることができる。

0048

また、上記外装構造体10の場合、挿し込み部17A〜17Eそれぞれにおいて、単一の弾性押圧部23を利用して、挿し込み部17A〜17Eを挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢できる。よって、挿し込み部毎に複数の弾性押圧部を利用する場合よりも、各挿し込み部における弾性押圧部周辺の構造を簡素化することができる。

0049

[他の実施形態]
以上、電子機器の外装構造体10について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態は本開示の一態様として例示されるものに過ぎない。すなわち、本開示は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。

0050

例えば、上記実施形態では、特定の形状を持った挿し込み部17A〜17Eを例示したが、上述の挿し込み部17A〜17Eが有する各部と同等な機能を実現できれば、挿し込み部17A〜17Eが有する各部の具体的な形状や各部相互の位置関係等については、上述例だけに限定されるものではない。

0051

より具体的な例を挙げれば、上記実施形態では、弾性押圧部23とは別の部分に係止部25が設けられていたが、同等な機能を実現できれば、弾性押圧部23とともに変位する箇所に係止部25が設けられていてもよい。例えば、図9A,図9B,図9C,及び図9Dに示す付加部品113が備える挿し込み部117の場合、露出部115から後方へ延出する板状部121と、板状部121から前方へ延出する弾性押圧部123とを有し、その弾性押圧部123の前端付近に、係止部125が設けられている。

0052

このような挿し込み部117が、図9Dに示すように、被挿し込み部119へ挿し込まれると、弾性押圧部123は、前方から後方へ向かって下り勾配となる傾斜面123Aで被押圧部133に接触する。これにより、上述の実施形態と同様に、弾性押圧部123が、被押圧部133に対して押圧力F1を作用させ、その押圧力F1に対する反作用として、被押圧部133から弾性押圧部123に対し、斜め後上方へ向かって抗力F2が作用する。したがって、抗力F2は、後方付勢力F3及び上方付勢力F4として作用するので、付加部品113がベース部品111に対して前後方向及び上下方向へがたつきにくくなる。

0053

また、挿し込み部117が被挿し込み部119から引き抜かれる方向へ外力が作用した場合、係止部125は被係止部135に引っ掛かる。これにより、挿し込み部117が被挿し込み部119から引き抜かれる方向へ変位するのを係止部125が規制する。このように弾性押圧部123とともに変位する箇所に係止部125が設けられていても、先に説明した実施形態と同様の機能を有する挿し込み部117を構成することができる。

0054

また、上記実施形態では、単一の弾性押圧部123によって後方付勢力F3及び上方付勢力F4を発生させていたが、後方付勢力F3を発生させる第一弾性押圧部と、上方付勢力F4を発生させる第二弾性押圧部とを、別々に設けてもよい。例えば、図10A,図10B,図10C,及び図10Dに示す付加部品213が備える挿し込み部217の場合、露出部215から後方へ延出する板状部221を有し、その板状部221の後端に下向きに突出する突出部222が設けられている。

0055

突出部222には、図10Cに示すように、前方から後方に向かって下り勾配となる傾斜面222Aが設けられ、この傾斜面222Aで被押圧部233に接触する。これにより、板状部221及び突出部222が第一弾性押圧部223として機能するように構成されている。この場合でも、被押圧部233から第一弾性押圧部223に作用する抗力の一部は後方付勢力F3として作用する。また、突出部222には、前後方向に対して直交する垂直面222Bが設けられて、挿し込み部217が被挿し込み部219から引き抜かれる方向へ変位した場合には、突出部222が垂直面222Bで被係止部235に接触して係止部225として機能するように構成されている。

0056

さらに、板状部221の下面には、突起221Aが設けられている。このような突起221Aが設けられていることにより、挿し込み部217を被挿し込み部219へ挿し込んだ際には、板状部221が上に凸な形状に弾性変形する。これにより、板状部221は上方付勢力F4を発生させることになり、第二弾性押圧部224として機能する。このように、後方付勢力F3を発生させる第一弾性押圧部223と、上方付勢力F4を発生させる第二弾性押圧部224とは、別の位置に設けられていても、先に説明した実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。

0057

さらに、上記実施形態において、外装構造体10は、ADF部6の前端付近における外装面を構成する旨を説明したが、他箇所において各種電子機器の外装面を構成する場合に、本開示の技術を適用してもよい。

0058

なお、以上説明したような実施形態において、一つの構成要素によって実現していた機能を、複数の構成要素によって実現するように構成してもよい。また、複数の構成要素によって実現していた機能を一つの構成要素によって実現するように構成してもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれる全ての態様が本開示の実施形態に該当する。

0059

補足
なお、以上説明した例示的な実施形態から明らかなように、本開示の電子機器の外装構造体は、更に以下に挙げるような構成を備えていてもよい。

0060

まず、本開示の電子機器の外装構造体において、挿し込み部及び被挿し込み部のうち、いずれか一方は少なくとも一つの係止部を有し、他方は係止部が引っ掛かる被係止部を有し、挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれた際に係止部が被係止部に引っ掛かることによって挿し込み部が被挿し込み部から引き抜かれる方向へ変位するのを係止部が規制する状態となるように構成されていてもよい。

0061

このように構成された外装構造体によれば、挿し込み部が被挿し込み部から引き抜かれる方向へ変位するのを係止部が規制する。したがって、例えば、付加部品がベース部品から外れるといったトラブルが発生するのを抑制することができる。

0062

また、本開示の電子機器の外装構造体において、弾性押圧部は、挿し込み部の挿し込み方向の両端間の中央よりも露出部に近い位置において、被押圧部を押圧する状態となるように構成されていてもよい。

0063

このように構成された外装構造体によれば、露出部近傍に弾性押圧部が設けられるので、露出部から離れた位置に弾性押圧部が設けられる場合よりも、露出部付近においてがたつきが発生するのを効果的に抑制できる。

0064

また、本開示の電子機器の外装構造体において、挿し込み部は、板厚方向が上下方向に向けられて、板厚方向に直交する方向が挿し込み方向とされた板状部を有し、板状部における板厚方向及び挿し込み方向の双方に直交する幅方向の中央に弾性押圧部が設けられ、被挿し込み部は、下方に向けられた箇所で板状部の上面に対向する被接触部を有し、挿し込み部が被挿し込み部に挿し込まれた際に弾性押圧部が弾性変形した状態で被押圧部を押圧し、挿し込み部が挿し込み方向に交差する方向である上方へ付勢されて、板状部が被接触部に対して加圧接触する状態となるように構成されていてもよい。

0065

このように構成された外装構造体によれば、挿し込み部が有する板状部を上方へと付勢して被接触部に加圧接触させることができるので、板状部が更に上方へ変位するのを抑制でき、板状部付近でがたつきが発生するのを抑制できる。

0066

また、本開示の電子機器の外装構造体において、弾性押圧部は、被接触部の挿し込み方向の両端間となる位置において、被押圧部を押圧する状態となるように構成されていてもよい。

0067

このように構成された外装構造体によれば、被接触部の近傍において弾性押圧部が板状部を上向きに付勢するので、被接触部から離れた位置に弾性押圧部が設けられる場合よりも、効率的に弾性押圧部による付勢力を被接触部に作用させることができる。

0068

また、本開示の電子機器の外装構造体において、少なくとも一つの挿し込み部は複数の挿し込み部であり、少なくとも一つの被挿し込み部は複数の被挿し込み部であり、複数の挿し込み部が単一の露出部から突出していてもよい。

0069

このように構成された外装構造体によれば、単一の露出部を有する付加部品を複数の挿し込み部によってベース部品に取り付けることができる。よって、ベース部品に対して単一の挿し込み部によって取り付けられる付加部品に比べ、取り付け箇所の強度を高めることができ、また、がたつき抑制効果を高めることができる。

0070

また、本開示の電子機器の外装構造体において、複数の挿し込み部は、幅方向に間隔を空けて並ぶ位置に設けられ、複数の被挿し込み部は、幅方向に間隔を空けて並ぶ位置に設けられ、複数の被挿し込み部のうち、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部は、当該一つの被挿し込み部以外の被挿し込み部に比べ、挿し込み部との間に生じる遊びが少ない形状とされていてもよい。

0071

このように構成された外装構造体によれば、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部を利用して、付加部品とベース部品とを精度よく位置決めできる。また、幅方向の中央に最も近い位置にある一つの被挿し込み部以外の被挿し込み部では、中央の被挿し込み部よりも遊びが多いので、挿し込み部を被挿し込み部へ挿し込む操作や被挿し込み部から引き抜く操作を容易に実施できるので、付加部品をベース部品に対して着脱する作業の効率を高めることができる。

0072

また、本開示の電子機器の外装構造体において、露出部の下端は、電子機器の一部を上方へと変位させる際に利用者が下側から指先を掛ける手掛け部の一部を構成していてもよい。

0073

このように構成された外装構造体によれば、手掛け部にがたつきが発生するのを抑制できるので、利用者が手掛け部に指先を掛けたときの質感を向上させることができる。
また、本開示の電子機器の外装構造体において、少なくとも一つの弾性押圧部は単一の弾性押圧部であり、少なくとも一つの被押圧部は単一の被押圧部であり、単一の弾性押圧部が弾性変形した状態で単一の被押圧部を押圧することにより、挿し込み部が挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となるように構成されていてもよい。

0074

このように構成された外装構造体によれば、単一の弾性押圧部を利用して、挿し込み部を挿し込み方向及び当該挿し込み方向に交差する方向へ付勢できるので、複数の弾性押圧部を利用する場合よりも、弾性押圧部周辺の構造を簡素化することができる。

0075

また、本開示の電子機器の外装構造体において、少なくとも一つの弾性押圧部は、少なくとも第一弾性押圧部及び第二弾性押圧部を含む複数の弾性押圧部であり、少なくとも一つの被押圧部は、少なくとも第一弾性押圧部に対応する第一被押圧部及び第二弾性押圧部に対応する第二被押圧部を含む複数の被押圧部であり、第一弾性押圧部が弾性変形した状態で第一被押圧部を押圧することにより、挿し込み部が挿し込み方向へ付勢される状態となるように構成され、かつ、第二弾性押圧部が弾性変形した状態で第二被押圧部を押圧することにより、挿し込み部が挿し込み方向に交差する方向へ付勢される状態となるように構成されていてもよい。

0076

このように構成された外装構造体によれば、第一弾性押圧部を利用して、挿し込み部を挿し込み方向へ付勢でき、第二弾性押圧部を利用して、挿し込み部を挿し込み方向に交差する方向へ付勢できる。したがって、第一弾性押圧部及び第二弾性押圧部は、それぞれの付勢方向に対応した形状にできるので、単一の弾性押圧部を利用する場合よりも、第一弾性押圧部及び第二弾性押圧部それぞれの形状や配設位置を容易に最適化することができる。

0077

1…複合機、2…本体ユニット、3…読取ユニット、5…フラットベッド部(FB部)、6…自動原稿送り装置部(ADF部)、7…操作パネル、8…媒体供給カセット、9…排出トレイ、10…外装構造体、10A…手掛け部、11…ベース部品、13…付加部品、15…露出部、17A,17B,17C,17D,17E…挿し込み部、19A,19B,19C,19D,19E…被挿し込み部、21…板状部、23…弾性押圧部、25…係止部、27…貫通孔、31…挿通孔、33…被押圧部、35…被係止部、37…保持部、39…被接触部、41…空隙部、113…付加部品、115…露出部、117…挿し込み部、119…被挿し込み部、121…板状部、123…弾性押圧部、125…係止部、133…被押圧部、135…被係止部、215…露出部、217…挿し込み部、219…被挿し込み部、221…板状部、221A…突起、222…突出部、223…第一弾性押圧部、224…第二弾性押圧部、225…係止部、233…被押圧部、235…被係止部。

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