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技術 リソース管理システム、リソース管理サーバ及びリソース管理方法

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 野口博史森谷俊之
出願日 2016年8月9日 (2年11ヶ月経過) 出願番号 2016-156995
公開日 2018年2月15日 (1年5ヶ月経過) 公開番号 2018-025946
状態 特許登録済
技術分野 マルチプログラミング
主要キーワード ハードウェア要件 送信バッファサイズ ホスト管 リソース種別 性能要件 リソース管理システム OS設定 リソース管理サーバ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月15日)のものです。
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図面 (9)

課題

最小限の予備ホストで、様々なリソース種別のホストを提供して、多様な仮想マシン生成要求に対応するとともに、障害にも対応可能となる仮想化環境リソース管理システムを提供することを課題とする。

解決手段

リソース管理サーバ100のホスト割当部102が、利用者の要求する仮想マシンを、要求に含まれるリソース種別で、CPUとメモリの空きのあるホスト200に割当て、ホスト管理部103が、割当てられたホスト200に仮想マシンの起動を指示することで、リソース管理システム1は、要求された仮想マシンを生成することができる。空きのあるホストがない場合には、リソース種別管理部104が、予備ホスト200−Zにリソース種別に対応したOSの設定を指示した後に、仮想マシンを割当て、ホスト管理部103が予備ホスト200−Zに仮想マシンの起動を指示する。

概要

背景

仮想化環境を使ったクラウドサービスでは、仮想化技術を用いて物理的なコンピュータ(以下、ホストコンピュータ又はホストと記す)上に複数の論理的コンピュータ(以下、仮想マシン又はVM(Virtual Machine)と記す)を稼働させ、高効率で柔軟なVM提供サービスを実現している。

利用者からのVM生成要求を受付けて、複数のホストの中からVMが稼働するホストを割当てて起動したり、ホストに障害が発生した場合に別のホストにVMを移動したりする仮想化環境を、管理し、運用する仮想化基盤ソフトウェアが提供されている(例えば非特許文献1)。利用者は、ユーザ端末を通じて、VMの仕様としてCPU(Central Processing Unit)数やメモリ容量等を指定して、VM生成を仮想化基盤ソフトウェアに要求する。

仮想化基盤ソフトウェアは、稼働しているホストの中で、利用者が指定した仕様のVMが稼働可能なホストを探索し、探索が成功した場合には当該ホストにVMを割当てて、VMの起動を指示する。仮想化基盤ソフトウェアは、VMが稼働可能なホストか否かを、ホストの空いているCPU数やメモリ容量から判断する。VMが稼働可能なホストの探索に失敗した場合、即ち、稼働しているどのホストにもCPUやメモリ等の空きがなく、VMが稼働可能な、稼働中のホストがない場合には、仮想化基盤ソフトウェアは、VMが稼働しておらず待機しているホスト(以下、予備ホストと記す)を稼働させ、VMを割当ててVMの起動を指示する。

予備ホストが必要となるのは、利用者からVM生成を要求され、稼働中のホストに空きがない場合だけではない。稼働中のホストの障害時にも予備ホストは必要となる。即ち、稼働中のホストに障害が発生して、当該ホストで稼働していたVMを他の稼働中のホストに移動させる場合に、稼働中のホストに空きがないときには、仮想化基盤ソフトウェアは、予備ホストを稼働させて、VMを予備ホストに移動させる。こうすることで、仮想化基盤の利用者や管理者の操作なしに、障害から復旧させることができ、継続してVMを提供することができる。
このように、利用者からの要求に応じてVMを生成したり、ホストの障害時でもVMを継続して利用できるようにしたりするために、仮想化環境には、平常時においてはVMが稼働することなく待機している予備ホストが必要である。

概要

最小限の予備ホストで、様々なリソース種別のホストを提供して、多様な仮想マシンの生成要求に対応するとともに、障害にも対応可能となる仮想化環境のリソース管理システムを提供することを課題とする。リソース管理サーバ100のホスト割当部102が、利用者の要求する仮想マシンを、要求に含まれるリソース種別で、CPUとメモリの空きのあるホスト200に割当て、ホスト管理部103が、割当てられたホスト200に仮想マシンの起動を指示することで、リソース管理システム1は、要求された仮想マシンを生成することができる。空きのあるホストがない場合には、リソース種別管理部104が、予備ホスト200−Zにリソース種別に対応したOSの設定を指示した後に、仮想マシンを割当て、ホスト管理部103が予備ホスト200−Zに仮想マシンの起動を指示する。

目的

こうすることで、仮想化基盤の利用者や管理者の操作なしに、障害から復旧させることができ、継続してVMを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ユーザ端末から生成要求を受付けた仮想マシン稼働させる複数のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータへの前記仮想マシンの割当てを行うリソース管理サーバとが、通信ネットワークを介して接続されるリソース管理システムであって、前記リソース管理サーバは、(1)前記ホストコンピュータのリソース種別とホストコンピュータOS設定内容とを格納するリソース種別情報、及び、(2)前記ホストコンピュータの前記リソース種別と、新規に割当て可能な仮想マシンの性能要件を含む所定の要件を示す割当可能要件と、稼働中か待機中かを示す稼働状態とを格納するホストコンピュータ情報を、記憶する記憶部と、前記ホストコンピュータ情報から、前記リソース種別が前記生成要求により指定されたリソース種別であることと、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が稼働中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な稼働中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能ホストコンピュータを探索し、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在する場合、探索された前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当てるホスト割当部と、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在しない場合、前記ホストコンピュータ情報から、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が待機中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な待機中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータを探索し、探索された前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当て、前記リソース種別情報にある、前記生成要求により指定されたリソース種別に対応した前記ホストコンピュータOS設定内容の設定指示を、前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに送信するリソース種別管理部とを備え、前記ホストコンピュータは、前記リソース管理サーバから前記設定指示を受信した場合に、前記ホストコンピュータOS設定内容の設定を実行するOS設定部を備えることを特徴とするリソース管理システム。

請求項2

前記ホストコンピュータ情報には、前記ホストコンピュータが搭載するハードウェアを示す搭載ハードウェアが併せて格納され、前記リソース種別情報には、前記ホストコンピュータが前記リソース種別であるために搭載すべきハードウェアを示す前提ハードウェアが併せて格納されており、前記リソース種別管理部は、前記ホストコンピュータ情報からの前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータの前記探索の条件に、前記搭載ハードウェアが前記生成要求により指定されたリソース種別に対応する前記リソース種別情報の前記前提ハードウェアを含むことを加えて探索することを特徴とする請求項1に記載のリソース管理システム。

請求項3

ユーザ端末から生成要求を受付けた仮想マシンを稼働させる複数のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータへの前記仮想マシンの割当てを行うリソース管理サーバとが、通信ネットワークを介して接続されるリソース管理システムの前記リソース管理サーバであって、(1)前記ホストコンピュータのリソース種別とホストコンピュータOS設定内容とを格納するリソース種別情報、及び、(2)前記ホストコンピュータの前記リソース種別と、新規に割当て可能な仮想マシンの性能要件を含む所定の要件を示す割当可能要件と、稼働中か待機中かを示す稼働状態とを格納するホストコンピュータ情報を、記憶する記憶部と、前記ホストコンピュータ情報から、前記リソース種別が前記生成要求により指定されたリソース種別であることと、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が稼働中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な稼働中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能ホストコンピュータを探索し、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在する場合、探索された前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当てるホスト割当部と、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在しない場合、前記ホストコンピュータ情報から、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が待機中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な待機中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータを探索し、探索された前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当て、前記リソース種別情報にある、前記生成要求により指定されたリソース種別に対応した前記ホストコンピュータOS設定内容の設定指示を、前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに送信するリソース種別管理部とを備えることを特徴とするリソース管理サーバ。

請求項4

ユーザ端末から生成要求を受付けた仮想マシンを稼働させる複数のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータへの前記仮想マシンの割当てを行うリソース管理サーバとが、通信ネットワークを介して接続されるリソース管理システムのリソース管理方法であって、前記リソース管理サーバは、(1)前記ホストコンピュータのリソース種別とホストコンピュータOS設定内容とを格納するリソース種別情報、及び、(2)前記ホストコンピュータの前記リソース種別と、新規に割当て可能な仮想マシンの性能要件を含む所定の要件を示す割当可能要件と、稼働中か待機中かを示す稼働状態とを格納するホストコンピュータ情報を、記憶する記憶部を備えており、前記ホストコンピュータ情報から、前記リソース種別が前記生成要求により指定されたリソース種別であることと、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が稼働中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な稼働中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能ホストコンピュータを探索し、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在する場合、探索された前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当てるステップと、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在しない場合、前記ホストコンピュータ情報から、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が待機中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な待機中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータを探索し、探索された前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当て、前記リソース種別情報にある、前記生成要求により指定されたリソース種別に対応した前記ホストコンピュータOS設定内容の設定指示を、前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに送信するステップとを実行し、前記ホストコンピュータは、前記リソース管理サーバから前記設定指示を受信した場合に、前記ホストコンピュータOS設定内容を設定するステップを実行することを特徴とするリソース管理方法。

技術分野

背景技術

0002

仮想化環境を使ったクラウドサービスでは、仮想化技術を用いて物理的なコンピュータ(以下、ホストコンピュータ又はホストと記す)上に複数の論理的コンピュータ(以下、仮想マシン又はVM(Virtual Machine)と記す)を稼働させ、高効率で柔軟なVM提供サービスを実現している。

0003

利用者からのVM生成要求を受付けて、複数のホストの中からVMが稼働するホストを割当てて起動したり、ホストに障害が発生した場合に別のホストにVMを移動したりする仮想化環境を、管理し、運用する仮想化基盤ソフトウェアが提供されている(例えば非特許文献1)。利用者は、ユーザ端末を通じて、VMの仕様としてCPU(Central Processing Unit)数やメモリ容量等を指定して、VM生成を仮想化基盤ソフトウェアに要求する。

0004

仮想化基盤ソフトウェアは、稼働しているホストの中で、利用者が指定した仕様のVMが稼働可能なホストを探索し、探索が成功した場合には当該ホストにVMを割当てて、VMの起動を指示する。仮想化基盤ソフトウェアは、VMが稼働可能なホストか否かを、ホストの空いているCPU数やメモリ容量から判断する。VMが稼働可能なホストの探索に失敗した場合、即ち、稼働しているどのホストにもCPUやメモリ等の空きがなく、VMが稼働可能な、稼働中のホストがない場合には、仮想化基盤ソフトウェアは、VMが稼働しておらず待機しているホスト(以下、予備ホストと記す)を稼働させ、VMを割当ててVMの起動を指示する。

0005

予備ホストが必要となるのは、利用者からVM生成を要求され、稼働中のホストに空きがない場合だけではない。稼働中のホストの障害時にも予備ホストは必要となる。即ち、稼働中のホストに障害が発生して、当該ホストで稼働していたVMを他の稼働中のホストに移動させる場合に、稼働中のホストに空きがないときには、仮想化基盤ソフトウェアは、予備ホストを稼働させて、VMを予備ホストに移動させる。こうすることで、仮想化基盤の利用者や管理者の操作なしに、障害から復旧させることができ、継続してVMを提供することができる。
このように、利用者からの要求に応じてVMを生成したり、ホストの障害時でもVMを継続して利用できるようにしたりするために、仮想化環境には、平常時においてはVMが稼働することなく待機している予備ホストが必要である。

先行技術

0006

“OpenStack Open Source Cloud Computing Software”、[online]、[平成28年7月27日検索]、インターネット<URL:http://www.openstack.org/>

発明が解決しようとする課題

0007

上記の仮想化環境を提供する仮想化基盤ソフトウェアとして、非特許文献1に記載のソフトウェアがある。このソフトウェアにおける、生成要求されるVMの仕様として、CPU数やメモリ容量の他に、ホストのハードウェア要件を指定することができる。ハードウェア(以下、HWとも記す)の要件の例として、高帯域ネットワークを利用するためのNIC(Network Interface Card)や高速画像処理を行うためのGPU(Graphics Processing Unit)等が利用可能なこと、がある。また一般の例には、ゲートウェイとして用いるVMの仕様として、通信用キューの長さや送信バッファサイズ等のホストのOS(Operating System)に特定の設定を求める場合もある。

0008

CPU数やメモリ容量と異なり、ホストOSの設定(ホストOS設定)は、当該ホストで稼働する全てのVMにとって共通であり、ホストが稼働中に変わることはない。また、ハードウェア要件についても、ホストが稼働中に変わることはない。

0009

このために、異なるハードウェア要件やホストOS設定ごとに、それぞれに対応した複数の種別(以下、リソース種別と記す)のホストが必要となる。さらに、リソース種別ごとに、それぞれ予備ホストが必要となる。

0010

クラウドサービス事業者のような大規模な仮想化環境であるならば、リソース種別ごとに、一定数以上の予備ホストを用意しておくことは可能である。しかしながら、小規模で、自組織内のVM提供サービスであるプライベートクラウドサービスでは、最小限のホストで仮想化環境を運用することが求められ、リソース種別ごとに、それぞれ予備ホストを用意することは困難である。

0011

本発明は、上記の問題を解決するものであり、最小限の予備ホストで、様々なリソース種別のホストを提供して、多様なVMの生成要求に対応するとともに、障害にも対応可能となる仮想化環境のリソース管理システム、リソース管理サーバ及びリソース管理方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0012

上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、ユーザ端末から生成要求を受付けた仮想マシンを稼働させる複数のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータへの前記仮想マシンの割当てを行うリソース管理サーバとが、通信ネットワークを介して接続されるリソース管理システムであって、前記リソース管理サーバは、(1)前記ホストコンピュータのリソース種別とホストコンピュータOS設定内容とを格納するリソース種別情報、及び、(2)前記ホストコンピュータの前記リソース種別と、新規に割当て可能な仮想マシンの性能要件を含む所定の要件を示す割当可能要件と、稼働中か待機中かを示す稼働状態とを格納するホストコンピュータ情報を、記憶する記憶部と、前記ホストコンピュータ情報から、前記リソース種別が前記生成要求により指定されたリソース種別であることと、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が稼働中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な稼働中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能ホストコンピュータを探索し、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在する場合、探索された前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当てるホスト割当部と、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在しない場合、前記ホストコンピュータ情報から、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が待機中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な待機中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータを探索し、探索された前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当て、前記リソース種別情報にある、前記生成要求により指定されたリソース種別に対応した前記ホストコンピュータOS設定内容の設定指示を、前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに送信するリソース種別管理部とを備え、前記ホストコンピュータは、前記リソース管理サーバから前記設定指示を受信した場合に、前記ホストコンピュータOS設定内容の設定を実行するOS設定部を備えることを特徴とするリソース管理システムである。

0013

上記課題を解決するための手段として、請求項4に係る発明は、ユーザ端末から生成要求を受付けた仮想マシンを稼働させる複数のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータへの前記仮想マシンの割当てを行うリソース管理サーバとが、通信ネットワークを介して接続されるリソース管理システムのリソース管理方法であって、前記リソース管理サーバは、(1)前記ホストコンピュータのリソース種別とホストコンピュータOS設定内容とを格納するリソース種別情報、及び、(2)前記ホストコンピュータの前記リソース種別と、新規に割当て可能な仮想マシンの性能要件を含む所定の要件を示す割当可能要件と、稼働中か待機中かを示す稼働状態とを格納するホストコンピュータ情報を、記憶する記憶部を備えており、前記ホストコンピュータ情報から、前記リソース種別が前記生成要求により指定されたリソース種別であることと、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が稼働中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な稼働中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能ホストコンピュータを探索し、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在する場合、探索された前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当てるステップと、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在しない場合、前記ホストコンピュータ情報から、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が待機中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な待機中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータを探索し、探索された前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当て、前記リソース種別情報にある、前記生成要求により指定されたリソース種別に対応した前記ホストコンピュータOS設定内容の設定指示を、前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに送信するステップとを実行し、前記ホストコンピュータは、前記リソース管理サーバから前記設定指示を受信した場合に、前記ホストコンピュータOS設定内容を設定するステップを実行することを特徴とするリソース管理方法である。

0014

かかる構成によれば、リソース管理システムは、ユーザ端末からの仮想マシン生成要求時に指定されたリソース種別のホストコンピュータ(仮想マシン稼働可能ホストコンピュータ)に仮想マシンを割当てることができる。さらに、複数のリソース種別のホストコンピュータとして稼働可能な予備ホストコンピュータ(仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータ)を用意しておけば、リソース管理システムがOS設定を行い、予備ホストコンピュータを必要なリソース種別のホストコンピュータとして稼働させることができる。このため、リソース種別ごとに予備ホストコンピュータを用意する必要がなくなり、最小限のホストコンピュータで、様々なリソース種別に対応した仮想化環境を構築することができる。さらに、ホストコンピュータに障害が発生した場合でも、予備ホストコンピュータを障害が発生したホストコンピュータと同じリソース種別のホストコンピュータとして稼働させて、仮想マシンを移動することで、仮想化基盤の利用者や管理者の操作なしに、障害から復旧させることができる。

0015

上記課題を解決するための手段として、請求項2に係る発明は、前記ホストコンピュータ情報には、前記ホストコンピュータが搭載するハードウェアを示す搭載ハードウェアが併せて格納され、前記リソース種別情報には、前記ホストコンピュータが前記リソース種別であるために搭載すべきハードウェアを示す前提ハードウェアが併せて格納されており、前記リソース種別管理部は、前記ホストコンピュータ情報からの前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータの前記探索の条件に、前記搭載ハードウェアが前記生成要求により指定されたリソース種別に対応する前記リソース種別情報の前記前提ハードウェアを含むことを加えて探索することを特徴とする請求項1に記載のリソース管理システムである。

0016

かかる構成によれば、リソース管理システムは、リソース種別としてホストコンピュータのOS設定に加えて、ハードウェア要件も考慮して予備ホストコンピュータを選択し、仮想マシンを割当てることができる。

0017

上記課題を解決するための手段として、請求項3に係る発明は、ユーザ端末から生成要求を受付けた仮想マシンを稼働させる複数のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータへの前記仮想マシンの割当てを行うリソース管理サーバとが、通信ネットワークを介して接続されるリソース管理システムの前記リソース管理サーバであって、(1)前記ホストコンピュータのリソース種別とホストコンピュータOS設定内容とを格納するリソース種別情報、及び、(2)前記ホストコンピュータの前記リソース種別と、新規に割当て可能な仮想マシンの性能要件を含む所定の要件を示す割当可能要件と、稼働中か待機中かを示す稼働状態とを格納するホストコンピュータ情報を、記憶する記憶部と、前記ホストコンピュータ情報から、前記リソース種別が前記生成要求により指定されたリソース種別であることと、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が稼働中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な稼働中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能ホストコンピュータを探索し、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在する場合、探索された前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当てるホスト割当部と、前記探索の結果、前記仮想マシン稼働可能ホストコンピュータが存在しない場合、前記ホストコンピュータ情報から、前記割当可能要件が前記生成要求により指定された前記仮想マシンの前記性能要件を含む所定の要件を満たすことと、前記稼働状態が待機中であることとを条件にして、前記仮想マシンが稼働可能な待機中の前記ホストコンピュータを示す仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータを探索し、探索された前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに前記仮想マシンを割当て、前記リソース種別情報にある、前記生成要求により指定されたリソース種別に対応した前記ホストコンピュータOS設定内容の設定指示を、前記仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータに送信するリソース種別管理部とを備えることを特徴とするリソース管理サーバである。

0018

かかる構成によれば、リソース管理サーバは、ユーザ端末からの仮想マシン生成要求時に指定されたリソース種別のホストコンピュータ(仮想マシン稼働可能ホストコンピュータ)に仮想マシンを割当てることができる。さらに、複数のリソース種別のホストコンピュータとして稼働可能な予備ホストコンピュータ(仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータ)を用意しておけば、リソース管理サーバが、予備ホストコンピュータにOS設定を実行させ、必要なリソース種別のホストコンピュータとして稼働させることができる。このため、リソース種別ごとに予備ホストコンピュータを用意する必要がなくなり、最小限のホストコンピュータで、様々なリソース種別に対応した仮想化環境を構築することができる。さらに、ホストコンピュータに障害が発生した場合でも、予備ホストコンピュータを障害が発生したホストコンピュータと同じリソース種別のホストコンピュータとして稼働させて、仮想マシンを移動することで、仮想化基盤の利用者や管理者の操作なしに、障害から復旧させることができる。

発明の効果

0019

本発明によれば、最小限の予備ホストで、様々なリソース種別のホストを提供して、多様なVMの生成要求に対応するとともに、障害にも対応可能となる仮想化環境のリソース管理システム、リソース管理サーバ及びリソース管理方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0020

本実施形態に係るリソース管理システムの全体構成を例示する図である。
本実施形態に係るリソース管理サーバの構成を例示する機能ブロック図である。
本実施形態に係るリソース管理サーバの記憶部に記憶されるリソース種別情報の構成を例示する図である。
本実施形態に係るリソース管理サーバの記憶部に記憶されるVM情報の構成を例示する図である。
本実施形態に係るリソース管理サーバの記憶部に記憶されるホスト情報の構成を例示する図である。
本実施形態に係るホストの構成を例示する機能ブロック図である。
本実施形態に係るVM生成要求の受付からVM起動までのリソース管理システムの全体処理を例示するフローチャートである。
比較例のリソース管理システムの全体構成を例示した図である。

実施例

0021

以下、本発明の実施形態のリソース管理システムを、図面を参照しつつ説明する。
≪比較例のリソース管理システム≫
図8は、比較例としての従来のリソース管理システム1aの全体構成を例示した図である。
ユーザ端末300は、仮想化環境の利用者が利用するコンピュータであり、このユーザ端末300からリソース管理サーバ100aに、CPU数やメモリ容量等を指定して、VM生成を要求する。ユーザ端末300は、CPU数やメモリ容量等に加えて、リソース種別に当たるハードウェア要件やホストOS設定を指定する場合もある。

0022

ホスト200aは、VMが稼働するコンピュータである。ホスト200aには、VMが割当てられ、VMが起動済みである、稼働中のホスト(200a−A−1、200a−A−2、200a−B−1、200a−B−2、200a−C−1及び200a−C−2)と、VMは割当てられておらず待機中の予備ホスト(200a−A−Z、200a−B−Z及び200a−C−Z)とがある。

0023

ホスト200aは、ハードウェア要件やホストOS設定などのリソース種別によって、区別される。ハードウェア要件の例として、高帯域ネットワークに対応したNICが利用可能、高速画像処理用のGPU等の特殊なハードウェアが利用可能、などがある。ホストOS設定の例としては、通信用のキューの長さや送信バッファサイズ等のパラメータ設定の他に、ホスト200aがNICやGPUを利用するためのOS設定、又は、共有メモリオンオフの設定、などがある。図8は、ホストOS設定に3種類あり、ホスト200a−A−1とホスト200a−A−2と予備ホスト200a−A−ZとにはホストOS設定Aが設定済みであり、ホスト200a−B−1とホスト200a−B−2と予備ホスト200a−B−ZとにはホストOS設定Bが設定済みであり、ホスト200a−C−1とホスト200a−C−2と予備ホスト200a−C−ZとにはホストOS設定Cが設定済みであることを示している。
ハードウェア要件に係るリソース種別については、そのリソース種別のホスト200a全てに、当該ハードウェアが搭載されている。

0024

リソース管理サーバ100aは、ユーザ端末300からのVMの生成要求を受付け、ユーザ端末300から指定されたCPU数やメモリ容量を確保できる稼働中のホスト(200a−A−1、200a−A−2、200a−B−1、200a−B−2、200a−C−1及び200a−C−2)を探索する。探索に成功した場合には、リソース管理サーバ100aは、当該ホスト200aにVMを割当て、VMの起動を指示する。探索に失敗した場合には、リソース管理サーバ100aは、予備ホスト(200a−A−Z、200a−B−Z又は200a−C−Z)に稼働開始を指示し、VMを割当ててVMの起動を指示する。

0025

ユーザ端末300から、リソース種別の指定を受けた場合には、リソース管理サーバ100aは、その種別に対応した探索を行う。例えば、ホストOS設定Bが指定された場合には、リソース管理サーバ100aは、ホストOS設定Bに対応する稼働中のホスト(200a−B−1と200a−B−2)を探索する。探索に失敗した場合には、リソース管理サーバ100aは、予備ホスト200a−B−Zを稼働させ、VMを割当ててVMの起動を指示する。

0026

1つのホスト200aに異なるホストOS設定を行うと、設定が競合する場合があるため、1つの稼働中ホスト200aには、1つのホストOS設定のみが可能である。また、比較例のリソース管理システム1aでは、予備ホスト(200a−A−Z、200a−B−Z及び200a−C−Z)のホストOS設定は固定であり、変更することができない。
このため、VMが稼働していない予備ホスト(200a−A−Z、200a−B−Z及び200a−C−Z)を最低でもリソース種別の数の分だけ用意する必要があり、ホスト200aの利用効率性が低いという課題がある。

0027

≪本実施形態のリソース管理システム≫
図1は、本実施形態に係るリソース管理システム1の全体構成を例示する図である。
本実施形態に係るリソース管理サーバ100では後述するリソース種別管理部104(図2参照)を備え、ホスト200では後述するOS設定部201(図6参照)を備え、稼働開始時にホストOS設定を実行することを可能とした。稼働中のホスト(200−A−1、200−A−2、200−B−1、200−B−2、200−C−1及び200−C−2)にCPUやメモリの空きがなく、要求のあったVMを割当てることができない場合には、リソース管理サーバ100は、予備ホスト200−Zに必要なホストOS設定を実行させた上で稼働させ、VMを割当ててVMを起動させることができる。

0028

図8の比較例では、あらかじめホストOS設定を行った予備ホスト(200a−A−Z、200a−B−Z及び200a−C−Z)を用意していた。これに対して、図1の本実施形態の技術では、予備ホスト200−Zが必要となった時点で、必要となったリソース種別のホストOS設定を実行して、予備ホスト200−Zを当該リソース種別のホスト200として稼働させることができる。このため、予めホストOS設定を行う予備ホスト(図8の200a−A−Z、200a−B−Z及び200a−C−Z)を削減して、最小限の予備ホスト200−Zのみを用意すれば良く、ホスト200の利用効率性が向上する。

0029

以下、リソース管理システム1を構成する各装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
≪リソース管理サーバの構成≫
図2は、本実施形態に係るリソース管理サーバ100の構成を例示する機能ブロック図である。
リソース管理サーバ100は、ワークステーションパソコン等の汎用コンピュータで実現され、制御部11と、記憶部12と、入出力部13とを備える。装置内部のCPU等の演算処理装置がメモリに記憶された制御プログラムを実行することによって、制御部11として機能する。制御部11は、VM生成要求受付部101と、ホスト割当部102と、ホスト管理部103と、リソース種別管理部104とを備える。

0030

また、リソース管理サーバ100は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク光ディスク等の記憶装置によって実現される記憶部12を備え、リソース種別情報111と、VM情報112と、ホスト情報113とを格納する。
入出力部13は、ホスト200やユーザ端末300等との間の情報の送受信を行う。入出力部13は、ネットワークを介して情報の送受信を行う通信インタフェース(図の記載なし)と、キーボードモニタ等の入出力インタフェース(図の記載なし)とから構成される。
以下、制御部11と記憶部12に含まれる構成について説明する。

0031

制御部11にあるVM生成要求受付部101は、ユーザ端末300から入出力部13を介してVMの生成要求を受付ける。VMの生成要求(VM生成要求)は、VMの仕様として、利用可能なCPU数やメモリ容量、ディスク容量等を指定し、さらに付加的に、記憶部12に記憶されるリソース種別情報111(後述する図3参照)に示される、ホスト200のハードウェア要件やホストOS設定のリソース種別を指定する。指定方法については後述する。VM生成要求受付部101は、指定されたVMの仕様を、記憶部12に記憶されるVM情報112(後述する図4参照)に格納する。
請求項に記載の仮想マシンの性能要件を含む所定の要件とは、CPU数とメモリ容量等の性能要件を含み、付加的にインターネットからのアクセス可否などの要件を含んだ要件である。本実施形態では、仮想マシンの性能要件を含む所定の要件は、CPU数とメモリ容量であるとして説明を進める。

0032

図3は、本実施形態に係るリソース管理サーバ100の記憶部12に記憶されるリソース種別情報111の構成を例示する図である。
リソース種別情報111は、例えば、テーブル形式のデータであり、1以上の行(以下、レコードと記す)を含む。各レコードは、1つのリソース種別を表し、属性として、リソース種別IDと、ホストOS設定内容(請求項のホストコンピュータOS設定内容)と、HW(請求項の前提ハードウェア)とを含む。

0033

リソース種別IDは、リソース種別の識別情報である。
ホストOS設定内容は、リソース種別に対応したホストOS設定の内容であり、設定するためのコマンドや設定ファイル名設定ファイルの内容等を示す。予備ホスト200−Zが、ホストOS設定内容にある設定を実行することで、リソース種別のホスト200として稼働することができる。図3には、メモリ共有機能のオン/オフの設定やNICを利用するための設定、通信用キューの長さの設定の例を示している。
HWは、リソース種別に対応するために、ホスト200に搭載が求められる付加的なハードウェアを示す。図3には、高帯域ネットワーク対応のNICの例を示している。

0034

図4は、本実施形態に係るリソース管理サーバ100の記憶部12に記憶されるVM情報112の構成を例示する図である。
VM情報112は、例えば、テーブル形式のデータである。各レコードは1つのVMを表し、属性として、VMIDと、CPU数と、メモリ容量と、ディスク容量と、リソース種別IDと、ホストIDと、状態とを含む。

0035

VMIDは、VMの識別情報である。CPU数はVMに割当てられたCPU数であり、VMの生成要求時のVMの仕様に含まれていたCPU数が、制御部11のVM生成要求受付部101によって格納される。メモリ容量とディスク容量も同様である。リソース種別IDはVMの生成要求時のVMの仕様に含まれていたリソース種別の識別情報であり、VMが稼働するホスト200のリソース種別である。ホストIDは、VMが稼働するホスト200の識別情報である。状態はVMの稼働状態を示し、VMの生成要求を受付けた状態を示す「受付済」、VMが稼働するホスト200の割当が決まった状態を示す「割当済」、VMが稼働を開始した状態を示す「稼働中」の何れかの値である。
状態が「受付済」であり、VMが稼働するホスト200の割当が決まっていない場合には、ホストIDは「−」となる。

0036

図2戻り、制御部11にあるホスト割当部102は、稼働中のホスト(200−A、200−B及び200−C)の中から、VMの生成要求で指定されたリソース種別に合致し、VMが稼働可能なホスト200を探索し、割当てる。この割当てる処理の際、ホスト割当部102は、記憶部12に記憶されるホスト情報113(後述する図5参照)にある未割当CPU数や未割当メモリ容量を参照して、ホスト200にVMの割当てが可能か否かを判断する。また、ホスト割当部102は、割当てた結果であるホストの識別情報を、記憶部12に記憶されるVM情報112(図4)のホストIDに格納する。

0037

図5は、本実施形態に係るリソース管理サーバ100の記憶部12に記憶されるホスト情報113の構成を例示する図である。
ホスト情報113(請求項のホストコンピュータ情報)は、例えば、テーブル形式のデータであり、各レコードは、1つのホスト200を表し、属性として、ホストIDと、リソース種別IDと、CPU数と、メモリ容量と、HWと、未割当CPU数と、未割当メモリ容量と、状態とを含む。

0038

ホストIDは、ホスト200の識別情報である。リソース種別IDは、ホスト200のリソース種別の識別情報である。予備ホスト200−Zの場合には、リソース種別は未定なので、リソース識別IDは「−」となる。
CPU数は、ホスト200上のVMが利用可能なCPU数の総和を示す。メモリ容量は、ホスト200上のVMが利用可能なメモリ容量の総和を示す。HW(請求項の搭載ハードウェア)は、ホスト200が搭載し、VMが利用可能な付加的なハードウェアを示す。ハードウェアの例として、SR−IOVなどのNICやGPU等がある。

0039

未割当CPU数は、ホストIDで識別されるホスト200に割当てられたVMが利用していないCPUの数であり、これから割当てられるVMが利用可能なCPU数である。未割当メモリ容量は、ホスト200に割当てられたVMが利用していないメモリの容量であり、これから割当てられるVMが利用可能なメモリ容量である。予備ホスト200−Zの場合には、未割当CPU数と未割当メモリ容量は、それぞれCPU数とメモリ容量とする。
請求項の割当可能要件は、未割当CPU数と未割当メモリ容量等の性能に関係する要件を含み、付加的にインターネットからのアクセス可否などの要件を含んだ要件である。本実施形態では、割当可能要件は、未割当CPU数と未割当メモリ容量であるとして説明を進める。

0040

状態(請求項の稼働状態)は、ホスト200の状態を示し、VMが割当てられ、VMが稼働している状態を示す「稼働中」、又は、割当てられたVMがなく、予備ホスト200−Zとして待機中であることを示す「待機中」の何れかの値となる。

0041

図2に戻り、制御部11にあるホスト管理部103は、要求されたVMの起動を、割当の決まったホスト200に入出力部13経由で指示する。

0042

リソース種別管理部104は、ホスト割当部102が、稼働中のホスト(200−A、200−B及び200−C)にVMを割当てることができない場合に、VMを割当てる予備ホスト200−Zを選択する。即ち、リソース種別管理部104は、記憶部12にあるリソース種別情報111を参照し、記憶部12にあるホスト情報113を探索して、予備ホスト200−Zを選択する。
さらに、リソース種別管理部104は、選択した予備ホスト200−ZにホストOS設定を入出力部13経由で指示(請求項の設定指示)し、VMの生成要求にあったリソース種別のホスト200として稼働させる。

0043

リソース種別情報111、VM情報112及びホスト情報113は、リソース管理サーバ100の記憶部12に記憶される情報であるが、ホスト200からもアクセス可能である。
VM生成要求受付部101、ホスト割当部102、ホスト管理部103、リソース種別管理部104、リソース種別情報111、VM情報112及びホスト情報113は、全てをリソース管理サーバ100が保有する構成になっているが、一部を別のサーバが保有する構成も可能である。

0044

≪ホストの構成≫
図6は、本実施形態に係るホスト200の構成を例示する機能ブロック図である。
ホスト200(請求項のホストコンピュータ)は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現され、制御部21と、記憶部22と、入出力部23とを備える。装置内部のCPU等の演算処理装置がメモリに記憶された制御プログラムを実行することによって、制御部21として機能する。制御部21は、OS設定部201と、VM管理部202とを備える。

0045

また、ホスト200は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される記憶部22を備える。さらに、ホスト200は、付加的にSR−IOVやGPU等のハードウェアを搭載している。
入出力部23は、リソース管理サーバ100やユーザ端末300等との間の情報の送受信を行う。入出力部23は、ネットワークを介して情報の送受信を行う通信インタフェース(図の記載なし)と、キーボードやモニタ等の入出力インタフェース(図の記載なし)とから構成される。
以下、制御部21に含まれる構成について説明する。

0046

OS設定部201は、リソース管理サーバ100のリソース種別管理部104の指示により、ホストOS設定を実行する。即ち、リソース種別管理部104が送信したリソース種別IDを入出力部23経由で受信し、リソース種別情報111(図3)にある、リソース種別IDに対応するホストOS設定内容を、入出力部23経由で入手して、そのコマンドや設定ファイルに従ってOSのパラメータの設定などを実行する。ホストOS設定を実行することで、予備ホスト200−Zが、特定のリソース種別のホスト200として稼働する。

0047

VM管理部202は、リソース管理サーバ100のホスト管理部103の指示により、ホスト200に割当てられたVMを起動する。即ち、ホスト管理部103が送信したVMIDを入出力部23経由で受信し、VM情報112(図4)にある、VMIDに対応するVMを生成して起動する。

0048

≪リソース管理システムの全体処理≫
図7は、本実施形態に係るVM生成要求の受付からVM起動までのリソース管理システム1の全体処理を例示するフローチャートである。
以下、図7を参照しながら、VM生成要求を受付けてから、VMが稼働するホスト200を割当てて、VMを起動するまでのリソース管理システム1の処理全体を説明する。

0049

リソース管理サーバ100のVM生成要求受付部101が、ユーザ端末300からのVM生成要求を受付け(ステップS701)、要求内容をVM情報112(図4)に追加し、VMIDをホスト割当部102に送信して、VM割当を指示する。
VM生成要求には、VMが利用するCPU数やメモリ容量、ディスク容量等のVMの仕様が含まれる。さらに付加的に、NICやGPUなどのハードウェア要件や特定のホストOS設定など、VMが稼働するホスト200のリソース種別を指定することが可能である。リソース種別の指定方法については、後述する。

0050

VM生成要求の内容はVM情報112(図4)に格納される。即ち、VM生成要求受付部101は、VM情報112にレコードを追加し、VMの識別情報を新規生成してVMIDに格納し、VM生成要求に含まれたVMのCPU数とメモリ容量とディスク容量とを、それぞれCPU数、メモリ容量、ディスク容量に格納する。リソース種別が指定されれば、VM生成要求受付部101は、当該リソース種別の識別情報をリソース種別IDに格納する。リソース種別の指定がなければ、VM生成要求受付部101は、予めリソース管理システム1が定めたリソース種別IDを格納する。VM生成要求受付部101は、稼働するホスト200が未割当なのでホストIDを「−」とし、状態を「受付済」とする。

0051

リソース種別の指定方法として、リソース種別情報111(図3)にあるリソース種別IDを直接指定する方法の他に、要求するハードウェアやホストOS設定の内容を指定する方法がある。他にも、ネットワークや入出力等の性能要件、又は、ネットワークゲートウェイデータベースサーバ等のVMの用途など、抽象的な条件を指定、最適なリソース種別を選択することが可能である。

0052

ステップS701のVM生成要求の受付の後、ホスト割当部102は、VM生成要求受付部101からVMIDを受信し、要求のあったVMを稼働させるホスト200を、稼働中のホスト200の中で探索する(ステップS702)。
即ち、ホスト情報113(図5)の中で、状態が「稼働中」、リソース種別IDがVMのリソース種別IDに一致し、未割当CPU数がVMのCPU数以上、未割当メモリ容量がVMのメモリ容量以上のレコードを探索する。なお、VMのCPU数とメモリ容量とリソース種別IDは、VM情報112の中のVM生成要求受付部101から受信したVMIDに対応するレコードから入手することができる。

0053

ステップS702に続いて、ホスト割当部102は、ステップS702の探索した結果、稼働中のホスト200でVMが稼働可能なホスト200(請求項の仮想マシン稼働可能ホストコンピュータ)が存在するか否かを判定する(ステップS703)。
ステップS703でY(稼働可能なホスト200が存在)ならば、当該ホスト200にVMを割当てて、VM起動指示をホスト管理部103に通知する。
ステップS703でN(稼働可能なホスト200が存在せず)ならば、予備ホスト200−Zに割当てるようリソース種別管理部104に通知する。

0054

ステップS703の判定の結果、稼働中のホスト200でVMが稼働可能なホスト200が存在すれば(S703のY)、ホスト割当部102は、そのホスト200の識別情報をVM情報112のホストIDに書込み、状態を「割当済」に更新する。複数の稼働可能なホスト200が存在した場合には、ホスト割当部102は、任意の1つを選択して、VM情報112を更新する。ホスト割当部102は、任意の1つを選択する以外に、ホスト200の負荷状態を参照して、低い負荷のホスト200を選択することも可能である。
続いて、ホスト割当部102は、VMの起動を当該ホスト200に指示するよう、ホスト管理部103にVMIDを通知する。

0055

ステップS703の判定の結果、稼働中のホスト200でVMが稼働可能なホスト200が存在しなければ(S703のN)、ホスト割当部102は、予備ホスト200−ZにVMを割当てるよう、リソース種別管理部104にリソース種別IDとVMIDとを通知する。

0056

ステップS703でYへ分岐する場合、即ちVMが稼働可能なホスト200が存在した場合には、ホスト管理部103は、ホスト割当部102よりVMIDを受信し、VM情報112の中のVMIDに対応するレコードのホストIDに当たるホスト200へVMIDを通知してVM起動を指示する(ステップS704)。

0057

ステップS704の後、ホスト管理部103からVMIDを受信したホスト200のVM管理部202は、受信したVMIDに対応するVM情報112のレコードにアクセスし、VMのCPU数、メモリ容量、ディスク容量を入手し、これらが利用可能なVMを生成して起動する(ステップS705)。
続いて、VM管理部202は、ホスト情報113の自身のレコードの未割当CPU数と未割当メモリ容量を、それぞれVMのCPU数とメモリ容量の分だけ減じる。さらに、VM情報112のVMIDに対応するレコードの状態を「稼働中」に更新する。
以上で、リソース管理システム1は、ユーザ端末300が要求したVMを、稼働中のホスト(200−A、200−B又は200−C)上に起動する。

0058

ステップS703でNへ分岐する場合、即ちVMが稼働可能な、稼働中のホスト200が存在しない場合の処理を以下で説明する。
稼働中のホスト(200−A、200−B及び200−C)のいずれにおいてもVMが稼働できないので、ホスト割当部102からリソース種別IDとVMIDとを受信したリソース種別管理部104は、稼働させてVMを割当てる予備ホスト200−Zを選択する(ステップS706)。

0059

具体的には、リソース種別管理部104は、リソース種別情報111(図3)の中の、受信したリソース種別IDに対応したレコードのHWを入手して、ホスト情報113の中で状態が「待機中」であり、リソース種別が「−」であり、HWがリソース種別情報111から入手したHWを含み、未割当CPU数がVMのCPU数以上、未割当メモリ容量がVMのメモリ容量以上であるレコードを探索する。以下、探索が成功したとして説明する。

0060

リソース種別管理部104は、探索で見つかった予備ホスト200−Z(請求項の仮想マシン稼働可能予備ホストコンピュータ)のレコードのリソース種別IDを、ホスト割当部102から受信したリソース種別IDに更新する。
続いて、リソース種別管理部104は、VMIDに当たるVM情報112のレコードのホストIDを予備ホスト200−Zの識別情報に、状態を「割当済」に更新する。

0061

ステップS706に続いて、リソース種別管理部104は、当該予備ホスト200−Zに、リソース種別IDとVMIDを送信して、ホストOS設定を指示(請求項の設定指示)する(ステップS707)。

0062

ステップS707に続いて、ホストOS設定を指示された、予備ホスト200−ZのOS設定部201は、リソース種別IDとVMIDとを受信し、リソース種別情報111の中のリソース種別IDに対応するレコードにあるホストOS設定内容の設定を実行する(ステップS708)。
続いて、OS設定部201は、自身である予備ホスト200−Zの稼働を開始し、ホスト情報113の中の自身のレコードの状態を「稼働中」に更新し、リソース種別管理部104から受信したVMIDをホスト管理部103に送信して、VM稼働の準備ができたことを通知する。

0063

ステップS708に続いて、VM稼働の準備の通知を受信したホスト管理部103は、予備ホスト200−ZからVMIDを受信し、ステップS704と同様に、VM起動を予備ホスト200−Zに指示する(ステップS709)。

0064

ステップS709に続いて、VM起動指示を受信した予備ホスト200−ZのVM管理部202は、ステップS705と同様にして、VMを生成して起動する(ステップS710)。
以上で、リソース管理システム1は、ユーザ端末300が要求したVMを、予備ホスト200−Z上に起動する。

0065

≪リソース管理システムの効果≫
本実施形態では、VMの仕様として、CPU数やメモリ容量等のように1つのホスト200上でVMが動的に選択できる仕様の他に、利用可能なハードウェア要件やホストOS設定等、1つのホスト200で固定的なリソース種別という仕様を別に設けた。
従来までのリソース管理システム1aでは、リソース種別を指定して、VMを要求することは可能であったが、各ホスト200aでリソース種別は固定的であり、リソース種別を切り換えることはできなかった。このために、VMの増加時やホスト200aの障害時に使われ、通常は待機している予備ホスト(図8の200a−A−Z、200a−B−Z及び200a−C−Z)をリソース種別ごとに、それぞれ用意しておく必要があり、ホスト200aの利用効率が落ちる原因となっていた。
本実施形態のリソース管理システム1では、リソース種別に応じて、ホストOS設定を、ホスト200の稼働開始時に動的に行える機構を新たに設けた。これにより、複数のリソース種別に対応できる予備ホスト200−Zを用意しておけば、必要となった時点で、必要となったリソース種別のホスト200を稼働させることができる。このために、予備ホスト200−Zの数を減らし、最小限のホスト200で、様々なリソース種別に対応した仮想化環境を構築することができる。さらに、ホスト200に障害が発生した場合でも、障害発生した同じリソース種別の予備ホスト200−Zを動的に用意することができ、仮想化環境の利用者や管理者の手を借りずに、障害から復旧することができる。

0066

1リソース管理システム
100リソース管理サーバ
11 制御部
12 記憶部
13入出力部
101 VM生成要求受付部
102 ホスト割当部
103ホスト管理部
104リソース種別管理部
111 リソース種別情報
112 VM情報
113ホスト情報
200 ホスト(ホストコンピュータ)
21 制御部
22 記憶部
23 入出力部
201OS設定部
202 VM管理部
300 ユーザ端末

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