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図面 (11)

課題

異なる高さで部品を支持する2つの支持構造の各々を、共通のブラケット1つで実現できる電子機器を提供する。

解決手段

外装ケース2の内壁20に、異なる高さで部品を支持する第1及び第2の支持構造41,42が設けられている。第1及び第2の支持構造41,42の各々は同一のブラケット30を備え、ブラケット30は、基部31から段差をもって張り出して内壁20に取り付けられる一対の脚部32を有している。第1の支持構造41では、ブラケット30がその裏面側を内壁20に向けて内壁20に取り付けられ、第2の支持構造42では、ブラケット30がその表面側を内壁20に向けて内壁20に取り付けられている。

概要

背景

軽量化、コンパクト化が求められる電子機器では、小さな樹脂製の外装ケースに、多数の部品密集した状態で収容されている場合が多い。そのため、そのような電子機器では、隣接する部品との接触を避けるため、様々な高さや配置で多数の部品が、外装ケースの内壁に設けられたボスビス止めによって組み付けられている。

そのようなビス止め用のボスは、ネジ孔の深さよりも大きな高さが必要とされる。一方、ボスを高くすれば、強度確保のためにボスの外径を大きくする必要が生じ、設置スペースの関係上制約を受け易い。また、高さや外径の異なるボスが混在すると外装ケースの成形も困難になる。そのため、同一のビスを用いるボスの場合、外装ケースの内壁からの突出量や外径は、同じような寸法に設定されているのが一般的である。

それに対し、これらボスにブラケットを取り付けて、異なる高さで部品を支持する場合には、その高さに応じたブラケットを部品ごとに準備する必要があり、部品点数や部材コストの増加を招いていた。

本発明に関し、電子機器ではないが、同一のブラケットを用いて、壁面から異なる高さで空調制御装置を支持できるブラケットが開示されている(特許文献1)。

具体的には、そのブラケットは、空調制御装置の支持面を表面に有する本体と、その両端部を裏面側に折り曲げて形成された、断面L状の一対の台座部とを有している。空調制御装置を壁面に近接して取り付ける場合には、空調制御装置を支持したブラケットの台座部をそのまま壁面に取り付け、空調制御装置を壁面から離して取り付ける場合には、1つのブラケットを逆向きにしてその支持面を壁面に取り付け、そのブラケットの台座部に、空調制御装置を支持した別のブラケットの台座部を突き合わせるようにして取り付けている。

概要

異なる高さで部品を支持する2つの支持構造の各々を、共通のブラケット1つで実現できる電子機器を提供する。外装ケース2の内壁20に、異なる高さで部品を支持する第1及び第2の支持構造41,42が設けられている。第1及び第2の支持構造41,42の各々は同一のブラケット30を備え、ブラケット30は、基部31から段差をもって張り出して内壁20に取り付けられる一対の脚部32を有している。第1の支持構造41では、ブラケット30がその裏面側を内壁20に向けて内壁20に取り付けられ、第2の支持構造42では、ブラケット30がその表面側を内壁20に向けて内壁20に取り付けられている。

目的

本発明の目的は、異なる高さで部品を支持する2つの支持構造の各々を、共通のブラケット1つで実現できる電子機器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外装ケース内壁に、異なる高さで部品を支持する第1及び第2の支持構造が設けられている電子機器であって、前記第1及び第2の支持構造の各々は、前記内壁に取り付けられる同一のブラケットを備え、前記ブラケットは、略平坦支持領域表裏両面に有する基部と、前記基部の対向する端部の各々から表面側に段差をもって張り出し、当該基部と異なる高さで前記内壁に取り付けられる一対の脚部と、を有し、前記第1の支持構造では、前記ブラケットが前記基部の裏面側を前記内壁に向けて当該内壁に取り付けられることにより、前記支持領域の前記表裏両面のいずれか一方で前記部品が支持され、前記第2の支持構造では、前記ブラケットが前記基部の表面側を前記内壁に向けて当該内壁に取り付けられることにより、前記支持領域の前記表裏両面のいずれか他方で前記部品が支持されている電子機器。

請求項2

請求項1に記載の電子機器において、前記ブラケットを前記基部に直交する方向から見た場合に、前記一対の脚部が、互いに非対称な位置に配置されている電子機器。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の電子機器において、前記基部が、前記端部の間の側部に沿って延びる補強リブを有している電子機器。

請求項4

請求項3に記載の電子機器において、前記補強リブが前記側部の片側にのみ形成されている電子機器。

請求項5

請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の電子機器において、前記ブラケットは一体に設けられた金具からなり、前記ブラケットの外周縁における厚み方向の両隅部が、バリの無い無バリ隅部と、バリの有る有バリ隅部とからなり、前記有バリ隅部の一部に、バリの無い無バリ領域が設けられている電子機器。

請求項6

請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の電子機器において、前記外装ケースの一面に複数の押しボタンが設けられ、前記第1及び第2の支持構造によって支持される前記部品の各々は、前記押しボタンによって押圧されるスイッチであり、前記第1及び第2の支持構造の各々に対応して、前記押しボタンが前記外装ケースに異なる高さに配置されている電子機器。

技術分野

0001

本発明は、デジタルカメラ等の電子機器に関し、その中でも特に、外装ケース内壁に、異なる高さで部品を支持する第1及び第2の支持構造が設けられている電子機器に関する。

背景技術

0002

軽量化、コンパクト化が求められる電子機器では、小さな樹脂製の外装ケースに、多数の部品が密集した状態で収容されている場合が多い。そのため、そのような電子機器では、隣接する部品との接触を避けるため、様々な高さや配置で多数の部品が、外装ケースの内壁に設けられたボスビス止めによって組み付けられている。

0003

そのようなビス止め用のボスは、ネジ孔の深さよりも大きな高さが必要とされる。一方、ボスを高くすれば、強度確保のためにボスの外径を大きくする必要が生じ、設置スペースの関係上制約を受け易い。また、高さや外径の異なるボスが混在すると外装ケースの成形も困難になる。そのため、同一のビスを用いるボスの場合、外装ケースの内壁からの突出量や外径は、同じような寸法に設定されているのが一般的である。

0004

それに対し、これらボスにブラケットを取り付けて、異なる高さで部品を支持する場合には、その高さに応じたブラケットを部品ごとに準備する必要があり、部品点数や部材コストの増加を招いていた。

0005

本発明に関し、電子機器ではないが、同一のブラケットを用いて、壁面から異なる高さで空調制御装置を支持できるブラケットが開示されている(特許文献1)。

0006

具体的には、そのブラケットは、空調制御装置の支持面を表面に有する本体と、その両端部を裏面側に折り曲げて形成された、断面L状の一対の台座部とを有している。空調制御装置を壁面に近接して取り付ける場合には、空調制御装置を支持したブラケットの台座部をそのまま壁面に取り付け、空調制御装置を壁面から離して取り付ける場合には、1つのブラケットを逆向きにしてその支持面を壁面に取り付け、そのブラケットの台座部に、空調制御装置を支持した別のブラケットの台座部を突き合わせるようにして取り付けている。

先行技術

0007

特開平9−64562号公報

発明が解決しようとする課題

0008

特許文献1のブラケットの場合、共通化が図れるものの、壁面から離して取り付ける場合には2つのブラケットが必要なため、部材コストが高くなり、組み付け作業も複雑になる不利がある。また、台座部に、ねじ孔とねじ取付孔の双方を設ける必要がある点でも不利がある。

0009

そこで本発明の目的は、異なる高さで部品を支持する2つの支持構造の各々を、共通のブラケット1つで実現できる電子機器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、外装ケースの内壁に、異なる高さで部品を支持する第1及び第2の支持構造が設けられている電子機器に関する。

0011

前記第1及び第2の支持構造の各々は、前記内壁に取り付けられる同一のブラケットを備えている。前記ブラケットは、略平坦支持領域表裏両面に有する基部と、前記基部の対向する端部の各々から表面側に段差をもって張り出し、当該基部と異なる高さで前記内壁に取り付けられる一対の脚部と、を有している。

0012

そして、前記第1の支持構造では、前記ブラケットが前記基部の裏面側を前記内壁に向けて当該内壁に取り付けられることにより、前記支持領域の前記表裏両面のいずれか一方で前記部品が支持され、前記第2の支持構造では、前記ブラケットが前記基部の表面側を前記内壁に向けて当該内壁に取り付けられることにより、前記支持領域の前記表裏両面のいずれか他方で前記部品が支持されている。

0013

すなわち、この電子機器によれば、異なる高さで部品を支持する第1及び第2の支持構造の各々が、同一のブラケットを引っ繰り返して表裏逆向きに取り付けることによって構成されている。従って、きわめて簡単な構成により、共通のブラケット1つで、異なる高さで部品を支持する2つの支持構造が実現でき、製造コストを抑制できる。

0014

具体的には、前記ブラケットを前記基部に直交する方向から見た場合に、前記一対の脚部が、互いに非対称な位置に配置されているようにするとよい。

0015

同じブラケットを表裏逆向きに取り付けるだけであると、取付ミスを起こし易いが、ブラケットの、内壁に取り付けられる両脚部を非対称な位置に配置すれば、適切な状態でしかブラケットを取り付けられないようにできる。その結果、取付ミスが防止され、ブラケットの取付作業が容易にできる。

0016

更には、前記基部が、前記端部の間の側部に沿って延びる補強リブを有しているようにするのが好ましい。

0017

そうすれば、補強リブによって基部の剛性強化でき、部品を安定して支持できる。

0018

この場合、前記補強リブが前記側部の片側にのみ形成されているようにするとよい。

0019

そうすれば、ブラケットの表裏が一見して判断できるので、よりいっそう取付ミスの防止や取付作業の容易化が図れる。

0020

前記ブラケットが一体に設けられた金具であり、前記ブラケットの外周縁における厚み方向の両隅部が、バリの無い無バリ隅部と、バリの有る有バリ隅部とからなる場合には、前記有バリ隅部の一部に、バリの無い無バリ領域を設けるのが好ましい。

0021

すなわち、金具はプレス加工によって形成される場合が多いが、その場合、剪断加工の際に、ブラケットの外周縁を構成する剪断面の片隅にバリが発生する。外装ケースの内部には、電気配線等が密集した状態で配置されているのに対し、第1及び第2の各支持構造の各々で、ブラケットを表裏逆向きに配置すると、バリの有る有バリ隅部が内側に向くことは避けられない。その場合、有バリ隅部に部品が接触すると、その部品を傷つけるおそれがあるが、そのような部品と接触するおそれがある有バリ隅部の一部に、バリの無い無バリ領域を設けることで、バリによって部品が傷つけられるのを防止することができる。

0022

更には、前記外装ケースの一面に複数の押しボタンが設けられている場合に、前記第1及び第2の支持構造によって支持される前記部品の各々を、前記押しボタンによって押圧されるスイッチとすることで、前記第1及び第2の支持構造の各々に対応して、前記押しボタンが前記外装ケースに異なる高さに配置されているようにするとよい。

0023

同一の面に複数の押しボタンを配置しても、異なる高さに配置することで、押しボタンを区別して操作することができ、押しボタンの誤操作を抑制できる。押しボタンが強く押し付けられても、スイッチがブラケットで安定して支持されているので、スイッチを安定して作動させることができ、高度な信頼性を確保できる。

発明の効果

0024

本発明の電子機器によれば、異なる高さで部品を支持する2つの支持構造の各々を、共通のブラケット1つで実現できるので、部品の共通化が図れるうえに製造コストも抑制できる。

図面の簡単な説明

0025

本実施形態で開示する電子機器(サイクルレコーダ)を示す概略斜視図である。
サイクルレコーダを右側方から見た概略図である。
図2の矢印III−III線における横断面の概略図である。
部ケースを裏向けてその内側を見た概略斜視図である。要部以外は簡略化して表してある。
第1及び第2の支持構造を示す概略斜視図である。
前方の左斜め上方から見た第1及び第2の各支持構造のブラケットを示す概略斜視図である。
ブラケットの外縁部の概略断面図である。
第1及び第2の各支持構造のブラケットに圧電スイッチが支持されている状態を示す概略斜視図である。
第1及び第2の各支持構造のブラケットに圧電スイッチ及びパッド部材が支持されている状態を示す概略斜視図である。
第1の支持構造によって支持されている一方の押しボタンの部分の概略断面図である。

実施例

0026

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。前後や左右、上下等の方向は、特に言及しない限り、各図に示す矢印に従うものとする。

0027

図1に、本発明を適用した電子機器の一例として、自転車向けのアクションカメラ(単にサイクルレコーダ1ともいう)を示す。サイクルレコーダ1は、小型軽量のデジタルカメラ(撮像装置)であり、自転車のハンドル100やフレーム等にマウント101を介して取り付けることにより、走行しながら動画撮影し、録画や録音ができるようになっている。

0028

撮影した画像や音声デジタルデータは、一般に、規格化された形式で、サイクルレコーダ1にいったん記憶され、必要に応じて有線又は無線通信によって出力される。有線又は無線の通信により、デジタルデータを撮影と同時に別体の記憶装置に出力するようにしてもよい。そうすることにより、撮影された画像や音声のデジタルデータは、パソコン等で自由に編集ができ、インターネットアップロードしたり、モニターテレビ等の表示装置再生して楽しめるようになっている。

0029

サイクルレコーダ1は、前後方向に延びた外装ケース2を有している。外装ケース2は、樹脂の射出成形品からなる上部ケース2a及び下部ケース2bを有し、これら2a,2bを上下に突き合わせて接合することにより、防水性を有する密閉構造が形成されている。図1では図示しないが、外装ケース2の外表面の一部は、別部材からなる樹脂製のカバー部材2cを被覆して構成されている。

0030

外装ケース2の外観形状は、凹凸曲面などを組み合わせることにより、機能的、意匠的にデザインが工夫されている。この実施形態のサイクルレコーダ1では、便宜上、略平坦な外装ケース2の上面の両サイドに、高さが一段下がる凹部3が形成された箱形の外観形状に簡略化している。外装ケース2の前端面には、透明のプロテクタで覆われたレンズ開口4が形成されており、撮影は、このレンズ開口4を通じて行われる。

0031

外装ケース2の上面(上部ケース2aの上面)には、走行中でも操作し易いように、複数の押しボタン7a,・・・,7bが設置されている。押しボタン7a,・・・,7bの具体例としては、例えば、サイクルレコーダ1を起動又は停止させる起動/停止ボタンや、撮影を開始又は終了させる撮影開始/停止ボタン、撮影を一時停止させる一時停止ボタン、撮影の様々なモードを選択するモードセレクトボタン情報表示部(図示せず)の表示に連動して、記憶したデジタルデータの入出力処理消去処理等を操作する操作ボタンなどが挙げられる。

0032

このサイクルレコーダ1では、2つの押しボタン7a,7aが、左右の幅方向に並んだ状態で上部ケース2aの上面後部に設置されている(第1のボタン群7a,7a)。そして、上部ケース2aの上面の右側の凹部3に、2つの押しボタン7b,7bが、前後の長手方向に並んだ状態で設置されている(第2のボタン群7b,7b)。それにより、第2のボタン群7b,7bは第1のボタン群7a,7aに対して相対的に低く位置している。

0033

これら押しボタン7a,・・・,7bは、激しい動きの中でも操作し易く、また、誤って過度な力で押し付けても破損し難いように、指先と同程度の大きさの押圧部70を有する比較的大きな部品で構成されている。そして、同じ上部ケース2aの上面に配置されていても、区別して操作し易い(換言すれば誤操作し難い)ように、第1のボタン群7a,7aと第2のボタン群7b,7bとは異なる高さに配置されている。

0034

図2図3に示すように、外装ケース2の内部には、撮像ユニット10やメインユニット11などが密集した状態で収容されている。撮像ユニット10は、レンズやレンズを支持する円筒状のレンズホルダーなどで構成されており、レンズ開口4に隣接して外装ケース2の内部の前端部分に配置されている。図示しないが、マイクなどで構成された録音ユニットも外装ケース2の内部に配置されている。

0035

メインユニット11は、矩形板状のバッテリー着脱可能に収容するバッテリーホルダや、サイクルレコーダ1を総合的に制御する制御基板など、多数の部品が、密集した状態で矩形のフレームに組み付けられることによって構成されている。撮像ユニット10や録音ユニットは、柔軟なフレキシブルケーブル51(詳細は後述)を介してメインユニット11の制御基板と接続されている。

0036

(第1及び第2の支持構造41,42)
上部ケース2aの、第1及び第2のボタン群7a,7a,7b,7bの各々が設置されている部位の内側には、第1及び第2の支持構造41,42が設けられている。これら第1及び第2の支持構造41,42により、第1及び第2のボタン群の各押しボタン7a,7a,7b,7bによって押圧されるシート状の圧電スイッチ50が支持されている(詳細は後述)。第1及び第2のボタン群7a,7a,7b,7bの高低差に対応するように、第1及び第2の支持構造41,42は、高低差のある状態で設けられている。

0037

図4に、上部ケース2aを裏向けてその内側を見た図を示す。上部ケース2aの内壁20(上部ケース2aの上面の裏側に相当)には、ビス止め用のボス21や、位置決め用ピン22などが複数カ所に立設されている。第1の支持構造41が設けられる内壁20の後部の略平坦な領域(第1支持構造形成領域20a)には、第1のボタン群の各押しボタン7a,7aの配置に合わせて2つのボタン開口23,23が形成されている。

0038

第2の支持構造42が設けられる内壁20の右側部の略平坦な領域(第2支持構造形成領域20b)は、凹部3に形成されているため、内側に膨出している。それにより、第2支持構造形成領域20bは、第1支持構造形成領域20aよりも内側に向かって高くなっている。第2支持構造形成領域20bには、第2のボタン群の各押しボタン7b,7bの配置に合わせて2つのボタン開口23,23が形成されている。内壁20の各ボタン開口23の周囲には、環状に突出した環状凸部24が形成されている。

0039

ビス止め用のボス21の多くは、同一のビス25が共用できるようになっている(共用ボス21a)。これら共用ボス21aは、必要かつ十分な強度を確保するために、同程度の突出量(上部ケース2aの内壁20の大部分を占める略平坦な領域からの突出量)及び外径を有するように設計されている。

0040

図5に示すように、第1及び第2の支持構造41,42の各々は、これら共用ボス21aに同一のブラケット30をビス止めすることによって形成されている。すなわち、第1及び第2の支持構造41,42の各々は、共用ボス21a、共通のブラケット30、共通のビス25によって構成されており、ブラケット30を引っ繰り返して表裏逆向きに取り付けるだけで、異なる所定の高さで圧電スイッチ50が支持できるようになっている。

0041

図6に、前方の左斜め上方から上部ケース2aを省略して見た、第1及び第2の支持構造41,42の各ブラケット30を示す。本実施形態のブラケット30は金属板をプレス加工して形成された金具からなり、一体に形成された基部31や一対の脚部32,32などを有している。

0042

基部31は、一方が長い矩形板状の部分であり、その表裏の両面に略平坦な支持領域(表側の支持領域31a及び裏側の支持領域31b)が形成されている。基部31の中央部には、位置決め用の貫通孔33が形成されている。基部31の一方の端部(短辺)の片隅には、側方に向かって張り出す鍔部34が形成されている。その鍔部34に、貫通孔33に向かって延びる、位置決め用の長孔34aが形成されている。

0043

基部31の側部(長辺)の片側には、側部から張り出した部分を表側に向かって断面L状に折り曲げることにより、側部に沿って延びる補強リブ35が形成されている。この補強リブ35によって基部31の剛性が強化されており、押しボタン7a,・・・,7bを介して基部31が厚み方向に強い力で押さえられてもほとんど変形しないように設計されている。

0044

各脚部32は、基部31の各端部の各々から表面側に段差をもって張り出すように形成されている。詳しくは、各脚部32は、基部31の端部に連なって表面側に向かって断面L状に折り曲げられた屈曲部32aと、屈曲部32aに連なって基部31から離れる方向に向かって断面L状に折り曲げられた張出部32bとを有している。各張出部32bは基部31と略平行に延びており、各張出部32bには、ビス25が挿通されるビス孔32cが形成されている。

0045

これら一対の脚部32,32は、ブラケット30を基部31に直交する方向から見た場合に、互いに非対称な位置に配置されている。具体的には、一方の脚部32は、基部31の一方の端部の片隅に配置されており、他方の脚部32は、基部31の他方の端部の両隅部の中間に配置されている。

0046

ブラケット30は、金属板を剪断加工や打抜き加工した後、曲げ加工成形加工を経て、このような形状に形成されている。詳しくは、ブラケット30の型孔が形成されたダイに、金属板を、その表側を上にして載置し、パンチで金属板を打ち抜くことにより、基部31、脚部32、及び補強リブ35を同一平面に展開した形状の板状ブラケットを形成する(剪断加工)。貫通孔33、長孔34a、ビス孔32cは、剪断加工と同様に金属板を打ち抜くことによって形成される(抜き打ち加工)。

0047

そうして得られた板状ブラケットを、凹型及び凸型からなる金型で挟んでプレスする。そうすることにより、板状ブラケットが折り曲げられて各脚部32及び補強リブ35が形成され、上述した所定の形状に加工されている(曲げ加工)。このようなプレス加工によって形成されたブラケット30では、剪断加工の際に、ブラケット30の外周縁36を構成する剪断面にダレやバリが発生する。

0048

具体的には、図7に示すように、ブラケット30の基部31の外周縁36における厚み方向の両隅部に、バリの無い、断面円弧状の隅部(無バリ隅部36a)と、バリの有る、断面が角張った隅部(有バリ隅部36b)とが形成される。このブラケット30の場合、表側の隅部が無バリ隅部36aとなり、裏側の隅部が有バリ隅部36bとなっている。

0049

無バリ隅部36aは、滑らかであるため、部品が接触してもその部品を傷つけるおそれはほとんどないが、有バリ隅部36bは、部品が接触するとその部品を容易に傷つけるおそれがある。このブラケット30の場合、表側及び裏側の双方が使用され、部品が密集した外装ケース2の内部に配置されるため、有バリ隅部36bによって部品(例えばフレキシブルケーブル51)を傷つけるおそれがある。

0050

そこで、このブラケット30では、有バリ隅部36bの一部に、バリの無い無バリ領域37が設けられている(図6における第1の支持構造41のブラケット30の太線部分)。無バリ領域37は、有バリ隅部36bの該当部位を金型でプレスし、断面円弧状に押し潰すことによって形成されている(成形加工)。面取りなどの追加工により、無バリ領域37を形成してもよい。

0051

ブラケット30は、第1の支持構造41では、有バリ隅部36bが有る、その裏面側を内壁20に向けた状態で内壁20に取り付けられており、第2の支持構造42では、無バリ隅部36aが有る、その表面側を内壁20に向けた状態で内壁20に取り付けられている(第2の支持構造42では、有バリ隅部36bがケース内側に向いている)。

0052

具体的には、図5に示したように、第1の支持構造41では、裏面側を内壁20に向けた状態のブラケット30が、貫通孔33及び長孔34aに位置決め用のピン22が挿入されることにより、所定位置位置決めされている。そうして、そのブラケット30の各張出部32bが、これらに対応して設けられた各共用ボス21aの突端に載置され、ビス孔32cを通じてビス25をこれら共用ボス21aに締結することにより、上部ケース2aの内壁20に取り付けられている。

0053

従って、第1の支持構造41では、ブラケット30の脚部32と基部31との段差の分だけ、基部31が、共用ボス21aの突端から下がって位置し、基部31の裏側の支持領域31bが、内壁20の第1支持構造形成領域20aに近接した状態となっている。

0054

同様に、第2の支持構造42では、第1の支持構造41とは逆に、表面側を内壁20に向けた状態のブラケット30が、貫通孔33及び長孔34aに位置決め用のピン22が挿入されることにより、所定位置に位置決めされている。そうして、そのブラケット30の各張出部32bが、これらに対応して設けられた各共用ボス21aの突端に載置され、ビス孔32cを通じてビス25をこれら共用ボス21aに締結することにより、上部ケース2aの内壁20に取り付けられている。

0055

従って、第2の支持構造42では、ブラケット30の脚部32と基部31との段差の分だけ、基部31が、共用ボス21aの突端から上がって位置し、第1支持構造形成領域20aよりも内側に向かって高くなっている第2支持構造形成領域20bに、基部31の表側の支持領域31aが近接した状態となっている。

0056

第1及び第2の各支持構造41,42の各々では、同じブラケット30が表裏逆向きに取り付けられるため、取付ミスを起こし易い。そこで、このサイクルレコーダ1では、ビス止めを行うブラケット30の両脚部32,32を非対称な位置に配置し、向きが合致した適切な状態でしかビス止めできないようにしている。それにより、取付ミスが防止され、ブラケット30の取付作業が容易にできるようになっている。

0057

補強リブ35も、基部31の側部の片側にのみ形成されている。それによっても、ブラケット30の表裏を一見して判断でき、よりいっそう取付ミスの防止や取付作業の容易化が図れるようになっている。

0058

このように異なる高さに配置された第1の支持構造41の裏側の支持領域31b及び第2の支持構造42の表側の支持領域31aの各々により、圧電スイッチ50が支持されている。

0059

図8に、第1及び第2の各支持構造41,42の各ブラケット30に圧電スイッチ50が支持されている状態を示す。第1及び第2の各支持構造41,42によって支持される圧電スイッチ50(第1及び第2の圧電スイッチ50A,50B)は、共通の部品からなり、一対の円形薄膜状のスイッチ部50aと、これらスイッチ部50aを支持する帯板状の支持プレート50bとを有している。支持プレート50bは、基部31と略同等の大きさに形成されている。

0060

第1及び第2の圧電スイッチ50A,50Bは、テープ状のフレキシブルケーブル51によって接続されている。第2の圧電スイッチ50Bは、第1の圧電スイッチ50Aと中継ケーブル51aで接続されており、第1の圧電スイッチ50Aとメインユニット11の制御基板とが接続ケーブル51bで接続されている。

0061

第1の圧電スイッチ50Aと第2の圧電スイッチ50Bの間、第1の圧電スイッチ50Aと制御基板との間には、高低差があるため、中継ケーブル51a及び接続ケーブル51bは、ブラケット30の外縁部に接触するおそれがある。また、これらブラケット30の近傍には、メインユニット11が位置しているため、その周囲には、複数のフレキシブルケーブル51や電気配線等が配設されている。

0062

それに対し、第1及び第2の各支持構造41,42の各々では、ブラケット30が表裏逆向きに配置されているため、有バリ隅部36bがメインユニット11の側に向くことは避けられない。そのため、上述したように、このブラケット30では、メインユニット11の周辺に配置されるフレキシブルケーブル51に接触するおそれのある有バリ隅部36bの一部に、バリの無い無バリ領域37が設けられている(図5図6参照)。それにより、フレキシブルケーブル51等の電気配線がバリによって傷つけられるのを防止している。

0063

図9に示すように、各圧電スイッチ50の上側には、シリコンゴム等の弾性部材で形成されたパッド部材60が取り付けられている。各パッド部材60は、共通の部品からなり、押しボタン7a,・・・,7bを弾性支持するとともに、上部ケース2aに開口するボタン開口23をシールして防水性を確保するシール部材としても機能する。

0064

各パッド部材60には、2つのボタン支持部61,61が形成されている。各ボタン支持部61は、有底円筒状の軸挿入部61aと、軸挿入部61aの外周から張り出して軸挿入部61aを支持するドーム形状クッション部61bとを有している。各クッション部61bの周囲には、環状に突出したリングシール62が形成されている。

0065

図10に、第1の支持構造41によって支持されている一方の押しボタン7aの概略断面図を示す。なお、第1の支持構造41によって支持されている他方の押しボタン7aや、第2の支持構造42によって支持されている各押しボタン7bも、基本的な構造はこれとほぼ同様である。

0066

押しボタン7aは、押圧部70の裏側中心から突出する押し軸部71を有しており、この押し軸部71が軸挿入部61aに挿入されることにより、ボタン支持部61に弾性支持されている。押しボタン7aは、外装ケース2に取り付けられたカバー部材2cによって抜け止めされていて、所定のストロークで押し込み可能になっている。

0067

このような圧電スイッチ50やパッド部材60が取り付けられたブラケット30が、上述したように上部ケース2aの内壁20に取り付けられることにより、環状凸部24がパッド部材60に圧着し、リングシール62が内壁20に圧着している。それにより、ボタン開口23の周囲が密閉され、外装ケース2の内部の防水性が確保されている。

0068

押し軸部71は、弾性を有する軸挿入部61aを介してスイッチ部50aに接するため、過度な力で押しボタン7aが押されても、スイッチ部50aが損傷するのを抑制できる。スイッチ部50aは、剛性が強化された基部31によって支持されているので、過度な力で押しボタン7aが押されても、捩れたり撓んだりすることがほとんどない。その結果、安定した状態で軸挿入部61aとスイッチ部50aとを接触させることができ、シール性も安定して確保できる。

0069

更に、本実施形態のサイクルレコーダ1によれば、異なる高さで圧電スイッチ50を支持する第1及び第2の支持構造41,42の各々が、共通のブラケット30やビス25で構成されている。そのうえ、第1及び第2の各支持構造形成領域20a,20bと、これらに対応する表裏の各支持持領域31a,31bとの間の間隔が一致するように、脚部32の寸法は設定されている。その結果、異なる高さの第1及び第2の押しボタン7a,7a,7b,7b群の各々も、共通の圧電スイッチ50やパッド部材60で構成されている。従って、多数の部品の共通化が図れ、製造コストが抑制できる。

0070

なお、本発明にかかる電子機器は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成も包含する。例えば、電子機器は、自転車向けのアクションカメラに限らない。スポーツ等の場面で身に付けて自動撮影ができるウエアラブルなアクションカメラであってもよい。

0071

その他にも、いわゆるデジカメ等のデジタルカメラや、デジタルビデオカメラドライブレコーダーICレコーダーなど、軽量化、コンパクト化が求められる電子機器であれば、本発明は適用できる。

0072

ブラケット30は、樹脂成形品であってもよい。第1及び第2の支持構造41,42が支持する部品は、圧電スイッチ50に限らない。第1や第2の支持構造41,42と同一の構造からなる第3や第4等の支持構造が設けられていてもよい。第1の支持構造41の表側の支持領域31aや第2の支持構造42の裏側の支持領域31bで部品を支持してもよい。ブラケット30の取り付けはビス25に限らない。ボルトネジ(要するに締結具)であってもよい。

0073

1サイクルレコーダ(電子機器の一例)
2外装ケース
7a,7b 押しボタン
20内壁
21ボス
25ビス
30ブラケット
31 基部
32 脚部
35補強リブ
41 第1の支持構造
42 第2の支持構造
50圧電スイッチ
51フレキシブルケーブル
60 パッド部材

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