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技術 空気調和機

出願人 シャープ株式会社
発明者 柳生隆之
出願日 2016年8月9日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-156323
公開日 2018年2月15日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-025330
状態 特許登録済
技術分野 空気流制御部材 ユニットのエアフィルタ・熱交換器・箱体 ガス中の分散粒子の濾過
主要キーワード 左側シャフト 右側シャフト たる板 本体シャフト 清掃済み フィルタ支持体 スプリングバネ 樹脂バネ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

空気調和機に備えられたフィルタ清掃用の埃集積部の取り付け作業をより容易に行うことのできる空気調和機を提供する。

解決手段

空気調和機は、室内側熱交換器を有する本体部(例えば、室内機1)と、本体部に対して開閉可能に取り付けられている表面パネル(例えば、前面パネル11)と、外部から取り込まれた空気が通過するフィルタ(例えば、フィルタ21)と、表面パネルの背後に配置され、フィルタ上に付着した埃を集積する埃集積部(例えば、ダストボックス)とを備えている。この空気調和機において、埃集積部は、本体部に固定させるためのロック機構を有している。そして、表面パネルを閉める動作時に、ロック機構はロック状態となり、埃集積部は本体部に対して固定される。

概要

背景

空気調和機には、室内機空気吸入口に、吸い込む空気に含まれている埃を除去するためのフィルタが備えられている。従来の空気調和機においては、フィルタに付着した埃の清掃は、手動によって行われていた。すなわち、人手によりフィルタを室内機から外して、手動でフィルタを清掃する必要があった。

しかし、室内機の設置箇所によってはフィルタを外す作業が困難であり、特に室内機が高所に設置されている場合には、フィルタの清掃は非常に手間のかかる作業である。そのため、昨今の空気調和機には、フィルタを外すことなく、装置内で自動的にフィルタを清掃する機能を備えているものもある。

また、このような自動でのフィルタ清掃機能を有している空気調和機において、さらなる作業性の向上を目的として、特許文献1には、ユーザが清掃ユニットから塵埃回収箱ダストボックス)を容易に取り外すことのできる空気調和機が提案されている。

特許文献1に開示された空気調和機に備えらえた清掃ユニットには、フィルタが移動するフィルタレールを有する支持体と、支持体に着脱自在に取り付けられた塵埃回収箱組立とが備えられている。塵埃回収箱組立は、塵埃掻き取り部と、塵埃回収箱とを有し、空気調和機の前面部に左右方向に取り付けられる。そして、塵埃掻き取り部は、左右方向の一端に支持体の取り付け穴係合する軸を有するとともに、左右方向の他端に支持体の固定穴に係合し、バネにより左右方向に進退可能なストッパーを有し、ストッパーの先端の支持体側の面に、支持体の当接部に当接する面取り部が形成され、ストッパーが支持体側に押されることにより面取り部が支持体の当接部に当接してバネが縮み、ストッパーが内側に移動し、その後支持体の固定穴に係合するという構成を有している。

概要

空気調和機に備えられたフィルタ清掃用の埃集積部の取り付け作業をより容易に行うことのできる空気調和機を提供する。空気調和機は、室内側熱交換器を有する本体部(例えば、室内機1)と、本体部に対して開閉可能に取り付けられている表面パネル(例えば、前面パネル11)と、外部から取り込まれた空気が通過するフィルタ(例えば、フィルタ21)と、表面パネルの背後に配置され、フィルタ上に付着した埃を集積する埃集積部(例えば、ダストボックス)とを備えている。この空気調和機において、埃集積部は、本体部に固定させるためのロック機構を有している。そして、表面パネルを閉める動作時に、ロック機構はロック状態となり、埃集積部は本体部に対して固定される。

目的

本発明では、空気調和機に備えられたフィルタ清掃用の埃集積部の取り付け作業をより容易に行うことのできる空気調和機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

室内側熱交換器を有する本体部と、前記本体部に対して開閉可能に取り付けられている表面パネルと、外部から取り込まれた空気が通過するフィルタと、前記表面パネルの背後に配置され、前記フィルタ上に付着した埃を集積する埃集積部とを備えている空気調和機であって、前記埃集積部は、前記本体部に固定させるためのロック機構を有しており、前記表面パネルを閉める動作時に、前記ロック機構はロック状態となる、空気調和機。

請求項2

前記表面パネルを開ける動作時に、前記ロック機構はロック解除状態となる、請求項1に記載の空気調和機。

請求項3

前記ロック機構は、前記ロック状態のときに、前記本体部に係止される係止部を有しており、前記表面パネルが閉状態のときに、前記表面パネルが前記係止部を押すことで、前記係止部は前記本体部に係止されている、請求項1または2に記載の空気調和機。

請求項4

前記ロック機構が前記ロック状態のときに、前記係止部は、前記埃集積部から上方へ突出しており、前記ロック機構が前記ロック状態からロック解除状態へ移行するときに、前記係止部は下方へ移動する、請求項3に記載の空気調和機。

請求項5

前記ロック機構は、前記ロック状態のときに、前記本体部に係止される係止部と、前記表面パネルからの押圧力を前記係止部に伝達する伝達部材とを有しており、前記表面パネルを閉める動作時に、前記表面パネルは前記伝達部材を押す、請求項1または2に記載の空気調和機。

技術分野

0001

本発明は、フィルタを自動で清掃するためのフィルタ清掃機能を備えている空気調和機に関する。

背景技術

0002

空気調和機には、室内機空気吸入口に、吸い込む空気に含まれている埃を除去するためのフィルタが備えられている。従来の空気調和機においては、フィルタに付着した埃の清掃は、手動によって行われていた。すなわち、人手によりフィルタを室内機から外して、手動でフィルタを清掃する必要があった。

0003

しかし、室内機の設置箇所によってはフィルタを外す作業が困難であり、特に室内機が高所に設置されている場合には、フィルタの清掃は非常に手間のかかる作業である。そのため、昨今の空気調和機には、フィルタを外すことなく、装置内で自動的にフィルタを清掃する機能を備えているものもある。

0004

また、このような自動でのフィルタ清掃機能を有している空気調和機において、さらなる作業性の向上を目的として、特許文献1には、ユーザが清掃ユニットから塵埃回収箱ダストボックス)を容易に取り外すことのできる空気調和機が提案されている。

0005

特許文献1に開示された空気調和機に備えらえた清掃ユニットには、フィルタが移動するフィルタレールを有する支持体と、支持体に着脱自在に取り付けられた塵埃回収箱組立とが備えられている。塵埃回収箱組立は、塵埃掻き取り部と、塵埃回収箱とを有し、空気調和機の前面部に左右方向に取り付けられる。そして、塵埃掻き取り部は、左右方向の一端に支持体の取り付け穴係合する軸を有するとともに、左右方向の他端に支持体の固定穴に係合し、バネにより左右方向に進退可能なストッパーを有し、ストッパーの先端の支持体側の面に、支持体の当接部に当接する面取り部が形成され、ストッパーが支持体側に押されることにより面取り部が支持体の当接部に当接してバネが縮み、ストッパーが内側に移動し、その後支持体の固定穴に係合するという構成を有している。

先行技術

0006

特開2010−197014号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献1に記載されているような空気調和機において、ユーザが支持体から塵埃回収箱組立を取り外すためには、ユーザは、固定穴に指を挿入するなどしてストッパーをバネの弾性力に抗してバネ側に移動させた状態で、塵埃回収箱組立を手前に引く必要がある。

0008

また、特許文献1に記載の空気調和機において、ユーザが支持体に塵埃回収箱組立を取り付ける際には、塵埃回収箱組立の塵埃掻き取り部の端部から横方向に突出している円筒形状の軸を、支持体の取り付け穴に差し込む。次に、ユーザは、支持体の取り付け穴に差し込まれた軸を支点にして、塵埃掻き取り部のストッパー側端部を支持体側に押すという操作が必要となる。さらにその後、ユーザは、前面パネルを閉じるという動作を行う。

0009

このように、従来の空気調和機において清掃ユニットの塵埃回収箱を取り付けたり取り外したりする作業を行う際には、依然として、両手で比較的煩雑な作業を行う必要がある。一般に、空気調和機の室内機は、比較的高所に設置されている。そのため、両手を必要とした作業は、作業性および安全性などの面から、できるだけ避けることが望ましい。

0010

そこで、本発明では、空気調和機に備えられたフィルタ清掃用の埃集積部の取り付け作業をより容易に行うことのできる空気調和機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明の一局面にかかる空気調和機は、室内側熱交換器を有する本体部と、前記本体部に対して開閉可能に取り付けられている表面パネルと、外部から取り込まれた空気が通過するフィルタと、前記表面パネルの背後に配置され、前記フィルタ上に付着した埃を集積する埃集積部とを備えている。この空気調和機において、前記埃集積部は、前記本体部に固定させるためのロック機構を有しており、前記表面パネルを閉める動作時に、前記ロック機構はロック状態となる。

0012

上記の本発明にかかる空気調和機においては、前記表面パネルを開ける動作時に、前記ロック機構がロック解除状態となってもよい。

0013

上記の本発明にかかる空気調和機において、前記ロック機構は、前記ロック状態のときに、前記本体部に係止される係止部を有していてもよい。そして、前記表面パネルが閉状態のときに、前記表面パネルが前記係止部を押すことで、前記係止部は前記本体部に係止されていてもよい。ここで、表面パネルが係止部を押すとは、表面パネルが直接的に係止部を押すこと、および、表面パネルが間接的に係止部を押すことの両方を意味する。

0014

上記の本発明にかかる空気調和機において、前記ロック機構が前記ロック状態のときに、前記係止部は、前記埃集積部から上方へ突出しており、前記ロック機構が前記ロック状態からロック解除状態へ移行するときに、前記係止部は下方へ移動してもよい。

0015

上記の本発明にかかる空気調和機において、前記ロック機構は、前記ロック状態のときに、前記本体部に係止される係止部と、前記表面パネルからの押圧力を前記係止部に伝達する伝達部材とを有していてもよい。そして、前記表面パネルを閉める動作時に、前記表面パネルは前記伝達部材を押してもよい。

発明の効果

0016

以上のように、本発明にかかる空気調和機では、表面パネルを閉める動作時に、表面パネルの背後に配置された埃集積部のロック機構がロック状態となる。すなわち、表面パネルを閉める動作時に、ロック機構は、本体部に対して固定(係止)される。したがって、埃集積部を本体部に対して固定させるための動作を、表面パネルを閉める動作と兼ねることができる。これにより、埃集積部の取り付け作業をより容易に行うことのできる空気調和機を提供することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の一実施形態にかかる空気調和機の室内機の外観を示す斜視図である。
図1に示す室内機の前面パネルを開けた状態を示す斜視図である。
図1に示す室内機のA−A線部分の構成を示す断面図である。
図2に示す室内機のB−B線部分の構成を示す断面図である。
図1に示す室内機に備えられたフィルタ及びフィルタ清掃装置を示す斜視図である。
(a)は、図5に示すフィルタ清掃装置において、ダストボックスの一つを取り外した状態を示す斜視図である。なお、この図は、ロック機構がOFF状態解除状態)の場合を示す。(b)は、(a)に示すダストボックスの破線円内の部分を拡大して示す斜視図である。
(a)は、図5に示すフィルタ清掃装置において、ダストボックスのロック機構がON状態固定状態)の場合を示す。(b)は、(a)に示すダストボックスの破線円内の部分を拡大して示す斜視図である。
(a)は、図5に示すフィルタ清掃装置において、ダストボックスのロック機構の内部構成を示す正面図である。(b)は、(a)の破線枠の部分を拡大して示す正面図である。なお、これらの図では、ダストボックスのロック機構がOFF状態の場合を示す。
(a)は、図5に示すフィルタ清掃装置において、ダストボックスのロック機構の内部構成を示す正面図である。(b)は、(a)の破線枠の部分を拡大して示す正面図である。なお、これらの図では、ダストボックスのロック機構がON状態の場合を示す。
本発明の第2の実施形態にかかる空気調和機の室内機に備えられたダストボックスおよび前面パネルを示す斜視図である。
図10に示すダストボックスのロック機構がON状態(固定状態)となる前の状態を示す斜視図である。この図は、表面パネルの突起部が、ロック機構のロック部材を押す直前の状態を示す。
図10に示すダストボックスのロック機構がON状態(固定状態)となった状態を示す斜視図である。この図は、表面パネルの突起部が、ロック機構のロック部材を押している状態を示す。
図11に示すダストボックスのC−C線部分の構成を示す断面図である。
図12に示すダストボックスのD−D線部分の構成を示す断面図である。
本発明の第3の実施形態にかかる空気調和機に備えられたフィルタ清掃装置のロック機構の模式的な構成を示す斜視図である。
(a)および(b)は、図15に示すロック機構がOFF状態(解除状態)からON状態(固定状態)に切り替わるときの動作を示す模式図である。

実施例

0018

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。

0019

〔第1の実施形態〕
第1の実施形態では、フィルタを自動で清掃するためのフィルタ清掃機能(フィルタ清掃装置とも呼ぶ)を内蔵している空気調和機を例に挙げて説明する。図1は、本実施の形態に係る空気調和機の室内機1の外観構成を示す。図2は、室内機1の前面パネル(表面パネル)11を開けた状態を示す。図3および図4は、室内機1の内部構成を示す。

0020

<空気調和機の全体構成>
先ず、本実施の形態にかかる空気調和機の全体構成について説明する。本実施の形態にかかる空気調和機は、セパレート式の空気調和機であって、主として、室内機(本体部)1と室外機(図示せず)とから構成されている。

0021

室外機には、圧縮機、室外側熱交換器四方弁室外ファンなどが備えられている。これらと室内機1側に備えられた室内側熱交換器31とによって冷凍サイクルが形成される。

0022

次に、室内機1の構成について、図1から図4を参照しながら説明する。図1に示すように、室内機1は、略直方体状の形状を有しており、通常、部屋の壁の上部に掛けられて使用される。上述したように、室内機1内には室内側熱交換器31が備えられている。この室内側熱交換器31は、冷媒配管(図示せず)を介して室外機側の圧縮機などと接続されている。これにより、この室内機1と室外機とは、冷凍サイクルを構成し、その結果、空気調和機として機能する。なお、冷凍サイクルを制御する制御部は、室内機1内の電装品ユニットに設けられる。

0023

図1および図2に示すように、室内機1は、主として、筐体10、フィルタ清掃装置20、フィルタ21、空気調和ユニット30(図3など参照)には、および電装品ユニット(図示せず)を備えている。以下、これらの各構成部材についてそれぞれ詳述する。

0024

筐体10は、略直方体状の樹脂成形品である。図1に示すように、筐体10は、主として、前面パネル(表面パネル)11、本体パネル12、および背面パネル13で構成されている。図3に示すように、筐体10の内部には、フィルタ清掃装置20、フィルタ21、空気調和ユニット30、および電装品ユニットなどが収容されている。

0025

なお、説明の便宜上、前面パネル11が配置されている側を室内機1の前面側とし、背面パネル13が配置されている側を室内機1の背面側とする。そして、室内機1の前面側から背面側、または背面側から前面側へ向かう方向のことを、前後方向という。また、室内機1の通常の設置状態において、上方から下方または下方から上方へ向かう方向のことを、上下方向または鉛直方向という。また、これら前後方向および上下方向に交差または直交する方向のことを、水平方向または左右方向という。

0026

筐体10の上面には、吸込み口14が設けられている。この吸込み口14から、室内機1が設置されている室内の空気が室内機1内に取り込まれる。そして、図3に示すように、この吸込み口14の真下には、フィルタ21が配置されている。

0027

前面パネル11は、筐体10の前面(正面)に位置する。前面パネル11は、本体パネル12に対して開閉可能に取り付けられている。図4には、前面パネル11が開いている状態を示す。前面パネル11の裏面には、突起部17が複数個設けられている。後述するように、突起部17は、前面パネル11が閉じられた状態のときに、ロック機構60のロックピン62を本体部(本実施形態では、フィルタ支持体25の何れかの壁部)側へ押し出すための部材である。突起部17は、フィルタ清掃装置20のダストボックス22(22R・22L)に設けられた回動レバー53と対応する位置に配置されている。

0028

また、本体パネル12の下部には、吸込み口から吸いこんだ空気を送出する吹出口が設けられており、吹出口にフラップ15が開閉可能に設けられている。フラップ15には、駆動モータ(図示せず)が連結されている。駆動モータは、信号線を介して電装品ユニットに通信接続されており、空気調和機の運転中、電装品ユニット内の制御部からの制御信号に従ってフラップ15の回動角度を調節する。

0029

例えば、冷房運転時には、電装品ユニット内の制御部はフラップ15を開け、フラップ15が冷風斜め上方向に導き、冷風が天井に沿って吹き出すように、フラップ15の回動角度を調節する。暖房運転時には、電装品ユニット内の制御部はフラップ15を開け、フラップ15が前方に向かって吹き出される温風押さえ込み、温風を床面方向に導くように、フラップ15の回動角度を調節する。なお、冷房運転の初期時には、冷風が床面方向に吹き出されるようにフラップ15の回動角度を調節し、急速冷房を行ってもよい。また、フラップ15は、運転停止時には閉状態となって、吹出口を閉じる。

0030

空気調和ユニット30は、図3に示すように、主として、室内側熱交換器31、およびクロスフローファン32を備えている。

0031

室内側熱交換器31は、複数の熱交換器を、クロスフローファン32を覆う屋根のように組み合わせたものである。なお、各熱交換器は、左右両端で複数回折り返された伝熱管(図示せず)に多数の放熱フィン(図示せず)が取り付けられたものであって、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する。

0032

クロスフローファン32は、駆動モータ(図示せず)に連結されている。そして、クロスフローファン32は、空気調和機の運転中、その駆動モータによって回転駆動され、室内の空気を筐体10に吸い込んで室内側熱交換器31に供給すると共に、室内側熱交換器31で熱交換された空気を室内に送出する。なお、駆動モータは、信号線を介して電装品ユニットに通信接続されており、電装品ユニット内の制御部から送信される制御信号に従って動作する。

0033

電装品ユニットは、例えば、筐体10内の右側端部に配置される。電装品ユニットは、中央処理演算部(制御部)、信号送受信部などで構成されている。電装品ユニットは、信号線を介して、冷凍サイクルの各構成部材と接続されている。そして、電装ユニット内の制御部は、使用者の指示、および室温や外気温を検出する温度センサ等の各種のセンサ検出信号に基づいて、冷凍サイクルを制御し、冷房運転および暖房運転を行う。

0034

また、電装品ユニットは、信号線を介して、クロスフローファン32の駆動モータ、フラップ15の駆動モータ、フィルタ清掃装置20の駆動モータ、フィルタ清掃装置20内の各部材の電源部などとも接続されている。

0035

フィルタ21は、吸込み口14と室内側熱交換器31との間に設けられている。説明の便宜上、吸込み口14と対向しているフィルタ21の面を表面とし、室内側熱交換器31と対向しているフィルタ21の面をフィルタの裏面とする。図3に示すように、フィルタ21は、筐体10に設けられた吸込み口14の形状に沿うように配置されている。フィルタ21は、吸込み口14から室内機1の内部に取り込まれる空気に含まれる埃や塵を捕捉する。これにより、室内機1の内部に取り込まれる空気中の埃や塵の量を減らすことができる。

0036

本実施形態にかかる室内機1には、2つのフィルタ21が、左右に並んで配置されている(図5参照)。右側および左側のフィルタをそれぞれ区別して説明する場合には、前面側から見て左側のフィルタを21Lとし、右側のフィルタを21Rとする。なお、本発明の空気調和機におけるフィルタの個数及び配置は、これに限定はされない。例えば、吸込み口14の全領域をカバーするような1枚のフィルタで構成してもよい。

0037

フィルタ清掃装置20は、フィルタ21上に付着した埃や塵などを除去する装置である。フィルタ清掃装置20には、矩形の板状を有するフィルタ21が、フィルタ清掃装置20の形状に沿うように取り付けられている。フィルタ清掃装置20には、フィルタ21上に付着した埃、塵、ゴミなどを収容するダストボックス(埃集積部)22が備えられている。ダストボックス22は、各フィルタ21に対してそれぞれ設けられている。すなわち、本実施形態の室内機1には、右側のフィルタ21Rと左側のフィルタ21Lのそれぞれに対して、ダストボックス22が1個ずつ設けられている。なお、左右のダストボックスを区別して称する場合には、右側ダストボックスを22Rとし、左側ダストボックスを22Lと呼ぶ(図5参照)。

0038

<フィルタ清掃装置について>
続いて、室内機1に備えられているフィルタ21およびフィルタ清掃装置20のより具体的な構成について、図5などを参照しながら説明する。

0039

図5に示すように、フィルタ清掃装置20は、主として、フィルタ21の前面側に配置されている。空気調和機が空調運転を行っている状態では、図3および図5に示すように、フィルタ21は、その前方側端部部分のみがフィルタ清掃装置20と重なるような位置関係で配置されている。そして、フィルタ清掃装置20によってフィルタ21の清掃が行われる際には、フィルタ21は駆動モータ24Mによって駆動されて移動し、フィルタ21の表面全体がフィルタ清掃装置20のブラシ付きローラ23上を通過するように構成されている。

0040

フィルタ21は、メッシュ部41と、メッシュ部41の周囲を取り囲む枠体42とで構成されている。フィルタ21は、後述するフィルタ支持体25に着脱可能に支持されている。

0041

メッシュ部41は、例えば、ポリエチレンテレフタレートで形成され、枠体42は、例えば、ポリプロピレン樹脂などの構成樹脂で形成される。またあるいは、メッシュ部41と枠体42とは、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂により一体的に成形されてもよい。

0042

また、枠体42は、複数のリブ43を有している。各リブ43は、枠体42の内部を縦または横に略等間隔に延びており、これにより、メッシュ部41の表面は碁盤目状に区画される。この構成により、フィルタ21の強度が高まる。

0043

リブ43は、フィルタ21の裏面側に配置されることが好ましい。これにより、メッシュ部41の表面を、略面一とすることができる。フィルタ21の表面が略面一であることによって、フィルタ21の表面に付着した埃や塵などを、フィルタ清掃装置20によってより容易に取り除くことができる。

0044

また、一例では、枠体42の縦方向(移動方向に平行な方向)の枠部分の裏面側に、複数のラックが形成されていてもよい。このようなラックは、フィルタ21の移動を駆動するフィルタ駆動ローラ24の端部に設けられたピニオンギアと噛み合う。そして、駆動モータ24Mがピニオンギアを回転駆動すると、これに連動して、フィルタ21がフィルタ支持体25のガイド25a(図3参照)に沿って移動する。すなわち、駆動モータ24Mによってフィルタ駆動ローラ24が回転駆動されると、フィルタ21がフィルタ支持体25のガイド25aに沿って、室内機1内を前後方向に移動するとともに、室内機1内を上下方向に移動する。

0045

フィルタ清掃装置20は、主な構成部材として、ダストボックス22、ブラシ付きローラ23、フィルタ駆動ローラ24、およびフィルタ支持体25を備えている。本実施形態では、フィルタ清掃装置20は、フィルタ21の左右方向(水平方向)に沿って、フィルタ21の一端部から他端部に延びるように配置されている(図5参照)。

0046

ダストボックス22は、主な構成部材として、本体部51、前面カバー52、およびロック機構60などを備えている。ダストボックス22は、ブラシ付きローラ23によってフィルタ21表面から拭き取られた埃、塵、ゴミなどを、その内部に集積させる。

0047

本体部51は、概略的には、直方体状の箱型形状を有する部材である。本体部51は、例えば、剛性を有する合成樹脂(プラスチック)で形成される。図6などに示すように、本体部51の下端部の左右方向の略中央には、凹み51aが形成されている。凹み51aは、ダストボックス収容部29の底面板54に形成された切欠き54aに対応する位置に形成されている。この凹み51aは、使用者がダストボックス22をフィルタ支持体25から取り外す際などに、把持部として機能する。本体部51の背面側には、本体部51の箱型部の開口部分に沿って、ブラシ付きローラ23が配置されている。これにより、ブラシ付きローラ23によって掻き取られたフィルタ21表面の埃などが、本体部51の箱型部内に落とされるような構成となる。

0048

前面カバー52は、ダストボックス22の前面側の上方部に取り付けられている。前面カバー52の裏側には、ロック機構60が配置されている。

0049

ロック機構60は、ダストボックス22を室内機1に対して固定させるための機構である。本実施形態では、ロック機構60は、フィルタ支持体25に対してダストボックス22を固定させる。フィルタ支持体25は、室内機1内に固定した状態で取り付けられている。但し、本発明の他の態様においては、ロック機構60は、室内機1に対してダストボックス22を直接固定させてもよい。ロック機構60は、回動レバー(伝達部材)53などを有している。ロック機構60のより具体的な構成については、後述する。

0050

ブラシ付きローラ23は、細長い円筒形状を有している。ブラシ付きローラ23は、ダストボックス22の左右方向(水平方向)に沿って、各ダストボックス22(22Rおよび22L)の一端部から他端部に延びるように配置されている。

0051

ブラシ付きローラ23は、その先端(または表面)がフィルタ21の表面と接触するように配置され、フィルタ21上に付着した埃や塵を掻き取る。ブラシ付きローラ23の円筒状の表面には、略全体にわたってブラシが設けられている。ブラシは、例えば、適度な剛性を有する繊維(例えば、ナイロンなどの合成繊維動物毛などの天然繊維)を複数本束ねて得られるブラシ毛)、パイル状起毛させた繊維(例えば、ナイロンなどの合成繊維、動物毛などの天然繊維)などで形成することができる。

0052

また、ブラシ付きローラ23は、内部に回転軸を有する回転ローラである。ブラシ付きローラ23は、駆動モータ23Mによって駆動される。駆動モータ23Mは、正転のみ可能なモータであって、清掃運転中、ブラシ付きローラ23を回転させ続ける。

0053

フィルタ駆動ローラ24は、フィルタ21を間に挟んで、ブラシ付きローラ23と対向する位置に配置されている(図3参照)。フィルタ駆動ローラ24は、細長い円柱形状を有している。フィルタ駆動ローラ24は、フィルタ21の左右方向(水平方向)に沿って、フィルタ21の一端部から他端部に延びるように配置されている。

0054

また、フィルタ駆動ローラ24は、内部に回転軸を有する。フィルタ駆動ローラ24は、駆動モータ24Mによって駆動され、回転する。フィルタ駆動ローラ24は、フィルタ清掃時に、フィルタ21の移動動作を駆動する。フィルタ駆動ローラ24は、長手方向の両端部に、ピニオンギアを有している。このピニオンギアは、フィルタ21の枠体42に設けられたラックと噛み合う。そして、駆動モータ24Mによってフィルタ駆動ローラ24が回転駆動されると、ピニオンギアの回転に合わせてラックが上下および前後方向に送られ、フィルタ21が上下および前後に移動する。なお、フィルタ駆動ローラ24には、ブラシ付きローラ23と同様に、その表面全体にブラシが設けられていてもよい。

0055

駆動モータ24Mは、正転・逆転切り換え可能なモータであって、上述の通り、フィルタ駆動ローラ24を回転させることによって、フィルタ21をフィルタ支持体25のガイド25aに沿って移動させる。なお、具体的には、駆動モータ24Mが正転されると、フィルタ21は、ガイド25aに沿って前方および下方に移動する。その結果、フィルタ21上に堆積している塵埃が下から順にブラシ付きローラ23によってダストボックス22の本体部51内に掻き落とされる。一方、駆動モータ24Mが逆転されると、フィルタ21は、ガイド25aに沿って後方および上方に移動する。その結果、清掃済みのフィルタ21が規定の位置に戻される。

0056

フィルタ支持体25は、フィルタ21を支持している。フィルタ支持体25には、フィルタ清掃時に、フィルタ21の移動を案内するガイド25aが備えられている。ガイド25aは、駆動モータ24Mによってフィルタ21を移動させる際において、フィルタ21を規定の方向に沿って移動させるために形成されている。

0057

また、フィルタ支持体25は、右側壁部26、中央壁部27、および左側壁部28を有している。

0058

右側壁部26は、フィルタ支持体25の右側縁部において前後方向に延びる側壁である。この右側壁部26の左側すなわち内側には、ガイド25aが配置されている。また、図5に示すように、右側壁部26には、駆動モータ23M、右側のフィルタ21Rの移動を駆動する駆動モータ24M、およびその他のフィルタ清掃装置駆動用の部材を搭載した駆動ユニット50が設けられている。さらに、右側壁部26には、ダストボックス22Rのロック機構60のロック部材(係止部)61R(より具体的には、ロックピン62)を受け入れ可能な孔(図示せず)が形成されている。

0059

左側壁部28は、フィルタ支持体25の左側縁部において前後方向に延びる側壁である。この左側壁部28の右側すなわち内側には、ガイド25aが配置されている。また、図示はしていないが、左側壁部28には、左側のフィルタ21Lの移動を駆動する駆動モータ24M、およびその他のフィルタ駆動用の部材を搭載した駆動ユニットが設けられている。なお、左側のダストボックス22Lに配置されるブラシ付きローラ23の回転は、右側壁部26に設けられた駆動ユニット50内の駆動モータ23Mによって駆動することができる。この場合、駆動モータ23Mの回転力は、右側のダストボックス22Rに配置されるブラシ付きローラ23から、駆動ギアを介して、左側のダストボックス22Lに配置されるブラシ付きローラ23に伝達される。またあるいは、左側のダストボックス22Lに配置されるブラシ付きローラ23の回転は、左側壁部28に設けられた駆動ユニット50内の駆動モータ(図示せず)によって駆動されてもよい。さらに、左側壁部28には、ダストボックス22Lのロック機構60のロック部材(係止部)61L(より具体的には、ロックピン62)を受け入れ可能な孔(図示せず)が形成されている。

0060

中央壁部27は、フィルタ支持体25の左右方向の略中央部において前後方向に延びる壁部である。そして、この中央壁部27の両側には、ガイド25aがそれぞれ配置されている。なお、これらのガイド25aは、左側壁部28のガイド25aおよび右側壁部26のガイド25aと同一の形状を呈している。そして、左側の案内部は左側壁部28のガイド25aと互いに対向し、右側のガイド25aは右側壁部26のガイド25aと互いに対向している。すなわち、2つのフィルタ21R・21Lのうち一方(21L)は中央壁部27の左側のガイド25aと左側壁部28のガイド25aとによって案内され、他方(21R)は中央壁部27の右側のガイド25aと右側壁部26のガイド25aとによって案内されることになる。さらに、中央壁部27の左右両側の側面には、ダストボックス22Rおよびダストボックス22Lのロック機構60のロック部材(係止部)61L・61R(より具体的には、ロックピン62)をそれぞれ受け入れ可能な孔69が形成されている。

0061

また、フィルタ支持体25には、その前面側の下部に、ダストボックス22を載置するためのダストボックス収容部29が設けられている。ダストボックス収容部29は、右側壁部26と中央壁部27との間、および、左側壁部28と中央壁部27との間にそれぞれ設けられている。右側壁部26と中央壁部27との間のダストボックス収容部29には、ダストボックス22Rが載置され、左側壁部28と中央壁部27との間のダストボックス収容部29には、ダストボックス22Lが載置される。

0062

図5に示すように、ダストボックス収容部29は、底面板54を有している。そして、底面板54には、切欠き54aおよび複数の爪部54bが形成されている。底面板54は、ダストボックス22の底部を支持する。

0063

切欠き54aは、各ダストボックス22R・22Lが載置された場合に、各ダストボックス22R・22Lの左右方向の中央部に相当する位置にそれぞれ形成されている。このような切欠き54aが形成されていることで、ダストボックス22がダストボックス収容部29に装着されたときに、ダストボックス22の底面の一部を下方から見て露出させた状態とすることができる。

0064

爪部54bは、底面板54の上面から上方に僅かに突起する矩形の突起部分である。爪部54bは、各切欠き54aの両脇に配設されている。なお、爪部54bが設けられていることで、ダストボックス22を保持し、落下等を抑えることができる。

0065

<ダストボックスおよびロック機構の構成>
続いて、ダストボックス22のより具体的な構成、および、ダストボックス22をフィルタ支持体25に対して固定するためのロック機構60の構成について、図5から図9を参照しながら説明する。

0066

上述したように、ダストボックス22は、主な構成部材として、本体部51、前面カバー52、およびロック機構60などを備えている。図6(a)および図7(a)には、ダストボックス22単体の構成を示す。

0067

具体的には、図6(a)には、ロック解除されているロック解除状態(すなわち、ダストボックス22をフィルタ支持体25から取り外すときの状態)のときのロック機構60を示す。また、図7(a)には、ダストボックス22が室内機1(より具体的には、フィルタ支持体25)に対して支持固定されている固定状態のときのロック機構60を示す。ここでは、前記固定状態のことを、ロック機構60がON状態(ロック状態)であると称し、前記解除状態のことをロック機構60がOFF状態であると称する。また、図6(b)には、図6(a)に示すロック機構60の右側のロック部材61Rのロックピン62部分を拡大して示す。また、図7(b)には、図7(a)に示すロック機構60の右側のロック部材61Rのロックピン62部分を拡大して示す。

0068

図8(a)および図9(a)には、前面カバー52を取り外した状態の本体部51の構成を示す。図8(a)は、OFF状態のときのロック機構60を示す。図9(a)は、ON状態のときのロック機構60を示す。また、図8(b)は、図8(a)に示すロック機構60の右側のロック部材61R部分を拡大して示す。図9(b)は、図9(a)に示すロック機構60の右側のロック部材61R部分を拡大して示す。

0069

ロック機構60は、ダストボックス22を構成する本体部51の上方部分であって、前面カバー52の背面側に配置されている。ロック機構60は、主な構成部材として、回動レバー(伝達部材)53、ロック部材(係止部)61R・61L、およびコイルバネ66などを備えている。

0070

回動レバー53は、ロック機構60の長手方向(左右方向)の中央部に位置する。回動レバー53は、例えば、矢印A1方向に回動する(図8(a)参照)。回動レバー53は、回動部53a、右側シャフト部54R、および左側シャフト部54Lなどを有している。

0071

回動部53aは、前面パネル11に設けられた突起部17によって押圧される部分である。回動部53aは、板状部材の一端を折り曲げて形成され、その断面が略「L」字形状を有している。図6(a)に示すように、ロック機構60がOFF状態のとき、回動部53aは、手前側(前面側)に倒れた状態となっている。そして、前面パネル11を閉める動作時に、回動部53aは前面パネル11の突起部17によって押圧される。すると、回動部53aは矢印A1方向に回動し、図7(a)に示すように、回動部53aは、その主たる板状部分が上下方向に略直立した状態となる。

0072

右側シャフト部54Rおよび左側シャフト部54Lは、回動レバー53の回動軸を構成する。図8(a)に示すように、右側シャフト部54Rは、室内機1の正面側から見て回動部53aの右側に位置し、左側シャフト部54Lは、室内機1の正面側から見て回動部53aの左側に位置する。右側シャフト部54Rおよび左側シャフト部54Lの先端部には、突起55がそれぞれ形成されている。右側シャフト部54Rは、突起55を介して右側のロック部材61Rと連結されている。左側シャフト部54Lは、突起55を介して右側のロック部材61Lと連結されている。

0073

ロック部材61R・61Lは、回動レバー53の回動動作に連動して、水平方向(例えば、図8(b)の矢印A3方向)に移動する。ロック部材61R・61Lが水平方向に移動することにより、ダストボックス22が室内機1(より具体的には、フィルタ支持体25)に対して支持固定されている固定状態(ロック状態)と、該固定状態が解除されている解除状態(ロック解除状態)とが切り替わる。

0074

図8(b)に示すように、ロック部材61Rは、ロックピン62、本体シャフト63、および連結部64などを有している。ロック部材61Lは、ロック部材61Rと左右対称の構成を有している。

0075

ロックピン62は、ロック機構60の左右両側の端部に位置する。ダストボックス22がフィルタ支持体25に対して支持固定されている状態では、ロックピン62は、フィルタ支持体25の各壁部26・27・28の何れかの孔(例えば、孔69)に挿入されている。

0076

連結部64は、ロック機構60の中央側(回動レバー53側)の端部に位置する。ロック部材61Rの連結部64は、回動レバー53の右側シャフト部54Rとの連結部分を構成する。ロック部材61Lの連結部64は、回動レバー53の左側シャフト部54Lとの連結部分を構成する。より具体的には、連結部64は、枠部64aと枠部64aの上方に形成された傾斜面64bとを有している。右側ロック部材61Rの傾斜面64bは、右側端部に向かって下方に傾斜している。一方、左側ロック部材61Lの傾斜面64bは、左側端部に向かって下方に傾斜している。

0077

図8(a)および(b)に示すように、右側シャフト部54Rの先端の突起55は、右側ロック部材61Rの連結部64の枠部64a内に嵌まり込んでいる。また。右側シャフト部54Rの先端の突起55は、左側ロック部材61Lの連結部64の枠部64a内に嵌まり込んでいる。そして、図8(a)から図9(b)に示すように、回動レバー53の回動動作に連動して、左右両端部の突起55は、右側ロック部材61Rおよびロック部材61Lの各枠部64a内の傾斜面64bを滑るようにして、各枠部64a内における相対的な位置を変える。これにより、右側ロック部材61Rおよび左側ロック部材61Lは、左右方向(矢印A3方向または矢印B1方向)に移動する。

0078

本体シャフト63は、連結部64とロックピン62との間に位置する。本体シャフト63は、円筒形状を有している。なお、シャフトの形状は円筒形状に限定する必要はなく、角筒形状であってもよいし、その他の形状であってもよい。そして、本体シャフト63の内部空間63aには、コイルバネ66およびロックピン62が収容されている。

0079

コイルバネ66は、その一方の端部が本体シャフト63の連結部64側の端部と接続されており、他方の端部がロックピン62の端部と接続されている。コイルバネ66は、ロックピン62を内側に向かって付勢している。そのため、突起部17によって回動レバー53が押圧されていない状態(すなわち、前面パネル11を開けている状態)では、各ロック部材61R・61Lのロックピン62に対しては、コイルバネ66から内側へ向かう力(例えば、図9(b)の矢印B1方向の力)が働く。したがって、各ロックピン62は、図8(a)(b)に示す状態となり、各壁部26・27・28の何れかの孔(例えば、孔69)との係合が外れる。

0080

<ロック機構の動作>
続いて、ダストボックス22の取り付けおよび取り外しを行う際のロック機構60の動作について、図6(a)から図9(b)を参照しながら説明する。

0081

図6(a)および図8(a)は、ロック機構60がOFF状態の場合を示す。回動レバー53に対して力が加えられていない状態では、コイルバネ66の付勢力によってロック機構60はOFF状態となっている。すなわち、ダストボックス22が室内機1から取り外されている状態、あるいは、ダストボックス22をダストボックス収容部29に載置し、前面パネル11を開けている状態では、ロック機構60はOFF状態となっている。

0082

そして、使用者が、ダストボックス22を室内機1に対して取り付けるときには、使用者は、前面パネル11を開状態とし(図4参照)、ダストボックス収容部29の所定の位置にダストボックス22を載置する。このとき、使用者は、例えば、親指が本体部51の凹み51aを把持し、人差し指および中指が回動レバー53の回動部53aを把持しながら、ダストボックス収容部29の所定の位置にダストボックス22をはめ込むように載置する。この時使用者は、意図せずにダストボックス22の本体部51の底面に形成された窪み(図示せず)が、ダストボックス収容部29の底面板54に設けられた爪部54bに合致するように、ダストボックス22の取り付けを行うことができる。

0083

使用者は、左右両側のダストボックス22R・22Lを室内機1内の所定の位置に載置した後、図4の矢印に示すように、前面パネル11を閉める動作を行う。このとき、前面パネル11の裏面に設けられた突起部17は、ダストボックス22側の対応する位置に設けられた回動レバー53の回動部53aを押し、回動部53aを上方へ回動させる(図8の矢印A1参照)。

0084

回動部53aが矢印A1方向へ回動すると、図8(b)に示すように、右側シャフト部54Rの先端の突起55は、右側シャフト部54Rの回動に連動して矢印A2方向に動く。左側シャフト部54Lの先端の突起55も同様に動く。

0085

この突起55の動作に連動して、突起55を介して係合している右側ロック部材61Rの枠部64aは、突起55に対する相対位置を変更する。すなわち、突起55は、右側ロック部材61Rの連結部64に形成された傾斜面64bを滑るようにして、枠部64a内の上方側へ移動する。これにより、右側ロック部材61Rは、矢印A3方向へ水平移動する。左側ロック部材61Lも同様にして、ダストボックス22の外側へ水平移動する。そして、右側ロック部材61Rおよび左側ロック部材61Lのロックピン62は、各壁部26・27・28の何れかの孔(例えば、孔69)に挿入される。すなわち、ロック機構60が、OFF状態からON状態に切り替わる。

0086

そして、前面パネル11が完全に閉じられると、突起部17の動きも停止する。このとき、図3に示すように、突起部17は、ロック機構60の回動レバー53を押した状態で保持される。このように、前面パネル11が閉状態のときには、前面パネル11の突起部17が回動レバー53を介して左右のロック部材61R・61Lを押すことで、ロック機構60のON状態が保持され、ダストボックス22はフィルタ支持体25に固定される。すなわち、前面パネル11が閉状態のときには、前面パネル11の突起部17は、左右のロック部材61R・61Lを間接的に押している。そのため、フィルタ清掃装置20の運転中にダストボックス22の位置がずれることなどを抑えることができる。

0087

以上のように、回動レバー53は、突起部17によって加えられる押圧力を、ロック部材61R・61Lへ伝達する伝達部材としての機能を果たす。

0088

また、ダストボックス22内にたまった塵埃を捨てる場合など、室内機1からダストボックス22を取り外す際には、使用者は、先ず前面パネル11を開ける。すると、前面パネル11を開ける動作に連動して、前面パネル11に設けられた突起部17は、ロック機構60の回動レバー53から離れる。すなわち、回動レバー53に加えられていた突起部17からの押圧力がなくなる。

0089

上述したように、コイルバネ66は、ロックピン62を内側に向かって付勢している。そのため、突起部17によって回動レバー53が押圧されていない状態では、各ロック部材61R・61Lのロックピン62に対しては、コイルバネ66から内側へ向かう力(例えば、図9(b)の矢印B1方向の力)が働く。すなわち、各ロックピン62は、内側へ動く。

0090

このロックピン62の動作に連動して、各ロック部材61R・61Lの枠部64aも、内側へ動く。すると、枠部64a内に嵌まり込んでいる突起55は、各ロック部材61R・61Lの連結部64に形成された傾斜面64bを滑るようにして、枠部64a内の下方側へ移動する。すなわち、図9(b)に示すように、回動レバー53の左右両端部に設けられた突起55は、矢印B2方向に動く。そして、この突起55の動きに連動して、回動部53aは矢印B3方向へ回動する(図9(a)参照)。これにより、各ロックピン62は、図8(a)(b)に示す状態となり、各壁部26・27・28の何れかの孔(例えば、孔69)との係合が外れる。すなわち、ロック機構60は、OFF状態となる。

0091

以上のように、本実施形態にかかる室内機1では、前面パネル11を開ける動作を行うことで、ロック機構60はOFF状態となり、室内機1に対するダストボックス22の固定状態が解除される。

0092

以上のように、本実施形態にかかる空気調和機の室内機1は、上記構成のロック機構60を備えている。これにより、前面パネル11の開閉動作を行うことで、ダストボックス22のロック機構60のON状態とOFF状態とを切り替えることができる。そのため、前面パネル11を閉める動作を行いながら、ロック機構60をON状態として、ダストボックス22を室内機に対して支持固定することができる。また、前面パネル11を開ける動作を行いながら、ロック機構60をOFF状態として、ダストボックス22を室内機から外した状態とすることができる。すなわち、ダストボックス22を室内機1(より具体的には、フィルタ支持体25)に対して固定させるための動作を、前面パネル11の開閉動作と兼ねることができる。これにより、ダストボックス22の取り付けおよび取り外し作業をより容易に行うことができる。

0093

なお、本実施形態では、1つのダストボックス22に対して、1つの突起部17を用いてロック機構60の切り替えを行っている。しかし、前面パネル11の裏面側に設けられた突起部17の個数は、この構成に限定はされない。複数個の突起部17を用いてロック機構60の切り替えを行ってもよい。

0094

また、本実施形態の空気調和機には、前面パネル11の開閉状態を検知するパネル開閉検知センサ、パネル開閉検知スイッチなどが設けられていることが好ましい。これにより、万一、前面パネル11が完全に閉じた状態となっていない場合には、上記のセンサまたはスイッチがその旨を使用者に知らせることができる。そのため、ロック機構60がOFF状態(本体部に完全に係止されていない状態)となったままで、空気調和機の運転が開始される可能性を抑えることができる。

0095

また、本発明の一態様では、コイルバネが設けられていない構成も可能である。この場合、前面パネルを開ける動作時に、ロック機構は自動でOFF状態とはならない。そのため、使用者が手動でロック機構のロックを解除する。

0096

また、本実施形態では、コイルバネを金属製のスプリングバネで構成しているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、金属製のスプリングバネの代わりに樹脂バネを用いることもできる。

0097

〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態について、図10から図14を参照しながら説明する。第2の実施形態では、室内機の前面パネルの構成およびフィルタ清掃装置20に備えられたダストボックスのロック機構の構成が、第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じ構成が適用できる。そこで、以下では、第2の実施形態にかかる室内機100における前面パネル11およびロック機構160の構成を中心に説明する。第1の実施形態と同じ構成が適用できる構成部材については、第1の実施形態と同じ符号を付し、その説明を省略する。

0098

図10には、第2の実施形態にかかる室内機100に備えられている前面パネル111およびダストボックス122(122R・122L)の構成を示す。図10では、室内機100における前面パネル111およびダストボックス122以外の構成については図示を省略しているが、これらについては、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。

0099

<室内機の全体構成>
室内機100は、主として、筐体10、フィルタ清掃装置20、フィルタ21、空気調和ユニット30(図3など参照)、および電装品ユニット(図示せず)を備えている。筐体10以外の構成部材については、第1の実施形態と同様の構成が適用できるため、その説明を省略する。

0100

筐体10は、略直方体状の樹脂成形品である。筐体10は、主として、前面パネル(表面パネル)111、本体パネル12、および背面パネル13で構成されている。

0101

前面パネル111は、筐体10の前面(正面)に位置する。前面パネル111は、本体パネル12に対して開閉可能に取り付けられている。前面パネル111の裏面には、突起部117が複数個設けられている。突起部117は、板状の部材で構成されており、上面から見た場合に、略台形状を有している(図13など参照)。

0102

後述するように、突起部117は、前面パネル111が閉じられた状態のときに、ロック機構160のロックピン162を本体部(本実施形態では、フィルタ支持体25の何れかの壁部)側へ押し出すための部材である。突起部117は、フィルタ清掃装置20のダストボックス122(122R・122L)の前面カバー152に設けられた開口部153と対応する位置に配置されている。

0103

前面パネル111以外の構成部材については、第1の実施形態と同様の構成が適用できるため、その説明を省略する。第1の実施形態と同様に、筐体10の内部には、フィルタ清掃装置20、フィルタ21、空気調和ユニット30、および電装品ユニットなどが収容されている。

0104

<フィルタ清掃装置について>
フィルタ清掃装置20は、主な構成部材として、ダストボックス122、ブラシ付きローラ23、フィルタ駆動ローラ24、およびフィルタ支持体25を備えている。ダストボックス122以外の構成部材については、第1の実施形態と同様の構成が適用できるため、その説明を省略する。

0105

続いて、ダストボックス122の構成について説明する。図11および図12には、ダストボックス122単体の構成を示す。なお、図11および図12では、前面パネル111に設けられた突起部117も図示している。

0106

具体的には、図11には、ロックが解除されている解除状態(すなわち、ダストボックス122をフィルタ支持体25から取り外すときの状態)のときのロック機構160を示す。図11では、前面パネル111の突起部117が前面カバー152の開口部153に嵌まり込む直前、または、前面パネル111の突起部117が前面カバー152の開口部153から外れた直後の状態を示す。また、図12には、ダストボックス122が室内機100(より具体的には、フィルタ支持体25)に対して支持固定されている固定状態(ロック状態)のときのロック機構160を示す。図12では、前面パネル111の突起部117が前面カバー152の開口部153に嵌まり込んでいる状態を示す。ここでは、前記固定状態のことを、ロック機構160がON状態であると称し、前記解除状態のことをロック機構160がOFF状態であると称する。

0107

また、図13および図14には、ダストボックス122の内部に備えられたロック機構160の構成を示す。なお、図13は、図11に示すダストボックス122のC−C線部分の構成を示す。また、図14は、図12に示すダストボックスのD−D線部分の構成を示す。

0108

ダストボックス22は、主な構成部材として、本体部51、前面カバー152、およびロック機構160などを備えている。本体部51は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。

0109

前面カバー152は、ダストボックス122の前面側の上方部に取り付けられている。前面カバー152の裏側には、ロック機構160が配置されている。前面カバー152には、複数の開口部153(本実施形態では、1つのダストボックス122につき2個)が形成されている。開口部153は、前面パネル111が閉じられた状態のときに、前面パネル111に設けられた突起部117が嵌まり込むように、突起部117に対応する位置に形成されている。また、前面カバー152の上方には、左右方向の略中央部に把持用凹部152aが形成されている。

0110

ロック機構160は、ダストボックス122を構成する本体部51の上方部分であって、前面カバー152の背面側に配置されている。図13に示すように、本実施形態では、ロック機構160は、右側のロック機構160Rと左側のロック機構160Lとを有している。右側のロック機構160Rは、主な構成部材として、ロック部材(係止部)161Rおよびコイルバネ166などを備えている。左側のロック機構160Lは、主な構成部材として、ロック部材(係止部)161Lおよびコイルバネ166などを備えている。

0111

ロック部材161R・161Lは、外側の先端部にロックピン162を有し、内側の先端部に傾斜面163を有している。コイルバネ166は、ロック部材161R・161Lの内部に配置されている。より具体的には、本実施の形態では、コイルバネ166は、ロック部材161R・161Lの傾斜面163側に設けられている。ただし、コイルバネ166の配置位置は、これに限定されない。コイルバネ166は、ロック部材161R・161Lの傾斜面163を、内側(前面カバー152の把持用凹部152aが設けられている側)へ付勢している。

0112

そのため、突起部117によって傾斜面163が押圧されていない状態(すなわち、前面パネル111を開けている状態)では、各ロック部材161R・161Lに対しては、コイルバネ166から内側へ向かう力(例えば、図13の矢印A1方向の力)が働く。したがって、各ロック部材161R・161Lの外側端部に位置するロックピン162は、図11および図13に示す状態となり、各壁部26・27・28の何れかの孔との係合が外れる。このとき、ロック機構160はOFF状態にある。

0113

また、使用者が、ダストボックス122を室内機100に対して取り付けるときには、使用者は、前面パネル111を開状態とし、ダストボックス収容部29の所定の位置にダストボックス122を載置する。このとき、使用者は、例えば、親指が本体部51の凹み51aを把持し、人差し指および中指が把持用凹部152aを把持しながら、ダストボックス収容部29の所定の位置にはめ込むようにダストボックス122を載置する。この時使用者は、意図せずにダストボックス122の本体部51の底面に形成された窪み(図示せず)が、ダストボックス収容部29の底面板54に設けられた爪部54bに合致するように、ダストボックス22の取り付けを行うことができる(図5参照)。

0114

使用者は、左右両側のダストボックス122R・122Lを室内機100内の所定の位置に載置した後、前面パネル111を閉める動作を行う。このとき、前面パネル111の裏面に設けられた突起部117は、ダストボックス122の前面カバー152の対応する位置に設けられた開口部153に挿入される(図14の矢印B1参照)。このとき、各突起部117の外側の傾斜部117aは、ロック部材161R・161Lの傾斜面163と接触する。そして、突起部117は、ロック部材161R・161Lの傾斜面163を滑るようにして、開口部153の奥へ入り込む。

0115

このとき、突起部117からロック部材161R・161Lに対して働く押圧力は、コイルバネ166の付勢力よりも大きい。そのため、各ロック部材161R・161Lは、矢印B2方向へ動く。そして、各ロック部材161R・161Lのロックピン162は、各壁部26・27・28の何れかの孔(例えば、孔69)に挿入される。すなわち、ロック機構160が、OFF状態からON状態に切り替わる。

0116

そして、前面パネル111が完全に閉じられると、突起部117の動きも停止する。このとき、図14に示すように、突起部117は、ロック機構160のロック部材161R・161Lを押した状態で保持される。このように、前面パネル111が閉状態のときには、前面パネル111の突起部117がロック部材161R・161Lを押すことで、ロック機構160のON状態が保持され、ダストボックス122はフィルタ支持体25に固定される。そのため、フィルタ清掃装置20の運転中にダストボックス122の位置がずれることなどを抑えることができる。

0117

また、ダストボックス122内にたまった塵埃を捨てる場合など、室内機100からダストボックス122を取り外す際には、使用者は、先ず前面パネル111を開ける。すると、前面パネル111を開ける動作に連動して、前面パネル111に設けられた突起部117は、前面カバー152の開口部153から外れる。これにより、ロック部材161R・161Lに加えられていた突起部117からの押圧力がなくなる。

0118

上述したように、コイルバネ166は、ロック部材161R・161Lを内側に向かって付勢している。そのため、突起部117によってロック部材161R・161Lが押圧されていない状態では、各ロック部材161R・161Lのロックピン162に対しては、コイルバネ166から内側へ向かう力(例えば、図13の矢印A1方向の力)が働く。すなわち、各ロックピン162は、内側へ動く。これにより、各ロックピン162は、図13に示す状態となり、各壁部26・27・28の何れかの孔との係合が外れる。すなわち、ロック機構160は、OFF状態となる。

0119

以上のように、本実施形態にかかる室内機100では、前面パネル111の開閉動作に連動させて、ロック機構160のON/OFFを切り替えることができる。すなわち、ダストボックス122を室内機100(より具体的には、フィルタ支持体25)に対して固定させるための動作を、前面パネル111の開閉動作と兼ねることができる。これにより、ダストボックス122の取り付けおよび取り外し作業をより容易に行うことができる。

0120

〔第3の実施形態〕
本発明の第3の実施形態について、図15および図16を参照しながら説明する。第3の実施形態では、フィルタ清掃装置220に備えられたダストボックスのロック機構の構成が、第2の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第2の実施形態と同じ構成が適用できる。そこで、以下では、第3の実施形態にかかる室内機100におけるロック機構260の構成を中心に説明する。

0121

図15には、第3の実施形態にかかる室内機100に備えられているフィルタ清掃装置220のダストボックス222を示す。なお、図15では、前面パネル111に設けられた突起部217も図示している。第2の実施形態と同様に、第3の実施形態にかかる室内機100においても、前面パネル111の裏面には、突起部217が複数個設けられている。突起部217は、ダストボックス222の前面に形成された開口部253と対応する位置に配置されている。

0122

図15に示すように、ダストボックス222の上方には、左右両側の端部付近にロック機構260がそれぞれ備えられている。ロック機構260は、ダストボックス222を室内機100に対して固定させるための機構である。本実施形態では、ロック機構260は、フィルタ支持体25に対してダストボックス222を固定させる。

0123

ロック機構260は、主な構成部材として、ロック部材(係止部)262を備えている。ロック部材262は、上下方向に動作可能に配置されている。そして、ロック部材262が上方に位置するときには、ダストボックス222の上面に形成された第2の開口部223からその先端部が突出する。ロック機構260がON状態のときには、ロック部材262の先端は、第2の開口部223から突出し、室内機100の本体部(例えば、フィルタ支持体25)側に設けられた係合用の孔に嵌まり込む。これにより、ダストボックス222は、室内機100に固定される。図15に示すロック機構260は、ON状態の場合である。

0124

続いて、図16(a)(b)を参照しながら、前面パネル111の開閉動作とロック機構260のON/OFF動作との関係を説明する。図16(a)は、ロックが解除されている解除状態のときのロック機構260を示す。また、図16(b)には、ダストボックス122が室内機100に対して支持固定されている固定状態のときのロック機構260を示す。ここでは、前記固定状態のことを、ロック機構260がON状態であると称し、前記解除状態のことをロック機構260がOFF状態であると称する。

0125

使用者が、ダストボックス222を室内機100に対して取り付けるときには、使用者は、前面パネル111を開状態とし、ダストボックス収容部29の所定の位置にダストボックス122を載置する。その後、使用者は、前面パネル111を閉める動作を行う。このとき、前面パネル111の裏面に設けられた突起部217は、ダストボックス222の対応する位置に設けられた開口部253に挿入される(図16(a)の矢印A1参照)。

0126

突起部217が開口部253に挿入されると、突起部217の上面の傾斜部217aは、ロック部材262の下側の傾斜面262aと接触する。そして、突起部217は、ロック部材262の傾斜面263を滑るようにして、開口部253の奥へ入り込む。このとき、ロック部材262は上方へ押し上げられる(図16(b)の矢印A2参照)。

0127

これにより、ロック部材262の上側の先端部は、第2の開口部223から突出する。そして、各ロック部材262は、室内機100の本体部(例えば、フィルタ支持体25)側に設けられた係合用の孔に嵌まり込む。すなわち、ロック機構260が、OFF状態からON状態に切り替わる。

0128

そして、前面パネル111が完全に閉じられると、突起部217の動きも停止する。このとき、図16(b)に示すように、突起部217は、ロック機構260のロック部材262を押し上げた状態で保持される。このように、前面パネル111が閉状態のときには、前面パネル111の突起部217がロック部材262を押し上げることで、ロック機構260のON状態が保持され、ダストボックス222はフィルタ支持体25に固定される。そのため、フィルタ清掃装置220の運転中にダストボックス222の位置がずれることなどを抑えることができる。

0129

また、ダストボックス222内にたまった塵埃を捨てる場合など、室内機100からダストボックス222を取り外す際には、使用者は、先ず前面パネル111を開ける。すると、前面パネル111を開ける動作に連動して、前面パネル111に設けられた突起部217は、ダストボックス222の開口部253から外れる。このとき、ロック部材262は、自重により下方へ落ちる。これにより、各ロック部材262は、図16(a)に示す状態となり、本体側の係合用の孔との係合が外れる。すなわち、ロック機構260は、OFF状態となる。

0130

以上のように、本実施形態にかかる室内機100では、前面パネル111の開閉動作に連動させて、ロック機構260のON/OFFを切り替えることができる。すなわち、ダストボックス222を室内機100(より具体的には、フィルタ支持体25)に対して固定させるための動作を、前面パネル111の開閉動作と兼ねることができる。これにより、ダストボックス222の取り付けおよび取り外し作業をより容易に行うことができる。

0131

また、本実施形態にかかるロック機構260では、前面パネル111を閉めたときに、ロック部材262をダストボックス222から上方へ突出させることで、ダストボックス222を本体側と係合させて、ロック機構260をON状態とする。そして、前面パネル111を開けるときには、突起部217が開口部253から外に出ることで、ロック部材262を自重で下方に移動させて、ロック機構260をON状態からOFF状態に切り替えることができる。したがって、コイルバネなどの付勢部材を設ける必要がない。

0132

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。

0133

例えば、本発明の他の実施形態では、回動レバー53(図6参照)に力が掛かっていない場合は、回動レバー53が自重で下側に向けて回動するような構成とすることができる。この構成は、例えば、回動レバー53の重心を下方に位置させることが実現できる。この構成により、回転レバー53に何も力を加えない状態(例えば、突起部17が回転レバーを押圧しない場合)は、回動レバーが自重により下側に回動するため、ロック機構は、OFF状態となる。また、突起部17が回転レバー53を押圧すると、回転レバー53が上側に向けて回動し、ロック機構は、ON状態となる。なお、より回転しやすくするために、回転レバー53におもりを内蔵させておいてもよい。

0134

1 :(空気調和機の)室内機(本体部)
11 :前面パネル(表面パネル)
17 :突起部
20 :フィルタ清掃装置
21 :フィルタ
22 :ダストボックス(埃集積部)
53 :回動レバー(伝達部材)
60 :ロック機構
61R :ロック部材(係止部)
61L :ロック部材(係止部)
100 :(空気調和機の)室内機(本体部)
117 :突起部
122 :ダストボックス(埃集積部)
160 :ロック機構
161R :ロック部材(係止部)
161L :ロック部材(係止部)
217 :突起部
220 :フィルタ清掃装置
222 :ダストボックス(埃集積部)
262 :ロック部材(係止部)

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