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技術 車両用電動ステップ制御装置

出願人 三井金属アクト株式会社
発明者 奥山恵一郎
出願日 2016年8月12日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-158842
公開日 2018年2月15日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-024397
状態 特許登録済
技術分野 階段・物品収容 車両のドア
主要キーワード 初期回動 移動検出スイッチ ドア用モータ 張出量 ドア開閉検出スイッチ 開操作信号 開移動 リモートコントロールスイッチ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

車両用電動ステップ制御装置において、車両の発進時にステップ障害物衝突することを防止する。

解決手段

閉鎖位置にあるドア2の開操作契機に、ステップ4をモータM2の動力により格納位置から張出位置に移動させる張出駆動制御を行い、全開位置にあるドア2の閉操作を契機に、ドア2が閉鎖位置に達する前の所定のタイミングで、ステップ4をモータM2の動力により張出位置から格納位置に移動させる格納駆動制御を開始するようにする。これにより、ドア2が閉鎖位置に達するよりも先に、ステップ4を格納位置に移動させることが可能となる。

概要

背景

車両用電動ステップ制御装置は、乗員の乗降補助するために、車体側面に設けられる乗降口開閉可能なスライドドアを開けることによって、それまで車体床下に格納されていたステップ出現させ、また、スライドドアを閉じることによって、ステップが車体床下に格納させるようにした構成を備えている(例えば、特許文献1参照)。

概要

車両用電動ステップ制御装置において、車両の発進時にステップが障害物衝突することを防止する。閉鎖位置にあるドア2の開操作契機に、ステップ4をモータM2の動力により格納位置から張出位置に移動させる張出駆動制御を行い、全開位置にあるドア2の閉操作を契機に、ドア2が閉鎖位置に達する前の所定のタイミングで、ステップ4をモータM2の動力により張出位置から格納位置に移動させる格納駆動制御を開始するようにする。これにより、ドア2が閉鎖位置に達するよりも先に、ステップ4を格納位置に移動させることが可能となる。

目的

本発明は、上記課題に鑑み、車両の発進時、ステップが障害物に衝突することを防止した車両用電動ステップ制御装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ドア開閉操作に応じて、モータ動力により、車体に格納される格納位置から前記車体から出現する張出位置、及びその逆へ移動可能なステップを備えた車両用電動ステップ制御装置において、閉鎖位置にある前記ドアの開操作契機に、前記ステップを前記モータの動力により前記格納位置から前記張出位置に移動させる張出駆動制御を行い、全開位置にある前記ドアの閉操作を契機に、前記ドアが前記閉鎖位置に達する前の所定のタイミングで、前記ステップを前記モータの動力により前記張出位置から前記格納位置に移動させる格納駆動制御を開始する制御部を備えたことを特徴とする車両用電動ステップ制御装置。

請求項2

前記制御部は、前記ドアの閉速度に応じて、前記格納駆動制御の速度制御を行うことを特徴とする請求項1記載の車両用電動ステップ制御装置。

請求項3

前記制御部は、前記格納駆動制御を行っているとき、前記ドアの開操作検出信号に基づいて、前記格納駆動制御の停止制御又は前記格納駆動制御を前記張出駆動制御に切り替え反転制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用電動ステップ制御装置。

請求項4

前記制御部は、前記張出駆動制御を行っているとき、前記ドアの閉操作検出信号に基づいて、前記張出駆動制御の停止制御又は前記張出駆動制御を前記格納駆動制御に切り替える反転制御を行うことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の車両用電動ステップ制御装置。

請求項5

前記制御部は、前記格納駆動制御又は前記張出駆動制御を実行している場合、前記ステップに設けた重量検出センサ負荷を検出することにより、前記格納駆動制御又は前記張出駆動制御を中断することを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の車両用電動ステップ制御装置。

請求項6

前記制御部は、前記ステップに設けた重量検出センサが負荷を検出している場合、前記格納駆動制御又は前記張出駆動制御を開始しないことを特徴とする請求項1−5のいずれかに記載の車両用電動ステップ制御装置。

技術分野

0001

本発明は、ドア開閉移動に伴ってステップが移動可能な構成を備えた車両用電動ステップ制御装置に関する。

背景技術

0002

車両用電動ステップ制御装置は、乗員の乗降補助するために、車体側面に設けられる乗降口開閉可能なスライドドアを開けることによって、それまで車体床下に格納されていたステップを出現させ、また、スライドドアを閉じることによって、ステップが車体床下に格納させるようにした構成を備えている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2013−28222号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、特許文献1に記載されているような車両用電動ステップ制御装置においては、スライドドアを閉じた際、ステップを張出位置(車体床下から出現した位置)から格納位置(車体床下に格納された位置)に移動させる格納駆動制御開始タイミングを、スライドドアの閉鎖位置を検出した時としているため、スライドドアが閉じてもステップの格納位置への移動が終了していない状態が発生する場合がある。この状態で車両を発進させてしまうと、ステップが縁石等の障害物衝突する虞がある。

0005

本発明は、上記課題に鑑み、車両の発進時、ステップが障害物に衝突することを防止した車両用電動ステップ制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)ドアの開閉操作に応じて、モータ動力により、車体に格納される格納位置から前記車体から出現する張出位置、及びその逆へ移動可能なステップを備えた車両用電動ステップ制御装置において、閉鎖位置にある前記ドアの開操作契機に、前記ステップを前記モータの動力により前記格納位置から前記張出位置に移動させる張出駆動制御を行い、全開位置にある前記ドアの閉操作を契機に、前記ドアが前記閉鎖位置に達する前の所定のタイミングで、前記ステップを前記モータの動力により前記張出位置から前記格納位置に移動させる格納駆動制御を開始する制御部を備える。

0007

上記構成によれば、ステップを格納位置に移動させるための格納駆動制御をドアが閉鎖位置に達する前の所定のタイミングで開始するため、ドアが閉鎖位置に達するよりも先にステップを格納位置に移動させることが可能となり、車両の発進時にステップが障害物に衝突することを防止できる。

0008

この場合、全開位置にあるドアの閉操作としては、ドアに設けられたドア操作ハンドル運転者携帯するリモートコントロールスイッチ又は車体の適所に設けられるドア開閉操作スイッチによる閉操作がある。

0009

また、格納駆動制御が開始する所定のタイミングとしては、リモートコントロールスイッチ、ドア操作ハンドル又はドア開閉操作スイッチが閉操作されたとき又はその直後、或いは、ドアが全開位置から閉方向へ動き始めたとき、当該動き始めてから所定時間経過したとき、又はドアが全開位置から閉方向へ所定距離移動したときがある。

0010

(2)前記(1)に記載の車両用電動ステップ制御装置において、前記制御部は、前記ドアの閉速度に応じて、前記格納駆動制御の速度制御を行う。

0011

上記構成によれば、ドアの閉速度が通常よりも高速であっても、ドアが閉鎖位置になるよりも先にステップを格納位置に移動させることが可能となる。

0012

(3)前記(1)又は(2)に記載の車両用電動ステップ制御装置において、前記制御部は、前記格納駆動制御を行っているとき、前記ドアの開操作検出信号に基づいて、前記格納駆動制御の停止制御又は前記格納駆動制御を前記張出駆動制御に切り替え反転制御を行う

0013

上記構成によれば、ステップが格納位置へ向けて作動している最中であっても、ドアを開ける操作を行なうことで、ステップを停止させたり張出位置へ移動させることができる。

0014

(4)前記(1)−(3)のいずれかに記載の車両用電動ステップ制御装置において、前記制御部は、前記張出駆動制御を行っているとき、前記ドアの閉操作検出信号に基づいて、前記張出駆動制御の停止制御又は前記張出駆動制御を前記格納駆動制御に切り替える反転制御を行う。

0015

上記構成によれば、ステップが張出位置へ向けて作動している最中であっても、ドアを閉じる操作を行なうことで、ステップを停止させたり格納位置へ移動させることができる。

0016

(5)前記(1)−(4)のいずれかに記載の車両用電動ステップ制御装置において、前記制御部は、前記格納駆動制御又は前記張出駆動制御を実行している場合、前記ステップに設けた重量検出センサ負荷を検出することにより、前記格納駆動制御又は前記張出駆動制御を中断する。

0017

上記構成によれば、ステップが移動している最中、ステップに乗員の足が触れる等すると、ステップが停止するため、乗降時の安全性を確保することができる。
(6)前記(1)−(5)のいずれかに記載の車両用電動ステップ制御装置において、前記制御部は、前記ステップに設けた重量検出センサが負荷を検出している場合、前記格納駆動制御又は前記張出駆動制御を開始しない。

0018

上記構成によれば、重量検出センサが負荷を検出している場合、ステップが移動を開始しないため、乗降時の安全性を確保することができる。

発明の効果

0019

本発明によると、ドアが閉鎖位置に達するよりも先にステップが格納位置に移動することが可能となるため、車両の発進時にステップが障害物等に衝突することを防止できる。

図面の簡単な説明

0020

本発明を適用した車両の斜視図である。
電動ステップ装置の斜視図である。
電動ステップ装置の分解斜視図である。
電動ステップ装置の平面図である。
ステップが格納位置にあるときの電動ステップ装置の底面図である。
ステップが張出位置にあるときの電動ステップ装置の底面図である。
各要素が格納位置にあるときの電動ステップ装置の要部の拡大平面図である。
各要素が張出位置にあるときの電動ステップ装置の要部の拡大平面図である。
制御部における回路構成の一例を示すブロック図である。
張出駆動制御を説明するためのフローチャート図である。
格納駆動制御を説明するためのフローチャート図である。

実施例

0021

以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、車体側面に設けられる乗降口1Aを開閉可能なスライドドア2と、スライドドア2の開閉に伴って車体床下に格納される格納位置から乗降口1Aの下側に出現する張出位置(図1に示す位置)及びその逆へ移動可能なステップ4を有する電動ステップ装置3を備えている。電動ステップ装置3は、スライドドア2を開けることで、ステップ4を張出位置に移動させて乗降口1Aの段差を少なくして、乗員の乗降を補助するものである。

0022

スライドドア2は、車体側面に前後方向へスライド可能に支持され、車体に搭載された図示略の電動ドア開閉装置ドア用モータM1(図9参照)の動力によって開閉移動することができる。

0023

電動ドア開閉装置は、ドア用モータM1、当該ドア用モータM1により減速回転する図示略の回転ドラム巻き付けられるとともに、スライドドア2に連結される図示略のケーブルを備え、ドア用モータM1の動力を回転ドラム及びケーブルを介してスライドドア2に伝達することで、スライドドア2を開閉方向へスライド移動させる。なお、このような電動ドア開閉装置は、例えば、特開2006−328787号公報に記載されているように公知の技術であるため、詳細説明は省略する。

0024

スライドドア2には、車体側の図示略のストライカに噛合することで、スライドドア2を閉鎖位置に保持するための図示略のドアロック装置、スライドドア2を開ける際に操作される外側のドア操作ハンドル2A及び図示略の内側のドア操作ハンドル等が設けられる。ドアロック装置又は車体のいずれかには、スライドドア2が閉じたこと及び開いたことを検出するためのドア開閉検出スイッチSW1(図9参照)が設けられ、ドア操作ハンドル2A(内側のドア操作ハンドルを含む)には、そのドア開操作を検出するためのハンドル操作検出スイッチSW2が設けられる。ドア開閉検出スイッチSW1及びハンドル操作検出スイッチSW2がそれぞれ検出する検出信号は、制御装置100に送信される。

0025

図2は、電動ステップ装置3の斜視図、図3は、電動ステップ装置3の分解斜視図である。図2、3に示すように、電動ステップ装置3は、車体床下に図示略のボルトにより固定されるベースプレート5と、動力源をなすステップ用モータM2と、ステップ用モータM2により上下方向の軸廻りに回転する出力ギヤ6(図7、8参照)に噛合するアイドルギヤ7と、アイドルギヤ7と一体回動する小径ギヤ部71に噛合するセクタギヤ8と、セクタギヤ8に回転方向へ所定の遊びを介して連動する回動レバー9と、回動レバー9と一体となって回動する第1リンク10と、第1リンク10に同期して回動する第2リンク11と、第1、2リンク10、11の回動により車体床下に格納される格納位置(図2実線で示す位置)から車体床下から出現する張出位置(図1に実線及び図2に2点鎖線で示す位置)及びその逆へ移動可能な前述のステップ4と、ステップ4を格納位置に補助的に拘束するための格納インターロックレバー12と、ステップ4を張出位置に補助的に拘束するための張出インターロックレバー13と、格納インターロックレバー12を介してステップ4の格納位置を検出する格納インターロック検出スイッチSW3と、張出インターロックレバー13を介してステップ4の張出位置を検出する張出インターロック検出スイッチSW4と、を備えている。

0026

図4は、電動ステップ装置3の平面図、図5は、ステップ4が格納位置にあるときの電動ステップ装置3の底面図、図6は、ステップ4が張出位置にあるときの電動ステップ装置3の底面図である。なお、図4−6の上方及び下方は、電動ステップ装置4の後方及び前方を指す。また、図4の左側及び図5、6の右側は、車両1の車内側を指し、図4の右側及び図5、6の左側は、車両1の車外側をそれぞれ指す。

0027

なお、図4は、ベースプレート5の上面に配置される要素(ステップ用モータM2、アイドルギヤ7、セクタギヤ8、回動レバー9、格納インターロックレバー12、張出インターロックレバー13、格納インターロック検出スイッチSW2及び張出インターロック検出スイッチSW3)を明示するため、後述の保護カバー14を省略している。なお、ベースプレート5の上面とは、図3に示すようにベースプレート5の上側を向く面であり、同じく下面とは、図3に示すようにベースプレート5の下側を向く面である。

0028

ベースプレート5の上面には、当該上面に配置される要素を覆う保護カバー14(図2、3参照)が固定され、同じく前部(図4−6において左部)には、ステップ4が格納位置にあるとき、車両走行中に跳ね上がった等がステップ4に付着することを防止するための左右方向を向く泥除けプレート15が固定されている。さらに、ベースプレート5の上面には、回動レバー9の回動範囲を制限する円柱状のストッパ51と、格納インターロックレバー12が係合可能な格納ストライカ52と、張出インターロックレバー14が係合可能な張出ストライカ53が固着される。

0029

ステップ用モータM2は、ベースプレート5の上面に配置され、車体の適所に搭載される制御部100によって後述のように制御される。

0030

図7は、ステップ4が格納位置にあるときの要部の拡大平面図、図8は、ステップ4が張出位置にあるときの要部の拡大平面図である。なお、本実施形態で説明する方向(時計方向、反時計方向)は、電動ステップ装置3の平面図を基準としている。

0031

アイドルギヤ7は、ベースプレート5の上面に上下方向の軸16により回動可能に枢支され、出力ギヤ6とセクタギヤ8との間に噛合することで、ステップ用モータM2の回転をセクタギヤ8に伝達する。

0032

セクタギヤ8は、ベースプレート5の上面に上下方向の軸17により回動可能に枢支されるとともに、軸17を中心とする円弧孔81及び格納インターロックレバー12及び張出インターロックレバー13に対して回転方向へ当接可能な円柱状のインターロック作用部82を有し、ステップ用モータM2の正転により、図7に示す格納位置から反時計方向へ所定角度回動した図8に示す張出位置に回動し、ステップ用モータM2の逆転により張出位置から格納位置に回動する。円弧孔81には、ストッパ51が相対移動可能に進入している。

0033

回動レバー9は、軸17と一体となって回動可能に枢支されるとともに、遠心方向延出する第1当接部91及び第1当接部91から回転方向へ所定角度離間した位置に設けられる第2当接部92を有し、第1当接部91がストッパ51に対して時計方向から当接してそれ以上の回転が規制される図7に示す格納位置から反時計方向へ回動して、第2当接部92がストッパ51に対して反時計方向から当接してそれ以上の回動が規制される図8に示す張出位置へ、及びその逆へ回動可能に構成されている。また、回動レバー9には、軸17を中心として回動方向へ所定の長さを有する円弧状の係合孔93が形成されている。係合孔93には、インターロック作用部82がセクタギヤ8の回動方向へ所定の遊びをもって係合している。これにより、回動レバー9は、インターロック作用部82と係合孔93との間に形成される回動方向の遊びを介してセクタギヤ8に連係される。なお、セクタギヤ8及び回動レバー9がそれぞれ格納位置にある場合には、インターロック作用部82が係合孔93の一端縁図7において下縁)に当接し、また、同じく張出位置にある場合には、インターロック作用部82が係合孔93の他端縁(図8において左縁)に当接している。

0034

上述のように、回動レバー9がセクタギヤ8に対して遊びを介して連結されることにより、セクタギヤ8がステップ用モータM2により格納位置から張出位置へ向けて反時計方向へ回動する場合には、先ず、セクタギヤ8が格納位置から上述の遊びに相当する初期角度回動することで、その期間に、後述のように格納インターロックレバー12と格納ストライカ52との係合関係解除するとともに、インターロック作用部82が係合孔93の他端縁(図7において上縁)に当接して、回動レバー9を格納位置から反時計方向へ回動させる。そして、回動レバー9の第2当接部92がストッパ51に反時計方向から当接することで、セクタギヤ8及び回動レバー9は、張出位置に停止する。

0035

また、セクタギヤ8がステップ用モータM2により張出位置から格納位置へ向けて時計方向へ回動する場合には、先ず、セクタギヤ8が張出位置から時計方向へ初期角度回動することで、その期間に、後述のように張出インターロックレバー13と張出ストライカ53との係合関係を解除するとともに、インターロック作用部82が係合孔93の一端縁(図8において右縁)に当接して、回動レバー9を張出位置から時計方向へ回動させる。そして、第1当接部91がストッパ51に時計方向から当接することで、セクタギヤ8及び回動レバー9は、格納位置に停止する。

0036

格納インターロックレバー12及び張出インターロックレバー13は、回動レバー9に軸18により互いに独立して回動し得るように枢支されるとともに、両レバー12、13には軸18に巻装されたスプリング19の端部がそれぞれ掛止されている。スプリング19は、格納インターロックレバー12に対して反時計方向、また張出インターロックレバー13に対して時計方向への付勢力をそれぞれ付与する。

0037

格納インターロックレバー12は、格納ストライカ52に係合可能なフック部121と、セクタギヤ8の反時計方向への初期回動時にインターロック作用部82が当接可能なアーム部122とを有し、回動レバー9が格納位置にあるとき、フック部121が格納ストライカ52に対して反時計方向から係合可能な状態(以下、この状態を「ロック状態」という)にスプリング19の付勢力により保持され、また、セクタギヤ8が反時計方向へ初期回動したとき、インターロック作用部82がアーム部122に当接することで、軸18を中心にスプリング19の付勢力に抗して時計方向へ回動してフック部121が格納ストライカ52から外れて、回動レバー9の反時計方向への回動を許可する。

0038

張出インターロックレバー13は、張出ストライカ53に係合可能なフック部131と、セクタギヤ8の時計方向への初期回動時にインターロック作用部82が当接可能なアーム部132とを有し、回動レバー9が張出位置にあるとき、フック部131が張出ストライカ53に対して時計方向から係合可能な状態(以下、この状態を「ロック状態」という)にスプリング19の付勢力により保持され、また、セクタギヤ8が時計方向へ初期回動したとき、インターロック作用部82がアーム部132に当接することで、軸18を中心にスプリング19の付勢力に抗して反時計方向へ回動してフック部131が格納ストライカ52から外れて、回動レバー9の時計方向への回動を許可する。

0039

格納インターロック検出スイッチSW3は、格納インターロックレバー12がロック状態にあるとき、フック部121の先端に接触することで、格納インターロックレバー12のロック状態及びステップ4の格納位置を検出し、この検出信号を制御部100に送信する。

0040

張出インターロック検出スイッチSW4は、張出インターロックレバー13がロック状態にあるとき、フック部131の先端に接触することで、張出インターロックレバー13のロック状態及びステップ4の張出位置を検出し、この検出信号を制御部100に送信する。

0041

第1リンク10は、ベースプレート5の下面にあって、回動レバー9と一体回動し得るように軸17に固着されるとともに、図5に示す状態で前方斜め車内方向へ延伸する第1アーム部101と、後方斜め車内方向へ延伸する第2アーム部102とを有し、回動レバー9と一体的に格納位置(図5に示す位置)から図5において時計方向へ所定角度回動した張出位置(図6に示す位置)、及びその逆へ回動する。第1アーム部101の先端部には、後側のブラケット221が上下方向を向く軸23により回動可能に連結される。ブラケット221には、車外側へ延伸する後側の第1ステイ22が固着されている。

0042

第2リンク11は、ベースプレート5の下面にあって、軸17から前方へ所定距離離間する位置に上下方向の軸20により枢支されるとともに、第1リンク10と同一形状の第1アーム部111及び第2アーム部112を有して、第2アーム部112が前後方向を向く連結棒21を介して第1リンク10の第2アーム部102に連結されることで、第1リンク10と同期して図5に示す格納位置及び図6に示す張出位置に回動することができる。第1アーム部111には、前側のブラケット241が上下方向を向く軸25により回動可能に連結される。ブラケット241には、外側へ延伸する前側の第1ステイ24が固着されている。

0043

ステップ4は、足を載せ易いような平板状を呈して、主に図5、6に示すように、下面には前側の第2ステイ41及び後側の第2ステイ42が固着され、前側の第2ステイ41の端部が前側の第1ステイ24にボルト26により接続され、また、後側の第2ステイ42の端部が後側の第1ステイ22にボルト26により接続されることで、第1、2リンク10、11の回動に伴って、格納位置から張出位置、及びその逆へ移動することができる。なお、ステップ4は、ステップ用モータM2の回転を減速してセクタギヤ8に伝達する減速機構抵抗によって格納位置及び張出位置に保持される。また、格納インターロックレバー12及び張出インターロックレバー13は、格納ストライカ52及び張出ストライカ53にそれぞれ係合することで、ステップ4を格納位置及び張出位置に補助的に保持する機能も有している。

0044

ステップ4には、ステップ4に乗降者の足が載っていること、又は接していること等の負荷を検出する重量検出センサSW5(図9参照)と、ステップ4が障害物に接したこと、又は近接したことを検出する障害物検出センサSW6(図9参照)が設けられている。重量検出センサSW5及び障害物検出センサSW6の検出信号は、制御部100に送信される。好ましくは、重量検出センサSW5は、ステップ4の上面に設けられ、障害物検出センサSW6は、ステップ4の側面に設けられる。

0045

本実施形態における電動ステップ装置3は、例えば、車体下部側面サイドエアロパーツ等を装着した特別仕様に対しても適応できるように、ステップ4を標準位置(各図に示した位置)よりも車体からの張出量が大となるように位置調節することができる。この位置調節の構成は、図3から理解できるように、第2ステイ41、42にそれぞれ車内外方向に沿って例えば3個の調節孔411、421を並設するとともに、第1ステイ22、24にそれぞれボルト26を挿入するための2個のボルト孔222、242を車内外方向に並設することで達成される。

0046

ステップ4を標準位置で使用する場合には、ボルト孔222、242にそれぞれ挿入される2本のボルト26を3個の調節孔411、421のうち車外側(図3において右側)の調節孔411、421及び中央の調節孔411、421にそれぞれ挿入して、第1ステイ22、24をボルト26により第2ステイ42、41にそれぞれ接続する。また、ステップ4を特別仕様で使用する場合には、2個のボルト孔222、242にそれぞれ挿入される2本のボルト26を3個の調節孔411、421のうち車内側(図3において左側)の調節孔411、421及び中央の調節孔411、421に挿入して、第1ステイ22、24をボルト26により第2ステイ42、41に接続することで、ステップ4の位置を標準位置よりも外側にすることができる。

0047

次に、電動ステップ装置3の動作について説明する。なお、詳細は、後述するが、本実施形態においては、ステップ4を格納位置から張出位置へ移動させる張出駆動制御は、スライドドア2の開操作を契機(ドア開閉検出スイッチSW1がスライドドア2の開移動を検出した時、又はハンドル操作検出スイッチSW2がドア操作ハンドル2Aの開操作を検出した時)に行われるものである。また、ステップ4を張出位置から格納位置へ移動させる格納駆動制御は、全開位置にあるスライドドア2の閉操作を契機に所定のタイミングで行われるものである。これについては、後で詳細に説明する。

0048

スライドドア2が閉じている場合には、ステップ4は、格納位置に保持されている。この格納状態においては、特に図5、7に示すように、セクタギヤ8、回動レバー9及び第1、2リンク10、11は、それぞれの格納位置に停止しており、ステップ4は、格納インターロックレバー12がスプリング19の付勢力をもってロック状態に保持されている。

0049

上述の格納状態において、ステップ用モータM2が正転駆動すると、当該回転は出力ギヤ6、アイドルギヤ7を介してセクタギヤ8に伝達される。セクタギヤ8は、格納位置から反時計方向へ回動することで、その初期回動をもって、インターロック作用部82が格納インターロックレバー12のアーム部122に対して当接することで、格納インターロックレバー12をスプリング19の付勢力を抗して時計方向へ回動させる。

0050

時計方向へ回動した格納インターロックレバー12は、フック部121が格納用ストライカ52から離脱して、回動レバー9の反時計方向への回動を許可する。また、セクタギヤ8が反時計方向へ初期回動してインターロック作用部82が回動レバー9の係合孔93の一端縁に当接することで、回動レバー8は、セクタギヤ8と一緒に反時計方向へ回動する。そして、セクタギヤ8及び回動レバー9がそれぞれ張出位置に移動すると、張出インターロックレバー13のフック部131が張出ストライカ53を乗り越えることで、図8に示すように、張出インターロックレバー13は、張出ストライカ53に係合したロック状態となり、ステップ4の張出位置への移動が終了する。

0051

また、ステップ4が張出位置にある状態において、ステップ用モータM2が逆転駆動すると、当該回転は、出力ギヤ6、アイドルギヤ7を介してセクタギヤ8に伝達される。セクタギヤ8は、張出位置から時計方向へ回動することで、その初期回動をもって、インターロック作用部82が張出インターロックレバー13のアーム部132に対して当接することで、張出インターロックレバー13をスプリング19の付勢力を抗して反時計方向へ回動させる。

0052

反時計方向へ回動した張出インターロックレバー13は、フック部131が張出ストライカ53から離脱して、回動レバー9の時計方向への回動を許可する。また、セクタギヤ8が時計方向へ初期回動してインターロック作用部82が回動レバー9の係合孔93の他端縁に当接することで、回動レバー8は、セクタギヤ8と一緒に時計方向へ回動する。そして、セクタギヤ8及び回動レバー9がそれぞれ張出位置に移動すると、格納インターロックレバー12のフック部121が格納ストライカ52を乗り越えることで、図7に示すように、格納インターロックレバー12は、格納ストライカ52に係合したロック状態となり、ステップ4の格納位置への移動が終了する。

0053

図9は、制御部100における回路構成の一例を示すブロック図である。
制御部100には、プログラムにしたがって電動ステップ装置4及び電動ドア開閉装置を制御するマイクロコンピュータが搭載されている。マイクロコンピュータは、電動ステップ装置4及び電動ドア開閉装置用のプログラム等を記憶するROM、ワークメモリとして使用されるRAM、プログラムにしたがって制御動作を行なうCPU及びI/Oポート部を含んで構成される。

0054

制御部100には、ドア開閉検出スイッチSW1、ハンドル操作検出スイッチSW2、格納インターロック検出スイッチSW3、張出インターロック検出スイッチSW4、重量検出センサSW5、障害物検出センサSW6、車内適所に設けられる電動ステップ装置4用のステップ操作スイッチSW7、運転席や車体適所に設けられる電動ドア開閉装置用のドア開閉操作スイッチSW8、運転者が携帯する図示略のリモートコンロールスイッチ、スライドドア2の移動を検出するドア移動検出スイッチSW9及びスライドドア2の全開位置を検出する全開検出スイッチSW10の信号をマイクロコンピュータにそれぞれ与える図示略の入力ドライバ回路と、ドア用モータM1、ステップ用モータM2及び車体適所に設けられるブザー27をマイクロコンピュータからの指令にしたがってそれぞれ駆動する図示略の出力回路が搭載されている。

0055

ドア移動検出スイッチSW9は、例えば、ドア用モータM1又はドア用モータM1に接続される減速機構の回転部分に設けられるロータリエンコーダ等の回転センサにより構成される。

0056

制御部100は、スライドドア2の開閉移動時にドア移動検出スイッチSW9から出力されるパルス信号を算出して、そのときのスライドドア2の位置、速度及び移動方向を検出したり判別したりする。

0057

制御部100は、電動ドア開閉装置の制御として、ハンドル操作検出スイッチSW2、ドア開閉操作スイッチSW8又はリモートコントロールスイッチの開操作信号を受信することで、スライドドア2を開方向へ移動させるべく電動ドア開閉装置の開駆動制御を行い、ハンドル操作検出スイッチSW2、ドア開閉操作スイッチSW8又はリモートコントロールスイッチの閉操作信号を受信することで、スライドドア2を閉方向へ移動させるべく電動ドア開閉装置の閉駆動制御を行なう。

0058

さらに、制御部100は、電動ステップ装置3の通常制御として、格納インターロック検出スイッチSW3が、ステップ4が格納位置にあることを検出しているときには、スライドドア2の開操作(ドア開閉検出スイッチSW1におけるスライドドア2の開検出、或いはハンドル操作検出スイッチSW2、ドア開閉操作スイッチSW8又はリモートコントロールスイッチが各開操作を検出した時)を契機に、ステップ4を格納位置から張出位置へ移動させるべくステップ用モータM2の張出駆動制御を行い、また、張出インターロック検出スイッチSW4が、ステップ4が張出位置にあることを検出しているときには、スライドドア2の閉操作を契機に所定のタイミングで、ステップ4を張出位置から格納位置へ移動させるべくステップ用モータM2の格納駆動制御を行なう。

0059

さらに、制御部100は、電動ステップ装置3の異常制御として、格納駆動制御を不能にする格納駆動不能制御、及び張出駆動制御及び格納駆動制御を途中で停止させたり反転させたりする異常停止反転制御を、それぞれ行なう。

0060

格納駆動不能制御としては、乗員の安全性を確保するため、例えば、張出位置にあるステップ4上に乗員の足が乗っている等して重量検出センサSW5が負荷を検出している場合、スライドドア2の閉操作に基づいて、ステップ4を格納位置に移動させる契機が発生しても、格納駆動制御を禁止する制御がある。この場合には、重量検出センサSW5が負荷を検出しなくなった時点で、格納駆動制御を開始するように制御される。

0061

異常停止反転制御としては、制御部100が張出駆動制御又は格納駆動制御を行っている最中、障害物検出センサSW6が障害物を検出したり、重量検出センサSW5が負荷を検出したりした場合には、張出駆動制御又は格納駆動制御を即座に停止させる緊急停止制御、制御部100が張出駆動制御を行っている最中、スライドドア2の閉操作を検出した場合には、張出駆動制御を停止させたり、又は張出駆動制御を格納駆動制御に切り替える反転制御、及び制御部100が格納駆動制御を行っている最中、スライドドア2の開操作を検出した場合には、格納駆動制御を停止させたり、又は格納駆動制御を張出駆動制御に切り替える反転制御がある。

0062

なお、本実施形態において、全開位置にあるスライドドア2の閉操作は、ドア操作ハンドル2Aの閉操作であり、また、格納駆動制御を行なうタイミングは、ドア移動検出スイッチSW9がスライドドア2の閉移動を検出したときであるが、本発明は、これに限定されるものではない。

0063

全開位置にあるスライドドア2の閉操作は、ドア操作ハンドル2Aによる閉操作以外に、リモートコントロールスイッチ又はドア開閉操作スイッチSW8による閉操作がある。

0064

格納駆動制御を行なうタイミングは、ドア移動検出スイッチSW9がスライドドア2の閉移動を検出したときに代えて、ハンドル操作検出スイッチSW2がドア操作ハンドル2Aの閉操作を検出したとき又はその直後、或いはリモートコントロールスイッチ又はドア開閉操作スイッチSW8が閉操作されたとき又はその直後としても良い。

0065

さらに、格納駆動制御を開始させるタイミングとしては、次のようなことも考えられる。
例えば、電動ドア開閉装置によりスライドドア2が全開位置から閉鎖位置に達するまでの時間をT1とし、ステップ4が張出位置から格納位置に移動するまでの時間をT2とした場合、通常、T1>T2の関係になる。これにより、格納駆動制御を開始させるタイミングを、スライドドア2の閉操作を検出した時点から時間(T1−T2)以内の期間、又は、スライドドア2が全開位置から時間(T1−T2)に相当する距離分だけ移動した位置に達するまでの期間内とすれば、いずれのタイミングであっても、スライドドア2が閉鎖位置に達するよりも先に、ステップ4を格納位置に移動させることができる。

0066

したがって、制御部100がスライドドア2の閉操作を契機として行なう格納駆動制御の開始タイミングは、スライドドア2が全開位置から閉鎖位置に達する前であればいずれのタイミングであっても良い。

0067

さらに、制御部100は、車両1の停車環境が変化しても、スライドドア2が全開位置から閉鎖位置に達するよりも先に、ステップ4を確実に格納位置に移動させることを可能にした格納駆動制御の速度制御を行なう。

0068

格納駆動制御の速度制御は、一例として、車両1が前下がり姿勢停車している等して、スライドドア2の閉速度が通常時よりも高速になった場合、制御部100がスライドドア2の閉速度を算出して、当該算出した閉速度に応じたデューテイ比を設定してステップ用モータM2の回転速度を通常よりも高速となるようにPWM制御する。

0069

また、格納駆動制御の速度制御は、他の例として、車体に搭載した角度センサにより車両1の停車姿勢を検出し、当該角度センサが検出した傾斜角度に応じてステップ用モータM2の回転速度を制御するようにしても良い。この場合には、制御部100は、角度センサが車両1の前下がり姿勢を検出した場合には、ステップ用モータM2の回転速度を通常よりも高速となるように制御し、また、角度センサが車両1の後下がり姿勢を検出した場合には、ステップ用モータM2の回転速度を通常よりも低速となるように制御する。

0070

本実施形態においては、制御部100が電動ステップ装置4及び電動ドア開閉装置の両装置を制御する例を示したが、これに代えて、制御部100を電動ステップ装置4の専用とし、電動ドア開閉装置を制御するためのドア用制御部を別に設けても良い。この場合には、電動ドア開閉装置の操作、検出等に係るドア開閉検出スイッチSW1、ハンドル操作検出スイッチSW2、ドア開閉操作スイッチSW8、ドア移動検出スイッチSW9及びドア全開検出スイッチSW10の検出信号をドア用制御部に送信し、ドア用制御部は、各種情報を制御部100に送信するようにする。

0071

次に、電動ステップ装置3に係る動作及び制御部100が行なう主な制御について、フローチャートを用いて説明する。図10は、ステップ4を格納位置から張出位置へ移動させる場合の張出駆動制御を説明するためのフローチャート、図11は、ステップ4を格納位置から張出位置へ移動させる場合の格納駆動制御を説明するためのフローチャートである。なお、図10、11に示すフローチャートに基づく説明においては、説明の簡素化を図るため、前述の異常停止反転制御の反転制御、及び格納駆動制御の速度制御については省略してある。

0072

なお、図10、11に示すフローチャートを説明するための各ステップは、ステップS1、ステップS2、・・・と記載すべきところであるが、電動ステップ装置3のステップ4と、フローチャートを説明するための各ステップとが同じ表現で両者を混同する虞があるため、以下の説明においては、フローチャートの各ステップの表記は、ステップの表記を省略して、単にS1、S2、・・・と表記する。

0073

先ず、図10を参照して、ステップ4の張出駆動制御及びそれに係る動作について説明する。スライドドア2が閉鎖位置にある場合には、ステップ4は、格納位置に保持されている(S1)。この状態においては、ステップ4は、減速機構の抵抗によって格納位置に保持されているため、車両走行中の振動等によりステップ4の位置が変位するようなことはない。

0074

スライドドア2を開けるために、ドア操作ハンドル2A又はドア開閉操作スイッチSW8の開操作が行われると(S2)、制御部100は、ハンドル操作検出スイッチSW2又はドア開閉操作スイッチSW8のドア開操作信号に基づいて、電動ドア開閉装置のドア用モータM1を開駆動制御する。これにより、スライドドア2が開移動することで、ドア開閉検出スイッチSW1は、スライドドア2が開くことでドア開信号を制御部100に送信する。

0075

制御部100は、スライドドア2の開操作に基づいて、ステップ用モータM2の張出駆動制御を開始する(S3)。これにより、ステップ4は、格納位置から張出位置に向けて移動を開始する(S4)。なお、図示は省略しているが、重量検出センサSW5が負荷を検出していたり及び/又は障害物検出センサSW6が障害物を検出している場合には、制御部100は、張出駆動制御を開始しない。

0076

ステップ4が張出位置に達するまでの期間、S5において、障害物検出センサSW6が障害物を検出しなければ(及び/又は重量検出センサSW5が負荷を検出しなければ)、そのまま張出位置に向けて移動する。そして、ステップ4が張出位置に移動して(S6)、張出インターロック検出スイッチSW4が張出インターロックレバー13のロック状態を検出することで、制御部100は、ステップ用モータM2を停止させて張出駆動制御を終了する(S7)。

0077

一方、S5において、ステップ4が張出位置に達する前に、重量検出センサSW5が負荷を検出したり、障害物検出センサSW6が障害物を検出したりして異常を検出した場合には、制御部100は、ステップ用モータM2の制御を張出駆動制御から格納駆動制御に反転制御(S8)するとともに、障害物が存在する等の旨を報知するため、ブザー27を駆動して警告音を発生させる(S9)。これにより、ステップ4は、異常を検出した位置から反転して格納位置に戻って停止して(S10)、ステップ4の反転制御を終了する。

0078

次に、図11を参照して、ステップ4の格納駆動制御及びそれに係る動作について説明する。スライドドア2が全開位置にある場合には、ステップ4は、張出位置に保持されている(S11)。この状態においては、ステップ4は、減速機構の抵抗による張出位置に保持されているため、乗降時の振動等によりステップ4の位置が変位するようなことはない。

0079

スライドドア2を閉じるために、スライドドア2の閉操作、すなわちドア操作ハンドル2A又はドア開閉操作スイッチSW8の閉操作が行われると(S12)、制御部100は、ハンドル操作検出スイッチSW2又はドア開閉操作スイッチSW8のドア閉操作信号に基づいて、電動ドア開閉装置のドア用モータM1を閉駆動制御する。これにより、スライドドア2が全開位置から閉方向へ移動開始し、ドア移動検出スイッチSW9がスライドドア2の閉移動を検出して、ドア閉移動検出信号を制御部100に送信する。

0080

制御部100は、S13において、重量検出センサSW5が負荷を検出していなければ(及び/又は障害物検出センサSW6が障害物を検出していなければ)、スライドドア2の閉操作を契機に、ステップ用モータM2の格納駆動制御を開始して(S14)、ステップ4の格納位置への移動を開始する(S15)。

0081

次いで、ステップ4の格納位置への移動が終了すると(S16)、格納インターロック検出スイッチSW3が格納インターロックレバー12のロック状態を検出することで、制御部100は、ステップ用モータM2を停止させて、格納駆動制御を停止する(S17)。なお、制御部100が格納駆動制御を行っている最中、すなわちステップ4が格納位置へ向けて移動している最中、重量検出センサSW5が負荷を検出したり、障害物検出センサSW6が障害物を検出した場合には、制御部100は、格納駆動制御を中断し、重量検出センサSW5及び/又は障害物検出センサSW6の各検出が取り除かれることで、格納制御再開する。

0082

次いで、ステップ4の格納位置への移動が終了した後、スライドドア2が閉鎖位置に達し(S18)、そのことをドア開閉検出スイッチSW1が検出することで、制御部100は、ドア閉駆動制御を停止して、一連の動作は終了する。

0083

一方、S13において、重量検出センサSW5が負荷を検出していたり、障害物検出センサSW6が障害物を検出したりしている場合には、制御部100は、スライドドア2の閉操作を無効として、ステップ用モータM2の格納駆動制御を開始しない(S19)。したがって、ステップ4は、張出位置に止まったままとなり格納位置への移動が禁止される。

0084

次いで、重量検出センサSW5又は障害物検出センサSW6がそれぞれの状況を検出しなくなった場合には、制御部100は、安全性を確認するために所定の時間経過後にステップ4の格納駆動制御を開始(S21)してS15に移行する。

0085

なお、S21からS15に移行した場合には、格納駆動停止制御を行ったときのスライドドア2の位置によっては、スライドドア2が閉鎖位置に達するよりも先に、ステップ4が格納位置に達するとは限らない。

0086

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(a)ドアをスイング式ドアとする。
(b)車両の走行中(所定の速度以上)やシフトレバーがパーキングレンジ以外の位置にある場合には、安全性を確保するため、ステップ4の張出駆動制御を禁止する。
(c)ステップ4が張出位置にある場合には、車両が発進できないように制御して、ステップ4を格納位置に移動させることによって、車両の発進を許可するように制御する。このようにすると、車体から張り出したステップ4が車両走行中に障害物に接触することを未然に防止することができる。
(d)スライドドア2を手動操作で開閉可能な手動用のスライドドアとする。この場合には、ドア用モータM1無しの電動ドア開閉装置を搭載し、これにスライドドア2の開閉速度、移動方向、位置等を検出するスイッチを設ける。
(e)スライドドア2が全開位置から閉移動した際、閉鎖位置に達することなく途中で止まった場合、そのとき、ステップ4がどのような位置にあっても、ステップ4を張出位置に移動させるようにする。このようにすると、スライドドア2が半開位置にあっても、ステップ4を必ず張出位置に移動させることができる。
(f)ステップ4の張出位置及び格納位置への移動速度を、ユーザーカスタマイズできるようにする。
(g)電動ステップ装置3を車両のフロントドアに対応する車体床下に装着する。この場合には、座席ヒップポジションが高い車両への搭載が効果的である。
(h)上記(a)−(g)を適宜組み合わせる。

0087

1 車両 1A乗降口
2スライドドア2Aドア操作ハンドル
3電動ステップ装置4 ステップ
41、42 第2ステイ411、421調節孔
5ベースプレート51ストッパ
52 格納ストライカ53張出ストライカ
6出力ギヤ7アイドルギヤ
71小径ギヤ部 8セクタギヤ
81円弧孔82インターロック作用部
9回動レバー91 第1当接部
92 第2当接部 93係合孔
10 第1リンク101 第1アーム部
102 第2アーム部 11 第2リンク
111 第1アーム部 112 第2アーム部
12 格納インターロックレバー121フック部
122 アーム部 13 張出インターロックレバー
131 フック部 132 アーム部
14保護カバー15泥除けプレート
16、17、18 軸 19スプリング
20 軸 21連結棒
22 第1ステイ 221ブラケット
222ボルト孔23 軸
24 第1ステイ 241 ブラケット
242 ボルト孔 25 軸
26ボルト27ブザー
100制御装置M1ドア用モータ
M2 ステップ用モータSW1ドア開閉検出スイッチ
SW2ハンドル操作検出スイッチ SW3 格納インターロック検出スイッチ
SW4 張出インターロック検出スイッチ
SW5重量検出センサSW6障害物検出センサ
SW7 ステップ操作スイッチ SW8ドア開閉操作スイッチ
SW9ドア移動検出スイッチSW10 ドア全開検出スイッチ

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