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技術 画像形成装置、後処理装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 安藤裕西方彰信横谷貴司荒井照博
出願日 2016年8月9日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-156768
公開日 2018年2月15日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2018-024147
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における制御・管理・保安 付属装置、全体制御 電子写真における紙送り
主要キーワード エスケープ処理 プレスモータ 積載情報 突き出し部材 プレス位置 部材移 残留シート センター位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

ジャム発生時に機内に残留しているシートに対して、束最終紙までは中間処理トレイへの搬送を継続し、次の束の先頭紙以降のシートは別トレイへ排出することで、無駄になるシートやトナーを減少させる。

解決手段

画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する第1の搬送路と、前記第1の搬送路に沿って搬送された複数枚のシートが1束のシート束として積載される中間処理トレイと、前記中間処理トレイに積載されたシート束を搬送する第2の搬送路と、前記第2の搬送路に沿って搬送されたシート束に後処理を実行する後処理部と、を有する画像形成装置において、前記第2の搬送路に沿ってシート束を搬送中にジャムが発生した場合、前記第1の搬送路に沿って搬送中の残留シートのうち既に中間処理トレイに積載されているシートと同じ束を形成するシートのみ中間処理トレイに排出することを特徴とする。

概要

背景

シートに画像を形成し、当該シートに所定の後処理を実行する画像形成装置が広く知られている。このような画像形成装置のなかには、画像形成部から搬送された複数枚のシートを、後処理装置内に設けられたサドル処理トレイ積載してシート束を形成し、このシート束を束毎に搬送し、該シート束に例えば断裁処理などの後処理を実行するものもある。

昨今では後処理装置は非常に多くの機能が搭載されている。そのため、後処理の種類に応じて異なる排紙トレイを備えたものも普及している。

さらに昨今では、後処理装置でジャムが発生した場合のジャム処理手番を軽減するために、ジャム発生時、その発生箇所よりも搬送方向上流側に残留している印刷済みのシートを1箇所の排紙トレイに排出する方法が提案されている(特許文献1)。

概要

ジャム発生時に機内に残留しているシートに対して、束最終紙までは中間処理トレイへの搬送を継続し、次の束の先頭紙以降のシートは別トレイへ排出することで、無駄になるシートやトナーを減少させる。画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する第1の搬送路と、前記第1の搬送路に沿って搬送された複数枚のシートが1束のシート束として積載される中間処理トレイと、前記中間処理トレイに積載されたシート束を搬送する第2の搬送路と、前記第2の搬送路に沿って搬送されたシート束に後処理を実行する後処理部と、を有する画像形成装置において、前記第2の搬送路に沿ってシート束を搬送中にジャムが発生した場合、前記第1の搬送路に沿って搬送中の残留シートのうち既に中間処理トレイに積載されているシートと同じ束を形成するシートのみ中間処理トレイに排出することを特徴とする。

目的

本発明は、上記の課題に鑑み、ジャムが発生したことにより無駄になるシートを減らすことを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する第1の搬送路と、前記第1の搬送路に沿って搬送された複数枚のシートが1束のシート束として積載される中間処理トレイと、前記中間処理トレイに積載されたシート束を搬送する第2の搬送路と、前記第2の搬送路に沿って搬送されたシート束に後処理を実行する後処理部と、前記第2の搬送路に設けられた、搬送中のシート束を検知するセンサと、前記第1の搬送路から分岐する排出路を介して搬送されたシートが積載される積載トレイと、前記センサからの検知情報に基づきジャムの発生を判断し、ジャムが発生したと判断した場合に、前記第1の搬送路に沿って搬送中の残留シート排出先を決定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記残留シートのうち、すでに前記中間処理トレイに積載されているシートと同じ束を形成するシートについては前記中間処理トレイを前記排出先として決定し、前記残留シートのうち、前記中間処理トレイに積載されているシートと異なる束を形成するシートについては前記積載トレイを前記排出先として決定し、前記制御手段は、前記決定された排出先へ残留シートが排出され、かつ、前記ジャムが解消した後に、前記中間処理トレイに積載されたシート束を前記第2の搬送路に沿って搬送させて該シート束に前記後処理を実行させることを特徴とする画像形成装置

請求項2

シートに画像を形成し、画像が形成された複数枚のシートからM束のシート束を形成し、該M束のシート束に後処理を行うジョブを実行する場合で、かつ、N束目のシート束を前記第2の搬送路に沿って搬送中にジャムが発生した場合において、前記ジャムの解消前から前記中間処理トレイに積載されているN+1束目のシート束を、前記ジャムが解消した後に、前記後処理部で後処理することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記ジャムが解消した後に、前記制御手段は、M−N−1束のシートに対する画像を前記画像形成部に形成させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記制御手段は、前記中間処理トレイにN+1束目のシートが全て揃っているか否かを判断し、揃っていないと判断した場合は、N+1束目のシート束を構成する残りのシートに対する画像形成を前記画像形成部に行わせることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。

請求項5

前記中間処理トレイに設けられた第2のセンサをさらに有し、前記制御手段は、前記ジャムが解消した場合に、前記第2のセンサからの検知情報に基づき、前記中間処理トレイに積載されたN+1束目のシートが前記ジャムの発生後に取り除かれたと判断した場合、前記ジャムの解消後に、M−N束のシートに対する画像を形成するように前記画像形成部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

請求項6

表示手段をさらに有し、前記制御手段は、前記ジャムが解消した場合に、前記中間処理トレイに積載されているN+1束目のシートが積載されていることを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

請求項7

前記後処理は、シート束を断裁する処理であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項8

前記後処理は、シート束を綴じる処理であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項9

前記後処理は、シート束を折る処理であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項10

前記後処理は、シート束を押圧して平坦化を行う処理であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項11

前記後処理は、シート束に糊付け処理を施す糊付け製本処理であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項12

画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する第1の搬送路と、前記第1の搬送路に沿って搬送された複数枚のシートが1束のシート束として積載される中間処理トレイと、前記中間処理トレイに積載されたシート束を搬送する第2の搬送路と、前記第2の搬送路に沿って搬送されたシート束に後処理を実行する後処理部と、前記第2の搬送路に設けられた、搬送中のシート束を検知するセンサと、前記第1の搬送路から分岐する排出路を介して搬送されたシートが積載される積載トレイと、前記センサからの検知情報に基づきジャムの発生を判断し、ジャムが発生したと判断した場合に、前記第1の搬送路に沿って搬送中の残留シートの排出先を決定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記残留シートのうち、すでに前記中間処理トレイに積載されているシートと同じ束を形成するシートについては前記中間処理トレイを前記排出先として決定し、前記残留シートのうち、前記中間処理トレイに積載されているシートと異なる束を形成するシートについては前記積載トレイを前記排出先として決定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記決定された排出先へ残留シートが排出され、かつ、前記ジャムが解消した後に、前記中間処理トレイに積載されたシート束を前記第2の搬送路に沿って搬送させて該シート束に前記後処理を実行させることを特徴とする後処理装置

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置および後処理装置に関する。

背景技術

0002

シートに画像を形成し、当該シートに所定の後処理を実行する画像形成装置が広く知られている。このような画像形成装置のなかには、画像形成部から搬送された複数枚のシートを、後処理装置内に設けられたサドル処理トレイ積載してシート束を形成し、このシート束を束毎に搬送し、該シート束に例えば断裁処理などの後処理を実行するものもある。

0003

昨今では後処理装置は非常に多くの機能が搭載されている。そのため、後処理の種類に応じて異なる排紙トレイを備えたものも普及している。

0004

さらに昨今では、後処理装置でジャムが発生した場合のジャム処理手番を軽減するために、ジャム発生時、その発生箇所よりも搬送方向上流側に残留している印刷済みのシートを1箇所の排紙トレイに排出する方法が提案されている(特許文献1)。

先行技術

0005

特開2014−164011号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上述のように、後処理装置でジャムが発生した場合、そのジャム発生箇所の搬送方向上流側には、多くのシートが機内の搬送路に残留している。これらの残留シートを、特許文献1のように全て同じ排出トレイに排出した場合、次のような課題がある。

0007

残留シートを全て排紙トレイに排出した場合、サドル処理トレイに積載済のシートと同じ束を形成するシートも、排出トレイに排出される。すなわち、同じ束として形成されるシートが、サドル処理トレイと排紙トレイという別の排紙先へ排出される。同じ束として形成されるシートが別排紙先へ排出されると、ジャム解消後に、それらのシートを再利用することができない。

0008

また、残留シートを、全て中間処理トレイに排出した場合を考える。この場合、異なる束を形成するシートが中間処理トレイ上に混在してしまい、1つのシート束として形成することができない。そのため、サドル処理トレイからシートを取り除く必要があり、やはりシートの無駄が発生する。

0009

このように、同じ束を形成するシートと異なる束を形成するシートとが混在して機内に残留している場合、ジャムが解消された後に、サドル処理トレイに積載済みのシートの再印刷が必要になる。

0010

本発明は、上記の課題に鑑み、ジャムが発生したことにより無駄になるシートを減らすことを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを搬送する第1の搬送路と、前記第1の搬送路に沿って搬送された複数枚のシートを1束のシート束として積載される中間処理トレイと、前記中間処理トレイに積載されたシート束を搬送する第2の搬送路と、前記第2の搬送路に沿って搬送されたシート束に後処理を実行する後処理部と、前記第2の搬送路に設けられた、搬送中のシート束を検知するセンサと、前記第1の搬送路から分岐する排出路を介して搬送されたシートが積載される積載トレイと、前記センサからの検知情報に基づきジャムの発生を判断し、ジャムが発生したと判断した場合に、前記第1の搬送路に沿って搬送中の残留シートの排出先を決定する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記残留シートのうち、すでに前記中間処理トレイに積載されているシートと同じ束を形成するシートについては前記中間処理トレイを前記排出先とし、前記残留シートのうち、前記中間処理トレイに積載されているシートと異なる束を形成するシートについては前記積載トレイを前記排出先として決定し、前記制御手段は、前記決定された排出先へ残留シートが排出され、かつ、前記ジャムが解消した後に、前記中間処理トレイに積載されたシート束を前記第2の搬送路に沿って搬送させて該シート束に前記後処理を実行させることを特徴とする。

発明の効果

0012

本発明によれば、ジャムが解消された後に再印刷を行うシートを減らすことができる。

図面の簡単な説明

0013

画像形成システムの全体図
シート情報フォーマット
画像形成システムのシステムブロック
操作表示装置の説明図
後処理装置の断面図
後処理装置のシステムブロック図
製本動作の設定画面
製本モード時シート搬送動作
紙詰まり発生時に実行する動作を説明するフローチャート
紙詰まり発生時の残留シートの例
紙詰まり解消時に実行する動作を説明するフローチャート
操作表示装置の表示画
第2の実施形態における紙詰まり解消時に実行する動作を説明するフローチャート
第2の実施形態における操作表示装置の表示画面

実施例

0014

(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る画像形成システムの主要部の縦断面構造を示す構成図である。画像形成システムは、図1に示すように、画像形成装置100と、フィニッシャ500から構成されている。

0015

(画像形成装置)
画像形成装置100に装備されているシート収納庫103から給紙されたシートは、レジストセンサ117まで搬送される。レジストセンサ117に到達すると、後処理装置であるフィニッシャ500へ、シートの情報である図2のシート情報を送信する。フィニッシャ500は、受け取ったシート情報を保存する。シート情報には、紙サイズや坪量シート材種別後処理モードなどが含まれる。図2(a)は画像形成装置100により送信されるシート情報のフォーマットであり、図2(b)はフィニッシャ500に保存されるシート情報のフォーマットである。

0016

画像形成装置100は、YMCKに対応した4つのステーション120、121、122、123を有する。ステーション120、121、122、123は、トナーをシートに転写して画像を形成する画像形成部である。YMCKは、イエローマゼンタシアンブラック略称である。像担持体である感光ドラム110は、一次帯電器111により一様の表面電位帯電する。感光ドラム110は、レーザ113が出力するレーザ光によって、潜像が形成される。現像器114は、色材(トナー)を用いて潜像を現像してトナー像を形成する。トナー像(可視像)は、中間転写体115上に転写される。中間転写体115上に形成された可視像は、シート収納庫103から搬送されてきたシートに対して、転写ローラ116により転写される。

0017

定着処理機構は、シートに転写されたトナー像を加熱および加圧してシートに定着させる第一定着器150および第二定着器160を有する。第一定着器150は、シートに熱を加えるための定着ローラ151、シートを定着ローラ151に圧接させるための加圧ベルト152、定着完了を検知する第一定着後センサ153を有する。定着ローラ151は中空ローラであり、内部にヒータを有している。

0018

第二定着器160は、第一定着器150よりもシートの搬送方向で下流に配置される。第二定着器160は、第一定着器150により定着したシート上のトナー像に対してグロス(光沢)を付与したり、厚紙のように多くの熱量を必要とする坪量の大きなシートに対して、第一定着器だけでは不足する熱量を補う目的で使用したりする。第二定着器160は、定着ローラ161、加圧ローラ162、第二定着後センサ163を有する。これらローラは中空ローラであり、内部にそれぞれヒータを有している。シートの種類によっては第二定着器160を通す必要がない。この場合、エネルギー消費量低減の目的で第二定着器160を経由せずにシートは搬送路130を通過する。

0019

例えば、シートにグロスを多く付加する設定がされた場合や、シートが厚紙のように定着に多くの熱量を必要とする場合は、第一定着器150を通過したシートは、第二定着器160にも搬送される。一方、シートが普通紙や薄紙の場合であって、グロスを多く付加する設定がされていない場合は、シートは、第二定着器160を迂回する搬送路130に沿って搬送される。第二定着器160にシートを搬送するか、第二定着器160を迂回してシートを搬送するかは、フラッパ131の切り替えにより制御される。

0020

搬送経路切り替えフラッパ132は、シートを搬送路134へと誘導するか、外部への排出経路135に誘導する誘導部材である。搬送路134へと導かれたシートの先端は、反転センサ137を通過し、反転部136へ搬送される。反転センサ137がシートの後端を検出すると、シートの搬送方向が切り替えられる。搬送路切り替えフラッパ133は、シートを両面画像形成用の搬送路138へと誘導するか、排出経路135に誘導する誘導部材である。

0021

排出経路135に導かれ、画像形成装置100から排出されたシートは、フィニッシャ500に送られる。フィニッシャ500の構成は図5を用いて後述する。

0022

(全体システムブロック図)
図3は、図1の画像形成システムを制御するコントローラの構成を示すブロック図である。

0023

コントローラはCPU回路部900を有し、CPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を有する。CPU901は、画像形成システムの基本制御を行うプロセッサである。ROM902には、CPU901が実行する制御プログラムが書き込まれている。RAM903は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。CPU901とROM902とRAM903は、アドレスバスデータバスを介して接続される。CPU901は、ROM902に格納されている制御プログラムにより各制御部922,904,931,941,951を制御する。

0024

画像信号制御部922は、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。プリンタ制御部931は、画像信号制御部922から出力されるビデオ信号に基づき画像形成装置100を制御し、画像形成および用紙搬送を行う。画像信号制御部922、プリンタ制御部931による処理動作は、CPU回路部900により制御される。

0025

フィニッシャ制御部951はフィニッシャ500に搭載された制御部であり、CPU回路部900と情報のやり取りを行うことにより、フィニッシャ500を制御する。この制御内容については後述する。

0026

操作表示装置制御部941は、操作部400とCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。操作部400は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部900に出力するとともに、CPU回路部900からの信号に基づき対応する情報を操作部400に表示する。

0027

(操作表示装置)
図4(a)は操作部400の概観図である。操作部400には、画像形成動作を開始するためのスタートキー402、画像形成動作を中断するためのストップキー403が配置される。さらに操作部400には、部数の設定等を行うためのテンキー404〜412および414、IDキー413、クリアキー415、リセットキー416などが配置される。操作部400の上部にはタッチパネルが張られた表示部420が配置されており、画面上にソフトキーが表示される。

0028

画像形成装置100は、後処理モードとしてノンソート、ソート、ステイプルソート綴じモード)、製本モードなどの処理モードを有する。このような処理モードの設定は操作部400からの入力操作により行われる。例えば、後処理モードを設定する際には、図4(a)に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」を選択すると、図4(b)に示すメニュー選択画面が表示部420に表示され、このメニュー選択画面を用いて処理モードが設定される。

0029

ここで、ユーザが図4(b)にて、「ソート」のソフトキーを選択した状態で、仕上げの選択を終了した場合、ソートモードが設定される。また「ステイプル」のソフトキーを押下すると、図4(c)に示すステイプル設定画面が表示部420に表示され、ユーザはコーナー綴じや2箇所綴じなどの綴じ方法を選択することが可能となっている。

0030

(フィニッシャ)
図5および図6を参照しながら、フィニッシャ500の構成について説明する。図5はフィニッシャ500の構成図であり、図6はフィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951のブロック図である。

0031

まず図5について説明する。フィニッシャ500は、画像形成装置100から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理を実行することが可能である。またフィニッシャ500は、束ねたシート束の後端をステイプルで綴じ綴じ処理を実行することが可能である。さらにフィニッシャ500は、シート束を中央から二つ折りにする製本処理や、シート束を断裁する断裁処理などの後処理を行うことが可能である。また、シート束に糊付け処理を施す糊付け製本処理を行ってもよい。これらの後処理は後述する後処理部によって実行される。

0032

フィニッシャ500は、画像形成装置100から排出されたシートを搬送ローラ対511により搬送パス520に取り込む。搬送ローラ対511により内部に取り込まれたシートは、搬送ローラ対512、513を介して送られる。搬送パス520上には、搬送センサ570,571,572が設けられており、それぞれシートの通過を検出している。

0033

搬送ローラ対512は、搬送センサ571とともにシフトユニット580に備え付けられており、シフトユニット580は、後述のシフトモータM4により、搬送方向に直交するシート幅方向へ移動することが可能である。搬送ローラ対512がシートを挟持している状態で、シフトモータM4を駆動することにより、搬送しながら、シートを幅方向オフセットすることができる。ユーザが図4(b)にて、「シフト」のソフトキーを選択したソートモードでは、手前シフトのシートは15mm手前側に、奥シフトのシートは15mm奥側にオフセットする。「シフト」が選択されていない場合は、オフセットせずに、そのままシートを通過させる。

0034

搬送センサ571の入力によりシートがシフトユニット580を通過したことを検知すると、シフトモータM4を駆動させて、シフトユニット580をセンター位置へと戻す。

0035

搬送ローラ対513と514の間には、搬送ローラ対514によって反転搬送されるシートをバッファパス521に導く切替フラッパ540が配置されている。

0036

排紙パス522は、搬送ローラ対514と515の間にあり、第1の搬送路から分岐する排出路である。そして、搬送ローラ対514と515には、シートを上排紙パス522または下排紙パス523に搬送するかを切り替える切替フラッパ541が配置されている。

0037

切替フラッパ541が上排紙パス522側に切り替わると、後述のバッファモータM2により駆動される搬送ローラ対514により、シートは上排紙パス522へと導かれる。上排紙パス522へ導かれたシートは、排紙モータM3により駆動される搬送ローラ対515により、上トレイ701へと排出される。上排紙パス522上には搬送センサ574が設けられており、シートの通過を検出している。

0038

なお、エスケープ紙として設定されたシートに対しては、エスケープ処理が行われる。エスケープ処理を行う場合、切替フラッパ541を上排紙パス522側に切り替え、システム内に残留するシートを上排紙パス522へと導く。

0039

切替フラッパ541が下搬送パス523側に切り替わると、シートはバッファモータM2により駆動される搬送ローラ対514により下搬送パス523へと導かれ、排紙モータM3により駆動される搬送ローラ対515により搬送される。下搬送パス523上には搬送センサ575が設けられており、シートの通過を検出している。

0040

下搬送パス523の下流には、下排紙パス524と、製本パス525を切り換える切換フラッパ542が配置されている。切替フラッパ542が下排紙パス524側に切り替わると、シートは後述の排紙モータM3により駆動される搬送ローラ対517および518により処理トレイ630へと導かれる。下排紙パス524上には搬送センサ576が設けられており、シートの通過を検出している。

0041

ユーザが図4(b)において「ステイプル」を選択した場合は上トレイ701に排出され、「ステイプル」が選択されていない場合は、図5には不図示の束排紙モータM5により駆動される束排紙ローラ対680により、下トレイ700へ排出される。

0042

切替フラッパ542が製本パス525側に切り替わると、シートは後述の排紙モータM3により駆動される搬送ローラ対517および後述の搬送モータM10により駆動される搬送ローラ対801によって製本パス525に導かれる。製本パス525に導かれたシートは、搬送ローラ対801を介してサドル処理トレイ860(中間処理トレイ)に搬送される。製本パス525上には搬送センサ870が設けられており、シートの通過を検出している。

0043

サドル処理トレイ860に搬送された複数枚のシートは1束のシート束として形成される。サドル処理トレイ860(中間処理トレイ)には、シート把持部材802と可動式シート位置決め部材804、先端揃え部材805が設けられている。また、後処理部の例であるサドルステイプラ820aと対向する位置にはアンビル820bが設けられている。そして、サドルステイプラ820aとアンビル820bが協働して、サドル処理トレイ860(中間処理トレイ)に収納されたシート束に対してステイプル処理を行える構成となっている。

0044

ステイプル処理を行ったシート束に対して後述する製本動作を行う。サドルステイプラ820a下流側には、搬送モータM10により駆動される折りローラ対810と810の対向位置に突きモータM12により駆動される突き出し部材830が設けられている。突き出し部材830をサドル処理トレイ860(中間処理トレイ)に収納されたシート束に向けて突き出すことにより、サドル処理トレイ860で束状に収納されたシート束を折りローラ対810間に押し出す。その後、折りローラ対810よって折られたシート束にプレス処理を行う。まず、折り込まれたシート束は、折りローラ対810を介して折りモータM11により駆動される折り搬送ローラ対811、812に渡される。シート束をプレス位置で停止するために束排紙センサ873がシート束先端を検知してから所定量搬送後シート束を停止する。サドルプレス840をプレスモータM13によって駆動し、シート束の折部を押圧した後、折り搬送ローラ対811、812を駆動し、シート束をトリム部に排出する。

0045

トリム部はシート束を受け取ると受取部搬送モータM15により駆動される受取部搬送ベルト813、断裁部搬送モータM16により駆動される断裁部搬送ベルト814を有する。トリム部は、搬送センサ874がシート束を検出するまで該シート束の搬送を行う。搬送センサ874が搬送中のシート束を検出したら、所定距離搬送し、搬送を停止する。断裁モータM19により断裁刃850(断裁部)を駆動しシート束を断裁した後、断裁部搬送ベルト814、搬送部搬送ベルト815、排出部搬送ベルト816によってシート束を搬送し、積載トレイ702にシート束を排出する。

0046

(フィニッシャブロック図)
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951の構成について図6を参照しながら説明する。図6図3のフィニッシャ制御部951の構成を示すブロック図である。

0047

フィニッシャ制御部951は、図7に示すように、CPU952、ROM953、RAM954などで構成される。図示しない通信ICを介して画像形成装置100側に設けられたCPU回路部900と通信してデータ交換を行い、CPU回路部900からの指示に基づきROM953に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。

0048

入り口モータM1は、搬送ローラ対511、512、513を駆動するモータである。バッファモータM2は、搬送ローラ対514、519を駆動するモータである。排紙モータM3は、搬送ローラ対515、516、517、518を駆動するモータである。シフトモータM4は、シフトユニット580を駆動するモータである。また、後処理装置の各種部材を駆動する手段としては、束排紙モータM5、パドルモータM6、整合モータM7、ステイプルモータM8、ステイプラ移動モータM9が設けられている。束排紙モータM5は、束排紙ローラ680を駆動するモータである。パドルモータM6は、パドル660を駆動するモータである。整合モータM7は、整合部材641を駆動するモータである。ステイプルモータM8は、シート束に綴じ処理を行うステイプラ601を駆動するモータである。ステイプラ移動モータM9は、ステイプラ601を処理トレイ630の外周に沿って搬送方向に対して垂直な方向に移動させるモータである。その他、搬送中のシートの通過を検知する為に、搬送センサ570〜576などの入力信号を設けている。

0049

また、切替フラッパ540を駆動するソレノイドSL1、切替フラッパ541を駆動するソレノイドSL2、切替フラッパ542を駆動するソレノイドSL3を設けている。

0050

製本機能のための入出力としては、搬送モータM10、折りモータM11、突きモータM12、プレスモータM13、部材移動モータM14などが設けられている。搬送モータM10は、搬送ローラ対801を駆動するモータである。折りモータM11は、折りローラ対810、折り搬送ローラ対811、812を駆動するモータである。突きモータM12は、サドル突き折り部830を駆動するモータである。プレスモータM13は、サドルプレス840を駆動するモータである。部材移動モータM14は、先端揃え部材805を移動させるモータである。その他、搬送中のシートの通過を検知する搬送センサ870〜873、サドルプレス840のホームポジションを検知するプレスホームポジションセンサ874等の入力信号を設けている。

0051

断裁機能のための入出力としては、受け取り部搬送モータM15、断裁部搬送モータM16、搬送部搬送モータM17、排出部搬送モータM18、断裁モータM19などが設けられている。受け取り部搬送モータM15は、受取部搬送ベルト813を駆動するモータである。断裁部搬送モータM16は、断裁部搬送ベルト814を駆動するモータである。搬送部搬送モータM17は、搬送部搬送ベルト815を駆動するモータである。排出部搬送モータM18は、排出部搬送ベルト816を駆動するモータである。断裁モータM19は、断裁刃850を駆動するモータである。その他、搬送中のシート束の通過を検知する搬送センサ874から876等の入力信号を設けている。本実施形態では製本したシート束に対する後処理として断裁機能を一例に挙げているが、シート束の背面を押圧して平坦化を行う平坦化処理でも構わない。

0052

(製本動作の設定)
操作部400による製本モードの設定方法を、図7を用いて説明する。製本モードは、操作部400を介してユーザにより設定される。図7(a)の初期画面で、ユーザにより「応用モード」キーが選択されると、操作部400の表示は、図7(a)の初期画面から図7(b)の応用モードの選択画面へ遷移する。

0053

図7(b)の応用モードの選択画面で「製本」がユーザにより選択された場合、操作部400の表示は図7(c)の給紙段選択画面に遷移する。図7(b)の応用モード選択画面で「閉じる」キーがユーザにより押下された場合、図7(a)の初期画面へ遷移する。

0054

図7(c)の給紙段選択画面で給紙段がユーザにより選択され「次へ」キーが押下された場合、操作表示装置制御部941は、図7(d)の中綴じ設定画面へ遷移させる。給紙段選択画面で「戻る」キーがユーザにより押下された場合、図7(b)の応用モードの選択画面へ遷移する。

0055

図7(d)の中綴じ設定画面で「中綴じする」キーが選択された場合、中綴じ製本モードが設定される。一方、未綴じ製本する場合はユーザが「中綴じしない」キーを選択する。「中綴じする」と「中綴じしない」のいずれかを選択後、「OK」のソフトキーを押下することで製本モード設定が完了する。さらにこの設定画面上で「断裁指定」のソフトキーを押下すると、図7(e)の断裁設定画面に遷移する。

0056

断裁設定を行う場合は、断裁設定画面で図4(a)に示すテンキー404〜412および414から断裁量を設定して「OK」キーを選択する。断裁設定を解除する場合は「設定取消」キーを選択する。「OK」キーと「設定取消」キーのどちらを押下しても中綴じ設定画面に(図7(d))に遷移する。製本モード設定を完了し、ユーザが図4(a)に示すスタートキー402を押下すると画像形成動作および製本動作を開始する。

0057

例えば、給紙段選択画面(図7(c))でA3、80gの用紙が設定されている給紙段を選択し、中綴じ設定画面(図7(d))で「中綴じする」、「断裁指定」を選択し、断裁設定画面(図7(e))で20を入力して「OK」を選択した場合を例に説明する。この場合、図2に示した、画像形成装置100がフィニッシャ500に通知するシート情報の、紙長紙幅、坪量、紙種、後処理モード、断裁量に、それぞれ420mm、297mm、80g、普通紙、中綴じ、20mmが設定される。1部を形成するシートが4枚の場合、1枚目のシート情報の束先頭紙情報には「束先頭紙」が、4枚目のシート情報の束最終紙情報には「束最終紙」が設定される。

0058

(製本モード時の搬送動作
製本モード時のフィニッシャ500のCPU952による、シート搬送動作について図8のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置100はフィニッシャ500にシートを受け渡すときに、受け渡すシートIDを含むシート受け渡しコマンドを送信する。図8のフローチャートはフィニッシャ500がシート受け渡しコマンドを受信した時に開始される。以下、特に記載がない場合は、CPU952が行う処理について述べている。

0059

まずCPU952は、S1001にて搬送センサ571がONするまで待機し、搬送センサ571がONすると、S1002へ進む。S1002にて、CPU952は、シートPを所定距離搬送したか否かを判断し、所定距離搬送したと判断したら、S1003へ進む。

0060

S1003にて、CPU952は入口モータM1、バッファモータM2を加速し、搬送ローラ対512、513、514、516による、シートの搬送を加速する。シートは積載時に減速して排出するため、後続するシートとの間隔が詰まってしまう。ここで加速することにより、後続シートとの十分な間隔を確保する。

0061

S1004にて、CPU952は搬送センサ572がONするまで待機し、搬送センサ572がONすると、S1005へ進む。S1005にて、CPU952は搬送中のシートがエスケープ紙か否か判断する。すなわち、RAM954に保存する図2(b)に示すシート情報のうち、画像形成装置100からシート受け渡しコマンドで受け取ったシートIDと一致するシート情報のエスケープ情報を参照する。エスケープ情報に「エスケープ」が設定されている場合はS1006に、設定されていない場合はS1010へ進む。エスケープ情報に「エスケープ」を設定する処理の詳細は後述する。

0062

S1006にて、CPU952はソレノイドSL2を駆動し、切替フラッパ541を上排紙パス522側に切り替える。S1007にて、CPU952は搬送センサ574がONするまで待機し、搬送センサ573がONすると、S1008へ進む。

0063

S1008にて、CPU952はシートを所定距離搬送したか否かを判断し、所定距離搬送したと判断したら、S1009へ進む。S1009にて、CPU952はバッファモータM2、排紙モータM3を減速し、搬送ローラ対514、515による、シートの搬送をトレイ701に積載する速度に減速する。S1010にて、CPU952は搬送センサ573がONするまで待機し、搬送センサ573がONすると、S1011へ進む。

0064

S1011にて、CPU952はソレノイドSL3を駆動し、切替フラッパ542を製本パス525側に切り替える。

0065

S1012にて、CPU952は搬送センサ575がONするまで待機し、搬送センサ575がONすると、S1013へ進む。

0066

S1013にて、CPU952はシートPを所定距離搬送したか否かを判断し、所定距離搬送したと判断したら、S1014へ進む。

0067

S1014にて、CPU952は排紙モータM3を減速し、搬送ローラ対516、517による、シートの搬送をサドル処理トレイ860に積載する速度に減速する。

0068

(エスケープ設定)
フィニッシャ500のCPU952が、紙詰まり発生後に搬送するシートに対してエスケープ設定を行うフローについて、図9のフローチャートを用いて説明する。シート情報は先述したとおり、画像形成装置100のCPU901から送信され、フィニッシャ500は受信したシート情報を図2(b)に示すフォーマットでRAM954に保存する。本実施形態では、シート情報をキューとして保存し、各シートの前後関係がわかるようにしている。そして、製本処理を行う場合、シートをサドル処理トレイ860に積載したタイミングで、エスケープ処理を行う場合はシートを上トレイ701に積載したタイミングでシート情報をRAM954から削除する。以下、特に記載がない場合は、CPU952が実行する処理について述べている。

0069

図9のフローチャートはトリム部で紙詰まりが発生した時に開始される。まず、S2001にて、CPU952はRAM954上で管理するキューにシート情報があるか判断する。シート情報があると判断した場合はS2002に進む。シート情報が無いと判断した場合は紙詰まり発生後に搬送するシートが無いため図9のフローチャートを終了する。

0070

S2002にて、CPU952は、RAM954上で管理するエスケープFLAGをOFFに設定し、S2003にてキューの先頭のシート情報を取得し、S2004に進む。S2004にて、CPU952は、センサ871の論理からサドル処理トレイ860にシートがあるか否かを判断する。センサ871の論理がONの場合は紙有と判断してS2005に進み、センサ871の論理がOFFの場合は紙無と判断してS2008に進む。

0071

S2005にて、CPU952は、取得したシート情報に基づき該当シートが束先頭紙か否かを判断する。すなわち、図2(b)に示すシート情報のフォーマットの束先頭紙情報を参照し、「束先頭紙」が設定されている場合はS2005でYESと判断する。S2005でYESの場合、S2006にて、取得したキューの先頭のシート情報のエスケープ情報に「エスケープ」を設定してRAM954に保存する。なおここで「エスケープ」が設定されたシートは、排出先として上トレイ701が決定される。このシートの前シートは「束最終紙」で、かつサドル処理トレイ860に積載済であり、このシートをサドル処理トレイ860に搬送すると、前束を形成するシートと混在してしまうためである。S2005でNOの場合、すなわち、束先頭紙でない場合、そのシートは排出先としてサドル処理トレイが決定され、S2008に進む。

0072

S2007にて、CPU952はRAM954上で管理するエスケープFLAGをONに設定してRAM954に保存する。S2008にて、CPU952はRAM954上で管理するキューに次のシート情報があるか否かを判断し、次のシート情報がある場合はS2009に進み、次のシート情報がない場合はエスケープ設定を終了する。

0073

S2009にて、RAM954から次のシート情報を取得し、S2010に進む。S2010にて、CPU952は、RAM954上で管理するエスケープFLAGを参照する。エスケープFLAGがONの場合はS2011に進み、エスケープFLAGがOFFの場合はS2012に進む。

0074

S2011にて、CPU952は取得したシート情報のエスケープ情報に「エスケープ」を設定してRAM954に保存し、S2008へ進む。S2012にて、CPU952は取得したシートが束最終紙か否かを判断する。すなわち、図9に示すシート情報のフォーマットの束最終紙情報を参照し、「束最終紙」が設定されていたらS2013に進み、CPU952はRAM954上で管理するエスケープFLAGをONに設定してRAM954に保存する。「束最終紙」が設定されていない場合はS2008に進む。「束最終紙」が設定されている場合、このシートは前までのシートと同じシート束を形成する最後のシートになる。このシートはエスケープせずサドル処理トレイ860に搬送するため、「エスケープ」は設定しない。そして、この束最終紙以降のシート(すなわち、次の束の束先頭紙)に対して「エスケープ」を設定する必要があるため、エスケープFLAGをONに設定する。

0075

図10(a)は、シート束Nの断裁動作中に紙詰まりが発生した場合の例である。図10(a)において、N+1束目の先頭紙は、サドル処理トレイ860に積載済みである。一方で、N+1束目の中紙1(シートm)と中紙2(シートm+1)、N+1束目の最終紙(シートm+2)は、画像は形成された残留シートである。同じくN+2束目の先頭紙(シートm+3)、およびN+2束目の中紙1(シートm+4)も、同じく残留シートである。そして、N+2束目の中紙2は、まだ画像が形成されていない用紙である。図10(a)の場合、N+2束目の先頭紙(シートm+3)、およびN+2束目の中紙1(m+4のシート情報に含まれるエスケープ情報には、「エスケープ」が設定される。そのため、シート束N+1を形成するシートm、m+1、m+2はサドル処理トレイ860に積載され、シートm+3、m+4は上トレイ701に積載される。サドル処理トレイ860には、シート束N+1を形成するシートのみが積載される。そのため、シート束N+1以外を形成するシートと混在しない。

0076

同じく図10(b)も、シート束Nの断裁動作中に紙詰まりが発生した場合の例である。図10(a)との違いは、残留シートが全てN+1束目のシートである点である。この場合、シートm〜m+4は全てサドル処理トレイ860に積載され、シートm〜m+4の再印刷が不要となる。

0077

ジョブ再開時の動作1)
図11は、紙詰まりが解消された後にフィニッシャ500のCPU952がジョブを再開する時の動作について説明するフローチャートである。以下、特に記載がない場合は、CPU952が行う処理について述べている。

0078

CPU952は、S3001にて、トリム部のジャムが解消されるまで待機する。すなわち、搬送センサ874、875、876からの検知情報を確認し、全てOFFになっているか否かを判断する。トリム部のジャムが解消されると、S3002に処理を進める。

0079

S3002にて、CPU952は、サドル処理トレイ860に設けられたセンサ871の検知情報から、サドル処理トレイ860にシートが積載されているか否かを判断する。センサ871がONの場合は、サドル処理トレイ860に少なくとも1枚以上のシートが積載されていると判断し、S3003に進む。

0080

一方、センサ871がOFFの場合は、サドル処理トレイ860にシートが積載されていないと判断し、S3008に進む。

0081

S3003にて、CPU952は、画像形成装置100に紙有情報を通知する。紙有情報は、サドル処理トレイ860にシートが積載されていることを示す情報である。紙有情報を受信した画像形成装置100は、操作部400に図12に示す画面を表示する。図12は、ジャムが解消した後に、印刷の再開を指示する画面の一例である。この画面上でユーザにより「再開」ボタンが選択されると、画像形成装置で印刷が再開される。

0082

S3004にて、CPU952は、サドル処理トレイ860に束最終紙が積載されているか否かを判断する。束最終紙が積載されている場合はS3005に進み、束最終紙が積載されていない場合はS3006に進む。束最終紙が積載されている場合とは、サドル処理トレイ860に1束分のシートが積載されている場合である。すなわち、上述した図10(a)のパターンである。一方、サドル処理トレイ860に束最終紙が積載されていない場合とは、サドル処理トレイに1束分のシートが積載されていない場合、すなわち、同じ束を形成すべきシートとして未印刷のシートがある場合である。これは図10(b)のパターンに該当する。

0083

S3005にて、CPU952は、画像形成装置100に束最終紙積載情報を通知し、S3006に進む。束最終紙積載情報を受信した画像形成装置100は、サドル処理トレイ860に積載済みのシート束は再印刷不要と判断する。一方、束最終紙積載情報を受信しなかった場合、画像形成装置100は、同じ束を形成する未印刷のページの印刷を行う必要があると判断する。

0084

S3006にて、CPU952は、サドル処理トレイ860に設けられたセンサ871の検知情報からサドル処理トレイ860にシートがあるか否かを判断する。この判断を行う理由は、図12の画面を表示後に、サドル処理トレイ860上のシートをユーザが取り除いた可能性があるためである。

0085

センサ871がOFFの場合は、サドル処理トレイのシート束がユーザにより取り除かれたと判断し、S3007に進み、センサ871がONの場合は、サドル処理トレイのシート束がユーザにより取り除かれていないと判断してS3008に進む。

0086

S3007にて、CPU952は、画像形成装置100に紙無情報を通知し、S3008に進む。紙無情報は、サドル処理トレイ860にシートがないことを示す情報である。S3008にて、CPU952は、印刷再開されるまで待機する。すなわち、操作部400に表示される図12に示す画像の「再開」をユーザが押下するまで待機する。

0087

S3008で印刷が再開されると、画像形成装置100は、サドル処理トレイ860の積載状態に応じて、再開時に印刷を再開するシートを変更する。以下、具体的に説明する。

0088

例えば、シートに画像を形成し、画像が形成された複数枚のシートからM束のシート束を形成し、該M束のシート束に後処理を行うジョブを実行する場合を例に説明する。このジョブを実行しているときに、シート束Nの断裁動作中にジャムが発生したとする。この場合、本実施形態によれば、サドル処理トレイ860に、N+1束目のシートが積載され、N+2束目以降のシートは、上トレイ701に排出される。ここで、サドル処理トレイ860には、N+1束目のシート束全てが揃った状態で積載されていたとする。そして、ジャム処理の際に、サドル処理トレイ860に積載されたN+1束目のシート束が、ユーザにより取り除かれなかったとする。この状態で印刷を再開する場合、画像形成装置100は、N束目のシート(ジャムシート)を印刷した後、N+1束目のシート(サドル処理トレイに積載済みのシート)を印刷せず、N+2部のシートを印刷する。すなわち、画像形成装置100は、M束−N束−1束のシートに対する画像形成を画像形成部に実行させる。印刷再開後の積載トレイ702に積載される順番は、シート束N−1、シート束N+1、シート束N、シート束N+2、・・・、の順番になる。なお、画像形成装置100は、フィニッシャ500から受信した紙有情報および束最終紙情報に基づき、印刷するページを決定する。

0089

別の例を説明する。上述の例と同様、シートに画像を形成し、画像が形成された複数枚のシートからM束のシート束を形成し、該M束のシート束に後処理を行うジョブを実行する場合を例に説明する。上述の例では、サドル処理トレイ860にN+1束目のシートが全て積載されていたが、この例ではジャム処理の際に当該N+1束目のシート束が取り除かれた場合について考える。サドル処理トレイ860からシート束が取り除かれた状態で印刷を再開する場合、画像形成装置100は、N束目のシート、N+1束目のシート、N+2束目のシートの順に印刷を実行する。N+1束目のシートについても印刷が実行されるのは、ジャム発生時にサドル処理トレイに積載されたが、ジャム処理の際の取り除かれたためである。印刷再開後の積載トレイ702に積載される順番は、N−1束目のシート束、N束目のシート束、N+1束目のシート束、N+2束目のシート束、…、M束目のシート束の順になる。

0090

さらに別の例を説明する。上述の例と同様、シートに画像を形成し、画像が形成された複数枚のシートからM束のシート束を形成し、該M束のシート束に後処理を行うジョブを実行する場合を例に説明する。この例では、シート束Nの断裁動作中にジャムが発生した場合、サドル処理トレイ860にN+1束目のシート束の一部のみが積載され、N+1束目のシートの残りは未印刷であったとする。つまり、サドル処理トレイにN+1束目のシートが全て揃っていないことになる。この状態で印刷を再開する場合には、画像形成装置100は、N束目のシート束、N+1束目のシート束のうちの未印刷シート、N+2束目のシート束、…、M束目のシート束の順に印刷を実行する。

0091

S3009にて、CPU952は、サドル処理トレイ860に束最終紙が積載されているか否かを判断する。束最終紙が積載されている場合はS3010へ進み、束最終紙が積載されていない場合は、図11のフローチャートを終了する。

0092

S3010にて、CPU952は、ジャムの解消前からサドル処理トレイ860に積載されているN+1束目のシート束に対して、次の後処理を実行させる。具体的には、サドルステイプラ820aによるステイプル処理、折りローラ対810とサドル突き折り部830による折り処理、サドルプレス840によるシートプレス処理、トリム部による断裁処理などである。

0093

以上、第1の実施形態によれば、断裁部でジャムが発生した場合に、サドル処理トレイ860よりも搬送方向上流側に残留しているシートを、異なる排出先(サドル処理トレイ860と上トレイ700)へ排出する構成とした。具体的には、すでにサドル処理トレイ860に積載済みのシートと同じ束を形成するシートについてはサドル処理トレイ860へ、異なる束を形成するシートについては上トレイ700へ排出する構成とした。これにより、サドル処理トレイに、異なる束として形成すべきシートが混在することがない。さらに、紙詰まり解消後に再印刷を行うシートを減らすことができ、無断になる用紙やトナーを減らすことができる。

0094

<第2の実施形態>
(ジョブ再開時の動作2)
図13は、第2の実施形態における、ジョブ再開時の動作を説明するためのフローチャートである。図13のフローチャートの各ステップは、特に記載がない場合は、フィニッシャ500のCPU952が実行する処理である。

0095

まずCPU952は、S4001にてトリム部のジャムが解消されるまで待機する。すなわち、搬送センサ874、875、876が全てOFFになっているか否かを判断する。トリム部のジャムが解消されるとS4002へ進む。S4002にて、CPU952は印刷再開されるまで待機する。すなわち、操作部400に表示される図14に示す画像の「再開」をユーザが押下するまで待機する。

0096

S4003にて、CPU952はサドル処理トレイ860に束最終紙が積載されているか否かを判断する。束最終紙が積載されている場合はS4004へ進み、束最終紙が積載されていない場合は、フローを終了する。

0097

S4004にて、CPU952はサドル処理トレイ860に積載されているシート束に対して製本処理を行う。サドルステイプラ820aによるステイプル処理、折りローラ対810とサドル突き折り部830による折り処理、サドルプレス840によるシートプレス処理、折り搬送ローラ対811、812によるシート束のトリム部への搬送を行う。

0098

本実施例において、ユーザが操作部400の「再開」をユーザが押下したときに、印刷を再開しているが、ジャムが解消された時に自動で印刷が再開しても構わない。

0099

例えば、シート束Nの断裁動作中に紙詰まりが発生した時、図10(a)のようにシート束N+1の先頭紙がサドル処理トレイ860に積載済で、かつ残留シートにシート束N+1とシート束N+2を形成するシートが混在する場合がある。この場合、前述したようにシート束N+1を形成するシートm、m+1、m+2はサドル処理トレイ860に積載され、シートm+3、m+4は上トレイ701に積載される。そして、印刷再開時には、シート束N+1の製本処理が行われ、シート束Nの先頭紙から印刷が再開される。

0100

また、例えばシート束Nの断裁動作中に紙詰まりが発生したとき、図10(b)のように、シート束N+1の先頭紙がサドル処理トレイ860に積載済で、かつ残留シートが全てシート束N+1を形成するシートの場合がある。この場合、シートm〜m+4は全てサドル処理トレイ860に積載される。印刷再開時には、シート束N+1の次のページ(シートN+1の中紙6に形成する画像)から印刷が再開される。

0101

以上、本実施形態によれば、断裁部でジャムが発生した場合に、サドル処理トレイよりも搬送方向上流側に残留しているシートを、異なる排出先(サドル処理トレイ860と上トレイ700)へ排出する構成とした。具体的には、すでにサドル処理トレイ860に積載済みのシートと同じ束を形成するシートについては、サドル処理トレイ860へ、別束を形成するシートについては上トレイ700へ排出する構成とした。すなわち、部の最終紙まではサドル処理トレイへの搬送を継続し、次の部の先頭紙以降のシートはサドル処理トレイ以外のトレイへ搬送を行うことで、無駄になるシートやトナーを減少させることができる。また、サドル処理トレイに、別束として形成すべきシートが混在することがない。

0102

(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0103

100画像形成装置
400 操作部
500フィニッシャ(後処理装置)
511搬送路(第1の搬送路)
814断裁部搬送ベルト(第2の搬送路)
850断裁刃(後処理部)
860サドル処理トレイ(中間処理トレイ)
952 CPU
953 ROM
954 RAM

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    【課題】省電力化を達成しつつ、高湿流れを抑制し、かつ感光体の感度ムラを低減させることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、円筒状の感光体201と、感光体201を加熱するヒータ20... 詳細

  • 京セラドキュメントソリューションズ株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】画像パターンと像担持体の状態とに応じて転写電流を制御し、転写メモリーの発生を抑制しつつ転写画像の画質を確保可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、帯電装置と、露光... 詳細

  • 京セラドキュメントソリューションズ株式会社の「 画像形成装置」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】トナー帯電量と像担持体の状態とに応じて転写電流を制御し、転写メモリーの発生を抑制しつつ転写画像の画質を確保可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、帯電装置と、露光... 詳細

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