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技術 薄葉紙ディスペンサー

出願人 株式会社ダスキン紀伊産業株式会社
発明者 松田寛宮川郁生大見謝里奈平尾卓也
出願日 2016年8月4日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-153581
公開日 2018年2月8日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2018-020818
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード ヒンジ係合 一時的停止 略十字形状 係合開口 ヒンジ孔 取り出し動作 ヒンジ軸 回動範囲
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月8日)のものです。
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図面 (20)

課題

蓋を開ける時に、蓋の回動動作を2回に分けることで、耐久性を向上させることが可能な薄葉紙ディスペンサーを提供することを目的とする。

解決手段

本体部2および蓋部3を備え、前記本体部2は2つの側面8に設けられたヒンジ孔を有し、前面の外側の面に第1の凸部が設けられており、前記蓋部3は、2つの側面の内側の面に前記ヒンジ孔に係合されるヒンジ軸を備え、前面の内側の面に第2の凸部が設けられており、前記本体部2の開口を開く方向への前記蓋部3の回動によって、前記蓋部3の第2の凸部が前記本体部2の第1の凸部と当接して前記蓋部3の回動が停止され、その後前記蓋部3に力が加えられたことによる前記蓋部3のさらなる回動によって、前記本体部2の第1の凸部または前記蓋部3の第2の凸部が弾性変形して前記蓋部3の第2の凸部が前記本体部2の第1の凸部を乗り越えて、前記本体部2の開口が開く。

概要

背景

ペーパータオル等の薄葉紙を積層した状態で収容し、底面に設けられた取出し口から薄葉紙を下方に引き出して使用する薄葉紙ディスペンサー(特許文献1〜3参照)が、店舗トイレキッチン等に多数設置されている。特許文献1〜3に記載の薄葉紙ディスペンサーは、薄葉紙を収容する本体、および、薄葉紙が無くなった時に薄葉紙を補充するために、開閉可能な蓋を備えており、薄葉紙が無くなると、蓋を開けて新たな薄葉紙を補充することができる。

薄葉紙ディスペンサーの蓋には様々な構造(例えば、薄葉紙ディスペンサーの上面を開口とし、開口を閉じる蓋を着脱可能に取り付ける構造)を用いることができるが、特許文献1〜3には、前面から上面に渡る開口を有する本体に蓋をヒンジ係合させ、前記蓋をヒンジ軸を中心に回動させることで、薄葉紙ディスペンサーを開閉する構造が用いられている。特許文献1〜3に記載の薄葉紙ディスペンサーを開けるためには、蓋と本体との係合解除し、蓋の上方を手前に引いて下方に回動させる動作を行うことになる。

概要

蓋を開ける時に、蓋の回動動作を2回に分けることで、耐久性を向上させることが可能な薄葉紙ディスペンサーを提供することを目的とする。本体部2および蓋部3を備え、前記本体部2は2つの側面8に設けられたヒンジ孔を有し、前面の外側の面に第1の凸部が設けられており、前記蓋部3は、2つの側面の内側の面に前記ヒンジ孔に係合されるヒンジ軸を備え、前面の内側の面に第2の凸部が設けられており、前記本体部2の開口を開く方向への前記蓋部3の回動によって、前記蓋部3の第2の凸部が前記本体部2の第1の凸部と当接して前記蓋部3の回動が停止され、その後前記蓋部3に力が加えられたことによる前記蓋部3のさらなる回動によって、前記本体部2の第1の凸部または前記蓋部3の第2の凸部が弾性変形して前記蓋部3の第2の凸部が前記本体部2の第1の凸部を乗り越えて、前記本体部2の開口が開く。

目的

本発明は、蓋を開ける時に、蓋の回動動作を2回に分けることで、蓋と本体との衝突を低減し、耐久性を向上させることが可能な薄葉紙ディスペンサーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

薄葉紙を収容する本体部、および前記本体部の開口を開閉可能に取り付けられた蓋部を備える薄葉紙ディスペンサーであって、前記本体部は、前面、背面、上面、底面、および2つの側面から構成され、少なくとも前記前面又は前記上面に位置する開口、前記底面に設けられた、薄葉紙を下方に取り出すための取出し口、および、2つの前記側面にはそれぞれ円形ヒンジ孔を有し、前記前面の外側の面に第1の凸部が設けられており、前記蓋部は、前面、および2つの側面を備え、2つの前記側面の内側の面に前記ヒンジ孔に係合されるヒンジ軸を有し、前記前面の内側の面に第2の凸部が設けられており、前記蓋部を前記ヒンジ軸を中心に前記本体部に対して回動させることにより、前記本体部の開口を開閉可能とし、前記本体部の開口を開く方向への前記蓋部の回動によって、前記蓋部の第2の凸部が、前記本体部の第1の凸部と当接して、前記蓋部の回動が停止され、その後、前記蓋部に力が加えられたことによる、前記蓋部のさらなる回動によって、前記本体部の第1の凸部または前記蓋部の第2の凸部が弾性変形して、前記蓋部の第2の凸部が前記本体部の第1の凸部を乗り越えて、前記本体部の開口が開くことを特徴とする薄葉紙ディスペンサー。

請求項2

前記本体部の第1の凸部の周囲は一部を残して前記本体部から切り欠かれていることにより、前記第1の凸部は前記本体部に対して弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の薄葉紙ディスペンサー。

請求項3

前記本体部の第1の凸部は弾性材料からなり、別部材として前記本体部に取り付けられていることにより、前記第1の凸部は弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の薄葉紙ディスペンサー。

請求項4

前記蓋部の第2の凸部の周囲は一部を残して前記蓋部から切り欠かれていることにより、前記第2の凸部は前記蓋部に対して弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の薄葉紙ディスペンサー。

請求項5

前記蓋部の第2の凸部は弾性材料からなり、別部材として前記蓋部に取り付けられていることにより、前記第2の凸部は弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の薄葉紙ディスペンサー。

請求項6

前記本体部の底面の取出し口が十字形状であり、十字の一部が前記本体部の前面へと延びていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄葉紙ディスペンサー。

請求項7

前記本体部の背面が着脱可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の薄葉紙ディスペンサー。

請求項8

前記本体部の側面に、垂直方向延伸するスリットが設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の薄葉紙ディスペンサー。

技術分野

0001

本発明は、ペーパータオル等の薄葉紙を積層した状態で収容し、底面から薄葉紙を取り出して使用する薄葉紙ディスペンサーに関する。

背景技術

0002

ペーパータオル等の薄葉紙を積層した状態で収容し、底面に設けられた取出し口から薄葉紙を下方に引き出して使用する薄葉紙ディスペンサー(特許文献1〜3参照)が、店舗トイレキッチン等に多数設置されている。特許文献1〜3に記載の薄葉紙ディスペンサーは、薄葉紙を収容する本体、および、薄葉紙が無くなった時に薄葉紙を補充するために、開閉可能な蓋を備えており、薄葉紙が無くなると、蓋を開けて新たな薄葉紙を補充することができる。

0003

薄葉紙ディスペンサーの蓋には様々な構造(例えば、薄葉紙ディスペンサーの上面を開口とし、開口を閉じる蓋を着脱可能に取り付ける構造)を用いることができるが、特許文献1〜3には、前面から上面に渡る開口を有する本体に蓋をヒンジ係合させ、前記蓋をヒンジ軸を中心に回動させることで、薄葉紙ディスペンサーを開閉する構造が用いられている。特許文献1〜3に記載の薄葉紙ディスペンサーを開けるためには、蓋と本体との係合解除し、蓋の上方を手前に引いて下方に回動させる動作を行うことになる。

先行技術

0004

特開2009−29511号公報
特開2012−20778号公報
特開2012−76826号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1〜3に記載されている薄葉紙ディスペンサーは、蓋を下方へと回動させて薄葉紙ディスペンサーを開ける動作を行うためには、初めに蓋と本体との係合を解除するために蓋に力を加えるが、蓋と本体との係合を解除し、少し蓋を下方に回動させると、蓋は自重で下方へと回動しようとする。そのため、蓋から手を離すと、蓋は自重で下方へと勢いよく回動し、蓋が本体と衝突することで蓋の回動が停止されることになる。

0006

このように薄葉紙ディスペンサーを開ける際に、蓋と本体との衝突を繰り返していると、薄葉紙ディスペンサーが破損する、あるいは、耐久性が低下するという問題が生じる。これらの問題を解消するためには、従来の薄葉紙ディスペンサーでは、薄葉紙ディスペンサーを開ける際に、最後まで蓋を手で支える、あるいは、衝突する箇所に緩衝部材を設ける必要があった。

0007

そこで、本発明は、蓋を開ける時に、蓋の回動動作を2回に分けることで、蓋と本体との衝突を低減し、耐久性を向上させることが可能な薄葉紙ディスペンサーを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の薄葉紙ディスペンサーは、薄葉紙を収容する本体部、および前記本体部の開口を開閉可能に取り付けられた蓋部を備える薄葉紙ディスペンサーであって、前記本体部は、前面、背面、上面、底面、および2つの側面から構成され、少なくとも前記前面又は前記上面に位置する開口、前記底面に設けられた、薄葉紙を下方に取り出すための取出し口、および、2つの前記側面にはそれぞれ円形ヒンジ孔を有し、前記前面の外側の面に第1の凸部が設けられており、前記蓋部は、前面、および2つの側面を備え、2つの前記側面の内側の面に前記ヒンジ孔に係合されるヒンジ軸を有し、前記前面の内側の面に第2の凸部が設けられており、前記蓋部を前記ヒンジ軸を中心に前記本体部に対して回動させることにより、前記本体部の開口を開閉可能とし、前記本体部の開口を開く方向への前記蓋部の回動によって、前記蓋部の第2の凸部が、前記本体部の第1の凸部と当接して、前記蓋部の回動が停止され、その後、前記蓋部に力が加えられたことによる、前記蓋部のさらなる回動によって、前記本体部の第1の凸部または前記蓋部の第2の凸部が弾性変形して、前記蓋部の第2の凸部が前記本体部の第1の凸部を乗り越えて、前記本体部の開口が開くことを特徴とする。

0009

前記本体部の第1の凸部の周囲は一部を残して前記本体部から切り欠かれていることにより、前記第1の凸部は前記本体部に対して弾性変形可能である、あるいは、前記本体部の第1の凸部は弾性材料からなり、別部材として前記本体部に取り付けられていることにより、前記第1の凸部は弾性変形可能である。

0010

前記蓋部の第2の凸部の周囲は一部を残して前記蓋部から切り欠かれていることにより、前記第2の凸部は前記蓋部に対して弾性変形可能である、あるいは、前記蓋部の第2の凸部は弾性材料からなり、別部材として前記蓋部に取り付けられていることにより、前記第2の凸部は弾性変形可能である。

0011

前記本体部の底面の取出し口が十字形状であり、十字の一部が前記本体部の前面へと延びており、また、前記本体部の背面を着脱可能とすることもでき、さらに、前記本体部の側面に、垂直方向延伸するスリットを設けることもできる。

発明の効果

0012

本発明の薄葉紙ディスペンサーは、薄葉紙を収容する本体部、および前記本体部の開口を開閉可能に取り付けられた蓋部を備える薄葉紙ディスペンサーであって、前記本体部は、前面、背面、上面、底面、および2つの側面から構成され、少なくとも前記前面又は前記上面に位置する開口、前記底面に設けられた、薄葉紙を下方に取り出すための取出し口、および、2つの前記側面にはそれぞれ円形のヒンジ孔を有し、前記前面の外側の面に第1の凸部が設けられており、前記蓋部は、前面、および2つの側面を備え、2つの前記側面の内側の面に前記ヒンジ孔に係合されるヒンジ軸を有し、前記前面の内側の面に第2の凸部が設けられており、前記蓋部を前記ヒンジ軸を中心に前記本体部に対して回動させることにより、前記本体部の開口を開閉可能とし、前記本体部の開口を開く方向への前記蓋部の回動によって、前記蓋部の第2の凸部が、前記本体部の第1の凸部と当接して、前記蓋部の回動が停止されることにより、前記蓋部を開く動作の途中で停止させることができるようになり、前記蓋部を全開しないで、前記本体部内の状態を確認することができる。

0013

本発明の薄葉紙ディスペンサーは、前記蓋部を一時的に停止させた後、前記蓋部に力が加えられたことによる、前記蓋部のさらなる回動によって、前記本体部の第1の凸部または前記蓋部の第2の凸部が弾性変形して、前記蓋部の第2の凸部が前記本体部の第1の凸部を乗り越えて、前記本体部の開口が開くことにより、前記蓋部が全開した時に、前記本体部との衝突の衝撃が従来よりも低減され、前記蓋部または前記本体部の破損を防止することが可能となる。

0014

前記本体部の底面の取出し口が十字形状であり、十字の一部が前記本体部の前面へと延びていることにより、薄葉紙の取り出し動作がスムーズになる。また、前記本体部の側面に、垂直方向に延伸するスリットを設けることにより、前記蓋部を開けることなく薄葉紙の残量を確認することができるようになる。

図面の簡単な説明

0015

第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの斜視図である。
第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの下方からの斜視図である。
第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの本体部の斜視図である。
本体部から取り外した背面の斜視図である。
背面を取り外した状態の本体部の斜視図である。
本体部の正面図である。
第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの蓋部の斜視図である。
蓋部を閉じた状態の第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第1の凸部と第2の凸部が当接し、蓋部が一時停止された状態の第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第1の凸部と第2の凸部が当接し、第1の凸部が弾性変形した状態の第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第2の凸部が第1の凸部を乗り越えた状態の第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
蓋部が完全に開いた状態の第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの斜視図である。
第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの本体部の斜視図である。
第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの蓋部の斜視図である。
蓋部を閉じた状態の第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第1の凸部と第2の凸部が当接し、蓋部が一時停止された状態の第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第1の凸部と第2の凸部が当接し、第2の凸部が弾性変形した状態の第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
第2の凸部が第1の凸部を乗り越えた状態の第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。
蓋部が完全に開いた状態の第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサーの断面図である。

実施例

0016

本発明の第1の実施形態の薄葉紙ディスペンサー1について図を用いて以下に詳細に説明する。図1,2が薄葉紙ディスペンサー1の斜視図であり、図2〜7が薄葉紙ディスペンサー1の本体部2および蓋部3の各図である。

0017

本発明の薄葉紙ディスペンサー1は、図1,2に示すように、ペーパータオル等の薄葉紙を積層した状態で内部に収容する本体部2、および前記本体部2の開口9(図示せず)を開閉可能に、前記本体部2に取り付けられた蓋部3を備え、前記本体部2の底面の取出し口10から薄葉紙を下方に引き出して使用するものであり、店舗のトイレ、キッチン等の壁に取り付けて使用される。

0018

前記本体部2は、図3に示すように、前面4、背面5、上面6、底面7、および2つの略L字状の側面8から構成され、前記前面4から前記上面6および2つの前記側面8に亘る開口9が設けられており、前記開口9から前記本体部2内に薄葉紙がセットされる。前記開口9の形状は限定するものではなく、前記前面4の上方だけに位置する形態、または、前記上面6の前方だけに位置する形態、前記側面8を矩形とし、前記前面4の上端から前記上面6の前端に亘る形態等も可能である。

0019

前記本体部2は、図2に示すように、前記底面7に、薄葉紙を下方に引き出すための略十字形状の取出し口10が設けられている。前記取出し口10は、薄葉紙を取り出し易くするために、図6に示すように、前記取出し口10の十字形状の一部を前記底面7から前記前面4へと延伸させており、前記本体部2を正面から見た時に前記前面4へと延伸している部分を見ることができる。前記取出し口10の前記前面4へと延伸している部分には、薄葉紙の縁が露出されることになるので、薄葉紙の縁に指を掛けて取り出すことも可能となる。

0020

前記本体部2は、2つの前記側面8のそれぞれに、図3に示すように、円形のヒンジ孔11が対向するように貫通孔として設けられている。前記本体部2の側面8の内側の面には、図5に示すように、前記ヒンジ孔11の円周に沿って内側へと突出する円筒部17が設けられている。前記円筒部17は、前記ヒンジ孔11にヒンジ係合されるヒンジ軸34(後述する)とのヒンジ係合時の強度を確保するための部材であり、必要に応じて適宜設けることができる。また、前記ヒンジ孔11は貫通孔ではなく、前記側面8の外側の面に設けた平面形状が円形の凹部を用いることも可能である。

0021

前記本体部2の側面8には、図3に示すように、垂直方向に延伸するスリット15が設けられている。前記スリット15は、前記薄葉紙ディスペンサー1の内部に収容されている薄葉紙の残量を確認するためのものであり、前記スリット15を設けることで、前記蓋部3を開けることなく、簡単に薄葉紙の残量を確認することができる。

0022

前記本体部2は、前記前面4の外側の面に、図3に示すように、前方へと突出する2つの第1の凸部14が設けられている。前記第1の凸部14は、図6に示すように、正面視が略矩形を有しており、矩形の底辺および両側辺が、前記本体部2から正面視が略U字状に切り欠かれており、上辺だけが前記本体部2と接続した状態で前記本体部2と一体に形成されている。これにより、前記第1の凸部14は、前記本体部2と接続された部分を支点として弾性変形可能な構造を有している。

0023

前記第1の凸部14は、その個数、形状、および、弾性変形可能な構造については特に限定するものではなく、適宜変更可能である。個数については、少なくとも1つ設ければよく、弾性変形可能な構造については、例えば、ゴム等の弾性材料で形成し、前記本体部2に別部材として取り付けることも可能である。

0024

前記本体部2は、図3に示すように、前記上面6の前方の部分に下方に窪んだ凹部16が設けられている。前記凹部16は、前記蓋部3を前記本体部2に固定するために用いる部材であり、図7に示す、前記蓋部3のフック37が着脱可能に係合される。

0025

前記本体部2の背面5は、着脱可能な背面部25に設けることができる。図4に示すのが、前記本体部2から取り外した状態の前記背面部25であり、図5に示すのが、前記背面部25を取り外した状態の前記本体部2である。前記本体部2は、図5に示すように、前記前面4、前記上面6、前記底面7、および2つの前記側面8を一体形成し、前記背面5の部分を開口とし、前記開口に前記背面部25を着脱可能に取り付ける構造とする。前記背面部25は、図4に示すように、前記背面5の周囲に、前記本体部2の内側に向かって突出する筒状の嵌合部18を設ける。

0026

前記背面部25の嵌合部18は、前記本体部2の開口に挿入した時に、前記上面6、前記底面7、および、2つの前記側面8の内側の面と当接する大きさ及び形状とし、複数の係合開口19を設ける。そして、前記本体部2の上面6、底面7、および2つの側面8の内側の面には、図5に示すように、前記係合開口19と係合する係合突起20を設けておき、前記係合開口19と前記係合突起20との係合によって、前記背面部25は、前記本体部2に着脱可能な構造となる。

0027

前記背面部25を前記本体部2に取り付けた状態では、前記背面部25の嵌合部18の底面は、前記本体部2の底面7の上に重なり、前記底面7に設けた取出し口10を塞ぐことになるために、図4に示すように、前記取出し口10に重なる部分に切り欠き22を設けておく。

0028

前記本体部2内に薄葉紙を積層した状態で収容しているが、この時、前記薄葉紙を前記取出し口10から取り出し易くするために、前記本体部2の内側の面に、前記薄葉紙の中央を下方へと撓ませるための複数のリブ23を設ける。前記薄葉紙ディスペンサー1は、前記リブ23を、前記背面部25の嵌合部18の内側の面、および、前記本体部2の前面4に設けているが、前記背面部25を設けない場合には、前記底面7、2つの前記側面8、および前記前面4の内側の面に設ける。前記リブ23は、下方に向かって突出量が増加する形状としており、これにより、積層された薄葉紙は、中央が下方へと撓むことになり、一番下に位置する薄葉紙の中央の部分は、前記取出し口10の中央付近で下方へ撓むことになり、薄葉紙を取り出し易くなる。

0029

前記蓋部3は、図7に示すように、前面31、上面32、および2つの側面33から構成され、2つの前記側面33の内側の面に前記本体部2のヒンジ孔11に係合されるヒンジ軸34を備えている。前記蓋部3は、上面32を有しているが、少なくとも前記前面31および2つの前記側面33を備えていれば良く、前記本体部の開口9の形状に合わせて、前記上面32を設けない形態でもよい。

0030

前記蓋部3は、前記ヒンジ軸34を前記本体部2のヒンジ孔11に係合させることにより、前記本体部2に回動可能に取り付けられ、前記蓋部3を前記ヒンジ軸34を中心に回動させることによって、前記本体部2の開口9を開閉することができる。前記蓋部3のヒンジ軸34は、前記本体部2のヒンジ孔11に挿入され、前記ヒンジ孔11の円周に沿って設けられた前記円筒部17に挿入可能な大きさに形成されており、前記ヒンジ孔11および前記円筒部17内で回転可能にヒンジ係合される。

0031

前記蓋部3は、図7に示すように、前記上面32にフック37を設けており、図8に示すように、前記フック37を前記本体部2の上面6の凹部16に引っ掛けて係合させることで、前記蓋部3を閉じた状態で前記本体部2に固定することができる。前記フック37と前記凹部16の係合は、この形態に限定するものではなく、他の着脱可能な係合手段を用いることも可能である。

0032

本発明の薄葉紙ディスペンサー1は、前記本体部2を壁などに固定し、内部に薄葉紙を積層した状態で収容する。この時、図8に示すように、前記蓋部3のフック37を前記本体部2の凹部16に係合させることで、前記蓋部3は前記本体部2の開口9を閉じた状態で前記本体部2に固定され、薄葉紙ディスペンサー1は使用できる状態となり、使用者は前記取出し口10から薄葉紙を取り出して使用することができる。

0033

前記蓋部3の前面31の内側の面には、図7に示すように、水平方向に突出する2つの第2の凸部36を設けている。前記第2の凸部36は、図8に示すように、前記蓋部3を閉じた時に、前記本体部2の前面4に接触する程度の突出量であり、前記前面4に設けられた前記第1の凸部14の上方に位置するようにそれぞれ配置されている。

0034

前記第2の凸部36は、前記蓋部3を、前記本体部2の開口9を開くように回動させると、図9に示すように、前記本体部2の第1の凸部14と当接することになる。これにより、前記蓋部3の回動は一時的に停止される。この時、図9に示すように、前記開口9が少し開いた状態となることから、前記薄葉紙ディスペンサー1の中を見ることができるので、前記蓋部3を全開することなく、薄葉紙の残量等を確認することが可能になる。

0035

前記蓋部3の第2の凸部36が前記本体部2の第1の凸部14と当接した状態から、前記蓋部3にさらに力を加えて前記開口9を開くように回動させると、前記本体部の第1の凸部14が弾性変形して、図10に矢印で示すように、前記本体部2の内側へと移動することにより、前記蓋部3の第2の凸部36が前記第1の凸部14を乗り越えることができ、前記蓋部3を全開状態へと回動させることができる。

0036

本発明の薄葉紙ディスペンサー1は、前記蓋部3を一時停止させた後に、全開状態へと回動させることから、前記蓋部3を開ける際の回動を2回に分けることになり、従来よりも、前記蓋部3が前記本体部2に衝突する際の衝撃は低減され、前記蓋部3および前記本体部2が破損するのを防止することが可能となる。前記蓋部3を一時停止させる位置は、前記第1の凸部14および前記第2の凸部36の配置によって変更することができる。

0037

本発明の薄葉紙ディスペンサー1の蓋部3を回動させた時に生じる各部材の動作について図8図12を用いて詳しく説明する。前記本体部2の開口9を開けるためには、まず、図8に示す状態の薄葉紙ディスペンサー1における前記蓋部3のフック37と前記本体部2の凹部16との係合を解除すると、前記蓋部3は自重によって下方へと回動する。

0038

前記蓋部3の回動により、図9に示すように、前記第2の凸部36は、前記本体部2の第1の凸部14の上端と当接し、前記蓋部3の回動が一時的に停止される。この時、前記本体部2の開口9は少し開いた状態となり、前記薄葉紙ディスペンサー1の中の状態を確認することができるようになる。

0039

前記蓋部3の一時停止を解除するために、前記蓋部3に力を加えて回動させると、前記第1の凸部14が、図10の矢印の方向へと弾性変形されることにより、前記第2の凸部36は前記第1の凸部14と当接しながら、乗り越えるように移動することになり、前記蓋部3の一時的停止が解除される。

0040

図11に示すように、前記第2の凸部36が前記第1の凸部14を乗り越えると、前記第1の凸部14の弾性変形は解除されて元の状態に戻る。その後、前記蓋部3は力を加えなくても自重によって回動し、図12に示すように、前記本体部2と衝突すると、前記蓋部3の回動は停止され、前記蓋部3は全開状態になる。

0041

このように、本発明の薄葉紙ディスペンサー1は、前記蓋部3を閉じた状態から全開へと回動させるのではなく途中で一時停止させることにより、前記蓋部3の回動が2回に分けられる。その結果、前記蓋部3の自重による回動範囲が従来よりも少なくなり、前記蓋部3と前記本体部2との衝突による衝撃が低減され、前記蓋部3および前記本体部2が破損するのを防止し、耐久性を向上させることができる。

0042

本発明の薄葉紙ディスペンサー1は、前記第1の凸部14および前記第2の凸部36のいずれかを弾性変形可能な構造とすることから、第2の実施形態では、前記本体部2の第1の凸部14ではなく、前記蓋部3の第2の凸部36を弾性変形可能な構造とした場合について説明する。各部材の符号については、第1の実施形態と異なる一部の部材については新たな符号を用いて説明し、他の部材については第1の実施形態と同じ符号を用いて説明し、詳細な説明は省略する。

0043

第2の実施形態の薄葉紙ディスペンサー1’は、図13に示すように、本体部2’、および、前記本体部2’に取り付けられた蓋部3’を備える。図14に示すように、前記本体部2’の2つの側面8にはヒンジ孔11が設けられている。

0044

前記本体部2’は、前面4の外側の面の下側に、図14に示すように、前方へと突出する2つの第1の凸部42が設けられており、前記第1の凸部42は前記本体部2の前面4と一体に形成され、特に弾性変形可能な構造とはしていない。

0045

前記蓋部3’は、図15に示すように、2つの側面33の内側の面に、前記本体部2’のヒンジ孔11に係合されるヒンジ軸34を備えている。前記蓋部3’の前面31の内側の面に水平方向に突出する2つの第2の凸部45を設けている。前記第2の凸部45は弾性材料からなり、前記蓋部3’とは別部材として前記前面31の内側の面に取り付けられている。これにより、前記第2の凸部45は、弾性変形可能な構造を有している。

0046

前記第2の凸部45は、図16に示すように、前記蓋部3’を閉じた時に、前記本体部2’の前面4に接触する程度の突出量であり、前記前面4に設けられた2つの前記第1の凸部42の上方に位置するようにそれぞれ配置されている。前記第2の凸部45の個数および位置は、前記第1の凸部32と合わせて変更可能であり、本実施形態に限定するものではない。

0047

第2の施形態の薄葉紙ディスペンサー1’における蓋部3’の回動に伴う、各部材の動作について説明する。前記蓋部3’を、図16に示すような前記本体部2’の開口9を閉じた状態から、前記本体部2’の開口9を開くように前記ヒンジ軸34を中心に回動させると、図17に示すように、前記蓋部3’の第2の凸部45が前記本体部2’の第1の凸部42と当接することになる。これにより、前記蓋部3’の回動は一時的に停止され、前記開口9が少し開いた状態となることから、前記薄葉紙ディスペンサー1’の中を見ることができるので、前記蓋部3’を全開することなく、薄葉紙の残量等を確認することが可能になる。

0048

前記蓋部3’の停止を解除するために、図17の状態から、前記蓋部3’に力を加えて回動させると、図18に示すように、前記第2の凸部45が前記第1の凸部42に押圧されて潰れるように弾性変形する。その後、前記第2の凸部45が弾性変形しながら前記第1の凸部42と当接した状態で乗り越えるように移動することから、前記蓋部3’の停止が解除される。

0049

図19に示すように、前記第2の凸部45が弾性変形して前記第1の凸部42を乗り越えると、前記第2の凸部45の弾性変形は解除されて元の状態に戻る。その後、前記蓋部3’は力を加えなくても自重によって回動し、その後、図20に示すように、前記本体部2’と衝突すると、前記蓋部3’の回動は停止され、前記蓋部3’は全開状態になる。

0050

このように、本発明の薄葉紙ディスペンサー1’は、前記蓋部3’を全開するために、前記蓋部3’を閉じた状態から直接全開へと回動させるのではなく、途中で回動を一時停止させ、その後、再び回動させることで、前記蓋部3’の回動を2回に分けることになり、前記蓋部3の自重による回動範囲が従来よりも少なくなり、その結果、前記蓋部3’と前記本体部2’との衝突による衝撃が低減されることになり、前記蓋部3’および前記本体部2’が破損するのを防止し、耐久性を向上させることができる。

0051

このように、本発明の薄葉紙ディスペンサー1,1’は、第1の凸部と第2の凸部のいずれかを弾性変形可能な構造とすることで、蓋部3,3’の回動を一時停止させることができ、その後、再び回動させることで蓋部3,3’を開けることから、前記蓋部3,3’の回動動作を2回に分けることになり、前記蓋部3,3’と前記本体部2,2’との衝突による衝撃を低減し、その結果、本発明の薄葉紙ディスペンサー1,1’は、耐久性が増加し、使い易さも向上させることができる。

0052

1,1’薄葉紙ディスペンサー
2,2’ 本体部
3,3’ 蓋部
4 前面
5 背面
6 上面
7 底面
8 側面
9 開口
10取出し口
11ヒンジ孔
14,42 第1の凸部
15スリット
16 凹部
17円筒部
18 嵌合部
19係合開口
20係合突起
22切り欠き
23リブ
25 背面部
31 前面
32 上面
33 側面
34ヒンジ軸
36,45 第2の凸部
37 フック

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