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技術 シリンジおよびプレフィルドシリンジ

出願人 ニプロ株式会社
発明者 安部寿稔大黒雄史
出願日 2016年8月4日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2016-153484
公開日 2018年2月8日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-019946
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置
主要キーワード 目盛り数字 目盛り単位 クロス形状 使用マニュアル 残余量 メスルアー オスルアー 位相範囲
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月8日)のものです。
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図面 (9)

課題

液体の異なる種類の計量の換算に容易に対応可能なシリンジおよびプレフィルドシリンジ、を提供する。

解決手段

プレフィルドシリンジ10は、バレル21と、バレル21に挿入されるプランジャー31と、バレル21に装填される薬液とを備える。バレル21およびプランジャー31には、薬液を計量するための第1目盛り部41,51と、薬液を計量するための第2目盛り部46,56とが設けられている。第1目盛り部41,51による薬液の計量の種類と、第2目盛り部46,56による薬液の計量の種類とが、互いに異なる。第1目盛り部41,51および第2目盛り部46,56は、第1目盛り部41,51および第2目盛り部46,56間における薬液の計量の換算に合致するように構成されている。

概要

背景

従来のシリンジに関して、たとえば、特開2014−195516号公報には、簡単な構成で、様々な色の液体視認よく計量することを目的とした、シリンジが開示されている(特許文献1)。

特許文献1に開示されたシリンジは、透明性または透光性を有する外筒と、外筒内に挿入されるプランジャーとを備える。外筒には、外筒内の液体を計量するための第1目盛りが設けられ、プランジャーには、外筒内の液体を計量するための第2目盛りが設けられている。第2目盛りは、プランジャーの長手方向に直交する第1方向からは視認することができ、かつ、プランジャーの長手方向に直交し、かつ、第1方向とは異なる第2方向からは視認することができない。

また、特開2015−29740号公報には、シリンジポンプを用いた薬液投与を含む多種多様な用途において、目盛り部を容易に視認することを目的とした、シリンジが開示されている(特許文献2)。

特許文献2に開示されたシリンジでは、シリンジ外筒に目盛り部が設けられている。目盛り部は、シリンジ外筒の周方向に異なる位置に、異なる向きで設けられた第1の目盛り数字および第2の目盛り数字を有する。第1の目盛り数字は、シリンジ外筒に対して縦向きに設けられ、第2の目盛り数字は、シリンジ外筒に対して横向きに設けられている。

概要

液体の異なる種類の計量の換算に容易に対応可能なシリンジおよびプレフィルドシリンジ、を提供する。プレフィルドシリンジ10は、バレル21と、バレル21に挿入されるプランジャー31と、バレル21に装填される薬液とを備える。バレル21およびプランジャー31には、薬液を計量するための第1目盛り部41,51と、薬液を計量するための第2目盛り部46,56とが設けられている。第1目盛り部41,51による薬液の計量の種類と、第2目盛り部46,56による薬液の計量の種類とが、互いに異なる。第1目盛り部41,51および第2目盛り部46,56は、第1目盛り部41,51および第2目盛り部46,56間における薬液の計量の換算に合致するように構成されている。

目的

従来のシリンジに関して、たとえば、特開2014−195516号公報には、簡単な構成で、様々な色の液体を視認よく計量することを目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

液体を配置可能に構成されるバレルと、前記バレルに挿入されるプランジャーとを備え、前記バレルおよび前記プランジャーの少なくともいずれか一方には、液体を計量するための第1目盛り部と、液体を計量するための第2目盛り部とが設けられ、前記第1目盛り部による液体の計量の種類と、前記第2目盛り部による液体の計量の種類とが、互いに異なる、シリンジ

請求項2

前記第1目盛り部による計量の種類は、液体の体積であり、前記第2目盛り部による計量の種類は、液体の重さである、請求項1に記載のシリンジ。

請求項3

前記第1目盛り部および前記第2目盛り部は、目盛り数字を含み、シリンジの軸線方向において、液体を吐出する部位により近い位置を遠位といい、液体を吐出する部位からより遠い位置を近位という場合に、前記バレルおよび前記プランジャーに設けられる前記第1目盛り部および前記第2目盛り部において、前記目盛り数字が、前記遠位から前記近位に向けて大きくなるように付される、請求項1または2に記載のシリンジ。

請求項4

前記プランジャーは、クロス形状の断面を有する軸部を含み、前記軸部は、クロス形状の中心に対してその両側に配置され、同一平面上で延在する第1表面および第2表面を有し、前記第1目盛り部および前記第2目盛り部が、それぞれ、前記第1表面および前記第2表面に設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載のシリンジ。

請求項5

請求項1〜4のいずれか1項に記載のシリンジと、前記バレルに充填される液体とを備え、前記第1目盛り部および前記第2目盛り部は、前記第1目盛り部および前記第2目盛り部間における前記液体の計量の換算合致するように構成される、プレフィルドシリンジ

技術分野

0001

この発明は、シリンジおよびプレフィルドシリンジに関する。

背景技術

0002

従来のシリンジに関して、たとえば、特開2014−195516号公報には、簡単な構成で、様々な色の液体視認よく計量することを目的とした、シリンジが開示されている(特許文献1)。

0003

特許文献1に開示されたシリンジは、透明性または透光性を有する外筒と、外筒内に挿入されるプランジャーとを備える。外筒には、外筒内の液体を計量するための第1目盛りが設けられ、プランジャーには、外筒内の液体を計量するための第2目盛りが設けられている。第2目盛りは、プランジャーの長手方向に直交する第1方向からは視認することができ、かつ、プランジャーの長手方向に直交し、かつ、第1方向とは異なる第2方向からは視認することができない。

0004

また、特開2015−29740号公報には、シリンジポンプを用いた薬液投与を含む多種多様な用途において、目盛り部を容易に視認することを目的とした、シリンジが開示されている(特許文献2)。

0005

特許文献2に開示されたシリンジでは、シリンジ外筒に目盛り部が設けられている。目盛り部は、シリンジ外筒の周方向に異なる位置に、異なる向きで設けられた第1の目盛り数字および第2の目盛り数字を有する。第1の目盛り数字は、シリンジ外筒に対して縦向きに設けられ、第2の目盛り数字は、シリンジ外筒に対して横向きに設けられている。

先行技術

0006

特開2014−195516号公報
特開2015−29740号公報

発明が解決しようとする課題

0007

上述の特許文献1および2に開示されるように、患者への薬液投与等に用いられるシリンジが知られている。このようなシリンジにおいては、一般的に、バレル(外筒)にバレル内に配置された薬液の体積を計量するための目盛り部が設けられている。

0008

一方、薬液の使用マニュアルには、用量が体積(たとえば、mL)で表示される場合のほか、用量が重さ(たとえば、mg)で表示される場合などがある。投薬の際に薬液の用量が重さで指示される場合、薬液の重さを体積に換算する必要があるため、医療現場での負担が増大する。

0009

そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、液体の異なる種類の計量の換算に容易に対応することが可能なシリンジおよびプレフィルドシリンジを提供することである。

課題を解決するための手段

0010

この発明に従ったシリンジは、液体を配置可能に構成されるバレルと、バレルに挿入されるプランジャーとを備える。バレルおよびプランジャーの少なくともいずれか一方には、液体を計量するための第1目盛り部と、液体を計量するための第2目盛り部とが設けられる。第1目盛り部による液体の計量の種類と、第2目盛り部による液体の計量の種類とが、互いに異なる。

0011

このように構成されたシリンジによれば、第1目盛り部または第2目盛り部を用いることにより、液体の異なる種類の計量の換算に容易に対応可能なシリンジを実現することができる。

0012

また好ましくは、第1目盛り部による計量の種類は、液体の体積である。第2目盛り部による計量の種類は、液体の重さである。

0013

このように構成されたシリンジによれば、第1目盛り部を用いて液体の体積を計量し、第2目盛り部を用いて液体の重さを計量することができる。

0014

また好ましくは、第1目盛り部および第2目盛り部は、目盛り数字を含む。シリンジの軸線方向において、液体を吐出する部位により近い位置を遠位といい、液体を吐出する部位からより遠い位置を近位という。この場合に、バレルおよびプランジャーに設けられる第1目盛り部および第2目盛り部において、目盛り数字が、遠位から近位に向けて大きくなるように付される。

0015

このように構成されたシリンジによれば、液体の投与量を把握する際に、プランジャーに設けられた第1目盛り部または第2目盛り部を用い、液体の投与後、液体の残余量を把握する際に、バレルに設けられた第1目盛り部または第2目盛り部を用いることができる。

0016

また好ましくは、プランジャーは、クロス形状の断面を有する軸部を含む。軸部は、クロス形状の中心に対してその両側に配置され、同一平面上で延在する第1表面および第2表面を有する。第1目盛り部および第2目盛り部が、それぞれ、第1表面および第2表面に設けられる。

0017

このように構成されたシリンジによれば、第1目盛り部および第2目盛り部を、プランジャーを一方向から見て視認することができる。

0018

この発明に従ったプレフィルドシリンジは、上述のいずれかに記載のシリンジと、バレルに充填される液体とを備える。第1目盛り部および第2目盛り部は、第1目盛り部および第2目盛り部間における液体の計量の換算に合致するように構成される。

0019

このように構成されたプレフィルドシリンジによれば、液体の異なる種類の計量の換算に容易に対応可能なプレフィルドシリンジを実現することができる。

発明の効果

0020

以上に説明したように、この発明に従えば、液体の異なる種類の計量の換算に容易に対応することが可能なシリンジおよびプレフィルドシリンジを提供することができる。

図面の簡単な説明

0021

この発明の実施の形態におけるプレフィルドシリンジを示す斜視図である。
図1中のプレフィルドシリンジを構成するバレルを示す側面図である。
図1中のプレフィルドシリンジを構成するプランジャーを示す側面図である。
図3中のIV−IV線上の矢視方向から見たプランジャーを示す断面図である。
図1中のプレフィルドシリンジの使用形態の一例を示す側面図である。
図1中のプレフィルドシリンジの変形例を示す斜視図である。
図1中のプレフィルドシリンジの変形例を示す斜視図である。
図1中のプレフィルドシリンジの変形例を示す斜視図である。

実施例

0022

この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。

0023

図1は、この発明の実施の形態におけるプレフィルドシリンジを示す斜視図である。図2は、図1中のプレフィルドシリンジを構成するバレルを示す側面図である。図3は、図1中のプレフィルドシリンジを構成するプランジャーを示す側面図である。

0024

なお、本明細書においては、プレフィルドシリンジ(シリンジ)の軸線方向において、薬液を吐出する部位により近い位置を「遠位」といい、薬液を吐出する部位からより遠い位置を「近位」という。

0025

図1から図3を参照して、本実施の形態におけるプレフィルドシリンジ10は、薬液が予め装填されたシリンジ(注射器)である。薬液の代表的な例として、抗がん剤が挙げられる。プレフィルドシリンジ10の容量は、10mL(50mg)である。

0026

プレフィルドシリンジ10は、バレル21、プランジャー31および薬液61を有する。バレル21は、薬液61を配置可能に構成されている。プランジャー31は、バレル21に挿入されている。

0027

より具体的には、バレル21は、その構成部位として、本体部22と、フランジ部24と、薬液吐出部23とを有する。

0028

本体部22は、筒形状(好ましくは、円筒形状)を有し、その両端に遠位端および近位端を有する。薬液吐出部23は、本体部22の遠位端に設けられ、フランジ部24は、本体部22の近位端に設けられている。

0029

薬液吐出部23は、プレフィルドシリンジ10の使用に伴って、薬液61を吐出する部位である。本実施の形態では、薬液吐出部23が、遠位に近づくに従って外径が小さくなる、ISO594−1に準拠したテーパ状の外周面を有するオスルアーである。薬液吐出部23の形状は、これに限定されず、任意の形状を有してもよい。薬液吐出部23に接続されたメスコネクタ(たとえば、メスルアー針基等)が意図せずに分離することを防ぐために、任意のロック機構が設けられてもよい。たとえば、薬液吐出部23を構成するオスルアーを取り囲む円筒が設けられ、当該円筒の内周面にISO594−2に準拠した雌ネジが形成されてもよい。

0030

フランジ部24は、プレフィルドシリンジ10の使用時にその使用者が指を掛ける部位である。フランジ部24は、本体部22の近位端から鍔状に広がって設けられている。本実施の形態では、フランジ部24が、本体部22の軸線方向から見て、略楕円形状を有する。フランジ部24は、その略楕円形状の長径方向に広がる一対の指掛け部24p,24qを有する。

0031

本体部22、フランジ部24および薬液吐出部23は、一体に形成されている。バレル21の材料は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であることが好ましい。バレル21の材料は、金属など、透明でないものであってもよく、この場合、バレル21の内部を視認可能とする構造(たとえば、窓部)が設けられることが好ましい。

0033

プランジャー31は、本体部22の近位端よりバレル21に挿入されている。プランジャー31が近位から遠位に移動することによって、バレル21内の薬液61が薬液吐出部23から吐出される。

0034

プランジャー31は、その構成部位として、軸部32と、フランジ部33と、ガスケット36とを有する。

0035

軸部32は、棒形状(軸形状)を有し、その両端に遠位端および近位端を有する。ガスケット36は、軸部32の遠位端に取り付けられ、フランジ部33は、軸部32の近位端に設けられている。

0036

ガスケット36は、プランジャー31の近位から遠位への移動に伴って、バレル21内の薬液61を送り出す部位である。ガスケット36は、円形の断面形状を有する。ガスケット36は、プランジャー31がバレル21に挿入された状態において、本体部22の内周面と密着する。バレル21およびガスケット36により囲まれた空間により、バレル21内に薬液61の液室が形成されている。ガスケット36は、バレル21内で本体部22の軸方向に摺動可能に設けられている。

0037

ガスケット36の材料は、特に限定されないが、たとえば、オレフィン系エラストマーや、スチレン系エラストマーポリエステルエラストマーポリウレタンエラストマーシリコーンゴムブチルゴムフッ素ゴム等の加硫ゴム、さらにそれらにフッ素樹脂コートしたもの等を用いることができる。

0038

フランジ部33は、プレフィルドシリンジ10の使用時にその使用者が指で押す部位である。フランジ部33は、軸部32の軸方向から見て、円形状を有する。

0039

軸部32およびフランジ部33は、一体に形成されている。軸部32およびフランジ部33の材料としては、上述したバレル21の材料として例示したものから選択することができる。

0040

図1および図2を参照して、バレル21には、薬液61を計量するための第1目盛り部41と、薬液61を計量するための第2目盛り部46とが設けられている。第1目盛り部41による薬液61の計量の種類と、第2目盛り部46による薬液61の計量の種類とは、互いに異なる。本実施の形態では、第1目盛り部41による計量の種類は、薬液61の体積であり、第2目盛り部46による計量の種類は、薬液61の重さである。

0041

第1目盛り部41は、目盛り42と、目盛り数字43と、目盛り単位44とから構成されている。

0042

目盛り42は、本体部22の軸線方向に沿って一定間隔ごとに並んでいる。目盛り数字43は、目盛り42によって特定する数字を示すものである。本実施の形態では、目盛り数字43は、遠位から近位に向けて大きくなるように付されている。目盛り数字43として、0〜10までの整数が遠位から近位に向けて並んでいる。目盛り単位44は、第1目盛り部41により計量される薬液61の体積の単位であり、本実施の形態では、「mL」である。

0043

第2目盛り部46は、目盛り47と、目盛り数字48と、目盛り単位49とから構成されている。

0044

目盛り47は、本体部22の軸線方向に沿って一定間隔ごとに並んでいる。目盛り数字48は、目盛り47によって特定する数字を示すものである。本実施の形態では、目盛り数字48は、遠位から近位に向けて大きくなるように付されている。目盛り数字48として、0,10,20,30,40,50が遠位から近位に向けて並んでいる。目盛り単位49は、第2目盛り部46により計量される薬液61の重さの単位であり、本実施の形態では、「mg」である。

0045

第1目盛り部41および第2目盛り部46は、第1目盛り部41および第2目盛り部46間における薬液61の計量の換算に合致するように構成されている。本実施の形態では、第2目盛り部46における目盛り数字48の0,10,20,30,40,50(mg)が、それぞれ、第1目盛り部41における目盛り数字43の0,2,4,6,8,10(mL)に一致する。

0046

第1目盛り部41および第2目盛り部46は、バレル21の本体部22に設けられている。第1目盛り部41および第2目盛り部46は、本体部22の軸線周りの周方向に隣り合って設けられている。第1目盛り部41および第2目盛り部46は、本体部22の軸線周りの周方向において180°の位相範囲内に設けられている。第1目盛り部41および第2目盛り部46は、フランジ部24の一対の指掛け部24p,24qから90°ずれた位相位置を中心に設けられている。

0047

図4は、図3中のIV−IV線上の矢視方向から見たプランジャーを示す断面図である。

0048

図1図3および図4を参照して、プランジャー31には、バレル21に設けられた第1目盛り部41に対応して、薬液61の体積を計量するための第1目盛り部51が設けられ、バレル21に設けられた第2目盛り部46に対応して、薬液61の重さを計量するための第2目盛り部56が設けられている。

0049

第1目盛り部51は、目盛り52と、目盛り数字53と、目盛り単位54とから構成されている。

0050

目盛り52は、軸部32の軸線方向に沿って一定間隔ごとに並んでいる。目盛り数字53は、目盛り52によって特定する数字を示すものである。本実施の形態では、目盛り数字53は、遠位から近位に向けて大きくなるように付されている。目盛り数字53として、0〜10までの整数が遠位から近位に向けて並んでいる。目盛り単位54は、第1目盛り部51により計量される薬液61の体積の単位であり、本実施の形態では、「mL」である。

0051

第2目盛り部56は、目盛り57と、目盛り数字58と、目盛り単位59とから構成されている。

0052

目盛り57は、軸部32の軸線方向に沿って一定間隔ごとに並んでいる。目盛り数字58は、目盛り57によって特定する数字を示すものである。本実施の形態では、目盛り数字58は、遠位から近位に向けて大きくなるように付されている。目盛り数字58として、0,10,20,30,40,50が遠位から近位に向けて並んでいる。目盛り単位59は、第2目盛り部56により計量される薬液61の重さの単位であり、本実施の形態では、「mg」である。

0053

第1目盛り部51および第2目盛り部56は、第1目盛り部51および第2目盛り部56間における薬液61の計量の換算に合致するように構成されている。本実施の形態では、第2目盛り部56における目盛り数字58の0,10,20,30,40,50(mg)が、それぞれ、第1目盛り部51における目盛り数字53の0,2,4,6,8,10(mL)に一致する。

0054

第1目盛り部51および第2目盛り部56は、プランジャー31の軸部32に設けられている。軸部32は、その軸方向に直交する平面により切断された場合に、クロス形状(十字形状)の断面を有する。軸部32は、第1表面32aおよび第2表面32bを有する。第1表面32aおよび第2表面32bは、軸部32のクロス形状の中心101に対してその両側に配置されている。第1表面32aおよび第2表面32bは、同一平面上で延在する。第1目盛り部51および第2目盛り部56は、それぞれ、第1表面32aおよび第2表面32bに設けられている。

0055

なお、軸部32は、第1目盛り部51および第2目盛り部56の記載が可能な表面を有するものであれば、特に限定されず、たとえば、軸部32の断面は、円形状や、四角などの多角形状であってもよい。

0056

図5は、図1中のプレフィルドシリンジの使用形態の一例を示す側面図である。図5を参照して、薬液61の使用マニュアルには、用量が体積で表示される場合と、用量が重さで表示される場合とがある。本実施の形態では、バレル21に、薬液61の体積を計量するための第1目盛り部41と、薬液61の重さを計量するための第2目盛り部46とが設けられ、プランジャー31に、薬液61の体積を計量するための第1目盛り部51と、薬液61の重さを計量するための第2目盛り部56とが設けられるため、使用マニュアルに記載された用量の種類に合わせて、第1目盛り部41,51および第2目盛り部46,56のいずれか一方を選択して用いることができる。これにより、薬液61の体積および重さの間で換算を行なう必要がなくなるため、医療現場での負担を軽減することができる。

0057

プレフィルドシリンジ10の使用方法についてより具体的に説明する。図1を参照して、プレフィルドシリンジ10の未使用時、バレル21内には、10mL(50mg)の薬液61が装填されている。このとき、プランジャー31の先端は、バレル21の第1目盛り部41の10mLを指し示し、バレル21の第2目盛り部46の50mgを指し示す。バレル21の後端は、プランジャー31の第1目盛り部51の0mLを指し示し、プランジャー31の第2目盛り部56の0mLを指し示す。

0058

図5を参照して、患者への薬液61の投与時、使用マニュアルに記載された用量の種類に合わせて、プランジャー31の第1目盛り部51および第2目盛り部56のいずれか一方を用いる。たとえば、使用マニュアルに薬液61の用量が7mLと記載されている場合、バレル21の後端がプランジャー31の第1目盛り部51の7mLを指し示すように、プランジャー31を移動させる。また、使用マニュアルに薬液61の用量が35mgと記載されている場合、バレル21の後端がプランジャー31の第2目盛り部56の35mgを指し示すように、プランジャー31を移動させる。

0059

患者への薬液61の投与後、バレル21内の薬液61の残余量を確認することによって適正な用量で投与が行なわれたことを確認する。このとき、バレル21の第1目盛り部41を用いることによって、薬液61の残余量が3mLであることを確認することができ、バレル21の第2目盛り部46を用いることによって、薬液61の残余量が15mgであることを確認することができる。

0060

図6から図8は、図1中のプレフィルドシリンジの変形例を示す斜視図である。図6中に示すプレフィルドシリンジの容量は、1.0mL(20mg)であり、図7中に示すプレフィルドシリンジの容量は、5mL(100mg)であり、図8中に示すプレフィルドシリンジの容量は、20mL(100mg)である。

0061

図6から図8中に示すプレフィルドシリンジにおいても、バレル21に、薬液61の体積を計量するための第1目盛り部41と、薬液61の重さを計量するための第2目盛り部46とが設けられ、プランジャー31に、薬液61の体積を計量するための第1目盛り部51と、薬液61の重さを計量するための第2目盛り部56とが設けられている。各プレフィルドシリンジにおいて、第1目盛り部41,51および第2目盛り部46,56は、バレル21内に収容された薬液の計量の換算に合致するように構成されている。

0062

なお、本実施の形態では、目盛り数字43,48および目盛り数字53,58が、遠位から近位に向けて大きくなるように付される場合について説明したが、本発明はこれに限られない。たとえば、目盛り数字43,48が遠位から近位に向けて大きくなるようにバレル21に付され、目盛り数字53,58が近位から遠位に向けて大きくなるようにプランジャー31に付される構成としてもよい。また、第1目盛り部および第2目盛り部は、バレル21およびプランジャー31のいずれか一方にのみ設けられてもよい。

0063

また、本発明においてシリンジに装填される液体は、特に限定されず、たとえば、インスリン生理食塩水であってもよい。さらに、本発明において第1目盛り部および第2目盛り部による液体の計量の種類は、体積および重さに限られない。たとえば、シリンジに装填される液体が抗がん剤である場合に、力価(K.U.)および体積(mL)であってもよい。また、シリンジに装填される液体がインスリンである場合に、単位および体積(mL)であってもよい。

0064

また、本実施の形態では、薬液が予め装填されたプレフィルドシリンジについて説明したが、本発明は、患者への薬液投与の際に薬液が装填されるシリンジであってもよい。この場合、第1目盛り部および第2目盛り部を、シリンジへの装填が予定される薬液の計量の換算に合致するように構成すればよい。

0065

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0066

この発明は、主に、医療分野で利用されるシリンジおよびプレフィルドシリンジに適用される。

0067

10プレフィルドシリンジ、21バレル、22 本体部、23薬液吐出部、24,33フランジ部、24p,24q指掛け部、31プランジャー、32 軸部、32a 第1表面、32b 第2表面、36ガスケット、41,51 第1目盛り部、42,47,52,57 目盛り、46,56 第2目盛り部、43,48,53,58目盛り数字、44,49,54,59目盛り単位、61薬液、101 中心。

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