図面 (/)

技術 セイフティフック

出願人 有限会社エー・ジー・ケー
発明者 荒川均
出願日 2016年8月2日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2016-151658
公開日 2018年2月8日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2018-019806
状態 特許登録済
技術分野 フック・吸着カップ及び粘着取付け ベルト・チェーン 家庭用サポート、ホルダー 陳列棚
主要キーワード ワイヤーグリップ 解除形態 釣針状 閉止片 ボール孔 上端周 解除力 ローレット状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

権限のない者による展示品7の取外しを防止・遅延する機能や、不意の展示品落下を防止する機能を有し、操作性が良いセイフティフック1を提供する

課題を解決するための手段

セイフティフック1は、吊りワイヤー3に係止可能なグリップディ17と、該ボディ17に連結された、物品吊り下げられるフック23を備える。さらに、該フック23の開き部23zを塞ぐ塞位置と、同部23zを開放する開位置との間で変位可能なフックカバー21と、該フックカバー21の前記塞位置から前記開位置への変位を妨げるカバーキャップ19を備える。

概要

背景

美術館ショーウィンドウなどのディスプレイ空間においては、絵画商品などの展示品を吊るフックを多数用いている。そして、吊りワイヤーの任意の位置(高さ)にフックを位置させることのできるワイヤーグリップ付きのフックも、多用されている。

本発明者は、このようなワイヤーグリップ付きフックを各種開発している(例えば、特許文献1参照)。また、セイフティフックについても、特許文献2の図7のものなどを製造販売している。

概要

権限のない者による展示品7の取外しを防止・遅延する機能や、不意の展示品落下を防止する機能を有し、操作性が良いセイフティフック1を提供する セイフティフック1は、吊りワイヤー3に係止可能なグリップディ17と、該ボディ17に連結された、物品吊り下げられるフック23を備える。さらに、該フック23の開き部23zを塞ぐ塞位置と、同部23zを開放する開位置との間で変位可能なフックカバー21と、該フックカバー21の前記塞位置から前記開位置への変位を妨げるカバーキャップ19を備える。

目的

本発明は、権限のない者による展示品の取外しを防止・遅延する機能や、不意の展示品落下を防止する機能を有するセイフティフックであって、操作性が良いセイフティフックを提供することを目的とする。また、工具や鍵などの工具を使用しなくてもセイフティ機能を解除発動できるセイフティフックを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

吊りワイヤー(3)に係止可能なグリップディ(17)と、該ボディ(17)に連結された、物品吊り下げられるフック(23)と、該フック(23)の開き部(23z)を塞ぐ塞位置と、前記開き部(23z)を開放する開位置との間で変位可能なフックカバー(21)と、該フックカバー(21)の前記塞位置から前記開位置への変位を妨げるカバーキャップ(19)と、を備えることを特徴とするセイフティフック(1)。

請求項2

さらに、前記フック(23)の前記開き部(23z)を塞ぐカラビナ状の閉止片(25)を備えることを特徴とする請求項1記載のセイフティフック(1)。

請求項3

前記フックカバー(21)及び前記カバーキャップ(19)が、前記グリップボディ(17)及び前記フック(23)に対して所定長スライド可能、かつ取外し不能に係合していることを特徴とする請求項1又は2記載のセイフティフック(1)。

請求項4

前記カバーキャップ(19)が、前記グリップボディ(17)に対して、所定長さスライド可能に外嵌しており、前記カバーキャップ(19)に形成された第一のメネジ(19d)と、前記グリップボディ(17)に形成されたオネジ(17d)とが螺合して両者がスライド不能になることにより、前記フックカバー(21)の前記塞位置から前記開位置への変位が妨げられ、前記カバーキャップ(19)に、前記グリップボディ(17)の前記オネジ(17d)と干渉して、前記カバーキャップ(19)の前記所定長さを超えるスライドを阻止する段部(19t)が形成されていることを特徴とする請求項3記載のセイフティフック(1)。

請求項5

前記グリップボディ(17)と前記フック(23)とが、連結解除不能に連結されており、前記フックカバー(21)及び前記カバーキャップ(19)の前記フック(23)方向への取外しが不能となっていることを特徴とする請求項3又は4記載のセイフティフック(1)。

請求項6

開位置において前記カバーキャップ(19)を位置固定する、前記グリップボディ(17)に形成された前記オネジ(17d)と螺合する、第二のメネジ(19s)が、前記カバーキャップ(19)における前記第一のメネジ(19d)と離隔した位置に形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載のセイフティフック(1)。

請求項7

前記フックカバー(21)が、前記グリップボディ(17)に対して、軸周り回動可能であり、前記開位置において、前記フック(23)の背面(23p)側に前記フックカバー(21)が当たって落下防止されることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のセイフティフック(1)。

請求項8

ワイヤーグリップ機構を構成するストッパー(13)、ボール(15)、及び、コイルスプリング(16)を前記グリップボディ(17)内へ組み込み、前記グリップボディ(17)へ前記カバーキャップ(19)を外嵌し、その後、前記フック(23)と前記グリップボディ(17)とを連結させることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のセイフティフック(1)の組立方法

技術分野

0001

本発明は、絵画商品パネルなどの展示品吊り下げるためのワイヤーグリップ付きのフックに関する。特には、権限のない者による展示品の取外し(盗難など)を防止・遅延させる機能や、不意の展示品落下を防止する機能を有するセイフティフックに関する。

背景技術

0002

美術館ショーウィンドウなどのディスプレイ空間においては、絵画や商品などの展示品を吊るフックを多数用いている。そして、吊りワイヤーの任意の位置(高さ)にフックを位置させることのできるワイヤーグリップ付きのフックも、多用されている。

0003

本発明者は、このようなワイヤーグリップ付きフックを各種開発している(例えば、特許文献1参照)。また、セイフティフックについても、特許文献2の図7のものなどを製造販売している。

先行技術

0004

特開平11−247948号公報
特開2004-358228号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、権限のない者による展示品の取外しを防止・遅延する機能や、不意の展示品落下を防止する機能を有するセイフティフックであって、操作性が良いセイフティフックを提供することを目的とする。また、工具や鍵などの工具を使用しなくてもセイフティ機能を解除発動できるセイフティフックを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

この「課題を解決するための手段」の項、及び、「特許請求の範囲」においては、添付図各部の参照符号括弧書きして示すが、これは単に参考のためであって、権利範囲を添付図のものに限定するものではない。

0007

本発明のセイフティフック(1)は、 吊りワイヤー(3)に係止可能なグリップディ(17)と、 該ボディ(17)に連結された、物品が吊り下げられるフック(23)と、 該フック(23)の開き部(23z)を塞ぐ塞位置と、前記開き部(23z)を開放する開位置との間で変位可能なフックカバー(21)と、 該フックカバー(21)の前記塞位置から前記開位置への変位を妨げるカバーキャップ(19)と、を備えることを特徴とする。

0008

本発明のセイフティフック(1)においては、 さらに、前記フック(23)の前記開き部(23z)を塞ぐカラビナ状の閉止片(25)を備えることが好ましい。また、 前記フックカバー(21)及び前記カバーキャップ(19)が、前記グリップボディ(17)及び前記フック(23)に対して所定長スライド可能、かつ取外し不能に係合していることが好ましい。

0009

本発明の具体的な態様においては、 前記カバーキャップ(19)が、前記グリップボディ(17)に対して、所定長さスライド可能に外嵌しており、 前記カバーキャップ(19)に形成された第一のメネジ(19d)と、前記グリップボディ(17)に形成されたオネジ(17d)とが螺合して両者がスライド不能になることにより、前記フックカバー(21)の前記塞位置から前記開位置への変位が妨げられ、 前記カバーキャップ(19)に、前記グリップボディ(17)の前記オネジ(17d)と干渉して、前記カバーキャップ(19)の前記所定長さを超えるスライドを阻止する段部(19t)が形成されている。

0010

本発明の具体的な態様においては、 前記グリップボディ(17)と前記フック(23)とが、連結解除不能に連結されており、 前記フックカバー(21)及び前記カバーキャップ(19)の前記フック(23)方向への取外しが不能となっている。

発明の効果

0011

本発明によれば、権限のない者による展示品の取外しを防止・遅延する機能や、不意の展示品落下を防止する機能を有するセイフティフックであって、操作性が良いセイフティフックを提供できる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の実施形態に係るセイフティフック1の塞位置における側面断面図である。
図1のセイフティフック1を構成するグリップボディ17及びカバーキャップ19の側面断面図である。
図1のセイフティフック1の開位置における側面断面図である。
図1のセイフティフック1を、塞位置で、吊りワイヤー3に沿って上下にスライドさせている状態(展示品7の高さ調整をしている状態)の側面断面図である。

0013

1;セイフティフック、3;吊りワイヤー、5;吊り部材、7;展示品
11;ストッパーキャップ、11b;上部、11d;メネジ、11k;下端面
13;ストッパー(中ピン)、13b;上端部、13d;オネジ、13f;上中部、13h;内孔
13r;ボール孔、13v;バネ掛け
15;ボール、16;コイルスプリング
17;グリップボディ、17b;上端面、17c;上口、17d;オネジ、17g;上部外周、
17f;上半部、17h;テーパ内孔、17k;中部外周、17m;ストレート内孔、
17p;下半部、17r;下部外周、17s;メネジ、17x;下口、17z;下端
19;カバーキャップ、19d;メネジ上(第一のメネジ)、19g;上部、19k;逃げ部
19m;中部、19p;外周面、19s;メネジ下(第二のメネジ)、19t;内段部、
19v;下部、19z;下端面、
21;フックカバー、21b;上端面、21g;リング部、21k;アーム部、21r;カバー部、
21v;被さり部、21x;穴、21z;下端面、
23;フック、23b;首部(連結部)、23d;オネジ、23f;段部、23h;フック根元部、
23k;カラビナ孔、23m;貫通孔、23r;フック部、23t;底部、23v;立上がり部、
23x;突先、23z;フック開き部、
25;カラビナ状閉止片、25b;孔掛け部、25f;下端部、

実施例

0014

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図に示す方向の意味は次のとおりである。「上」及び「下」は、吊りワイヤー3にセイフティフック1を介して展示品7を吊下げた状態における重力方向の上下である。「前」は、フック23のフック開き部23zの側(図3に示すように展示品7の吊り部材5を、フック23から取り出す側であり、「後」はその反対側である。

0015

この実施形態のセイフティフック1は、図1においてほぼ下から上に示すように、フック23・カラビナ状の閉止片25・フックカバー21・カバーキャップ19・グリップボディ17・コイルスプリング16・ストッパー(中ピン)13・ボール15・ストッパーキャップ11からなる。そして、セイフティフック1は、吊りワイヤー3の任意の高さ位置に係止可能であって、吊り部材5を介して展示品7を高さ調整可能に吊るものである。以下、各部品について順に説明する。なお、カバーキャップ19及びグリップボディ17の各部分の符号については、図2を参照されたい。

0016

フック23
上端部に首部23b(グリップボディ17との連結部)を有し、その下に釣針状のフック部23rを有する。首部23bは、短い円筒状で、外周にオネジ23dが切られている。このオネジ23dは、グリップボディ17のメネジ17s(図2)と螺合(接着剤を付けて)し、ほぼ取り外し(連結解除)不能に、連結される。

0017

首部23bの下には、フック根元部23hが一体につながっている。フック根元部23hは、首部23bより径大であり、その上端周辺部は上向きの段部23fとなっている。この段部23fには、グリップボディ17の下端17z(図2)が当接する。フック根元部23hの前側寄りの部分には、前後方向に対して直角に、カラビナ孔23kが貫通している。同カラビナ孔23kには、カラビナ状閉止片25の根元の孔掛け部25b(図1紙面に直交する方向に曲げられている)が、回動自在に嵌り込んでいる。

0018

フック根元部23h及び首部23bの中心部には、上下に延びる貫通孔23mが形成されている。この貫通孔23mには、吊りワイヤー3が通る。

0019

フック部23rの下半分程度の部分は、半円状であり、その底部23tの上側(内側)に、あるいは金具の吊り部材5が載る。底部23tの前側には、立上がり部23vがつながっており、同部23vの上端は、フック23の突先23xである。同突先23xは、フックカバー21の塞位置において、同カバー21下端の穴21xの中に入り込む。

0020

カラビナ状の閉止片25
同閉止片25は、図1の前後方向に見て、全体がV字状である(特開2004−358228参照)。閉止片25の上端の孔掛け部25bは、V字の上端両方が内側(図1の紙面に直交する方向)に曲げられていて、フック23のカラビナ孔23kに、回動自在に嵌り込んでいる。

0021

閉止片25は、自然姿勢からやや開く形に弾性変形してフック根元部23hに係合している。そして、上端の孔掛け部25bを中心にして、バネのように図1時計方向付勢されており、その下端部25fはフック23の立上がり部23v内側に当接している。その結果、自然状態では、閉止片25は、フック開き部23zを閉じて、吊り部材5の脱出外れ)を防止している。吊り部材5を外すときは、閉止片25を指で押して反時計方向に回して、フック開き部23zを開く。

0022

フックカバー21
フックカバー21は、上端部のリング部21gと、その前側部分から(図1で見て)斜め前下に延び出るカバー部21rを有する。リング部21gは、円環状であり、図1の塞位置では、グリップボディ17の下部外周17rの外側に嵌り込んでいる。同リング部21gは、グリップボディ17外周を、上下にスライド可能であり、また回動可能である(図3では、上に上がって、かつ、カバー部21rがフック23の後側に回っている)。リング部21gの上端面21bには、図1の状態で、カバーキャップ19の下端面19z(図2)が当接している。

0023

図1で見て、リング部21gの前側部分から下に、アーム部21kが一体に下方に延び出している。同アーム部21kの下には、カバー部21r・被さり部21vがつながっている。被さり部21vは、アーム部21kよりもかなり太い略円柱状であり、その下端面21zには、略円中状の穴21xが、上に掘り込まれている。この穴21xには、図1の塞位置で、フック突先23xが嵌り込む。

0024

カバーキャップ19
カバーキャップ19は、図2にも示すように、比較的薄い円筒状の部材であり、グリップボディ17の外周面の外側に嵌合している。カバーキャップ19の上部19gの内面には、メネジ上(第一のメネジ)19dが切られている。このメネジ上19dは、塞位置(図1)において、グリップボディ17上部外面のオネジ17dと螺合し、カバーキャップ19が下限位置で固定される。

0025

カバーキャップ19の上下方向の中部19m(図2)の内面は、上記メネジ上19dのネジ底よりも径大の逃げ部19kとなっている。この逃げ部19kは、グリップボディ17の上記オネジ17dと干渉せず、カバーキャップ19を真っ直ぐ上下移動できるようになっている。カバーキャップ19の中部19m及び下部19vの外周面19pには、上下に延びる多数の溝加工(図示されず)が施されており、ローレット状に指で回し易くなっている。

0026

カバーキャップ19の下部19vの内面上部には、一山程度の短いメネジ下(第二のメネジ)19sが切られている。メネジ下19s以外の下部19vは、ネジが切られていない肉厚部となっている。メネジ下19sは、図3の開位置で、グリップボディ17上端部のオネジ17dと螺合し、カバーキャップ19を上限位置に止める。これにより、カバーキャップ19を指で摘まんでおかなくてもよいので、操作者は、フックカバー21やカラビナ状の閉止片25・吊り部材5の操作に集中できる。

0027

カバーキャップ19の下部19vのネジが切られていない部分は、内段部19t(図3参照)として作用し、グリップボディ17のオネジ17dに当たって、カバーキャップ19のグリップボディ17上方への抜け出しを防止している。同下部19vの下端面19zは、図1の塞位置で、フックカバー21の上端面21bに当たっており、フックカバー21を上に上げられなくなっている。

0028

グリップボディ17
グリップボディ17も、円筒状の部材であり、外周面は、最上部のオネジ17dを除いて、同じ径の直円筒面である。グリップボディ17の上半部17f(最上部除く、図2)の内孔17hは、下広がりテーパ面となっている。したがって、同上半部17fは上ほど肉厚が厚い。グリップボディ17の下半部17pの内孔17mは、ストレートな円筒面である。

0029

グリップボディ17の上端面17bには、図1・3の状態で、ストッパーキャップ11の下端面が当接している。グリップボディ17の外周面最上部には、オネジ17dが切られている。このオネジ17dは、上述のカバーキャップ19のメネジ上19d及びメネジ下19sが螺合する。グリップボディ17外周面のうち、オネジ17dの直ぐ下の部分(上部外周17g)には、図3の開位置で、カバーキャップ19の下部19vの内面が外嵌する。同上部外周17gの下の中部外周17k、及び、その下の下部外周17rには、図3の開位置で、フックカバー21のリング部21gやアーム部21kの内面が接触する。

0030

グリップボディ17の内孔は、図2に示すように、上から、ストレートな上口17c、下広がりテーパ面のテーパ内孔17h、ストレート内孔17m、メネジ17s、下口17xとなっている。テーパ内孔17hには、ワイヤーグリップ機構のボール15(円周方向に等ピッチで3個配置)の外面が当接する(図示を簡単にするため2個のボール15を示してある)。ボール15は、グリップボディ17のテーパ内孔17hの上に行くほど中心に寄り(図1図3参照)、その中の吊りワイヤー3に強く押し付けられて、吊りワイヤー3をグリップする。

0031

メネジ17sは、フック首部23bの外周のオネジ23dと螺合(接着剤を付けて)し、ほぼ取り外し(連結解除)不能に、連結される。なお、その螺合(解除不能な連結)は、グリップボディ17内へのストッパー13やボール15・コイルスプリング16の組み入れと、グリップボディ17外へのカバーキャップ19の組み込み後に行う。なお、「解除不能な連結」とはいっても、通常の螺合解除形態解除力では解除不能という意味であって、接着剤の接着力を弱める物理的・化学的処置や、接着剤を破壊するような巨大な力を加えた場合(通常セイフティフック使用中ではありえない形態)においても、連結解除不能という意味ではない。

0032

グリップボディ下端面17zは、フック23の首部23bとフック根元部23hとの間の段部23fに当接する。

0033

コイルスプリング16
コイルスプリング16は、フック23の首部23bの上面と、ストッパー13の下端部のバネ掛け部13vとの間で、押し勝手に配置されている。このコイルスプリング16は、ストッパー13を上方に(複数のボール15同士の内側間隔が狭くなる方向に)付勢している。

0034

ボール15
ボール15は、ストッパー13の下部の側壁に三箇所開けられたボール孔13rに、円周方向に等ピッチで三個配置されている。なお、図においては、理解を容易にするため2個のボール15を対向配置したように示してある。このボール15の外面は、グリップボディ17のテーパ内孔17hに当接し、内面は、吊りワイヤー3に押し付けられる(図1図3、ワイヤーグリップ機構を構成)。

0035

ストッパー13
ストッパー13は、グリップボディ17よりも細い円筒体である。その内孔13hには、吊りワイヤー3が通っている。ストッパー13の上中部13fの外面にはオネジ13dが切られている。ストッパー13と、ボディ15、コイルスプリング16、及びグリップボディ17により、セイフティフック1を吊りワイヤー3の任意の高さ位置でグリップ(固定)する機構を構成している。ストッパー13の上端部13bを下に押して、ストッパー13をグリップボディ17の中に押し込むことにより、グリップは解除される(図4参照)。

0036

ストッパーキャップ11
ストッパーキャップ11は、上部11bがややすぼまった円筒状のものである。ストッパーキャップ11の内面にはメネジ11dが切られている。このメネジ11dは、ストッパー13のオネジ13dと螺合する。キャップ11の下端面11kは、図1図3の状態で、グリップボディ17の上端面17b(図2)に当接する。ストッパーキャップ11が、ストッパー13に被さっていると(図1図3)、ストッパー13を押し下げることができず、吊りワイヤー3のグリップを解除することができない。キャップ11をストッパー13から外すと、ストッパー13を押し下げることができる(図4)。つまり、ストッパーキャップ11は、不意にストッパー13を下げてグリップを解除するのを防止している。

0037

次に、セイフティフック1の各状態(図1の塞位置、図3の開位置、図4の塞位置で上下スライド)を、まとめて説明する。
図1のセイフティフック1閉位置では、フック23の開き部23zが、フックカバー21のカバー部21rと、カラビナ状閉止片25の両者によって、二重に閉じられている。したがって、展示品7の吊り部材5を、フック23から外すことはできず、展示品7の不当な取外し(盗難など)は、防止されている。

0038

図1の塞位置から、図3の開位置とするには、カバーキャップ19を回して、カバーキャップ19のメネジ上(第一のメネジ)19dをグリップボディ17のオネジ17dから外す。外れたら、カバーキャップ19を上にストレートに引き上げる。次いで、カバーキャップ19のメネジ下(第二のメネジ)19sを、グリップボディ17のオネジ17dに一山程度軽く止めておけば、その後、カバーキャップ19を指で支えないでセイフティフック1を操作可能なので、便利である。

0039

なお、カバーキャップ19の図3の状態からの上方への抜け出しは、前述のとおり、カバーキャップ下部19vのネジが切られていない部分が、グリップボディ17の上端部のオネジ17dに当たり、防止されている。

0040

次いで、フックカバー21を上に上げて、被さり部21vをフック突先23xから抜く。さらに、フックカバー21を上に抜くとともに略180度回して、フック開き部23zからカバー部21rを外す。これが、図3のフックカバー21の状態であるが、ここから、フックカバー21を自由にすると、自重で下に下がって、アーム部21kあるいは被さり部21vが、フック23に引っ掛かって止まる。この状態でも、フック開き部23zにフックカバー21がかかることはない。このように、フックカバー21やカバーキャップ19は、開位置のセイフティフック1から外れることはなく、それらの部品を落とす心配がなく、また、ポケットなどに納めておく手間がかからない。

0041

次いで、指F1(例えば左手親指)で、カラビナ状の閉止片25を後側に押して反時計方向に回し、閉止片25の下端部25fを、フック23の後側内面23qに付ける。これで、フック開き部23zはオープンになる。そこで、指F2(例えば右手人差し指)で、吊り部材5を引っ掛けて、フック23から外す。これにより、展示品7をフック23から取り外すことができる。

0042

この実施形態では、フックカバー21と閉止片25で、二重にフック開き部23zを閉じているが、これは、フックカバー21を図2の状態(開位置)にした状態で、吊り部材5の取付け取外し作業などの際に、不意に吊り部材5がフック23から脱落するのを防止するためである。

0043

この実施形態では、図3の開位置において、フックカバー21もカバーキャップ19も、上述のように、セイフティフック1から外れないようになっている。そのため、操作中に、それらの部品を落としてしまうおそれがない。また、外した部品をポケットなどにしまったり、取り出す必要もなく、作業にかかる手間・注意を著しく低減できる。さらに、フックカバー21もカバーキャップ19も、動かすのに工具は不要であり、工具を取り出す手間も、落とす心配もない。

0044

この実施形態では、上述のように、図1の塞位置から図3の開位置にセイフティフック1の形態を変化させるのに、特別な工具や鍵を用いない。そのため、盗難防止の効果が低いようにも思えるが、実際には、塞位置から開位置に変えるのに、カバーキャップ19やフックカバー21、カラビナ状の閉止片25の操作に、ある程度の時間がかかり、その間に、監視員や学芸員が気付いて、盗難を十分に防止できる。

0045

図4は、図1のセイフティフック1を、塞位置で、吊りワイヤー3に沿って上下にスライドさせている状態(展示品7の高さ調整をしている状態)の側面断面図である。この状態では、ストッパーキャップ11は、ストッパー13から外されている。そして、ストッパー13の上端部13bを指(図示されず)で下に押して、ストッパー13をグリップボディ17の中に押し込むことにより(コイルスプリング16´は縮んでいる)、グリップは解除されている。すなわち、ボール15´は、グリップボディ17のテーパ内孔17h下部の径大部に位置し、外側に移動して、吊りワイヤー3から離れている。

0046

なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形・追加を加えることができる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • HOYA株式会社の「 コンタクトレンズを格納する包装箱の陳列収納棚」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】コンタクトレンズが収納された包装箱を積み重ねて陳列及び収納するための陳列収納棚(1)であって、前記陳列収納棚(1)は、前記陳列収納棚(1)の上下左右の外壁を構成する外側フレーム(2)... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 無段変速機用金属ベルトの刻印方法」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】 ベルト式無段変速機の金属ベルトの金属エレメントの外周の刻印面にレーザー光で刻印する際に、隣接する金属エレメント間の隙間に入ったレーザー光が隙間を通り抜けて刻印ができなくなるのを防止する。【... 詳細

  • 株式会社椿本チエインの「 リンクプレート」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】汎用性が高く製造か容易であり、案内側端面の高さを低く保ちながら、摩擦抵抗を低減できるとともに、面圧を低く押さえ、かつ、引張りに対する強度を確保することが可能なリンクプレート及びチェーンを提供す... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ