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技術 ストロボユニット及び撮像装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 古田貴志
出願日 2016年7月29日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-149846
公開日 2018年2月1日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-017999
状態 特許登録済
技術分野 カメラの表示・駒の計数 写真撮影方法及び装置 スタジオ装置 カメラ構造、機構 ストロボ装置
主要キーワード 最大移動位置 ストッパ受け フック受け 水平位 筐体カバー 各軸受け ポップアップ動作 操作レバ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月1日)のものです。
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図面 (6)

課題

表示ユニットを180度回動させた状態で発光ユニットポップアップさせることができ、ポップアップ量を増加させたストロボユニットを備えた撮像装置を提供する。

解決手段

撮像装置1は、本体部4から突出した発光位置と本体部4に収納された収納位置との間で移動可能に配置された発光ユニット10と、本体部4の背面と対向する通常位置と、通常位置から略180度回動させた起立位置との間で回動に配置された表示ユニット7を備える。発光ユニット10は、本体部4に対して上側回動軸16、下側回動軸17および固定回動軸18を介して連結され、発光ユニット10が収納位置にあるときに、固定回動軸18を上側回動軸16よりも本体部4の背面側に配置し、下側回動軸17を上側回動軸16よりも本体部4の前面側に配置し、表示ユニット7が起立位置にあるときに発光ユニット10を収納位置と発光位置との間で移動可能とする。

概要

背景

ストロボユニットを内蔵した撮像装置が知られている。ストロボユニットとして、使用時(発光時)には発光部が撮像装置本体から上方に突出した発光位置に保持され、不使用時には発光部を撮像装置本体の内部に収納可能なポップアップ式と呼ばれるストロボユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。ポップアップ式のストロボユニットは、撮影光軸から離れた位置に発光部を移動させて発光させることができる。そのため、撮像装置本体の前面から撮影レンズが大きく突出していても、発光によって生じる撮影レンズの影の撮影範囲内への写り込みを軽減し或いは無くすことができる。

一方で、撮像装置本体の小型化や薄型化が求められている。また、撮影者自身が自らを被写体として撮影する自分撮りのために、撮像装置本体の背面側に設けられる液晶パネル等の表示ユニットを180度回動可能とし、表示部に表示される被写体像を撮影者自身が確認することができる機能も求められている。

概要

表示ユニットを180度回動させた状態で発光ユニットポップアップさせることができ、ポップアップ量を増加させたストロボユニットを備えた撮像装置を提供する。撮像装置1は、本体部4から突出した発光位置と本体部4に収納された収納位置との間で移動可能に配置された発光ユニット10と、本体部4の背面と対向する通常位置と、通常位置から略180度回動させた起立位置との間で回動に配置された表示ユニット7を備える。発光ユニット10は、本体部4に対して上側回動軸16、下側回動軸17および固定回動軸18を介して連結され、発光ユニット10が収納位置にあるときに、固定回動軸18を上側回動軸16よりも本体部4の背面側に配置し、下側回動軸17を上側回動軸16よりも本体部4の前面側に配置し、表示ユニット7が起立位置にあるときに発光ユニット10を収納位置と発光位置との間で移動可能とする。

目的

本発明は、撮像装置本体の背面側に表示ユニットが回動可能に配置された撮像装置において、表示部を撮影方向に向けた状態でも発光部をポップアップさせることができるストロボユニットを備えた撮像装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

撮像装置の本体部の上面部に設けられ、発光ユニットが前記本体部から突出した発光位置と前記本体部に収納された収納位置との間で移動可能なストロボユニットと、前記本体部の背面と対向する通常位置と、前記通常位置から略180度回動して前記本体部の上面側へ起立した起立位置との間で回動に配置された表示ユニットと、を備える撮像装置であって、前記ストロボユニットは、互いに平行に配置される第1の回動軸、第2の回動軸および第3の回動軸と、前記第1の回動軸を介して前記発光ユニットと回動可能に連結される第1の支持部材と、前記第2の回動軸を介して前記第1の支持部材と回動可能に連結されると共に前記第3の回動軸を介して前記本体部に対して回動可能に連結される第2の支持部材と、を有し、前記発光ユニットが前記収納位置にあるときに、前記第3の回動軸は前記第1の回動軸よりも前記本体部の背面側に位置し、前記第2の回動軸は前記第1の回動軸よりも前記本体部の前面側に位置し、前記表示ユニットが前記起立位置にあるときに、前記発光ユニットを前記収納位置と前記発光位置との間で移動させることが可能であることを特徴とする撮像装置。

請求項2

前記第3の回動軸は、前記表示ユニットが前記起立位置にあるときの前記表示ユニットの前面より背面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

請求項3

前記表示ユニットの回動軸は、前記第3の回動軸の軸方向に前記第3の回動軸と並んで設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。

請求項4

前記第3の回動軸と前記表示ユニットの回動軸とは略同軸に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。

請求項5

前記第1の回動軸は、前記表示ユニットが前記起立位置にあるときの前記表示ユニットの前面より前記本体部の前面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。

請求項6

前記発光ユニットが前記収納位置にあるときに、前記第2の回動軸は前記第3の回動軸よりも前記本体部の底面側に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。

請求項7

前記発光ユニットと前記第1の支持部材のなす角度を広げる付勢力を前記発光ユニットと前記第1の支持部材に与える第1の付勢手段と、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材のなす角度を広げる付勢力を前記第1の支持部材と前記第2の支持部材に与える第2の付勢手段と、を更に有し、前記発光ユニットが前記収納位置にあるときに、前記第2の付勢手段の付勢力は前記第1の付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。

請求項8

前記発光ユニットと前記第1の支持部材のなす角度を広げる付勢力を前記発光ユニットと前記第1の支持部材に与える第1の付勢手段と、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材のなす角度を広げる付勢力を前記第1の支持部材と前記第2の支持部材に与える第2の付勢手段と、前記第2の支持部材を前記第3の回動軸の軸まわりに回動させる付勢力を前記第2の支持部材に与える第3の付勢手段と、を更に有し、前記発光ユニットが前記発光位置にあるとき、前記第1の付勢手段の付勢力は前記第2の付勢手段の付勢力よりも大きく、前記第3の付勢手段の付勢力は前記第1の付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。

請求項9

撮像装置に設けられるストロボユニットであって、互いに平行に配置される第1の回動軸、第2の回動軸および第3の回動軸と、前記第1の回動軸を介して互いに回動可能に連結される発光ユニットおよび第1の支持部材と、前記第2の回動軸を介して前記第1の支持部材と回動可能に連結されると共に前記第3の回動軸を介して前記撮像装置に対して回動可能に連結される第2の支持部材と、前記発光ユニットと前記第1の支持部材のなす角度を広げる付勢力を前記発光ユニットと前記第1の支持部材に与える第1の付勢手段と、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材のなす角度を広げる付勢力を前記第1の支持部材と前記第2の支持部材に与える第2の付勢手段と、前記第2の支持部材を前記第3の回動軸の軸まわりに回動させる付勢力を前記第2の支持部材に与える第3の付勢手段と、を有し、前記発光ユニットが前記撮像装置に収納された収納位置にあるときに、前記第3の回動軸は前記第1の回動軸よりも前記撮像装置の背面側に位置し、前記第2の回動軸は前記第1の回動軸よりも前記撮像装置の前面側に位置し、前記発光ユニットは、前記発光ユニット、前記第1の支持部材および前記第2の支持部材が、前記第1の付勢手段、前記第2の付勢手段および前記第3の付勢手段の付勢力によって前記第1の回動軸、前記第2の回動軸および前記第3の回動軸を中心として所定の角度で回動することにより、前記撮像装置から突出した発光位置へ前記収納位置から移動することを特徴とするストロボユニット。

技術分野

0001

本発明は、収納位置と発光位置との間を移動可能な発光ユニットを有するストロボユニットと、ストロボユニットを備える撮像装置に関する。

背景技術

0002

ストロボユニットを内蔵した撮像装置が知られている。ストロボユニットとして、使用時(発光時)には発光部が撮像装置本体から上方に突出した発光位置に保持され、不使用時には発光部を撮像装置本体の内部に収納可能なポップアップ式と呼ばれるストロボユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。ポップアップ式のストロボユニットは、撮影光軸から離れた位置に発光部を移動させて発光させることができる。そのため、撮像装置本体の前面から撮影レンズが大きく突出していても、発光によって生じる撮影レンズの影の撮影範囲内への写り込みを軽減し或いは無くすことができる。

0003

一方で、撮像装置本体の小型化や薄型化が求められている。また、撮影者自身が自らを被写体として撮影する自分撮りのために、撮像装置本体の背面側に設けられる液晶パネル等の表示ユニットを180度回動可能とし、表示部に表示される被写体像を撮影者自身が確認することができる機能も求められている。

先行技術

0004

特許第5078967号公報

発明が解決しようとする課題

0005

従来のポップアップ式ストロボユニットでは、表示ユニットを180度回動させて表示部を撮影方向に向けた状態で発光部をポップアップさせようとすると、発光部の上面が表示ユニットに衝突してしまい、発光部をポップアップさせることができない。この場合、ユーザは、表示ユニットを撮像装置の背面側に戻し、発光部をポップアップさせた後に再度、表示部が撮影方向に向くように表示ユニットを回動させる必要があり、操作性(使い勝手)がよくない。また、撮像装置本体のサイズには、小型化や薄型化の要求を満たすために制限がある一方で、発光時に撮影レンズの影が撮影範囲写り込むのを抑制するためには、ポップアップ量を大きくする必要がある。

0006

本発明は、撮像装置本体の背面側に表示ユニットが回動可能に配置された撮像装置において、表示部を撮影方向に向けた状態でも発光部をポップアップさせることができるストロボユニットを備えた撮像装置を提供することを目的とする。また、本発明は、ポップアップ量を増加させたストロボユニットを備えた撮像装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る撮像装置は、撮像装置の本体部の上面部に設けられ、発光ユニットが前記本体部から突出した発光位置と前記本体部に収納された収納位置との間で移動可能なストロボユニットと、前記本体部の背面と対向する通常位置と、前記通常位置から略180度回動して前記本体部の上面側へ起立した起立位置との間で回動に配置された表示ユニットと、を備える撮像装置であって、前記ストロボユニットは、互いに平行に配置される第1の回動軸、第2の回動軸および第3の回動軸と、前記第1の回動軸を介して前記発光ユニットと回動可能に連結される第1の支持部材と、前記第2の回動軸を介して前記第1の支持部材と回動可能に連結されると共に前記第3の回動軸を介して前記本体部に対して回動可能に連結される第2の支持部材と、を有し、前記発光ユニットが前記収納位置にあるときに、前記第3の回動軸は前記第1の回動軸よりも前記本体部の背面側に位置し、前記第2の回動軸は前記第1の回動軸よりも前記本体部の前面側に位置し、前記表示ユニットが前記起立位置にあるときに、前記発光ユニットを前記収納位置と前記発光位置との間で移動させることが可能であることを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明によれば、表示ユニットの表示部が撮影方向を向いた状態でポップアップ可能な発光ユニットを有するストロボユニットを備えた撮像装置を実現することができ、また、発光ユニットのポップアップ量を増加させることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施形態に係る撮像装置の正面斜視図である。
撮像装置の正面斜視図および背面斜視図である。
撮像装置が備える発光ユニットの分解斜視図である。
発光ユニットが収納位置にあるときの発光ユニットの断面図である。
発光ユニットが発光位置にあるときの発光ユニットの断面図である。

実施例

0010

以下に、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の概略構成を示す正面斜視図である。説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を定義する。X軸方向は撮像装置1の前後方向であり、Y軸方向は撮像装置1の幅方向である。Z軸方向は撮像装置1の高さ方向である。

0011

撮像装置1は、外装カバーに覆われた本体部4を有する。本体部4の前面(正面)には、撮像光学系を構成するレンズ群2が配置されている。レンズ群2を含む撮像光学系の光軸方向は、X軸方向と平行となっている。本体部4の内部にはCMOSセンサ或いはCCDセンサ等の不図示の撮像素子が配置されており、撮像光学系を通過した光束は撮像素子に結像する。撮像素子は、光電変換により光学像電気信号へ変換し、本体部4に設けられた不図示の画像処理回路が、撮像素子から出力される電気信号を画像データに変換して、生成した画像データを不図示の記憶手段に記憶する。また、本体部4の内部には、撮像装置1の動作を制御するための制御基板等が配置されている。本体部4の上面部には、シャッタタン3と電源ボタン6が配置されている。

0012

また、本体部4の上面部には、発光ユニット10が設けられている。図1には、発光ユニット10を発光位置へポップアップさせた状態が示されている。発光ユニット10は、発光部11と、発光部11の上面側を覆う上面カバー12と、発光部11の下面側を覆うおよび下面カバー13とを有する。本体部4の側面には、発光部11をポップアップさせるための操作レバー5が設けられている。操作レバー5の操作により、発光ユニット10を本体部4の上面よりポップアップ(突出)させて、発光位置へ移動させることができる。なお、発光ユニット10が本体部4に収納される位置である収納位置にあるときには(図2参照)、発光ユニット10の上面カバー12が本体部4の上面を構成している。発光ユニット10の構成の詳細については後述する。

0013

本体部4の背面側には、表示ユニット7が回動自在に取り付けられている。図1に示されるように表示ユニット7が本体部4の背面と対向する位置(以下「通常位置」という)にあるときには、表示ユニット7の表示部7a(図1に不図示、図2参照)は、撮像装置1の背面方向(撮影方向の反対方向)を向いている。

0014

図2(a)は、表示ユニット7の表示部7aが撮影方向を向いており、且つ、発光ユニット10が収納位置にあるときの撮像装置1の正面斜視図である。図2(b)は、図2(a)の状態に対応する背面斜視図である。表示ユニット7は、表示部7aが筐体カバーで保護された構造を有する。表示部7aは、例えば、液晶パネルである。表示部7aには、撮影中の被写体等の画像情報が表示される。表示ユニット7の回動軸7bの軸方向はY軸方向と略平行となっており、表示ユニット7は回動軸7bの軸まわりに略180度回動可能となっている。以下、表示ユニット7が本体部4の上面側へ起立し、表示部7aが撮影方向を向いた状態となっているときの表示ユニット7の位置を「起立位置」と称呼する。つまり、表示ユニット7は、通常位置と起立位置との間で遷移可能となっている。

0015

図3は、発光ユニット10を有するストロボユニットの分解斜視図である。図4は、発光ユニット10が本体部4の内部に収納された収納位置にあるときのストロボユニットおよびその近傍の断面図である。図5は発光ユニット10が本体部4からポップアップした位置である発光位置にあるときのストロボユニットおよびその近傍の断面図である。

0016

発光ユニット10を構成する発光部11は、キセノン管11a、フレネルレンズ11bおよびリフレクタ11cを有する。キセノン管11aは、キセノンガス封入したガラス管の両側に電極が配置された放電管である。フレネルレンズ11bは、キセノン管11aの放電光を撮像装置1の撮影画角内集光させるために、キセノン管11aの前方に配置されている。リフレクタ11cは、キセノン管11aの放電光を被写体側に反射させて効率的に撮影画角内を照らす役割を担う部品であり、キセノン管11aに接触させて組込まれている。なお、リフレクタ11cは、キセノン管11aでの放電を開始するためのトリガ電極としての役割を兼ねている。つまり、リフレクタ11cは不図示のトリガコイルに接続されており、キセノン管11aの両極電圧印加されると、トリガコイルに高電圧が印加されてキセノン管11aの内部のキセノンガスがイオン化し、発光する仕組みとなっている。

0017

ストロボユニットは、上側アーム部材14(第1の支持部材)、下側アーム部材15(第2の支持部材)、上側回動軸16(第1の回動軸)、下側回動軸17(第2の回動軸)、固定回動軸18(第3の回動軸)およびトーションばね19,20,21を備える。また、ストロボユニットは、フレキシブル基板22、ストロボ回路基板23、コネクタ24、上側アームカバー25、下側アームカバー26、ロック部材27、ロック回動軸28、トーションばね29、基台30およびコイルばね31を備える。

0018

上側アーム部材14と下側アーム部材15は、本体部4に固定される基台30と発光ユニット10とを連結させる部材である。具体的には、発光ユニット10を構成する下面カバー13には軸受け部13aが設けられており、上側アーム部材14には第1軸受け部14aが設けられている。上側回動軸16は、下面カバー13の軸受け部13aと上側アーム部材14の第1軸受け部14aに挿入されており、下面カバー13と上側アーム部材14は上側回動軸16を介して移動可能に連結される。上側アーム部材14には第2軸受け部14bが設けられており、下側アーム部材15には第1軸受け部15aが設けられている。下側回動軸17は、上側アーム部材14の第2軸受け部14bと下側アーム部材15の第1軸受け部15aに挿入されており、上側アーム部材14と下側アーム部材15は、下側回動軸17を介して回動可能に連結される。基台30は、ストロボユニットの土台基礎)となる部品であり、本体部4に取り付けられる。基台30には軸受け部30aが設けられており、下側アーム部材15には第2軸受け部15bが設けられている。固定回動軸18は、基台30の軸受け部30aと下側アーム部材15に設けられた第2軸受け部15bに挿入されており、下側アーム部材15は固定回動軸18を介して基台30に対して回動可能となっている。

0019

上側回動軸16、下側回動軸17および固定回動軸18はそれぞれ、トーションばね19,20,21のコイル部を貫通した状態で、上述の通りに所定の軸受け部に挿入されている。そのため、上側回動軸16、下側回動軸17および固定回動軸18は、Y軸と略平行に配置される。ここで、フレネルレンズ11bの外観露出部の中心と上側回動軸16とを結ぶ一点鎖線L1と、上側回動軸16と下側回動軸17とを結ぶ一点鎖線L2と、下側回動軸17と固定回動軸18とを結ぶ一点鎖線L3を規定する。トーションばね19の長さ方向(Y軸方向)の一端は下面カバー13に当接し、他端は上側アーム部材14に当接している。したがって、下面カバー13と上側アーム部材14は、これらの部品のなす角度が広がる方向にトーションばね19により付勢されている。つまり、下面カバー13と上側アーム部材14は、図4において、一点鎖線L1と一点鎖線L2とがなす角度が広がる方向にトーションばね19(第1の付勢手段)によって付勢されている。上側アーム部材14と下側アーム部材15は下側回動軸17によって回動自在に連結されており、下側アーム部材15は基台30に対して固定回動軸18によって回動自在に取り付けられている。したがって、上側アーム部材14と下側アーム部材15は、図4において、一点鎖線L3と一点鎖線L2とがなす角度が広がる方向にトーションばね20(第2の付勢手段)によって付勢されている。また、下側アーム部材15は、図4において、固定回動軸18を中心として一点鎖線L3を図4紙面上で時計まわりへ回動させる方向へトーションばね21(第3の付勢手段)によって付勢されている。

0020

ロック部材27は、発光ユニット10を収納位置に保持する役割を担う部品である。ロック部材27の左右端(Y軸方向端)にはフック部27aが設けられている。フック部27aは、発光ユニット10が収納位置にあるときには、下面カバー13に設けられたフック受け部13bと係合する。ロック部材27に挿入されたロック回動軸28はトーションばね29のコイル部に挿入されており、トーションばね29は、ロック部材27に設けられたフック部27aを下面カバー13のフック受け部13bに係合する方向に付勢している。ロック回動軸28は、基台30に取り付けられ、これによりロック部材27はロック回動軸28まわりに回動可能な状態で基台30に取り付けられる。

0021

フレキシブル基板22は、発光部11が有するトリガコイルやキセノン管11aの両極等と電気的に接続される配線を有しており、一端が発光部11に接続されると共に、他端はストロボ回路基板23に実装されたコネクタ24に接続されている。ストロボ回路基板23にはキセノン管11aを閃光発光させるための昇圧部品等が実装されており、コネクタ24およびフレキシブル基板22を介して、発光部11とストロボ回路基板23とが電気的に結線されている。なお、ストロボ回路基板23は、不図示のフレキシブル基板と結線され、撮影やストロボ発光等の制御を行うために本体部4に設けられた制御回路(不図示)にも結線されている。上側アームカバー25および下側アームカバー26はそれぞれ、フレキシブル基板22を保護するために、上側アーム部材14および下側アーム部材15に対向配置されており、これによりフレキシブル基板22を配置するための通路の一部が形成されている。

0022

図4を参照して、フレキシブル基板22の組み込み経路について説明する。発光部11に接続されたフレキシブル基板22は、上側回動軸16に取り付けられたトーションばね19の外側を通り、上側アーム部材14と上側アームカバー25の間を通って、下側回動軸17に取り付けられたトーションばね20の外側を通る。続いて、フレキシブル基板22は、下側アーム部材15と下側アームカバー26の間を通り、ロック回動軸28とロック部材27の外側を通り、基台30に設けられたスリット部を通って、ストロボ回路基板23に実装されたコネクタ24へ接続されている。

0023

基台30に配置されたコイルばね31は、操作レバー5を撮像装置1の背面側へ向けて付勢している。操作レバー5は、基台30に撮像装置1の前後方向(X軸方向)にスライド自在に取り付けられており、操作レバー5が撮像装置1の背面側に付勢された状態では、発光ユニット10を収納位置でロック部材27によるロックがかかっている。操作レバー5を撮像装置1の前面側にスライドさせると、操作レバー5の一部がロック部材27bに当接し、ロック部材27が回動することで、ロック部材27のフック部27aと下面カバー13のフック受け部13bとの係合が外れる。こうしてロック部材27によるロックが解除されると、トーションばね21のばね力により、下側アーム部材15は矢印C1方向に回動する。また、トーションばね20のばね力により、上側アーム部材14は矢印C2方向に回動する。そして、トーションばね19のばね力により、発光ユニット10は矢印C3方向にそれぞれ、所定の角度まで回動する。こうして、ロック部材27によるロックが解除されると、図5に示すように、発光ユニット10はトーションばね19,20,21の付勢力によって発光位置へポップアップする。

0024

発光ユニット10を発光位置で保持するために、各軸受け部の近傍には回動角度規制するためのストッパが設けられている。具体的には、下側アーム部材15には、凸部15b1が第2軸受け部15bの近傍に設けられ、上側アーム部材14には、凸部14b1が第2軸受け部14bの近傍に設けられ、下側アームカバー26にはストッパ26aが設けられている。下側アーム部材15は、凸部15b1が基台30のストッパ受け部(不図示)に当接することで、所定の角度で停止する。また、上側アーム部材14の回動は、上側アーム部材14の凸部14b1が下側アームカバー26のストッパ26aと当接することによって停止する。下側アームカバー26は下側アーム部材15に位置決めされて固定されているため、上側アーム部材14と下側アーム部材15は、所定の開き角度で停止することができる。同様に、上側アーム部材14の第1軸受け部14a近傍に設けられた凸部(不図示)と発光ユニット10の下面カバー13に設けられた当接部(不図示)とが当接して、発光ユニット10と上側アーム部材14とは、所定の開き角度で停止する。上記の結果、発光部11を発光位置で保持することができる。

0025

次に、表示ユニット7の回動動作と発光ユニット10のポップアップ動作との関係について説明する。図4には、発光ユニット10が収納位置にあり、表示ユニット7が最大移動位置にあるときの構造が示されている。図4に示す破線7cは、表示ユニット7の通常位置を示している。二点鎖線7a1は、表示ユニット7が起立位置にあるときの表示ユニット7の前面の位置を示している。

0026

固定回動軸18は、表示ユニット7が起立位置にあるときの表示ユニット7の前面の位置(二点鎖線7a1)よりも背面側となる位置において本体部4に設けられている。つまり、固定回動軸18を撮像装置1の最背面近傍に配置することで、本体部4のX軸方向(撮像装置1の前後方向)の長さを有効に利用する下側アーム部材15を用いることができる。これにより、一点鎖線L3の長さを長く取って、発光ユニット10のポップアップ量を増加させることができる。また、発光ユニット10が収納位置にあるときに、上側回動軸16は、表示ユニット7が起立位置にあるときの表示ユニット7の前面の位置(二点鎖線7a1)より本体部4の前面側に配置される。これにより、表示ユニット7に遮られることなく、発光ユニット10をポップアップさせることができる。撮像装置1では、一点鎖線L3をできるだけ長くするために、撮像装置1の最背部を形成する本体部4の内壁と下側アーム部材15とが近付けて配置されている。また、発光ユニット10が収納位置にあるときに、下側回動軸17は、上側回動軸16よりも前面側に配置されると共に、固定回動軸18よりも下側(本体部の底面側)に配置される。

0027

撮像装置1では、固定回動軸18と表示ユニット7の回動軸7bは、Y軸方向(図4の紙面と直交する方向)に並んで配置され、且つ、Y軸と平行な略同軸上に配置されている。これにより、部品配置効率を高めて、撮像装置1全体の小型化を図ることができると共に、発光ユニット10のポップアップ量を増加させることができ、更に表示ユニット7が起立位置にあるときでも、発光ユニット10をポップアップさせることができる。

0028

ところで、上面カバー12の後端の位置は、表示ユニット7が起立位置にあるときに発光ユニット10をポップアップさせることができるように設計されている。これに加えて、表示ユニット7が起立位置にあるときに発光ユニット10をポップアップさせた際に、上面カバー12が表示ユニット7の表示部7aに衝突することを回避する必要がある。これは、表示部7aの損傷を防止するためである。上面カバー12の表示部7aへの衝突回避は、発光ユニット10が収納状置にあるときのトーションばね19,20の付勢力のバランスを調整することによって実現することができる。具体的には、発光ユニット10が収納位置にあるときに、トーションばね19が一点鎖線L1と一点鎖線L2とがなす角度が広がる方向に下面カバー13と上側アーム部材14に与える付勢力の大きさをFa19とする。また、発光ユニット10が収納位置にあるときに、トーションばね20が一点鎖線L2と一点鎖線L3とがなす角度が広がる方向に上側アーム部材14と下側アーム部材15に与える付勢力をFa20とする。この場合に、“Fa19<Fa20”の関係が成り立つようにする。これにより、表示ユニット7が起立位置にある状態で発光ユニット10をポップアップさせても、上面カバー12が表示部7aに衝突することはない。

0029

発光ユニット10が収納位置にあるときには、図4に示すように、下側回動軸17のZ軸方向(撮像装置1の高さ方向)での位置は、固定回動軸18よりも下側(撮像装置1の底面側)にあることが望ましい。その場合、発光ユニット10のポップアップ開始時に、下側回動軸17が固定回動軸18の水平位置と平行になるまでは、下側回動軸17は表示部7aから離れる方向に移動し、それまでの間に、上側アーム部材14が矢印C2方向に移動する。これにより、上面カバー12は表示部7aから離間することができるため、表示部7aへの衝突を回避することができる。

0030

発光位置にある発光ユニット10の上面カバー12の先端12aを固定回動軸18の方向に向かって押し込むことによって、発光ユニット10を収納位置に移動させることができる。その際の操作性は、トーションばね19,20,21の付勢力の強さのバランスの影響を受ける。発光ユニット10が発光位置にあるときに、トーションばね19が一点鎖線L1と一点鎖線L2とがなす角度が広がる方向に下面カバー13と上側アーム部材14に与える付勢力の大きさをFb19とする。発光ユニット10が発光位置にあるときに、トーションばね20が一点鎖線L2と一点鎖線L3とがなす角度が広がる方向に上側アーム部材14と下側アーム部材15に与える付勢力をFb20とする。発光ユニット10が発光位置にあるときに、固定回動軸18を中心として下側アーム部材15を回動させるように下側アーム部材15に与える付勢力をFb21とする。この場合に、“Fb20<Fb19<Fb21”の関係が成り立つようにする。これにより、発光ユニット10の収納時の動作は、まず、上側アーム部材14が下側回動軸17を中心に矢印C2方向とは逆の方向に動き出し、次に、発光ユニット10が上側回動軸16を中心に矢印C3方向とは逆の方向に動き出する。最後に、下側アーム部材15が固定回動軸18を中心に矢印C1とは逆の方向に動き出す。これにより、発光位置にある発光ユニット10をスムーズに収納位置に移動させることができる。

0031

以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。

0032

1撮像装置
7表示ユニット
7a 表示部
10発光ユニット
11発光部
12 上面カバー
13 下面カバー
14 上側アーム部材
15 下側アーム部材
16 上側回動軸
17 下側回動軸
18 固定回動軸
19,20,21トーションばね
27ロック部材
30 基台

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