図面 (/)

技術 画像形成装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 澤村淳佐藤秀樹河原一郎小西佳郎加藤裕弘鵜川貴之赤塚将拓櫻井勇介
出願日 2016年7月26日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-146334
公開日 2018年2月1日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-017814
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における紙送り 電子写真における定着 シートの分離、振分け、減速、湾曲
主要キーワード 接触縁 無端部材 開放度合い 断面円状 矯正部材 押付部材 送出ロール 矯正ロール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

記録媒体加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖を矯正することができる画像形成装置を得る。

解決手段

第一矯正部90が、加熱部材54側に湾曲したシート部材P2と接触してシート部材P2の湾曲癖を矯正し、第二矯正部100が、加圧部材60側に湾曲したシート部材P1と接触し、シート部材P1の湾曲癖を矯正する。このように、記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖が矯正される。

概要

背景

特許文献1には、第1の定着手段と第2の定着手段とを備えた定着装置に対して用紙搬送方向の下流側に、一対の搬送ローラと、搬送ローラから送り出されている記録材を第1の定着手段側に付勢するガイドとを備えた画像形成装置が記載されている。

概要

記録媒体加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖を矯正することができる画像形成装置を得る。第一矯正部90が、加熱部材54側に湾曲したシート部材P2と接触してシート部材P2の湾曲癖を矯正し、第二矯正部100が、加圧部材60側に湾曲したシート部材P1と接触し、シート部材P1の湾曲癖を矯正する。このように、記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖が矯正される。

目的

本発明の課題は、画像が形成された記録媒体を、加熱部材と加圧部材とで挟み込んで搬送する構成において、記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖(カール)を矯正することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

表面に弾性層が形成されている加熱部材と、画像が形成された記録媒体を前記加熱部材側に加圧する加圧部材とを有し、回転する前記加熱部材と前記加圧部材との間で搬送される記録媒体に画像を定着する定着部と、記録媒体の搬送方向において、前記定着部の下流側に配置され、前記加熱部材側に湾曲した記録媒体と接触し、記録媒体の湾曲癖を矯正する第一矯正部と、前記搬送方向において、前記第一矯正部の下流側に配置され、前記加圧部材側に湾曲した記録媒体と接触し、記録媒体の湾曲癖を矯正する第二矯正部と、を備える画像形成装置

請求項2

前記第一矯正部は、前記加熱部材の回転軸方向から見て、記録媒体の搬送経路に対して前記加熱部材側に配置され、前記第二矯正部は、前記回転軸方向から見て、前記搬送経路に対して前記加圧部材側に配置されている軸部と、搬送される記録媒体によって押され、前記軸部を中心に揺動して前記搬送経路を開放する揺動部と、を備え、前記加圧部材側に湾曲した記録媒体は、前記第一矯正部と前記揺動部とに接触しながら搬送されることで、湾曲癖が矯正される請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記第一矯正部は、前記加熱部材側に湾曲した記録媒体と接触して記録媒体の湾曲癖を矯正し、記録媒体を前記搬送方向の下流側に案内する案内部材と、前記搬送方向において、前記案内部材の下流側に配置され、搬送される記録媒体に従動して回転する回転部材と、を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記加熱部材は、回転軸方向に延びる断面円状で、前記加圧部材は、前記加熱部材の一部に巻き付けられて、前記加熱部材との間で、記録媒体を挟み込む挟持部を形成すると共に周回する無端部材と、前記挟持部の出口部分で前記無端部材を前記加熱部材側に加圧して押し付け押付部材と、を備える請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、第1の定着手段と第2の定着手段とを備えた定着装置に対して用紙搬送方向の下流側に、一対の搬送ローラと、搬送ローラから送り出されている記録材を第1の定着手段側に付勢するガイドとを備えた画像形成装置が記載されている。

先行技術

0003

特開2006−23427号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の課題は、画像が形成された記録媒体を、加熱部材加圧部材とで挟み込んで搬送する構成において、記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖(カール)を矯正することである。

課題を解決するための手段

0005

本発明の請求項1に係る画像形成装置は、表面に弾性層が形成されている加熱部材と、画像が形成された記録媒体を前記加熱部材側に加圧する加圧部材とを有し、回転する前記加熱部材と前記加圧部材との間で搬送される記録媒体に画像を定着する定着部と、記録媒体の搬送方向において、前記定着部の下流側に配置され、前記加熱部材側に湾曲した記録媒体と接触し、記録媒体の湾曲癖を矯正する第一矯正部と、前記搬送方向において、前記第一矯正部の下流側に配置され、前記加圧部材側に湾曲した記録媒体と接触し、記録媒体の湾曲癖を矯正する第二矯正部と、を備えることを特徴とする。

0006

本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第一矯正部は、前記加熱部材の回転軸方向から見て、記録媒体の搬送経路に対して前記加熱部材側に配置され、前記第二矯正部は、前記回転軸方向から見て、前記搬送経路に対して前記加圧部材側に配置されている軸部と、搬送される記録媒体によって押され、前記軸部を中心に揺動して前記搬送経路を開放する揺動部と、を備え、前記加圧部材側に湾曲した記録媒体は、前記第一矯正部と前記揺動部とに接触しながら搬送されることで、湾曲癖が矯正されることを特徴とする。

0007

本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記第一矯正部は、前記加熱部材側に湾曲した記録媒体と接触して記録媒体の湾曲癖を矯正し、記録媒体を前記搬送方向の下流側に案内する案内部材と、前記搬送方向において、前記案内部材の下流側に配置され、搬送される記録媒体に従動して回転する回転部材と、を備えることを特徴とする。

0008

本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記加熱部材は、前記回転軸方向に延びる断面円状で、前記加圧部材は、前記加熱部材の一部に巻き付けられて、前記加熱部材との間で、記録媒体を挟み込む挟持部を形成すると共に周回する無端部材と、前記挟持部の出口部分で前記無端部材を前記加熱部材側に加圧して押し付け押付部材と、を備えることを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明の請求項1の画像形成装置によれば、記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖を矯正することができる。

0010

本発明の請求項2の画像形成装置によれば、記録媒体を記録媒体の幅方向波打たせて湾曲癖を矯正する矯正部材を複数設ける場合と比して、記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖を、簡易な構成で矯正することができる。

0011

本発明の請求項3の画像形成装置によれば、回転部材が記録媒体と擦れる場合と比して、記録媒体に形成された画像の損傷を抑制することができる。

0012

本発明の請求項4の画像形成装置によれば、厚紙の記録媒体が加熱部材側に湾曲した場合でも、薄紙の記録媒体が加圧部材側に湾曲した場合でも、湾曲癖を矯正することができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着ユニット、及び排出ロール等を示した構成図である。
(A)(B)本発明の実施形態に係る定着ユニットを示した構成図である。
(A)(B)本発明の実施形態に係る定着ユニットを示した構成図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着ユニット、及び排出ロール等を示した構成図である。
(A)(B)本発明の実施形態に係る定着ユニットを示した構成図である。
(A)(B)本発明の実施形態に係る定着ユニットを示した構成図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着ユニット、及び排出ロール等を示した構成図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着部材の挟持部を示した断面図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の定着部材を示した断面図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の定着部材に備えられたレバー等を示した斜視図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。

実施例

0014

本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を図1図11に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。

0015

(全体構成)
図11に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体の一例としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。

0016

〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部材26には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。

0017

〔搬送部〕
搬送部16には、収容部14から送り出されたシート部材Pが搬送される搬送経路28に沿ってシート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32と、画像が形成されたシート部材Pを装置本体10Aの外部に排出する排出ロール34とが備えられている。

0018

さらに、搬送部16には、表面に画像が形成されたシート部材Pの裏面に画像を形成する場合に、シート部材Pが搬送される反転搬送路57に沿ってシート部材Pを搬送する搬送ロール48が備えられている。

0019

〔画像形成部〕
画像形成部20には、ブラック(K)の画像を形成する画像形成ユニット18と、画像形成ユニット18に備えられた像保持体36に露光光を夫々照射する露光装置42とが備えられている。

0020

画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、画像形成ユニット18には、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電する帯電部材38とが備えられている。さらに、画像形成ユニット18には、帯電した像保持体36に露光装置42が露光光を照射することで形成された静電潜像を、現像してトナー画像として可視化する現像装置40が備えられている。さらに、画像形成部20には、像保持体36に形成されたトナー画像をシート部材Pに転写する転写ロール46と、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧してトナー画像をシート部材Pに定着する定着ユニット50とが備えられている。さらに、シート部材Pの搬送方向(以下「シート搬送方向」)において、定着ユニット50の下流側には、シート部材Pを案内する案内部120が備えられている。

0021

なお、定着ユニット50、案内部120については、詳細を後述する。

0022

(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。

0023

先ず、電圧印加された帯電部材38は、像保持体36の表面を予定電位で一様にマイナス帯電する。続いて、外部から受け取った画像データに基づいて露光装置42は、帯電した像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。

0024

これにより、データに対応した静電潜像が像保持体36の表面に形成される。さらに、現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。

0025

そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、像保持体36と転写ロール46とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが像保持体36と転写ロール46との間で搬送されることで、像保持体36の表面のトナー画像は、シート部材Pに転写される。

0026

シート部材Pに転写されたトナー画像は、定着ユニット50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、排出ロール34によって装置本体10Aの外部へ排出される。

0027

(要部構成)
次に、定着ユニット50、及び案内部120について説明する。

0028

〔定着ユニット〕
定着ユニット50は、図1に示されるように、トナー画像をシート部材Pに定着する定着部の一例としての定着部材52と、定着部材52から排出されている状態のシート部材Pの湾曲癖(カール)を矯正する第一矯正部90、及び第二矯正部100とを備えている。さらに、定着ユニット50は、各部を支持する筐体50Aを備えている。そして、シート部材Pの搬送経路28は、筐体50Aの内部を通過している。

0029

[定着部材]
定着部材52は、図9に示されるように、加熱部材54と、加熱部材54との間で搬送するシート部材Pを、加熱部材54側に加圧する加圧部材60とを備えている。

0030

加熱部材54は、装置奥行方向を軸方向とする円筒状で、表面に弾性層56Aを有する円筒体56と、円筒体56の内部に配置された発熱体58とを備えている。そして、加熱部材54は、図示せぬモータから回転力が伝達されて、図中矢印R1方向(反時計方向)に回転するようになっている。

0031

加圧部材60は、無端部材の一例としての無端状(環状)の加圧ベルト62と、加圧ベルト62の内部に配置されると共に加圧ベルト62を周回可能(回転可能)に支持する支持機構64とを備えている。この支持機構64は、加圧ベルト62を支持する支持部材70と、板ばね80と、L字状のフレーム66、68とを備えている。

0032

加圧ベルト62は、表面で加熱部材54に接触し、回転する加熱部材54に従動して図中矢印R2方向(時計方向)に回転(周回)するようになっている。

0033

支持部材70は、樹脂材料で一体的に成形され、装置奥行方向に延びている。そして、支持部材70は、加圧ベルト62を弾性層56Aに押し付ける押付部70Aと、押付部70Aに対してシート搬送方向の上流側で、搬送経路28側に張り出す張出部70Bとを有している。この押付部70Aは、押付部材の一例とされている。

0034

また、支持部材70は、装置奥行方向から見て、押付部70Aと張出部70Bとの間で、加圧ベルト62から離間している凹部70Cを有している。さらに、支持部材70は、加熱部材54側とは反対側の部分で、フレーム66、68の基端部が挿入される溝70D、70Eを有している。

0035

板ばね80は、装置奥行方向に延び、装置奥行方向から見てU字状に形成され、支持部材70の凹部70Cと、加圧ベルト62との間に配置されている。そして、板ばね80は、図示せぬ固定部材で凹部70Cに固定されている。これにより、板ばね80は、加圧ベルト62を加熱部材54側に向けて付勢している。

0036

フレーム66、68は、前述したように、L字状とされ、基端側の部分が支持部材70の溝70D、70Eに挿入されることで、支持部材70を支持している。そして、フレーム66、68の装置奥行方向の両端部は、加圧ベルト62から突出し、図示せぬ骨格部材に取り付けられている。

0037

これにより、加圧ベルト62は、加熱部材54の一部に巻き付けられ、加熱部材54との間で、シート部材Pを挟み込む挟持部Nを形成するようになっている。そして、前述した押付部70Aは、挟持部Nの出口部分で加圧ベルト62を加熱部材54側に押し付けるようになっている。さらに、挟持部Nでシート部材Pを挟持する挟持長さは、加圧部材が円柱状である場合と比して、長くなっている。

0038

この構成において、図8に示されるように、加圧ベルト62を介して押付部70Aによって押し付けられて弾性層56Aは、凹んでいる。そして、この凹んだ部分において、シート搬送方向の最下流部(出口部分)には、円弧状に凹む円弧部72が形成される。そこで、搬送されるシート部材Pが薄紙(例えば、坪量64〔g/m2〕)のシート部材P(以下「シート部材P1」)である場合には、シート部材P1は、この円弧部72を通過することで、加圧部材60側に湾曲してしまう(反イメージカール)。

0039

一方、搬送されるシート部材Pが厚紙(例えば、坪量240〔g/m2〕)のシート部材P(以下「シート部材P2」)である場合には、シート部材P1と比して、曲げ剛性が高い(コシが強い)。このため、シート部材P2は、円弧部72を通過しても、加圧部材60側に湾曲しない。しかし、前述したように、挟持部Nでシート部材Pを挟持する挟持長さは、加圧部材が円柱状である場合と比して、長くなっている。このため、シート部材P2は、加熱部材54の表面に倣って変形し、加熱部材54側に湾曲してしまう(イメージカール)。

0040

[第一矯正部]
第一矯正部90は、図1に示されるように、シート搬送方向において、定着部材52の下流側で、装置奥行方向から見て、搬送経路28に対して、加熱部材54側に配置されている。そして、第一矯正部90は、案内部材92と、シート部材搬送方向において案内部材92の下流側に配置されている回転部材の一例としての案内ロール96とを備えている。

0041

案内部材92は、板面が装置奥行方向を向き、装置奥行方向に並んでいる、板状の案内板94を複数備えている。そして、夫々の案内板94は、搬送されるシート部材P2と接触する搬送縁94Aと、搬送縁94Aに対してシート搬送方向の下流側で、後述するレバー104の先端部104Bと接触する接触縁94Bとを有している。

0042

この構成において、案内板94は、図5(A)、(B)に示されるように、加熱部材54側に湾曲したシート部材P2と、搬送縁94Aで接触し、シート部材P2の湾曲癖を矯正する(湾曲癖を緩和させる)と共にシート部材P2をシート搬送方向の下流側に案内するようになっている。さらに、案内ロール96は、図6(A)、(B)に示されるように、案内部材92によって案内されるシート部材P2に従動して回転し、シート部材P2の先端の方向を変えて、シート部材P2をシート搬送方向の下流側に案内するようになっている。このように、加熱部材54側に湾曲したシート部材P2の湾曲癖は、第一矯正部90によって、矯正されるようになっている。

0043

[第二矯正部]
第二矯正部100は、図1に示されるように、シート搬送方向において、第一矯正部90の下流側に配置されている。そして、第二矯正部100は、装置奥行方向から見て、搬送経路28に対して加圧部材60側に配置されている軸部106と、軸部106を中心に揺動する揺動部の一例としてのレバー104とを備えている。

0044

軸部106は、図10に示されるように、装置奥行方向を軸方向として延びている。また、レバー104は、板面が装置奥行方向を向き、装置奥行方向に並んで、複数設けられている。そして、レバー104の基端部104Aは、軸部106に揺動可能に支持されている。

0045

また、レバー104は、図1に示されるように、装置奥行方向から見て、搬送経路28側に延びている。そして、シート部材Pが搬送されていない状態では、レバー104の先端部104Bは、案内板94に形成された接触縁94Bに接触し、レバー104の揺動位置規制されている。

0046

この構成において、レバー104は、図2(B)、図3(A)、図6(A)、(B)に示されるように、搬送されるシート部材Pに押されて揺動し、搬送経路28(図1参照)を開放するようになっている。

0047

ここで、薄紙のシート部材P1によって押されるレバー104の開放角度は、図3(A)に示されるように、厚紙のシート部材P2によって押されるレバー104の開放角度(図6(B)参照)と比して、小さくなる。これは、シート部材P1の剛性が、シート部材P2の剛性と比して低いためである。そして、加圧部材60側に湾曲したシート部材P1の湾曲癖は、図3(A)、(B)に示されるように、第一矯正部90の案内ロール96と、レバー104の先端部104Bとに接触しながら搬送されることで、矯正されるようになっている。

0048

一方、厚紙のシート部材P2によって押されるレバー104の開放角度は、図6(B)に示されるように、薄紙シート部材P1によって押されたときのレバー104の開放角度(図3(A)参照)と比して、大きくなる。そして、シート部材P2は、図6(A)、(B)に示されるように、薄紙のシート部材P1の場合と比して、搬送経路28を大きく開放させて搬送されるようになっている。

0049

このように、シート部材Pの搬送経路28は、薄紙のシート部材P1と、厚紙のシート部材Pとで異なり、図1に示されるように、シート部材P1は、搬送経路28Aに沿って搬送され、シート部材P2は、搬送経路28Bに沿って搬送されるようになっている。このため、搬送経路28は、搬送経路28A、及び搬送経路28Bを含む概念である。

0050

ここで、搬送経路28Aは、シート部材P1の先端側の部分が排出ロール34に挟持され、シート部材P1の基端側の部分が定着部材52に挟持されている状態の、シート部材P1の姿勢同義である(図4参照)。また、搬送経路28Bは、シート部材P2の先端側の部分が排出ロール34に挟持され、シート部材P2の基端側の部分が定着部材52に挟持されている状態の、シート部材P2の姿勢と同義である(図7参照)。

0051

[その他]
図1図10に示されるように、隣り合うレバー104とレバー104との間には、搬送されるシート部材Pを排出ロール34に向けて案内する複数の案内板108が配置されている。

0052

この構成において、案内板108は、図7に示されるように、シート部材P2と接触し、シート部材P2を排出ロール34に向けて案内するようになっている。

0053

〔案内部〕
案内部120は、図1に示されるように、シート搬送方向において、定着ユニット50の下流側で、排出ロール34の上流側に配置されている。また、案内部120は、搬送経路28の上方側に配置されている案内部材122と、搬送経路28を挟んで案内部材122の反対側に配置されている案内部材124とを備えている。

0054

この構成において、案内部120は、定着ユニット50を通過したシート部材Pを排出ロール34に向けて案内するようになっている。

0055

(作用)
次に、定着ユニット50等の作用について説明する。

0056

定着ユニット50等の作用については、薄紙のシート部材P1が定着部材52を通過する場合と、厚紙のシート部材P2が定着部材52を通過する場合とに分けて説明する。

0057

−薄紙が通過する場合—
定着部材52は、図2(A)、(B)に示されるように、回転する加熱部材54と周回する加圧部材60の加圧ベルト62との間で、トナー画像が転写されたシート部材P1を挟み込んで搬送する。ここで、シート部材P1は、弾性層56Aが円孔状に凹んだ円弧部72(図8参照)を通過することで、加圧部材60側に湾曲(カール)する。そして、搬送されるシート部材P1の先端部が、レバー104に接触する。

0058

レバー104は、図3(A)に示されるように、搬送されるシート部材P1によって押され、揺動して搬送経路28(図1参照)を開放する。そして、図3(B)に示されるように、加圧部材60側に湾曲したシート部材P1は、第一矯正部90の案内ロール96と、レバー104の先端部104Bとに接触しながら搬送される。これにより、加圧部材60側に湾曲したシート部材P1の湾曲癖は、矯正される。

0059

さらに、案内部120は、図4に示されるように、湾曲癖が矯正されたシート部材P1を、排出ロール34に向けて案内する。また、排出ロール34は、シート部材P1を、装置本体10Aの外部に排出する。

0060

−厚紙が通過する場合—
定着部材52は、図5(A)、(B)に示されるように、回転する加熱部材54と周回する加圧部材60の加圧ベルト62との間で、トナー画像が転写されたシート部材P2を挟み込んで搬送する。ここで、挟持部Nでシート部材Pを挟持する挟持長さは、加圧部材が円柱状である場合と比して、長くなっている(図8参照)。このため、シート部材P2は、加熱部材54の表面に倣って変形し、加熱部材54側に湾曲(カール)する。そして、定着部材52によって搬送されるシート部材P1の先端部は、案内板94の搬送縁94Aに接触する。なお、従来のように、加圧部材が円柱状である場合には、シート部材Pは、加圧部材60側に常に湾曲していた。

0061

案内部材92は、加熱部材54側に湾曲したシート部材P2と接触し、シート部材P2の湾曲癖を矯正すると共にシート部材P2をシート搬送方向の下流側に案内する。また、案内ロール96は、図6(A)、(B)に示されるように、案内部材92によって案内されるシート部材P2に従動して回転し、シート部材P2の先端の方向を変えて、シート部材P2をシート搬送方向の下流側に案内する。これにより、加熱部材54側に湾曲したシート部材P2の湾曲癖は、矯正される。そして、搬送されるシート部材P2の先端部が、レバー104に接触する。レバー104は、搬送されるシート部材P2によって押され、揺動して搬送経路28(図1参照)を開放する。

0062

第一矯正部90によって湾曲癖が矯正されたシート部材P2は、図6(A)、(B)に示されるように、薄紙のシート部材P1の場合と比して、搬送経路28を大きく開放させて搬送される。そして、シート部材P2は、案内板108に接触しながら搬送される。

0063

さらに、案内部120は、シート部材P2を、排出ロール34に向けて案内する。また、排出ロール34は、シート部材P2を、装置本体10Aの外部に排出する。

0064

(まとめ)
以上説明したように、画像形成装置10では、シート部材Pが加熱部材54側に湾曲した場合でも、シート部材Pが加圧部材60側に湾曲した場合でも、湾曲癖が矯正される。

0065

また、シート部材P1に押されて揺動するレバー104の開放角度と、シート部材P2に押されて揺動するレバー104の開放角度とが異なることで、シート部材P1とシート部材P2の搬送経路28が変わるようになっている。このように、搬送経路28を変えることで、シート部材Pをシート部材Pの幅方向に波打たせて湾曲癖を矯正する矯正ロールを複数設ける場合と比して、一方側に湾曲した場合でも、他方側に湾曲した場合でも、湾曲癖が、簡易な構成で矯正される。

0066

また、第一矯正部90は、案内部材92と、シート搬送方向において、案内部材92の下流側に配置されている案内ロール96とを含んで構成されている。そして、搬送されるシート部材P2に従動して案内ロール96が回転することで、第一矯正部90は、シート部材P2の先端の方向を変え、シート部材Pを搬送経路28Bの下流側に送り出すようになっている。ここで、画像が形成されたシート部材P2の画像面が、案内ロール96と接触する場合には、案内ロールがシート部材P2と擦れてしまう場合と比して、シート部材P2に形成された画像の損傷が抑制される。

0067

また、加圧ベルト62が加熱部材54の一部に巻き付けられることで、挟持部N(図8参照)は、加圧部材が円筒形状の場合と比して長くなる。このため、シート部材P2が加熱部材54側に湾曲する。また、シート部材P1は、円弧部72を通過することで、加圧部材60側に湾曲する。このように、薄紙のシート部材P1が加圧部材60側に湾曲した場合でも、厚紙のシート部材P2が加熱部材54側に湾曲した場合でも、湾曲癖が矯正される。

0068

なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、第一矯正部90、及び第二矯正部100は、定着ユニット50に備えられたが、第一矯正部90が定着ユニット50以外の部位に備えられてもよく、また、第二矯正部100が定着ユニット50以外の部位に備えられてもよい。

0069

また、上記実施形態では、第一矯正部90は、案内部材92と、案内ロール96とを含んで構成されたが、湾曲癖を矯正することができればよく、案内ロール96を備えなくてもよい。この場合には、案内ロール96を備えることで生じる作用は、生じない。

0070

また、上記実施形態では、揺動するレバー104が備えられたが、シート部材P1とシート部材P2とで、開放度合いが変わればよく、揺動とは異なる動きをする部材であってもよい。

0071

10画像形成装置
28搬送経路
28A 搬送経路
28B 搬送経路
52定着部材(定着部の一例)
54加熱部材
56A弾性層
60加圧部材
62加圧ベルト(無端部材)
70A 押付部(押付部材の一例)
90 第一矯正部
92案内部材
96案内ロール(回転部材の一例)
100 第二矯正部
104レバー(揺動部の一例)
106 軸部
N 挟持部
Pシート部材
P1 シート部材(薄紙)
P2 シート部材(厚紙)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社伸和紙工社の「 背割り加工装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】第1シートを切断せず、第2シートに背割れを入れることができる背割り加工装置を提供する。【解決手段】シート状材料の背割り加工装置100は、第1辺及び該第1辺と交差する方向の第2辺を含む第1シート... 詳細

  • コニカミノルタ株式会社の「 画像形成装置用無端ベルト及びその製造方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】本発明の課題は、表面平滑性が良好で波打ちや反りが発生しにくく、耐久性の優れた画像形成装置用無端ベルトを提供することである。また、その製造方法を提供することである。【解決手段】本発明の画像形成装... 詳細

  • コニカミノルタ株式会社の「 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】定着部が備える加圧部材が劣化した場合でも、用紙に形成された画像の品質を保持できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、画像形成部70、定着部80および制御部10を有する。画像形... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ