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技術 ブロックの玉掛用治具とその撤去方法

出願人 株式会社本間組
発明者 本間義信山本誠岩田秀樹
出願日 2016年7月29日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-149105
公開日 2018年2月1日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-017056
状態 特許登録済
技術分野 護岸 クレーンの荷物係合要素
主要キーワード 雌螺子筒 積み上げ構造 玉掛ワイヤ 玉掛作業 鋼製ワイヤ 側曲げ 棒状材 正四面体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年2月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

作業の安全性を確保することができるブロックの玉掛用治具とその撤去方法を提供する。

解決手段

水中ブロックの下方に玉掛用紐状体12を挿通し、この玉掛用紐状体12を水中ブロックの下部に掛ける水中ブロックの玉掛用治具11である。玉掛用紐状体12より細く該玉掛用紐状体12を水中ブロックの下方に通すための先行用紐状体13と、この先行用紐状体13が挿通される鞘管14と、この鞘管14に挿通した先行用紐状体13の先端に設けた浮体15とを備える。水中ブロックの一側から浮体15と鞘管14の先端を水中ブロックの下方に挿入し、浮体15が他側に浮き上がったら、鞘管14を一側に引き抜き、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結し、先行用紐状体13を他側に引っ張って玉掛用紐状体12を水中ブロックの下方に挿通し、水中ブロックの下部に玉掛用紐状体12を掛けることができる。

概要

背景

従来、水中ブロックの据付作業撤去作業においては、潜水士玉掛ワイヤをブロックに掛けたり、外したりする作業が行われている(例えば特許文献1)。また、消波ブロックでは、複数の脚部を有する水中ブロックを用い、水中ブロックの上に水中ブロックを積み上げることにより、海などの場合、上部の水中ブロックは満潮になっても海水に浸からず、気中となるものもある。

前記水中ブロックを吊り上げる際には、水中において、ワイヤをブロックの下方に通し、ブロックの下部にワイヤを掛ける必要がある(例えば特許文献2の図7)。

近年、多くの既設港湾構造物更新時期を迎え、更新に関する工事が増加している。また、展開により、港湾構造物の大水深化やそれに伴う消波ブロック(水中ブロック)の大型化も進んでいる。そして、更新するには既存の消波ブロックを撤去する必要がある。

概要

作業の安全性を確保することができるブロックの玉掛用治具とその撤去方法を提供する。水中ブロックの下方に玉掛用紐状体12を挿通し、この玉掛用紐状体12を水中ブロックの下部に掛ける水中ブロックの玉掛用治具11である。玉掛用紐状体12より細く該玉掛用紐状体12を水中ブロックの下方に通すための先行用紐状体13と、この先行用紐状体13が挿通される鞘管14と、この鞘管14に挿通した先行用紐状体13の先端に設けた浮体15とを備える。水中ブロックの一側から浮体15と鞘管14の先端を水中ブロックの下方に挿入し、浮体15が他側に浮き上がったら、鞘管14を一側に引き抜き、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結し、先行用紐状体13を他側に引っ張って玉掛用紐状体12を水中ブロックの下方に挿通し、水中ブロックの下部に玉掛用紐状体12を掛けることができる。

目的

本発明は上記した問題点に鑑み、作業の安全性を確保することができるブロックの玉掛用治具とその撤去方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ブロックの下方に玉掛用紐状体挿通し、この玉掛用紐状体を前記ブロックの下部に掛けるブロックの玉掛用治具において、前記玉掛用紐状体を前記ブロックの下方に通すための先行用紐状体と、この先行用紐状体が挿通される鞘管とを備え、前記鞘管が曲げ部を有することを特徴とするブロックの玉掛用治具。

請求項2

ブロックの下方に玉掛用紐状体を挿通し、この玉掛用紐状体を前記ブロックの下部に掛けるブロックの玉掛用治具において、前記玉掛用紐状体を前記ブロックの下方に通すための先行用紐状体と、この先行用紐状体が挿通される鞘管と、この鞘管に挿通した前記先行用紐状体の先端に設けた浮体とを備えることを特徴とするブロックの玉掛用治具。

請求項3

前記鞘管が曲げ部を有することを特徴とする請求項2記載のブロックの玉掛用治具。

請求項4

請求項2記載のブロックの玉掛用治具を用いるブロックの撤去方法において、前記ブロックの一側からブロックの下方に前記浮体と前記鞘管の先端を挿入し、前記先行用紐状体の基端側を操作して前記先行用紐状体の先端側を前記鞘管の先端から押し出し、水中において前記浮体が前記ブロックの他側に浮上した後、前記先行用紐状体を残して前記鞘管を基端側から引き抜き、前記先行用紐状体の基端に前記玉掛用紐状体を連結し、前記先行用紐状体の先端側を引っ張って前記玉掛用紐状体を水中ブロックの下方に挿通し、前記玉掛用紐状体をブロックに掛け、前記玉掛用紐状体を用いてブロックを吊り上げることを特徴とするブロックの撤去方法。

技術分野

0001

本発明は、ブロックの下方に紐状体を通し、この紐状体をブロックの下部に掛ける際に用いる玉掛用治具とブロックの撤去方法に関する。

背景技術

0002

従来、水中ブロックの据付作業撤去作業においては、潜水士玉掛ワイヤをブロックに掛けたり、外したりする作業が行われている(例えば特許文献1)。また、消波ブロックでは、複数の脚部を有する水中ブロックを用い、水中ブロックの上に水中ブロックを積み上げることにより、海などの場合、上部の水中ブロックは満潮になっても海水に浸からず、気中となるものもある。

0003

前記水中ブロックを吊り上げる際には、水中において、ワイヤをブロックの下方に通し、ブロックの下部にワイヤを掛ける必要がある(例えば特許文献2の図7)。

0004

近年、多くの既設港湾構造物更新時期を迎え、更新に関する工事が増加している。また、展開により、港湾構造物の大水深化やそれに伴う消波ブロック(水中ブロック)の大型化も進んでいる。そして、更新するには既存の消波ブロックを撤去する必要がある。

先行技術

0005

特開2009−52206号公報
特開平9−77459号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記消波ブロックを撤去する方法としては、上述したように潜水士が玉掛ワイヤを水中ブロックに掛け、吊り上げる方法が一般的に用いられている。しかし、大型の水中ブロックでは、潜水士が水中ブロックの直下へ潜り込み、玉掛ワイヤを通すこととなり、作業性が低いと共に、作業の際に安全性を確保する必要がある。

0007

また、複数の脚部を有する水中ブロックでは、脚部と脚部の間の狭い隙間に玉掛ワイヤを通す必要があり、作業が煩雑となる。特に、複数の水中ブロックを積み上げた構造では、下部の水中ブロックの脚部の間に上部の水中ブロックの下部が入り込むため、前記隙間が狭くなり、積み上げ構造の上部の水中ブロックの下方に玉掛ワイヤを挿通する作業が煩雑となる。

0008

本発明は上記した問題点に鑑み、作業の安全性を確保することができるブロックの玉掛用治具とその撤去方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

請求項1に係る発明は、ブロックの下方に玉掛用紐状体を挿通し、この玉掛用紐状体を前記ブロックの下部に掛けるブロックの玉掛用治具において、前記玉掛用紐状体を前記ブロックの下方に通すための先行用紐状体と、この先行用紐状体が挿通される鞘管とを備え、前記鞘管が曲げ部を有することを特徴とする。

0010

請求項2に係る発明は、ブロックの下方に玉掛用紐状体を挿通し、この玉掛用紐状体を前記ブロックの下部に掛けるブロックの玉掛用治具において、前記玉掛用紐状体を前記ブロックの下方に通すための先行用紐状体と、この先行用紐状体が挿通される鞘管と、この鞘管に挿通した前記先行用紐状体の先端に設けた浮体とを備えることを特徴とする。

0011

請求項3に係る発明は、前記鞘管が曲げ部を有することを特徴とする。

0012

請求項4に係る発明は、請求項2記載のブロックの玉掛用治具を用いるブロックの撤去方法において、前記ブロックの一側からブロックの下方に前記浮体と前記鞘管の先端を挿入し、前記先行用紐状体の基端側を操作して前記先行用紐状体の先端側を前記鞘管の先端から押し出し、水中において前記浮体が前記ブロックの他側に浮上した後、前記先行用紐状体を残して前記鞘管を基端側から引き抜き、前記先行用紐状体の基端に前記玉掛用紐状体を連結し、前記先行用紐状体の先端側を引っ張って前記玉掛用紐状体をブロックの下方に挿通し、前記玉掛用紐状体をブロックに掛け、前記玉掛用紐状体を用いてブロックを吊り上げることを特徴とする。

発明の効果

0013

請求項1の構成によれば、ブロックの一側から鞘管の先端をブロックの下方に挿入し、曲げ部により鞘管の先端側が上向きになるように挿通し、先行用紐状体の先端側を作業者が掴んだら、先行用紐状体を残して鞘管を一側に引き抜き、先行用紐状体の基端に玉掛用紐状体を連結し、先行用紐状体の先端側を引っ張って玉掛用紐状体をブロックの下方に挿通し、ブロックに玉掛用紐状体を掛けることができる。

0014

請求項2の構成によれば、ブロックの一側から浮体と鞘管の先端をブロックの下方に挿入し、浮体が他側に浮き上がったら、或いは浮体を作業者が掴んだら、先行用紐状体を残して鞘管を一側に引き抜き、先行用紐状体の基端に玉掛用紐状体を連結し、先行用紐状体の先端側を引っ張って玉掛用紐状体をブロックの下方に挿通し、ブロックに玉掛用紐状体を掛けることができる。

0015

請求項3の構成によれば、鞘管をブロックの下方に挿入し易くなる。

0016

請求項4の構成によれば、治具を用いて水中のブロックの下方に玉掛用紐状体を簡便に挿通することができ、撤去作業を安全に行うことができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施例1を示す玉掛用治具の側面図である。
同上、作業工程を示す斜視図であり、一側から浮体と鞘管の先端を水中ブロックの下方に挿入する状態を示す。
同上、作業工程を示す斜視図であり、先行用紐状体を他側に送り出す状態を示す。
同上、先行用紐状体を水中ブロックの下方に挿通した状態を示す斜視図である。
本発明の実施例2を示す玉掛用治具の先端側の側面図である。
本発明の実施例3を示す玉掛用治具の側面図である。
本発明の実施例4を示す玉掛用治具の先端側の側面図である。

0018

本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なるブロックの玉掛用治具とその撤去方法を採用することにより、従来にないブロックの玉掛用治具とその撤去方法が得られ、そのブロックの玉掛用治具とその撤去方法をそれぞれ記述する。

0019

以下、本発明のブロックの玉掛用治具とその撤去方法を、添付図面を参照して説明する。

0020

図1図4は、本発明の実施例1を示し、この例は水中のブロックである水中ブロック1としてテトラポット商標名)の撤去作業に本発明を適用したものである。前記水中ブロック1は、海や川の岸辺に配置されるコンクリート製の波消ブロックであり、複数のテーパー状の脚部2を有し、これら複数(3つ以上)の脚部2は水中ブロック1の中央から外側に放射状に突出され、この例では、正四面体の各頂点を先端とする4つの脚部2を有している。尚、この例では、海底3に設置された水中ブロック1の撤去について説明する。

0021

玉掛用治具11は、前記水中ブロック1の下部に玉掛用紐状体12を玉掛する際に使用され、前記玉掛用紐状体12より細く該玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下方に通すための先行用紐状体13と、この先行用紐状体13が挿通される鞘管14と、この鞘管14内に挿通した先行用紐状体13の先端に設けた浮体15とを備える。尚、浮体15は鞘管14の内径より大きい。また、玉掛用紐状体12は鞘管14の内径より太い。

0022

前記紐状体12,13には、鋼製ワイヤ合成樹脂製ワイヤを用いることができ、これ以外でも各種の紐状のものを用いることができる。前記鞘管14は合成樹脂製や鋼製のものが用いられ、直管状のものを機械加工などにより曲げ加工が可能なものを用いることが好ましく、合成樹脂製であれば加熱して曲げ加工してもよい。この例では、鞘管14は、全体を湾曲状にした曲げ部16を有し、この曲げ部16の先端側である先端側曲げ部16Aは曲率が小さく、この先端側曲げ部16Aに比べて基端側曲げ部16Bの曲率を大きくしている。尚、鞘管14の両端に直管部分を設けてもよい。そして、曲げ部16を設けた状態で鞘管14は保形性を有する。また、鞘管14の両端の開口は斜め上側を向いている。具体的には、鞘管14の両端の接線のなす角度は、40度以下であり、鞘管14に通すことにより先行用紐状体13は140度以上向きを変える。この場合、鞘管14の両端の接線のなす角度を90度以上、好ましくは115度以上、より好ましくは実施例の140度以上、180度以下とすることにより、先行用紐状体13の先端を水中ブロック1の他側に通し易くなる。尚、鞘管14の両端の接線のなす角度は、鞘管14の先行用紐状体13の両端の開口における角度である。尚、先端側曲げ部16Aと基端側曲げ部16Bは同一平面上に位置する。

0023

前記先行用紐状体13は、前記玉掛用紐状体12より細く、前記鞘管14に挿通され、前記先行用紐状体13の鞘管14から出た基端側を操作することにより、先行用紐状体13を鞘管14内に押し込んで、鞘管14の先端から先行用紐状体13を押し出すことができる。

0024

前記浮体15は、ブイなどが用いられ、水中において浮力を有するものであれば、各種のものを用いることができる。この例では、浮体15は略球形をなし、中央に貫通孔15Aを有し、この貫通孔15Aに、ワイヤなどからなる取付部材17を固定している。また、前記先行用紐状体13の先端には輪部13Aが設けられており、この輪部13Aに前記取付部材17を連結することにより、前記先行用紐状体13の先端に浮体15が設けられる。尚、前記輪部13Aは前記鞘管14を挿通可能なものである。

0025

次に、前記治具11の使用方法について説明する。水中ブロック1は設置場所である海底3の上、又は海底3に設置した設置場所たる水中ブロック1,1・・・の上に設けられている。潜水士は、玉掛用治具11を持って水中ブロック1の一側から、水中ブロック1の下方に浮体15と鞘管14の先端を挿入する(図2)。この場合、鞘管14の基端側を持って先端を水中ブロック1の下方に入れ、さらに、曲げ部16の外側が下になるように鞘管14を挿入する。また、鞘管14は曲っているから、水中ブロック1の上部に立った状態で、鞘管14の先端を水中ブロック1の下方に挿入してもよい。

0026

鞘管14の先端を水中ブロック1の中央より他側に挿入したら、鞘管14を保持した状態で、先行用紐状体13の基端側を把持して先行用紐状体13を鞘管14内に押し込む。こうすると、図3に示すように、先行用紐状体13の先端が鞘管14の先端から押し出され、水中ブロック1の下部を通過すると、浮体15が水中ブロック1に邪魔されずに浮き上がる。浮体15がある程度浮き上がったら、鞘管14のみを一側に引き抜き、鞘管14を先行用紐状体13から外す。この場合、水中の潜水士が浮体15を掴める高さまで浮上したら、鞘管14を引き抜く。

0027

鞘管14を外した後、図4に示すように、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結する。この後、先行用紐状体13の浮体15側を引っ張って玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下方に通し、必要に応じて玉掛用紐状体12から先行用紐状体13を外し、玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下部に掛け、玉掛用紐状体12により水中ブロック1を支持し、該水中ブロック1を吊り上げ、水上の所定の場所に撤去する。

0028

1つの水中ブロック1を吊り上げ、撤去が終わったら、先行用紐状体13を鞘管14に挿通し、次の水中ブロック1の撤去作業を行うことができ、玉掛用治具11は繰り返し使用することができる。尚、複数の玉掛用治具11,11・・・を用いて撤去作業を行ってもよい。

0029

このように本実施例では、請求項1に対応して、水中又は気中のブロック1の下方に玉掛用紐状体12を挿通し、この玉掛用紐状体12をブロック1の下部に掛けるブロック1の玉掛用治具11において、玉掛用紐状体12をブロック1の下方に通すための先行用紐状体13と、この先行用紐状体13が挿通される鞘管14とを備え、鞘管14が曲げ部16を有するから、ブロック1の一側から鞘管14の先端をブロック1の下方に挿入し、曲げ部16により鞘管14の先端側が上向きになるように挿通し、先行用紐状体13の先端側を作業者が掴んだら、先行用紐状体13を残して鞘管14を一側に引き抜き、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結し、先行用紐状体13の先端側を引っ張って玉掛用紐状体12をブロック1の下方に挿通し、ブロック1に玉掛用紐状体12を掛けることができる。

0030

このように本実施例では、請求項2に対応して、ブロックたる水中ブロック1の下方に玉掛用紐状体12を挿通し、この玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下部に掛ける水中ブロック1の玉掛用治具11において、玉掛用紐状体12より細く該玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下方に通すための先行用紐状体13と、この先行用紐状体13が挿通される鞘管14と、この鞘管14に挿通した先行用紐状体13の先端に設けた浮体15とを備えるから、水中ブロック1の一側から浮体15と鞘管14の先端を水中ブロック1の下方に挿入し、浮体15が他側に浮き上がったら、或いは浮体15を作業者が掴んだら、先行用紐状体13を残して鞘管14を一側に引き抜き、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結し、先行用紐状体13の先端側に引っ張って玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下方に挿通し、水中ブロック1の下部に玉掛用紐状体12を玉掛することができる。

0031

このように本実施例では、請求項3に対応して、鞘管14が曲げ部16を有するから、鞘管14を水中ブロック1の下方に挿入し易くなる。

0032

このように本実施例では、請求項4に対応して、水中ブロック1の一側から水中ブロック1の下方に浮体15と鞘管14の先端を挿入し、先行用紐状体13の基端側を操作して先行用紐状体13の先端側を鞘管14の先端から押し出し、水中において浮体15が水中ブロック1の他側に浮上した後、先行用紐状体13を残して鞘管14を基端側から引き抜き、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結し、先行用紐状体13の先端を引っ張って玉掛用紐状体12を水中ブロック1の下方に挿通し、玉掛用紐状体12を水中ブロック1に掛け、玉掛用紐状体12を用いて水中ブロック1を吊り上げるから、治具11を用いて水中ブロック1の下方に玉掛用紐状体12を簡便に挿通することができ、撤去作業を安全に行うことができる。

0033

実施例上の効果として、玉掛時に潜水士が水中ブロック1の直下に潜り込む必要が無いため、安全性が向上する。また、水中ブロック1の下方に鞘管14及び浮体15を挿入するスペースのみあれば玉掛可能であるため、施工性が向上する。さらに、先端側曲げ部16Aは曲率が小さく、この先端側曲げ部16Aに比べて基端側曲げ部16Bの曲率を大きくしているから、鞘管14は手元の操作が容易で、且つ水中ブロック1の他側から鞘管14の先端を挿入し易くなる。また、鞘管14は湾曲状をなすから、先行用紐状体13をスムーズに押し込むことができる。

0034

図5は本考案の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記先行用紐状体13の先端と前記取付部材17とを着脱自在に連結する連結具21を用いている。この連結具21としては、前記先行用紐状体13の先端にステンレス製雌螺子筒部22を設け、前記取付部材17に前記雌螺子筒部22に着脱可能に螺合する雄螺子部23を設けてなる。

0035

この例では、取付部材17は鋼棒ステンレス棒などの硬質材料からなる。従って、先行用紐状体13の基端側を引っ張って取付部材17を鞘管14内に配置すると、鞘管14と浮体15とが一直線状に並び、治具11の水中ブロック1の下方への挿入作業を容易に行うことができる。

0036

このように本実施例では、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。

0037

この例では、先行用紐状体13の先端に、連結具21により浮体15を着脱可能に設けたから、治具11の繰り返し使用を容易に行うことができる。

0038

図6は本考案の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の鞘管14は、直管部分を複数(3箇所)の曲げ部16Cにより連結した形状をなし、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。

0039

この例では、曲げ部16Cを部分的に設けたから、直管状の鞘管14からの加工が容易となり、また、曲げ部16Cは湾曲状をなすから、先行用紐状体13をスムーズに押し込むことができる。また、鞘管14の両端の直管部分のなす角度は、40度以下であり、鞘管14に通すことにより先行用紐状体13は140度以上向きを変える。この場合、鞘管14の両端の接線のなす角度を90度以上、好ましくは115度以上、より好ましくは実施例の140度以上、180度以下とすることにより、先行用紐状体13の先端を水中ブロック1の他側に通し易くなる。また、個々の曲げ部16Cの角度は90度以下であり、先行用紐状体13をスムーズに押し込むことができる。尚、複数の曲げ部16Cは同一平面上に位置する。

0040

図7は本考案の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例は気中のブロック1に適した玉掛用治具11を示し、浮体15に換えて、先行用紐状体13の先端に、前記連結具21により輪部31を設けている。そして、鋼製やステンレス製の輪部31が、前記取付部材17の先端に一体に設けられている。また、輪部31は、鞘管14の内径より大きく、鞘管14内に入ることはない。尚、輪部31を鋼製ワイヤにより構成してもよい。

0041

このように本実施例では、請求項1に対応して、気中のブロック1の下方に玉掛用紐状体12を挿通し、この玉掛用紐状体12をブロック1の下部に掛けるブロック1の玉掛用治具11において、玉掛用紐状体12をブロック1の下方に通すための先行用紐状体13と、この先行用紐状体13が挿通される鞘管14とを備え、鞘管14が曲げ部16を有するから、ブロック1の一側から鞘管14の先端をブロック1の下方に挿入し、曲げ部16により鞘管14の先端側が上向きになるように挿通し、先行用紐状体13の先端側を作業者が掴んだら、先行用紐状体13を残して鞘管14を一側に引き抜き、先行用紐状体13の基端に玉掛用紐状体12を連結し、先行用紐状体13の先端側を引っ張って玉掛用紐状体12をブロック1の下方に挿通し、ブロック1に玉掛用紐状体12を掛けることができる。

0042

また、請求項2に対応して、鞘管14に挿通した先行用紐状体13の先端に設けた浮体15を備えるから、気中のブロック1の玉掛作業において、ブロック1の一側から鞘管14の先端をブロック1の下方に挿入し、曲げ部16により鞘管14の先端側が上向きになるように挿通し、先行用紐状体13の先端側の浮体15を作業者が気中で掴むことができ、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。

0043

実施例上の効果として、連結具21を備えるから、水中のブロック1の場合は、浮体15を用い、気中のブロック1の場合は、輪部31を用い、それらの交換を簡便に行うことができる。また、先行用紐状体13の先端側を作業者が直接手で掴んで保持する以外に、輪部31に係止するフック棒状材(図示せず)の先端に設け、輪部31にフックを係止して先行用紐状体13の先端側を間接的に保持してもよい。さらに、輪部31はフックの係止部が係止する係止受部であり、フックなどの係止部が係止可能であれば、係止受部はT型などでもよい。また、浮体15は比較的軽量であるから、請求項2に対応して、浮体15を付けた玉掛用治具11を用いて気中のブロック1に玉掛用紐状体12を玉掛けしてもよく、こうすれば水中のブロック1と気中のブロック1の作業に浮体15を付けた玉掛用治具11を用いることができ、特に、水に浸る又は水没する水中ブロック1と、この水に浸る又は水没する水中ブロック1の上に積み上げられ気中となる水中ブロック1と、を共通する浮体15を有する玉掛用治具11により玉掛けすることができる。

実施例

0044

尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、紐状体は、帯状のものでもよい。また、浮体を1個用いる例を示したが、1本の先行用紐状体に対して、複数の浮体を用いてもよい。さらに、実施例3で示した曲げ部16Cは、1箇所のみでもよい。また、鞘管は、U字状、角部に曲げ部を設けたコ字形、角部に曲げ部を設けたL型などでもよい。さらに、ブロックは、消波ブロック以外でも、根固ブロックなどの各種のものを用いることができ、その材質も適宜可能であり、請求項4以外は、水中と気中のいずれのブロックにも本発明は適用可能である。また、水中ブロックはその全体が水没していなくても、下部のみが水没しているものにも適用可能である。また、実施例2及び4では、実施例1及び3のいずれかの曲げ部を用いることができ、この場合、実施例2の曲げ部と実施例4の曲げ部を組み合わせてもよい。

0045

1 水中ブロック(水中のブロック,ブロック)
3海底(設置場所)
11 玉掛用治具
12 玉掛用紐状体
13先行用紐状体
14鞘管
15浮体
16曲げ部
16C 曲げ部

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