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技術 金属製容器の洗浄装置

出願人 サーモス株式会社
発明者 伊藤圭
出願日 2016年7月26日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-146094
公開日 2018年2月1日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2018-016828
状態 特許登録済
技術分野 液体または蒸気による洗浄 電解清浄、電解エッチング
主要キーワード 電極アーム 真空断熱構造 魔法瓶 水酸化ラジカル 電源ランプ 出し汁 接点端子 金属製容器
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

金属製容器洗浄幅広く適用できる金属製容器の洗浄装置を提供する。

解決手段

上面が開口した金属製容器100の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液注入され、洗浄液を電気分解することにより発生する水酸化ラジカルによって、金属製容器100の内面に付着した汚れを除去する洗浄装置1Aであって、少なくとも正極と負極とを含み、正極と負極との間に電圧印加する電源回路9が設けられた装置本体2と、正極と電気的に接続されると共に、装置本体2を厚み方向に貫通する孔部7にスライド自在に挿入される電極棒13と、負極と電気的に接続されると共に、装置本体2の下面にヒンジ部16を介して回動自在に取り付けられた電極アーム14a,14bと、ヒンジ部16に設けられて、電極アーム14a,14bを装置本体2の下面から離間する方向に付勢する付勢部材17a,17bとを備える。

概要

背景

例えば、魔法瓶や卓上ポットなどの金属製容器(以下、単に容器という。)では、コーヒーやお出し汁などの飲料(内容物)の収容を繰り返すことによって、内面に変色した汚れが付着する。このような汚れは、水や中性洗剤で濯ぐといった洗浄を繰り返していると、落としきれずに容器の内面に徐々に沈着し、スポンジなどで擦っても容易に落とすことができなくなる。その場合は、酸素系漂白剤などを溶解した洗浄液によって、容器内を洗浄する必要がある。

しかしながら、酸素系漂白剤を用いた洗浄では、数時間から十数時間も容器内に洗浄液を浸しておかなければならず、非常に時間がかかる。このため、容器を短時間で洗浄するといった要求には応えられない。

そこで、容器内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器内の汚れを短時間で除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。具体的に、特許文献1には、容器の上面に設置され、容器内の洗浄液に正極となる電極棒を浸し、負極となる電極パッド又は電極アームを容器の上端縁又は内壁面に接触させた状態で、これら正極と負極との間に電圧印加する洗浄装置が開示されている。

概要

金属製容器の洗浄に幅広く適用できる金属製容器の洗浄装置を提供する。上面が開口した金属製容器100の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液が注入され、洗浄液を電気分解することにより発生する水酸化ラジカルによって、金属製容器100の内面に付着した汚れを除去する洗浄装置1Aであって、少なくとも正極と負極とを含み、正極と負極との間に電圧を印加する電源回路9が設けられた装置本体2と、正極と電気的に接続されると共に、装置本体2を厚み方向に貫通する孔部7にスライド自在に挿入される電極棒13と、負極と電気的に接続されると共に、装置本体2の下面にヒンジ部16を介して回動自在に取り付けられた電極アーム14a,14bと、ヒンジ部16に設けられて、電極アーム14a,14bを装置本体2の下面から離間する方向に付勢する付勢部材17a,17bとを備える。

目的

本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、金属製容器の洗浄に幅広く適用できる金属製容器の洗浄装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

上面が開口した金属製容器の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液注入され、前記洗浄液を電気分解することにより発生する水酸化ラジカルによって、前記金属製容器の内面に付着した汚れを除去する金属製容器の洗浄装置であって、少なくとも正極と負極とを含み、前記正極と前記負極との間に電圧印加する電源回路が設けられた装置本体と、前記正極と電気的に接続されると共に、前記装置本体を厚み方向に貫通する孔部にスライド自在に挿入された電極棒と、前記負極と電気的に接続されると共に、前記装置本体の下面にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられた電極アームと、前記ヒンジ部に設けられて、前記電極アームを前記装置本体の下面から離間する方向に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする金属製容器の洗浄装置。

請求項2

前記装置本体の下面に係止部が設けられ、前記係止部は、前記付勢部材の付勢に抗して前記装置本体の下面と接近する方向に回動された前記電極アームを係止することを特徴とする請求項1に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項3

前記電極アームは、前記付勢部材を介して前記負極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項4

前記装置本体には、電池が収容される電池ケースと、前記電池ケースと前記電源回路との間の電気的な接続を切り替え電源スイッチとが設けられ、前記電極アームは、互いに電気的に絶縁された第1の電極アーム及び第2の電極アームを含み、前記第1の電極アームは、前記電池ケースの負極側と電気的に接続され、前記第2の電極アームは、前記電源回路の負極側と電気的に接続され、前記電極棒は、前記電源回路の正極側と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項5

前記ヒンジ部は、前記装置本体の下面中央からずれた位置に設けられ、前記第1の電極アームと前記第2の電極アームとは、前記ヒンジ部から互いに同一方向に延長して設けられていることを特徴とする請求項4に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項6

前記ヒンジ部は、前記装置本体の下面中央に設けられ、前記第1の電極アームと前記第2の電極アームとは、前記ヒンジ部から互いに反対方向に延長して設けられていることを特徴とする請求項4に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項7

前記孔部は、前記装置本体の中央に設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項8

前記金属製容器を洗浄する際に、前記付勢部材の付勢に抗して前記装置本体の下面と接近する方向に回動された前記電極アームを前記金属製容器の上端縁の金属部分に接触させた状態で、前記装置本体を前記金属製容器の上面に設置し、前記金属製容器内の洗浄液に前記電極棒を浸した状態で、前記電源回路から前記正極及び前記負極を介して前記電極棒と前記電極アームとの間に電圧を印加することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。

請求項9

前記金属製容器を洗浄する際に、前記付勢部材の付勢により前記装置本体の下面から離間する方向に回動された前記電極アームを前記金属製容器の内壁面の金属部分に接触させた状態で、前記装置本体を前記金属製容器の上面に設置し、前記金属製容器内の洗浄液に前記電極棒を浸した状態で、前記電源回路から前記正極及び前記負極を介して前記電極棒と前記電極アームとの間に電圧を印加することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。

技術分野

0001

本発明は、金属製容器洗浄装置に関する。

背景技術

0002

例えば、魔法瓶や卓上ポットなどの金属製容器(以下、単に容器という。)では、コーヒーやお出し汁などの飲料(内容物)の収容を繰り返すことによって、内面に変色した汚れが付着する。このような汚れは、水や中性洗剤で濯ぐといった洗浄を繰り返していると、落としきれずに容器の内面に徐々に沈着し、スポンジなどで擦っても容易に落とすことができなくなる。その場合は、酸素系漂白剤などを溶解した洗浄液によって、容器内を洗浄する必要がある。

0003

しかしながら、酸素系漂白剤を用いた洗浄では、数時間から十数時間も容器内に洗浄液を浸しておかなければならず、非常に時間がかかる。このため、容器を短時間で洗浄するといった要求には応えられない。

0004

そこで、容器内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器内の汚れを短時間で除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。具体的に、特許文献1には、容器の上面に設置され、容器内の洗浄液に正極となる電極棒を浸し、負極となる電極パッド又は電極アームを容器の上端縁又は内壁面に接触させた状態で、これら正極と負極との間に電圧印加する洗浄装置が開示されている。

先行技術

0005

特許第5667674号公報

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、上述した従来の洗浄装置では、洗浄時に負極となる電極パッド又は電極アームを容器の金属部分に接触させる必要がある。しかしながら、負極に電極パッドを用いた洗浄装置の場合、容器の上端縁がプラスチックなどのカバー部材絶縁部材)で覆われたタイプには使用することができない。一方、負極に電極アームを用いた洗浄装置の場合、容器の口元が狭いタイプなど、電極アームの先端が容器の内壁面に届かない(非接触となる)タイプには使用することができない。

0007

そこで、本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、金属製容器の洗浄に幅広く適用できる金属製容器の洗浄装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上面が開口した金属製容器の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液が注入され、前記洗浄液を電気分解することにより発生する水酸化ラジカルによって、前記金属製容器の内面に付着した汚れを除去する金属製容器の洗浄装置であって、
少なくとも正極と負極とを含み、前記正極と前記負極との間に電圧を印加する電源回路が設けられた装置本体と、
前記正極と電気的に接続されると共に、前記装置本体を厚み方向に貫通する孔部にスライド自在に挿入された電極棒と、
前記負極と電気的に接続されると共に、前記装置本体の下面にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられた電極アームと、
前記ヒンジ部に設けられて、前記電極アームを前記装置本体の下面から離間する方向に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする金属製容器の洗浄装置。
〔2〕 前記装置本体の下面に係止部が設けられ、
前記係止部は、前記付勢部材の付勢に抗して前記装置本体の下面と接近する方向に回動された前記電極アームを係止することを特徴とする前記〔1〕に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔3〕 前記電極アームは、前記付勢部材を介して前記負極と電気的に接続されていることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔4〕 前記装置本体には、電池が収容される電池ケースと、前記電池ケースと前記電源回路との間の電気的な接続を切り替え電源スイッチとが設けられ、
前記電極アームは、互いに電気的に絶縁された第1の電極アーム及び第2の電極アームを含み、
前記第1の電極アームは、前記電池ケースの負極側と電気的に接続され、
前記第2の電極アームは、前記電源回路の負極側と電気的に接続され、
前記電極棒は、前記電源回路の正極側と電気的に接続されていることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔5〕 前記ヒンジ部は、前記装置本体の下面中央からずれた位置に設けられ、
前記第1の電極アームと前記第2の電極アームとは、前記ヒンジ部から互いに同一方向に延長して設けられていることを特徴とする前記〔4〕に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔6〕 前記ヒンジ部は、前記装置本体の下面中央に設けられ、
前記第1の電極アームと前記第2の電極アームとは、前記ヒンジ部から互いに反対方向に延長して設けられていることを特徴とする前記〔4〕に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔7〕 前記孔部は、前記装置本体の中央に設けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔8〕 前記金属製容器を洗浄する際に、
前記付勢部材の付勢に抗して前記装置本体の下面と接近する方向に回動された前記電極アームを前記金属製容器の上端縁の金属部分に接触させた状態で、前記装置本体を前記金属製容器の上面に設置し、
前記金属製容器内の洗浄液に前記電極棒を浸した状態で、前記電源回路から前記正極及び前記負極を介して前記電極棒と前記電極アームとの間に電圧を印加することを特徴とする前記〔1〕〜〔7〕の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。
〔9〕 前記金属製容器を洗浄する際に、
前記付勢部材の付勢により前記装置本体の下面から離間する方向に回動された前記電極アームを前記金属製容器の内壁面の金属部分に接触させた状態で、前記装置本体を前記金属製容器の上面に設置し、
前記金属製容器内の洗浄液に前記電極棒を浸した状態で、前記電源回路から前記正極及び前記負極を介して前記電極棒と前記電極アームとの間に電圧を印加することを特徴とする前記〔1〕〜〔7〕の何れか一項に記載の金属製容器の洗浄装置。

発明の効果

0009

以上のように、本発明によれば、金属製容器の洗浄に幅広く適用できる金属製容器の洗浄装置を提供することが可能である。

図面の簡単な説明

0010

本発明の第1の実施形態に係る金属製容器の洗浄装置の構成を示す斜視図である。
図1に示す洗浄装置の構成を示す分解斜視図である。
図1に示す洗浄装置の使用形態の一例を示す断面図である。
図1に示す洗浄装置の使用形態の他例を示す断面図である。
本発明の第2の実施形態に係る金属製容器の洗浄装置の構成を示し、(a)は各電極アームが下方に位置する状態を示す斜視図、(b)は各電極アームが上方に位置する状態を示す斜視図である。
図5に示す洗浄装置の使用形態の一例を示す断面図である。
図5に示す洗浄装置の使用形態の他例を示す断面図である。

実施例

0011

以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1及び図2に示す洗浄装置1Aについて説明する。なお、図1は、洗浄装置1Aの構成を示す斜視図である。図2は、洗浄装置1Aの構成を示す分解斜視図である。

0012

本実施形態の洗浄装置1Aは、上面が開口した金属製容器の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液が注入され、洗浄液を電気分解することにより発生する水酸化ラジカルによって、金属製容器の内面に付着した汚れを分解して除去するものである。

0013

具体的に、この洗浄装置1Aは、全体として略偏平円柱状を為す装置本体2を備えている。装置本体2は、下側ケース3と上側ケース4とに分割可能な本体ケース5を有している。本体ケース5のうち、下側ケース3は、底壁3aと周壁3bとを有するプラスチック製の絶縁部材からなる。一方、上側ケース4は、天壁4aと周壁4bとを有するプラスチック製の絶縁部材からなる。

0014

下側ケース3の周壁3bには、複数(本例では2つ)の係止孔6aが設けられている。一方、上側ケース4の周壁4bには、複数(本例では2つ)の係止爪6bが設けられている。本体ケース5では、これら複数の係止孔6aに複数の係止爪6bを係止することによって、互いの周壁3b,4bを突き合わせた状態で、下側ケース3に対して上側ケース4を着脱自在に組み付けることが可能となっている。

0015

本体ケース5の中央には、装置本体2を厚み方向に貫通する中心孔(孔部)7が設けられている。中心孔7は、下側ケース3の底壁3aから立ち上がり形成されたスリーブ部3cと、上側ケース4の天壁4aを貫通する孔部4cとから構成されている。

0016

本体ケース5の内側には、電池ケース8と、回路基板9とが設けられている。電池ケース8は、下側ケース3の底壁3aに設けられている。電池ケース8は、複数(本例では3本)の電池Bを収容し、これら複数の電池Bを複数の接続端子10を介して直列に接続している。なお、電池ケース8については、上側ケース4の天壁4aに設けることも可能である。

0017

回路基板9は、上側ケース4の天壁4a側に取り付けられて、下側ケース3に上側ケース4が組み付けられた際に、電池ケース8と電気的に接続されるようになっている。回路基板9は、少なくとも正極と負極とを含み、正極と負極との間に電圧を印加するための電源回路を構成している。また、回路基板9には、一定の時間が経過した後に電源回路の作動を停止(OFF)するタイマーが設けられている。

0018

本体ケース5の上面には、電源スイッチ11と、電源ランプ12とが設けられている。電源スイッチ11は、上側ケース4の天壁4aに設けられて、回路基板9と電気的に接続されている。電源スイッチ11は、その押圧操作により電池ケース8と回路基板9との間の電気的な接続(ON/OFF)を切り替える。

0019

電源ランプ12は、上側ケース4の天壁4aに設けられて、回路基板9と電気的に接続されている。電源ランプ12は、電源回路が作動(正極と負極との間で通電)している間だけ点灯するように回路基板9により制御されている。

0020

洗浄装置1Aは、上述した回路基板9により構成される電源回路のうち、正極と電気的に接続される電極棒13と、負極と電気的に接続される第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bとを備えている。

0021

電極棒13は、例えばステンレスなどの長尺金属棒導電部材)からなる。電極棒13は、装置本体2の中心孔7にスライド自在に挿入可能となっている。また、電極棒13は、中心孔7に挿入された状態で、その両端にプラスチック製のキャップ(絶縁部材)15を取り付ける構成となっている。電極棒13は、中心孔7(孔部4c)に設けられた接点端子(図示せず。)と接触することで、回路基板9の正極側と電気的に接続されている。

0022

第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bは、例えばステンレスなどの金属製ロッド(導電部材)からなる。第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bは、装置本体2の下面(底壁3a)にヒンジ部16を介して回動自在に取り付けられている。

0023

ヒンジ部16は、装置本体2(底壁3a)の下面中央からずれた位置に設けられている。第1の電極アーム14aと第2の電極アーム14bとは、ヒンジ部16から互いに同一方向に延長して設けられている。

0024

ヒンジ部16は、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bの基端側に設けられた軸孔14c,14dに挿通される一対のヒンジ軸16a,16bと、一対のヒンジ軸16a,16bが軸支される装置本体2(底壁3a)側の軸受部16cとを有して、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを回動自在に支持している。また、第1の電極アーム14aと第2の電極アーム14bとの基端側には、スペーサ部材16dが挟み込まれた状態で配置されている。これにより、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bは、互いに平行な状態で一体に回動可能となっている。

0025

ヒンジ部16の内側には、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを装置本体2の下面(底壁3a)から離間する方向に付勢する第1のトーションバネ(第1の付勢部材)17a及び第2のトーションバネ(第2の付勢部材)17bが設けられている。第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bは、第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17bの付勢により装置本体2の下面(底壁3a)に対して90°以上となる角度範囲(本例では約120°)で回動可能となっている。

0026

第1の電極アーム14aは、金属製の第1のトーションバネ17aを介して電池ケース8の負極側と電気的に接続されている。第2の電極アーム14bは、金属製の第2のトーションバネ17bを介して回路基板9の負極側(グランドライン)と電気的に接続されている。また、第1の電極アーム14aと第2の電極アーム14bとの間は、互いに電気的に絶縁されている。これにより、電源スイッチ11の押圧操作のみで回路基板9の電源回路が作動(ON)することはなく、後述する金属製容器100,200を介して第1の電極アーム14aと第2の電極アーム14bとの間が電気的に接続されたときに初めて回路基板9の電源回路が作動(ON)し、正極と負極との間で通電していることを電源ランプ12の点灯により確認することが可能となっている。

0027

装置本体2の下面(底壁3a)には、係止部18が設けられている。係止部18は、ヒンジ部16とは反対側に位置して、互いに対向して突出された一対の突起部19a,19bを有している。また、一対の突起部19a,19bの互いに対向する面には、一対の突部20a,20bが設けられている。一方、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bには、一対の突部20a,20bが係合される孔部21a,21bが設けられている。

0028

洗浄装置1Aでは、第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17bの付勢に抗して第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを装置本体2の下面(底壁3a)と接近する方向に回動させた状態で、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14b側の孔部21a,21bに、突起部19a,19b側の突部20a,20bを係合させる。これにより、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを装置本体2の下面(底壁3a)に対向した状態で係止することが可能となっている。

0029

以上のような構成を有する洗浄装置1Aを用いた金属製容器の洗浄方法の一例として、例えば図3に示す金属製容器100を洗浄する場合について説明する。なお、図3は、洗浄装置1Aの使用形態の一例を示す断面図である。

0030

図3に示す金属製容器100は、いわゆる卓上ポットであり、上面が開口した容器本体101を備えている。容器本体101は、真空断熱構造を有し、この容器本体101に収容された飲料(内容物)を保温又は保冷することが可能となっている。また、容器本体101には、上端縁を覆うプラスチック製のカバー部材(絶縁部材)102が取り付けられている。カバー部材102には、注ぎ口102aと取手102bとが設けられている。

0031

本実施形態の洗浄装置1Aを用いて金属製容器100を洗浄する際は、先ず、容器本体101の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液(図示せず。)を注入する。これにより、容器本体101の内壁面に付着した汚れを洗浄液に浸した状態とする。

0032

次に、容器本体101内の洗浄液に電極棒13を挿入し、装置本体2の下面(底壁3a)から離間する方向に回動された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを容器本体101の内壁面の金属部分に接触させた状態で、装置本体2を容器本体101の上面に設置する。

0033

このとき、第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17bにより付勢された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bが、容器本体101の内壁面に押し付けられた状態となる。

0034

次に、電源スイッチ11を押圧操作する。これにより、電源ランプ12が点灯した状態となり、電極棒13と第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bとの間に電圧が印加される。

0035

これにより、容器本体101内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器本体101の内壁面に付着した汚れを短時間で除去することが可能である。

0036

また、本実施形態の洗浄装置1Aでは、タイマーにより一定の時間(例えば3分)が経過した後に、電源ランプ12が消灯し、電圧の印加が停止される。なお、金属製容器100の洗浄が不十分の場合は、電源スイッチ11を再び押圧操作し、金属製容器100の洗浄を繰り返し行えばよい。

0037

また、本実施形態の洗浄装置1Aを用いた金属製容器の洗浄方法の他例として、例えば図4に示す金属製容器200を洗浄する場合について説明する。なお、図4は、洗浄装置1Aの使用形態の他例を示す断面図である。

0038

図4に示す金属製容器200は、いわゆるマグボトルであり、上面が開口した容器本体201を備えている。容器本体201は、真空断熱構造を有し、この容器本体201に収容された飲料(内容物)を保温又は保冷することが可能となっている。容器本体201は、その胴部201aよりも口頸部201bが縮径された形状を有している。なお、金属製容器200は、容器本体201の上縁部がカバー部材(絶縁部材)で覆われておらず、金属部分が露出している点で、上記金属製容器100とは異なっている。

0039

本実施形態の洗浄装置1Aを用いて金属製容器200を洗浄する際は、先ず、容器本体201の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液(図示せず。)を注入する。これにより、容器本体201の内壁面に付着した汚れを洗浄液に浸した状態とする。

0040

次に、容器本体201内の洗浄液に電極棒13を挿入し、係止部18により装置本体2の下面(底壁3a)に係止された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを金属製容器200の上端縁の金属部分に接触させた状態で、装置本体2を容器本体201の上面に設置する。

0041

次に、電源スイッチ11を押圧操作する。これにより、電源ランプ12が点灯した状態となり、電極棒13と第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bとの間に電圧が印加される。

0042

これにより、容器本体201内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器本体201の内壁面に付着した汚れを短時間で除去することが可能である。

0043

また、本実施形態の洗浄装置1Aでは、タイマーにより一定の時間(例えば3分)が経過した後に、電源ランプ12が消灯し、電圧の印加が停止される。なお、金属製容器200の洗浄が不十分の場合は、電源スイッチ11を再び押圧操作し、金属製容器200の洗浄を繰り返し行えばよい。

0044

以上のように、本実施形態の洗浄装置1Aでは、上述した卓上ポットやマグボトルのようなタイプの異なる金属製容器100,200の洗浄に対して、幅広く適用することが可能である。

0045

(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図5(a),(b)に示す洗浄装置1Bについて説明する。なお、以下の説明では、上記洗浄装置1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。

0046

図5(a)は、洗浄装置1Bの各電極アーム14a,14bが下方に位置する状態を示す斜視図である。図5(b)は、洗浄装置1Bの各電極アーム14a,14bが上方に位置する状態を示す斜視図である。

0047

本実施形態の洗浄装置1Bは、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bの配置が異なる以外は、上記洗浄装置1Aと基本的に同じ構成を有している。すなわち、この洗浄装置1Bにおいて、ヒンジ部16は、装置本体2(底壁3a)の下面中央に設けられている。

0048

なお、本実施形態では、中心孔7がヒンジ部16を貫通した状態で設けられているが、ヒンジ部16内に設けられた第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17b(負極側)と、中心孔7に設けられた接点端子(正極側)との間は、電気的に絶縁されている。

0049

第1の電極アーム14aと第2の電極アーム14bとは、ヒンジ部16から互いに反対方向に延長して設けられている。また、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bは、第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17bの付勢により装置本体2の下面(底壁3a)に対して互いに逆向きに90°以上となる角度範囲(本例では約120°)で回動可能となっている。

0050

装置本体2の下面(底壁3a)には、第1の収容凹部22a及び第2の収容凹部22bが設けられている。洗浄装置1Bでは、第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17bの付勢に抗して第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを装置本体2の下面(底壁3a)と接近する方向に回動させた状態で、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを第1の収容凹部22a及び第2の収容凹部22bの内側に収容することが可能となっている。また、第1の収容凹部22a及び第2の収容凹部22bの内側に収容された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bは、装置本体2の下面(底壁3a)と面一又は装置本体2の下面(底壁3a)から僅かに突出した状態となる。

0051

また、装置本体2の下面(底壁3a)には、係止部18が設けられている。係止部18は、第1の収容凹部22a及び第2の収容凹部22bの内側に一対の突部20a,20bを有している。(但し、図5(a),(b)において、突部20bの図示を省略している。)。一対の突部20a,20bは、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bと対向する第1の収容凹部22a及び第2の収容凹部22bの側面から突出して設けられている。一方、第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bには、一対の突部20a,20bが係合される孔部21a,21bが設けられている。

0052

以上のような構成を有する洗浄装置1Bを用いた金属製容器の洗浄方法の一例として、例えば図6に示す金属製容器100を洗浄する場合について説明する。なお、図6は、洗浄装置1Bの使用形態の一例を示す断面図である。

0053

本実施形態の洗浄装置1Bを用いて金属製容器100を洗浄する際は、先ず、容器本体101の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液(図示せず。)を注入する。これにより、容器本体101の内壁面に付着した汚れを洗浄液に浸した状態とする。

0054

次に、容器本体101内の洗浄液に電極棒13を挿入し、装置本体2の下面(底壁3a)から離間する方向に回動された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを容器本体101の内壁面の金属部分に接触させた状態で、装置本体2を容器本体101の上面に設置する。

0055

このとき、第1のトーションバネ17a及び第2のトーションバネ17bにより付勢された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bが、容器本体101の内壁面に押し付けられた状態となる。

0056

次に、電源スイッチ11を押圧操作する。これにより、電源ランプ12が点灯した状態となり、電極棒13と第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bとの間に電圧が印加される。

0057

これにより、容器本体101内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器本体101の内壁面に付着した汚れを短時間で除去することが可能である。

0058

また、本実施形態の洗浄装置1Bでは、タイマーにより一定の時間(例えば3分)が経過した後に、電源ランプ12が消灯し、電圧の印加が停止される。なお、金属製容器100の洗浄が不十分の場合は、電源スイッチ11を再び押圧操作し、金属製容器100の洗浄を繰り返し行えばよい。

0059

また、本実施形態の洗浄装置1Bを用いた金属製容器の洗浄方法の他例として、例えば図7に示す金属製容器200を洗浄する場合について説明する。なお、図7は、洗浄装置1Bの使用形態の他例を示す断面図である。

0060

本実施形態の洗浄装置1Bを用いて金属製容器200を洗浄する際は、先ず、容器本体201の内側に酸素系漂白剤を含む洗浄液(図示せず。)を注入する。これにより、容器本体201の内壁面に付着した汚れを洗浄液に浸した状態とする。

0061

次に、容器本体201内の洗浄液に電極棒13を挿入し、第1の収容凹部22a及び第2の収容凹部22bの内側に収容された状態で、係止部18により装置本体2の下面(底壁3a)に係止された第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bを金属製容器200の上端縁の金属部分に接触させた状態で、装置本体2を容器本体201の上面に設置する。

0062

次に、電源スイッチ11を押圧操作する。これにより、電源ランプ12が点灯した状態となり、電極棒13と第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bとの間に電圧が印加される。

0063

これにより、容器本体201内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器本体201の内壁面に付着した汚れを短時間で除去することが可能である。

0064

また、本実施形態の洗浄装置1Bでは、タイマーにより一定の時間(例えば3分)が経過した後に、電源ランプ12が消灯し、電圧の印加が停止される。なお、金属製容器200の洗浄が不十分の場合は、電源スイッチ11を再び押圧操作し、金属製容器200の洗浄を繰り返し行えばよい。

0065

以上のように、本実施形態の洗浄装置1Bでは、上述した卓上ポットやマグボトルのようなタイプの異なる金属製容器100,200の洗浄に対して、幅広く適用することが可能である。

0066

なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記洗浄装置1A,1Bは、上述した2本の電極アーム14a,14bを備えた構成となっているが、場合によっては1本の電極アームにより構成することも可能である。また、電極アームの本数を増やす(3本以上とする)ことも可能である。

0067

さらに、上記洗浄装置1A,1Bでは、上記第1の電極アーム14a及び第2の電極アーム14bに対して、延長用の電極アームを接続する構成や、折り曲げ可能な電極アームを接続する構成、伸縮自在な電極アームを接続する構成としてもよい。このような構成とした場合、電極アームの先端を上記容器本体101,201の底面に接触させることも可能である。また、装置本体2の直径よりも狭口となる金属製容器に限らず、装置本体2の直径よりも広口となる金属製容器に対しても使用することが可能である。

0068

また、上記洗浄装置1A,1Bでは、上述した電池ケース8に収容された電池Bから電力が供給される構成となっているが、それ以外にも外部電源と接続することによって電力が供給される構成としてもよい。また、外部電源により装置本体2内に収容されたバッテリー二次電池)を充電し、このバッテリーから電力が供給される構成としてもよい。

0069

また、洗浄対象となる金属製容器については、上記金属製容器100,200のような真空断熱構造を有する容器本体101,201を備えたものに限らず、容器内の洗浄液を電気分解し、そのとき発生する水酸化ラジカルによって、容器内の汚れを分解して除去できる金属製容器に対して、本発明の洗浄装置を幅広く適用することが可能である。

0070

1A,1B…洗浄装置2…装置本体 3…下側ケース4…上側ケース 5…本体ケース6a…係止孔6b…係止爪7…中心孔(孔部) 8…電池ケース9…回路基板(電源回路、タイマー) 10…接続端子11…電源スイッチ 12…電源ランプ13…電極棒(正極) 14a…第1の電極アーム(負極) 14b…第2の電極アーム(負極) 15…キャップ(絶縁部材) 16…ヒンジ部 17a…第1のトーションバネ(第1の付勢部材) 17b…第2のトーションバネ(第2の付勢部材) 18…係止部 19a,19b…突起部 20a,20b…突部 21a,21b…孔部 22a…第1の収容凹部 22b…第2の収容凹部 100,200…金属製容器101,201…容器本体 102…カバー部材(絶縁部材)

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