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技術 マット効果及び優れた質感を有するエマルション

出願人 ロレアル
発明者 清水桃子新美類ロマン・タションリテシュ・シンハ
出願日 2016年7月26日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2016-146095
公開日 2018年2月1日 (3年8ヶ月経過) 公開番号 2018-016555
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 窒素吸収法 総比表面積 イソプロピルトリイソステアリルチタネート 炭酸マグネシウム粉末 ウンデシレニルアルコール 多孔質球状粒子 多孔質ブロック ペルフルオロアルキルホスフェート
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課題

長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができ、したがって、化粧料に有用である組成物を提供すること。

解決手段

本発明は、(a)170ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能、及び30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の吸油性有機粒子と、(b)少なくとも1種の油と、(c)少なくとも1種の乳化剤と、(d)水と、(e)場合により、少なくとも1種の追加の吸油性粒子とを含む、エマルションの形態の組成物であって、組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能が170ml/100g超である、組成物に関する。本発明による組成物は、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができる。

概要

背景

皮脂に起因する皮膚のてかり又はべたつきは、皮膚の粗さを強調する場合があることが知られている。換言すれば、皮膚のてかりは、皮膚の粗さ、例えば毛穴及びしわをより目立たせる場合がある。したがって、化粧料使用者は、皮膚のマット外観を達成することを望む

いくつかの吸油性粉末が存在する。そのような粉末は、これらの粉末で皮脂を吸収することによって即時的マット効果を皮膚にもたらすために、化粧料中で使用することができる。

しかしながら、上記の粉末は、十分な吸油能を有さない場合がある。したがって、即時的なマット効果は、長期間持続しない場合がある。

皮膚のてかり又はべたつきを防止することができる即時的なマット効果の持続性は、美容性能として重要である。とりわけ、化粧料によってもたらされるマット効果を日中維持することが、特に高温多湿の国では必要とされる。

硬質樹脂又はポリマーは、即時的なマット効果を維持するために使用することができる。しかしながら、それらは、粘着性又はあまり滑らかでない質感を皮膚に付与する傾向がある。

皮膚に塗布することができる化粧料の場合、良好な質感を付与し、その結果、例えば滑らかな塗布及び塗布後の良好な伸び(spreadability)をもたらすことが必要とされる。したがって、粘着性又はあまり滑らかでない質感は、低減又は回避されるべきである。

加えて、吸油性粉末が化粧料中で使用される場合、それらは、粉末粒子の接触に起因して、きしむような質感を付与する場合があることに留意すべきである。

よって、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与し、その結果、例えば滑らかな塗布をもたらすことができる化粧料が必要とされている。

JP-B-5110225(東レ株式会社)は、特定の吸油性粉末を開示している。しかしながら、JP-B-5110225は、マット効果の持続性の一方で、優れた質感を付与することに焦点を合わせていない。

概要

長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができ、したがって、化粧料に有用である組成物を提供すること。本発明は、(a)170ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能、及び30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の吸油性有機粒子と、(b)少なくとも1種の油と、(c)少なくとも1種の乳化剤と、(d)水と、(e)場合により、少なくとも1種の追加の吸油性粒子とを含む、エマルションの形態の組成物であって、組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能が170ml/100g超である、組成物に関する。本発明による組成物は、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができる。なし

目的

本発明の目的は、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができ、したがって、化粧料に有用である組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

(a)180ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能、及び、30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満、更に好ましくは8から12μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の吸油性有機粒子と、(b)少なくとも1種の油と、(c)少なくとも1種の乳化剤と、(d)水と、(e)場合により、少なくとも1種の追加の吸油性粒子とを含む、エマルションの形態の組成物であって、組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能が、170ml/100g超である、組成物。

請求項2

(a)吸油性有機粒子が、多孔質である、請求項1に記載の組成物。

請求項3

(a)吸油性有機粒子が、植物に由来する少なくとも1種の有機材料を含む、請求項1又は2に記載の組成物。

請求項4

(a)吸油性有機粒子が、ポリ乳酸セルロース、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の有機材料を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。

請求項5

組成物中の(a)吸油性有機粒子の量が、組成物の総質量に対して0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、より好ましくは1質量%から10質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。

請求項6

組成物中の(b)油の量が、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。

請求項7

組成物中の(c)乳化剤の量が、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%、好ましくは0.05質量%から15質量%、より好ましくは0.1質量%から10質量%である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。

請求項8

組成物中の(d)水の量が、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。

請求項9

(e)少なくとも1種の追加の吸油性粒子を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。

請求項10

(e)追加の吸油性粒子が、セルロース、シリカシリケートパーライト窒化ホウ素炭酸マグネシウム水酸化マグネシウム疎水性シリカ、例えばシリル化シリカカオリンタルクポリアミド(特にナイロン-6)粉末アクリルポリマー、とりわけポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコールポリメタクリル酸アリル/ジメタクリル酸エチレングリコール、又はジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマーの粉末、シリコーン、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含む、請求項9に記載の組成物。

請求項11

(e)追加の吸油性粒子が、140ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能を有する、請求項9又は10に記載の組成物。

請求項12

組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能が、200ml/100g超、好ましくは250ml/100g超である、請求項9から11のいずれか一項に記載の組成物。

請求項13

ポリオール増粘剤保存剤補助保存剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つを更に含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。

請求項14

化粧用組成物、好ましくは皮膚の化粧用組成物、より好ましくは皮膚のメイクアップ組成物である、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。

請求項15

ケラチン物質、好ましくは皮膚のための美容方法であって、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物をケラチン物質に塗布する工程を含む、方法。

技術分野

0001

本発明は、少なくとも1種の特定の吸油性有機粒子を含むエマルションの形態の組成物、特に皮膚のための化粧用組成物、及びそれを使用する美容方法に関する。

背景技術

0002

皮脂に起因する皮膚のてかり又はべたつきは、皮膚の粗さを強調する場合があることが知られている。換言すれば、皮膚のてかりは、皮膚の粗さ、例えば毛穴及びしわをより目立たせる場合がある。したがって、化粧料使用者は、皮膚のマット外観を達成することを望む

0003

いくつかの吸油性粉末が存在する。そのような粉末は、これらの粉末で皮脂を吸収することによって即時的マット効果を皮膚にもたらすために、化粧料中で使用することができる。

0004

しかしながら、上記の粉末は、十分な吸油能を有さない場合がある。したがって、即時的なマット効果は、長期間持続しない場合がある。

0005

皮膚のてかり又はべたつきを防止することができる即時的なマット効果の持続性は、美容性能として重要である。とりわけ、化粧料によってもたらされるマット効果を日中維持することが、特に高温多湿の国では必要とされる。

0006

硬質樹脂又はポリマーは、即時的なマット効果を維持するために使用することができる。しかしながら、それらは、粘着性又はあまり滑らかでない質感を皮膚に付与する傾向がある。

0007

皮膚に塗布することができる化粧料の場合、良好な質感を付与し、その結果、例えば滑らかな塗布及び塗布後の良好な伸び(spreadability)をもたらすことが必要とされる。したがって、粘着性又はあまり滑らかでない質感は、低減又は回避されるべきである。

0008

加えて、吸油性粉末が化粧料中で使用される場合、それらは、粉末粒子の接触に起因して、きしむような質感を付与する場合があることに留意すべきである。

0009

よって、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与し、その結果、例えば滑らかな塗布をもたらすことができる化粧料が必要とされている。

0010

JP-B-5110225(東レ株式会社)は、特定の吸油性粉末を開示している。しかしながら、JP-B-5110225は、マット効果の持続性の一方で、優れた質感を付与することに焦点を合わせていない。

0011

JP-B-5110225
米国特許第2,528,378号
米国特許第2,781,354号
米国特許第4,874,554号
米国特許第4,137,180号
US-A-5364633
US-A-5411744
US7470725

先行技術

0012

ISO 787/5-1980
Walter Noll著、Chemistry and Technology of Silicones(1968年)、Academic Press社
Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27〜32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluidsfor Cosmetics
ASTM規格445付属書C
CTFAInternational Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbook、第15版、2014年
CTFA dictionary、第3版、1982年
CTFA dictionary、第5版、1993年
CTFA、1997年
「Handbook of Surfactants」、M. R. Porter著、Blackie & Son出版社(Glasgow及びLondon)、1991年、116〜178頁
Brinker C.J.及びScherer G.W.、Sol-Gel Science、New York、Academic Press社、1990年
The Journal of the American Chemical Society、第60巻、309頁、1938年2月
ISO 5794/1(付属書D)
Van de Hulst, H.C.著、「Light Scattering by Small Particles」、第9章及び第10章、Wiley社、New York、1957年

発明が解決しようとする課題

0013

本発明の目的は、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができ、したがって、化粧料に有用である組成物を提供することである。

課題を解決するための手段

0014

上記の目的は、
(a)180ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能、及び30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満、更に好ましくは8から12μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の吸油性有機粒子と、
(b)少なくとも1種の油と、
(c)少なくとも1種の乳化剤と、
(d)水と、
(e)場合により、少なくとも1種の追加の吸油性粒子
を含む、エマルションの形態の組成物であって、組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能が、170ml/100g超である、組成物によって達成することができる。

0015

(a)吸油性有機粒子は、多孔質であることが好ましい。

0016

(a)吸油性有機粒子は、植物に由来する少なくとも1種の有機材料を含むことが好ましい。

0017

(a)吸油性有機粒子は、ポリ乳酸セルロース、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の有機材料を含むことが好ましい。

0018

組成物中の(a)吸油性有機粒子の量は、組成物の総質量に対して0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、より好ましくは1質量%から10質量%であることができる。

0019

組成物中の(b)油の量は、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%であることができる。

0020

組成物中の(c)乳化剤の量は、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%、好ましくは0.05質量%から15質量%、より好ましくは0.1質量%から10質量%であることができる。

0021

組成物中の(d)水の量は、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%であることができる。

0022

(e)追加の吸油性粒子は、セルロース、シリカシリケートパーライト窒化ホウ素炭酸マグネシウム水酸化マグネシウム疎水性シリカ、例えばシリル化シリカカオリンタルクポリアミド(特にナイロン-6)粉末、アクリルポリマー、とりわけポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコールポリメタクリル酸アリル/ジメタクリル酸エチレングリコール、又はジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマーの粉末、シリコーン、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含んでいてもよい。

0023

(e)追加の吸油性粒子は、140ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能を有することが好ましい。

0024

組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能は、200ml/100g超、好ましくは250ml/100g超であることが好ましい。

0025

本発明による組成物は、ポリオール増粘剤保存剤補助保存剤(co-preservative)、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つを更に含んでいてもよい。

0026

組成物は、化粧用組成物、好ましくは皮膚の化粧用組成物、より好ましくは皮膚のメイクアップ組成物であることが好ましい。

0027

本発明はまた、ケラチン物質、好ましくは皮膚のための美容方法であって、本発明による組成物をケラチン物質に塗布する工程を含む、方法に関する。

0028

鋭意検討の結果、本発明者等は、長時間持続するマット効果をもたらし、一方で、優れた質感を付与することができる組成物を提供することが可能であることを発見した。

0029

したがって、本発明による組成物は、エマルションの形態であり、
(a)180ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能、及び30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満、更に好ましくは8から12μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の吸油性有機粒子と、
(b)少なくとも1種の油と、
(c)少なくとも1種の乳化剤と、
(d)水と、
(e)場合により、少なくとも1種の追加の吸油性粒子と
を含み、組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能は、170ml/100g超である。

0030

本発明によれば、(a)吸油性有機粒子は、十分な吸油能を有し、(a)吸油性有機粒子が(b)油とともに使用されるにもかかわらず、長時間持続するマット効果をもたらすことができる。

0031

更に、(a)吸油性有機粒子は、有機材料を含むことから、吸油性無機粒子と比較して、(a)吸油性有機粒子と皮膚との摩擦を低減することができ、したがって、本発明による組成物によって、皮膚への触感を改善することができる。

0032

更に、(a)吸油性有機粒子の粒径は、限定されていることから、大型の吸油性粒子と比較して、粒子による吸油作用を増加させることができ、且つ粒子の触感を滑らかにすることができ、したがって、本発明による組成物によって、マット効果及び皮膚への触感を改善することができる。

0033

本発明による組成物は、(b)油と、(c)乳化剤と、(d)水とを含むエマルションの形態であることから、本発明による組成物が(a)吸油性有機粒子を含むにもかかわらず、組成物は、優れた質感を付与することができる。本発明による組成物は、(a)吸油性有機粒子の量が増加しても、きしむような質感をもたらさない。

0034

本発明による組成物が(e)追加の吸油粒子を更に含む場合、本発明による組成物によって付与される長時間持続するマット効果及び優れた質感を更に改善することができる。

0035

以下では、本発明による組成物を詳細に説明する。

0036

[吸油性有機粒子]
本発明による組成物は、180ml/100g以上の吸油能及び30μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の(a)吸油性有機粒子を含む。2種以上の(a)吸油性有機粒子を使用する場合、それらは、同じであっても異なっていてもよい。

0037

(a)吸油性有機粒子は、油又は液体脂肪性物質、例として皮脂を(皮膚から)吸収(及び/又は吸着)することができる。

0038

(a)吸油性有機粒子は、200ml/100g以上、より好ましくは250ml/100g以上、更に好ましくは300ml/100g以上、一層好ましくは350ml/100g以上、更に一層好ましくは400ml/100g以上、なお一層好ましくは440ml/100g以上の吸油能を有することが好ましい。

0039

(a)吸油性有機粒子は、2000ml/100g以下、好ましくは1800ml/100g以下、より好ましくは1600ml/100g以下、更に好ましくは1400ml/100g以下、一層好ましくは1200ml/100g以下、更に一層好ましくは1000ml/100g以下、なお一層好ましくは800ml/100g以下の吸油能を有することができる。

0040

したがって、(a)吸油性有機粒子は、170ml/100gから2000ml/100g、好ましくは200ml/100gから1800ml/100g、より好ましくは250ml/100gから1600ml/100g、更に好ましくは300ml/100gから1400ml/100g、一層好ましくは350ml/100gから1200ml/100g、更に一層好ましくは400ml/100gから1000ml/100g、なお一層好ましくは440ml/100gから800ml/100gの範囲の吸油能を有することができる。

0041

(a)吸油性有機粒子によって吸収(及び/又は吸着)される油の量は、下記の方法に従って湿潤点を測定することによって特徴付けることができる。Wpと記される湿潤点で測定される吸油能は、均質ペーストを得るために粒子100gに添加する必要がある油の量に相当する。

0042

吸収(及び/又は吸着)される油の量は、規格ISO 787/5-1980に記載されている、粉末の油取込み量を決定するための方法に従って測定することができる。これは、湿潤点の測定による、粉末の利用可能表面上に吸収/吸着される油の量に相当する。

0043

約0.5gから約5gの間の量m(グラム単位)の(a)吸油性有機粒子(この量は、(a)吸油性有機粒子の密度によって決まるが、典型的には2g)をガラス板上に置き、次いで、イソノナン酸イソノニル滴下添加する。

0044

4から5滴の精製アマニ油を添加した後、スパチュラを使用して、イソノナン酸イソノニルを(a)吸油性有機粒子に組み込み、イソノナン酸イソノニル及び粉末の集合体が形成するまで、イソノナン酸イソノニルの添加を続ける。この時点で、イソノナン酸イソノニルを1滴ずつ添加し、次いで、混合物をスパチュラで摩砕する。堅く滑らかなペーストが得られたら、イソノナン酸イソノニルの添加を中止する。このペーストは、ひび割れること又は塊を形成することなく、ガラス板上に広げることができなければならない。次いで、使用したイソノナン酸イソノニルの体積Vs(mlで表される)を書き留める。

0045

油取込み量は、比Vs/mに相当する。

0046

湿潤点を決定するための上記のプロトコルにおいて、イソノナン酸イソノニルをオレイン酸又はアマニ油で置き換えてもよい。別段の定義がない限り、本発明において定義される吸油能は、イソノナン酸イソノニルを使用することによって測定されるものを意味する。

0047

(a)吸油性有機粒子は、25μm未満、より好ましくは20μm未満、更に好ましくは15μm未満の体積平均粒径を有することが好ましい。別段の定義がない限り、本発明において定義される粒径又は平均粒径は、体積平均粒径を意味する。

0048

(a)吸油性有機粒子は、1μm以上、好ましくは3μm以上、より好ましくは5μm以上、更に好ましくは7μm以上の体積平均粒径を有することができる。

0049

(a)吸油性有機粒子の(一次)粒径は、1から30μm、好ましくは3から25μm未満、より好ましくは5から20μm未満、更に好ましくは7から15μm未満、更に好ましくは8から12μm未満であることができる。(一次)粒径は、例えば、SEM等によって得られる写真画像から抽出及び測定すること、粒径分析器、例えばレーザー回折粒径分析器を使用すること等によって測定することができる。粒径分析器、例えばレーザー回折粒径分析器を使用することが好ましい。この場合、(一次)粒径は、体積平均(一次)粒径である。

0050

(a)吸油性有機粒子は、多孔質粒子、特に多孔質球状粒子であることが好ましい。

0051

本開示の別の態様によれば、(a)吸油性有機粒子は、300m2/g以上、例として500m2/g以上、例えば600m2/g以上、且つ1500m2/g以下のBET比表面積を有することができる。

0052

(a)吸油性有機粒子は、0.01から0.9g/cm3、好ましくは0.05から0.5g/cm3、より好ましくは0.1から0.3g/cm3の密度を有することができる。

0053

(a)吸油性有機粒子は、有機性である。

0054

(a)吸油性有機粒子は、少なくとも1種の有機材料を含む。有機材料のタイプは限定されない。しかしながら、(a)吸油性有機粒子は、植物に由来する少なくとも1種の有機材料を含むことが好ましい。換言すれば、有機材料は、植物起源であることが好ましい。

0055

(a)吸油性有機粒子は、ポリ乳酸、セルロース、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の有機材料を含むことが好ましい。

0056

(a)吸油性有機粒子の好ましい例としては、11μmの粒径を有するToraypearl(登録商標)PLAの名称販売されているポリ乳酸粒子(イソノナン酸イソノニル油取込み量は465.9ml/100gである)(多孔質ポリ乳酸)、及び9μmの粒径を有するPLA-2(イソノナン酸イソノニル油取込み量は380ml/100gである)(多孔質ポリ乳酸、多孔質ブロック)を挙げることができる。

0057

組成物中の(a)吸油性有機粒子の量は、組成物の総質量に対して0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、より好ましくは1質量%から10質量%であることができる。

0058

[油]
本発明による組成物は、少なくとも1種の(b)油を含む。2種以上の(b)油を使用する場合、それらは、同じであっても異なっていてもよい。

0059

本明細書において、「油」は、大気圧(760mmHg)下室温(25℃)で、液体又はペースト(非固体)の形態である脂肪性化合物又は物質を意味する。油としては、化粧品において一般に使用されるものを、単独で又はそれらを組み合わせて使用することができる。これらの油は、揮発性であっても不揮発性であってもよい。

0060

(b)油は、非極性油、例えば炭化水素油シリコーン油等;極性油、例えば植物若しくは動物油及びエステル油若しくはエーテル油;又はそれらの混合物であることができる。

0061

(b)油は、植物又は動物起源の油、合成油、シリコーン油、炭化水素油、及び脂肪アルコールからなる群から選択することができる。

0062

植物油の例としては、例えば、アマニ油、ツバキ油マカデミアナッツ油コーン油ミンク油、オリーブ油アボカド油サザンカ油、ヒマシ油サフラワー油ホホバ油ヒマワリ油アーモンド油、アブラナ種子油ゴマ油ダイズ油ピーナッツ油、及びそれらの混合物を挙げることができる。

0063

動物油の例としては、例えば、スクワレン及びスクワランを挙げることができる。

0064

合成油の例としては、アルカン油、例えばイソドデカン及びイソヘキサデカン、エステル油、エーテル油、並びに人工トリグリセリドを挙げることができる。

0065

エステル油は、好ましくは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC1〜C26脂肪族一酸又は多酸と、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC1〜C26脂肪族モノアルコール又はポリアルコールとの液体エステルであり、エステルの炭素原子総数は、10以上である。

0066

好ましくは、モノアルコールのエステルの場合、本発明のエステルが由来するアルコール及び酸の中で少なくとも1つは分枝状である。

0068

C4〜C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸とC1〜C22アルコールとのエステル、及びモノカルボン酸、ジカルボン酸、又はトリカルボン酸と非糖C4〜C26ジヒドロキシトリヒドロキシテトラヒドロキシ、又はペンタヒドロキシアルコールとのエステルも使用することができる。

0069

とりわけ、セバシン酸ジエチルラウロイルサルコシンイソプロピルセバシン酸ジイソプロピルセバシン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソプロピルアジピン酸ジ-n-プロピルアジピン酸ジオクチルアジピン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソステアリルマレイン酸ビス(2-エチルヘキシル)、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソステアリル、トリ乳酸グリセリルトリオタン酸グリセリル、クエン酸トリオクチルドデシル、クエン酸トリオレイル、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコールジイソノナン酸ジエチレングリコールを挙げることができる。

0070

エステル油としては、C6〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸糖エステル及びジエステルを使用することができる。「糖」という用語は、アルデヒド又はケトン官能基の有無にかかわらず、いくつかのアルコール官能基を含有し、少なくとも4個の炭素原子を含む、酸素含有炭化水素系化合物を意味することが想起される。これらの糖は、単糖オリゴ糖、又は多糖であることができる。

0071

挙げることができる好適な糖の例には、スクロース(又はサッカロース)、グルコースガラクトースリボースフコースマルトースフルクトースマンノースアラビノースキシロース、及びラクトース、並びにそれらの誘導体、とりわけアルキル誘導体、例えばメチル誘導体、例としてメチルグルコースが含まれる。

0072

脂肪酸の糖エステルは、とりわけ、先に記載した糖と、直鎖状又は分枝状の、飽和又は不飽和のC6〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸とのエステル又はエステルの混合物を含む群から選択することができる。それらが不飽和である場合、これらの化合物は、1から3個の共役又は非共役炭素-炭素二重結合を有することができる。

0073

この変形形態によるエステルはまた、モノエステル、ジエステル、トリエステルテトラエステル、及びポリエステル、並びにそれらの混合物から選択することができる。

0075

より特定すると、モノエステル及びジエステル、とりわけスクロース、グルコース、又はメチルグルコースのモノオレイン酸エステル又はジオレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレオパルミチン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、及びオレオステアリン酸エステルが使用される。

0076

挙げることができる例は、Amerchol社によってGlucate(登録商標)DOの名称で販売されている製品であり、これは、ジオレイン酸メチルグルコースである。

0077

好ましいエステル油の例としては、例えば、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオクチル、ヘキサン酸2-エチルヘキシル、ラウリン酸エチル、オクタン酸セチル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン酸イソデシル、プロピオン酸ミリスチル2-エチルヘキサン酸2-エチルヘキシル、オクタン酸2-エチルヘキシル、カプリル酸/カプリン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、炭酸ジカプリリル、ラウロイルサルコシンイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸エチルヘキシル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸イソデシル、トリ(2-エチルヘキサン酸)グリセリル、テトラ(2-エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、及びそれらの混合物を挙げることができる。

0078

人工トリグリセリドの例としては、例えば、カプリルプリリルグリセリド、トリミリスチン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリリノレン酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリルトリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリン酸/カプリル酸)グリセリル、及びトリ(カプリン酸/カプリル酸/リノレン酸)グリセリルを挙げることができる。

0080

好ましくは、シリコーン油は、液体ポリジアルキルシロキサン、とりわけ液体ポリジメチルシロキサン(PDMS)、及び少なくとも1個のアリール基を含む液体ポリオルガノシロキサンから選択される。

0081

これらのシリコーン油はまた、有機変性されていてもよい。本発明に従って使用することができる有機変性シリコーンは、上記に定義したシリコーン油であり、それらの構造中に、炭化水素系基を介して結合している1個又は複数の有機官能基を含む。

0082

オルガノポリシロキサンは、Walter Noll著、Chemistry and Technology of Silicones(1968年)、Academic Press社においてより詳細に定義されている。それらは、揮発性であっても不揮発性であってもよい。

0083

それらが揮発性である場合、シリコーンは、より特定すると、60℃から260℃の間の沸点を有するものから選択され、更に特定すると、以下のものから選択される:
(i)3から7個、好ましくは4から5個のケイ素原子を含む環状ポリジアルキルシロキサン。これらは、例えば、特にUnion Carbide社によってVolatile Silicone(登録商標)7207の名称で、又はRhodia社によってSilbione(登録商標)70045 V2の名称で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、Union Carbide社によってVolatile Silicone(登録商標)7158の名称で、Rhodia社によってSilbione(登録商標)70045 V5の名称で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びMomentive Performance Materials社によってSilsoft 1217の名称で販売されているドデカメチルシクロペンタシロキサン、並びにそれらの混合物である。以下の式のジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン等のタイプのシクロコポリマー、例えばUnion Carbide社によって販売されているSilicone Volatile(登録商標)FZ 3109も挙げることができる:

0084

0085

(D":

0086

0087

であり、D':

0088

0089

である)。環状ポリジアルキルシロキサンと有機ケイ素化合物との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン及びテトラトリメチルシリルペンタエリスリトール(50/50)の混合物、並びにオクタメチルシクロテトラシロキサン及びオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンの混合物も挙げることができる;並びに
(ii)2から9個のケイ素原子を含有し、25℃で5×10-6m2/s以下の粘度を有する直鎖状の揮発性ポリジアルキルシロキサン。例は、特にトーレ・シリコーン株式会社によってSH 200の名称で販売されているデカメチルテトラシロキサンである。このカテゴリーに属するシリコーンはまた、Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27〜32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluidsfor Cosmeticsに公表された論文に記載されている。シリコーンの粘度は、ASTM規格445付属書Cに従って25℃で測定される。

0090

不揮発性ポリジアルキルシロキサンも使用することができる。これらの不揮発性シリコーンは、より特定すると、ポリジアルキルシロキサンから選択され、その中では、主として、トリメチルシリル末端基を含有するポリジメチルシロキサンを挙げることができる。

0091

これらのポリジアルキルシロキサンの中では、非限定的に、以下の市販製品を挙げることができる:
- Rhodia社によって販売されている47及び70047シリーズのSilbione(登録商標)油又はMirasil(登録商標)油、例として油70047 V 500000、
- Rhodia社によって販売されているMirasil(登録商標)シリーズの油、
- Dow Corning社製の200シリーズの油、例えば60000mm2/sの粘度を有するDC200、並びに
- General Electric社製のViscasil(登録商標)油及びGeneral Electric社製のSFシリーズのある種の油(SF 96、SF 18)。

0092

ジメチコノール(CTFA)の名称で知られているジメチルシラノール末端基を含有するポリジメチルシロキサン、例えばRhodia社製の48シリーズの油も挙げることができる。

0093

アリール基を含有するシリコーンの中では、ポリジアリールシロキサン、とりわけポリジフェニルシロキサン及びポリアルキルアリールシロキサン、例えばフェニルシリコーン油を挙げることができる。

0094

フェニルシリコーン油は、以下の式

0095

0096

[式中、
R1からR10は、互いに独立して、飽和又は不飽和の、直鎖状、環状又は分枝状のC1〜C30炭化水素系基、好ましくはC1〜C12炭化水素系基、より好ましくはC1〜C6炭化水素系基、特にメチル、エチル、プロピル、又はブチル基であり、
m、n、p、及びqは、互いに独立して、0以上900以下、好ましくは0以上500以下、より好ましくは0以上100以下の整数であり、
ただし、和n+m+qは、0以外であることを条件とする]
フェニルシリコーンから選択することができる。

0097

挙げることができる例には、以下の名称で販売されている製品が含まれる:
- Rhodia社製の70641シリーズのSilbione(登録商標)油、
- Rhodia社製のRhodorsil(登録商標)70633及び763シリーズの油、
- Dow Corning社製の油Dow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid、
- Bayer社製のPKシリーズのシリコーン、例えば製品PK20、
- General Electric社製のSFシリーズのある種の油、例えばSF 1023、SF 1154、SF 1250、及びSF 1265。

0098

フェニルシリコーン油としては、フェニルトリメチコン(上記の式中、R1からR10は、メチルであり、p、q、及びn=0であり、m=1である)が好ましい。

0099

有機変性された液体シリコーンは、とりわけ、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基を含有してもよい。したがって、信越化学工業株式会社によって提案されているシリコーンKF-6017、並びにUnion Carbide社製の油Silwet(登録商標)L722及びL77を挙げることができる。

0100

炭化水素油は、以下のものから選択することができる:
- 直鎖状又は分枝状の、場合により環状のC6〜C16低級アルカン。挙げることができる例には、ヘキサンウンデカンドデカントリデカン、及びイソパラフィン、例としてイソヘキサデカン、イソドデカン、及びイソデカンが含まれる;並びに
- 16個超の炭素原子を含有する直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン流動ワセリンポリデセン及び水添ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)、並びにスクワラン。

0101

炭化水素油の好ましい例としては、例えば、直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えばイソヘキサデカン、イソドデカン、スクワラン、鉱油(例えば、流動パラフィン)、パラフィン、ワセリン又はペトロラタムナフタレン等;水添ポリイソブテン、イソエイコサン、及びデセン/ブテンコポリマー;並びにそれらの混合物を挙げることができる。

0102

脂肪アルコールにおける「脂肪」という用語は、比較的多数の炭素原子を含むことを意味する。したがって、4個以上、好ましくは6個以上、より好ましくは12個以上の炭素原子を有するアルコールは、脂肪アルコールの範囲内に包含される。脂肪アルコールは、飽和であっても不飽和であってもよい。脂肪アルコールは、直鎖状であっても分枝状であってもよい。

0103

脂肪アルコールは、構造R-OH[式中、Rは、4から40個の炭素原子、好ましくは6から30個の炭素原子、より好ましくは12から20個の炭素原子を含有する飽和及び不飽和の、直鎖状及び分枝状の基から選択される]を有してもよい。少なくとも1つの実施形態では、Rは、C12〜C20アルキル及びC12〜C20アルケニル基から選択することができる。Rは、少なくとも1個のヒドロキシル基置換されていてもいなくてもよい。

0104

脂肪アルコールの例としては、ラウリルアルコールセチルアルコールステアリルアルコールイソステアリルアルコールベヘニルアルコールウンデシレニルアルコールミリスチルアルコールオクチルドデカノールヘキシルデカノールオレイルアルコール、リノレイルアルコール、パルミトレイルアルコール、アラキドニルアルコール、エルシルアルコール、及びそれらの混合物を挙げることができる。

0105

脂肪アルコールは、飽和脂肪アルコールであることが好ましい。

0106

したがって、脂肪アルコールは、直鎖又は分枝状の、飽和又は不飽和のC6〜C30アルコール、好ましくは直鎖又は分枝状の、飽和C6〜C30アルコール、より好ましくは直鎖又は分枝状の、飽和C12〜C20アルコールから選択することができる。

0107

「飽和脂肪アルコール」という用語は、本明細書において、長い脂肪族飽和炭素鎖を有するアルコールを意味する。飽和脂肪アルコールは、任意の直鎖状又は分枝状の、飽和C6〜C30脂肪アルコールから選択されることが好ましい。直鎖状又は分枝状の、飽和C6〜C30脂肪アルコールの中では、好ましくは、直鎖状又は分枝状の、飽和C12〜C20脂肪アルコールを使用することができる。より好ましくは、任意の直鎖状又は分枝状の、飽和C16〜C20脂肪アルコールを使用することができる。更に好ましくは、分枝状のC16〜C20脂肪アルコールを使用することができる。

0108

飽和脂肪アルコールの例としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ウンデシレニルアルコール、ミリスチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、及びそれらの混合物を挙げることができる。一実施形態では、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、又はそれらの混合物(例えば、セテアリルアルコール)及びベヘニルアルコールを、飽和脂肪アルコールとして使用することができる。

0109

少なくとも1つの実施形態によれば、本発明による組成物中で使用される脂肪アルコールは、好ましくは、セチルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、及びそれらの混合物から選択される。

0110

(b)油は、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、及びそれらの混合物から選択されることが好ましい。

0111

本発明による組成物中の(b)油の量は、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%、更に好ましくは30質量%から70質量%、更に一層好ましくは40質量%から60質量%の範囲であることができる。

0112

(b)油は、本発明による組成物の脂肪相を形成することができる。

0113

本発明による組成物がO/Wエマルションの形態である場合、本発明による組成物中の(b)油は、O/Wエマルション中の分散脂肪相を形成することができる。

0114

本発明による組成物がW/Oエマルションの形態である場合、本発明による組成物中の(b)油は、W/Oエマルション中の連続脂肪相を形成することができる。

0115

脂肪相は、他の油性成分、例えば少なくとも1種の有機UV遮蔽剤を含んでいてもよい。

0116

本発明による組成物中の脂肪相の量は、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%、更に好ましくは30質量%から70質量%、更に一層好ましくは40質量%から60質量%の範囲であることができる。

0117

[乳化剤]
本発明による組成物は、少なくとも1種の(c)乳化剤を含む。2種以上の乳化剤を使用する場合、それらは、同じであっても異なっていてもよい。

0118

(c)乳化剤の量は、本発明による組成物の総質量に対して20質量%以下、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下であることができ、ただし、(c)乳化剤の量は、0ではないことを条件とする。(c)乳化剤の量は、組成物の総質量に対して0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であることができる。

0119

したがって、本発明による組成物中の(c)乳化剤の量は、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%、好ましくは0.05質量%から15質量%、より好ましくは0.1質量%から10質量%の範囲であることができる。

0120

(c)乳化剤のタイプは限定されない。したがって、例えば、両親媒性粉末を、(c)乳化剤として使用することができる。この場合、本発明による組成物は、Pickeringエマルションの形態であってもよい。

0121

(c)乳化剤は、界面活性剤から選択されることが好ましい。

0122

したがって、本発明による組成物は、少なくとも1種の界面活性剤を含んでいてもよい。2種以上の界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。したがって、単一のタイプの界面活性剤、又は異なるタイプの界面活性剤の組合せを使用することができる。

0123

本発明において使用される界面活性剤は、アニオン性界面活性剤両性界面活性剤カチオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から、好ましくは非イオン性界面活性剤から選択することができる。

0124

(c-1)アニオン性界面活性剤
本発明による組成物は、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含んでいてもよい。2種以上のアニオン性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。

0125

アニオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキルスルフェート、(C6〜C30)アルキルエーテルスルフェート、(C6〜C30)アルキルアミドエーテルスルフェートアルキルアリールポリエーテルスルフェートモノグリセリドスルフェート;(C6〜C30)アルキルスルホネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホネート、(C6〜C30)アルキルアリールスルホネートα-オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート;(C6〜C30)アルキルホスフェート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルエーテルスルホスクシネート、(C6〜C30)アルキルアミドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホアセテート;(C6〜C24)アシルサルコシネート;(C6〜C24)アシルグルタメート;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドカルボン酸エーテル;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドスルホスクシネート;(C6〜C30)アルキルスルホスクシナメート;(C6〜C24)アシルイセチオネート;N-(C6〜C24)アシルタウレート;C6〜C30脂肪酸塩;ヤシ油酸塩又は水添ヤシ油酸塩;(C8〜C20)アシルラクチレート;(C6〜C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;及びポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩;並びに対応する酸の形態からなる群から選択されることが好ましい。

0126

少なくとも1つの実施形態では、アニオン性界面活性剤は、塩、例えばアルカリ金属、例としてナトリウムの塩;アルカリ土類金属、例としてマグネシウムの塩;アンモニウム塩;アミン塩;及びアミノアルコール塩の形態である。条件に応じて、それらはまた、酸の形態であってもよい。

0127

アニオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキル硫酸塩、(C6〜C30)アルキルエーテルスルフェート又は塩化されている若しくは塩化されていないポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸から選択されることがより好ましい。

0128

(c-2)両性界面活性剤
本発明による組成物は、少なくとも1種の両性界面活性剤を含んでいてもよい。2種以上の両性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。

0129

両性又は双性イオン性界面活性剤は、例えば(非限定的な一覧)、アミン誘導体、例えば脂肪族の第二級又は第三級アミン、及び場合により四級化されているアミン誘導体であることができ、その脂肪族基は、8から22個の炭素原子を含み、且つ少なくとも1個の水可溶化アニオン性基(例えば、カルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート、又はホスホネート)を含有する、直鎖状又は分枝状の鎖である。

0130

両性界面活性剤は、好ましくは、ベタイン及びアミドアミンカルボキシル化誘導体からなる群から選択することができる。

0131

両性界面活性剤は、ベタイン型界面活性剤から選択されることが好ましい。

0132

ベタイン型両性界面活性剤は、好ましくは、アルキルベタイン、アルキルアミドアルキルベタイン、スルホベタインホスホベタイン、及びアルキルアミドアルキルスルホベタイン、特に(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルベタイン、スルホベタイン、及び(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタインからなる群から選択される。一実施形態では、ベタイン型の両性界面活性剤は、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタイン、スルホベタイン、及びホスホベタインから選択される。

0133

挙げることができる非限定的な例には、単独の又は混合物としての、ココベタインラウリルベタイン、セチルベタイン、ココ/オレアミドプロピルベタインコカミドプロピルベタイン、パルミタミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココヒロキシスルタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、及びココスタインの名称で、CTFAInternational Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbook、第15版、2014年において分類されている化合物が含まれる。

0134

ベタイン型両性界面活性剤は、好ましくは、アルキルベタイン及びアルキルアミドアルキルベタイン、特にココベタイン及びコカミドプロピルベタインである。

0135

アミドアミンカルボキシル化誘導体の中では、Miranolの名称で販売されている、米国特許第2,528,378号及び第2,781,354号に記載され、アンカルボキシグリシネート及びアンホカルボキシプロピオネートの名称でCTFAdictionary、第3版、1982年において分類されている(それらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる)製品を挙げることができ、以下のそれぞれの構造を有する:
R1-CONHCH2CH2-N+(R2)(R3)(CH2COO-) M+ X- (B1)
[式中、
R1は、加水分解ヤシ油中に存在する酸R1-COOHのアルキル基ヘプチルノニル又はウンデシル基を示し、
R2は、β-ヒドロキシエチル基を示し、
R3は、カルボキシメチル基を示し、
M+は、ナトリウム等のアルカリ金属に由来するカチオン性イオン;アンモニウムイオン;又は有機アミンに由来するイオンを示し、
X-は、有機又は無機アニオン性イオン、例えばハロゲン化物イオン酢酸イオンリン酸イオン硝酸イオン、アルキル(C1〜C4)硫酸イオン、アルキル(C1〜C4)-又はアルキル(C1〜C4)アリール-スルホン酸イオン、特にメチル硫酸イオン及びエチル硫酸イオンを示すか、或いはM+及びX-は、存在しない];
R1'-CONHCH2CH2-N(B)(C) (B2)
[式中、
R1'は、ヤシ油若しくは加水分解アマニ油中に存在する酸R1'-COOHのアルキル基、C7、C9、C11若しくはC13アルキル基等のアルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和C17基を示し、
Bは、-CH2CH2OX'を表し、
Cは、-(CH2)z-Y'を表し、z=1又は2であり、
X'は、-CH2-COOH基、-CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3Z'、-CH2-CHOH-SO3H基又は-CH2-CH(OH)-SO3-Z'基を示し、
Z'は、ナトリウム等のアルカリ若しくはアルカリ土類金属のイオン、有機アミンに由来するイオン、又はアンモニウムイオンを表す];
及び
Ra''-NH-CH(Y'')-(CH2)n-C(O)-NH-(CH2)n'-N(Rd)(Re) (B'2)
[式中、
Y''は、-C(O)OH、-C(O)OZ''、-CH2-CH(OH)-SO3H又は-CH2-CH(OH)-SO3-Z''を示し、ここで、Z''は、ナトリウム等のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属に由来するカチオン性イオン、有機アミンに由来するイオン、又はアンモニウムイオンを示し、
Rd及びReは、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を示し、
Ra''は、酸由来のC10〜C30アルキル基又はアルケニル基を示し、
n及びn'は、独立して、1から3の整数を示す]。

0136

式B1及びB2を有する両性界面活性剤は、(C8〜C24)-アルキルアンホモノアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホジアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホモノプロピオネート、及び(C8〜C24)アルキルアンホジプロピオネートから選択されることが好ましい。

0137

これらの化合物は、ココアンホジ酢酸二ナトリウム、ラウロアンホジ酢酸二ナトリウム、カプリルアンホジ酢酸二ナトリウム、カプリロアンホジ酢酸二ナトリウム、ココアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸、及びココアンホジプロピオン酸の名称で、CTFAdictionary、第5版、1993年において分類されている。

0138

例として、Rhodia Chimie社によってMiranol(登録商標)C2M濃縮物商品名で販売されているココアンホジアセテートを挙げることができる。

0139

式(B'2)の化合物の中では、CHIMEX社によってCHIMEXANE HBの呼称で市販されているジエチルアミノプロピルココアスパルトアミドナトリウム(CTFA)を挙げることができる。

0140

(c-3)カチオン性界面活性剤
本発明による組成物は、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を含んでいてもよい。2種以上のカチオン性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。

0141

カチオン性界面活性剤は、場合によりポリオキシアルキレン化されている第一級、第二級又は第三級脂肪アミン塩、第四級アンモニウム塩、及びそれらの混合物からなる群から選択することができる。

0142

挙げることができる第四級アンモニウム塩の例には、以下のものが含まれるがこれらに限定されない:
下記の一般式(B3)のもの:

0143

0144

[式中、
R1、R2、R3、及びR4は、同一であっても異なっていてもよく、1から30個の炭素原子を含み、酸素窒素硫黄、及びハロゲン等のヘテロ原子を場合により含む直鎖状及び分枝状の脂肪族基であって、例えば、アルキル、アルコキシ、C2〜C6ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル、(C12〜C22)アルキルアセテート、及びヒドロキシアルキル基から選択することができる、脂肪族基;並びに芳香族基、例えばアリール及びアルキルアリールから選択され、X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、(C2〜C6)アルキル硫酸イオン、及びアルキル-又はアルキルアリール-スルホン酸イオンから選択される];
イミダゾリンの第四級アンモニウム塩、例として下記の式(B4)のもの:

0145

0146

[式中、
R5は、8から30個の炭素原子を含むアルケニル及びアルキル基、例えば牛脂又はヤシの脂肪酸誘導体から選択され、
R6は、水素、C1〜C4アルキル基、並びに8から30個の炭素原子を含むアルケニル及びアルキル基から選択され、
R7は、C1〜C4アルキル基から選択され、
R8は、水素及びC1〜C4アルキル基から選択され、
X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、アルキル硫酸イオン、アルキルスルホン酸イオン、及びアルキルアリールスルホン酸イオンから選択される。一実施形態では、R5及びR6は、例えば、12から21個の炭素原子を含むアルケニル及びアルキル基から選択される基の混合物、例えば牛脂の脂肪酸誘導体であり、R7は、メチルであり、R8は、水素である。そのような製品の例には、Witco社によって「Rewoquat(登録商標)」W75、W90、W75PG及びW75HPGの名称で販売されているクオタニウム-27(CTFA、1997年)及びクオタニウム-83(CTFA、1997年)が含まれるがこれらに限定されない];
式(B5)のジ又はトリ第四級アンモニウム塩:

0147

0148

[式中、
R9は、16から30個の炭素原子を含む脂肪族基から選択され、
R10は、水素、又は1から4個の炭素原子を含むアルキル基、又は-(CH2)3 (R16a)(R17a)(R18a)N+X--基から選択され、
R11、R12、R13、R14、R16a、R17a、及びR18aは、同一であっても異なっていてもよく、水素、及び1から4個の炭素原子を含むアルキル基から選択され、
X-は、ハロゲン化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、エチル硫酸イオン、及びメチル硫酸イオンから選択される。
そのようなジ第四級アンモニウム塩の一例は、FINETEX社のFINQUAT CT-P(クオタニウム-89)又はFINQUAT CT(クオタニウム-75)である];
及び
少なくとも1個のエステル官能基を含む第四級アンモニウム塩、例えば下記の式(B6)のもの:

0149

0150

[式中、
R22は、C1〜C6アルキル基及びC1〜C6ヒドロキシアルキル及びジヒドロキシアルキル基から選択され、
R23は、
下記の基:

0151

0152

、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC1〜C22炭化水素系基R27、並びに水素から選択され、
R25は、
下記の基:

0153

0154

、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC1〜C6炭化水素系基R29、並びに水素から選択され、
R24、R26、及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC7〜C21炭化水素系基から選択され、
r、s、及びtは、同一であっても異なっていてもよく、2から6の範囲の整数から選択され、
r1及びt1のそれぞれは、同一であっても異なっていてもよく、0又は1であり、r2+r1=2r及びt1+t2=2tであり、
yは、1から10の範囲の整数から選択され、
x及びzは、同一であっても異なっていてもよく、0から10の範囲の整数から選択され、
X-は、単体及び錯体の、有機及び無機のアニオンから選択され、ただし、和x+y+zは、1から15の範囲であり、xが0である場合、R23は、R27を示し、zが0である場合、R25は、R29を示すことを条件とする。R22は、直鎖状及び分枝状のアルキル基から選択することができる。一実施形態では、R22は、直鎖状のアルキル基から選択される。別の実施形態では、R22は、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、及びジヒドロキシプロピル基、例えばメチル及びエチル基から選択される。一実施形態では、和x+y+zは、1から10の範囲である。R23が炭化水素系基R27である場合、これは、長鎖であり12から22個の炭素原子を含んでいてもよく、又は短鎖であり1から3個の炭素原子を含んでいてもよい。R25が炭化水素系基R29である場合、これは、例えば、1から3個の炭素原子を含んでいてもよい。非限定的な例として、一実施形態では、R24、R26、及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC11〜C21炭化水素系基、例えば、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC11〜C21アルキル及びアルケニル基から選択される。別の実施形態では、x及びzは、同一であっても異なっていてもよく、0又は1である。一実施形態では、yは、1に等しい。別の実施形態では、r、s、及びtは、同一であっても異なっていてもよく、2又は3に等しく、例えば2に等しい。アニオンX-は、例えば、ハロゲン化物イオン、例えば塩化物イオン臭化物イオン及びヨウ化物イオン;並びにC1〜C4アルキル硫酸イオン、例えばメチル硫酸イオンから選択することができる。しかしながら、メタンスルホン酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、トシル酸イオン、有機酸に由来するアニオン、例えば酢酸イオン及び乳酸イオン、並びにエステル官能基を含むアンモニウム適合する全ての他のアニオンは、本発明に従って使用することができるアニオンの他の非限定的な例である。一実施形態では、アニオンX-は、塩化物イオン及びメチル硫酸イオンから選択される]。

0155

別の実施形態では、式(B6)のアンモニウム塩[式中、
R22は、メチル及びエチル基から選択され、
x及びyは、1に等しく、
zは、0又は1に等しく、
r、s、及びtは、2に等しく、
R23は、
下記の基:

0156

0157

、メチル、エチル、及びC14〜C22炭化水素系基、水素から選択され、
R25は、
下記の基:

0158

0159

、及び水素から選択され、
R24、R26、及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC13〜C17炭化水素系基、例えば、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC13〜C17アルキル及びアルケニル基から選択される]を使用することができる。

0160

一実施形態では、炭化水素系基は、直鎖状である。

0161

挙げることができる式(B6)の化合物の非限定的な例には、ジアシルオキシエチル-ジメチルアンモニウム、ジアシルオキシエチル-ヒドロキシエチル-メチルアンモニウムモノアシルオキシエチル-ジヒドロキシエチル-メチルアンモニウム、トリアシルオキシエチル-メチルアンモニウム、モノアシルオキシエチル-ヒドロキシエチル-ジメチル-アンモニウムの、塩、例えば塩化物及びメチル硫酸塩、並びにそれらの混合物が含まれる。一実施形態では、アシル基は、14から18個の炭素原子を含んでいてもよく、例えば、植物油、例としてパーム油及びヒマワリ油に由来してもよい。化合物がいくつかのアシル基を含む場合、これらの基は、同一であっても異なっていてもよい。

0162

これらの生成物は、例えば、場合によりオキシアルキレン化されているトリエタノールアミントリイソプロパノールアミンアルキルジエタノールアミン、又はアルキルジイソプロパノールアミンを、脂肪酸に又は植物若しくは動物起源の脂肪酸の混合物に、直接エステル化することによって、又はそれらのメチルエステルエステル交換することによって得ることができる。このエステル化に続いて、ハロゲン化アルキル、例えばハロゲン化メチル及びハロゲン化エチル;硫酸ジアルキル、例えば硫酸ジメチル及び硫酸ジエチル;メタンスルホン酸メチル;パラ-トルエンスルホン酸メチル;グリコールクロロヒドリン;並びにグリセロールクロロヒドリンから選択されるアルキル化剤を使用して四級化してもよい。

0163

そのような化合物は、例えば、Cognis社によってDehyquart(登録商標)の名称で、Stepan社によってStepanquat(登録商標)の名称で、Ceca社によってNoxamium(登録商標)の名称で、及びRewo-Goldschmidt社によって「Rewoquat(登録商標)WE 18」の名称で販売されている。

0164

本発明による組成物中で使用することができるアンモニウム塩の他の非限定的な例には、米国特許第4,874,554号及び第4,137,180号に記載されている少なくとも1個のエステル官能基を含むアンモニウム塩が含まれる。

0165

本発明による組成物中で使用することができる上述の第四級アンモニウム塩には、式(I)に相当するもの、例えば、塩化テトラアルキルアンモニウム、例として塩化ジアルキルジメチルアンモニウム及び塩化アルキルトリメチルアンモニウム(そのアルキル基は、約12から22個の炭素原子を含む)、例えば塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム及び塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム;塩化パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウム;並びにVan Dyk社によって「Ceraphyl(登録商標)70」の名称で販売されている塩化ステアラミドプロピルジメチル(酢酸ミリスチル)アンモニウムが含まれるがこれらに限定されない。

0166

一実施形態によれば、本発明による組成物中で使用することができるカチオン性界面活性剤は、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、クオタニウム-83、クオタニウム-87、クオタニウム-22、塩化ベヘニルアミドプロピル-2,3-ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウム、塩化パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウム、及びステアラミドプロピルジメチルアミンから選択される。

0167

(c-4)非イオン性界面活性剤
本発明による組成物は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含んでいてもよい。2種以上の非イオン性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。

0168

非イオン性界面活性剤は、それら自体で周知の化合物である(例えば、この点に関しては、「Handbook of Surfactants」、M. R. Porter著、Blackie & Son出版社(Glasgow及びLondon)、1991年、116〜178頁を参照されたい)。したがって、それらは、例えば、アルコール、α-ジオールアルキルフェノール、及び脂肪酸のエステルから選択することができ、これらの化合物は、エトキシル化プロポキシル化、又はグリセロール化されており、例えば8から30個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を有し、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数が2から50の範囲であり、グリセロール基の数が1から30の範囲であることが可能である。マルトース誘導体も挙げることができる。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと、脂肪アルコールとの縮合物;例えば2から30molのエチレンオキシドを含むポリエトキシル化脂肪アミド;例えば1.5から5個、例えば1.5から4個のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;2から30molのエチレンオキシドを含むソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;植物起源のエトキシル化油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロール(C6〜C24)アルキルポリグリコシドのポリエトキシル化脂肪酸モノ又はジエステル;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体;アミンオキシド、例えば(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシド;シリコーン界面活性剤;並びにそれらの混合物も非限定的に挙げることができる。

0169

非イオン性界面活性剤は、好ましくは、モノオキシアルキレン化、ポリオキシアルキレン化、モノグリセロール化、又はポリグリセロール化非イオン性界面活性剤から選択することができる。オキシアルキレン単位は、より特定すると、オキシエチレン若しくはオキシプロピレン単位、又はそれらの組合せであり、好ましくはオキシエチレン単位である。

0170

挙げることができるモノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化非イオン性界面活性剤の例には、単独の又は混合物としての、以下のものが含まれる:
モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化(C8〜C24)アルキルフェノール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化C8〜C30アルコール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化C8〜C30アミド、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC8〜C30酸とポリアルキレングリコールとのエステル、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC8〜C30酸とソルビトールとのモノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化エステル、
飽和又は不飽和の、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化植物油、
とりわけ、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの縮合物。

0171

界面活性剤は、好ましくは、1から100の間、最も好ましくは2から50の間のモル数のエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを含有する。本発明の実施形態の1つによれば、ポリオキシアルキレン化非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレン化脂肪アルコール(脂肪アルコールのポリエチレングリコールエーテル)及びポリオキシエチレン化脂肪エステル(脂肪酸のポリエチレングリコールエステル)から選択される。

0172

挙げることができるポリオキシエチレン化飽和脂肪アルコール(又はC8〜C30アルコール)の例には、ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ9から50個のオキシエチレン単位を含有するもの、より特定すると10から12個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはラウレス-10からラウレス-12);ベヘニルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ9から50個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはベヘネス-9からベヘネス-50);セテアリルアルコール(セチルアルコール及びステアリルアルコールの混合物)のエチレンオキシド付加物、とりわけ10から30個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはセテアレス-10からセテアレス-30);セチルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ10から30個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはセテス-10からセテス-30);ステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ10から30個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはステアレス-10からステアレス-30);イソステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ10から50個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはイソステアレス-10からイソステアレス-50);並びにそれらの混合物が含まれる。

0173

挙げることができるポリオキシエチレン化不飽和脂肪アルコール(又はC8〜C30アルコール)の例には、オレイルアルコールのエチレンオキシド付加物、とりわけ2から50個のオキシエチレン単位を含有するもの、より特定すると10から40個のオキシエチレン単位を含有するもの(CTFA名としてはオレス-10からオレス-40);及びそれらの混合物が含まれる。

0174

モノグリセロール化又はポリグリセロール化非イオン性界面活性剤の例としては、モノグリセロール化又はポリグリセロール化C8〜C40アルコールが好ましくは使用される。

0175

特に、モノグリセロール化又はポリグリセロール化C8〜C40アルコールは、以下の式に相当する:
RO-[CH2-CH(CH2OH)-O]m-H又はRO-[CH(CH2OH)-CH2O]m-H
[式中、Rは、直鎖状又は分枝状のC8〜C40、好ましくはC8〜C30アルキル又はアルケニル基を表し、mは、1から30、好ましくは1.5から10の範囲の数を表す]。

0176

本発明との関連で好適な化合物の例としては、4molのグリセロールを含有するラウリルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4ラウリルエーテル)、1.5molのグリセロールを含有するラウリルアルコール、4molのグリセロールを含有するオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4オレイルエーテル)、2molのグリセロールを含有するオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-2オレイルエーテル)、2molのグリセロールを含有するセテアリルアルコール、6molのグリセロールを含有するセテアリルアルコール、6molのグリセロールを含有するオレオセチルアルコール、及び6molのグリセロールを含有するオクタデカノールを挙げることができる。

0177

アルコールは、mの値が統計値を表すのと同様に、アルコールの混合物を表す場合があり、これは、市販製品において、いくつかの種のポリグリセロール化脂肪アルコールが混合物の形態で共存しうることを意味する。

0178

モノグリセロール化又はポリグリセロール化アルコールの中では、1molのグリセロールを含有するC8/C10アルコール、1molのグリセロールを含有するC10/C12アルコール、及び1.5molのグリセロールを含有するC12アルコールを使用することが好ましい。

0179

モノグリセロール化又はポリグリセロール化C8〜C40脂肪エステルは、以下の式
R'O-[CH2-CH(CH2OR''')-O]m-R''又はR'O-[CH(CH2OR''')-CH2O]m-R''
[式中、R'、R''、及びR'''のそれぞれは、独立して、水素原子、又は直鎖状若しくは分枝状のC8〜C40、好ましくはC8〜C30アルキル-CO-若しくはアルケニル-CO-基を表し、ただし、R'、R''、及びR'''の少なくとも1つは、水素原子ではないことを条件とし、mは、1から30、好ましくは1.5から10の範囲の数を表す]
に相当しうる。

0180

挙げることができるポリオキシエチレン化脂肪エステルの例には、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はベヘン酸のエステルのエチレンオキシド付加物、及びそれらの混合物、とりわけ9から100個のオキシエチレン単位を含有するもの、例えばラウリン酸PEG-9からPEG-50(CTFA名:ラウリン酸PEG-9からラウリン酸PEG-50);パルミチン酸PEG-9からPEG-50(CTFA名:パルミチン酸PEG-9からパルミチン酸PEG-50);ステアリン酸PEG-9からPEG-50(CTFA名:ステアリン酸PEG-9からステアリン酸PEG-50);パルミトステアリン酸PEG-9からPEG-50;ベヘン酸PEG-9からPEG-50(CTFA名:ベヘン酸PEG-9からベヘン酸PEG-50);モノステアリン酸ポリエチレングリコール100 EO(CTFA名:ステアリン酸PEG-100);及びそれらの混合物が含まれる。

0181

本発明の実施形態の1つによれば、非イオン性界面活性剤は、ポリオールと、例えば8から24個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子を含有する飽和又は不飽和鎖を有する脂肪酸とのエステル、及び好ましくは10から200個、より好ましくは10から100個のオキシアルキレン単位を含有するそれらのポリオキシアルキレン化誘導体、例えばC8〜C24、好ましくはC12〜C22脂肪酸のグリセリルエステル、及び好ましくは10から200個、より好ましくは10から100個のオキシアルキレン単位を含有するそれらのポリオキシアルキレン化誘導体;C8〜C24、好ましくはC12〜C22脂肪酸のソルビトールエステル、及び好ましくは10から200個、より好ましくは10から100個のオキシアルキレン単位を含有するそれらのポリオキシアルキレン化誘導体;C8〜C24、好ましくはC12〜C22脂肪酸の糖(スクロース、マルトース、グルコース、フルクトース、及び/又はアルキルグリコース)エステル、及び好ましくは10から200個、より好ましくは10から100個のオキシアルキレン単位を含有するそれらのポリオキシアルキレン化誘導体;脂肪アルコールのエーテル;糖及びC8〜C24、好ましくはC12〜C22脂肪アルコールのエーテル;並びにそれらの混合物から選択することができる。

0182

脂肪酸のグリセリルエステルとしては、ステアリン酸グリセリル(モノ-、ジ-、及び/又はトリステアリン酸グリセリル)(CTFA名:ステアリン酸グリセリル)、ラウリン酸グリセリル又はリシノレイン酸グリセリル、並びにそれらの混合物を列挙することができ、それらのポリオキシアルキレン化誘導体としては、脂肪酸とポリオキシアルキレン化グリセロールとのモノ-、ジ-、又はトリエステル(脂肪酸とグリセロールのポリアルキレングリコールエーテルとのモノ-、ジ-、又はトリエステル)、好ましくはステアリン酸(モノ-、ジ-、及び/又はトリステアリン酸)ポリオキシエチレン化グリセリル、例えばステアリン酸(モノ-、ジ-、及び/又はトリステアリン酸)PEG-20グリセリルを列挙することができる。

0183

これらの界面活性剤の混合物、例えばUniqema社によってARLACEL 165の名称で市販されている、ステアリン酸グリセリル及びステアリン酸PEG-100を含有する製品、並びにGoldschmidt社によってTEGINの名称で市販されている、ステアリン酸グリセリル(モノ-及びジステアリン酸グリセリル)及びステアリン酸カリウムを含有する製品(CTFA名:ステアリン酸グリセリルSE)等も使用することができる。

0184

C8〜C24脂肪酸のソルビトールエステル及びそれらのポリオキシアルキレン化誘導体は、パルミチン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、並びに例えば20から100 EOを含有する脂肪酸及びアルコキシル化ソルビタンのエステル、例えばICI社によってSpan 60の名称で販売されているモノステアリン酸ソルビタン(CTFA名:ステアリン酸ソルビタン)、ICI社によってSpan 40の名称で販売されているモノパルミチン酸ソルビタン(CTFA名:パルミチン酸ソルビタン)、及びICI社によってTween 65の名称で販売されているトリステアリン酸ソルビタン20 EO(CTFA名:ポリソルベート65)、トリオレイン酸ポリエチレンソルビタン(ポリソルベート85)、又はUniqema社によってTween 20若しくはTween 60の商品名で市販されている化合物等から選択することができる。

0185

脂肪酸及びグルコース又はアルキルグルコースのエステルとしては、パルミチン酸グルコース、セスキステアリン酸アルキルグルコース、例えばセスキステアリン酸メチルグルコース、パルミチン酸アルキルグルコース、例えばパルミチン酸メチルグルコース又はパルミチン酸エチルグルコース、メチルグルコシド脂肪エステル、メチルグルコシド及びオレイン酸のジエステル(CTFA名:ジオレイン酸メチルグルコース)、メチルグルコシド及びオレイン酸/ヒドロキシステアリン酸の混合物の混合エステル(CTFA名:ジオレイン酸/ヒドロキシステアリン酸メチルグルコース)、メチルグルコシド及びイソステアリン酸のエステル(CTFA名:イソステアリン酸メチルグルコース)、メチルグルコシド及びラウリン酸のエステル(CTFA名:ラウリン酸メチルグルコース)、メチルグルコシド及びイソステアリン酸のモノエステル及びジエステルの混合物(CTFA名:セスキ-イソステアリン酸メチルグルコース)、メチルグルコシド及びステアリン酸のモノエステル及びジエステルの混合物(CTFA名:セスキステアリン酸メチルグルコース)、特にAMERCHOL社によってGlucateSSの名称で市販されている製品、並びにそれらの混合物を列挙することができる。

0186

脂肪酸及びグルコース又はアルキルグルコースのエトキシル化エーテルとしては、例えば、脂肪酸及びメチルグルコースのエトキシル化エーテル、特に約20モルのエチレンオキシドを有するメチルグルコース及びステアリン酸のジエステルのポリエチレングリコールエーテル(CTFA名:ジステアリン酸PEG-20メチルグルコース)、例えばAMERCHOL社によってGlucam E-20 distearateの名称で市販されている製品、約20モルのエチレンオキシドを有するメチル-グルコース及びステアリン酸のモノエステル及びジエステルの混合物のポリエチレングリコールエーテル(CTFA名:セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース)、特にAMERCHOL社によってGlucamateSSE-20の名称で市販されている製品及びGOLDSCHMIDT社によってGrillocose PSE-20の名称で市販されているもの、並びにそれらの混合物を列挙することができる。

0187

スクロースエステルとしては、例えば、パルミト-ステアリン酸サッカロース、ステアリン酸サッカロース、及びモノラウリン酸サッカロースを列挙することができる。

0188

糖エーテルとしては、アルキルポリグルコシドを使用することができ、例えば、デシルグルコシド、例えばKao Chemicals社によってMYDOL 10の名称で市販されている製品、Henkel社によってPLANTAREN 2000の名称で市販されている製品、及びSeppic社によってORAMIX NS 10の名称で市販されている製品、カプリリル/カプリルグルコシド、例えばSeppic社によってORAMIXCG110の名称で又はBASF社によってLUTENSOLGD70の名称で市販されている製品、ラウリルグルコシド、例えばHenkel社によってPLANTAREN 1200 N及びPLANTACARE 1200の名称で市販されている製品、ココ-グルコシド、例えばHenkel社によってPLANTACARE 818/UPの名称で市販されている製品、セトステアリルアルコールと場合によって混合されているセトステアリルグルコシド、例えばSeppic社によってMONTANOV 68の名称で、Goldschmidt社によってTEGO-CARE CG90の名称で、及びHenkel社によってEMULGADEKE3302の名称で市販されているもの、アラキジルグルコシド、例えばSeppic社によってMONTANOV 202の名称で市販されているアラキジル及びベヘニルアルコール並びにアラキジルグルコシドの混合物の形態のもの、ココイルエチルグルコシド、例えばSeppic社によってMONTANOV 82の名称で市販されているセチル及びステアリルアルコールとの混合物(35/65)の形態のもの、並びにそれらの混合物を特に列挙することができる。

0189

アルコキシル化植物油のグリセリドの混合物、例えばエトキシル化(200 EO)パーム及びコプラ(7 EO)グリセリドの混合物も列挙することができる。

0190

本発明による非イオン性界面活性剤は、好ましくは、アルケニル又は分枝状のC12〜C22アシル鎖、例えばオレイル又はイソステアリル基を含有する。より好ましくは、本発明による非イオン性界面活性剤は、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリルである。

0191

本発明の実施形態の1つによれば、非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー、特に以下の式
HO(C2H4O)a(C3H6O)b(C2H4O)cH
[式中、a、b、及びcは、a+cが2から100の範囲であり、bが14から60の範囲であるような整数である]
のコポリマー、及びそれらの混合物から選択することができる。

0192

本発明の実施形態の1つによれば、非イオン性界面活性剤は、シリコーン界面活性剤から選択することができる。文献US-A-5364633及びUS-A-5411744に開示されたものを非限定的に挙げることができる。

0193

シリコーン界面活性剤は、好ましくは、式(I)

0194

0195

[式中、
R1、R2、及びR3は、互いに独立して、C1〜C6アルキル基又は-(CH2)x-(OCH2CH2)y-(OCH2CH2CH2)z-OR4基を表し、R1、R2、又はR3基の少なくとも1つは、アルキル基でなく、R4は、水素、アルキル基、又はアシル基であり、
Aは、0から200の範囲の整数であり、
Bは、0から50の範囲の整数であり、ただし、A及びBは、同時に0に等しいことはないことを条件とし、
xは、1から6の範囲の整数であり、
yは、1から30の範囲の整数であり、
zは、0から5の範囲の整数である]
の化合物であってもよい。

0196

本発明の好ましい一実施形態によれば、式(I)の化合物中、アルキル基は、メチル基であり、xは、2から6の範囲の整数であり、yは、4から30の範囲の整数である。

0197

式(I)のシリコーン界面活性剤の例としては、式(II)

0198

0199

[式中、Aは、20から105の範囲の整数であり、Bは、2から10の範囲の整数であり、yは、10から20の範囲の整数である]
の化合物を挙げることができる。

0200

式(I)のシリコーン界面活性剤の例としては、式(III)
H-(OCH2CH2)y-(CH2)3-[(CH3)2SiO]A'-(CH2)3-(OCH2CH2)y-OH (III)
[式中、A'及びyは、10から20の範囲の整数である]
の化合物も挙げることができる。

0201

使用することができる本発明の化合物は、Dow Corning社によってDC 5329、DC 7439-146、DC 2-5695、及びQ4-3667の名称で販売されているものである。化合物DC 5329、DC 7439-146、及びDC 2-5695は、それぞれ、Aが22であり、Bが2であり、yが12である式(II)の化合物;Aが103であり、Bが10であり、yが12である式(II)の化合物;Aが27であり、Bが3であり、yが12である式(II)の化合物である。

0202

化合物Q4-3667は、Aが15であり、yが13である式(III)の化合物である。

0203

[水]
本発明による組成物は、(d)水を含む。

0204

本発明による組成物中の(d)水の量は、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%、更に好ましくは30質量%から70質量%、更に一層好ましくは40質量%から60質量%の範囲であることができる。

0205

(d)水は、本発明による組成物の水性相を形成することができる。

0206

本発明による組成物がO/Wエマルションの形態である場合、本発明による組成物中の(d)水は、O/Wエマルション中の連続水性相を形成することができる。

0207

本発明による組成物がW/Oエマルションの形態である場合、本発明による組成物中の(d)水は、W/Oエマルション中の分散水性相を形成することができる。

0208

本発明による組成物中の水性相の量は、組成物の総質量に対して1質量%から99質量%、好ましくは10質量%から90質量%、より好ましくは20質量%から80質量%、更に好ましくは30質量%から70質量%、更に一層好ましくは40質量%から60質量%の範囲であることができる。

0209

[追加の吸油性粒子]
本発明による組成物は、少なくとも1種の(e)追加の吸油性粒子を含んでいてもよい。2種以上の(e)追加の吸油性粒子を使用する場合、それらは、同じであっても異なっていてもよい。

0210

(e)追加の吸油性粒子は、油又は液体脂肪性物質、例として皮脂を(皮膚から)吸収(及び/又は吸着)することができる。

0211

(e)追加の吸油性粒子は、140ml/100g以上、より好ましくは250ml/100g以上、更に好ましくは400ml/100g以上、一層好ましくは600ml/100g以上、更に一層好ましくは800ml/100g以上、なお一層好ましくは1000ml/100g以上の吸油能を有することが好ましい。

0212

(e)追加の吸油性粒子は、2200ml/100g以下、好ましくは2000ml/100g以下、より好ましくは1800ml/100g以下、更に好ましくは1600ml/100g以下、一層好ましくは1400ml/100g以下、更に一層好ましくは1200ml/100g以下の吸油能を有することができる。

0213

したがって、(e)追加の吸油性粒子は、140ml/100gから2200ml/100g、好ましくは250ml/100gから2000ml/100g、更に好ましくは400ml/100gから1800ml/100g、一層好ましくは600ml/100gから1600ml/100g、更に一層好ましくは800ml/100gから1400ml/100g、なお一層好ましくは1000ml/100gから1200ml/100gの範囲の吸油能を有することができる。

0214

(e)追加の吸油性粒子によって吸収(及び/又は吸着)される油の量は、下記の方法に従って湿潤点を測定することによって特徴付けることができる。Wpと記される湿潤点で測定される吸油能は、均質なペーストを得るために粒子100gに添加する必要がある油の量に相当する。

0215

吸収(及び/又は吸着)される油の量は、規格ISO 787/5-1980に記載されている、粉末の油取込み量を決定するための方法に従って測定することができる。これは、湿潤点の測定による、粉末の利用可能表面上に吸収/吸着される油の量に相当する。

0216

約0.5gから約5gの間の量m(グラム単位)の(e)追加の吸油性粒子(この量は、(e)追加の吸油性粒子の密度によって決まるが、典型的には2g)をガラス板上に置き、次いで、イソノナン酸イソノニルを滴下添加する。

0217

4から5滴の精製アマニ油を添加した後、スパチュラを使用して、イソノナン酸イソノニルを(a)吸油性有機粒子に組み込み、イソノナン酸イソノニル及び粉末の集合体が形成するまで、イソノナン酸イソノニルの添加を続ける。この時点で、イソノナン酸イソノニルを1滴ずつ添加し、次いで、混合物をスパチュラで摩砕する。堅く滑らかなペーストが得られたら、イソノナン酸イソノニルの添加を中止する。このペーストは、ひび割れること又は塊を形成することなく、ガラス板上に広げることができなければならない。次いで、使用したイソノナン酸イソノニルの体積Vs(mlで表される)を書き留める。

0218

油取込み量は、比Vs/mに相当する。

0219

湿潤点を決定するための上記のプロトコルにおいて、イソノナン酸イソノニルをオレイン酸又はアマニ油で置き換えてもよい。別段の定義がない限り、本発明において定義される吸油能は、イソノナン酸イソノニルを使用することによって測定されるものを意味する。

0220

(e)追加の吸油性粒子は、50μm未満、好ましくは45μm未満、より好ましくは40μm未満の体積平均粒径を有することができる。別段の定義がない限り、本発明において定義される粒径又は平均粒径は、体積平均粒径を意味する。

0221

(e)追加の吸油性粒子は、1μm以上、好ましくは2μm以上、より好ましくは3μm以上、更に好ましくは4μm以上の体積平均粒径を有することができる。

0222

(e)追加の吸油性粒子の(一次)粒径は、1から30μm、好ましくは2から25μm未満、より好ましくは3から20μm未満、更に好ましくは4から15μm未満であることができる。(一次)粒径は、例えば、SEM等によって得られる写真画像から抽出及び測定すること、粒径分析器、例えばレーザー回折粒径分析器を使用すること等によって測定することができる。粒径分析器、例えばレーザー回折粒径分析器を使用することが好ましい。この場合、(一次)粒径は、体積平均(一次)粒径である。

0223

(e)追加の吸油性粒子は、多孔質粒子、特に多孔質球状粒子であることが好ましい。

0224

本開示の別の態様によれば、(e)追加の吸油性粒子は、300m2/g以上、例として500m2/g以上、例えば600m2/g以上、且つ1500m2/g以下のBET比表面積を有することができる。

0225

(e)追加の吸油性粒子は、0.01から0.9g/cm3、好ましくは0.05から0.5g/cm3、より好ましくは0.1から0.3g/cm3の密度を有することができる。

0226

本発明による組成物中の(a)吸油性有機粒子及び(e)追加の吸油性粒子の合計の吸油能は、170ml/100g超、好ましくは200ml/100g超、より好ましくは250ml/100g超であることが好ましい。

0227

また、本発明による組成物中の粉末成分の合計の吸油能は、170ml/100g超、好ましくは200ml/100g超、より好ましくは250ml/100g超であることが好ましい。

0228

(e)追加の吸油性粒子は、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%の範囲、好ましくは0.05質量%から15質量%の範囲、より好ましくは0.1質量%から10質量%の範囲、更に好ましくは0.1質量%から5質量%の範囲の量で、本発明による組成物中に存在してよい。

0229

(無機の追加の吸油性粒子)
(e)追加の吸油性粒子は、無機性であってもよい。

0230

無機の(e)追加の吸油性粒子は、少なくとも1つの無機コアと、少なくとも1つの疎水性コーティングとを有してもよい。

0231

疎水性コーティングは、とりわけ脂肪酸、例えばステアリン酸;金属石鹸、例えばジミリスチン酸アルミニウム、水添タロウグルタミン酸アルミニウム塩;アミノ酸;N-アシルアミノ酸又はそれらの塩;レシチンイソプロピルトリイソステアリルチタネート鉱物ワックス、及びそれらの混合物から選択することができる疎水性処理剤によって形成することができる。

0232

N-アシルアミノ酸は、8から22個の炭素原子を含有するアシル基、例として2-エチルヘキサノイルカプロイルラウロイルミリストイルパルミトイルステアロイル、又はココイル基を含むことができる。これらの化合物の塩は、アルミニウム、マグネシウム、カルシウムジルコニウム亜鉛、ナトリウム、又はカリウム塩であることができる。アミノ酸は、例えば、リシン、グルタミン酸、又はアラニンであることができる。

0233

先に挙げた化合物において記述された「アルキル」という用語は、とりわけ、1から30個の炭素原子を含有する、好ましくは5から16個の炭素原子を含有するアルキル基を示す。

0234

無機の(e)追加の吸油性粒子は、シリカ、特に疎水性シリカ、例えばシリル化シリカ、シリケート、パーライト、窒化ホウ素、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、カオリン、タルク、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことが好ましい。

0235

疎水性シリカ、特にシリル化シリカは、シリカゲルの液体成分を空気で置き換えることによって(乾燥することによって)得られる多孔質材料であるシリカエアロゲルベースとすることができる。

0236

それらは、一般に、液体媒体中ゾル-ゲル法によって合成され、次いで、通常は超臨界流体で抽出することによって乾燥され、最もよく使用される超臨界流体は、超臨界CO2である。このタイプの乾燥は、孔及び材料の収縮を回避することを可能にする。ゾル-ゲル法及び様々な乾燥操作は、Brinker C.J.及びScherer G.W.、Sol-Gel Science、New York、Academic Press社、1990年に詳細に記載されている。

0237

疎水性シリカエアロゲル粒子は、
500から1500m2/g、好ましくは600から1200m2/g、より好ましくは600から800m2/gの範囲の質量単位当たりの比表面積(SW)、及び/又は
体積平均径(D[0.5])として表して、1から1500μm、好ましくは1から1000μm、より好ましくは1から100μm、特に1から30μm、更に好ましくは5から25μm、一層好ましくは5から20μm、更に一層好ましくは5から15μmの範囲のサイズ
を示すことができる。

0238

一実施形態によれば、疎水性シリカエアロゲル粒子は、体積平均径(D[0.5])として表して、1から30μm、好ましくは5から25μm、より好ましくは5から20μm、更に好ましくは5から15μmの範囲のサイズを示すことができる。

0239

質量単位当たりの比表面積は、BET(Brunauer-Emmett-Teller)法として知られている窒素吸収法によって決定することができ、これは、The Journal of the American Chemical Society、第60巻、309頁、1938年2月に記載されており、国際規格ISO 5794/1(付属書D)に相当する。BET比表面積は、検討中の粒子の総比表面積に相当する。

0240

シリカエアロゲル粒子のサイズは、Malvern社製のMasterSizer 2000タイプの市販の粒径分析器を使用して、静的光散乱によって測定することができる。データは、Mie散乱理論に基づいて処理される。この理論は、等方性粒子について厳密であり、非球状粒子の場合、「有効な」粒径を決定することを可能にする。この理論は、特にVan de Hulst, H.C.著、「Light Scattering by Small Particles」、第9章及び第10章、Wiley社、New York、1957年の刊行物に記載されている。

0241

有利な実施形態によれば、疎水性シリカエアロゲル粒子は、600から800m2/gの範囲の質量単位当たりの比表面積(SW)、及び体積平均径(D[0.5])として表して、5から20μm、好ましくは5から15μmの範囲のサイズを示すことができる。

0242

シリカエアロゲル粒子は、有利には、0.04g/cm3から0.10g/cm3、好ましくは0.05g/cm3から0.08g/cm3の範囲の充填密度(ρ)を示すことができる。

0243

本発明との関連で、充填密度として知られているこの密度は、以下のプロトコルに従って評価することができる:
粉末40gを目盛り付きメスシリンダーに注ぎ入れ、
次いで、メスシリンダーをStampf Volumeter社製のStav 2003装置上に置き、
続いて、メスシリンダーを一連の2500回の充填動作に供し(この操作は、2つの連続した試験間の体積の差が2%未満になるまで繰り返す)、
次いで、充填された粉末の最終体積Vfをメスシリンダーで直接測定する。充填密度は、比w/Vf、この例では40/Vfによって決定される(Vfはcm3で表され、wはgで表される)。

0244

一実施形態によれば、疎水性シリカエアロゲル粒子は、5から60m2/cm3、好ましくは10から50m2/cm3、より好ましくは15から40m2/cm3の範囲の体積単位当たりの比表面積SVを示すことができる。

0245

体積単位当たりの比表面積は、関係式:SV=SW×ρ(式中、ρは、g/cm3で表される充填密度であり、SWは、上記に規定の通り、m2/gで表される質量単位当たりの比表面積である)によって示される。

0246

「疎水性シリカ」という用語は、OH基シリル基Si-Rn、例えばトリメチルシリル基官能化するように、その表面をシリル化剤、例えばハロゲン化シラン、例えばアルキルクロロシラン、シロキサン、特にジメチルシロキサン、例えばヘキサメチルジシロキサン、又はシラザンで処理した、任意のシリカを意味すると理解される。

0247

シリル化によって表面改質された疎水性シリカエアロゲル粒子の調製については、文献US7470725を参照することができる。

0248

特に、トリメチルシリル基で表面改質された疎水性シリカエアロゲル粒子が使用される。

0249

無機の(e)追加の吸油性粒子の例には、下記のフィラーが含まれる:

0250

挙げることができるシリカ粉末には、以下のものが含まれる:
ポリジメチルシロキサン被覆非晶質シリカマイクロスフェア、とりわけSA Sunsphere(登録商標)H33の名称で販売されているもの(油取込み量は243ml/100gに等しい)、
鉱物ワックスで表面処理された沈降シリカ粉末、例えばポリエチレンワックスで処理された沈降シリカ、とりわけEvonik-Degussa社によってAcematt OR 412の名称で販売されているもの(油取込み量は398ml/100gに等しい)、
AGCエスアイテック株式会社によるSunsphere(登録商標)12(イソノナン酸イソノニル油取込み量は140.6ml/100gに等しい)、及び
Dow Corning社によってVM-2270の名称で販売されているシリル化シリカ(イソノナン酸イソノニル油取込み量は1090ml/100gに等しい)。

0251

挙げることができるシリカ粉末には、以下のものが含まれる:
多孔質シリカマイクロスフェア、とりわけ旭硝子株式会社によってSunsphere(登録商標)H53及びSunsphere(登録商標)H33の名称で販売されているもの(油取込み量は370ml/100gに等しい)、
Kobo社によるMSS-500-3H;非晶質中シリカ粒子、とりわけKobo社によってSilica Shellsの名称で販売されているもの(油取込み量は550ml/100gに等しい)、
富士シリシア化学株式会社によってSylysia 350の名称で販売されている多孔質シリカマイクロスフェア(油取込み量は310ml/100gに等しい)、並びに
Oriental Silicas社によってFinesil X35の名称で販売されているシリカ粉末(油取込み量は380ml/100gに等しい)。

0252

挙げることができるパーライト粉末には、以下の名称で販売されているパーライトが含まれる:
World Minerals社によるOptimat(登録商標)1430 OR及びOptimat(登録商標)2550 OR(イソノナン酸イソノニル油取込み量は250ml/100gに等しい)、並びに
三好化成株式会社によるPerlite-MSZ12(イソノナン酸イソノニル油取込み量は148.2ml/100gに等しい)。

0253

とりわけ挙げることができるシリケートは、協和化学工業株式会社によってKyowaad(登録商標)700PELの名称で販売されているケイ酸アルミニウム(油取込み量は195ml/100gに等しい)である。

0254

とりわけ挙げることができる炭酸マグネシウム粉末は、Buschle & Lepper社によってTipo Carbomagel(登録商標)の名称で販売されている製品(油取込み量は214ml/100gに等しい)である。

0255

とりわけ挙げることができる炭酸マグネシウム/水酸化マグネシウム粉末は、日鉄鉱業株式会社によってMg Tubeの名称で販売されているmMgCO3-Mg(OH)2-nH2Oの製品(油取込み量は250〜310ml/100gに等しい)である。

0256

無機の(e)追加の吸油性粒子として、Dow Corning社によってVM-2270の名称で販売されているシリル化シリカを使用することがより好ましく、その粒子は、5から15ミクロンの範囲の平均サイズ、及び600から800m2/gの範囲の質量単位当たりの比表面積を示す。

0257

無機の(e)追加の吸油性粒子は、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%の範囲、好ましくは0.05質量%から15質量%の範囲、より好ましくは0.1質量%から10質量%の範囲、更に好ましくは0.1質量%から5質量%の範囲の量で、本発明による組成物中に存在してよい。

0258

(有機の吸油性粒子)
(e)追加の吸油性粒子は、有機性であってもよい。

0259

有機の(e)追加の吸油性粒子は、ポリアミド(特にナイロン-6)粉末、アクリルポリマー、とりわけポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコール、ポリメタクリル酸アリル/ジメタクリル酸エチレングリコール又はジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマーの粉末;シリコーン;及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含んでいてもよい。上記の材料は、架橋されていてもよい。

0260

有機の(e)追加の吸油性粒子は、アクリルポリマー、とりわけジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリルコポリマー、アクリレートコポリマーメタクリル酸メチルクロスポリマーの粉末、及びシリコーン樹脂から選択されることが好ましい場合がある。

0261

有機の(e)追加の吸油性粒子は、適切な場合、少なくとも1種の疎水性処理剤で表面処理されていてもよい。

0262

この疎水性処理剤は、例えば、以下のものから選択することができる:
-シリコーン、例えばメチコン及びジメチコン
-脂肪酸、例えばステアリン酸、
-金属石鹸、例えばジミリスチン酸アルミニウム及び水添タロウグルタミン酸のアルミニウム塩、
-ペルフルオロアルキルホスフェートペルフルオロアルキルシランペルフルオロアルキルシラザン、ヘキサフルオロプロピレンポリオキシド、及びペルフルオロアルキルペルフルオロポリエーテル基を含むポリオルガノシロキサン、
-アミノ酸、N-アシル化アミノ酸、及びそれらの塩、
-レシチン及びイソプロピルトリイソステアリルチタネート、並びに
- それらの混合物。

0263

本明細書で使用する場合、上記に列挙した化合物において記述された「アルキル」という用語は、1から30個の原子、例えば5から16個の炭素原子を含む直鎖状、分枝状又は環状のアルキル基を意味すると理解される。

0264

N-アシル化アミノ酸は、8から22個の炭素原子を含むアシル基、例えば、2-エチルヘキサノイル、カプロイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、及びココイル基等を含むことができる。これらの成分の塩は、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ジルコニウム、亜鉛、ナトリウム、又はカリウム塩であることができる。アミノ酸は、例えば、リシン、グルタミン酸、又はアラニンであることができる。

0265

有機の(e)追加の吸油性粒子の例には、下記のフィラーが含まれる:

0266

挙げることができるアクリルポリマー粉末には、以下のものが含まれる:
Cardinal Health Technologies社によってMicrosponge 5640の名称で販売されている多孔質ポリメタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコール球(油取込み量は155ml/100gに等しい)、
信越化学工業株式会社によってKSP 100の名称で販売されているビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー(イソノナン酸イソノニル油取込み量は142.7ml/100gに等しい)、
ジメタクリル酸エチレングリコール/メタクリル酸ラウリル架橋コポリマー粉末、とりわけAmcol Health & Beauty Solutions社からPolytrap(登録商標)6603の名称で販売されているもの(イソノナン酸イソノニル油取込み量は657ml/100gに等しい)、及び
Akzo Nobel社によってExpancel 551DE40D42の名称で販売されているアクリロニトリル/メタクリル酸メチル/塩化ビニリデンコポリマー(イソノナン酸イソノニル油取込み量は1387ml/100gに等しい)。

0267

挙げることができるポリアミド粉末には、ナイロン-6粉末、とりわけ宇部興産株式会社によってPomp610の名称で販売されている製品(油取込み量は202ml/100gに等しい)が含まれる。

0268

有機の(e)追加の吸油性粒子は、組成物の総質量に対して0.01質量%から20質量%の範囲、好ましくは0.05質量%から15質量%の範囲、より好ましくは0.1質量%から10質量%の範囲、更に好ましくは0.1質量%から5質量%の範囲の量で、本発明による組成物中に存在してよい。

0269

[他の成分]
本発明による組成物はまた、少なくとも1種の任意選択又は追加の成分を含んでいてもよい。

0270

任意選択又は追加の成分の量は限定されないが、本発明による組成物の総質量に対して0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、より好ましくは1質量%から10質量%であることができる。

0271

任意選択又は追加の成分は、アニオン性、カチオン性非イオン性、又は両性ポリマー;増粘剤;有機又は無機のUV遮蔽剤;ペプチド及びそれらの誘導体;タンパク質加水分解物;膨潤剤及び浸透剤;抜け毛防止剤;抗フケ剤;天然又は合成の油用増粘剤;懸濁化剤;金属イオン封鎖剤;乳白剤;染料;日焼け止め剤;ビタミン又はプロビタミン;香料;保存剤、補助保存剤、安定剤;並びにそれらの混合物からなる群から選択することができる。

0272

本発明による組成物は、1種又は複数の化粧品として許容される有機溶媒を含んでいてもよく、これは、アルコール、特に一価アルコール、例えばエチルアルコールイソプロピルアルコールベンジルアルコール、及びフェニルエチルアルコール;ジオール、例えばエチレングリコールプロピレングリコール、及びブチレングリコール;他のポリオール、例えばグリセロール、糖、及び糖アルコール;並びにエーテル、例えばエチレングリコールモノメチル、モノエチル、及びモノブチルエーテルプロピレングリコールモノメチル、モノエチル、及びモノブチルエーテル、並びにブチレングリコールモノメチル、モノエチル、及びモノブチルエーテルであってもよい。

0273

この場合、有機溶媒は、組成物の総質量に対して0.01質量%から30質量%、好ましくは0.1質量%から20質量%、より好ましくは1質量%から15質量%の濃度で存在してよい。

0274

本発明による組成物は、ポリオール、増粘剤、保存剤、補助保存剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つを更に含んでいてもよい。

0275

[形態]
本発明による組成物は、エマルション、例えばW/Oエマルション、O/Wエマルション等の形態である。

0276

[美容方法]
本発明による組成物は、好ましくは、化粧用組成物として使用することができる。化粧用組成物は、皮膚の化粧用組成物、例えばスキンケア組成物及び皮膚のメイクアップ組成物であることができる。皮膚は、本明細書において、顔の皮膚、首の皮膚、及び頭皮を包含する。本発明による組成物はまた、粘膜、例えば等のために使用することができる。

0277

特に、本発明による組成物は、ケラチン物質、例えば皮膚又は唇、好ましくは皮膚への塗布を意図したものであることができる。したがって、本発明による組成物は、皮膚のための美容方法のために使用することができる。

0278

本発明による皮膚等のケラチン物質のための美容方法又は美容的使用は、少なくとも、本発明による組成物をケラチン物質に塗布する工程を含む。

0279

本発明による美容方法又は美容的使用は、本発明による組成物中の少なくとも成分(a)から(d)の会合に起因して、抗皮脂効果又は抗てかり効果をもたらすことができる。

0280

本発明は、長時間持続するマット効果及び優れた質感を有するエマルションを提供し、その結果、例えば滑らかな塗布をもたらすための、(b)少なくとも1種の油と、(c)少なくとも1種の乳化剤と、(d)水とを含むエマルションにおける、
(a)170ml/100g以上、好ましくは250ml/100g以上、より好ましくは400ml/100g以上の吸油能、及び30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満の体積平均粒径を有する少なくとも1種の吸油性有機粒子
の使用という態様を有する。

0281

本発明を、実施例によって、より詳細に説明する。しかしながら、これらの実施例は、本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではない。下記の実施例は、本発明の分野における非限定的な例示として提示される。

0282

(実施例1〜6及び比較例1〜9)
表1〜表3に示す実施例1〜6及び比較例1〜9による以下の組成物を、表1〜表3に示す成分を室温で混合することによって調製した。表1〜表3に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0283

0284

0285

0286

多孔質ポリ乳酸粒子及び非多孔質ポリ乳酸粒子の特性は、表4に示す通りである。

0287

0288

[評価]
実施例1〜6及び比較例1〜9による組成物を、以下のように評価した。

0289

(ヘイズ)
25μmの層の形態の実施例1〜4及び比較例1〜6による組成物のそれぞれのヘイズ値を、Hazeguard(BYK社)で測定した。

0290

結果を表1及び表2に示す。

0291

表1及び表2に示す結果は、本発明による組成物(実施例1〜4)が、比較例1〜6による組成物よりも高いヘイズ値を有することを示し、これは、本発明が、より多くの光を拡散させることができ、したがって、本発明が、より高いマット効果を発揮することができることを意味する。

0292

(マット感)
実施例1及び2並びに比較例1〜3による組成物のそれぞれを、厚さ50μmの層としてコントラストカードに塗布し、室温で24時間乾燥した。

0293

組成物を塗布した後の上記の層における反射率を、ゴニオフォトメーター(GP-5、株式会社色彩技術研究所)で、45°光沢値として測定した。組成物の量は、互いに同じであった。45°光沢値が低いほど、良好な結果を示す。

0294

結果を表1に示す。

0295

表1に示す結果は、本発明による組成物(実施例1及び2)が、比較例1〜3による組成物よりも良好なマット感をもたらすことができることを示し、これは、本発明が、より高い即時的なマット効果を発揮することができることを意味する。

0296

(マット感の耐久性)
実施例1及び2並びに比較例1〜3による組成物のそれぞれを、厚さ25μmの層としてコントラストカードに塗布し、35℃で20分間維持した。

0297

上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値(初期)として測定した。

0298

実施例1及び2並びに比較例1〜3による組成物のそれぞれ3.0gを、人工皮脂/組成物0.4gと混合し、こうして得られた混合物を、厚さ25μmの層としてコントラストカードに塗布し、35℃で20分間維持した。人工皮脂/汗組成物の配合を下記の表5に示す。

0299

0300

上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値(ミックス)として測定した。

0301

マット感の耐久性を、以下の式によって算出した:
マット感の耐久性=60°光沢値(ミックス)-60°光沢値(初期)

0302

「マット感の耐久性」値が低いほど、良好な結果を意味する。結果を表1に示す。

0303

表1に示す結果は、本発明による組成物(実施例1及び2)が、比較例1〜3による組成物よりも低い「マット感の耐久性」値を有することを示し、これは、本発明によるマット効果が、皮脂及び/又は汗に対してより耐性があることを意味する。

0304

(in vitro抗てかり指数)
実施例5及び6並びに比較例7〜9による組成物のそれぞれを、厚さ100μmの層としてコントラストカードに塗布し、室温で24時間乾燥した。

0305

上記の表5に示す配合を有する人工皮脂/汗組成物を、室温で、コントラストカード上の上記の層に噴霧した。

0306

人工皮脂/汗組成物を噴霧した9分後の上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値として測定した。上記の層のそれぞれに噴霧された人工皮脂/汗組成物の量は、互いに同じであった。

0307

抗てかり指数を、以下の式によって算出した:
抗てかり指数=
(噴霧の9分後のサンプルの反射率)-(陰性対照の反射率)/
(噴霧の9分後の陽性対照の反射率)-(陰性対照の反射率)

0308

陰性対照として、比較例9による組成物を使用した。陽性対照として、シリル化シリカ(エアロゲル)を組成物の総質量に対して2質量%の量で添加した(水の量を2質量%低減した)、比較例9による組成物を使用した。

0309

決定された抗てかり指数を、以下のように分類した。
良好(長時間持続する抗てかり効果):70超
不良(短時間持続する抗てかり効果):70以下

0310

結果を表3に示す。

0311

表3に示す結果は、本発明による組成物(実施例5及び6)が、比較例7〜9による組成物よりも良好な抗てかり指数を有することを示し、これは、本発明によるマット効果が、皮脂及び/又は汗に対してより耐性があることを意味する。

0312

(実施例7及び比較例10)
表6に示す実施例7及び比較例10による以下の組成物を、表6に示す成分を室温で混合することによって調製した。表6に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0313

0314

[評価]
実施例7及び比較例10による組成物を、以下のように評価した。

0315

(in vivo抗てかり指数)
実施例7及び比較例10による組成物のそれぞれを、温度37℃及び相対湿度80%の条件の室内で、厚さ100μmの層として28人のパネリストの顔に塗布した。

0316

各組成物を塗布した直後、塗布の10分後、及び塗布の2時間後の上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値として測定した。

0317

結果を表6に示す。表6中、
T0は、塗布の直後の反射率を意味する。
T10分-T0は、塗布の10分後の反射率とT0との差を意味する。
T2時間は、塗布の2時間後の反射率を意味する。
T2時間-T0は、塗布の2時間後の反射率とT0との差を意味する。

0318

表6に示す結果は、本発明による組成物(実施例7)が、比較例10よりも長時間持続するマット効果を有することを示し、これは、本発明によるマット効果が、より長期間持続しうることを意味する。

0319

(官能試験)
25人のパネリストが、実施例7及び比較例10による組成物のそれぞれを同量使用した後に、「塗布の滑らかさ」及び「2分後の皮膚のてかり」を評価した。

0320

各パネリストは、各組成物を手に取り、次いで、顔に塗布して、各組成物の使用後に「塗布の滑らかさ」及び「2分後の皮膚のてかり」を評価し、0(低い)から15(高い)まで格付けした。

0321

平均スコアを表6に示す。

0322

表6に示す結果は、本発明による組成物(実施例7)が、滑らかな使用感及びマット効果の観点から、比較例10による組成物よりも良好であることを示す。

0323

(実施例8〜11及び比較例11〜13)
表7に示す実施例8〜11及び比較例11〜13による以下の組成物を、表7に示す成分を室温で混合することによって調製した。表7に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0324

0325

[評価]
実施例8〜11及び比較例11〜13による組成物を、以下のように評価した。

0326

(in vitro抗てかり指数)
実施例8〜11及び比較例11〜13による組成物のそれぞれを、厚さ100μmの層としてコントラストカードに塗布し、室温で24時間乾燥した。

0327

上記の表5に示す配合を有する人工皮脂/汗組成物を、室温で、コントラストカード上の上記の層に噴霧した。

0328

人工皮脂/汗組成物を噴霧した9分後の上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値として測定した。上記の層のそれぞれに噴霧された人工皮脂/汗組成物の量は、互いに同じであった。

0329

抗てかり指数を、以下の式によって算出した:
抗てかり指数=
(9分後のサンプルの反射率)-(陰性対照の反射率)/
(9分後の陽性対照の反射率)-(陰性対照の反射率)

0330

陰性対照として、比較例11による組成物を使用した。陽性対照として、シリル化シリカ(エアロゲル)を組成物の総質量に対して2質量%の量で含む(水の量を2質量%低減した)、比較例12による組成物を使用した。

0331

決定された抗てかり指数を、以下のように分類した。
良好(長時間持続する抗てかり効果):70超
不良(短時間持続する抗てかり効果):70以下

0332

結果を表7に示す。

0333

表7に示す結果もまた、本発明による組成物(実施例8〜11)が、比較例11及び13よりも長時間持続しうる、より良好なマット効果をもたらすことができることを示し、これは、本発明によるマット効果が、より良好であり、より長期間持続しうることを意味する。

0334

(官能試験)
25人のパネリストが、実施例8〜11及び比較例11〜13による組成物のそれぞれを同量使用した後に、「塗布の滑らかさ」を評価した。

0335

各パネリストは、各組成物を手に取り、次いで、顔に塗布して、各組成物の使用後に「塗布の滑らかさ」を評価し、0(低い)から15(高い)まで格付けし、これを次いで、格付けの平均に基づいて、以下の3つのカテゴリーに分類した。
非常に良好:12から15
良好:8から12未満
不良:0から8未満

0336

結果を表7に示す。

0337

表7に示す結果は、実施例8〜11による組成物が、比較例12及び13よりも滑らかな使用感を有することを示し、これは、本発明による組成物が、より良好な使用感をもたらすことができることを意味する。

0338

結果として、表7から、本発明による組成物は、長時間持続するマット効果及び良好な使用感の両方をもたらすことができることが明らかである。

0339

実施例9及び10による組成物は、実施例8による組成物と比較して、更に良好な結果を示すことができることに留意すべきである。これは、170ml/100gの吸油能を有する吸油性有機粒子と、140ml/100g以上の吸油能を有する別の吸油性粒子との組合せが、非常に優れたマット効果及び官能効果をもたらすことができることを示す。

0340

(実施例12及び比較例14〜16)
表8に示す実施例12及び比較例14〜16によるW/Oエマルションの形態の以下の組成物を、表8に示す成分を室温で混合することによって調製した。表8に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0341

0342

[評価]
実施例12及び比較例14〜16による組成物を、以下のように評価した。

0343

(官能試験)
25人のパネリストが、実施例12及び比較例14〜16による組成物のそれぞれを同量使用した後に、「塗布の滑らかさ」を評価した。

0344

各パネリストは、各組成物を手に取り、次いで、顔に塗布して、各組成物の使用後に「視覚的マット感」、「即時的なマット効果の持続性」、及び「塗布の滑らかさ」を評価し、0(低い)から15(高い)まで格付けし、これを次いで、格付けの平均に基づいて、以下の3つのカテゴリーに分類した。
非常に良好:12から15
良好:8から12未満
不良:0から8未満

0345

結果を表8に示す。

0346

結果として、表8から、本発明による組成物は、優れたマット効果及び良好な使用感の両方をもたらすことができることが明らかである。

0347

(実施例13及び比較例17)
表9に示す実施例13及び比較例17によるW/Oエマルションの形態の以下の組成物を、表9に示す成分を室温で混合することによって調製した。表9に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0348

0349

[評価]
実施例13及び比較例17による組成物を、以下のように評価した。

0350

(マット感)
実施例13及び比較例17による組成物のそれぞれを、厚さ50μmの層としてコントラストカードに塗布し、室温で24時間乾燥した。

0351

上記の層に、パウダーファンデーションを、パウダーファンデーションの層が50μmとなるように塗布した。使用したパウダーファンデーションの組成は、実施例13及び比較例17について同じであった。

0352

パウダーファンデーションを塗布した直後(Timm)及び3時間後(T3時間)の上記の層における反射率を、ゴニオフォトメーター(GP-5、株式会社村上色彩技術研究所)で、45°光沢値として測定した。

0353

TimmとT3時間との差を決定した。結果を表9に示す。

0354

表9に示す結果は、本発明による組成物(実施例13)が、比較例17による組成物よりも高いマット感をもたらすことができることを示し、これは、本発明による組成物をメイクアップベースとして使用した場合でも、本発明が、より長時間持続するマット効果をもたらすことができることを意味する。

0355

(実施例14及び15並びに比較例18及び19)
表10に示す実施例14及び15並びに比較例18及び19によるセラムの形態の以下の組成物を、表10に示す成分を室温で混合することによって調製した。表10に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0356

0357

[評価]
実施例14及び15並びに比較例18及び19による組成物を、以下のように評価した。

0358

(in vitro抗てかり指数)
実施例14及び13並びに比較例18及び19による組成物のそれぞれを、厚さ100μmの層としてコントラストカードに塗布し、室温で24時間乾燥した。

0359

上記の表5に示す配合を有する人工皮脂/汗組成物を、室温で、コントラストカード上の上記の層に噴霧した。

0360

人工皮脂/汗組成物を噴霧した9分後の上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値として測定した。上記の層のそれぞれに噴霧された人工皮脂/汗組成物の量は、互いに同じであった。

0361

抗てかり指数を、以下の式によって算出した:
抗てかり指数=
(噴霧の9分後のサンプルの反射率)-(陰性対照の反射率)/
(噴霧の9分後の陽性対照の反射率)-(陰性対照の反射率)

0362

陰性対照として、比較例19による組成物を使用した。陽性対照として、シリル化シリカ(エアロゲル)を組成物の総質量に対して2質量%の量で添加した(水の量を2質量%低減した)、比較例19による組成物を使用した。

0363

決定された抗てかり指数を、以下のように分類した。
良好(長時間持続する抗てかり効果):70超
不良(短時間持続する抗てかり効果):70以下

0364

結果を表10に示す。

0365

表10に示す結果は、本発明による組成物(実施例14及び15)が、比較例18及び19による組成物よりも良好な抗てかり指数を有することを示し、これは、本発明によるマット効果が、皮脂及び/又は汗に対してより耐性があることを意味する。

0366

(実施例16及び17)
表11に示す実施例16及び17によるO/Wエマルションの形態の以下の組成物を、表11に示す成分を室温で混合することによって調製した。表11に示す成分の量の数値は全て、活性原料としての「質量%」に基づく。

0367

0368

[評価]
実施例16及び17による組成物を、以下のように評価した。

0369

(in vitro抗てかり指数)
実施例16及び17による組成物のそれぞれを、厚さ100μmの層としてコントラストカードに塗布し、室温で24時間乾燥した。

0370

上記の表5に示す配合を有する人工皮脂/汗組成物を、室温で、コントラストカード上の上記の層に噴霧した。

0371

人工皮脂/汗組成物を噴霧した9分後の上記の層における反射率を、光沢計(GM-268、コニカミノルタ株式会社)で、60°光沢値として測定した。上記の層のそれぞれに噴霧された人工皮脂/汗組成物の量は、互いに同じであった。

0372

抗てかり指数を、以下の式によって算出した:
抗てかり指数=
(噴霧の9分後のサンプルの反射率)-(陰性対照の反射率)/
(噴霧の9分後の陽性対照の反射率)-(陰性対照の反射率)

0373

陰性対照として、多孔質ポリ乳酸粒子を含まない、実施例16による組成物を使用した。陽性対照として、多孔質ポリ乳酸粒子の代わりに、シリル化シリカ(エアロゲル)を組成物の総質量に対して2質量%の量で添加した、実施例16による組成物を使用した。

0374

決定された抗てかり指数を、以下のように分類した。
良好(長時間持続する抗てかり効果):70超
不良(短時間持続する抗てかり効果):70以下

0375

結果を表11に示す。

0376

(官能試験)
25人のパネリストが、実施例16及び17による組成物のそれぞれを同量使用した後に、「塗布の滑らかさ」を評価した。

0377

各パネリストは、各組成物を手に取り、次いで、顔に塗布して、各組成物の使用後に「塗布の滑らかさ」を評価し、0(低い)から15(高い)まで格付けし、これを次いで、格付けの平均に基づいて、以下の3つのカテゴリーに分類した。
非常に良好:12から15
良好:8から12未満
不良:0から8未満

0378

結果を表11に示す。

実施例

0379

結果として、表11から、本発明による組成物は、優れたマット効果及び良好な使用感の両方をもたらすことができることが明らかである。

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