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技術 無線通信用補助具および無線通信方法、無線通信システム

出願人 株式会社ルミカ
発明者 原田士郎土川静記姫野宏一
出願日 2016年7月22日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-144190
公開日 2018年1月25日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2018-014665
状態 特許登録済
技術分野 送受信機 近接電磁界伝送方式
主要キーワード 太部分 支持用部材 タブレット型端末装置 フィーダー線 板状突起 防水ハウジング内 撮影用窓 保護シールド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月25日)のものです。
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図面 (9)

課題

複数の無線通信規格準拠した装置が、同じ周波数帯域通信し互いに混信や妨害することで通信品質が悪化しやすい環境でも、良好な通信環境を確保することができる無線通信用補助具を提供する。

解決手段

第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置カメラ20)と、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置(スマートフォン30)との通信を補助する無線通信用補助具1であって、 第1の端部201が前記第1の無線通信装置に近接して配置され、第2の端部202が前記第2の無線通信装置に近接して配置されて用いられる電線200と、 前記電線の前記第2の端部側に、前記第2の端部202を保持し前記第2の無線通信装置を収納するための防磁ケース60と、を有する無線通信用補助具1。

概要

背景

2台の無線通信装置が互いに離れているときには、無線信号により通信される。例えば、スマートフォンタブレット型コンピュータなどの操作装置により、WiFi(登録商標)やBLUETOOTH(登録商標)に代表されるような無線通信を用いて、プリンタビデオカメラスチルカメラを操作することが、一般的となっている。

例えば、特許文献1に記載の撮影ステム人工光源及びカメラは、人工光源に無線タグを搭載し、無線タグから人工光源の光源情報(例えば、色温度情報)を発信して、無線タグ受信機40を備えたカメラが、人工光源の光源情報を受信して、無線タグから取得した光源情報に基づいてホワイトバランス設定値を決定するというものである。
このように、送信装置から離れた位置にある受信装置へ情報を伝送するときには無線通信により行われる。

概要

複数の無線通信規格準拠した装置が、同じ周波数帯域で通信し互いに混信や妨害することで通信品質が悪化しやすい環境でも、良好な通信環境を確保することができる無線通信用補助具を提供する。 第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置(カメラ20)と、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置(スマートフォン30)との通信を補助する無線通信用補助具1であって、 第1の端部201が前記第1の無線通信装置に近接して配置され、第2の端部202が前記第2の無線通信装置に近接して配置されて用いられる電線200と、 前記電線の前記第2の端部側に、前記第2の端部202を保持し前記第2の無線通信装置を収納するための防磁ケース60と、を有する無線通信用補助具1。

目的

本発明は、良好な通信環境を確保することができる無線通信用補助具および無線通信方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

第1の無線通信規格準拠して操作される第1の無線通信装置と、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置との通信補助する無線通信用補助具であって、第1の端部が前記第1の無線通信装置に近接して配置され、第2の端部が前記第2の無線通信装置に近接して配置されて用いられる電線と、前記電線の前記第2の端部側に、前記第2の端部を保持し前記第2の無線通信装置を収納するための防磁ケースと、を有する無線通信用補助具。

請求項2

前記電線の第1の端部側に、前記第1の無線通信装置を保持する保持部材を有する請求項1記載の無線通信用補助具。

請求項3

前記保持部材が、前記第1の無線通信装置を収納する防磁性を有するハウジングである請求項2記載の無線通信用補助具。

請求項4

前記保持部材が、前記第1の無線通信装置を水密状態で収納する水中用のハウジングである請求項2または3記載の無線通信用補助具。

請求項5

前記第1の無線通信装置を先端部に位置させる棒状支持用部材を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信用補助具。

請求項6

前記第1の無線通信装置が、カメラである請求項1〜5のいずれかに記載の無線通信用補助具。

請求項7

前記第2の無線通信装置が、多機能携帯通信端末である請求項1〜6のいずれかに記載の無線通信用補助具。

請求項8

前記防磁ケースが、高周波電磁波シールドフィルムを用いたケースである請求項1〜7のいずれかに記載の無線通信用補助具。

請求項9

前記電線は、同軸ケーブルにより形成されている請求項1〜8のいずれかに記載の無線通信用補助具

請求項10

前記防磁ケースに、前記第2の無線通信装置が有する第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、前記第2コネクタと導通した前記電線の前記第2の端部を嵌合する第3コネクタが設けられている請求項1〜9のいずれかに記載の無線通信用補助具。

請求項11

第1の端部と第2の端部を有する電線と、前記電線の前記第2の端部側に前記第2の端部を保持し無線通信装置を収納するための防磁ケースとを有する無線通信用補助具を用いる無線通信方法であって、前記無線通信用補助具の前記電線の第1の端部側に、第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置を近接して配置する段階と、前記無線通信用補助具の前記防磁ケースに、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置を収納する段階と、前記電線を介して、前記第2の無線通信装置の無線信号を送信し、前記第1の無線通信装置を操作する段階とを有する無線通信方法。

請求項12

第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置と、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置と、第1の端部が前記第1の無線通信装置に近接して配置され、第2の端部が前記第2の無線通信装置に近接して配置されて用いられる電線と、前記電線の前記第2の端部側に、前記第2の端部を保持し、前記第2の無線通信用補助具を収納するための防磁ケースとを有する無線通信用補助具とを有する無線通信システム

技術分野

0001

本発明は、良好な通信環境を得ることができる無線通信用補助具および無線通信方法無線通信システムに関するものである。

背景技術

0002

2台の無線通信装置が互いに離れているときには、無線信号により通信される。例えば、スマートフォンタブレット型コンピュータなどの操作装置により、WiFi(登録商標)やBLUETOOTH(登録商標)に代表されるような無線通信を用いて、プリンタビデオカメラスチルカメラを操作することが、一般的となっている。

0003

例えば、特許文献1に記載の撮影ステム人工光源及びカメラは、人工光源に無線タグを搭載し、無線タグから人工光源の光源情報(例えば、色温度情報)を発信して、無線タグ受信機40を備えたカメラが、人工光源の光源情報を受信して、無線タグから取得した光源情報に基づいてホワイトバランス設定値を決定するというものである。
このように、送信装置から離れた位置にある受信装置へ情報を伝送するときには無線通信により行われる。

先行技術

0004

特開2008−312253号公報
特開平9−51453号公報
特開2006−145983号公報

発明が解決しようとする課題

0005

スマートフォンやタブレットノートブック型パーソナルコンピュータだけでなく、プリンタ、ビデオカメラなどにも、無線通信機能が備えられており、スマートフォンやタブレットから、プリンタへ直接印刷する情報を送信したり、ビデオカメラを操作したりできるようになっている。また、無線通信のためには、様々な装置の操作性を高めるためにWiFi(登録商標)やBLUETOOTH(登録商標)のような無線通信規格規格化されている。
しかし、複数の無線通信規格に準拠した装置が、同じ周波数帯域で通信すると、互いが混信したり、妨害しあったりして、通信品質が悪化する。また、操作者も、操作用の装置に無線通信規格に準拠した通信対象となる装置が多数表示され、適切な通信環境を速やかに設定しにくい場合がある。

0006

そこで本発明は、良好な通信環境を確保することができる無線通信用補助具および無線通信方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。

0008

本発明の無線通信用補助具は、第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置と、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置との通信を補助する無線通信用補助具であって、第1の端部が前記第1の無線通信装置に近接して配置され、第2の端部が前記第2の無線通信装置に近接して配置されて用いられる電線と、前記電線の前記第2の端部側に、前記第2の端部を保持し前記第2の無線通信装置を収納するための防磁ケースと、を有することを特徴とする。

0009

また、本発明の無線通信方法は、第1の端部と第2の端部を有する電線と、前記電線の前記第2の端部側に前記第2の端部を保持し無線通信装置を収納するための防磁ケースとを有する無線通信用補助具を用いる無線通信方法であって、前記無線通信用補助具の前記電線の第1の端部側に、第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置を近接して配置する段階と、前記無線通信用補助具の前記防磁ケースに、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置を収納する段階と、前記電線を介して、前記第2の無線通信装置の無線信号を送信し、前記第1の無線通信装置を操作する段階とを有することを特徴とする。

0010

また、本発明の無線通信システムは、第1の無線通信規格に準拠して操作される第1の無線通信装置と、前記第1の無線通信規格に準拠して前記第1の無線通信装置を操作する第2の無線通信装置と、第1の端部が前記第1の無線通信装置に近接して配置され、第2の端部が前記第2の無線通信装置に近接して配置されて用いられる電線と、前記電線の前記第2の端部側に、前記第2の端部を保持し、前記第2の無線通信用補助具を収納するための防磁ケースとを有する無線通信用補助具とを有することを特徴とする。なお、本願においては、本発明の無線通信用補助具に開示される構成は、本発明の無線通信方法および無線通信システムの対応する構成においても同様に機能するものと理解される。

0011

本発明によれば、第1の無線通信装置のアンテナと、第2の無線通信装置のアンテナとの間に、それぞれの装置に近接して電線の両端部を配置して、その電線を介在させて第1の無線通信装置と第2の無線通信装置とが通信することで、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との間の無線通信は、電線を通して行うことができるので、他の無線信号に妨害されずに通信を行うことができる。
ここで、それぞれの装置に近接とは、電線の第1の端部または第2の端部が、それぞれの装置に直接アンテナに接続されていなくても、十分に安定して通信可能な距離にあることを意味している。従って、電線のそれぞれの端部が、各対応する装置のアンテナに直接接触しておらず、第1の無線通信装置や第2の無線通信装置の筐体基板、他の部品に接している場合も、近接した状態として含まれる。

0012

前記電線の第1の端部側に、前記第1の無線通信装置を保持する保持部材を有することが望ましい。第1の無線通信装置を保持する保持部材を有していることで、電線の第1の端部と、第1の無線通信装置との位置を、無線通信がより安定する距離とすることができる。

0013

前記保持部材は前記第1の無線通信装置を収納するハウジングであることが望ましい。ハウジングを備えていることで、カメラなどの第1の無線通信装置をハウジングにより、塵や埃、他の物の衝突による傷から、保護することができる。また、ハウジングに収納した状態のカメラを、棒状支持用部材の先端に取り付けることができる。

0014

前記ハウジングは、防磁性電磁波シールド)を有するものであることが望ましい。電磁波シールドを備えていることで、カメラなどの第1の無線通信装置に他の無線通信装置からの無線信号が到達し難くなるため、更に、カメラと第2の無線通信装置との間の無線通信に、邪魔な他の無線信号が混入することを抑止することができる。

0015

前記ハウジングは、前記第1の無線通信装置が水密状態で収納される水中用のハウジングであることが望ましい。水密状態とすることで、水中撮影などをするときでも、第2の無線通信装置からの無線信号が、第2の無線通信装置のアンテナから空中に送信され、電線を通信路の一部として伝搬し、水密状態で、かつカメラなどの第1の無線通信装置と非接触状態の電線の第1の端部からカメラに到達することができる。また、カメラからの無線信号は、その反対方向の伝搬により第2の無線通信装置に到達する。従って、第2の無線通信装置からカメラまでの間の通信路に水が介在しないため、第2の無線通信装置とカメラとの間での無線信号は、大幅な減衰を伴うことなく、通信することができる。

0016

前記第1の無線通信装置を先端部に位置させる棒状支持用部材を備えていることが望ましい。棒状支持用部材の先端部にカメラなどの第1の無線通信装置が位置していることで、操作者の位置より離れた位置(例えば、低所で棒状部材を伸ばした場所や、高所など)からの撮影や、広い範囲の撮影を可能とすることができる。また、前記棒状支持用部材には、前記電線を前記棒状支持用部材に沿って配線する保持部材が所定間隔ごとに配置されていると、保持部材に電線を保持させることで、電線を棒状支持用部材に沿って配線することができるため、棒状支持用部材を操作するときに電線が邪魔にならない。

0017

前記第1の無線通信装置は、カメラであることが望ましい。このカメラは、前記第2の無線通信装置から前記電線を介在させて送信された無線信号により操作される。よって、第2の無線通信装置側で、任意の位置に配置したカメラの操作を行うことができる。

0018

前記第2の無線通信装置が、多機能携帯通信端末であることが好ましい。スマートフォンなどの多機能携帯通信端末とすることで、任意の位置に移動して操作を行ったり、任意の体勢で操作するなど、操作の自由度が向上する。

0019

前記防磁ケースが、高周波電磁波シールドフィルムを用いたケースであることが望ましい。フィルムを用いたケースとすることで、ケース内に収納する第2の無線通信装置の大きさへの許容性が向上する。また、第2の無線通信装置の操作用ボタンや、操作用のタッチパネルを、そのフィルムを介した状態でも操作することができるため、防磁性を高めるために気密性を上げた状態で操作性も確保することができる。

0020

前記電線は、同軸ケーブルにより形成されていることが望ましい。同軸ケーブルとすることで、同軸ケーブルの網状線を、通信路となる芯線保護シールドとして機能させることができる。

0021

前記電線の第1の端部には、前記電線の導線部を収納して、水密状態で、前記ハウジングの外側面に接続する接続用部材が設けられていると、電線の第1の端部を水密状態でハウジングの外側面に設けることができる。電線の第1の端部は、ハウジングの外側面に配置されるため、既存のハウジングであっても、容易に、ハウジングに設けることができる。

0022

前記電線の第1の端部が、前記ハウジングを貫通して、前記ハウジング内の空間に突出していると、電線の第1の端部からの無線信号を、水密状態のハウジング内の空間に放出されることができる。

0023

前記電線の第1の端部が、前記ハウジングに埋入されていると、ハウジングに埋入されて水密状態となった電線の第1の端部からの無線信号を、ハウジングを介してハウジング内の空間に放出されることができる。

0024

前記第2の端部に、前記第2の無線通信装置が有する第1コネクタに嵌合する第2コネクタが設けられていることが望ましい。電線の第2の端部に第2の無線通信装置が有する第1コネクタに嵌合する第2コネクタが設けられていると、電線の第2の端部を第2の無線通信装置に接続することができるため、電線を安定させることができる。

0025

前記防磁ケースに、前記第2の無線通信装置が有する第1コネクタに嵌合する第2コネクタと、前記第2コネクタと導通した前記電線の前記第2の端部を嵌合する第3コネクタが設けられていることが望ましい。防磁ケース内の第2の無線通信装置の第1のコネクタを第2のコネクタに嵌合し、さらに、電線の第2の端部を第3コネクタに嵌合することで、第2の無線通信装置と、第2の端部の距離をより通信が安定する位置にすることができ、さらに防磁ケースの外内の通信も、電線を介したもののみより安定して通信させることができる。

発明の効果

0026

本発明によれば、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との間の無線通信は、電線を通して行うことで他の無線信号に妨害されずに通信を行うことができ、良好な通信環境を確保することができる。

図面の簡単な説明

0027

本発明の実施の形態1に係る無線通信用補助具を説明するための図である。
本発明の実施の形態1に係る無線通信用補助具を用いた通信状態概要を示すための図である。
本発明の実施の形態1に係る無線通信時の状態を説明するための図である。
図1に示すスマートフォンにてアプリケーションソフト起動する前の状態の操作画面の図である。
図4に示すスマートフォンにてアプリケーションソフトを起動した状態の操作画面の図である。
本発明の実施の形態2に係る無線通信用補助具を用いた水中撮影用器具を説明するための図である。
図6に示す水中撮影用器具の接続用部材と電線の第1の端部との分解図である。
図6に示す電線の第2の端部の拡大図である。

実施例

0028

以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。

0029

(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る無線通信用補助具を図面に基づいて説明する。
図1に示す無線通信用補助具1は、電線200と防磁ケース60を有している。この電線200は同軸ケーブルであり、その第1の端部201がカメラ20(第1の無線通信装置)に近接して配置されている。また、電線200の第2の端部202がスマートフォン30(第2の無線通信装置)に近接して配置されている。
電線200の両端部(第1の端部201,第2の端部202)が、それぞれカメラ20とスマートフォン30に近接し、カメラ20のアンテナ(図示せず)に対して非接触の状態であり、スマートフォン30のアンテナ(図示せず)に対して非接触の状態で、無線通信規格に準拠して通信可能な状態である。

0030

第1の無線通信装置であるカメラ20は、第1の無線通信規格に準拠してその無線通信信号により操作される機能を有し、静止画動画を撮影できるデジタルカメラである。

0031

第2の無線通信装置であるスマートフォン30には、カメラ20を無線操作するためのアプリケーションソフトがインストールされている。スマートフォン30は、カメラ20を無線信号により遠隔操作することができるアンテナ(図示せず)が内蔵されている。また、第2の無線通信装置は、防磁ケース60に収納されている。

0032

実施の形態1における第1の無線通信規格としては、WiFiを採用している。ここで本発明における第1の無線通信規格は、例えば、WiFi(登録商標)やBLUETOOTH(登録商標)、または他の無線方式から適宜、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との通信に対応した無線通信規格が採用され得る。第1の無線通信規格としては、特に、このWiFi(登録商標)やBLUETOOTH(登録商標)のように、比較的、近距離での無線通信用の無線通信規格を採用することが好ましい。また、本発明は、これらの無線通信規格のように、対応する無線通信装置が多い汎用性が高い無線通信規格を採用したときに特に有効である。

0033

実施の形態1における防磁ケース60は、高周波電磁波シールドフィルムを用いたケースである。この防磁ケース60は、高周波電磁波シールドフィルムをスマートフォン30を収容しやすい大きさに袋状にし、スマートフォン30の収容と取り出しを行いやすいようにチャック部を設けている。また、電線200の第2の端部がシールドフィルムの袋状部の一部を貫通させて保持される形態となっている。この防磁ケース60内のスマートフォンは、その操作用のタッチパネルを、防磁ケース60のフィルムを介した状態でも操作することができ、高い防磁性を維持した状態で操作することができる。

0034

この防磁ケース60は、前述のように高周波電磁波シールドフィルムを用いて形成されている。この高周波電磁波シールドフィルムは、いわゆる無線周波数とも呼ばれる高周波電磁波を遮蔽する素材を用いて形成されたフィルムである。このフィルムには金属による薄膜が設けられる(薄膜処理)などの構成により電磁波を遮蔽する機能が付されている。本発明の防磁ケース60には、スマートフォン30の画面視認できるように、少なくとも画面に相当する範囲が透明のものを用いることが好ましい。画面の他の部分は同様に透明でもよいし、より防磁性に優れた素材を用いて構成するなどの変更を行ってもよい。

0035

以上のように構成された本発明の実施の形態1に係る無線通信用補助具1に使用状態について、図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の無線通信用補助具を用いたときの通信状態の概要を示す図である。また、図3は、図2に関連する構成で無線通信を行った時のスマートフォン30に表示される画像を示すものである。
図2は、図1に対応する構成の無線通信用補助具を用いたときの無線通信状態を示す図である。この無線通信用補助具1を用いることで、防磁ケース60に収納されているスマートフォン30は、電線200を介してカメラ20との間で安定した通信環境を得ることができる。一方で、他の無線通信用の端末であるルーター71、72、73からの通信信号は、防磁ケース60で遮断されるため、スマートフォン30はこれらの信号との通信は阻害される。

0036

図3(a)は、図2に相当する構成において、防磁ケース60を用いずに通信設定を行おうとしたときに、スマートフォン30に表示される画面である。一方、図3(b)は、図3(a)と異なり、図2に示すように、防磁ケース60を含む本発明の無線通信用補助具を用いた構成のときに、スマートフォン30に表示される画面である。
図3(a)に示すように、防磁ケース60がない状態では、スマートフォン30が対応している無線通信規格に準拠した多数の通信対象の候補が、スマートフォン30と通信環境を接続し得る状態にある。この状態では、カメラ20の選択に時間がかかってしまったり、他の通信との混信の影響でカメラ20との通信状態は不安定になってしまう。一方、本発明の無線通信用補助具を用いた図3(b)に示す状態では、カメラ20のみが通信対象として表示されており、設定が容易であり、かつ安定した通信環境の確保が可能である。

0037

図4、5は、この図3(b)の状態から、カメラとの通信設定を確立したあとのスマートフォン30での操作の例を示すものである。スマートフォン30を操作する撮影者は、スマートフォン30を操作装置として機能させるプログラムであるカメラ20を無線操作するためのアプリケーションソフトを起動する。このアプリケーションソフトの起動は、図4に示すように、操作画面31に表示されたショートカットアイコン32をタップする。
ショートカットアイコン32をタップすることで起動したアプリケーションソフトによって、カメラ20からの映像が操作画面31にファインダー33として表示される(図5参照)。撮影者は、このファインダー33を見て、気に入ったシーンが映ると、操作画面31のシャッタータン34をタップしてカメラ20に撮影を指示する。

0038

このようなスマートフォン30とカメラ20との間の通信は、無線通信用補助具1の電線200を介して行われる。
スマートフォン30からの無線信号は、スマートフォン30内部のアンテナから空中に送信され、防磁ケース60に収納されている電線200の第2の端部202から、芯線211(図7参照)を通信路の一部として電線200の第1の端部201まで伝搬し、空中を介してカメラ20の内部のアンテナに到達する。カメラ20からの無線信号は、その反対方向の伝搬によりスマートフォン30に到達する。

0039

このようにして、カメラ20のアンテナと、スマートフォン30のアンテナとの間に、それぞれの装置に近接させて電線200の両端部(第1の端部201,第2の端部202)を配置して、電線200を介在させてカメラ20とスマートフォン30とが通信することで、カメラ20とスマートフォン30との間の無線通信は、電線200を伝送路として行うことができる。また、防磁ケース60により他の通信対象からの通信は阻害されている。よって、他の無線信号に妨害されずに通信を行うことができ、無線通信用補助具1による良好な通信環境を確保することができる。

0040

また、電線200をカメラ20やスマートフォン30に近接するだけでよいので、既存のカメラ20またはスマートフォン30をそのまま使用することができ、通信環境を確保するための特別な改造を行わなくてもよい。

0041

(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る棒状支持用部材を備えた無線通信用補助具の一例により、カメラを操作する水中撮影用器具を、図面に基づいて説明する。なお、図6図7において、図1と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。水中撮影用器具は、カメラを上等から操作する際に使用されるものである。

0042

従来では、水中でのカメラ撮影は、撮影者がカメラと共に水中に潜水して用いるか、水上または陸上から遠隔操作により行っていた。水中に沈めたカメラを遠隔操作できるものとして、特許文献2に記載されたものが知られている。また、水中で撮影可能なものとして、特許文献3に記載されたものが知られている。

0043

特許文献2に記載の吊り下げ無線テレビカメラは、下面を透明窓とした水密構造コンテナ内に、下向きのテレビカメラとその電源及び該テレビカメラでの画像信号無線発信する回路を内蔵し、無線発信するための送信アンテナとして偏平フィーダー線を無線発信する回路に接続し、且つ該フィーダー線で該コンテナを長さ自在に吊り下げるというものである。

0044

特許文献3に記載のカメラシステム及び防水ハウジングは、防水ハウジングの操作スイッチの操作状態に応じてスイッチ検出部から操作状態信号が無線送信部に出力されと、無線送信部がアンテナを介して無線通信アダプタに操作状態信号を無線送信し、無線通信アダプタが、受信した操作状態信号を、コネクタを介してカメラ本体に転送し、カメラ本体内部の制御部が、コネクタを介して入力された操作状態信号に基づいて各種制御を実行するというものである。

0045

しかし、特許文献2に記載の吊り下げ型無線テレビカメラでは、無線発信する回路に接続されたフィーダー線がアンテナに接続されているので、この技術を既存のカメラに適用するには、既存のカメラの筐体に貫通孔を設けて、電線を接続する必要があるため、適用が困難である。また、アンテナに直接フィーダー線を接続すると、フィーダー線の長さと、無線信号の波長との関係から、無線通信に支障が生じるおそれがある。
また、特許文献3に記載のカメラシステム及び防水ハウジングでは、防水ハウジング内部で無線通信するもので、遠隔操作できるものではない。

0046

そこで、無線信号が伝搬しにくい水中に所在する無線操作可能なカメラを、大きく変更することなく、水上または陸上から無線操作することが可能な水中撮影用器具が望まれている。

0047

図6に示す水中撮影用器具100は、水中撮影用のハウジング10に収納された第1の無線通信装置であるカメラ20を、陸上や水上などから、第2の無線通信装置である操作装置のスマートフォン30にて、操作するときに、使用されるものである。また、図7は、ハウジング10に、電線200を取り付ける具体的な構造を示すものであり、特に接続用部材300を介した接続を説明するためのものである。

0048

水中撮影用器具100は、ハウジング10とカメラ20との間に配線される電線200と、電線200の第1の端部201をハウジング10に接続する接続用部材300と、棒状支持用部材であるロッド400とを備えている。
電線200には、同軸ケーブルを用いている。図7に示すように、電線200は、導線部210と、被覆部220とを備えている。導線部210は、芯線211と、芯線211と対をなす網状線212とから構成されている。被覆部220は、芯線211を覆う内部絶縁体221と、網状線212を覆う外皮絶縁体222とから構成されている。

0049

図6に示すように、接続用部材300は、電線200の第1の端部201を、水密状態で、かつカメラ20のアンテナと非接触状態でハウジング10に配置するものである。接続用部材300は、樹脂製である。また、図7に示すように接続用部材300は、第1部分310と、第2部分320と、固定用部材330とを備えている。

0050

第1部分310は、ハウジング10の側面に密着した状態で接続される。第1部分310は、細長直方体状に形成されている。第1部分310には、被覆部220から露出した芯線211が内部に収納される細長の第1空間311が形成されている。ハウジング10への接続は、ハウジング10と、第1部分310および第2部分320とを一体成形してもよい。ハウジング10と、第1部分310および第2部分320とを一体成形した場合には、水中撮影用器具100は、水中撮影用器具100付きのハウジング10として販売することができる。

0051

また、ハウジング10が市販されているような既存のものであるときには、第1部分310を、ハウジング10に溶着させたり、接着材両面テープなどで貼り付けたり、ねじ止めしたりすることができる。
また、ハウジング10にスロットを設け、接続用部材の第1部分に板状突起を形成して、板状突起をスライドさせて、スロットに嵌め込み、接続用部材をハウジングに固定するようにしてもよい。なお、カメラを水中で用いない場合のようにハウジング10を用いない場合、この接続用部材300の第一部分310を接着材や両面テープなどで直接カメラ20に貼りつけることで、接続用部材300を電線200の第1の端部201と、第1の無線通信装置とを保持する保持部材としてもよい。

0052

第2部分320には、芯線211以外の軸太部分である内部絶縁体221,網状線212および外皮絶縁体222が収納される第2空間321が形成されている。また、固定用部材330のための雄ねじ面322が形成されている。
固定用部材330は、電線200を水密に第2部分320に固定するためのものである。固定用部材330は、電線200が挿通され、雄ねじ面322にねじ込まれる第1ナット331および第2ナット332と、電線200に巻き付けられた、または挿通させたパッキン部333を備えている。パッキン部333は、第2ナット332の内周面と電線200の外周面との隙間を塞ぎ、水密性を確保するものである。

0053

図6および図8に示すように、電線200の第1の端部201の反対側である第2の端部202は、スマートフォン30に近接して配置される。電線200の第2の端部202は、芯線211を被覆した内部絶縁体221を、外皮絶縁体222と網状線212とから露出した状態に形成されている。従って、芯線211は内部絶縁体221により被覆されたままであり、網状線212は外皮絶縁体222被覆されたままとすることができる。

0054

電線200の第2の端部202は、スマートフォン30側に配置されていればよいため、外皮絶縁体222が全体を被覆した同軸ケーブルを切断したままの状態であったり、内部絶縁体221から芯線211が露出した状態であったりしてもよい。しかし、芯線211を保護するためには、芯線211は内部絶縁体221に覆われた状態とすることが望ましい。

0055

また、図6において、防磁ケース60には、第2コネクタ601と、第3コネクタ602が設けられている。この第2コネクタ601は、防磁ケース60内のスマートフォン30が有する第1コネクタ(図示せず)に嵌合する。また、第3コネクタ602は、第2コネクタ601と導通しており、電線200の第2の端部202が嵌合する。これにより、スマートフォン30を防磁ケース内に安定して配置されつつ、スマートフォン30と、電線200の第2の端部202が実質的にケースの内外にあってもこれらのコネクタにより選択的に安定して通信する。

0056

この第2の端部202は、防磁ケース60に前述のように第3のコネクタに嵌合されている。この保持は、この実施形態以外にも、単に第2の端部202を防磁ケース60に貼りつけてもよいし、防磁ケースに第2の端部202のためのコネクタを適宜設けてもよい。このとき、防磁ケースの内部との通信が速やかに行える位置に配置されるように保持したほうがよく、例えば、防磁ケースの内部に貫通して保持させたり、嵌合用のコネクタを防磁ケース内部と通信しやすいように導通させておくこともできる。

0057

図6に示すように、ロッド400は、段階的に伸縮するロッド本体410と、ハウジング10を取り付けたり、カメラ20を直接取り付けたりすることができる取付台420とを備えている。また、電線200がロッド400の動きに追随しやすいようにロッド用の保持部材430により所定の間隔で、電線200を保持させた構成である。この保持部材430は、電線200を保持できればよく、様々な形状なものが採用できる。例えば、電線200を挿通させて配置するものや、一対の爪部の間の空間に電線200を収納して挟み込むクリップ式のものとすることができる。

0058

次に、ハウジング10について説明する。
図6に示すハウジング10は、カメラ20を水中でも安全に使用できるように水密性を有している。ハウジング10は、内部のカメラ20の状態が外部から視認しやすいように透明樹脂により形成されている。ハウジング10は、カメラ20を内部に収納するために、カメラ20の外形適合した収納空間が形成されている。

0059

以上のように構成された本発明の実施の形態2に係る水中撮影用器具100における使用状態について、図面に基づいて説明する。
図6に示すように、撮影者は、カメラ20が収納されたハウジング10をロッド400の取付台420に取り付け、ロッド本体410を適当な長さに調整した後、ロッド400の基端部を持って、先端部のカメラ20を水中に浸漬する。
次に、撮影者は、実施の形態1にて、図4および図5を用いて説明したようにして、スマートフォン30によりカメラ20を操作して撮影する。

0060

このとき、カメラ20は近接して配置されている第1の端部201から電線200を介する通信装置と選択的に通信しやすくなり、スマートフォン30は防磁ケース内にあり他の混信が少なく、かつ近接して配置されている第2の端部202から電線200を介する通信装置と選択的に通信しやすくなっている。よって、スマートフォン30からカメラ20までの間の通信路は、通常の無線通信である空中での通信に頼る必要性がなく、電線200を通信路として無線信号が伝搬するため、スマートフォン30とカメラ20との間での無線信号は、大幅な減衰を伴うことなく、安定して通信することができる。

0061

また、接続用部材300は、ハウジング10の外側面に接触するように配置されている。そのため、既存のハウジング10であっても、ハウジング10の外側面に接続用部材300を接着したり、溶着したりするなどして、接続用部材300をハウジング10に接続すればよいので、容易に、接続用部材300をハウジング10に設けることができる。
また、接続用部材300は、電線200の被覆部220から露出した芯線211を収納して水密状態にしているため、ハウジング10と電線200との間に水を介在させることなく、電線200をハウジング10の近接した位置に配置することができる。

0062

従って、水中撮影用器具100をカメラ20とスマートフォン30との間に介在させることで、水中での撮影には不向きな無線操作可能なカメラ20を大きく変更することなく、ハウジング10に収納して水中で撮影することができる。

0063

更に、図7に示すように、電線200が同軸ケーブルによって形成されているため、網状線212が通信路となる芯線211を外来ノイズから保護するシールドとして機能する。従って、電線200は高品質な通信を確保することができる。

0064

本実施の形態2では、図6に示すように、ハウジング10はロッド400の先端に取り付けられていたが、接続用部材300とハウジング10との接続強度、電線200の強度が十分であれば、ロッド400を使わずに、電線200によりカメラ20を収納したハウジング10を直接吊り下げてもよい。
また、ロッド400は伸縮するものであるが、ハウジング10が先端部に取り付けられる取付台420を備えていれば、棒状支持用部材は、複数のパーツに分離するものであったり、伸縮できないものであったりしてもよい。

0065

(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態1、2を説明したが、本発明は上記実施の形態1、2に限定されるものではない。例えば、適宜、以下のような変更が可能である。

0066

第2の実施形態に係る図6においては、ハウジング10へ接続用部材300を介して、電線200の第1の端部を近接させるように配置させる保持を行った。この第1の端部を近接させて保持する構成としては、電線200の第1の端部201をハウジング10を貫通して、ハウジング10内の空間に電線200を突出させてもよい。または、電線200の第1の端部201がハウジング10に埋入させてもよい。

0067

スマートフォン30(図1参照)側に配置される電線200の第2の端部202が保持される防磁ケース60には、スマートフォン30のイヤホンジャック(第1コネクタ)に嵌合するイヤホンプラグ(第2コネクタ)が設けられたものとしてもよい。このとき、第2コネクタは、さらに第2の端部202が嵌合される第3コネクタと導通状態とすることが好ましい。

0068

従って、イヤホンプラグ(第2コネクタ)をスマートフォン30のイヤホンジャック(第1コネクタ)に嵌合させると、第3コネクタを介して電線200の第2の端部202側の導線部210はスマートフォン30の音声出力回路に接続される。そして、スマートフォン30によりカメラ20を操作しているときは、スマートフォン30は、音声出力しておらず、電線200による無線信号の伝搬も微小電力である。そのため、イヤホンプラグに導線部210が導通状態であっても、音声出力回路に悪影響を及ぼさない。

0069

また、スマートフォン30のイヤホンジャックに接続された音声出力回路の信号線に、導線部210からの無線信号が伝搬する。そのため、スマートフォン30のアンテナにより近い位置へ導線部210からの無線信号を伝搬させることができるので、更に、通信品質を向上させることができる。

0070

また、イヤホンプラグをイヤホンジャックに嵌合させることで、電線200の第2の端部202がスマートフォン30に固定される。そのため、電線200の第2の端部202を安定させることができる。また、電線200の第2の端部202をスマートフォン30に接近させて配置することができる。

0071

また、図6のハウジング10に電磁波シールドを備えさせることにより、陸上でも良好に無線通信できるようにしたものとすることもできる。ハウジング10の電磁波シールドは、ハウジング10にカメラを収納したときにカメラのレンズが位置する撮影用窓部を除いた内側面に設けた防磁層である。
この防磁層は、銀コートされた銅粉を吹き付けることにより形成することができる。銀コートされた銅粉は、電磁波シールド材として販売されているものが使用できる。また、撮影用窓部には、透明の電磁波シールドフィルムを貼ることもできる。更に、撮影用窓部に電磁波シールドフィルムを貼るだけでなく、撮影用窓部以外にも、電磁波シールドフィルムを貼って、防磁層とすることも可能である。防磁層には、金属メッシュをハウジング10に設けることも可能である。

0072

防磁層がカメラを囲うことで、防磁層が電波を遮断する。このとき、防磁層が囲う内部空間に電線200の芯線211を露出させるなどの構成として、電線からの通信のみは安定してカメラと通信するものとする。そうすることで、カメラへの電線200を通じて伝送される無線信号以外の無線信号は、ハウジング10に形成された防磁層が遮断する。従って、この水中撮影用器具を空中で使用しても、カメラとスマートフォンとの間の無線通信は、他の無線信号に妨害されずに通信を行うことができる。よって、防磁層を備えたハウジング10は、水中でも、空中でも、更に、良好な通信環境を確保することができる。

0073

実施の形態1では、図1に示すように、第1の無線通信装置をカメラ20、第2の無線通信装置をスマートフォン30として説明したが、第1の無線通信装置をプリンタやビデオカメラ、その他の無線通信装置とすることができる。また、第2の無線通信装置をタブレット型コンピュータ、ノートブック型コンピュータとすることができる。更に、無線通信用補助具は、第1の無線通信装置および第2の無線通信装置同士が遠く離れた位置にあっても良好な無線環境を提供できるので、工事現場に設置され、業務に適した専用の無線通信装置とすることもできる。

0074

また、実施の形態2においては、ハウジング10は水密性を有していたが、陸上または空中のみで使用するときには、ハウジング10に水密性が無くてもよい。カメラ20がハウジング10に収納されていることで、カメラ20をハウジング10により、塵や埃、他の物の衝突による傷から保護することができる。また、ハウジング10に収納した状態のカメラ20をロッド400の先端に取り付けることができる。
一方、本発明の無線通信用補助具を陸上または空中のみで使用するときには、ハウジング10を使用せず、カメラ20を、棒状支持用部材であるロッド400に直接取り付けるようにしてもよい。

0075

更に、実施の形態2においては、無線信号は、スマートフォン30とカメラ20との間の通信に使用されていた。しかし、ハウジング内に設置された雲台にカメラ20を取り付けた場合、雲台にカメラ20の撮影方向の俯仰角を変更するモーターを設ければ、水中撮影用器具100の電線200は、このモーターを駆動するための無線信号を伝送する通信路としても機能させることができる。
このとき、雲台の俯仰角の変更は、モーターが無線操作可能なものであれば、カメラ20と同様に、電線を介して操作装置から無線信号により操作することができる。また、モーターが無線操作できないものであれば、カメラ20を操作する無線信号を伝搬させる電線と、モーターを操作する有線信号を伝搬させる電線とが1本に構成された電線を使用するのが望ましい。

0076

また、スマートフォン30のイヤホンジャックを第1コネクタとし、第2コネクタとしてイヤホンプラグを、電線200の第2の端部202や、防磁ケース60に設けてもよい。スマートフォン30が備える、USBコネクタなどの他のコネクタを、第1コネクタとして利用してもよい。例えば、操作装置がタブレット型端末装置ノートブック型パーソナルコンピュータなどの携帯用端末装置であれば、電源プラグモニタ接続用コネクタ、LAN用コネクタを利用してもよい。すなわち、第二の無線通信装置となる装置が有するコネクタを適宜第1コネクタとして利用でき、第2コネクタはこれらのコネクタに嵌合できるものであればよい。

0077

更に、電線200は同軸ケーブルを用いて説明したが、単線撚線平行線などあらゆる電線が使用できる。

0078

この水中撮影用器具を用いれば、従来水中では十分に使用できなかった無線通信可能なカメラを特別な改造等を行うことなく水中で使用することができるので、個人が行う趣味の撮影や海底の撮影だけでなく、企業が行う営業的な調査・探索などにも使用することができる。

0079

本発明の無線通信用補助具は、第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置とが、離れた位置で通信する様々な状況に使用することができる。特に、数多くの無線通信装置が同じ周波数帯域で無線通信している環境に好適である。

0080

1無線通信用補助具
100水中撮影用器具
200電線
201 第1の端部
202 第2の端部
210導線部
211芯線
212 網状線
220被覆部
221内部絶縁体
222外皮絶縁体
300接続用部材
310 第1部分
311 第1空間
312 側面
320 第2部分
321 第2空間
322雄ねじ面
330固定用部材
331 第1ナット
332 第2ナット
333パッキン部
340チューブ
400ロッド
410 ロッド本体
420取付台
430保持部材
601 第2コネクタ
602 第3コネクタ
10ハウジング
20カメラ
30スマートフォン
31 操作画面
32ショートカットアイコン
33ファインダー
34シャッターボタン
60防磁ケース
71、72、73 ルーター

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