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技術 外部接続位置変換部を備えた三相ACリアクトル及びその製造方法

出願人 ファナック株式会社
発明者 塚田健一松本要竹下誠山田裕一白水雅朋
出願日 2016年7月19日 (3年0ヶ月経過) 出願番号 2016-141678
公開日 2018年1月25日 (1年6ヶ月経過) 公開番号 2018-014366
状態 特許登録済
技術分野 変成器又はリアクトル一般 一般用変成器のコイル コア、コイル、磁石の製造
主要キーワード 入出力端子台 入力側コイル 分解表示 出力側コイル 入力端子台 出力端子台 入出力接続 平角線コイル
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重要な関連分野

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図面 (15)

課題

本発明は、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係並置)でない場合であっても、外部機器との接続が容易な三相ACリアクトルを提供することを目的とする。

解決手段

本発明の一実施例に係る三相ACリアクトル(10)は、それぞれが平行な配置関係でない三相の各コイル(1a,1b,1c)と、入出力部が平行な配置関係にある入出力端子台(2)と、三相の各コイルのコイルエンドと入出力端子台の間に設けられ、コイルエンドと入出力端子台を接続する外部接続位置変換部(3)と、を有することを特徴とする。

概要

背景

交流(AC)リアクトルは、インバータ等から発生する高調波電流を抑制するため、あるいは入力力率改善のため、さらにはインバータへの突入電流を軽減するために用いられる。ACリアクトルは、磁性材からなるコアと、コアの外周に形成されたコイルとを有する。

図1に従来の三相ACリアクトルの構成を示す(例えば、特許文献1)。従来の三相ACリアクトル1000は、図1に示した矢印の方向に直線上に配置された三相のコイル101a,101b,101cを備えている。また、各コイルには、出力端子210a,210b,210c及び入力端子220a,220b,220cが設けられている。図1に示した従来の三相ACリアクトルにおいては、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係並置)であり、三相のコイル及び入出力端子が直線上に並んでいる。そのため、入出力端子が直線上に並んでいる汎用入出力端子台を三相ACリアクトルの入出力端子に接続することは容易であった。

しかしながら、近年、三相のコイルが平行かつ直線的(並置)な配置関係でない三相ACリアクトルも報告されている(例えば、特許文献2)。図2(a)は、従来のリアクトル装置の斜視図であり、図2(b)は、従来のリアクトル装置の平面図である。従来のリアクトル装置2000は、ヨーク鉄心911a,911bと、3つの磁脚鉄心931と、3つの相用磁脚鉄心941と、3つのコイル921と、を備えている。例えば、3つのコイル921は、ヨーク鉄心911aの中心軸を中心にして、それぞれ120度ずつずらした位置に配置されている。

このような三相ACリアクトルの場合、汎用の入出力端子台と接続するには、バスバーケーブルコイルエンドと入出力端子台を中継する必要があり、コイルエンドの位置が平行かつ直線的な配置関係(並置)とはなっていないために、汎用の入出力端子台との接続及び外部機器との接続が困難であった。また、製造の工数が増加したり、作業ミスが発生したりする虞もある。

概要

本発明は、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係(並置)でない場合であっても、外部機器との接続が容易な三相ACリアクトルを提供することを目的とする。本発明の一実施例に係る三相ACリアクトル(10)は、それぞれが平行な配置関係でない三相の各コイル(1a,1b,1c)と、入出力部が平行な配置関係にある入出力端子台(2)と、三相の各コイルのコイルエンドと入出力端子台の間に設けられ、コイルエンドと入出力端子台を接続する外部接続位置変換部(3)と、を有することを特徴とする。

目的

本発明は、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係(並置)でない場合であっても、外部機器との接続が容易な三相ACリアクトルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

それぞれが平行かつ直線的な配置関係並置)でない三相の各コイルと、入出力部が平行かつ直線的な配置関係(並置)にある入出力端子台と、前記三相の各コイルのコイルエンドと前記入出力端子台の間に、前記コイルエンドと前記入出力端子台を接続する外部接続位置変換部と、を有することを特徴とする三相ACリアクトル

請求項2

前記外部接続位置変換部が、前記コイルエンド及び前記入出力端子台の接続部の少なくとも一方と脱着可能な構造を有する、請求項1に記載の三相ACリアクトル。

請求項3

請求項1または2に記載の三相ACリアクトルの製造方法であって、前記コイルエンドに、前記外部接続位置変換部のバスバーの前記三相の各コイル側端子を挿入し接続する工程と、前記外部接続位置変換部の入出力端子台側の端子に、前記入出力端子台の入出力端子を挿入し接続する工程と、を有する、三相ACリアクトルの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、三相ACリアクトルに関し、特に、コイルコイルエンド入出力端子台との間に外部接続位置変換部を備えた三相ACリアクトルに関する。

背景技術

0002

交流(AC)リアクトルは、インバータ等から発生する高調波電流を抑制するため、あるいは入力力率改善のため、さらにはインバータへの突入電流を軽減するために用いられる。ACリアクトルは、磁性材からなるコアと、コアの外周に形成されたコイルとを有する。

0003

図1に従来の三相ACリアクトルの構成を示す(例えば、特許文献1)。従来の三相ACリアクトル1000は、図1に示した矢印の方向に直線上に配置された三相のコイル101a,101b,101cを備えている。また、各コイルには、出力端子210a,210b,210c及び入力端子220a,220b,220cが設けられている。図1に示した従来の三相ACリアクトルにおいては、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係並置)であり、三相のコイル及び入出力端子が直線上に並んでいる。そのため、入出力端子が直線上に並んでいる汎用の入出力端子台を三相ACリアクトルの入出力端子に接続することは容易であった。

0004

しかしながら、近年、三相のコイルが平行かつ直線的(並置)な配置関係でない三相ACリアクトルも報告されている(例えば、特許文献2)。図2(a)は、従来のリアクトル装置の斜視図であり、図2(b)は、従来のリアクトル装置の平面図である。従来のリアクトル装置2000は、ヨーク鉄心911a,911bと、3つの磁脚鉄心931と、3つの相用磁脚鉄心941と、3つのコイル921と、を備えている。例えば、3つのコイル921は、ヨーク鉄心911aの中心軸を中心にして、それぞれ120度ずつずらした位置に配置されている。

0005

このような三相ACリアクトルの場合、汎用の入出力端子台と接続するには、バスバーケーブルでコイルエンドと入出力端子台を中継する必要があり、コイルエンドの位置が平行かつ直線的な配置関係(並置)とはなっていないために、汎用の入出力端子台との接続及び外部機器との接続が困難であった。また、製造の工数が増加したり、作業ミスが発生したりする虞もある。

先行技術

0006

特開2009−283706号公報
国際公開第2012/157053号

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係(並置)でない場合であっても、外部機器との接続が容易な三相ACリアクトルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一実施例に係る三相ACリアクトルは、それぞれが平行な配置関係でない三相の各コイルと、入出力部が平行な配置関係にある入出力端子台と、三相の各コイルのコイルエンドと入出力端子台の間に設けられ、コイルエンドと入出力端子台を接続する外部接続位置変換部と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明の一実施例に係る三相ACリアクトルによれば、三相の各コイルが平行かつ直線的な配置関係(並置)でない場合であっても、外部機器との接続を容易に行うことができる。

図面の簡単な説明

0010

三相のコイルが並置されている従来の三相ACリアクトルの斜視図である。
三相のコイルが並置されていない従来の三相ACリアクトルの斜視図及び平面図である。
本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を備えた三相ACリアクトルの斜視図である。
本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相のコイルの平面図である。
本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する入力端子台、外部接続位置変換部、及び三相の各コイルの斜視図である。
本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を構成する、交差しない形状を有するバスバー及びモールド部の平面図である。
本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を構成する、交差しない形状を有するバスバーの斜視図及び平面図並びに三相ACリアクトルを構成する三相のコイルの平面図である。
本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を構成する、交差する形状を有するバスバーの斜視図及び平面図並びに三相ACリアクトルを構成する三相のコイルの平面図である。
本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相のコイル、外部接続位置変換部、及び入出力端子台の平面図である。
本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相のコイルと外部接続位置変換部の接続(コネクタによる圧接)を示す図である。
本発明の実施例に係る外部接続位置変換部のコイルエンド挿入口とコイルエンドの平面図及び断面図である。
本発明の実施例に係る外部接続位置変換部と入出力端子台の接続(ネジ止め)を示す図である。
本発明の実施例に係る三相ACリアクトルの各部を分解表示した図及び三相ACリアクトルの全体構成を示す斜視図である。
本発明の実施例に係る三相ACリアクトルの製造方法を説明するためのフローチャートである。

実施例

0011

以下、図面を参照して、本発明に係る三相ACリアクトルについて説明する。図3に本発明の実施例に係る三相ACリアクトル10の斜視図を示し、図4に本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相のコイルの平面図を示す。本発明の実施例に係る三相ACリアクトル10は、三相の各コイル(1a,1b,1c)と、入出力端子台2と、外部接続位置変換部3と、を有する。1は、三相の各コイル(1a,1b,1c)を格納した筐体である。

0012

図4に示すように、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルにおいては、三相の各コイル(1a,1b,1c)は、それぞれが平行かつ直線的な配置関係(並置)とはなっていない。図5(c)に、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相の各コイルの斜視図を示す。三相の各相のコイル(1a,1b,1c)は、筐体1の内部に設けられている。第1コイル1aは、第1の出力側コイルエンド11a、及び第1の入力側コイルエンド12aを備えている。第2コイル1bは、第2の出力側コイルエンド11b、及び第2の入力側コイルエンド12bを備えている。第3コイル1cは、第3の出力側コイルエンド11c、及び第3の入力側コイルエンド12cを備えている。さらに各コイルエンドの端部は略同一の高さとなるように構成されている。ここで、例えば、第1コイル1aをR相コイルとし、第2コイル1bをS相コイルとし、第3コイル1cをT相コイルとしてもよい。また、「コイルエンド」とは、コイルの端部をいう。

0013

図3に示すように、入出力端子台2は、入出力部(21a,21b,21c,22a,22b,22c)が平行かつ直線的な配置関係(並置)にある。即ち、第1の出力端子21a、第2の出力端子21b、及び第3の出力端子21cが直線上に配置され、第1の入力端子22a、第2の入力端子22b、及び第3の入力端子22cが直線上に配置されており、かつ2つの直線は平行かつ直線的な配置関係(並置)にある。ここでは、このような配置を「並置」と呼ぶ。

0014

図5(a)に、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する入出力端子台2の斜視図を示す。後述するように、第1の出力端子21aは、バスバー31aを介して第1コイル1aの第1の出力側コイルエンド11aと電気的に接続される。第1の入力端子22aは、バスバー32aを介して第1コイル1aの第1の入力側コイルエンド12aと電気的に接続される。第2の出力端子21bは、バスバー31bを介して第2コイル1bの第2の出力側コイルエンド11bと電気的に接続される。第2の入力端子22bは、バスバー32bを介して第2コイル1bの第2の入力側コイルエンド12bと電気的に接続される。第3の出力端子21cは、バスバー31cを介して第3コイル1cの第3の出力側コイルエンド11cと電気的に接続される。第3の入力端子22cは、バスバー32cを介して第3コイル1cの第3の入力側コイルエンド12cと電気的に接続される。

0015

図5(b)に本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する外部接続位置変換部の斜視図を示す。外部接続位置変換部3は、三相の各コイル(1a,1b,1c)のコイルエンド(11a,11b,11c,12a,12b,12c)と入出力端子台2の間に設けられ、コイルエンドと入出力端子台2を接続する。外部接続位置変換部3は、第1の出力端子用バスバー31a、第1の入力端子用バスバー32a、第2の出力端子用バスバー31b、第2の入力端子用バスバー32b、第3の出力端子用バスバー31c、第3の入力端子用バスバー32cを備え、これらを樹脂等にモールドした構造を有する。第1の出力端子用バスバー31aは、第1コイル1a側の端子33a及び他方の端子が水平面に対して垂直方向に形成され、両端子の間の部分が水平方向に形成されている。他のバスバーも同様の構造を有する。

0016

第1の出力端子用バスバー31aの第1コイル1a側の端子33aは、第1コイル1aの第1の出力側コイルエンド11aと電気的に接続される。第1の入力端子用バスバー32aの第1コイル1a側の端子34aは、第1コイル1aの第1の入力側コイルエンド12aと電気的に接続される。第2の出力端子用バスバー31bの第2コイル1b側の端子33bは、第2コイル1bの第2の出力側コイルエンド11bと電気的に接続される。第2の入力端子用バスバー32bの第2コイル1b側の端子34bは、第2コイル1bの第2の入力側コイルエンド12bと電気的に接続される。第3の出力端子用バスバー31cの第3コイル1c側の端子33cは、第3コイル1cの第3の出力側コイルエンド11cと電気的に接続される。第3の入力端子用バスバー32cの第3コイル1c側の端子34cは、第3コイル1cの第3の入力側コイルエンド12cと電気的に接続される。

0017

第1の出力端子用バスバー31aの入出力端子台2側の端子は、第1の出力端子21aと電気的に接続される。第1の入力端子用バスバー32aの入出力端子台2側の端子は、第1の入力端子22aと電気的に接続される。第2の出力端子用バスバー31bの入出力端子台2側の端子は、第2の出力端子21bと電気的に接続される。第2の入力端子用バスバー32bの入出力端子台2側の端子は、第2の入力端子22bと電気的に接続される。第3の出力端子用バスバー31cの入出力端子台2側の端子は、第3の出力端子21cと電気的に接続される。第3の入力端子用バスバー32cの入出力端子台2側の端子は、第3の入力端子22cと電気的に接続される。

0018

図5(a)〜(c)に示した本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する入力端子台2、外部接続位置変換部3、及び三相の各コイル(1a,1b,1c)を接続した状態は図3の斜視図のようになる。外部接続位置変換部3は、コイルエンド及び入出力端子台2の接続部と脱着可能な構造を有することが好ましい。

0019

上記の実施例においては、外部接続位置変換部を構成するバスバーの一部が他のバスバーと交差する形状を有する例について示した。しかしながら、このような例には限られず、外部接続位置変換部を構成するバスバーの一部が他のバスバーと交差しない形状を有するようにしてもよい。図6(a)は、本発明の実施例に係る外部接続位置変換部3を構成する、交差しない形状を有するバスバー31の平面図であり、図6(b)はバスバー31をモールドするモールド部4の平面図である。

0020

外部接続位置変換部3を構成するバスバー31は、第1の出力端子用バスバー301a、第1の入力端子用バスバー302a、第2の出力端子用バスバー301b、第2の入力端子用バスバー302b、第3の出力端子用バスバー301c、第3の入力端子用バスバー302cを備え、これらを樹脂等にモールドした構造を有する。第1の出力端子用バスバー301aは、第1コイル1a側の端子303a及び他方の端子が水平面に対して垂直方向に形成され、両端子の間の部分が水平方向に形成されている。他のバスバーも同様の構造を有する。第1〜第3の出力端子用バスバー301a,301b,301cにおいて、第1〜第3コイル1a,1b,1c側の端子303a,303b,303cが第1〜第3コイル1a,1b,1cの出力側のコイルエンドと接続し、他方の端子が入出力端子台2と接続する。また、第1〜第3の入力端子用バスバー302a,302b,302cにおいて、第1〜第3コイル1a,1b,1c側の端子304a,304b,304cが第1〜第3コイル1a,1b,1cの入力側のコイルエンドと接続し、他方の端子が入出力端子台2と接続する。

0021

モールド部41は、複数の突出口(41a〜41c,42a〜42c,43a〜43c,44a〜44c)を備えている。41aは、端子台金属部の挿入口または、バスバー301aの突出口(R相出力側)である。41bは、端子台金属部の挿入口または、バスバー301bの突出口(S相出力側)である。41cは、端子台金属部の挿入口または、バスバー301cの突出口(T相出力側)である。42aは、端子台金属部の挿入口または、バスバー302aの突出口(R相入力側)である。42bは、端子台金属部の挿入口または、バスバー302bの突出口(S相入力側)である。42cは、端子台金属部の挿入口または、バスバー302cの突出口(S相入力側)である。

0022

43aは、コイルエンドの挿入口または、バスバー301aの突出口(R相出力側)である。43bは、コイルエンドの挿入口または、バスバー301bの突出口(S相出力側)である。43cは、コイルエンドの挿入口または、バスバー301cの突出口(T相出力側)である。44aは、コイルエンドの挿入口または、バスバー302aの突出口(R相入力側)である。44bは、コイルエンドの挿入口または、バスバー302bの突出口(S相入力側)である。44cは、コイルエンドの挿入口または、バスバー302cの突出口(T相入力側)である。

0023

バスバーの端子の形状は、種々の構成とすることができる。例えば、コネクタのような圧接による場合は、コイルエンド及び入出力端子台の端子のうちの少なくとも一方がバスバーと脱着可能な構造とすることができる。この場合、モールド部に端子の挿入口を備えることが好ましい。また、ネジ止めによる場合は、バスバーとコイルの終端部及び入出力端子台の端子のうちの少なくとも一方をネジ止め可能な構造とすることができる。

0024

次に、本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を構成する、交差しない形状を有するバスバーとコイルエンドとの接続について説明する。図7(a)及び図7(b)は、本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を構成する、交差しない形状を有するバスバーの斜視図及び平面図であり、図7(c)は三相ACリアクトルを構成する三相のコイルの平面図である。第1コイル(例えば、R相コイル)1aの出力端子13aは、第1の出力端子用バスバー301aの第1コイル1a側の端子303aと接続する。第2コイル(例えば、S相コイル)1bの出力端子13bは、第2の出力端子用バスバー301bの第2コイル1b側の端子303bと接続する。第3コイル(例えば、T相コイル)1cの出力端子13cは、第3の出力端子用バスバー301cの第3コイル1c側の端子303cと接続する。第1コイル(例えば、R相コイル)1aの入力端子14aは、第1の入力端子用バスバー302aの第1コイル1a側の端子304aと接続する。第2コイル(例えば、S相コイル)1bの入力端子14bは、第2の入力端子用バスバー302bの第2コイル1b側の端子304bと接続する。第3コイル(例えば、T相コイル)1cの入力端子14cは、第3の入力端子用バスバー302cの第3コイル1c側の端子304cと接続する。各バスバーが重ならない構成を備えることによって、各相のバスバー同士絶縁距離が容易に確保可能、かつ、外部接続位置変換部の高さを最小にできるため、外部接続位置変換部の小型化を実現することができる。外部接続位置変換部の樹脂によるモールド化は必須ではないが、樹脂によるモールド化を行えば絶縁距離の確保がより容易になり、より小型化ができる。

0025

次に、本発明の実施例に係る外部接続位置変換部を構成する、交差する形状を有するバスバーとコイルエンドとの接続について説明する。図8(a)及び図8(b)は、本発明の実施例に係る外部接続位置変換部3を構成する、交差する形状を有するバスバー32の斜視図及び平面図であり、図8(c)は三相ACリアクトルを構成する三相のコイルの平面図である。第1コイル(例えば、R相コイル)1aの出力側コイルエンド11aは、第1の出力端子用バスバー31aの第1コイル1a側の端子33aと接続する。第2コイル(例えば、S相コイル)1bの出力側コイルエンド11bは、第2の出力端子用バスバー31bの第2コイル1b側の端子33bと接続する。第3コイル(例えば、T相コイル)1cの出力側コイルエンド11cは、第3の出力端子用バスバー31cの第3コイル1c側の端子33cと接続する。第1コイル(例えば、R相コイル)1aの入力側コイルエンド12aは、第1の入力端子用バスバー32aの第1コイル1a側の端子34aと接続する。第2コイル(例えば、S相コイル)1bの入力側コイルエンド12bは、第2の入力端子用バスバー32bの第2コイル1b側の端子34bと接続する。第3コイル(例えば、T相コイル)1cの入力側コイルエンド12cは、第3の入力端子用バスバー32cの第3コイル1c側の端子34cと接続する。図8(a)及び図8(b)に示した例では、バスバー31aと31bの一部が重なり、バスバー31bと32aの一部が重なっている。バスバーの一部が他のバスバーと重なる構成を有することにより、コイルと接続する際、コイルエンドの位置を移動させることなく、そのまま入出力端子側に出すことが可能となる。即ち、コイルエンドの位置は通常はコイルの両端部に配置されているが、バスバー同士の一部が重なる構成とすることにより、このコイルエンドの位置を移動させる必要がなくなる。これに対して、バスバー同士が重ならない構成をとる場合は、図7(c)に示すように、少なくとも一部のコイルエンドの位置をコイルの両端部から中央部へ移動させる必要が生じる。なお、上記の実施例においては、バスバー31aと31bの一部が重なり、バスバー31bと32aの一部が重なる例を示したが、バスバーが重なる位置は上記のような例には限られず、他のバスバーの一部が重なるようにしてもよい。

0026

図9(a)〜(c)に、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相のコイル、外部接続位置変換部、及び入出力端子台の平面図を示す。また、図10(a)及び(b)に、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルを構成する三相のコイル及び外部接続位置変換部の組み立て前後の斜視図を示す。図9(a)に示すように、三相ACリアクトルを構成する第1コイル(R相コイル)1aのR相の出力端子13a、第2コイル(S相コイル)1bのS相の出力端子13b、及び第3コイル(T相コイル)1cのT相の出力端子13cは、直線状に配置(並置)されていない。同様に、第1コイル(R相コイル)1aのR相の入力端子14a、第2コイル(S相コイル)1bのS相の入力端子14b、及び第3コイル(T相コイル)1cのT相の入力端子14cも直線状に配置(並置)されていない。そのため、各相のコイル(1a,1b,1c)と外部機器とを接続する場合、外部機器の接続用端子の位置を各相のコイルの入出力端子の位置に合わせる必要があり、接続を容易に行うことができないという問題があった。

0027

これに対して本発明の実施例に係る三相ACリアクトルにおいては、三相ACリアクトルの各相のコイル(1a,1b,1c)と入出力端子台2との間に外部接続位置変換部3を設けることにより、三相ACリアクトルの各相のコイルと外部機器との接続を容易にしている。

0028

即ち、図10(a)に示すように、R相の出力端子13a、S相の出力端子13b、及びT相の出力端子13cは、バスバー301aの第1コイル1a側の端子303a、バスバー301bの第2コイル1b側の端子303b、及びバスバー301cの第3コイル1c側の端子303cに、それぞれ接続される。そして、バスバー301a,301b,301cの第1〜第3コイル1a〜1c側の端子303a,303b,303cとは反対側(入出力端子台側)の端子が直線上に配置される。同様に、R相の入力端子14a、S相の入力端子14b、及びT相の入力端子14cは、バスバー302aの第1コイル1a側の端子304a、バスバー302bの第2コイル1b側の端子304b、及びバスバー302cの第3コイル1c側の端子304cに、それぞれ接続される。そして、バスバー302a,302b,302cの第1〜第3コイル1a〜1c側の端子304a,304b,304cとは反対側(入出力端子台側)の端子が直線上に配置される。その結果、外部接続位置変換部3のバスバーの端子が並置されることになり、三相ACリアクトルの各相のコイルと外部機器との接続を容易に行うことができる。

0029

次に、外部接続位置変換部とコイルエンドとの接続方法について、図11(a)及び(b)を用いて説明する。図11(a)は、本発明の実施例に係る外部接続位置変換部3のコイルエンド挿入口とコイルエンドの平面図であり、図11(b)は、その断面図である。例えば、図11(a)に示すように、コイルエンドである第3コイル(T相コイル)1cの入力端子14cを矢印の向きに、コイルエンド挿入口である第3の入力端子用バスバー302cの第3コイル1c側の端子304cに挿入することにより、コイルエンドとバスバーとを接続することができる。

0030

コイルに外部接続位置変換部3を接続すると、図10(b)に示すように、バスバー301a、301b、及び301cの他方の端子が直線上に配置(並置)されることとなる。その結果、図9(c)に示すように、バスバー301a、301b、及び301cの各端子と、入出力端子台2のR相用の第1の出力端子21a、S相用の第2の出力端子21b、及びT相用の第3の出力端子21cとの接続を容易に行うことができる。

0031

同様に、図10(a)に示すように、R相の入力端子14a、S相の入力端子14b、及びT相の入力端子14cは、バスバー302aの第1コイル1a側の端子304a、バスバー302bの第2コイル1b側の端子304b、及びバスバー302cの第3コイル1c側の端子304cに、それぞれ接続される。

0032

コイルに外部接続位置変換部3を接続すると、図10(b)に示すように、バスバー302a、302b、及び302cの他方の端子が直線上に配置(並置)されることとなる。その結果、図9(c)に示すように、バスバー302a、302b、及び302cの各端子と、入出力端子台2のR相用の第1の入力端子22a、S相用の第2の入力端子22b、及びT相用の第3の入力端子22cとの接続を容易に行うことができる。

0033

次に、外部接続位置変換部3と入出力端子台2との接続方法について説明する。図12(a)及び(b)に本発明の実施例に係る外部接続位置変換部と入出力端子台の接続をネジ止めによって行う場合の例を示す。図12(a)はネジ止めする前の状態を示し、図12(b)はネジ止めした後の状態を示す。例えば、バスバー301aに設けた孔の位置と、入出力端子台2の第1の出力端子21aに設けた孔の位置を合わせて、ネジ51aでネジ止めすることができる。同様にバスバー301bに設けた孔の位置と、入出力端子台2の第2の出力端子21bに設けた孔の位置を合わせて、ネジ51bでネジ止めすることができる。同様にバスバー301cに設けた孔の位置と、入出力端子台2の第3の出力端子21cに設けた孔の位置を合わせて、ネジ51cでネジ止めすることができる。入力側の端子についても同様に、入力端子用バスバー302a,302b,302cに設けた孔の位置と、入出力端子台2の第1〜第3の入力端子221,22b,22cに設けた孔の位置を合わせて、ネジ52a,52b,52cでそれぞれネジ止めすることができる。

0034

なお、コイルエンドと外部接続位置変換部3の接続および外部接続位置変換部3と入出力端子台の接続は、ネジ止め、コネクタ等を設けた圧接いずれでもよく、コイルエンドと外部接続位置変換部3の接続および外部接続位置変換部3と入出力端子台の接続のうち少なくとも一方がコネクタ等を設けた圧接によるものとする。

0035

本発明の実施例に係る三相ACリアクトルによれば、非並置型平角線コイルのコイルエンドの位置を外部機器との接続部が並置となる位置に変換出来るため、外部機器との接続配線を容易に行うことが可能になる。

0036

次に、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルの製造方法について説明する。本発明の実施例に係る三相ACリアクトルの製造方法は、上述した実施例に係る三相ACリアクトルを製造する方法であって、コイルエンドに、外部接続位置変換部3のバスバーの三相の各コイル側の端子を挿入し接続する工程と、外部接続位置変換部3の入出力端子台側の端子に、入出力端子台2の入出力端子を挿入し接続する工程と、を有する。

0037

図13に本発明の実施例に係る三相ACリアクトル10の各部を分解表示した図を示す。図13(a)は、三相ACリアクトルに外部接続位置変換部3及び入出力端子台を接続する前の状態を示し、図13(b)は接続した後の状態を示す。図14に、本発明の実施例に係る三相ACリアクトルの製造方法を説明するためのフローチャートを示す。まず、ステップS101において、コイルエンド(11a,12a,11b,12b,11c,12c)に、外部接続位置変換部3のバスバー(31a,32a,31b,32b,31c,32c)の三相の各コイル側の端子(33a,34a,33b,34b,33c,34c)(図10(a)、図11参照)を挿入し接続する。

0038

次に、ステップS102において、外部接続位置変換部3のバスバー(31a,31b,31c,32a,32b,32c)の入出力端子台2側の端子(図13参照)に、入出力端子台2の入出力端子(21a,21b,21c,22a,22b,22c)を挿入し接続する。

0039

以上の説明においては、バスバーと入出力端子台は個別に形成される例を示したが、バスバーと入出力端子台は一体形成されるようにしてもよい。このような構成とすることにより、バスバーと入出力端子台とを接続する工程を簡略化することができる。

0040

本発明の実施例に係る三相ACリアクトルの製造方法によれば、自動化を前提とした非並置型平角線コイルを具備するACリアクトルの製造工程において、外部接続位置変換部に平角線コイルのコイルエンドを挿入するだけで、三相ACリアクトルのコイルエンドと入出力接続部の接続が可能であるため同製造工程を自動化する事が容易となる。

0041

1a 第1コイル
1b 第2コイル
1c 第3コイル
2入出力端子台
3外部接続位置変換部
4モールド部
10三相ACリアクトル
31、32 バスバー

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