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技術 コンクリートの目地付き止水構造体の施工方法及びそれに用いる止水板固定具

出願人 ヤマグチ株式会社
発明者 立山幸雄
出願日 2016年7月20日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-142201
公開日 2018年1月25日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-012948
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 建築現場における取りはずす型枠、補助部材
主要キーワード 山形部材 連結補強板 溝型部材 固定部材間 溝形部材 保持部材間 土木構造体 四角筒
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月25日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

従来の技術には、前記止水板目地板とを直接組み立てる簡便で有効な技法がなく、本発明は現場で簡便で確実に止水板と目地板とを組み立て固定できるコンクリート目地付き止水構造体施工方法、及びそれに用いる止水板固定具の提供を課題とする。

解決手段

短尺四角筒を切断して、不等辺山型部材と不等溝型部材とに分割・形成した止水板固定具を用い、基礎地盤に2個の不等辺溝型部材を隙間を置いて立設・固定した隙間に目地板を挟扼し、その上に止水板を載置、止水板上に2個の不等辺山型部材を、不等辺溝型部材の上方の水平壁部と対応する位置に隙間を置いて面対称に配設、不等辺山型部材と不等辺溝型部材とで止水板を挟扼し、2個の不等辺山型部材間の隙間に2段目の目地板を挟装・固定して目地板と止水板との立体構造体を組み上げるコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法による。

概要

背景

コンクリートは、ダムトンネル橋梁等の土木構造体や、集合住宅オフィスビル等の建築構造体など、様々な構造物に用いられているが、これらコンクリート構造物の一部はあらかじめ工場等で製作され所定の場所に運搬されて設置することもあるが、土木構造物建築構造物の場合は、所定の場所に直接コンクリートを打設して構築されることが多く、その場合、セメントと水、骨材等を練り混ぜた状態のコンクリートモルタルレディーミクストコンクリート)を型枠の中に打設し、コンクリートの効果を待って型枠を外すことでコンクリート構造物を構築している。

そして、コンクリート打設箇所の継ぎ目部分には、止水板伸縮性を有する目地板とが取り付けられ、コンクリートの伸縮に起因する継ぎ目部分からの浸水を防止している。
この止水板とその施工方法として、特開平10−159060号公報には、
『[請求項1]帯状に形成されコンクリートの繋ぎ目介装される止水板において、その両側面の中央部に一体に長手方向に凹部が形成された目地板保持部と、この目地板保持部に形成された係合部と、この係合部に着脱自在に設けられ上記目地板保持部に保持される目地板とは異なる厚さの目地板を保持する補助部材とを備えたことを特徴とする止水板。
[請求項2]上記補助部材は長手方向に目地板を保持する凹部を有し、その凹部の両側部に、上記目地板保持部の係合部に係合する被係合部を備えていることを特徴とする請求項1記載の止水板。
[請求項3]コンクリートの壁面を有する水路のコンクリートの繋ぎ目に目地板と止水板を取り付ける施工方法において、この止水板の両側面の中央部に一体に長手方向に凹部が形成された目地板保持部を設け、コンクリート壁の両側部の型枠取付部に、上記目地板を保持する目地板固定部材を取り付けるとともに、上記目地板保持部と上記目地板固定部材間に各々目地板を保持させ、上記型枠間で目地板固定部材により目地板及び止水板を保持し、上記目地板を挟んで上記止水板の両端縁部が位置した型枠間の空間部に、同時にまたは連続してコンクリートを流し込む止水板の施工方法。』
と記載されており目地板と止水板とは止水板に設けた目地板保持部によって保持されている状態にある。

また、特開2016−11554公報には
『[請求項1]コンクリート部材同士の突き合わせ面に介設された目地材と、前記コンクリート部材同士の間に横架された伸縮性を有する目地板と、止水板とを備える目地構造であって、前記止水板の一方の端部は、取付部材を介して一方の前記コンクリート部材鉄筋に固定されており、前記止水板の他方の端部は、取付部材を介して他方の前記コンクリート部材の鉄筋に固定されていることを特徴とする、目地構造。
[請求項2]前記目地材は、一対の押圧部材により挟持されていて、一方の前記押圧部材は、一方の前記コンクリート部材の鉄筋に固定されており、他方の前記押圧部材は、他方の前記コンクリート部材の鉄筋に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の目地構造。
[請求項3]前記取付部材が、前記押圧部材を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の目地構造。
[請求項4]目地部を挟んで対向する一対のコンクリート部材の鉄筋を配筋する工程と、前記鉄筋に固定された押圧部材を利用して目地材を前記鉄筋に固定する工程と、前記鉄筋に固定された取付部材を利用して止水板を前記鉄筋に固定する工程と、型枠を設置する工程と、前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする、コンクリート構造物の施工方法。』
が開示されている。

概要

従来の技術には、前記止水板と目地板とを直接組み立てる簡便で有効な技法がなく、本発明は現場で簡便で確実に止水板と目地板とを組み立て固定できるコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法、及びそれに用いる止水板固定具の提供を課題とする。短尺四角筒を切断して、不等辺山型部材と不等溝型部材とに分割・形成した止水板固定具を用い、基礎地盤に2個の不等辺溝型部材を隙間を置いて立設・固定した隙間に目地板を挟扼し、その上に止水板を載置、止水板上に2個の不等辺山型部材を、不等辺溝型部材の上方の水平壁部と対応する位置に隙間を置いて面対称に配設、不等辺山型部材と不等辺溝型部材とで止水板を挟扼し、2個の不等辺山型部材間の隙間に2段目の目地板を挟装・固定して目地板と止水板との立体構造体を組み上げるコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法による。

目的

本発明は現場で簡便で確実に止水板と目地板とを組み立て固定できるコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法、及びそれに用いる止水板固定具の提供を課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

短尺四角筒を縦に切断して、断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材とに分割して形成した2種の止水板固定具を用いて施工する場所打ちコンクリート目地付き止水構造体施工方法であって、前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材(2)とし、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等溝型部材(1)となし、第1工程として、基礎地盤(10)に2個の前記不等辺溝型部材(1)を隙間を置いて面対称に立設・固定し、前記隙間に伸縮性目地板(3)を挟装し、第2工程として、不等辺溝型部材(1)の上方の水平壁部の上面に止水板(4)を水平に載置し、第3工程として、前記止水板(4)の上に2個の不等辺山型部材(2)の水平壁部を、前記不等辺溝型部材(1)の上方の水平壁部と対応する位置に隙間を置いて面対称に配設した後、不等辺山型部材(2)の水平壁部と前記不等辺溝型部材(1)の上方の水平壁部とによって止水板を挟んだ状態で固定し、前記2個の不等辺山型部材(2)間の隙間に2段目の目地板(3)を挟装・固定して目地板(3)と止水板(4)との立体構造体を組み上げ、第4工程として前記組み上げられた目地板(3)と止水板(4)との立体構造体の外周部にコンクリートモルタルレディーミクストコンクリート)を打設することを特徴とするコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法。

請求項2

前記目地板(3)が側方並置されてなる個所においては、前記止水板固定具が両目地板(3)に跨るように配設・固定されてなることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法。

請求項3

請求項1又は2に記載のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法に用いられる止水板固定具であって、短尺の四角筒を縦に切断して得られる、断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材とからなり、前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材(2)であり、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等辺溝型部材(1)であって、かつ、前記不等辺山型部材(2)と不等辺溝型部材(1)の組み合わせの2組でなることを特徴とする止水板固定具。

請求項4

前記不等辺山型部材(2)の水平壁部の長さと不等辺溝型部材(1)の上面水平壁部との長さとが等しく形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の止水板固定具。

請求項5

前記不等辺山型部材(2)と不等辺溝型部材(1)が防錆処理された金属製のものであることを特徴とする請求項3又は4に記載の止水板固定具。

技術分野

0001

本発明は、場所打ちコンクリート目地付き止水構造体施工方法、及びそれに用いる止水板固定具に関するものである。

背景技術

0002

コンクリートは、ダムトンネル橋梁等の土木構造体や、集合住宅オフィスビル等の建築構造体など、様々な構造物に用いられているが、これらコンクリート構造物の一部はあらかじめ工場等で製作され所定の場所に運搬されて設置することもあるが、土木構造物建築構造物の場合は、所定の場所に直接コンクリートを打設して構築されることが多く、その場合、セメントと水、骨材等を練り混ぜた状態のコンクリートモルタルレディーミクストコンクリート)を型枠の中に打設し、コンクリートの効果を待って型枠を外すことでコンクリート構造物を構築している。

0003

そして、コンクリート打設箇所の継ぎ目部分には、止水板と伸縮性を有する目地板とが取り付けられ、コンクリートの伸縮に起因する継ぎ目部分からの浸水を防止している。
この止水板とその施工方法として、特開平10−159060号公報には、
『[請求項1]帯状に形成されコンクリートの繋ぎ目介装される止水板において、その両側面の中央部に一体に長手方向に凹部が形成された目地板保持部と、この目地板保持部に形成された係合部と、この係合部に着脱自在に設けられ上記目地板保持部に保持される目地板とは異なる厚さの目地板を保持する補助部材とを備えたことを特徴とする止水板。
[請求項2]上記補助部材は長手方向に目地板を保持する凹部を有し、その凹部の両側部に、上記目地板保持部の係合部に係合する被係合部を備えていることを特徴とする請求項1記載の止水板。
[請求項3]コンクリートの壁面を有する水路のコンクリートの繋ぎ目に目地板と止水板を取り付ける施工方法において、この止水板の両側面の中央部に一体に長手方向に凹部が形成された目地板保持部を設け、コンクリート壁の両側部の型枠取付部に、上記目地板を保持する目地板固定部材を取り付けるとともに、上記目地板保持部と上記目地板固定部材間に各々目地板を保持させ、上記型枠間で目地板固定部材により目地板及び止水板を保持し、上記目地板を挟んで上記止水板の両端縁部が位置した型枠間の空間部に、同時にまたは連続してコンクリートを流し込む止水板の施工方法。』
と記載されており目地板と止水板とは止水板に設けた目地板保持部によって保持されている状態にある。

0004

また、特開2016−11554公報には
『[請求項1]コンクリート部材同士の突き合わせ面に介設された目地材と、前記コンクリート部材同士の間に横架された伸縮性を有する目地板と、止水板とを備える目地構造であって、前記止水板の一方の端部は、取付部材を介して一方の前記コンクリート部材鉄筋に固定されており、前記止水板の他方の端部は、取付部材を介して他方の前記コンクリート部材の鉄筋に固定されていることを特徴とする、目地構造。
[請求項2]前記目地材は、一対の押圧部材により挟持されていて、一方の前記押圧部材は、一方の前記コンクリート部材の鉄筋に固定されており、他方の前記押圧部材は、他方の前記コンクリート部材の鉄筋に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の目地構造。
[請求項3]前記取付部材が、前記押圧部材を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の目地構造。
[請求項4]目地部を挟んで対向する一対のコンクリート部材の鉄筋を配筋する工程と、前記鉄筋に固定された押圧部材を利用して目地材を前記鉄筋に固定する工程と、前記鉄筋に固定された取付部材を利用して止水板を前記鉄筋に固定する工程と、型枠を設置する工程と、前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、を備えることを特徴とする、コンクリート構造物の施工方法。』
が開示されている。

先行技術

0005

特開平10−159060号公報
特開2016−11554号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記周辺技術における特許文献1の発明は、止水板の両側面の中央部に一体として長手方向に凹部が形成された目地板保持部を有し、その目地板保持部と型枠に設けた目地板保持部材間に目地板を保持させ、目地板の両側にコンクリートを打設する施工方法であって止水板と目地板とは前記目地板保持部に係合されたのみであり、強固に結合された状態にない。
また特許文献2の発明にあっては、止水板は鉄筋を介して両側面から押圧保持された目地板と結合されているがその形態を形成する部材が多く必要であり、組み立てに手間と経費が掛かるという問題がある。
したがって、従来の技術には、前記止水板と目地板とを直接組み立てる簡便で有効な技法がなく、本発明は現場で簡便で確実に止水板と目地板とを組み立て固定できるコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法、及びそれに用いる止水板固定具の提供を課題とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明者は上記課題を下記の手段により解決した。
(1)短尺四角筒を縦に切断して、断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材とに分割して形成した2種の止水板固定具を用いて施工する場所打ちコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法であって、
前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材とし、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等溝型部材となし、
第1工程として、基礎地盤に2個の前記不等辺溝型部材を隙間を置いて面対称に立設・固定し、前記隙間に伸縮性の目地板を挟装し、
第2工程として、不等辺溝型部材の上方の水平壁部の上面に止水板を水平に載置し、
第3工程として、前記止水板の上に2個の不等辺山型部材の水平壁部を、前記不等辺溝型部材の上方の水平壁部と対応する位置に隙間を置いて面対称に配設し後、不等辺山型部材の水平壁部と前記不等辺溝型部材の上方の水平壁部とによって止水板を挟んだ状態で固定し、前記2個の不等辺山型部材間の隙間に2段目の目地板を挟装・固定して目地板と止水板との立体構造体を組み上げ、
第4工程として前記組み上げられた目地板と止水板との立体構造体の外周部にコンクリートモルタル(レディーミクストコンクリート)を打設することを特徴とするコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法。
(2)前記目地板が側方並置されてなる個所において、前記止水板固定具が両目地板に跨るように配設・固定されてなることを特徴とする(1)に記載のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法。

0008

(3)前記(1)又は(2)に記載のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法に用いられる止水板固定具であって、
短尺の四角筒を縦に切断して得られる、断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材とからなり、前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材であり、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等辺溝型部材であって、かつ、前記不等辺山型部材と不等辺溝型部材の組み合わせの2組でなることを特徴とする止水板固定具。
(4)前記不等辺山型部材の水平壁部の長さと不等辺溝型部材の上面水平壁部との長さとが等しく形成されてなることを特徴とする(3)に記載の止水板固定具。
(5)前記不等辺山型部材と不等辺溝型部材が防錆処理された金属製のものであることを特徴とする(3)又は(4)に記載の止水板固定具。

発明の効果

0009

本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法及びそれに用いる止水板固定具によって下記の効果が発揮される。
〈1〉短尺の四角筒を縦に切断して、断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材とに分割して形成した2種の止水板固定具を用いて施工する場所打ちコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法であって、
前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材とし、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等辺溝型部材となし、
第1工程として、基礎地盤に2個の前記不等辺溝型部材を隙間を置いて面対称に立設・固定し、前記隙間に伸縮性の目地板を挟装し、
第2工程として、不等辺溝型部材の上方の水平壁部の上面に止水板を水平に載置し、
第3工程として、前記止水板の上に2個の不等辺山型部材の水平壁部を、前記不等辺溝型部材の上方の水平壁部と対応する位置に隙間を置いて面対称に配設し後、不等辺山型部材の水平壁部と前記不等辺溝型部材の上方の水平壁部とによって止水板を挟んだ状態で固定し、前記2個の不等辺山型部材間の隙間に2段目の目地板を挟装・固定して目地板と止水板との立体構造体を組み上げ、
第4工程として前記組み上げられた目地板と止水板との立体構造体の外周部にコンクリートモルタル(レディーミクストコンクリート)を打設するので、
目地板と止水板との組立・固定が極めて簡単にでき、現場作業が容易で短時間で行うことができる。
〈2〉前記目地板が側方に並置されてなる個所において、前記止水板固定具が両目地板に跨るように配設・固定されるので、前記〈1〉の効果に加えて、止水板固定具の使用数が減少し、工費節減が図れる。

0010

〈3〉前記課題解決手段の(3)に記載のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法に用いられる止水板固定具が、
短尺の四角筒を縦に切断して得られる、断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材とからなり、前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材であり、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等辺溝型部材であって、かつ、前記不等辺山型部材と不等辺溝型部材の組み合わせの2組で構成されているので、
原材料の四角筒を余すことなく有効に利用でき、かつ単に2個所切断するだけの簡単な作業で製作できる。
〈4〉前記不等辺山型部材の水平壁部の長さと不等辺溝型部材の上面水平壁部との長さとが等しく形成されているので、
前記止水板の上下に挟んで配置・固定する際、前記不等辺山型部材を先きに基礎地盤に固定された不等辺溝型部材の真上に容易に配置し、固定することができる。
〈5〉前記不等辺山型部材と不等辺溝型部材が、防錆処理された金属製のものであるので、施工後のコンクリートのひび割れ等による浸水によっても腐食することなく、目地板と止水板との強固な結合が確保される。

図面の簡単な説明

0011

本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の構造説明図
本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の一実施例の斜視図
本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の他の実施例の斜視図
本発明の止水板固定具製造の方法説明

実施例

0012

本発明の実施の形態について、実施例の図に基づいて説明する。
図1は本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の構造説明図、図2は本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の一実施例の斜視図、図3は本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の他の実施例の斜視図であり、図4は本発明の止水板固定具の製造方法説明図である。
図において1は不等辺溝形部材、2は不等辺山形部材、3は伸縮性目地板、4は止水板、5は長尺止めねじ、6はねじ、7はコンクリートモルタル(レディーミクストコンクリート)、8は連結補強板、10は基礎地盤、20は短尺の四角筒、C1、C2は短尺の四角筒20の切断箇所を示している。

0013

最初に本発明のコンクリートの目地付き止水構造体の施工方法に用いられる止水板固定具について説明する。
前記止水板固定具は、図4に示すように、短尺の四角筒20を切断箇所C1、C2で縦に切断して分割し製作した断面逆L字型の部材と断面コの字型の部材との2種を1対としてなるもので、前記断面逆L字型の部材は上方の水平壁部の長さを縦の垂直壁部の長さより短くした不等辺山型部材2とし、断面コの字型の部材は上方の水平壁部の長さを下方の水平壁部の長さより短くした不等辺溝型部材1に形成されている。
そしてこの止水板固定具を用いて施工される図1に示すコンクリートの目地付き止水構造体は、以下に示す工程によって施工される。即ち、
a.まず基礎地盤10上に2個の前記不等辺溝型部材1を隙間を置いて面対称に立設し、前記基礎地盤10にその長辺側の水平壁部を長尺の止めねじ5によって前記基礎地盤10に固定した後、その隙間に不等辺溝型部材1の垂直壁部の高さに等しい高さの前記伸縮性の目地板2を挟装し、前記2個の前記不等辺溝型部材1の一方の垂直壁部から他方の垂直壁部に達するねじ6をねじ込んで固定する(第1工程)、
b.次に不等辺溝型部材1の上方の水平壁部の上面に止水板4を水平に載置する(第2工程)、
c.その後、前記止水板4の上に2個の不等辺山型部材2の水平壁部を、前記不等辺溝型部材1の上方の水平壁部と対応する位置に隙間を置いて面対称に配設した後、不等辺山型部材2の水平壁部と前記不等辺溝型部材1の上方の水平壁部とによって止水板4を挟んだ状態でねじ止めして固定し、さらに前記2個の不等辺山型部材2間の隙間に2段目の目地板3を挟装し、第1工程で行ったのと同様にして、一方の垂直壁部から他方垂直壁部に達するねじ6をねじ込んで固定して目地板3と止水板4との立体構造体を組み上る(第3工程)、
d.そして前記組み上げられた目地板3と止水板4との立体構造体の外周部にコンクリートモルタル(レディーミクストコンクリート)7を打設する(第4工程)、
とで、本発明のコンクリートの目地付き止水構造体が完成する。

0014

図2に示す斜視図は、上記工程を経て完成したコンクリートの目地付き止水構造体の一実施例であって、前記目地板3が側方に並置されてなる個所において、前記止水板固定具が2枚の目地板3の接合部に跨るように配設・固定されて、その垂直壁部によって2枚の目地板3を結合させる役割を果たしていることを示している。
また、図3に示す斜視図は、前記水平方向に隣接して配設された2枚の目地板3をより強固に連結するために連結補強板8を別途備えた実施例を示している。

0015

前記短尺の四角筒20を縦に切断して止水板固定具を形成する際、図4に示す切断箇所C1を上辺中点に選択し、前記不等辺山型部材2の水平壁部の長さと不等辺溝型部材1の上面水平壁部との長さとを等しく形成してなることが、前記第3の工程で、止水板3の上に2個の不等辺山型部材2の水平壁部を前記不等辺溝型部材1の上方の水平壁部に対応する位置への配設と固定とが容易となり好ましい。
また前記不等辺山型部材2と不等辺溝型部材1が防錆処理された金属製のものであることが、施工後のコンクリートのひび割れ等による浸水によっても腐食することなく、目地板2と止水板3との強固な結合が確保されるので好ましい。

0016

1:不等辺溝形部材
2:不等辺山形部材
3:伸縮性目地板
4:止水板
5:長尺の止めねじ
6:ねじ
7:コンクリートモルタル(レディーミクストコンクリート)
8:連結補強板
10:基礎地盤
20:短尺の四角筒
C1、C2:切断箇所

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