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技術 防煙垂れ壁

出願人 三和シヤッター工業株式会社
発明者 赤塚裕樹
出願日 2016年7月21日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-143645
公開日 2018年1月25日 (2年9ヶ月経過) 公開番号 2018-011803
状態 特許登録済
技術分野 防災 建築環境 薄板耐力壁;間仕切り壁
主要キーワード 固定側カバー 取付相手側 長尺状体 縦板部分 可動側壁 他方側縁 レール軸 外側天板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月25日)のものです。
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図面 (20)

課題

安定して設置することが可能な防煙垂れ壁を提供すること。

解決手段

防煙垂れ壁1は、第1シート10と、第1シート10の上縁部を保持する第1上レール30と、第1シート10の面方向に沿う方向の一対の縁部の一方を保持する固定側縁部保持部50と、第1シート10の面方向に沿う方向の一対の縁部の他方を保持する第1可動側縁部保持部140とを備え、第1シート10及び第1上レール30を、天井材5に固定された複数の支持部6のうちの対象支持部6aに略沿って平面視において重なる位置に配置し、固定側縁部保持部50の外側天板部を対象支持部6aの下方に配置すると共に、当該外側天板部を固定側縁部保持部50の連結手段を介して対象支持部6aと連結させ、第1可動側縁部保持部140の外側天板部を対象支持部6aの下方に配置すると共に、当該外側天板部を第1可動側縁部保持部140の連結手段を介して対象支持部6aと連結させた。

概要

背景

従来、オフィスビルショッピングモール等には、建築基準法により定められる面積毎の防煙区画を形成するために、天井防煙垂れ壁が設けられている。この防煙垂れ壁は、通常、ユーザの視界を遮る事の無い様にガラス板を用いて形成されていた(例えば、特許文献1参照)。しかし、このようなガラス製の防煙垂れ壁は、地震によってガラス板が割れ飛散する可能性があり、安全性の向上が要望されていた。

そこで、ガラス板の代わりに樹脂製のシートを用いた防煙垂れ壁が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような防煙垂れ壁は、概略的に、天井(具体的には、天井ボード)に取り付けられた上レールであり、シートの上縁を保持するための上レールと、天井ボードに取り付けられた縁部保持部であり、シートの両端を保持する一対の縁部保持部とを備えて構成されており、これら一対の縁部保持部によってシートに張力が付与されていることにより、しわのない状態でシートが張られている。このようなシート製の防煙垂れ壁によれば、ガラス製の防煙垂れ壁とは異なり割れて飛散することがないため、安全性の高い防煙垂れ壁を構成することが可能である。

概要

安定して設置することが可能な防煙垂れ壁を提供すること。防煙垂れ壁1は、第1シート10と、第1シート10の上縁部を保持する第1上レール30と、第1シート10の面方向に沿う方向の一対の縁部の一方を保持する固定側縁部保持部50と、第1シート10の面方向に沿う方向の一対の縁部の他方を保持する第1可動側縁部保持部140とを備え、第1シート10及び第1上レール30を、天井材5に固定された複数の支持部6のうちの対象支持部6aに略沿って平面視において重なる位置に配置し、固定側縁部保持部50の外側天板部を対象支持部6aの下方に配置すると共に、当該外側天板部を固定側縁部保持部50の連結手段を介して対象支持部6aと連結させ、第1可動側縁部保持部140の外側天板部を対象支持部6aの下方に配置すると共に、当該外側天板部を第1可動側縁部保持部140の連結手段を介して対象支持部6aと連結させた。

目的

本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、安定して設置することが可能な防煙垂れ壁を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

天井の下方に防煙区画を形成するための防煙垂れ壁であって、前記防煙区画を形成する第1シートであり、前記天井の下面に対して垂下するように設けられた第1シートと、前記第1シートの上縁部を保持する上縁保持手段であり、前記天井の下面に固定された上縁保持手段と、前記第1シートにおける垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シートの面方向に沿う方向の一対の縁部の一方を保持する一方側縁部保持手段と、前記第1シートにおける垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シートの面方向に沿う方向の一対の縁部の他方を保持する他方側縁部保持手段と、を備え、前記一方側縁部保持手段及び前記他方側縁部保持手段の各々は、前記第1シートを取り付けるための第1保持本体と、前記第1保持本体を支持するための第1支持手段と、前記第1支持手段を前記天井の下面に固定するための固定手段と、前記固定手段と前記天井又は前記上縁保持手段とを連結するための連結手段と、を備え、前記第1シート及び前記上縁保持手段を、前記天井を構成する水平面材を支持するための長尺状の複数の支持部であり、前記水平面材に固定され、且つ前記水平面材に沿って相互に間隔を隔てて並設された複数の支持部のうち、支持対象とすべき対象支持部に略沿って平面視において重なる位置に配置し、前記一方側縁部保持手段の前記固定手段を前記対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を前記一方側縁部保持手段の前記連結手段を介して前記対象支持部と連結させ、前記他方側縁部保持手段の前記固定手段を前記対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を前記他方側縁部保持手段の前記連結手段を介して前記対象支持部と連結させた、防煙垂れ壁。

請求項2

前記一方側縁部保持手段又は前記他方側縁部保持手段は、前記防煙区画を形成する第2シートであり、前記天井の下面に対して垂下するように設けられ、且つ前記第1シートに隣接する第2シートを取り付けるための第2保持本体と、当該一方側縁部保持手段の前記固定手段又は当該他方側縁部保持手段の前記固定手段に取り付けられた第2支持手段であって、前記第2保持本体を支持するための第2支持手段と、を備えた、請求項1に記載の防煙垂れ壁。

請求項3

前記第2シートを前記対象支持部の軸線に直交する水平線に略沿うように設け、前記第2支持手段を前記水平線に沿うように配置した、請求項2に記載の防煙垂れ壁。

技術分野

0001

本発明は、防煙垂れ壁に関する。

背景技術

0002

従来、オフィスビルショッピングモール等には、建築基準法により定められる面積毎の防煙区画を形成するために、天井に防煙垂れ壁が設けられている。この防煙垂れ壁は、通常、ユーザの視界を遮る事の無い様にガラス板を用いて形成されていた(例えば、特許文献1参照)。しかし、このようなガラス製の防煙垂れ壁は、地震によってガラス板が割れ飛散する可能性があり、安全性の向上が要望されていた。

0003

そこで、ガラス板の代わりに樹脂製のシートを用いた防煙垂れ壁が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような防煙垂れ壁は、概略的に、天井(具体的には、天井ボード)に取り付けられた上レールであり、シートの上縁を保持するための上レールと、天井ボードに取り付けられた縁部保持部であり、シートの両端を保持する一対の縁部保持部とを備えて構成されており、これら一対の縁部保持部によってシートに張力が付与されていることにより、しわのない状態でシートが張られている。このようなシート製の防煙垂れ壁によれば、ガラス製の防煙垂れ壁とは異なり割れて飛散することがないため、安全性の高い防煙垂れ壁を構成することが可能である。

先行技術

0004

特開平10−66737号公報
特開2015−198934号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記シート製の防煙垂れ壁においては、一対の縁部保持部は、単にネジを介して天井ボードと連結されているものに過ぎなかったので、天井ボードの強度が比較的低いことからすると、一対の縁部保持部を安定して設置することが難しくなるため、防煙垂れ壁の設置性の観点から改善の余地があった。

0006

本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、安定して設置することが可能な防煙垂れ壁を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の防煙垂れ壁は、天井の下方に防煙区画を形成するための防煙垂れ壁であって、前記防煙区画を形成する第1シートであり、前記天井の下面に対して垂下するように設けられた第1シートと、前記第1シートの上縁部を保持する上縁保持手段であり、前記天井の下面に固定された上縁保持手段と、前記第1シートにおける垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シートの面方向に沿う方向の一対の縁部の一方を保持する一方側縁部保持手段と、前記第1シートにおける垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シートの面方向に沿う方向の一対の縁部の他方を保持する他方側縁部保持手段と、を備え、前記一方側縁部保持手段及び前記他方側縁部保持手段の各々は、前記第1シートを取り付けるための第1保持本体と、前記第1保持本体を支持するための第1支持手段と、前記第1支持手段を前記天井の下面に固定するための固定手段と、前記固定手段と前記天井又は前記上縁保持手段とを連結するための連結手段と、を備え、前記第1シート及び前記上縁保持手段を、前記天井を構成する水平面材を支持するための長尺状の複数の支持部であり、前記水平面材に固定され、且つ前記水平面材に沿って相互に間隔を隔てて並設された複数の支持部のうち、支持対象とすべき対象支持部に略沿って平面視において重なる位置に配置し、前記一方側縁部保持手段の前記固定手段を前記対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を前記一方側縁部保持手段の前記連結手段を介して前記対象支持部と連結させ、前記他方側縁部保持手段の前記固定手段を前記対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を前記他方側縁部保持手段の前記連結手段を介して前記対象支持部と連結させた。

0008

また、請求項2に記載の防煙垂れ壁は、請求項1に記載の防煙垂れ壁において、前記一方側縁部保持手段又は前記他方側縁部保持手段は、前記防煙区画を形成する第2シートであり、前記天井の下面に対して垂下するように設けられ、且つ前記第1シートに隣接する第2シートを取り付けるための第2保持本体と、当該一方側縁部保持手段の前記固定手段又は当該他方側縁部保持手段の前記固定手段に取り付けられた第2支持手段であって、前記第2保持本体を支持するための第2支持手段と、を備えた。

0009

また、請求項3に記載の防煙垂れ壁は、請求項2に記載の防煙垂れ壁において、前記第2シートを前記対象支持部の軸線に直交する水平線に略沿うように設け、前記第2支持手段を前記水平線に沿うように配置した。

発明の効果

0010

請求項1に記載の防煙垂れ壁によれば、第1シート及び上縁保持手段を対象支持部に略沿って平面視において重なる位置に配置し、一方側縁部保持手段の固定手段を対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を一方側縁部保持手段の連結手段を介して対象支持部と連結させ、他方側縁部保持手段の固定手段を対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を他方側縁部保持手段の連結手段を介して対象支持部と連結させたので、天井に複数の支持部が並設されている場合において、一方側縁部保持手段及び他方側縁部保持手段の各々を対象支持部と連結させることができるので、一方側縁部保持手段及び他方側縁部保持手段を天井に対して強固に固定することができる。これにより、一方側縁部保持手段及び他方側縁部保持手段の揺れを抑制できることから、防煙垂れ壁を安定して設置することが可能となる。

0011

また、請求項2に記載の防煙垂れ壁によれば、一方側縁部保持手段又は他方側縁部保持手段は、第2シートを取り付けるための第2保持本体と、当該一方側縁部保持手段の固定手段又は当該他方側縁部保持手段の固定手段に取り付けられた第2支持手段であって、第2保持本体を支持するための第2支持手段と、を備えたので、第1シート及び第2シートを取り付ける場合に、一方側縁部保持手段又は他方側縁部保持手段を第1シート及び第2シートの縁部保持手段として兼用することができる。よって、防煙垂れ壁の設置作業の手間を省くことができるので、防煙垂れ壁の設置性を向上させることが可能となる。

0012

また、請求項3に記載の防煙垂れ壁によれば、第2シートを対象支持部の軸線に直交する水平線に略沿うように設け、第2支持手段を水平線に沿うように配置したので、また、第2シートが第1シートと直交するように設置される場合に、第2保持本体及び第2支持手段を備える一方側縁部保持手段又は他方側縁部保持手段に第2シートを容易且つ迅速に取り付けることができ、防煙垂れ壁の設置性を一層向上させることができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の実施の形態に係る防煙垂れ壁を下方から見た図である。
図1の防煙垂れ壁における第1シート周辺を示す側面図である。
図1の防煙垂れ壁における第2シート周辺を示す側面図である。
図2のA−A矢視拡大断面図である。
図2のB−B矢視拡大断面図である。
図2の防煙垂れ壁における固定側縁部保持部周辺を示す拡大図である。
固定側縁部保持部を示す斜視図である。
固定側縁部保持部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は(b)のC−C矢視断面図である。
固定側縁部保持部のレール軸部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
固定側縁部保持部の外側天板部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は背面図である。
固定側縁部保持部の第1内側天板部を示す図であり、(a)は平面図、(b)背面図である。
固定側縁部保持部の保持本体を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
固定側縁部保持部の第1押圧部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
固定側カバーを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図2の防煙垂れ壁における第1可動側縁部保持部周辺を示す拡大図である。
第1可動側縁部保持部を示す斜視図である。
第1可動側縁部保持部を示す図であり、(a)は右側面、(b)は(a)のD−D矢視拡大断面図である(一部図示省略)。
第1可動側縁部保持部の可動側保持本体に対してシートを固定した状態を示す図であり、図17(b)に対応する領域を示す図である。
第1可動側カバーを示す図であって、(a)は右側面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は平面図、(e)は底面図である。

実施例

0014

以下に添付図面を参照して、この発明に係る防煙垂れ壁の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

0015

〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の天井の下方に防煙区画を形成するための防煙垂れ壁に関するものである。

0016

ここで、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、オフィスビル、商業施設公共施設、及びアパートマンションの如き集合住宅等を含む概念である。また、「防煙区画」とは、火災発生時等における煙の蔓延を防止するための区画を意味し、例えば、建築基準法(又は他の法律)により所定の床面積(例えば500平方メートル)毎に設置することが定められた区画等を含む概念である。また、「防煙垂れ壁」とは、防煙区画を形成するための構造体であり、例えば、樹脂製のシートを用いた防煙垂れ壁等を含む概念である。以下、実施の形態では、防煙垂れ壁が、商業施設の如き建物内の所定の部屋の天井に設けられた防煙垂れ壁である場合について説明する。

0017

〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。

0018

(構成)
最初に、実施の形態に係る防煙垂れ壁の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を防煙垂れ壁の左右方向(−X方向を防煙垂れ壁の左方向、+X方向を防煙垂れ壁の右方向)、図1のY方向を防煙垂れ壁の前後方向(+Y方向を防煙垂れ壁の前方向(部屋の室外側の方向)、−Y方向を防煙垂れ壁の後方向(部屋の室内側の方向))、図2のZ方向を防煙垂れ壁の上下方向(+Z方向を防煙垂れ壁の上方向、−Z方向を防煙垂れ壁の下方向)と称する。また、図1に示すように、この防煙垂れ壁が設置されている天井2は、天井材5(水平面材)と、支持部6とを備えている。天井材5は、天井2を構成する基本構造体であり、例えば公知の天井ボード等を用いて構成されており、防煙垂れ壁よりも上方において当該天井材5が略水平となるように設置されている。支持部6は、天井材5を支持するためのものであり、例えば、鋼製の長尺な棒状体にて形成されており、天井材5の上面上(すなわち、天井材5の裏面上)において天井材5に沿って相互に間隔を隔てて複数並設配置されている(図1では、支持部6の並設方向が左右方向となるように複数配置されている)。ここで、この間隔の幅については、実施の形態では、支持部6の幅よりも大きく設定されている。そして、この支持部6は、天井2よりも上方に位置する図示しない梁材に対して吊り具等によって接続されていると共に、天井材5に対して図示しない固定具等によって接続されている。なお、以下では、部屋の壁部4のうち、後述する第1可動側縁部保持部140側(図1前方側)に位置する壁部4aを「第1可動側壁部4a」と称し、後述する第2可動側縁部保持部160側(図1の右方側)に位置する壁部4bを「第2可動側壁部4b」と称する。また、天井2の部分のうち、第1可動側壁部4a及び第2可動側壁部4bから離間した部分であり、後述する固定側縁部保持部50が設置される部分2aを「固定側部分2a」と称する。

0019

図1から図3に示すように、防煙垂れ壁1は、天井2から床3に向けてX−Z平面及びY−Z平面に沿って垂下するように平面形状が略L字状に形成されており、防煙垂れ壁1の上端部が部屋の天井2近傍に位置し、後述する第1可動側縁部保持部140が第1可動側壁部4a近傍に位置し、後述する第2可動側縁部保持部160が第2可動側壁部4b近傍に位置し、且つ、固定側部分2aに位置するように配置されている。この防煙垂れ壁1の上下方向の長さ(高さ)は任意であるが、例えば、煙の蔓延を防止することができ、且つ防煙垂れ壁1の下方に人が通行可能なスペースが形成することができる程度の長さ(一例として、50cm程度)に設定されている。

0020

また、図1から図3に示すように、この防煙垂れ壁1は、第1シート10、第2シート20、第1上レール30、第2上レール40、固定側縁部保持部50、固定側カバー130、第1可動側縁部保持部140、第1可動側カバー150、第2可動側縁部保持部160、及び第2可動側カバー170を備えている。また、後述する防煙垂れ壁1を構成する各種部材同士取付方法(又は接続方法)については任意であるが、例えば、取付側の部材又は取付相手側の部材に形成された取付孔(例えば、リベット孔ネジ孔ビス孔等)を介して、取付側の部材を取付相手側の部材に対して固定具(例えば、リベット取付ネジビス等)、溶接接着剤両面テープ等によって取り付ける(又は接続する)方法が採用されている。

0021

(構成−第1シート)
第1シート10は、防煙区画の一部を形成する防煙区画形成手段である。この第1シート10は、長方形膜状体に形成されており、具体的には、図2に示すように、長手方向(前後方向)の長さが第1可動側壁部4aから固定側部分2aに至る長さより若干短い長さ(又は略同一の長さ)となるように形成され、短手方向(上下方向)の長さが30cm〜100cm程度の長さとなるように形成されている。また、図2に示すように、この第1シート10は、第1可動側壁部4aから固定側部分2aに至る間において天井材5の下面に対して垂下するように設けられており、第1上レール30、固定側縁部保持部50、及び第1可動側縁部保持部140によって支持されている。また、第1シート10の具体的な材質については任意であるが、例えば、火災時において高温の煙等の熱に耐え得ることが可能な材料にて形成されることが望ましく、実施の形態では、不燃性グラスファイバー材等の不燃性材料を用いて形成されている。なお、以下では、第1シート10のY−Z平面に沿った側面を「第1主側面」と称する。

0022

(構成−第2シート)
第2シート20は、防煙区画の他の一部を形成する防煙区画形成手段である。この第2シート20は、第1シート10と略同一に構成されており、図3に示すように、第2可動側壁部4bから固定側部分2aに至る間において天井材5の下面に対して垂下するように設けられ(すなわち、後述する対象支持部6aの軸線に直交する水平線に略沿うように設けられ)、第2上レール40、固定側縁部保持部50、及び第2可動側縁部保持部160によって支持されている。なお、以下では、第2シート20のX−Z平面に沿った側面を「第2主側面」と称する。

0023

(構成−第1上レール)
第1上レール30は、第1シート10の上縁部を保持する上縁保持手段である。この第1上レール30は、アルミニウム材(又は鋼材等)にて形成された長尺状体であり、具体的には、図1図2に示すように、第1可動側壁部4aから固定側部分2aに至る長さより若干短い長さ(又は略同一の長さ)となるように形成されている。また、図1図2に示すように、この第1上レール30は、第1可動側壁部4aから固定側部分2aに至る間において天井材5の下面と当接するように複数配置されている。

0024

また、図1図2図5に示すように、この第1上レール30は、第1レール部31及び第2レール部32を備えている。第1レール部31は、第1上レール30における短手方向の一方側の部分(右側部分)を構成する部材である。この第1レール部31には、第1レール部31を第2レール部32に対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数形成されている。第2レール部32は、第1上レール30における短手方向の他方側の部分(左側部分)を構成する部材である(なお、実施の形態では、第1レール部31の下側部分と第2レール部32の下側部分との相互間に隙間が形成されるように、第2レール部32が形成されていることで、当該隙間に第1シート10を介在させることができる)。この第2レール部32の上側部分には、第1上レール30を後述する対象支持部6aに対して取り付けるための固定具33を挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数形成されている。またさらに、第1突出片32aが設けられており、この第1突出片32aに図示しない第1取付孔(ネジ孔)が形成されていることにより、第1取付孔及び第1レール部31の取付孔を介して第1レール部31が第2レール部32に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって接続されている。また、この第2レール部32の下側部分には、第2突出片32bが設けられており、この第2突出片32bに図示しない第2取付孔(ネジ孔)が形成されていることにより、第2取付孔を介して第1シート10が第2レール部32に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって接続されている。

0025

(構成−第2上レール)
第2上レール40は、第2シート20の上縁部を保持する上縁保持手段である。この第2上レール40は、第1上レール30と略同一に構成されており、図1図3に示すように、第2可動側壁部4bから固定側部分2aに至る間において天井材5の下面と当接するように複数配置されており、第1レール部41及び第2レール部42をそれぞれ備えている。

0026

ここで、第1上レール30及び第2上レール40の固定方法については任意であるが、実施の形態では、図4図5に示すように、第1上レール30及び第2上レール40を、天井2の支持部6に対して固定具33(例えばドリルビス等)によって固定していることに加えて、第1上レール30及び第2上レール40を、図6に示すように、天井材5の下面に設けられた鋼製の取付板35〜38に対して固定具34(例えばテクノビス等)によってさらに固定している。なお、以下では、天井2の支持部6のうち、第1上レール30が固定される支持部6aを、支持対象とすべき「対象支持部6a」と称して説明する。また、上記後者の固定方法の詳細については、図6に示すように、第1上レール30を第1取付板35及び第2取付板36に対して固定具34(例えばテクノビス等)によって固定している。また、第2上レール40を第3取付板37及び第4取付板38に対して図示しない固定具(例えばテクノビス等)によって固定している。ここで、第1取付板35は、図1に示すように、固定側縁部保持部50に対応する天井2の支持部6(対象支持部6a)と平面視において重なる位置に配置され、当該支持部6に対して固定具39(例えばボードアンカー皿ネジ等)によって固定されている。また、第2取付板36は、図1に示すように、第1可動側縁部保持部140に対応する天井2の支持部6(対象支持部6a)と平面視において重なる位置に配置され、当該支持部6に対して図示しない固定具(例えばボードアンカー、皿ネジ等)によって固定されている。また、第3取付板37は、図1に示すように、固定側縁部保持部50に対応する天井2の支持部6(対象支持部6a)及び当該支持部6に隣接する支持部6と平面視において重なる位置に配置され、これら支持部6に対して図示しない固定具(例えばボードアンカー、皿ネジ等)によって固定されている。また、第4取付板38は、図1に示すように、第2可動側縁部保持部160に対応する天井2の支持部6及び当該支持部6に隣接する支持部6と平面視において重なる位置に配置され、これら支持部6に対して図示しない固定具(例えばボードアンカー、皿ネジ等)によって固定されている。このような固定方法により、支持部6の長手方向に直交するように設けられた第2上レール40を支持部6のみに対して固定する場合に比べて、第2上レール40を強固に固定することができるので、第2上レール40を安定して設置することが可能となる。

0027

(構成−固定側縁部保持部)
図2戻り、固定側縁部保持部50は、第1シート10における垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シート10の面方向(第1主側面方向)に沿う方向(すなわち、前後方向)の一対の縁部の一方を保持する一方側縁部保持手段であると共に、第2シート20における垂下方向に対して直交する方向であり当該第2シート20の面方向(第2主側面方向)に沿う方向(すなわち、左右方向)の一対の縁部の一方を保持する一方側縁部保持手段である。この固定側縁部保持部50は、例えば鋼材(一例としてスチール材ステンレス材)等にて形成されており、図6から図8に示すように、固定側部分2aに設置され、レール軸部60、外側天板部70、第1内側天板部80、第2内側天板部90、保持本体100、第1押圧部110、及び第2押圧部120を備えている。

0028

(構成−固定側縁部保持部−レール軸部)
図7図8に戻り、レール軸部60は、保持本体100を支持するための支持手段であり、図9に示すように、第1レール軸部61、第2レール軸部62、及び切欠部63を備えている。

0029

(構成−固定側縁部保持部−レール軸部−第1レール軸部)
図1に戻り、第1レール軸部61は、後述する第1保持本体101を支持するための第1支持手段である。図1図9に示すように、第1レール軸部61は、上記対象支持部6aの軸線に沿うように設けられており、前後方向に直交する断面による断面形状が略逆U字状である長尺状体にて形成され、第1上側片61a、第1立ち上げ片61b、及び第2立ち上げ片61cを備えている。第1上側片61aは、第1取付板35と当接するように位置する側片であり、第1上側片61aの長手方向が前後方向に沿うように天井2に対して略水平に配置されている。この第1上側片61aには、第1レール軸部61を第1取付板35に対して取り付けるための固定具34(例えばテクノビス等)を挿通するための取付孔61d(貫通孔)が複数形成されている。第1立ち上げ片61bは、第1上側片61aの下方に位置する側片であり、第1上側片61aの左端部から下方に向けて張り出すように配置されている。第2立ち上げ片61cは、第1上側片61aの下方に位置する側片であり、第1上側片61aの右端部から下方に向けて張り出すように配置されている。

0030

(構成−固定側縁部保持部−レール軸部−第2レール軸部)
第2レール軸部62は、後述する第2保持本体102を支持するための第2支持手段である。この第2レール軸部62は、第1レール軸部61と略同一に構成されており、図1図9に示すように、上記対象支持部6aの軸線に直交する水平線に沿うように設けられており、第2上側片62a、第3立ち上げ片62b、及び第4立ち上げ片62cを備えている。第2上側片62aは、第3取付板37と当接するように位置する側片であり、第2上側片62aの長手方向が左右方向に沿うように天井2に対して略水平に配置されている。また、この第2上側片62aには、第2上側片62aを第3取付板37に対して取り付けるための図示しない固定具(例えばテクノビス等)を挿通するための取付孔62d(貫通孔)が複数形成されている。第3立ち上げ片62bは、第2上側片62aの下方に位置する側片であり、第2上側片62aの後端部から下方に向けて張り出すように配置されている。第4立ち上げ片62cは、第2上側片62aの下方に位置する側片であり、第2上側片62aの前端部から下方に向けて張り出すように配置されている。

0031

(構成−固定側縁部保持部−レール軸部−切欠部)
切欠部63は、固定側縁部保持部50の組立時において、レール軸部60から保持本体100を出し入れ可能にするためのものである。この切欠部63は、図9に示すように、この第2立ち上げ片61cの後側部分及び第4立ち上げ片62cの左側部分にわたって形成されており、具体的には、切欠部63の上下方向の長さ(高さ)が第2立ち上げ片61c(又は第4立ち上げ片62c)の上下方向の長さ(高さ)と略同一となり、切欠部63の幅(水平方向の長さ)が保持本体100の幅と略同一となるように形成されている。

0032

また、このように構成されたレール軸部60は任意の方法や材質で製造することができ、例えば、レール軸部60の製造性を高めるために、鋼製の板状体を折り曲げ成形することにより、第1レール軸部61及び第2レール軸部62を一体に成形し、この折り曲げ成形の前後のいずれかの時点で、取付孔61d、62dを孔加工し、且つ切欠部63を切欠加工することで製造してもよい。

0033

(構成−固定側縁部保持部−外側天板部)
図7図8に戻り、外側天板部70は、レール軸部60(第1レール軸部61及び第2レール軸部62)を天井材5の下面に固定するための固定手段であり、図10に示すように、外側天板部本体71、第1接続片72、第2接続片73、及び第3接続片74を備えている。

0034

(構成−固定側縁部保持部−外側天板部−外側天板部本体)
外側天板部本体71は、外側天板部70の基本構造体である。図10に示すように、この外側天板部本体71は、略矩形状の板状体にて形成されており、具体的には、外側天板部本体71の左右方向及び前後方向の長さ(幅及び奥行き)が、対象支持部6aの左右方向の長さ(幅)よりも長くなる(又は略同一となる)ように形成されている。また、図10に示すように、この外側天板部本体71は、第1取付板35又は第3取付板37とレール軸部60との相互間に配置されており、対象支持部6aに対して後述する取付孔71a及び第1取付板35(又は第3取付板37)を介して固定具71d(連結手段。例えばネジ等)によって固定(連結)されている。

0035

また、図10に示すように、外側天板部本体71には、取付孔71a、第1凹部71b、及び第2凹部71cが設けられている。取付孔71aは、外側天板部本体71を対象支持部6aに対して取り付けるための固定具34を挿通するための貫通孔であり、外側天板部本体71における対象支持部6aと対向する部分に複数形成されている。第1凹部71bは、第1上レール30の設置の際に第1上レール30が外側天板部70に干渉することを防止するためのものであり、第1内側天板部80に対応する部分において、前後方向の内側に向けて突出する凹状に形成されている。第2凹部71cは、第2上レール40の設置の際に第2上レール40が外側天板部70に干渉することを防止するためのものであり、第2内側天板部90に対応する部分において、左右方向の内側に向けて突出する凹状に形成されている。

0036

(構成−固定側縁部保持部−外側天板部−第1接続片、第2接続片、第3接続片)
第1接続片72、第2接続片73、及び第3接続片74は、固定側カバー130を外側天板部70に接続するための接続手段である。これら第1接続片72、第2接続片73、及び第3接続片74は、略板状体であり、外側天板部本体71から下方に向けて張り出すように形成されており、具体的には、図10に示すように、第1接続片72が外側天板部本体71の右端部に配置され、第2接続片73が外側天板部本体71の後端部に配置され、第3接続片74が外側天板部本体71における左端部及び前端部で形成される角部に配置されている。また、これら第1接続片72、第2接続片73、及び第3接続片74の各々には、固定側カバー130を各接続片に対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を接続するための取付孔75(ネジ孔)が設けられている。

0037

また、レール軸部60を外側天板部70に対して取り付ける方法については任意であるが、実施の形態では、レール軸部60を外側天板部70に対して強固に接続できるように、第1レール軸部61の第1上側片61aの右端部及び第1立ち上げ片61b、並びに、第2レール軸部62の第2上側片62aの前端部及び第3立ち上げ片62bを外側天板部本体71に対して溶接等によって接続している。また、実施の形態においては、レール軸部60の設置の安定性を向上できるように、第1上側片61aを、当該第1上側片61aの取付孔61d及び後述する第1内側天板部80の取付孔81を介して第1取付板35に対して固定具34(例えばテクノビス等)によって固定していると共に、第2上側片62aを、当該第2上側片62aの取付孔62d及び後述する第2内側天板部90の取付孔91を介して第3取付板37に対して図示しない固定具(例えばテクノビス等)によって固定している。

0038

また、このように構成された外側天板部70は任意の方法や材質で製造することができ、例えば、外側天板部70の製造性を高めるために、鋼製の板状体を折り曲げ成形することにより、外側天板部本体71、第1接続片72、第2接続片73、及び第3接続片74を一体に成形し、この折り曲げ成形の前後のいずれかの時点で、取付孔71a、75を孔加工し、且つ第1凹部71b及び第2凹部71cを切欠加工することで製造してもよい。

0039

(構成−固定側縁部保持部−第1内側天板部)
図7図8に戻り、第1内側天板部80は、第1レール軸部61の上方を被覆する上方被覆手段である。図11に示すように、この第1内側天板部80は、長尺な略板状体にて形成されており、具体的には、第1内側天板部80の長手方向(前後方向)の長さが第1レール軸部61の長手方向(前後方向)の長さよりも短くなるように形成されている。また、第1内側天板部80は、第1取付板35と第1レール軸部61との相互間に配置され、第1レール軸部61に対して溶接等によって固定されている。また、図7図11に示すように、第1内側天板部80には、第1レール軸部61を第1取付板35に対して取り付けるための固定具39(例えばテクノビス等)を挿通するための取付孔81(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔81は第1内側天板部80における第1レール軸部61の取付孔61dと対応する部分に形成されている。

0040

(構成−固定側縁部保持部−第2内側天板部)
図7図8に戻り、第2内側天板部90は、第2レール軸部62の上方を被覆する上方被覆手段である。この第2内側天板部90は、第1内側天板部80と略同一に構成されており、第3取付板37と第2レール軸部62との相互間に配置され、第2レール軸部62に対して溶接等によって固定されている。また、図7に示すように、第2内側天板部90には、第2レール軸部62を第3取付板37に対して取り付けるための固定具39(例えばテクノビス等)を挿通するための取付孔91(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔91は第2内側天板部90における第2レール軸部62の取付孔62dと対応する部分に形成されている。

0041

(構成−固定側縁部保持部−保持本体)
図7図8に戻り、保持本体100は、第1シート10及び第2シート20を取り付けるためのものであり、図12に示すように、第1保持本体101、第2保持本体102、及び底板部103を備えている。

0042

(構成−固定側縁部保持部−保持本体−第1保持本体)
第1保持本体101は、第1シート10を取り付けるためのものである。図12に示すように、この第1保持本体101は、長尺な板状体にて形成されており、具体的には、第1保持本体101の長手方向(上下方向)の長さ(高さ)が第1シート10の上下方向の長さ(高さ)と略同一(あるいは、それよりも長い)となり、第1保持本体101の短手方向(前後方向)の長さ(幅)が第1レール軸部61の前後方向の長さ(幅)よりも短くなるように形成されている。また、図7図8に示すように、この第1保持本体101は、当該第1保持本体101の長手方向が第1レール軸部61から下方に向けて張り出すように配置され、第1レール軸部61に対して溶接等により固定されている。また、図12に示すように、この第1保持本体101には、第1シート10を第1保持本体101に対して取り付けるための固定具101a(例えばネジ等)を接続するための取付孔101b(ネジ孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔101bは相互に間隔を隔てて上下方向に沿って並設配置されている。

0043

(構成−固定側縁部保持部−保持本体−第2保持本体)
第2保持本体102は、第2シート20を取り付けるためのものである。この第2保持本体102は、第1保持本体101と略同一に構成されており、図7図8に示すように、当該第2保持本体102の長手方向が第2レール軸部62から下方に向けて張り出すように配置され、第2レール軸部62に対して溶接等により固定されている。また、図12に示すように、この第2保持本体102には、第2シート20を第2保持本体102に対して取り付けるための固定具102a(例えばネジ等)を接続するための取付孔102b(ネジ孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔102b(ネジ孔)は相互に間隔を隔てて上下方向に沿って並設配置されている。

0044

(構成−固定側縁部保持部−保持本体−底板部)
底板部103は、第1押圧部110又は第2押圧部120の脱落を防止するためのものであり、略板状体にて形成されており、第2保持本体102の下端部から第1保持本体101側に向けて張り出すように天井2に対して略水平に配置されている。

0045

また、このように構成された保持本体100は任意の方法や材質で製造することができ、例えば、保持本体100の製造性を高めるために、鋼製の板状体を折り曲げ成形することにより、第1保持本体101、第2保持本体102、及び底板部103を一体に成形し、この折り曲げ成形の前後のいずれかの時点で、取付孔101b、102bを孔加工することで製造してもよい。

0046

(構成−固定側縁部保持部−第1押圧部)
図7図8に戻り、第1押圧部110は、第1シート10に張力を均一に印加できるように、固定側縁部保持部50によって保持される第1シート10の縁部を押圧した状態で保持するための押圧手段である。図13に示すように、この第1押圧部110は、長尺な板状体にて形成されており、具体的には、第1押圧部110の長手方向(上下方向)の長さ(高さ)が第1保持本体101の上下方向の長さ(高さ)よりも短く、第1押圧部110の短手方向(前後方向)の長さ(幅)が第1保持本体101の前後方向の長さ(幅)よりも短くなるように形成されている。また、図13に示すように、この第1押圧部110は、当該第1押圧部110の長手方向が上下方向に沿うように第1保持本体101と当接配置されており、後述する取付孔111、第1シート10、及び第1保持本体101の取付孔101bを介して第1保持本体101に対して固定具101a(例えばネジ等)により固定されている。また、図13に示すように、この第1押圧部110には、固定具101a(例えばネジ等)を挿通するための取付孔111(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔111は第1押圧部110における第1保持本体101の取付孔101bと対応する部分に形成されている。

0047

(構成−固定側縁部保持部−第2押圧部)
図7図8に戻り、第2押圧部120は、第2シート20に張力を均一に印加できるように、固定側縁部保持部50によって保持される第2シート20の縁部を押圧した状態で保持するための押圧手段である。この第2押圧部120は、第1押圧部110と略同一に構成されており、図7図8に示すように、この第2押圧部120は、当該第2押圧部120の長手方向が上下方向に沿うように第2保持本体102と当接配置されており、後述する取付孔、第2シート20、及び第2保持本体102の取付孔102bを介して第2保持本体102に対して固定具102a(例えばネジ等)により固定されている。また、図7図8に示すように、この第2押圧部120には、固定具102a(例えばネジ等)を挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔は第2押圧部120における第2保持本体102の取付孔102bと対応する部分に形成されている。

0048

以上のような固定側縁部保持部50の構成により、第1シート10及び第2シート20を取り付ける場合に、固定側縁部保持部50を第1シート10及び第2シート20の縁部保持手段として兼用することができる。よって、防煙垂れ壁1の設置作業の手間を省くことができるので、防煙垂れ壁1の設置性を向上させることが可能となる。また、第2シート20が第1シート10と直交するように設置される場合に、第2シート20を固定側縁部保持部50に容易且つ迅速に取り付けることができるので、防煙垂れ壁1の設置性を一層向上させることができる。

0049

(構成−固定側カバー)
図2に戻り、固定側カバー130は、固定側縁部保持部50を覆う外装手段であり、略中空状体にて形成されており、図14に示すように、下側片131、第1立ち上げ片132、第2立ち上げ片133、第1切欠部134、及び第2切欠部(図示省略)を備えている。

0050

(構成−固定側カバー−下側片)
下側片131は、固定側縁部保持部50の下面を覆う側片であり、図14に示すように、略矩形形状に形成されており、天井2に対して略水平に配置されている。また、図14に示すように、この下側片131の上面には、第1接続片131a、第2接続片131b、及び第3接続片131cが設けられている。第1接続片131a及び第2接続片131bは、第1立ち上げ片132を下側片131に接続するための接続手段であり、第3接続片131cは、第2立ち上げ片133を下側片131に接続するための接続手段である。これら第1接続片131a、第2接続片131b、及び第3接続片131cは、略板状体であり、下側片131から上方に向けて張り出すように形成されており、具体的には、図14(a)に示すように、第1接続片131aが下側片131の左端部に配置され、第2接続片131bが下側片131の後端部に配置され、第3接続片131cが下側片131における右端部及び前端部で形成される角部に配置されている。また、これら第1接続片131a、第2接続片131b、及び第3接続片131cには、第1立ち上げ片132又は第2立ち上げ片133を各接続片に対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を接続するための図示しない取付孔(ネジ孔)が設けられている。

0051

(構成−固定側カバー−第1立ち上げ片)
第1立ち上げ片132は、固定側縁部保持部50の前面の一部、左面全体、後面全体、及び右面の一部を覆う側片である。図14に示すように、この第1立ち上げ片132は、横断面形状が略逆L字状となるように形成された長尺体であり、第1立ち上げ片132の長手方向が上下方向に沿うように配置され、後述する第1取付孔132a及び第2取付孔(図示省略)並びに第1接続片131a及び第2接続片131bの各々の取付孔を介して第1接続片131a及び第2接続片131bに対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定されている。また、図14(b)に示すように、第1立ち上げ片132には、第1取付孔132a及び第2取付孔(図示省略)が設けられている。第1取付孔132aは、第1立ち上げ片132を第1接続片131a及び第2接続片131bに対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、第1立ち上げ片132における第1接続片131a及び第2接続片131bの取付孔に対応する部分(図14では、第1立ち上げ片132の下側部分)に形成されている。第2取付孔は、第1立ち上げ片132を外側天板部70に対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、第1立ち上げ片132における外側天板部70の第1接続片72及び第2接続片73の取付孔75に対応する部分(図14では、第1立ち上げ片132の上側部分)に形成されている。

0052

(構成−固定側カバー−第2立ち上げ片)
第2立ち上げ片133は、固定側縁部保持部50の前面の他の一部、及び右面の他の一部を覆う側片である(なお、実施の形態では、第1立ち上げ片132と第2立ち上げ片133との相互間に隙間が形成される程度に、第2立ち上げ片133によって固定側縁部保持部50が覆われることで、当該隙間に第1シート10を介在させることができる)。図14に示すように、この第2立ち上げ片133は、横断面形状が略逆C字状となるように形成された長尺体であり、第2立ち上げ片133の長手方向が上下方向に沿うように配置され、後述する第1取付孔133a及び第3接続片131cの取付孔を介して第3接続片131cに対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定されている。また、図14(b)に示すように、第2立ち上げ片133には、第1取付孔133a及び第2取付孔133bが設けられている。第1取付孔133aは、第2立ち上げ片133を第3接続片131cに対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、第2立ち上げ片133における第3接続片131cの取付孔に対応する部分(具体的には、第2立ち上げ片133の下側部分)に形成されている。第2取付孔133bは、第2立ち上げ片133を外側天板部70に対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、第2立ち上げ片133における外側天板部70の第3接続片74の取付孔に対応する部分(具体的には、第2立ち上げ片133の上側部分)に形成されている。

0053

(構成−固定側カバー−第1切欠部、第2切欠部)
第1切欠部134は、第1上レール30を固定側カバー130の内部に挿通可能にするためのものであり、固定側カバー130の上側部分のうち第1立ち上げ片132の前側部分と第2立ち上げ片133の前側部分との境界部分に形成されている。第2切欠部は、第2上レール40を固定側カバー130の内部に挿通可能にするためのものであり、固定側カバー130の上側部分のうち第1立ち上げ片132の右側部分と第2立ち上げ片133の右側部分との境界部分に形成されている。

0054

また、固定側カバー130を外側天板部70に対して取り付ける方法については任意であるが、実施の形態では、固定側カバー130の第1立ち上げ片132及び第2立ち上げ片133を、当該第1立ち上げ片132及び当該第2立ち上げ片133における各種の取付孔及び外側天板部70の各接続片の取付孔を介して各接続片に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって接続している。

0055

(構成−第1可動側縁部保持部)
図2に戻り、第1可動側縁部保持部140は、第1シート10における垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シート10の面方向(第1主側面方向)に沿う方向(すなわち、前後方向)の一対の縁部の他方を保持する他方側縁部保持手段である。この第1可動側縁部保持部140は、例えば、第1シート10を保持し且つ第1シート10に印加する張力を調整自在な公知の縁部保持手段等を用いて構成されており、図15から図17に示すように、第1可動側壁部4aの近傍に設置され、レール軸部141、外側天板部142、内側天板部143、固定側保持本体144、可動側保持本体145、第1シート挟持部146、及び第2シート挟持部147を備えている。

0056

(構成−第1可動側縁部保持部−レール軸部)
レール軸部141は、固定側保持本体144を支持するための第1支持手段である。このレール軸部141は、固定側縁部保持部50の第1レール軸部61と略同様に構成されており、上記対象支持部6aの軸線に沿うように設けられ、図16に示すように、第1上側片141a、第1立ち上げ片141b、及び第2立ち上げ片141cを備えている。また、この第1上側片141aには、第1上側片141aを第2取付板36に対して取り付けるための固定具141d(例えばテクノビス等)を挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数設けられている。そして、レール軸部141は、後述する固定側保持本体144の基礎部144aと後述する突出先端部144cに挟持された状態で、固定側保持本体144に対して溶接されて固定されている。

0057

(構成−第1可動側縁部保持部−外側天板部)
外側天板部142は、レール軸部141を天井材5の下面に固定するための固定手段であり、図16に示すように、略矩形状の板状体にて形成されており、レール軸部141と第2取付板36との相互間に配置されており、対象支持部6aに対して後述する取付孔142b及び第2取付板36を介して図示しない固定具(連結手段。例えばネジ等)によって固定(連結)されている。また、図16に示すように、外側天板部142には、切欠部142a及び取付孔142bが設けられている。切欠部142aは、第1上レール30の設置の際に第1上レール30が外側天板部142に干渉することを防止するためのものである。取付孔142bは、外側天板部142を対象支持部6aに対して取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、外側天板部142における対象支持部6aと対向する部分に複数形成されている。

0058

また、レール軸部141を外側天板部142に対して取り付ける方法については任意であるが、実施の形態では、レール軸部141の第1上側片141a及び固定側保持本体144の上端に対して溶接等によって接続している。また、実施の形態においては、レール軸部141の設置の安定性を向上できるように、第1上側片141aを、当該第1上側片141aの取付孔及び後述する内側天板部143の取付孔143aを介して第2取付板36に対して固定具141d(例えばテクノビス等)によって固定している。

0059

(構成−第1可動側縁部保持部−内側天板部)
内側天板部143は、レール軸部141の上方を被覆する上方被覆手段である。図16に示すように、この内側天板部143は、固定側縁部保持部50の第1内側天板部80と略同様に構成されており、第2取付板36とレール軸部141との相互間に配置され、レール軸部141に対して溶接等によって固定されている。また、図16に示すように、内側天板部143には、レール軸部141を第2取付板36に対して取り付けるための固定具141d(例えばネジ等)を挿通するための取付孔143a(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔143aは内側天板部143におけるレール軸部141の取付孔と対応する部分に形成されている。

0060

(構成−第1可動側縁部保持部−固定側保持本体)
固定側保持本体144は、第1シート10を取り付けるための第1保持本体であると共に、第1上レール30に対して固定された固定側保持手段である。この固定側保持本体144は、一枚の板状体を折り曲げて形成されており、図16図17に示すように、基礎部144a、固定側突出片144b、突出先端部144c、及び下方支持部144dを備えている。

0061

基礎部144aは、レール軸部141に対して固定されるベースとなる部分であって、第1シート10に対して平行に(すなわち、Y−Z平面に沿って)配置される部分であり、図16図17に示すように、基礎部144aが外側天板部142及び第2立ち上げ片141cに対して溶接等によって接続されている。

0062

固定側突出片144bは、固定側保持本体144と可動側保持本体145との間隔を調整するための部分であり、基礎部144aの前端部に形成されており、天井材5の下面及び第1シート10の第1主側面に対して直交する方向に突出する(すなわち、基礎部144aの前端部から右方に向けて突出する)部分である。また、図16図17に示すように、固定側突出片144bには、ボルト挿通孔144e及びボルト144fが設けられている。ボルト挿通孔144eは、ボルト144fを挿通するための貫通孔であり、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設配置されている。ボルト144fは、例えば公知のボルト等により構成されており、各ボルト挿通孔144eに挿通された状態で、固定側突出片144bに対して溶接等により接続されていると共に、後述する可動側突出片145bのボルト挿通孔145fに挿通されている。このようなボルト144fにより、この固定側突出片144bと後述する可動側突出片145bとの相互間の間隔を、ボルト144fに螺合されるナット144hにより調節することにより、固定側保持本体144と可動側保持本体145との相互間の位置を調整することが可能となる。

0063

突出先端部144cは、固定側保持本体144をレール軸部141に固定するための固定手段であり、且つ第1可動側カバー150を固定側保持本体144に固定するための固定手段であり、図16図17に示すように、固定側突出片144bから後方に向けて張り出すように配置されており、レール軸部141に対して溶接等によって接続されている。このように突出先端部144c及び基礎部144aによってレール軸部141を挟持することで、固定側保持本体144とレール軸部141とを相互に安定的に接合することが可能となる。また、図16図17に示すように、突出先端部144cには、第1可動側カバー150を突出先端部144cに対して固定するための図示しない固定具(例えばネジ等)を接続するための取付孔144g(ネジ孔)が複数設けられている。

0064

下方支持部144dは、可動側保持本体145の脱落を防止するためのものであり、基礎部144aの下端部から固定側突出片144b側に向けて張り出すように天井2に対して略水平に配置されている。

0065

(構成−第1可動側縁部保持部−可動側保持本体)
図15に戻り、可動側保持本体145は、固定側保持本体144よりも第1シート10に近い位置において、第1シート10の縁部を保持する可動側保持手段である。この可動側保持本体145は、一枚の板状体を折り曲げて形成されており、図16図17に示すように、基礎接続部145a、可動側突出片145b、及びシート伸張部145cを備えている。

0066

基礎接続部145aは、固定側保持本体144に対して可動側保持本体145を接続するための部分であり、且つ、第1シート挟持部146を取り付ける部分であり、図16図17に示すように、基礎部144aに対して平行に配置されている。また、図18に示すように、この基礎接続部145aには、貫通孔145e及び取付孔145gが設けられている。貫通孔145eは、第2シート挟持部147を第1シート挟持部146に対して固定具145d(例えばネジ等)で取り付ける際に、固定具145dが基礎接続部145aに対して干渉することを回避するための貫通孔であり、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設配置されている。取付孔145gは、固定側保持本体144に対して可動側保持本体145を取り付けるための図示しない固定具(例えばネジ等)を接続するためのネジ孔であり、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って複数並設配置されている。

0067

可動側突出片145bは、固定側保持本体144と可動側保持本体145との間隔を調整するための部分であり、図16図17に示すように、基礎接続部145aの前端部から右方に向けて突出するように形成されている。また、図17(b)、図18に示すように、可動側突出片145bには、ボルト144fを挿通するためのボルト挿通孔145fが複数設けられており、これら複数のボルト挿通孔145fは可動側突出片145bにおける固定側突出片144bのボルト挿通孔144eと対応する部分に形成されている。

0068

シート伸張部145cは、第1シート10を張った際に第1シート10に撓みが生じることを防止するため部分である。このシート伸張部145cは、横断面形状が円形状である長尺な棒状体にて形成されており、図17(b)、図18に示すように、シート伸張部145cの長手方向が上下方向に沿うように基礎接続部145aの右面と当接するように配置され、基礎接続部145aに対して溶接等によって接続されている。

0069

(構成−第1可動側縁部保持部−第1シート挟持部)
第1シート挟持部146は、第1シート10を挟持するためのシート挟持手段である。この第1シート挟持部146は、長尺な板状体にて形成されており、具体的には、シート伸張部145cの上下方向の長さ(高さ)と略同一の長さとなるように形成されている。また、図17に示すように、この第1シート挟持部146は、可動側突出片145bとシート伸張部145cとの相互間において当該第1シート挟持部146の長手方向が上下方向に沿うように配置され、基礎接続部145aに対して溶接等によって接続されている。また、図18に示すように、第1シート挟持部146には、当該第1シート挟持部146に対して第2シート挟持部147を取り付けるための固定具145dを接続するための取付孔146aが複数設けられており、これら複数の取付孔146aは第1シート挟持部146における基礎接続部145aの貫通孔145eと対応する部分に形成されている。

0070

(構成−第1可動側縁部保持部−第2シート挟持部)
図16に戻り、第2シート挟持部147は、第1シート10を挟持するためのシート挟持手段である。図16図17に示すように、第2シート挟持部147は、第1シート挟持部146と略同一に構成されており、第1シート挟持部146の右面上において当該第2シート挟持部147の長手方向が上下方向に沿うように配置され、第1シート挟持部146に対して固定具145d(例えばネジ等)によって接続されている。また、図18に示すように、第2シート挟持部147には、当該第2シート挟持部147を第1シート挟持部146に対して取り付けるための固定具145dを挿通するための取付孔147a(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔147aは第2シート挟持部147における第1シート挟持部146の取付孔146aと対応する部分に形成されている。

0071

これら第1シート挟持部146及び第2シート挟持部147の構成により、図18に示すように、第1シート10の第1主側面の一部をシート伸張部145cに当接させ、第1シート挟持部146と第2シート挟持部147との相互間に第1シート10を挟持した状態で、固定具145dを、第2シート挟持部147の取付孔147aを介して、第1シート挟持部146の取付孔146aに螺合することにより、第1シート10を可動側保持本体145に対して固定することができる。

0072

(構成−第1可動側カバー)
図2に戻り、第1可動側カバー150は、第1可動側縁部保持部140を覆う外装手段である。第1可動側カバー150は、例えば、縁部保持手段を覆う公知のカバー部材等を用いて構成されており、図19に示すように、第1可動側縁部保持部140を覆うように設置され、第1カバー151、第2カバー152、第3カバー153、閉塞部材154、及び閉塞部材固定部155を備えている。

0073

(構成−第1可動側カバー−第1カバー)
第1カバー151は、第1可動側カバー150の右側部分を構成する部分である。図19に示すように、第1カバー151は、一枚の板状体を折り曲げて形成されており、第1外装部151a、第2外装部151b、及び第3外装部151cを備えている。

0074

第1外装部151aは、第1可動側縁部保持部140の右面を覆う部分であり、図19に示すようにY−Z平面に沿って配置されている。また、図19(a)に示すように、この第1外装部151aには、第1取付孔151d及び第2取付孔(図示省略)が設けられている。第1取付孔151dは、第1カバー151を第1可動側縁部保持部140の固定側保持本体144に対して固定するための図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、第1外装部151aの上側部分及び下側部分にそれぞれ形成されている。第2取付孔は、第3カバー153を第1カバー151に対して固定するための固定具151k(例えばネジ等)を挿通するための貫通孔であり、第1外装部151aの下側部分に複数形成されている。

0075

第2外装部151bは、第1可動側縁部保持部140の後面の一部を覆う部分であり、図19に示すようにX−Z平面に沿って配置されている。また、図19(c)に示すように、第2外装部151bの上端には、切欠部151fが設けられている。さらに、後述するように、第2カバー152における切欠部151fと対応する位置には、切欠部152d(図参照)が設けられている。そして、これら切欠部151f及び切欠部152dと外側天板部142の切欠部142aとの間に挿通されるように、第1上レール30が配置されている。このように、第1上レール30を第1可動側カバー150の内部に挿通可能な構成とすることにより、右方側又は左方側から第1上レール30と第1可動側カバー150との隙間が見えないので、意匠性を向上させることができる。

0076

第3外装部151cは、第1可動側縁部保持部140の前面を覆う部分であり、図19に示すようにX−Z平面に沿って配置されている。また、図19(b)、(d)に示すように、第3外装部151cには、平面視において凹部151gが形成されており、この凹部151gには、閉塞部材固定部155を固定するための第1取付孔151h(リベット孔)が上下方向に沿って複数設けられている。また、第3外装部151cにおける凹部151g以外の部分には、第2取付孔151i及び第3取付孔151jが設けられている。第2取付孔151iは、第1カバー151と第2カバー152とを相互に接続するための固定具151e(例えばリベット)を接続するためのリベット孔であり、凹部151gよりも左方に位置する部分において上下方向に沿って複数形成されている。第3取付孔151jは、第1可動側カバー150が上下方向に沿って配置されるように位置を調整するための図示しない固定具(例えば、ドリルビス等)を挿通するための貫通孔であり、第3外装部151cの下側部分に形成されている。

0077

(構成−第1可動側カバー−第2カバー)
第2カバー152は、第1可動側カバー150の左側部分を構成する部分である。図19に示すように、第2カバー152は、一枚の板状体を折り曲げて形成されており、第1外装部152a、第2外装部152b、及びカバー接続部152cを備えている。

0078

第1外装部152aは、第1可動側縁部保持部140の左面を覆う部分であり、図19に示すようにY−Z平面に沿って配置されている。また、この第1外装部152aの下端部には、第3カバー153を第2カバー152に対して固定するための固定具152e(例えばネジ等)を挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数設けられている。

0079

第2外装部152bは、第1可動側縁部保持部140の後面の他の一部を覆う部分であり、図19に示すように、X−Z平面に沿って配置されている(なお、実施の形態では、第1カバー151の第2外装部151bと第2外装部152bとの相互間に隙間が形成される程度に、第2外装部152bによって第1可動側縁部保持部140が覆われることで、当該隙間に第1シート10を介在させることができる)。また、図19(c)に示すように、第2外装部152bの上端には、上述したように、第1カバー151に形成された切欠部151fと合わさって第1上レール30を挟み込み、防煙垂れ壁1の意匠性を向上させるための切欠部152dが設けられている。

0080

カバー接続部152cは、第1カバー151と第2カバー152とを相互に接続するための部分であり、図19に示すように、X−Z平面に沿って配置されている。また、このカバー接続部152cには、第1カバー151と第2カバー152とを相互に接続するための固定具151e(例えばリベット等)を挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数設けられており、これら複数の取付孔がカバー接続部152cにおける第3外装部151cの第2取付孔151iと対応する部分に形成されている。

0081

(構成−第1可動側カバー−第3カバー)
第3カバー153は、第1可動側カバー150の下側部分を構成する部分である。図19に示すように、第3カバー153は、略矩形状の板状体にて形成されており、爪部153a及び外装部153bを備えている。

0082

爪部153aは、第3カバー153を第1カバー151及び第2カバー152の各々と接続するための部分である。図19(c)に示すように、この爪部153aは、前後方向に直交する断面による断面形状が略U字状である板状体にて形成されており、第1カバー151と第2カバー152との相互間に嵌め込まれており、後述する第1取付孔及び第1カバー151における第1外装部151aの第2取付孔を介して第1カバー151に対して固定具151k(例えばネジ等)によって固定されていると共に、後述する第2取付孔及び第2カバー152における第1外装部152aの取付孔を介して第2カバー152に対して固定具152e(例えばネジ等)によって固定されている。また、この爪部153aには、第1取付孔、第2取付孔、及び第3取付孔が設けられている(いずれも図示省略)。第1取付孔は、第1カバー151を第3カバー153に対して取り付けるための固定具151kを接続するためのネジ孔であり、爪部153aの右側縦板部分に複数形成されている。第2取付孔は、第2カバー152を第3カバー153に対して取り付けるための固定具152eを接続するためのネジ孔であり、爪部153aの左側縦板部分に複数形成されている。第3取付孔は、爪部153aと外装部153bとを相互に接続するための固定具153d(例えばリベット等)を挿通するための貫通孔であり、爪部153aの下側横板部分に複数形成されている。

0083

外装部153bは、第1可動側縁部保持部140の下面を覆う部分であり、図19に示すようにX−Y平面に沿って配置されている。この外装部153bは、略矩形形状の板状体に形成されており、爪部153aの下方に配置され、後述する取付孔153c及び爪部153aの第3取付孔を介して爪部153aに対して固定具153dによって接続されている。また、図19(e)に示すように、外装部153bには、爪部153aと外装部153bとを相互に接続するための固定具153dを接続するための取付孔153c(リベット孔)が複数形成されており、これら複数の取付孔153cは外装部153bにおける爪部153aの第3取付孔と対応する部分に形成されている。

0084

(構成−第1可動側カバー−閉塞部材)
閉塞部材154は、第1可動側縁部保持部140と第1可動側壁部4aとの相互間の隙間を塞ぐための閉塞手段である。この閉塞部材154は、例えば、第1可動側縁部保持部140の上下方向の長さ(高さ)と略同一の長さを有する矩形状の弾性部材(一例として、不燃性材料製の弾性部材等)を用いて構成されており、図19(d)に示すように、第1カバー151の第3外装部151cの凹部151gと、閉塞部材固定部155との相互間に配置されており、後述する閉塞部材固定部155の取付孔及び第1カバー151の凹部151gの第1取付孔151hを介して閉塞部材154を第1カバー151に対して固定具154a(例えばリベット等)によって固定されている。

0085

(構成−第1可動側カバー−閉塞部材固定部)
閉塞部材固定部155は、閉塞部材154を第1カバー151に対して固定するための閉塞部材固定手段である。図19(d)に示すように、この閉塞部材固定部155は、第1カバー151の第3外装部151cの凹部151gと略同一の高さ及び前後長さを有する一枚の矩形状の板状体にて形成されており、閉塞部材154よりも前方に設置されている。また、閉塞部材固定部155には、閉塞部材154を第1カバー151に対して取り付けるための固定具154aを挿通するための図示しない取付孔(貫通孔)が複数形成されており、これら複数の取付孔は閉塞部材固定部155における第1カバー151の凹部151gの第1取付孔と対応する部分に形成されている。

0086

また、第1可動側カバー150を第1可動側縁部保持部140に対して取り付ける方法については任意であるが、実施の形態では、第1外装部151aの第1取付孔151d及び第1可動側縁部保持部140の突出先端部144cの取付孔144gを介して図示しない固定具(例えばネジ等)を挿通してネジ止めすることにより、第1可動側カバー150を第1可動側縁部保持部140に対して接続している。

0087

(構成−第2可動側縁部保持部)
図1、3に戻り、第2可動側縁部保持部160は、第2シート20における垂下方向に対して直交する方向であり当該第2シート20の面方向(第2主側面方向)に沿う方向(すなわち、左右方向)の一対の縁部の他方を保持する他方側縁部保持手段であり、図1、3に示すように、第2可動側壁部4bの近傍に設置されている。なお、この第2可動側縁部保持部160は、第1可動側縁部保持部140と略同一に構成されているので、その詳細な説明を省略する。

0088

(構成−第2可動側カバー)
第2可動側カバー170は、第2可動側縁部保持部160を覆う外装手段であり、図1、3に示すように、第2可動側縁部保持部160を覆うように設置されている。なお、この第2可動側カバー170は、第1可動側カバー150と略同一に構成されているので、その詳細な説明を省略する。

0089

以上のような防煙垂れ壁1の構成により、天井2に複数の支持部6が並設されている場合において、固定側縁部保持部50及び第1可動側縁部保持部140の各々を対象支持部6aと連結させることができるので、固定側縁部保持部50及び第1可動側縁部保持部140を天井2に対して強固に固定することができる。これにより、固定側縁部保持部50及び第1可動側縁部保持部140の揺れを抑制できることから、防煙垂れ壁1を安定して設置することが可能となる。

0090

設置方法
続いて、このように構成された防煙垂れ壁1の設置方法について説明する。

0091

まず、第1取付板35及び第2取付板36を天井2の対象支持部6aに対して固定具39(例えばボードアンカー、皿ネジ等)によって固定する。また、第3取付板37を天井2の対象支持部6aを含む複数の支持部6(以下、「複数の支持部6」と称する)に対して図示しない固定具(例えばボードアンカー、皿ネジ等)によって固定する。また、第4取付板38を複数の支持部6(ただし、対象支持部6aを除く)に対して図示しない固定具(例えばボードアンカー、皿ネジ等)によって固定する。次いで、第1上レール30の第2レール部32を対象支持部6aに対して固定具34(例えばネジ等)によって固定すると共に、第2上レール40の第2レール部42を複数の支持部6に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定する。

0092

次に、固定側部分2aにおいて、予め工場等で組み立てられた固定側縁部保持部50(第1押圧部110及び第2押圧部120を除く)を対象支持部6a、第1取付板35、及び第3取付板37に対して固定具34(例えばテクノビス等)によって固定する。また、第1可動側壁部4aの近傍において、予め工場等で組み立てられた第1可動側縁部保持部140(第2シート挟持部147を除く)を対象支持部6a及び第2取付板36に対して固定具141d(例えばテクノビス等)によって固定する。また、第2可動側壁部4bの近傍において、予め工場等で組み立てられた第2可動側縁部保持部160(第2シート挟持部を除く)を対象支持部6a及び第4取付板38に対して図示しない固定具(例えばテクノビス等)によって固定する。

0093

次いで、固定側縁部保持部50、第1可動側縁部保持部140、及び第1上レール30に対して第1シート10を仮固定する。具体的には、まず、第1シート10の後端部を、固定側縁部保持部50の第1保持本体101に対して両面テープで固定する。次に、第1シート10を前後方向に沿って前方へと広げながら、第1シート10の上端部を第2レールの第2突出片32bに対して両面テープで固定する。そして、第1シート10の前端部を、第1可動側縁部保持部140の第1シート挟持部146に対して両面テープで固定する。なお、上記仮固定の手順は前後逆方向から実施してもよい。また、上記第1シート10の仮固定と同様に、固定側縁部保持部50、第2可動側縁部保持部160、及び第2上レール40に対して第2シート20を仮固定する。

0094

次に、固定側縁部保持部50の第1保持本体101及び第1押圧部110により第1シート10の後端部を挟み込むようにして、当該第1押圧部110を第1保持本体101に対して固定具101a(例えばネジ等)によって固定すると共に、第1可動側縁部保持部140の第1シート挟持部146及び第2シート挟持部147により第1シート10の前端部を挟み込むようにして、第2シート挟持部147を第1シート挟持部146に対して固定具(例えばネジ等)によって固定する。また、固定側縁部保持部50の第2保持本体102及び第2押圧部120により第2シート20の左端部を挟み込むようにして、第2押圧部120を第2保持本体102に対して固定具102a(例えばネジ等)によって固定すると共に、第2可動側縁部保持部160の第1シート挟持部及び第2シート挟持部により第2シート20の右端部を挟み込むようにして、第2シート挟持部を第1シート挟持部に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定する。

0095

次いで、第1可動側縁部保持部140の可動側保持本体145を前後方向の外側に引っ張ることにより、第1シート10に張力を付加し、その後可動側保持本体145を第1可動側縁部保持部140の固定側保持本体144に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定する。ここで、第1シート10の張力の付加の詳細については、固定側保持本体144の固定側突出片144bに接続されたボルト144fの頭部に対するナット144hの位置を変動させることで、固定側突出片144bと可動側保持本体145の可動側突出片145bとの相互間の間隔を狭めることにより、第1シート10に張力を付加する(なお、第2シート20の張力の付加についても同様とする)。また、第2可動側縁部保持部160の可動側保持本体を左右方向の外側に引っ張ることにより、第2シート20に張力を付加し、その後可動側保持本体を第2可動側縁部保持部160の固定側保持本体に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定する。

0096

次に、第1シート10の上端部を第1上レール30の第2レール部32に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定した後、第1上レール30の第1レール部31を第2レール部32に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定する。また、第2シート20の上端部を第2上レール40の第2レール部42に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定した後、第2上レール40の第1レール部41を第2レール部42に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって固定する。

0097

次いで、固定側カバー130を固定側縁部保持部50に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって取り付ける。

0098

続いて、予め工場等で組み立てられた第1可動側カバー150(第3カバー153を除く)を第1可動側縁部保持部140に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって取り付けて、図示しない固定具(例えばドリルビス等)によって第1可動側カバー150の傾きを調整した後、第1可動側縁部保持部140の第3カバー153を第1カバー151及び第2カバー152に対して固定具151k、152e(例えばネジ等)によって取り付ける。また、予め工場等で組み立てられた第2可動側カバー170(第3カバーを除く)を第2可動側縁部保持部160に対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって取り付けて、図示しない固定具(例えばドリルビス等)によって第2可動側カバー170の傾きを調整した後、第2可動側縁部保持部160の第3カバーを第1カバー及び第2カバーに対して図示しない固定具(例えばネジ等)によって取り付ける。これにて、防煙垂れ壁1の設置が終了する。

0099

(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、第1シート10及び第1上レール30を対象支持部6aに略沿って平面視において重なる位置に配置し、固定側縁部保持部50の外側天板部70を対象支持部6aの下方に配置すると共に、当該外側天板部70を固定側縁部保持部50の固定具を介して対象支持部6aと連結させ、第1可動側縁部保持部140の外側天板部142を対象支持部6aの下方に配置すると共に、当該外側天板部142を第1可動側縁部保持部140の固定具を介して対象支持部6aと連結させたので、天井2に複数の支持部が並設されている場合において、固定側縁部保持部50及び第1可動側縁部保持部140の各々を対象支持部6aと連結させることができるので、固定側縁部保持部50及び第1可動側縁部保持部140を天井2に対して強固に固定することができる。これにより、固定側縁部保持部50及び第1可動側縁部保持部140の揺れを抑制できることから、防煙垂れ壁1を安定して設置することが可能となる。

0100

また、固定側縁部保持部50は、第2シート20を取り付けるための第2保持本体102と、当該固定側縁部保持部50の外側天板部70に取り付けられた第2レール軸部62であって、第2保持本体102を支持するための第2レール軸部62と、を備えたので、第1シート10及び第2シート20を取り付ける場合に、固定側縁部保持部50を第1シート10及び第2シート20の縁部保持手段として兼用することができる。よって、防煙垂れ壁1の設置作業の手間を省くことができるので、防煙垂れ壁1の設置性を向上させることが可能となる。

0101

また、第2シート20を対象支持部6aの軸線に直交する水平線に略沿うように設け、第2レール軸部62を水平線に沿うように配置したので、また、第2シート20が第1シート10と直交するように設置される場合に、第2保持本体102及び第2レール軸部62を備える固定側縁部保持部50に第2シート20を容易且つ迅速に取り付けることができ、防煙垂れ壁1の設置性を一層向上させることができる。

0102

〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。

0103

(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る防煙垂れ壁1の設置性が従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の設置性を確保できている場合には、本願の課題は解決している。

0104

(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。

0105

(天井について)
上記実施の形態においては、支持部6が天井材5の上面上に設けられていると説明したが、これに限られず、例えば、天井材5の下面上に設けられてもよい。

0106

(防煙垂れ壁について)
上記実施の形態においては、天井材5の下面に対して防煙垂れ壁1を直接固定していると説明したが、これに限られず、例えば、天井材5の下面に対して防煙垂れ壁1を間接的に固定してもよく、一例として、ガラス保持具を介して天井材5の下面に対して防煙垂れ壁1を固定してもよい。

0107

また、上記実施の形態においては、防煙垂れ壁1は、固定側カバー130、第1可動側カバー150、及び第2可動側カバー170を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、設置コストを低減するために、固定側カバー130、第1可動側カバー150、及び第2可動側カバー170の少なくともいずれか一方を省略してもよい。また、上記実施の形態においては、防煙垂れ壁1は、第2シート20、第2上レール40、第1可動側縁部保持部140、第1可動側カバー150、第2可動側縁部保持部160、及び第2可動側カバー170を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、第2シート20、第2上レール40、第1可動側縁部保持部140、第1可動側カバー150、第2可動側縁部保持部160、及び第2可動側カバー170を省略してもよい。

0108

(第1シート、第2シートについて)
上記実施の形態においては、第1シート10の長手方向が前後方向に沿うように配置されているものとして説明したが、これに限定されず、例えば第1シート10の長手方向が上下方向に沿うように配置されてもよい(なお、第2シート20についても同様とする)。

0109

(固定側縁部保持部について)
上記実施の形態においては、固定側縁部保持部50は、単に第1シート10を保持するものであると説明したが、これに限られず、例えば、第1可動側縁部保持部140と同様に、第1シート10を保持し且つ第1シート10に印加する張力を調整自在なものであってもよい。

0110

また、上記実施の形態においては、固定側縁部保持部50の外側天板部70は、対象支持部6aに対して固定されていると説明したが、これに限られず、例えば、第1上レール30に固定されてもよい(なお、第1可動側縁部保持部140及び第2可動側縁部保持部160の外側天板部についても同様とする)。

0111

また、上記実施の形態においては、固定側縁部保持部50の第2レール軸部62が、対象支持部6aの軸線に直交する水平線に沿うように配置されていると説明したが、これに限られない。例えば、第2シート20が対象支持部6aの軸線に対して90度以外の角度(例えば、45度等)で傾けて設けられている場合には、当該角度で傾けて配置されてもよい。

0112

また、上記実施の形態においては、固定側縁部保持部50は、1組の第2レール軸部62及び第2押圧部120を備えていると説明したが、これに限られない。例えば、第1シート10に隣接する第2シート20が複数設置される場合には、複数組の第2レール軸部62及び第2押圧部120を備えてもよい。また、上記実施の形態においては、第2レール軸部62及び第2押圧部120が固定側縁部保持部50のみに設けられていると説明したが、これに限られない。例えば、第2シート20に隣接するシート(第1シート10とは異なるシート)が設置される場合には、第2可動側縁部保持部160に設けられてもよい。

0113

(第1可動側縁部保持部、第2可動側縁部保持部について)
上記実施の形態においては、第1可動側縁部保持部140は、第1シート10を保持し且つ第1シート10に印加する張力を調整自在な機能を有するものであると説明したが、これに限られず、例えば、単に第1シート10を保持するものであってもよい(なお、第2可動側縁部保持部160についても同様とする)。

0114

また、上記実施の形態においては、第1可動側縁部保持部140は、閉塞部材154及び閉塞部材固定部155を備えていると説明したが、これに限られない。例えば、閉塞部材154及び閉塞部材固定部155に代えて、第1可動側縁部保持部140と第1可動側壁部4aとの相互間の隙間をパテコーキング等で埋めてもよい。

0115

(付記)
付記1の防煙垂れ壁は、天井の下方に防煙区画を形成するための防煙垂れ壁であって、前記防煙区画を形成する第1シートであり、前記天井の下面に対して垂下するように設けられた第1シートと、前記第1シートの上縁部を保持する上縁保持手段であり、前記天井の下面に固定された上縁保持手段と、前記第1シートにおける垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シートの面方向に沿う方向の一対の縁部の一方を保持する一方側縁部保持手段と、前記第1シートにおける垂下方向に対して直交する方向であり当該第1シートの面方向に沿う方向の一対の縁部の他方を保持する他方側縁部保持手段と、を備え、前記一方側縁部保持手段及び前記他方側縁部保持手段の各々は、前記第1シートを取り付けるための第1保持本体と、前記第1保持本体を支持するための第1支持手段と、前記第1支持手段を前記天井の下面に固定するための固定手段と、前記固定手段と前記天井又は前記上縁保持手段とを連結するための連結手段と、を備え、前記第1シート及び前記上縁保持手段を、前記天井を構成する水平面材を支持するための長尺状の複数の支持部であり、前記水平面材に固定され、且つ前記水平面材に沿って相互に間隔を隔てて並設された複数の支持部のうち、支持対象とすべき対象支持部に略沿って平面視において重なる位置に配置し、前記一方側縁部保持手段の前記固定手段を前記対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を前記一方側縁部保持手段の前記連結手段を介して前記対象支持部と連結させ、前記他方側縁部保持手段の前記固定手段を前記対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を前記他方側縁部保持手段の前記連結手段を介して前記対象支持部と連結させた。

0116

また、付記2の防煙垂れ壁は、付記1に記載の防煙垂れ壁において、前記一方側縁部保持手段又は前記他方側縁部保持手段は、前記防煙区画を形成する第2シートであり、前記天井の下面に対して垂下するように設けられ、且つ前記第1シートに隣接する第2シートを取り付けるための第2保持本体と、当該一方側縁部保持手段の前記固定手段又は当該他方側縁部保持手段の前記固定手段に取り付けられた第2支持手段であって、前記第2保持本体を支持するための第2支持手段と、を備えた。

0117

また、付記3の防煙垂れ壁は、付記2に記載の防煙垂れ壁において、前記第2シートを前記対象支持部の軸線に直交する水平線に略沿うように設け、前記第2支持手段を前記水平線に沿うように配置した。

0118

(付記の効果)
付記1に記載の防煙垂れ壁によれば、第1シート及び上縁保持手段を対象支持部に略沿って平面視において重なる位置に配置し、一方側縁部保持手段の固定手段を対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を一方側縁部保持手段の連結手段を介して対象支持部と連結させ、他方側縁部保持手段の固定手段を対象支持部の下方に配置すると共に、当該固定手段を他方側縁部保持手段の連結手段を介して対象支持部と連結させたので、天井に複数の支持部が並設されている場合において、一方側縁部保持手段及び他方側縁部保持手段の各々を対象支持部と連結させることができるので、一方側縁部保持手段及び他方側縁部保持手段を天井に対して強固に固定することができる。これにより、一方側縁部保持手段及び他方側縁部保持手段の揺れを抑制できることから、防煙垂れ壁を安定して設置することが可能となる。

0119

また、付記2に記載の防煙垂れ壁によれば、一方側縁部保持手段又は他方側縁部保持手段は、第2シートを取り付けるための第2保持本体と、当該一方側縁部保持手段の固定手段又は当該他方側縁部保持手段の固定手段に取り付けられた第2支持手段であって、第2保持本体を支持するための第2支持手段と、を備えたので、第1シート及び第2シートを取り付ける場合に、一方側縁部保持手段又は他方側縁部保持手段を第1シート及び第2シートの縁部保持手段として兼用することができる。よって、防煙垂れ壁の設置作業の手間を省くことができるので、防煙垂れ壁の設置性を向上させることが可能となる。

0120

また、付記3に記載の防煙垂れ壁によれば、第2シートを対象支持部の軸線に直交する水平線に略沿うように設け、第2支持手段を水平線に沿うように配置したので、また、第2シートが第1シートと直交するように設置される場合に、第2保持本体及び第2支持手段を備える一方側縁部保持手段又は他方側縁部保持手段に第2シートを容易且つ迅速に取り付けることができ、防煙垂れ壁の設置性を一層向上させることができる。

0121

1防煙垂れ壁
2天井
2a 固定側部分
3 床
4 壁部
4a 第1可動側壁部
4b 第2可動側壁部
5天井材
6 支持部
6a対象支持部
10 第1シート
20 第2シート
30 第1上レール
31 第1レール部
32 第2レール部
32a 第1突出片
32b 第2突出片
33固定具
34 固定具
35 第1取付板
36 第2取付板
37 第3取付板
38 第4取付板
39 固定具
40 第2上レール
41 第1レール部
42 第2レール部
50 固定側縁部保持部
60レール軸部
61 第1レール軸部
61a 第1上側片
61b 第1立ち上げ片
61c 第2立ち上げ片
61d取付孔
62 第2レール軸部
62a 第2上側片
62b 第3立ち上げ片
62c 第4立ち上げ片
62d 取付孔
63切欠部
70外側天板部
71 外側天板部本体
71a 取付孔
71b 第1凹部
71c 第2凹部
71d 固定具
72 第1接続片
73 第2接続片
74 第3接続片
75 取付孔
80 第1内側天板部
81 取付孔
90 第2内側天板部
91 取付孔
100 保持本体
101 第1保持本体
101a 固定具
101b 取付孔
102 第2保持本体
102a 固定具
102b 取付孔
103底板部
110 第1押圧部
111 取付孔
120 第2押圧部
130固定側カバー
131 下側片
131a 第1接続片
131b 第2接続片
131c 第3接続片
132 第1立ち上げ片
132a 第1取付孔
133 第2立ち上げ片
133a 第1取付孔
133b 第2取付孔
134 第1切欠部
140 第1可動側縁部保持部
141 レール軸部
141a 第1上側片
141b 第1立ち上げ片
141c 第2立ち上げ片
141d 固定具
142 外側天板部
142a 切欠部
142b 取付孔
143 内側天板部
143a 取付孔
144 固定側保持本体
144a基礎部
144b 固定側突出片
144c突出先端部
144d 下方支持部
144eボルト挿通孔
144fボルト
144g 取付孔
144hナット
145 可動側保持本体
145a 基礎接続部
145b 可動側突出片
145c シート伸張部
145d 固定具
145e貫通孔
145f ボルト挿通孔
145g 取付孔
146 第1シート挟持部
146a 取付孔
147 第2シート挟持部
147a 取付孔
150 第1可動側カバー
151 第1カバー
151a 第1外装部
151b 第2外装部
151c 第3外装部
151d 第1取付孔
151e 固定具
151f 切欠部
151g 凹部
151h 第1取付孔
151i 第2取付孔
151j 第3取付孔
151k 固定具
152 第2カバー
152a 第1外装部
152b 第2外装部
152c カバー接続部
152d 切欠部
152e 固定具
153 第3カバー
153a 爪部
153b 外装部
153c 取付孔
153d 固定具
154閉塞部材
154a 固定具
155 閉塞部材固定部
160 第2可動側縁部保持部
170 第2可動側カバー

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