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技術 超音波診断装置用カバー

出願人 ニプロ株式会社
発明者 衣川雄規
出願日 2016年7月21日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2016-143190
公開日 2018年1月25日 (3年0ヶ月経過) 公開番号 2018-011766
状態 特許登録済
技術分野 超音波診断装置
主要キーワード 折返し位置 略短冊状 液状ゲル 厚み方向他方 ケーシング先端 完全防水 折返し線 長手方向他方
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

プローブ及びモニター一体型超音波診断装置であっても、超音波診断装置を被覆しつつ音響結合を良好にすることができる超音波診断装置用カバーを提供する。

解決手段

超音波診断装置用カバーは、超音波送受信するプローブと、受信した超音波に基づいて作成される画像を映す画像表示部とが1つのケーシングに設けられている超音波診断装置を被覆する透明なカバー本体と、カバー本体に取付けられ、且つプローブに接触させるゲル状シートとを備え、カバー本体は、開口部を有し且つ開口部から入れられる超音波診断装置を収容する収容部と、開口部を覆うように折り返えされる折返し部とを有し、折返し部は、折り返すことによってゲル状シート及びプローブ同士を圧接させることができるようになっている。

概要

背景

患者に針等を穿刺する穿刺作業を行う際、穿刺状態(針の位置、方向、及び深さ等)を確認しながら穿刺作業を行うことが好ましく、そのような場合に使用される装置として超音波診断装置が知られている。超音波診断装置は、患者の体内可視化する装置であり、プローブモニターとを備えている。超音波診断装置を使用する際には、まず体内の可視化したい部分の体表に、液状のエコーゲルを塗布する。更に、プローブを患者の体表に当て、プローブから体表に向かって超音波を送信させる。また、プローブは、患者の体内にて反射された超音波、即ち反射波を受信するようになっており、モニターは、受信した反射波に基づいて作成される体内に関する画像を映すようになっている。

このような超音波診断装置では、穿刺時における細菌やウイルス等による感染を予防することが求められ、滅菌処理したプローブを用いるか、又は滅菌処理したものによってプローブを覆うかの何れかで対処する必要がある。後者の例として、例えば特許文献1のプローブカバーが知られている。特許文献1のプローブカバーは、細長い袋状に形成されており、開口からプローブが入れられる。また、プローブカバーは、その中にエコー用ゲルが注入され、プローブとカバーとの間の音響結合を良好なものにしている。

概要

プローブ及びモニター一体型の超音波診断装置であっても、超音波診断装置を被覆しつつ音響結合を良好にすることができる超音波診断装置用カバーを提供する。 超音波診断装置用カバーは、超音波を送受信するプローブと、受信した超音波に基づいて作成される画像を映す画像表示部とが1つのケーシングに設けられている超音波診断装置を被覆する透明なカバー本体と、カバー本体に取付けられ、且つプローブに接触させるゲル状シートとを備え、カバー本体は、開口部を有し且つ開口部から入れられる超音波診断装置を収容する収容部と、開口部を覆うように折り返えされる折返し部とを有し、折返し部は、折り返すことによってゲル状シート及びプローブ同士を圧接させることができるようになっている。

目的

本発明は、プローブ及びモニター一体型の超音波診断装置であっても、超音波診断装置を被覆しつつ音響結合を良好にすることができる超音波診断装置用カバーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

音波送受信するプローブと、受信した超音波に基づいて作成される画像を映す画像表示部とが1つのケーシングに設けられている超音波診断装置被覆する透明なカバー本体と、前記カバー本体に取付けられ、且つ前記プローブに接触させるゲル状シートとを備え、前記カバー本体は、開口部を有し且つ前記開口部から入れられる前記超音波診断装置を収容する収容部と、前記開口部を覆うように折り返えされる折返し部とを有し、前記折返し部は、折り返すことによって前記ゲル状シート及び前記プローブを圧接させることができるようになっている、超音波診断装置用カバー。

請求項2

前記折返し部は、前記プローブに対向するように配置され、前記折返し部を折り返した際に前記ゲル状シートを前記プローブに当接させるように前記ゲル状シートを貼り付ける貼付領域を有している、請求項1に記載の超音波診断装置用カバー。

請求項3

前記貼付領域は、前記プローブに対向する領域を含み、取り返し部において示唆されている、請求項2に記載の超音波診断装置用カバー。

請求項4

前記カバー本体は、前記折返し部を折り返した状態で前記折返し部を前記収容部に接着するための接着部を有している、請求項1乃至3の何れか1つに記載の超音波診断装置用カバー。

請求項5

前記収容部は、前記開口部を有し且つ前記開口部から挿入される前記超音波診断装置を収容する本体部分と、前記本体部分の前記開口部から前記開口部が開口する開口方向に延伸する延伸部分とを有し、前記折返し部は、前記延伸部分から更に、前記開口方向に延伸し、前記折返し部を折り返した状態では、前記折返し部における前記開口方向に直交する直交方向の両側縁部分は前記延伸部分の直交方向の両側縁部分に対向し、前記接着部は、対向する前記折返し部の両側縁部分と前記延伸部分の両側縁部分とを接着するようになっている、請求項4に記載の超音波診断装置用カバー。

請求項6

前記収容部は、前記開口部の両側に把持部分を有している、請求項1乃至4の何れか1つに記載の超音波診断装置用カバー。

技術分野

0001

本発明は、超音波診断装置被覆するカバーに関する。

背景技術

0002

患者に針等を穿刺する穿刺作業を行う際、穿刺状態(針の位置、方向、及び深さ等)を確認しながら穿刺作業を行うことが好ましく、そのような場合に使用される装置として超音波診断装置が知られている。超音波診断装置は、患者の体内可視化する装置であり、プローブモニターとを備えている。超音波診断装置を使用する際には、まず体内の可視化したい部分の体表に、液状のエコーゲルを塗布する。更に、プローブを患者の体表に当て、プローブから体表に向かって超音波を送信させる。また、プローブは、患者の体内にて反射された超音波、即ち反射波を受信するようになっており、モニターは、受信した反射波に基づいて作成される体内に関する画像を映すようになっている。

0003

このような超音波診断装置では、穿刺時における細菌やウイルス等による感染を予防することが求められ、滅菌処理したプローブを用いるか、又は滅菌処理したものによってプローブを覆うかの何れかで対処する必要がある。後者の例として、例えば特許文献1のプローブカバーが知られている。特許文献1のプローブカバーは、細長い袋状に形成されており、開口からプローブが入れられる。また、プローブカバーは、その中にエコー用ゲルが注入され、プローブとカバーとの間の音響結合を良好なものにしている。

先行技術

0004

特開2011−072511号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、超音波診断装置には、プローブとモニターとが1つのケーシングに設けられているもの、即ちプローブとモニターとが一体的に構成されているものがある。このような超音波診断装置に関して、特許文献1のプローブカバーを用いると以下のように仕様が合わないことが考えられる。即ち、特許文献1のプローブカバーは、プローブ専用のカバーであるため、カバーに対する透明度が低く、モニターの可視化が想定されてない。また、プローブカバーの中にエコー用ゲルを注入するため、エコー用ゲルがモニターに付着して汚れることがある。そうすると、モニターに表示される画像が見えにくくなる。更に、超音波診断装置にエコー用ゲルが付着するので、使用後において超音波診断装置を洗浄する必要がある。しかし、超音波診断装置では、プローブとモニターとが一体的に構成されており、超音波診断装置を完全防水とすると製造コストが増加する。そのため、超音波診断装置が防水性を有することなく製造されることがあり、そうすると超音波診断装置の洗浄が難しくなる。それ故、液状のエコー用ゲルを用いることができない。

0006

このように、プローブ及びモニターが一体化されている超音波診断装置において、特許文献1のプローブカバーを用いると、上述するように不具合が生じる。それ故、特許文献1のプローブカバーでは、超音波診断装置の被覆と良好な音響結合とを両立することができない。

0007

そこで本発明は、プローブ及びモニター一体型の超音波診断装置であっても、超音波診断装置を被覆しつつ音響結合を良好にすることができる超音波診断装置用カバーを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明の超音波診断装置用カバーは、超音波を送受信するプローブと、受信した超音波に基づいて作成される画像を映す画像表示部とが1つのケーシングに設けられている超音波診断装置を被覆する透明なカバー本体と、前記カバー本体に取付けられ、且つ前記プローブに接触させるゲル状シートとを備え、前記カバー本体は、開口部を有し且つ前記開口部から入れられる前記超音波診断装置を収容する収容部と、前記開口部を覆うように折り返えされる折返し部とを有し、前記折返し部は、折り返すことによって前記ゲル状シート及び前記プローブ同士を圧接させることができるようになっているものである。

0009

本発明に従えば、開口から収容部内に超音波診断装置を挿入して折返し部が折り返すことによって、カバーによって超音波診断装置を被覆させつつゲル状シートをプローブに圧接させることができる。これにより、カバーによって超音波診断装置を被覆しつつ、プローブとカバーとの間における音響結合を良好にすることができる。

発明の効果

0010

本発明によれば、プローブ及びモニター一体型の超音波診断装置であってもそれを被覆しつつ音響結合を良好にすることができる。

図面の簡単な説明

0011

本実施形態の超音波診断装置用カバーと、それによって被覆される超音波診断装置を示す平面図である。
図1の超音波診断装置用カバーに超音波診断装置を挿入した状態を示す平面図である。
図2の超音波診断装置用カバーのフラップ部を閉じた状態を示す平面図である。
その他の形態の超音波診断装置用カバーを示す平面図である。

実施例

0012

以下、本発明に係る実施形態の超音波診断装置用カバー(以下、単に「カバー」という)1,1Aについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明するカバー1,1Aは、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。

0013

<本実施形態>
図1に示すカバー1は、モニター一体型の超音波診断装置(以下、単に「超音波装置」という)2を被覆するためのものである。超音波装置2は、カバー1によって被覆された状態で、エコー用ゲル等の液状ゲルを塗布された体表に押当てるようにして使用される。以下では、超音波装置2の構成の一例について説明する。

0014

<超音波装置>
超音波装置2は、ケーシング11と、プローブ12と、モニター13とを備えている。ケーシング11は、平面視で大略矩形状の箱状の部材であり、その先端側部分11aが先端に向かって先細りに形成されている。なお、ケーシング11は、必ずしもこのような形状である必要はなく、如何なる形状であってもよい。ケーシング11の先端側部分11aには、プローブ12が配置されており、超音波装置2は、その先端2aにプローブ12を有している。

0015

プローブ12は、超音波を送受信するように構成されており、例えば圧電素子等の振動子によって構成されている。即ち、プローブ12は、図示しない制御装置に接続され、制御装置からの指令に応じて超音波を送信するようになっている。また、プローブ12は、反射してくる超音波、即ち反射波を受信し、受信する超音波に応じた信号を制御装置に出力する。制御装置は、その信号に基づいて画像処理を行うようになっており、画像処理によって得られる画像データをモニター13に出力する。

0016

画像表示装置の一例であるモニター13は、画像データに応じた画像を表示するようになっている。即ち、モニター13には、プローブ12が受信した反射波に基づいて作成される画像が表示されるようになっている。このような機能を有するモニター13は、ケーシング11の表面の予め定められた領域に配置されている。ここで予め定められた領域とは、ケーシング先端11bから所定の距離D1離れた位置より基端側の領域であり、モニター13は、この領域の縁を除いた略全域に広がっている。このように構成されている超音波装置2は、前述の通り、カバー1に被覆されている状態で使用される。

0017

<カバー>
カバー1は、超音波装置2を収納して被覆するようになっており、カバー本体21と、ゲル状シート22とを備えている。カバー本体21は、透光性を有する袋状の部材であって、平面視で略矩形状に形成されている。本実施形態において、カバー本体21が有する透光性とは、収納される超音波装置2のモニター13に映される画像を使用者等が視認可能な程度に光を透す性質を意味する。このような透光性を有するカバー本体21が以下のように構成されている。即ち、カバー本体21は、略短冊状(即ち、長尺な矩形状)に形成される透光性を有するシート状部材、例えば樹脂製シートで構成されており、樹脂製シートがその長手方向中間部分で幅方向に延びる折線(図示せず)にて折り返される。なお、本実施形態では、1枚の樹脂製シートによってカバー本体21が構成されているが、異なる長さの2枚の樹脂製シートを貼り合わせることによってカバー本体21を構成してもよい。上記の樹脂製シートは単層又は複層材質で構成されており、材質としてはポリエチレンポリエチレンテレフタレート、PP(ポリプロピレン)、ナイロン塩化ビニリデン、PC(ポリカーボネイト)等から1つあるいは2つ以上を選択してフィルム状に成形したものを用いてもよい。

0018

このように折り返された樹脂製シートは、折線に対してその長手方向一方側部分及び他方側部分が夫々重ねられる。これにより、長手方向一方側部分がカバー本体21の表面部分21aを構成し、他方側部分がカバー本体21の裏面部分21bを構成する。このように重ね合わされたカバー本体21の表面部分21a及び裏面部分21bは、幅方向両側縁部分にて夫々接着(例えば、溶着)される。これにより、カバー本体21が袋状に形成されている。このように形成されるカバー本体21では、折線が樹脂製シートの長手方向一方側に寄せられており、カバー本体21の表面部分21aに対して裏面部分21bが長尺に形成されている。これにより、カバー本体21は、長手方向一方側に袋状の収容部23を有し、且つ長手方向他方側にシート状のフラップ部24を有するように構成される。

0019

収容部23は、図2にも示すように、本体部分25と、延伸部分26とを有している。本体部分25は、カバー本体21の表面部分21a及び裏面部分21bの幅方向両側縁部分が夫々接着されている部分、即ち袋状の部分である。本体部分25は、長手方向他方側に開口部25aを有しており、開口部25aから前述する超音波装置2を挿入して本体部分25内に収容するように構成されている。このように構成される本体部分25の長手方向の寸法は、超音波装置2の長手方向の寸法より短くなっており、超音波装置2の先端側部分、即ちケーシング11の先端側部分11aが本体部分25の開口部25aから突出している。本体部分25には、このケーシング11の先端側部分11aに当接するように延伸部分26が一体的に設けられている。

0020

延伸部分26は、本体部分25と同じ幅を有するシート状の部分であって、カバー本体21の裏面部分21bの一部を構成する部分ある。延伸部分26は、本体部分25の開口部25aから更に長手方向他方側に延伸している。また、延伸部分26は、ケーシング11の先端側部分11aの長手方向の寸法と同じ寸法又はそれより長い寸法分、開口部25aから延伸しており、ケーシング11の先端側部分11a全体を延伸部分26に添えられるようになっている。このように形成される収容部23は、超音波装置2の先端側部分を本体部分25から突出させた状態で超音波装置2を収容し、突出する先端側部分に延伸部分26を添えるようになっている。また、収容部23の延伸部分26には、本体部分25の開口部25aを覆うべくフラップ部24が繋がっている。

0021

折返し部の一例であるフラップ部24は、本体部分25及び延伸部分26と同じ幅を有するシート状に形成されており、延伸部分26から連続して繋がるように長手方向他方側に延伸している。即ち、フラップ部24は、幅方向に延びる折返し線L1で延伸部分26と連続して繋がっており、カバー本体21において折返し線L1より長手方向一方側が収容部23を構成し、折返し線L1より長手方向他方側がフラップ部24を構成している。なお、折返し線L1は、後述するように折り返される起点となる仮想の線であり、平面視において収容部23に収容される超音波装置2の先端2aと略重なり且つ幅方向に延在している。

0022

このように構成されるフラップ部24は、折返し線L1で手前側に折り返され、図3に示すようにフラップ部24の長手方向他方側の端部がカバー本体21の表面部分21a(より詳細には、本体部分25の表面部分)と重なるようになっている。なお、フラップ部24の長手方向の寸法D2は、前述する距離D1(即ち、ケーシング先端11bからモニター13の長手方向一端までの距離)より短くなっており、収容部23内の超音波装置2のモニター13とフラップ部24とが重ならないようになっている。

0023

このように構成されるフラップ部24は、折り返えされることによって、収容部23の本体部分25の開口部25aを覆うようになっている。また、フラップ部24は、収容部23内の超音波装置2のプローブ12に対向する、即ち長手方向他方側から収容部23内の超音波装置2のプローブ12を覆うようになっている。更に、折り返す際、フラップ部24は長手方向他方側に引っ張られ、フラップ部24において超音波装置2のプローブ12に対向する被覆領域24aがプローブ12に押し付けられるようになっている。この被覆領域24aには、フラップ部24とプローブ12との間に介在する空気をなくすべくゲル状シート22が配置されおり、フラップ部24を引っ張ることでゲル状シート22がプローブ12に押し付けられるようになっている。

0024

ゲル状シート22は、例えばウレタンゲル等のエラストマーゲルから成るシート状の部材であり、従来技術のエコージェルと同様に、プローブ12と体表との間の音響結合を良好にするためのものである。ゲル状シート22は、プローブ12の外形(即ち、長手方向他方側見た外周縁輪郭)に合せた形状になっている。本実施形態において、ゲル状シート22の外形寸法は、プローブ12と同様に大略矩形状に形成されており、プローブ12の外形寸法より大きくなっている。即ち、ゲル状シート22の外形寸法は、フラップ部24の被覆領域24aの外形より大きくなっている。このようなゲル状シート22はウレタンゲルに限定されたものではなく、シリコーン系スチレン系等のものを用いてもよい。

0025

このような形状を有するゲル状シート22は、厚み方向一方側の面、即ち表面をプローブ12に当接させるようになっており、ゲル状シート22をプローブ12に当接させる際にその当接する面全体がゲル状シート22によって覆われるようになっている。また、ゲル状シート22は、高粘着性を有しており、厚み方向他方側の面、即ち裏面がフラップ部24の被覆領域24a全体を覆うようにフラップ部24に貼り付けられている。本実施形態では、ゲル状シート22の一部分がフラップ部24から延伸部分26の方(即ち、折返し線L1より長手方向一方側)にはみ出している。同様に、ゲル状シート22の一部分が被覆領域24aに対して幅方向両側及び長手方向他方側にはみ出ている。このように被覆領域24aからはみ出すようにフラップ部24にゲル状シート22を貼り付けることによって、ゲル状シート22に対するプローブ12の位置ずれ許容範囲を大きくすることができる。

0026

このように構成されているカバー1は、使用前においてゲル状シート22とカバー本体21とが分かれている場合があり、この場合、使用する直前にゲル状シート22にカバー本体21を貼り付ける。このような場合において、フラップ部24におけるゲル状シート22の貼り付け位置を示唆するべく、フラップ部24は、図1に示すような貼付領域24bを有している。貼付領域24bは、本実施形態において、平面視で大略矩形状の破線及びそれに囲まれた領域であり、使用者等に対して破線によって視覚的に示唆している。なお、貼付領域24bは、貼り付け位置を視覚で示唆できるものであれば囲まれる領域の形状、線の種類、及び指示する形態(凹凸等)は問わない。また、貼付領域24bは、被覆領域24aの全てを含み、ゲル状シート22全体を貼付領域24b内に配置することによってプローブ12全体をゲル状シート22に当接させることができるように形成されている。即ち、貼付領域24bは、最も好ましい位置(例えば、ゲル状シート22が被覆領域24aに対して幅方向両側にはみ出る部分及び長手方向にはみ出る部分が夫々均等になる位置)に対する幅方向及び長手方向のズレ許容するに配置されている。

0027

このように形成される貼付領域24b内にゲル状シート22を貼り付けることによって、フラップ部24を折り返した際にゲル状シート22がプローブ12全体に当接し、ゲル状シート22によって、フラップ部24とプローブ12との間に空気が介在しないようにして良好な音響結合を可能にする。また、フラップ部24の端部(即ち、カバー本体21の長手方向他端部)を収容部23の表面部分に接着するべく、フラップ部24の端部には、第1接着部27が設けられている。

0028

第1接着部27は、収容部23の表面部分に接着可能な帯状の部材、例えば両面テープによって構成されている。なお、第1接着部27は、必ずしも両面テープである必要はなく、面ファスナであってもよい。第1接着部27は、幅方向に延在しており、フラップ部24の端部において幅方向の略全域に渡って配置されている。第1接着部27は、厚み方向一方側の面である裏面をフラップ部24に貼り付けるようにしてフラップ部24に設けられている。これにより、フラップ部24を折り返した際に第1接着部27の厚み方向他方側の面である表面が収容部23の表面部分に対向し、その表面を収容部23の表面部分に貼り付けることができるようになっている。なお、フラップ部24の長手方向の寸法が前述の通り距離D1より短くなっているので、第1接着部27は、収容部23の表面部分において、収容部23内の超音波装置2のモニター13より長手方向他方側に位置するようになっている。

0029

このようにフラップ部24の端部は、第1接着部27によって収容部23の表面部分に貼り付けることができる。これにより、フラップ部24を折り返したフラップ部24を使用者が把持等しなくとも、ゲル状シート22をプローブ12に当接させた状態を維持することができる。これにより、使用中においてプローブ12とフラップ部24との間の音響結合を良好に保つことができる。また、フラップ部24の幅方向両側縁部分には、第2接着部28が夫々設けられている。

0030

第2接着部28は、接着性を有する帯状の部材から成り、本実施形態では第1接着部27と同様に両面テープによって構成されている。なお、第2接着部28は、第1接着部27と同じく糊や面ファスナによって構成されてもよい。第2接着部28は、長手方向に延在しており、フラップ部24の幅方向両側縁部分の各々において長手方向の略全域に渡って配置されている。また、本実施形態では、第2接着部28は、折返し線L1を超えて延伸部分26の幅方向両側縁部分にまで延在している。

0031

このように配置される第2接着部28は、厚み方向一方側の面である裏面をフラップ部24に貼り付けるようにしてフラップ部24に設けられている。これにより、フラップ部24を折り返した際、2つの第2接着部28の厚み方向他方側の面である表面の一部分(即ち、フラップ部24の端部寄りの部分)が本体部分25の幅方向両側縁部分に夫々対向し、表面の一部分が本体部分25の幅方向両側縁部分に夫々貼り付けられる。また、2つの第2接着部28の表面の残りの部分(即ち、折返し線L1寄りの部分)は、延伸部分26の幅方向両側縁部分に夫々対向し、そこに表面の残りの部分が夫々貼り付けられる。

0032

このようにフラップ部24の幅方向両側縁部分は、2つの第2接着部28によって本体部分25及び延伸部分26の幅方向両側縁部分に夫々貼り付けられる。フラップ部24を折り返しただけの状態では、フラップ部24の幅方向両側縁部分と延伸部分26の幅方向両側縁部分との間が開いている状態となるが、フラップ部24の幅方向両側縁部分を延伸部分26の幅方向両側縁部分に貼り付けることによって、フラップ部24の幅方向両側縁部分と延伸部分26の幅方向両側縁部分との間の開口を塞ぐことができる。これにより、エコー用ゲルがこの開口から流入してまた流出することを防ぐことができる。即ち、エコー用ゲルがウイルスや細菌等に侵されることを防ぐことができる。

0033

また、カバー本体21の収容部23は、その表面部分の幅方向両側縁部分と裏面部分の幅方向両側縁部分が夫々対向させて接着(本実施形態では、溶着)されており、接着されている部分が夫々把持部分21cを形成している。即ち、収容部23は、幅方向に離して配置される一対の把持部分21c,21cを有している。把持部分21cは、使用者等が把持するための部分であり、例えば使用者等が左右の手で一対の把持部分21c,21cを夫々把持するようになっている。把持した状態で、本体部分25の開口部25aから使用者等と異なる人に超音波装置2を挿入してもらうことで、使用者等が滅菌処理しにくい超音波装置2に触れずにカバー本体21に超音波装置2を収納することができる。

0034

<カバーの使用方法等について>
このように構成されるカバー1は、例えば滅菌処理が難しい超音波装置2を用いて患者の体内を可視化しながら針等を穿刺する場合に用いられる。カバー1において、カバー本体21は滅菌処理が施されており、超音波装置2をカバー1で被覆することによって穿刺時における細菌やウイルス等による感染を予防することができるようになっている。また、カバー1では、基本的にカバー本体21にゲル状シート22が貼り付けられた状態である形態が好ましい。

0035

他方、前述の通り、カバー本体21とゲル状シート22とが分かれており、使用する直前等に使用者等がカバー本体21にゲル状シート22を貼り付けて使用する形態の場合もある。このような形態の場合、使用者等は、図1矢符で示すようにフラップ部24の貼付領域24b内にゲル状シート22を貼り付け、カバー1を使用できる状態にする。なお、カバー1は、必ずしもカバー本体21がゲル状シート22に貼り付けられている状態のものに限定されず、カバー本体21とゲル状シート22とが分かれている状態のものも含む。カバー1が使用できる状態になると、収容部23に超音波装置2が挿入される。

0036

使用者等は、挿入する際、一対の把持部分21cを両手で夫々把持し、両手を近づけるようにして開口部25aを収容部23の厚み方向に大きく開く。超音波装置2は、開かれた開口部25aから収容部23内に挿入され、更に収容部23内において長手方向他端まで押し込まれる。押し込んだ後、折返し線L1にてフラップ部24が手前側に折り返され、ゲル状シート22をプローブ12に当接させる。更に、フラップ部24は、長手方向一方側に引っ張られ、ゲル状シート22をプローブ12に圧接させる。これにより、カバー1によって超音波装置2を被覆しつつ、プローブ12と体表との間における音響結合を良好に保つことができる。また、超音波装置2を収容部23に挿入した後、フラップ部24に貼り付けられるゲル状シート22をプローブ12に圧接させる(即ち、押し付ける)ようになっているので、フラップ部24の折返し位置を変えることによって超音波装置2に対するゲル状シート22の相対位置を調整することができる。それ故、収容部23内で超音波装置2を動かしながらゲル状シート22との相対位置を調整する場合に比べて相対位置の調整が容易である。

0037

また、カバー1では、長手方向一方側に引っ張られている状態を維持しつつ、フラップ部24の端部が第1接着部27によって収容部23の表面部分に接着される。これにより、フラップ部24を把持等することなくゲル状シート22がプローブ12に圧接されている状態を維持することができる。これにより、超音波装置2を片手で把持して、もう他方の手で別の作業を行うことができる。

0038

更に、カバー1では、フラップ部24の幅方向両側縁部分が第2接着部28によって収容部23の幅方向両側縁部分に接着される。なお、フラップ部24の端部及び幅方向両側縁部分の収容部23への接着は、何れが先であってもよい。フラップ部24の幅方向両側縁部分を収容部23に接着することで、超音波装置2の先端側部分を側方からも覆うことができ、超音波装置2全体をカバー1によって被覆して超音波装置2を外方から隔離することができる。これにより、使用者等が滅菌処理しにくい超音波装置2に触れることを抑制することができる。

0039

このようにしてカバー1によって被覆されている超音波装置2は、前述の通り患者の体内を可視化する際に用いられ、プローブ12を可視化したい部位に向けて体表に押当てられる。押当てる際、体表には、エコー用ゲルが塗布され、カバー1と体表との間にエコー用ゲルを介在させて音響結合を良好に保っている。このように用いられるエコー用ゲルが収容部23に入らないように、カバー1では、第2接着部28によってフラップ部24の端部が幅方向両側縁部分の収容部23に接着されており、これによって超音波装置2に付着するウイルスや細菌等によってエコー用ゲルが侵されることを抑制することができる。

0040

<その他の形態>
本実施形態のカバー1では、フラップ部24にゲル状シート22が設けられているが、必ずしもこのような位置に設けられている必要はない。図4に示すカバー1Aのように収容部23の底にゲル状シート22Aを取付けてもよい。この場合、プローブ12を収容部23の底に向けて超音波装置2が収容部23内に挿入され、プローブ12をゲル状シート22に当接させる。なお、超音波装置2のモニター13は、カバー本体21の裏面部分21bの方に向けられる。また、フラップ部24は、超音波装置2の基端部(即ち、プローブ12の先端部とは長手方向反対側の端部)2bを覆うように折り返され、更にフラップ部24を長手方向一方側に引っ張られる。フラップ部24によって超音波装置2の基端部を長手方向一方に押すようにする。これにより、プローブ12をゲル状シート22Aに圧接させることができる。これにより、カバー1Aは、本実施形態のカバー1と同様の作用効果を奏する。

0041

また、本実施形態のカバー1では、ゲル状シート22の形状が平面視で大略矩形状になっているが、大略楕円形状や大略円形状であってもよい。また、カバー1では、フラップ部24が2つの接着部27,28で収容部23に接着されているが、必ずしも接着されている必要はない。例えば、輪ゴム等の別の固定具によってフラップ部24を収容部23の表面部に固定するようにしてもよく、フラップ部24a幅方向両側縁部分を幅方向内側に折り畳んでそれを開口部25aに入れ込んだり、使用者がフラップ部24を把持したりするようにしてもよい。また、フラップ部24は、必ずしも貼付領域24bを有している必要はなく、またフラップ部24を折り返す位置を明確にするために折返し線L1をカバー本体21において明示してもよい。

0042

更に、本実施形態のカバー1では、収容部23の本体部分25とフラップ部24との間に延伸部分26が介在しているが、必ずしも延伸部分26が介在している必要はない。この場合、超音波装置2全体が収容部23に収められ、フラップ部24が開口部25aを覆って塞ぐように折り返される。なお、カバー本体21が延伸部分26を有しない場合、収容部23の弛みなどによってプローブ12とゲル状シート22との間に収容部23の開口端等が挟み込まれることがある。このような事態を防ぐべく、本実施形態のカバー1のようにカバー本体21が延伸部分26を有していることが好ましい。

0043

1,1A超音波診断装置用カバー
2超音波装置
11ケーシング
12プローブ
13モニター(画像表示装置)
21 カバー本体
21c把持部分
22,22Aゲル状シート
23 収容部
24フラップ部(折返し部)
24b貼付領域
25 本体部分
25a 開口部
26延伸部分
27 第1接着部
28 第2接着部

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