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技術 情報処理装置および情報処理プログラム

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 藤井将
出願日 2016年7月14日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-139232
公開日 2018年1月18日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2018-011215
状態 特許登録済
技術分野 ファクシミリ一般 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード ファイル処理システム 正立姿勢 二次元コード付 白紙除去 各二次元コード 構成ページ ページ面 親ファイル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月18日)のものです。
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図面 (17)

課題

次元コードジョブごとに作成して原稿面に埋め込んだり、あるいは全ページ面に埋め込んだりといった硬直的な運用と比べ柔軟な運用が可能な情報処理装置原稿情報処理プログラム、および情報処理装置を提供する。

解決手段

一部のページに2次元コードが書き込まれた複数ページからなる原稿を読み取って得た第1の原稿データを取得し、取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、複数の第2の原稿データへの振分け方法と第2の原稿データごとの処理方法の情報が含まれていた場合に、その情報に従って、上記複数ページのうちの一部のページの重複利用を許容した複数の第2の原稿データへの振分けと第の原稿データルごとの処理を実行する。

概要

背景

スキャナで1回に連続して読み取った複数枚原稿は、通常、1つのファイルとして取り扱われる。換言すると、1回に連続して読み取った複数枚の原稿のうちの一部の原稿については送信先Aに送信し、残りの原稿については送信先Bに送信するといった、1回に連続して読み取った複数枚の原稿からなる1つのファイルを複数に振分ける処理は行われない。

この通常の処理のままでは、上記のように送信先が異なるなど、異なる目的の原稿が混在する原稿群がある場合、それらの原稿を目的別の複数の束に分けてからスキャナに別々に読み取らせる必要があり、手間隙が発生する。このため、異なる目的の原稿が混在する原稿群であっても一度に読み取らせて、原稿ごとに目的に応じた処理を実行させたいとう要望がある。

この要望に応える手段として、2次元コードを応用した手段が提案されている。

例えば、特許文献1では、QRコード登録商標)等の2次元コードにジョブの情報を書き込み、その2次元コードを原稿面に埋め込んだ原稿を作成する。そして、その特許文献1には、その2次元コードが原稿面に埋め込まれた原稿をスキャナで読み取って、その2次元コードの基づいて振分けを行なうことが提案されている。

また、特許文献2には、スキャン時に各原稿から2次元コードの情報を抽出し、その抽出した情報から不足ページの有無を判断し、不足ページがあればその不足ページを補完することが提案されている。

概要

2次元コードをジョブごとに作成して原稿面に埋め込んだり、あるいは全ページ面に埋め込んだりといった硬直的な運用と比べ柔軟な運用が可能な情報処理装置原稿情報処理プログラム、および情報処理装置を提供する。一部のページに2次元コードが書き込まれた複数ページからなる原稿を読み取って得た第1の原稿データを取得し、取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、複数の第2の原稿データへの振分け方法と第2の原稿データごとの処理方法の情報が含まれていた場合に、その情報に従って、上記複数ページのうちの一部のページの重複利用を許容した複数の第2の原稿データへの振分けと第の原稿データルごとの処理を実行する。

目的

本発明は、上記の事情に鑑み、2次元コードをジョブごとに作成して原稿面に埋め込んだり、あるいは全ページ面に埋め込んだりといった硬直的な運用と比べ柔軟な運用が可能な情報処理装置および情報処理プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一部のページに2次元コードが書き込まれた複数ページからなる原稿を読み取って得た第1の原稿データを取得する取得部と、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、複数の第2の原稿データへの振分け方法と第2の原稿データごとの処理方法の情報が含まれていた場合に、該情報に従って、前記複数ページのうちの一部のページの重複利用を許容した複数の第2の原稿データへの振分けと第2の原稿データごとの処理を実行する実行部とを備えたことを特徴とする情報処理装置

請求項2

前記実行部は、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、前記複数の第2の原稿データのうちのいずれかの第2の原稿データのデータ加工方法が記載されていた場合に、該情報に従って該第2の原稿データ内のデータを加工することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記実行部は、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、他の情報と連携しての振分け方法が含まれていた場合に、双方の情報に従って複数の第2の原稿データへの振分けを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記実行部は、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報では振分けが不明なページが存在する場合に、該振分けに不明なページの振分け方法の情報の取得を試みて取得できた場合に、双方の情報に従って複数の第2の原稿データへの振分けを実行することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置。

請求項5

プログラムを実行する情報処理情報処理装置内で実行され、該情報処理情報処理装置を、一部のページに2次元コードが書き込まれた複数ページからなる原稿を読み取って得た第1の原稿データを取得する取得部と、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、複数の第2の原稿データへの振分け方法と第2の原稿データごとの処理方法の情報が含まれていた場合に、該情報に従って、前記複数ページのうちの一部のページの重複利用を許容した複数の第2の原稿データへの振分けと第2の原稿データごとの処理を実行する実行部とを備えた情報処理装置として動作させることを特徴とする情報処理プログラム

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置および情報処理プログラムに関する。

背景技術

0002

スキャナで1回に連続して読み取った複数枚原稿は、通常、1つのファイルとして取り扱われる。換言すると、1回に連続して読み取った複数枚の原稿のうちの一部の原稿については送信先Aに送信し、残りの原稿については送信先Bに送信するといった、1回に連続して読み取った複数枚の原稿からなる1つのファイルを複数に振分ける処理は行われない。

0003

この通常の処理のままでは、上記のように送信先が異なるなど、異なる目的の原稿が混在する原稿群がある場合、それらの原稿を目的別の複数の束に分けてからスキャナに別々に読み取らせる必要があり、手間隙が発生する。このため、異なる目的の原稿が混在する原稿群であっても一度に読み取らせて、原稿ごとに目的に応じた処理を実行させたいとう要望がある。

0004

この要望に応える手段として、2次元コードを応用した手段が提案されている。

0005

例えば、特許文献1では、QRコード登録商標)等の2次元コードにジョブの情報を書き込み、その2次元コードを原稿面に埋め込んだ原稿を作成する。そして、その特許文献1には、その2次元コードが原稿面に埋め込まれた原稿をスキャナで読み取って、その2次元コードの基づいて振分けを行なうことが提案されている。

0006

また、特許文献2には、スキャン時に各原稿から2次元コードの情報を抽出し、その抽出した情報から不足ページの有無を判断し、不足ページがあればその不足ページを補完することが提案されている。

先行技術

0007

特開2007−036404号公報
特開2009−088655号公報

発明が解決しようとする課題

0008

上掲の特許文献1に提案されたデータ処理方法の場合、ジョブごとに2次元コードを作成して原稿面に埋め込む必要があり、ジョブごとという硬直的な運用しかできず、例えば、一部のページについては、ファイルAとファイルBとの双方に含ませて双方に送信先に送信する、といった柔軟な振分けは困難である。この特許文献1に提案されたデータ処理方法を採用して、柔軟な振分けを行なおうとすると、例えば、原稿1枚1枚をそれぞれ別々なジョブとみなして、全ての原稿にそれぞれ2次元コードを埋め込む必要を生じ、2次元コードの埋め込み作業に手間隙がかかることになる。

0009

また、上掲の特許文献2の提案は、2次元コードを全てのページに埋め込むことを前提としたものであり、この提案も、2次元コードを全てのページに埋め込むという硬直的な運用しかできない。

0010

本発明は、上記の事情に鑑み、2次元コードをジョブごとに作成して原稿面に埋め込んだり、あるいは全ページ面に埋め込んだりといった硬直的な運用と比べ柔軟な運用が可能な情報処理装置および情報処理プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

請求項1は、
一部のページに2次元コードが書き込まれた複数ページからなる原稿を読み取って得た第1の原稿データを取得する取得部と、
前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、複数の子ファイルへの振分け方法と第2の原稿データごとの処理方法の情報が含まれていた場合に、該情報に従って、前記複数ページのうちの一部のページの重複利用を許容した複数の第2の原稿データへの振分けと第2の原稿データごとの処理を実行する実行部とを備えたことを特徴とする情報処理装置である。

0012

請求項2は、
前記実行部は、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、前記複数の第2の原稿データのうちのいずれかの第2の原稿データのデータ加工方法が記載されていた場合に、該情報に従って該第2の原稿データ内のデータを加工することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。

0013

請求項3は、
前記実行部は、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、他の情報と連携しての振分け方法が含まれていた場合に、双方の情報に従って複数の第2の原稿データへの振分けを実行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置である。

0014

請求項4は、
前記実行部は、前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報では振分けが不明なページが存在する場合に、該振分けに不明なページの振分け方法の情報の取得を試みて取得できた場合に、双方の情報に従って複数の第2の原稿データへの振分けを実行することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置である。

0015

請求項5は、
プログラムを実行する情報処理装置内で実行され、該情報処理装置を、
一部のページに2次元コードが書き込まれた複数ページからなる原稿を読み取って得た第1の原稿データを取得する取得部と、
前記取得部で取得した第1の原稿データ中の2次元コードに記録されている情報に、複数の第2の原稿データへの振分け方法と第2の原稿データごとの処理方法の情報が含まれていた場合に、該情報に従って、前記複数ページのうちの一部のページの重複利用を許容した複数の第2の原稿データへの振分けと第2の原稿データごとの処理を実行する実行部とを備えた情報処理装置として動作させることを特徴とする情報処理プログラムである。

発明の効果

0016

請求項1の情報処理装置、請求項5情報処理プログラムによれば、2次元コードをジョブごとに作成して原稿面に埋め込んだり、あるいは全ページ面に埋め込んだりといった硬直的な運用と比べ柔軟な運用が可能である。

0017

請求項2の情報処理装置によれば、2次元コードに記録されている情報に従って第2の原稿データ内のデータを加工する概念のない場合と比べ、柔軟な処理が可能である。

0018

請求項3の情報処理装置によれば、2次元コードに記録されている情報と他の情報とを連携させて振分けける概念のない場合と比べ、柔軟な処理が可能である。

0019

請求項4の情報処理装置によれば、原稿面に埋め込まれた2次元コードでは情報が不足する場合に、その不足する情報が補われる。

図面の簡単な説明

0020

本発明の一実施形態を包含する情報処理システムの全体構成図である。
図1に示す情報処理システムの複合機の構成を示したブロック図である。
複合機のUIの初期画面を示した図である。
二次元コードを利用した処理の第1例を示した模式図である。
二次元コードを利用した処理の第2例を示した模式図である。
二次元コードを利用した処理の第3例を示した模式図である。
二次元コードを利用した処理の第4例を示した模式図である。
二次元コードを利用した処理の第5例を示した模式図である。
二次元コードを利用した処理の第6例を示した模式図である。
二次元コードを利用した処理の第7例を示した模式図である。
二次元コード生成ツールのUI画面を示した図である。
図11と同じ二次元コード生成ツールのUI画面の上半分の主なプルダウンメニューを展開して示した図である。
図11と同じ二次元コード生成ツールのUI画面の下半分の主なプルダウンメニューを展開して示した図である。
「二次元コードの目的」の欄で「共通付与文書指定」を選択したときに表示されるUI画面を示した図である。
図1に示すサーバ内で実行される情報処理プログラムのフローチャートを示した図である。
図15のステップS106において複合機のUI上に表示される画面例を示した図である。

実施例

0021

以下、本発明の実施の形態について説明する。

0022

図1は、本発明の一実施形態を包含する情報処理システムの全体構成図である。

0023

この情報処理システム100には、複数台クライアントコンピュータ(以下、クライアントPCと略記する)10が備えられている。これらのクライアントPC10は、各ユーザにより操作され、原稿の作成や編集の作業が行われる。

0024

また、この情報処理システム100には、プリンタ20、複合機30、およびサーバ40が備えられている。複数台のクライアントPC10と、これらプリンタ20、複合機30、およびサーバ40は、LAN(Local Area Network)50で互いに通信可能に接続されている。

0025

クライアントPC10で作成された原稿のプリントにあたっては、原稿を作成したユーザのクライアントPC10から、原稿ファイルが送信されて、一旦、サーバ40に蓄積され、その後、そのファイルがプリンタ20あるいは複合機30に送信されて用紙上にプリント出力される。

0026

詳細は後述するが、クライアントPCでは、ユーザ操作により、QRコード(登録商標)等の二次元コードが作成され、その二次元コードが埋め込まれた原稿が作成される。その作成された原稿は、一旦プリント出力され、用紙上に物理的に記録された原稿となる。

0027

この用紙上の原稿は複合機30のスキャナ31(図2参照)で読み取られる。ここでは、用紙上の原稿の読取りにより得られたデータファイルを、「親ファイル」と称する。この親ファイルは、一旦、サーバ40に送信される。サーバ40内では、その親ファイルから二次元コードが探索される。そして、その親ファイル内の二次元コードの情報に基づいて、複数の「子ファイル」が生成される。これら複数の子ファイルは、再び複合機30に送信され、子ファイルごとの処理、例えば指定された送信先への送信、複合機30のプリンタ32(図2参照)でのプリント出力等が行われる。

0028

ここで、親ファイルおよび子ファイルは、本発明にいう、それぞれ第1の原稿データおよび第2の原稿データの各一例に相当する。ただし、本発明にいう第1の原稿データおよび第2の原稿データは、ファイル形式を有するデータであるか否かを問うものではない。

0029

なお、本実施形態では、プリント出力される前の原稿、あるいはスキャナ31(図2参照)での読込み後の「原稿」は、データ上の原稿、すなわち原稿を表わすデータである。この点は自ずと明らかであり、用紙上に記録された原稿とデータ上の原稿のいずれであっても、特に断らずに単に「原稿」と称することがある。ページや原稿面といった用語についても同様である。

0030

図2は、図1に示すファイル処理システムの複合機の構成を示したブロック図である。

0031

この複合機30には、上記のスキャナ31およびプリンタ32のほか、演算部33、通信部34、FAX送受信部35、および制御部36が備えられている。また、この制御部36には、UI(ユーザインタフェース)37が備えられている。

0032

通信部34は、図1にも示したLAN50を経由しての通信を担っている。

0033

また、FAX送受信部35は、図1には不図示の電話回線51を経由してのファクシミリ送受信を担っている。

0034

また、演算部33は、データ形式の変換を担っている。例えば、ファクシミリ送信の場面においては、スキャナ31で読み取って得たデータファイルをファクシミリ送信に適したデータ形式のデータファイルに変換してFAX送受信部35に渡す。あるいは、例えば、ファクシミリ受信の場面においては、FAX送受信部35で受信したデータをプリンタ32でのプリント出力に適したデータ形式のデータに変換してプリンタ32に渡す。他の場面についても同様である。

0035

この複合機30では、様々な処理が可能である。ここでは、上述した処理を含め、この複合機30で行なうことのできる処理を列挙しておく。なお、二次元コードを使った処理については後述することとし、ここでは、二次元コードを使った処理については割愛する。
(1)プリント処理
クライアントPC10から送信されてきたデータファイルは、複合機30でのプリント出力が指示されている場合、サーバ40を経由して複合機30に送信される。この複合機30に送信されてきたデータファイルは通信部34で受信され、演算部33を経由してプリンタ32に送られ、プリンタ32で用紙上にプリント出力される。
(2)コピー処理
スキャナ31で読み取って得たデータファイルが演算部33を経由してプリンタ32に送られて、用紙上にプリント出力される。
(3)スキャン処理
スキャナ31で読み取って得たデータファイルが演算部33を経由して通信部34に送られ、LAN50を経由して指定のクライアントPC10に送られる。
(4)ファクシミリ送信処理
(a)スキャナ31で用紙上の原稿を読み取って得たデータファイルが演算部33を経由してFAX送受信部35に送られ、電話回線51を経由して指定の送信先にファクシミリ送信される。

0036

(b)ファクシミリ送信が指示されたデータファイルが通信部34で受信されると、そのデータファイルが演算部33を経由してFAX送受信部35に送られ、電話回線51を経由して指定の送信先にファクシミリ送信される。
(5)ファクシミリ受信処理
(a)電話回線51を経由して入力されてきたデータファイルがFAX送受信部35で受信され、演算部33を経由してプリンタ32に送られて、プリンタ32によりプリント出力される。

0037

(b)電話回線51を経由して入力されてきたデータファイルがFAX送受信部35で受信され、演算部33内に一旦記憶される。その後権限のあるクライアントPC10からの送信要求があるとその記憶しておいたデータファイルを通信部34に渡し、通信部34から要求のあったクライアントPC10に送信される。

0038

なお、ここでは省略するが、この複合機30は、パンチ穴開けやホチキスステープル)止めや、用紙の折曲げなどを行なう後処理機付属したものであってもよい。

0039

図2に示す制御部36は、この複合機30の全体の制御を担っており、上記の各種の処理は、この制御部36による制御の下で実行される。

0040

また、UI37は、タッチパネル式表示画面を備えていて、ユーザが直接に指で触れるという操作によりこの複合機30に対し各種の指示を与える表示操作部である。

0041

図3は、複合機のUIの初期画面を示した図である。

0042

このUI37の初期画面上には、「コピー」ボタン371、「スキャン」ボタン372、「FAX」ボタン373の3つの押ボタンと、1つのチェックボックス374が表示されている。チェックボックス374を押す(指で触れる)と、押すごとにチェックマーク375が表示され、あるいはチェックマーク375が消える。

0043

このチェックボックス374にチェックマーク375が表示されていない状態において「コピー」ボタン371を押すと、ここに示した初期画面に代わり、コピーに関する各種の設定を行なう設定画面が表示され、その画面上でコピーの枚数等が設定され、不図示のスタートボタンを押すことでコピー動作が開始される。

0044

また、チェックボックス374にチェックマーク375が表示されていない状態において「スキャン」ボタン372を押すと、ここに示した初期画面に代わり、スキャンに関する各種の設定を行なう設定画面が表示され、その画面上でデータファイルの送信先等が設定され、不図示のスタートボタンを押すことでスキャン動作が開始される。

0045

さらに、チェックボックス374にチェックマーク375が表示されていない状態において「FAX」ボタン373を押すと、ここに示した初期画面に代わり、ファクシミリ送信に関する各種の設定を行なう設定画面が表示され、その画面上でファクシミリ送信の送信先等が設定され、不図示のスタートボタンを押すことでファクシミリ送信動作が開始される。

0046

ここまでは従来から存在する処理である。本実施形態の特徴の1つは、少なくとも1つの原稿面に二次元コードが記録されていて、その二次元コード付きの原稿をスキャナ31で読み取り、その二次元コードの情報に従って原稿の振分けを行なうことにある。このように二次元コードの情報に従って原稿の振分けを行なうことを指示するときは、チェックボックス374にチェックマーク375を表示させた上で、「コピー」ボタン371、「スキャン」ボタン372、および「FAX」ボタン373のうちいずれかのボタンを押す。振分け方法等は二次元コードに書いてあるため、どのボタンを押してもその後の処理は同じである。すなわち、いずれかのボタンを押すと、スキャナ31に原稿をセットしてスタートボタンを押すようにという指示がUI37上に表示され、スキャナ31に原稿をセットしてスタートボタンを押すことで処理が開始される。

0047

次に、本実施形態における二次元コードを利用した処理について各種例示する。

0048

図4は、二次元コードを利用した処理の第1例を示した模式図である。

0049

ここでは、面1〜面5からなる5枚の原稿がスキャナで読み取られる。これら5枚の原稿のうち、面1と面3の2枚の原稿には、二次元コードが付されている。

0050

面1に付されている二次元コードには、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書1)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイル(文書1)とすべきこと、および、そのファイルの送信先が、クライアントPC10の1つであるPC1であることが記録されている。

0051

また、面3に付されている二次元コードには、面1に付されている二次元コードと同様に、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書2)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイル(文書2)とすべきこと、および、そのファイルの送信先が、クライアントPC10の1つであるPC2であることが記録されている。

0052

この図4に示す第1例の場合、文書1のファイルは面1と面2との2ページ構成となり、文書2のファイルは面3〜面5の3ページ構成となる。そして、文書1のファイルはPC1に送信され、文書2のファイルはPC2に送信される。

0053

図5は、二次元コードを利用した処理の第2例を示した模式図である。

0054

ここでは、面1〜面6からなる6枚の原稿がスキャナで読み取られる。これら6枚の原稿のうち、面2と面4の2枚は白紙の原稿であり、面6には二次元コードが付されている。そして、その面6の付されている二次元コードには、白紙を区切りとしてファイルを分けるべきこと、そして1番目のファイル(文書1)と2番目のファイル(文書2)の送信先がPC1であり、3番目のファイル(文書3)の送信先がPC2であることが記録されている。

0055

この図5に示す第2例の場合、面1の1ページのみで文書1のファイルが作成され、面3の1ページのみで文書2のファイルが作成され、面5と面6の2ページで文書3のファイルが作成される。そして、文書1のファイルと文書2のファイルはPC1に送信され、文書3のファイルはPC2に送信される。

0056

この第2例の場合、白紙を挟む位置によって柔軟なファイル構成が可能である。

0057

図6は、二次元コードを利用した処理の第3例を示した模式図である。

0058

ここでは、面1〜面5からなる5枚の原稿がスキャナで読み取られる。これら5枚の原稿のうち、面1、面3、および面5の3枚の原稿に、二次元コードが付されている。

0059

面1に付されている二次元コードには、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書1)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイル(文書1)とすべきこと、共通付与文書(後述する)があったら、その共通付与文書をこの文書1のファイルの末尾に付加すべきこと、および、そのファイルの送信先がPC1であることが記録されている。

0060

また、面3に付されている二次元コードには、面1に付されている二次元コードと同様に、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書2)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイル(文書2)とすべきこと、共通付与文書があったら、その共通付与文書をこの文書1のファイルの末尾に付加すべきこと、および、そのファイルの送信先がPC2であることが記録されている。

0061

また、面5に付されている二次元コードには、この二次元コードが付されている面が共通付与文書であることが記録されている。

0062

この図6に示す第3例の場合、文書1のファイルは面1と面2の2ページにさらにその末尾に面5が付加された3ページ構成となり、文書2のファイルは面3と面4の2ページにさらにその末尾に面5が付加された3ページ構成となる。そして、文書1のファイルはPC1に送信され、文書2のファイルはPC2に送信される。

0063

本実施形態では、この第3例のように、同じページの重複使用が許されている。この第3例は、複数のファイルに共通の文書を添付する場面で有用である。

0064

図7は、二次元コードを利用した処理の第4例を示した模式図である。

0065

ここでは、面1〜面5からなる5枚の原稿がスキャナで読み取られる。この例では、これら5枚の原稿のうち、面3の原稿にのみ、二次元コードが付されている。この面3に付されている二次元コードには、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書2)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでをその1つのファイル(文書2)とすべきこと、および、そのファイルの送信先がPC2であることが記録されている。

0066

この図7に示す例の場合、面1と面2に関し、振分けや送信先等の情報が欠如している。本実施形態では、この例のように情報が不足していたときは、複合機30のUI37(図2参照)上に情報が不足している旨を表示し、ユーザに対しその取扱いを問い合わせることとしている(図16参照)。ここでは、ユーザによるUI37の操作により、面1と面2を1つのファイル(文書1)としてPC1に送信すべきことが指示されたものとする。この指示により、面1と面2の2ページからなる文書1のファイルが生成されてPC1に送信される。また、二次元コードの情報により、面3〜面5の3ページからなる文書2のファイルが生成されてPC2に送信される。

0067

図8は、二次元コードを利用した処理の第5例を示した模式図である。

0068

ここでは、面1〜面5からなる5枚の原稿がスキャナで読み取られる。ただし、面1と面5の2ページについては、原稿が横向きになったまま読み取られている。また、面2と面4は白紙である。これら5枚の原稿のうち、面1と面3の2枚の原稿には、二次元コードが付されている。

0069

面1に付されている二次元コードには、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書1)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイル(文書1)とすべきこと、および、そのファイルの送信先がPC1であることが記録されている。また、この面1に付されている二次元コードには、さらに、横向きの原稿があったときは正立させるべきこと、および、白紙があったときは取り除くべきことが記録されている。

0070

また、面3に付されている二次元コードには、面1に付されている二次元コードと同様に、この二次元コードが付されている面を1つのファイル(文書2)の先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイル(文書2)とすべきこと、および、そのファイルの送信先がPC2であることが記録されている。また、この面3に付されている二次元コードには、さらに、横向きの原稿があったときは正立させるべきこと、および、二次元コードを除去すべきことが記録されている。

0071

この図8に示す第5例の場合、横向きに読み取られた面1の原稿は正立姿勢に変更され、面2の白紙の原稿が取り除かれて、正立した姿勢の面1の1ページからなる文書1のファイルが作成される。また、ここでは、面3に付されている二次元コードが取り除かれ、横向きに読み取られた面5の原稿が正立姿勢に変更されて、二次元コードが取り除かれた面3と、白紙の面4と、正立した姿勢の面5との3ページからなる文書2のファイルが作成される。そして、文書1のファイルはPC1に送信され、文書2のファイルはPC2に送信される。

0072

本実施形態では、二次元コードによってファイルの振分けを行なうだけでなく、この図8に示す第5例のように、ファイル内の原稿についてのデータ加工処理を二次元コードで指示し、それに従ってデータを加工することも行われる。

0073

図9は、二次元コードを利用した処理の第6例を示した模式図である。

0074

ここでは、面1〜面5からなる5枚の原稿がスキャナで読み取られる。これら5枚の原稿のうち、面3の原稿にのみ、二次元コードが付されている。

0075

この面3に付されている二次元コードには、文書1のファイルは「1ページ目から5ページ目まで」、文書2のファイルは「1ページ目から2ページ目まで、および、4ページ目から5ページ目まで」とし、それぞれPC1,PC2に送信すべきことが記録されている。

0076

この図9に示す第6例は、面3にこの原稿の作成者個人情報が記録されていて、自分のクライアントPC10に送信する自分向けのファイル(文書1)はその面3を含むファイルとするとともに、他の人、例えば上長等が使うクライアントPC10に送信するファイル(文書2)からは、その面3を削除しておく、といった場面で有効である。

0077

図10は、二次元コードを利用した処理の第7例を示した模式図である。

0078

ここでは、面1〜面6からなる6枚の原稿がスキャナで読み取られる。これら6枚の原稿のうち、面1の原稿にのみ、二次元コードが付されている。

0079

この面1に付されている二次元コードには、面2と面3との2ページからなるファイル(文書1)と、面4〜面6の3ページからなるファイル(文書2)を作成して、それぞれをPC1,PC2に送信すべきこと、および、この二次元コードが付されている面は、二次元コードのみではなく、そのページ自体を取り除くべきことが記録されている。

0080

この場合、面2と面3との2ページからなるファイル(文書1)と、面4〜面6の3ページからなるファイル(文書2)が生成されるとともに、面1のページは消去される。そして、文書1のファイルはPC1に送信され、文書2のファイルはPC2に送信される。

0081

この図10に示す第7例は、二次元コードのみが記録されたページを予め作成しておき、原稿自体は二次元コードのない原稿とし、スキャナで読み取らせる段階で二次元コードのない原稿に二次元コードのみが記録されたページを重ねてスキャナで読み取らせる、といった運用が可能であることを意味している。

0082

次に、二次元コード作成の場面について、以下の図に加えて、図4図10に示した各例も参照しながら説明する。

0083

この二次元コードの作成は、ユーザが図1に示すクライアントPC10の操作によって行われる処理である。

0084

二次元コードを作成しようとするユーザは、自分のクライアントPC10を操作して、二次元コード生成ツールを立ち上げる。すると、そのクライアントPC10に二次元コード生成ツールのUI画面が表示される。ユーザは、そのUI画面上への入力操作を行なうことにより、そのクライアントPC10内で二次元コードが生成される。

0085

図11は、二次元コード生成ツールのUI画面を示した図である。

0086

このUI画面には、「二次元コードの目的」、「原稿分割の設定」、および「振分けの設定」の欄があり、「振分けの設定」の欄は、さらに、「生成文書の送信先の設定」、「原稿加工設定」、および「その他の設定」の欄に分かれている。

0087

また、このUI画面の上方の右側には、「生成」ボタンが表示されている。このUI画面上に必要な情報を記入し、最後にこの「生成」ボタンを押すと、二次元コードが生成される。

0088

また、このUI画面の下部には、「組込み」、「再表示」、および「キャンセル」の3つのボタンが表示されている。

0089

「組込み」ボタンは、二次元コードに記入すべき情報のうちのこのUI画面に書き込まれた途中段階の情報を記憶しておくためのボタンである。例えば、生成した文書ファイルの送信先は、「振分けの設定」の欄の中の「生成文書の送信先の設定」の欄に記入されるが、同じ1つのファイルに対し送信先を複数設定したい場合、1つの送信先をこの欄に記入して「組込み」ボタンを押す。次に、別の1つの送信先をこの欄に記入して「組込み」ボタンを押す。これを繰り返すことで、複数の送信先を設定することができる。そして、最終的に「生成」ボタンを押すと、「組込み」ボタンを押すことによってそれまでに組み込まれた設定情報と、このUI画面上に表示されている設定情報との双方を含む1つの二次元コードが生成さされる。

0090

「再表示」ボタンは、1回押すごとに、直前に組み込まれた情報、その1つ前に組み込まれた情報、さらにその1つ前に組み込まれた情報、・・がこのUI画面上に順次表示される。

0091

「再表示」ボタンを押すことによって先に組み込まれた情報をこのUI画面上に再表示させておいて「キャンセル」ボタンを押すと、その時点で再表示されている情報の組込みがキャンセルされる。ただし、1つの二次元コードに1つのみ記入できる情報は、最終的に「生成」ボタンを押したときにUI画面上に表示されている情報が有効となる。

0092

図12図13は、図11と同じ二次元コード生成ツールのUI画面の、それぞれ上半分、下半分の主なプルダウンメニューを展開して示した図である。

0093

「二次元コードの目的」の欄のプルダウンメニューには、図12に示すように、「原稿分割と文書生成」、「共通付与文書指定」、・・・の項目が表示され、ここでは、それらの項目のうちの1つが選択される。ここでは、「原稿分割と文書生成」と「共通付与文書指定」について説明することとし、そのほかの項目についての言及は割愛する。

0094

「原稿分割と文書生成」は、ここでの主なテーマとしている、1つの束としての複数枚の原稿(親ファイル)から複数の子ファイルを生成することを指示する二次元コードの生成を担っている。また、「共通付与文書指定」は、図6の第3例の面5のような共通付与文書を指定するための二次元コードの生成を担っている。

0095

また、「原稿分割の設定」の「分割単位」のプルダウンメニューには、「二次元コード埋込面を境界面として分割」、「白紙を境界面として分割」、「分割の境界面を指定する」、および「文書ごと構成ページを指定する」の4つの項目が表示され、それら4つの項目のうちの1つが選択される。

0096

「二次元コード埋込面を境界として分割」は、例えば図4の第1例において説明したように、この二次元コードが付されている面を1つのファイルの先頭ページとし、次の二次元コードが付されている面があったらその面の直前のページまでを1つのファイルとすべきことを意味している。

0097

また、「白紙を境界面として分割」は、図5の第2例において説明したように、白紙のページを境にしてファイルを分けるべきことを意味している。

0098

また、「分割の境界面を指定する」は、各ファイルの先頭のページをページ番号で指定することを意味している。例えば、第10図に示す第7例の面1に付されている二次元コードには、面2と面4を各先頭ページとするファイルを生成すべきことが指定されている。

0099

また、「文書ごとに構成ページを指定する」は各ファイルごとにそのファイルを構成するページをページ番号で指定することを意味している。

0100

例えば、図9の第6例における、面3に付された二次元コードには、文書1のファイルは「1ページ目から5ページ目まで」、文書2のファイルは、「1ページ目から2ページ目まで、および、4ページ目から5ページ目まで」と記入されている。

0101

図12に示す「振分けの設定」の欄のプルダウンメニューには、「文書1つ目」、「文書2つ目」、「文書3つ目」、・・・の各項目が表示され、それらの項目のうちの、情報を記入しようとしている1つの項目が選択される。

0102

図13に移って、プルダウンメニューの説明を続ける。

0103

「生成文書の送信先の設定」の欄には、「送信先」のプルダウンメニューと、「ファイル名」のプルダウンメニューが存在する。これらの欄は、初期状態としては空欄になっていて、そこのユーザによって送信先やファイル名が直接に書き込まれ、あるいは、他からコピー&ペーストされる。ただし、この欄に過去に書き込まれた送信先やファイル名は記憶されていて、過去に書き込んだ送信先やファイル名を選択することもできる。また、この送信先として、複合機30のプリンタ31(図2参照)を選択することもできる。プリンタが送信先として選択されると、そのファイルはプリンタ31に送られて、用紙上にプリント出力される。送信先としてプリンタが選択されたときは、ここには不図示のプリント枚数等のプリンタに関する設定画面が表示される。複合機30がパンチ穴開け等の後処理機付きの複合機の場合、ここでは、後処理に関する設定も受け付ける設定画面が表示される。この設定画面上で設定された情報も、二次元コードに反映される。

0104

また、「原稿加工設定」には複数のプルダウンメニューが存在する。それらのプルダウンメニューでは、この図13に「自動正立」について例示するように、「する」あるいは「しない」のいずれかが選択される。

0105

ここで、「自動正立」の「する」は、例えば図8の第5例に示すように、横向きの原稿を正立した原稿にデータ加工すべきことを意味している。

0106

また、「白紙除去」の「する」は、これも図8に示す第5例の、面1に付された二次元コードのように、白紙を取り除いたファイルを生成すべきことを意味している。

0107

さらに、「二次元コード除去」の「する」は、これも図8に示す第5例の、面3に付された二次元コードのように、原稿面からORコードを取り除くべきことを意味している。

0108

さらに、「二次元コード埋込面除去」の「する」は、例えば図10の第7例における面1のように二次元コードが付された原稿自体を取り除くべきことを意味している。

0109

さらに、図13に示す、「その他の設定」の欄の中の「共通付与文書」の欄のプルダウンメニューでは、「共通付与文書があれば末尾に付与する」、「共通付与文書があれば文頭に付与する」、「共通付与文書は付与しない」の中の1つが選択される。

0110

図6に示す第3例において、面1および面3に付されている二次元コードには、その双方に、「共通付与文書があれば末尾に付与する」が記録されている。このため、共通付与文書である面5は、双方のファイル(文書1と文書2)の末尾に付与されている。

0111

「その他の設定」の欄には、「共通付与文書」以外の各種の設定項目が存在するが、ここでは、「共通付与文書」以外の説明は割愛する。

0112

ここで、例えば「振分けの設定」で「文書1つ目」を選択して各種の設定を行なって「組込み」ボタンを押す。さらに、「文書1つ目」を選択したままで、新たな送信先等を設定して「組込み」ボタンを押す。このとき、「送信先」や「ファイル名」については、先の組込み情報上書きすることなく、双方が組み込まれる。ただし、「原稿加工設定」や「共通付与文書」の設定など、1つの文書について1つのみ設定できる項目については組込み時に上書きされ、最新の設定のみが有効となる。この段階で「生成」ボタンを押せば、「文書1つ目」のファイルのみに関する指示が含まれた二次元コードが生成される。これに対し、この段階では「生成」ボタンはまだ押さずに、「振分けの設定」として今度は「文書2つ目」を選択して「文書2つ目」についての設定を行なう。その後、「生成」ボタンを押すと、「文書1つ目」と「文書2つ目」との2つのファイルについての指示を含む、1つの二次元コードが生成される。このように、本実施形態では、1つの二次元コードに任意の数のファイルについての指示を書き込むことができる。

0113

ここで、図11は、「二次元コードの目的」として「原稿分割と文書生成」が選択され、「原稿分割の設定」の欄の「分割単位」として「二次元コード埋込面を境界面として分割」を選択したときの設定画面である。「原稿分割の設定」の欄の「分割単位」として、「白紙を境界面として分割」、「分割の境界面を指定する」、あるいは「文書ごとに構成ページを指定する」が選択されると、UI画面上には、その選択に従った設定画面が表示されて、その設定画面上で、その選択に従った設定が行われる。それらの詳細説明は煩雑なだけであり、ここでは割愛する。

0114

図14は、「二次元コードの目的」の欄で「共通付与文書指定」を選択したときに表示されるUI画面を示した図である。

0115

ここでは、「共通付与文書の設定」の欄の中の「対象面指定方法」の欄では、「本二次元コードを基準とした相対指定」と、この図14にかっこ書きで示した「ページ指定」とのうちの一方が選択される。

0116

「対象面指定方法」の欄で「本二次元コードを基準とした相対指定」を選択すると、「ページ位置」の設定欄が表示され、作成中の二次元コードが付される原稿面を0ページ目としたときの共通付与文書のページ範囲が設定される。例えば、この図14では、「ページ位置」の設定欄に、「±0」〜「+2」と記入されている。これは、この二次元コードを付した原稿面と、その次のページの原稿面と、さらにその次のページの原稿面との3ページが共通付与文書であることを意味している。図6に示す第3例における面5に付されている二次元コードには、その二次元コードが付された原稿面1ページのみを共通付与文書とすることが記録されている。

0117

また、この図14にかっこ書きで示されているように、「対象面指定方法」の欄で「ページ指定」を選択すると、「指定ページ」の設定欄が表示され、そこに共通付与文書として指定するページ番号が記入される。この図14では、この「指定ページ」の設定欄に「5−7」と記入されている。これは、作成中の二次元コードが付される原稿面が何ページ目の原稿面であるかにかかわらず、原稿の5ページ目から7ページ目までが共通付与文書であることを意味している。

0118

また、この図14に示す、「二次元コードの目的」の欄で「共通付与文書指定」を選択したときに表示されるUI画面上にも、「生成」ボタンや、「組込み」、「再表示」、および「キャンセル」の各ボタンが表示されている。これらのボタンを使って、図6に示す第3例における面5に付されている二次元コードのように、共通付与文書の指定のみを含む二次元コードを生成することもでき、図11に示すUI画面のように、「二次元コードの目的」の欄で「原稿分割と文書生成」を選択したときの設定内容と、図14に示すUI画面のように、「二次元コードの目的」の欄で「共通付与文書指定」を選択したときの設定内容との双方を含む二次元コードを生成することも可能である。

0119

このように、本実施形態では、ユーザの使い勝手や好み等に応じた様々なタイプの二次元コードを生成することができる。

0120

上記のようにして生成した二次元コードは、この二次元コードとは別に作成された原稿と組み合わされて、二次元コード付きの原稿面を含む原稿がプリント出力される。その後の対応は、図4図10に例示した通りである。すなわち、用紙上にプリントされた原稿がスキャナ31(図2参照)で読み取られて親ファイルが生成され、その親ファイルから、原稿面上の二次元コードに記録されている情報に従って複数の子ファイルが生成され、文書正立や白紙除去、二次元コード除去等のデータ加工処理が施され、子ファイルごとの指定された各送信先に向けて送信される。

0121

図15は、図1に示すサーバ内で実行される情報処理プログラムのフローチャートを示した図である。この図15に示す情報処理プログラムは、本発明にいう情報処理プログラムの一例に相当する。また、この図15に示す情報処理プログラムを実行するサーバ40は、本発明にいう情報処理装置の一例に相当する。

0122

前述したように、複合機30のスキャナ31では、二次元コードが付された原稿を含む複数枚の原稿が読み取られる。この原稿の読取りにあたっては、ここでは、複合機30の、図3に示すUI37上のチェックボックス374にチェックマーク375を表示させてから、スキャナ31に原稿の読取りを行なわさせる。

0123

スキャナ31での読取りにより得られた親ファイルがサーバ40に送信される。すると、サーバ40では、図15に示す情報処理プログラムの実行が開始される。

0124

ここでは、先ず、その送信されてきた親ファイルを取得し(ステップS101)、その親ファイルから二次元コードを検索してその二次元コードに記録されている情報を読み取る(ステップS102)。そして、その読み取った情報は、その二次元コードが付されていた原稿面のページを特定する情報と対応付けて一時的に記憶される。その親ファイル内に複数の二次元コードが付されていたときは、各二次元コードが付されていた各原稿面のページを特定する情報とそれぞれ対応付けられて、全ての二次元コードの情報が読み取られる。

0125

次いで、その読み取った二次元コードに白紙との連携の指定があるか否かが判定される(ステップS103)。白紙との連携の指定があったときは、二次元コードから読み取った情報に、白紙の位置情報が付加される(ステップS104)。

0126

次いで、二次元コードから読み取った情報、あるいは、さらに白紙の位置情報を付加した情報では、振分け不明のページがあるか否かが判定される(ステップS105)。例えば、図7に示す第4例の場合は、面1と面2との2ページについて、振分けが不明となっている。

0127

振分けが不明なページがあるときは、サーバ40から複合機30に指示が出され、複合機30のUI37上に、以下に例示するような画面が表示される(ステップS106)。

0128

図16は、図15のステップS106において複合機のUI上に表示される画面例を示した図である。

0129

この図16は、図7に示した第4例に合わせた画面例である。ここには、「ページ1とページ2の振分けが不明です。」のメッセージと、その振分け不明のページの取扱い方の指示ボタンが表示されている。この指示ボタンとして、この図16には、「全原稿をキャンセル」、「不明ページをキャンセル」、「不明ページの送信先を指定」の3つのボタンが示されている。「全原稿をキャンセル」は、スキャナ31で今回読み取った、振分け先の分かる原稿を含む全ての原稿をキャンセルすることを指示する押ボタンである。また、「不明ページをキャンセル」は、スキャナ31で今回読み取った原稿のうちの振分け先が不明な原稿のみをキャンセルし、振分け先の分かる原稿はそのまま振分け処理を進めることを指示する押ボタンである。また、「不明ページの送信先を指定」は、振分け不明ページの送信先を指定してその送信先に送信させるときに押す押ボタンである。この「不明ページの送信先を指定」ボタンを押すと、複合機30のUI37上に、この図16に示す画面に代わり、送信先指定の画面が表示され、その画面上で送信先指定の操作が行われる。図7に示す第4例は、この「不明ページの送信先を指定」ボタンが押され、次の画面で送信先としてPC1が指定された場合の例である。図7に示す第4例では、送信先としてPC1が指定された結果、文書1のファイルはPC1に送信されている。

0130

なお、本実施形態では、振分け不明のページがあったときは、複合機30のUI37に図16に示す画面を表示してユーザにその取扱い方を指定させることとしているが、振分け不明のページがあったときは、振分け不明であることのメッセージを付記してプリント出力するなど、予め定めておいた一律の処理を行なうようにしてもよい。

0131

図15に戻って説明を続ける。

0132

振分け不明のページがなかったとき(ステップS105)、あるいは振分け不明が解消されると(ステップS107)、図16の画面上で「全原稿をキャンセル」ボタンが押された場合を除き、振分けが実施される(ステップS108)。さらに、自動正立や二次元コード除去等のデータ加工処理の指定の有無が判定され(ステップS109)、データ加工指定があるときは、その指定に従ってデータ加工処理が実施される(ステップS110)。

0133

なお、ここでいうデータ加工処理には、例えば、原稿の正立や傾き補正、原稿の拡大/縮小、ORコード等、一部のデータの除去、白紙のページやORコードを付したページなどの特定のページの除去等が含まれる。

0134

このようにして振分けが終了するとその振分けにより生成された子ファイルごとの処理、例えば指定の送信先への送信、プリント出力、ファクシミリ送信等が実施される(ステップS111)。

0135

なお、ここでの子ファイルごとの処理には、上記に例示した送信やプリント出力等のほか、二次元コードで指定可能な他の処理が含まれていてもよい。二次元コードで指定可能な他の処理としては、例えば、二次元コードで送信時刻を指定しその送信時刻を待って送信すること、二次元コードでパスワード付暗号化送信を指定し、それに従ってパスワード付の暗号化送信を行なうこと、二次元コードで送信先の格納フォルダを指定しておき、それに従って送信先での格納フォルダを指定した送信を行なうこと、などが挙げられる。

0136

なお、ここでは、この図15に示す原稿振分けプログラムがサーバ40内で実行されるものとして説明したが、この図15に示す原稿振分けプログラムを複合機30の演算部33(図2参照)に実行させる構成としてもよい。その場合の複合機30は、本発明の情報処理装置の一例に相当する。

0137

また、ここでは、図1に示す、サーバ40を備えたファイル処理システム100について説明したが、複合機30とは別体のサーバ40を備えるのではなく、複合機にサーバの機能を内蔵させてもよい。さらに、本発明は、複合機を備えるのではなく、原稿を読み取って得た親ファイルから複数の子ファイルに振分けして配信する機能を備えたスキャナであってもよく、様々な形態の情報処理装置に適用可能である。

0138

10クライアントPC
20プリンタ
30複合機
31スキャナ
32 プリンタ
33演算部
34通信部
35ファクシミリ送受信部
36 制御部
37 UI
371 「コピー」ボタン
372 「スキャン」ボタン
373 「FAX」ボタン
374チェックボックス
375チェックマーク
40サーバ
50 LAN
51電話回線
100 ファイル処理システム

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