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技術 データ管理装置及びデータ管理方法

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 宮原和大内藤一兵衛露崎浩太花舘蔵之
出願日 2016年7月11日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-136528
公開日 2018年1月18日 (3年4ヶ月経過) 公開番号 2018-010334
状態 特許登録済
技術分野 入出力制御 外部記憶装置との入出力 検索装置 計算機におけるファイル管理
主要キーワード 階層化システム 異動対象 光ディスクデバイス テープストレージ 取得用情報 データ再配置処理 ストレージデバイス間 ストレージデータ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (14)

課題

データ取得レイテンシが高いストレージデバイスを用いた場合であっても、装置全体スループットの低下を防止する。

解決手段

データ管理装置10は、低レイテンシストレージデバイス群12と、高レイテンシストレージデバイス群13との間でのデータの移動を管理するデータ管理装置であって、ストレージデバイス間でのデータの移動を管理するとともに、ユーザ端末20から送信を要求されたデータの格納先が高レイテンシストレージデバイス群13である場合には高レイテンシストレージデバイス群13が格納するデータを取得するための取得用情報をユーザ端末20に送信する制御部15と、取得用情報に従ったデータ送信要求をユーザ端末20から受けた場合、該取得用情報を基に高レイテンシストレージデバイス群13から、送信を要求されたデータを取得してユーザ端末20に送信する高レイテンシストレージデータ送信部17と、を有する。

概要

背景

高性能・高価なストレージデバイスと低性能・安価なストレージデバイスとを組み合わせて、これらのストレージデバイス間でデータを自動的に移動するストレージ自動階層化システムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。このストレージ自動階層化システムでは、アクセス頻度の高いデータを高性能なストレージデバイスに、アクセス頻度の低いデータを安価なストレージデバイスに格納することによって、組み合わせたストレージデバイス全体での性能及びコストのバランスを取ることを目指している。

概要

データ取得レイテンシが高いストレージデバイスを用いた場合であっても、装置全体スループットの低下を防止する。データ管理装置10は、低レイテンシストレージデバイス群12と、高レイテンシストレージデバイス群13との間でのデータの移動を管理するデータ管理装置であって、ストレージデバイス間でのデータの移動を管理するとともに、ユーザ端末20から送信を要求されたデータの格納先が高レイテンシストレージデバイス群13である場合には高レイテンシストレージデバイス群13が格納するデータを取得するための取得用情報をユーザ端末20に送信する制御部15と、取得用情報に従ったデータ送信要求をユーザ端末20から受けた場合、該取得用情報を基に高レイテンシストレージデバイス群13から、送信を要求されたデータを取得してユーザ端末20に送信する高レイテンシストレージデータ送信部17と、を有する。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、データ取得のレイテンシが高いストレージデバイスを用いた場合であっても、装置全体のスループットの低下を防止することができるデータ管理装置及びデータ管理方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1のストレージデバイスと、前記第1のストレージデバイスよりもデータ取得レイテンシが高い第2のストレージデバイスとの間におけるデータの移動を管理するデータ管理装置であって、ストレージデバイス間でのデータの移動を管理するとともに、外部装置から送信を要求されたデータの格納先が前記第1のストレージデバイスである場合には前記第1のストレージデバイスから前記送信を要求されたデータを取得して前記外部装置に送信し、前記送信を要求されたデータの格納先が前記第2のストレージデバイスである場合には前記第2のストレージデバイスが格納するデータを取得するための取得用情報を前記外部装置に送信する管理制御部と、前記取得用情報に従ったデータ送信要求を前記外部装置から受けた場合、該取得用情報を基に前記第2のストレージデバイスから、前記送信を要求されたデータを取得して前記外部装置に送信するストレージデータ送信部と、を有することを特徴とするデータ管理装置。

請求項2

前記取得用情報は、前記ストレージデータ送信部を介して前記第2のストレージデバイスに接続するための接続情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ管理装置。

請求項3

前記第1のストレージデバイスと前記第2のストレージデバイスとの間でデータを移動するデータ移動部をさらに有し、前記管理制御部は、前記データ移動部に、アクセス頻度が所定の閾値よりも高いデータを前記第1のストレージデバイスに移動させ、アクセス頻度が所定の閾値未満であるデータを前記第2のストレージデバイスに移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ管理装置。

請求項4

前記第1のストレージデバイスと前記第2のストレージデバイスとの間でデータを移動するデータ移動部をさらに有し、前記管理制御部は、前記データ移動部に、前記第1のストレージデバイスに格納されたデータのうち、データ格納からの経過時間が所定時間を超えたデータを、前記第2のストレージデバイスに移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ管理装置。

請求項5

第1のストレージデバイスと、前記第1のストレージデバイスよりもデータ取得のレイテンシが高い第2のストレージデバイスとの間におけるデータの移動を管理するデータ管理装置が実行する管理方法であって、ストレージデバイス間でのデータの移動を管理するとともに、外部装置から送信を要求されたデータの格納先が前記第1のストレージデバイスである場合には前記第1のストレージデバイスから前記送信を要求されたデータを取得して前記外部装置に送信し、前記送信を要求されたデータの格納先が前記第2のストレージデバイスである場合には前記第2のストレージデバイスが格納するデータを取得するための取得用情報を前記外部装置に送信する管理工程と、前記取得用情報に従ったデータ送信要求を前記外部装置から受けた場合、該取得用情報を基に前記第2のストレージデバイスから、前記送信を要求されたデータを取得して前記外部装置に送信するストレージデータ送信工程と、を含んだことを特徴とするデータ管理方法

技術分野

0001

本発明は、データ管理装置及びデータ管理方法に関する。

背景技術

0002

高性能・高価なストレージデバイスと低性能・安価なストレージデバイスとを組み合わせて、これらのストレージデバイス間でデータを自動的に移動するストレージ自動階層化システムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。このストレージ自動階層化システムでは、アクセス頻度の高いデータを高性能なストレージデバイスに、アクセス頻度の低いデータを安価なストレージデバイスに格納することによって、組み合わせたストレージデバイス全体での性能及びコストのバランスを取ることを目指している。

先行技術

0003

「ストレージ自動階層化とNetAppのバーチャル・ストレージ・ティア」、[online]、[平成28年6月30日検索]、インターネット<URL:http://www.netapp.com/jp/communities/tech-ontap/tot-ast-virtual-storage-tier-1105-ja.aspx>

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、従来のストレージ自動階層化システムでは、SSD(Solid State Drive)に対して、レイテンシが数百倍かかるがデータ容量当たりのコストが数分の一程度に抑えられるHDDを組み合わせることによって、性能とコストのバランスを取ってきた。

0005

従来のストレージ自動階層化システムは、HDDやSSDといった数msec〜数secでの応答が可能なストレージデバイスを用いることに的を絞った機能提供である。従来のストレージ自動階層化技術では、ユーザからのデータ取得要求を受け取ると、取得要求のあったデータを格納しているストレージデバイスに対して即座にストレージデバイスからのデータ取得を実行する。

0006

そして、近年では、高レイテンシストレージデバイスを用いて、ストレージデバイス全体での性能及びコストのバランスのさらなる向上を図っている。この高レイテンシストレージデバイスは、HDDに比べてレイテンシが数万倍かかるものの、データ容量あたりのコストが十分の一〜十数分の一程度に抑えられるストレージデバイスである。

0007

具体的に、高レイテンシストレージデバイスを用いた従来のストレージ自動階層化システムについて説明する。図12は、従来のストレージ自動階層化システムの構成の一例を示す模式図である。図13は、従来のデータ管理システムによるデータ取得処理処理手順を示すフローチャートである。

0008

図12に示すように、従来のストレージ自動階層化システムでは、データ管理装置10Pは、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)及び高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)を接続し、制御部15Pが、データ再配置部16Pに、アクセス頻度に応じてストレージデバイス間のデータを移動させている。そして、制御部15Pは、ユーザ端末20Pによるデータ取得要求に応じて、要求されたデータをストレージデバイスから取得し、送信する。

0009

具体的には、データ管理装置10Pの制御部15Pは、ネットワーク30を介して、ユーザ端末20Pから、データ取得要求を受けると(図12の(1)及び図13のステップS41参照)、データの格納先を示すデータマッピング141を参照して、データの格納先ストレージデバイスを確認する(図12の(2)及び図13のステップS42参照)。続いて、制御部15Pは、格納先のストレージデバイスにデータ取得要求を行う(図12の(3−1),(3−2)及び図13のステップS43)。これに応じて、データの格納先のストレージデバイスは、制御部15Pへデータを出力し(図12の(4−1),(4−2)及び図13のステップS44)、制御部15Pからユーザ端末20Pへのデータ送信が行なわれる(図12の(5)及び図13のステップS45)。

0010

このように、このストレージデバイスからのデータ送付が完了するまで、データ管理装置10Pの制御部15Pは、ストレージ自動階層化処理等の他の処理を行えず、ストレージ自動階層化処理は待ち状態となる。言い換えると、このストレージデバイスからのデータ送付が完了するまで、データ取得要求の処理に制御部15Pが占有される状態となる。このデータ取得要求の処理に制御部15Pが占有される時間は、ストレージデバイスのレイテンシに左右される。

0011

しかしながら、高レイテンシストレージデバイスは、HDDに比べてレイテンシが数万倍かかる。言い換えると、高レイテンシストレージデバイスは、数msec〜数secでの応答が可能なHDDと比して、数時間の応答時間が必要となる。このため、高レイテンシストレージデバイスを用いると、高レイテンシストレージデバイスに格納されたデータに対してユーザがデータ取得要求を実行した際に、この要求を処理するために、ストレージ自動階層化処理の実行部が数時間にもわたって占有される。したがって、高レイテンシストレージデバイスを用いると、自動階層化システム全体のスループットが著しく低下するという問題があった。

0012

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、データ取得のレイテンシが高いストレージデバイスを用いた場合であっても、装置全体のスループットの低下を防止することができるデータ管理装置及びデータ管理方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るデータ管理装置は、第1のストレージデバイスと、第1のストレージデバイスよりもデータ取得のレイテンシが高い第2のストレージデバイスとの間におけるデータの移動を管理するデータ管理装置であって、ストレージデバイス間でのデータの移動を管理するとともに、外部装置から送信を要求されたデータの格納先が第1のストレージデバイスである場合には第1のストレージデバイスから送信を要求されたデータを取得して外部装置に送信し、送信を要求されたデータの格納先が第2のストレージデバイスである場合には第2のストレージデバイスが格納するデータを取得するための取得用情報を外部装置に送信する管理制御部と、取得用情報に従ったデータ送信要求を外部装置から受けた場合、該取得用情報を基に第2のストレージデバイスから、送信を要求されたデータを取得して外部装置に送信するストレージデータ送信部と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明によれば、データ取得のレイテンシが高いストレージデバイスを用いた場合であっても、装置全体のスループットの低下を防止することができる。

図面の簡単な説明

0015

図1は、本発明の実施の形態におけるデータ管理システムの構成の一例を模式的に示す図である。
図2は、図1に示すデータマッピングのデータ構成の一例を示す図である。
図3は、図1に示す高レイテンシストレージデバイスリストのデータ構成の一例を示す図である。
図4は、図1に示す取得用情報テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図5は、図1に示すデータ管理システムにおけるデータ書き込み処理の流れを説明するための図である。
図6は、図1に示すデータ管理装置におけるデータ再配置処理の流れを説明するための図である。
図7は、図1に示すユーザ端末からのデータ取得要求に対するデータ管理装置における処理の流れについて説明する図である。
図8は、図1に示すデータ管理装置におけるデータ書き込み処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9は、図1に示すデータ管理装置におけるデータ再配置処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10は、図1に示すデータ管理装置におけるユーザ端末からのデータ取得要求に対する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図11は、プログラムが実行されることにより、データ管理装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。
図12は、従来のストレージ自動階層化システムの構成の一例を示す模式図である。
図13は、従来のデータ管理システムによるデータ取得処理の処理手順を示すフローチャートである。

実施例

0016

以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。

0017

[実施の形態]
本発明の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態では、複数のストレージデバイスを接続して、これらのストレージデバイス間でのデータの移動を管理するストレージ自動階層化処理を行うデータ管理装置について説明する。まず、実施の形態に係るデータ管理装置を有するデータ管理システムの概略について説明する。

0018

[データ管理システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態におけるデータ管理システムの構成の一例を模式的に示す図である。

0019

図1に示すように、データ管理システムは、複数のストレージデバイスが格納するデータを管理するデータ管理装置10と、ネットワーク30を介して、データ管理装置10と通信を行うユーザ端末20とを有する。

0020

データ管理装置10は、データ取得のレイテンシが異なる種別のストレージデバイス間におけるデータの移動を管理するストレージ自動階層化処理を行う。すなわち、データ管理装置10は、データのアクセス頻度に応じて、ストレージデバイス間でデータを移動する。或いは、データ管理装置10は、データ格納からの経過時間に応じて、ストレージデバイス間でデータを移動する。もちろん、データ管理装置10は、他の基準にしたがって、ストレージデバイス間でデータを移動してもよい。

0021

また、データ管理装置10は、ユーザ端末20からデータ取得要求を受けた場合、データを格納するストレージデバイスの種別に応じて、取得要求を受けたデータ、或いは、取得要求を受けたデータを、該データを格納するストレージデバイスから取得するための情報(取得用情報)のいずれかをユーザ端末20に送信する。取得用情報は、管理装置10の高レイテンシストレージデータ送信部17(後述)を介して所定のストレージデバイスに接続するための接続情報を含み、データ管理装置10内の取得用情報テーブル143(後述)にデータの識別情報対応付けて記憶されている。なお、データ管理装置10は、ストレージ自動階層化処理の実行部(制御部15(後述))とは独立して、レイテンシの高いストレージデバイスからのデータ読み出し、送信が可能である高レイテンシストレージデータ送信部17(後述)を有する。

0022

ユーザ端末20は、ネットワーク30を介して、データ管理装置10に、データのストレージデバイスへの書き込み要求、或いは、データの取得要求を行う。ユーザ端末20は、データ管理装置10から、取得を要求したデータについての取得用情報を受信した場合には、該取得用情報に従ったデータ取得要求を行う。

0023

[データ管理装置]
次に、データ管理装置10について説明する。図1に示すように、データ管理装置10は、低レイテンシストレージデバイス群12(第1のストレージデバイス)、高レイテンシストレージデバイス群13(第2のストレージデバイス)、記憶部14、制御部15(管理制御部)、データ再配置部16(データ移動部)、及び、高レイテンシストレージデータ送信部17を有する。低レイテンシストレージデバイス群12と高レイテンシストレージデバイス群13とは、制御部15及びデータ再配置部16と接続され、自動階層化されている。

0024

データ管理装置10は、例えば、ワークステーションパソコン等の汎用コンピュータで実現され、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置メモリに記憶された処理プログラムを実行することにより、制御部15、データ再配置部16及び高レイテンシストレージデータ送信部17として機能する。データ管理装置10は、外部装置との通信インターフェース(不図示)を有し、ネットワーク30を介し、ユーザ端末20との間で通信を行う。

0025

ここで、データ管理装置10は、ユーザ端末20からデータ取得要求を受けた場合、データが高レイテンシストレージデバイス群13に格納されていた場合には、取得要求を受けたデータではなく、取得用情報を、ユーザ端末20に応答することによって、高レイテンシストレージデバイスのデータ取得要求を処理するためにストレージ自動階層化処理の実行部(制御部15(後述)及びデータ再配置部16(後述))が数時間にもわたって占有されることを防止する。

0026

まず、低レイテンシストレージデバイス群12について説明する。低レイテンシストレージデバイス群12は、例えば、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)を有する。低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)は、SSD、HDDであり、数msec〜数secでの応答が可能なストレージデバイスである。

0027

高レイテンシストレージデバイス群13は、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)よりもデータ取得のレイテンシが高い高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)を有する。例えば、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)は、テープストレージデバイス光ディスクデバイス等であり、SSD、HDDに比べてデータ取得のレイテンシが数万倍かかるものの、データ容量あたりのコストが十分の一〜十数分の一程度に抑えられるストレージデバイスである。

0028

記憶部14は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク光ディスク等の記憶装置によって実現され、データ管理装置10を動作中に使用されるデータなどが記憶される。記憶部14は、データマッピング141(格納先情報)、高レイテンシストレージデバイスリスト142(デバイスリスト)及び取得用情報テーブル143を記憶する。

0029

データマッピング141は、各データの格納先を示す情報である。図2は、データマッピング141のデータ構成の一例を示す図である。図2のテーブルT1に示すように、データマッピング141は、各データの識別情報と、それぞれのデータを格納するストレージデバイス(デバイス)の識別情報とが対応付けられている。例えば、テーブルT1の1行目には、「データ1」の格納先として「低レイテンシストレージデバイス(A)」が対応付けられている。また、テーブルT1の2行目には、「データ2」の格納先として「高レイテンシストレージデバイス(Y)」が対応付けられている。

0030

このデータマッピング141は、ストレージデバイス間でデータの移動があった場合に、データマッピング更新部152によって、更新される。なお、データ格納先判断部153(後述)は、データマッピング141を参照することによって、ユーザ端末20から取得要求されたデータを、いずれのストレージデバイスが格納しているかを判断することができる。

0031

高レイテンシストレージデバイスリスト142は、高レイテンシストレージデバイスとみなすストレージデバイスの識別情報を示すリストである。高レイテンシストレージデバイスリスト142の内容は、本データ管理装置10が管理するストレージデバイスに応じて予め設定され、記憶部14に記憶されたものである。

0032

図3は、図1に示す高レイテンシストレージデバイスリスト142のデータ構成の一例を示す図である。図3のテーブルT2に示すように、高レイテンシストレージデバイスリスト142は、高レイテンシストレージデバイス群13に含まれる高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)の識別情報が示されている。データ格納先判断部153(後述)は、高レイテンシストレージデバイスリスト142を参照することによって、いずれのストレージデバイスが高レイテンシストレージデバイスであるかを判断することができる。

0033

取得用情報テーブル143は、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)が格納するデータを取得するための取得用情報を、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)が格納するデータの識別情報にそれぞれ対応させて示す一覧である。図4は、図1に示す取得用情報テーブル143のデータ構成の一例を示す図である。図4のテーブルT3に示すように、取得用情報テーブル143は、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)が格納するデータの識別情報と、各データにそれぞれ対応する取得用情報と、を対応付けている。取得用情報は、高レイテンシストレージデータ送信部17(後述)を介して高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に接続するための接続情報を含む。各接続情報は、テーブルT3に示すように、URLやファイルパスである。

0034

例えば、テーブルT3の1行目には、高レイテンシストレージデバイス(Y)が格納する「データ2」に対し、高レイテンシストレージデータ送信部17(後述)を介して高レイテンシストレージデバイス(Y)に接続するための「URL:http://www.aaa.bb/cc.html」が対応付けられている。また、テーブルT3の2行目には、高レイテンシストレージデバイス(X)が格納する「データ5」に対し、高レイテンシストレージデータ送信部17(後述)を介して高レイテンシストレージデバイス(X)に接続するための「ファイルパス:/fff/gg/hh.xx」が対応付けられている。取得用情報送信制御部155(後述)は、取得用情報テーブル143から、ユーザ端末20に取得要求されたデータを格納する高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に対応する取得用情報を読み出して、ユーザ端末20に送信する。なお、取得用情報送信制御部155(後述)は、データ取得要求を受けた際に、取得用情報を、演算処理を行うことによって求めてもよい。

0035

制御部15は、書き込み管理部151、データマッピング更新部152、データ格納先判断部153、要求データ送信制御部154及び取得用情報送信制御部155を有する。制御部15は、ストレージデバイス間でのデータの移動を管理する。これととともに、制御部15は、ユーザ端末20から送信を要求されたデータの格納先が低レイテンシストレージデバイス群12のストレージデバイスである場合には、低レイテンシストレージデバイス群12のストレージデバイスから送信を要求されたデータを取得してユーザ端末20に送信する。一方、制御部15は、送信を要求されたデータの格納先が高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスである場合には、高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスが格納するデータを取得するための取得用情報をユーザ端末20に送信する。

0036

書き込み管理部151は、低レイテンシストレージデバイス群12及び高レイテンシストレージデバイス群13に対するデータの書き込みを制御する。例えば、ユーザ端末20から、データ書き込み要求を受けた場合には、書き込み要求のデータの格納先を確認した上で、低レイテンシストレージデバイス群12及び高レイテンシストレージデバイス群13のいずれかストレージデバイスにデータを書き込む。

0037

また、書き込み管理部151は、データ再配置部16に対して、アクセス頻度に応じて、低レイテンシストレージデバイス群12と高レイテンシストレージデバイス群13との間でデータを移動させる。書き込み管理部151は、データ再配置部16に、アクセス頻度が所定の閾値よりも高いデータを低レイテンシストレージデバイス群12のいずれかのストレージデバイスに移動させる。また、書き込み管理部151は、アクセス頻度が所定の閾値未満であるデータを、高レイテンシストレージデバイス群13のいずれかのストレージデバイスに移動させる。

0038

或いは、書き込み管理部151は、データ再配置部16に対して、データ格納からの経過時間に応じて、低レイテンシストレージデバイス群12と高レイテンシストレージデバイス群13との間でデータを移動させる。例えば、書き込み管理部151は、書き込み対象のデータを、まず、低レイテンシストレージデバイス群12のいずれかのストレージデバイスに格納する。そして、書き込み管理部151は、低レイテンシストレージデバイス群12のいずれかのストレージデバイスに格納されたデータのうち、データ格納からの経過時間が所定時間を超えたデータを、高レイテンシストレージデバイス群13のいずれかのストレージデバイスに移動させる。なお、書き込み管理部151は、他の基準にしたがって、データ再配置部16に対して、ストレージデバイス間でデータを移動させてもよい。

0039

データマッピング更新部152は、各データの格納先が変更された場合、データの格納先が最新のものとなるようにデータマッピング141を更新する。

0040

データ格納先判断部153は、データマッピング141を参照し、ユーザ端末20から送信を要求されたデータの格納先が、いずれのストレージデバイスであるかを判断する。そして、データ格納先判断部153は、高レイテンシストレージデバイスリスト142を参照し、送信を要求されたデータの格納先が低レイテンシストレージデバイス群12のストレージデバイス或いは高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスとのいずれであるかを判断する。

0041

要求データ送信制御部154は、ユーザ端末20から送信を要求されたデータの格納先が低レイテンシストレージデバイス群12のストレージデバイスであるとデータ格納先判断部153が判断した場合、格納先である低レイテンシストレージデバイス群12のストレージデバイスから、送信を要求されたデータを取得して、ユーザ端末20に送信する制御を行う。

0042

取得用情報送信制御部155は、ユーザ端末20から送信を要求されたデータの格納先が高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスであるとデータ格納先判断部153が判断した場合、取得用情報テーブル143から、格納先の高レイテンシストレージデバイスに対応する取得用情報を取得して、ユーザ端末20に送信する制御を行う。

0043

そして、データ再配置部16は、制御部15の制御の下、低レイテンシストレージデバイス群12のストレージデバイスと高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスとの間でデータを移動する。データ再配置部16は、制御部15から、異動対象とするデータ、その移動元となるストレージデバイス、及び、移動先となるストレージデバイスの情報を得て、ストレージデバイス間でデータを自動的に移動する。

0044

高レイテンシストレージデータ送信部17は、取得用情報に従ったデータ取得要求をユーザ端末20から受けた場合、該取得用情報を基に高レイテンシストレージデバイス群13の高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)のいずれかのストレージデバイスから、送信を要求されたデータを取得し、ユーザ端末20に送信する。この高レイテンシストレージデータ送信部17は、ストレージ自動階層化処理の実行部である制御部15及びデータ再配置部16とは独立して、高レイテンシストレージデバイス群13からのデータ取得処理及びデータ送信処理を実行する。

0045

このように、データ管理装置10では、ユーザ端末20からデータ取得要求を受けた場合、データが高レイテンシストレージデバイス群13に格納されていた場合には、取得要求を受けたデータではなく、取得用情報を、ユーザ端末20に応答する。さらに、データ管理装置10は、制御部15及びデータ再配置部16とは独立した高レイテンシストレージデータ送信部17が、高レイテンシストレージデバイスからのデータ読み出し、送信を実行する。これによって、高レイテンシストレージデバイスのデータ取得要求を処理するために、ストレージ自動階層化処理の実行部である制御部15及びデータ再配置部16が数時間にもわたって占有されることを防止する。

0046

[ユーザ端末の構成]
続いて、ユーザ端末20の構成について説明する。図1に示すように、ユーザ端末20は、通信部21、記憶部22、制御部23、入力部24及び出力部25を有する。

0047

通信部21は、ネットワーク30を介して接続する他の装置(例えば、データ管理装置10)との間で、各種情報送受信する通信インタフェースである。記憶部22は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、ユーザ端末20の実行中に使用されるデータなどが記憶される。

0048

制御部23は、CPUやMPUなどの電子回路によって構成され、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部23は、データ書き込み要求部231と、データ取得要求部232とを有する。

0049

データ書き込み要求部231は、データ書き込み要求をデータ管理装置10の制御部15に送信する制御を行う。データ書き込み要求は、書き込み対象のデータを含む。また、データ書き込み要求は、データ書き込み先となるストレージデバイスの識別情報をさらに含んでもよい。

0050

データ取得要求部232は、データ管理装置10の制御部15と高レイテンシストレージデータ送信部17との双方と通信することが可能である。データ取得要求部232は、データ取得要求をデータ管理装置10の制御部15に送信する制御を行う。データ取得要求部232は、データ管理装置10の制御部15から、取得を要求したデータを受信する。或いは、データ取得要求部232は、データ管理装置10から、データ取得要求を行ったデータに対応する取得用情報を受信する。この場合には、データ取得要求部232は、取得用情報に従って、データ管理装置10の高レイテンシストレージデータ送信部17にデータ取得要求を送信する。そして、データ取得要求部232は、高レイテンシストレージデータ送信部17から、取得を要求したデータを受信する。

0051

入力部24は、ユーザ端末20の操作者からの各種操作を受け付け入力インタフェースである。出力部25は、例えば、液晶ディスプレイプリンタ等である。

0052

[データ書き込み処理の流れ]
次に、図1に示すデータ管理システムにおけるデータ書き込み処理の流れについて説明する。図5は、図1に示すデータ管理システムにおけるデータ書き込み処理の流れを説明するための図である。なお、自動階層化されたストレージに対するデータ書き込み要求では、データ格納先となるストレージデバイスの情報がデータ書き込み要求に含まれているか、予め、データ書き込み要求に対してデータ格納先のストレージデバイスが決められているものとする。

0053

まず、データ管理装置10では、制御部15がユーザ端末20からのデータ書き込み要求を受け取る(図5の(1)参照)。制御部15は、受け取ったデータ書き込み要求のデータ格納先を確認し、このデータ格納先のストレージデバイスに対してデータ書き込み要求を行う(図5の(2−1)及び(2−2)参照)。この書き込み要求を受けて、データ格納先であるストレージデバイスは、データの書き込みを実行し、制御部15に対して、書き込み成功通知を送付する(図5の(3−1)及び(3−2)参照)。

0054

制御部15では、データマッピング更新部152が、データ書き込みを実行したデータとデータ格納先ストレージデバイスとの情報を用いてデータマッピング141を更新する(図5の(4)参照)。そして、制御部15は、ユーザ端末20に対し、書き込み成功通知を送信して(図5の(5)参照)、データ書き込み処理を終了する。

0055

このように、自動階層化されたストレージを有するデータ管理装置10では、データの書き込み処理を行った場合、データマッピング141の内容を、書き込み対象のデータと、該データの格納先とが一致するように、更新する。

0056

[データ再配置処理の流れ]
次に、図6を参照して、データ管理装置10におけるデータ再配置処理の流れを説明する。図6は、データ管理装置10におけるデータ再配置処理の流れを説明するための図である。ここで、データ再配置とは、前述のように、ストレージデバイス間でデータを自動的に移動する処理のこととする。なお、データ再配置部16は、既に移動対象とするデータ、その移動元となるストレージデバイス、及び、移動先となるストレージデバイスの情報を、制御部15から得ているものとする。

0057

まず、データ再配置部16は、データの移動元ストレージデバイスに対してデータ取得要求を行う(図6の(1−1)及び(1−2)参照)。データ取得要求を受け取ったデータの移動元ストレージデバイスは、要求されたデータを読み出し、データ再配置部16に、データを出力する(図6の(2−1)及び(2−2)参照)。データ再配置部16は、データの移動元ストレージデバイスからデータを受け取り、このデータを用いて、データの移動先ストレージデバイスに対してデータ書き込み要求を行う(図6の(3−1)及び(3−2)参照)。データ書き込み要求を受け取った移動先ストレージデバイスは、データの書き込みを実行し、データ再配置部16に対して、書き込み成功通知を送付する(図6の(4−1)及び(4−2)参照)。

0058

そして、移動先ストレージデバイスから書き込み成功通知を受け取ったデータ再配置部16は、制御部15に対して、データマッピング141の更新要求を実行する(図6の(5)参照)。データマッピング141の更新要求を受け取った制御部15では、データマッピング更新部152が、移動されたデータの識別情報と移動先ストレージデバイスの情報とを用いて、データマッピング141を更新する(図6の(6)参照)。

0059

続いて、制御部15は、データ再配置部16に対して、データマッピング更新成功通知を出力する(図6の(7)参照)。このデータマッピング更新成功通知を受け取ったデータ再配置部16は、データの移動元ストレージデバイスに対してデータ削除要求を行う(図6の(8−1)及び(8−2)参照)。このように、データの書き込み要求の際と同様に、データの再配置においてもデータマッピング141では、データの識別情報と、データの格納先との整合性が維持される。このデータマッピング141を用いて、ユーザ端末20からのデータ取得要求が処理されることとなる。

0060

[データ取得要求の処理の流れ]
そこで、図7を参照して、ユーザ端末20からのデータ取得要求に対するデータ管理装置10における処理の流れについて説明する。図7は、ユーザ端末20からのデータ取得要求に対するデータ管理装置10における処理の流れについて説明する図である。

0061

図7に示すように、データ管理装置10では、制御部15が、ユーザ端末20からのデータ取得要求を受けると(図7の(1)参照)、データ格納先判断部153は、データマッピング141を参照して(図7の(2)参照)、データ取得要求の対象となるデータがどのストレージデバイスに格納されているかを判断する(図7の(3)参照)。

0062

そして、データ格納先判断部153は、高レイテンシストレージデバイスリスト142を参照し(図7の(4)参照)、データが格納されているストレージデバイスが高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスか否かの確認を行う(図7の(5)参照)。

0063

取得を要求されたデータが高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に格納されていないとデータ格納先判断部153が判断した場合、すなわち、低レイテンシストレージデバイス群12の低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)に格納されていると判断した場合について説明する。

0064

この場合、要求データ送信制御部154は、格納先の低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)に対し、データ取得要求を行う(図7の(6)参照)。これに応じて、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)は、要求されたデータを読み出し、要求データ送信制御部154に出力する(図7の(7)参照)。そして、要求データ送信制御部154は、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)から受け取ったデータを、ユーザ端末20に送信する(図7の(8)参照)。これによって、ユーザ端末20からのデータ取得要求に対するデータ管理装置10における処理は終了する。

0065

これに対し、取得を要求されたデータが高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に格納されているとデータ格納先判断部153が判断した場合について説明する。取得用情報送信制御部155は、取得用情報テーブルを参照し(図7の(9)参照)、取得要求のデータを格納している高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に対してデータ取得要求を行うために必要な取得用情報を取得する。この取得用情報は、高レイテンシストレージデータ送信部17を介して、対応する高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に接続するための接続情報である。そして、取得用情報送信制御部155は、取得した取得用情報をユーザ端末20に送信する(図7の(10)参照)。

0066

そして、取得用情報を受信したユーザ端末20では、データ取得要求部232は、この取得用情報に従って、高レイテンシストレージデータ送信部17に、データ取得要求を送信する(図7の(11)参照)。このデータ取得要求に応じて、高レイテンシストレージデータ送信部17は、要求されたデータについてのデータ取得要求を高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に行う(図7の(12)参照)。これに応じて、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)は、要求されたデータを高レイテンシストレージデータ送信部17に出力する(図7の(13)参照)。そして、高レイテンシストレージデータ送信部17は、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)から出力されたデータを、ユーザ端末20に送信する(図7の(14)参照)。これによって、ユーザ端末20からのデータ取得要求に対するデータ管理装置10における処理は終了する。

0067

[データ書き込み処理の処理手順]
次に、図1に示すデータ管理装置10におけるデータ書き込み処理の処理手順について説明する。図8は、図1に示すデータ管理装置10におけるデータ書き込み処理の処理手順を示すフローチャートである。

0068

図8に示すように、まず、データ管理装置10は、ユーザ端末20から制御部15へのデータ書き込み要求を受信する(ステップS1)。これに応じて、制御部15は、受け取ったデータ書き込み要求のデータ格納先を確認し、このデータ格納先のストレージデバイスに対してデータ書き込み要求を行う(ステップS2)。この書き込み要求を受けてデータの書き込みを実行したデータ格納先のデバイスから、制御部15への書き込み成功通知が送付される(ステップS3)。

0069

続いて、制御部15では、データマッピング更新部152によるデータマッピング141の更新処理を実行する(ステップS4)。そして、制御部15から、ユーザ端末20への書き込み成功通知を送信して(ステップS5)、データ書き込み処理を終了する。

0070

[データ再配置処理の処理手順]
次に、図9を参照して、データ管理装置10におけるデータ再配置処理の処理手順を説明する。図9は、図1に示すデータ管理装置10におけるデータ再配置処理の処理手順を示すフローチャートである。前述したように、データ再配置部16は、既に移動対象とするデータ、その移動元となるストレージデバイス、及び、移動先となるストレージデバイスの情報を、制御部15から得ているものとする。

0071

まず、データ再配置部16は、データの移動元ストレージデバイスへのデータ取得要求を行う(ステップS11)。これに応じて、要求されたデータを読み出したデータの移動元ストレージデバイスから、データ再配置部16へのデータ出力が行なわれる(ステップS12)。続いて、データ再配置部16から、このデータの、移動先ストレージデバイスへのデータ書き込みが要求される(ステップS13)。これに応じて、データの書き込みを実行した移動先ストレージデバイスから、データ再配置部16への、書き込み成功通知が出力される(ステップS14)。

0072

そして、データ再配置部16から、制御部15へのデータマッピング141の更新要求があると(ステップS15)、制御部15では、データマッピング更新部152によるデータマッピング141の更新処理を実行する(ステップS16)。

0073

続いて、制御部15から、データ再配置部16への、データマッピング更新成功通知を出力すると(ステップS17)、データ再配置部16から、データの移動元ストレージデバイスに対してデータ削除を要求し(ステップS18)、データ再配置処理を終了する。

0074

[データ取得要求処理の処理手順]
図10は、データ管理装置10におけるユーザ端末20からのデータ取得要求に対する処理の処理手順を示すフローチャートである。

0075

図10に示すように、データ管理装置10では、制御部15が、ユーザ端末20からのデータ取得要求を受信すると(ステップS21)、データ格納先判断部153は、データマッピング141を参照して、データ取得要求の対象となるデータの格納先のストレージデバイスを確認する(ステップS22)。

0076

そして、データ格納先判断部153は、高レイテンシストレージデバイスリスト142を参照し、データが格納されているストレージデバイスが高レイテンシストレージデバイス群13のストレージデバイスか否かを判断する(ステップS23)。

0077

取得を要求されたデータが高レイテンシストレージデバイスに格納されていないとデータ格納先判断部153が判断した場合(ステップS23:No)、すなわち、低レイテンシストレージデバイス群12の低レイテンシストレージデバイスに格納されていると判断した場合について説明する。

0078

この場合、要求データ送信制御部154から、格納先の低レイテンシストレージデバイスへのデータ取得要求が行われる(ステップS24)。これに応じて、低レイテンシストレージデバイスから、制御部15の要求データ送信制御部154へのデータ出力が行なわれる(ステップS25)。そして、制御部15では、要求データ送信制御部154から、ユーザ端末20へのデータ送信を行う(ステップS26)。

0079

これに対し、取得を要求されたデータが高レイテンシストレージデバイスに格納されているとデータ格納先判断部153が判断した場合(ステップS23:Yes)について説明する。取得用情報送信制御部155は、取得用情報テーブルを参照し、取得要求のデータを格納している高レイテンシストレージデバイスに対してデータ取得要求を行うために必要な取得用情報を取得する。そして、制御部15では、取得用情報送信制御部155から、ユーザ端末20へ取得用情報を送信する(ステップS27)。

0080

そして、データ管理装置10では、ユーザ端末20から、取得用情報に従って、高レイテンシストレージデータ送信部17へのデータ取得要求を受信する(ステップS28)。このデータ取得要求に応じて、高レイテンシストレージデータ送信部17は、要求されたデータについてのデータ取得要求を高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)に行う(ステップS29)。これに応じて、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)から、高レイテンシストレージデータ送信部17に、要求されたデータが出力される(ステップS30)。続いて、高レイテンシストレージデータ送信部17から、ユーザ端末20にデータが送信される(ステップS31)。

0081

[実施の形態の効果]
従来のデータ管理装置では、データが格納されているストレージデバイスが低レイテンシか高レイテンシかを区別することなく、データ自動階層化の実行部である制御部が、データ取得要求を処理していたため、制御部が数時間にもわたって占有されていた。

0082

これに対し、本実施の形態に係るデータ管理装置10では、ユーザ端末20からデータ取得要求を受けた場合、このデータが高レイテンシストレージデバイス群13に格納されていた場合には、取得要求を受けたデータではなく、取得用情報を、ユーザ端末20に応答する。

0083

このため、データ自動階層化処理の実行部(制御部15)は、高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)へのアクセスを行わない。したがって、データ管理装置10では、短時間のうちに、ユーザ端末20からの要求に対して応答することが可能となる。なお、データ管理装置10では、取得要求を受けたデータが低レイテンシストレージ(A)〜(C)に格納されている場合には、データを取得し、取得したデータをユーザ端末20に応答として送信する。

0084

さらに、データ管理装置10は、制御部15及びデータ再配置部16とは独立した高レイテンシストレージデータ送信部17が、高レイテンシストレージデバイスからのデータ読み出し、送信を実行する。これによって、高レイテンシストレージデバイスのデータ取得要求を処理するために、ストレージ自動階層化処理の実行部である制御部15が数時間にもわたって占有されることがない。

0085

したがって、本実施の形態によれば、データ取得のレイテンシが高いストレージデバイスを用いた場合であっても、ストレージ自動階層化処理の実行部である制御部15の長時間の占有がないため、装置全体のスループットの低下を防止することが可能になる。

0086

システム構成等]
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。

0087

例えば、制御部15は、複数の装置上にまたがって存在してもよい。そして、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)と高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)とは、それぞれ複数存在してもよい。また、低レイテンシストレージデバイス(A)〜(C)及び高レイテンシストレージデバイス(X)〜(Z)は、制御部15がある装置とは別の装置上に存在してもよく、ストレージを提供する外部サービスであってもよい。また、データマッピング141、高レイテンシストレージデバイスリスト142及び取得用情報テーブル143は、制御部15がある同一の装置上に存在してもよく、また、別の装置上に存在してもよい。また、データマッピング141、高レイテンシストレージデバイスリスト142及び取得用情報テーブル143は、複数の装置上にまたがって存在してもよい。

0088

さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。

0089

また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

0090

[プログラム]
図11は、プログラムが実行されることにより、データ管理装置10が実現されるコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。

0091

メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。

0092

ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、データ管理装置10の各処理を規定するプログラムは、コンピュータにより実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。例えば、データ管理装置10における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1090に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1090は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。

0093

また、上述した実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。

0094

なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN、WAN等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。

0095

以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。

0096

10データ管理装置
12低レイテンシストレージデバイス群
13 高レイテンシストレージデバイス群
14,22 記憶部
15,23 制御部
16データ再配置部
17 高レイテンシストレージデータ送信部
20ユーザ端末
21通信部
24 入力部
25 出力部
30ネットワーク
141データマッピング
142 高レイテンシストレージデバイスリスト
143取得用情報テーブル
151 書き込み管理部
152 データマッピング更新部
153データ格納先判断部
154 要求データ送信制御部
155 取得用情報送信制御部
231データ書き込み要求部
232データ取得要求部

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