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技術 表示装置、制御方法、表示システム、および指示体

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 岡野修治
出願日 2016年7月12日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-137343
公開日 2018年1月18日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2018-010067
状態 未査定
技術分野 電気信号の光信号への変換 位置入力装置 投影装置 表示装置の制御、回路
主要キーワード Y座標 通信アダプター デザイン図 X座標 Sub端子 位置合わせ情報 利き目 補正値データ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月18日)のものです。
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図面 (12)

課題

指示体により表示面上の位置が指定された場合に、画像として描画された指示体の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整する表示装置を提供すること。

解決手段

表示面に画像を表示する表示部と、指示体の表示面に対する位置を検出し第1位置情報(PrePD)を生成する第1位置生成部と、指示体の操作受付部が受け付けた操作に基づく調整情報(AJ)を取得する取得部と、第1位置生成部により生成された第1位置情報(PrePD)と、取得部により取得された調整情報(AJ)と、に基づいて画像における指示体の位置を示す第2位置情報(PD)を生成する第2位置生成部と、を備える表示装置を提供する。

概要

背景

従来、特許文献1に記載されているプロジェクターなどの表示装置では、ペンなどの指
示体により表示面(投写面)上の位置が指定されると、指示体の位置を検出して表示され
ている画像に対して描画を行う機能が知られていた。

概要

指示体により表示面上の位置が指定された場合に、画像として描画された指示体の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整する表示装置を提供すること。表示面に画像を表示する表示部と、指示体の表示面に対する位置を検出し第1位置情報(PrePD)を生成する第1位置生成部と、指示体の操作受付部が受け付けた操作に基づく調整情報(AJ)を取得する取得部と、第1位置生成部により生成された第1位置情報(PrePD)と、取得部により取得された調整情報(AJ)と、に基づいて画像における指示体の位置を示す第2位置情報(PD)を生成する第2位置生成部と、を備える表示装置を提供する。

目的

本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、指示体
により表示面上の位置が指定された場合に、画像として描画された指示体の位置を、容易
な操作でユーザー所望の位置に調整することができる表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表示面に画像を表示する表示部と、前記表示面において指示体指し示す位置である第1位置を検出し、前記第1位置に関する第1位置情報を生成する第1位置生成部と、前記指示体の操作受付部が受け付けた操作に基づく調整情報を取得する取得部と、前記第1位置生成部により生成された前記第1位置情報と、前記取得部により取得された前記調整情報と、に基づいて前記画像における前記指示体の位置である第2位置を示す第2位置情報を生成する第2位置生成部と、を備えることを特徴とする表示装置

請求項2

前記取得部により取得された前記調整情報を前記指示体ごとに記憶する第1記憶部を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。

請求項3

前記指示体が前記表示面の第1の領域に位置するときの前記調整情報である第1調整情報と、前記指示体が前記表示面の前記第1の領域とは異なる第2の領域に位置するときの前記調整情報である第2調整情報とを記憶する第2記憶部を備え、前記第2位置生成部は、前記指示体が前記第1の領域に位置するとき、前記第1調整情報に基づいて前記第2位置情報を生成し、前記指示体が前記第2の領域に位置するとき、前記第2調整情報に基づいて前記第2位置情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。

請求項4

表示面に画像を表示する表示工程と、前記表示面において指示体が指し示す位置である第1位置を検出し、前記第1位置に関する第1位置情報を生成する第1位置生成工程と、前記指示体の操作受付部が受け付けた操作に基づく調整情報を取得する取得工程と、前記第1位置情報と、前記取得工程により取得された前記調整情報と、に基づいて前記画像における前記指示体の位置である第2位置を示す第2位置情報を生成する第2位置生成工程と、を備えることを特徴とする制御方法

請求項5

表示装置と指示体とを有する表示システムであって、前記指示体は、操作受付部と、前記操作受付部が受け付けた操作に基づく調整情報を前記表示装置へ送信する送信部と、を備え、前記表示装置は、表示面に画像を表示する表示部と、前記表示面において前記指示体が指し示す位置である第1位置を検出し、前記第1位置に関する第1位置情報を生成する第1位置生成部と、前記調整情報を前記指示体から取得する取得部と、前記第1位置生成部により生成された前記第1位置情報と、前記取得部により取得された前記調整情報と、に基づいて前記画像における前記指示体の位置である第2位置を示す第2位置情報を生成する第2位置生成部と、を備えること、を特徴とする表示システム。

請求項6

請求項5に記載の表示システムを構成する指示体。

請求項7

前記指示体は、棒状の柄と、前記柄の第1の端部に位置する発光部と、を備え、前記操作受付部は、前記柄の前記第1の端部とは反対側の第2の端部より、前記第1の端部に近い位置に配置されることを特徴とする請求項6に記載の指示体。

技術分野

0001

本発明は、表示装置制御方法、表示システム、および指示体に関する。

背景技術

0002

従来、特許文献1に記載されているプロジェクターなどの表示装置では、ペンなどの指
示体により表示面(投写面)上の位置が指定されると、指示体の位置を検出して表示され
ている画像に対して描画を行う機能が知られていた。

先行技術

0003

特開2015−184696号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1による表示装置では、画像として描画された指示体の位置が
、表示面上の指示体の位置とずれていた場合に、容易な操作で位置を補正することができ
ないという問題があった。
例えば、表示面に置いた指示体の先端部の位置に「点」を描画したい場合に、表示面に
置かれた指示体の先端部から若干ずれた位置に「点」が描画されてしまうことがあった。
このような位置ズレを解消するために、キャリブレーション機能がある。このキャリブレ
ション機能によれば、表示面における指示体の位置を撮像し、撮像した画像の座標と表
示する画像の座標とを対応付けて、変換が行われる。

0005

正確なキャリブレーションができていたとしても、ユーザーによる指示体の持ち方やユ
ーザーの目線の高さ、利き目使い方などによる影響で、ユーザーにより認識された表示
面上の指示体の先端部の位置と、画像として描画された指示体の位置と、がずれてしまっ
ているように見える場合があった。例えば、ユーザーの目線より高い位置に対して、指示
体の先端部を斜めにして表示面に置いた場合では、実際よりも高い位置に指示体の先端部
が置かれているかのように認識される傾向があり、画像として描画された「点」の位置が
、指示体の先端部よりも低い位置にずれて描画されていると認識されてしまうことがあっ
た。
このように、表示面上の指示体の先端部の位置に正確に描画されたとしても、ユーザー
によって認識された位置がずれて見えているような場合では、キャリブレーション機能で
は解消することはできなかった。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、指示体
により表示面上の位置が指定された場合に、画像として描画された指示体の位置を、容易
な操作でユーザー所望の位置に調整することができる表示装置を提供することを目的とす
る。

0007

[適用例1]本適用例に係わる表示装置は、表示面に画像を表示する表示部と、前記表
示面において指示体が指し示す位置である第1位置を検出し、前記第1位置に関する第1
位置情報を生成する第1位置生成部と、前記指示体の操作受付部が受け付けた操作に基づ
調整情報を取得する取得部と、前記第1位置生成部により生成された前記第1位置情報
と、前記取得部により取得された前記調整情報と、に基づいて前記画像における前記指示
体の位置である第2位置を示す第2位置情報を生成する第2位置生成部と、を備えること
を特徴とする。

0008

本適用例の表示装置によれば、調整情報と第1位置情報とに基づいて第2位置情報を生
成する。第1位置情報は、指示体の表示面に対する位置に関する情報であり、第2位置情
報は画像における指示体の位置を示している。調整情報は、指示体の操作受付部による操
作に基づいている。
第2位置生成部は、指示体が表示面上に置かれた状態で指示体の操作受付部の操作が受
け付けられると、画像における指示体の位置を生成する。例えば、ユーザーによって把持
された指示体を表示面上に置いた状態で、指で操作受付部を操作することにより、表示さ
れている画像における指示体の位置を移動させることができる。つまり、ユーザーは、把
持した指示体を表示面上に置いたまま操作受付部を指で操作する、といった、容易な操作
で画像上に描画された指示体の位置を所望の位置に移動させることができる。
従って、指示体により表示面上の位置が指定された場合に、画像として描画された指示
体の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整することができる。

0009

[適用例2]上記適用例に記載の表示装置は、前記取得部により取得された前記調整情
報を前記指示体ごとに記憶する第1記憶部を備えることを特徴とする。

0010

本適用例によれば、指示体ごとに調整情報を記憶することができるため、例えば、指示
体を所有するユーザーごとにユーザー所望の位置に調整する調整情報を管理することがで
きる。

0011

[適用例3]上記適用例に係わる表示装置は、前記指示体が前記表示面の第1の領域に
位置するときの前記調整情報である第1調整情報と、前記指示体が前記表示面の前記第1
の領域とは異なる第2の領域に位置するときの前記調整情報である第2調整情報とを記憶
する第2記憶部を備え、前記第2位置生成部は、前記指示体が前記第1の領域に位置する
とき、前記第1調整情報に基づいて前記第2位置情報を生成し、前記指示体が前記第2の
領域に位置するとき、前記第2調整情報に基づいて前記第2位置情報を生成することを特
徴とする。

0012

本適用例によれば、第1の領域では、第2の領域と異なる調整情報を記憶することがで
き、それぞれの領域において異なる調整情報を適用することができる。

0013

[適用例4]本適用例に係わる制御方法は、表示面に画像を表示する表示工程と、前記
表示面において指示体が指し示す位置である第1位置を検出し、前記第1位置に関する第
1位置情報を生成する第1位置生成工程と、前記指示体の操作受付部が受け付けた操作に
基づく調整情報を取得する取得工程と、前記第1位置情報と、前記取得工程により取得さ
れた前記調整情報と、に基づいて前記画像における前記指示体の位置である第2位置を示
す第2位置情報を生成する第2位置生成工程と、を備えることを特徴とする。

0014

本適用例の制御方法によれば、例えば、ユーザーは、指示体を把持して、表示面上に置
いた状態で、指で操作受付部を操作することにより、表示されている画像における指示体
の位置を移動させることができる。つまり、ユーザーは、表示面上に指示体を置いて操作
受付部を操作する、といった、容易な操作で画像上に描画された指示体の位置を所望の位
置に移動させることができる。従って、指示体により表示面上の位置が指定された場合に
、画像として描画された指示体の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整するこ
とができる。

0015

[適用例5]本適用例に係わる表示システムは、表示装置と指示体とを有する表示シス
テムであって、前記指示体は、操作受付部と、前記操作受付部が受け付けた操作に基づく
調整情報を前記表示装置へ送信する送信部と、を備え、前記表示装置は、表示面に画像を
表示する表示部と、前記表示面において前記指示体が指し示す位置である第1位置を検出
し、前記第1位置に関する第1位置情報を生成する第1位置生成部と、前記調整情報を前
記指示体から取得する取得部と、前記第1位置生成部により生成された前記第1位置情報
と、前記取得部により取得された前記調整情報と、に基づいて前記画像における前記指示
体の位置である第2位置を示す第2位置情報を生成する第2位置生成部と、を備えること
、を特徴とする。

0016

本適用例の表示システムによれば、例えば、ユーザーは、指示体を把持して、表示面上
に置いた状態で、指で操作受付部を操作することにより、表示されている画像における指
示体の位置を移動させることができる。つまり、ユーザーは、表示面上に指示体を置いて
操作受付部を操作する、といった、容易な操作で画像上に描画された指示体の位置を所望
の位置に移動させることができる。従って、指示体により表示面上の位置が指定された場
合に、画像として描画された指示体の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整す
ることができる。

0017

[適用例6]本適用例に係わる指示体は、表示システムを構成することが好ましい。

0018

[適用例7]上記適用例に記載の指示体は、棒状の柄と、前記柄の第1の端部に位置す
発光部と、を備え、前記操作受付部は、前記柄の前記第1の端部とは反対側の第2の端
部より、前記第1の端部に近い位置に配置されることを特徴とする。

0019

本適用例の指示体は、例えば、ユーザーにより第1の端部が把持されている場合は、ユ
ーザーにとって第1の端部に近い位置の操作受付部を操作しやすい。

図面の簡単な説明

0020

プロジェクションシステム概要を説明する図。
ペンの概要を表す外観図
プロジェクションシステムの概略機能を表すブロック図。
変換用データの構成例を示す図。
投写面の領域分割を説明する図。
制御部の概略機能を表すブロック図。
位置調整の一例を説明する図。
位置調整処理の流れを表すフローチャート図。
実施形態2におけるペンの概要を表す外観図。
実施形態2における位置調整の一例を示す図。
変形例におけるプロジェクションシステムの概要を説明する図。

実施例

0021

以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図におい
ては、各部や各画面を認識可能な程度の大きさにするため、各部や各画面の尺度を実際と
は異ならせしめている。

0022

(実施形態1)
(プロジェクションシステムの概要)
図1は、プロジェクションシステムの概要を説明する図である。図2は、ペンの概要を
表す外観図である。
プロジェクションシステム1は、表示システムに相当し、表示装置としてのプロジェク
ター3、指示体としてのペン7などにより構成されている。

0023

プロジェクター3は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバーなどの情報機器
から入力した静止画像または動画像などの画像を入力する。
プロジェクター3は、投写部20を備え、入力した画像を投写部20からスクリーン
Cの一面である投写面DSへ投写する。投写面DSの一部領域である投写領域DAは、画
像が投写されている領域である。なお、投写面DSは、表示面に相当する。

0024

ペン7は、棒状の柄を備え、筒形状をしたペン型の情報機器であり、柄の一端(第1の
端部)に発光部79(図2)を備えている。ペン7は、筐体71から露出してユーザーU
の手の指で操作可能な操作受付部73を柄の他端(第2の端部)よりも発光部79に近い
位置に備えている。操作受付部73は、4つのボタンスイッチ(上ボタン73U、右ボタ
ン73R、下ボタン73D、左ボタン73L)で構成されている。筐体71の内側には、
制御部77、通信部75および電源供給部である電池(図示は省略)を備えている。制御
部77は、CPUであり、通信部75は操作受付部73により操作された操作信号をプロ
ジェクター3へ送信する。図1に示すペン先位置PPは、ペン7の先端がスクリーンSC
の投写面DS上に接触している位置である。ペン光LPは、ペン7の発光部79から出射
される光を示している。

0025

プロジェクター3は、撮像部15を備え、投写面DSを撮像して、投写領域DAおよび
ペン光LPを受光し、投写領域DAとペン先位置PPとの相対的な位置関係を算出する。
その位置関係を用いて、投写領域DAに投写するための画像にペン先位置PPを示す点な
どを描画し、その画像の映像信号を投写領域DAに投写(出射LD)する。点PrePD
は、画像に描画されたペン先位置PPを示す点が投写領域DAに投写されている例である
図1では、ペン先位置PPと点PrePDとの位置が合っていない例である。つまり、
ユーザーUは、ペン先位置PPを示す描画された点が、ペン先位置PPの位置に投写され
ることを期待していたが、ペン先位置PPの位置から、ずれた点PrePDの位置に投写
されてしまっている状況である。

0026

この状況で、ユーザーUは、ペン7の上ボタン73U、右ボタン73R(図2)を押下
することで、点PrePDが再描画されて徐々にペン先位置PPに近づいていく。ユーザ
ーUは、点PrePDが所望の位置に移動すると操作受付部73の操作を終了する。この
操作が終了した後で、ペン7をペン先位置PPに置く(接触させる)と、描画される点は
、ユーザー所望の位置に補正されて投写されることになる。ペン7のペン先位置PPの位
置を他の位置に移動させた場合にも、補正内容が反映される。
このようにして、プロジェクションシステム1では、ペン7により投写面DS上の位置
が指定された場合に、描画(投写)された点PrePDの位置を、ペン7の操作受付部7
3の操作でユーザー所望の位置に調整することができる。

0027

以降、このような効果を有するプロジェクションシステム1について詳細に説明する。

0028

(プロジェクションシステムの構成)
図3は、プロジェクションシステムの概略機能を表すブロック図である。
プロジェクションシステム1は、プロジェクター3およびペン7などから構成されてい
る。プロジェクター3は、PC5と通信2によりデータ通信可能に接続されている。PC
5は、上述したように一般的なPCやサーバーなどの情報機器である。PC5は、一台の
PCとは限らず、ネットワークで接続された複数台の情報機器であってもよい。プレゼン
テーションの際に表示される画像や動画ファイルなどは、ネットワークのクラウド環境
や特定のサーバーなどに格納されていてもよい。

0029

(ペン)
ペン7は、上述したように操作受付部73、通信部75、制御部77、発光部79、お
よび電源供給部などで構成される。なお、図2および図3において、一本のペン7を記載
しているが、複数本のペン7が同時に同一の投写面DSで使用されてもよい。その場合は
、それぞれのペン7において、他のペン7の操作と混同されないような制御がプロジェク
ター3とペン7との間で行われている(詳細は後述する)。

0030

操作受付部73は、上ボタン73U、右ボタン73R、下ボタン73D、左ボタン73
Lなどで構成され、それぞれのボタンスイッチが押下されると、押下されたボタンスイッ
チに対応する操作信号を制御部77へ出力する。また、ボタンスイッチの押下状態クリ
ック、ダブルクリック、ボタン押下、ボタン押下解除、押下時間)や複数のボタン同時押
し状態などの情報も操作信号として出力する。
また、操作受付部73には、電源スイッチ(図示は省略)が備えられていてもよい。押
下されると電源供給部から制御部77など各部へ電源を供給可能とし、再度押下されると
電源供給を遮断する。電源スイッチの機能を上記ボタンスイッチのいずれかと兼用する構
成であってもよい。

0031

通信部75は、好適例として消費電力を抑えた近距離無線アダプターであり、制御部7
7の制御によりペン7の識別IDや操作受付部73から出力された操作信号をプロジェク
ター3側の通信部17へ送信する。近距離無線アダプターは、例えば、Bluetoot
h(登録商標)アダプターであってもよい。なお、この構成に限定するものではなく、無
線通信が可能な通信アダプターであればよく、公衆無線LANアダプターとして、IP(
Internet Protocol)、および外部の他の機器と共通の通信プロトコルを有しているもの
であってもよい。また、通信部75は、操作信号の送信のみに限らず、プロジェクター3
との間で各種信号、各種データなどが送受信されてもよい。尚、通信部75は、指示体に
備えられる送信部に相当する。

0032

発光部79は、発光素子および押圧スイッチなどで構成されている。発光素子は、好適
例として赤外光を発光する発光ダイオードである。押圧スイッチは、ペン7の先端部(発
光部79の頂点部分)がスクリーンSCに接触するとその接触による圧力を検出する圧力
センサーを備えている。押圧スイッチは、圧力センサーにより検出される圧力信号を制御
部77へ出力する。

0033

電源供給部は、電池および電源回路などで構成され、制御部77の制御により電池から
ペン7を構成する各部へ電力を供給する。電池はボタン電池乾電池などの一次電池、ま
たは充電可能な充電式二次電池であってもよい。二次電池である場合は、電源回路に非
接触または充電端子により外部から供給される電力を電池へ充電する充電機能を備える。

0034

制御部77は、CPUなどのプロセッサー、およびROMやフラッシュROM、RAM
等の記憶装置クロック信号発振するリアルタイムクロックなどによって構成され、記
憶装置に記憶されるプログラムに従ってペン7の各部を統括的に制御する。

0035

制御部77では、プログラムを読み込んで実行することにより、操作受付部73から操
作信号を入力して、通信部75へ出力する。また、発光部79の発光処理消灯処理に関
する制御を行う。記憶装置には、プログラムの他にペン7を識別する識別IDなどが格納
されている。

0036

制御部77では、プロジェクター3において複数のペン7が使用されてもそれぞれを識
別することができるように、他のペン7と区別可能な識別IDを記憶部に記憶している。
識別IDは、通信部75を介してプロジェクター3と共有されており、プロジェクター3
側では、複数のペン7の識別IDが管理されている。制御部77は、操作受付部73から
入力した操作信号に、識別IDを付加して通信部75を介してプロジェクター3側へ送信
する。制御部77は、ペン7の発光部79の発光と識別IDとを関連付けるために、識別
IDに応じて定義された発光パターンに基づいて発光処理を行う。発光パターンは、例え
ば、ON/OFF複数組み合わされたデータ列であり、発光処理ではクロック信号に基
づいてON時には発光部79を発光させ、OFF時には消灯させる。プロジェクター3側
では撮像したペン7の発光状態から発光パターンを抽出し、対応する識別IDを取得する
。なお、識別IDに対応する発光パターンも、ペン7の記憶部に記憶されている。また、
識別IDに対応する発光パターンも識別IDと共に、通信部75を介してプロジェクター
3と共有されている。

0037

(プロジェクター)
プロジェクター3は、操作部11、計時部13、撮像部15、通信部17、投写部20
映像処理部31、PC通信部33、記憶部40、および制御部50などから構成されて
いる。

0038

操作部11は、プロジェクター3を操作するための複数のボタンを備えている。操作さ
れたボタンに応じて制御部50が各部を制御することにより、各種機能が実現される。ま
た、プロジェクター3が各種操作を実現するためのリモコン(図示は省略)を備える場合
では、リモコンのボタンやリモコン上に表示される表示部または表示部を覆うタッチパネ
ルなども操作部11に含まれる。

0039

計時部13は、リアルタイムクロックであり、制御部50へのクロック発生、制御部5
0や撮像部15など各部のクロック同期タイマー機能カレンダー機能時計機能など
計時機能を有している。計時部13が計時している日時、時間などの計時データは、制
御部50により読み出される。

0040

撮像部15は、投写面DS方向から発光または反射光を受光する撮像素子(CMOSや
CCDなど)、撮像素子に像を結像するための光学系部材、撮像素子へ入射する光を制御
する絞り、受光した情報から撮像画像データを生成する回路などを備えている。撮像部1
5は、投写部20(後述する)と連動し、投写方向と同じ方向を撮像するように調整され
て設置されている。つまり、投写部20から投写面DSの投写領域DAに画像が投写され
ている状態では、撮像部15によって撮像された撮像画像の中央には、投写領域DAに投
写された画像を含む投写面DSが収まるように調整されている。撮像画像は、撮像部15
の光学系部材による歪曲収差や投写面DSを撮像する角度の影響を受けて、撮像対象が歪
んだ形状で撮像される。例えば、投写面DS上では矩形状で投写されている投写領域DA
は、歪んだ扇形状に撮像されている。

0041

撮像画像には、投写面DS上でペン7の発光部79が発光していると、撮像画像にはそ
の発光部分が撮像されている。撮像画像の発光部分の位置は、投写領域DAとの相対位
として抽出可能である。

0042

撮像部15は、撮像した撮像画像を記憶部40の撮像画像ワークエリア41へ撮像画像
データとして記憶する。撮像画像ワークエリア41は、後述する画像解析部51によって
参照される。撮像部15は、サンプリング周期ごとに撮像画像データを取得し、撮像画像
ワークエリア41へ記憶し、画像解析部51では記憶処理と同期して撮像画像データを参
照することになる。サンプリング周期は、例えば、16.7msec周期サンプリング
周波数60Hz)に設定され、その場合では撮像画像データが毎秒60回出力され、記憶
される。なお、以降の説明において、撮像画像データについても撮像画像と呼称する。

0043

通信部17は、ペン7の通信部75と各種データを送受信する近距離無線アダプターで
あり、制御部50の制御によりペン7側の通信部75と通信を行う。通信部17は、ペン
7と通信可能なプロトコル通信方式を備えたアダプターであればよく、その他の情報機
器と通信する機能を備えていてもよい。

0044

投写部20は、光源21、ライトバルブ23、投写光学系25、および駆動回路27な
どを有し、映像処理部31から供給された映像を投写する。光源21は、光を発するラン
プであり、光源21が発した光は、複数のダイクロイックミラーミラー(図示は省略)
によって赤、緑、青の光に分光され、分光された赤、緑、青のそれぞれの光はライトバル
ブ23に導かれる。なお、光源21は、ランプではなく、発光ダイオードまたはレーザー
光を発する半導体レーザー装置であってもよい。

0045

駆動回路27は、映像処理部31から供給される映像信号を取得する。駆動回路27に
供給される映像信号は、投写する画像における赤の成分の階調を表す階調データ、投写す
る画像における緑の成分の階調を表す階調データおよび投写する画像における青の成分の
階調を表す階調データを有する。駆動回路27は、赤、緑、青の各色の階調データを抽出
し、抽出した各色の階調データに基づいてライトバルブ23を駆動する。

0046

ライトバルブ23は、赤の光が入射する液晶ライトバルブ、緑の光が入射する液晶ライ
トバルブ、青の光が入射する液晶ライトバルブを有している。液晶ライトバルブは、透過
型の液晶パネルであり、複数行複数列マトリックス状に配置された画素を備えている。
赤の光が入射する液晶ライトバルブは赤の階調データに基づいて駆動され、緑の光が入射
する液晶ライトバルブは緑の階調データに基づいて駆動され、青の光が入射する液晶ライ
トバルブは青の階調データに基づいて駆動される。各液晶ライトバルブは、駆動回路27
によって各画素が制御されて画素の透過率が変化する。画素の透過率が制御されることに
より、液晶ライトバルブを透過した各色の光は、各階調データに対応した画像となる。液
晶ライトバルブを透過した赤、緑、青の光の画像は、ダイクロイックプリズムにより合成
されて投写光学系25に入射する。投写光学系25は、入射した画像を拡大する光学系で
あり、入射した画像をレンズやミラーによって拡大してスクリーンSCに投写(出射LD
を出力)する。スクリーンSCに画像が投写された状態では、投写面DSの投写領域DA
に画像が表示されている。なお、透過型の液晶パネルの替わりに反射型の液晶パネルを採
用してもよいし、デジタルミラーデバイスなどを用いてもよい。

0047

映像処理部31は、制御部50およびPC通信部33から供給される画像データから映
像信号を生成し、投写部20へ供給する。
映像処理部31では、制御部50の描画処理部59(後述する)からペン7の位置情報
に基づいて描画された画像データ(以降、描画画像と呼称する)と、PC通信部33から
取得した画像データ(以降、主画像と呼称する)と、を取得し、描画画像と主画像とが重
畳された画像データ(以降、投写画像と呼称する)を生成(合成)する機能を有している
。また、PC通信部33から画像データ以外の各種映像信号が入力された場合は、それぞ
れの映像信号に対応した変換処理および画像処理を施し、投写する映像の画質を調整して
投写部20の駆動回路27へ出力する。尚、映像処理部31および投写部20は、表示部
に相当する。

0048

PC通信部33は、Video端子、S端子、3RCA端子、D−Sub端子、HDM
I(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子など、映像信号が供給さ
れるコネクターを複数有し、PC5などの外部装置から通信2を介してコネクターに供給
された映像信号を映像処理部31へ出力する。また、PC通信部33は、無線LAN(Lo
cal Area Network)やBluetoothなどの無線通信のアダプターや、USB(Univ
ersal Serial Bus)や有線のLANなどの有線通信のアダプターを有する。PC通信部3
3は、これらのアダプターで使用されるIP(Internet Protocol)やUSBなどの通信
プロトコルを備え、PC5などの外部装置と共通の通信プロトコルを選択して、通信2を
介して各種信号および画像データを含む各種データの送受信を行う。

0049

(記憶部)
記憶部40は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Acc
ess Memory)、VideoRAM、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State D
rive)等の記憶装置によって構成されている。

0050

記憶部40には、撮像画像ワークエリア41および描画画像ワークエリア43などの記
憶領域が割り当てられている。また、変換用データ44などのデータが格納されている。
これら以外にも、記憶部40には、制御部50の機能部を実現するためのプログラムお
よび一時的に保存される変数のデータ(図示は省略)などが格納され、映像処理部31に
より行われる画像処理(画像を重畳する処理)に利用されるワークエリアも割り当てられ
ている。

0051

撮像画像ワークエリア41は、撮像部15により撮像された撮像画像が画像データとし
て格納されている作業領域であり、画像解析部51(後述する)によって参照される。撮
像画像には上述したように、投写領域DAの領域とペン7の発光部分との相対位置を抽出
可能な情報が含まれている。

0052

描画画像ワークエリア43は、描画画像を生成するための作業領域であり、描画処理部
59、位置生成部53、位置調整部57(いずれも後述する)などの機能部で利用される
。描画画像は、描画処理の基準となる座標系(以降、描画座標と呼称する)を有している
。上述したように、描画画像は、主画像と合成されるため、描画画像は、主画像と同じア
スペクト比を有している。また、描画画像の解像度は、主画像の解像度と同じ解像度であ
ることが好ましい。描画画像と主画像との解像度が異なる場合は、映像処理部31によっ
て解像度が合わせられた上で、合成処理が行われる。以降の説明では、描画画像は、主画
像と同じ解像度およびアスペクト比であることを前提として説明する。描画座標は、2次
元の画像上の座標であり、例えば、図7に示すように投写領域DAの左上隅のDA(x0
,y0)を原点として、アスペクト比および解像度を用いて算出された右下隅のDA(x
1,y1)を原点の対頂点とした矩形領域の座標系にすることができる。また、描画画像
ワークエリア43は、投写領域DAの外側の投写面DSの座標も格納可能である。例えば
、DS(0,0)、DS(xmax,0)、DS(0,ymax)、DS(xmax,y
max)の座標が格納される。

0053

図4は、変換用データの構成例を示す図である。図5は、投写面の領域分割を説明する
図である。
変換用データ44には、指示体管理データ45、領域管理データ46、補正データ47
などが格納されている。

0054

指示体管理データ45は、指示体ごとに管理される情報であり、指示体データ45aに
は、「ペンA」の情報が、指示体データ45bには、「ペンB」の情報が格納(記憶)さ
れている。指示体データ45a,45bには、それぞれ属性情報として、指示体の識別I
D、識別IDに対応する発光パターンなどが少なくとも付加されている。なお、識別ID
と、識別IDに対応する発光パターンは、通信部17を介してデータ交換されており、そ
れぞれの指示体とプロジェクター3との間で共有されている。

0055

指示体管理データ45で管理される指示体ごとに領域管理データ46が格納されている

領域管理データ46は、領域ごとにその情報が管理される情報である。領域とは、投写
面DSを分割する領域であり、図5に示す例は、投写面DSがX座標方向に3分割および
Y座標方向に3分割されて9領域に分割されている例である。図4戻り、領域データ
6aには、「領域AA」の情報が、領域データ46bには、「領域AB」の情報が、領域
データ46cには、「領域CC」の情報がそれぞれ格納されている。なお、図示を省略し
ているが領域ACから領域CBの6領域の情報も格納されており、全9領域の情報が領域
管理データ46には格納されている。

0056

領域データ46a〜46cは、指示体データ45aに関連する情報であり、領域データ
46d,46e,46fは、別の指示体である指示体データ45bに関連する情報である
。領域データ46d〜46fにおいても、領域データ46a〜46cと同様に全9領域の
情報が格納されている。

0057

領域データ46a〜46fには、それぞれ属性情報として、領域の範囲に係わる情報が
少なくとも付加されている。領域の範囲には、領域の外郭を示す座標値描画座標系)が
格納されている。例えば、領域が矩形であれば、4つの頂点の座標値が格納される。
なお、領域管理データ46は、複数の領域に分割され管理されるとしているが、必ずし
も複数とは限らず、領域が1つ、つまり、投写面DS全体に相当する範囲を1つの領域と
してもよい。

0058

領域データ46a〜46fで管理される領域ごとに補正データ47が格納されている。
補正データ47には、指示体の描画位置を補正する補正値が格納されている。補正値は
、具体的には、指示体の描画位置をX座標方向およびY座標方向に増減する値である。補
正値47aには、「補正値AA」が格納されている。「補正値AA」は、ペンAの位置が
「領域AA」の範囲内に存在した場合に適用される補正値である。言い換えると、ペンA
の位置が「領域AA」の範囲内に存在した場合に「補正値AA」が適用され、ペンAの描
画位置が決定される。同様に、補正値47bには、「補正値AB」が格納されている。「
補正値AB」は、ペンAの位置が「領域AB」の範囲内に存在した場合に適用され、ペン
Aの描画位置が決定される。この例において、「領域AA」は、第1の領域に相当し、「
補正値AA」は、第1調整情報に相当する。「領域AB」は、第2の領域に相当し、「補
正値AB」は、第2調整情報に相当する。補正値47c〜47fに関しても指示体および
領域ごとに同様な処理が適用される。
なお、補正値は、キャリブレーション処理などにより指示体の位置合わせが行われた後
にその位置合わせ情報に基づいて格納される値であり、さらに、その後、後述する位置調
整部57によって調整情報が適用されると、格納されていた補正値に調整情報が適用され
、補正データ47の該当する補正値が更新される。

0059

なお、指示体管理データ45と関連付けられた補正データ47を記憶する記憶部40は
、第1記憶部に相当する。領域管理データ46と関連付けられた補正データ47を記憶す
る記憶部40は、第2記憶部に相当する。

0060

(制御部)
図6を用いて、制御部50について説明する。図6は、制御部の概略機能を表すブロッ
ク図である。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを有して構成さ
れ、記憶部40に記憶されているプログラムを含む各種プログラム(図示は省略)に従っ
てプロジェクター3を構成する操作部11、計時部13、撮像部15、通信部17、投写
部20、映像処理部31、PC通信部33、および記憶部40などの各部を制御する。

0061

制御部50は、画像解析部51、位置生成部53、調整情報取得部55、位置調整部5
7、および描画処理部59などを機能部として有している。但し、これらの機能部は、一
実施例として記載したものに過ぎず、必ずしも全ての機能部および構成を必須構成としな
くともよい。また、これら以外の機能部を必須構成としてもよい。

0062

(各機能部の連携処理
画像解析部51、位置生成部53、調整情報取得部55、位置調整部57、および描画
処理部59の機能部は、それぞれが連携して機能が実現される。各機能部の連携処理につ
いて説明する。

0063

画像解析部51は、撮像部15から入力された撮像画像における投写領域DAとペン7
の発光部79の発光部分の位置(ペン7の撮像位置)を検出し、投写領域DAに関する情
報とペン7の発光部79の発光部分の位置を示す情報を、位置生成部53へ出力する。

0064

位置生成部53では、投写領域DAとペン7の撮像位置とを描画座標系に変換する。こ
のとき、補正データ47を参照し補正値を適用してペン7の座標PrePD(x,y)を
算出する。位置生成部53は、調整情報取得部55を監視して、ペン7から調整情報が出
力されたか否か判定し、出力された場合は、座標PrePD(x,y)を位置調整部57
へ出力し(分岐53a)、出力されていない場合は、描画すべき座標である座標PD(x
,y)に座標PrePD(x,y)の内容を代入して、描画処理部59へ出力する(分岐
53b)。なお、分岐53aへ進む処理は、ペン7の描画位置を調整する処理であり、分
岐53bへ進む処理は、調整済みの描画位置に描画する処理である。

0065

位置調整部57は、調整情報取得部55からペン7の操作信号を取得して、調整値AJ
(Δx,Δy)を算出する。調整値AJ(Δx,Δy)のΔxおよびΔyは、X座標およ
びY座標における増減値である。位置調整部57は、調整値AJ(Δx,Δy)を記憶部
40の変換用データ44(補正データ47)に適用(補正値の増減算)し、補正データ4
7を更新する。位置調整部57は、座標PrePD(x,y)に調整値AJ(Δx,Δy
)を適用(増減算)して、描画すべき座標である座標PD(x,y)を算出し、描画処理
部59へ出力する。

0066

描画処理部59では、描画画像の座標PD(x,y)の位置に位置調整後の点PDを描
画する。
図7は、位置調整の一例を説明する図である。座標PrePD(x,y)が示す点は、
位置調整前に描画された点PrePDである。座標PD(x,y)が示す点は、位置調整
後に描画された点PDである。点PPは、ユーザーUが投写面DSにペン7のペン先を置
いた位置を示す。点PUは、点PPを置いた際に、ペン先の位置として描画して欲しいユ
ーザーU所望の位置を示す。つまり、ユーザーUは、点PPにペン先を置いたものの、実
際に投写された画像には、点PrePDが描画されていた。その点PrePDを点PUの
位置に描画するように調整したいため、ペン7の操作受付部73を操作すると、点Pre
PDに調整値AJ(Δx,Δy)が適用され、再描画により点PDの位置に描画されてい
る。

0067

なお、点PPの位置は、表示面に対する位置(第1位置)に相当し、座標PrePD(
x,y)は、第1位置情報に相当し、画像解析部51および位置生成部53は、第1位置
生成部に相当する。調整値AJ(Δx,Δy)は、調整情報に相当し、調整情報取得部5
5および通信部17は、取得部に相当する。調整値AJ(Δx,Δy)が適用された後の
点が前記画像における指示体の位置(第2位置)に相当し、調整値AJ(Δx,Δy)が
適用された座標PD(x,y)は、第2位置情報に相当し、位置調整部57は、第2位置
生成部に相当する。
また、ペン7から調整情報が出力されていない場合は、ペン7の位置指定時(操作受付
部73による操作が行われていない場合)であり、その場合は、位置生成部53により補
正データ47が参照されて、補正値を適用してペン7の座標PrePD(x,y)が生成
され、座標PD(x,y)に内容が代入される。補正値は、位置調整部57により位置が
調整された場合には、調整値AJ(Δx,Δy)が増減算されている。なお、ペン7の位
置指定時では、位置生成部53により算出された座標PD(x,y)が第2位置情報に相
当し、位置生成部53が、第2位置生成部に相当する。

0068

(画像解析部)
画像解析部51は、撮像部15を制御し、撮像部15によって撮像された撮像画像から
ペン7の発光の検出、発光パターンの解析、識別IDの取得、投写領域DAと発光部分と
の相対位置の抽出を行う。撮像画像は、上述したように撮像画像ワークエリア41に格納
されている。

0069

画像解析部51では、撮像画像を走査して発光している部分(画素)があるか否か判定
する。発光している部分がある場合は、時系列に格納された撮像画像を走査して、発光の
状態(発光と消灯の組み合わせ)を検出し、発光パターンを解析する。解析した発光パタ
ーンと、指示体管理データ45に格納される属性情報とを比較して、発光パターンが一致
するペン7の識別IDを取得する。識別IDごとにペン7の撮像位置を検出する。ペン7
の撮像位置は、撮像画像内の座標系で出力される。

0070

画像解析部51では、撮像画像を走査して投写領域DAの輪郭点を検出する。輪郭点の
検出は、例えば、エッジ検出処理および細線化処理などの画像処理を用いて検出可能であ
る。撮像画像には、投写面DSが撮像されているため、投写面DSに含まれる投写領域D
Aの全面が撮像されている。投写領域DAの輪郭は、全ての輪郭点を検出する必要はなく
、矩形の頂点に相当する4点や頂点が検出できない場合は、頂点を推定可能な近辺の輪郭
上の任意の数点となどが検出されていればよい。投写領域DAの輪郭点は、撮像画像内の
座標系で出力される。

0071

画像解析部51では、投写領域DAの輪郭点の位置と、識別IDごとにペン7の撮像位
置と、を出力する。これらの出力情報は、投写領域DAと発光部分との相対位置であり、
位置生成部53に引き渡される。

0072

(位置生成部)
位置生成部53は、撮像画像内の座標系の投写領域DAの輪郭点と、識別IDごとにペ
ン7の撮像位置とを入力して、それぞれを描画座標に変換する。描画座標では、図7の例
で示したように、投写領域DAは、DA(x0,y0)とDA(x1,y1)との座標を
頂点とした矩形と定義されているため、撮像画像内の座標系における投写領域DAの輪郭
点を、描画座標の投写領域DAのDA(x0,y0)とDA(x1,y1)を頂点とする
矩形の座標と対応付けることができる。位置生成部53では、この対応付けを利用して、
撮像画像内の座標系から描画座標へ変換することができる変換テーブル(図示は省略)を
生成する。位置生成部53は、撮像部15により撮像される対象(投写面DSの角度やサ
イズなど)に変化が生じた場合には、変換テーブルを新規に生成し、変化がない間は生成
済みの変換テーブルを用いて座標系の変換を行う。

0073

位置生成部53は、ペン7の位置座標(描画座標系)を取得すると、変換用データ44
を参照してペン7の位置座標を補正する。具体的には、ペン7の識別IDに対応する指示
体管理データ45、ペン7の位置に対応する領域管理データ46に関連する補正データ4
7を取得し、ペン7の位置座標に補正値を適用する。具体的には、位置生成部53は、ペ
ン7の位置座標(x,y)に対して、補正値(X座標方向およびY座標方向に増減される
値)を加算する。補正値が加算された値が、上述した座標PrePD(x,y)に相当す
る。

0074

位置生成部53は、調整情報取得部55の状態を監視する。具体的には、調整情報取得
部55により記憶されているフラグを読み出す。フラグが立っていた場合は、調整情報取
得部55がペン7から調整情報に係わる操作信号を取得していることを示し、その場合は
、座標PrePD(x,y)を引数にして位置調整部57へ処理を移す。フラグが立って
いない場合では、調整情報を取得していないことを示し、ペン7の位置指定時であり、座
標PrePD(x,y)の内容を描画する座標を示す座標PD(x,y)に代入して描画
処理部59へ処理を移す。
なお、ペン7の位置指定時では、位置生成部53によるペン7の位置に対応する領域管
理データ46に関連する補正データ47を取得して、ペン7の位置座標に補正値を適用す
る処理は、指示体が第1の領域に位置するとき、第1調整情報に基づいて第2位置情報を
生成し、指示体が第2の領域に位置するとき、第2調整情報に基づいて第2位置情報を生
成する処理に相当する。

0075

(調整情報取得部)
調整情報取得部55は、通信部17を制御し、ペン7と通信を確立して、ペン7から識
別IDと操作信号を受信する。操作信号の内容が、操作受付部73の上ボタン73U、右
ボタン73R、下ボタン73D、左ボタン73Lに関する信号であった場合は、調整情報
に係わる操作信号を受信したことを示すフラグ(記憶部40)を立てる。調整情報取得部
55は、識別IDと操作信号とを記憶部40へ記憶し、記憶場所を位置調整部57へ通知
する。操作信号には、各ボタンの操作回数や押下時間などの情報が含まれている。

0076

(位置調整部)
位置調整部57は、位置生成部53から処理を移されると、調整情報取得部55によっ
て記憶された識別IDと操作信号の情報を読み込む。操作信号の情報に基づいて、座標値
の調整情報を算出する。例えば、上ボタン73UはY座標方向に−1(y=y−1)の調
整値を、下ボタン73DではY座標方向に+1(y=y+1)の調整値を、右ボタン73
RではX座標方向に+1(x=x+1)の調整値を、左ボタン73LではX座標方向に−
1(x=x−1)の調整値を決定する。位置調整部57は、各ボタンの押下回数や押下時
間に応じて、調整値の大きさを決定する。調整値は、上述した調整値AJ(Δx,Δy)
に相当する。

0077

位置調整部57は、変換用データ44の補正データ47を更新する。具体的には、位置
調整部57は、指示体管理データ45から取得した識別IDと一致する指示体を検索し、
さらに、領域管理データ46から座標PrePD(x,y)が存在する領域を検索し、検
索した指示体および領域に関連する補正データ47の補正値に、調整値AJ(Δx,Δy
)を加算する。

0078

位置調整部57は、位置生成部53から渡された座標PrePD(x,y)に調整値A
J(Δx,Δy)を加算して、その内容を、描画する座標を示す座標PD(x,y)に代
入して描画処理部59へ処理を移す。

0079

(描画処理部)
描画処理部59は、位置生成部53または位置調整部57から取得した座標PD(x,
y)の位置に点などを描画して描画画像を生成する。生成した描画画像を、映像処理部3
1へ出力する。

0080

このようにして、制御部50の機能部において生成された描画画像は、映像処理部31
に出力される。映像処理部31では、描画画像をPC5から提供された主画像に重畳して
投写画像を生成し、その映像信号を投写部20へ出力する。投写部20から、投写面DS
の投写領域DAに映像信号が投写される。

0081

(位置調整処理)
次に、プロジェクター3の位置調整処理について、図8を用いて説明する。
図8は、位置調整処理の流れを表すフローチャート図である。本フローは、記憶部40
に格納されているプログラム(図示は省略)に基づいて、制御部50が、通信部17、撮
像部15、投写部20、映像処理部31、および記憶部40を含む各部を制御することに
より実行される処理である。なお、本フローは、制御方法に相当する。

0082

テップS100では、ペン発光部の撮像を行う。詳しくは、撮像部15を制御して撮
像画像を取得する。

0083

ステップS110では、ペン先位置PPを取得する。詳しくは、撮像画像を走査して発
光部分と投写領域DAとの相対位置を抽出する。

0084

ステップS120では、描画位置PrePD(x,y)を算出する。詳しくは、撮像画
像の投写領域DAと描画画像の投写領域DAとの対応関係、および撮像画像における投写
領域DAとペン位置との対応関係から、描画画像におけるペン位置の座標を算出し、描画
位置の座標PrePD(x,y)とする。なお、本ステップは、第1位置生成工程に相当
する。

0085

ステップS130では、ペンから調整情報を受信する。詳しくは、通信部17を制御し
て、ペン7と通信を確立し、ペン7から操作信号を受信する。

0086

ステップS140では、調整情報を受信したか否か判定し、調整情報を受信した場合は
(Yes)、ステップS150へ進み、受信していない場合は(No)、ステップS17
0へ進む。ステップS130で受信した操作信号の内容が、操作受付部73の上ボタン7
3U、右ボタン73R、下ボタン73D、左ボタン73Lに関する信号であった場合は、
調整情報を受信したと、判定する。なお、ステップS130とステップS140は、取得
工程に相当する。

0087

ステップS150では、調整値AJ(Δx,Δy)を算出し、変換用データを更新する
。詳しくは、調整情報に含まれる操作信号の情報(各ボタンの押下状態)に基づいて、X
座標方向およびY座標方向の増減値を算出し、その値を調整値AJ(Δx,Δy)とする

0088

ステップS160では、描画位置PD(x,y)にPrePD(x,y)+AJ(Δx
,Δy)を算出して格納する。描画位置の座標PD(x,y)に、算出した座標値を代入
する。なお、ステップS150とステップS160は、第2位置生成工程に相当する。

0089

ステップS170では、描画位置PD(x,y)にPrePD(x,y)の内容を格納
する。位置の調整が不要なため、座標PrePD(x,y)の内容をそのまま座標PD(
x,y)へコピーする。

0090

ステップS180では、描画位置PD(x,y)を用いて描画画像を生成する。詳しく
は、描画画像の座標PD(x,y)の位置に点などを描画する。

0091

ステップS190では、生成した描画画像の映像信号を投写する。詳しくは、生成した
描画画像にPC5から提供された主画像を重畳して投写画像を生成し、その映像信号を投
写部20へ出力する。投写部20によって映像信号が出射され、投写面DSの投写領域D
Aに投写画像の映像が投写される。なお、本ステップは、表示工程に相当する。

0092

ステップS200では、投写が終了か否か判定し、終了の場合では(Yes)、処理を
終了し、終了でない場合では(No)、ステップS100から処理を繰り返す。

0093

以上のフローにより、投写領域DAに投写されたペン7の先端部の位置を表す点を、ペ
ン7の操作受付部73の操作によって移動させることができる。

0094

以上述べてきたように、本実施形態に係わるプロジェクションシステム1、プロジェク
ター3、ペン7、および位置調整処理のフローによれば、以下の効果を得ることができる

0095

ペン7は、操作受付部73を備え、各ボタンに関する操作信号をプロジェクター3に送
信する。また、ペン7は、先端部に発光部79を備え、先端部が投写面DSに接触した位
置で発光部79を発光させる。

0096

プロジェクター3は、ペン7の発光部79の発光部分を撮像し(撮像部15、画像解析
部51)、ペン7の撮像位置を検出する(画像解析部51)。ペン7の撮像位置は描画座
標に変換される。このとき、補正データ47の補正値を適用して、ペン7の座標PreP
D(x,y)を算出する(位置生成部53)。ペン7から操作信号を受信し、調整値AJ
(Δx,Δy)を取得すると(調整情報取得部55)、座標PrePD(x,y)に調整
値AJ(Δx,Δy)を適用した座標PD(x,y)を生成する(位置調整部57)。こ
の座標PD(x,y)に点PDが描画され、投写領域DAに投写される。
このような構成および処理により、ユーザーは、投写面DS上にペン7を接触した状態
で、ペン7の操作受付部73を操作することにより、描画される点PDの位置を調整する
ことができる。従って、ペン7により投写面DS上の位置が指定された場合に、画像とし
て描画されたペン7の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整することができる

0097

プロジェクター3では、投写面DSの領域を分割して管理し、それぞれの領域ごとに補
正値を記憶している(領域管理データ46、補正データ47)。ペン7の位置の調整が行
われると、対象とする領域の補正値データ47に調整した調整値AJ(Δx,Δy)が加
算される(位置調整部57)。このようにして、分割された領域ごとに補正値が記憶され
ている。ペン7の位置指定時(操作受付部73による操作が行われていない場合)には、
補正値を適用した位置にペン7の点PDが描画される(位置生成部53と描画処理部59
)。ペン7の位置指定時において描画されるペン7の位置は、領域ごとに調整された位置
にされる。

0098

プロジェクションシステム1では、複数のペン7を識別可能に、それぞれの調整情報を
管理することができる。従って、複数のユーザーがそれぞれにペン7を把持して、利用す
る場合では、ペン7ごとに調整値AJ(Δx,Δy)を適用することができる。プロジェ
クションシステム1において、複数のユーザーが利用する場合であっても、それぞれのユ
ーザーにあった所望の位置に調整することができる。

0099

(実施形態2)
次に、実施形態2について、図9および図10を中心に適宜、各図を交えて説明する。
なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省
略する。図9は、実施形態2におけるペンの概要を表す外観図である。図10は、実施形
態2における位置調整の一例を示す図である。実施形態1では、ペン7の操作受付部73
は、上ボタン73U、右ボタン73R、下ボタン73D、左ボタン73Lなどのボタンス
イッチで構成されていたのに対して、本実施形態における操作受付部173は、1つのボ
タンスイッチで構成されている点が異なる。

0100

(概要)
図10を用いて、位置調整処理の概要を説明する。
点PPは、ユーザーUが投写面DSにペン107のペン先を置いた位置を示し、点PU
は、点PPを置いた際に、ペン先の位置として描画して欲しいユーザーU所望の位置を示
す。点PrePDは、ユーザーがペン先を投写面DSに置いたときに、描画された点であ
る。つまり、この状態でユーザーUは、点PrePDを、点PUの位置に描画したいと所
望している。

0101

ユーザーUは、操作受付部173を押下する。その後、継続して、ユーザーUが描画さ
せたいと所望する位置へ、ペン先の位置を移動する。ペン先の位置の移動に伴い、描画さ
れる点PrePDの位置も点線に沿って移動する。ユーザーUは、所望する位置である点
PUまで移動すると操作受付部173のボタン押下を解除する。描画されている点の位置
は、点PDの位置に移動している。以降、ペン107の位置指定時には、点PrePDか
ら点PDへの移動量(調整値AJ(Δx,Δy))が適用された位置に点が描画される。

0102

(ペン)
指示体としてのペン107は、筐体171から露出する操作受付部173、および発光
部79を備えている。また、筐体171の内側には、制御部177、通信部75を備えて
いる。操作受付部173は、ボタンスイッチであり、押下状態(ボタン押下、ボタンリリ
ース)などの情報を操作信号として制御部177へ出力する。
制御部177は、CPU、記憶装置、およびリアルタイムクロックなどであり、操作受
付部173から入力した操作信号を通信部75を介して、プロジェクター3へ送信する。

0103

(プロジェクター)
プロジェクター3は、ペン107から操作信号を受信(通信部17)して、ボタン押下
を取得する(調整情報取得部55)と、撮像画像からペン107の発光部分の位置を検出
する(撮像部15、画像解析部51)。ペン107の発光部分の位置から描画画像におけ
る位置(座標PrePD(x,y))を算出する(位置生成部53)。ペン107の操作
信号を受信(通信部17)して、ボタンリリースを取得する(調整情報取得部55)まで
の間、描画画像におけるペン107の位置に点を描画し、描画処理部59、映像処理部3
1、投写部20を介して投写領域DAへ投写画像を投写する。ボタンリリースを取得する
(調整情報取得部55)と、描画画像におけるペン107の位置を座標PD(x,y)と
して記憶し、調整値AJ(Δx,Δy)=座標PD(x,y)−座標PrePD(x,y
)により調整値AJ(Δx,Δy)を算出する(位置調整部57)。調整値AJ(Δx,
Δy)を、変換用データ44の対応する補正データ47の補正値に加算する(位置調整部
57)。

0104

以上の処理により、変換用データ44の補正データ47が更新される。以降の、ペン1
07の位置指定時には、補正データ47の補正値が適用された位置に、ペン107の位置
が描画される。

0105

以上、本実施形態によれば、1つのボタンスイッチの押下、ペン107の移動、ボタン
スイッチのリリースといった一連の操作を円滑に行うことができるという効果がある。

0106

(変形例1)
上述の実施形態では、プロジェクションシステム1において、投写面DSは、垂直方向
に設置されているスクリーンSCの一面としているが、必ずしも垂直方向の投写面DSに
限定されない。
図11は、変形例におけるプロジェクションシステムの概要を説明する図である。プロ
ジェクションシステム1では、プロジェクター3から出射LDされた映像信号は、水平方
向に設置されているボードBDに投写されている。このような、ボードBDに投写される
画像には、設計やデザインをする作業現場において、設計図デザイン図などの主画像を
対象とすることが多いため、瞬時にかつ緻密にペン7の位置を調整する必要性が高い。従
って、上述の実施形態によるペン7の位置を、容易な操作でユーザー所望の位置に調整す
ることができる効果は有効である。

0107

(変形例2)
上述の実施形態および変形例では、ペン7(107)の操作受付部73(173)は、
ボタンスイッチとしていたが、ボタンスイッチの構成に限らず、ユーザーUにより操作さ
れる操作を判別して複数の操作信号を送信することができればよい。例えば、触れて操作
するタッチキータッチパネルダイヤル式回転スイッチボールを指で回転させて調
整方向を操作信号として送信するトラックボール、などであってもよい。

0108

(変形例3)
上述の実施形態および変形例において、図3および図4に示した補正データ47に補正
値が格納されるとしているが、補正データ47に、補正値と調整値とが別個に管理されて
もよい。詳しくは、キャリブレーション処理などにより生成された情報を補正値として格
納し、位置調整部57によって算出された調整情報を調整値として格納してもよい。

0109

(変形例4)
上述の実施形態および変形例において、位置調整部57は、調整情報として取得した調
整値AJ(Δx,Δy)を位置指定された領域の領域管理データ46の補正データ47に
加算するとしているが、このとき、位置指定された領域以外の領域管理データ46の補正
データ47を更新してもよい。例えば、図5に示す領域ABと領域CBに調整情報が適用
されていて、その間に存在する領域BBには調整情報が適用されていない場合に、位置調
整部57は、領域ABの調整値AJ(Δx,Δy)と領域CBの調整値AJ(Δx,Δy
)との間の調整値(例えば、中間値)を算出し、領域BBの補正データ47にその調整値
を加算してもよい。このような処理により、ペン7により全ての領域に対して描画位置調
整の操作をしなくても、領域全体の調整情報を適用することが可能である。

0110

1…プロジェクションシステム、2…通信、3…プロジェクター、5…PC、7…ペン
、11…操作部、13…計時部、15…撮像部、17…通信部、20…投写部、21…光
源、23…ライトバルブ、25…投写光学系、27…駆動回路、31…映像処理部、33
…PC通信部、40…記憶部、41…撮像画像ワークエリア、43…描画画像ワークエリ
ア、44…変換用データ、45…指示体管理データ、45a,45b…指示体データ、4
6…領域管理データ、46a〜46f…領域データ、47…補正データ、47a〜47f
…補正値、50…制御部、51…画像解析部、53…位置生成部、55…調整情報取得部
、57…位置調整部、59…描画処理部、71…筐体、73…操作受付部、73D…下ボ
タン、73L…左ボタン、73R…右ボタン、73U…上ボタン、75…通信部、77…
制御部、79…発光部、107…ペン、171…筐体、173…操作受付部、177…制
御部。

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