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技術 ガイド部材及びこれを備えた建具装置

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 成澤寛行
出願日 2016年7月14日 (4年4ヶ月経過) 出願番号 2016-139013
公開日 2018年1月18日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-009364
状態 特許登録済
技術分野 ウイング用の支持装置 蝶番の付属品;滑動ウイング用の付属品
主要キーワード 凹湾曲面状 ガイド溝部材 円筒ローラー 下端側部位 開口側部位 溝幅方向両側 ケーシング枠 略多角柱状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月18日)のものです。
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図面 (3)

課題

建具下端部側を円滑にガイドし得るガイド部材及びこれを備えた建具装置を提供する。

解決手段

建具幅方向に沿って移動自在に上レール7に支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝13が建具幅方向に沿って設けられた建具10の下端部側をガイドするガイド部材20であって、当該ガイド部材の設置対象2に埋め込まれるように配設され上方側に向けて開口する収容部26aが設けられたケーシング26と、このケーシングの収容部に昇降自在に設けられ、前記ガイド溝に挿入されるガイド体21と、このガイド体を上方側に向けて付勢する付勢部材28と、を備えており、前記ガイド体の突出方向先端部には、前記ガイド溝の溝底13aに当接される突湾曲面部25が設けられている。

概要

背景

従来より、建具幅方向戸幅方向)に沿って移動自在に上レールに支持されるいわゆる上吊り式の引戸等の建具が知られている。このような上吊り式の建具は、下端部に下向きに開口するガイド溝走行溝)が建具幅方向に沿って設けられており、このガイド溝に床面や下枠等に設置されたガイドピンが挿入され、その下端側のガイドがなされる。このようなガイドピンを固定的に設けられる固定ピンとした場合には、建具がスライドする際に上下動すれば、ガイド溝との係合不足や過接触による高摩擦等が生じ易くなることが考えられる。
例えば、下記特許文献1には、床に埋め込まれるように配設されるケーシングに対して昇降自在とされ付勢部材によって上方に付勢され、かつ先端部が引戸のガイド溝に挿入されるガイド体を備えたガイド部材が開示されている。

概要

建具の下端部側を円滑にガイドし得るガイド部材及びこれを備えた建具装置を提供する。建具幅方向に沿って移動自在に上レール7に支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝13が建具幅方向に沿って設けられた建具10の下端部側をガイドするガイド部材20であって、当該ガイド部材の設置対象2に埋め込まれるように配設され上方側に向けて開口する収容部26aが設けられたケーシング26と、このケーシングの収容部に昇降自在に設けられ、前記ガイド溝に挿入されるガイド体21と、このガイド体を上方側に向けて付勢する付勢部材28と、を備えており、前記ガイド体の突出方向先端部には、前記ガイド溝の溝底13aに当接される突湾曲面部25が設けられている。

目的

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、建具の下端部側を円滑にガイドし得るガイド部材及びこれを備えた建具装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

建具幅方向に沿って移動自在に上レールに支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝が建具幅方向に沿って設けられた建具の下端部側をガイドするガイド部材であって、当該ガイド部材の設置対象に埋め込まれるように配設され上方側に向けて開口する収容部が設けられたケーシングと、このケーシングの収容部に昇降自在に設けられ、前記ガイド溝に挿入されるガイド体と、このガイド体を上方側に向けて付勢する付勢部材と、を備えており、前記ガイド体の突出方向先端部には、前記ガイド溝の溝底に当接される突湾曲面部が設けられていることを特徴とするガイド部材。

請求項2

請求項1において、前記ガイド体の先端部には、前記ガイド溝の溝底に当接されて転動する前記突湾曲面部を構成する転動体が回転自在に設けられていることを特徴とするガイド部材。

請求項3

請求項1または2において、前記突湾曲面部は、球面状とされていることを特徴とするガイド部材。

請求項4

請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガイド部材と、建具幅方向に沿って移動自在に上レールに支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝が建具幅方向に沿って設けられた建具と、を備えていることを特徴とする建具装置。

技術分野

0001

本発明は、建具下端部側をガイドするガイド部材及びこれを備えた建具装置に関する。

背景技術

0002

従来より、建具幅方向戸幅方向)に沿って移動自在に上レールに支持されるいわゆる上吊り式の引戸等の建具が知られている。このような上吊り式の建具は、下端部に下向きに開口するガイド溝走行溝)が建具幅方向に沿って設けられており、このガイド溝に床面や下枠等に設置されたガイドピンが挿入され、その下端側のガイドがなされる。このようなガイドピンを固定的に設けられる固定ピンとした場合には、建具がスライドする際に上下動すれば、ガイド溝との係合不足や過接触による高摩擦等が生じ易くなることが考えられる。
例えば、下記特許文献1には、床に埋め込まれるように配設されるケーシングに対して昇降自在とされ付勢部材によって上方に付勢され、かつ先端部が引戸のガイド溝に挿入されるガイド体を備えたガイド部材が開示されている。

先行技術

0003

特開2013−2257号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記特許文献1に記載されたガイド部材では、上向き平坦面状とされたガイド体の先端面が引戸のガイド溝の下向きの溝底に摺るように接することとなる。そのため、付勢部材によって付勢されていることも相俟ってガイド溝の溝底に対するガイド体の摩擦抵抗が大きくなる傾向があり、更なる改善が望まれる。

0005

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、建具の下端部側を円滑にガイドし得るガイド部材及びこれを備えた建具装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成するために、本発明に係るガイド部材は、建具幅方向に沿って移動自在に上レールに支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝が建具幅方向に沿って設けられた建具の下端部側をガイドするガイド部材であって、当該ガイド部材の設置対象に埋め込まれるように配設され上方側に向けて開口する収容部が設けられたケーシングと、このケーシングの収容部に昇降自在に設けられ、前記ガイド溝に挿入されるガイド体と、このガイド体を上方側に向けて付勢する付勢部材と、を備えており、前記ガイド体の突出方向先端部には、前記ガイド溝の溝底に当接される突湾曲面部が設けられていることを特徴とする。

0007

また、上記目的を達成するために、本発明に係る建具装置は、本発明に係るガイド部材と、建具幅方向に沿って移動自在に上レールに支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝が建具幅方向に沿って設けられた建具と、を備えていることを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明に係るガイド部材及びこれを備えた建具装置は、上述のような構成としたことで、建具の下端部側を円滑にガイドすることができる。

図面の簡単な説明

0009

(a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係るガイド部材及びこれを備えた建具装置の一例を模式的に示し、(a)は、図2(a)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、(a)に対応させた一部破断概略側面図、(c)は、同ガイド部材の一例を模式的に示す一部を省略した概略斜視図である。
(a)は、同建具装置の一例を模式的に示す一部破断概略正面図、(b)は、(a)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。

実施例

0010

以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、ガイド部材及びこれを備えた建具装置が設置された状態を基準として上下方向等を原則的に説明する。

0011

図1及び図2は、本実施形態に係るガイド部材及びこれを備えた建具装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係るガイド部材20は、図1(a)及び図2(a)に示すように、建具幅方向に沿って移動自在に上レール7に支持され、下端部に下向きに開口するガイド溝13が建具幅方向に沿って設けられた建具10の下端部側をガイドする構成とされている。つまり、このガイド部材20は、上吊り式とされた建具10の下端部側をガイドする下ガイド部材を構成する。また、ガイド部材20は、当該ガイド部材20の設置対象2に埋め込まれるように配設され上方側に向けて開口する収容部26aが設けられたケーシング26を備えている。また、ガイド部材20は、ケーシング26の収容部26aに昇降自在に設けられ、ガイド溝13に挿入されるガイド体21と、このガイド体21を上方側に向けて付勢する付勢部材28と、を備えている。また、このガイド体21の突出方向先端部には、ガイド溝13の溝底13aに当接される突湾曲面部25が設けられている。

0012

本実施形態に係る建具装置1は、ガイド部材20と、上レール7に吊下支持され、ガイド部材20に下端部側がガイドされる建具10と、を備えている。本実施形態では、図2に示すように、建具を、住居等の建物壁体を貫通するように設けられた出入口となる開口9を開閉する引戸10としている。また、建具装置1を、片引き状に配される一枚の引戸10を備えた構成としている。また、図例では、この引戸10を、壁体の一部に設けられた袖壁控え壁)に納められる袖壁納めで建て付けた例を示している。また、この引戸10を、上レール7が設けられた上枠3を含む開口枠戸枠)3,4,5,6に建て付けた例を示している。なお、当該建具装置1が上レール7を含む開口枠3,4,5,6を備えた構成としてもよい。

0013

開口枠は、開口9の上側を区画する上枠3と、開口9の左右(開口幅方向)両側を区画する戸先側縦枠4及び中間縦枠中方立)6と、引戸10の戸尻側端面に対向される戸尻側縦枠5と、を備えている。また、開口9の下側を、設置対象としての床2によって区画した例を示している。
上枠3には、図1(a)に示すように、上レール7を受け入れ凹溝3aが設けられている。この凹溝3aは、上枠3の全長に亘って下向きに開口するように設けられている。また、この上枠3の長手方向両端部に戸先側縦枠4及び戸尻側縦枠5の上端部が接合され、長手方向略中央部に中間縦枠6の上端部が接合される。なお、図例では、これら上枠3、一対の縦枠4,5及び中間縦枠6を、固定枠とした例を示しているが、額縁状部材を備えたいわゆるケーシング枠としてもよい。

0014

上レール7は、引戸10の上端部に設けられた被ガイド部を構成するランナー11をガイドするガイド溝7aを下向きに開口するように設けた構成とされている。この上レール7は、ガイド溝7aを長手方向両端側が開口するように全長に亘って設けた構成とされ、全長に亘って一様な断面形状とされている。また、この上レール7は、全開位置と閉鎖位置とを移動する引戸10の上端部側のガイドが可能なように、適宜の長さ寸法とされている。また、上レール7は、ガイド溝7aの溝底側を区画する天壁部7bとガイド溝7aの溝幅方向両側を区画する両側壁部7c,7cとを備えている。また、上レール7は、これら両側壁部7c,7cの下端部から互いに向き合う方向に突出し、ランナー11の転動体案内支持する案内片部7d,7dを備えている。なお、図例では、上枠3の凹溝3aを、上レール7の上側略半部を受入可能とした例を示しているが、上レール7の略全体を受入可能とした構成としてもよい。

0015

引戸10は、図2に示すように、略矩形平板状とされ、開口9の閉鎖が可能なように、適宜の戸幅寸法及び戸高寸法とされている。
また、この引戸10の上端部には、上レール7にガイドされる被ガイド部としてのランナー11が設けられている。図例では、引戸10の上端部の建具幅(戸幅)方向両端部のそれぞれにランナー11,11を設けた例を示している。
これらランナー11,11には、図1(a)に示すように、上レール7の案内片部7d,7d上を上レール7の長手方向に沿って転動する転動体(ローラー)が設けられている。
また、引戸10の戸先側端部の戸厚方向両側には、引手14が設けられている(図2(a)参照)。これら引手14は、掘込状とされたものとしてもよく、上下方向に延びる棒状(バー状)とされたものとしてもよい。
この引戸10の下端部に設けられたガイド溝13は、戸幅方向に延びるように戸幅方向の全体に亘って設けられている。このガイド溝13は、溝長手方向(戸幅方向)に見て、略矩形溝状とされ、下方側に向く溝底13aと戸厚方向に向く溝幅方向両側の溝側壁13b,13bとによって区画されている。また、このガイド溝13は、戸厚方向略中心に設けられている。また、図例では、引戸10の下端部に下向きに開口するように凹溝を設け、この凹溝に嵌め込まれたガイド溝部材12にガイド溝13を設けた例を示している。

0016

本実施形態では、このガイド溝13に挿入されて引戸10の下端部側をガイドする本実施形態に係るガイド部材20に加えて、他のガイド部材としての第2ガイド部材8を設けた構成としている。つまり、本実施形態では、複数の下ガイド部材を構成するガイド部材20及び第2ガイド部材8によって引戸10の下端部側をガイドする構成としている。これらガイド部材20及び第2ガイド部材8は、引戸10の下方側に配設され、全開位置と閉鎖位置とを移動する引戸10の移動軌跡に沿って間隔を空けて配設される。また、引戸10の移動軌跡の両端部近傍部位となる戸先側縦枠4近傍部位及び戸尻側縦枠5近傍部位のそれぞれに位置するように、2つの第2ガイド部材8,8を設けた例を示している。なお、これら第2ガイド部材8,8は、当該建具装置1が備えた構成としてもよい。

0017

これら第2ガイド部材8,8は、設置対象としての床2に埋込状に配設されるケーシングに対して出没自在とされ、磁力によって上方に向けて突出するガイドピンを備えた構成とされたいわゆるマグネットガイドとしてもよい。この場合は、引戸10のガイド溝13の溝底13a側に、ガイドピンに設けられた磁石吸着する磁石や鉄板等の強磁性体を設けた構成としてもよい。また、これら第2ガイド部材8,8としては、ガイドピンが小径の第1ピンとこれが嵌め込まれる大径の第2ピンとからなる二段階伸縮構造とされたものとしてもよい。このように二段階構造とした場合には、ガイド溝13の戸幅方向両端部の溝幅寸法を、ガイドピンを円滑に受入可能なように第2ピンの径よりも大とし、ガイド溝13の戸幅方向中心側の溝幅寸法を、第1ピンの径に応じた寸法としてもよい。また、ガイド溝13の幅広部に連なる戸幅方向両端部位の溝幅方向両側に、突出した第1ピンに対して第2ピンを下降させる、戸幅方向中心側から両端に向かうに従い溝底13aに向けて傾斜する傾斜部をそれぞれに設けた構成としてもよい。つまり、ガイド溝13の戸幅方向両端部位の溝幅方向両側に、第2ピンに対する第1ピンの嵌まり込みを解除する解除部となる傾斜部を設けた構成としてもよい。

0018

また、図例では、これら第2ガイド部材8,8のガイドピン及びケーシングを平面視して略円形状とした例を示している。なお、後記するガイド部材20と同様、これら第2ガイド部材8,8のガイドピンを、平面視してケーシングに対して偏心状に設けた構成としてもよい。また、本実施形態に係るガイド部材20とによって引戸10の下端部側をガイドする第2ガイド部材8,8としては、その他、種々の構成とされたものの採用が可能であり、さらには、このような第2ガイド部材8,8を設けていない構成としてもよい。

0019

ガイド部材20は、当該ガイド部材20の上方側に、全開位置と閉鎖位置とを移動する引戸10が常時、位置するような位置に配設される構成とされている。つまり、ガイド部材20のガイド体21がガイド溝13に常時、挿入された状態で、引戸10が全開位置と閉鎖位置とを移動する構成とされている。図例では、ガイド部材20を、引戸10の移動軌跡の略中央部に位置するように設けた例を示している。つまり、全開位置とされた引戸10の戸先側端部の下方側に位置し、閉鎖位置とされた引戸10の戸尻側端部の下方側に位置するようにガイド部材20を設けた構成としている。また、図例では、中間縦枠6の見込方向一方側(引戸10側)に位置するようにガイド部材20を設けた構成としている。

0020

また、ガイド部材20のガイド体21は、床2に埋込状に配設されるケーシング26の上面から上方側に向けて突出するように配され、その突出方向先端側部位が引戸10のガイド溝13に挿入される。本実施形態では、このガイド体21の先端部の突湾曲面部25を球面状としている。また、ガイド体21の先端部に、ガイド溝13の溝底13aに当接されて転動する突湾曲面部を構成する転動体25を回転自在に設けた構成としている。
また、本実施形態では、ガイド体21及びケーシング26を、平面視して略円形状としている。また、これらガイド体21及びケーシング26の外郭形状を、突出方向に軸方向を沿わせた略円柱形状(略円筒形状)としている。また、図1(c)に示すように、ガイド体21を、平面視してケーシング26に対して偏心状に設けた構成としている。つまり、ガイド体21を、平面視して、その円心がケーシング26の円心から径方向に片寄った位置となるように設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、ガイド体21を、平面視して、その円心がケーシング26の略円心に位置するようにケーシング26に対して略同心状に設けた構成としてもよい。

0021

ケーシング26は、図1に示すように、上下に開口する略円筒形状とされ、その中空部が収容部26aを構成する。また、本実施形態では、このケーシング26をインナーケーシングとして収容するアウターケーシング29を備えた構成としている。
アウターケーシング29は、上下に開口する略円筒形状とされ、上端部に床面に当接される鍔部を設け、下端内周部にケーシング26の下端外周部に設けられた係合溝26cに係合する突起適所に設けた構成とされている。また、アウターケーシング29の外周部に、設置対象としての床2を構成する床材等に食い込む複数の突起を設けた構成としている。ケーシング26は、床2に埋込状に固定されたアウターケーシング29に対して上下方向に沿う軸回りに回転自在とされたものとしてもよい。これによれば、上記のようにガイド体21をケーシング26に対して偏心状に設けた場合には、床2に配設されたアウターケーシング29に対してケーシング26を回転させることで、ガイド体21の溝幅方向位置調整微調整)が可能となる。

0022

ケーシング26は、上端部にアウターケーシング29の鍔部に重ね合わせられるように配される鍔部を設け、下端外周部に、アウターケーシング29の突起が係合する周方向に延びる係合溝26cを設けた構成とされている。
また、このケーシング26の内周部の対向する部位には、ガイド体21の下端部に設けられた一対の係合突起21c,21cが係合する係合凹溝26b,26bが互いに向き合う方向に開口しかつ上下方向に延びるように設けられている。これら係合凹溝26b,26bは、ケーシング26の下端において開口するようにケーシング26の下端から上下方向途中部位まで設けられている。これら係合凹溝26b,26bにガイド体21の係合突起21c,21cが係合し、ガイド体21が上下に昇降自在にガイドされる。また、これら係合凹溝26b,26bの上端部の下方側に向く天面にガイド体21の係合突起21c,21cが当接され、上限位置とされたガイド体21の上方側への更なる移動が抑止される。

0023

また、ケーシング26の収容部26aには、ガイド体21を付勢する付勢部材28を保持する保持部27が設けられている。図例では、付勢部材28を、圧縮コイルばねとし、この付勢部材28の下端部を保持するピン状の保持部27をケーシング26の内周部から突出させるように設けた例を示している。
なお、ケーシング26を収容するアウターケーシング29を設けていない構成としてもよく、また、ガイド体21を昇降自在に収容するケーシング26としては、その他、種々の変形が可能である。

0024

ガイド体21は、図1(a)、(b)に示すように、ケーシング26の収容部26aに下側部位となる下端側部22が上下方向に昇降自在に収容される構成とされている。このガイド体21の下端外周部には、径方向に突出し、上記したケーシング26の係合凹溝26b,26bにそれぞれが係合する一対の係合突起21c,21cが設けられている。
これら係合突起21c,21cが係合凹溝26b,26bの天面に当接されて上限位置とされたガイド体21は、比較的に大きく突出した状態となる。一方、付勢部材28の弾性変形を伴ってガイド体21が最大限下降されて下限位置とされた場合にも、ガイド体21の突出方向先端側部位は、ケーシング26の上面から突出した状態となる。なお、図1(a)では、先端側部位がガイド溝13に挿入されたガイド体21が上限位置とされたような状態を示しているが、このような態様に限られない。例えば、引戸10が全開位置と閉鎖位置とを移動する際に、ガイド体21が上限位置とならないように、引戸10を建て付けるようにしてもよい。

0025

また、このガイド体21には、下方側に向けて開口し、付勢部材28の上端側部位を受け入れるばね収容凹所21aが設けられている。このばね収容凹所21aの下方側に向く天面に付勢部材28の上端が当接され、ガイド体21が付勢部材28によって上方側に向けて付勢される。なお、付勢部材28としては、図例のような圧縮コイルばねに限られず、他のばね部材やゴム部材等、種々の構成とされたものの採用が可能である。また、付勢部材28に応じてガイド体21及びケーシング26の保持部27等を適宜、変形するようにしてもよい。また、ガイド体21には、付勢部材28の下端部を保持する保持部27を受け入れる切欠状受入開口21bが設けられている。この受入開口21bは、ガイド体21の下端において開口し、ガイド体21の下端部側周部を貫通するようにかつ上下方向に延びるように設けられている。

0026

また、本実施形態では、ガイド体21の先端側部位のガイド溝13の溝幅方向に沿う寸法(径)を、下端側部22の溝幅方向に沿う寸法(径)よりも小(小径状)としている。また、これら下端側部22と先端側部位とを略同心状に設けた構成としている。つまり、本実施形態では、ガイド体21を、段付略円柱形状としている。ガイド体21の先端側部位の突出寸法は、突湾曲面部を構成する転動体25がガイド溝13の溝底13aに当接した状態で、下端側部22と先端側部位との段部に引戸10の下端面が当接しないように適宜の寸法とされている。
また、このガイド体21の先端側部位を、下端側部22の上端側に連なるように設けられ、略円柱形状とされた基端ガイド部23と、この基端ガイド部23の上端側に連なるように設けられ、略円錐台形状とされた先端ガイド部24と、を備えた構成としている。

0027

基端ガイド部23は、ガイド溝13の溝幅方向に沿う寸法(径)が、ガイド溝13の溝幅寸法に応じた寸法とされ、該溝幅寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。この基端ガイド部23がガイド溝13の開口側部位の溝幅方向両側の溝側壁13b,13bに当接されて規制され、引戸10の下端部側の戸厚方向への振れが抑制される。
先端ガイド部24は、先端側(上端側)に向かうに従い先細り状とされている。つまり、この先端ガイド部24は、先端部が基端部よりも小径状の略円錐台形状とされている。この先端ガイド部24は、ガイド溝13の戸幅方向両端部位の溝幅方向両側に、上記のような傾斜部を設けた場合には、これら両側の傾斜部に先端面を接触させることなくテーパ状の側周面が接触するように形成されたものとしてもよい。

0028

突湾曲面部を構成する転動体25は、本実施形態では、外郭面が球面状とされた球体ボール)とされている。この転動体25の径は、平面視して円形状とされた先端ガイド部24の先端面の径よりも小径状とされている。
ガイド体21の先端部には、この転動体25を転動自在に保持する保持部が設けられている。図例では、転動体25の上端側部位を露出させる開口が上端部に設けられた保持カバーを、ガイド体21の先端側部位の外郭を構成するようにガイド体21の先端側部位に設けた例を示している。また、この保持カバーによって覆われたガイド体21の先端側部位の内方側部位の先端面に、転動体25の下端側部位を受け入れる凹湾曲面状の保持凹部を設けた例を示している。なお、転動体25の保持部に、転動体25が円滑に転動するように適宜、潤滑剤等を封入するようにしてもよい。また、転動体25を転動自在に保持する保持部としては、図例のような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。

0029

上記のように保持された転動体25は、付勢部材28によるガイド体21の付勢によってガイド溝13の溝底13aに押し付けられるように当接され、引戸10の移動を伴って回転する構成とされている。なお、複数の転動体25をガイド体21の先端部に設けた構成としてもよい。
また、ガイド部材20を構成する各部は、各部の機能に応じて合成樹脂系材料金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、建具装置1に、引戸10の閉鎖側及び開放側のうちの両方または一方への移動を助勢アシスト)する自動スライド機構や、閉鎖側及び開放側のうちの両方または一方に移動する引戸10を減速させる引込機能を有した緩衝機構等を設けた構成としてもよい。

0030

本実施形態に係るガイド部材20及びこれを備えた建具装置1は、上述のような構成としたことで、建具(引戸)10の下端部側を円滑にガイドすることができる。
つまり、引戸10のガイド溝13に挿入されるガイド体21を、設置対象(床)2に埋め込まれるように配設されるケーシング26の収容部26aに昇降自在に設け、かつ付勢部材28によって上方側に付勢された構成としている。従って、引戸10がスライドする際に上下動するような場合にも、ガイド部材を床や戸枠等に固定的に設けられる固定ピンとした場合と比べて、ガイド溝13との係合不足や過接触による高摩擦等を生じ難くすることができる。つまり、図1(b)に示すように、上レール7の施工誤差や引戸10の加工誤差、引戸10の開閉の際の揺動振動等によって引戸10の下端面が下降する場合にも、ガイド体21が収容部26aに押し込まれるように下降する。これにより、ガイド体21が引戸10のガイド溝13の溝底13aを過度に突き上げるようなことを抑制することができる。

0031

また、床2に埋込状に配設されるケーシング26に対してガイド体21が昇降されるので、例えば、ケーシング26を床2上に設置するようなものと比べて、引戸10の下端と床2との隙間を効果的に小さくすることができる。
また、ガイド体21の突出方向先端部に、ガイド溝13の溝底13aに当接される突湾曲面部(転動体)25を設けた構成としている。従って、例えば、ガイド体21の先端面を上向きの平坦面状とした場合と比べて、付勢部材28によって付勢されたガイド体21の溝底13aに対する摩擦抵抗を小さくすることができ、引戸10の下端部側を円滑にガイドすることができる。これにより、例えば、引戸10をスライド方向に助勢(アシスト)する自動閉鎖機構等が設けられているような場合にも、ガイド体21の摩擦抵抗によって引戸10が途中で停止するようなことを抑制することができる。

0032

また、本実施形態では、突湾曲面部25を球面状としている。従って、突湾曲面部25が点接触的にガイド溝13の溝底13aに当接されることとなる。これにより、例えば、突湾曲面部25を、ガイド溝13の溝底13aに線接触的に接触される円柱面状とした場合と比べて、ガイド溝13の溝底13aに対するガイド体21の先端部の摩擦抵抗を効果的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、ガイド体21の先端部に、ガイド溝13の溝底13aに当接されて転動する突湾曲面部を構成する転動体25を回転自在に設けた構成としている。従って、ガイド溝13の溝底13aに対するガイド体21の先端部の摩擦抵抗を極めて小さくすることができ、引戸10の下端部側をより円滑にガイドすることができる。

0033

なお、本実施形態では、転動体25を、球面を構成する球体状とした例を示しているが、このような態様に代えて、例えば、戸厚方向に沿う軸回りに回転自在とされ、外周面が周方向に見て突湾曲面形状とされたローラー状とされたものとしてもよい。または、突湾曲面部としての円柱面を構成する円筒ローラー状とされたものとしてもよい。つまり、突湾曲面部25を、線接触的にガイド溝13の溝底13aに当接される構成とされたものとしてもよい。
また、突湾曲面部を転動体25とした態様に代えて、ガイド体21の先端部に固定的(一体的)に設けられたものとしてもよい。例えば、球面状(半球面状)や円柱面状(半円柱面状)とされた突湾曲面部をガイド体21の先端部に固定的に設けた構成としてもよい。また、円柱面状(半円柱面状)とされた突湾曲面部をガイド体21の先端部に設けた場合には、溝底13aに線接触的に接触される部位が戸厚方向または戸幅方向に延びるように設けられたものとしてもよい。また、このような種々の突湾曲面部25を、ガイド体21の先端部に複数設けた構成としてもよい。

0034

また、本実施形態では、ガイド体21及びケーシング26(アウターケーシング29)を、上下方向に軸方向を沿わせた略円柱状(略円筒状)とした例を示しているが、このような態様に限られない。これらガイド体21及びケーシング26(アウターケーシング29)のうちの両方または一方を、略多角柱状(略多角筒状)や、平面視して楕円状や細長状等の種々の形状としてもよい。
また、本実施形態では、建具装置1に単一の引戸10を設けた例を示しているが、複数枚の引戸10を設けた構成としてもよい。この場合は、例えば、複数枚の引戸10を、引き違い状や引き分け(両引き)状に配設されるものとしてもよい。また、この場合は、上レール7や、ガイド部材20、第2ガイド部材8等を設ける位置や個数、形状等を適宜、変形するようにしてもよい。
また、本実施形態では、建具装置1の建具を、引戸10とした例を示しているが、このような態様に代えて、障子や襖、間仕切パネル等としてもよい。
また、上記した例では、引戸(建具)10を袖壁納めとした例を示しているが、このような態様に代えて、戸袋納めやいわゆるアウトセット納め等としてもよい。

0035

1建具装置
10引戸(建具)
13ガイド溝
13a溝底
20ガイド部材
21ガイド体
25転動体(突湾曲面部)
26ケーシング
26a 収容部
28付勢部材
2 床(設置対象)
7 上レール

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