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技術 コーヒー抽出バッグ、コーヒー抽出方法

出願人 オアシス珈琲有限会社
発明者 石川高信石川博美
出願日 2016年7月14日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2016-139004
公開日 2018年1月18日 (3年7ヶ月経過) 公開番号 2018-008722
状態 特許登録済
技術分野 飲料を作る装置 包装体
主要キーワード 非熟練作業者 設置ステップ 袋部材 押し込み部材 脱水ステップ 溶着処理 袋状部材 待機ステップ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

店舗であっても家庭等であってもそれぞれの特性と問題に応じて共通に使用可能であるコーヒー抽出バッグおよびコーヒー抽出方法を提供する。

解決手段

本発明のコーヒー抽出バッグは、焙煎され挽かれたコーヒー豆粉末(以下、「コーヒー粉末」という)を封入可能な封入バッグと、前記封入バッグに封入されたコーヒー粉末と、を備え、前記封入バッグは、封止された4つの端面を有する方形であって、透水性を有し、前記4つの端面は、第1端面、第2端面、第3端面、第4端面を有し、隣接する第1端面〜第3端面の少なくとも2つは、手の圧力で開封可能であり、前記第1端面および第2端面が開封されることで、前記封入バッグに封入されているコーヒー粉末が露出する。

概要

背景

我が国を始め、多くの国おいてコーヒーは人々に飲されている。朝食の際、昼食後休憩時間、眠気防止、談話の際など、様々なシチュエーションで、人々はコーヒーを飲む。ここで、人々に愛飲されているコーヒーには、大きく2種類がある。コーヒーの豆を焙煎して所定の粉末に挽いたものを、種々の方法でドリップして抽出されるコーヒーと、コーヒー抽出物人工的な粉末としたいわゆるインスタントコーヒーとである。

後者のインスタントコーヒーは、改良が進んでいるといえ、その手軽さと簡単さを優先しているので、味としては不十分であることは否めない。様々なシチューエーションの中には、来客や大事な友人とコーヒーを飲むこともあるし、自分の味にこだわってコーヒーを飲むこともある。あるいは、喫茶店飲食店で、コーヒーを提供する際には、インスタントコーヒーを用いることは、商売上からも信義上からもはばかれることが多い。

このため、前者のように、焙煎後に挽かれたコーヒー豆の粉末を種々の手段で、ドリップして、コーヒーを入れることが多く行われる。このようないわゆるレギュラーコーヒーであれば、豆、焙煎、挽き方、入れ方などの要素に依存する以外は、一般的にはコーヒー本来の味が楽しめるので、インスタントコーヒーよりはおいしくなることが多い。ここで、ドリップは、様々なやり方を有している。たとえば、サイフォン式ペーパーフィルター式、ネルドリップ式などの方法で、コーヒーは抽出される。

このような中で、近年は、様々なコーヒーブームが生じており、従来型の喫茶店に加えて、コーヒーの抽出にこだわったカフェや、コーヒーチェーンなどの店舗が台頭している。これらの店舗では、客からの注文に応じて、一杯ずつのコーヒーを淹れて客に提供することが行われている。このとき、上述のペーパーフィルター方式が採用されていることが多く、店舗は、ドリッパーフィルターを設置して、挽いたコーヒー豆の粉末を入れて、お湯を注ぐことでコーヒーを抽出する。

特に、近年台頭しているカフェやコーヒーチェーンは、コーヒーにこだわって店舗やビジネスを構成しており、コーヒー抽出における演出にもこだわっている。すなわち、客からの注文に応じて、一杯ずつのコーヒーを淹れることに努力している。このため、ペーパーフィルター方式では時間や手間が掛かったり、熟練していない従業員が作業する場合などに対応して、セントラル工場で製造された濃縮コーヒー液をお湯で希釈することで、コーヒーを提供することも行われている。

他方、カフェやコーヒーチェーンなどのようなコーヒーの提供を業としている事業者だけでなく、人に対する様々なサービスを提供する場所でも、サービスの一環としてコーヒーの提供を行うことが行われている。このようなコーヒーを専業としない業態の事業者も、従来とは異なり、よりおいしくこだわったコーヒーを提供したり、客が喜ぶ演出でコーヒーを淹れたりすることを目指すようになってきている。

すなわち、これらの異なる業態の事業者も、客に対して一杯ずつのコーヒーを淹れて提供することを目指している環境がある。

これらの事業者ではなく、家庭オフィスでも、コーヒーを淹れて飲む機会は多々に存在する。家庭やオフィスでは、コーヒーを淹れる手間や時間を削減するために、インスタントコーヒーを用いることも多い。あるいは、一度に大量のコーヒーを淹れておくことができるように、機械式コーヒーメーカーを使用したりする。

しかしながら、近年の嗜好多様性や嗜好の高まりに応じて、家庭やオフィスでも、ペーパードリップを用いたレギュラーコーヒーを淹れることが行われるようになっている。この場合にも、カフェやコーヒーチェーンと同じく、ドリッパーにペーパーフィルターが設置されて、コーヒー粉末にお湯が注がれて、コーヒーが淹れられる。

すなわち、家庭やオフィスでも、コーヒー豆を挽いたコーヒー粉末を使用して、レギュラーコーヒーを飲用するように(楽しむように)なってきている。

このように、カフェやコーヒーチェーン、その他の業態の事業者、家庭やオフィスなど、様々な場面で、レギュラーコーヒーを楽しむようになってきている。特に、レギュラーコーヒーの味を楽しむだけでなく、淹れ方にもこだわって、淹れ方の段階から、コーヒーを楽しむようになってきている。

このような状況で、ティーバッグのようなバッグにコーヒー豆を挽いたコーヒー粉末を封入して、お湯を注ぐことによってコーヒーを抽出するコーヒー抽出バッグ抽出方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

概要

店舗であっても家庭等であってもそれぞれの特性と問題に応じて共通に使用可能であるコーヒー抽出バッグおよびコーヒー抽出方法を提供する。本発明のコーヒー抽出バッグは、焙煎され挽かれたコーヒー豆の粉末(以下、「コーヒー粉末」という)を封入可能な封入バッグと、前記封入バッグに封入されたコーヒー粉末と、を備え、前記封入バッグは、封止された4つの端面を有する方形であって、透水性を有し、前記4つの端面は、第1端面、第2端面、第3端面、第4端面を有し、隣接する第1端面〜第3端面の少なくとも2つは、手の圧力で開封可能であり、前記第1端面および第2端面が開封されることで、前記封入バッグに封入されているコーヒー粉末が露出する。

目的

これらの店舗では、客からの注文に応じて、一杯ずつのコーヒーを淹れて客に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

焙煎され挽かれたコーヒー豆粉末(以下、「コーヒー粉末」という)を封入可能な封入バッグと、前記封入バッグに封入されたコーヒー粉末と、を備え、前記封入バッグは、封止された4つの端面を有する方形であって、透水性を有し、前記4つの端面は、第1端面、第2端面、第3端面、第4端面を有し、隣接する第1端面〜第3端面の少なくとも2つは、手の圧力で開封可能であり、前記第1端面および第2端面が開封されることで、前記封入バッグに封入されているコーヒー粉末が露出する、コーヒー抽出バッグ

請求項2

前記第1端面〜前記第3端面の少なくとも2つは、切断線を備えることで、開封可能である、請求項1記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項3

前記切断線は、封入バッグが切断溶着されることで形成される、請求項2記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項4

前記第4端面は、手の圧力では開封できない、請求項1から3のいずれか記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項5

前記第1端面および第2端面は、第1角部を共通にして隣接し、前記第1端面および前記第2端面が開封されて封入バッグがドリッパーに設置される場合には、第1角部がドリッパーの上方に突出して、前記封入バッグに封入されている前記コーヒー粉末が露出する、請求項1から4のいずれか記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項6

前記第1角部は指で把持されて、前記封入バッグが前記ドリッパーから取り出し可能である、請求項5記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項7

前記第1角部には、印が付けられている、請求項5または6記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項8

前記第1端面〜前記第4端面は、突出部分を有さない、請求項1から7のいずれか記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項9

前記第1端面〜前記第4端面のそれぞれは、前記ドリッパーの傾斜面の長さに対応する長さを有する、請求項1から8のいずれか記載のコーヒー抽出バッグ。

請求項10

請求項1から9のいずれか記載のコーヒー抽出バッグを用いるコーヒー抽出方法であって、前記第1端面および前記第2端面を開封する開封ステップと、前記第1端面および前記第2端面が開封された前記封入バッグをドリッパーに設置する設置ステップと、前記開封されて露出しているコーヒー粉末にお湯もしくは水を注ぐ注入ステップと、を備えるコーヒー抽出方法。

請求項11

請求項1から9のいずれか記載のコーヒー抽出バッグを用いるコーヒー抽出方法であって、前記封入バッグを容器投入する投入ステップと、前記容器に、お湯もしくは水を注ぐ注入ステップと、前記お湯または水に、コーヒー粉末からのコーヒー液の抽出を待つ待機ステップと、を備えるコーヒー抽出方法。

技術分野

0001

本発明は、作業効率を向上させてコーヒー抽出作業を行える、コーヒー抽出バッグおよびコーヒー抽出方法に関する。

背景技術

0002

我が国を始め、多くの国おいてコーヒーは人々に飲されている。朝食の際、昼食後休憩時間、眠気防止、談話の際など、様々なシチュエーションで、人々はコーヒーを飲む。ここで、人々に愛飲されているコーヒーには、大きく2種類がある。コーヒーの豆を焙煎して所定の粉末に挽いたものを、種々の方法でドリップして抽出されるコーヒーと、コーヒー抽出物人工的な粉末としたいわゆるインスタントコーヒーとである。

0003

後者のインスタントコーヒーは、改良が進んでいるといえ、その手軽さと簡単さを優先しているので、味としては不十分であることは否めない。様々なシチューエーションの中には、来客や大事な友人とコーヒーを飲むこともあるし、自分の味にこだわってコーヒーを飲むこともある。あるいは、喫茶店飲食店で、コーヒーを提供する際には、インスタントコーヒーを用いることは、商売上からも信義上からもはばかれることが多い。

0004

このため、前者のように、焙煎後に挽かれたコーヒー豆の粉末を種々の手段で、ドリップして、コーヒーを入れることが多く行われる。このようないわゆるレギュラーコーヒーであれば、豆、焙煎、挽き方、入れ方などの要素に依存する以外は、一般的にはコーヒー本来の味が楽しめるので、インスタントコーヒーよりはおいしくなることが多い。ここで、ドリップは、様々なやり方を有している。たとえば、サイフォン式ペーパーフィルター式、ネルドリップ式などの方法で、コーヒーは抽出される。

0005

このような中で、近年は、様々なコーヒーブームが生じており、従来型の喫茶店に加えて、コーヒーの抽出にこだわったカフェや、コーヒーチェーンなどの店舗が台頭している。これらの店舗では、客からの注文に応じて、一杯ずつのコーヒーを淹れて客に提供することが行われている。このとき、上述のペーパーフィルター方式が採用されていることが多く、店舗は、ドリッパーフィルターを設置して、挽いたコーヒー豆の粉末を入れて、お湯を注ぐことでコーヒーを抽出する。

0006

特に、近年台頭しているカフェやコーヒーチェーンは、コーヒーにこだわって店舗やビジネスを構成しており、コーヒー抽出における演出にもこだわっている。すなわち、客からの注文に応じて、一杯ずつのコーヒーを淹れることに努力している。このため、ペーパーフィルター方式では時間や手間が掛かったり、熟練していない従業員が作業する場合などに対応して、セントラル工場で製造された濃縮コーヒー液をお湯で希釈することで、コーヒーを提供することも行われている。

0007

他方、カフェやコーヒーチェーンなどのようなコーヒーの提供を業としている事業者だけでなく、人に対する様々なサービスを提供する場所でも、サービスの一環としてコーヒーの提供を行うことが行われている。このようなコーヒーを専業としない業態の事業者も、従来とは異なり、よりおいしくこだわったコーヒーを提供したり、客が喜ぶ演出でコーヒーを淹れたりすることを目指すようになってきている。

0008

すなわち、これらの異なる業態の事業者も、客に対して一杯ずつのコーヒーを淹れて提供することを目指している環境がある。

0009

これらの事業者ではなく、家庭オフィスでも、コーヒーを淹れて飲む機会は多々に存在する。家庭やオフィスでは、コーヒーを淹れる手間や時間を削減するために、インスタントコーヒーを用いることも多い。あるいは、一度に大量のコーヒーを淹れておくことができるように、機械式コーヒーメーカーを使用したりする。

0010

しかしながら、近年の嗜好多様性や嗜好の高まりに応じて、家庭やオフィスでも、ペーパードリップを用いたレギュラーコーヒーを淹れることが行われるようになっている。この場合にも、カフェやコーヒーチェーンと同じく、ドリッパーにペーパーフィルターが設置されて、コーヒー粉末にお湯が注がれて、コーヒーが淹れられる。

0011

すなわち、家庭やオフィスでも、コーヒー豆を挽いたコーヒー粉末を使用して、レギュラーコーヒーを飲用するように(楽しむように)なってきている。

0012

このように、カフェやコーヒーチェーン、その他の業態の事業者、家庭やオフィスなど、様々な場面で、レギュラーコーヒーを楽しむようになってきている。特に、レギュラーコーヒーの味を楽しむだけでなく、淹れ方にもこだわって、淹れ方の段階から、コーヒーを楽しむようになってきている。

0013

このような状況で、ティーバッグのようなバッグにコーヒー豆を挽いたコーヒー粉末を封入して、お湯を注ぐことによってコーヒーを抽出するコーヒー抽出バッグや抽出方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

先行技術

0014

特開平8−299183号公報

発明が解決しようとする課題

0015

カフェやコーヒーチェーンでは、客の注文の一つずつに応じて、一杯ずつのコーヒーを淹れることを目指すようになってきている。機械式のコーヒーメーカーなどで大量に抽出していたコーヒーを、カップに注ぎ分けるだけでは客がコーヒーに十分な対価払う価値を認めにくいからである。このため、一杯ずつコーヒーを抽出して提供する作業を店内で行うことが必要になってきている。

0016

一杯ずつコーヒーを抽出するためにペーパーフィルターを用いる場合には、(1)ドリッパーをカップに載せる、(2)ペーパーフィルターの端部を折り曲げる、(3)ペーパーフィルターをドリッパーに設置する、(4)ペーパーフィルターにコーヒー粉末を入れる、(5)お湯を注いでコーヒーを抽出する、との工程を必要とする。すなわち、非常に多くの工程を必要とし、多くの客の注文に対応しなければならないカフェやコーヒーチェーンでは、対応が困難である問題を有している。従業員が熟練していない場合には、工程にミスが出てコーヒーの抽出ができなかったり、おいしいコーヒーが抽出できなかったりする。例えば、コーヒー粉末の量を間違えてしまうなどである。

0017

もちろん、ペーパーフィルターではなくネルドリップ方式などでも同様の問題が生じる。

0018

一方、他の業種の事業者においても、一杯ずつのコーヒーを淹れることが目指されているが、カフェなどと同じ問題を有している。

0019

いずれにしても、注文の一つずつに合わせて、一杯ずつのコーヒーを客の前でコーヒー粉末にお湯を注ぎながら抽出することは、丁寧にコーヒーを淹れてくれていると客が思うようになる。この結果、客の購入意欲を高めることができる。一杯ずつのコーヒーを淹れる工程が多く熟練が必要であることの問題は、これらの観点でもよろしくない。

0020

これに対して、家庭やオフィスにおいては、一杯ずつコーヒーを淹れることも好まれるが、ごみの処理が問題となっている。例えば、機械式のコーヒーメーカーやペーパーフィルターでコーヒーを淹れた場合には、抽出の終わったコーヒー粉末がゴミとして発生してしまう。ゴミを処理する際に、この抽出の終わったコーヒー粉末が非常に厄介である問題を有している。誤ってシンクに流してしまえば、水質汚濁の原因となってしまいかねないからである。

0021

特許文献1に開示されるコーヒー抽出バッグは、この問題に対応するために、フィルタ内部に炭酸ガスを封入している。特許文献2に開示されるコーヒー抽出バッグにお湯が注がれると、炭酸ガスの拡張発泡によって、コーヒー豆の粉末全体にお湯が行き渡りやすいようにして、封入しているコーヒー豆の粉末全体を活用することを実現しようとしている。

0022

特許文献1は、コーヒー豆を挽いたコーヒー粉末とペーパーフィルタ一体化されており、手軽にコーヒーを抽出することが出来る。

0023

しかしながら、特許文献1の技術は、家庭やオフィスで使用が可能であっても、一杯ずつのコーヒーを抽出するカフェやコーヒーチェーンなどの飲食店などでは不便である。コーヒー抽出バッグをお湯に浸すだけでは、一杯ずつのコーヒーを淹れるとの演出ができなくなるからである。また、コーヒー抽出バッグをお湯につけるだけでコーヒーを抽出するには、一定の時間を必要とするので、多数の注文に対応しなければならないカフェやコーヒーチェーンでは、特許文献1の技術は利用できない。

0024

一方で、特許文献1の技術は、炭酸ガスを含んだコーヒー抽出バッグを使用するので高価になって家庭やオフィスでの使用に適していない問題もある。もちろん、カフェなどでの使用においても問題がある。

0025

このように、従来技術においては、次のような問題があった。

0026

(問題1)カフェやコーヒーチェーン、その他の業態での店舗では、客の注文ごとに応じた一杯ずつのコーヒー抽出において、工程が多く手間がかかっていた。

0027

(問題2)問題1とあいまって、均質かつ十分な品質でのコーヒーの提供が難しい。

0028

(問題3)問題1、2が解消されなければ、注文ごとに応じて一杯ずつのコーヒーを抽出することができない。

0029

(問題4)家庭やオフィスでは、むき出しとなるコーヒー粉末のごみ処理が大変となる。

0030

このような問題によって、店舗などにおける使用と、家庭等での使用との特徴と問題のそれぞれを同時解決しつつ、両方で使用可能なコーヒー抽出用の部材が存在していない問題があった。

0031

本発明は、これらの問題1〜4を解決し、店舗であっても家庭等であってもそれぞれの特性と問題に応じて共通に使用可能であるコーヒー抽出バッグおよびコーヒー抽出方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0032

上記課題に鑑み、本発明のコーヒー抽出バッグは、焙煎され挽かれたコーヒー豆の粉末(以下、「コーヒー粉末」という)を封入可能な封入バッグと、
封入バッグに封入されたコーヒー粉末と、を備え、
封入バッグは、封止された4つの端面を有する方形であって、透水性を有し、
4つの端面は、第1端面、第2端面、第3端面、第4端面を有し、隣接する第1端面〜第3端面の少なくとも2つは、手の圧力で開封可能であり、
第1端面および第2端面が開封されることで、封入バッグに封入されているコーヒー粉末が露出する。

発明の効果

0033

本発明のコーヒー抽出バッグは、コーヒー豆を挽いたコーヒー粉末を封入したバッグを備えており、店舗においては、バッグの2辺を開封するだけで、お湯を注げる状態にできる。この結果、客の注文に応じて一杯ずつのコーヒーを淹れる店舗においては、作業工程を削減でき、効率が向上する。また、品質のばらつきを防止できる。

0034

また、開封した際には、開封した角部がドリッパーの上に突出するので、これをつまんで捨てることで、簡単に捨てることもできる。

0035

一方、同じコーヒー抽出バッグを開封せずにカップや水筒にお湯と一緒に入れておくことで、コーヒーを抽出することができる。このとき、ペーパーフィルターやコーヒーメーカーのように、コーヒー粉末がむき出しではないので、ごみとしてのコーヒー粉末の処理の手間がかからない。

0036

このように、同じコーヒー抽出バッグで、店舗であっても家庭等であっても、その特性に適応して問題を解消できる。

図面の簡単な説明

0037

本発明の実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグの正面図である。
本発明の実施の形態1における開封されたコーヒー抽出バッグの正面図である。
本発明の実施の形態1におけるドリッパーにコーヒー抽出バッグが設置された状態を示す正面図である。
本発明の実施の形態1における封入バッグの側面図である。
本発明の実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグの正面図である。
本発明の実施の形態2におけるコーヒー抽出バッグが投入された容器の模式図である。

実施例

0038

本発明の第1の発明に係るコーヒー抽出バッグは、焙煎され挽かれたコーヒー豆の粉末(以下、「コーヒー粉末」という)を封入可能な封入バッグと、
封入バッグに封入されたコーヒー粉末と、を備え、
封入バッグは、封止された4つの端面を有する方形であって、透水性を有し、
4つの端面は、第1端面、第2端面、第3端面、第4端面を有し、隣接する第1端面〜第3端面の少なくとも2つは、手の圧力で開封可能であり、
第1端面および第2端面が開封されることで、封入バッグに封入されているコーヒー粉末が露出する。

0039

この構成により、コーヒー粉末によるコーヒーの抽出において、ドリッパーを使う場合において作業工程を減らしつつ、均一なコーヒーを淹れることができる。

0040

本発明の第2の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第1の発明に加えて、第1端面〜第3端面の少なくとも2つは、切断線を備えることで、開封可能である。

0041

この構成により、手による開く作業により、簡単に開封できる。

0042

本発明の第3の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第2の発明に加えて、切断線は、封入バッグが切断溶着されることで形成される。

0043

この構成により、抽出バッグを袋状に製造する際に、切断線を形成できる。また、必要な端面のみ切断線を入れることができる。

0044

本発明の第4の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第1から第3のいずれかの発明に加えて、第4端面は、手の圧力では開封できない。

0045

この構成により、使用の際に、コーヒー抽出バッグが破れたりしてしまうことを防止できる。

0046

本発明の第5の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第1から第4のいずれかの発明に加えて、第1端面および第2端面は、第1角部を共通にして隣接し、
第1端面および第2端面が開封されて封入バッグがドリッパーに設置される場合には、第1角部がドリッパーの上方に突出して、封入バッグに封入されているコーヒー粉末が露出する。

0047

この構成により、ドリッパーで使用することが容易である。

0048

本発明の第6の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第5の発明に加えて、第1角部は指で把持されて、封入バッグがドリッパーから取り出し可能である。

0049

この構成により、使用後の廃棄も容易となる。

0050

本発明の第7の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第5または第6の発明に加えて、第1角部には、印が付けられている。

0051

この構成により、開封可能な場所を一目で把握することができる。

0052

本発明の第8の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第1から第7のいずれかの発明に加えて、第1端面〜第4端面は、突出部分を有さない。

0053

この構成により、ドリッパーへの設置が容易となる。

0054

本発明の第9の発明に係るコーヒー抽出バッグでは、第1から第8のいずれかの発明に加えて、第1端面〜第4端面のそれぞれは、ドリッパーの傾斜面の長さに対応する長さを有する。

0055

この構成により、ドリッパーでの使用が容易となる。

0056

以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。

0057

(実施の形態1)

0058

(全外概要
まず、実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグの全体概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグの正面図である。コーヒー抽出バッグ1は、立体の袋部材であるので、3次元的な形状を有するが、図1では、図示の都合上、正面から見た平面状態を示している。実際には、袋状の形状を有している。

0059

コーヒー抽出バッグ1は、封入バッグ2と、封入バッグ2に封入されたコーヒー粉末3を備える。コーヒー粉末3は、焙煎され挽かれたコーヒー豆の粉末である。封入バッグ2は、封止された4つの端面を有する方形である袋状部材である。

0060

4つの端面は、第1端面4、第2端面5、第3端面6、第4端面7を有する。この第1端面4〜第3端面6において、隣接する少なくとも2つは手の圧力で開封可能である。手の圧力とは、コーヒー抽出バッグ1を手で把持して、指先などを用いて、第1端面4と第2端面5とを開くような力を加えることである。

0061

第1端面4と第2端面5とが開封されると、袋状部材である封入バッグ2の内部が開封部分から露出される。開封部分から露出されることで、封入されているコーヒー粉末3も露出されるようになる。

0062

図2は、本発明の実施の形態1における開封されたコーヒー抽出バッグの正面図である。図1において、第1端面4と第2端面5とを開封した後の状態が示されている。図2に示されるように、隣接する第1端面4と第2端面5が開封されることで、袋状の封入バッグ2の内部空間21が露出される。

0063

このとき、図2のように、角部が上下となるように使用されれば、開封されて露出した内部空間21の下方にコーヒー粉末3が収容された状態となる。このため、コーヒー粉末3がこぼれることが無い。

0064

ここで、第1端面4と第2端面5とは、隣接しており、共通の角部である第1角部8を有している。言い換えれば、第1角部8の両端が、第1端面4と第2端面5である。結果として、第1角部8を頂点として、その両端が開いた状態となる。この開いた状態で、コーヒー粉末3が内部空間21において露出する。

0065

図2に示されるコーヒー抽出バッグ1を上から見ると、第1端面4と第2端面5が開いて内部に収容されているコーヒー粉末3が見えるようになる。使用者は、この開いた状態で見える、内部のコーヒー粉末3にお湯や水を注ぐことで、コーヒーを抽出することができるようになる。

0066

図3は、本発明の実施の形態1におけるドリッパーにコーヒー抽出バッグが設置された状態を示す正面図である。図1のコーヒー抽出バッグ1は、第1端面4と第2端面5とが開封されることで、上部が開いて内部空間21が露出する状態となる。

0067

コーヒー抽出バッグ1は、方形であるので、これの対角線方向を上下方向として、第1角部8を上方の頂点とすると、ドリッパー30に設置可能となる。ドリッパー30は、円錐形の内部空間を有している。コーヒー抽出バッグ1は、第1角部8を頂点とする形態とすることで、この円錐形の内部空間に挿入可能となる。円錐形の内部空間であることで、全体として方形のコーヒー抽出バッグ1は、内部空間にきれいに嵌りこんで挿入される。

0068

コーヒー抽出バッグ1が内部空間に挿入されると、図3のような状態となる。ドリッパー30の上方に、開封されて開いた第1端面4と第2端面5があるので、コーヒー抽出バッグ1の内部空間21が上方に開いた状態となる。この内部空間21にはコーヒー粉末3が入っているので、この内部空間21にお湯もしくは水を注ぐことで、コーヒーが抽出できる。

0069

このように、方形の外周が封止されているコーヒー抽出バッグ1であっても、隣接する2つの端面を開封可能であり、これを開封することで、ドリッパーにそのまま設置できる。特に、円錐形のドリッパー30の内部空間に、そのままはめ込んで設置ができるので、ドリッパー30への設置も容易である。

0070

更に、隣接する2つの端面が開封することで、ドリッパー30の上方で、コーヒー抽出バッグ1の上方が開いて内部空間21が開いている状態となる。更には、予め、コーヒー抽出バッグ1の内部には、コーヒー粉末3が封入されているので、開いた状態で、コーヒー粉末3が露出する。従来技術のドリッパーにペーパーフィルターを設置して、計量したコーヒー粉末を入れるなどの手間が削減できる。

0071

また、方形のコーヒー抽出バッグ1であることで、図3のように、ドリッパー30の上方からコーヒー抽出バッグ1の一部が突出した状態となる。第1角部8が突出しており、これの両裾である第1端面4と第2端面5が突出した状態である。このため、図3のようにしてコーヒーを抽出する状態は、見た目にも美しい。

0072

近年では、カフェやコーヒーチェーンにおいて、きれいな見た目でおしゃれにコーヒーを抽出することが流行っている。図3のようなドリッパー30の上方からコーヒー抽出バッグ1の第1角部8が突出している状態は、このきれいな見た目とおしゃれな感じを実現できる。この点でも、実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグ1は、適している。

0073

また、第1角部8がドリッパー30の上方から突出していると、使用者は、この第1角部8(開いているので、2つの面がある)を、把持してコーヒー粉末3の入ったコーヒー抽出バッグ1を捨てることができる。このとき、2つのフィルター素材のそれぞれの第1角部8を閉じるようにしてつまむことで、コーヒー粉末3をこぼすことなく、ゴミ捨てできる。すなわち、環境や衛生面での対応にも優れている。使用者は、第1角部8を閉じるようにしてつまみ、内部空間21にある抽出後のコーヒー粉末3と合わせて、ゴミ箱などに捨てることができる。

0074

このように、実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグ1は、ドリッパー30を用いて簡単にコーヒーを抽出できる。このとき、従来技術に比較して、作業工程を削減でき、作業効率を上げることができる。これは、カフェやコーヒーチェーンなどの店で、一杯ずつのコーヒー抽出をする場合に適している。

0075

また、作業工程が少ないこと、予め一杯ずつのコーヒーを抽出するのに適したコーヒー粉末3が封入されていることで、コーヒー抽出に慣れていない作業者であっても、一定レベルの品質のコーヒーを抽出することができる。非熟練作業者によって、大量の注文オペレーションに対応することの必要な飲食店やその他の施設では、コーヒー抽出バッグ1によって、必要性に対応できる。

0076

加えて、ゴミ捨ての環境や衛生面でのメリットが高く、大量のコーヒー抽出バッグ1を使用する店舗や施設でも、負担や問題を減少させることができる。

0077

次に、各部の詳細について説明する。

0078

(封入バッグ)
封入バッグ2は、コーヒー抽出バッグ1の本体部となる。封入バッグ2が、コーヒー抽出バッグ1の外形を形成する。このため、コーヒー抽出バッグ1は、封入バッグ2によって、その形状が決まる。

0079

封入バッグ2は、内部空間21にコーヒー粉末3を封入する。このため、外周は封止されている。例えば、不織布や紙素材が、折り曲げられる。折り曲げた際に生じる端面が封止されることで、封入バッグ2が形成できる。このとき、折り曲げて生じる封止前の端面から、コーヒー粉末3が内部空間21に投入される。この投入によって、封入バッグ2は、コーヒー粉末3を内部に封入した状態となる。

0080

封入バッグ2は、方形を有していることが好ましい。方形を有していることで、その製造が容易となるからである。また、方形を有していることで、封入バッグ2は、4つの辺である4つの端面を有するようになる。図1にあるように、第1端面4、第2端面5、第3端面6、第4端面7を、封入バッグ2は、有するようになる。

0081

このような4つの端面を有する形態となることで、図3のように、円錐形の内部空間を有するドリッパー3の内部空間に挿入しやすくなる。また、一つの角部の両裾となる2つの端面を開封すれば、図2のように、方形の頂点の両裾が広がって、コーヒー粉末3が入っている内部空間21が露出される状態となる。

0082

なお、封入バッグ2は、方形であることが好ましいが、正方形であることも好ましい。正方形であることで、4つの端面の長さが同じになり、ドリッパー30への設置が容易となるからである。もちろん、正方形でなくともよい。

0083

また、4つの端面は、直線状であることが好ましいが、多少の湾曲を有していてもよい。

0084

封入バッグ2は、ドリッパー30に設置されて、お湯や水でコーヒーを抽出する。このため、封入バッグ2は、不織布や紙素材など、水分を透過できる素材で形成されていることが適当である。

0085

(端面)
方形の封入バッグ2は、4つの端面である第1端面4、第2端面5、第3端面6、第4端面7を有する。このうち、隣接する第1端面4〜第3端面6の少なくとも2つは、手で開くことによる圧力で開封可能である。図1では、例えば、第1端面4〜第3端面6の全てが、手で開こうとする圧力により、開封可能である。あるいは、第1端面4と第2端面5の2つが、手で開こうとする圧力により、開封可能である。あるいは、第2端面5と第3端面6の2つが、手で開こうとする圧力により、開封可能である。

0086

すなわち、ある角部の両裾となる2つの端面を、手作業によって開封可能である。いわゆる袋の封止部において、袋を構成する両側の部材のそれぞれを指でつまみながら、広げていく動作によって、これらの端面は、開封可能である。

0087

使用者は、第1端面4と第2端面5とを開封しようとする際には、第1角部8の両端をつまんで広げるように圧力を加える。この動作によって、第1端面4と第2端面5とを、開封することができる。

0088

ここで、第1端面4〜第3端面6の内、開封可能な端面には、切断線を有している。切断線を有していることで、手による圧力で開封可能となる。

0089

図4は、本発明の実施の形態1における封入バッグの側面図である。封入バッグ2の第1端面4側から見た状態を示している。第1端面4は、切断線41を有している。切断線41があることで、手で開こうとする力が加わることによって、切断線41に沿って、第1端面4が開封できる。

0090

封入バッグ2が製造される際に、第1端面4において素材の切断と溶着がなされる。不織布や紙素材などで封入バッグ2は製造されるが、内部空間が形成できるように折り曲げられて対向する2枚の素材の端面が、切断される。切断される際には、封入バッグ2の大きさに合わせて切断される。

0091

切断される際に合わせて切断部分が溶着される。折り曲げられているので、対向する2枚の素材の端面同士が溶着されて、封入バッグ2の袋状の形態が実現できる。この切断溶着されることで、切断線41が形成できる。

0092

同様に、第2端面5が開封可能である場合には、第2端面5に、同様の切断線が形成されている。第3端面6も同様である。

0093

切断線は、封入バッグ2の製造時の切断溶着によって形成されてもよいし、封入バッグ2が形成された後で、ミシン目などが施されることで形成されてもよい。第1端面4〜第3端面6の少なくとも2つには(隣接する2つ)、このような切断線が設けられている。この切断線によって、手の作業によって容易に端面が開封できる。

0094

これに対して、第4端面7は、手の圧力では開封できない。例えば、第4端面7は、封入バッグ2が製造される際に、不織布や紙素材が折り曲げられて袋状にされる端面であって、切断や溶着処理がなされない。この結果、第4端面7は、手の圧力(手で開こうとする動作)によっては、開封できない。このため、第4端面7は、開封されたり破れたりすることなく、図3のようにドリッパー30に設置できるようになる。

0095

ここで、第1端面4〜第4端面7のそれぞれは、ドリッパー30の傾斜面の長さに対応する長さを有していることが好ましい。このような長さであることで、ドリッパー30の内部空間に設置する際に、コーヒー抽出バッグ2が沈みすぎたり、出っ張りすぎたりすることが無いからである。当然に、お湯や水を注ぎやすくなる。

0096

また、開封している端面の中心になる角部が、ドリッパー30の上方に突出しやすくなり、角部を指で把持してコーヒー抽出バッグ1を捨てることが容易となる。

0097

また、第1端面4〜第4端面7のそれぞれは、その端面からの突出部分を有さないことも好適である。すなわち、第1端面4〜第4端面7のそれぞれは、綴じ代などを有していないことも好適である。このような形状であることで、ドリッパー30に設置する際に、余分な部分が少なくて済む。

0098

図2図3においては、隣接する第1端面4と第2端面5とが、開封可能である。この第1端面4と第2端面5とは、第1角部8の両裾にある。ここで、第1角部8には、印が付けられていることも好適である。

0099

図5は、本発明の実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグの正面図である。図5のコーヒー抽出バッグ1は、第1角部8の両裾にある第1端面4と第2端面5とが、開封可能である。このとき、使用者が、開封可能である第1端面4と第2端面5とを一目で把握できるように、第1角部8に印81が付されている。印81が付されていることで、使用者は、この両裾の端面が開封可能であることを容易に把握できる。

0100

この結果、使用者は、開封しない端面を無理に開こうとする間違いをしないで済む。

0101

また、図3のように開封された後でドリッパー30に設置されたコーヒー抽出バッグ1は、第1角部8がドリッパー30の上方に突出している。使用者は、コーヒー粉末3にお湯や水を注いで、コーヒーを抽出し終わった後で、第1角部8を両側からつまんで、中身をこぼすことなくゴミ箱等に捨てることができる。すなわち、ドリッパー30から取り出せる。

0102

このようにして、作業性も高く、設置から廃棄までの効率が高い。

0103

以上、実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグ1は、作業効率を上げ、抽出のばらつきを防止し、廃棄においても環境や衛生面に配慮できる。もちろん、一杯ずつを客の注文に応じて大量にさばかなければならない店舗等でも、対応することができる。

0104

(実施の形態2)

0105

次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、実施の形態1で説明したコーヒー抽出バッグ1を用いたコーヒー抽出方法を説明する。

0106

(その1:ドリッパーを用いた抽出)
実施の形態1で説明したコーヒー抽出バッグ1の開封可能な隣接する2つの端面を開封してドリッパー30に設置することでコーヒーを抽出できる。

0107

まず、開封可能であって隣接する第1端面4と第2端面5とを開封する。開封においては、第1角部8を手でつまんで、袋状の外側に広げるようにして第1端面4と第2端面5とが開封できる。図1から図2に示される状態である。

0108

次に、第1端面4と第2端面5とが開封された状態のコーヒー抽出バッグ1が、ドリッパー30の内部空間に挿入されるようにして設置される。図3の状態である。この状態で、コーヒー抽出バッグ1の内部空間が露出した状態となり、封入されているコーヒー粉末3も露出する。

0109

次いで、露出しているコーヒー粉末3にお湯もしくは水を注ぐ。

0110

こうして、ドリッパーを用いてコーヒーを抽出することができる。このドリッパー30を用いたコーヒーの抽出方法のメリットは、実施の形態1で説明した通りである。

0111

(その2:容器に投入する抽出方法)
実施の形態1で説明したコーヒー抽出バッグ1の端面を開封せずに、コーヒーを抽出することも可能である。

0112

コーヒー抽出バッグ1を開封せずにそのまま容器に投入する。容器としては、持ち運び可能な水筒やコーヒーボトルなどでもよいし、コーヒーカップでもよい。このような容器に開封しないコーヒー抽出バッグ1を投入して、お湯や水を入れてコーヒー液を抽出させる。

0113

図6は、本発明の実施の形態2におけるコーヒー抽出バッグが投入された容器の模式図である。容器50は上述の通り、水筒やコーヒーボトルであればよい。

0114

まず、この容器50に開封しないコーヒー抽出バッグ1を投入する。

0115

次いで、この状態の容器50にお湯もしくは水を注ぐ。注いだ後で、コーヒー液の抽出を待つ。コーヒー抽出バッグ1は、水分を通す透過性を有しており、お湯や水が内部に浸透して、コーヒー粉末3からコーヒー液を抽出する。

0116

一定時間の待機を行うことで、コーヒー抽出バッグ1をお湯もしくは水に浸けているだけでも、コーヒーが抽出できる。また、お湯を用いてホットコーヒーを得る場合と、水を用いてアイスコーヒーを得る場合とで、異なる時間の待機によって区別できる。

0117

例えば、ホットコーヒーであれば、待機時間は短い。アイスコーヒーであれば待機時間は長い。いずれの場合も、容器50に入れておくだけでコーヒーを飲むことができる。特に、容器50が水筒やコーヒーボトルであれば、そのまま飲用することができる。

0118

このとき、コーヒー抽出バッグ1を取り出してもよいし、そのままにしておいてもよい。

0119

(その3:容器がティーサーバーである場合)
容器50は、ティーバッグの抽出を行うティーサーバーであってもよい。ティーサーバーは、バッグを底面に押し込む押し込み部材を有しており、この押し込む部材が、投入されたコーヒー抽出バッグ1を押さえ込むことができる。

0120

この押さえこむことにより、コーヒー抽出バッグ1からのコーヒーの抽出を、より効率的に行うことができる。

0121

以上のように、実施の形態1におけるコーヒー抽出バッグ1は、開封をすることによる抽出や、開封しないままでの抽出など、様々な態様でコーヒーを抽出することができる。

0122

(実施の形態3)

0123

実施の形態3では、コーヒー豆が予め洗浄されていることについて説明する。焙煎前に、コーヒー豆は、洗浄されている。この洗浄によって、実施の形態1で説明されたコーヒー抽出バッグ1が、実施の形態2の説明のようなコーヒー抽出方法に使用されても、コーヒー粉末3からのえぐみなどが出ない。

0124

焙煎前のコーヒー生豆の段階で、所定手順で洗浄されており、所定手順は、次のステップを含む。

0125

(ステップ1)焙煎前の乾燥コーヒー生豆攪拌水に水洗いする水洗いステップ。
(ステップ2)水洗いしたコーヒー生豆を延伸脱水して、コーヒー生豆の水分量を含有水分および表面水分の全量で20%以下にする脱水ステップ
(ステップ3)脱水後に乾燥する乾燥ステップ

0126

加えて、所定手順は、次のステップを更に含んでもよい。
(ステップ4)水洗いステップで用いられる洗浄水が20℃以下である。
(ステップ5)水洗いステップでの水洗い時間が30分以内であるか、水洗いが複数回に分けて行われる。

0127

このような、所定手順でコーヒー生豆が洗浄されることで、コーヒー豆の有するえぐみの原因が取り除かれ、直接的な混合による抽出工程でも、コーヒー豆本来の味や風味を有する抽出液が抽出される。

0128

なお、実施の形態1〜3で説明されたコーヒー抽出方法は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。

0129

1コーヒー抽出バッグ
2封入バッグ
3コーヒー粉末
4 第1端面
5 第2端面
6 第3端面
7 第4端面
8 第1角部
21 内部空間
30ドリッパー
50 容器

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