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技術 読取制御プログラム、情報処理装置および画像読取システム

出願人 ブラザー工業株式会社
発明者 小竹加奈子
出願日 2016年6月30日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-130433
公開日 2018年1月11日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-006970
状態 特許登録済
技術分野 ファクシミリ一般 FAX原画の編集
主要キーワード 指定角度 判断タイミング スキャン開始後 回転設定 スキャンプログラム 各選択画像 遷移的 片面スキャン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
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図面 (9)

課題

画像読取装置で読み取らせた原稿の画像データを取得可能な情報処理装置において、意図する画像の向きの画像データを容易に得ることが可能な技術を提供する。

解決手段

情報処理装置から画像読取装置へ読取指示を送信すると、画像読取装置は原稿の画像の読み取りを開始し、まず初期読取ページの画像を示す初期画像データを情報処理装置へ送信する。情報処理装置は、初期画像データを受信した場合、その初期画像データが示す初期読取ページの画像を含む回転角設定画面60を表示させる。回転角設定画面60で回転角度が設定され、その設定された回転角度を示す回転角情報を画像読取装置へ送信されると、画像読取装置から、読み取った画像データに対して回転角情報が示す回転角度に基づく回転処理が行われた処理後画像データが送信される。

概要

背景

特許文献1には、スキャナ装置原稿がセットされた後、ホストコンピュータ側でユーザにより原稿方向が設定されると、ホストコンピュータが、スキャナ装置からから入力されたイメージ情報に対してその設定された原稿方向に基づく回転処理を行う技術が記載されている。

概要

画像読取装置で読み取らせた原稿の画像データを取得可能な情報処理装置において、意する画像の向きの画像データを容易に得ることが可能な技術を提供する。情報処理装置から画像読取装置へ読取指示を送信すると、画像読取装置は原稿の画像の読み取りを開始し、まず初期読取ページの画像を示す初期画像データを情報処理装置へ送信する。情報処理装置は、初期画像データを受信した場合、その初期画像データが示す初期読取ページの画像を含む回転角設定画面60を表示させる。回転角設定画面60で回転角度が設定され、その設定された回転角度を示す回転角情報を画像読取装置へ送信されると、画像読取装置から、読み取った画像データに対して回転角情報が示す回転角度に基づく回転処理が行われた処理後画像データが送信される。

目的

本開示は、画像読取装置に原稿の画像を読み取らせてその読み取らせた画像の画像データを取得可能な情報処理装置において、意図する画像の向きの画像データを容易に得ることが可能な技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

表示部と、入力操作受け付け可能な入力部と、画像読取装置と通信可能な通信部と、を備えた情報処理装置が有するコンピュータ読み取り可能な読取制御プログラムであって、前記画像読取装置は、前記情報処理装置から読取指示を受信した場合、原稿の画像の読み取りを開始し、前記開始後、原稿の少なくとも1ページ目を含む初期読取ページの画像を読み取った場合、その読み取った初期読取ページの画像を示す初期画像データを生成し、前記初期画像データを前記情報処理装置へ送信するよう構成されており、当該読取制御プログラムは、前記コンピュータに、前記入力部により前記入力操作として画像の読み取りを指示する読取指示操作が受け付けられた場合、前記画像読取装置へ前記通信部を介して前記読取指示を送信させる第1送信処理と、前記第1送信処理により前記読取指示が送信された後、前記画像読取装置から前記通信部を介して前記初期画像データを受信する初期受信処理と、前記初期受信処理により受信された前記初期画像データが示す前記初期読取ページの画像を前記表示部に表示させる第1表示処理と、前記初期読取ページの画像を前記表示部に表示させた状態で、前記画像読取装置で読み取られた原稿の画像の画像データに対する回転角度を設定させるための回転角設定画面を前記表示部に表示させる第2表示処理と、前記回転角設定画面を前記表示部に表示させた状態で、前記入力部から前記入力操作として前記回転角度を設定するための回転角設定操作が受け付けられた場合、その設定された回転角度を示す回転角情報を前記画像読取装置へ前記通信部を介して送信させる第2送信処理と、前記第2送信処理による前記回転角情報の送信後に前記画像読取装置から送信される処理後画像データであって、前記画像読取装置において、原稿の画像の読み取り終了後にその読み取った原稿の画像の画像データである読取画像データが示す画像をページ毎に前記回転角情報が示す前記回転角度分回転させる回転処理が行われた後の前記処理後画像データを、前記通信部を介して受信する処理後受信処理と、を実行させるための読取制御プログラム。

請求項2

請求項1に記載の読取制御プログラムであって、前記画像読取装置は、前記初期画像データを送信した場合、前記初期画像データの送信後、既定時間経過しても前記回転角情報を受信しなかった場合は、前記読取画像データを前記情報処理装置へ送信するように構成されており、当該読取制御プログラムは、前記コンピュータに実行させる処理として、前記第2送信処理の実行前に前記画像読取装置から前記読取画像データが送信された場合、その読取画像データを前記通信部を介して受信する経過後受信処理と、前記経過後受信処理により前記読取画像データが受信された後、前記入力部により前記回転角設定操作が受け付けられた場合、前記読取画像データに対し、その読取画像データが示す画像をページ毎に前記回転角設定操作により設定された前記回転角度分、回転させる画像回転処理と、を有する、読取制御プログラム。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の読取制御プログラムであって、前記画像読取装置は、前記情報処理装置から前記読取指示を受信し、且つ前記情報処理装置から回転処理指示を受信した場合、前記初期画像データの送信を行い、前記回転処理指示を受信しなかった場合、前記初期画像データの送信を行わず原稿の画像の読み取り終了後に前記読取画像データを送信するように構成されており、当該読取制御プログラムは、前記コンピュータに実行させる処理として、前記第1送信処理の前に、前記回転角度の設定の要否を選択させるための選択画像を前記表示部に表示させる第3表示処理と、前記選択画像に対する前記回転角度の設定を要求する前記入力操作である設定要求操作が前記入力部により受け付けられることなく前記読取指示操作が受け付けられた場合、前記画像読取装置から送信される前記読取画像データを前記通信部を介して受信する非設定時受信処理と、を有し、前記第1送信処理は、前記設定要求操作が受け付けられた場合、前記読取指示に加えて、前記回転処理指示を送信させるように構成されており、前記初期受信処理、前記第1表示処理、前記第2表示処理、前記第2送信処理及び前記処理後受信処理は、前記設定要求操作が受け付けられなかった場合は実行されないように構成されている、読取制御プログラム。

請求項4

請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の読取制御プログラムであって、前記第1送信処理の前に、原稿の画像の読取対象として原稿の片面及び両面の何れかを指定させるための読取面指定画像を前記表示部に表示させる第4表示処理、を有し、前記第1送信処理は、前記読取面指定画像を前記表示部に表示させた状態で、前記入力部から前記入力操作として受け付けられる、前記片面及び両面の何れかを指定する読取面指定操作に基づいて、その読取面指定操作により指定された前記読取対象を示す読取面情報を送信させるように構成されており、前記画像読取装置は、前記情報処理装置から受信した前記読取面情報が片面を示している場合は、原稿の片面の画像を対象として画像の読み取りを行い、1枚目の原稿の片面を前記初期読取ページとしてその初期読取ページの前記初期画像データを前記情報処理装置へ送信し、前記情報処理装置から受信した前記読取面情報が両面を示している場合は、原稿の両面の画像を対象として画像の読み取りを行い、1枚目の原稿の両面それぞれの計2ページを前記初期読取ページとしてその初期読取ページの前記初期画像データを前記情報処理装置へ送信するように構成されており、前記回転角設定画面は、前記初期読取ページが原稿の両面それぞれの計2ページである場合は、ページ毎に個別に前記回転角度を設定可能に構成されている、読取制御プログラム。

請求項5

請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の読取制御プログラムであって、前記回転角設定画面は、個々に異なる回転角度が対応付けられた複数の角度選択用画像を含み、前記第2送信処理は、前記入力部により前記回転角設定操作として前記複数の角度選択用画像のうちいずれか1つを選択する操作が受け付けられた場合に、その選択された角度選択用画像に対応付けられた前記回転角度を示す前記回転角情報を送信させるように構成されている読取制御プログラム。

請求項6

表示部と、入力操作を受け付け可能な入力部と、画像読取装置と通信可能な通信部と、制御部と、を備えた情報処理装置であって、前記画像読取装置は、前記情報処理装置から読取指示を受信した場合、原稿の画像の読み取りを開始し、前記開始後、原稿の少なくとも1ページ目を含む初期読取ページの画像を読み取った場合、読み取った初期読取ページの画像を示す初期画像データを生成し、前記初期画像データを前記情報処理装置へ送信するよう構成されており、前記制御部は、前記入力部により前記入力操作として画像の読み取りを指示する読取指示操作が受け付けられた場合、前記画像読取装置へ前記通信部を介して前記読取指示を送信させる第1送信処理と、前記第1送信処理により前記読取指示が送信された後、前記画像読取装置から前記通信部を介して前記初期画像データを受信する初期受信処理と、前記初期受信処理により受信された前記初期画像データが示す前記初期読取ページの画像を前記表示部に表示させる第1表示処理と、前記初期読取ページの画像を前記表示部に表示させた状態で、前記画像読取装置で読み取られた原稿の画像の画像データに対する回転角度を設定させるための回転角設定画面を前記表示部に表示させる第2表示処理と、前記回転角設定画面を前記表示部に表示させた状態で、前記入力部から前記入力操作として前記回転角度を設定するための回転角設定操作が受け付けられた場合、その設定された回転角度を示す回転角情報を前記画像読取装置へ前記通信部を介して送信させる第2送信処理と、前記第2送信処理による前記回転角情報の送信後に前記画像読取装置から送信される処理後画像データであって、前記画像読取装置において、原稿の画像の読み取り終了後にその読み取った原稿の画像の画像データである読取画像データが示す画像をページ毎に前記回転角情報が示す前記回転角度分回転させる回転処理が行われた後の前記処理後画像データを、前記通信部を介して受信する処理後受信処理と、を実行する、情報処理装置。

請求項7

画像読取装置と、情報処理装置と、を備える画像読取システムであって、前記画像読取装置は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、情報処理装置と通信可能な第1通信部と、第1制御部と、を備え、前記第1制御部は、前記情報処理装置から前記第1通信部を介して読取指示を受信した場合、前記画像読取部に原稿の画像の読み取りを実行させる読取処理と、前記読取処理の開始後、原稿の少なくとも1ページ目を含む初期読取ページの画像を示す初期画像データを前記第1通信部を介して前記情報処理装置へ送信させる初期送信処理と、前記初期送信処理の実行後、前記情報処理装置から前記第1通信部を介して画像の回転角度を示す回転角情報を受信した場合、前記読取処理の終了後に、その読取処理により読み取られた画像の画像データが示す画像をページ毎に前記回転角情報が示す前記回転角度分回転させる回転処理と、前記回転処理後の画像データである処理後画像データを前記第1通信部を介して前記情報処理装置へ送信させる処理後送信処理と、を実行し、前記情報処理装置は、表示部と、入力操作を受け付け可能な入力部と、画像読取装置と通信可能な第2通信部と、第2制御部と、を備え、前記第2制御部は、前記入力部により前記入力操作として画像の読み取りを指示する読取指示操作が受け付けられた場合、前記画像読取装置へ前記第2通信部を介して前記読取指示を送信させる第1送信処理と、前記第1送信処理により前記読取指示が送信された後、前記画像読取装置から前記第2通信部を介して前記初期画像データを受信する初期受信処理と、前記初期受信処理により受信された前記初期画像データが示す前記初期読取ページの画像を前記表示部に表示させる第1表示処理と、前記初期読取ページの画像を前記表示部に表示させた状態で、前記回転角度を設定させるための回転角設定画面を前記表示部に表示させる第2表示処理と、前記回転角設定画面を前記表示部に表示させた状態で、前記入力部から前記入力操作として前記回転角度を設定するための回転角設定操作が受け付けられた場合、その設定された回転角度を示す回転角情報を前記画像読取装置へ前記第2通信部を介して送信させる第2送信処理と、前記第2送信処理により送信された前記回転角情報に基づく前記回転処理後の前記処理後画像データを前記画像読取装置から前記第2通信部を介して受信する処理後受信処理と、を実行する、画像読取システム。

技術分野

0001

本開示は、情報処理装置から画像読取装置を制御する技術に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、スキャナ装置原稿がセットされた後、ホストコンピュータ側でユーザにより原稿方向が設定されると、ホストコンピュータが、スキャナ装置からから入力されたイメージ情報に対してその設定された原稿方向に基づく回転処理を行う技術が記載されている。

先行技術

0003

特開平11−331546号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1に記載の技術によれば、スキャナ装置で読み取られた画像が、設定された原稿方向に基づいて回転させるため、意図した出力結果を得ることが可能である。しかし、スキャナ装置に原稿をセットしたときにそのセットした原稿の原稿方向をおぼえておく必要があるため、ユーザにとって使い勝手が良いとは言い難い。

0005

本開示は、画像読取装置に原稿の画像を読み取らせてその読み取らせた画像の画像データを取得可能な情報処理装置において、意図する画像の向きの画像データを容易に得ることが可能な技術を提供する。

課題を解決するための手段

0006

本開示の読取制御プログラムは、表示部と、入力操作受け付け可能な入力部と、画像読取装置と通信可能な通信部と、を備えた情報処理装置が有するコンピュータ読み取り可能な読取制御プログラムである。

0007

画像読取装置は、情報処理装置から読取指示を受信した場合、原稿の画像の読み取りを開始し、その読み取り開始後、原稿の少なくとも1ページ目を含む初期読取ページの画像を読み取った場合、その読み取った初期読取ページの画像を示す初期画像データを生成し、その初期画像データを情報処理装置へ送信するよう構成されている。

0008

当該読取制御プログラムは、前記コンピュータに実行させる処理として、第1送信処理と、初期受信処理と、第1表示処理と、第2表示処理と、第2送信処理と、処理後受信処理とを有する。

0009

第1送信処理は、入力部により入力操作として画像の読み取りを指示する読取指示操作が受け付けられた場合、画像読取装置へ通信部を介して読取指示を送信させる処理である。初期受信処理は、第1送信処理により読取指示が送信された後、画像読取装置から通信部を介して初期画像データを受信する処理である。第1表示処理は、初期受信処理により受信された初期画像データが示す初期読取ページの画像を表示部に表示させる処理である。第2表示処理は、初期読取ページの画像を表示部に表示させた状態で、画像読取装置で読み取られた原稿の画像の画像データに対する回転角度を設定させるための回転角設定画面を表示部に表示させる処理である。第2送信処理は、回転角設定画面を表示部に表示させた状態で、入力部から入力操作として回転角度を設定するための回転角設定操作が受け付けられた場合、その設定された回転角度を示す回転角情報を画像読取装置へ通信部を介して送信させる処理である。処理後受信処理は、第2送信処理による回転角情報の送信後に画像読取装置から送信される処理後画像データを通信部を介して受信する処理である。処理後画像データは、画像読取装置において、原稿の画像の読み取り終了後にその読み取った原稿の画像の画像データである読取画像データが示す画像をページ毎に回転角情報が示す回転角度分回転させる回転処理が行われた後の画像データである。

0010

このような構成によれば、情報処理装置において、読取指示の送信後、原稿の全読み取り対象の画像データが受信される前に、まず初期読取ページが表示され、これによりユーザは画像読取装置で生成される画像データの画像の向きを確かめることができる。ユーザは、初期読取ページの画像の向きに応じて、意図する向きの画像が得られるように回転角度を指定することができる。回転角度を指定すると、画像読取装置から、その指定した回転角度分、回転された画像の画像データである処理後画像データが受信される。

0011

したがって、上記構成の読取制御プログラムを情報処理装置に実行させることで、初期読取ページの画像を直接確認してその画像の向きに応じて回転角度を指定でき、これにより意図する向きの画像の画像データを容易に得ることが可能となる。

図面の簡単な説明

0012

実施形態の画像読取システムの構成を示すブロック図である。
スキャン設定画面を示す説明図である。
画像読取装置で行われるスキャン及び回転処理の概要を説明するための説明図である。
両面設定オフ時の回転角設定画面の一例を示す説明図である。
両面設定オン時の回転角設定画面の一例を示す説明図である。
読取制御処理フローチャートである。
画像読取処理のフローチャートである。
回転各設定画面の他の例を示す説明図である。

実施例

0013

以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.実施形態]
(1−1)画像読取システム全体の概要
図1に示すように、本実施形態の画像読取システム1は、情報処理装置10と、画像読取装置20とを備える。情報処理装置10と画像読取装置20は、相互にデータ通信可能に構成されている。本実施形態では、一例として、情報処理装置10と画像読取装置20とがLAN150によって接続され、LAN150を通じて相互にデータ通信可能である。

0014

なお、情報処理装置10と画像読取装置20とのデータ通信がLAN150を通じて行われることは一例であり、他の通信媒体を介して或いは他の通信方式にてデータ通信可能であってもよい。例えば、無線LAN、Bluetoothなどの無線通信を用いてデータ通信可能であってもよい。なお、Bluetoothは登録商標である。また例えば、USBケーブルを通じてUSB規格のデータ通信が可能な構成であってもよい。

0015

画像読取装置20は、原稿の画像を読み取り、読み取った画像の画像データを生成するスキャン機能を有する。なお、本実施形態の画像読取装置20は、スキャン機能の他に、記録用紙に画像を印刷する印刷機能を少なくとも含む複数の機能を備えた、いわゆる複合機として構成されている。ただし、画像読取装置20は、スキャン機能のみ有する単一機能の装置であってもよいし、スキャン機能以外の他の機能を少なくとも1つ有する複合機であってもよい。

0016

情報処理装置10は、プルスキャン機能を備える。プルスキャン機能は、画像読取装置20に原稿をセットした状態で、情報処理装置10から画像読取装置20へスキャン指示を送信することで、画像読取装置20に原稿のスキャンを実行させ、スキャンにより生成された画像データをデータ通信にて画像読取装置20から取得する機能である。情報処理装置10の具体的態様としては、例えば、パーソナルコンピュータタブレット端末スマートフォンなどがある。もちろんこれらはあくまでも一例にすぎない。

0017

(1−2)情報処理装置の構成
情報処理装置10は、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、通信部15とを備え、これらがバス19を介して相互に接続されている。本実施形態では、制御部11はCPUを有する。記憶部12は、例えばROM、RAM、NVRAMフラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、情報処理装置10は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。記憶部12は、ハードディスクドライブ光ディスクなどの、半導体メモリ以外の他の記憶媒体を有していてもよい。

0018

制御部11は、非遷移的実体記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部12が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部11により実現される各種機能は、プログラムの実行によって実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。

0019

本実施形態の情報処理装置10は、記憶部12に、プログラムとして少なくともOS(オペレーティングシステム略称)16及び読取制御プログラム17が記憶されている。前述のプルスキャン機能は制御部11が読取制御プログラム17を実行することで実現される。

0020

入力部13は、各種入力操作を受け付けるための各種の入力用デバイスを有する。本実施形態の入力部13は、例えば、キーボードマウス、及びタッチパネルを有する。表示部14は、例えば液晶ディスプレイ有機ELディスプレイなどの各種の表示デバイスの少なくとも1つを有する。前述のタッチパネルは、表示デバイスにおける画像表示領域に重畳配置される。

0021

通信部15は、情報処理装置10をLAN150に接続するための通信インタフェースである。情報処理装置10と画像読取装置20との各種データ通信は、情報処理装置10においてはこの通信部15を介して行われる。

0022

(1−3)画像読取装置の構成
画像読取装置20は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25、画像読取部26、及び印刷部27を備え、これらがバス29を介して相互に接続されている。本実施形態では、制御部21はCPUを有する。記憶部22は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、画像読取装置20は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。

0023

制御部21は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部22が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部21により実現される各種機能は、プログラムの実行によって実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。

0024

画像読取装置20の記憶部22には、スキャン機能を実現するためのスキャンプログラムを含むファームウェアが記憶されている。
入力部23は、各種入力操作を受け付けるための入力用デバイスを有する。本実施形態の入力部23は、例えば、操作ボタンやタッチパネルなどを有する。表示部24は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの各種の表示デバイスの少なくとも1つを有する。入力部23が有するタッチパネルは、表示部24の表示デバイスにおける画像表示領域に重畳配置される。

0025

通信部25は、画像読取装置20をLAN150に接続するための通信インタフェースである。情報処理装置10と画像読取装置20との各種データ通信は、画像読取装置20においてはこの通信部25を介して行われる。

0026

画像読取部26は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取り、読み取った画像の画像データを生成する。画像読取部26は、1枚の原稿に対して片面の画像のみスキャンする片面スキャン、及び両面の画像を個別にスキャンする両面スキャンを実行可能に構成されている。

0027

画像読取部26は、自動原稿送り装置を有する。なお、自動原稿送り装置のことを、以下、「ADF」と称する。「ADF」は、Automatic Document Feederの略称である。ADFを利用することで、複数枚の原稿を連続的に読み取らせることができる。ADFを用いた複数枚の原稿の連続的読み取りにおいても、片面スキャン及び両面スキャンのいずれも可能である。

0028

印刷部27は、インクジェット方式電子写真方式印刷機構を有し、シート状の記録用紙に画像を印刷することが可能である。
(1−4)情報処理装置10によるプルスキャン機能の説明
情報処理装置10において、プルスキャン機能を実行させるための特定の入力操作が行われると、読取制御プログラム17が実行され、表示部14に、図2に例示するスキャン設定画面50が表示される。

0029

スキャン設定画面50は、画像読取装置20にスキャンを実行させるために必要な各種設定項目設定値を設定したり、画像読取装置20から受信された画像データを情報処理装置10で処理するために必要な各種設定項目の設定値を設定したりするための画面である。

0030

スキャン設定画面50に表示される各種画像には、ファイル形式選択画像51、解像度選択画像52、カラー設定選択画像53、原稿サイズ選択画像54、及び読取面指定画像55が含まれる。

0031

ファイル形式選択画像51は、画像読取装置20から受信した画像データをどのようなファイル形式のファイルに変換するかを設定するための画像である。解像度選択画像52は、画像読取装置20における原稿スキャン時の解像度を設定するための画像である。カラー設定選択画像53は、画像読取装置20における原稿スキャン時のカラー設定を行うための画像である。原稿サイズ選択画像54は、読み取り対象の原稿のサイズを設定するための画像である。ファイル形式選択画像51、解像度選択画像52、カラー設定選択画像53、及び原稿サイズ選択画像54は、いずれも、本実施形態ではプルダウン選択メニューとして構成されており、複数種類の設定値の中から何れか1つを選択可能となっている。

0032

読取面指定画像55は、1枚の原稿に対する読み取り対象として、片面のみ及び両面の何れかを指定するための読取面指定操作を受け付けるための画像である。読取面指定画像55は、本実施形態ではチェックボックスを有している。入力部13を介してこのチェックボックスをチェックする読取面指定操作を行うことで、両面設定をオン、即ち原稿の両面を読み取り対象に指定することができる。逆に、チェックボックスのチェックを外す読取面指定操作を行うことで、両面設定をオフ、即ち原稿の片面を読み取り対象に指定することができる。

0033

また、スキャン設定画面50に表示される各種画像には、回転設定選択画像56が含まれる。回転設定選択画像56は、回転角度の設定の要否を選択させるための画像である。回転角度とは、画像読取装置20に対して指定するものであって、画像読取装置20において画像読み取りの終了後に読み取られた画像の画像データである読取画像データに対して後述の回転処理を実行させる際の指定角度である。

0034

回転設定選択画像56は、本実施形態ではチェックボックスを有している。入力部を介してこのチェックボックスをチェックする設定要求操作を行うことで、回転設定をオン、即ち回転角度の設定を要求することを選択できる。逆に、チェックボックスのチェックを外すことで、回転設定をオフ、即ち回転角度の設定を行わないことを選択できる。

0035

また、スキャン設定画面50に表示される各種画像には、画像の読み取りを指示するためのスキャンボタン57が含まれる。スキャンボタン57がオン操作されると、画像読取装置20へスキャン指示及びスキャン設定情報が送信される。なお、「オン操作」の具体的態様は種々考えられ、例えば、マウスを用いたスキャンボタン57のクリック操作、タッチパネルを介したタップ操作などがある。

0036

スキャンボタン57のオン操作によって画像読取装置20へ送信されるスキャン設定情報は、スキャン設定画面50において設定されている各種設定項目の設定値のうち、画像読取装置20のスキャン機能実行に必要な設定値を示す情報である。

0037

画像読取装置20に送信されるスキャン設定情報には、解像度選択画像52において選択されている解像度を示す解像度情報、カラー設定選択画像53において選択されているカラー設定を示すカラー設定情報、原稿サイズ選択画像54において選択されている原稿サイズを示す原稿サイズ情報、読取面指定画像55において原稿の読み取り対象が片面及び両面のどちらに設定されているか、即ち両面設定がオン、オフいずれに設定されているかを示す両面設定情報、回転設定選択画像56において回転設定がオン、オフいずれに設定されているかを示す回転設定情報、などがある。

0038

(1−5)回転処理の説明
画像読取装置20でスキャンが実行されることにより生成される画像データにおける、画像の向きは、画像読取装置20に対する原稿のセット方向、原稿内における画像の向き、画像読取装置20における原稿の読み取り方向や読み取った画像の処理方法などによって異なる。

0039

例えば、図3(a)に例示するように、片面に画像が記録された原稿30の画像を、画像読取装置20の原稿台28にセットしてスキャンさせるケースを想定する。この場合、ユーザが例えば、図3(a)に示すように、原稿台28に対して原稿30を横向きに且つ画像が記録されている面を原稿台28に対し下向きにセットしたとする。そして、このように原稿30をセットしてスキャンを実行させた結果、そのスキャンにより生成された画像データが示す画像であるスキャン画像が、図3(a)に示すような横向きのスキャン画像40であったとする。

0040

この場合、もし、ユーザが、本来はこのスキャン画像40を右90度回転させた状態の縦向きの画像が生成されることを望んでいたとすると、このスキャン画像40は、ユーザの意図した画像とは異なる向きの画像ということになる。

0041

そこで本実施形態の画像読取装置20は、原稿のスキャン開始後、原稿の初期読取ページの画像をスキャンしたら、その初期読取ページのスキャン結果の画像データである初期画像データを情報処理装置10へ送信する。本実施形態では、初期読取ページは、両面設定がオフにされている場合は原稿の1枚目の片面1ページであり、両面設定がオンにされている場合は原稿1枚目の両面計2ページである。

0042

画像読取装置20から情報処理装置10へ初期画像データが送信されると、情報処理装置10の表示部14には、図4に例示する回転角設定画面60が表示される。回転角設定画面60は、スキャン終了後の全読み取りページの画像データである読取画像データに対して各ページの画像の回転角度を設定させるための画面である。回転角設定画面60には、初期読取ページのスキャン結果、即ち初期画像データが示す初期スキャン画像61が表示される。ユーザは、この初期スキャン画像61を見ることで、スキャン結果の実際の向きを確認することができる。

0043

また、回転角設定画面60には、スキャン結果の実際の向きがユーザの意図する向きに対してどのような向きであるかを選択させるため、スキャン結果に対する回転処理の要否や回転処理させたい場合における回転角度を選択させるための、複数の選択画像71〜74が表示される。各選択画像71〜74にはそれぞれラジオボタンが含まれており、何れかのラジオボタンを選択することで、そのラジオボタンを含む選択画像を選択することができる。図4は、第2選択画像72のラジオボタンが選択されたことにより第2選択画像72が選択されている状態を例示している。何れかの選択画像を選択してOKボタン62をオン操作するという回転角設定操作を行うことで、画像読取装置20へ回転角度を送信させ、その回転角度に基づく回転処理を実行させることができる。

0044

第1選択画像71は、スキャン結果の実際の向きがユーザの意図する向きであって回転処理させる必要がないことを示す選択画像である。この第1選択画像71を選択してOKボタン62をオン操作すると、回転角度が0度であることを示す回転角情報が画像読取装置20へ送信される。この回転角情報を画像読取装置20が受信すると、画像読取装置20は、スキャン終了後の読取画像データに対して、各ページの画像を0度回転させる回転処理、即ち実質的には画像を回転させない処理を行う。そして、その回転処理後の画像データ、即ちスキャン直後の向きのままの画像データを、処理後画像データとして、情報処理装置10へ送信する。よって、第1選択画像71を選択することで、回転角設定画面60においてスキャン結果として表示されている初期スキャン画像61の向きと同じ向きの画像データを得ることができる。

0045

第2選択画像72は、スキャン結果の実際の向きがユーザの意図に反して反転しており、よって180度回転させたい状態になっていることを示す選択画像である。この第2選択画像72を選択してOKボタン62をオン操作すると、回転角度が180度であることを示す回転角情報が画像読取装置20へ送信される。この回転角情報を画像読取装置20が受信すると、画像読取装置20は、スキャン終了後の読取画像データに対して各ページの画像を180度回転させる回転処理を行い、その回転処理後の画像データを処理後画像データとして情報処理装置10へ送信する。よって、第2選択画像72を選択することで、スキャンにより生成された読取画像データの各画像が180度回転された処理後画像データを得ることができる。

0046

他の各選択画像73、74も、第2選択画像72と同様の機能を有する。即ち、第3選択画像73を選択してOKボタン62をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して画像が右90度回転された処理後画像データを得ることができる。また、第4選択画像74を選択してOKボタン62をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して画像が左90度回転された処理後画像データを得ることができる。

0047

したがって、図3(a)に例示したようにスキャン画像40がユーザの意図に反して左90度回転した状態となっている場合は、図4に示す回転角設定画面60において第3選択画像73を選択することで、スキャンにより生成された読取画像データの各ページの画像が右90度回転された処理後画像41を得ることができる。

0048

複数枚の原稿を連続してスキャンさせたい場合は、図3(b)に例示するように、ADFを用いて行うことができる。図3(b)に示すように、画像読取装置20は、原稿台カバー31を備えている。原稿台カバー31には、ADFが内蔵されている。また、原稿台カバー31には、ADFを用いてスキャンさせる原稿をセットするためのADF原稿トレイ32が設けられている。

0049

原稿台カバー31は、原稿台28を覆うように設けられ、一端辺を軸に手動回動させることにより原稿台28に対して開閉可能に構成されている。原稿台カバー31を開くと、原稿台28が露出して、原稿台28に原稿をセットできる。図3(b)は、原稿台カバー31が閉じられた状態を示しており、この状態で、ADF原稿トレイ32に原稿をセットすることで、ADFを用いて複数の原稿を連続的にスキャンさせ、その複数の原稿の画像を示す1つの読取画像データを生成することができる。なお、原稿1枚であってもADFを用いてスキャンさせることができる。また、原稿の両面の画像を読み取らせる両面スキャンは、原稿を原稿台28にセットして行うことができ、且つADFを利用して行うこともできる。

0050

ここで、図3(b)に例示するように、両面に画像が記録された原稿38をADF原稿トレイ32にセットして両面スキャンさせるケースを想定する。この場合、ユーザが例えば、図3(b)に示すように、ADF原稿トレイ32に対して原稿38を横向きに且つ原稿の表側である1ページ目が上方に向くようにセットしたとする。そして、このように原稿38をセットして両面スキャンを実行させた結果、その両面スキャンにより生成されたスキャン画像が、図3(b)に示すような縦向きのスキャン画像42であったとする。

0051

この両面スキャンの場合も、原稿のスキャン開始後、原稿の初期読取ページの画像をスキャンしたら、その初期読取ページのスキャン結果の画像データである初期画像データを情報処理装置10へ送信する。両面スキャンの場合の初期読取ページは、前述の通り、原稿1枚目の両面計2ページである。

0052

画像読取装置20から情報処理装置10へ両面スキャンの初期画像データが送信されると、情報処理装置10の表示部14には、図5に例示する回転角設定画面80が表示される。回転角設定画面80は、スキャン終了後の全読み取りページの画像データである読取画像データに対して各ページの画像の回転角度を原稿の表裏別々に設定させるための画面である。

0053

両面スキャンに対応した回転角設定画面80に表示される初期スキャン画像81は、1枚目原稿の表側の画像である1ページ目画像81aと、1枚目原稿の裏側の画像である2ページ目画像81bとが表示される。ユーザは、この初期スキャン画像81を見ることで、両面それぞれのスキャン結果の実際の向きを個別に確認することができる。

0054

また、回転角設定画面80には、スキャン結果の実際の向きがユーザの意図する向きに対してどのような向きであるかを選択させるため、ひいてはスキャン結果に対する回転処理の要否や回転処理させたい場合における回転角度を選択させるための、複数の選択画像91〜98が表示される。各選択画像91〜98にはそれぞれラジオボタンが含まれており、何れかのラジオボタンを選択することで、そのラジオボタンを含む選択画像を選択することができる。図5は、第2選択画像92のラジオボタンが選択されたことにより第2選択画像92が選択されている状態を例示している。

0055

第1選択画像91は、スキャン結果の実際の向きが両面ともにユーザの意図する向きであって回転処理させる必要がないことを示す選択画像である。この第1選択画像91を選択してOKボタン82をオン操作すると、両面ともに回転角度が0度であることを示す回転角情報が画像読取装置20へ送信される。この回転角情報を画像読取装置20が受信すると、画像読取装置20は、スキャン終了後の読取画像データに対して、各ページの画像を0度回転させる回転処理、即ち実質的には画像を回転させない処理を行う。そして、その回転処理後の画像データ、即ちスキャン直後の向きのままの画像データを、処理後画像データとして、情報処理装置10へ送信する。

0056

第2選択画像92は、原稿表面のスキャン結果はユーザの意図する向きであるものの原稿裏面のスキャン結果の向きがユーザの意図に反して反転しており、よって原稿裏面のスキャン結果を180度回転させたい状態になっていることを示す選択画像である。この第2選択画像92を選択してOKボタン82をオン操作すると、原稿表面の画像は回転角度が0度であって原稿裏面の回転角度が180度であることを示す回転角情報が画像読取装置20へ送信される。この回転角情報を画像読取装置20が受信すると、画像読取装置20は、スキャン終了後の読取画像データに対し、原稿の裏面に該当するページに対して180度回転させる回転処理を行い、その回転処理後の画像データを処理後画像データとして情報処理装置10へ送信する。

0057

他の各選択画像93〜98も、第2選択画像92と同様の機能を有する。即ち、第3選択画像93を選択してOKボタン82をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して原稿の表面に該当するページの画像が180度回転された処理後画像データを得ることができる。また、第4選択画像94を選択してOKボタン82をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して表裏両面の画像、即ち全ページの画像が180度回転された処理後画像データを得ることができる。また、第5選択画像95を選択してOKボタン82をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して表裏両面の画像、即ち全ページの画像が右90度回転された処理後画像データを得ることができる。また、第6選択画像96を選択してOKボタン82をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して表面に該当するページの画像については右90度回転され、裏面に該当するページの画像については左90度回転された処理後画像データを得ることができる。また、第7選択画像97を選択してOKボタン82をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して表面に該当するページの画像については左90度回転され、裏面に該当するページの画像については右90度回転された処理後画像データを得ることができる。また、第8選択画像98を選択してOKボタン82をオン操作することで、スキャンにより生成された読取画像データに対して表裏両面の画像、即ち全ページの画像が左90度回転された処理後画像データを得ることができる。

0058

したがって、図3(b)に例示したようにスキャン画像42のうち原稿表面の画像である第1スキャン画像42aはユーザの意図する向きであるものの原稿裏面の画像である第2スキャン画像42bがユーザの意図に反して180度回転した状態となっている場合は、図5に示す回転角設定画面80において第2選択画像92を選択することで、スキャンにより生成された読取画像データの各ページの画像のうち原稿裏面に該当するページの画像が180度回転された処理後画像43を得ることができる。

0059

(1−6)読取制御処理の説明
次に、情報処理装置10の制御部11が実行する読取制御処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。情報処理装置10の制御部11は、プルスキャン機能を実行させるための特定の入力操作が行われた場合、読取制御プログラム17を実行することにより読取制御処理を実行する。

0060

情報処理装置10の制御部11は、図6の読取制御処理を開始すると、S100で、スキャン設定受付処理を実行する。具体的に、図2のスキャン設定画面50を表示部14に表示させ、各種設定入力を受け付ける。スキャン設定画面50のスキャンボタン57がオン操作された場合、S120に進む。

0061

S120では、画像読取装置20へスキャン指示及びスキャン設定情報を送信させる。スキャン設定情報には、前述の通り、スキャン設定画面50で設定された各種情報として、解像度情報、カラー設定情報、原稿サイズ情報、両面設定情報及び回転設定情報を含む複数の情報が含まれる。

0062

S130では、回転設定がオンであるか否か判断する。回転設定がオフの場合はS220に進む。回転設定がオンの場合はS140に進む。
S140では、画像読取装置20から初期画像データを受信したか否か判断する。初期画像データを受信するまでS140の判断を繰り返し、初期画像データを受信した場合、S150に進む。

0063

S150では、初期画像データ受信処理を行う。例えば、画像読取装置20から受信した初期画像データを記憶部12に一時的に記憶させる。
S160では、受信した初期画像データの内容に基づき、図4及び図5に例示したような回転角設定画面を表示部14に表示させる。両面設定がオフにされていて初期画像データが示す画像が1ページ分のみである場合は、図4に例示したような、原稿1枚目の片面の初期スキャン画像61を含む回転角設定画面60を表示させる。両面設定がオンにされていて初期画像データが示す画像が2ページ分である場合は、図5に例示したような、原稿1枚目の両面2ページの初期スキャン画像81を含む回転角設定画面80を表示させる。そして、回転角設定画面に対するユーザの入力操作を受け付ける。

0064

S170では、回転角設定画面に表示されているOKボタンがオン操作されたか否か判断する。OKボタンがオン操作されていない場合は、S180に進む。S180では、読取画像データ受信対応処理を実行する。読取画像データ受信対応処理は、回転角設定画面が表示されている状態で画像読取装置20からの読取画像データの受信確認を行う処理である。本実施形態では、回転角設定画面のOKボタンがオン操作されるよりも先に、画像読取装置20において原稿のスキャンが終了した場合は、画像読取装置20で生成された読取画像データが、回転処理されることなく情報処理装置10へ送信される。

0065

S180において、画像読取装置20から読取画像データが受信されていない場合は、S170に戻る。画像読取装置20から読取画像データが受信された場合は、読取画像データを記憶部12に記憶させて、S170に戻る。

0066

S170で、回転角設定画面のOKボタンがオン操作された場合は、S190に進む。S190では、回転角設定画面で選択された回転角度を示す回転角情報を取得する。S200では、画像読取装置20からすでに読取画像データを受信済みであるか否か、即ちS180で読取画像データが受信されて記憶部12に記憶されているか否か、を判断する。

0067

読取画像データを既に受信している場合は、S250に進む。S250では、既に受信済みの読取画像データに対し、S190で取得した回転角情報に基づく回転処理を実行する。即ち、読取画像データが示す画像を、ページ毎に、回転角情報が示す回転角度分回転させる。両面設定がオンにされている場合は、原稿の表面及び裏面それぞれ個別に回転処理が行われる。そして、S240で、その回転処理後の画像データのファイル形式を変更し、そのファイル形式変更後のファイルを記憶部12に保存する。なお、S240で変更されるファイル形式は、図2のスキャン設定画面50にいてファイル形式選択画像51で選択されたファイル形式である。

0068

S200で、読取画像データをまだ受信していない場合は、S210に進む。S210では、画像読取装置20へ回転角情報を送信させる。S220では、画像読取装置20から画像データを受信したか否か判断する。ここで受信する可能性がある画像データとしては、回転処理が行われていない状態の読取画像データ、及び、その読取画像データに対して回転処理が行われた処理後画像データがある。通常、S130で否定判定されてS130からS220に移行した場合は読取画像データが受信され、S210からS220に移行した場合は処理後画像データが受信される。

0069

S220で画像データを受信した場合、S230で、画像データ受信処理を行う。S230の画像データ受信処理は、例えば、受信した画像データを記憶部12に一時記憶させる処理を含む。

0070

S230からS240に移行した場合、S240では、受信した画像データ、即ち読取画像データ又は処理後画像データに対し、前述の通り、ファイル形式を変更し、そのファイル形式変更後のファイルを記憶部12に保存する。

0071

(1−7)画像読取処理の説明
次に、画像読取装置20の制御部21が実行する画像読取処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。画像読取装置20の制御部21は、起動後、記憶部22に記憶されているスキャンプログラムを実行することにより画像読取処理を実行する。

0072

画像読取装置20の制御部21は、図7の画像読取処理を開始すると、S310で、情報処理装置10から送信されるスキャン指示及びスキャン設定情報を受信する。なお、スキャン指示及びスキャン設定情報が受信されない間は、S310で待機し、受信されるのを待つ。

0073

S320では、受信したスキャン設定情報に含まれている両面設定情報に基づき、両面設定がオンにされているか否か判断する。両面設定がオンにされている場合は、S330で、両面スキャン時における初期読取ページ、即ち原稿1枚目の両面の計2ページをスキャンして、その初期読取ページの画像データである初期画像データを生成する。初期読取ページのスキャン後はS350に進む。

0074

両面設定がオフにされている場合は、S340で、片面スキャン時における初期読取ページ、即ち原稿1枚目の表側1ページをスキャンし、その初期読取ページの画像データである初期画像データを生成して、S350に進む。なお、S330及びS340のいずれも、受信したスキャン設定情報に含まれている解像度情報、カラー設定情報及び原稿サイズ情報に基づいてスキャンを実行する。

0075

S350では、受信したスキャン設定情報に含まれている回転設定情報に基づき、回転設定がオンにされているか否か判断する。回転設定がオフの場合はS370に進む。回転設定がオンの場合は、S360で、S330又はS340で生成した初期画像データを情報処理装置10へ送信させる。S360の処理後はS370に進む。

0076

S370では、既にスキャンした初期読取ページを除く他の原稿の画像、即ち2枚目以降の読取対象の原稿のスキャンを行う。そして、S330又はS340でスキャンした1枚目の原稿の画像を含む読取対象の全原稿の画像を示す読取画像データを生成する。

0077

S380では、情報処理装置10から回転角情報を受信したか否か判断する。具体的に、S360で初期画像データを送信した後からこのS380の判断タイミングまでの間に回転角情報を受信したか否かを判断する。回転角情報をまだ受信していない場合は、S410で、S370で生成した読取画像データを情報処理装置10へ送信させる。なお、S380で回転角情報をまだ受信していない状況は、回転設定がオン及びオフのいずれの場合にも生じ得る。

0078

S380で、回転角情報を受信した場合は、S390に進む。S390では、S370で生成した読取画像データに対し、受信した回転角情報に基づいて回転処理を実施し、その回転処理後の処理後画像データを生成する。回転処理は、具体的には、S370で生成した読取画像データが示す画像を、ページ毎に、回転角情報が示す回転角度分回転させる処理である。両面設定がオンにされている場合は、原稿の表面及び裏面それぞれ個別に回転処理を行う。S400では、S390で生成された回転処理後の処理後画像データを情報処理装置10へ送信させる。

0079

(1−8)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の(1a)〜(1)の効果を奏する。
(1a)情報処理装置10において、スキャン指示の送信後、原稿の全読み取り対象の画像データである読取画像データが受信される前に、回転角設定画面を表示させて初期読取ページの実際のスキャン結果を表示させることができる。そのため、ユーザは、初期読取ページのスキャン結果を見ることで、画像読取装置20で生成される読取画像データの画像の向きを確かめることができる。

0080

ユーザは、初期読取ページのスキャン結果の向きに応じて、意図する向きの画像が得られるように回転角度を指定することができる。回転角度を指定することで、画像読取装置20から、その指定した回転角度分回転された画像の画像データである処理後画像データを取得することができる。これにより、ユーザは、原稿セット時に原稿のセット方向や原稿の内容を意識することなく、意図する向きの画像の画像データを容易に得ることができる。

0081

(1b)画像読取装置20は、初期読取データの送信後も、継続して2枚目以降の原稿の読み取りを行う。つまり、スキャン開始後、スキャン動作を継続させながら回転角度を指定することができる。そのため、スキャンにかかる所要時間の増大を抑えつつ、意図する向きの画像の画像データを容易に得ることができる。

0082

(1c)画像読取装置20に対し、原稿のスキャン方法として両面スキャン及び片面スキャンの何れかを指定することができる。そして、両面スキャンを指定した場合、回転角設定画面には、初期読取ページとして1枚目の原稿の両面の計2ページの画像が表示される。これにより、ユーザは、原稿の表面及び裏面それぞれの画像の向きを個別に確認することができる。さらに、ユーザは、原稿の表面の画像及び裏面の画像について個別に回転角度を指定することができる。これにより、例えば両面ともに回転させること、及び何れか片面のみ回転させることが可能となる。また、両面ともに回転させる場合においては、各面の回転角度を個別に指定することもできる。

0083

(1d)情報処理装置10において、回転設定のオンオフ、即ち、回転処理を実行させるか否かを選択することができる。そのため、回転処理が不要の場合は回転設定をオフにすることで、回転角設定画面を表示させることなく画像データを得ることができる。

0084

(1e)回転角設定画面には、回転角度を指定させるための、回転角度毎の個別の選択画像が表示される。そのため、ユーザは、回転角度の指定を、回転角設定画面に表示された複数の選択画像の中から何れかを選択するという容易な操作にて行うことができる。

0085

(1−9)特許請求の範囲の文言との対応関係
ここで、実施形態の文言と特許請求の範囲の文言との対応関係について説明する。
情報処理装置10において、制御部11は第2制御部に相当し、通信部15は第2通信部に相当する。画像読取装置20において、制御部21は第1制御部に相当し、通信部25は第1通信部に相当する。画像読取装置20による図7の画像読取処理において、S360で初期画像データを送信させたタイミングから、S370による読取画像データの生成を経てS380の判断処理が行われるまでの時間が、既定時間の一例に相当する。両面設定情報は読取面情報の一例に相当する。図2の回転設定選択画像56は選択画像の一例に相当する。図4の第1選択画像71〜第4選択画像74、及び図5の第1選択画像91〜第8選択画像98は、角度選択用画像の一例に相当する。画像読取装置20へ送信される各種情報等のうち、スキャン指示は読取指示に相当し、回転設定がオンであることを示す回転設定情報は回転処理指示に相当する。

0086

図6の読取制御処理において、S100は第3表示処理及び第4表示処理に相当し、S120は第1送信処理に相当し、S150は初期受信処理に相当し、S160は第1表示処理及び第2表示処理に相当し、S180は経過後受信処理に相当し、S210は第2送信処理に相当し、S230は処理後受信処理及び非設定時受信処理に相当し、S250は画像回転処理に相当する。

0087

図7の画像読取処理において、S330、S340、S370は読取処理に相当し、S360は初期送信処理に相当し、S390は回転処理に相当し、S400は処理後送信処理に相当する。

0088

[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。

0089

(2−1)回転角設定画面として、上記実施形態では図4及び図5を例示したが、回転角設定画面は他の構成であってもよい。回転角設定画面の他の例を、図8に示す。図8に示す回転角設定画面100が、図4に示した回転角設定画面60と異なるのは、回転角度を選択させるための各選択画像111〜114の内容、及び各選択画像111〜114に対応付けられている回転角度である。

0090

図8の回転角設定画面100では、初期読取ページのスキャン結果の縮小画像が、スキャン結果と同じ向きを含む異なる複数種類の向きで、複数表示される。第1選択画像111は、スキャン結果と同じ向きの縮小画像を含み、これを選択すると回転角度が0度に設定される。第2選択画像112は、スキャン結果を180度回転させた向きの縮小画像を含み、これを選択すると回転角度が180度に設定される。第3選択画像113は、スキャン結果を右90度回転させた向きの縮小画像を含み、これを選択すると回転角度が右90度に設定される。第4選択画像114は、スキャン結果を左90度回転させた向きの縮小画像を含み、これを選択すると回転角度が左0度に設定される。

0091

つまり、図8の回転角設定画面100においては、意図する向きの縮小画像を選択することで、スキャン結果が、その選択した縮小画像と同じ向きに回転処理される。
(2−2)初期読取ページは、1枚目の原稿の片面又は両面に限定されない。原稿が複数枚ある場合は、2枚目以降のうちいずれか1枚を初期読取ページにしてもよい、全原稿のうちいずれか複数枚数を初期読取ページにしてもよい。

0092

(2−3)図7の画像読取処理において、S380で回転角情報を受信していないと判断した場合、すぐにS410に進まず、一定時間待機して回転角情報の受信を待つようにしてもよい。そして、一定時間待機しても回転角情報が受信されなかった場合にS410に進むようにしてもよい。

0093

(2−4)ファイル形式の変換を情報処理装置10側で行うことは必須ではない。例えば、画像読取装置20にてファイル形式の変換まで行い、その変換後のデータを情報処理装置10へ送信する構成であってもよい。

0094

(2−5)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。

0095

1…画像読取システム、10…情報処理装置、11,21…制御部、12,22…記憶部、13,23…入力部、14,24…表示部、15,25…通信部、17…読取制御プログラム、20…画像読取装置、26…画像読取部、30,38…原稿、32…ADF原稿トレイ、50…スキャン設定画面、55…読取面指定画像、56…回転設定選択画像、57…スキャンボタン、60,80,100…回転角設定画面、61…初期スキャン画像、62,82…OKボタン、71〜74,91〜98,111〜114…選択画像。

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