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技術 定着装置及び画像形成装置

出願人 株式会社リコー
発明者 大島裕範
出願日 2016年6月29日 (4年6ヶ月経過) 出願番号 2016-129176
公開日 2018年1月11日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2018-004831
状態 特許登録済
技術分野 電子写真におけるクリーニング・その他 電子写真における定着 電子写真一般。全体構成、要素
主要キーワード ネジ挿通用 自動読み取り装置 ウェブシート 交換作業性 剛性強度 板バネ部材 バネ弾性 原稿読み取りセンサ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

圧接部材板バネ部材)を組み付けする時に、クリーニングウェブ交換時の作業性を向上できる定着装置を提供する。

解決手段

図6(a)に示す右側において、保持フレーム60のピン61をフレーム50Rの穴51に差し込み、図6(a)に示す左側において、保持フレーム60の角穴62にフレーム50Lの凸形状部52を引っ掛ける。これにより、図3、図5に示すように、外周径が最大である新規ウェブ保持部材6に交換するとき、板バネ部材9の大きな圧接力がウェブ保持部材6上のクリーニングウェブ5に掛かることによる反力が常に保持フレーム60に働いていても、保持フレーム60が飛び出すことができない状態となり、この状態で板バネ部材9を一時的にフレーム50L,50Rに保持できる。

概要

背景

定着部材及び加圧部材等を備える定着装置において、定着ニップ部で溶融されたトナーの一部が定着部材や加圧部材等の表面に付着することがある。このような定着部材や加圧部材等(以下、加圧部材で代表して説明する)の表面に付着したトナーを清掃する手段として、クリーニング機構が知られている。

クリーニング機構として、加圧部材の表面に摺擦して加圧部材表面をクリーニングするためのウェブシートと、ウェブシートを送り出し可能に保持するウェブ保持部材と、ウェブシートを巻き取り可能な巻取部材と、ウェブシートを加圧部材へ押圧する押圧部材と、ウェブシートにシワが発生しないようにウェブシートに圧力を加えるウェブ波打ち防止部材と、を有するものが既に知られている(例えば、特許文献1)。

特許文献1では、ウェブシートであるクリーニングウェブの内側からバネによって、ウェブ波打ち防止部材としての回転可能な部材を一定の圧力でクリーニングウェブに当接させることでシワを防止する構成が開示されている。また、後述する実施形態で詳述するが、クリーニングウェブ波打ち防止部材をより簡素な構成にした板バネ部材を用いて、クリーニングウェブに直接的に圧力を加える構成のものもある。

しかしながら、クリーニングウェブ波打ち防止部材として板バネ部材を用いた場合には、クリーニングウェブ交換時において板バネ部材を組み付けする時に、板バネ部材による圧力によってクリーニングウェブ交換を容易に行えないという問題がある。

概要

圧接部材(板バネ部材)を組み付けする時に、クリーニングウェブ交換時の作業性を向上できる定着装置を提供する。(a)に示す右側において、保持フレーム60のピン61をフレーム50Rの穴51に差し込み、(a)に示す左側において、保持フレーム60の角穴62にフレーム50Lの凸形状部52を引っ掛ける。これにより、、に示すように、外周径が最大である新規なウェブ保持部材6に交換するとき、板バネ部材9の大きな圧接力がウェブ保持部材6上のクリーニングウェブ5に掛かることによる反力が常に保持フレーム60に働いていても、保持フレーム60が飛び出すことができない状態となり、この状態で板バネ部材9を一時的にフレーム50L,50Rに保持できる。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、圧接部材(板バネ部材)を組み付けする時に、クリーニングウェブ交換時の作業性を向上できる定着装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材に接触して該定着部材との間に定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材又は前記加圧部材の表面を清掃するクリーニング手段と、を備え、トナー像を保持した記録媒体を前記定着ニップ部に通過させ、熱と圧力とによって前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置であって、上記クリーニング手段は、前記定着部材又は前記加圧部材の表面を摺擦して該定着部材又は該加圧部材の表面をクリーニングするクリーニングウェブと、前記クリーニングウェブを送り出し可能に保持するウェブ保持部材と、前記クリーニングウェブを巻き取り可能な巻取部材と、前記クリーニングウェブを前記定着部材又は前記加圧部材へ押圧する押圧部材と、前記クリーニングウェブの巻き取り方向に直交する幅方向の該クリーニングウェブに圧接する、クリーニングウェブシワ防止用圧接部材と、を有し、前記圧接部材を組み付けする時に、該圧接部材を一時的に保持する一時保持手段を具備する定着装置。

請求項2

請求項1記載の定着装置において、前記圧接部材は、金属製の板バネ部材であることを特徴とする定着装置。

請求項3

請求項1又は2記載の定着装置において、前記圧接部材は、前記ウェブ保持部材に保持されている前記クリーニングウェブに圧接する位置に配置されていることを特徴とする定着装置。

請求項4

請求項1ないし3の何れか1つに記載の定着装置において、前記圧接部材は、該圧接部材の前記幅方向の各端部から突出した圧接保持部材に保持されており、前記一時保持手段は、前記圧接保持部材の一端部に形成され前記幅方向に突出した棒状部材と、該棒状部材を挿通可能な前記装置本体に形成された穴とからなるとともに、前記圧接保持部材の他端部に形成された段付き角穴と、該角穴と係合可能な前記装置本体に形成された凸部とからなることを特徴とする定着装置。

請求項5

請求項4記載の定着装置において、前記圧接保持部材を前記幅方向に所定量移動した状態で、該圧接保持部材が前記装置本体に組み付け可能となることを特徴とする定着装置。

請求項6

請求項1ないし5の何れか1つに記載の定着装置において、前記押圧部材の一端部及び他端部を保持する各保持部材が、それぞれ該一端部及び該他端部において独立していることを特徴とする定着装置。

請求項7

請求項1ないし6の何れか1つに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。

背景技術

0002

定着部材及び加圧部材等を備える定着装置において、定着ニップ部で溶融されたトナーの一部が定着部材や加圧部材等の表面に付着することがある。このような定着部材や加圧部材等(以下、加圧部材で代表して説明する)の表面に付着したトナーを清掃する手段として、クリーニング機構が知られている。

0003

クリーニング機構として、加圧部材の表面に摺擦して加圧部材表面をクリーニングするためのウェブシートと、ウェブシートを送り出し可能に保持するウェブ保持部材と、ウェブシートを巻き取り可能な巻取部材と、ウェブシートを加圧部材へ押圧する押圧部材と、ウェブシートにシワが発生しないようにウェブシートに圧力を加えるウェブ波打ち防止部材と、を有するものが既に知られている(例えば、特許文献1)。

0004

特許文献1では、ウェブシートであるクリーニングウェブの内側からバネによって、ウェブ波打ち防止部材としての回転可能な部材を一定の圧力でクリーニングウェブに当接させることでシワを防止する構成が開示されている。また、後述する実施形態で詳述するが、クリーニングウェブ波打ち防止部材をより簡素な構成にした板バネ部材を用いて、クリーニングウェブに直接的に圧力を加える構成のものもある。

0005

しかしながら、クリーニングウェブ波打ち防止部材として板バネ部材を用いた場合には、クリーニングウェブ交換時において板バネ部材を組み付けする時に、板バネ部材による圧力によってクリーニングウェブ交換を容易に行えないという問題がある。

発明が解決しようとする課題

0006

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、圧接部材(板バネ部材)を組み付けする時に、クリーニングウェブ交換時の作業性を向上できる定着装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明は、加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材に接触して該定着部材との間に定着ニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材又は前記加圧部材の表面を清掃するクリーニング手段と、を備え、トナー像を保持した記録媒体を前記定着ニップ部に通過させ、熱と圧力とによって前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置であって、上記クリーニング手段は、前記定着部材又は前記加圧部材の表面を摺擦して該定着部材又は該加圧部材の表面をクリーニングするクリーニングウェブと、前記クリーニングウェブを送り出し可能に保持するウェブ保持部材と、前記クリーニングウェブを巻き取り可能な巻取部材と、前記クリーニングウェブを前記定着部材又は前記加圧部材へ押圧する押圧部材と、前記クリーニングウェブの巻き取り方向に直交する幅方向の該クリーニングウェブに圧接する、クリーニングウェブシワ防止用の圧接部材と、を有し、前記圧接部材を組み付けする時に、該圧接部材を一時的に保持する一時保持手段を具備する定着装置である。

発明の効果

0008

本発明によれば、上記構成により、クリーニングウェブ交換時の作業性を向上できる。

図面の簡単な説明

0009

本発明を適用する一般的な定着装置のクリーニング機構を示す模式的な概略図である。
本発明を適用する定着装置の図1とは別のクリーニング機構を示す模式的な概略図である。
実施形態1に係るクリーニングウェブユニットの要部を手前側から見た斜視図である。
組み付け前の板バネ部材の単体形状を示す斜視図である。
図3のK矢視側から見た図であって、組み付け時の板バネ部材、保持フレーム配置状態を示す斜視図である。
(a)は、実施形態1に係るクリーニングウェブユニットの一時保持手段によって保持フレームを介して板バネ部材が一時的に保持されている状態を示す要部の正面図、(b)は、保持フレームを介して板バネ部材が一時的に保持されている状態からフレームに組み付けることが可能な組み付け可能状態を示す要部の正面図である。
(a)は、保持フレームを介して板バネ部材のフレームへの組み付け完了状態を示す正面図、(b)は、(a)をJ矢視方向から見た要部の斜視図である。
実施形態1に係るクリーニングウェブユニットの要部を奥側から見た要部の斜視図である。
本発明を適用する定着装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。

実施例

0010

以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
尚、本明細書で用いる用語の「押圧」とは圧して押さえ付けることを、「配設」とは配置して設けること又は位置を決めて設けることを、「係合」とは係わり合うことを、「係止」とは係わり合って止まることを、「当接」とは突き当たる状態に接することを、「回動」とは正逆方向に円運動することを、「摺接」とは擦り合う状態ですり動くことを、それぞれ意味する。

0011

まず、図1を用いて、本発明を適用する一般的な定着装置のクリーニング機構について説明する。図1は、本発明を適用する一般的な定着装置のクリーニング機構を示す模式的な概略図である。
図1に示す定着装置では、内部に加熱手段としての加熱部であるヒータ2aを備える定着部材2と、加圧部材3との圧接領域である定着ニップ部で、記録媒体である用紙S上に担持された未定着のトナーTにより形成されたトナー像に熱と圧力を付与して溶融させ、トナー像を用紙Sに定着させる。定着部材2は定着ローラからなり、その表面が無端移動して定着を行い、また加圧ローラからなる加圧部材3もその表面が無端移動して定着部材2を加圧することで、これらで形成される定着ニップ部において熱及び圧力を付与する。

0012

ところで、定着ニップ部で溶融されるトナーTは、定着ニップ部を通過した後にそのすべてが用紙Sに定着するのではなく、一部が定着部材2に付着することがある。 そして、定着ニップ部において定着部材2に付着した一部のトナーTは、定着部材2の表面に付着したままその定着部材2の回転に伴って移動することとなる。このため、オフセットによって定着部材2に移行したトナーTは、定着部材2と接触するシート分離爪11、定着部材2の表面温度を検出する表面温度検出センサ4、加圧部材3等の定着部材2と接して設けられた部材を汚してしまうという不具合があった。あるいは、定着部材2の表面に付着したトナーTは次の通紙時において用紙Sに付着し、この用紙Sを汚してしまうという不具合があった。

0013

そこで、上記したような不具合を未然に防ぐために、一般には定着部材2に所定の圧力で押圧されるクリーニング部材を用いて、定着部材2の表面に付着したトナーTを清掃するクリーニング機構10X1が設けられている。
一般的なクリーニング機構10X1では、定着部材2の表面を摺擦して定着部材2の表面をクリーニングするためのクリーニングウェブ5と、クリーニングウェブ5を送り出し可能に保持するウェブ保持部材6と、クリーニングウェブ5を巻き取り可能なクリーニングウェブ巻き取りローラ7と、クリーニングウェブ5を定着部材2へ押圧する押圧部材8とを備える。図1において、Xは、ウェブ送り出し方向でもあるウェブ巻き取り方向を示す。

0014

そして、所定のタイミングでクリーニングウェブ巻き取りローラ7が巻き取る方向に回転することで、クリーニングウェブ5の中の新しい部分(定着部材2と接していない部分)が徐々にウェブ保持部材6側からウェブニップ部に移動してくる。これにより、定着部材2の表面に付着するトナーTを除去する。

0015

しかし、クリーニングウェブに波打ち・シワが発生し、クリーニングウェブ5を定着部材2へ押圧する押圧部材8と定着部材2とのウェブニップ部を十分に確保できなくなり、クリーニング性能落ちてしまうことがあった。
そこで、図2に示すクリーニング機構10X2を採用しているものがある。図2は、本発明を適用する定着装置のクリーニング機構10X2を示す模式的な概略図である。クリーニング機構10X2では、クリーニングウェブ5を送り出し可能に保持するウェブ保持部材6に、クリーニングウェブシワ防止部材としてクリーニングウェブ5に対して圧力をかける簡素な構成のウェブシワ防止用の板バネ部材9を設ける機構でシワを防ぐようにしている。板バネ部材9は、クリーニングウェブ5の巻き取り方向Xに直交する幅方向のクリーニングウェブ5(図2の例ではウェブ保持部材6に保持されている外周面上のクリーニングウェブ5)に圧接する圧接部材として機能する。

0016

しかしながら、ウェブシワ防止部材として板バネ部材9を用いたクリーニング機構では、クリーニングウェブ交換時に、板バネ部材9による圧力によって組み付けにくい問題が生じている。即ち、クリーニングウェブ交換時は、通常、クリーニングウェブ5を巻き付けられて外周径が大きいウェブ保持部材6に交換するため、その分、板バネ部材9に掛かる圧力(反力)が大きくなり、板バネ部材9を手動で保持したり、仮治具などで保持したりすることが大変困難となっていた。

0017

(実施形態1)
図3図8を用いて、実施形態1に係るクリーニングウェブユニット10について説明する。実施形態1に係るクリーニングウェブユニット10は、上記問題(クリーニングウェブの交換時における板バネ部材の組み付け時に、板バネ部材による圧力によって板バネ部材の組み付けにくさ等)を解消できる構成を備えている。
図3は、実施形態1に係るクリーニングウェブユニットの要部を手前側から見た斜視図である。図4は、組み付け前の板バネ部材9の単体形状を示す斜視図である。図5は、図3のK矢視側から見た図であって、組み付け時の板バネ部材9、保持フレーム60の配置状態を示す斜視図である。図6(a)は、実施形態1に係るクリーニングウェブユニットの一時保持手段によって保持フレームを介して板バネ部材が一時的に保持されている状態を示す要部の正面図、図6(b)は、保持フレーム60を介して板バネ部材9が一時的に保持されている状態からフレームに組み付けることが可能な組み付け可能状態を示す要部の正面図である。図7(a)は、保持フレーム60を介して板バネ部材9のフレームへの組み付け完了状態を示す正面図、図7(b)は、図7(a)をJ矢視方向から見た要部の斜視図である。図8は、実施形態1に係るクリーニングウェブユニット10の要部を奥側から見た要部の斜視図である。

0018

実施形態1に係るクリーニング手段としてのクリーニング機構は、図2に示したクリーニング機構10X2と比較して、クリーニングウェブユニット10を有する点が主に相違する。この他の実施形態1に係るクリーニング機構は、図2に示したクリーニング機構10X2と同様である。
クリーニングウェブユニット10は、板バネ部材9を一時的に保持する一時保持手段と、押圧部材8の着脱手段と、ウェブ保持部材6、押圧部材8等を支持するユニット本体と、を有する。尚、ユニット本体は、定着装置の装置本体でもある。

0019

図3に示すように、クリーニングウェブユニット10は、これを構成するユニット本体としての1対のフレーム50L,50R、ウェブ保持部材6、押圧部材8、圧接部材としての板バネ部材9、板バネ部材9を保持する圧接保持部材としての保持フレーム60等を有している。
フレーム50L,50Rの間には、ウェブ保持部材6、押圧部材8が、それぞれ回転可能に支持されている。尚、図3では隠れていて見えないが、図2に示した巻き取りローラ7も上記と同様に回転可能に支持されている。フレーム50L,50Rには、図3に示すように、押圧部材8の軸8aを着脱するためのU字形状の溝53がそれぞれ形成されている。

0020

フレーム50Lは幅方向Y(クリーニングウェブ5の幅方向でもある)の一端部である図における左端部のフレームを示し、フレーム50Rは幅方向Yの他端部である図における右端部のフレームを示している。尚、後述する図8にその一部を示すように、フレーム50L,50Rは連結フレーム50Cによって連結されている。フレーム50L,50R及びフレーム50Cは、板金によって一体的に形成されていて、必要な剛性強度が確保されている。
図6(a)に示すように、フレーム50Lの下部には凸部としての凸形状部52が、フレーム50Rの下部には幅方向Yに貫通した穴51が、それぞれ形成されている。

0021

板バネ部材9は、金属製の弾性部材である所定の厚さのステンレススチール薄板で形成されている。板バネ部材9は、図4に示すように組み付け前の単体においては、保持フレーム60に固定される固定面9aが、交換直後のウェブ保持部材6の外周面(この場合、ウェブ保持部材6の外周径が最大である)上のクリーニングウェブ5に圧接する圧接面9bに対して、約48度の鋭角の角度θをなすよう折り曲げ形成されている。

0022

板バネ部材9は、図5に示すように、組み付け時にはウェブ保持部材6の外周面上のクリーニングウェブ5に圧接することにより反力が発生しており、クリーニングウェブ5の寄りシワ発生に対して最も効果的に作用するようになっている。
尚、前記した最大の効果を望まなくてもよいのであれば、図2において、ウェブ保持部材6と押圧部材8との間のウェブ保持部材6寄りのクリーニングウェブ5に圧接するように、板バネ部材9を配置してもよい。

0023

一方、板バネ部材9は、ウェブ保持部材6の外周面上のクリーニングウェブ5に圧接するよう配置されていることで、クリーニングウェブの交換時における板バネ部材9の組み付け時には上記鋭角の角度θが大きくなるように、換言すれば板バネ部材9の曲げ部が強制的に押し開かれるような力を受ける。これにより、板バネ部材9の圧接力がより大きく作用することによる反力で板バネ部材9を保持することが大変困難となり、特に外周径が最大である新規なウェブ保持部材6に交換するときの板バネ部材9の組み付けにくさとなっていた。

0024

実施形態1では、ウェブ保持部材6の外周面上のクリーニングウェブ5が使用されるに従い外周径が最小径になった場合でも、板バネ部材9は最小径になったウェブ保持部材6上のクリーニングウェブ5に圧接するように形状等が構成されている。9cは、板バネ部材9がクリーニングウェブ5に圧接する際にクリーニングウェブ5を引っ掛かるのを防止する折り返しである。

0025

図3に示すように、板バネ部材9は、主従の基準ピン及び保持フレーム60の基準面に対して面接触する固定面9aによって3次元方向に位置決めされた状態で、ネジ70を介して保持フレーム60の4箇所に締結・固定される。保持フレーム60は、板金で形成されていて、適宜の曲げが形成されていて必要な剛性が確保されている。
図3図5に示すように、保持フレーム60の図において左右端部には切欠きが形成されていて、板バネ部材9のバネ弾性による圧接力が上記したようにクリーニングウェブ5に掛かるようになっている。

0026

図6(a)に示すように、保持フレーム60の図において左端部には、フレーム50Lの凸形状部52と係合可能な段付き角穴62が形成されている。保持フレーム60の図において右端部には、ネジ挿通用の穴63が形成されているとともに、フレーム50Rの穴51に挿通可能な棒状部材としてのピン61が幅方向Yの外側に突出して形成されている。

0027

上記のとおり、フレーム50Lの凸形状部52、保持フレーム60の角穴62、フレーム50Rの穴51、保持フレーム60のピン61は、本発明の一時保持手段を構成している。一時保持手段は、クリーニングウェブ5の交換時における保持フレーム60を介しての板バネ部材9の組み付け時に、板バネ部材9がクリーニングウェブ5に圧接した状態で板バネ部材9をフレーム50L,50Rに一時的に保持する機能である。

0028

一時保持手段の動作を説明する。図6(a)に示す右側において、保持フレーム60のピン61をフレーム50Rの穴51に差し込み、図6(a)に示す左側において、保持フレーム60の角穴62にフレーム50Lの凸形状部52を引っ掛ける。
上記により、図3図5に示すように、外周径が最大である新規なウェブ保持部材6に交換するとき、板バネ部材9の大きな圧接力がウェブ保持部材6上のクリーニングウェブ5に掛かることによる反力が常に保持フレーム60に働いても、保持フレーム60が飛び出すことができない状態となり、この状態で板バネ部材9を一時的にフレーム50L,50Rに保持できる。

0029

図6(a)の保持フレーム60を介しての板バネ部材9の一時保持状態から、図6(b)に示すように、保持フレーム60を幅方向Yaに所定量だけ移動・スライドすると、板バネ部材9の圧接力の影響である反力を受けずに、保持フレーム60を介しての板バネ部材9をフレーム50L,50Rに組み付けることが可能な組み付け可能状態となる。
この際、フレーム50Lの凸形状部52が、保持フレーム60における角穴62の段付き上部角穴62aの部分に係止された状態となる。これにより、板バネ部材9の圧接力の影響を受けずに、保持フレーム60を介しての板バネ部材9をフレーム50L,50Rに組み付けることが可能となる。

0030

保持フレーム60を介して板バネ部材9をフレーム50L,50Rに組み付けることが可能となった図6(b)の状態において、図7(a)に示すように、保持フレーム60の図において左端部をネジ70で、保持フレーム60の図において右端部をネジ70で、フレーム50L,50Rにそれぞれ締結固定することで、組み付け完了状態となる。
組み付け完了状態では、図7(b)に示すように、保持フレーム60の図において左端部は、フレーム50Lの主従の基準ピン及びフレーム50Lの基準面に対して面接触する保持フレーム60の面によって3次元方向に位置決めされた状態で、保持フレーム60がフレーム50Lにネジ70を介して締結・固定される。

0031

以上述べたように、実施形態1によれば、クリーニングウェブの交換時における板バネ部材の組み付け時に、上記一時保持手段によって板バネ部材を一時的に保持できることで、クリーニングウェブ交換時の作業性を向上できる。さらには、サービス担当者の作業時間を短縮して、サービス担当者の作業コストを低減できる。

0032

図2に示したクリーニング機構10X2の押圧部材8は、スプリングにより定着部材2に押し当てられており、クリーニングウェブユニットの構成内部に、押圧部材8とスプリングを押し込む構成が大半となっている。そのため、クリーニングウェブ交換時や押圧部材を交換する際に、押圧部材8の交換をしにくい問題があった。

0033

図3図8を用いて、クリーニングウェブユニット10に含まれている押圧部材8の取り外しが容易な着脱機構について説明する。
図3に示すように、フレーム50Lには、押圧部材8の軸8aの一端部を保持する保持部材65Lがネジ66を介して締結固定されている。また、図8に示すように、フレーム50Rには、押圧部材8の軸8aの他端部を保持する保持部材65Rがネジ66を介して締結固定されている。

0034

保持部材65Lの内部には、押圧部材8の軸8aの一端部を回転可能に支持する軸受67と、定着部材に対して押圧部材8を押し付ける向きに軸受67を付勢する圧縮バネ68とが収納されている。また、保持部材65Rの内部にも、押圧部材8の軸8aの他端部を回転可能に支持する軸受67と、定着部材に対して押圧部材8を押し付ける向きに軸受67を付勢する圧縮バネ68とが収納されている。軸受67は、各保持部材65L,65Rの内側に対向して形成されている凹部状の溝に、軸受67の両側に形成された凸状部が係合することで、圧縮バネ68の付勢力を介して進退自在に支持されている。
また、押圧部材8の軸8aの一端部及び他端部は段付き状に形成されていて、軸受67は押圧部材8の軸8aの一端部及び他端部の上記段付き小径部を回転可能に支持している。

0035

図3に示すように、保持部材65Lは、フレーム50Lに配設された主従の基準ピン及び保持部材65Lを固定する基準面によって3次元方向に位置決めされた状態で、ネジ66によってフレーム50Lに締結・固定される。同様に、図8に示すように、保持部材65Rは、フレーム50Rに配設された主従の基準ピン及び保持部材65Rを固定する基準面によって3次元方向に位置決めされた状態で、ネジ66によってフレーム50Rに締結・固定される。

0036

上記したとおり、押圧部材8の一端部の軸8aを保持する保持部材65Lと、押圧部材8の他端部の軸8aを保持する保持部材65Rとは、それぞれ独立して設けられている。即ち、保持部材65Lと保持部材65Rとは、押圧部材8の幅方向Yの中央線に関して線対称に設けられている。
保持部材65L,65Rの何れか一方、例えばフレーム50Lに固定されている保持部材65Lのネジ66を取り外すことにより、フレーム50Lから保持部材65Lを取り外すことができる。そして、フレーム50Lに形成されているU字形状の切欠き溝53から押圧部材8の一端部の軸8aを図3における左上側に引き抜くことにより、フレーム50Rに固定されている保持部材65Rから押圧部材8の他端部の軸8aを容易に取り外すことができる。上記したとは逆に、フレーム50Rから保持部材65Rを取り外す場合も、同様にして、フレーム50Lに固定されている保持部材65Lから押圧部材8の一端部の軸8aを容易に取り外すことができる。

0037

以上述べたように、実施形態1によれば、押圧部材8の一端部の軸8a及び他端部の軸8aを保持固定している保持部材65L、65Rが独立して配設されていることで、押圧部材8の交換作業性を向上でき、サービス担当者の作業時間を短縮し、サービス担当者の作業コストを低減できる。

0038

図9は、本発明を適用する定着装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。図9において、読み取りユニット12は、圧板上に置かれた原稿スキャンするために設けられており、原稿を載置するコンタクトガラス20と光学走査系とで構成されている。光学走査系は、露光ランプ13、第1ミラー14、第2ミラー17、第3ミラー18、レンズ15、CCDイメージセンサ16等で構成されている。CCDイメージセンサ16によって原稿画像が読み取られ、電気信号に変換されて処理される。

0039

シート原稿を自動的に読み取るためのシート原稿自動読み取り装置Aにおいて、原稿台Bに置かれた原稿は給送ローラCによって原稿読み取りセンサGの位置に送り込まれる。原稿はそのまま一定の速度で原稿読み取りセンサGを通過し、このとき原稿の表面側の画像が原稿読み取りセンサGによって読み取られる。読み取られた画像データは画像処理(各種補正圧縮等)を行った後に順次画像メモリに蓄えられる。

0040

書き込みユニット49は、レーザ出力ユニット19、結像レンズ21、ミラー22で構成されている。書き込みユニット49では、書き込みユニット49から出力されるレーザ光が画像作像系感光体30に照射される。

0041

感光体30に作像された画像を印刷する手順は、おおよそ以下の通りである。
第1トレイ23、第2トレイ24、第3トレイ25に積載された用紙は、各々第1給紙装置26、第2給紙装置27、第3給紙装置28によって給紙され、縦搬送ユニット29によって感光体30の手前位置まで搬送される。

0042

画像メモリ上の画像データは書き込みユニット49からのレーザ光によって感光体30上に書き込まれ、現像ユニット35を通過することによってトナー像が形成される。
用紙はトナー像の移動に合わせて感光体30の回転と等速搬送ベルト31によって搬送されながら、感光体30上のトナー像が転写される。その後、定着装置1にて画像を定着させ、排紙ユニット32によって排紙トレイ33に排出される。

0043

両面に画像を作像する場合は、給紙トレイ23〜25から給紙され、かつ作像された用紙を反転経路切り換え爪切り換える。これにより用紙を排紙トレイ33側に導かないで、両面入口搬送路38に搬送し、両面搬送ユニット36内に設けてある反転ユニット37に導き、スイッチバック搬送路41にいったん収納される。戻し搬送手段により逆方向(再給紙方向)に繰り出され、反転排紙切り換え爪により下方に導かれ反転し、その下方に設けられた両面中間搬送路43に送られる。そして、駆動源に接続された中間搬送手段40、両面出口搬送手段42により、再度、縦搬送ユニット29に送られて、裏面に画像を印刷された後に排紙される。

0044

また、用紙を反転して排出する場合、上記反転ユニット37でスイッチバック反転した用紙を排紙反転切り換え爪により、両面中間搬送路43を通さずに反転排紙搬送路39に送り出して、再び排紙ユニット32に戻し本体外に排出する。

0045

本体から排紙される用紙は排紙先切り換え爪により本体の排紙トレイ33、フィニッシャ44のどちらかに排紙される。フィニッシャ44に排紙された用紙はパンチ穴処理をするためのパンチユニット48を通り、ステープル処理をするために、いったんスタックトレイ45にスタックされる。
すべての用紙がスタックトレイに溜められた後、この用紙束ステープラユニット46により綴じられて排出トレイ47に排出される。

0046

以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。

0047

尚、上記実施形態1に係るクリーニングウェブユニット10を具備した定着装置は、定着ローラと加圧ローラを備えた熱ローラ式の定着装置であったが、他の形式の定着装置、例えば図9に示した定着ベルトを用いるベルト定着装置などにも適用可能である。クリーニングウェブ手段(機構・装置)によって清掃される部材は、定着部材である定着ローラに限らず、加圧部材である加圧ローラ等、あるいは定着ローラと加圧ローラとの両方であってもよい。

0048

本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。

0049

1定着装置
2定着部材
2a 加熱部(加熱手段の一例)
3加圧部材
5クリーニングウェブ
6ウェブ保持部材
7巻き取りローラ(巻取部材の一例)
8押圧部材
9板バネ部材(圧接部材の一例)
10クリーニングウェブユニット
50L,50Rフレーム(装置本体の一例)
51 穴(一次保持手段の構成要素)
52 凸形状部(凸部、一次保持手段の構成要素)
53切欠き溝
60保持フレーム(圧接保持部材の一例)
61ピン(一次保持手段の構成要素)
62角穴(一次保持手段の構成要素)
65L,65R 保持部材
66ネジ
67軸受
68圧縮バネ
70 ネジ
Xウェブ巻き取り方向
Y幅方向、長手方向

先行技術

0050

特開2012−042546号公報

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