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技術 画像形成装置

出願人 キヤノン株式会社
発明者 菅野高士
出願日 2016年6月29日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-129079
公開日 2018年1月11日 (2年11ヶ月経過) 公開番号 2018-004823
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における制御・管理・保安 付属装置、全体制御
主要キーワード ロック解除指示 引き出しユニット 蓋ロック装置 着脱ユニット ロック条件 蓋ロック ロック指示 ロックセンサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

着脱ユニットの取り外しが不要な状況でのジョブ途中終了を回避して、ダウンタイムを削減する。

解決手段

装置本体110内の搬送経路引き出しユニット92内の搬送経路とを跨ぐ位置でシートPが停止する跨りジャムが発生すると、CPU501は、ロックユニットLUへロック指示を出し、ジャム処理が完了するとロック解除指示を出す。その後、ロックユニットLUのロック解除されていない場合は、ロックユニットLUについて故障判定とし、故障情報を記憶させるが、ジョブは再開させる。その後、前扉91を開けないとジャム処理ができないジャム、すなわち跨りジャムでないジャムが引き出しユニット92内で発生した場合に、故障情報が記憶されているときは、ロックエラー報知してジョブを途中終了させる。

概要

背景

従来、搬送されるシート(用紙)に画像形成を行う画像形成装置では、シートの重送や搬送不良等によって装置内の搬送経路にシートが滞留する、いわゆるジャムが発生することがある。そのため、通常、画像形成装置は、ジャムにより搬送経路に残ったシートを取り除くために装置本体からシートを取り除くジャム処理を行えるように構成されている。

特許文献1の装置は、装置本体に対して引き出し可能に構成された引き出しユニットを装置本体にロックする機構を設けている。そして特許文献1の装置は、装置本体側の搬送経路と引き出しユニット側の搬送経路との間でシートが跨っているか否かを検知し、跨りが検知されると引き出しユニットを装置本体から引き出せないようにロックする。そして、ジャム処理が完了してからロックが解除される。また、特許文献2は、機器の動作を制御する制御装置と機器本体に設けた開口部を開閉する蓋を備えた機器が所定の動作をするときに、蓋を開閉できないようロックする蓋ロック装置を開示している。特許文献2は、蓋のロックを解除できない場合に蓋ロックエラーと判断する。

概要

着脱ユニットの取り外しが不要な状況でのジョブ途中終了を回避して、ダウンタイムを削減する。装置本体110内の搬送経路と引き出しユニット92内の搬送経路とを跨ぐ位置でシートPが停止する跨りジャムが発生すると、CPU501は、ロックユニットLUへロック指示を出し、ジャム処理が完了するとロック解除指示を出す。その後、ロックユニットLUのロックが解除されていない場合は、ロックユニットLUについて故障判定とし、故障情報を記憶させるが、ジョブは再開させる。その後、前扉91を開けないとジャム処理ができないジャム、すなわち跨りジャムでないジャムが引き出しユニット92内で発生した場合に、故障情報が記憶されているときは、ロックエラーを報知してジョブを途中終了させる。

目的

本発明の目的は、着脱ユニットの取り外しが不要な状況でのジョブの途中終了を回避して、ダウンタイムを削減することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ジョブの処理のために、シートを、搬送経路を搬送する搬送手段と、装置本体から引き出し可能な引き出しユニットと、前記引き出しユニットの引き出しを禁止するロック状態と引き出しを可能とするロック解除状態とに状態が切り替わることが可能なロック部と、前記搬送経路で発生した前記シートのジャムの発生位置を検知する検知手段と、前記ロック部の状態を検出する検出手段と、ジャム処理のために前記引き出しユニットの引き出しを必要とする所定範囲に該当しない位置でのジャムの発生が前記検知手段により検知された場合は、前記検出手段により前記ロック部のロック解除状態が検出されなくても、ジャムにより停止した前記ジョブを途中終了させることなくジャム処理の完了後に再開する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置

請求項2

前記所定範囲に該当しない位置でのジャムの発生が検知され且つ、前記ロック部のロック解除状態が検出されなかった場合に、前記ロック部が故障している旨の情報を記憶する記憶部を有し、前記制御手段は、前記所定範囲に該当する位置でのジャムの発生が検知された場合に、前記ロック部が故障している旨の情報が前記記憶部に記憶されているときは、ジャム処理を待たずに前記ジョブを途中終了させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記制御手段は、前記所定範囲に該当する位置でのジャムの発生が検知された場合に、前記ロック部が故障している旨の情報が前記記憶部に記憶されていないときは、ジャム処理の完了後に前記ロック部のロック解除状態が検出されないと前記ジョブを途中終了させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記制御手段は、前記所定範囲に該当する位置でのジャムの発生が検知された場合に、前記ロック部が故障している旨の情報が前記記憶部に記憶されていないときは、ジャム処理の完了後に前記ロック部のロック解除状態が検出されると前記ジョブを再開することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。

請求項5

前記制御手段は、前記ジョブを途中終了させる際には、前記ロック部が故障している旨を報知することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項6

前記検出手段は、ジャム処理の完了後に前記ロック部の状態を検出することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項7

前記制御手段は、前記装置本体内の搬送経路と前記引き出しユニット内の搬送経路とを跨ぐ位置でのジャムの発生が検知された場合に、前記ロック部に対しロック状態とする指示を出し、その後、ジャム処理が完了すると、前記ロック部に対しロック解除状態とする指示を出すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。

請求項8

前記所定範囲は、前記シートが、前記装置本体内の搬送経路と前記引き出しユニット内の搬送経路とを跨ぐことなく前記引き出しユニット内で停止する範囲であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、搬送されるシート画像形成を行う画像形成装置に関する。

背景技術

0002

従来、搬送されるシート(用紙)に画像形成を行う画像形成装置では、シートの重送や搬送不良等によって装置内の搬送経路にシートが滞留する、いわゆるジャムが発生することがある。そのため、通常、画像形成装置は、ジャムにより搬送経路に残ったシートを取り除くために装置本体からシートを取り除くジャム処理を行えるように構成されている。

0003

特許文献1の装置は、装置本体に対して引き出し可能に構成された引き出しユニットを装置本体にロックする機構を設けている。そして特許文献1の装置は、装置本体側の搬送経路と引き出しユニット側の搬送経路との間でシートが跨っているか否かを検知し、跨りが検知されると引き出しユニットを装置本体から引き出せないようにロックする。そして、ジャム処理が完了してからロックが解除される。また、特許文献2は、機器の動作を制御する制御装置と機器本体に設けた開口部を開閉する蓋を備えた機器が所定の動作をするときに、蓋を開閉できないようロックする蓋ロック装置を開示している。特許文献2は、蓋のロックを解除できない場合に蓋ロックエラーと判断する。

先行技術

0004

特開2014−134753号公報
特許第4500368号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の装置で、ロックを解除するよう制御したにもかかわらず、ロック機構故障等によってロックが解除されなかった場合に、仮に特許文献2のようにエラーと判定したとすると、ジョブが途中で終了することになる。これによると、引き出しユニットを引き出す必要のないときにまで、ロック部の故障を理由にジョブが途中終了し、再開できない場合が生じる。

0006

すなわち、引き出しユニットよりも上流側の位置や下流側の位置でジャムが発生した場合は、ジャム処理のために引き出しユニットを引き出す必要がない。この場合、仮にロック機構が故障していたとしても、ジャム処理が完了すれば画像形成自体は実行可能である。それなのに一律にエラー扱いとしてジョブを途中終了したとすると、余計なダウンタイムが生じ、ユーザの利便性が損なわれることになる。

0007

本発明の目的は、着脱ユニットの取り外しが不要な状況でのジョブの途中終了を回避して、ダウンタイムを削減することである。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために本発明は、ジョブの処理のために、シートを、搬送経路を搬送する搬送手段と、装置本体から引き出し可能な引き出しユニットと、前記引き出しユニットの引き出しを禁止するロック状態と引き出しを可能とするロック解除状態とに状態が切り替わることが可能なロック部と、前記搬送経路で発生した前記シートのジャムの発生位置を検知する検知手段と、前記ロック部の状態を検出する検出手段と、ジャム処理のために前記引き出しユニットの引き出しを必要とする所定範囲に該当しない位置でのジャムの発生が前記検知手段により検知された場合は、前記検出手段により前記ロック部のロック解除状態が検出されなくても、ジャムにより停止した前記ジョブを途中終了させることなくジャム処理の完了後に再開する制御手段と、を有することを特徴とする。

発明の効果

0009

本発明によれば、着脱ユニットの取り外しが不要な状況でのジョブの途中終了を回避して、ダウンタイムを削減することができる。

図面の簡単な説明

0010

画像形成装置の概略断面図である。
画像形成装置の斜視図である。
ロック解除状態、ロック状態にあるロックユニットの側面図である。
画像形成装置の制御機構ブロック図である。
ロック条件表を示す図である。
跨りジャム発生時の画像形成装置の概略断面図である。
ユニット内ジャム発生時の画像形成装置の概略断面図である。
跨りジャム発生時の画像形成装置の概略断面図である。
プリントジョブ処理フローチャートである。
ジャム対応処理のフローチャートである。

実施例

0011

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0012

図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。この画像形成装置は、複数の画像形成部10(10a、10b、10c、10d)を並列に配し、且つ中間転写方式を採用したカラー電子写真装置である。この画像形成装置は、原稿画像を読み取る原稿読み取り部200と、転写材であるシートに画像を印字するプリンタ部100とを有する。プリンタ部100は、4つ並設された画像形成部10のほか、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40、及び制御ユニット500(図4に図示)を有する。

0013

各画像形成部10a、10b、10c、10dはそれぞれ、ブラックシアンマゼンダイエローの色の画像を形成するためのステーションである。各画像形成部10の構成要素は共通であるので、以降、画像形成部10ごとに各構成要素を区別しないときは同じ符号を用い、区別するときは符号の後にa、b、c、dを付す。

0014

各画像形成部10において、円筒形状の電子写真感光体である感光体ドラム11(11a、11b、11c、11d)が回転自在に軸支され、図1の反時計方向回転駆動される。各感光体ドラム11の外周面に対向して、各々の回転方向に、一次帯電器12(12a、12b、12c、12d)、光学系13(13a、13b、13c、13d)が配置されている。さらに、折り返しミラー16(16a、16b、16c、16d)、現像装置14(14a、14b、14c、14d)及びクリーニング装置15(15a、15b、15c、15d)が配置されている。中間転写ユニット30は、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト31を含む。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、テンションローラ33及び対向ローラ34に掛け渡して支持され、駆動ローラ32に駆動されて所定のプロセススピードで矢印B方向に回転する。

0015

一次帯電器12は、感光体ドラム11の表面に均一な帯電量の電荷を与える。原稿読み取り部200からの画像信号に応じて変調された信号に基づき、光学系13から発光されたレーザビームが折り返しミラー16a〜16dを介して感光体ドラム11上に露光されることによって静電潜像が形成される。4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14、及び各現像装置14に設けられた現像スリーブ現像高圧印加することによって静電潜像が顕像化される。さらに、感光体ドラム11に顕像化された可視画像は、高電圧が印加された一次転写帯電器35(35a、35c、35b、35a)によって、画像転写領域Ta、Tc、Tb、Taにおいて、中間転写ベルト31上に転写される。画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdで中間転写ベルト31に転写されずに感光体ドラム11上に残されたトナーは、クリーニング装置15により掻き落とされる。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。

0016

中間転写ベルト31において、対向ローラ34と二次転写ローラ36とで形成される二次転写領域Teの下流には、クリーニング装置50が配置される。クリーニング装置50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレード51と、回収トナーを収納する回収トナーボックス52とを備えている。給紙ユニット20は、転写材であるシートPを収納するカセット21a、21b及び手差しトレイ27を備える。ピックアップローラ22a、22b、26はそれぞれ、カセット21a、21b、手差しトレイ27からシートPを一枚ずつ送り出す。ジョブの投入により画像形成動作開始信号が発せられると、ピックアップローラ22a、22b、26のいずれかから送り出されたシートPは、給紙ローラ対23及び給紙ガイド24によって搬送される。レジストローラ25a、25bは、各画像形成部10でのシートPへの画像の転写タイミングに合わせてシートPを二次転写領域Teへ送り出す。

0017

定着ユニット40は、内部にハロゲンヒータ等の熱源を備えた定着ローラ41aと、定着ローラ41aに加圧される加圧ローラ41bとを有する。加圧ローラ41bも熱源を備えていてもよい。画像形成装置はさらに、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとのローラ対で形成されるニップ部へシートPを導く搬送ガイド43、上記ローラ対から排出されたシートPを装置外部に導き出す内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45等を備える。

0018

シートPが二次転写領域Teに進入し、中間転写ベルト31に接触すると、シートPの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧が印加される。これにより、中間転写ベルト31上の4色のトナー画像がシートPの表面に転写される。その後、シートPは搬送ガイド43によって定着ローラニップ部まで案内される。そして、定着ローラ41aと加圧ローラ41bの熱及び圧力によってトナー画像がシートPの表面に定着される。その後、シートPは内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45により搬送され、機外に排出される。

0019

本画像形成装置内のシートPの搬送経路は、カセット21a、21bまたは手差しトレイ27から内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45までの経路であり、主として給紙ガイド24及び搬送ガイド43により形成される。画像形成装置は、装置本体110に対して着脱可能な着脱ユニットとして引き出しユニット92を備える。引き出しユニット92は、装置本体110に対して図1紙面に直交する方向へ引き出し及び押し込み収納が可能に構成される。装置本体内の搬送経路と引き出しユニット内の搬送経路とが連通して、全体としての搬送経路が形成される。引き出しユニット92には、図1破線で示すように、レジストローラ25a、25bのやや上流側の位置から内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45のやや上流側の位置までの範囲が含まれる。引き出しユニット92は、レジストローラ25a、25b、二次転写ローラ36、定着ユニット40を含むが、対向ローラ34を含まない。なお、主として、給紙ローラ対23、給紙ガイド24、搬送ガイド43、レジストローラ25a、25b、内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45が、シートPを、搬送経路上を搬送する搬送手段としての役割を果たす。

0020

搬送経路には、第1〜第10センサとしてセンサS1〜S10が配置される。第1センサS1、第2センサS2はそれぞれ、カセット21b、21aに隣接する給紙ローラ対23の下流に配置された給紙センサである。第3センサS3、第4センサS4は、給紙ガイド24に配置された縦パスセンサである。第4センサS4は特に、カセット21b、21aから給紙されたシートPが合流した後に通過する搬送経路に位置する。第5センサS5は、レジストローラ25a、25bの上流に配置されたレジストセンサである。第6センサS6は、二次転写ローラ36の下流に配置される。第7センサS7は、定着ユニット40の上流で定着ユニット40の入り口付近に配置される。第8センサS8は、定着ユニット40内で出口付近に配置される。第9センサS9は、定着ユニット40と内排紙ローラ44及び外排紙ローラ45との間に配置される。第10センサS10は、手差しトレイ27と給紙ローラ対23との間に配置される。

0021

センサS5〜S8は引き出しユニット92内の搬送経路上に位置する。第4センサS4と第5センサS5との間に、引き出しユニット92内の搬送経路と装置本体110内の搬送経路との境がある。また、第8センサS8と第9センサS9との間に、引き出しユニット92内の搬送経路と装置本体110内の搬送経路との境がある。

0022

図2(a)、(b)、(c)は、画像形成装置の斜視図である。画像形成装置の装置本体110の上部には表示部112が配設される。装置本体110の前側には、それぞれ回動操作される前扉91及び右下扉93が備えられている。前扉91を開くと装置内部にアクセスすることができ、引き出しユニット92を引き出し可能となっている(図2(b))。詳細は後述するが、プリントジョブの処理の過程で引き出しユニット92内でジャムが発生した場合は、ユーザは、前扉91を開き、引き出しユニット92を引き出してジャム紙を取り除くジャム処理を行える。装置本体110には、閉じられた前扉91の自由端部に対応する位置に、ロック部としてのロックユニットLUが配設される。ロックユニットLUは、引き出しユニット92の引き出しを禁止するロック状態と引き出しを可能とするロック解除状態とに状態が切り替わることが可能である。すなわち、ロック状態では前扉91がロックユニットLUによってロックされており、前扉91を開操作できず、従って、引き出しユニット92を引き出すこともできない。一方、給紙ガイド24においてジャムが発生した場合には、ユーザは、右下扉93を開けてジャム紙を取り除くことが可能である(図2(c))。

0023

図3(a)、(b)はそれぞれ、ロック解除状態、ロック状態にあるロックユニットLUの側面図である。前扉91には、閉められた状態でロックがかけられるように、回動中心から長手方向の反対側の部分(自由端部)にフック形状係止部材102が設けられている。ロックユニットLU内には、係止部材102と対向する位置に、回動軸105を中心に回動可能なラッチ部材103が設けられている。ロックユニットLU内には、ロックユニットLUの状態を検出する検出手段としてロックセンサ104が設けられている。ラッチ部材103はソレノイドSLにより回動駆動される。ラッチ部材103の先端部が係止部材102に係合し得る位置にあるとロックユニットLUはロック状態となる(図3(b))。ラッチ部材103の先端部が係止部材102から逃げて係合し得ない位置にあるとロックユニットLUはロック解除状態となる(図3(a))。ロックセンサ104は、ロックユニットLUがロック状態かロック解除状態かを検出する。ロックユニットLUがロック解除状態となると、ユーザは前扉91を開けることが可能となるが、ロック状態となると開けることができない。

0024

図4は、画像形成装置の制御機構のブロック図である。制御ユニット500は、CPU501、ASIC502及びバックアップRAM520を有する。CPU501はASIC502と、通信確立した上で信号の送受信を行う。CPU501は、装置全体の各種モータや各種センサを制御するために各種命令を実行する中央演算処理部である。CPU501はその内部にROMやRAMといった記憶メモリを内蔵しており(図示せず)、ROMに予め記憶されたプログラムに基づいて各種命令を実行する。バックアップRAM520は、画像形成装置の電源が停止した状態でも記憶を保持できる電池を有する記憶メモリである。各種センサには、上述した第1センサS1〜第10センサS10、ロックセンサ104のほかに、第1開閉センサS11、第2開閉センサS12がある。第1開閉センサS11は、前扉91の開閉状態を検出する。第2開閉センサS12は右下扉93の開閉状態を検出する。

0025

ASIC502は、高集積回路であり、各種モータを駆動するモータ駆動部へ出力する制御信号を生成したり、各種センサの出力信号を取り込んで高速に演算処理したりする機能を有する。CPU501は、ASIC502によるモータ駆動部への制御信号の出力と、各種センサからASIC502へ取り込まれる出力信号とによって、シート搬送を制御する。CPU501はまた、ASIC502を介して、ロックユニットLUのソレノイドSLに対してロック指示またはロック解除指示を示す信号を出力する。

0026

次に、図5図8で、シートのジャムの態様とロック条件とについて説明する。図5は、ロック条件表を示す図である。図6図8は、ジャム発生時の画像形成装置の概略断面図である。なお、第1センサS1〜第10センサS10は、搬送経路で発生したシートPのジャムの発生位置を検知する検知手段としての役割を果たす。例えば、センサS1〜S10が、それぞれ予め決められた時間内にシートPの通過を検知しないとき、CPU501は、ジャムが発生したと検知する。ジャムがどの箇所で発生したかは、「紙有り」の信号を出力しているセンサSによって判明する。なお、センサS1〜S10は、ジャムの発生位置を検知できればよく、構成は問わない。

0027

ジョブ処理中において、搬送経路のあらゆる箇所でシートPのジャムは発生し得る。例えば、図6に示すように、引き出しユニット92の上流側の端部を含む位置であって、装置本体110内の搬送経路と引き出しユニット92内の搬送経路とを跨ぐ位置でシートPが停止するようなジャムが発生し得る。このようなジャムの発生は、第4センサS4と第5センサS5の双方が「紙有り」の信号を出力していることで検知される。また、図8に示すように、引き出しユニット92の下流側の端部を含む位置であって、装置本体110内の搬送経路と引き出しユニット92内の搬送経路とを跨ぐ位置でシートPが停止するようなジャムが発生し得る。このようなジャムの発生は、第8センサS8と第9センサS9の双方が「紙有り」の信号を出力していることで検知される。

0028

一方、図7に示すように、シートPが、「所定範囲」で停止、すなわち、装置本体110内の搬送経路と引き出しユニット92内の搬送経路とを跨ぐことなく引き出しユニット92内でシートPが停止するようなジャムが発生し得る。このようなジャムの発生は、センサS5〜S8の少なくともいずれかが紙有りの信号を出力しているが、それ以外のセンサS(少なくともセンサS4、S9)が「紙有り」の信号を出力していない場合に検知される。この所定範囲でのジャムが発生した場合は、前扉91を開けないとジャム処理できない。

0029

以降、図6図8に示す態様のジャムを「跨りジャム」と略称することもある。ロックユニットLUをロックすることを、前扉91をロックすると表現することもある。図6に示すような跨りジャムやそれよりも上流側で発生するジャムに対しては、右下扉93を開けてジャム処理を行えるので、引き出しユニット92を引き出す必要はない。また、図8に示すような跨りジャムに対しては、排紙口側からジャム処理を行えるので、引き出しユニット92を引き出す必要はない。

0030

跨りジャムの場合に、仮に前扉91をロックしないとすると、ユーザは引き出しユニット92を引き出してしまい、引き出しユニット92を引き出す際にシートPが破損し、シートPの除去が困難になるおそれがある。そのため、跨りジャムの場合には前扉91をロックするのが適切である。図8に示すように、ジャム発生時に、センサS4、S5が共に紙有りの信号を出力している場合か、またはセンサS8、S9が共に紙有りの信号を出力している場合には、ロック状態とするロック条件が成立する。ロック条件が成立すると、CPU501は、ASIC502を介してロックユニットLUへロック指示を出す。その後、ジャム処理が適切に完了し、第4センサS4または第8センサS8がオフ(紙有りの信号を出力しない)に切り替わることによってロック条件が不成立になると、CPU501は、ASIC502を介してロックユニットLUへロック解除指示を出す。ロック指示、ロック解除指示に従って、ソレノイドSLがラッチ部材103をそれぞれロックの方向、ロック解除の方向へ駆動する。

0031

図9は、プリントジョブ処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、CPU501が備えるROM等の記憶部に格納されたプログラムをCPU501が読み出して実行することにより実現される。この処理はプリントジョブが投入されると開始される。図9の処理において、CPU501は、本発明における制御手段に該当する。

0032

ジョブ処理のためにシートPは搬送経路を搬送される。まず、CPU501は、センサS1〜S10の出力に基づいて、搬送経路においてジャムが発生したか否かを判別する(ステップS101)。その判別の結果、ジャムが発生していない場合は、CPU501は、処理をステップS114に進め、プリントジョブが終了したか否かを判別する。そしてCPU501は、プリントジョブが終了していない場合は、処理をステップS101に戻す一方、プリントジョブが終了すると、プリントジョブ終了処理を実行して(ステップS115)、図9の処理を終了させる。ステップS101の判別の結果、ジャムが発生した場合は、CPU501は、プリントジョブを一旦停止(シート搬送も停止)させると共に、表示部112(図2)にジャムが発生した旨を表示させる(ステップS102)。

0033

次に、ステップS103では、CPU501は、前扉91を開けないとジャム処理ができないか否かを判別する。具体的には、CPU501は、ジャムの発生位置が、ジャム処理のために引き出しユニット92の引き出しを必要とする所定範囲に該当する位置であるかどうかを判別する。上述したように、センサS1〜S10のうちS1〜S4の何れも紙有り信号を出力せず、センサS5〜S8のいずれかだけが紙有りの信号を出力している場合に、所定範囲でのジャムが発生して前扉91を開けないとジャム処理ができない状態であると判別される。その判別の結果、CPU501は、前扉91を開けなくてもジャム処理ができる場合は、跨りジャムや引き出しユニット92外でのジャムであるので、処理をステップS104に進める。一方、前扉91を開けないとジャム処理ができない場合は、装置本体110内の搬送経路と引き出しユニット92内の搬送経路とを跨ぐことなく引き出しユニット92内でシートPが停止するジャムが発生した場合である。従って、CPU501は、処理をステップS109に進める。ステップS104では、CPU501は、ジャム対応処理(図10)をサブルーチンとして実行する。

0034

図10は、ステップS104、S110で実行されるジャム対応処理のフローチャートである。まず、ステップS201では、CPU501は、跨りジャムが発生しているか否かを判別する。その判別の結果、跨りジャムが発生していない場合は、CPU501は、ジャム処理が完了するまで待つ(ステップS206)。ここで、紙有りの信号を出力していたセンサSが紙有りの信号を出力しなくなると、ジャム処理が完了したと判別される。ジャム処理が完了すると、CPU501は、表示部112によるジャム表示を解除し(ステップS207)、図10の処理を終了させる。

0035

ステップS201の判別の結果、跨りジャムが発生している場合は、ロック条件が成立しているので、CPU501は、ロックユニットLUへロック指示を出す(ステップS202)。これにより、前扉91は開けることができなくなり、引き出しユニット92が不用意に引き出されることが回避される。そしてCPU501は、ジャム処理が完了するまで待つ(ステップS203)。ここで、紙有りの信号を出力していたセンサSが紙有りの信号を出力しなくなると、ジャム処理が完了したと判別され、ロック条件も不成立となる。そこでCPU501は、表示部112によるジャム表示を解除し(ステップS204)、ロックユニットLUへロック解除指示を出す(ステップS205)。これにより、ロックユニットLUが正常に可動すれば前扉91を開けることが可能となる。その後、図10の処理が終了する。

0036

図9のステップS104の処理後、CPU501は、ロックユニットLUのロックが解除されているか否かを判別する(ステップS105)。ここで、ロックユニットLUのロックが解除されているか否かは、解除指示の有無ではなく、実際にロックユニットLUが解除状態となっているか否かであり、ロックセンサ104の検出結果から判別される。なお、ロックユニットLUは、プリントジョブが開始された時点では解除状態であり、プリントジョブの正常処理中(ジャム発生前)及び正常終了後も解除状態である。ステップS105の判別の結果、ロックユニットLUのロックが解除されている場合は、ロックユニットLUは正常に機能しているので、CPU501は、ロックユニットLUについて正常判定とし(ステップS108)、処理をステップS101に戻す。これにより、ステップS101からステップS114に進むことになり、CPU501は、停止していたジョブを再開するよう制御する。

0037

一方、ステップS105の判別の結果、ロックユニットLUのロックが解除されていない場合は、ロックユニットLUが故障していると判断できるので、CPU501は、ロックユニットLUについて故障判定とする(ステップS106)。そしてCPU501は、ロックユニットLUが故障している旨を示す故障情報を、バックアップRAM520に記憶させる(ステップS107)。ここでCPU501は、故障情報を記憶させておくが、エラー扱いとはせず、処理をステップS101に戻す。従って、ロックユニットLUは故障したままであるが、処理はステップS101からステップS114に進むことになり、CPU501は、停止していたジョブを再開するよう制御する。ロックユニットLUが故障していたとしても、引き出しユニット92を引き出す必要が生じない限り画像形成動作は可能であるので、無駄なダウンタイムを生じさせないようにしている。このように、前扉91を開けないとジャム処理ができないようなジャムが発生した場合は、ジャム処理後にロックユニットLUのロック解除状態が検出されなくても、ジャムにより停止したジョブは途中終了することなくジャム処理の完了後に再開される。

0038

なお、故障情報が記憶されると、特殊なモードにおいて表示部112または他の表示部にロックユニットLUが故障していることが表示される。装置本体110がエラー状態でなくても、この故障情報を入手したサービスマンはロックユニットLUを交換する等のメンテナンスを行える。

0039

ステップS109では、CPU501は、故障情報がバックアップRAM520に記憶されているか否かを判別する。その判別の結果、故障情報がバックアップRAM520に記憶されていない場合は、ステップS110で、ジャム対応処理(図10)を実行する。その後、CPU501は、ステップS105と同様に、ロックユニットLUのロックが解除されているか否かを判別する(ステップS111)。ステップS111の判別の結果、ロックユニットLUのロックが解除されている場合は、ロックユニットLUは正常に機能しているので、CPU501は、処理をステップS108に進める。一方、ロックユニットLUのロックが解除されていない場合は、ロックユニットLUが故障していると判断できるので、CPU501は、処理をステップS112に進める。

0040

一方、ステップS109の判別の結果、故障情報がバックアップRAM520に記憶されている場合は、CPU501は処理をステップS112に進める。ステップS112では、CPU501は、ロックユニットLUについて故障判定とする。ステップS109からステップS112へ移行した場合、CPU501は、ジャム対応処理(図10)を実行することなく、且つロックセンサ104の検出結果を参照することなく、ロックユニットLUが故障していると判定することが可能となる。従って、処理が迅速になる。その後、ステップS113では、CPU501は、ロックユニットLUが故障している旨を表示部112に表示させることでロックエラーを報知する。その後、CPU501は、図9の処理を終了させる。従って、停止していたジョブは途中終了となる。

0041

ここで、ロックエラーとなる状況の一例を具体例で説明する。先に実行されるプリントジョブ1とプリントジョブ1の後に実行されるプリントジョブ2の2つのプリントジョブが続けて実行されるとする。まずプリントジョブ1で跨りジャムが発生すると、処理は図9のステップS101→S102→S103→S104へと遷移する。ステップS104では、ステップS201〜S205が実行される。S205においてロックユニットLUへロック解除指示が出されているので、ロックユニットLUが正常に機能していれば、ロックユニットLUのロックは解除状態となる。ところが、ロックユニットLUが正常に機能していないとすると、ステップS105でロックユニットLUのロックが解除されていないと判別され、ロックユニットLUは故障判定とされて、故障情報が記憶される(S105→S106→S107)。この場合、ジョブは途中終了することなく再開され、その後、新たなジャム発生等の異常がない限り、ステップS101、S114の繰り返しを経てジョブが終了すると、図9の処理が終了する。

0042

次に、プリントジョブ2の処理が開始され、ジャム処理のために引き出しユニット92の引き出しを必要とする箇所でジャムが発生したとする。この場合、前扉91を開けないとジャム処理ができないので、処理はステップS101→S102→S103→S109と遷移する。既にプリントジョブ1において故障情報が記憶されているので、処理はステップS109→S112→S113と遷移する。

0043

本実施の形態によれば、引き出しユニット92の引き出しを必要としないようなジャムが発生した場合は、ロックユニットLUのロック解除状態が検出されなくても、ジャムにより停止したジョブは途中終了することなくジャム処理の完了後に再開される。これにより、引き出しユニット92の引き出しが不要な状況でのジョブの途中終了を回避して、ダウンタイムを削減することができる。

0044

また、ロックユニットLUのロック解除状態が検出されなかった場合に故障情報が記憶され、それ以降に、跨ぎジャムでないジャムが引き出しユニット92内で発生すると、故障情報に基づき直ちに故障判定がなされ、ロックエラーが報知される。これにより、ジャム処理を待たずにジョブを途中終了させることができ、処理が簡単で迅速となる。

0045

なお、引き出しユニット92の引き出しを禁止するロック状態とするために、本実施の形態では前扉91の開操作の禁止という構成を採用したがこれに限らない。すなわち、引き出しユニット92の引き出しができないようにロックすればよいので、引き出しユニット92自体の引き出し動作をロックする機構を引き出しユニット92との関係において設けてもよい。なお、装置本体110に対して着脱可能な着脱ユニットとして引き出しユニット92が例示された。しかし、引き出しという形態をとることは必須でなく、装置本体110から取り外しと装着とが可能で、装着すると装置本体110と着脱ユニットとで搬送経路が繋がる構成であればよい。

0046

なお、仮に、跨ぎジャムでないジャムが引き出しユニット92内で発生し、図10のステップS206に移行した直後にロックユニットLUが故障したとすると、ユーザは前扉91を開けられずジャム処理ができなくなってしまう。そこで例えば、所定時間が経過してもジャム処理が完了しない場合は、ロックユニットLUのロックが解除されているか否かを判別するようにしてもよい。そして、ロックが解除されていなかった場合は、ロックユニットLUの故障判定及びロックエラーの報知を実行すると共に、ジョブを途中終了させるようにしてもよい。

0047

以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。

0048

92引き出しユニット
104ロックセンサ
110 装置本体
501 CPU
LUロックユニット
S1〜S10 センサ

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