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技術 ジョイナー、Tバー及びシステム天井

出願人 パナソニックIPマネジメント株式会社
発明者 森脇和仁
出願日 2016年6月29日 (4年5ヶ月経過) 出願番号 2016-129372
公開日 2018年1月11日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2018-003364
状態 特許登録済
技術分野 天井構造 照明装置の支持、つり下げ、取り付け装置
主要キーワード 長尺板形状 引掛状態 かしめ工具 字金具 各挿入孔 対向片 細長板状 切り曲げ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2018年1月11日)のものです。
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図面 (6)

課題

施工性を向上させること。

解決手段

ジョイナー1は、第1のTバー2と第2のTバー3とを結合する。ジョイナー1は、状の引掛部15を有した対向部10と、第2のTバー3の一端部31を保持する保持部13と、対向部10から突出する突起部14と、を備える。対向部10は、引掛部15が第1のTバー2の頭部21に引っ掛かった引掛状態において、第1のTバー2の一側面220と対向する。保持部13は、上記引掛状態において、第2のTバー3の一端部31が、第1のTバー2の一側面220と対向しながら、第2のTバー3の長手方向が第1のTバー2の一側面220に対して垂直をなすように、第2のTバー3の一端部31を保持する。突起部14は、上記引掛状態において、第1のTバー2の挿入孔20に挿入する。

概要

背景

従来、天井面材と、天井面材を支持する支持フレームとなるメインTバー及び直交Tバーと、を備えたシステム天井が知られている(例えば特許文献1参照)。

特許文献1に記載のシステム天井において、直交Tバーは、Tバー接合金物ジョイナー)を用いて、メインTバーに対して直角方向に延びるように結合される。天井面材は、メインTバーと直交Tバーとで囲まれた矩形状のグリッド区画)において、各Tバーの下端にある横片に載せ掛けられて支持される。また、特許文献1に記載のシステム天井では、グリッド(区画)の縦横寸法が、予め決まっており、全て同じである。

なお、この種のシステム天井においては、天井面材に加えて、照明器具及び空調機器等の設備機器が支持フレームによって支持されることもある。

概要

施工性を向上させること。ジョイナー1は、第1のTバー2と第2のTバー3とを結合する。ジョイナー1は、状の引掛部15を有した対向部10と、第2のTバー3の一端部31を保持する保持部13と、対向部10から突出する突起部14と、を備える。対向部10は、引掛部15が第1のTバー2の頭部21に引っ掛かった引掛状態において、第1のTバー2の一側面220と対向する。保持部13は、上記引掛状態において、第2のTバー3の一端部31が、第1のTバー2の一側面220と対向しながら、第2のTバー3の長手方向が第1のTバー2の一側面220に対して垂直をなすように、第2のTバー3の一端部31を保持する。突起部14は、上記引掛状態において、第1のTバー2の挿入孔20に挿入する。

目的

本発明は上記事由に鑑みてなされ、施工性を向上させることができるジョイナー、Tバー及びシステム天井を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

長尺板形状の第1のTバーと、長尺板形状の第2のTバーと、を結合するジョイナーであって、状の引掛部を有した対向部と、前記第2のTバーの長手方向における一端部を保持する保持部と、前記対向部から突出する突起部と、を備え、前記対向部は、前記引掛部が前記第1のTバーの短手方向における一端に引っ掛かった引掛状態において、前記第1のTバーの厚み方向における一側面と対向し、前記保持部は、前記引掛状態において、前記第2のTバーの前記一端部が、前記第1のTバーの前記一側面と対向しながら、前記第2のTバーの前記長手方向が前記第1のTバーの前記一側面に対して垂直をなすように、前記第2のTバーの前記一端部を保持し、前記突起部は、前記引掛状態において、前記第1のTバーの前記一側面に貫通して形成された挿入孔に挿入することを特徴とするジョイナー。

請求項2

前記突起部は、矩形板状に形成され、矩形板状の前記突起部の厚み方向は、前記突起部の突出する方向から見て、前記突起部と前記引掛部とが並ぶ方向と交差することを特徴とする請求項1に記載のジョイナー。

請求項3

前記引掛部は、前記対向部の一方向における両端としての第1端及び第2端のうち第1端に設けられ、前記突起部は、前記対向部の前記一方向に対する中心部と、前記対向部の前記第2端と、の間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のジョイナー。

請求項4

請求項1〜3のいずれか1項に記載のジョイナーの前記突起部が抜差し可能に挿入されて前記ジョイナーの位置決めを行う前記挿入孔を複数備えた前記第1のTバーであることを特徴とするTバー。

請求項5

複数の天井面材と、複数の矩形状の第1の区画、及び縦横寸法が前記複数の第1の区画と異なる少なくとも1つの矩形状の第2の区画を形成して、前記複数の第1の区画において前記複数の天井面材をそれぞれ支持する支持フレームと、を備え、前記第2の区画を形成する前記支持フレームの少なくとも一部は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のジョイナーを少なくとも2つ用いて、前記第1のTバーを複数と、前記第2のTバーを少なくとも1つと、を結合することにより構成されることを特徴とするシステム天井

請求項6

さらに、少なくとも1つの照明器具を備え、前記支持フレームは、前記第2の区画において前記照明器具を支持することを特徴とする請求項5記載のシステム天井。

技術分野

0001

本発明は、一般にジョイナー、Tバー及びシステム天井に関し、より詳細には2つのTバーを結合するジョイナー、このジョイナーにより結合されるTバー、及びこのジョイナーを用いるシステム天井に関する。

背景技術

0002

従来、天井面材と、天井面材を支持する支持フレームとなるメインTバー及び直交Tバーと、を備えたシステム天井が知られている(例えば特許文献1参照)。

0003

特許文献1に記載のシステム天井において、直交Tバーは、Tバー接合金物(ジョイナー)を用いて、メインTバーに対して直角方向に延びるように結合される。天井面材は、メインTバーと直交Tバーとで囲まれた矩形状のグリッド区画)において、各Tバーの下端にある横片に載せ掛けられて支持される。また、特許文献1に記載のシステム天井では、グリッド(区画)の縦横寸法が、予め決まっており、全て同じである。

0004

なお、この種のシステム天井においては、天井面材に加えて、照明器具及び空調機器等の設備機器が支持フレームによって支持されることもある。

先行技術

0005

特開2008−297792号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に記載のシステム天井では、設置する設備機器の寸法が、グリッド(区画)の縦横寸法よりも大きい場合、一部のグリッド(区画)の縦横寸法だけを変更する必要がある。しかし、特許文献1に記載のシステム天井では、一部のグリッド(区画)の縦横寸法だけを変更するために、Tバーを移設すること、あるいは新たにTバーを増設することは容易ではなかった。

0007

本発明は上記事由に鑑みてなされ、施工性を向上させることができるジョイナー、Tバー及びシステム天井を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の一態様に係るジョイナーは、長尺板形状の第1のTバーと、長尺板形状の第2のTバーと、を結合する。前記ジョイナーは、状の引掛部を有した対向部と、前記第2のTバーの長手方向における一端部を保持する保持部と、前記対向部から突出する突起部と、を備える。前記対向部は、前記引掛部が前記第1のTバーの短手方向における一端に引っ掛かった引掛状態において、前記第1のTバーの厚み方向における一側面と対向する。前記保持部は、前記引掛状態において、前記第2のTバーの前記一端部が、前記第1のTバーの前記一側面と対向しながら、前記第2のTバーの前記長手方向が前記第1のTバーの前記一側面に対して垂直をなすように、前記第2のTバーの前記一端部を保持する。前記突起部は、前記引掛状態において、前記第1のTバーの前記一側面に貫通して形成された挿入孔に挿入する。

0009

本発明の一態様に係るTバーは、上記ジョイナーの前記突起部が抜差し可能に挿入されて前記ジョイナーの位置決めを行う前記挿入孔を複数備えた前記第1のTバーである。

0010

本発明の一態様に係るシステム天井は、複数の天井面材と、支持フレームと、を備える。前記支持フレームは、複数の矩形状の第1の区画、及び縦横寸法が前記複数の第1の区画と異なる少なくとも1つの矩形状の第2の区画を形成して、前記複数の第1の区画において前記複数の天井面材をそれぞれ支持する。前記第2の区画を形成する前記支持フレームの少なくとも一部は、上記ジョイナーを少なくとも2つ用いて、上記第1のTバーを複数と、上記第2のTバーを少なくとも1つと、を結合することにより構成される。

発明の効果

0011

本発明は、施工性を向上させることができる、という利点がある。

図面の簡単な説明

0012

図1は、本発明の実施形態に係るジョイナーの斜視図である。
図2Aは、同上のジョイナーの正面図であり、図2Bは、同上のジョイナーの平面図であり、図2Cは、同上のジョイナーの左側面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る第1のTバーの側面図である。
図4は、同上の第1のTバーを示し、第1のTバーに2つのジョイナーを用いて2つの第2のTバーが結合された状態の斜視図である。
図5は、本発明の実施形態に係るシステム天井の斜視図である。

実施例

0013

(実施形態)
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図1〜5中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。

0014

本実施形態のジョイナー1は、長尺板形状の第1のTバー2(図3及び図4参照)と長尺板形状の第2のTバー3(図4参照)とを互いに結合するための金具である。ジョイナー1は、図1及び図2A〜2Cに示すように、鉤状の引掛部15を有した対向部10と、第2のTバー3の長手方向における一端部31を保持する保持部13と、対向部10から突出する突起部14と、を備える。

0015

対向部10は、引掛部15が第1のTバー2の短手方向における一端(頭部21)に引っ掛かった引掛状態において第1のTバー2の厚み方向における一側面220と対向する。つまり、第1のTバー2が、天井スラブ吊りボルトに固定されているとき、上記引掛状態において、引掛部15は、天井スラブと対向する。

0016

保持部13は、上記引掛状態において、第2のTバー3の一端部31が、第1のTバー2の一側面220と対向しながら、第2のTバー3の長手方向が第1のTバー2の一側面220に対して垂直をなすように、第2のTバー3の一端部31を保持する。要するに、第2のTバー3は、保持部13によって第1のTバー2に対して直角方向に延びるように結合される。

0017

突起部14は、上記引掛状態において、第1のTバー2の一側面220に貫通して形成された挿入孔20に挿入する。

0018

本実施形態のTバー(すなわち、第1のTバー2)は、図3に示すように、ジョイナー1の突起部14が抜差し可能に挿入されてジョイナー1の位置決めを行う挿入孔20を複数備える。つまり、1つのジョイナー1の突起部14が、複数の挿入孔20に対して選択的に挿入可能である。なお、図3に示す例では、合計4つの挿入孔20が形成されているが、この数は特に限定されるものではない。

0019

ここで言う第1のTバー2は、天井スラブの吊りボルトに固定されて長手方向における寸法が比較的長い、所謂「メインTバー」であってもよい。あるいは、第1のTバー2は、比較的短い寸法を有し、隣り合う2つのメインTバーを架け渡すようにメインTバーに対して直角方向に延びるように結合される所謂「クロスTバー」であってもよい。

0020

一方、第2のTバー3は、「補助Tバー」に相当する。「補助Tバー」は、「メインTバー」に対して直角方向に延びるように結合されてもよいし、「クロスTバー」に対して直角方向に延びるように結合されてもよい。更に「補助Tバー」は、別の「補助Tバー」に対して直角方向に延びるように結合されてもよい。ただし、「補助Tバー」は、その長手方向における両端部の少なくとも一方(一端部31)がジョイナー1(の保持部13)によって保持されるものである。

0021

また、本実施形態では、第1のTバー2が複数の挿入孔20を有しているが、第2のTバー3も同様に複数の挿入孔20を有していてもよい。要するに、ジョイナー1の引掛部15が第2のTバー3に引っ掛かり、当該ジョイナー1の保持部13が別の第2のTバー3を保持してもよい。

0022

本実施形態のシステム天井5は、図5に示すように、複数の天井面材50Aと、支持フレーム52と、を備える。支持フレーム52は、複数の矩形状の第1の区画51A、及び縦横寸法が複数の第1の区画51Aと異なる少なくとも1つの矩形状の第2の区画51Bを形成して、複数の第1の区画51Aにおいて複数の天井面材50Aをそれぞれ支持する。第2の区画51Bを形成する支持フレーム52の少なくとも一部は、上記ジョイナー1を少なくとも2つ用いて、上記第1のTバー2を複数と、上記第2のTバー3を少なくとも1つと、を結合することにより構成される。

0023

(2)詳細
(2.1)ジョイナー
以下、ジョイナー1の構成について、図1図2A〜2C、及び図4を参照して詳しく説明する。

0024

以下の説明では、図1に示すx,y,zをそれぞれ指す矢印の方向をそれぞれ、x軸方向の一方向、y軸方向の一方向、z軸方向の一方向と規定して説明する。なお、y軸方向は、突起部14の突出する方向から見て、突起部14と引掛部15とが並ぶ方向と平行である。言い換えると、ジョイナー1が、天井スラブの吊りボルトに固定された第1のTバー2に引っ掛かった状態(以下、引掛状態と称する)にあるとき、y軸方向は、鉛直方向と平行である。x軸方向は、保持部13が対向部10から延び出る方向と平行である。言い換えると、ジョイナー1が第1のTバー2と第2のTバー3とを結合した状態にあるとき、x軸方向は、第2のTバー3の長手方向と平行である。y軸方向及びx軸方向は、z軸方向と直交する平面において互いに直交する。

0025

ジョイナー1は、図1及び図2A〜2Cに示すように、例えば亜鉛鋼板に折り曲げ加工を施すことによって、全体として略L字板形状に形成されている。ジョイナー1は、対向部10と、保持部13と、を一体的に備える。

0026

対向部10は、略矩形板状に形成されており、一方向(y軸方向)における両端としての第1端11及び第2端12のうち第1端11に、鉤状の引掛部15を備える。

0027

具体的には、対向部10は、図1及び図2A〜2Cに示すように、略矩形板状に形成された第1対向片10Aと略矩形板状に形成された第2対向片10Bとが、y軸方向に沿って互いに連結することによって構成される。すなわち、第1対向片10A及び第2対向片10Bは、平面視(x軸方向から見て)互いにy軸方向に沿って並ぶ。

0028

ただし、第2対向片10Bと隣接する第1対向片10Aの一端部分は、x軸方向の逆方向側に傾斜するように折り曲げられている。そのため、第1対向片10Aのx軸方向と直交する平坦な一表面100A(図2A参照)は、第2対向片10Bの平坦な一表面100B(図2A参照)よりもx軸の一方向側に位置する。要するに、第1対向片10Aの一表面100A及び第2対向片10Bの一表面100Bは、互いに面一ではない。

0029

第1対向片10Aは、対向部10のy軸方向における略中心よりにもy軸方向の一方向側に位置し、第2対向片10Bは、当該中心よりにもy軸方向の逆方向側に位置する。第1対向片10Aのy軸方向の一方向側における先端部分が、第1端11に相当する。また、第2対向片10Bのy軸方向の逆方向側における先端部分が、第2端12に相当する。

0030

引掛部15は、第1端11からz軸方向における第1端11の両端にわたってx軸方向の逆方向側に突出し、更に、y軸方向の逆方向に突出することで構成されている。要するに、引掛部15は、z軸方向から見て逆J字状に形成されていて、y軸方向の逆方向側に開放された凹所15Aを有している。

0031

そして、引掛部15の凹所15Aのx軸方向における幅寸法は、図4に示すように凹所15Aに第1のTバー2の頭部21が嵌まり合う程度に、頭部21の幅寸法よりも少し大きく形成されている。すなわち、ジョイナー1は、引掛部15が第1のTバー2の頭部21に引っ掛かることで、第1のTバー2に保持される。なお、図4に示すように、引掛状態において、第1対向片10Aは、第1のTバー2の頭部21の一側面210と対向し、第2対向片10Bは、第1のTバー2の腹部22の一側面220と対向する。

0032

また、対向部10は、第1かしめ片100を備える。第1かしめ片100は、x軸方向から見て対向部10の略中心に設けられている。具体的には、図2Cに示すように、x軸方向から見て概ね逆U字形状に貫通する貫通孔16が、第1対向片10A及び第2対向片10Bにわたって設けられることで、y軸方向の一方向側に向かって細長板状に延びる第1かしめ片100が形成されている。ただし、第1かしめ片100は、引掛状態のときにその先端が第1のTバー2と向かい合うように、z軸方向から見てL字状に折り曲げられている。なお、第1かしめ片100の先端には、引掛状態で第1かしめ片100がかしめられたときに第1のTバー2の腹部22に食い込む3つの山部が形成されている。

0033

更に、本実施形態の対向部10は、図1及び図2A〜2Cに示すように、矩形板状に形成された突起部14を備える。この突起部14は、対向部10からx軸方向の逆方向側に突出している。突起部14は、引掛状態において、第1のTバー2の一側面220に形成された挿入孔20に挿入する。すなわち、ジョイナー1は、引掛状態において、突起部14が挿入孔20に挿入されることにより、第1のTバー2の長手方向に対するスライド移動規制される。

0034

具体的には、突起部14は、対向部10のy軸方向に対する中心部と、第2端12と、の間に設けられている。言い換えれば、突起部14は、第2対向片10Bに設けられている。また、突起部14は、第2対向片10Bにおいて、第2対向片10Bのz軸方向における中心部よりもz軸方向の逆方向側に設けられている。突起部14は、第2対向片10Bの一部に例えば切り曲げ加工によって第2対向片10Bに対して直角をなすよう形成されている。このとき、本実施形態においては、突起部14の厚み方向は、突起部14の突出する方向(x軸方向)から見て、突起部14と引掛部15とが並ぶ方向(y軸方向)と交差する。

0035

保持部13は、全体として略矩形板状に形成されており、第2のTバー3の一端部31(図4参照)を保持するように構成されている。保持部13は、対向部10の第2対向片10Bのz軸方向における一端からx軸方向の一方向(x軸方向)に延び出ている。つまり、保持部13は、第2対向片10Bに対して直角をなすように形成されている。そして、保持部13は、挟み部103と、第2かしめ片101と、第3かしめ片102と、を備える。

0036

挟み部103は、x軸方向において対向部10と隣接する保持部13の一端に設けられている。挟み部103は、例えば切り曲げ加工によって、x軸方向の一方向側に延びる細長帯板状に形成されている。ただし、図2Bに示すように、保持部13の平坦な一表面104(z軸方向の逆方向側を向く面)と挟み部103との間に隙間が形成されている。つまり、第2のTバー3の後述する腹部33(図4参照)の長手方向における一端が、当該隙間に対してx軸方向の逆方向に沿って挿入可能となっている。なお、挟み部103のx軸方向における先端は、第2のTバー3の腹部33が挿入し易いように、z軸方向の逆方向側へ曲げられている。

0037

詳細は後で説明するが、保持部13のy軸方向における一端105が、第2のTバー3の頭部32にある窪み32Aに嵌まり込んだ状態で、第2のTバー3の腹部33が上記隙間に挿入されることで、第2のTバー3が保持部13に保持される。

0038

第2及び第3かしめ片101,102は、一端105において、x軸方向に沿って互いに並ぶように設けられている。第2及び第3かしめ片101,102の各々は、一端105の一部が切り欠かれることで、y軸方向の一方向に沿って延びる細長板状に形成されている。ただし、第2及び第3かしめ片101,102の各々は、第2のTバー3が保持部13に保持されている状態において、その先端が第2のTバー3と向かい合うように、x軸方向から見てL字状に折り曲げられている。

0039

第2及び第3かしめ片101,102の各々は、その先端に3つの山部を備える。第2のTバー3が保持部13に保持されている状態において、第2及び第3かしめ片101,102の各々がかしめられることで当該山部が第2のTバー3の腹部33に食い込む。

0040

(2.2)第1のTバー
以下、第1のTバー2の構成について、図3及び図4を参照して詳しく説明する。

0041

第1のTバー2は、図3に示すように、長尺板形状に形成されており、腹部22と、頭部21と、底部23と、を備える。腹部22、頭部21及び底部23は、例えば1枚の亜鉛鋼板に折り曲げ加工を施すことによって形成されている。ただし、システム天井5が実際に例えばオフィスビル内に設置されているとき、底部23は、部分的にオフィス空間側に露出する。したがって、底部23の露出する部分は、意匠性を考慮して、カラー鋼板によって覆われている。

0042

以下の説明では、第1のTバー2がシステム天井5として設置されているときの上下方向を基準として、第1のTバー2の方向を規定して説明する。例えば、第1のTバー2の短手方向は、上下方向に一致する。

0043

第1のTバー2の腹部22は、図3に示すように、一方向(図3では左右方向)に沿って長尺板形状に形成されている。また、腹部22には、一対の挿入孔20(20A,20B)が複数組、所定の間隔で設けられている(図3では2組のみ図示)。

0044

各挿入孔20は、腹部22の一側面220に対して垂直な方向に貫通する。各挿入孔20は、上下方向に沿って長く延びるスリット状に形成されている。各挿入孔20は、第1のTバー2の上下方向における中心よりも下方に配置されている。ジョイナー1の突起部14は、ジョイナー1の引掛部15が第1のTバー2に引っ掛けられる際に、複数の挿入孔20のうちのいずれかに抜差し可能に挿入される。

0045

なお、第1のTバー2は、「メインTバー」として用いる場合、第1のTバー2の腹部22には、図3に示すように、一対の受け部24(24A,24B)が複数組設けられていてもよい(図3では2組のみ図示)。各受け部24には、「クロスTバー」の先端に設けられたL字金具の先端が、腹部22の長手方向に沿ってスライド挿入される。上記クロスTバーは、L字金具の先端が受け部24へ挿入されることで、「メインTバー」である第1のTバー2に対して直角をなすように保持される。ただし、第1のTバー2は、「クロスTバー」として用いる場合、受け部24を備えていなくてもよく、代わりに長手方向の両端の各々に上記L字金具を備えていてもよい。

0046

また、第1のTバー2は、「メインTバー」として用いる場合、その長手方向の寸法が比較的長く形成されてもよいし、「クロスTバー」として用いる場合、その長手方向の寸法が比較的短く形成されてもよい。要するに、第1のTバー2の長手方向における寸法は、用途に応じて適宜に設計変更されてよい。

0047

挿入孔20及び受け部24について、図3の例を用いて更に詳しく説明する。なお、以下の説明では、図3において、腹部22の長手方向における中心よりも左側に配置された受け部24Aと受け部24Bとの中間点をP1とし、上記中心よりも右側に配置された受け部24Aと受け部24Bとの中間点をP4とする。また、上記中心よりも左側に配置された挿入孔20Aと挿入孔20Bとの中間点をP2とし、上記中心よりも右側に配置された挿入孔20Aと挿入孔20Bとの中間点をP3とする。

0048

中間点P1と中間点P4との間の距離D1は、一例として600[mm]である。この距離D1は、使用される(後述の)天井面材50Aの縦横寸法と同じである。この例の場合、天井面材50Aの縦横寸法も、600[mm]×600[mm]である。要するに、複数組の受け部24が配置される間隔は、天井面材50Aの縦横寸法に依存する。

0049

中間点P1と中間点P2との間の距離D2は、200[mm]である。また、中間点P2と中間点P3との間の距離D3は、200[mm]である。また、中間点P3と中間点P4との間の距離D4は、200[mm]である。つまり、中間点P1と中間点P4との間において、2組の挿入孔20は、200[mm]の間隔で配置されている。そして、ジョイナー1の突起部14が複数の挿入孔20のうちのいずれかに選択的に挿入されることで、第1のTバー2の長手方向に対するジョイナー1の位置決めが行われる。

0050

なお、挿入孔20の数は特に限定されず、例えば1つでもよい。ただし、挿入孔20の数は、適度に多い方が、第1のTバー2に対するジョイナー1の設置位置の選択肢を増やすことができる。例えば、挿入孔20は、受け部24付近にも設けられていてもよい。

0051

ところで、各組の対となる2つの挿入孔20A,20Bは、互いに所定の距離L1(図3参照)を空けて第1のTバー2の長手方向に沿って並んでいる。この所定の距離L1は、ジョイナー1のz軸方向における突起部14から保持部13までの距離の略2倍に等しい。

0052

そのため、図4に示すように2つのジョイナー1(1A、1B)の引掛部15が互いに隣接して配置されるとき、ジョイナー1A及び1Bにそれぞれ保持された2つの第2のTバー3(3A,3B)が上下方向から見て一直線上に並ぶように配置可能である。なお、図4では、ジョイナー1(1A)は、対向部10が第1のTバー2の一側面220と対向した状態で、引掛部15が第1のTバー2に引っ掛けられている。一方、ジョイナー1(1B)は、対向部10が第1のTバー2の一側面220の反対側の側面と対向した状態で、引掛部15が第1のTバー2に引っ掛けられている。

0053

第1のTバー2の頭部21は、図3及び図4に示すように、腹部22の上端に一体的に設けられている。頭部21は、全体として両端が開口した中空の細長直方体形状に形成されていて、その長手方向は、腹部22の長手方向と平行である。頭部21の長手方向における寸法は、腹部22の長手方向における寸法と同じである。頭部21は、例えば天井スラブの吊りボルトに固定されたTハンガーに対してビス止めにより固定されてもよい。

0054

また、頭部21の一面(下面)には、上方に窪んだ一対の窪み21A,21Bが設けられている。窪み21A,21Bの各々は、頭部21の長手方向における両端間にわたって形成されている。窪み21A,21Bは、腹部22によって互いに隔てられている。

0055

第1のTバー2の底部23は、図3及び図4に示すように、下面が開口した細長直方体形状に形成されている。底部23の長手方向における寸法は、腹部22及び頭部21の長手方向における寸法と同じである。具体的には、底部23は、図4に示すように、一対のフランジ23A,23Bによって構成されている。

0056

フランジ23A,23Bの各々は、折り曲げ加工によって、底部23の長手方向に沿って見たときに略J字形状に形成されている。そして、フランジ23A,23Bは、互いの開口する面が対向し合うように配置されている。なお、図4に示すように、頭部21の窪み21Aと対向するフランジ23Aの一面が、天井面材50の周縁部と接触するための接触面230Aとなる。また、頭部21の窪み21Bと対向するフランジ23Bの一面が、天井面材50の周縁部と接触する接触面230Bとなる。

0057

(2.3)第2のTバー
以下、第2のTバー3の構成について、図4を参照して詳しく説明する。

0058

第2のTバー3は、図4に示すように、長尺板形状に形成されており、腹部33と、頭部32と、底部34と、を備える。腹部33、頭部32及び底部34は、例えば1枚の亜鉛鋼板に折り曲げ加工を施すことによって形成されている。ただし、システム天井5が実際に例えばオフィスビル内に設置されているとき、底部34は、部分的にオフィス空間側に露出する。したがって、底部34の露出する部分は、意匠性を考慮して、カラー鋼板によって覆われている。

0059

第2のTバー3は、「補助Tバー」に相当する。「補助Tバー」は、「メインTバー」に対して直角方向に延びるように結合されてもよいし、「クロスTバー」に対して直角方向に延びるように結合されてもよい。更に、「補助Tバー」は、別の「補助Tバー」に対して直角方向に延びるように結合されてもよい。ただし、「補助Tバー」は、その長手方向における両端部の少なくとも一方(一端部31)が、ジョイナー1(の保持部13)によって保持されるものである。

0060

なお、第2のTバー3の腹部33、頭部32及び底部34は、構造的に第1のTバー2の腹部22、頭部21及び底部23と、それぞれ類似する。したがって、簡略化のために、これらの構成要素については適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、第2のTバー3がシステム天井5として設置されているときの上下方向を基準として、第2のTバー3の方向を規定して説明する。例えば、第2のTバー3の短手方向は、上下方向に一致する。

0061

第2のTバー3の腹部33は、一方向に沿って長尺の板形状に形成されている。また、腹部33には、第1のTバー2の腹部22と同様に、一対の挿入孔20(20A,20B)が複数組設けられていてもよい(図4では1組のみ図示)。つまり、ジョイナー1の突起部14は、ジョイナー1の引掛部15が第2のTバー3の頭部32に引っ掛けられる際に、第2のTバー3の複数の挿入孔20のうちのいずれかに抜差し可能に挿入される。

0062

なお、図示は省略するが、第1のTバー2の受け部24と同様に、第2のTバー3の腹部33にも、先端にL字金具を有するTバーを保持するための一対の受け部が複数組設けられていてもよい。

0063

第2のTバー3の頭部32は、腹部33の上端に一体的に設けられている。頭部32は、例えば天井スラブの吊りボルトに固定されたTハンガーに対してビス止めにより固定されてもよい。また、頭部32において、底部34と対向する一面(下面)には、一対の窪み32A,32Bが設けられている。

0064

第2のTバー3の底部34は、一対のフランジ34A,34Bによって構成されている。頭部32の窪み32Aと対向するフランジ34Aの一面が、天井面材50の周縁部と接触するための接触面340Aとなる。また、頭部32の窪み32Bと対向するフランジ34Bの一面が、天井面材50の周縁部と接触する接触面340Bとなる。

0065

そして、第2のTバー3は、保持部13の一端105が第2のTバー3の頭部32にある窪み32Aに嵌まり込んだ状態で、第2のTバー3の腹部33が挟み部103に挟み込まれることでジョイナー1に保持される。この保持状態において、第2のTバー3の長手方向における一端部31は、第1のTバー2の一側面220と対向し、第2のTバー3の長手方向が第1のTバー2の一側面220に対して垂直をなす。なお、第2のTバー3の長手方向における寸法は、用途に応じて適宜に設計変更されてよい。

0066

(2.4)ジョイナーを用いたTバーの結合作業
以下、2つのジョイナー1(1A,1B)を用いて、1つの第1のTバー2に、2つの第2のTバー3(3A,3B)を結合するための作業手順について、図4を参照して詳しく説明する。なお、以下の説明では、第1のTバー2は、既に天井スラブの吊りボルトに固定されたTハンガーにビス止めされていると想定する。

0067

まず、ジョイナー1Aを用いて、第1のTバー2に、第2のTバー3Aを結合するための手順について説明する。

0068

作業者は、ジョイナー1Aを、第1のTバー2の所望の位置に取り付ける。具体的には、作業者は、第1のTバー2に設けられている複数組の挿入孔20を目視し、そのうちの1組を選択し、さらに当該1組を構成する一対の挿入孔20A,20Bの一方を選択する(図示例では挿入孔20B)。そして、ジョイナー1Aの突起部14が第1のTバー2の腹部22に当たらない程度にジョイナー1Aを傾かせながら、選択した挿入孔20Bの真上に位置する第1のTバー2の頭部21を、ジョイナー1Aの引掛部15にある凹所15Aに嵌め込ませる。

0069

その後、ジョイナー1Aの突起部14が選択した挿入孔20Bに挿入するように、第1のTバー2の長手方向におけるジョイナー1Aの位置を調整しながら、ジョイナー1Aの引掛部15を回転軸としてジョイナー1Aを回転させる。そして、ジョイナー1Aの対向部10の第1対向片10Aが、頭部21の一側面210に接触し、対向部10の第2対向片10Bが、腹部22の一側面220に接触する。

0070

このとき、作業者は、ジョイナー1Aの突起部14が選択した挿入孔20Bに適切に挿入されたことを確認する。第1のTバー2の長手方向に沿ったジョイナー1Aの移動が規制されていれば、突起部14が選択した挿入孔20Bに挿入されたと言える。このようにして、ジョイナー1Aの引掛部15が第1のTバー2の頭部21に引っ掛けられる。

0071

ここで、本実施形態の矩形板状に突出した突起部14は、その厚み方向が、突起部14の突出する方向(突出方向)から見て、突起部14と引掛部15とが並ぶ方向(並び方向)と交差している。言い換えると、突起部14は、当該突出方向から見たときに、当該並び方向に沿って長く延びていて、この長手方向が、引掛部15を回転軸としたジョイナー1Aの回転の径方向と平行である。そのため、この長手方向が、当該径方向と交差する場合に比べて、突起部14を挿入孔20Bへ容易に挿入させることができる。

0072

また、本実施形態の突起部14は、対向部10の一方向(図4では上下方向)に対する中心部と、対向部10の第2端12と、の間に設けられている。言い換えると、突起部14は、ジョイナー1Aの回転において回転軸となる引掛部15から、比較的離れた位置に配置されている。そのため、突起部14が引掛部15から比較的近い位置に配置されている場合(例えば、上記中心部と対向部10の第1端11との間に設けられている場合)に比べて、突起部14を挿入孔20Bへ容易に挿入させることができる。

0073

なお、作業者は、かしめ工具を用いて、ジョイナー1Aの第1かしめ片100全体が上下方向に対して略平行になる程度にかしめて(図4参照)、ジョイナー1Aを第1のTバー2に強く固定してもよい。

0074

そして、作業者は、第2のTバー3Aを、第1のTバー2に引っ掛けられているジョイナー1Aに取り付ける。具体的には、作業者は、第2のTバー3Aをその短手方向が上下方向向くように把持し、ジョイナー1Aの保持部13の一端105が第2のTバー3Aの一端部31から窪み32Aに挿入されるように、第2のTバー3Aをジョイナー1Aに押し込む。そして、第2のTバー3Aの腹部33の一側面330を保持部13の一表面104(図1参照)に沿わせながら、第2のTバー3Aの一端部31を、保持部13の一表面104と挟み部103との間にスライド挿入する。その結果、第2のTバー3Aの一端部31がジョイナー1Aの保持部13に保持される。

0075

なお、作業者は、かしめ工具を用いて、ジョイナー1Aの第2かしめ片101及び第3かしめ片102全体が上下方向に対して略平行になる程度にかしめて(図4参照)、ジョイナー1Aを第2のTバー3Aに強く固定してもよい。

0076

続いて、ジョイナー1Bを用いて、第1のTバー2に、第2のTバー3Bを結合するための手順について説明する。なお、ジョイナー1Bを用いた作業手順は、基本的に上述のジョイナー1Aを用いた作業手順と同じため、以下では、差異のある点のみ説明する。

0077

作業者は、ジョイナー1Bを、第1のTバー2の所望の位置に取り付ける。ここで図4の例のように、ジョイナー1Bの突起部14が挿入される挿入孔20として、ジョイナー1Aの突起部14が挿入された挿入孔20Bと対になっている挿入孔20A(図4では不図示)が選択されてもよい。この場合、作業者は、ジョイナー1Bの対向部10が、第1のTバー2の一側面220とは反対側の側面と対向するように、ジョイナー1Bを第1のTバー2の頭部21に引っ掛ける。そして、作業者は、第2のTバー3Bを、第1のTバー2に引っ掛けられているジョイナー1Bに取り付ける。

0078

このように、ジョイナー1A及び1Bを用いて第1のTバー2に結合された第2のTバー3A及び3Bは、図4に示すように、第1のTバー2に対して直角方向に延びるように結合される。つまり、第2のTバー3A及び3Bは、上下方向から見たときに、一直線上に並ぶ。

0079

そして、上述の通り、作業者は、第1のTバー2の挿入孔20を目印としてジョイナー1を取り付けることができる。特に、複数の挿入孔20は、第1のTバー2に対して予め決められた間隔で配置されている。そのため、作業者が第2のTバー3を第1のTバー2に取り付ける際に、取付位置を決定するために別途距離を測定するといった作業が不要になる。

0080

要するに、ジョイナー1が突起部14を有し、第1のTバー2が挿入孔20を有しているため、ジョイナー1の取り付けが容易であり、更にジョイナー1の位置決めも容易となる。また、ジョイナー1の突起部14は、挿入孔20に対して抜差し可能であるため、ジョイナー1の取り外しも容易である。その結果、第1のTバー2及び第2のTバー3の移設や増設も容易となり、施工性を向上させることができる。

0081

なお、上記手順では、先にジョイナー1が第1のTバー2に取り付けられてから、第2のTバー3がジョイナー1に取り付けられていた。しかし、例えば、先にジョイナー1が第2のTバー3に取り付けられ、第2のTバー3を把持しながらジョイナー1を第1のTバー2に取り付けてもよい。

0082

(2.5)システム天井
以下、システム天井5の構成について、図5を参照して詳しく説明する。

0083

本実施形態のシステム天井5は、図5に示すように、例えばオフィスビル内の天井として提供され、複数の天井面材50(50A)と、支持フレーム52と、を備える。なお、図5は、システム天井5を下から見上げたときの斜視図である。

0084

複数の天井面材50Aの各々は、例えば、意匠性、不燃性吸音性断熱性等を有したロックウール化粧吸音板からなる、所謂天井パネルである。平面視における天井面材50Aの縦横寸法は、後述する第1の区画51Aの縦横寸法と同じであり、一例として600[mm]×600[mm]である。

0085

支持フレーム52は、複数の矩形状の第1の区画51(51A)を形成する。また、支持フレーム52は、複数の第1の区画51Aにおいて複数の天井面材50Aを支持する。支持フレーム52は、複数のメインTバー55及び複数のクロスTバー56が縦方向及び横方向に並ぶように互いに結合される。すなわち、システム天井5は、グリッドタイプのシステム天井を構成する。

0086

なお、第1の区画51Aの縦横寸法(一例として600[mm]×600[mm])は、システム天井5が設置される設置空間の縦横寸法(一例として7200[mm]×7200[mm])に依存する。つまり、第1の区画51Aの縦寸法の整数倍が、設置空間の縦寸法に一致するように、同じく、第1の区画51Aの横寸法の整数倍が、設置空間の横寸法に一致するように設定されている。

0087

長尺の複数のメインTバー55は、その長手方向が横方向に沿うように、縦方向に対して約600[mm]の間隔で配置されている。各メインTバー55は、例えば、欄「(2.2)第1のTバー」で説明した挿入孔20及び受け部24を有する「第1のTバー2」である。ただし、複数のメインTバー55のいくつかは、挿入孔20を有さないTバーであってもよい。

0088

各メインTバー55の長手方向における寸法は、一例として3600[mm]である。メインTバー55は、例えば天井スラブの吊りボルトに固定されたTハンガーに対してビス止めにより固定されている。設置空間の縦横寸法が、例えば、7200[mm]×7200[mm]の場合、2つのメインTバー55が、専用の取付金具によって、一直線上に並ぶように互いに連結されてもよい。

0089

長尺の複数のクロスTバー56は、その長手方向が縦方向に沿うように(つまり、メインTバー55に対して直角をなすように)、横方向に対して約600[mm]の間隔で配置されている。クロスTバー56は、例えば、欄「(2.2)第1のTバー」で説明した挿入孔20及びL字金具を有する「第1のTバー2」である。ただし、複数のクロスTバー56のいくつかは、挿入孔20を有さないTバーであってもよい。

0090

各クロスTバー56の長手方向における寸法は、一例として600[mm]である。各クロスTバー56の両端にあるL字金具の先端が、隣り合う2つのメインTバー55の受け部(第1のTバー2の受け部24)にスライド挿入されることで、各クロスTバー56は、隣り合う2つのメインTバー55を架け渡すように結合される。

0091

各第1の区画51Aは、隣り合う2つのクロスTバー56と、当該2つのクロスTバー56が結合されている2つのメインTバー55と、によって構成されている。各天井面材50Aの周縁部は、対応する第1の区画51Aを形成する2つのクロスTバー56及び2つのメインTバー55の各々のフランジ(図4の第1のTバー2のフランジ23A,23Bを参照)の上に載せられる。

0092

ここで、本実施形態のシステム天井5は、更に、比較的長尺の照明器具53(設備機器)を備える。この照明器具53の横寸法は、上述した第1の区画51Aの横寸法よりも2倍程度大きい。従来では、設置する設備機器が、予め定められている区画よりも大きい場合、一部の区画の縦横寸法だけを変更するためにTバーを移設すること、あるいは新たにTバーを増設することは容易ではなかった。

0093

そこで、本実施形態の支持フレーム52は、照明器具53の縦横寸法に対応する矩形状の第2の区画51(51B)を更に形成している。具体的には、所望の隣り合う2つ分の区画51Aが、補助Tバー57,58によって、1つの矩形状の第2の区画51(51B)と、2つの矩形状の第3の区画51(51C)とに区分けされている。

0094

第2の区画51Bの横寸法は、一例として、2つ分の区画51Aの横寸法に相当し、第2の区画51Bの縦寸法は、一例として、1つ分の区画51Aの縦寸法の約3分の1に相当する。要するに、第2の区画51Bの縦横寸法は、照明器具53の縦横寸法と略等しい。2つの第3の区画51Cの縦横寸法は、互いに同じである。

0095

なお、システム天井5は、2つの第3の区画51Cにそれぞれ対応する2つの天井面材50(50B)を更に備えている。2つの天井面材50Bは、ロックウール化粧吸音板からなる。各天井面材50Bの縦横寸法は、他の天井面材50Aに比べて小さい。

0096

補助Tバー57は、欄「(2.3)第2のTバー」で説明した挿入孔20を有する「第2のTバー3」である。補助Tバー57の長手方向における寸法は、一例として1200[mm]である。補助Tバー57は、欄「(2.1)ジョイナー」で説明したジョイナー1を2つ(図5では不図示)用いて、2つのクロスTバー56を架け渡すように結合されている。

0097

具体的には、例えば、一方のジョイナー1の引掛部15が一方のクロスTバー56の頭部に引っ掛けられた状態で、当該一方のジョイナー1の保持部13によって、補助Tバー57の一端が保持されている。同様に、他方のジョイナー1の引掛部15が他方のクロスTバー56の頭部に引っ掛けられた状態で、当該他方のジョイナー1の保持部13によって、補助Tバー57の他端が保持されている。

0098

このとき、各ジョイナー1の突起部14が、対応するクロスTバー56に設けられた複数の挿入孔20のうちの1つに挿入されることで、クロスTバー56に対するジョイナー1の位置決めが容易となっている。図5の例では、各ジョイナー1の突起部14は、対応するクロスTバー56の一端から約200[mm]離れた位置に設けられている挿入孔20に挿入されることになる。

0099

補助Tバー58は、例えば、欄「(2.3)第2のTバー」で説明した挿入孔20を有する「第2のTバー3」である。補助Tバー57の長手方向における寸法は、一例として400[mm]である。補助Tバー58は、欄「(2.1)ジョイナー」で説明したジョイナー1を2つ(図5では不図示)用いて、メインTバー55と補助Tバー57とを架け渡すように結合されている。

0100

具体的には、例えば、一方のジョイナー1の引掛部15がメインTバー55の頭部に引っ掛けられた状態で、当該一方のジョイナー1の保持部13によって、補助Tバー58の一端が保持されている。同様に、他方のジョイナー1の引掛部15が補助Tバー57の頭部に引っ掛けられた状態で、当該他方のジョイナー1の保持部13によって、補助Tバー58の他端が保持されている。

0101

このとき、各ジョイナー1の突起部14が、対応するメインTバー55(又は補助Tバー57)に設けられた複数の挿入孔20のうちの1つに挿入されることで、メインTバー55(又は補助Tバー57)に対するジョイナー1の位置決めが容易となっている。図5の例では、各ジョイナー1の突起部14は、メインTバー55の受け部24(図3参照)付近(又は補助Tバー57の長手方向における中心位置)に設けられている挿入孔20に挿入されることになる。

0102

なお、補助Tバー58は、一端にL字金具を備え、当該L字金具が、メインTバー55の受け部24(図3参照)にスライド挿入されることで、メインTバー55に結合されてもよい。この場合、補助Tバー58は、補助Tバー57に対してのみ、ジョイナー1によって結合されてもよい。

0103

このように、所定の区画(第1の区画51A)に対して一部の区画の縦横寸法だけ変更を要する場合であっても、突起部14を有するジョイナー1、及び挿入孔20を有するTバー55〜58によって、区画の変更を容易に実現することができる。特に、システム天井5の設置後に、比較的大きい寸法を有した設備機器を新たに増設したり、既存の設備機器を移設(レイアウト変更)したりする場合に、Tバーの移設、増設を容易に実現することができる。したがって、システム天井5の施工性を向上させることができる。

0104

なお、図示例では、システム天井5は、設備機器の一例として1つの照明器具53を備えているが、2つ以上の照明器具53を備えていてもよいし、照明器具53以外に、例えば1又は複数の空調機器等を備えていてもよい。

0105

(3)利点
以上説明したように、第1の態様に係るジョイナー1は、長尺板形状の第1のTバー2と、長尺板形状の第2のTバー3と、を結合する。ジョイナー1は、鉤状の引掛部15を有した対向部10と、第2のTバー3の長手方向における一端部31を保持する保持部13と、対向部10から突出する突起部14と、を備える。対向部10は、引掛部15が第1のTバー2の短手方向における一端(頭部21)に引っ掛かった引掛状態において、第1のTバー2の厚み方向における一側面220と対向する。保持部13は、上記引掛状態において、第2のTバー3の一端部31が、第1のTバー2の一側面220と対向しながら、第2のTバー3の長手方向が第1のTバー2の一側面220に対して垂直をなすように、第2のTバー3の一端部31を保持する。突起部14は、上記引掛状態において、第1のTバー2の一側面220に貫通して形成された挿入孔20に挿入する。

0106

この構成によれば、第1のTバー2に対して、ジョイナー1の取り付け及び取り外しが容易となり、更にジョイナー1の位置決めも容易となる。したがって、ジョイナー1を用いて第2のTバー3を第1のTバー2に結合する作業が容易となり、Tバーの移設及び増設を容易に行うことができる。よって、施工性を向上させることができる。

0107

また、第2の態様に係るジョイナー1は、第1の態様において、突起部14は、矩形板状に形成されることが好ましい。この場合、矩形板状の突起部14の厚み方向は、突起部14の突出する方向から見て、突起部14と引掛部15とが並ぶ方向と交差することが好ましい。

0108

この構成によれば、挿入孔20に対して、ジョイナー1の突起部14を容易に挿入することができる。

0109

また、第3の態様に係るジョイナー1は、第1又は第2の態様において、引掛部15は、対向部10の一方向における両端としての第1端11及び第2端12のうち第1端11に設けられていることが好ましい。この場合、突起部14は、対向部10の上記一方向に対する中心部と、対向部10の第2端12と、の間に設けられていることが好ましい。

0110

この構成によれば、挿入孔20に対して、ジョイナー1の突起部14を容易に挿入することができる。

0111

第4の態様に係るTバーは、第1〜第3のいずれかの態様におけるジョイナー1の突起部14が抜差し可能に挿入されてジョイナー1の位置決めを行う挿入孔20を複数備えた第1のTバー2である。

0112

この構成によれば、ジョイナー1の取り付け及び取り外しが容易となり、更にジョイナー1の位置決めも容易となるため、Tバーの移設及び増設も容易に行うことができる。したがって、施工性を向上させることができる。特に、挿入孔20が複数設けられているため、作業者は、複数の挿入孔20の中から所望の挿入孔20を選択して、ジョイナー1の突起部14を挿入することができる。

0113

第5の態様に係るシステム天井5は、複数の天井面材50Aと、支持フレーム52と、を備える。支持フレーム52は、複数の第1の区画51A、及び縦横寸法が複数の第1の区画51Aと異なる少なくとも1つの第2の区画51Bを形成して、複数の第1の区画51Aにおいて複数の天井面材50Aをそれぞれ支持する。第2の区画51Bを形成する支持フレーム52の少なくとも一部は、上記ジョイナー1を少なくとも2つ用いて、上記第1のTバー2を複数と、上記第2のTバー3を少なくとも1つと、を結合することにより構成される。

0114

この構成によれば、複数の第1の区画51Aと異なる縦横寸法を有する設備機器を設置する場合、あるいは設備機器のレイアウトの変更を行う場合に、第2の区画51Bを容易に形成することができる。したがって、施工性を向上させることができるシステム天井5を提供することができる。

0115

第6の態様に係るシステム天井5は、さらに、少なくとも1つの照明器具53を備え、支持フレーム52は、第2の区画51Bにおいて照明器具53を支持することが好ましい。

0116

この構成によれば、複数の第1の区画51Aと異なる縦横寸法を有する照明器具53を容易に設置することができる。

0117

1ジョイナー
10対向部
11 第1端
12 第2端
13 保持部
14突起部
15引掛部
2 第1のTバー
20挿入孔
21 頭部(一端)
210 一側面
3 第2のTバー
31 一端部
5システム天井
50A天井面材
51A 第1の区画
51B 第2の区画
52支持フレーム
53 照明器具

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